【文献】
Wi-Fi Alliance Technical Committee P2P Task Group,Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P)Technical Specification Version 1.2,Wi−Fi Simple Config Wi-Fi ALLIANCE Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P)Technical Specification,2011年12月14日,pages 1-2,24-31,57-59,96-97
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信するステップであって、前記検出要求メッセージがローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、前記インターセプションルール情報が少なくともインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、ステップと、
別のデバイスによって送信されたメッセージを、前記インターセプションルール情報に従ってインターセプトするステップと、
前記インターセプションルール情報に従ってスリープ状態に入るステップと
を含む、デバイス発見方法。
前記検出要求メッセージの隣接する2つの送信間の間隔が第1の継続時間であり、前記インターセプションルール情報中の前記インターセプション継続時間が第2の継続時間であり、前記第1の継続時間が前記第2の継続時間未満である、請求項4に記載のデバイス発見方法。
前記インターセプションルール情報に従って前記スリープ状態において、設定された少なくとも1つのインターセプションウィンドウ時間に前記ローカルデバイスをウェイクアップし、別のデバイスによって送信された前記メッセージをインターセプトするステップ
をさらに含む、請求項1に記載のデバイス発見方法。
別のデバイスによって送信された検出要求メッセージを受信するステップであって、前記検出要求メッセージが、インターセプションルール情報を伝え、前記インターセプションルール情報がインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、ステップと、
前記検出要求メッセージで伝えられた前記インターセプションルール情報に従って、インターセプション時間におよび/またはインターセプションチャネルで検出応答メッセージを送信するステップと
を含み、前記別のデバイスは、前記検出応答メッセージを、前記インターセプションルール情報に従ってインターセプトし、前記インターセプションルール情報に従ってスリープ状態に入る、デバイス発見方法。
設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信するように構成された検出モジュールであって、前記検出要求メッセージがローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、前記インターセプションルール情報が少なくともインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、検出モジュールと、
別のデバイスによって送信されたメッセージを、前記インターセプションルール情報に従ってインターセプトするように構成された、インターセプションモジュールと、
前記インターセプションルール情報に従ってスリープ状態に入るように構成されたスリープモジュールと
を含む、第1のデバイス発見装置。
前記検出要求メッセージの隣接する2つの送信間の間隔が第1の継続時間であり、前記インターセプションルール情報中の前記インターセプション継続時間が第2の継続時間であり、前記第1の継続時間が前記第2の継続時間未満である、請求項12に記載の装置。
前記インターセプションルール情報に従って前記スリープ状態において、設定された少なくとも1つのインターセプションウィンドウ時間に前記ローカルデバイスをウェイクアップし、別のデバイスによって送信された前記メッセージをインターセプトするように構成されたインターセプションウィンドウモジュール
をさらに含む、請求項9に記載の装置。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の諸実施形態は、デバイス発見効率を向上させるために、デバイス発見方法、装置およびシステムを提供する。
【0008】
第1の態様によれば、本発明の一実施形態が、設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信するステップであって、検出要求メッセージが、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報が、少なくともインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、送信するステップと、別のデバイスによって送信されたメッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトするステップとを含む、デバイス発見方法を提供する。
【0009】
第1の態様の第1の考えられる実行方法では、設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信するステップは、設定された1つのチャネルで検出要求メッセージを送信するステップ、または設定された少なくとも2つのチャネルで検出要求メッセージを連続して送信するステップを含む。
【0010】
第1の態様の第1の考えられる実行方法によれば、第2の考えられる実行方法において、別のデバイスによって送信されたメッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトするステップは、インターセプションルール情報に従って、別のデバイスによって送信されたメッセージを1つのチャネルでインターセプトするステップ、または別のデバイスによって送信されたメッセージを設定された少なくとも2つのチャネルで連続してインターセプトするステップを含む。
【0011】
第1の態様、または第1の態様の第1もしくは第2の考えられる実行方法によれば、第1の態様の第3の考えられる実行方法において、インターセプションルール情報中のインターセプション時間情報は、現在の瞬間から次のインターセプションの開始の瞬間までの間隔、インターセプション継続時間、および/または2つの隣接するインターセプション間の時間間隔を含む。
【0012】
第1の態様、または第1の態様の第1から第3の考えられる実行方法のいずれか1つによれば、第1の態様の第4の考えられる実行方法において、別のデバイスによって送信されたメッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトするステップは、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージおよび/または検出要求メッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトするステップを含む。
【0013】
第1の態様の第3の考えられる実行方法によれば、第5の考えられる実行方法において、検出要求メッセージの隣接する2つの送信間の間隔が第1の継続時間であり、インターセプションルール情報中のインターセプション継続時間が第2の継続時間であり、第1の継続時間は、第2の継続時間未満である。
【0014】
第1の態様、または第1の態様の第1から第5の考えられる実行方法のいずれか1つによれば、第1の態様の第6の考えられる実行方法において、この方法は、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態に入るステップをさらに含む。
【0015】
第1の態様の第6の考えられる実行方法によれば、第7の考えられる実行方法において、この方法は、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態中に、設定された少なくとも1つのインターセプションウィンドウ時間にローカルデバイスをウェイクアップするステップと、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプトするステップとをさらに含む。
【0016】
第2の態様によれば、本発明の一実施形態が、別のデバイスによって送信された検出要求メッセージを受信するステップであって、検出要求メッセージがインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報がインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、受信するステップと、検出要求メッセージで伝えられたインターセプションルール情報に従ってインターセプション時間におよび/またはインターセプションチャネルで、検出応答メッセージを送信するステップとを含む、デバイス発見方法を提供する。
【0017】
第3の態様によれば、本発明の一実施形態が、設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信するように構成された検出モジュールであって、検出要求メッセージが、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報が、少なくともインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、検出モジュールと、別のデバイスによって送信されたメッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトするように構成されたインターセプションモジュールとを含む、
第1のデバイス発見装置を提供する。
【0018】
第3の態様の第1の考えられる実行方法では、検出モジュールは、具体的には、設定された1つのチャネルで検出要求メッセージを送信する、または設定された少なくとも2つのチャネルで連続して検出要求メッセージを送信するように構成される。
【0019】
第3の態様の第1の考えられる実行方法によれば、第2の考えられる実行方法において、インターセプションモジュールは、具体的には、インターセプションルール情報に従って、別のデバイスによって送信されたメッセージを1つのチャネルでインターセプトする、または別のデバイスによって送信されたメッセージを、設定された少なくとも2つのチャネルで連続してインターセプトするように構成される。
【0020】
第3の態様、または第3の態様の第1もしくは第2の考えられる実行方法によれば、第3の態様の第3の考えられる実行方法において、インターセプションルール情報中のインターセプション時間情報は、現在の瞬間から次のインターセプションの開始の瞬間までの間隔、インターセプション継続時間、および/または2つの隣接するインターセプション間の時間間隔を含む。
【0021】
第3の態様、または第3の態様の第1から第3の考えられる実行方法のいずれか1つによれば、第3の態様の第4の考えられる実行方法において、インターセプションモジュールは、具体的には、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージおよび/または検出要求メッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトするように構成される。
【0022】
第3の態様の第3の考えられる実行方法によれば、第5の考えられる実行方法において、検出要求メッセージの隣接する2つの送信間の間隔が第1の継続時間であり、インターセプションルール情報中のインターセプション継続時間が第2の継続時間であり、第1の継続時間は、第2の継続時間未満である。
【0023】
第3の態様、または第3の態様の第1から第5の考えられる実行方法のいずれか1つによれば、第1の態様の第6の考えられる実行方法において、この装置はさらに、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態に入るように構成されたスリープモジュールを含む。
【0024】
第3の態様の第6の考えられる実行方法によれば、第7の考えられる実行方法において、この装置はさらに、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態中に、少なくとも設定された1つのインターセプションウィンドウ時間にローカルデバイスをウェイクアップし、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプトするように構成されたインターセプションウィンドウモジュールを含む。
【0025】
第4の態様によれば、本発明の一実施形態が、別のデバイスによって送信された検出要求メッセージを受信するように構成された受信モジュールであって、検出要求メッセージがインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報がインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、受信モジュールと、インターセプション時間におよび/またはインターセプションチャネルで検出応答メッセージを送信するように構成された、応答モジュールとを含む、第2のデバイス発見装置を提供する。
【0026】
第5の態様によれば、本発明の実施形態が、第3の態様における考えられる実行方法のいずれか1つに従った少なくとも1つの第1のデバイス発見装置と、第4の態様における少なくとも1つの第2のデバイス発見装置とを含む、デバイス発見システムを提供する。
【0027】
本発明の実施形態によって提供されるデバイス発見方法、装置、およびシステムでは、検出要求メッセージが送信されるとき、検出要求メッセージは、検出応答メッセージを受信するローカルデバイスによって使用されるインターセプションルール情報を伝え、その結果、検出要求メッセージを受信した後、ターゲットデバイスがインターセプションルール情報に従って効果的な時間に効果的なチャネルで検出応答メッセージを送信することができ、それによってデバイス発見効率を向上させる。
【0028】
本発明の諸実施形態または先行技術の技術的解決策をより明瞭に説明するために、諸実施形態または先行技術の説明に必要である添付の図面について以下に概説する。明らかに、次の説明中の添付の図面は、本発明の一部の実施形態を示しており、当業者は何ら創造的努力をせずにこれらの添付の図面から他の図面をさらに導き出すことができる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の諸実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより分かりやすくするために、以下に、本発明の諸実施形態における添付の図面を参照して、本発明の諸実施形態における技術的解決策を明確に、および完全に説明する。明らかに、記載する実施形態は、本発明の諸実施形態の一部であるが、全部ではない。創造的な努力なしに本発明の諸実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
【0031】
本発明の各実施形態に含まれるデバイスが、P2Pデバイスであってもよく、具体的には、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、略してWiFi)機能を有し、P2Pアプリケーションプログラムを載せることができるいかなるデバイスであってもよい。特定の形態が、携帯電話、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、略してPDA)などであってもよい。デバイス発見方法が少なくとも2つのP2Pデバイス間の対話に関係するので、説明を容易にするために、本発明の各実施形態において、第1のデバイスが、別のデバイスを能動的に検出する当事者を表すように使用され、第2のデバイスが、発見されるターゲットデバイスを表すように使用される。
【0032】
図1は、本発明によるデバイス発見方法の実施形態1のフローチャートであり、この実施形態は、第1のデバイスによって実行される。この方法は、いかなるP2Pデバイスによって実行されてもよい。
図1に示すように、この実施形態の方法は、以下を含むことができる:
【0033】
ステップ101:設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信し、検出要求メッセージは、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報は、少なくともインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む。
【0034】
現在、ソーシャルWiFi(Social WiFi)が使用する3つのチャネルがあり、これらは個々にチャネル1、チャネル6、およびチャネル11である。P2Pデバイスは、3つのチャネルでメッセージを送信する、または別のP2Pデバイスからのメッセージをインターセプトすることができる。従来の技術では、検出要求メッセージが1つのチャネルで送信され、ある期間にわたってこのチャネルでインターセプションが行われ、その後検出要求メッセージは次のチャネルに送信され、ある期間にわたってこのチャネルでインターセプションが行われる。このように、検出要求メッセージは送信され、インターセプションが3つのチャネルで交互に行われる。
【0035】
ステップ101において、第1のデバイスが検出要求メッセージを送信するとき、検出要求メッセージは、検出応答メッセージを受信するローカルデバイスによって使用されるインターセプションルール情報を伝え、その結果、第2のデバイスが、インターセプションルール情報に従って応答を行うことができる。このように、第1のデバイスのインターセプションルールが限定されないことが可能であり、P2Pデバイスのアプリケーションプログラムが満たす必要のある特定のシナリオ要件に従って設定されることが可能である。例えば、いくつかのアプリケーションプログラムは、複数のターゲットデバイスを発見する必要があって、長い時間の間動作する必要があり、この長い期間中にデバイスは、電話をかけること、およびSMSメッセージを送信することなどの通信機能をユーザにさらに提供する必要がある。この場合、インターセプションルールは、例えば省電力解決策に設定されてもよく、インターセプション時間が、比較的短くなるように設定されてもよいが、2つの隣接したインターセプション期間の間の間隔は、比較的に長くなってもよい。さらに、この間隔において第1のデバイスは、デバイスの電力を節約するために、スリープ状態にさらに設定されてもよい。
【0036】
さらに、インターセプション時間は、第1のデバイスが作動状態であって、別のデバイスによって送信されたメッセージを受信することができる継続時間を指す。インターセプション時間以外には、第1のデバイスは、スリープ状態であってもよく、またはスリープすることも、メッセージを受信することもない状態であってもよく、これは本発明において制限されない。
【0037】
特定の実行中に、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝える以外に、検出要求メッセージはさらに、ローカルデバイスの送信ルール情報を伝えることができ、その結果、検出要求メッセージを受信する第2のデバイスが、この送信ルール情報に従ってその後のメッセージを受信することができる。
【0038】
ステップ102:別のデバイスによって送信されたメッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトする。
【0039】
具体的には、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージまたは別のデバイスによって送信された検出要求メッセージなど、別のデバイスからのメッセージは、設定されたインターセプション時間に、設定されたチャネルでインターセプトされることが可能である。残りの時間において第1のデバイスは、スリープ状態に入って電力消費を削減することができる。
【0040】
この実施形態では、検出要求メッセージが送信されるとき、検出要求メッセージは、検出応答メッセージを受信するローカルデバイスによって使用されるインターセプションルール情報を伝え、その結果、検出要求メッセージを受信した後、ターゲットデバイスがこのインターセプションルール情報に従って、効果的な時間に効果的なチャネルで検出応答メッセージを送信でき、それによってデバイス発見精度および効率を向上させる。
【0041】
特定の実行中では、現在Social WiFiが使用する3つのチャネルがあるので、第1のデバイスは、設定された1つのチャネルで検出要求メッセージを送信するか、または設定された2つもしくは3つのチャネルで連続して検出要求メッセージを送信することができる。
【0042】
それに応じてステップ102では、インターセプションルール情報に従って第1のデバイスが、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージを、1つのチャネルでインターセプトするか、または別のデバイスによって送信されたメッセージを、設定された2つもしくは3つのチャネルで連続してインターセプトすることができる。
【0043】
リソースバランス原則によれば、好ましくは第1のデバイスは、設定された1つのチャネルで検出要求メッセージを送信し、3つのチャネルのそれぞれで連続インターセプション期間を連続して維持して、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプトするか、または、3つのチャネルで連続して検出要求メッセージを送信し、別のデバイスによって送信されたメッセージを設定された1つのチャネルでインターセプトすることができる。
【0044】
さらに、インターセプションルール情報中のインターセプション時間情報は、現在の瞬間から次のインターセプションの開始の瞬間までの間隔、インターセプション継続時間、および/または隣接する2つのインターセプション間の時間間隔を含むことができる。具体的には、現在の瞬間は、検出要求メッセージが送信される瞬間であってもよく、インターセプション継続時間は、次のインターセプションが続く時間の長さであってもよい。インターセプションルール情報は現在の瞬間から次のインターセプションの開始の瞬間までの間隔と、インターセプション継続時間の両方を含むことが、例示の解決策である。しかしながら、ワイヤレス送信の時間は非常に短く、無視できるので、検出要求メッセージを受信する第2のデバイスは、第1のデバイスが次のインターセプションを開始する瞬間を、検出要求メッセージの受信の瞬間および間隔に従って取得することができる。次のインターセプションの継続時間と組み合わせて、検出要求メッセージを受信する第2のデバイスは、第1のデバイスがインターセプションを行う最後の連続期間に正確に検出応答メッセージを送信することができる。
【0045】
さらに、前述の実施形態のステップ102では、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプトすることは、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージおよび/または検出要求メッセージをインターセプトすることを含むことができる。
【0046】
さらに、前述の実施形態のステップ101では、設定されたチャネルで検出要求メッセージを送信することは、設定された送信チャネルで周期的におよび/または非周期的に検出要求メッセージを送信することを含む。
【0047】
さらに、好ましくは、周期的にインターセプションを実行するために、第1のデバイスが別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプトするプロセスに期間が設定されてもよく、検出要求メッセージを送信するプロセスが、ある期間にあらかじめ設定された回数、検出要求メッセージを送信するという方法で実行されてもよく、デバイスが検出要求メッセージを同じ期間に同時に送信しないようにするために、検出要求メッセージの隣接する2つの送信間の時間間隔がある範囲内でランダムに選択されるように設定されてもよい。これに基づいて、検出要求メッセージの隣接する2つの送信間の間隔は、第1の継続時間に設定されてもよく、第1の継続時間はある範囲内でランダムに変化し、インターセプション継続時間が第2の継続時間である。また、第1の継続時間は、第2の継続時間未満となるように制御されて、検出要求メッセージが、インターセプション継続時間によって制限される連続インターセプションプロセス中に少なくとも2回送信されること、すなわち、別のデバイスから検出応答メッセージを受信する機会が2度あることを保証し、それによって発見精度を向上させることができる。
【0048】
図2は、本発明によるデバイス発見方法の実施形態2のフローチャートであり、この実施形態は、第1のデバイスによって実行される。
図2に示すように、この実施形態の方法は、以下を含むことができる:
【0049】
ステップ201:設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信し、検出要求メッセージは、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報は、少なくともインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む。
【0050】
ステップ202:別のデバイスによって送信されたメッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトする。
【0051】
ステップ203:インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態に入る。
【0052】
具体的には、第1のデバイスは、各アプリケーションプログラムの要件に従って時間範囲を設定することができる。時間範囲では、インターセプション時間以外の時間が、スリープ
状態として設定され、スリープ
状態に第1のデバイスは依然としてローカルデバイスをウェイクアップし、指定されたルールに従って設定された期間に検出要求メッセージを送信し、残りの時間はスリープ状態となって、その結果、電力消費が極めて少なくなる。上記は例示の解決策にすぎず、具体的にスリープを設定する方法は、本発明のこの実施形態に限定されないことは留意されるべきである。例えば、スリープ
状態は、インターセプション時間間隔に、または第1のデバイスがスリープすることも、別のデバイスからメッセージを受信することもないある期間に、設定されてもよい。
【0053】
ステップ204:インターセプションルール情報に従って、スリープ
状態には、設定された少なくとも1つのインターセプションウィンドウ時間にローカルデバイスをウェイクアップし、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプトする。
【0054】
具体的には、スリープ
状態が全時間範囲の大部分を占める場合、すなわち第1のデバイスがほとんどの時間スリープ状態であって、別のデバイスによって送信されたメッセージを受信できない場合、第1のデバイスは電力を節約することができるが、極端に低い発見効率がもたらされるおそれがある。この場合、この矛盾を解決するために、スリープ
状態にいくつかのインターセプションウィンドウが設定されることが可能である。それに応じて、インターセプションウィンドウに関する情報が、別のデバイスに知らせるために、ステップ201において検出要求メッセージで伝えられることも可能である。
【0055】
好ましくは、インターセプションウィンドウは、次のように設定されることが可能である:検出要求メッセージを送信した後に毎回、第1のデバイスは直ちにインターセプションウィンドウに入って、その結果、別のデバイスが第1のデバイスによって送信された検出要求メッセージを受信した後に検出応答メッセージを直ちに送信する。この例示の解決策については、インターセプションウィンドウの期間が検出要求メッセージを送信する期間と一致し、インターセプションウィンドウの期間と検出要求メッセージの送信時間との間に間隔がない、すなわちこのタイプのインターセプションウィンドウは単純なルールを有し、ルールに合意することが容易であるので、この例示の解決策におけるインターセプションウィンドウに関する情報は、検出要求メッセージで伝えられなくてもよい。
【0056】
インターセプションウィンドウ時間をスリープ
状態に存在するように設定することは、例示の解決策にすぎないことに留意されたい。実際の実行中には、インターセプションウィンドウ時間が、作動状態の時間に設定されてもよく、例えば第1のデバイスがスリープすることも、別のデバイスからメッセージを受信することもないある期間が設定されるとき、インターセプションウィンドウ時間は、こうした期間に設定されてもよい。
【0057】
ステップ205:別のデバイスによって送信された検出応答メッセージが、インターセプションウィンドウ時間に受信されるとき、検出応答メッセージを送信するデバイスとの対話を優先的に行う。
【0058】
インターセプションウィンドウの継続時間は、一般的に比較的短くなるように設定される。別のデバイスによって送信されたメッセージがインターセプションウィンドウでインターセプトされる場合、例えば、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージがインターセプトされ、または別のデバイスによって送信された検出要求メッセージがインターセプトされ、別のデバイスの要求が満たされるとき、ローカルデバイスがこの別のデバイスと対話を行うにはインターセプションウィンドウ時間は不十分であるので、この場合インターセプションウィンドウ時間は、ネゴシエーション構成、認証、およびコネクションなど、この別のデバイスとさらなる情報交換を行うために延長されてもよい。情報交換中には、後続のメッセージを待つ必要があり、特定の実行中には、プリセット時間が設定されてもよい。プリセット時間に後続メッセージが受信されない場合、第1のデバイスはスリープ
状態に再び入ることができる。
【0059】
実際の実行中には、ステップ205の動作は、別のデバイスからのメッセージがインターセプションウィンドウで受信されるとき、スリープ状態からローカルデバイスをウェイクアップすることに単に限定されず、第1のデバイスは、別のデバイスからメッセージを受信するときいかなる段階でも別のデバイスとの対話を優先的に行うことができる。例えば、インターセプション時間がまさに終わろうとしている時点で、すなわち第1のデバイスがスリープ状態に入ろうとしている時点で、第1のデバイスが別のデバイスからメッセージを受信するとき、または別のデバイスとの情報交換を完了するにはインターセプション時間が不十分であるとき、インターセプション時間の長さは、別のデバイスとの情報交換が完了されるまで延長されてもよい。完了後、さらに多くの第2のデバイスを続けて発見することがさらに必要とされる場合、前述のステップ201からステップ205までのプロセスは再び実行されてもよく、その他の場合は、発見プログラムは終了してもよい。
【0060】
この実施形態の解決策の効果を検証するために、本発明のこの実施形態において、この実施形態の解決策と従来技術の解決策との間でシミュレーションが行われて、別のデバイスの発見に必要とされる時間の長さを比較する。シミュレーション中には合計2つのP2Pデバイスがある。シミュレーションプロセスは、別のデバイスによって干渉されず、取り消しまたは再伝送などの機構は使用されない。2つのP2Pデバイスのシミュレーションパラメータは次の通りである:検出要求メッセージを送信する継続時間は0.4ミリ秒であり、送信電力は50ミリワットであり、インターセプション電力は25ミリワットである。
【0061】
シミュレーションプロセスでは、従来技術の解決策は、解決策1と名付けられる。解決策1のインターセプション時間は、100ms、200ms、および300msからランダムにとられる値に等しく、その平均インターセプション期間は200msである。この実施形態で個々に使用される2つの解決策については、一方は解決策2であり、検出要求メッセージが、設定された1つのチャネルで送信され、連続インターセプション期間が3つのチャネルのそれぞれで連続して維持されて、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージをインターセプトし、解決策1との公正な比較のために、インターセプション期間は、同様に200msに設定される、および他方は解決策3であり、検出要求メッセージが3つのチャネルで連続して送信され、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージが、設定された1つのチャネルでインターセプトされ、解決策1との公正な比較のために、インターセプション期間は同様に200msに設定される。
【0062】
3つの解決策における開始時間は、発見プロセスのいかなる瞬間にも設定され、終了時間は、2つのP2Pデバイスのいずれかが検出応答メッセージを受信する時間である。シミュレーションの実行回数は100000であり、時間ステップは200msである。シミュレーション結果が、解決策2は発見時間で解決策1よりもわずかに優れていることを示すが、解決策3の発見時間は、解決策1の発見時間よりもはるかに少ない。具体的には、実行の100000回すべてにおいて、200msにおける解決策3の発見完了確率は99%を超えるのに対して、200mにおける解決策1の発見完了確率は72%を下回る。解決策3の平均発見時間は、45msであるのに対して、解決策1の平均発見時間は160msである。したがって、明らかに、(3つのチャネルで連続して検出要求メッセージを送信し、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージを設定された1つのチャネルでインターセプトする)この実施形態の解決策の発見効率は、従来技術の発見解決策の発見効率よりもはるかに高い。
【0063】
この実施形態では、デバイス発見プロセスにスリープ
状態を追加することによって、デバイス発見プログラムの電力消費が削減され、スリープ
状態にインターセプションウィンドウを追加すること、およびインターセプションウィンドウを合理的に設定することによって、発見効率が向上され、発見を完了するためにデバイスに必要とされる時間が短縮され、ならびに別のデバイスによって送信された検出応答メッセージがインターセプションウィンドウ時間にインターセプトされるとき、ローカルデバイスをスリープ状態からウェイクアップすることができる機構を使用することによって、ターゲットデバイスとの情報交換を時間内に行うことができ、その結果、発見プロセス全体が最短時間で完了される。
【0064】
図3は、本発明によるデバイス発見方法の実施形態3のフローチャートであり、この実施形態は、第2のデバイスによって実行される。この方法は、いかなるP2Pデバイスによって実行されてもよい。
図3に示すように、この実施形態の方法は、以下を含む:
【0065】
ステップ301:別のデバイスによって送信された検出要求メッセージを受信し、検出要求メッセージは、インターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報は、インターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む。
【0066】
具体的には、この実施形態は第2のデバイス、すなわち発見されるターゲットデバイスによって実行されるので、ステップ301における別のデバイスは、第1のデバイス、すなわち検出を能動的に行うデバイスに対応していてもよい。検出要求メッセージで伝えられるインターセプションルール情報は、同様に第1のデバイスのインターセプションルール情報である。インターセプションルール情報は、第2のデバイスのインターセプションルール情報と同じであってもよい、または異なっていてもよい。
【0067】
ステップ302:検出要求メッセージで伝えられたインターセプションルール情報に従って、インターセプション時間におよび/またはインターセプションチャネルで検出応答メッセージを送信する。
【0068】
具体的には、第2のデバイスは、例えば第1のデバイスのインターセプションルールに従って検出応答メッセージを送信し、受信された検出要求メッセージで伝えられたインターセプションルール情報に従って、検出応答メッセージを送信するための時間および送信チャネルを決定する。このように、第1のデバイスが検出応答メッセージを正常に受信することが保証されることが可能である。
【0069】
2つのデバイスは、2つのデバイスが互いを発見するまで、続いてさらなる情報交換を行うことができる。
【0070】
この実施形態では、インターセプションルール情報を伝える、および別のデバイスによって送信される検出要求メッセージが受信され、このインターセプションルール情報に従って検出応答メッセージがデバイスに送信されて、送信された検出応答メッセージが正常に受信されることを保証するようにし、それによってデバイス発見効率を向上させる。
【0071】
図4は、本発明によるデバイス発見方法の実施形態4のシグナリングフローチャートである。この実施形態では、2つのデバイスによって使用される発見方法は一致しており、説明を簡潔にするために、この実施形態は、主として第1のデバイスを使用することによって説明される。図中では、斜線の影、点の影、および交差線の影が個々に使用されて、3つの異なるチャネルを表し、灰色の塗りつぶしが使用されて、スリープ状態を表し、図中では、インターセプションを行うために2つのデバイスによって使用されるチャネルは、同じであってもよい、または異なっていてもよい。さらに、図をより明瞭にするために、短い矢印が図中で使用されて、検出要求メッセージが周期的に送信されることを示す。
図4に示すように、この実施形態の方法は、以下を含むことができる:
【0072】
ステップ401:第1のデバイスが、3つのチャネルで連続して検出要求メッセージを送信し、検出要求メッセージは、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報は、インターセプション時間情報およびインターセプションチャネル情報を含む。
【0073】
ステップ402:第1のデバイスが、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプションルール情報に従って設定されたチャネルでインターセプトし、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態およびインターセプションウィンドウ時間に入る。
【0074】
ステップ403:第1のデバイスが、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージを、スリープ
状態におよび設定されたインターセプションウィンドウ時間に、インターセプションチャネルを使用することによって受信する。
【0075】
ステップ404:第2のデバイスによって送信された検出応答メッセージが、インターセプションウィンドウ時間に受信されるとき、インターセプションウィンドウ時間を延長し、第2のデバイスとの対話を行う。
【0076】
この実施形態では、デバイス発見プロセスにスリープ時間を追加することによって、省電力が実行され、その時間を延長することができるインターセプションウィンドウを使用することによって、発見プログラムがより効果的となる。
【0077】
省電力の側面におけるこの実施形態の解決策の効果を検証するために、この実施形態の解決策はシミュレートされ、スリープ時間の長さが異なり、インターセプション時間の長さが異なる複数の解決策の組み合わせがシミュレートされて、異なる平均発見時間のもとで対応する平均電力消費状況を観察する。シミュレーション結果は、連続インターセプション時間が400msであって、スリープ時間が2sであって、インターセプションウィンドウが設定されないことが選択されるとき、平均発見時間は600msであり、平均電力消費は50mwであることを示す。この場合、従来技術の発見解決策と比較すると、この実施形態は、80%の電力消費を節約する。
【0078】
図5は、本発明によるデバイス発見方法の実施形態5のシグナリグフローチャートである。この実施形態では、2つのデバイスによって使用される発見方法は一致しており、説明を簡潔にするために、この実施形態は、主として第1のデバイスを使用することによって説明される。図中では、斜線の影、点の影、および交差線の影が個々に使用されて、3つの異なるチャネルを表し、灰色の塗りつぶしが使用されてスリープ状態を表し、図中では、検出要求メッセージを送信するために2つのデバイスによって使用されるチャネルは同じであってもよい、または異なっていてもよい。さらに、図をより明瞭にするために、短い矢印が図中で使用されて、検出要求メッセージが周期的に送信されることを示す。
図5に示すように、この実施形態の方法は、以下を含むことができる:
【0079】
ステップ501:第1のデバイスが、設定された1つのチャネルで検出要求メッセージを送信し、検出要求メッセージは、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報は、インターセプション時間情報およびインターセプションチャネル情報を含む。
【0080】
ステップ502:第1のデバイスは、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプションルール情報に従って3つのチャネルで連続してインターセプトし、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態およびインターセプションウィンドウ時間に入る。
【0081】
ステップ503:第1のデバイスは、インターセプションルール情報に従って対応するインターセプションチャネルで第2のデバイスによって送信される検出応答メッセージをインターセプション時間に受信する。
【0082】
ステップ504:第1のデバイスが第2のデバイスによって送信された検出応答メッセージを受信するとき、チャネルのインターセプション時間がまさに終了しようとしている場合、チャネルでのインターセプション時間を延長し、第2のデバイスとの対話を行う。
【0083】
ステップ504のシナリオが、第2のデバイスによって送信された検出応答メッセージを受信するとき、第1のデバイスが、設定されたインターセプションルールに従ってまさにスリープ状態に入ろうとしている、またはインターセプションのためにチャネルを変更しようとしているというものであってもよい。この場合、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージが受信されるので、チャネルでのインターセプション時間は、第2のデバイスとの対話を完了するために延長されることが可能である。
【0084】
第2のデバイスによって送信された検出応答メッセージが、インターセプションウィンドウ時間にインターセプトされるとき、ローカルデバイスはスリープ状態からウェイクアップされて、第2のデバイスとの対話を行う。
【0085】
この実施形態では、デバイス発見プロセスにスリープ時間を追加することによって、省電力が実行され、検出応答メッセージが受信されるとき、インターセプション時間がチャネルで延長されることが可能であって、発見プログラムがより効果的になるようにする。
【0086】
図6は、本発明による第1のデバイス発見装置の実施形態1の概略的構造図である。
図6に示すように、この実施形態の装置600が、検出モジュール11と、インターセプションモジュール12とを含むことができ、検出モジュール11は、設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信するように構成され、検出要求メッセージは、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報は、少なくともインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含み、インターセプションモジュール12は、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトするように構成される。
【0087】
この実施形態の装置は、
図1に示す方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成されることが可能であり、対応する機能モジュールを有する。装置の実行原理は、この方法の実行原理と同様であり、本明細書では繰り返して説明しない。この実施形態の装置では、検出要求メッセージが送信されるとき、検出要求メッセージは、検出応答メッセージを受信するローカルデバイスによって使用されるインターセプションルール情報を伝えて、その結果、検出要求メッセージを受信した後、ターゲットデバイスがこのインターセプションルール情報に従って効果的な時間におよび効果的なチャネルで検出応答メッセージを送信でき、それによってデバイス発見精度および効率を向上させる。
【0088】
この実施形態の装置では、好ましくは特定の実行中に検出モジュール11は、具体的には、設定された1つのチャネルで検出要求メッセージを送信する、または設定された少なくとも2つのチャネルで連続して検出要求メッセージを送信するように構成される。
【0089】
この実施形態の装置では、好ましくは特定の実行中にインターセプションモジュール12は、具体的には、インターセプションルール情報に従って、別のデバイスによって送信されたメッセージを1つのチャネルでインターセプトする、または別のデバイスによって送信されたメッセージを設定された少なくとも2つのチャネルで連続してインターセプトするように構成される。
【0090】
この実施形態の装置では、好ましくは特定の実行中に、インターセプションルール情報中のインターセプション時間情報は、現在の瞬間から次のインターセプションの開始の瞬間までの間隔、インターセプション継続時間、および/または隣接する2つのインターセプション間の時間間隔を含む。
【0091】
この実施形態の装置では、好ましくは特定の実行中に、インターセプションモジュール12は、具体的には、インターセプションルール情報に従って、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージおよび/または検出要求メッセージをインターセプトするように構成される。
【0092】
この実施形態の装置では、好ましくは特定の実行中に、発見精度を向上させるために、検出要求メッセージの隣接する2つの送信間の間隔が第1の継続時間であり、インターセプションルール情報中のインターセプション継続時間が第2の継続時間であり、第1の継続時間は、第2の継続時間未満である。
【0093】
図7は、本発明による第1のデバイス発見装置の実施形態2の概略的構造図である。
図7に示すように、
図6に示す装置の構造に基づいて、この実施形態の装置700は、スリープモジュール13と、インターセプションウィンドウモジュール14とをさらに含むことができ、スリープモジュール13は、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態に入るように構成され、インターセプションウィンドウモジュール14は、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態において、設定された少なくとも1つのインターセプションウィンドウ時間にローカルデバイスをウェイクアップし、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプトするように構成される。
【0094】
この実施形態の装置は、
図2に示す方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成されることが可能であり、対応する機能モジュールを有する。装置の実行原理および技術的効果は、この方法の実行原理および技術的効果と同様であり、本明細書では繰り返して説明しない。
【0095】
図8は、本発明による第2のデバイス発見装置の実施形態1の概略的構造図である。
図8に示すように、この実施形態の装置800は、受信モジュール21と、応答モジュール22とを含み、受信モジュール21は、別のデバイスによって送信された検出要求メッセージを受信するように構成され、検出要求メッセージは、インターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報は、インターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含み、応答モジュール22は、検出要求メッセージで伝えられたインターセプションルール情報に従ってインターセプション時間におよび/またはインターセプションチャネルで、検出応答メッセージを送信するように構成される。
【0096】
この実施形態の装置は、
図3に示す方法の実施形態の技術的解決策を実行するように構成されることが可能であり、対応する機能モジュールを有する。装置の実行原理は、この方法の実行原理と同様であり、本明細書では繰り返して説明しない。この実施形態の装置では、インターセプションルール情報を伝え、別のデバイスによって送信される検出要求メッセージが受信され、検出応答メッセージが、このインターセプションルール情報に従ってデバイスに送信されて、送信された検出応答メッセージが正常に受信されることを保証するようにし、それによってデバイス発見効率を向上させる。
【0097】
図9は、本発明による第1のデバイス発見装置の実施形態3の概略的構造図である。
図9に示すように、この実施形態の第1のデバイス発見装置900は、少なくとも1つのCPU901と、少なくとも1つのネットワークインタフェース902と、メモリ903と、少なくとも1つの通信バス904とを含む。通信バス904は、構成要素間の接続および通信を実行するように構成される。メモリ903は、高速RAMメモリを含むことができる、または不揮発性メモリ(non-volatile memory、略してNVM)、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリを含むことができる。メモリ903は、様々なタイプのコードを格納する少なくとも1つのストレージ装置をオプションとして含むことができ、様々な基本的サービスを実行し、ハードウェアに基づくタスクを処理するように構成される。
【0098】
CPU901は、メモリ903によって格納されたコードの表示に従って次のアクションを実行する:設定された送信チャネルで検出要求メッセージを送信するアクションであって、検出要求メッセージが、ローカルデバイスのインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報が、少なくともインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、アクションと、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトするアクション。
【0099】
さらに、CPU901は、設定された1つのチャネルで検出要求メッセージを送信し、または設定された少なくとも2つのチャネルで連続して検出要求メッセージを送信し、インターセプションルール情報に従って、別のデバイスによって送信されたメッセージを1つのチャネルでインターセプトし、または別のデバイスによって送信されたメッセージを設定された少なくとも2つのチャネルで連続してインターセプトし、インターセプションルール情報中のインターセプション時間情報は、現在の瞬間から次のインターセプションの開始の瞬間までの間隔、インターセプション継続時間、および/または隣接する2つのインターセプション間の時間間隔を含み、別のデバイスによって送信された検出応答メッセージおよび/または検出要求メッセージを、インターセプションルール情報に従ってインターセプトし、検出要求メッセージの隣接する2つの送信間の間隔が第1の継続時間であり、インターセプションルール情報中のインターセプション継続時間が第2の継続時間であり、第1の継続時間が第2の継続時間未満であり、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態に入り、インターセプションルール情報に従ってスリープ
状態において、設定された少なくとも1つのインターセプションウィンドウ時間にローカルデバイスをウェイクアップし、別のデバイスによって送信されたメッセージをインターセプトするようにさらに構成される。
【0100】
この実施形態の装置は、
図1または
図2に示す方法の実施形態の技術的解決策、および
図3または
図4に示す実施形態において第1のデバイスによって対応して実行される技術的解決策を実行するように構成されることが可能である。装置の実行原理および技術的効果は、この方法の実行原理および技術的効果と同様であり、本明細書では繰り返して説明しない。
【0101】
図10は、本発明による第2のデバイス発見装置の実施形態2の概略的構造図である。
図10に示すように、この実施形態の第2のデバイス発見装置1000は、少なくとも1つのCPU1001と、少なくとも1つのネットワークインタフェース1002と、メモリ1003と、少なくとも1つの通信バス1004とを含む。通信バス1004は、構成要素間の接続および通信を実行するように構成される。メモリ1003は、高速RAMメモリを含むことができる、または不揮発性メモリ(non-volatile memory、略してNVM)、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリを含むことができる。メモリ1003は、様々なタイプのコードを格納する少なくとも1つのストレージ装置をオプションとして含むことができ、様々な基本的サービスを実行し、ハードウェアに基づくタスクを処理するように構成される。
【0102】
CPU1001は、メモリ1003によって格納されたコードの表示に従って次のアクションを実行する:別のデバイスによって送信された検出要求メッセージを受信するアクションであって、検出要求メッセージがインターセプションルール情報を伝え、インターセプションルール情報がインターセプション時間情報および/またはインターセプションチャネル情報を含む、アクションと、検出要求メッセージで伝えられたインターセプションルール情報に従ってインターセプション時間におよび/またはインターセプションチャネルで、検出応答メッセージを送信するアクション。
【0103】
この実施形態の装置は、
図3に示す方法の実施形態の技術的解決策、および
図3または
図4に示す実施形態において第2のデバイスによって対応して実行される技術的解決策を実行するように構成されることが可能である。装置の実行原理および技術的効果は、この方法の実行原理および技術的効果と同様であり、本明細書では繰り返して説明しない。
【0104】
方法の実施形態のステップの全部または一部は、関連ハードウェアに命令するプログラムによって実行可能であることを、当業者は理解できる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納することができる。プログラムが実行されるとき、方法の実施形態の諸ステップが行われる。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを格納することができるいかなる媒体も含む。
【0105】
最後に、前述の実施形態は、単に本発明の技術的解決策を説明することを目的とし、本発明を限定することを目的としていないことに注意されたい。本発明は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、前述の実施形態に記載される技術的解決策にさらに変更を行うこと、または、その一部もしくは全部の技術的特徴に等価な置換えを行うことが、このような変更または置換えにより対応する技術的解決策の本質が本発明の諸実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することがない限り可能であることを、当業者には理解されよう。