(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
<システム構成>
以下、図面を用いて本実施形態について説明をする。
図1は、本実施形態を実現するためのシステム構成例を示した図である。
図1の情報処理システムでは、クライアント端末100とウェブサイトサーバ200とが、ネットワーク1を介して接続可能な状態にある。
【0013】
本実施形態においてクライアント端末100のCPU201は、インターネットにアクセスするためのインターネットブラウザを備えている。また、本実施形態においてウェブサイトサーバ200は、クライアント端末100から選択を受け付けてアップロードされる画像を記憶部(例えばHDD)の所定の記憶領域に記憶し、ユーザによって作成されるアルバムのデータテーブルを記憶している。ウェブサイトサーバ200に記憶されるアルバムのデータテーブルは、後述の
図13で説明する。
【0014】
<ハードウェア構成>
次に、
図2を用いて
図1に示したクライアント端末100およびウェブサイトサーバ200に適用可能な情報処理装置のハードウエア構成について説明する。
図2は、クライアント端末100およびウェブサイトサーバ200に適用可能な情報処理装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【0015】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(BaSic Input / Output SyStem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要は後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0016】
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0017】
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示機への表示を制御する。なお、
図2では、CRT210と記載しているが、表示機はCRTだけではなく、液晶ディスプレイ等の他の表示機であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
【0018】
207はメインコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HDD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0019】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部機器と接続、通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0020】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォント展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0021】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する
【0022】
<オンラインアルバムサイトのトップ画面>
次に、
図3を用いて本実施の形態におけるウェブサイトサーバ200で提供するウェブサイトについて説明する。
図3は、ウェブサイトサーバ200にアクセスしたクライアント端末100の表示部に表示されるウェブサイトのトップ画面の構成例である。トップ画面300は、ウェブサイトサーバ200で提供されるオンラインアルバムの紹介画面であり、アルバム新規作成ボタン301の押下を受け付けると、
図7の画像データのアップロード画面が表示される。また、302と303は、本ウェブサイトで提供するオンラインアルバムサイトによって作成されたアルバムを紹介する表示領域である。302、303には、例えば、ウェブサイトで特集を組んでいるトピックに関するアルバムがピックアップされたり、各トピックの業界に精通した人物である“モデレーター”と呼ばれるユーザが作成したアルバムが表示される。302、303のアルバム表示領域には、各アルバムの表紙のサムネイル画像と、アルバムタイトルと、アルバムの作成者(ウェブサイトの会員ユーザ名)が表示される。
【0023】
<オンラインアルバムサイトログイン処理>
次に、
図11と
図12を用いて本実施の形態において、ウェブサイトサーバ200にアクセスをしてアルバムの作成および編集処理について説明する。まず、クライアント端末100では、ウェブサイトサーバ200から提供されるインターネットサイトにアクセスをし、ユーザログインを実行する。ユーザログインでは、ユーザID(例えば、一意の文字列や、メールアドレスなども含む。)とパスワードの入力を受け付け、当該ユーザIDとパスワードをウェブサイトサーバ200に送信すると、ウェブサイトサーバ200の所定の記憶部に記憶しているユーザデータテーブル(不図示)は、送信されたユーザIDがデータテーブルに登録されているか、また当該ユーザIDに紐付いて記憶されているパスワードが、送信されたパスワードと一致するか否かを確認し、ユーザIDとパスワードが、ユーザデータテーブルに登録されている値と一致すれば、会員トップページ(
図3)をクライアント端末100に送信する。なお、ここでウェブサイトサーバ200はユーザデータテーブルを必ずしも記憶する必要はなく、別途ユーザ認証用のサーバを用意しても構わない。
【0024】
クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバ200より送信されたトップページ(
図3)の画面情報を受信すると、インターネットブラウザで画面情報(HTML情報)を読込み、表示部に表示する。
【0025】
その後、
図3のトップ画面において、表示するサービスの選択を受け付ける。例えば、
図3では「Travel」、「Kids」のサービス(301)が表示されている。ここで、利用したいサービスの押下指示を受け付ける。本実施の形態では、「Kids」のカテゴリで提供されるフォトテンプレートを利用すべく「Kids」のタブ301の押下を受け付けると、クライアント端末100が、ウェブサイトサーバ200に画面送信要求を行う。ウェブサイトサーバ200は、クライアント端末100からの画面送信要求を受信すると、
図4のフォトテンプレート画面を送信するための画面表示データ(HTML)を送信する。
【0026】
<サービスのトップ画面>
図4は、本実施の形態のオンラインアルバムサイトで提供する、ベストショット表示画面である。ベストショット表示画面は、ユーザによって撮像装置等で撮影される画像のうち、被写体ごとのベストショットを表示する画面である。本発明の実施形態では、画像をアップロードするアカウント権限を持つユーザによってアップロードされた画像は、画像に写っている被写体の設定を受け付けることで、被写体ごとのベストショット表示画面に表示される。
【0027】
<被写体の登録>
図5〜
図7は、本実施の形態のベストショット表示画面でベストショットの掲載をする被写体を登録する登録画面である。
図4のベストショット表示画面のトップページで、「登録を開始するボタン」401の押下を受け付けると、
図4のダイアログ400は、
図5に遷移する。
図5〜
図7の画面表示方法は、クライアント端末100のブラウザで所定のボタン押下を受け付けることにより、クライアント端末100がウェブサイトサーバ200に画面表示要求を送信すると、ウェブサイトサーバ200から所定の画面情報(HTML)が送られる。クライアント端末100は、ブラウザで当該画面情報の解析を行うことにより各画面を表示する。
【0028】
図5は、ベストショットの掲載をする被写体の基本情報を登録するための登録ダイアログ画面である。登録ダイアログ画面500は、被写体の名前入力ボックス(501)と、生年月日設定ボックス(502)と、性別選択ラジオボタン503と、被写体のベストショット表示画面の公開を許可するユーザの選択ボックス(504)と、被写体追加登録ボタン(505)と、被写体の登録ボタン(506)を備えている。
【0029】
名前の入力ボックス501では、ユーザ操作によってベストショットを掲載していく被写体(本実施形態では、「kids」カテゴリのサービスの一環としての説明をしていくため、例えば「こども」)の名前の入力を受け付ける。
【0030】
生年月日設定ボックス502は、登録する被写体の誕生日の設定を受け付けるボックスである。これを設定しておくことによって、ベストショット表示画面がマンスリーカレンダー形式(例えば
図8)で表示された場合に、「生まれてから○X日目」や、「誕生日」などを通知することが可能である。
【0031】
被写体のベストショット表示画面の公開を許可するユーザの選択ボックス(504)は、これから登録する被写体のベストショット表示画面を公開する(閲覧権限を与える)ユーザを選択、設定するためのボックスである。例えば、本発明の実施の形態は、教育現場の先生が生徒(園児、児童)の画像(写真)を日々撮影し、
図8のベストショット表示画面に掲載する場合などに用いられることを想定している。
【0032】
そうした実施形態において、ベストショット表示画面を公開するユーザとして、各生徒の保護者のユーザ名(ユーザID)を設定すれば、先生が幼稚園、保育園や学校で撮影した画像を本発明のオンラインアルバムサイトにアップロードしたベストショットのうち、自分の子供の画像だけが表示されているベストショット表示画面を表示することが可能になる。公開を許可するユーザは、必ずしも1ユーザである必要はなく、複数人のユーザに対して公開を許可することも可能である。例えば、保護者である両親のユーザアカウントの他に、孫の姿を見たい祖父母のユーザアカウントに対しても公開を許可できることが望ましい。
【0033】
追加登録ボタン505は、当該
図5の登録画面で、ベストショット表示画面作成する被写体を複数登録するためのボタンである。登録追加ボタン505の押下を受け付けると、501〜504の項目が新たに1組追加で表示され、被写体の追加登録を行うことができる。
【0034】
登録ボタン506は、
図5の登録画面で登録をしている被写体のデータをウェブサイトサーバ200に登録するための指示を受け付けるボタンである。
【0035】
501〜504で設定する被写体の情報の入力・設定を全て受け付け、登録ボタン506の押下を受け付けると、
図6の確認画面が表示される。
【0036】
図6は、
図5で設定した被写体の情報をウェブサイトサーバ200に登録するための確認画面(600)である。確認画面600は、登録する被写体情報の確認部601と、編集し直すボタン602、登録完了ボタン603とを備えている。
【0037】
601は、
図5で入力を受け付けた被写体の情報を確認するための確認部である。601でユーザに内容の確認をさせ、情報の修正を行う場合には、602の「編集し直すボタン」の押下を受け付ける。601に表示されている情報で登録をする場合には、603の「登録完了ボタン」の押下を受け付ける。603の「登録完了ボタン」を受け付けると、
図7の登録完了画面が表示される。
【0038】
図7は、ウェブサイトサーバ200に被写体の情報が登録されたことを通知する登録完了画面である。登録完了画面700は、登録した被写体情報701と、「カレンダーを開くボタン」702を備えている。
【0039】
「カレンダーを開くボタン」702の押下を受け付けると、本願発明の実施の形態で被写体のベストショット画像を掲載する、ベストショット表示画面が表示される。
【0040】
<ベストショット表示画面>
ベストショット表示画面は、本発明の実施形態で日々撮影されたベストショット画像を被写体ごと分けて表示する画面である。様々な表示方法がある。例えば、
図8のようにマンスリー形式のカレンダーを表示させる画面、
図9のように一日一日のベストショットを、一画面一画像のスライドショー形式で表示させる画面、
図10のように継続してアップロードされているベストショットからランダムでベストショット画像をピックアップし、年間形式で表示させる画面である。
図10の代表画像形式の画面では、1年間の各月から2枚のベストショット画面がピックアップされ、各月2枚×12か月で24枚の画像が表示される。
【0041】
図8、
図9、
図10のベストショット表示画面の表示形式の切り換えは、表示形式切換ボタン801で押下を受け付ける「日/月/年」のそれぞれのタブに対応する形式に切り換えて表示する。例えば、
図8のマンスリー形式のベストショット表示画面をデフォルトの表示画面とし、「日」タブの押下を受け付けると、
図9のスライドショー形式のベストショット表示画面に表示が切り換えられる。また、「年」タブの押下を受け付けると、
図10の代表画像形式のベストショット表示画面に表示が切り換えられる。
【0042】
図9のスライドショー形式では、901にベストショット画像が表示され、戻るボタン902、進むボタン903のいずれかの押下を受け付けると、901のベストショット画像と、904のベストショット画像の撮影日が切り換わる。
【0043】
また
図8〜
図10のベストショット表示画面の802は、ベストショットを表示する被写体を選択し切り替えるための被写体選択タブである。被写体選択タブ802には、本実施形態のオンラインアルバムサイトにログイン中のユーザアカウントで登録した被写体の名前が表示される。例えば、
図8は植男」のベストショット画像が表示されている状態を示している。表示させたい被写体の名前の押下を受け付けることによって、表示するベストショット画像を入れ換える。例えば、
図9や
図10は「植男」のベストショット画像が表示されている状態であるが、「区毛子」のタブの押下を受け付けると、「区毛子」のベストショット画像が表示される。
【0044】
803の「写真を登録ボタン」の押下を受け付けると、
図11の画像アップロード画面を表示する。
図11については、後段で詳細に説明をする。804は、アップロードされた画像を示すサムネイルである。
【0045】
なお、
図12で示すベストショット表示画面は各被写体の画像をアップロードするユーザアカウントでログインしている際に表示される画面である。例えば、教育機関の先生のユーザアカウントでログインするページがこれに当たり、ログインしたユーザアカウントで複数の被写体のベストショット画像のアップロードをしている(被写体追加登録で、ベストショット画像を登録するアカウントを設定している)場合には、805のベストショット表示領域(マンスリーカレンダーになっている表示領域)の各日のマスに複数の被写体のベストショット画像が表示されることがある。
図12の1201は、2名の被写体のベストショットが表示されている例である。
【0046】
<ユーザ情報の記憶管理>
図13は、ウェブサイトサーバ200を利用するユーザ名および、当該ユーザ名でログイン中に登録された被写体の情報を紐付けて記憶管理しているユーザ情報テーブルである。
【0047】
ユーザ名1301は、本実施の形態で実現するオンラインアルバムサイトを利用するユーザを一意に識別する文字列である。一般的に、ユーザID(例えば、kiyanon1000など)や、ユーザの名前そのもの(例えば、木谷野 太郎)がこれに当たる。ユーザ名1301は、ユーザがオンラインアルバムサイトを利用する際に、会員情報として登録される。
【0048】
1302〜1305は、ベストショットをアップロードする被写体の情報である。これらの情報は、先述の
図5〜
図7で登録を行う被写体の情報である。1302は、被写体の名前を示す情報である。1303は被写体の性別を示す情報である。1304は、被写体の生年月日を示す情報である。1305は、被写体のベストショットの公開を許可するユーザ名である。
【0049】
図13では、ユーザ名「kiyanon1000」というユーザは、そのユーザ名でログイン中に、1302の「愛 植男」、「柿 区毛子」、「指 須瀬素」という被写体を登録しており、自らのユーザ名と3人の被写体の情報とが紐付いて記憶されていることを示している。
【0050】
<画像のデータテーブル>
図18は画像がもつメタデータのデータテーブル構成の一例を示す図である。画像のメタデータには、例えば、「撮影機種」、「撮影日時」、「GPS座標」、「撮影モード」、「画像シリアルナンバー」の情報をもっている。
【0051】
<アップロードされる画像と被写体との関連付け>
図14は、ウェブサイトサーバ200を利用するユーザ名と、当該ユーザ名でログイン中に登録された被写体と、アップロードされる画像との関連付けについて示すデータテーブル構成例である。
【0052】
ユーザ名1301は、本実施の形態で実現するオンラインアルバムサイトを利用するユーザを一意に識別する文字列であり、ユーザがアップロード可能な被写体の名前が1302に示されている。そして、各被写体のベストショットとしてアップロードされている画像の情報が紐付いている。
【0053】
図14では、例えば、ユーザ名「kiyanon1000」というユーザは、そのユーザ名でログイン中に、1302の「愛 植男」、「柿 区毛子」という被写体を登録しており、「愛 植男」には「2011/01/01」のベストショットとしてアップロードされた「IMG_00001.jpg」が紐付けて記憶されている。また、「柿 区毛子」には「2011/10/01」のベストショットとしてアップロードされた「IMG_00010.jpg」が紐付けて記憶されている。このように、被写体の名前1302と、被写体ごとにアップロードされた画像とは紐付いて記憶されているため、先述の
図8〜
図10でベストショットを表示する被写体の選択を受け付けると、選択された被写体に紐付いたベストショット画像をウェブサイトサーバ200より取得することができる。
【0054】
<クライアント端末100からの画像アップロード処理>
次に、
図15のフローチャートを用いて、ベストショット表示画面に表示するベストショット画像をクライアント端末100からアップロードする処理を説明をする。
【0055】
S101において、クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバ200より送信されたオンラインアルバムサイトのトップ画面(
図3)の画面情報を受信すると、インターネットブラウザで画面情報(HTML情報)を読込み、表示部に表示する。そして、本実施の形態のベストショット表示画面を表示するために、「Kids」ボタン301の押下を受け付ける。
【0056】
クライアント端末100はウェブサイトサーバ200よりベストショット表示画面(デフォルトでは、
図8のマンスリー形式とする)の画面情報を取得し、ブラウザで表示部に表示する。
【0057】
S102において、クライアント端末100のCPU201は新しい被写体の追加登録指示を受け付けたか否かの判定をする。例えば、
図4の「登録ボタン」401の押下を受け付けた場合には、新たに被写体を登録する画面が表示されるので、
図16のフローチャートの処理に進む。
【0058】
被写体の新規登録ではなく、ベストショット表示画面に表示させる画像のアップロードをする場合(NO)には、S103に進む。
【0059】
S103において、クライアント端末100のCPU201は、ベストショット表示画面で表示する画像アップロード指示を受け付ける。具体的な方法例としては、
図8〜
図10の「写真の登録」ボタンの押下を受け付けることにより、画像のアップロード画面をウェブサイトサーバ200より取得する方法がある。
【0060】
S103において、クライアント端末100のCPU201は、画像のアップロード(写真の登録)指示を受け付けると、
図11の画像アップロード画面を表示するための画面情報をウェブサイトサーバ200より取得し、ブラウザで表示部に表示する。
【0061】
<画像アップロード画面>
図11は、本実施形態においてベストショット画像をベストショット表示画面に表示すべくアップロードするための画像アップロード画面である。
【0062】
1102−1、1102−2のボタンで、画像をどの画像記憶領域から取得するかの選択を受け付ける。例えば、「ストレージから」もしくは、「PC(ローカルフォルダ)から」の押下を受け付ける。
【0063】
1101は、1102−1,1102−2で選択した記憶領域から取得してきた画像の撮影日時を示すベストショット日付である。例えば、マンスリー形式のベストショット表示画面で、2011年9月1日のマスを選択して写真の登録を行う場合に、1101には、「2011年9月1日(金)」と表示される。アップロードすべく選択された画像を読み込み、アップロード画面のプレビュー表示領域1103に表示させる再に、画像の撮影日時と、ベストショットを登録しようとしている日付(この場合、「2011年9月1日」)の整合が取れているかを判定している。本実施の形態では、1104の注意書きでも示すとおり、写真の撮影日時(
図18のメタデータより取得)が、ベストショットを登録しようとする日付と異なる場合にはアップロードをすることができないため、このような判定を実施している。写真の撮影日時と、ベストショットを登録しようとする日付が同一であれば、プレビュー表示領域1103に、画像のプレビューが表示される。
【0064】
1105は、アップロードする画像がどの被写体の画像なのか、選択をするための選択ボタンである。アップロードする画像それぞれについて、被写体の選択を行い、「登録するボタン」1106の押下を受け付けることで、画像をウェブサイトサーバ200にアップロードする。
【0065】
引き続き
図15に戻り、S104で、クライアント端末100のCPU201は、
図11の画像アップロード画面より、画像の取得先の指定を受け付ける。具体的には、先述のとおり「ストレージから選択」もしくは、「PCから選択」の押下を受け付ける。
【0066】
引き続き
図15に戻り、「ストレージから選択」もしくは、「PCから選択」の押下を受け付けると、S105で、クライアント端末100のCPU201は、アップロードする画像の選択を受け付ける。
【0067】
S106で、クライアント端末100のCPU201は、アップロードすべく選択された画像を読み込み、アップロード画面のプレビュー表示領域1103に表示させる再に、画像の撮影日時と、ベストショットを登録しようとしている日付(この場合、「2011年9月1日」)の整合が取れているかを判定する。日付の整合が取れない場合には、画像の再選択をさせる警告をする。
【0068】
S107で、クライアント端末100のCPU201は、「登録するボタン」1106の押下を受け付け、選択された画像のアップロードを開始する。なお、アップロード中はアップロードメーターが、画像のアップロード進捗状況を更新し続けるようにしてもよい。
【0069】
S108で、クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバ200への画像アップロードが完了したという情報を、ウェブサイトサーバ200より受信する。
【0070】
S109で、クライアント端末100のCPU201は、アップロードした画像を反映させた状態でベストショット表示画面を表示する。この時に表示される形式としては、S103でアップロード指示を受け付けた時に表示していた画面表示形式を想定している。
【0071】
S110で、クライアント端末100のCPU201は、表示形式切換ボタン801(「日/月/年」)の押下を受け付け、選択された形式でベストショット表示画面を表示する(S111)。
【0072】
<新たな被写体の登録処理>
次に、
図16のフローチャートを用いて、ベストショット表示画面でベストショット画像を表示する被写体を登録する処理を説明する。
図16のフローチャートは、ベストショット表示画面で、新たな被写体の登録指示を受け付けた場合(S102でYES)の処理を示している。
【0073】
クライアント端末100のCPU201は、例えば、
図4の「登録するボタン」401押下を受け付けると、S201で、被写体の登録画面を表示する。具体的には、ウェブサイトサーバ200より登録画面の画面情報を取得する。すると
図5の登録画面が表示される。
【0074】
S202で、クライアント端末100のCPU201は、新しく登録する被写体の情報入力を受け付ける。具体的には、
図5の501〜504の情報の入力または選択を受け付ける。必要な人数分の入力を受け付け、「登録するボタン」506の押下を受け付けると、
図6の登録内容確認画面600が表示される(S202)。
【0075】
S203でクライアント端末100のCPU201は、登録内容確認画面600に表示されている被写体の情報の確認をユーザに対して促す。登録しようとしている内容(601)に誤りがある場合には、602のボタン押下受付により、修正をすることが可能である。また、修正すべき情報がなく、このまま情報を登録したいという場合には、「登録完了ボタン」603の押下を受け付ける。
【0076】
「登録完了ボタン」603の押下を受け付けると、S204で、クライアント端末100のCPU201は、被写体の情報をウェブサイトサーバ200にアップロードし、表示部には
図7の登録完了画面が表示される。
【0077】
以上、
図15と
図16のフローチャートに記載の、画像をアップロードする権限のあるユーザアカウントでログインしたクライアント端末100によって実行される処理である。
【0078】
<アップロードされたベストショット画像の閲覧>
図17は、ウェブサイトサーバ200にアップロードされた画像を閲覧する際の処理を示すフローチャートである。
【0079】
まずS301で、クライアント端末100のCPU201は、オンラインアルバムサイトのトップ画面(
図3)を表示する。そして、当該サイトにログインするために、ユーザ名(ユーザIDなど)とパスワードの入力を受け付け、それらログイン情報一式をウェブサイトサーバ200に対して送信する(S302)。本実施例中では、ウェブサイトサーバ200が、ユーザ認証をするための認証テーブルを記憶している構成をとっていることから、ログイン情報の送信先をウェブサイトサーバ200としているが、実際には、ウェブサイトサーバ200とは別の認証サーバを備えていて、ログイン情報をそちらに送信してもよい。
【0080】
S303で、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、クライアント端末100より送信されたログイン情報を受信すると、認証テーブルを検索してログイン認証を実行する。
【0081】
S304で、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、ログイン認証の結果、ログイン情報に誤りがあると判断した場合(S304でNO)には、ログイン情報を送信したクライアント端末100に対して、ログインエラーの情報を送信する(S304−2)。クライアント端末100は、ログインエラーの情報を受信すると、トップ画面を再度表示し(S301に戻る)、再びログイン情報の入力受付状態となる。
【0082】
ログインに成功した場合(S304でYES)、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、今回ログインしたユーザ名で公開が許可されている被写体があるかどうかを検索する。具体的には、ログインしたユーザ名をキーにして、
図13の1305の項目に該当するレコードがあるかどうかの検索を行う。
【0083】
S306で、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、S305の検索の結果、ログインしたユーザ名で公開可能(許可されている)被写体があるか否かを判定する。具体的には、先述
図13の1305にログインしたユーザ名があり、それと紐づく1302〜1304のレコードがあるか否かを判定している。例えば、「Ueo_papa0101」というユーザ名でログインしている場合には、
図13の1305に該当するユーザ名があり、かつ、1302の「愛 植男」という被写体と紐付いていると判定することができる。
【0084】
公開可能な被写体がないと判定された場合(S306でNO)には、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、デフォルトのベストショットトップ画面の画面情報をクライアント端末100に送信する(S307)。また、公開可能な被写体があると判定された場合(S306でYES)には、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、S308で、ログインしたユーザ名で公開可能な被写体のベストショット画像を取得する。
【0085】
具体的には、
図14のベストショット画像管理テーブルで、表示する被写体のベストショット画像として紐付けられている画像を取得する。またこの時に取得する画像の枚数を調整するために、デフォルト画面として設定されるベストショット表示画面がマンスリー形式(
図8)の表示画面であれば、ログイン日を含む月のベストショット画像を
図14のベストショット画像管理テーブルから抽出する(例えば、2011年10月25日にログインしたとすると、2011年10月1日〜24日までに撮影され、ウェブサイトサーバ200にアップロードされたベストショット画像を抽出する)。
【0086】
S309で、クライアント端末100のCPU201は、S308で取得したベストショット画像を含んだ形でベストショット表示画面を取得し、S310でベストショット表示画面を表示部に表示する。
【0087】
S311で、
図8の801のタブの中から表示形式の選択を受け付け、S312で選択された形式でベストショット表示画面を表示していく。
【0088】
図17のフローチャートで示しているベストショット画面の画像閲覧時の処理によれば、本実施形態のオンラインアルバムサイトにログインしたユーザに設定されている画像公開を許可する被写体の情報に基づいて、ログインしたユーザが閲覧をしたい被写体の一覧をまとめた画面、およびスライドショーを閲覧ユーザに提供することが可能になる。具体的には、例えば、教育現場(学校、幼稚園、保育園など)の先生たちが日ごろ生徒(児童、園児)の姿を写真に収めてアップロードしておき、各生徒のベストショット画像を閲覧することができるユーザとして各生徒の保護者のユーザアカウントを設定しておくことで、各被写体を閲覧したいユーザに、特定の被写体の写真のみを提供することができ、数多くアップロードされる画像の中から、特定の被写体が写っている画像を検索する必要がなくなり、非常に便利である。
【0089】
なお、本願発明の実施形態において、ベストショット画像としてウェブサイトサーバ200にアップロードしているデジタルコンテンツは、「静止画像」を前提に説明を進めてきた。但し、アップロードするコンテンツの種類は必ずしもこれに限定されることなく、「動画像」であっても「音声ファイル」であっても何ら問題はない。「動画像」や「音声ファイル」がベストショットデータとして登録される場合、「動画像」であれば、例えば、
図8〜
図10のベストショット表示画面には、動画像のうちの任意の一コマが切り出されるものとする。音声データであれば、例えば、
図8〜
図10のベストショット表示画面には、「PLAY(再生)」と書かれたアイコンが表示される。
【0090】
以上、本発明によれば、インターネットで提供されるウェブサイトに画像を表示する際に、ユーザが閲覧を所望する被写体の画像のみを一定枚数抽出して、表示させることが可能な仕組みを提供することが可能になる。
【0091】
即ち、本発明はコンテンツデータを送信するクライアント端末と接続可能であり、ユーザ操作による前記コンテンツデータをアップロードを受け付ける情報処理装置において、前記コンテンツデータのアップロードを受け付ける被写体情報の登録を受け付ける被写体登録手段と、前記被写体登録手段で登録を受け付けた前記被写体情報と紐付けて前記コンテンツデータのアップロードを受け付けることにより、当該コンテンツデータを記憶するコンテンツデータ記憶手段と、前記クライアント端末からのコンテンツデータ表示要求を受け付けるコンテンツデータ表示要求受付手段と、前記コンテンツデータ表示要求受付手段を送信した前記クライアント端末ログインしているユーザアカウントに対して表示可能な前記被写体情報が設定されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で前記クライアント端末ログインしているユーザアカウントに対して表示可能な前記被写体情報が設定されていると判定された場合に、前記表示可能な被写体情報と紐付けて前記コンテンツデータ記憶手段で記憶している前記コンテンツデータを抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した前記コンテンツデータを含む画面情報を前記クライアント端末に送信する画面情報送信手段とを備えることを特徴とする。
【0092】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0093】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0094】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0095】
また、各装置が読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0096】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0097】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0098】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【0099】
また上記のソフトウェアで実現する各処理を、ファームウェアやハードウェア構成にして、各処理を各手段として実現することも可能であり、本発明の技術的範囲はこのようなファームウェアやハードウェア構成による実現も含むものである。