(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5901462
(24)【登録日】2016年3月18日
(45)【発行日】2016年4月13日
(54)【発明の名称】歩行型作業機の燃料タンク支持構造
(51)【国際特許分類】
B60K 15/07 20060101AFI20160331BHJP
【FI】
B60K15/07
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-168716(P2012-168716)
(22)【出願日】2012年7月30日
(65)【公開番号】特開2014-24520(P2014-24520A)
(43)【公開日】2014年2月6日
【審査請求日】2014年9月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
(74)【代理人】
【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100137590
【弁理士】
【氏名又は名称】音野 太陽
(74)【代理人】
【識別番号】100180507
【弁理士】
【氏名又は名称】畑山 吉孝
(72)【発明者】
【氏名】打谷 賢
(72)【発明者】
【氏名】山中 貞雄
(72)【発明者】
【氏名】瀬崎 恵一
(72)【発明者】
【氏名】森脇 稔仁
(72)【発明者】
【氏名】大塚 俊平
【審査官】
田合 弘幸
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭49−095320(JP,U)
【文献】
実開昭61−118832(JP,U)
【文献】
特開平06−156097(JP,A)
【文献】
特開2008−006974(JP,A)
【文献】
特開2003−260943(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 15/07
B62D 51/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体の上部側にエンジンと燃料タンクとを、機体前側の前記エンジンの上部と機体後側の前記燃料タンクとが機体の前後方向視で重複するように配備した歩行型作業機の燃料タンク支持構造において、
機体に備えた伝動ケースの上部側に支持部材を介して前記燃料タンクを連結することにより、前記燃料タンクを前記伝動ケースによる単独支持状態で前記伝動ケースの上方に間隔をあけて配備し、
前記支持部材は、前記伝動ケースとの連結を可能にする支持基体と、広い左右幅を有して前記燃料タンクを支持する台座部材と、前記台座部材よりも狭い左右幅を有して前記支持基体から前記台座部材に向けて上向きに延出する延出部材とを備え、
前記台座部材は、前記エンジンの上部と前記燃料タンクとの間を仕切る縦向きの遮熱壁部を備え、
前記延出部材の周囲を開放している歩行型作業機の燃料タンク支持構造。
【請求項2】
前記支持部材と前記燃料タンクとの間に防振材を介装した請求項1に記載の歩行型作業機の燃料タンク支持構造。
【請求項3】
前記支持部材に操縦ハンドル取り付け用の補助部材を一体装備した請求項1又は2に記載の歩行型作業機の燃料タンク支持構造。
【請求項4】
前記支持部材に作業機器連結用の補助部材を一体装備した請求項1〜3のいずれか一つに記載の歩行型作業機の燃料タンク支持構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機体の上部側にエンジンと燃料タンクとを配備した歩行型作業機の燃料タンク支持構造に関する。
【背景技術】
【0002】
上記のような歩行型作業機の燃料タンク支持構造としては、例えば、エンジンのクランクケースと操縦ハンドルの取付部とにわたって架設した防熱板(燃料タンクの支持部材)の上側に燃料タンクを設置するように構成したものがある(例えば特許文献1参照)。
又、エンジンのクランクケースに固定した前部ブラケットと、ミッションケースの上端部に固定した変速レバーガイドとにわたって架設したタンクブラケット(燃料タンクの支持部材)に燃料タンクを載置して固定するように構成したものがある(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−6811号公報(段落番号0018、
図4〜6)
【特許文献2】特開2008−179239号公報(段落番号0047〜0048、
図6〜7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の構成では、エンジンの振動が燃料タンクに伝わり易いことから、エンジンの振動に起因した燃料の泡立ちなどによるエンジン性能の低下を招く虞があった。
【0005】
本発明の目的は、エンジンの振動に起因した燃料の泡立ちなどによるエンジン性能の低下を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る発明は、機体の上部側にエンジンと燃料タンクとを
、機体前側の前記エンジンの上部と機体後側の前記燃料タンクとが機体の前後方向視で重複するように配備した歩行型作業機の燃料タンク支持構造において、
機体に備えた伝動ケースの上部側に支持部材を介して前記燃料タンクを連結することにより、前記燃料タンクを前記伝動ケースによる単独支持状態で前記伝動ケースの上方に
間隔をあけて配備し、
前記支持部材は、前記伝動ケースとの連結を可能にする支持基体と、広い左右幅を有して前記燃料タンクを支持する台座部材と、前記台座部材よりも狭い左右幅を有して前記支持基体から前記台座部材に向けて上向きに延出する延出部材とを備え、
前記台座部材は、前記エンジンの上部と前記燃料タンクとの間を仕切る縦向きの遮熱壁部を備え、
前記延出部材の周囲を開放している。
【0007】
上記の発明では、エンジンの振動を燃料タンクに伝わり難くすることができ、これにより、エンジンの振動に起因した燃料タンク内での燃料の泡立ちなどを防止することができる。
【0008】
ところで、例えば歩行型作業機には、エンジンの出力軸から伝動ケースに備えた入力軸への伝動を、ベルト式伝動装置を介して行うように構成したものがある。そして、このような歩行型作業機においてベルト式伝動装置の伝動ベルトに弛みが生じた場合には、伝動ケースから離れる方向にエンジンを移動させることによって伝動ベルトの弛みを取ることが一般的である。しかしながら、このような伝動ベルトの弛み取りを、前記特許文献1又は2に記載の燃料タンク支持構造を採用した歩行型作業機において行う場合には、エンジンの固定を解除するだけでなく、エンジンと燃料タンクの支持部材との連結、あるいは、操縦ハンドルの取付部又は変速レバーガイドと燃料タンクの支持部材との連結、を解除する必要がある。そのため、伝動ベルトの弛み取りが煩わしいものとなっている。
【0009】
これに対し、上記の発明では、燃料タンクの支持が伝動ケースによる単独支持状態であることから、ベルト式伝動装置の伝動ベルトに弛みが生じた場合には、エンジンの固定を解除するだけで、伝動ケースから離れる方向にエンジンを移動させることができ、伝動ベルトの弛みを取ることができる。
【0010】
従って、エンジンの振動に起因した燃料の泡立ちなどによるエンジン性能の低下を防止することができる。又、ベルト式伝動装置を備えた歩行型作業機においては伝動ベルトの弛み取りを容易にすることができる。
【0011】
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の発明において、
前記支持部材と前記燃料タンクとの間に防振材を介装した。
【0012】
上記の発明では、エンジンの振動だけでなく、作業中の機体の振動などをも燃料タンクに伝わり難くすることができ、これにより、作業中の機体の振動などに起因した燃料の泡立ちなどを防止することができる。
【0013】
従って、エンジンの振動や作業中の機体の振動などに起因した燃料の泡立ちなどによるエンジン性能の低下を防止することができる。
【0014】
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に記載の発明において、
前記支持部材に操縦ハンドル取り付け用の補助部材を一体装備した。
【0015】
上記の発明では、別構成した操縦ハンドル用の取付部材を設けることなく操縦ハンドルを支持部材に取り付けることができる。
【0016】
従って、操縦ハンドルの取り付けに関する部品点数の削減による部品管理の容易化やコストの削減を図ることができる。
【0017】
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、
前記支持部材に作業機器連結用の補助部材を一体装備した。
【0018】
上記の発明では、別構成した作業機器用の連結部材を設けることなく作業機器を支持部材に連結することができる。
【0019】
従って、作業機器の連結に関する部品点数の削減による部品管理の容易化やコストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図3】燃料タンクの支持構造を示す要部の縦断左側面図である。
【
図4】燃料タンクの支持構造を示す要部の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る歩行型作業機の燃料タンク支持構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1〜3に示すように、本実施形態で例示する歩行型作業機は、機体フレーム1に、リコイルスタータ式のエンジン2、ベルト式伝動装置Aの一例であるベルトテンション式のクラッチを採用した主クラッチ3、樹脂製のブロー成形品からなる燃料タンク4、機体後方に向けて延出する操縦ハンドル5、左右一対の耕耘ロータ6、及び、作業機器Bの一例である抵抗棒7、などを備えて構成している。
【0023】
尚、ベルト式伝動装置Aとしては、伝動するだけでクラッチとしての機能を備えていないものであってもよく、又、無段変速装置としての機能を備えるように構成したものであってもよい。
【0024】
機体フレーム1は、フレーム部材を兼ねる伝動ケース8の上下中間部に第1支持部材9を前向き延出姿勢でボルト連結し、かつ、伝動ケース8の上部に第2支持部材10を伝動ケース8の上部を覆う状態にボルト連結して構成している。
【0025】
図1及び
図3に示すように、エンジン2からの動力は、エンジン2に備えた左右向きの出力軸2Aから主クラッチ3を介して、伝動ケース8の上部に備えた左右向きの入力軸11に伝達している。そして、この入力軸11から、伝動ケース8に内蔵したチェーン式伝動機構(図示せず)や左右のサイドクラッチ(図示せず)などの伝動系を介して、耕耘ロータ6などの駆動用として伝動ケース8の下部に左右向きに備えた左右一対の出力軸12に伝達している。
【0026】
伝動ケース8は、左側ケース部材8Aと右側ケース部材8Bとに分割可能な左右二分割構造で、各ケース部材8A,8Bの外周の全域にわたって、それらのケース部材8A,8Bのボルト連結を可能にするフランジ部8a,8bを形成している。そして、その上部の入力軸11がエンジン2の後方に位置し、かつ、その下部の出力軸12がエンジン2の下方に位置する後傾斜姿勢で機体に装備している。
【0027】
図3及び
図4に示すように、第1支持部材9は、板金製で、その上部にエンジン2の載置支持を可能にする左右一対の載置面9Aを備え、その後部に伝動ケース8とのボルト連結を可能にする縦向きで左右一対の連結部9Bを備えるように屈曲形成している。左右の各載置面9Aには、エンジン2のボルト連結を可能にする前後一対で前後向きの長孔9aを形成している。これにより、第1支持部材9に対するエンジン2の所定範囲内での前後方向への位置調節を可能にして、エンジン2の適正位置での固定保持を容易に行えるように構成している。左右の連結部9Bは、伝動ケース8の左右のフランジ部8a,8bを左右から挟み込んだ状態で、左右のフランジ部8a,8bを連結するボルト13による左右のフランジ部8a,8bとの共締め連結を行うように構成している。
【0028】
図1〜4に示すように、第2支持部材10は、伝動ケース8とのボルト連結を可能にする板金製の支持基体14に、燃料タンク4を下方から受け止め支持する支持台15、操縦ハンドル取り付け用の第1補助部材16、及び、作業機器連結用の第2補助部材17を溶接により一体装備して構成している。
【0029】
支持基体14は、伝動ケース8の左右のフランジ部8a,8bを左右から挟み込んだ状態で、左右のフランジ部8a,8bを連結するボルト13による左右のフランジ部8a,8bとの共締め連結を可能にする左右一対の連結部14Aを備えている。
【0030】
支持台15は、側面視で略U字状に屈曲形成した帯鋼材からなる
第1部材(延出部材)18の前後両端に、平面視で略H字状に形成した板金材からなる
第2部材(台座部材)19を溶接して構成している。第2部材19は、その前部に位置する左右向きの第1支持部19Aに燃料タンク4の固定用として使用する左右一対の螺合部19aを備え、かつ、その後部に位置する左右向きの第2支持部19Bに燃料タンク4の位置決め用として使用する左右一対の係合凹部19bを形成している。左右の各係合凹部19bには、防振材Cとしての機能を有するゴム製のグロメット20を着脱可能に内嵌装備している。第2部材19には、エンジン2のシリンダヘッド2Bと燃料タンク4との間を仕切るように第1支持部19Aの後端から垂下する遮熱壁部19Cを備えている。第1支持部19Aの右端部には、エンジン2及び燃料タンク4を上方から覆う上部カバー21の取り付けに使用する螺合部19cを備えている。第2支持部19Bの左端部には、主クラッチ3を左外方から覆うクラッチカバー22の取り付けに使用する螺合部19dを備えている。
【0031】
第1補助部材16は、くの字状に屈曲した状態で支持基体14の後部から後上方に向けて延出する丸パイプ鋼材からなる延出アーム部16Aの上端に、操縦ハンドル用の連結部16Bを装備して構成している。連結部16Bには、左右向きの支軸23を支点した操縦ハンドル5の姿勢切り換えが可能となるように、左右向きの支軸23を介して操縦ハンドル5の基端部5Aを連結している。これにより、操縦ハンドル5を、連結部16Bから後上方に向けて延出する作用姿勢と、連結部16Bから前方に向けて延出する収納姿勢とに、左右向きの支軸23を支点にした姿勢切り換えが可能となるように構成している。
【0032】
第2補助部材17は、支持基体14の後端部に上下向きに溶接した丸パイプ鋼材により、抵抗棒7の上部に備えた連結部7Aなどの抜き差しが可能で、挿通した連結部7Aなどとのピン連結が可能となるように構成している。
【0033】
図3及び
図4に示すように、燃料タンク4は、その前端部に第2部材19の第1支持部19Aに載置する左右一対のフランジ部4Aを一体形成している。フランジ部4Aには、第1支持部19Aの左右の螺合部19aとのボルト連結を可能にする貫通孔4aを形成している。又、燃料タンク4の底部4Bには、第2支持部19Bの左右の係合凹部19bにグロメット20を介して係入する左右一対の係合突起4bを垂下姿勢で一体形成している。
【0034】
以上の構成から、燃料タンク4は、その左右の係合突起4bを第2支持部19Bの左右の係合凹部19bにグロメット20を介して係入することにより、グロメット20による防振状態で支持台15に対する位置決めを行なうことができる。その後、そのフランジ部4A及び底部4Bを第2部材19に載置し、フランジ部4Aを第2部材19の第1支持部19Aにボルト連結することにより、第2支持部材10などを介して伝動ケース8のみに支持連結した伝動ケース8による単独支持状態で、エンジン2の後方に位置する伝動ケース8の上部の上方に配備することができる。
【0035】
これにより、エンジン2の振動を燃料タンク4に伝わり難くすることができ、結果、エンジン2の振動に起因した燃料タンク内での燃料の泡立ちなどを防止することができ、その泡立ちなどによるエンジン性能の低下を防止することができる。
【0036】
又、主クラッチ3において伝動ベルト24に弛みが生じた場合には、エンジン2の第1支持部材9とのボルト連結による固定を解除するだけで、エンジン2を、各長孔9aに沿って伝動ケース8から離れる方向となる機体前方に向けて移動させることができ、伝動ベルト24の弛みを取ることができる。
【0037】
更に、伝動ケース8を、その上部の入力軸11がエンジン2の後方に位置し、かつ、その下部の出力軸12がエンジン2の下方に位置する後傾斜姿勢で機体に装備しながら、燃料タンク4を、その上端の高さ位置が、操縦ハンドル5を格納姿勢に切り換えた機体の収納状態での略上限位置となる操縦ハンドル5の支軸23の高さ位置と同じになる状態で、エンジン2の後方に位置する伝動ケース8の上部上端よりも上方の高い位置に配備することができる。
【0038】
これにより、機体の収納性を損なうことなく、伝動ケース8及びその内部に備えた伝動系とともに、伝動ケース8の上部に備えた第2支持部材10及び燃料タンク4を、エンジン2との前後バランスを調節するための部材として有効に活用することができ、結果、機体バランスの安定化を図ることができる。
【0039】
図示は省略するが、クラッチカバー22の前下部には、第1支持部材9に備えた螺合部とのボルト連結に使用する連結部を備えている。クラッチカバー22の後下部には、第2支持部材10に備えた螺合部とのボルト連結に使用する連結部を備えている。クラッチカバー22の前上部には、上部カバー21に備えた連結部とのボルト連結に使用する螺合部を備えている。
【0040】
図1及び
図3に示すように、主クラッチ3は、そのテンションアーム25をレリーズワイヤ26などを介して操縦ハンドル5に備えた主クラッチレバー27に連係している。
【0042】
〔1〕歩行型作業機としては、車輪駆動用の第1出力軸と、耕耘ロータ6などの作業装置駆動用の第2出力軸とを備えたものであってもよい。
【0043】
〔2〕支持部材10としては、伝動ケース8とのボルト連結を可能にする板金製の支持基体14の上部に、燃料タンク4を下方から受け止め支持する支持台15を一体的に屈曲形成したものであってもよい。又、支持基体14に支持台15をボルト又はリベットを用いて連結したものであってもよい。
【0044】
〔3〕支持部材10の支持台15としては、第1部材18と第2部材19とを一体的に屈曲形成したものであってもよい。又、第1部材18に第2部材19をボルト又はリベットを用いて連結したものであってもよい。
【0045】
〔4〕支持部材10の第2支持部19Bと燃料タンク4との間にグロメット20(防振材C)を介装する構成に加えて、支持部材10の第1支持部19Aと燃料タンク4との間に、ゴム板などの防振材Cを介装するように構成してもよい。又、支持部材10の第2支持部19Bと燃料タンク4との間にグロメット20(防振材C)を介装する構成に代えて、支持部材10の第2部材19と燃料タンク4との間、又は、支持部材10の第1支持部19A及び第2支持部19Bと燃料タンク4との間などに、ゴム板などの防振材Cを介装するように構成してもよい。
【0046】
〔5〕燃料タンク4としては板金製のものであってもよい。又、支持部材10に対する固定をボルト連結のみで行うように構成したものであってもよい。
【0047】
〔6〕操縦ハンドル取り付け用の補助部材16としては、操縦ハンドル5の収納姿勢への姿勢切り換えが不可能な状態に操縦ハンドル5を連結固定するように構成したものであってもよい。又、操縦ハンドル5の作用姿勢と収納姿勢との姿勢切り換えを、縦向きの支軸を支点にした操縦ハンドル5の旋回操作で行うように構成したものであってもよい。
【0048】
〔7〕作業機器連結用の補助部材17としては、例えば、平面視でU字状に形成して、作業機器Bに備えた連結部の抜き差しが可能で、挿通した連結部とのピン連結又はボルト連結が可能となるように構成したものであってもよい。
【0049】
〔8〕作業機器連結用の補助部材17に連結する作業機器Bとしては、耕耘ロータ6の駆動による機体の移動に抵抗を加えることが可能な板状の抵抗体や回転ディスク、培土器、畝立てマット、あるいは、抵抗棒7と移動用の補助車輪とを抵抗棒7の使用状態と補助車輪の使用状態とに切り換え可能に構成した作業器、などであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明に係る歩行型作業機の燃料タンク支持構造は、機体の上部側にエンジンと燃料タンクとを配備した歩行型作業機に適用することができる。
【符号の説明】
【0051】
2 エンジン
4 燃料タンク
8 伝動ケース
10 支持部材
14 支持基体
16 操縦ハンドル取り付け用の補助部材
17 作業機器連結用の補助部材
18 延出部材
19 台座部材
19C 遮熱壁部
C 防振材