(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5904704
(24)【登録日】2016年3月25日
(45)【発行日】2016年4月20日
(54)【発明の名称】コントロールウィジェット提供方法及びこれを適用したデバイス
(51)【国際特許分類】
H04Q 9/00 20060101AFI20160407BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20160407BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20160407BHJP
G06F 3/0481 20130101ALI20160407BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20160407BHJP
【FI】
H04Q9/00 331A
H04M1/00 U
H04M11/00 301
G06F3/0481 170
G06F3/0482
【請求項の数】26
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2010-187068(P2010-187068)
(22)【出願日】2010年8月24日
(65)【公開番号】特開2011-45085(P2011-45085A)
(43)【公開日】2011年3月3日
【審査請求日】2013年8月21日
(31)【優先権主張番号】10-2009-0078354
(32)【優先日】2009年8月24日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】成 周娟
(72)【発明者】
【氏名】秋 嬉貞
(72)【発明者】
【氏名】李 錦九
(72)【発明者】
【氏名】郭 芝榮
【審査官】
松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−295015(JP,A)
【文献】
国際公開第2009/063441(WO,A2)
【文献】
国際公開第2008/155842(WO,A1)
【文献】
特開2003−219485(JP,A)
【文献】
特開2003−209893(JP,A)
【文献】
特開2007−066099(JP,A)
【文献】
特開2004−242200(JP,A)
【文献】
特開2002−278666(JP,A)
【文献】
jig.jp、iウィジェットに対応した「jigブラウザ9i」を発表,ITmedia Mobile,アイティメディア株式会社,2009年 1月27日,インターネット<URL:http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0901/27/news129.html>[検索日2015年2月18日]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01
3/048−3/0489
13/00
H03J9/00−9/06
H04M1/00
1/24−3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
99/00
H04Q9/00−9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御デバイスのコントロールウィジェット提供方法において、
複数の制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用される複数のコントロールウィジェットを受信するステップと、
前記複数の受信されたコントロールウィジェットを実行するステップと、
前記複数のコントロールウィジェットを待ち受け画面にディスプレイするステップと、
前記待ち受け画面に前記複数のコントロールウィジェットがディスプレイされる間、前記複数のコントロールウィジェットに含まれる複数のコントロールアイコンのうちの一つが選択されると、前記選択されたコントロールアイコンに対応する制御命令を、前記選択されたコントロールアイコンに対応する制御対象デバイスに伝達するステップと、
を含むことを特徴とするコントロールウィジェット提供方法。
【請求項2】
前記複数のコントロールウィジェットは、
サーバから受信されることを特徴とする請求項1に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項3】
前記複数のコントロールウィジェットは、
前記複数の制御対象デバイスから受信されることを特徴とする請求項1に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項4】
前記複数のコントロールウィジェットは、
待ち受けモードで前記待ち受け画面の一部にディスプレイされることを特徴とする請求項1に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項5】
前記複数のコントロールウィジェットは、
前記複数の制御対象デバイスの種類毎に別に設けられることを特徴とする請求項1に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項6】
前記複数のコントロールウィジェットに対する編集命令を入力されるステップと、
前記入力された前記編集命令に応じて、前記複数のコントロールウィジェットを編集するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項7】
前記編集するステップは、
前記複数のコントロールウィジェットの形状を変更するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項8】
前記形状を変更するステップは、
前記複数のコントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンの配列を変更するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項9】
前記形状を変更するステップは、
前記複数のコントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンを追加するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項10】
前記複数のコントロールウィジェットをディスプレイするステップを含み、
前記形状を変更するステップは、
前記複数のコントロールウィジェットのうちの一つを削除するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項11】
前記複数のコントロールウィジェットをアップデートするステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項12】
前記複数のコントロールウィジェットは、
サーバ又は前記複数の制御対象デバイスに周期的に接続して、前記アップデートに関する情報を確認することを特徴とする請求項11に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項13】
前記複数のコントロールウィジェットは、
サーバ又は前記複数の制御対象デバイスから前記アップデートに関する情報を受信することを特徴とする請求項11に記載のコントロールウィジェット提供方法。
【請求項14】
複数のコントロールウィジェットにより複数の制御対象デバイスを制御する制御デバイスであって、
前記複数の制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用される前記複数のコントロールウィジェットを受信するネットワークインターフェースと、
前記複数の受信されたコントロールウィジェットを実行し、前記複数のコントロールウィジェットを待ち受け画面にディスプレイし、前記待ち受け画面に前記複数のコントロールウィジェットがディスプレイされる間、前記複数のコントロールウィジェットに含まれる複数のコントロールアイコンのうちの一つが選択されると、前記選択されたコントロールアイコンに対応する制御命令を、前記選択されたコントロールアイコンに対応する制御対象デバイスに伝達するように前記制御デバイスを制御する制御部と、
を備える制御デバイス。
【請求項15】
前記複数のコントロールウィジェットは、
サーバから受信されることを特徴とする請求項14に記載の制御デバイス。
【請求項16】
前記複数のコントロールウィジェットは、
前記複数の制御対象デバイスから受信されることを特徴とする請求項14に記載の制御デバイス。
【請求項17】
前記複数のコントロールウィジェットは、
待ち受けモードで前記待ち受け画面の一部にディスプレイされることを特徴とする請求項14に記載の制御デバイス。
【請求項18】
前記複数のコントロールウィジェットは、
前記複数の制御対象デバイスの種類毎に別に設けられることを特徴とする請求項14に記載の制御デバイス。
【請求項19】
前記複数のコントロールウィジェットに対する編集命令が入力されるタッチスクリーンをさらに備え、
前記制御部は、前記入力された前記編集命令に応じて、前記制御デバイスが前記複数のコントロールウィジェットを編集するように制御することを特徴とする請求項14に記載の制御デバイス。
【請求項20】
前記編集は、
前記複数のコントロールウィジェットの形状の変更を含むことを特徴とする請求項19に記載の制御デバイス。
【請求項21】
前記形状の変更は、
前記複数のコントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンの配列の変更を含むことを特徴とする請求項20に記載の制御デバイス。
【請求項22】
前記形状の変更は、
前記複数のコントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンの追加を含むことを特徴とする請求項20に記載の制御デバイス。
【請求項23】
前記制御部は、前記複数のコントロールウィジェットをディスプレイするように前記制御デバイスを制御し、
前記形状の変更は、
前記複数のコントロールウィジェットのうちの一つの削除を含むことを特徴とする請求項20に記載の制御デバイス。
【請求項24】
前記制御部は、
前記複数のコントロールウィジェットをアップデートするように前記制御デバイスを制御することを特徴とする請求項14に記載の制御デバイス。
【請求項25】
前記ネットワークインターフェースは、
サーバ又は前記複数の制御対象デバイスに周期的に接続して、前記アップデートに関する情報を確認することを特徴とする請求項24に記載の制御デバイス。
【請求項26】
前記ネットワークインターフェースは、
サーバ又は前記複数の制御対象デバイスから前記アップデートに関する情報を受信することを特徴とする請求項24に記載の制御デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウィジェット提供方法及びこれを適用したデバイスに関し、さらに詳細には、サーバからウィジェットを提供されてユーザにサービスを提供する方法及びこれを適用したデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
多様なデジタルデバイスの登場により、ユーザが保有しているデジタルデバイスも多くなった。ユーザは、デジタルデバイスに埋もれて生きているといっても過言ではないだろう。
【0003】
このような、多様なデジタルデバイスは、ユーザの生活を便利かつ豊かにするのに一助した。そして、近来に至っては、さらに加速化したデジタルデバイスの高性能化と多機能化は、その寄与度を一層向上させた。
【0004】
それにも拘わらず、ユーザは、より便利で豊かな生活を追求し、その解決方法をデジタルデバイスがより高性能化、多機能化することから見出そうとしている。
【0005】
しかしながら、デジタルデバイスが単独に行う機能には限界がある。そのため、ユーザが保有しているデジタルデバイスが相互融合して機能することで、デジタルデバイスが単独に行えない新しい機能が創出されるようにして、ユーザの生をより便利で豊かにするための方策を摸索することが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国特開第2005−0000194号公報
【特許文献2】韓国特開第2008−0001326号公報
【特許文献3】韓国特開第2008−0002362号公報
【特許文献4】韓国特開第2007−0076808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、デバイスに設置して制御対象デバイスに対する制御命令を遠隔入力できるようにするコントロールウィジェット提供方法及びこれを適用したデバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、コントロールウィジェット提供方法は、制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用されるコントロールウィジェットを受信するステップと、前記受信されたコントロールウィジェットを実行するステップと、前記実行されたコントロールウィジェットを利用して入力されたユーザ命令を、前記制御対象デバイスに伝達するステップとを含む。
【0009】
そして、本コントロールウィジェット提供方法は、前記コントロールウィジェットに対する編集命令が入力されるステップと、前記入力された編集命令に従って、前記コントロールウィジェットを編集するステップとをさらに含むことができる。
【0010】
また、前記編集は、前記コントロールウィジェット自体の形状を変更、前記コントロールウィジェット自体を削除、前記コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンの配列変更、前記コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンを追加又は削除及び前記コントロールウィジェットの位置変更のうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0011】
そして、本コントロールウィジェット提供方法は、第1制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用される第1コントロールウィジェットと、第2制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用される第2コントロールウィジェットとを共にディスプレイするステップと、前記第1コントロールウィジェットを介して第1ユーザ命令が入力されると、前記第1ユーザ命令を前記第1制御対象デバイスに伝達するステップと、前記第2コントロールウィジェットを介して第2ユーザ命令が入力されると、前記第2ユーザ命令を前記第2制御対象デバイスに伝達するステップとをさらに含むことができる。
【0012】
また、前記コントロールウィジェットは、前記制御対象デバイスの種類毎に別に設けられることができる。
【0013】
そして、前記コントロールウィジェットは、サーバ又は前記制御対象デバイスに予め格納されていることができる。
また、本コントロールウィジェット提供方法は、前記コントロールウィジェットをアップデートするステップをさらに含むことができる。
【0014】
そして、前記コントロールウィジェットは、サーバ又は前記制御対象デバイスに周期的に接続して、前記アップデートに関する情報を確認することができる。
【0015】
また、前記コントロールウィジェットは、サーバ又は前記制御対象デバイスから前記アップデートに関する情報を受信することができる。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、制御デバイスのコントロールウィジェットにより制御される制御対象デバイスは、前記制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用される前記コントロールウィジェットを送信し、前記制御デバイスにより実行されたコントロールウィジェットを利用して入力されたユーザ命令を受信するネットワークインターフェースと、前記ユーザ命令に従って前記制御対象デバイスを制御する制御部とを備える。
【0017】
また、前記コントロールウィジェットは、前記制御対象デバイスの種類毎に別に設けられることができる。
【0018】
そして、前記ネットワークインターフェースは、前記コントロールウィジェットのアップデートに関する情報を前記制御デバイスに提供することができる。
【0019】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コントロールウィジェットにより制御対象デバイスを制御する制御デバイスは、前記制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用されるコントロールウィジェットを受信するネットワークインターフェースと、前記受信されたコントロールウィジェットを実行し、前記実行されたコントロールウィジェットを利用して入力されたユーザ命令を、前記制御対象デバイスに伝達するように前記制御デバイスを制御する制御部とを備える。
【0020】
また、前記ネットワークインターフェースは、前記コントロールウィジェットをサーバ又は前記制御対象デバイスから受信することができる。
【0021】
そして、前記コントロールウィジェットに対する編集命令が入力されるタッチスクリーンをさらに備え、前記制御部は、前記入力された編集命令に従って、前記制御デバイスが前記コントロールウィジェットを編集するように制御することができる。
【0022】
また、前記編集は、前記コントロールウィジェット自体の形状を変更、前記コントロールウィジェット自体を削除、前記コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンの配列変更、前記コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンを追加又は削除及び前記コントロールウィジェットの位置変更のうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0023】
そして、前記コントロールウィジェットは、前記制御対象デバイスの種類毎に別に設けられることができる。
また、前記制御部は、前記コントロールウィジェットをアップデートするように前記制御デバイスを制御することができる。
【0024】
そして、前記ネットワークインターフェースは、サーバ又は前記制御対象デバイスに周期的に接続して、前記アップデートに関する情報を確認することができる。
【0025】
また、前記ネットワークインターフェースは、サーバ又は前記制御対象デバイスから前記アップデートに関する情報を受信することができる。
【0026】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、制御デバイスのコントロールウィジェットにより制御対象デバイスを制御するコントロールウィジェット制御システムは、前記制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用される前記コントロールウィジェットを送信し、前記制御デバイスにより実行された前記コントロールウィジェットを利用して入力されたユーザ命令を行う制御対象デバイスと、前記コントロールウィジェットを受信し、前記受信されたコントロールウィジェットを実行し、前記実行されたコントロールウィジェットを利用して入力されたユーザ命令を、前記制御対象デバイスに伝達する制御デバイスとを備える。
【0027】
また、前記制御デバイスは、前記コントロールウィジェットに対する編集命令が入力されると、前記入力された編集命令に従って、前記コントロールウィジェットを編集することができる。
【0028】
そして、前記編集は、前記コントロールウィジェット自体の形状を変更、前記コントロールウィジェット自体を削除、前記コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンの配列変更、前記コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンを追加又は削除及び前記コントロールウィジェットの位置変更のうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0029】
また、前記制御デバイスは、前記コントロールウィジェットをアップデートすることができる。
そして、前記コントロールウィジェットは、前記制御対象デバイスに周期的を接続して前記アップデートに関する情報を確認するか、又は前記制御対象デバイスから前記アップデートに関する情報を受信することができる。
【0030】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コントロールウィジェットにより制御対象デバイスを制御するコントロールウィジェット制御システムは、前記制御対象デバイスに対する制御命令を入力するのに利用される前記コントロールウィジェットを送信するサーバと、前記コントロールウィジェットを受信し、前記受信されたコントロールウィジェットを実行し、前記実行されたコントロールウィジェットを利用して入力されたユーザ命令を、前記制御対象デバイスに伝達する制御デバイスと、前記伝達されたユーザ命令を行う制御対象デバイスとを備える。
【0031】
また、前記制御デバイスは、前記コントロールウィジェットに対する編集命令が入力されると、前記入力された編集命令に従って、前記コントロールウィジェットを編集することができる。
そして、前記編集は、前記コントロールウィジェット自体の形状を変更、前記コントロールウィジェット自体を削除、前記コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンの配列変更、前記コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンを追加又は削除及び前記コントロールウィジェットの位置変更のうち、少なくとも一つを含むことができる。
また、前記制御デバイスは、前記コントロールウィジェットをアップデートすることができる。
【0032】
そして、前記コントロールウィジェットは、サーバに周期的に接続して前記アップデートに関する情報を確認するか、又は前記サーバから前記アップデートに関する情報を受信することができる。
【発明の効果】
【0033】
以上説明したように、本発明によれば、制御対象デバイスを遠隔制御できるコントロールウィジェットで手軽にダウンロードしてデバイスに設置して利用できるようになる。また、複数の制御対象デバイスにコントロールウィジェットをダウンロードしてデバイスに設置すると、ユーザは、一つのデバイスを介して複数の制御対象デバイスを遠隔制御できるようになる。
なお、コントロールウィジェットは編集可能なので、ユーザの好みを尊重できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明が適用可能なネットワークを示す図である。
【
図2】コントロールウィジェットをダウンロードし、ダウンロードしたコントロールウィジェットをユーザの好みに合うように編集し、コントロールウィジェットを利用してホーム機器を制御する方法の説明に提供される図である。
【
図3】コントロールウィジェットを例示した図である。
【
図4】コントロールウィジェットの編集の説明に提供される図である。
【
図5】コントロールウィジェットの編集の説明に提供される図である。
【
図6】
図1に示す携帯電話の詳細ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0036】
<1.ネットワークの構成>
図1は、本発明が適用可能なネットワークを示す図である。
図1に示すように、本発明が適用可能なネットワークは、携帯電話110、TV120、DVDP130及びデジタルフォトフレーム140が相互通信できるように接続されて構成される。
一方、携帯電話110は、インターネットIを介してウェブストアサーバ10と通信できるように接続される。
ここで、携帯電話110は、制御デバイスに該当し、TV120、DVDP130及びデジタルフォトフレーム140などのホーム機器は、制御対象デバイスに該当し、ウェブストアサーバ10は、制御デバイスと相互通信するサーバに該当することができる。
【0037】
<2.コントロールウィジェット>
コントロールウィジェットは、携帯電話110を介してホーム機器120、130及び140を遠隔制御命令するのに利用されるウィジェットである。コントロールウィジェットは、ホーム機器毎に別に製作されて利用される。したがって、TV120を遠隔制御命令するためのTVコントロールウィジェット、DVDP130を遠隔制御命令するためのDVDPコントロールウィジェット、デジタルフォトフレーム140を遠隔制御命令するためのデジタルフォトフレームコントロールウィジェットはそれぞれ別である。
ウェブストアサーバ10は、コントロールウィジェットを製品別、製品モデル別に保有している。
また、ホーム機器もまた、自身の製品及びモデルに該当するコントロールウィジェットを保有している。
以下では、コントロールウィジェットを提供する方法について説明する。具体的に説明すると、コントロールウィジェットを受信し、受信されたコントロールウィジェットをユーザの好みに合うように編集し、コントロールウィジェットを利用してホーム機器を制御する過程について、
図2を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施の形態に係るコントロールウィジェット提供方法の説明に提供される図である。
【0038】
<2−1.コントロールウィジェットの受信>
以下の実施の形態では、携帯電話110がウェブストアサーバ10からコントロールウィジェットを受信すると想定したが、これは、例示的なものにすぎない。携帯電話110の代わりにTV120、DVDP130及びデジタルフォトフレーム140などのホーム機器が自身のコントロールウィジェットをウェブストアサーバ10から受信して格納したコントロールウィジェット又は予め格納されたコントロールウィジェットを携帯電話110に送信することも可能である。
ユーザにより携帯電話110にコントロールウィジェット追加命令が入力されると(S210−Y)、携帯電話110は、ステップS210にて追加命令されたコントロールウィジェットをインターネットIを介してウェブストアサーバ10に要請する(S220)。ここで、携帯電話10は、追加命令されたコントロールウィジェットをホーム機器120、130、140に直接要請できる。
【0039】
例えば、ステップS210にてユーザがDVDPコントロールウィジェットを追加命令した場合、ステップS220にて携帯電話110は、DVDPコントロールウィジェットをウェブストアサーバ10又はホーム機器120、130、140に要請する。ステップS220の要請には、DVDPのモデル番号が含まれているが、このモデル番号により要請しようとするホーム機器が特定される。
以後、携帯電話110は、インターネットIを介してウェブストアサーバ10からコントロールウィジェットを受信する(S230)。ここで、携帯電話10は、ホーム機器120、130、140からコントロールウィジェットを受信することができる。そして、携帯電話110は、ステップS230にて受信されたコントロールウィジェットをインストールする。
【0040】
以上の手順により、携帯電話110には、新しいコントロールウィジェットが設置される。以上の手順は、ユーザが新しいホーム機器を購買した場合や、予め保有しているホーム機器を携帯電話110で実行されるコントロールウィジェットで遠隔制御命令しようとする場合に行われることが一般的である。
一方、ユーザが既存のホーム機器を処分した場合や、まだ保有しているが、携帯電話110で実行されるコントロールウィジェットでホーム機器を遠隔制御命令しないようとする場合には、携帯電話110に格納されているホーム機器のコントロールウィジェットを削除命令できることはもちろんである。
【0041】
<2−2.コントロールウィジェットの編集>
図3には、設置されたコントロールウィジェットが待ち受け画面に配列された携帯電話110を示した。具体的に説明すると、
図3には、TVコントロールウィジェット、DVDPコントロールウィジェット及びデジタルフォトフレームコントロールウィジェットが実行されて、待ち受け画面に現れた携帯電話110が示されている。
携帯電話110に現れたコントロールウィジェットは、ユーザの好みによって編集可能である。すなわち、
図2に示すように、ユーザにより携帯電話110にコントロールウィジェット編集命令が入力されると(S240−Y)、携帯電話110は、ステップS240にて入力された編集内容に応じてコントロールウィジェットを編集する(S250)。
【0042】
コントロールウィジェットの編集は、1)コントロールウィジェット自体の形状を変更、2)コントロールウィジェット自体を追加/削除、3)コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンの配列を変更、4)コントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンを追加/削除することなどを含む。
図4には、
図3に示すTVコントロールウィジェットとDVDPコントロールウィジェットとの形状が編集された結果を示した。それだけでなく、
図4に示すように、
図3に示すTVコントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンとDVDPコントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンとの配列が変更されたことも確認できる。
【0043】
一方、
図5には、
図3に示すTVコントロールウィジェットの形状が編集され、TVコントロールウィジェットを構成するコントロールアイコンが追加されて増えた結果を示した。それだけでなく、
図5に示すように、
図3に示すデジタルフォトフレームコントロールウィジェットが削除されたことも確認できる。
以上言及したコントロールウィジェットの編集方式は、例示的なものにすぎない。以上言及した編集以外の他の編集も可能であることはもちろんである。他の例として、コントロールウィジェットの位置編集を挙げることができる。すなわち、携帯電話110の待ち受け画面上においてコントロールウィジェットの位置は、ユーザの好みにより変更可能である。それだけでなく、待ち受け画面に現れないコントロールウィジェットを追加する形式の編集も可能である。
【0044】
<2−3.コントロールウィジェットを利用したホーム機器の制御>
図2に示すように、ユーザが携帯電話110に現れたコントロールウィジェットを利用してユーザ命令を入力すると(S260−Y)、携帯電話110は、ステップS260にて入力されたユーザ命令を該当ホーム機器120、130又は140に伝達する(S270)。
具体的に説明すると、
【0045】
1)ステップS240にてユーザがTVコントロールウィジェットを利用してユーザ命令を入力すると、携帯電話110は、入力されたユーザ命令をTV120に伝達し、
【0046】
2)ステップS240にてユーザがDVDPコントロールウィジェットを利用してユーザ命令を入力すると、携帯電話110は、入力されたユーザ命令をDVDP130に伝達し、
【0047】
3)ステップS240にてユーザがデジタルフォトフレームコントロールウィジェットを利用してユーザ命令を入力すると、携帯電話110は、入力されたユーザ命令をデジタルフォトフレーム140に伝達する。
一方、ステップS270にてユーザ命令を伝達されたホーム機器120、130又は140は、伝達されけたユーザ命令を行う(S280)。
【0048】
<2−4.コントロールウィジェットのアップデート>
一方、
図2に示されていないが、携帯電話110に設置されたコントロールウィジェットはアップデートされうる。換言すれば、携帯電話110は、ウェブストアサーバ10からアップデートされたコントロールウィジェットを受信して、予め設置されたコントロールウィジェットを代えることが可能である。
ここで、コントロールウィジェットのアップデートは、携帯電話110に設置されたコントロールウィジェットが直接ウェブストアサーバ10又はホーム機器120、130、140に周期的に接続して、アップデートに関する情報を確認することができる。
また、ウェブストアサーバ10又はホーム機器120、130、140がアップデートに関する情報を携帯電話110に送信し、携帯電話110は、アップデートに関する情報を受信して、携帯電話110に設置されたコントロールウィジェットをアップデートできる。換言すれば、ウェブストアサーバ上のコントロールウィジェットがアップデートされると、ウェブストアサーバ10がコントロールウィジェットのアップデート事実を携帯電話110に通報して、コントロールウィジェットのアップデートを誘導するように具現可能である。
【0049】
<3.携帯電話(制御デバイス)>
図6は、
図1に示す携帯電話110の詳細ブロック図である。
図6に示すように、携帯電話110は、移動通信部111、タッチスクリーン112、制御部113、格納部114及びネットワークインターフェース115を備える。
移動通信部111は、携帯電話110本然の機能と付随的機能を担当するブロックであって、移動電話通話、SMS、DMB放送受信、撮影などを行う。
タッチスクリーン112は、移動通信部111の移動電話通話、SMS提供に必要な画面、DMB放送及び前述したコントロールウィジェットがディスプレイされるディスプレイ手段の機能と、タッチを介したユーザ命令が入力される手段の機能を共に行う。
格納部114は、携帯電話110の駆動に必要なプログラムとデータ及びダウンロードしたコントロールウィジェットが格納される格納空間を提供する。
ネットワークインターフェース115は、インターネットIを介してウェブストアサーバ10に通信できるように接続されて、ウェブストアサーバ10からコントロールウィジェットを受信する。ここで、ネットワークインターフェース115は、ホーム機器120、130、140からコントロールウィジェットを受信しうることはもちろんである。また、ネットワークインターフェース115は、周辺のホーム機器120、130、及び140と通信できるように接続されて、タッチスクリーン112を介して入力されるユーザ命令をこれらに伝達する。
【0050】
制御部113は、
図2に示すステッのうち、携帯電話110で行われるステップが行われるように、移動通信部111、タッチスクリーン112、制御部113、格納部114及びネットワークインターフェース115を制御して、コントロールウィジェットの受信と編集を可能にし、コントロールウィジェットを利用したユーザ命令伝達を可能にする。
【0051】
<4.ホーム機器(制御対象デバイス)>
図1に示すホーム機器120、130、140は、制御部(図示せず)、格納部(図示せず)及びネットワークインターフェース(図示せず)を備えることができる。
格納部は、ホーム機器120、130、140の駆動に必要なプログラムとデータ及びウェブストアサーバ10から受信したコントロールウィジェット又は既存のコントロールウィジェットが格納される格納空間を提供する。
ネットワークインターフェースは、ホーム機器に対する制御命令を入力するのに利用されるコントロールウィジェットを送信し、携帯電話110により実行されたコントロールウィジェットを利用して入力されたユーザ命令を受信する。
図1に示すネットワークは、例示的なものにすぎない。
図1に示したものと異なる種類のデバイスから構成されるネットワークの場合も、本発明が適用されることができる。すなわち、他のホーム機器を制御する携帯電話110は、他のモバイル機器で具現可能であり、モバイル機器の例としてPDA、PMP、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、携帯用ゲーム機、電子本、ノートPCなどを例に挙げることができる。
【0052】
また、他のホーム機器を制御する携帯電話110は、モバイル機器は、もちろん、TV、デジタルフォトフレーム、デスクトップPCのようなディスプレイを備えた据え置き型機器でも具現可能である。
【0053】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0054】
10 ウェブストアサーバ
I インターネット
110 携帯電話
111 移動通信部
112 タッチスクリーン
113 制御部
114 格納部
115 ネットワークインターフェース
120、130、140 ホーム機器