【課題を解決するための手段】
【0005】
テレフタル酸、そのエステル及び/又はそれらの混合物、シクロヘキサンジメタノール及びエチレングリコールを含むある種のポリエステル組成物であって、少なくとも1種のキレート性リン種及び/又はその反応生成物をさらに含む組成物は、良好な色及び/又は透明性の点で、当該技術分野で既知のポリエステルよりも優れているものと考えられる。
【0006】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%、
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約90〜約10モル%、
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化1】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0007】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%、
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化2】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0008】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満、
を含むグリコール成分と、
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化3】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0009】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約40〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約60モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化4】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0010】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化5】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0011】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約75モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約25〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化6】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0012】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化7】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0013】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化8】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0014】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化9】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0015】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化10】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0016】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化11】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
RはC
1〜C
22アルキルであり、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0017】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化12】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
RはC
1〜C
22アルキルであり、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0018】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化13】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
RはC
1〜C
22アルキルであり、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0019】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化14】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
RはC
1〜C
22アルキルであり、そして、
R
1及びR
2は各々、水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0020】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化15】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2は水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0021】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化16】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2は水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0022】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化17】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2は水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0023】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化18】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2は水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができる。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0024】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化19】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、
R
1は水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができ、そして、
R
2はC
1〜C
22アルキルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0025】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化20】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、
R
1は水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができ、そして、
R
2はC
1〜C
22アルキルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0026】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化21】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、
R
1は水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができ、そして、
R
2はC
1〜C
22アルキルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0027】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化22】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素又はC
1〜C
22アルキルであることができ、
R
1は水素、C
1〜C
22アルキル、ヒドロキシル又はアリールであることができ、そして、
R
2はC
1〜C
22アルキルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0028】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化23】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はC
1〜C
22アルキルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0029】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化24】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はC
1〜C
22アルキルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0030】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化25】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はC
1〜C
22アルキルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0031】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化26】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はC
1〜C
22アルキルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0032】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化27】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はメチルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0033】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化28】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はメチルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0034】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化29】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はメチルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0035】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化30】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はメチルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0036】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化31】
[式中、
nは1であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はメチルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0037】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化32】
[式中、
nは1であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はメチルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0038】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化33】
[式中、
nは1であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はメチルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0039】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化34】
[式中、
nは1であり、
Rは水素であり、
R
1はヒドロキシルであり、そして、
R
2はメチルである。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0040】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化35】
[式中、
nは1〜4の整数であり、
R、R
1及びR
2は各々、水素である。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0041】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約10〜約90モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約10〜約90モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化36】
[式中、
nは2であり、
R、R
1及びR
2は各々、水素である。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0042】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約20〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約80モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化37】
[式中、
nは2であり、
R、R
1及びR
2は各々、水素である。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0043】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約60〜約80モル%、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約20〜約40モル%
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化38】
[式中、
nは2であり、
R、R
1及びR
2は各々、水素である。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0044】
1つの態様において、本発明は、
下記(I)〜(III):
(I)少なくとも1種のポリエステル、
ここで、前記ポリエステルは、
(a)下記(i)〜(iii):
(i)テレフタル酸残基 70〜100モル%、
(ii)20個以下の炭素原子を有する芳香族ジカルボン酸残基 0〜30モル%、及び、
(iii)16個以下の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸残基 0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分と、
(b)下記(i)及び(ii):
(i)エチレングリコール残基 約50モル%超、及び、
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基 約50モル%未満
を含むグリコール成分と
を含む、
(II)少なくとも1種のチタン化合物の残基、並びに、
(III)下記構造:
【化39】
[式中、
nは2であり、
R、R
1及びR
2は各々、水素である。]
により表される、少なくとも1種のキレート性リン種、その反応生成物又はそれらの混合物
を含む、ポリエステル組成物であって、
前記ジカルボン酸成分の合計モル%が100モル%であり、前記グリコール成分の合計モル%が100モル%であり、そして、前記ポリエステルの内部粘度が、25℃の温度下、0.25g/50mLの濃度にて、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で測定された場合に、0.35〜1.2dL/gである、前記組成物を提供する。
【0045】
本発明のある実施形態では、チタン触媒は、チタンを含まない金属触媒で置き換えられてもよいし、該金属触媒によって補完されてもよい。
【0046】
ある実施形態では、リン原子のチタン原子に対する比は1:1〜5:1であることができる。
【0047】
ある実施形態では、リン原子のチタン原子に対する比は2:1であることができる。
【0048】
1つの態様において、ポリエステル組成物及び/又はポリエステルを製造するための本明細書中に記載されたいずれかの方法は、本明細書中に記載された少なくとも1種のキレート性リン種を含む。
【0049】
1つの態様において、ポリエステル組成物は、これらに限定されるわけではないが、押出成形品、カレンダ加工品及び/又はモールド成形品を含む製造物品において有用であり、その具体例としては、これらに限定されるわけではないが、射出成形品、押出成形品、キャスト押出成形品、異形押出成形品、溶融紡糸品、熱成形品、押出モールド成形品、射出ブロー成形品、射出延伸ブロー成形品、押出ブロー成形品及び押出延伸ブロー成形品が挙げられる。これらの物品としては、これらに限定されるわけではないが、フィルム、ボトル、容器、シート及び/又は繊維が挙げられる。
【0050】
1つの態様において、本発明に有用なポリエステル組成物は種々のタイプのフィルム及び/又はシートで使用でき、これらに限定されるわけではないが、押出フィルム及び/又はシート、カレンダ加工フィルム及び/又はシート、圧縮成形フィルム及び/又はシート、溶液キャストフィルム及び/又はシートが挙げられる。フィルム及び/又はシートの製造方法としては、これらに限定されるわけではないが、押出成形、カレンダ加工、圧縮成形及び溶液キャスティングが挙げられる。