【実施例】
【0154】
以下に、実施例等を示し、本発明を更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定するものではない。
【0155】
実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶出はTLC(Thin Layer Chromatography,薄層クロマトグラフィー)による観察下に行われた。TLC観察においては、TLCプレートとしてメルク(Merck)社製のシリカゲル60F
254を、展開溶媒としてはカラムクロマトグラフィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検出法としてUV検出器を採用した。カラム用シリカゲルは同じくメルク社製のシリカゲルSK-85(230〜400メッシュ)、シリカゲルSK-34(70〜230メッシュ)もしくは富士シリシア化学 Chromatorex NH (200-350メッシュ)を用いた。通常のカラムクロマトグラフィーの他に、Biotage社の自動クロマトグラフィー装置(SP-1)、山善社の自動クロマトグラフィー装置(Parallel Frac FR-260)、テレダインイスコ社の自動クロマトグラフィー装置(CombiFlash Rf)を適宜使用した。尚、実施例で用いる略号は、次のような意義を有する。
mg:ミリグラム,g:グラム,mL:ミリリットル,MHz:メガヘルツ。
【0156】
以下の実施例において、核磁気共鳴(以下、
1H NMR)スペクトルは、テトラメチルシランを標準物質として、ケミカルシフト値をδ値(ppm)にて記載した。分裂パターンは一重線をs、二重線をd、三重線をt、四重線をq、多重線をmで示した。
【0157】
質量分析(以下、MS)は、FAB(Fast Atom Bombardment) 法、EI(Electron Ionization)法、もしくはESI(Electron Spray Ionization)法で行った。
【0158】
(実施例1)
[3−(1−ビフェニル−4−イルシクロプロピル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0159】
実施例1−1) 1−(4−クロロフェニル)シクロプロパンカルボヒドラジド
1−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロパンカルボン酸(9.83g,50mmol),tert−ブチルカルバゼート(7.93g,60mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(10.54g,55mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(7.43g,55mmol)、トリエチルアミン(12.65mL,125mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮した。粗精製物に4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(62.5mL)およびメタノール(200mL)を加え、室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、ジクロロメタンを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ液を減圧濃縮し、得られた粗精製物にヘキサンを加え、固体をろ取することにより標記化合物(9.06g,86%)を淡褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.06(2H,q,J=3.5Hz),1.63(2H,q,J=3.5Hz),3.79(2H,d,J=4.3Hz),6.42(1H,m),7.31-7.36(4H,m)。
【0160】
実施例1−2) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−[1−(4−クロロフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例1−1)で得た化合物(2.03g,10mmol)、7−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−メチル−5−(メチルチオ)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン(WO2008078725)(3.2g,10mmol)のn−ブタノール(50mL)溶液を140℃で7時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,ヘキサン:酢酸エチル=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(2.27g,49%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.06(3H,s),0.91(9H,s),1.17(3H,s),1.34-1.44(2H,m),1.52-1.64(2H,m),2.51(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.67(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.0Hz),3.51(2H,dd,J=16.2,10.0Hz),3.65(2H,q,J=6.1Hz),4.04(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.1Hz),4.27(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),6.99-7.05(2H,m),7.23-7.27(2H,m)。
【0161】
実施例1−3) 3−(1−ビフェニル−4−イルシクロプロピル)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例1−2)で得た化合物(232mg,0.5mmol)、フェニルボロン酸(61mg,0.5mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(23mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(17mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(186mg,0.85mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,ヘキサン:酢酸エチル=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(197mg,78%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.41-1.69(4H,m),2.49-2.58(1H,m),2.63-2.73(1H,m),3.41(2H,s),3.53(2H,dd,J=10.0,16.2Hz),4.05-4.13(1H,m),4.35(1H,ddd,J=14.6,7.9,2.2Hz),7.12-7.17(2H,m),7.31-7.37(1H,m),7.40-7.46(2H,m),7.50-7.57(4H,m)。
【0162】
実施例1−4) [3−(1−ビフェニル−4−イルシクロプロピル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
実施例1−3)で得た化合物(197mg,0.39mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(0.5mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で21時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜30:70,gradient)により精製し、標記化合物(138mg,91%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.41-1.45(1H,m),1.49-1.58(2H,m),1.62-1.66(1H,m),2.40(1H,dd,J=15.4,6.6Hz),2.60(1H,dd,J=14.9,9.5Hz),3.32(1H,d,J=15.6Hz),3.39(2H,dd,J=16.1,11.7Hz),3.62(1H,d,J=15.6Hz),4.08-4.15(1H,m),4.44(1H,dd,J=14.4,6.6Hz),7.14-7.18(2H,m),7.33-7.36(1H,m),7.41-7.45(2H,m),7.52-7.56(4H,m).
MS(ESI)m/z:392[M+H]
+。
【0163】
(実施例2)
{8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0164】
実施例2−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例1−2)で得た化合物(232mg,0.5mmol)、3−ピリジルボロン酸(61mg,0.5mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(23mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(17mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(186mg,0.85mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,ヘキサン:酢酸エチル=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(207mg,82%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.45-1.54(2H,m),1.57-1.62(1H,m),1.65-1.70(1H,m),2.56(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.71(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=17.2,10.2Hz),4.10(1H,ddd,J=14.5,8.0,2.2Hz),4.34(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),7.16-7.21(2H,m),7.35-7.38(1H,m),7.48-7.53(2H,m),7.83-7.86(1H,m),8.56-8.60(1H,m),8.80-8.82(1H,m)。
【0165】
実施例2−2) {8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例2−1)で得た化合物(207mg,0.41mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(0.5mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で21時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜30:70,gradient)により精製し、標記化合物(126mg,79%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.44-1.48(1H,m),1.50-1.54(1H,m),1.57-1.68(2H,m),2.44(1H,dd,J=14.9,5.6Hz),2.63(1H,dd,J=15.6,8.3Hz),3.32(1H,d,J=15.1Hz),3.39(2H,dd,J=18.1,11.7Hz),3.62(1H,d,J=15.1Hz),4.08-4.15(1H,m),4.44(1H,dd,J=14.6,5.4Hz),7.19-7.22(2H,m),7.35-7.39(1H,m),7.51-7.54(2H,m),7.84-7.88(1H,m),8.58-8.61(1H,m),8.80-8.83(1H,m).
MS(ESI)m/z:393[M+H]
+。
【0166】
(実施例3)
{(8S)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0167】
実施例3−0)
(7S)−7−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−1,4−チアゼパン−5−チオン
7−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−1,4−チアゼパン−5−チオン(WO2008/078725)をキラルカラム(CHIRALPAK AS-H、移動相:ヘキサン/エタノール = 70/30 (v/v)、)で2番目に溶出するピークを分取、濃縮することで、表記化合物を無色固体として得た。絶対立体配置は表記化合物を原料に実施例3に従い合成した化合物の単結晶をX線構造解析することで、その絶対立体配置をS配置と決定した。
Retention time: 6.0 min [カラム:CHRALPAK AS-H (0.46 cmI.D. x 25 mm)、移動相:ヘキサン/エタノール = 70/30 (v/v)、流速:1.0 ml/min、温度:40℃、波長:236 nm]。
【0168】
実施例3−1) (7S)−7−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−メチル−5−(メチルチオ)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン
実施例3−0)で得た化合物(2.00g,6.54mmol)をテトラヒドロフラン(11mL)に溶解し、室温で水酸化カリウム(2.16g,39.72mmol)、水(7mL)、ヨウ化メチル(2.44mL,39.27mmol)を加え、窒素雰囲気下1時間攪拌した。酢酸エチル(50mL)で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、黄色油状の標記化合物(2.17g,99%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.06(3H,s),0.07(3H,s),0.92(9H,s),1.30(3H,s),2.26(3H,s),2.63-2.78(2H,m),2.87(1H,d,J=14.5Hz),3.06(1H,d,J=14.5Hz),3.46(1H,d,J=9.4Hz),3.59(1H,d,J=9.4Hz),3.99(1H,ddd,J=13.3,7.8,2.3Hz),4.09-4.16(1H,m)。
【0169】
実施例3−2) (8S)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−[1−(4−クロロフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例3−1)で得た化合物(2.07g,6.54mmol)と実施例1−1)で得た化合物(1.38g,6.54mmol)を1−ブタノール(10mL)に溶解し、窒素雰囲気下140℃で5時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後に溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=30%〜80%)を用いて精製することにより、白色固体の標記化合物(1.27g,42%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.36-1.45(2H,m),1.53-1.58(1H,m),1.60-1.65(1H,m),2.51(1H,ddd,J=15.6,8.1,2.2Hz),2.67(1H,ddd,J=15.6,8.1,2.2Hz),3.38(2H,s),3.52(2H,q,J=9.8Hz),4.05(1H,ddd,J=14.4,8.1,2.0Hz),4.27(1H,ddd,J=14.5,7.9,2.3Hz),7.02(2H,d,J=8.8Hz),7.25(2H,d,J=8.8Hz)。
【0170】
実施例3−3) (8S)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例3−2)で得た化合物(105mg,0.23mmol)、3−ピリジルボロン酸(31mg,0.25mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(11mg,0.01mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(8mg,0.03mmol)、りん酸三カリウム(84mg,0.38mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)と水(1mL)の混合溶媒に溶解し、マイクロウエーブで140℃、2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、塩化メチレン(20mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜30%)を用いて精製することにより、淡黄色固体の標記化合物の粗精製物(110mg)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.43-1.54(2H,m),1.56-1.62(1H,m),1.65-1.71(1H,m),2.56(1H,ddd,J=15.6,8.0,2.5Hz),2.71(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=18.0,9.8Hz),4.09(1H,ddd,J=14.1,7.8,2.3Hz),4.33(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.4Hz),7.19(2H,d,J=8.2Hz),7.36(1H,ddd,J=7.8,4.7,0.8Hz),7.51(2H,d,J=8.2Hz),7.84(1H,ddd,J=7.8,2.3,1.6Hz),8.59(1H,dd,J=4.9,1.8Hz),8.82(1H,d,J=2.3Hz)。
【0171】
実施例3−4) {(8S)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例3−3)で得た化合物(110mg,0.23mmol)をメタノール(3mL)に溶解し、4M塩酸−ジオキサン溶液(0.54mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し、塩化メチレン(20mL)とメタノール(1mL)の混合溶媒に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜50%)を用いて精製することにより、白色固体の標記化合物(89mg,43%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.42-1.48(1H,m),1.49-1.56(1H,m),1.56-1.66(2H,m),2.43(1H,dd,J=15.4,5.3Hz),2.44-2.49(1H,brm),2.63(1H,dd,J=15.2,10.2Hz),3.29-3.42(3H,m),3.62(1H,d,J=15.6Hz),4.10-4.16(1H,m),4.44(1H,ddd,J=14.9,6.6,1.6Hz),7.20(2H,d,J=8.2Hz),7.36(1H,dd,J=7.8,5.1Hz),7.52(2H,d,J=8.6Hz),7.84(1H,d,J=7.8Hz),8.59(1H,dd,J=5.1,1.2Hz),8.82(1H,s).
MS(ESI)m/z:393.17483(M+H)
+。
【0172】
(実施例4)
{(8R)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0173】
実施例4−0)
(7R)−7−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−1,4−チアゼパン−5−チオン
実施例3−0)の分離条件で最初に溶出するピークを分取、濃縮することで、表記化合物を無色固体として得た。
Retention time: 4.4 min [カラム:CHRALPAK AS-H (0.46 cmI.D. x 25 mm)、移動相:ヘキサン/エタノール = 70/30 (v/v)、流速:1.0 ml/min、温度:40℃、波長:236 nm]。
【0174】
実施例4−1) (7R)−7−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−メチル−5−(メチルチオ)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン
実施例4−0)で得た化合物(2.00g,6.54mmol)をテトラヒドロフラン(11mL)に溶解し、室温で水酸化カリウム(2.16g,39.72mmol)、水(7mL)、ヨウ化メチル(2.44mL,39.27mmol)を加え、窒素雰囲気下1時間攪拌した。酢酸エチル(50mL)で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、黄色油状の標記化合物(2.09g,quant.)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.06(3H,s),0.07(3H,s),0.92(9H,s),1.30(3H,s),2.26(3H,s),2.64-2.77(2H,m),2.87(1H,d,J=14.6Hz),3.06(1H,d,J=14.6Hz),3.46(1H,d,J=9.8Hz),3.59(1H,d,J=9.8Hz),3.99(1H,ddd,J=13.3,7.9,1.8Hz),4.13(1H,ddd,J=13.2,7.8,1.5Hz)。
【0175】
実施例4−2) (8R)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−[1−(4−クロロフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例4−1)で得た化合物(2.09g,6.54mmol)と実施例1−1)で得た化合物(1.38g,6.54mmol)を1−ブタノール(10mL)に溶解し、窒素雰囲気下140℃で6時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後に溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=30%〜90%)を用いて精製することにより、白色固体の標記化合物(2.63g,87%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.35-1.45(2H,m),1.52-1.58(1H,m),1.59-1.65(1H,m),2.51(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.67(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.2Hz),3.38(2H,s),3.52(2H,dd,J=16.2,10.0Hz),4.05(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),4.27(1H,ddd,J=14.5,8.0,2.5Hz),7.02(2H,d,J=8.6Hz),7.25(2H,d,J=8.6Hz)。
【0176】
実施例4−3) (8R)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例4−2)で得た化合物(460mg,0.99mmol)、3−ピリジルボロン酸(135mg,1.09mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(45mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(33mg,0.12mmol)、りん酸三カリウム(370mg,1.68mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)と水(1mL)の混合溶媒に溶解し、マイクロウエーブで140℃、2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、塩化メチレン(100mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜30%)を用いて精製することにより、黄色固体の標記化合物(455mg,91%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3,)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.42-1.54(2H,m),1.56-1.71(2H,m),2.56(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.71(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=17.8,10.0Hz),4.09(1H,ddd,J=14.1,7.4,2.0Hz),4.33(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3H),7.19(2H,d,J=8.6Hz),7.36(1H,dd,J=7.8,5.1Hz),7.51(2H,d,J=8.6Hz),7.84(1H,ddd,J=7.8,2.3,1.6Hz),8.59(1H,dd,J=4.7,1.6Hz),8.82(1H,d,J=2.0Hz)。
【0177】
実施例4−4) {(8R)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例4−3)で得た化合物(455mg,0.93mmol)をメタノール(4mL)に溶解し、4M塩酸−ジオキサン溶液(2.24mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し、塩化メチレン(60mL)とメタノール(3mL)の混合溶媒に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜50%)を用いて精製することにより、白色固体の標記化合物(231mg,66%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.43-1.48(1H,m),1.49-1.55(1H,m),1.57-1.68(2H,m),2.29-2.38(1H,brm),2.43(1H,ddd,J=15.6,6.6,1.2Hz),2.63(1H,ddd,J=15.6,10.2,1.2Hz),3.33(1H,d,J=15.6Hz),3.38(2H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.12(1H,dd,J=14.9,9.4Hz),4.44(1H,dd,J=14.5,5.5Hz),7.20(2H,d,J=8.2Hz),7.36(1H,dd,J=7.8,4.7Hz),7.52(2H,d,J=8.2Hz),7.84(1H,dt,J=8.0,2.0Hz),8.59(1H,d,J=3.5Hz),8.82(1H,d,J=2.0Hz).
HRMS(ESI)m/z:393.1742(M+H)
+。
【0178】
(実施例5)
{8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−4−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0179】
実施例5−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−4−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例1−2)で得た化合物(232mg,0.5mmol)、4−ピリジルボロン酸(61mg,0.5mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(23mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(17mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(186mg,0.85mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜30:70,gradient)により精製し、標記化合物(174mg,69%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.44-1.54(2H,m),1.59-1.63(1H,m),1.66-1.71(1H,m),2.56(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.4Hz),2.71(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=17.2,9.8Hz),4.08(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.1Hz),4.32(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.4Hz),7.16−7.21(2H,m),7.46−7.49(2H,m),7.55−7.59(2H,m),8.64−8.67(2H,m)。
【0180】
実施例5−2) {8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−4−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例5−1)で得た化合物(174mg,0.34mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(0.43mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で21時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜30:70,gradient)により精製し、標記化合物(115mg,85%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.48(1H,m),1.51-1.56(1H,m),1.58-1.69(2H,m),2.39-2.48(1H,m),2.59-2.68(1H,m),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.41(2H,dd,J=14.7,11.9Hz),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.08-4.16(1H,m),4.42(1H,dd,J=14.3,6.1Hz),7.18-7.22(2H,m),7.45-7.49(2H,m),7.56-7.61(2H,m),8.63-8.68(2H,m).
MS(ESI)m/z:393[M+H]
+。
【0181】
(実施例6)
4’−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}−N,N−ジメチルビフェニル−4−カルボキサミド
【0182】
実施例6−1) 4’−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}−N,N−ジメチルビフェニル−4−カルボキサミド
実施例1−2)で得た化合物(232mg,0.5mmol)、4−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)フェニルボロン酸(96mg,0.5mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(23mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(17mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(186mg,0.85mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜30:70,gradient)により精製し、標記化合物(318mg,quant.)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.42-1.52(1H,m),1.56-1.61(1H,m),1.63-1.69(2H,m),2.55(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.69(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.0Hz),2.99-3.17(6H,m),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=17.4,10.0Hz),4.05-4.13(1H,m),4.34(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),7.15-7.17(2H,m),7.45-7.53(4H,m),7.56-7.61(2H,m)。
【0183】
実施例6−2) 4’−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}−N,N−ジメチルビフェニル−4−カルボキサミド
実施例6−1)で得た化合物(318mg,0.55mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(0.69mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で21時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜30:70,gradient)により精製し、標記化合物(140mg,55%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.42-1.47(1H,m),1.50-1.60(2H,m),1.62-1.67(1H,m),2.39-2.46(1H,m),2.58-2.66(1H,m),3.03(3H,s),3.13(3H,s),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.39(2H,dd,J=14.9,11.7Hz),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.09-4.15(1H,m),4.44(1H,dd,J=14.5,5.9Hz),7.15-7.20(2H,m),7.47-7.51(2H,m),7.51-7.55(2H,m),7.57-7.59(2H,m).
MS(ESI)m/z:463[M+H]
+。
【0184】
(実施例7)
(8R)−4’−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}−N,N−ジメチルビフェニル−4−カルボキサミド
【0185】
実施例52−1)で得た化合物(100mg,0.197mmol)、4−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)フェニルボロン酸(57mg,0.295mmol)、炭酸カリウム(54mg,0.393mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(45mg,39μmol)の1,2−ジメトキシエタン(2.00mL)、水(0.50mL)混合溶液を100℃で6時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却した後、水で希釈した。2−プロパノールとジクロロメタン(1:4)の混合溶媒を加え有機層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール=9/1)で精製し、標記化合物の粗精製物(157mg)を白色固体として得た。得られた粗精製物(理論量113mg,0.197mmol)のテトラヒドロフラン(1.10ml)溶液にテトラブチルアンモニウムフルオリド(1Mテトラヒドロフラン溶液,286μl,0.286mmol)を加え、室温で5.5時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンと2−プロパノール(4:1)混合溶媒を加え有機層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製して標記化合物(75mg,85%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:ppm:1.16(3H,s),1.53-1.62(4H,m),2.62(1H,ddd,J=15.7,7.1,2.6Hz),2.83(1H,ddd,J=15.6,8.0,2.5Hz),3.03(3H,s),3.12(3H,s),3.35-3.49(4H,m),4.30-4.43(2H,m),7.19-7.22(2H,m),7.37-7.40(1H,m),7.52(1H,t,J=8.0Hz),7.61-7.65(3H,m),7.70-7.73(1H,m).
MS(FAB)m/z:463[M+H]
+。
【0186】
(実施例8)
5−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド
【0187】
実施例8−1) 5−(4−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド
実施例1−2)で得た化合物(232mg,0.5mmol)、[6−(ジメチルカルバモイル)ピリジン−3−イル]ボロン酸(97mg,0.5mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(23mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(17mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(186mg,0.85mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:40,gradient)により精製し、標記化合物(120mg,42%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.43-1.55(2H,m),1.58-1.71(2H,m),2.58(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.68-2.77(1H,m),3.15(3H,s),3.16(3H,s),3.41(2H,s),3.54(2H,dd,J=17.2,10.2Hz),4.09(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.4Hz),4.33(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.4Hz),7.18-7.22(2H,m),7.51-7.55(2H,m),7.70-7.74(1H,m),7.92-7.96(1H,m),8.76-8.78(1H,m)。
【0188】
実施例8−2) 5−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−N,N−ジメチルピリジン−2−カルボキサミド
実施例8−1)で得た化合物(120mg,0.21mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(0.26mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で21時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(63mg,65%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.45-1.49(1H,m),1.51-1.56(1H,m),1.59-1.68(2H,m),2.42-2.49(1H,m),2.62-2.70(1H,m),3.14(3H,s),3.16(3H,s),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.40(2H,dd,J=15.6,11.7Hz),3.64(1H,d,J=15.2Hz),4.09-4.16(1H,m),4.40-4.48(1H,m),7.19-7.24(2H,m),7.52-7.56(2H,m),7.71-7.73(1H,m),7.92-7.97(1H,m),8.76-8.79(1H,m).
MS(ESI)m/z:464[M+H]
+。
【0189】
(実施例9)
4’−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}−N,N−ジメチルビフェニル−3−カルボキサミド
【0190】
実施例1−2)で得た化合物(232mg,0.5mmol)、3−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)フェニルボロン酸(97mg,0.5mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(23mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(17mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(186mg,0.85mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により粗精製した。得られた粗精製物(238mg,0.7mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(0.26mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で21時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(149mg,46%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.41-1.47(1H,m),1.50-1.60(2H,m),1.62-1.70(1H,m),2.42(1H,dd,J=15.6,5.9Hz),2.57-2.64(1H,m),3.01(3H,s),3.14(3H,s),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.39(2H,dd,J=16.4,11.7Hz),3.64(1H,d,J=16.4Hz),4.07-4.14(1H,m),4.45(1H,dd,J=14.7,6.1Hz),7.15-7.18(2H,m),7.36-7.39(1H,m),7.43-7.48(1H,m),7.51-7.54(2H,m),7.57-7.61(2H,m).
MS(ESI)m/z:463[M+H]
+。
【0191】
(実施例10)
{8−メチル−3−[1−(3’−メチルビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0192】
実施例1−2)で得た化合物(232mg,0.5mmol)、3−メチルフェニルボロン酸(105mg,0.77mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(23mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(17mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(186mg,0.85mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,酢酸エチル:ヘキサン=0:100〜100:0,gradient)により粗製精した。得られた粗精製物(602mg)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(0.69mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(331mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.40-1.73(4H,m),2.42(3H,s),2.36-2.43(1H,m),2.54-2.63(1H,m),3.28-3.42(3H,m),3.59-3.66(1H,m),4.05-4.14(1H,m),4.35-4.48(1H,m),7.02-7.06(1H,m),7.14-7.18(3H,m),7.27-7.37(2H,m),7.50-7.54(2H,m).
MS(ESI)m/z:406[M+H]
+。
【0193】
(実施例11)
{8−メチル−3−[1−(2’−メチルビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0194】
実施例1−2)で得た化合物(232mg,0.5mmol)、2−メチルフェニルボロン酸(105mg,0.77mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(23mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(17mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(186mg,0.85mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,ヘキサン:酢酸エチル=0:100〜100:0,gradient)により粗精製した。得られた粗精製物の4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1.7mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で21時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(251mg,88%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.43-1.49(1H,m),1.52-1.59(2H,m),1.61-1.68(1H,m),2.23(3H,s),2.36-2.44(1H,m),2.56-2.62(1H,m),3.30-3.42(3H,m),3.64(1H,d,J=15.2Hz),4.08-4.17(1H,m),4.43-4.52(1H,m),7.12-7.27(8H,m).
MS(ESI)m/z:406[M+H]
+。
【0195】
(実施例12)
{8−メチル−3−[1−(4’−メチルビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0196】
実施例12−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4’−メチルビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例1−2)で得た化合物(324mg,0.7mmol)、4−メチルフェニルボロン酸(105mg,0.77mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(32mg,0.04mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(24mg,0.08mmol)、リン酸三カリウム(260mg,1.2mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,ヘキサン:酢酸エチル=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(155mg,43%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.42-1.51(2H,m),1.54-1.59(1H,m),1.62-1.66(1H,m),2.40(3H,s),2.52(1H,ddd,J=15.6,8.0,2.2Hz),2.67(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.0Hz),3.40(2H,s),3.52(2H,dd,J=17.0,10.0Hz),4.09(1H,ddd,J=14.5,8.2,2.0Hz),4.34(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),7.13(2H,d,J=8.0Hz),7.24(2H,d,J=8.0Hz),7.45(2H,d,J=8.0Hz),7.50(2H,d,J=8.0Hz)。
【0197】
実施例12−2) {8−メチル−3−[1−(4’−メチルビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例12−1)で得た化合物(155mg,0.3mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(0.75mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で21時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(119mg,98%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.40-1.46(1H,m),1.49-1.59(2H,m),1.61-1.67(1H,m),2.37-2.45(1H,m),2.39(3H,s)2.60(1H,dd,J=15.4,8.0Hz),3.31(1H,d,J=15.2Hz),3.38(2H,dd,J=17.0,11.9Hz),3.65(1H,d,J=15.2Hz),4.07-4.14(1H,m),4.43-4.48(1H,m),7.15(2H,d,J=8.0Hz),7.24(2H,d,J=8.0Hz),7.46(2H,d,J=8.0Hz),7.52(2H,d,J=8.0Hz).
MS(ESI)m/z:406[M+H]
+。
【0198】
(実施例13)
(8−メチル−3−{1−[4’−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0199】
実施例13−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4’−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例1−2)で得た化合物(324mg,0.7mmol)、4−(ピロリジン−1−ニルカルボニル)フェニルボロン酸(32mg,0.77mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(32mg,0.04mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(23mg,0.08mmol)、リン酸三カリウム(260mg,1.19mmol)のジオキサン(2mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により140℃で2時間攪拌した。反応溶液をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(385mg,91%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR(500Hz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.42-1.53(2H,m),1.56-1.61(1H,m),1.63-1.68(1H,m),1.84-2.00(4H,m),2.55(1H,dd,J=15.5,7.9Hz),2.69(1H,dd,J=15.5,7.9Hz),3.40(2H,s),3.46-3.57(3H,m),3.64-3.73(2H,m),4.06-4.15(2H,m),4.30-4.37(1H,m),7.16(2H,d,J=8.0Hz),7.56(2H,d,J=8.0Hz),7.59-7.65(4H,m)。
【0200】
実施例13−2) (8−メチル−3−{1−[4’−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例13−1)で得た化合物(385mg,0.64mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(3mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(241mg,77%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.42-1.47(1H,m),1.50-1.67(3H,m),1.86-1.92(2H,m),1.95-2.01(2H,m),2.35(1H,t,J=6.7Hz),2.38-2.44(1H,m),2.56-2.64(1H,m),3.30-3.39(2H,m),3.48(2H,t,J=6.5Hz),3.59-3.68(4H,m),4.07-4.15(1H,m),4.41-4.48(1H,m),7.15-7.18(2H,m),7.51-7.54(2H,m),7.56-7.61(4H,m).
MS(ESI)m/z:489[M+H]
+。
【0201】
(実施例14)
{3−[1−(3−フルオロビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0202】
実施例14−1) (4−ブロモ−2−フルオロフェニル)アセトニトリル
4−ブロモ−2−フルオロベンジルブロミド(26.8g,100mmol)、ナトリウムシアニド(5.4g,110mmol)のエタノール(40ml)および水(10ml)溶液を100℃で8.5時間攪拌した。反応液を室温に冷却後反応液を減圧濃縮し、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮することにより、標記化合物(22.6g,quant.)を黒色油状物質として得た。
1H−NMR(400Hz,CDCl
3)δ:3.73(2H,s),7.27−7.38(3H,m)。
【0203】
実施例14−2) 1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)シクロプロパンカルボニトリル
実施例14−1)で得た化合物(22.6g,23.36mmol)、1−ブロモ−2−クロロエタン(18.9g,132mmol)、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(0.48g,2.34mmol)、水酸化カリウム(41.5g,739mmol)の水(40mL)溶液を40℃で9時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、1M塩酸水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,ヘキサン:酢酸エチル=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(24.6g,97%)を黒色油状物質として得た。
1H-NMR(500Hz,CDCl
3)δ:1.38(2H,m),1.70(2H,m),7.20-7.32(3H,m)。
【0204】
実施例14−3) 1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)シクロプロパンカルボン酸
実施例14−2)で得た化合物(24.6g,102mmol)、水酸化カリウム(46g,820mmol)のエタノール(200ml)および水(40ml)溶液を7時間加熱還流した。反応液を室温に冷却後、反応液が酸性になるまで5N塩酸を加えた。析出した固体をろ取し、固体を水で洗浄後乾燥することにより、標記化合物(28.7g,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3)δ:1.23(2H,m),1.72(2H,m),7.10-7.15(1H,m),7.22-7.25(2H,m)。
【0205】
実施例14−4) 1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)シクロプロパンカルボヒドラジド
実施例14−3)で得た化合物(26.55g,102.5mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(21.6g,112.7mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(17.26g,112.7mmol)、トリエチルアミン(42.9mL,307mmol)、tert−ブトキシカルボニルヒドラジド(16.3g,123mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(400mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮した。得られた粗精製物に4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(60mL)およびメタノール(300mL)を加え、室温で6.5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、ジクロロメタンを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ液を減圧濃縮し、得られた粗精製物にヘキサンを加え、固体をろ取することにより標記化合物(11.6g,42%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3)δ:1.06(2H,m),1.68(2H,m),3.60-3.68(2H,m),6.53(1H,m),7.21-7.33(3H,m)。
【0206】
実施例14−5) 3−[1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)シクロプロピル]−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例14−4)で得た化合物(2.73g,10mmol)、7−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−メチル−5−(メチルチオ)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン(3.2g,10mmol)のn−ブタノール(50mL)溶液を140℃で7時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,ヘキサン:酢酸エチル=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(2.09g,40%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500Hz,CDCl
3)δ:0.01(3H,s),0.04(3H,s),0.89(9H,s),1.14(3H,s),1.42-1.51(2H,m),1.55-1.60(1H,m),1.63-1.70(1H,m),2.53-2.60(1H,m),2.72-2.78(1H,m),3.32-3.39(2H,m),3.46-3.52(2H,m),4.17-4.23(1H,m),4.43-4.49(1H,m),7.19-7.33(3H,m)。
【0207】
実施例14−6) 3−[1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)シクロプロピル]−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例14−5)で得た化合物(421mg,0.8mmol)、フェニルボロン酸(195mg,1.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(184mg,0.16mmol)、炭酸カリウム(221mg,1.6mmol)のジメトキシエタン(3.2mL)、水(0.8mL)溶液を100℃で7.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(191mg,46%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500Hz,CDCl
3)δ:0.01(3H,s),0.04(3H,s),0.89(9H,s),1.15(3H,s),1.47-1.57(2H,m),1.57-1.63(1H,m),1.66-1.72(1H,m),2.53-2.60(1H,m),2.69-2.76(1H,m),3.36(2H,m),3.46-3.52(2H,m),4.21-4.27(1H,m),4.49-4.55(1H,m),7.23-7.25(1H,m),7.31-7.39(2H,m),7.41-7.48(3H,m),7.51-7.56(2H,m)。
【0208】
実施例14−7) {3−[1−(3−フルオロビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例14−6)で得た化合物(191mg,0.36mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(3mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(161mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3)δ:1.31(3H,s),1.45-1.50(1H,m),1.54-1.60(2H,m),1.68-1.74(1H,m),2.23(1H,brs),2.44-2.50(1H,m),2.55-2.62(1H,m),3.25-3.34(3H,m),3.58(1H,d,J=15.3Hz),4.17-4.24(1H,m),4.66-4.73(1H,m),7.24-7.28(1H,m),7.34-7.40(2H,m),7.43-7.50(3H,m),7.52-7.56(2H,m).
MS(ESI)m/z:410[M+H]
+。
【0209】
(実施例15)
{3−[1−(2−フルオロ−4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0210】
実施例15−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−[1−(2−フルオロ−4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例14−5)で得た化合物(421mg,0.8mmol)、3−ピリジルボロン酸(197mg,1.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(185mg,0.16mmol)、炭酸カリウム(221mg,1.6mmol)のジメトキシエタン(3.2mL)、水(0.8mL)溶液を100℃で6時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製することにより、標記化合物(344mg,82%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3)δ:0.02(3H,s),0.04(3H,s),0.89(9H,s),1.16(3H,s),1.48-1.63(2H,m),1.67-1.74(2H,m),2.55-2.63(1H,m),2.72-2.80(1H,m),3.36(2H,s),3.50(2H,dd,J=16.8,10.2Hz),4.20-4.28(1H,m),4.50-4.57(1H,m),7.23-7.28(1H,m),7.31-7.35(1H,m),7.36-7.40(1H,m),7.50-7.54(1H,m),7.81-7.85(1H,m),8.60-8.64(1H,m),8.79-8.82(1H,m)。
【0211】
実施例15−2) {3−[1−(2−フルオロ−4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例15−1)で得た化合物(517mg,1.0mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製することにより、標記化合物(226mg,84%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400Hz,CDCl
3)δ:1.31(3H,s),1.46-1.54(1H,m),1.56-1.64(2H,m),1.69-1.75(1H,m),2.38-2.44(1H,m),2.48-2.55(1H,m),2.59-2.67(1H,m),3.26-3.36(3H,m),3.58(1H,d,J=15.3Hz),4.19-4.26(1H,m),4.65-4.72(1H,m),7.24-7.28(1H,m),7.34-7.40(2H,m),7.54-7.56(1H,m),7.82-7.85(1H,m),8.61-8.63(1H,m),8.79-8.82(1H,m).
MS(ESI)m/z:411[M+H]
+。
【0212】
(実施例16)
{8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0213】
実施例16−1) 1−(4−ブロモフェニル)シクロプロパンカルボン酸
4−ブロモフェニルアセトニトリル(50.0g,255mmol)、1−ブロモ−2−クロロエタン(26.5mL,319mmol)、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(1.16g,5.10mol)、水酸化カリウム(100g,1.79mol)の水(100mL)溶液を50℃で3時間攪拌した。反応溶液にエタノール(400mL)を加え、100℃で3日間攪拌した。氷冷下にて5N塩酸(360mL)中へ注いで中和した。ジクロロメタンで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣にジイソプロピルエーテルを加えて沈殿を濾取し、減圧乾燥して標記化合物(50.4g,82%)を白色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.23(2H,q,J=3.7Hz),1.67(2H,q,J=3.7Hz),7.22(2H,dt,J=8.6,2.2Hz),7.43(2H,dt,J=8.6,2.2Hz)。
【0214】
実施例16−2) tert−ブチル 2−{[1−(4−ブロモフェニル)シクロプロピル]カルボニル}ヒドラジンカルボキシレート
実施例16−1)で得た化合物(25.8g,107mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(15.9g,118mmol)、トリエチルアミン(37.4mL,268mol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(22.6g,118mmol)、tert−ブトキシカルボニルヒドラジド(17.0g,129mmol)、のN,N−ジメチルホルムアミド(500mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。減圧乾燥して標記化合物(36.2g,95%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.10(2H,q,J=3.7Hz),1.45(9H,s),1.67(2H,q,J=3.7Hz),6.31(1H,brs),6.82(1H,brs),7.33-7.37(2H,brm),7.52(2H,dt,J=8.7,2.2Hz)。
【0215】
実施例16−3) 1−(4−ブロモフェニル)シクロプロパンカルボヒドラジド
実施例16−2)で得た化合物(855g, 2.41mol)、4M塩酸1,4-ジオキサン溶液(1.25L)のメタノール(6.0L)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、0℃で5M水酸化ナトリウム水溶液(500 mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣にジイソプロピルエーテルを加え、白色沈殿を濾取し、減圧乾燥して標記化合物(451g,73%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.06(2H,dd,J=6.8,3.7Hz),1.62(2H,dd,J=6.8,3.7Hz),3.80(2H,brs),6.41(1H,brs),7.27(2H,d,J=8.2Hz),7.50(2H,d,J=8.2Hz)。
【0216】
実施例16−4) 3−[1−(4−ブロモフェニル)シクロプロピル]−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
7−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−メチル−5−(メチルチオ)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン(34.4g,108mmol)、実施例16−3)で得た化合物(27.5g,108mmol)の1−ブタノール(800mL)溶液を140℃で6時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却して溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1〜1:0)で精製して標記化合物(36.3g,66%)を白色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.09(3H,s),0.11(3H,s),0.95(9H,s),1.20(3H,s),1.50-1.60(4H,m),2.67(1H,dd,J=15.6,7.3Hz),2.85(1H,dd,J=15.6,7.8Hz),3.41(2H,dd,J=34.7,15.1Hz),3.57(2H,q,J=9.8Hz),4.29(1H,dd,J=14.6,7.3Hz),4.38(1H,dd,J=14.6,7.8Hz),7.07(2H,dd,J=8.8,2.2Hz),7.49(2H,dd,J=8.8,2.0Hz)。
【0217】
実施例16−5) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(14.18g,27.89mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(14.45g,55.78mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体(2.28g,2.79mmol)、酢酸カリウム(8.21g,83.66mmol)のジオキサン(140mL)溶液を4時間加熱還流した。反応溶液を室温に冷却し、水(100mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(15.31g,99%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.17(3H,s),1.24(6H,s),1.27(6H,s),1.43-1.47(2H,m),1.58-1.63(2H,m),2.46(1H,ddd,J=15.6,7.9,2.2Hz),2.59(1H,ddd,J=15.6,7.7,1.8Hz),3.39(2H,s),3.50(1H,d,J=10.2Hz),3.53(1H,d,J=10.2Hz),4.03(1H,ddd,J=14.4,7.9,1.8Hz),4.26(1H,ddd,J=14.4,7.7,2.2Hz),7.06(2H,d,J=8.2Hz),7.72(2H,d,J=8.2Hz)。
【0218】
実施例16−6) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモピリジン(243mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で30分攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(346mg,68%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.46-1.52(2H,m),1.57-1.68(2H,m),2.47-2.56(1H,m),2.62-2.69(1H,m),3.36-3.41(2H,m),3.52(2H,dd,J=15.8,10.0Hz),4.03-4.10(1H,m),4.27-4.35(1H,m),7.15-7.20(2H,m),7.22-7.27(1H,m),7.68-7.71(1H,m),7.74-7.77(1H,m),7.90-7.94(2H,m),8.67-8.69(1H,m)。
【0219】
実施例16−7) {8−メチル−3−[1−(4−ピリジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例16−6)で得た化合物(346mg,0.68mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(254mg,95%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.31(3H,s),1.40-1.70(4H,m),2.33-2.41(1H,m),2.53-2.62(1H,m),3.27-3.40(3H,m),3.62(1H,d,J=14.9Hz),4.03-4.11(1H,m),4.37-4.44(1H,m),7.16-7.26(3H,m),7.68-7.72(1H,m),7.74-7.80(1H,m),7.91-7.95(2H,m),8.66-8.70(1H,m).
MS(ESI)m/z:393[M+H]
+。
【0220】
(実施例17)
{8−メチル−3−{1−[4−(2−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0221】
実施例17−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(2−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、3−ブロモ−2−メチルピリジン(344mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で30分攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(388mg,72%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.44-1.54(2H,m),1.57-1.62(1H,m),1.65-1.69(1H,m),2.47(3H,s),2.52-2.58(1H,m),2.65-2.73(1H,m),3.41(2H,s),3.53(2H,dd,J=17.8,10.0Hz),4.09-4.15(1H,m),4.32-4.40(1H,m),7.12-7.61(6H,m),8.48-8.51(1H,m)。
【0222】
実施例17−2) {8−メチル−3−{1−[4−(2−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例17−1)で得た化合物(388mg,0.75mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(204mg,67%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.44-1.68(4H,m),2.40-2.50(4H,m),2.57-2.65(1H,m),3.31-3.39(3H,m),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.10-4.18(1H,m),4.43-4.50(1H,m),7.15-7.20(3H,m),7.24-7.27(2H,m),7.47-7.50(1H,m),8.49-8.52(1H,m).
MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0223】
(実施例18)
{8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0224】
実施例18−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、3−ブロモ−6−メチルピリジン(344mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で30分攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(342mg,66%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.42-1.52(2H,m),1.55-1.60(1H,m),1.62-1.70(1H,m),2.52-2.62(4H,m),2.66-2.74(1H,m),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=18.2,10.0Hz),4.05-4.12(1H,m),4.29-4.36(1H,m),7.15-7.19(2H,m),7.20-7.23(1H,m),7.46-7.50(2H,m),7.71-7.76(1H,m),8.67-8.70(1H,m)。
【0225】
実施例18−2) {8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例18−1)で得た化合物(342mg,0.66mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(215mg,81%)を無色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.31(3H,s),1.41-1.45(1H,m),1.47-1.52(1H,m),1.54-1.65(2H,m),2.37-2.44(1H,m),2.56-2.64(4H,m),3.27-3.38(3H,m),3.57-3.62(1H,m),4.05-4.13(1H,m),4.38-4.45(1H,m,7.16-7.18(2H,m),7.21-7.25(1H,m),7.46-7.50(2H,m),7.73-7.78(1H,m),8.66-8.69(1H,m).
MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0226】
(実施例19)
{8−メチル−3−{1−[4−(4−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0227】
実施例19−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(4−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、3−ブロモ−4−メチルピリジン(344mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で30分攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(380mg,71%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.44-1.55(2H,m),1.57-1.62(1H,m),1.66-1.70(1H,m),2.26(3H,s),2.52-2.60(1H,m),2.67-2.75(1H,m),3.41(2H,s),3.53(2H,dd,J=18.0,10.2Hz),4.07-4.15(1H,m),4.32-4.40(1H,m),7.13-7.19(3H,m),7.22-7.27(2H,m),8.37-8.41(1H,m),8.42-8.46(1H,m)。
【0228】
実施例19−2) {8−メチル−3−{1−[4−(4−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例19−1)で得た化合物(380mg,0.73mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(230mg,78%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.50(1H,m),1.51-1.56(1H,m),1.58-1.67(2H,m),2.27(3H,s),2.41-2.48(1H,m),2.58-2.67(1H,m),3.30-3.43(4H,m),3.62(1H,d,J=15.2Hz,4.10-4.18(1H,m),4.42-4.49(1H,m),7.15-7.21(3H,m),7.24-7.27(2H,m),8.39(1H,s),8.45(1H,d,J=5.1Hz).
MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0229】
(実施例20)
{8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0230】
実施例20−1) 3−{1−[4−(5−ブロモピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、3,5−ジブロモピリジン(947mg,4mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で30分攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(534mg,91%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.43-1.55(2H,m),1.58-1.63(1H,m),1.65-1.72(1H,m),2.52-2.60(1H,m),2.67-2.76(1H,m),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=17.2,9.8Hz),4.03-4.13(1H,m),4.28-4.36(1H,m),7.16-7.20(2H,m),7.46-7.50(2H,m),7.97-7.99(1H,m),8.63-8.66(1H,m),8.70-8.73(1H,m)。
【0231】
実施例20−2) {8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例20−1)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、50%トリメチルボロキシンテトラヒドロフラン溶液(0.51ml,1.82mmol)、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(74mg,0.09mmol)、炭酸セシウム(594mg,1.82mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3ml)溶液をマイクロ波加熱により130℃で2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により粗精製した。得られた粗精製物を4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(108mg,29%)を無色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.44-1.70(4H,m),2.39-2.47(1H,m),2.45(3H,s),2.59-2.67(1H,m),3.30-3.42(3H,m),3.60-3.68(1H,m),4.12(1H,dd,J=14.9,8.5Hz),4.44(1H,dd,J=14.9,7.0Hz),7.19-7.23(2H,m),7.50-7.54(2H,m),7.75-7.81(1H,m),8.44(1H,brs),8.65(1H,brs).
MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0232】
(実施例21)
{8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0233】
実施例21−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、6−ブロモ−2−ピコリン(344mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(425mg,82%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(2H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.42-1.52(2H,m),1.56-1.68(2H,m),2.49-2.56(1H,m),2.62(3H,s),2.62-2.70(1H,m),3.39(2H,s),3.52(2H,dd,J=16.8,10.6Hz),4.03-4.09(1H,m),4.25-4.35(1H,m),7.07-7.11(1H,m),7.14-7.18(2H,m),7.46-7.50(1H,m),7.60-7.65(1H,m),7.88-7.92(2H,m)。
【0234】
実施例21−2) {8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例21−1)で得た化合物(425mg,0.82mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(286mg,86%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.40-1.46(1H,m),1.51-1.69(3H,m),2.34-2.42(1H,m),2.55-2.65(4H,m),3.29-3.40(3H,m),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.03-4.12(1H,m),4.38-4.46(1H,m),7.09-7.13(1H,m),7.16-7.20(2H,m),7.47-7.51(1H,m),7.62-7.68(1H,m),7.90-7.95(2H,m).
MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0235】
(実施例22)
{8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0236】
実施例22−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、6−ブロモ−3−ピコリン(344mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(107mg,21%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.43-1.68(4H,m),2.38(3H,s),2.48-2.56(1H,m),2.61-2.70(1H,m),3.39(2H,s),3.48-3.56(2H,m),4.02-4.10(1H,m),4.28-4.34(1H,m),7.15-7.19(2H,m),7.56-7.63(2H,m),7.87-7.92(2H,m),8.50-8.53(1H,m)。
【0237】
実施例22−2) {8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例22−1)で得た化合物(107mg,0.21mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(69mg,83%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.41-1.69(4H,m),2.35-2.43(4H,m),2.54-2.62(1H,m),3.27-3.38(3H,m),3.59-3.65(1H,m),4.04-4.13(1H,m),4.38-4.46(1H,m),7.17-7.22(2H,m),7.61-7.67(2H,m),7.90-7.96(2H,m),8.52-8.55(1H,m).
MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0238】
(実施例23)
{8−メチル−3−{1−[4−(4−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0239】
実施例23−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(4−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモ−4−ピコリン(344mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(104mg,20%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.41-1.69(4H,m),2.41(3H,s),2.45-2.56(1H,m),2.58-2.67(1H,m),3.35-3.40(2H,m),3.47-3.55(2H,m),3.99-4.10(1H,m),4.22-4.34(1H,m),7.03-7.08(1H,m),7.13-7.19(2H,m),7.50-7.52(1H,m),7.88-7.92(2H,m),8.51-8.54(1H,m)。
【0240】
実施例23−2) {8−メチル−3−{1−[4−(4−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例23−1)で得た化合物(104mg,0.2mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(47mg,58%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.40-1.47(1H,m),1.53-1.71(3H,m),2.33-2.40(1H,m),2.43(3H,s),2.52-2.60(1H,m),3.28-3.40(3H,m),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.04-4.12(1H,m),4.38-4.45(1H,m),7.07-7.10(1H,m),7.17-7.21(2H,m),7.51-7.54(1H,m),7.91-7.94(2H,m),8.52-8.55(1H,m).
MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0241】
(実施例24)
{8−メチル−3−{1−[4−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0242】
実施例24−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモ−3−ピコリン(344mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により100℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(430mg,83%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.44-1.53(2H,m),1.56-1.61(1H,m),1.64-1.69(1H,m),2.33(3H,s),2.51-2.60(1H,m),2.66-2.74(1H,m),3.39(2H,s),3.53(2H,dd,J=16.4,9.8Hz),4.02-4.11(2H,m),4.27-4.36(1H,m),7.13-7.19(3H,m),7.42-7.48(2H,m),7.54-7.59(1H,m),8.48-8.52(1H,m)。
【0243】
実施例24−2) {8−メチル−3−{1−[4−(3−メチルピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例24−1)で得た化合物(430mg,0.83mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(284mg,85%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.41-1.49(1H,m),1.51-1.67(3H,m),2.34(3H,s),2.38-2.46(1H,m),2.57-2.65(1H,m),3.28-3.40(3H,m),3.60(1H,d,J=15.2Hz),4.05-4.13(1H,m),4.39-4.46(1H,m),7.15-7.19(2H,m),7.24-7.26(1H,m),7.46-7.50(2H,m),7.59-7.66(1H,m),8.51-8.54(1H,m).
MS(ESI)m/z:407[M+H]
+。
【0244】
(実施例25)
{3−[1−(2−フルオロビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0245】
実施例25−1) 1−ブロモ−4−(ブロモメチル)−2−フルオロベンゼン
4−ブロモ−3−フルオロトルエン(11.34g,60mmol)、アゾビスイソブチロニトリル(0.99g,6mmol)、N−ブロモスクシンイミド(11.75g,66mmol)の四塩化炭素(60ml)溶液を3.5時間加熱還流した。反応液を室温に冷却後セライトろ過し、ろ液を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,酢酸エチル:ヘキサン=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(12.8g,80%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:4.41(2H,s),7.04-7.08(1H,m),7.15-7.19(1H,m),7.49-7.54(1H,m)。
【0246】
実施例25−2) 1−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロパンカルボヒドラジド
実施例25−1)で得た化合物(12.8g,47.8mmol)、ナトリウムシアニド(2.58g,52.6mmol)のエタノール(20ml)および水(5ml)溶液を3時間加熱還流した。反応液を室温に冷却後反応液を減圧濃縮した後酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮した。そこに1−ブロモ−2−クロロエタン(18.9g,132mmol)、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(0.48g,2.34mmol)、水酸化カリウム(41.5g,739mmol)、水(40mL)を加え、50℃で7.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、ジクロロメタンで抽出し、有機層を水、1M塩酸水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣に水酸化カリウム(21.4g,382mmol)、エタノール(100ml)、水(25ml)を加え、9時間加熱還流した。反応液を室温に冷却後、反応液が酸性になるまで5N塩酸を加えた後、減圧濃縮した。残渣をジクロロメタンで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後ろ過し、ろ液を減圧留去した。得られた残渣に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(7.36g,38.9mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物(5.88g,112.7mmol)、トリエチルアミン(14.6mL,105mmol)、tert−ブトキシカルボニルヒドラジド(5.53g,41.9mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)を加え室温で一晩攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮した。得られた粗精製物に4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(20mL)およびメタノール(100mL)を加え、室温で6時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、ジクロロメタンを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,酢酸エチル:ジクロロメタン=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(4.17g,44%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.08(2H,q,J=3.6Hz),1.64(2H,q,J=3.6Hz),7.06-7.10(1H,m),7.14-7.18(1H,m),7.53-7.57(1H,m)。
【0247】
実施例25−3) 3−[1−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)シクロプロピル]−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例25−2)で得た化合物(4.1g,15mmol)、7−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−メチル−5−(メチルチオ)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン(4.79g,15mmol)のn−ブタノール(30mL)溶液を140℃で3.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,酢酸エチル:ジクロロメタン=0:100〜100:0,gradient)により精製し、標記化合物(3.47g,44%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.36-1.48(2H,m),1.55-1.70(2H,m),2.53-2.60(1H,m),2.72-2.79(1H,m),3.39(2H,s),3.53(2H,dd,J=14.7,10.0Hz),4.02-4.10(1H,m),4.22-4.29(1H,m),6.74(1H,dd,J=8.2,2.3Hz),6.83(1H,dd,J=9.8,2.0Hz),7.44(1H,dd,J=8.2,7.0Hz)。
【0248】
実施例25−4) {3−[1−(2−フルオロビフェニル−4−イル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例25−3)で得た化合物(526mg,1.0mmol)、フェニルボロン酸(244mg,2.0mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2.0mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液を100℃で3.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により粗精製した。この粗精製物を4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(138mg,34%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.39-1.52(2H,m),1.60-1.65(2H,m),2.47-2.53(1H,m),2.68-2.74(1H,m),3.34(1H,d,J=29.8Hz),3.38-3.45(2H,m),3.66(1H,d,J=15.1Hz),4.11-4.18(1H,m),4.41-4.47(1H,m),6.85-6.88(1H,m),6.90-6.93(1H,m),7.36-7.39(2H,m),7.41-7.46(2H,m),7.49-7.52(2H,m).
MS(ESI)m/z:410[M+H]
+。
【0249】
(実施例26)
{3−[1−(3−フルオロ−4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0250】
実施例26−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−[1−(3−フルオロ−4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例25−3)で得た化合物(526mg,1.0mmol)、3−ピリジルボロン酸(244mg,2.0mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2.0mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液を100℃で3.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製することにより、標記化合物(517mg,99%)を黄色油状物質として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.21(3H,s),1.43-1.75(4H,m),2.60-2.66(1H,m),2.76-2.83(1H,m),3.41(2H,s),3.52-3.58(2H,m),4.09-4.14(1H,m),4.29-4.36(1H,m),6.87-6.97(2H,m),7.34-7.40(2H,m),7.84-7.88(1H,m),8.60-8.62(1H,m),8.75-8.77(1H,m)。
【0251】
実施例26−2) {3−[1−(3−フルオロ−4−ピリジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例26−1)で得た化合物(517mg,1.0mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製することにより、標記化合物(353mg,87%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.46-1.53(2H,m),1.61-1.69(2H,m),2.50-2.54(1H,m),2.71-2.76(1H,m),3.35(1H,d,J=15.1Hz),3.42(2H,dd,J=18.1,11.7Hz),3.63(1H,d,J=15.6Hz),4.12-4.18(1H,m),4.39-4.44(1H,m),6.88-6.97(2H,m),7.36-7.39(2H,m),7.83-7.86(1H,m),8.59-8.62(1H,m),8.75-8.77(1H,m).
MS(ESI)m/z:411[M+H]
+。
【0252】
(実施例27)
(3−{1−[4−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0253】
実施例27−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモ−3−クロロピリジン(294mg,2mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(193mg,36%)を黒色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.45-1.55(2H,m),1.57-1.62(1H,m),1.64-1.71(1H,m),2.51-2.59(1H,m),2.65-2.74(1H,m),3.39(2H,s),3.53(2H,dd,J=16.6,10.0Hz),4.03-4.11(1H,m),4.27-4.35(1H,m),7.14-7.19(2H,m),7.20-7.25(1H,m),7.66-7.69(2H,m),7.77-7.81(1H,m),8.56-8.59(1H,m)。
【0254】
実施例27−2) (3−{1−[4−(3−クロロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例27−1)で得た化合物(193mg,0.36mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(2mL)溶液を室温で5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(120mg,79%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.46-1.51(1H,m),1.52-1.57(1H,m),1.58-1.63(1H,m),1.64-1.68(1H,m),2.40-2.46(1H,m),2.60-2.67(1H,m),3.32(1H,d,J=15.1Hz),3.39(2H,dd,J=18.6,11.7Hz),3.65(1H,d,J=15.1Hz),4.07-4.14(1H,m),4.40-4.47(1H,m),7.17-7.20(2H,m),7.21-7.24(1H,m),7.68-7.71(2H,m),7.78-7.81(1H,m),8.57-8.59(1H,m)。
【0255】
(実施例28)
(3−{1−[4−(3−フルオロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0256】
実施例28−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(3−フルオロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−クロロ−3−フルオロピリジン(201mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(359mg,68%)を黒色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.45-1.54(2H,m),1.58-1.63(1H,m),1.65-1.70(1H,m),2.50-2.58(1H,m),2.63-2.72(1H,m),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=16.4,10.2Hz),4.03-4.11(1H,m),4.27-4.35(1H,m),7.16-7.20(2H,m),7.24-7.29(1H,m),7.45-7.51(1H,m),7.90-7.93(2H,m),8.48-8.52(1H,m)。
【0257】
実施例28−2) (3−{1−[4−(3−フルオロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例28−1)で得た化合物(359mg,0.68mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(3mL)溶液を室温で5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(260mg,93%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.46-1.50(1H,m),1.52-1.57(1H,m),1.59-1.63(1H,m),1.64-1.68(1H,m),2.40-2.45(1H,m),2.60-2.68(1H,m),3.32(1H,d,J=15.6Hz),3.35-3.43(2H,m),3.65(1H,d,J=15.1Hz),4.07-4.14(1H,m),4.40-4.46(1H,m),7.17-7.20(2H,m),7.21-7.25(1H,m),7.68-7.70(2H,m),7.78-7.81(1H,m),8.57-8.59(1H,m).
MS(ESI)m/z:411[M+H]
+。
【0258】
(実施例29)
[8−メチル−3−(1−{4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0259】
実施例29−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−(1−{4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモ−3−トリフルオロメチルピリジン(338mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(535mg,93%)を黒色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.46-1.54(2H,m),1.59-1.63(1H,m),1.64-1.70(1H,m),2.46-2.54(1H,m),2.60-2.68(1H,m),3.38-3.40(2H,m),3.39(2H,s),4.03-4.12(1H,m),4.27-4.34(1H,m),7.14-7.19(2H,m),7.40-7.47(3H,m),8.05-8.09(1H,m),8.81-8.85(1H,m)。
【0260】
実施例29−2) [8−メチル−3−(1−{4−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
実施例29−1)で得た化合物(535mg,0.93mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(280mg,65%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.43-1.48(1H,m),1.53-1.61(2H,m),1.67-1.73(1H,m),2.35-2.41(1H,m),2.54-2.61(1H,m),3.29-3.42(3H,m),3.65(1H,d,J=14.6Hz),4.06-4.14(1H,m),4.39-4.46(1H,m),7.17-7.21(2H,m),7.41-7.47(3H,m),8.06-8.10(1H,m),8.81-8.84(1H,m).
MS(ESI)m/z:461[M+H]
+。
【0261】
(実施例30)
(3−{1−[4−(3−メトキシピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0262】
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモ−3−メトキシピリジン(290mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、粗精製物(589mg,quant.)を褐色油状物質として得た。この粗精製物を、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液に溶かし、室温で5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(280mg,65%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.36(3H,s),1.45-1.52(1H,m),1.54-1.63(2H,m),1.64-1.70(1H,m),2.40-2.48(1H,m),2.51(1H,t,J=6.7Hz),2.60-2.68(1H,m),3.35(1H,d,J=15.3Hz),3.38-3.43(2H,m),3.64(1H,d,J=15.3Hz),3.90(3H,s),4.09-4.17(1H,m),4.43-4.49(1H,m),7.18-7.21(2H,m),7.26-7.34(2H,m),7.91-7.93(2H,m),8.32-8.35(1H,m).
MS(ESI)m/z:423[M+H]
+。
【0263】
(実施例31)
2−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
【0264】
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−クロロニコチノニトリル(290mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により粗精製した。、この粗精製物(444mg,0.83mmol)と、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(286mg,82%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.52(1H,m),1.55-1.64(2H,m),1.67-1.73(1H,m),2.37(1H,brs),2.41(1H,ddd,J=15.5,6.5,1.4Hz),2.57(1H,ddd,J=15.4,9.8,1.4Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.37(2H,s),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.10(1H,ddd,J=14.8,9.8,1.4Hz),4.42(1H,ddd,J=14.8,6.5,1.4Hz),7.25(2H,d,J=8.6Hz),7.40(1H,dd,J=7.8,4.7Hz),7.87(2H,d,J=8.6Hz),8.08(1H,dd,J=7.8,2.0Hz),8.87(1H,dd,J=4.7,2.0Hz).
MS(ESI)m/z:418[M+H]
+。
【0265】
(実施例32)
(8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0266】
実施例32−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(312mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(373mg,73%)を無色泡状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.38-1.47(2H,m),1.53-1.63(2H,m),2.46-2.54(1H,m),2.60-2.68(1H,m),3.38(2H,s),3.48-3.55(2H,m),3.94(3H,s),4.03-4.11(1H,m),4.28-4.35(1H,m),7.05-7.09(2H,m),7.34-7.40(2H,m),7.58(1H,s),7.71(1H,s)。
【0267】
実施例32−2) (8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例32−1)で得た化合物(373mg,0.73mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で5時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(297mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.35-1.41(1H,m),1.45-1.54(2H,m),1.60-1.66(9H,m),1.69(1H,brs),2.34-2.40(1H,m),2.55(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.6Hz),3.29-3.49(3H,m),3.60(1H,d,J=15.2Hz),3.94(3H,s),4.06-4.12(1H,m),4.41-4.46(1H,m),7.08-7.11(2H,m),7.37-7.40(2H,m),7.59(1H,s),7.73(1H,s).
MS(ESI)m/z:396[M+H]
+。
【0268】
(実施例33)
{(8S)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0269】
実施例33−1) (8S)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例3−2)で得た化合物(200mg,0.43mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(100mg,0.47mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(20mg,0.02mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(15mg,0.05mmol)、りん酸三カリウム(160mg,0.73mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)と水(1mL)の混合溶媒に溶解し、マイクロウエーブで140℃、2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、塩化メチレン(50mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜20%)を用いて精製することにより、淡黄色固体の標記化合物(140mg,64%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.37-1.47(2H,m),1.52-1.64(2H,m),2.51(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.64(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),3.38(2H,s),3.51(2H,dd,J=17.6,10.2Hz),3.94(3H,s),4.07(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.0Hz),4.32(1H,ddd,J=14.6,7.9,2.2Hz),7.08(2H,d,J=8.2Hz),7.38(2H,d,J=8.2Hz),7.58(1H,s),7.72(1H,s)。
【0270】
実施例33−2) {(8S)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例33−1)で得た化合物(280mg,0.55mmol)をメタノール(3mL)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン溶液(1.37mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し、塩化メチレン(50mL)とメタノール(2mL)の混合溶媒に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜50%)を用いて精製することにより、無色固体の標記化合物(175mg,81%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.35-1.41(1H,m),1.45-1.55(2H,m),1.59-1.67(1H,m),2.37(1H,ddd,J=15.6,6.3,1.6Hz),2.55(1H,ddd,J=16.4,10.2,1.6Hz),3.31(1H,d,J=15.2Hz),3.36(2H,d,J=3.9Hz),3.60(1H,d,J=15.2Hz),3.94(3H,s),4.09(1H,ddd,J=14.9,9.8,1.6Hz),4.44(1H,ddd,J=14.9,6.3,1.6Hz),7.09(2H,d,J=8.6Hz),7.39(2H,d,J=8.6Hz),7.59(1H,s),7.73(1H,s).
MS(ESI)m/z:396.18596(M+H)
+。
【0271】
(実施例34)
{(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0272】
実施例34−1) (8R)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例4−2)で得た化合物(255mg,0.55mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(126mg,0.60mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(25mg,0.03mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(29mg,0.07mmol)、りん酸三カリウム(205mg,0.93mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)と水(1mL)の混合溶媒に溶解し、マイクロウエーブで140℃、2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、塩化メチレン(60mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜20%)を用いて精製することにより、無色固体の標記化合物(283mg,quant.)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.38-1.47(2H,m),1.52-1.63(2H,m),2.51(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.64(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.0Hz),3.38(2H,s),3.52(2H,dd,J=17.2,9.8Hz),3.94(3H,s),4.07(1H,ddd,J=14.5,8.2,2.0Hz),4.32(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.1Hz),7.08(2H,d,J=8.6Hz),7.38(2H,d,J=8.2Hz),7.58(1H,s),7.72(1H,s)。
【0273】
実施例34−2) {(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例34−1)で得た化合物(403mg,0.79mmol)をメタノール(4mL)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン溶液(1.98mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し、塩化メチレン(50mL)とメタノール(2mL)の混合溶媒に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜50%)を用いて精製することにより、無色固体の標記化合物(228mg,73%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.35-1.41(1H,m),1.45-1.55(2H,m),1.59-1.68(1H,m),2.37(1H,ddd,J=15.2,6.3,1.2Hz),2.55(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.2Hz),3.31(1H,d,J=15.2Hz),3.37(2H,d,J=3.9Hz),3.60(1H,d,J=15.2Hz),3.94(3H,s),4.09(2H,ddd,J=14.5,9.8,1.2Hz),4.44(1H,ddd,J=14.9,6.3,1.2Hz),7.09(2H,d,J=8.6Hz),7.39(2H,d,J=8.6Hz),7.59(1H,s),7.73(1H,s).
MS(ESI)m/z:396.18512(M+H)
+。
【0274】
(実施例35)
{8−メチル−3−[1−(4−ピリミジン−5−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0275】
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、5−ブロモピリミジン(243mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜30:70,gradient)により粗精製し、無色固体(313mg)を得た。得られた粗精製物を4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)とメタノール(4mL)に溶解し、室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(241mg、61%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.49(1H,m),1.51-1.55(1H,m),1.60-1.69(2H,m),2.42-2.50(1H,m),2.64-2.70(1H,m),3.34(1H,d,J=15.6Hz),3.41(2H,dd,J=15.2,12.1Hz),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.09-4.16(1H,m),4.38-4.45(1H,m),7.22-7.25(2H,m),7.50-7.54(2H,m),8.92(2H,s),9.20(1H,s).
MS(ESI)m/z:394[M+H]
+。
【0276】
(実施例36)
{8−メチル−3−[1−(4−ピリミジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0277】
実施例36−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4−ピリミジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−クロロピリミジン(171mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(397mg,78%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.50-1.53(2H,m),1.60-1.68(2H,m),2.51(1H,ddd,J=15.5,7.8,2.1Hz),2.64(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),3.40(2H,s),3.50(1H,d,J=10.0Hz),3.54(1H,d,J=10.0Hz),4.07(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.1Hz),4.31(1H,ddd,J=14.4,7.8,2.1Hz),7.18(2H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,t,J=5.1Hz),8.36(2H,d,J=8.6Hz),8.79(2H,d,J=5.1Hz)。
【0278】
実施例36−2) {8−メチル−3−[1−(4−ピリミジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例36−1)で得た化合物(397mg,0.78mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(191mg,62%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.44-1.49(1H,m),1.54-1.62(2H,m),1.67-1.73(1H,m),2.37(1H,ddd,J=15.6,6.5,1.4Hz),2.58(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.6Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.36(1H,d,J=11.7Hz),3.40(1H,d,J=11.7Hz),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.10(1H,ddd,J=14.7,9.8,1.6Hz),4.41(1H,ddd,J=14.7,6.5,1.4Hz),7.20(1H,t,J=4.8Hz),7.20(2H,d,J=8.6Hz),8.37(2H,d,J=8.6Hz),8.80(2H,d,J=4.8Hz).
MS(ESI)m/z:394[M+H]
+。
【0279】
(実施例37)
(3−{1−[4−(6−メトキシピリダジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0280】
実施例37−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(6−クロロピリダジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(1.39g,2.5mmol)、3,6−ジクロロピリダジン(1.49g,10mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(577mg,0.5mmol)、炭酸カリウム(691mg,5mmol)のジメトキシエタン(10mL)、水(2.5mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(647mg,48%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(2H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.49-1.56(2H,m),1.61-1.72(2H,m),2.51-2.58(1H,m),2.67-2.73(1H,m),3.41(2H,s),3.50-3.57(2H,m),4.03-4.10(1H,m),4.25-4.32(1H,m),7.18-7.22(2H,m),7.70-7.71(1H,m),7.98-8.02(2H,m),9.00-9.02(1H,m)。
【0281】
実施例37−2) (3−{1−[4−(6−メトキシピリダジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例37−1)で得た化合物(1.35g,2.5mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2.5mL)のメタノール(10mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(498mg,47%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.43-1.49(1H,m),1.52-1.57(1H,m),1.58-1.63(1H,m),1.65-1.70(1H,m),2.40(1H,ddd,J=15.5,6.5,1.1Hz),2.53(1H,brs),2.61(1H,ddd,J=15.5,9.7,1.6Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.38(1H,d,J=11.7Hz),3.41(1H,d,J=11.7Hz),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.03(3H,s),4.10(1H,ddd,J=14.7,9.7,1.1Hz),4.39(1H,ddd,J=14.7,6.5,1.6Hz),7.07(1H,d,J=0.8Hz),7.19(2H,d,J=8.6Hz),7.96(2H,d,J=8.6Hz),8.83(1H,d,J=0.8Hz).
MS(ESI)m/z:424[M+H]
+。
【0282】
(実施例38)
{8−メチル−3−[1−(4−ピラジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0283】
実施例38−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4−ピラジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、クロロピラジン(231mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(217mg,43%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.47-1.55(2H,m),1.61-1.70(2H,m),2.50-2.58(1H,m),2.65-2.72(1H,m),3.40(2H,s),3.49-3.57(2H,m),4.04-4.13(1H,m),4.27-4.35(1H,m),7.19-7.23(2H,m),7.93-7.97(2H,m),8.50-8.51(1H,m),8.61-8.63(1H,m),8.99-9.01(1H,m)。
【0284】
実施例38−2) {8−メチル−3−[1−(4−ピラジン−2−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例38−1)で得た化合物(217mg,0.43mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(176mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.50(1H,m),1.53-1.58(1H,m),1.59-1.64(1H,m),1.66-1.71(1H,m),2.31(1H,brs),2.41(1H,ddd,J=15.6,6.5,1.4Hz),2.62(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.4Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.36(1H,d,J=11.7Hz),3.41(1H,d,J=11.7Hz),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.11(1H,ddd,J=14.7,9.8,1.4Hz),4.42(1H,ddd,J=14.7,6.5,1.4Hz),7.23(2H,d,J=8.6Hz),7.97(2H,d,J=8.6Hz),8.51(1H,d,J=2.3Hz),8.62(1H,dd,J=2.3,1.4Hz),9.01(1H,d,J=1.4Hz).
MS(ESI)m/z:394[M+H]
+。
【0285】
(実施例39)
(8−メチル−3−{1−[4−(1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0286】
実施例39−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモチアゾール(246mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(237mg,46%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.44-1.53(2H,m),1.59-1.69(2H,m),2.49-2.56(1H,m),2.63-2.71(1H,m),3.40(2H,s),3.48-3.56(2H,m),4.03-4.11(1H,m),4.25-4.34(1H,m),7.12-7.16(2H,m),7.32-7.34(1H,m),7.85-7.89(3H,m)。
【0287】
実施例39−2) (8−メチル−3−{1−[4−(1,3−チアゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例39−1)で得た化合物(237mg,0.46mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(184mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.42-1.48(1H,m),1.51-1.61(2H,m),1.65-1.71(1H,m),2.40(1H,ddd,J=15.6,6.5,1.2Hz),2.61(1H,ddd,J=15.6,9.7,1.2Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.38(1H,d,J=11.7Hz),3.42(1H,d,J=11.7Hz),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.11(1H,ddd,J=14.8,9.7,1.2Hz),4.39(1H,ddd,J=14.8,6.5,1.2Hz),7.16(2H,d,J=8.6Hz),7.34(1H,d,J=3.5Hz),7.86(1H,d,J=3.5Hz),7.89(2H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:399[M+H]
+。
【0288】
(実施例40)
(3−{1−[4−(6−メトキシピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0289】
実施例40−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(6−メトキシピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモ−6−メトキシピリジン(290mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(426mg,79%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.06(3H,s),0.08(3H,s),0.92(9H,s),1.20(3H,s),1.45-1.53(2H,m),1.58-1.62(1H,m),1.65-1.69(1H,m),2.51-2.57(1H,m),2.64-2.71(1H,m),3.40(2H,s),3.50-3.57(2H,m),4.03(3H,s),4.06-4.12(1H,m),4.29-4.36(1H,m),6.67-6.70(1H,m),7.14-7.18(2H,m),7.30-7.32(1H,m),7.60-7.64(1H,m),7.96-7.99(2H,m)。
【0290】
実施例40−2) (3−{1−[4−(6−メトキシピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例40−1)で得た化合物(426mg,0.79mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(320mg,95%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.40-1.47(1H,m),1.49-1.61(2H,m),1.63-1.70(1H,m),2.40(1H,ddd,J=15.5,6.5,1.3Hz),2.46(1H,brs),2.60(1H,ddd,J=15.5,9.9,1.3Hz),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.37(1H,d,J=11.7Hz),3.40(1H,d,J=11.7Hz),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.02(3H,s),4.10(1H,ddd,J=14.7,9.9,1.3Hz),4.43(1H,ddd,J=14.7,6.5,1.3Hz),6.69(1H,d,J=7.8Hz),7.17(2H,d,J=8.4Hz),7.31(1H,d,J=7.8Hz),7.62(1H,t,J=7.8Hz),7.99(2H,d,J=8.4Hz).
MS(ESI)m/z:423[M+H]
+。
【0291】
(実施例41)
6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
【0292】
実施例41−1) 6−(4−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、6−ブロモ−2−シアノピリジン(283mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(466mg,88%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.47-1.54(2H,m),1.61-1.70(2H,m),2.54(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.4Hz),2.69(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.0Hz),3.40(2H,s),3.51(1H,d,J=9.8Hz),3.55(1H,d,J=9.8Hz),4.07(1H,ddd,J=14.4,7.8,2.0Hz),4.31(1H,ddd,J=14.4,7.8,2.4Hz),7.20(2H,d,J=8.5Hz),7.62(1H,dd,J=7.3,1.5Hz),7.86-7.92(2H,m),7.96(2H,d,J=8.5Hz)。
【0293】
実施例41−2) 6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
実施例41−1)で得た化合物(466mg,0.88mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(334mg,91%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.44-1.49(1H,m),1.54-1.63(2H,m),1.66-1.70(1H,m),2.22(1H,brs),2.42(1H,ddd,J=15.5,6.3,1.8Hz),2.62(1H,ddd,J=15.5,9.9,1.7Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.38(2H,s),3.63(1H,d,J=15.2Hz),4.12(1H,ddd,J=14.5,9.9,1.7Hz),4.44(1H,ddd,J=14.5,6.3,1.8Hz),7.22(2H,d,J=8.6Hz),7.85-7.98(5H,m).
MS(ESI)m/z:418[M+H]
+。
【0294】
(実施例42)
[8−メチル−3−(1−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0295】
実施例42−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−(1−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン(272mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(574mg,quant.)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.47-1.54(2H,m),1.60-1.70(2H,m),2.51-2.58(1H,m),2.65-2.71(1H,m),3.40(2H,s),3.49-3.56(2H,m),4.04-4.10(2H,m),4.28-4.34(1H,m),7.18-7.22(2H,m),7.79-7.82(1H,m),7.95-7.99(3H,m),8.91-8.93(1H,m)。
【0296】
実施例42−2) [8−メチル−3−(1−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
実施例42−1)で得た化合物(574mg,1.0mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(311mg,68%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.44-1.50(1H,m),1.53-1.58(1H,m),1.58-1.63(1H,m),1.67-1.71(1H,m),2.30(1H,brs),2.41(1H,ddd,J=15.6,6.5,1.5Hz),2.61(1H,ddd,J=15.6,9.9,1.5Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.36(1H,d,J=12.1Hz),3.40(1H,d,J=12.1Hz),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.11(1H,ddd,J=14.8,9.9,1.5Hz),4.42(1H,ddd,J=14.8,6.5,1.5Hz),7.22(2H,d,J=8.6Hz),7.82(1H,d,J=8.2Hz),7.98(1H,d,J=8.2Hz),7.98(2H,d,J=8.6Hz),8.93(1H,t,J=1.2Hz).
MS(ESI)m/z:461[M+H]
+。
【0297】
(実施例43)
(3−{1−[4−(2−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0298】
実施例43−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(2−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、3−ブロモ−2−メトキシピリジン(293mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(315mg,59%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.06(3H,s),0.08(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.47-1.63(4H,m),2.54-2.63(1H,m),2.74-2.81(1H,m),3.24-3.60(4H,m),3.96(3H,s),4.08-4.17(1H,m),4.34-4.41(1H,m),6.97-7.01(1H,m),7.09-7.13(2H,m),7.47-7.51(2H,m),7.58-7.62(1H,m),8.12-8.15(1H,m)。
【0299】
実施例43−2) (3−{1−[4−(2−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例43−1)で得た化合物(315mg,0.59mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(279mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.51(2H,m),1.56-1.63(2H,m),2.27(1H,brs),2.43(1H,dd,J=15.3,5.7Hz),2.62(1H,dd,J=15.3,9.8Hz),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.35(1H,d,J=11.3Hz),3.39(1H,d,J=11.3Hz),3.62(1H,d,J=15.2Hz),3.96(3H,s),4.12(1H,dd,J=14.6,9.8Hz),4.46(1H,dd,J=14.6,5.7Hz),6.97(1H,dd,J=7.4,5.1Hz),7.14(2H,d,J=8.2Hz),7.50(2H,d,J=8.2Hz),7.58(1H,dt,J=7.4,1.0Hz),8.15(1H,dt,J=5.1,1.0Hz).
MS(ESI)m/z:423[M+H]
+。
【0300】
(実施例44)
3−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
【0301】
実施例44−1) 3−(4−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、3−ブロモピリジン−2−カルボニトリル(283mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(421mg,79%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.47-1.57(2H,m),1.61-1.66(1H,m),1.68-1.73(1H,m),2.53-2.62(1H,m),2.69-2.77(1H,m),3.40(2H,s),3.49-3.57(2H,m),4.06-4.13(1H,m),4.29-4.37(1H,m),7.20-7.24(2H,m),7.47-7.52(2H,m),7.56-7.60(1H,m),7.82-7.85(1H,m),8.69-8.71(1H,m)。
【0302】
実施例44−2) 3−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
実施例44−1)で得た化合物(421mg,0.79mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(319mg,97%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.50(1H,m),1.56-1.63(2H,m),1.70-1.76(1H,m),2.29(1H,brs),2.42(1H,ddd,J=15.4,6.4,1.5Hz),2.56(1H,ddd,J=15.4,9.8,1.5Hz),3.34(1H,d,J=15.2Hz),3.36(2H,s),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.12(1H,ddd,J=14.8,9.8,1.5Hz),4.43(1H,ddd,J=14.8,6.4,1.5Hz),7.26(2H,d,J=8.2Hz),7.51(2H,d,J=8.2Hz),7.58(1H,dd,J=8.2,4.7Hz),7.84(1H,dd,J=8.2,1.6Hz),8.71(1H,dd,J=4.7,1.6Hz).
MS(ESI)m/z:418[M+H]
+。
【0303】
(実施例45)
5−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
【0304】
実施例45−1) 5−(4−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、5−ブロモ−2−ピリジンカルボニトリル(283mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(372mg,70%)を淡黄色油状物質として得た
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.45-1.55(2H,m),1.60-1.65(1H,m),1.68-1.73(1H,m),2.54-2.62(1H,m),2.70-2.78(1H,m),3.40(2H,s),3.51-3.59(2H,m),4.05-4.13(1H,m),4.28-4.35(1H,m),7.19-7.23(2H,m),7.51-7.55(2H,m),7.74-7.78(1H,m),7.95-7.99(1H,m),8.90-8.92(1H,m)。
【0305】
実施例45−2) 5−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ピリジン−2−カルボニトリル
実施例45−1)で得た化合物(372mg,0.70mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(248mg,85%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.45-1.50(1H,m),1.52-1.59(2H,m),1.62-1.67(1H,m),2.20(1H,brs),2.45(1H,ddd,J=15.6,6.1,1.3Hz),2.64(1H,ddd,J=15.6,9.9,1.3Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.39(2H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.13(1H,ddd,J=14.7,9.9,1.3Hz),4.44(1H,ddd,J=14.7,6.1,1.3Hz),7.23(2H,d,J=8.6Hz),7.56(2H,d,J=8.6Hz),8.01(1H,dd,J=8.2,2.3Hz),8.26(1H,dd,J=8.2,0.8Hz),8.76(1H,dd,J=2.3,0.8Hz).
MS(ESI)m/z:418[M+H]
+。
【0306】
(実施例46)
(3−{1−[4−(6−メトキシピリミジン−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0307】
実施例16−5)で得た化合物(1.39g,2.5mmol)、4,6−ジクロロピリミジン(1.49g,10mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(577mg,0.5mmol)、炭酸カリウム(691mg,5mmol)のジメトキシエタン(10mL)、水(2.5mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣に4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2.5mL)のメタノール(10mL)溶液を加え室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(551mg,52%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.44-1.49(1H,m),1.52-1.57(1H,m),1.57-1.63(1H,m),1.65-1.70(1H,m),2.40(1H,ddd,J=15.4,6.5,1.4Hz),2.61(1H,ddd,J=15.4,9.6,1.6Hz),2.69(1H,brs),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.40(2H,s),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.03(3H,s),4.10(1H,ddd,J=14.7,9.6,1.6Hz),4.38(1H,ddd,J=14.7,6.5,1.4Hz),7.07(1H,d,J=0.8Hz),7.19(2H,d,J=8.6Hz),7.96(2H,d,J=8.6Hz),8.83(1H,d,J=0.8Hz).
MS(ESI)m/z:424[M+H]
+。
【0308】
(実施例47)
3−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)イソニコチノニトリル
【0309】
実施例16−4)で得た化合物(508mg,1.0mmol)、4−シアノピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステル(366mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により粗精製した。この粗精製物を4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液に溶かし、室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(109mg,26%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.46-1.51(1H,m),1.55-1.59(1H,m),1.60-1.64(1H,m),1.69-1.74(1H,m),2.28(1H,brs),2.42(1H,dd,J=15.4,5.5Hz),2.57(1H,dd,J=15.4,9.2Hz),3.34(1H,d,J=15.1Hz),3.37(2H,s),3.62(1H,d,J=15.1Hz),4.12(1H,dd,J=14.6,9.2Hz),4.43(1H,dd,J=14.6,5.4Hz),7.27(2H,d,J=8.8Hz),7.52(2H,d,J=8.8Hz),7.61(1H,d,J=4.9Hz),8.76(1H,d,J=4.9Hz),8.83(1H,s).
MS(ESI)m/z:418[M+H]
+。
【0310】
(実施例48)
(3−{1−[4−(4−クロロピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0311】
実施例16−4)で得た化合物(508mg,1.0mmol)、4−クロロピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステル(366mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により粗精製した。この粗精製物を4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液に溶かし、室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(135mg,32%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.46-1.51(1H,m),1.53-1.61(2H,m),1.62-1.69(1H,m),2.23(1H,brs),2.43(1H,ddd,J=15.9,6.6,1.2Hz),2.61(1H,ddd,J=15.9,10.0,1.2Hz),3.33(1H,d,J=15.1Hz),3.35(1H,d,J=11.7Hz),3.39(1H,d,J=11.7Hz),3.62(1H,d,J=15.1Hz),4.13(1H,ddd,J=14.6,10.0,1.2Hz),4.45(1H,ddd,J=14.6,6.6,1.2Hz),7.20(2H,d,J=8.3Hz),7.40(2H,d,J=8.3Hz),7.42(1H,d,J=5.4Hz),8.47(1H,d,J=5.4Hz),8.52(1H,s).
MS(ESI)m/z:427[M+H]
+。
【0312】
(実施例49)
[8−メチル−3−(1−{4−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0313】
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、3−ブロモ−2−トリフルオロメチルピリジン(339mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により粗精製した。この粗精製物を4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液に溶かし、室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(135mg,32%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.42-1.47(1H,m),1.61-1.66(2H,m),1.71-1.75(1H,m),2.23(1H,brs),2.36(1H,dd,J=15.6,6.1Hz),2.52(1H,dd,J=15.6,10.0Hz),3.33(1H,d,J=15.1Hz),3.34(1H,d,J=11.7Hz),3.38(1H,d,J=11.7Hz),3.62(1H,d,J=15.1Hz),4.12(1H,dd,J=14.4,10.0Hz),4.43(1H,dd,J=14.4,6.1Hz),7.18(2H,d,J=7.8Hz),7.27(2H,d,J=7.8Hz),7.54(1H,dd,J=7.8,4.4Hz),7.70(1H,d,J=7.8Hz),8.72(1H,d,J=4.4Hz).
MS(ESI)m/z:461[M+H]
+。
【0314】
(実施例50)
{8−メチル−3−[1−(4−ピリダジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0315】
実施例50−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−[1−(4−ピリダジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(556mg,1.0mmol)、3−クロロピリダジン(172mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(292mg,58%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.47-1.71(4H,m),2.51-2.58(1H,m),2.65-2.73(1H,m),3.40(2H,s),3.49-3.57(2H,m),4.04-4.11(1H,m),4.28-4.35(1H,m),7.20-7.25(2H,m),7.51-7.56(1H,m),7.81-7.85(1H,m),8.00-8.04(2H,m),9.14-9.17(1H,m)。
【0316】
実施例50−2) {8−メチル−3−[1−(4−ピリダジン−3−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例50−1)で得た化合物(292mg,0.58mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(130mg,57%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.46-1.51(1H,m),1.54-1.59(1H,m),1.60-1.64(1H,m),1.67-1.71(1H,m),2.42(1H,dd,J=15.3,6.3Hz),2.62(1H,dd,J=15.3,9.0Hz),3.33(1H,d,J=15.1Hz),3.38(1H,d,J=12.2Hz),3.41(1H,d,J=12.2Hz),3.62(1H,d,J=15.1Hz),4.12(1H,dd,J=14.6,9.0Hz),4.42(1H,dd,J=14.6,6.3Hz),7.25(2H,d,J=8.3Hz),7.54(1H,dd,J=8.3,4.6Hz),7.84(1H,dd,J=8.8,1.3Hz),8.03(2H,d,J=8.3Hz),9.16(1H,dd,J=4.6,1.3Hz).
MS(ESI)m/z:394[M+H]
+。
【0317】
(実施例51)
(8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリミジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0318】
実施例51−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリミジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(556mg,1.0mmol)、2−クロロ−5−メチルピリミジン(193mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(298mg,57%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.49-1.52(2H,m),1.58-1.67(2H,m),2.34(3H,s),2.50(1H,ddd,J=15.6,8.0,2.2Hz),2.63(1H,ddd,J=15.6,7.7,2.2Hz),3.40(2H,s),3.50(1H,d,J=10.2Hz),3.54(1H,d,J=10.2Hz),4.06(1H,ddd,J=14.6,8.0,2.2Hz),4.31(1H,ddd,J=14.6,7.7,2.2Hz),7.17(2H,dt,J=8.7,2.0Hz),8.32(2H,dt,J=8.7,2.0Hz),8.62(2H,s)。
【0319】
実施例51−2) (8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリミジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例51−1)で得た化合物(298mg,0.57mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(114mg,49%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.43-1.47(1H,m),1.54-1.60(2H,m),1.67-1.71(1H,m),2.34-2.38(4H,m),2.56(1H,dd,J=15.6,9.6Hz),3.32(1H,d,J=15.1Hz),3.35(1H,d,J=12.2Hz),3.39(1H,d,J=12.2Hz),3.61(1H,d,J=15.1Hz),4.09(1H,dd,J=14.5,9.6Hz),4.41(1H,dd,J=14.5,6.3Hz),7.19(2H,d,J=8.5Hz),8.33(2H,d,J=8.5Hz),8.62(2H,s).
MS(ESI)m/z:408[M+H]
+。
【0320】
(実施例52)
{(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリミジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0321】
実施例52−1) (8R)−3−[1−(4−ブロモフェニル)シクロプロピル]−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d] [1,4]チアゼピン
実施例4−1)で得た化合物(1.02g,3.19mmol)と実施例16−3)で得た化合物(0.81g,3.19mmol)を1−ブタノール(5mL)に溶解し、窒素雰囲気下140℃で6時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後に溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜20%)を用いて精製することにより、白色固体の標記化合物(1.41g,85%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.36-1.45(2H,m),1.53-1.65(2H,m),2.52(1H,ddd,J=15.5,8.0,2.5Hz),2.68(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.3Hz),3.38(2H,s),3.50(1H,d,J=10.2Hz),3.54(1H,d,J=10.2Hz),4.04(1H,ddd,J=14.5,7.9,2.3Hz),4.27(1H,ddd,J=14.5,8.0,2.5Hz),6.96(2H,d,J=8.6Hz),7.40(2H,d,J=8.6Hz)。
【0322】
実施例52−2) (8R)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例52−1)で得た化合物(700mg,1.38mmol)を1,4−ジオキサン(15mL)に溶解し、ビス(ピナコラト)ジボロン(875mg,3.44mmol)、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体(225mg,0.28mmol)、酢酸カリウム(405mg,4.13mmol)を加え、窒素雰囲気下8時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却後に溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=2%〜30%)を用いて精製することにより、茶色固体の標記化合物(608mg,79%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.33(12H,s),1.43-1.46(2H,m),1.58-1.61(2H,m),2.46(1H,ddd,J=15.5,8.1,2.2Hz),2.59(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),3.38(2H,s),3.49(1H,d,J=9.8Hz),3.53(1H,d,J=10.2Hz),4.02(1H,ddd,J=14.6,8.1,2.1Hz),4.26(1H,ddd,J=14.6,7.7,2.1Hz),7.06(2H,d,J=8.2Hz),7.71(2H,d,J=8.2Hz)。
【0323】
実施例52−3) (8R)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリミジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例52−2)で得た化合物(600mg,1.08mmol)、2−クロロ−5−メチルピリミジン(155mg,1.19mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(50mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(36mg,0.13mmol)、りん酸三カリウム(400mg,1.84mmol)を1,4−ジオキサン(3mL)と水(1.5mL)の混合溶媒に溶解し、マイクロウエーブで140℃、2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、塩化メチレン(100mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜20%)を用いて精製することにより、淡黄色固体の標記化合物(348mg,62%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.46-1.53(2H,m),1.61-1.68(2H,m),2.34(3H,s),2.50(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.63(1H,ddd,J=15.7,7.7,2.2Hz),3.40(2H,s),3.52(2H,dd,J=15.8,10.0Hz),4.06(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),4.31(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),7.17(2H,d,J=8.6Hz),8.32(2H,d,J=8.6Hz),8.62(2H,d,J=0.8Hz)。
【0324】
実施例52−4) {(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピリミジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例52−3)で得た化合物(348mg,0.67mmol)をメタノール(3mL)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン溶液(1.67mL)を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し、塩化メチレン(50mL)とメタノール(2mL)の混合溶媒に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=10%〜60%)を用いて精製することにより、白色固体の標記化合物(216mg,79%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.42-1.49(1H,m),1.54-1.60(2H,m),1.66-1.72(1H,m),2.23(1H,t,J=7.0Hz),2.34(3H,s),2.36(1H,ddd,J=16.0,6.3,1.2Hz),2.56(1H,ddd,J=16.0,9.8,1.6Hz),3.30-3.41(2H,m),3.31(1H,d,J=15.2Hz),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.09(1H,ddd,J=14.9,9.8,1.2Hz),4.42(1H,ddd,J=14.5,6.6,1.2Hz),7.19(2H,d,J=8.6Hz),8.33(2H,d,J=8.6Hz),8.62(2H,d,J=0.8Hz).
MS(ESI)m/z:408.18589(M+H)
+。
【0325】
(実施例53)
(3−{1−[4−(5−クロロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0326】
実施例53−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(5−クロロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモ−5−クロロピリジン(289mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(367mg,68%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.45-1.52(2H,m),1.59-1.68(2H,m),2.53(1H,ddd,J=15.7,8.0,2.2Hz),2.67(1H,ddd,J=15.7,7.8,2.0Hz),3.39(2H,s),3.51(1H,d,J=10.1Hz),3.54(1H,d,J=10.1Hz),4.06(1H,ddd,J=14.4,8.1,2.0Hz),4.31(1H,ddd,J=14.4,7.8,2.2Hz),7.17(2H,d,J=8.6Hz),7.64(1H,d,J=8.8Hz),7.72(1H,dd,J=8.8,2.4Hz),7.89(2H,d,J=8.6Hz),8.61(1H,d,J=2.4Hz)。
【0327】
実施例53−2) (3−{1−[4−(5−クロロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例53−1)で得た化合物(367mg,0.68mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(318mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.42-1.48(1H,m),1.53-1.61(2H,m),1.64-1.70(1H,m),2.27(1H,brs),2.39(1H,ddd,J=15.6,6.5,1.4Hz),2.59(1H,ddd,J=15.6,10.0,1.4Hz),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.35(1H,d,J=11.7Hz),3.39(1H,d,J=11.7Hz),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.09(1H,ddd,J=14.7,10.0,1.4Hz),4.42(1H,ddd,J=14.7,6.5,1.4Hz),7.19(2H,d,J=8.4Hz),7.65(1H,d,J=8.4Hz),7.72(1H,dd,J=8.4,2.5Hz),7.90(2H,d,J=8.4Hz),8.62(1H,d,J=2.5Hz).
MS(ESI)m/z:427[M+H]
+。
【0328】
(実施例54)
(3−{1−[4−(5−フルオロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0329】
実施例54−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(5−フルオロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、2−ブロモ−5−フルオロピリジン(263mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(382mg,73%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.46-1.51(2H,m),1.58-1.63(1H,m),1.64-1.67(1H,m),2.53(1H,ddd,J=15.7,8.2,2.3Hz),2.66(1H,ddd,J=15.7,7.8,2.0Hz),3.39(2H,s),3.51(1H,d,J=10.3Hz),3.54(1H,d,J=10.3Hz),4.07(1H,ddd,J=14.4,7.8,2.0Hz),4.31(1H,ddd,J=14.4,8.2,2.3Hz),7.17(2H,d,J=8.3Hz),7.46(1H,td,J=8.3,2.9Hz),7.69(1H,dd,J=8.8,4.4Hz),7.86(2H,d,J=8.3Hz),8.52(1H,d,J=2.9Hz)。
【0330】
実施例54−2) (3−{1−[4−(5−フルオロピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例54−1)で得た化合物(367mg,0.68mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(304mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.41-1.47(1H,m),1.51-1.60(2H,m),1.65-1.70(1H,m),2.33(1H,brs),2.39(1H,ddd,J=15.6,6.4,1.3Hz),2.58(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.3Hz),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.35(1H,d,J=11.7Hz),3.39(1H,d,J=11.7Hz),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.10(1H,ddd,J=14.6,9.9,1.3Hz),4.42(1H,ddd,J=14.6,6.4,1.3Hz),7.19(2H,d,J=8.6Hz),7.47(1H,td,J=8.6,2.7Hz),7.69(1H,dd,J=8.6,4.3Hz),7.88(2H,d,J=8.6Hz),8.52(1H,d,J=2.7Hz).
MS(ESI)m/z:411[M+H]
+。
【0331】
(実施例55)
5−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン
【0332】
実施例55−1) 5−(4−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、5−ブロモ−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(284mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(402mg,75%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.42-1.48(2H,m),1.56-1.67(2H,m),2.54(1H,ddd,J=15.5,8.0,2.3Hz),2.69(1H,ddd,J=15.5,7.8,2.2Hz),3.39(2H,s),3.51(1H,d,J=10.2Hz),3.55(1H,d,J=10.2Hz),3.62(3H,s),4.07(1H,ddd,J=14.5,8.0,2.2Hz),4.32(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),6.66(1H,d,J=9.4Hz),7.12(2H,d,J=8.4Hz),7.32(2H,d,J=8.4Hz),7.48(1H,d,J=2.5Hz),7.59(1H,dd,J=9.4,2.5Hz)。
【0333】
実施例55−2) 5−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−1−メチルピリジン−2(1H)−オン
実施例55−1)で得た化合物(402mg,0.75mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(308mg,97%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.39-1.44(1H,m),1.48-1.54(1H,m),1.56-1.65(2H,m),2.22(1H,brs),2.41(1H,ddd,J=15.4,6.5,1.5Hz),2.60(1H,ddd,J=15.4,9.9,1.5Hz),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.35(1H,d,J=12.1Hz),3.39(1H,d,J=12.1Hz),3.62(3H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.10(1H,ddd,J=14.8,9.9,1.5Hz),4.43(1H,ddd,J=14.8,6.5,1.5Hz),6.66(1H,d,J=9.4Hz),7.14(2H,d,J=8.6Hz),7.34(2H,d,J=8.6Hz),7.48(1H,d,J=2.7Hz),7.59(1H,dd,J=9.4,2.7Hz).
MS(ESI)m/z:423[M+H]
+。
【0334】
(実施例56)
(8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0335】
実施例56−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステル(321mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(159mg,31%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.43-1.54(2H,m),1.57-1.62(1H,m),1.66-1.71(1H,m),2.57(1H,ddd,J=15.5,7.8,2.3Hz),2.73(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),3.40(2H,s),3.52(1H,d,J=9.8Hz),3.56(1H,d,J=9.8Hz),3.87(3H,s),4.10(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.1Hz),4.33(1H,ddd,J=14.4,7.8,2.3Hz),6.28(1H,d,J=2.0Hz),7.15(2H,d,J=8.2Hz),7.34(2H,d,J=8.2Hz),7.50(1H,d,J=2.0Hz)。
【0336】
実施例56−2) (8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例56−1)で得た化合物(159mg,0.31mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(128mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.46-1.52(2H,m),1.61-1.66(2H,m),2.28(1H,brs),2.45(1H,dd,J=15.1,5.9Hz),2.65(1H,dd,J=15.1,9.6Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.37(1H,d,J=12.5Hz),3.41(1H,d,J=12.5Hz),3.62(1H,d,J=15.2Hz),3.87(3H,s),4.13(1H,dd,J=14.4,9.6Hz),4.44(1H,dd,J=14.4,5.9Hz),6.28(1H,s),7.16(2H,d,J=8.2Hz),7.36(2H,d,J=8.2Hz),7.50(1H,s).
MS(ESI)m/z:396[M+H]
+。
【0337】
(実施例57)
(3−{1−[4−(4−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0338】
実施例57−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(4−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(508mg,1.0mmol)、4−メトキシピリジン−3−ボロン酸ピナコールエステル(321mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(337mg,63%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.44-1.60(2H,m),1.62-1.69(2H,m),2.57(1H,ddd,J=15.5,8.1,2.2Hz),2.71(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),3.40(2H,s),3.51(1H,d,J=10.2Hz),3.55(1H,d,J=10.2Hz),3.87(3H,s),4.10(1H,ddd,J=14.5,7.9,2.1Hz),4.35(1H,ddd,J=14.5,8.1,2.2Hz),6.90(1H,dd,J=11.5,5.9Hz),7.14(2H,d,J=8.6Hz),7.44(2H,d,J=8.6Hz),7.52(1H,d,J=3.1Hz),8.48(1H,dd,J=11.5,5.9Hz)。
【0339】
実施例57−2) (3−{1−[4−(4−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例57−1)で得た化合物(337mg,0.63mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(201mg,76%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.54(2H,m),1.57-1.64(2H,m),2.31(1H,brs),2.44(1H,ddd,J=15.6,6.5,1.4Hz),2.62(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.6Hz),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.37(2H,s),3.61(1H,d,J=15.2Hz),3.87(3H,s),4.12(1H,ddd,J=14.8,9.8,1.6Hz),4.45(1H,ddd,J=14.8,6.5,1.4Hz),6.89(1H,d,J=5.9Hz),7.16(2H,d,J=8.6Hz),7.46(2H,d,J=8.6Hz),8.40(1H,s),8.47(1H,d,J=5.9Hz).
MS(ESI)m/z:423[M+H]
+。
【0340】
(実施例58)
(8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0341】
実施例58−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、4−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾール(312mg,1.5mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(46mg,0.05mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(34mg,0.12mmol)、リン酸三カリウム(372mg,1.7mmol)のジオキサン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(148mg,29%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.17(3H,s),1.41-1.46(2H,m),1.54-1.61(2H,m),2.46(1H,ddd,J=15.6,8.0,2.2Hz),2.59(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.0Hz),3.38(2H,s),3.48(1H,d,J=10.0Hz),3.52(1H,d,J=10.0Hz),3.72(3H,s),4.06(1H,ddd,J=14.4,8.0,2.0Hz),4.32(1H,ddd,J=14.4,7.8,2.2Hz),7.09(2H,d,J=8.4Hz),7.15(1H,d,J=1.0Hz),7.46(1H,d,J=1.0Hz),7.67(2H,d,J=8.4Hz)。
【0342】
実施例58−2) (8−メチル−3−{1−[4−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例58−1)で得た化合物(148mg,0.37mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(90mg,61%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.31(3H,s),1.35-1.40(1H,m),1.47-1.53(2H,m),1.62-1.66(1H,m),2.32(1H,dd,J=15.1,5.7Hz),2.50(1H,dd,J=15.1,8.4Hz),3.30(1H,d,J=15.2Hz),3.32(1H,d,J=11.3Hz),3.36(1H,d,J=11.3Hz),3.59(1H,d,J=15.2Hz),3.72(3H,s),4.08(1H,dd,J=14.5,8.4Hz),4.43(1H,dd,J=14.5,5.7Hz),7.11(2H,d,J=8.2Hz),7.16(1H,s),7.46(1H,s),7.68(2H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)m/z:396[M+H]
+。
【0343】
(実施例59)
(3−{1−[4−(6−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0344】
実施例59−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(6−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(508mg,1.0mmol)、2−メトキシピリジン−5−ボロン酸ピナコールエステル(352mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(200mg,37%)を淡黄色油状物質として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.42-1.46(1H,m),1.47-1.51(1H,m),1.55-1.59(1H,m),1.64-1.68(1H,m),2.55(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.4Hz),2.70(1H,ddd,J=15.6,8.1,1.7Hz),3.40(2H,s),3.51(1H,d,J=9.8Hz),3.55(1H,d,J=9.8Hz),3.97(3H,s),4.09(1H,ddd,J=14.4,8.1,1.7Hz),4.33(1H,ddd,J=14.4,7.8,2.4Hz),6.81(1H,d,J=8.3Hz),7.15(2H,d,J=8.3Hz),7.44(2H,d,J=8.3Hz),7.75(1H,dd,J=8.3,2.4Hz),8.35(1H,d,J=2.4Hz)。
【0345】
実施例59−2) (3−{1−[4−(6−メトキシピリジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例59−1)で得た化合物(200mg,0.37mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(169mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.42-1.46(1H,m),1.48-1.53(1H,m),1.56-1.64(2H,m),2.29(1H,brs),2.42(1H,dd,J=15.2,5.5Hz),2.61(1H,dd,J=15.2,9.4Hz),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.37(2H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),3.97(3H,s),4.11(1H,dd,J=14.5,9.4Hz),4.45(1H,dd,J=14.5,5.5Hz),6.81(1H,d,J=8.6Hz),7.17(2H,d,J=8.4Hz),7.46(2H,d,J=8.4Hz),7.75(1H,dd,J=8.6,2.3Hz),8.35(1H,d,J=2.3Hz).
MS(ESI)m/z:423[M+H]
+。
【0346】
(実施例60)
6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
【0347】
実施例60−1) tert−ブチル 2−({1−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}カルボニル)ヒドラジンカルボキシレート
実施例16−2)で得た化合物(654mg,1.84mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(935mg,3.68mmol)、酢酸カリウム(542mg,5.52mmol)、ジクロロ1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン パラジウム(II) ジクロロメタン錯体(150mg,0.184mmol)の1,4−ジオキサン(6.54mL)溶液を110℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧留去して得られた残査に水と酢酸エチルを加え、有機層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)で精製して標記化合物(741mg,quant.)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.13(2H,q,J=3.6Hz),1.24(6H,s),1.27(6H,s),1.35(9H,s),1.66(2H,q,J=3.6Hz),6.32(1H,brs),6.82(1H,s),7.47(2H,d,J=7.8Hz),7.82(2H,d,J=7.8Hz)。
【0348】
実施例60−2) tert−ブチル 2−({1−[4−(5−シアノピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}カルボニル)ヒドラジンカルボキシレート
実施例60−1)で得た化合物(100g,249mmol)、2−クロロ−5−シアノピリジン(44.8g,323mmol)、炭酸カリウム(68.7g,497mmol)、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(14.4g,12.4mmol)の1,2−ジメトキシエタン(800mL)、水(200mL)混合溶液を100℃で8時間、80℃で14時間、さらに100℃で5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却して不溶物を濾別し、ろ液にジクロロメタンを加えて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。溶媒を減圧留去し、残渣をジクロロメタン、ヘキサンで洗浄後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=1:1)で精製し、標記化合物(24.1g,26%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.18(2H,q,J=3.7Hz),1.45(9H,s),1.72(2H,q,J=3.7Hz),7.62(2H,d,J=8.2Hz),7.85(1H,dd,J=8.2,0.9Hz),8.04(1H,dd,J=8.2,2.1Hz),8.06(2H,d,J=8.2Hz),8.95(1H,dd,J=2.1,0.9Hz)。
【0349】
実施例60−3) 1−[4−(5−シアノピリジン−2−イル)フェニル]シクロプロパンカルボヒドラジド
実施例60−2)で得た化合物(72.7g,192mmol)の2N塩酸ジオキサン溶液(728mL)を室温で30分間、さらに50℃で30分間攪拌した。反応溶液を室温に冷却して溶媒を減圧留去し、残渣にジクロロメタンを加え、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルとヘキサン(1:5)の混合溶媒(600mL)で固体化させ盧取した。得られた固体を減圧乾燥して標記化合物(51.7g,97%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.14(2H,q,J=3.5Hz),1.68(2H,q,J=3.5Hz),6.61(1H,brs),7.54(2H,d,J=8.2Hz),7.85(1H,d,J=8.2Hz),8.01-8.06(3H,m),8.95(1H,d,J=1.6Hz)。
【0350】
実施例60−4) 6−(4−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
7−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−7−メチル−5−(メチルチオ)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1,4−チアゼピン(39.7g,124mmol)、実施例60−3)で得た化合物(19.5g,70.1mmol)の1−ブタノール(750mL)溶液を140℃で13時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却して溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=9:1)で精製して標記化合物(33.1g,89%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.48-1.53(1H,m),1.62-1.70(3H,m),2.55(1H,ddd,J=15.5,7.7,2.2Hz),2.70(1H,ddd,J=15.5,8.0,2.2Hz),3.40(2H,s),3.51(1H,d,J=10.2Hz),3.55(1H,d,J=10.2Hz),4.07(1H,ddd,J=14.4,8.0,2.2Hz),4.31(1H,ddd,J=14.4,7.7,2.2Hz),7.20(2H,d,J=8.6Hz),7.82(1H,dd,J=8.6,0.9Hz),7.98(2H,d,J=8.6Hz),8.00(1H,dd,J=8.6,2.2Hz),8.92(1H,dd,J=2.2,0.9Hz)。
【0351】
実施例60−5) 6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
実施例60−4)で得た化合物(33.1g,62.0mmol)のテトラヒドロフラン(500mL)溶液にテトラブチルアンモニウムフルオリド(74.4mL,1Mテトラヒドロフラン溶液)を加え室温で1.5時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=4:1)で精製して標記化合物(22.5g,87%)を白色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.44-1.49(1H,m),1.53-1.58(1H,m),1.59-1.63(1H,m),1.67-1.71(1H,m),2.43(1H,dd,J=15.4,6.1Hz),2.64(1H,dd,J=15.4,9.5Hz),2.82(1H,brs),3.33(1H,d,J=15.6Hz),3.42(2H,s),3.61(1H,d,J=15.6Hz),4.12(1H,dd,J=14.4,9.5Hz),4.39(1H,dd,J=14.4,6.1Hz),7.21(2H,d,J=8.3Hz),7.82(1H,d,J=8.3Hz),7.98-8.02(3H,m),8.91-8.93(1H,m).
MS(FAB)m/z:418[M+H]
+。
【0352】
(実施例61)
6−(4−{1−[(8R)−8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
【0353】
実施例61−1) 6−(4−{1−[(8R)−8−({[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
実施例4−1)で得た化合物(418mg,1.31mmol)と実施例60−3)で得た化合物(364mg,1.31mmol)を1−ブタノール(5mL)に溶解し、窒素雰囲気下140℃で5時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後に溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜20%)を用いて精製することにより、白色固体の標記化合物(375mg,54%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.47-1.56(2H,m),1.62-1.71(2H,m),2.55(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.4Hz),2.70(1H,ddd,J=15.6,8.0,2.2Hz),3.40(2H,s),3.51(1H,d,J=10.2Hz),3.55(1H,d,J=10.2Hz),4.07(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.0Hz),4.30(1H,ddd,J=14.3,8.0,2.5Hz),7.20(2H,d,J=8.6Hz),7.82(1H,dd,J=8.2,0.8Hz),7.98(2H,d,J=8.6Hz),8.00(1H,dd,J=8.6,2.0Hz),8.92(1H,dd,J=2.0,0.8Hz)。
【0354】
実施例61−2) 6−(4−{1−[(8R)−8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
実施例61−1)で得た化合物(375mg,0.70mmol)をテトラヒドロフラン(7mL)に溶解し、室温でテトラブチルアンモニウムフルオリド(1.0mol/L テトラヒドロフラン溶液,0.84mL,0.84mmol)を加え、窒素雰囲気下室温で1時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチル(50mL)で抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=10%〜40%)を用いて精製することにより、白色固体の標記化合物(208mg,71%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.44-1.51(1H,m),1.53-1.65(2H,m),1.66-1.73(1H,m),2.42(1H,ddd,J=15.6,6.6,1.2Hz),2.63(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.6Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.40(2H,dd,J=15.2,11.7Hz),3.63(1H,d,J=15.2Hz),4.11(1H,ddd,J=14.9,9.8,1.2Hz),4.41(1H,ddd,J=14.9,6.3,1.2Hz),7.22(2H,d,J=8.2Hz),7.82(1H,dd,J=8.2,0.8Hz),7.99(2H,d,J=8.6Hz),8.01(1H,dd,J=8.2,2.3Hz),8.93(1H,dd,J=2.0,0.8Hz).
MS(ESI)m/z:418.16926(M+H)
+。
【0355】
(実施例62)
5−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
【0356】
実施例62−1) 5−(4−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
実施例16−5)で得た化合物(508mg,1.0mmol)、3−ブロモ−5−シアノピリジン(274mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(238mg,45%)を褐色油状物質として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.45-1.55(2H,m),1.58-1.73(2H,m),2.58(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.4Hz),2.75(1H,ddd,J=15.5,8.0,2.2Hz),3.41(2H,s),3.52(1H,d,J=10.2Hz),3.56(1H,d,J=10.2Hz),4.09(1H,ddd,J=14.5,8.0,2.2Hz),4.32(1H,ddd,J=14.5,7.9,2.4Hz),7.22(2H,d,J=8.2Hz),7.50(2H,d,J=8.2Hz),8.10(1H,t,J=2.0Hz),8.85(1H,d,J=2.0Hz),9.00(1H,d,J=2.0Hz)。
【0357】
実施例62−2) 5−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
実施例62−1)で得た化合物(238mg,0.45mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(164mg,39%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.45-1.50(1H,m),1.51-1.55(1H,m),1.60-1.68(2H,m),2.45(1H,dd,J=15.1,6.8Hz),2.65(1H,dd,J=15.1,9.8Hz),3.33(1H,d,J=15.1Hz),3.40(2H,s),3.62(1H,d,J=15.1Hz),4.13(1H,dd,J=14.6,9.8Hz),4.43(1H,dd,J=14.6,6.8Hz),7.22(2H,d,J=8.3Hz),7.56(2H,d,J=8.3Hz),8.45(1H,t,J=2.0Hz),8.97(1H,d,J=2.0Hz),9.18(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)m/z:418[M+H]
+。
【0358】
(実施例63)
{8−メチル−3−[1−(4−ピリミジン−4−イルフェニル)シクロプロピル]−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0359】
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、4−ブロモピリミジン塩酸塩(234mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)、ジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)の反応混合液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により粗精製した。この粗精製物を4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)およびメタノール(4mL)に溶かし、室温で15時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(67mg,17%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.46-1.50(1H,m),1.55-1.64(2H,m),1.67-1.72(1H,m),2.21(1H,brs),2.41(1H,dd,J=15.4,6.1Hz),2.61(1H,dd,J=15.4,9.0Hz),3.33(1H,d,J=15.1Hz),3.38(2H,s),3.62(1H,d,J=15.1Hz),4.10(1H,dd,J=14.6,9.0Hz),4.40(1H,dd,J=14.6,6.1Hz),7.22(2H,d,J=8.3Hz),7.69(1H,d,J=5.4Hz),8.04(2H,d,J=8.3Hz),8.77(1H,d,J=5.4Hz),9.26(1H,s).
MS(ESI)m/z:394[M+H]
+。
【0360】
(実施例64)
(8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリダジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0361】
実施例64−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリダジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、3−クロロ−6−メチルピリダジン(192mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により130℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(153mg,29%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.47-1.53(1H,m),1.59-1.64(2H,m),1.66-1.70(1H,m),2.55(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.2Hz),2.69(1H,ddd,J=15.5,7.9,2.1Hz),2.76(3H,s),3.40(2H,s),3.51(1H,d,J=9.8Hz),3.55(1H,d,J=9.8Hz),4.08(1H,ddd,J=14.3,7.9,2.1Hz),4.32(1H,ddd,J=14.3,7.9,2.2Hz),7.21(2H,d,J=8.6Hz),7.38(1H,d,J=8.6Hz),7.72(1H,d,J=8.6Hz),8.00(2H,d,J=8.6Hz)。
【0362】
実施例64−2) (8−メチル−3−{1−[4−(6−メチルピリダジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例64−1)で得た化合物(153mg,0.46mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(1mL)のメタノール(4mL)溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(103mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.44-1.49(1H,m),1.53-1.63(2H,m),1.65-1.70(1H,m),2.41(1H,ddd,J=15.6,6.3,1.6Hz),2.61(1H,ddd,J=15.6,9.9,1.7Hz),2.76(3H,s),3.33(1H,d,J=15.3Hz),3.36(1H,d,J=11.7Hz),3.40(1H,d,J=11.7Hz),3.61(1H,d,J=15.3Hz),4.11(1H,ddd,J=14.7,9.9,1.7Hz),4.42(1H,ddd,J=14.7,6.3,1.6Hz),7.23(2H,d,J=8.6Hz),7.38(1H,d,J=9.0Hz),7.72(1H,d,J=9.0Hz),8.01(2H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:408[M+H]
+。
【0363】
(実施例65)
6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチンアミド
【0364】
実施例60−5)で得た化合物(9.14g,17.2mmol)の2N塩酸1,4−ジオキサン溶液(200mL)溶液を50℃で2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、メタノール(40mL)を加えて超音波により不溶物を溶解させた。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(400mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=3:2)にて精製し、標記化合物(2.74g,38%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.20(3H,s),1.60-1.62(4H,m),2.61(1H,dq,J=15.7,3.3Hz),2.83(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.7Hz),3.35-3.50(4H,m),4.29-4.43(2H,m),7.24(2H,d,J=8.2Hz),7.95(1H,d,J=8.2Hz),8.03(2H,dt,J=8.7,2.1Hz),8.30(1H,dd,J=8.2,2.3Hz),9.07(1H,dd,J=2.8,0.8Hz).
MS(FAB)m/z:436[M+H]
+。
【0365】
(実施例66)
6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチン酸
【0366】
実施例65で得た化合物(200mg,0.458mmol)、水酸化カリウム(129mg)のエタノール(5.00mL)、水(1.50mL)混合溶液を100℃で9時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、氷冷下にて0.05N塩酸(50.0mL)中へ注ぎ、ジクロロメタン/2−プロパノール(4/1)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣にジイソプロピルエーテルを加え、白色沈殿を濾取し、減圧乾燥して標記化合物(166mg,83%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.21(3H,s),1.62(4H,dt,J=10.9,4.3Hz),2.62(1H,dq,J=15.8,3.3Hz),2.84(1H,ddd,J=15.8,8.0,2.7Hz),3.36-3.50(4H,m),4.29-4.43(2H,m),7.25(2H,d,J=8.2Hz),7.97(1H,d,J=8.6Hz),8.05(2H,d,J=8.2Hz),8.40(1H,dd,J=8.6,2.1Hz),9.17(1H,d,J=2.0Hz).
MS(ESI)m/z:437[M+H]
+。
【0367】
(実施例67)
6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−N,N−ジメチルニコチンアミド
【0368】
実施例66で得た化合物(150mg,0.344mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(140mg,1.72mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(4mg,34μmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(198mg,1.03mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.00mL)溶液を室温で1.5時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣にジイソプロピルエーテルを加えて沈殿を濾取し、減圧乾燥して標記化合物(153mg,96%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.20(3H,s),1.56-1.64(4H,m),2.61(1H,ddd,J=15.6,7.3,2.4Hz),2.82(1H,ddd,J=15.7,7.9,2.6Hz),3.07(3H,s),3.13(3H,s),3.35-3.49(4H,m),4.29-4.42(2H,m),7.24(2H,d,J=8.8Hz),7.93(2H,d,J=1.5Hz),8.01(2H,d,J=8.8Hz),8.68(1H,t,J=1.5Hz).
MS(FAB)m/z:464[M+H]
+。
【0369】
(実施例68)
6−(4−{1−[(8R)−8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−N,N−ジメチルニコチンアミド
【0370】
実施例68−1) 6−(4−{1−[(8R)−8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチン酸
実施例61で得た化合物(500mg,1.20mmol)、水酸化カリウム(336mg,5.99mmol)のエタノール(12.5mL)、水(3.75mL)混合溶液を100℃で7時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、氷冷下にて0.05N塩酸(100mL)中へ注ぎ、ジクロロメタン/2−プロパノール(4/1)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣にメタノールを加え、沈殿を濾取した。得られた沈殿にジクロロメタン/2−プロパノール(4/1)を加え、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧乾燥して標記化合物(124mg,24%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.19(3H,s),1.60(4H,dt,J=10.9,4.3Hz),2.60(1H,dq,J=15.8,3.3Hz),2.82(1H,ddd,J=15.8,8.0,2.7Hz),3.34-3.48(4H,m),4.27-4.41(2H,m),7.23(2H,d,J=8.2Hz),7.95(1H,d,J=8.6Hz),8.03(2H,d,J=8.2Hz),8.38(1H,dd,J=8.6,2.1Hz),9.15(1H,d,J=2.0Hz)。
【0371】
実施例68−2) 6−(4−{1−[(8R)−8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−N,N−ジメチルニコチンアミド
実施例68−1)で得た化合物(124mg,0.284mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(116mg,1.42mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(3mg,28μmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(163mg,0.852mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.48mL)溶液を室温で5.5時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタン/2−プロパノール(4/1)で抽出し、有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=2:1)により精製し、標記化合物(85mg,65%)を白色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CD
3OD)δ:1.20(3H,s),1.56-1.64(4H,m),2.61(1H,ddd,J=15.6,7.3,2.4Hz),2.82(1H,ddd,J=15.7,7.9,2.6Hz),3.07(3H,s),3.13(3H,s),3.35-3.49(4H,m),4.29-4.42(2H,m),7.24(2H,d,J=8.8Hz),7.93(2H,d,J=1.5Hz),8.01(2H,d,J=8.8Hz),8.68(1H,t,J=1.5Hz).
MS(FAB)m/z:464[M+H]
+。
【0372】
(実施例69)
N−エチル−6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチンアミド
【0373】
実施例66で得た化合物(150mg,0.344mmol)、エチルアミン塩酸塩(140mg,1.72mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(4mg,34μmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(198mg,1.03mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.00mL)溶液を室温で5時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣にジイソプロピルエーテルを加えて沈殿を濾取し、減圧乾燥して標記化合物(76mg,48%)を白色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CD
3OD)δ:1.20(3H,s),1.25(3H,t,J=6.5Hz),1.57-1.64(4H,m),2.61(1H,ddd,J=15.6,7.3,2.4Hz),2.82(1H,ddd,J=15.6,8.1,2.7Hz),3.35-3.49(6H,m),4.30-4.41(2H,m),7.24(2H,d,J=8.8Hz),7.94(1H,d,J=8.8Hz),8.02(2H,d,J=8.3Hz),8.25(1H,dd,J=8.3,1.9Hz),9.02(1H,d,J=1.9Hz).
MS(FAB)m/z:464[M+H]
+。
【0374】
(実施例70)
N−シクロプロピル−6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチンアミド
【0375】
実施例66で得た化合物(150mg,0.344mmol)、シクロプロピルアミン(119μL,1.72mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(4mg,34μmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(198mg,1.03mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.00mL)溶液を室温で5時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をにジイソプロピルエーテルを加えて沈殿を濾取し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=1:4)にて精製し、標記化合物(29mg,18%)を白色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CD
3OD)δ:0.66(2H,dt,J=7.8,3.7Hz),0.81-0.85(2H,m),1.20(3H,s),1.57-1.63(4H,m),2.60(1H,ddd,J=15.6,7.3,2.4Hz),2.82(1H,ddd,J=15.9,8.1,2.4Hz),2.86-2.90(1H,m),3.35-3.49(4H,m),4.29-4.41(2H,m),7.23(2H,d,J=8.8Hz),7.93(1H,d,J=8.3Hz),8.01(2H,d,J=8.3Hz),8.23(1H,dd,J=8.3,2.4Hz),8.99(1H,d,J=2.4Hz).
MS(ESI)m/z:476[M+H]
+。
【0376】
(実施例71)
5−フルオロ−6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
【0377】
実施例71−1) 6−(4−{1−[8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−5−フルオロニコチノニトリル
実施例16−5)で得た化合物(555mg,1.0mmol)、6−クロロ−5−フルオロニコチノニトリル(187mg,1.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(231mg,0.2mmol)、炭酸カリウム(276mg,2mmol)のジメトキシエタン(4mL)、水(1mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1.5時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,40g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80,gradient)により精製し、標記化合物(451mg,82%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.48-1.56(2H,m),1.61-1.72(2H,m),2.57(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.0Hz),2.72(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.0Hz),3.40(2H,s),3.52(1H,d,J=9.8Hz),3.55(1H,d,J=9.8Hz),4.07(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.0Hz),4.31(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.0Hz),7.22(2H,d,J=8.3Hz),7.79(1H,dd,J=7.3,2.4Hz),7.82(2H,d,J=8.3Hz),8.73(1H,d,J=2.4Hz)。
【0378】
実施例71−2) 5−フルオロ−6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)ニコチノニトリル
実施例71−1)で得た化合物(451mg,0.82mmol)、1Mテトラブチルアンモニウムフルオリドテトラヒドロフラン溶液(0.98mL)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液を室温で18時間攪拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(Isco Combiflash,12g,メタノール:酢酸エチル=0:100〜40:60,gradient)により精製し、標記化合物(321mg,90%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.47-1.51(1H,m),1.54-1.58(1H,m),1.59-1.65(1H,m),1.68-1.73(1H,m),1.91(1H,brs),2.42(1H,ddd,J=15.4,6.5,1.4Hz),2.60(1H,ddd,J=15.4,9.8,1.4Hz),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.39(2H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.11(1H,ddd,J=14.7,9.8,1.4Hz),4.41(1H,ddd,J=14.7,6.5,1.4Hz),7.24(2H,d,J=8.6Hz),7.79(1H,dd,J=7.4,2.7Hz),7.82(2H,d,J=8.6Hz),8.74(1H,d,J=2.7Hz).
MS(ESI)m/z:436[M+H]
+。
【0379】
(実施例72)
{(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0380】
実施例52−1)で得た化合物(500mg,0.98mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(210mg,1.08mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(114mg,0.10mmol)、炭酸カリウム(272mg,1.97mmol)の1,2−ジメトキシエタン(6mL)、水(3mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=40:60)により粗精製した。残渣と4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(3mL)のメタノール(6mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5N水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール,40:60)により粗精製した。残渣を酢酸エチル/メタノール=3:1の溶液(8mL)に溶解させ、室温で攪拌しながらジイソプロピルエーテル(20mL)を徐々に加え、懸濁液とした。懸濁液を60℃で1時間攪拌し、室温に戻しながら1時間攪拌した。無色沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄した。固体を減圧乾燥し、標記化合物(46mg,12%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.39-1.42(1H,m),1.47-1.53(2H,m),1.60-1.65(1H,m),2.38(1H,ddd,J=15.7,6.5,1.5Hz),2.56(1H,ddd,J=15.7,9.8,1.5Hz),3.31(1H,d,J=15.3Hz),3.35(2H,s),3.61(1H,d,J=15.3Hz),4.09(1H,ddd,J=14.7,9.8,1.5Hz),4.45(1H,ddd,J=14.8,6.5,1.5Hz),7.12(2H,d,J=8.6Hz),7.44(2H,d,J=8.6Hz),7.84(2H,s).
MS(ESI)m/z:382[M+H]
+。
【0381】
(実施例73)
(3−{1−[4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0382】
実施例73−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(300mg,0.59mmol)、1−エチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(144mg,0.65mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(68mg,0.06mmol)、炭酸カリウム(163mg,1.18mmol)の1,2−ジメトキシエタン(3mL)、水(1.5mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(3mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(297mg,97%)を橙色油状として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.37-1.46(2H,m),1.52(3H,t,J=7.4Hz),1.58-1.61(2H,m),2.50(1H,ddd,J=15.7,7.9,2.2Hz),2.64(1H,dd,J=15.7,7.0Hz),3.39(2H,s),3.50(1H,d,J=10.2Hz),3.54(1H,d,J=10.2Hz),4.07(1H,ddd,J=14.4,8.0,1.9Hz),4.20(2H,q,J=7.3Hz),4.32(1H,ddd,J=14.4,7.9,2.3Hz),7.08(2H,d,J=8.6Hz),7.39(1H,d,J=8.2Hz),7.47(1H,d,J=8.2Hz),7.61(1H,s),7.73(1H,s)。
【0383】
実施例73−2) (3−{1−[4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例73−1)で得た化合物(297mg,0.57mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(10mL)溶液を室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(224mg,96%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.31(3H,s),1.35-1.40(1H,m),1.46-1.52(2H,m),1.52(3H,t,J=7.4Hz),1.58-1.66(1H,m),2.38(1H,ddd,J=15.7,6.7,1.3Hz),2.57(1H,dd,J=15.7,9.5Hz),3.31(1H,d,J=15.3Hz),3.39(2H,s),3.59(1H,d,J=15.3Hz),4.10(1H,ddd,J=14.6,9.5,1.4Hz),4.20(2H,q,J=7.3Hz),4.42(1H,dd,J=14.6,6.7Hz),7.08(2H,d,J=8.2Hz),7.40(2H,d,J=8.2Hz),7.62(1H,d,J=0.8Hz),7.74(1H,d,J=0.8Hz).
MS(ESI)m/z:410[M+H]
+。
【0384】
(実施例73B)
[(8R)−(3−{1−[4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)]メタノール
【0385】
実施例73B−1) (8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例52−1)で得た化合物(600mg,1.18mmol)、1−エチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(314mg,1.42mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体(93mg,0.12mmol)、炭酸カリウム(489mg,3.54mmol)を1,4−ジオキサン(4mL)と水(2mL)の混合溶媒に溶解し、90℃、5時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、酢酸エチル(200mL)で希釈した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=40:60〜100:0)により精製し、標記化合物(551mg,89%)を白色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.39-1.45(2H,m),1.52(3H,t,J=7.2Hz),1.54-1.63(2H,m),2.50(1H,ddd,J=15.6,8.2,2.0Hz),2.63(1H,ddd,J=15.2,7.8,2.0Hz),3.38(2H,s),3.51(1H,dd,J=17.2,10.2Hz),4.07(1H,dd,J=14.9,7.8Hz),4.20(3H,q,J=7.3Hz),4.32(1H,ddd,J=14.5,7.4,1.6Hz),7.08(2H,d,J=7.8Hz),7.39(2H,d,J=7.8Hz),7.62(1H,s),7.74(1H,s)。
【0386】
実施例(73B−2)
(8R)−3−{1−[4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
実施例73B−1)で得た化合物(551mg,1.05mmol)をメタノール(5mL)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン(2.60mL)を加え、室温で2時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、塩化メチレン(150mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)で分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=0:100〜30:70)により精製し、標記化合物(315mg,73%)を白色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.35-1.41(2H,m),1.46-1.53(2H,m),1.52(3H,t,J=7.0Hz),2.33-2.42(1H,m),2.54(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.6Hz),3.30(1H,d,J=15.2Hz),3.33-3.37(2H,m),3.60(1H,d,J=15.2Hz),4.09(1H,ddd,J=14.9,10.2,1.2Hz),4.20(2H,q,J=7.3Hz),4.44(1H,ddd,J=14.9,6.3,1.2Hz),7.10(2H,d,J=7.8Hz),7.40(2H,d,J=7.8Hz),7.63(1H,s),7.74(1H,s).
MS(ESI)m/z:410[M+H]
+。
【0387】
(実施例74)
{3−[1−(4−イソキサゾール−4−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0388】
実施例74−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−[1−(4−イソキサゾール−4−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(300mg,0.59mmol)、イソキサゾール−4−ボロン酸(73mg,0.65mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(68mg,0.06mmol)、炭酸カリウム(163mg,1.18mmol)の1,2−ジメトキシエタン(3mL)、水(1.5mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(3mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(127mg,44%)を橙色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.06(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.38-1.47(2H,m),1.49-1.61(2H,m),2.52(1H,ddd,J=15.7,8.0,1.8Hz),2.69(1H,ddd,J=15.7,7.8,2.3Hz),3.38(2H,s),3.50(1H,d,J=10.2Hz),3.54(1H,d,J=10.2Hz),4.01-4.13(1H,m),4.22-4.35(1H,m),6.96(2H,d,J=8.6Hz),7.40(2H,d,J=8.6Hz),7.46(1H,s),7.57(1H,s)。
【0389】
実施例74−2) {3−[1−(4−イソキサゾール−4−イルフェニル)シクロプロピル]−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例74−1)で得た化合物(127mg,0.26mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(10mL)溶液を室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(20mg,20%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.25(3H,s),1.36-1.57(2H,m),1.59-1.72(2H,m),2.43(1H,ddd,J=17.1,8.7,5.4Hz),2.59(1H,ddd,J=15.7,9.3,3.6Hz),3.30(1H,d,J=15.3Hz),3.37(2H,s),3.59(1H,d,J=15.3Hz),4.03-4.13(1H,m),4.37(1H,ddd,J=15.4,6.4,1.5Hz),7.09(2H,d,J=8.6Hz),7.44(2H,d,J=8.6Hz),7.56(1H,s),7.61(1H,s).
MS(ESI)m/z:383[M+H]
+。
【0390】
(実施例75)
(3−{1−[4−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0391】
実施例75−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[4−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(300mg,0.59mmol)、1−イソプロピルピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(153mg,0.65mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(68mg,0.06mmol)、炭酸カリウム(163mg,1.18mmol)の1,2−ジメトキシエタン(3mL)、水(1.5mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(3mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(217mg,68%)を橙色油状として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.24(3H,s),1.39-1.46(2H,m),1.54(6H,d,J=6.7Hz),1.56-1.61(2H,m),2.49(1H,ddd,J=15.7,7.9,2.3Hz),2.63(1H,ddd,J=15.7,7.6,2.0Hz),3.38(2H,s),3.49(1H,d,J=10.0Hz),3.53(1H,d,J=10.0Hz),4.07(1H,ddd,J=14.3,7.6,1.8Hz),4.32(1H,ddd,J=14.3,7.9,2.1Hz),4.47-4.57(1H,m),7.08(2H,d,J=8.5Hz),7.39(2H,d,J=8.5Hz),7.64(1H,s),7.74(1H,s)。
【0392】
実施例75−2) (3−{1−[4−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例75−1)で得た化合物(217mg,0.40mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(2mL)のメタノール(8mL)溶液を室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(203mg,quant.)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.35-1.42(1H,m),1.48-1.52(2H,m),1.54(6H,d,J=6.7Hz),1.60-1.68(1H,m),2.36(1H,ddd,J=15.6,6.4,1.3Hz),2.54(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.3Hz),3.30(1H,d,J=15.3Hz),3.36(2H,s),3.60(1H,d,J=15.3Hz),4.09(1H,ddd,J=14.5,9.8,1.3Hz),4.43(1H,dd,J=14.5,6.4Hz),4.48-4.57(2H,m),7.09(1H,d,J=8.2Hz),7.41(1H,d,J=8.2Hz),7.65(2H,s),7.75(2H,s).
MS(ESI)m/z:424[M+H]
+。
【0393】
(実施例76)
(8−メチル−3−{1−[4−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0394】
実施例76−1)
8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(300mg,0.59mmol)、3−メチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(135mg,0.65mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(68mg,0.06mmol)、炭酸カリウム(163mg,1.18mmol)の1,2−ジメトキシエタン(3mL)、水(1.5mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(3mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=30:70)により精製し、標記化合物(213mg,71%)を橙色油状として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.41-1.50(2H,m),1.56-1.63(2H,m),2.43(3H,s),2.54(1H,dd,J=14.5,7.0Hz),2.69(1H,dd,J=16.4,7.4Hz),3.39(2H,s),3.51(1H,d,J=10.0Hz),3.55(1H,d,J=10.0Hz),4.06-4.15(1H,m),4.34(1H,dd,J=14.5,7.4Hz),7.11(2H,d,J=8.2Hz),7.32(2H,d,J=8.2Hz),7.65(1H,s)。
【0395】
実施例76−2) (8−メチル−3−{1−[4−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例76−1)で得た化合物(213mg,0.42mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(3mL)のメタノール(6mL)溶液を室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(113mg,68%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.36-1.46(1H,m),1.46-1.58(2H,m),1.61-1.66(1H,m),2.39-2.46(4H,m),2.63(1H,dd,J=15.7,9.6Hz),2.77(1H,brs),3.31(1H,d,J=15.3Hz),3.49(2H,s),3.65(1H,d,J=15.3Hz),4.11(1H,dd,J=14.7,9.6Hz),4.47(1H,dd,J=14.7,6.1Hz),7.11(2H,d,J=7.4Hz),7.33(2H,d,J=7.4Hz),7.66(1H,s).
MS(ESI)m/z:396[M+H]
+。
【0396】
(実施例77)
N−エチル−6−(4−{1−[8−(ヒドロキシメチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−3−イル]シクロプロピル}フェニル)−N−メチルニコチンアミド
【0397】
実施例66で得た化合物(200mg,0.458mmol)、エチルメチルアミン(197μL,2.29mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(6mg,46μmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(264mg,1.37mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.00mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をプレパラティブTLC(ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製し、標記化合物(18mg,8%)を褐色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.20(3H,s),1.29(3H,t,J=9.2Hz),1.56-1.64(4H,m),2.61(1H,ddd,J=15.7,7.0,2.7Hz),2.79-2.85(1H,m),3.04(3/2H,s),3.10(3/2H,s),3.35-3.49(6H,m),4.27-4.44(2H,m),7.23(2H,d,J=8.7Hz),7.93(1H,d,J=1.2Hz),8.01(3H,d,J=8.7Hz),8.66(1H,d,J=8.6Hz).
MS(ESI)m/z:478[M+H]
+。
【0398】
(実施例78)
8−メチル−3−(1−{4−[5−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0399】
実施例66)で得た化合物(200mg,0.458mmol)、ピロリジン(188μL,2.29mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(6mg,46μmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(264mg,1.37mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.00mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をプレパラティブTLC(ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製し、標記化合物(24mg,11%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.20(3H,s),1.57-1.64(4H,m),1.91-2.05(4H,m),2.61(1H,ddd,J=15.7,7.0,2.7Hz),2.82(1H,ddd,J=15.7,8.0,2.5Hz),3.35-3.50(4H,m),3.55(2H,t,J=6.5Hz),3.63(2H,t,J=6.8Hz),4.27-4.43(2H,m),7.24(2H,d,J=8.2Hz),7.94(1H,dd,J=8.2,0.8Hz),7.99-8.04(3H,m),8.78(1H,dd,J=2.3,0.8Hz).
MS(ESI)m/z:490[M+H]
+。
【0400】
(実施例79)
[8−メチル−3−(1−{4−[5−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0401】
実施例66で得た化合物(200mg,0.458mmol)、モルホリン(200μL,2.29mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(6mg,46μmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(264mg,1.37mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.00mL)溶液を室温で14時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をプレパラティブTLC(ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製し、標記化合物(69mg,11%)を白色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CD
3OD)δ:1.20(3H,s),1.60(4H,ddd,J=14.2,7.1,3.8Hz),2.60(1H,ddd,J=15.8,7.2,2.7Hz),2.82(1H,ddd,J=15.8,7.9,2.6Hz),3.35-3.77(13H,m),4.32(1H,ddd,J=14.8,7.2,2.6Hz),4.39(1H,ddd,J=14.8,7.9,2.7Hz),7.23(2H,dt,J=8.7,2.1Hz),7.94(1H,t,J=1.9Hz),8.02(2H,dt,J=8.9,2.1Hz),8.68(1H,dd,J=1.9,1.2Hz).
MS(FAB)m/z:506[M+H]
+。
【0402】
(実施例80)
(3−{1−[2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0403】
実施例80−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例14−5)で得た化合物(300mg,0.59mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(130mg,0.65mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(66mg,0.06mmol)、炭酸カリウム(157mg,1.18mmol)の1,2−ジメトキシエタン(3mL)、水(1.5mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(3mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(368mg,quant.)を橙色油状として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.04(3H,s),0.88(9H,s),1.15(3H,s),1.50-1.72(4H,m),2.56(1H,dd,J=14.1,6.8Hz),2.76(1H,dd,J=14.1,5.1Hz),3.39-3.41(1H,m),3.50-3.52(3H,m),3.95(3H,s),4.25(1H,dd,J=14.5,6.5Hz),4.53(1H,dd,J=14.5,7.6Hz),7.11(1H,d,J=12.5Hz),7.20(1H,d,J=7.8Hz),7.40(1H,t,J=7.8Hz),7.60(1H,s),7.72(1H,s)。
【0404】
実施例80−2) (3−{1−[2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例80−1)で得た化合物(368mg,0.70mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(3mL)のメタノール(6mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(200mg,69%)を無色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:1.30(3H,s),1.40-1.44(1H,m),1.50-1.55(2H,m),1.65-1.72(1H,m),2.46(1H,dd,J=15.6,6.3Hz),2.57(1H,dd,J=15.6,9.8Hz),3.23-3.36(3H,m),3.58(1H,d,J=15.6Hz),3.94(3H,s),4.20(1H,dd,J=14.0,9.8Hz),4.67(1H,dd,J=14.0,4.9Hz),7.11(1H,d,J=12.2Hz),7.20(1H,d,J=8.2Hz),7.39(1H,t,J=8.2Hz),7.60(1H,s),7.72(1H,s).
MS(ESI)m/z:414[M+H]
+。
【0405】
(実施例81)
{(8R)−3−{1−[2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0406】
実施例81−1) (8R)−3−[1−(4−ブロモ−2−フルオロフェニル)シクロプロピル]−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例14−4)で得た化合物(2.00g,7.32mmol)、実施例4−1)で得た化合物(2.57g,8.06mmol)のn−ブタノール(40mL)溶液を140℃で8時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、標記化合物(3.86g,quant.)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.01(3H,s),0.04(3H,s),0.89(9H,s),1.14(3H,s),1.36-1.51(2H,m),1.53-1.70(2H,m),2.56(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.2Hz),2.74(1H,ddd,J=15.6,8.0,2.0Hz),3.34(2H,s),3.46(1H,d,J=10.2Hz),3.50(1H,d,J=10.2Hz),4.19(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.0Hz),4.47(1H,ddd,J=14.5,8.0,2.2Hz),7.21-7.33(3H,m)。
【0407】
実施例81−2) (8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例81−1)で得た化合物(3.86g,7.32mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(1.68g,8.06mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(850mg,0.73mmol)、炭酸カリウム(2.02g,14.65mmol)の1,2−ジメトキシエタン(50mL)、水(25mL)溶液を攪拌しながら一晩加熱還流した。反応溶液を室温に冷却し、水(20mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=100:0〜70:30)により精製し、標記化合物(3.87g,quant.)を黄色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl
3)δ:0.01(3H,s),0.04(3H,s),0.89(9H,s),1.14(3H,s),1.45-1.52(2H,m),1.57-1.60(1H,m),1.63-1.66(1H,m),2.54(1H,dd,J=15.6,7.8Hz),2.70(1H,dd,J=15.6,7.8Hz),3.35(2H,s),3.46(1H,d,J=10.3Hz),3.50(1H,d,J=10.3Hz),3.94(3H,s),4.21(1H,dd,J=14.0,7.8Hz),4.52(1H,dd,J=14.0,7.8Hz),7.10(1H,d,J=12.2Hz),7.19(1H,d,J=8.3Hz),7.38(1H,t,J=8.3Hz),7.59(1H,s),7.72(1H,s)。
【0408】
実施例81−3) {(8R)−3−{1−[2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例81−2)で得た化合物(3.87g,7.32mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(15mL)のメタノール(30mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5M水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=30:70)により精製し、標記化合物(2.72g,90%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.30(3H,s),1.40-1.45(2H,m),1.66-1.71(2H,m),2.46(1H,dd,J=15.4,6.3Hz),2.57(1H,dd,J=15.4,9.4Hz),2.66(1H,brs),3.27(1H,d,J=15.2Hz),3.31(2H,s),3.56(1H,d,J=15.2Hz),3.94(3H,s),4.20(1H,dd,J=14.6,9.4Hz),4.66(1H,dd,J=14.6,6.3Hz),7.11(1H,dd,J=12.3,1.8Hz),7.20(1H,dd,J=8.1,1.8Hz),7.39(1H,t,J=8.1Hz),7.60(1H,s),7.72(1H,s).
MS(ESI)m/z:414[M+H]
+。
【0409】
(実施例82)
(3−{1−[3−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0410】
実施例82−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[3−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例25−3)で得た化合物(300mg,0.59mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステル(130mg,0.65mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(66mg,0.06mmol)、炭酸カリウム(157mg,1.18mmol)の1,2−ジメトキシエタン(3mL)、水(1.5mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(3mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(377mg,quant.)を橙色油状として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.24(3H,s),1.40-1.48(2H,m),1.55-1.64(2H,m),2.57(1H,ddd,J=15.5,7.8,2.2Hz),2.74(1H,dd,J=15.5,7.6,1.7Hz),3.41(2H,s),3.52(1H,d,J=10.2Hz),3.56(1H,d,J=10.2Hz),3.95(3H,s),4.09(1H,ddd,J=14.3,7.6,1.7Hz),4.31(1H,dd,J=14.3,7.8,2.2Hz),6.81-6.86(2H,m),7.46(1H,t,J=8.0Hz),7.74(1H,s),7.81(1H,s)。
【0411】
実施例82−2) (3−{1−[3−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例82−1)で得た化合物(377mg,0.71mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(3mL)のメタノール(6mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(219mg,75%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.39-1.50(2H,m),1.55-1.62(2H,m),2.45(1H,dd,J=15.6,6.4Hz),2.63(1H,dd,J=15.6,9.8Hz),3.27-3.42(3H,m),3.62(1H,d,J=15.2Hz),3.95(3H,s),4.11(1H,dd,J=14.6,9.8Hz),4.42(1H,dd,J=14.6,6.4Hz),6.82-6.87(2H,m),7.46(1H,t,J=8.2Hz),7.74(1H,s),7.81(1H,s).
MS(ESI)m/z:414[M+H]
+。
【0412】
(実施例83)
(8−メチル−3−{1−[4−(1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0413】
実施例83−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(300mg,0.59mmol)、1H−ピラゾール−3−ボロン酸ピナコールエステル(126mg,0.65mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(68mg,0.06mmol)、炭酸カリウム(163mg,1.18mmol)の1,2−ジメトキシエタン(3mL)、水(1.5mL)溶液をマイクロ波加熱により120℃で1時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、水(3mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(295mg,quant.)を橙色油状として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.04(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.18(3H,s),1.36-1.50(2H,m),1.52-1.67(2H,m),2.44-2.57(1H,m),2.61-2.72(1H,m),3.38(2H,s),3.50(1H,d,J=10.2Hz),3.54(1H,d,J=10.2Hz),4.00-4.10(1H,m),4.23-4.35(1H,m),6.60(1H,d,J=2.3Hz),6.96(1H,d,J=8.8Hz),7.13(1H,d,J=8.2Hz),7.40(1H,d,J=8.8Hz),7.62(1H,d,J=2.3Hz),7.70(1H,d,J=8.2Hz)。
【0414】
実施例83−2) (8−メチル−3−{1−[4−(1H−ピラゾール−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例83−1)で得た化合物(295mg,0.60mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(3mL)のメタノール(6mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(152mg,66%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.37-1.48(1H,m),1.50-1.57(2H,m),1.59-1.69(1H,m),2.35-2.46(1H,m),2.56-2.64(1H,m),3.30(1H,dd,J=15.2,1.2Hz),3.40(2H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.04-4.14(1H,m),4.35-4.47(1H,m),6.60(1H,s),6.97(1H,d,J=7.0Hz),7.13(1H,dd,J=8.2,1.6Hz),7.42(1H,d,J=7.8Hz),7.63(1H,s),7.71(1H,d,J=8.2Hz).
MS(ESI)m/z:382[M+H]
+。
【0415】
(実施例84)
(8−メチル−3−{1−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
【0416】
実施例84−1) 8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例16−4)で得た化合物(250mg,0.49mmol)、オキサゾール(68mg,0.98mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(28mg,0.02mmol)、リチウムtert−ブトキシド(81mg,0.98mmol)のジオキサン(3mL)溶液を加熱還流下、2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(260mg,quant.)を黄色油状として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.45-1.54(2H,m),1.58(3H,s),1.62-1.69(2H,m),2.51(1H,ddd,J=15.7,8.0,2.3Hz),2.65(1H,ddd,J=15.7,8.1,2.3Hz),3.40(2H,s),3.50(1H,d,J=10.2Hz),3.54(1H,d,J=10.2Hz),4.06(1H,ddd,J=14.5,8.1,2.3Hz),4.29(1H,ddd,J=14.5,8.0,2.3Hz),7.15(1H,t,J=2.0Hz),7.17(1H,t,J=2.0Hz),7.23(1H,d,J=0.8Hz),7.70(1H,d,J=0.8Hz),7.95(1H,t,J=2.0Hz),7.98(1H,t,J=2.0Hz)。
【0417】
実施例84−2) (8−メチル−3−{1−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル)メタノール
実施例84−1)で得た化合物(260mg,0.52mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(3mL)のメタノール(6mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5M水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(172mg,87%)を無色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.43-1.49(2H,m),1.66-1.70(2H,m),2.38(1H,ddd,J=15.5,6.4,1.8Hz),2.56(1H,ddd,J=15.5,9.8,1.5Hz),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.50(2H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.09(1H,ddd,J=14.7,9.8,1.4Hz),4.40(1H,ddd,J=14.7,6.4,1.6Hz),7.17(1H,t,J=2.0Hz),7.19(1H,t,J=2.0Hz),7.23(1H,d,J=0.8Hz),7.71(1H,d,J=0.8Hz),7.97(1H,t,J=2.0Hz),7.99(1H,t,J=2.0Hz).
MS(ESI)m/z:383[M+H]
+。
【0418】
(実施例85)
{(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
【0419】
実施例85−1) (8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン
実施例52−1)で得た化合物(800mg,1.57mmol)、オキサゾール(217mg,3.15mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(91mg,0.08mmol)、リチウムtert−ブトキシド(260mg,3.15mmol)のジオキサン(12mL)溶液を加熱還流下、2時間攪拌した。反応溶液を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=70:30)により精製し、標記化合物(674mg,86%)を黄色油状として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.45-1.54(2H,m),1.61-1.70(2H,m),2.51(1H,ddd,J=15.7,7.8,2.3Hz),2.66(1H,ddd,J=15.7,8.0,2.2Hz),3.40(2H,s),3.50(1H,d,J=10.0Hz),3.54(1H,d,J=10.0Hz),4.06(1H,ddd,J=14.5,8.0,2.2Hz),4.29(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),7.15(1H,t,J=2.0Hz),7.17(1H,t,J=2.0Hz),7.23(1H,d,J=0.8Hz),7.70(1H,d,J=0.8Hz),7.95(1H,t,J=2.0Hz),7.98(1H,t,J=2.0Hz)。
【0420】
実施例85−2) {(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(1,3−オキサゾール−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル}メタノール
実施例85−1)で得た化合物(674mg,1.36mmol)、4M塩酸1,4−ジオキサン溶液(4mL)のメタノール(8mL)溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5M水酸化ナトリウム水溶液(40mL)を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=20:80)により精製し、標記化合物(460mg,88%)を黄色固体として得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl
3)δ:1.32(3H,s),1.42-1.48(1H,m),1.51-1.62(2H,m),1.66-1.72(1H,m),2.39(1H,ddd,J=15.6,6.5,1.4Hz),2.60(1H,ddd,J=15.6,9.8,1.2Hz),2.92(1H,brs),3.33(1H,d,J=15.2Hz),3.49(2H,s),3.61(1H,d,J=15.2Hz),4.11(1H,dd,J=14.8,9.8Hz),4.38(1H,dd,J=14.8,6.5Hz),7.16(1H,d,J=1.6Hz),7.18(1H,d,J=1.6Hz),7.23(1H,s),7.71(1H,s),7.96(1H,d,J=1.6Hz),7.98(1H,d,J=1.6Hz).
MS(ESI)m/z:383[M+H]
+。
【0421】
(実施例86)
[8−メチル−3−(1−{4−[5−(ピペリジン−1−イルカルボニル)ピリジン−2−イル]フェニル}シクロプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0422】
実施例66で得た化合物(200mg,0.458mmol)、ピペリジン(210μL,2.29mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(6mg,46μmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(264mg,1.37mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(4.00mL)溶液を室温で6時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)を加え、ジクロロメタン/2−プロパノール(4/1)で抽出し、有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=9:1〜4:1)にて精製し、標記化合物(26mg,11%)を白色固体として得た。
1H-NMR(500MHz,CD
3OD)δ:1.20(3H,s),1.59-1.74(10H,m),2.61(1H,ddd,J=15.6,7.3,2.5Hz),2.82(1H,ddd,J=15.6,8.2,2.3Hz),3.35-3.49(6H,m),3.74(2H,brs),4.32(1H,ddd,J=14.7,7.3,2.3Hz),4.39(1H,ddd,J=14.7,8.2,2.5Hz),7.23(2H,d,J=8.3Hz),7.90(1H,dd,J=8.0,1.8Hz),7.94(1H,d,J=8.0Hz),8.01(2H,d,J=8.3Hz),8.64(1H,d,J=1.8Hz).
MS(FAB)m/z:504[M+H]
+。
【0423】
(実施例87)
(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピラジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0424】
実施例87−1)(8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピラジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン
実施例52−2)で合成した化合物(300mg,0.54mmol)、2−ブロモ−5−メチルピラジン(234mg,1.35mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(125mg,0.11mmol)、炭酸カリウム(149mg,1.08mmol)の1,2−ジメトキシエタン(8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピラジ1,2−ジメトキシエタン(4mL)、水(2mL)溶液を3時間加熱還流した。反応溶液を室温に冷却し、酢酸エチル(70ml)で希釈した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=60:40〜100:0)にて精製し、標記化合物(139mg,49%)を白色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.19(3H,s),1.45-1.54(2H,m),1.61-1.71(2H,m),2.54(1H,ddd,J=15.7,8.2,2.0Hz),2.60(3H,s),2.68(1H,ddd,J=15.7,7.8,2.0Hz),3.40(2H,s),3.53(2H,dd,J=16.2,10.0Hz),4.07(3H,ddd,J=14.5,7.4,2.3Hz),4.31(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),7.19(2H,d,J=7.8Hz),7.91(2H,d,J=7.8Hz),8.49(1H,s),8.86(1H,d,J=1.6Hz)。
【0425】
実施例87−2)
(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(5−メチルピラジン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
実施例87−1)で得た化合物(139mg,0.27mmol)をメタノール(4mL)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン(0.67mL)を加え、室温で1時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、塩化メチレン(60mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(30mL)で分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=0:100〜50:50)にて精製し、さらにジエチルエーテルと酢酸エチルの混合溶媒で結晶化を行うことにより、標記化合物(93mg,86%)を白色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.33(3H,s),1.43-1.49(1H,m),1.51-1.63(3H,m),2.41(1H,dd,J=14.9,5.9Hz),2.56-2.65(1H,m),2.61(3H,s),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.39(2H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.10(1H,dd,J=14.5,9.4Hz),4.42(1H,dd,J=14.5,5.1Hz),7.21(2H,d,J=8.6Hz),7.93(2H,d,J=8.6Hz),8.49(1H,s),8.87(1H,d,J=1.6Hz).
MS(ESI)m/z:408[M+H]
+。
【0426】
(実施例88)
(8R)−8−メチル−3−{1−[4−(2−メチルピリミジン−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
【0427】
実施例88−1) 1−[4−(2−メチルピリミジン−5−イル)フェニル]シクロプロパンカルボヒドラジド
実施例16−2)で得た化合物(2.34g,6.59mmol)、(2−メチルピリミジン−5−イル)ボロン酸(1.00g,7.25mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体(0.54g,0.66mmol)、炭酸カリウム(2.73g,19.76mmol)を1,4−ジオキサン(20mL)と水(10mL)の混合溶媒に溶解し、90℃、3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、酢酸エチル(150mL)で希釈した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=50:50〜100:0)を用いて精製した。得られた粗精製物をメタノール(5mL)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン(2.39mL)を加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を留去し、塩化メチレン(150mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)で分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物(591mg,収率82%)を白色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.13(2H,dd,J=7.4,3.5Hz),1.67(2H,dd,J=7.8,3.5Hz),2.80(3H,s),7.48-7.61(4H,m),8.84(2H,s)。
【0428】
実施例88−2) (8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−8−メチル−3−{1−[4−(2−メチルピリミジン−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン
実施例88−1)で得た化合物(591mg,2.23mmol)、実施例4−1)で得た化合物(750mg,2.35mmol)のt−ブタノール(10mL)溶液を還流条件下7時間攪拌した。得られた反応溶液を室温に冷却し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=10:90〜100:0)にて精製し、淡黄色固体の標記化合物(861mg,70%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.05(3H,s),0.07(3H,s),0.91(9H,s),1.20(3H,s),1.43-1.55(2H,m),1.55-1.66(2H,m),2.58(1H,ddd,J=15.6,7.8,2.3Hz),2.73(1H,ddd,J=16.0,8.2,2.3Hz),2.79(3H,s),3.40(2H,s),3.54(2H,dd,J=18.8,9.8Hz),4.09(1H,ddd,J=13.7,7.8,2.3Hz),4.32(1H,ddd,J=14.5,7.8,2.3Hz),7.20(2H,d,J=7.8Hz),7.49(2H,d,J=7.8Hz),8.81(2H,s)。
【0429】
実施例88−3) (8R)−8−メチル−3−{1−[4−(2−メチルピリミジン−5−イル)フェニル]シクロプロピル}−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
実施例88−2)で得た化合物(861mg,1.65mmol)をメタノール(10mL)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン(4.12mL)を加え、室温で1.5時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、塩化メチレン(150mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)で分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:メタノール/酢酸エチル=0%〜30%)を用いて粗精製した。得られた粗精製物を、ジイソプロピルエーテルと酢酸エチルの混合溶媒で結晶化を行うことにより、白色固体の標記化合物(584mg,87%)を得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.34(3H,s),1.43-1.55(2H,m),1.57-1.69(2H,m),2.46(1H,ddd,J=15.6,6.3,1.2Hz),2.66(1H,ddd,J=15.6,10.2,1.6Hz),2.79(3H,s),3.32(1H,d,J=15.2Hz),3.41(2H,s),3.62(1H,d,J=15.2Hz),4.12(1H,dd,J=14.5,10.6Hz),4.43(1H,dd,J=14.5,6.3Hz),7.22(2H,d,J=8.6Hz),7.50(2H,d,J=8.6Hz),8.82(2H,s).
MS(ESI)m/z:408[M+H]
+。
(実施例89) (8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン
【0430】
実施例89−1) (8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン
実施例81−1)で合成した化合物(1.34g,2.54mmol)を1,4−ジオキサン(12mL)に溶解し、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.61mg,6.35mmol)、[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロロメタン錯体(0.41g,0.51mmol)、酢酸カリウム(0.75g,7.62mmol)を加え、窒素雰囲気下18時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却後に溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80)をにて精製し、標記化合物(1.46g,quant.)を茶色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.01(3H,s),0.04(3H,s),0.89(9H,s),1.13(3H,s),1.27(3H,s),1.47-1.52(2H,m),1.60-1.67(2H,m),2.47(1H,dd,J=16.0,7.0Hz),2.62(1H,dd,J=15.6,7.0Hz),3.34(2H,s),3.47(2H,dd,J=16.6,10.0Hz),4.16(1H,dd,J=14.5,7.0Hz),4.45(1H,dd,J=14.9,7.0Hz),7.37(1H,t,J=7.2Hz),7.43(1H,d,J=11.3Hz),7.51(1H,d,J=7.0Hz)。
【0431】
実施例89−2) (8R)−8−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)−3−{1−[2−フルオロ−4−(6−メチルピリダジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン
実施例89−1)で得た化合物(600mg,1.05mmol)、3−クロロ−6−メチルピリダジン(161mg,1.26mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(96mg,0.10mmol)、トリシクロヘキシルホスフィン(29mg,0.10mmol)、りん酸三カリウム(458mg,2.09mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)と水(1mL)の混合溶媒に溶解し、マイクロウエーブで140℃、2時間攪拌した。反応液を室温まで冷却後、塩化メチレン(200mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80)にて精製し、標記化合物(366mg,65%)を茶色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:0.02(3H,s),0.04(3H,s),0.89(9H,s),1.15(3H,s),1.49-1.75(4H,m),2.58(1H,ddd,J=15.6,8.0,2.2Hz),2.71-2.80(1H,m),2.77(3H,s),3.36(2H,s),3.49(3H,dd,J=15.1,10.0Hz),4.22(1H,ddd,J=14.5,8.2,1.6Hz),4.52(1H,ddd,J=14.5,7.8,1.6Hz),7.41(1H,d,J=9.0Hz),7.53(1H,t,J=8.2Hz),7.72(1H,d,J=8.6Hz),7.77(1H,dd,J=8.2,1.6Hz),7.82(1H,dd,J=12.5,1.6Hz)。
【0432】
実施例89−3) [(8R)−3−{1−[2−フルオロ−4−(6−メチルピリダジン−3−イル)フェニル]シクロプロピル}−8−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3-d][1,4]チアゼピン−8−イル]メタノール
実施例89−2)で得た化合物(366mg,0.68mmol)をメタノール(4mL)に溶解し、4規定塩酸−ジオキサン(1.69mL)を加え、室温で2時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、塩化メチレン(150mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)で分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:酢酸エチル=0:100〜20:80)にて精製し、標記化合物(210mg,73%)を白色固体として得た。
1H-NMR(CDCl
3)δ:1.30(3H,s),1.48-1.54(1H,m),1.56-1.64(2H,m),1.69-1.76(1H,m),2.50(1H,ddd,J=15.6,6.6,1.2Hz),2.61(1H,ddd,J=16.0,9.4,1.2Hz),2.77(3H,s),3.28(1H,d,J=15.2Hz),3.33(2H,t,J=5.9Hz),3.58(1H,d,J=15.2Hz),4.23(1H,dd,J=15.2,9.0Hz),4.67(1H,dd,J=14.9,6.3Hz),7.41(1H,d,J=8.6Hz),7.55(1H,t,J=8.0Hz),7.72(1H,d,J=8.6Hz),7.78(1H,dd,J=8.0,1.8Hz),7.83(1H,dd,J=12.3,1.8Hz).
MS(ESI)m/z:426[M+H]
+。
【0433】
(試験例1)11β-HSD1酵素阻害実験
(1)酵素源
ヒト11β-HSD1の全長をコードするcDNAを哺乳類細胞発現ベクターpCIneo(Promega社)に組み込んだプラスミドをLipofectamineプラス試薬(Invitrogen社)を用いて添付文書に従ってHEK293細胞に導入し、48時間後の細胞を回収して-80℃で凍結した。コントロールとしてpCIneoベクターを導入した細胞を同様に準備した。細胞を融解し、終濃度20 mMのヘペス、1 mMのエチレンジアミン四酢酸、2mMの塩化マグネシウム、およびプロテアーゼインヒビターカクテル(ロシュ社)を含む緩衝液で懸濁し、ポリトロン(KINEMATICA AG)を用いて細胞を破砕した。細胞破砕液を4℃で10分間、1,000×gにて遠心分離し、その上清を回収した。得られた上清を更に4℃で30分間、10,5000×g超遠心し、得られた沈殿をミクロソーム画分としてアッセイバッファー(50 mM トリス緩衝液、10 % グリセロール)に懸濁し、酵素源とした。
【0434】
(2)酵素阻害実験
反応は384ウェルプレート(グライナー社)上、反応容量24 μLで行ない、いずれの試料もアッセイバッファー(50 mM トリス緩衝液,pH 7.4,10% グリセロール)に希釈して用いた。終濃度0.8 mMとなるNADPH、6 mMとなるグルコース6リン酸、0.35ユニット/mLとなるグルコース6リン酸デヒドロゲナーゼ(シグマ社)、3 mMとなる塩化マグネシウムおよび酵素源としてミクロソーム画分をプレートに添加し、ジメチルスルフォキシド/メタノール溶液に溶解した被検化合物を含む溶液を終濃度0.1%となるよう加えた。被検化合物添加後、終濃度160 nMとなるコルチゾンを添加して反応を開始し、室温で3時間反応を行った。25μLの100 mMカルベノキソロン(シグマ社)を添加して反応を止め、生成したコルチゾール量をコルチゾールプロトタイプキット(CISバイオインターナショナル社)を用い、添付文書に従ってRUBYstar(BMG Labtech社)にて測定した。実施例化合物のIC
50値を以下に示す。
−−−−−−−−−−−−−−−
実施例No. IC
50 nM
−−−−−−−−−−−−−−−
1 3.3
2 2.6
3 6.3
4 1.3
6 2.6
9 1.8
26 0.3
32 2.0
34 1.0
67 5.4
68 6.7
81 2.2
88 1.7
89 1.3
−−−−−−−−−−−−−−−。
【0435】
(製剤例1)カプセル剤
実施例1又は2の化合物 50mg
乳糖 128mg
トウモロコシデンプン 70mg
ステアリン酸マグネシウム 2mg
−−−−−−−−−−−−−−−−−
250mg
上記処方の粉末を混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末を250mgのゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
【0436】
(製剤例2)錠剤
実施例1又は2の化合物 50mg
乳糖 126mg
トウモロコシデンプン 23mg
ステアリン酸マグネシウム 1mg
−−−−−−−−−−−−−−−−−
200mg
上記処方の粉末を混合し、トウモロコシデンプン糊を用いて造粒、乾燥した後、打錠機により打錠して、1錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。