特許第5901407号(P5901407)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三菱電機株式会社の特許一覧
<>
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000002
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000003
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000004
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000005
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000006
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000007
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000008
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000009
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000010
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000011
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000012
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000013
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000014
  • 特許5901407-面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置 図000015
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5901407
(24)【登録日】2016年3月18日
(45)【発行日】2016年4月6日
(54)【発明の名称】面発光装置及び表示装置及び誘導灯装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 9/02 20060101AFI20160324BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20160324BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20160324BHJP
   F21Y 115/20 20160101ALN20160324BHJP
【FI】
   F21S9/02 120
   F21S2/00 439
   F21Y101:02
   F21Y105:00 100
【請求項の数】5
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2012-97582(P2012-97582)
(22)【出願日】2012年4月23日
(65)【公開番号】特開2013-225434(P2013-225434A)
(43)【公開日】2013年10月31日
【審査請求日】2015年3月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099461
【弁理士】
【氏名又は名称】溝井 章司
(72)【発明者】
【氏名】丹下 理和
【審査官】 竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭60−068583(JP,U)
【文献】 特開2004−355889(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 9/02
F21S 2/00
F21Y 115/10
F21Y 115/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
略二等辺直角三角形状の底面を有する柱状の光源ユニットであって、上記直角三角形の斜辺に相当する側面に対して略垂直な方向へ向けて光を放射する光源を有する光源ユニットと、出射ユニットとを有し、
上記出射ユニットは、
上記光源ユニットの上記光源が放射した光を入射する入光部と、上記入光部から入射した光を拡散した光を出射する出光部とを有する平板状の導光体を有し、
上記光源ユニットと係合して上記光源ユニットを着脱自在に固定する係合部を有し、
上記入光部は、上記導光体の側面角に設けられている
ことを特徴とする面発光装置。
【請求項2】
上記出射ユニットは、
上記導光体の側面を覆う枠部を有し、
上記入光部は、上記導光体の側面角を面取りして設けられ、
上記係合部は、上記枠部と上記入光部との間の隙間によって形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の面発光装置。
【請求項3】
上記係合部は、上記導光体の出射面に対して反対側の面に設けられた凹部であり、
上記入光部は、上記係合部の内壁に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の面発光装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項のいずれかに記載の面発光装置と、
上記面発光装置が出射した光によって照らされる表示体と
を有することを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項のいずれかに記載の面発光装置と、
上記面発光装置が出射した光によって照らされて、避難誘導の図柄を表示する表示体とを有することを特徴とする誘導灯装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、面状に発光する面発光装置及び、それを用いた表示装置及び誘導灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
LEDなどの光源を導光板の角に配置した面状の光源ユニットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−306831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光源を導光板の角に配置する場合、光源の位置及び向きの精度が低いと、面全体を所望の輝度で発光させることができない場合がある。
特に、光源を交換可能に構成する場合、光源の位置決めの精度を高めることは難しい。
この発明は、例えば、光源を交換可能に構成しつつ、光源の位置決めの精度を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明にかかる面発光装置は、光源を有する光源ユニットと、出射ユニットとを有し、
上記出射ユニットは、上記光源ユニットの上記光源が放射した光を入射する入光部と、上記入光部から入射した光を拡散した光を出射する出光部とを有する平板状の導光体を有し、上記光源ユニットと係合して上記光源ユニットを着脱自在に固定する係合部を有し、上記入光部は、上記導光体の側面角に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明にかかる面発光装置によれば、光源を交換可能に構成しつつ、光源の位置決めの精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施の形態1における表示装置10の外観を示す斜視図及び正視図。
図2】実施の形態1における表示部13の構造を示す斜視図。
図3】実施の形態1における本体12の構造を示す斜視図。
図4】実施の形態1における出射ユニット34の構造を示す斜視図。
図5】実施の形態1における出射ユニット34の構造を示す分解斜視図。
図6】実施の形態1における出射ユニット34の構造を示す分解拡大斜視図。
図7】実施の形態1における光源ユニット35の構造を示す拡大正視図及び拡大斜視図。
図8】実施の形態1における光源回路部53の構造を示す正視図及び斜視図。
図9】実施の形態1におけるカバー52の構造を示す正視図及び斜視図。
図10】実施の形態1における保持部51の構造を示す正視図及び斜視図。
図11】実施の形態1における表示装置10が放射する光の配光特性の測定結果を示す図。
図12】実施の形態1における表示装置10が放射する光の配光特性の測定結果を示す図。
図13】実施の形態2における導光体44の構造を示す正視図。
図14】実施の形態2における導光体44の構造を示す部分拡大斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態1.
実施の形態1について、図1図12を用いて説明する。
【0009】
図1は、この実施の形態における表示装置10の外観を示す斜視図及び正視図である。
【0010】
表示装置10は、内部で発した光により図形や文字などの情報を表示する装置である。例えば、表示装置10は、避難誘導の図形を表示する誘導灯装置である。表示装置10は、例えば、本体12と、表示部13とを有する。
本体12は、例えば、直方体箱状であり、点灯装置などを内蔵する。
表示部13(面発光装置)は、例えば、長方形板状であり、光源などを内蔵する。光源は、例えば、LEDや有機ELなどである。光源は、点灯装置から供給される電力により発光し、図形や文字などを内側から照らす。
表示部13は、本体12に対して着脱自在に固定される。表示部13を本体12に固定する方式は、例えば、前後方向の嵌合、上下方向のスライド、ヒンジ構造による回転動作などがある。
なお、表示部13は、例えば本体12の背面側にも設けるなど、複数あってもよい。
【0011】
図2は、この実施の形態における表示部13の構造を示す斜視図である。
【0012】
表示部13は、例えば、出射ユニット34と、2つの光源ユニット35とを有する。
出射ユニット34は、例えば、長方形板状である。出射ユニット34は、表側の面(発光面)に、表示装置10が表示する図形や文字などが印刷などにより描かれている。
それぞれの光源ユニット35(光源部)は、光源を有する。一つの光源ユニット35は、出射ユニット34の裏側の面の左上角に配置されている。もう一つの光源ユニット35は、出射ユニット34の裏側の面の右上角に配置されている。
【0013】
図3は、この実施の形態における本体12の構造を示す斜視図である。
【0014】
本体12は、例えば、本体枠26と、電源端子台21と、点検スイッチ部22と、点灯装置23とを有し、蓄電池14を内蔵する。
【0015】
本体枠26は、例えば板金などの金属や樹脂などで形成されている。本体枠26は、例えば直方体箱状であり、表示部13を取り付ける側の面のほぼ全面が開口している。
電源端子台21は、本体枠26の内側に固定されている。電源端子台21には、商用電源などの外部電源からの配線(電源線)を接続する。電源端子台21は、電源線から供給される電力を入力する。
蓄電池14は、本体枠26の内側に着脱自在に固定される。
点灯装置23は、電源端子台21を介して入力した電力により、蓄電池14を充電する。また、点灯装置23は、電源端子台21を介して入力した電力を、光源ユニット35の光源を点灯するための電力に変換する。更に、点灯装置23は、外部電源の停電時において、蓄電池14に充電した電力を、光源ユニット35の光源を点灯するための電力に変換する。
点検スイッチ部22は、本体枠26の内側に固定されている。点検スイッチ部22は、点検用のスイッチやモニタ用のLEDなどを有する。本体枠26の下側の面には、点検用のスイッチを操作するための開口や、モニタ用のLEDを目視するための開口などが設けられている。
【0016】
本体枠26は、2つの電源穴61,62と、6つの取付穴63〜68とを有する。
電源穴61は、本体枠26の上側の面のほぼ中央に設けられた開口である。電源穴62は、本体枠26の裏側の面のほぼ中央に設けられた開口である。電源穴61,62は、電源端子台21に接続する電源線を引き込むために設けられている。
取付穴63〜68は、ボルトなどの固定具を通すための開口穴である。
取付穴63は、本体枠26の上側の面に設けられている。
取付穴65,66は、本体枠26の上側の面に設けられた開口である。取付穴66は、電源穴61を挟んで取付穴63と反対側に設けられている。取付穴65は、取付穴66と電源穴61との間に設けられている。
取付穴63及び取付穴65、あるいは、取付穴63及び取付穴66に木ネジなどの固定具を通して固定することにより、表示装置10は、天井面などに固定される。
取付穴64は、本体枠26の裏側の面に設けられている。
取付穴67,68は、本体枠26の裏側の面に設けられた開口である。取付穴68は、電源穴62を挟んで取付穴64と反対側に設けられている。取付穴67は、取付穴68と電源穴62との間に設けられている。
取付穴64及び取付穴67、あるいは、取付穴64及び取付穴68に木ネジなどの固定具を通して固定することにより、表示装置10は、壁面などに固定される。
なお、電源穴61,62や、取付穴63〜68は、ノックアウト穴にして、表示装置10を天井面や壁面などに固定する際に、必要な部分のみ開口させる構成であってもよい。
【0017】
図4は、この実施の形態における出射ユニット34の構造を示す斜視図である。
【0018】
出射ユニット34は、裏側の面に2つの係合部41を有する。
それぞれの係合部41は、光源ユニット35と係合することにより、光源ユニット35を着脱自在に固定する。一つの係合部41は、例えば、出射ユニット34の裏側の面の左上隅に設けられている。もう一つの係合部41は、例えば、出射ユニット34の裏側の面の右上隅に設けられている。
出射ユニット34は、枠42と、ケース43とを有する。
枠42は、例えば、長方形枠状である。
ケース43は、例えば、長方形皿状であり、枠42の内側にちょうど収まる大きさである。ケース43は、左上角と右上角とが面取りされていて、枠42との間に隙間が生じる。この隙間が、係合部41を形成している。
【0019】
図5は、この実施の形態における出射ユニット34の構造を示す分解斜視図である。
【0020】
出射ユニット34は、図4で説明した枠42と、ケース43との間に、導光体44と、表示体45とを有する。
導光体44は、例えば、長方形板状であり、ケース43の内側にちょうど収まる大きさである。導光体44は、例えば、2つの入光部441と、出光部442とを有する。それぞれの入光部441は、光源ユニット35の光源が放射した光を入射する。入光部441の一つは、導光体44の左上角を面取りすることにより形成されている。もう一つの入光部441は、導光体44の右上角を面取りすることにより形成されている。出光部442は、導光体44の表側の面のほぼ全面である。出光部442は、光出射用パターンを有する。光出射用パターンは、例えば、シボ、プリズム、ドット形状によるパターン、印刷によるパターンなどである。出光部442は、入光部441から導光体44に入射した光を、光出射用パターンにより出射する。
表示体45は、例えば、長方形板状であり、導光体44とほぼ同じ大きさである。表示体45は、例えば、半透明である。表示体45は、表示面451を有する。表示面451には、図形が描かれている。表示面451は、導光体44から出射した光により裏側から照らされる。
【0021】
ケース43は、例えば、底面部431と、下縁部432と、右縁部433と、左縁部434と、上縁部435と、2つの面取部436とを有する。
底面部431は、例えば、長方形板状であり、左上角及び右上角が面取りされている。底面部431の内側の面は、例えば白色に塗装され、あるいは、白色の樹脂などを用いることにより、白色に仕上げられている。底面部431の内側の面は、導光体44の裏側(出光部442と反対側)の面から漏れ出る光を反射して導光体44に戻す。
下縁部432は、例えば、長方形板状であり、底面部431の下側の辺に沿って、底面部431に対して垂直に形成されている。下縁部432の内側の面は、底面部431と同様、例えば白色に仕上げられていて、導光体44の下側の面から漏れ出る光を反射して導光体44に戻す。
右縁部433は、例えば、長方形板状であり、底面部431の右側の辺に沿って、底面部431に対して垂直に形成されている。右縁部433の下端は、下縁部432の右端と繋がっている。右縁部433の内側の面は、底面部431と同様、例えば白色に仕上げられていて、導光体44の右側の面から漏れ出る光を反射して導光体44に戻す。
左縁部434は、例えば、長方形板状であり、底面部431の左側の辺に沿って、底面部431に対して垂直に形成されている。左縁部434の下端は、下縁部432の左端と繋がっている。左縁部434の内側の面は、底面部431と同様、例えば白色に仕上げられていて、導光体44の左側の面から漏れ出る光を反射して導光体44に戻す。
上縁部435は、例えば、長方形板状であり、底面部431の上側の辺に沿って、底面部431に対して垂直に形成されている。上縁部435の内側の面は、底面部431と同様、例えば白色に仕上げられていて、導光体44の上側の面から漏れ出る光を反射して導光体44に戻す。
それぞれの面取部436は、例えば、長方形板状であり、入射部437を有する。1つの面取部436は、底面部431の右上角の面取りされている部分に沿って、底面部431に対して垂直に形成されている。もう一つの面取部436は、底面部431の左上角の面取りされている部分に沿って、底面部431に対して垂直に形成されている。面取部436の上端は、上縁部435と繋がっている。面取部436の下端は、右縁部433または左縁部434と繋がっている。
入射部437は、光源ユニット35が放射した光を入射するために設けられている。入射部437は、例えば、開口や切り欠き、あるいは、樹脂などの透明材料などで構成された窓である。
【0022】
枠42は、出射部421を有する。出射部421は、表示体45の表示面451を外部から視認できるように設けられている。出射部421は、例えば、開口や切り欠き、あるいは、樹脂などの透明材料などで構成された窓である。枠42は、例えば一体成形によって形成される。これにより、複数の部品を繋ぎ合わせたときに生じる隙間がないので、隙間から光が漏れるのを防ぎ、表示装置10の意匠性が高くなる。
【0023】
図6は、この実施の形態における出射ユニット34の構造を示す分解拡大斜視図である。
この図は、出射ユニット34のうち、面取部436の付近を拡大した図である。この図は、ケース43と、導光体44と、表示体45とを組み合わせたところを示し、枠42は、描かれていない。
【0024】
この例において、面取部436の入射部437は、切り欠きである。導光体44の入光部441は、入射部437に係合する形状を有する。表示体45も同様の形状を有する。面取部436と、入光部441と、表示体45の側面とが、一つの平面を形成する。
【0025】
図7は、この実施の形態における光源ユニット35の構造を示す拡大正視図及び拡大斜視図である。
【0026】
光源ユニット35は、例えば、保持部51と、カバー52と、光源回路部53とを有する。
光源回路部53は、光源や、光源を実装した基板などによって構成されている。
カバー52は、光源回路部53の表側を覆う。これにより、基板上の配線パターンやはんだ面を保護する。
保持部51は、光源回路部53の裏側を覆うとともに、出射ユニット34の係合部41と着脱自在に係合して、光源ユニット35を出射ユニット34に固定する。
【0027】
図8は、この実施の形態における光源回路部53の構造を示す正視図及び斜視図である。
【0028】
光源回路部53(LED基板)は、例えば、基板531と、コネクタ532と、2つのLED533とを有する。
基板531は、例えばプリント配線板である。基板531は、例えば長方形板状である。基板531には、例えば印刷やエッチングなどにより配線パターンが設けられている。
LED533(光源)は、例えば、面実装型白色LEDである。LED533は、例えばはんだ付けなどにより基板531の表側の面に実装されている。LED533は、例えば基板531の短辺の一つに近い位置に実装されている。2つのLED533は、例えば基板531の短辺と平行な方向に並べて配置されている。LED533は、基板531に設けられた配線と電気接続している。2つのLED533は、基板531に設けられた配線を介して、例えば直列に電気接続している。なお、LED533の数は、2つに限らず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。LED533は、例えば、基板531に対して垂直な方向を光軸とする回転対称な配光を有する。LED533の配光特性は、光軸方向の光度が最も高く、半値角が例えば60度である。
コネクタ532は、例えばはんだ付けなどにより基板531の表側の面に実装されている。コネクタ532は、例えば基板531の、LED533とは反対側の短辺に近い位置に実装されている。コネクタ532は、基板531に設けられた配線と電気接続している。コネクタ532は、基板531に設けられた配線を介して、LED533と電気接続している。コネクタ532は、例えば、点灯装置23から光源に電力を供給するためのハーネスの先端に設けられたコネクタと係合して固定できる形状である。コネクタ532には、ハーネスのコネクタが、例えば、基板531の長辺と平行な方向の外側から横向きに差し込まれる。コネクタ532は、固定したハーネスを介して点灯装置23と電気接続し、点灯装置23から供給される電力を入力する。LED533は、コネクタ532を介して、点灯装置23から電力の供給を受け、発光する。
【0029】
図9は、この実施の形態におけるカバー52の構造を示す正視図及び斜視図である。
【0030】
カバー52は、例えば、基板表面覆部521と、基板上側覆部523と、基板左側覆部524と、基板右側覆部525と、コネクタ天面覆部527と、コネクタ左側覆部528と、コネクタ右側覆部529と、コネクタ裏側覆部530とを有する。
【0031】
基板表面覆部521は、基板531の表側の面のうち、コネクタ532が実装されていない部分を覆う。基板表面覆部521は、例えば長方形板状である。基板表面覆部521は、光源対応部522を有する。光源対応部522は、基板531に実装されているLED533に対応する部分に設けられている。光源対応部522は、例えば、開口や切り欠き、あるいは、樹脂などの透明材料で構成された窓である。光源対応部522は、LED533が放射した光を、カバー52の外部に出射する。
光源ユニット35を出射ユニット34に取り付けると、基板表面覆部521の外側の面が、面取部436に当接する。光源対応部522の大きさは、入光部441とほぼ同じか、入光部441よりもやや小さい。光源対応部522から出射した光は、入光部441から導光体44に入射する。
【0032】
基板上側覆部523は、基板531のLED533が実装されている側の短辺である上側の側面を覆う。基板上側覆部523は、例えば長方形板状であり、基板表面覆部521の一辺に沿って、基板表面覆部521に対して垂直に形成されている。
基板左側覆部524は、基板531の長辺の一つである左側の側面を覆う。基板左側覆部524は、例えば長方形板状であり、基板表面覆部521の一辺に沿って、基板表面覆部521に対して垂直に形成されている。基板左側覆部524の一方の端は、基板上側覆部523と繋がっている。基板左側覆部524のもう一方の端は、基板表面覆部521よりも長く形成されていて、基板531の左側の側面をすべて覆う。
基板右側覆部525は、基板531のもう一つの長辺である右側の側面を覆う。基板右側覆部525は、例えば長方形板状であり、基板表面覆部521の一辺に沿って、基板表面覆部521に対して垂直に形成されている。基板右側覆部525の一方の端は、基板上側覆部523と繋がっている。基板右側覆部525のもう一方の端は、基板表面覆部521よりも長く形成されていて、基板531の右側の側面をすべて覆う。
基板上側覆部523、基板左側覆部524及び基板右側覆部525によって構成されるコ字状の側面覆部の裏側には、基板係合部526が形成されている。
基板係合部526は、例えばコ字状の凹部であり、基板531の縁と係合して、カバー52と光源回路部53との間の位置関係を決める。
【0033】
コネクタ天面覆部527は、基板531に実装されたコネクタ532の天面を覆う。コネクタ天面覆部527は、例えば長方形板状である。
コネクタ左側覆部528は、コネクタ532の左側の側面を覆う。コネクタ左側覆部528は、例えば長方形板状であり、基板左側覆部524とコネクタ天面覆部527との間を繋いでいる。コネクタ左側覆部528は、基板左側覆部524と平行であり、基板左側覆部524の基板表面覆部521と接続していない部分と繋がっている。また、コネクタ左側覆部528は、コネクタ天面覆部527に対して垂直であり、コネクタ天面覆部527の一辺に繋がっている。
コネクタ右側覆部529は、コネクタ532の右側の側面を覆う。コネクタ右側覆部529は、例えば長方形板状であり、基板右側覆部525とコネクタ天面覆部527との間を繋いでいる。コネクタ右側覆部529は、基板右側覆部525と平行であり、基板右側覆部525の基板表面覆部521と接続していない部分と繋がっている。また、コネクタ右側覆部529は、コネクタ天面覆部527に対して垂直であり、コネクタ天面覆部527の一辺に繋がっている。
コネクタ裏側覆部530は、コネクタ532の裏側の側面を覆う。コネクタ裏側覆部530は、例えば長方形板状であり、コネクタ天面覆部527とコネクタ左側覆部528とコネクタ右側覆部529との間を繋いでいる。
コネクタ天面覆部527、コネクタ左側覆部528、コネクタ右側覆部529及びコネクタ裏側覆部530は、コネクタ覆部を構成している。コネクタ532のハーネスを差し込む側の側面は、覆われない。なお、コネクタ裏側覆部530の側は、光源ユニット35を出射ユニット34に取り付けると、ケース43の外側の面に覆われるので、コネクタ裏側覆部530を設けない構成であってもよい。
【0034】
図10は、この実施の形態における保持部51の構造を示す正視図及び斜視図である。
【0035】
保持部51は、例えばアルミなどの金属や放熱性樹脂など熱伝導率の高い材料で形成されている。これにより、光源で発生した熱を効率よく放熱する。保持部51は、例えば、基部511と、出射係合部512と、本体係合部513とを有する。
基部511は、例えば長方形板状であり、基板531の裏側の面に当接する。基部511の長辺である側面は、例えば45度のテーパーを有し、基板531から離れるほど、基部511の短辺方向が短くなる。
出射係合部512は、例えば側辺のなす角が90度の等脚台形板状であり、基部511の短辺の一つに沿って、基部511に対して垂直に形成されている。出射係合部512の側辺である側面は、基部511の長辺である側面と一つの平面を形成している。
本体係合部513は、例えば側辺のなす角が90度の等脚台形板状であり、基部511のもう一つの短辺に沿って、基部511に対して垂直に形成されている。本体係合部513の側辺である側面は、基部511の長辺である側面と一つの平面を形成している。
【0036】
保持部51とカバー52とは、例えば接着などにより固定される。なお、保持部51とカバー52とは、例えばねじなどの固定部材を用いて固定される構成であってもよいし、嵌合爪などの構造が嵌合することにより固定される構成であってもよい。
【0037】
光源ユニット35を出射ユニット34に取り付けると、基部511の長辺である側面と出射係合部512の側辺である側面とが、枠42の内側の面に当接する。また、出射係合部512の外側の面も、枠42の内側の面に当接する。これにより、光源ユニット35は、係合部41に係合して固定される。
【0038】
図11は、この実施の形態における表示装置10が放射する光の配光特性の測定結果を示す図である。
横軸は、測定装置に対して表示体45の表面がなす水平方向の角度(測定角度)を示す。縦軸は、測定角度が0度である場合を基準とした相対照度を示す。実線81は、測定結果を表わす。
【0039】
2つの光源ユニット35のうち、左側の光源ユニット35だけを点灯し、表示体45として透明のポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)を用いて、導光体44と表示体45との間に光学シートを配置して、照度を測定した。
左側の光源ユニット35だけを点灯しているので、配光特性は、左右非対称になっているが、右側の光源ユニット35も点灯すれば、配光特性は、実線81と、実線81を左右反転したカーブとの和になり、左右対称になる。
【0040】
比較のため、光源ユニット35を出射ユニット34の角ではなく、上辺に設けた場合、及び、側辺に設けた場合についても測定をした。点線82は、光源ユニット35を出射ユニット34の上辺に設けた場合の測定結果を表わす。一点鎖線83は、光源ユニット35を出射ユニット34の側辺に設けた場合の測定結果を表わす。
【0041】
光源ユニット35を出射ユニット34の角または側辺に設けると、上辺に設けた場合よりも、斜め方向から見た場合の照度が高く、視認性が高くなる。
しかし、光源ユニット35を側辺に設けると、光源の数が少ない場合に、光源と光源との間に輝度ムラが生じやすい。これに対し、光源ユニット35を角に設けると、輝度ムラの発生を抑えることができる。
【0042】
図12は、この実施の形態における表示装置10が放射する光の配光特性の測定結果を示す図である。
横軸は、測定角度を示す。縦軸は、相対照度を示す。実線84は、測定結果を表わす。
【0043】
2つの光源ユニット35のうち、左側の光源ユニット35だけを点灯し、表示体45として乳白色のPMMAを用いて、表示体45の表面の照度を測定した。
左側の光源ユニット35だけを点灯しているが、表示体45で光が拡散するので、配光特性は、左右対称になっている。これより、表示体45が十分な拡散性能を持つ場合には、光源ユニット35を左右対称に設ける必要はなく、光源ユニット35が1つだけでもよいことがわかる。
【0044】
比較のため、光源ユニット35を出射ユニット34の角ではなく、上辺に設けた場合(点線85)、及び、側辺に設けた場合(一点鎖線86)についても測定をしたが、相対照度に大きな差は見られなかった。
【0045】
以上のように、光源ユニット35を出射ユニット34の角に設けることにより、様々な角度からの視認性が向上し、輝度ムラを抑えることができる。
光源ユニット35を出射ユニット34と着脱自在に構成することにより、使用者が容易に光源を交換することができる。
光源ユニット35が係合部41と係合して固定されることにより、光源ユニット35を交換しても、光源を所定の位置に所定の向きに配置することが容易にできる。これにより、表示品質を向上することができる。
【0046】
なお、上述したように、光源ユニット35の数は、1つでもよい。逆に、光源ユニット35の数は、3つ以上であってもよい。
光源ユニット35は、導光体44の上側の角ではなく、下側の角に配置される構成であってもよい。
出射ユニット34は、少なくとも一つの角を有する板状であれば、長方形板状でなくてもよい。
また、導光体44の前後に、プリズムシートや拡散シートなどの光制御部材や、反射シートなどの反射材を設ける構成であってもよい。
また、光源ユニット35及び係合部41は、バネなどの弾性体や爪などにより構成された嵌合構造を有し、嵌合構造が嵌合することにより、係合した光源ユニット35と係合部41とが外れにくくする構成であってもよい。
【0047】
また、入射部437や出射部421や光源対応部522などを透明材料で構成する場合、別部品として構成してもよいし、二色成形などにより一体に成形する構成であってもよい。
また、保持部51は、熱伝導率の低い材料で形成してもよい。
【0048】
また、表示体45に表示装置10が表示する情報を描くのでなく、液晶表示装置を表示体45として用いる構成であってもよい。
また、点灯装置23と光源ユニット35との間の接続は、ハーネスとコネクタとではなく、例えば、接続片と刃受けとで行う構成であってもよいし、リード線を直接はんだ付けするなど容易に取り外せないように接続する構成であってもよい。
【0049】
実施の形態2.
実施の形態2について、図13図14を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0050】
この実施の形態における表示装置10の外観、構造は、実施の形態1と同様なので、異なる点のみを説明する。
【0051】
図13は、この実施の形態における導光体44の構造を示す正視図である。
【0052】
導光体44は、面取りを有さず、その代わり、2つの係合穴443(凹部、係合部)を有する。
係合穴443の一つは、導光体44の左上角の近くに設けられている。もう一つの係合穴443は、導光体44の右上角の近くに設けられている。係合穴443は、例えば等脚台形形状であり、光源ユニット35と係合して、光源ユニット35を固定する。
【0053】
図14は、この実施の形態における導光体44の構造を示す部分拡大斜視図である。
この図は、導光体44のうち、係合穴443の付近を拡大した図である。
【0054】
係合穴443の下底辺である側面は、入光部441を形成している。入光部441は、係合穴443に係合して固定された光源ユニット35の光源が発した光を、導光体44のなかに入射する。
【0055】
このような構成としても、実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0056】
以上、各実施の形態で説明した構成は、一例であり、他の構成であってもよい。例えば、異なる実施の形態で説明した構成を組み合わせた構成であってもよいし、本質的でない部分の構成を、他の構成で置き換えた構成であってもよい。
【符号の説明】
【0057】
10 表示装置、12 本体、13 表示部、14 蓄電池、21 電源端子台、22 点検スイッチ部、23 点灯装置、26 本体枠、34 出射ユニット、35 光源ユニット、41 係合部、42 枠、421 出射部、43 ケース、431 底面部、432 下縁部、433 右縁部、434 左縁部、435 上縁部、436 面取部、437 入射部、44 導光体、441 入光部、442 出光部、443 係合穴、45 表示体、451 表示面、51 保持部、511 基部、512 出射係合部、513 本体係合部、52 カバー、521 基板表面覆部、522 光源対応部、523 基板上側覆部、524 基板左側覆部、525 基板右側覆部、526 基板係合部、527 コネクタ天面覆部、528 コネクタ左側覆部、529 コネクタ右側覆部、530 コネクタ裏側覆部、53 光源回路部、531 基板、532 コネクタ、533 LED、61,62 電源穴、63〜68 取付穴、81,84 実線、82,85 点線、83,86 一点鎖線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14