(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記推薦キーワード決定部は、前記関連検索語データベースで前記検索語に関連する関連検索語の順位に応じて付与されるランクスコアをさらに用いて前記推薦キーワードを決定することを特徴とする請求項1に記載の推薦キーワード提供システム。
前記推薦キーワードを決定することは、前記関連検索語データベースで前記検索語に関連する関連検索語の順位に応じて付与されるランクスコアをさらに用いて前記推薦キーワードを決定することを特徴とする請求項9に記載の推薦キーワード提供方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書では、推薦キーワードを効果的に提供することのできるシステムおよび方法が提供される。
【0007】
本発明の目的は、ユーザの検索の便宜性を増大させると同時に、パブリッシャーの広告収益を増大させたり広告主の広告効果を高めたりすることができる推薦キーワード提供システムおよび方法を提供する。
【0008】
本発明の目的は、単位期間(例えば、2週)に関連検索語データベースによって収集されるデータを用いて特定キーワードに関連するキーワードを抽出することによって、短い期間に集中的に発生する不正使用を排除することのできる推薦キーワード提供システムおよび方法を提供する。
【0009】
本発明の目的は、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を露出スコアに反映することのできる推薦キーワード提供システムおよび方法を提供する。
【0010】
本発明の目的は、特定広告に関連するキーワードに対する不正使用の問題を解決することのできる推薦キーワード提供システムおよび方法を提供する。
【0011】
本発明の目的は、特定広告に関連するキーワードに対する不正使用の問題を解決することのできる推薦キーワード提供システムおよび方法を提供する。
【0012】
本発明の目的はキーワードの露出スコアに応じて単位期間ごとに推薦キーワードが急変することを制限することのできる推薦キーワード提供システムおよび方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
関連検索語データベースを用いて特定キーワードに関連する少なくとも1つのキーワードを抽出するキーワード抽出部と、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を示す露出スコアを提供する露出スコア提供部と、提供された露出スコアを用いて抽出されたキーワードのうち特定キーワードに対する推薦キーワードを決定する推薦キーワード決定部とを備える推薦キーワード提供システムが提供される。
【0014】
一実施形態によると、キーワード抽出部は、単位期間ごとに、関連検索語データベースで以前の単位期間に蓄積されたデータを用いて関連検索データベースを生成または更新する関連検索データベース管理部と、関連検索データベースで特定キーワードに関連する少なくとも1つのキーワードを照会するキーワード照会部とを備えてもよい。
【0015】
他の実施形態によると、推薦キーワードは、単位期間ごとに提供される露出スコアに応じて単位期間ごとに決定されてもよく、現在の単位期間に対して決定された推薦キーワードは、現在の単位期間に特定キーワードを入力したユーザに提供されてもよい。
【0016】
他の実施形態によると、露出スコア提供部は、抽出されたキーワードそれぞれのクリック当りの費用を提供するクリック費用提供部と、抽出されたキーワードそれぞれに対応する広告が露出される広告領域のクリック率を提供するクリック率提供部と、クリック費用およびクリック率を用いて抽出されたキーワードそれぞれの露出スコアを算出する露出スコア算出部とを備えてもよい。
【0017】
他の実施形態によると、露出スコア算出部は、抽出されたキーワードそれぞれの露出頻度をさらに用いて露出スコアを算出してもよい。
【0018】
他の実施形態によると、露出スコア提供部は、抽出されたキーワードそれぞれのクリック費用を提供するクリック費用提供部と、統合検索で発生した全体のクリック量のうち、広告が露出される広告領域に対するクリック量の比率であるクリック占有率を提供するクリック占有率提供部と、クリック費用およびクリック占有率を用いて抽出されたキーワードそれぞれの露出スコアを算出する露出スコア算出部とを備えてもよい。
【0019】
他の実施形態によると、ユーザから特定キーワードが入力される場合、推薦キーワードがユーザに提供されてもよく、推薦キーワード決定部は、以前の単位期間にユーザへ提供された推薦キーワードそれぞれがユーザによって選択された回数をさらに用いて現在の単位期間に対する推薦キーワードを決定してもよい。
【0020】
他の実施形態によると、推薦キーワード決定部は、関連検索語データベースで検索語に関連する関連検索語の順位に応じて付与されるランクスコアをさらに用いて推薦キーワードを決定してもよい。
【0021】
関連検索語データベースを用いて特定キーワードに関連する少なくとも1つのキーワードを抽出するステップと、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を示す露出スコアを提供するステップと、提供された露出スコアを用いて抽出されたキーワードのうち特定キーワードに対する推薦キーワードを決定するステップとを含む推薦キーワード提供方法が提供される。
【発明の効果】
【0022】
本発明によると、ビジネスに関連する分野のキーワードに対して関連検索語データベースを用いて関連するキーワードを抽出し、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を示す露出スコアを用いて推薦キーワードを決定して提供することによって、ユーザの検索の便宜性を増大させると同時に、パブリッシャーの広告収益を増大させたり広告主の広告効果を高めたりすることができる。
【0023】
本発明によると、単位期間(例えば、2週)に関連検索語データベースによって収集されるデータを用いて特定キーワードに関連するキーワードを抽出することによって、短い期間に集中的に発生する不正使用を排除することができる。
【0024】
本発明によると、抽出されたキーワードそれぞれのクリック費用とそれぞれの広告領域クリック率を用いて露出スコアを算出したり、または抽出されたキーワードそれぞれのクリック費用と特定キーワードに対して統合検索で発生した全体のクリック量のうち、特定キーワードに対応する広告が露出される広告領域に対するクリック量の比率であるクリック占有率を用いて露出スコアを算出したりすることによって、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を露出スコアに反映することができる。
【0025】
本発明によると、特定広告のクリック率ではない広告領域クリック率または全体のクリック量に対する広告領域のクリック量の比率であるクリック占有率を用いて露出スコアを算出することによって、特定広告に関連するキーワードに対する不正使用の問題を解決することができる。
【0026】
本発明によると、露出頻度による加重値を露出スコアに付与することによって、特定広告に関連するキーワードに対する不正使用の問題を解決することができる。
【0027】
本発明によると、露出スコアの他に、関連検索語データベースで特定キーワードに対する関連検索語の順位に応じるランクスコアをさらに用いて推薦キーワードを決定することによって、キーワードの露出スコアに応じて単位期間ごとに推薦キーワードが急変することを制限することができる。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態に係る広告主、広告プラットフォーム、パブリッシャー、およびユーザ間の関係を概括的に示す図である。すなわち、
図1は、広告主110、広告プラットフォーム120、パブリッシャー130、およびユーザ140を示す。ここで、広告主110とユーザ140は実質的には広告主110やユーザ140が用いるパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォンなどの端末を意味する。すなわち、
図1で矢印は、広告主110が用いる端末、広告プラットフォーム120、パブリッシャー130、およびユーザ140が用いる端末の間を有線または無線ネットワークを用いてデータが送受信される可能性があることを意味する。
【0031】
まず、広告プラットフォーム120は、広告主110の広告に対する入札、広告とキーワードとの間のマッチング、広告の配列、パブリッシャー130における広告の提供または広告の露出による課金などを行なってもよい。広告プラットフォーム120の一般的な技術的な事項に関して、インターネットによって送信される検索広告および/またはバナー広告プラットフォームに関する従来技術を参照して理解できる事項は説明を省略する。
【0032】
本明細書において、「パブリッシャー」という用語は「ウェブサイト」という用語に置換して用いてもよい。ただし、「ウェブサイト」という用語を用いた説明が、モバイル端末で実行されるアプリケーションの画面など、一般的なPCのウェブウェブサイトの接続ではない環境において、本発明の実施可能性を排除することはない。逆に、「ウェブサイト」という用語は「パブリッシングウェブサイト」または上述した「パブリッシャー」という用語と同義的に用いてもよい。言い換えれば、各ウェブサイトは個別のパブリッシャーに対応するとしてもよい。このとき、「ウェブサイト」という用語は広告の露出が可能であり、有線または無線ネットワークを介してユーザに提供可能な全ての種類のウェブウェブサイトを含んでもよく、ウェブウェブサイトを構成する1つのウェブページを含んでもよい。
【0033】
また、広告の「露出」は、ウェブサイト(パブリッシャー)を介してその広告主に関連するテキスト、イメージ、音声、動画、ハイパーリンクなどの宣伝コンテンツが該当ウェブサイトの訪問者に提供されることと解釈されてもよい。また、露出した広告に対する「選択」は、ユーザ(ウェブサイト訪問者)が提供されたテキスト、イメージなどの宣伝コンテンツに対してマウスクリックなどの反応を示すことによって、広告主が宣伝コンテンツの送信によって達成しようとする状況が発生することを意味する。このとき、広告主が誘導した状況は、一例として、広告主に関連するページを選択したユーザに露出することを含んでもよい。
【0034】
パブリッシャー130は、ユーザ140にパブリッシャー130のウェブサイトを提供して、ウェブサイトを介してウェブサイトが含むウェブページを提供したり、入力されるキーワードに応じてキーワードの検索結果をユーザ140に提供したりしてもよい。このとき、パブリッシャー130は、広告プラットフォーム120からウェブページを介して露出するための広告が送信されてユーザ140に提供してもよい。また、パブリッシャー130は、ユーザ140が入力したキーワードを広告プラットフォーム120に送信して、広告プラットフォーム120からキーワードに対する広告が送信されて、それを検索結果としてユーザ140に提供してもよい。
【0035】
パブリッシャー130は、ユーザ140が広告を直接提供される経路(画面)を提供してもよく、一般的なオンライン環境において、広告をウェブウェブサイトを介して提供してもよい。ここで、広告プラットフォーム120が含む複数の個別の広告プラットフォーム(第1の広告プラットフォーム、第2の広告プラットフォーム、・・・)それぞれはパブリッシャー130が含む複数の個別のパブリッシャー(第1のパブリッシャー、第2のパブリッシャー、・・・)のうち、少なくとも1つの個別のパブリッシャーを介して広告を露出してもよい。また、複数の個別のパブリッシャーのそれぞれは、ユーザ140に少なくとも1つのウェブサイトを介して、上述した広告の露出を含む統合検索、キーワード検索、ブログサービスなどのように有線または無線ネットワークによって提供可能な様々なサービスのうち、少なくとも1つを提供する。
【0036】
このとき、本発明の実施形態に係る推薦キーワード提供システムは、個別の広告プラットフォームで動作するシステムのうちの1つのシステムであるか、または個別の広告プラットフォームで動作するシステムのうちの1つのシステムに含まれたシステムであってもよい。この場合、推薦キーワード提供システムは、個別のパブリッシャーに関連するシステムのうち、少なくとも1つのシステムからユーザ140に関連する情報(例えば、パブリッシャー130を介してユーザ140に提供された推薦キーワードのうち、ユーザ140によって選択された推薦キーワードに関する情報)を受信して用いてもよい。
【0037】
他の実施形態に係る推薦キーワード提供システムは、個別のパブリッシャーに関連するシステムのうちの1つのシステムであるか、または個別のパブリッシャーに関連するシステムのうちの1つのシステムに含まれたシステムであってもよい。この場合、推薦キーワード提供システムは、個別の広告プラットフォームで動作するシステムのうち、少なくとも1つのシステムから広告主110に関連する情報(例えば、特定キーワードに対するクリック当りの費用に関する情報)を受信して用いてもよい。
【0038】
すなわち、推薦キーワード提供システムは、直接広告主110やユーザ140から関連情報が入力されてもよいが、該当広告プラットフォームおよび該当パブリッシャーのうち少なくとも1つから関連する情報を受信して用いてもよい。以後には説明の便宜のために広告プラットフォームとパブリッシャーとの関係に対する説明は省略して推薦キーワード提供システムおよび方法について説明する。
【0039】
図2は、本発明の一実施形態に係る推薦キーワード提供システムにおける推薦キーワードを決定する概括的な過程を説明するための一例である。本実施形態に係る推薦キーワード提供システムは、推薦キーワードを決定するために関連検索語データベース210を用いてもよい。
【0040】
まず、関連検索語データベース210は、検索語および検索語に関連する検索語が互いに関連されて格納されたデータ集合またはデータ集合が格納された格納媒体を意味する。
【0041】
このとき、推薦キーワード提供システムは、このような関連検索語データベース210を用いて特定キーワードに関連するキーワードを抽出し、抽出されたキーワードそれぞれの露出スコアを付与してもよい。また、付与された露出スコアを用いて抽出されたキーワードのうち、少なくとも1つのキーワードを推薦キーワードとして決定して提供してもよい。
【0042】
この場合、関連検索語データベース210に格納された検索語の間の関連性は、期間が経過することによって変わり、また、逆に短い期間には不正使用の発生の可能性がある。したがって、推薦キーワード提供システムは、このような不正使用を排除して期間の経過に応じて変動する検索語の間の関連性を反映するために、単位期間(例えば、2週)ごとに関連検索語データベース210の以前の単位期間に蓄積されたデータを用いて推薦キーワードを提供してもよい。
【0043】
一例として、推薦キーワード提供システムは、単位期間(例えば、2週)ごとに関連検索語データベース210の以前の単位期間に蓄積されたデータを含む関連検索データベース220を生成または更新してもよい。もし、以前の単位期間に収集されたデータが足りない場合には、さらにその前の単位期間に収集されたデータに至るまで含むように関連検索データベース220を生成または更新してもよい。
【0044】
関連検索データベース220が生成または更新されると、推薦キーワード提供システムは、関連検索データベース220に格納されたキーワードごとに該当キーワードに関連して格納されたキーワードを抽出して、抽出されたキーワードの露出スコアを算出してもよい。また、推薦キーワード提供システムは、露出スコアを用いて抽出されたキーワードのうち推薦キーワードを決定してもよい。表230は、特定キーワード「花配達」と「自動車」に対して抽出されたキーワードのうち、推薦キーワードに決定されたキーワードの一例を示している。
【0045】
露出スコアを算出する方法と露出スコアを用いて推薦キーワードを決定する方法については後で詳しく説明する。
【0046】
図3は、本発明の一実施形態に係る推薦キーワードが提供される検索結果の画面の一例である。本発明の一実施形態に係る推薦キーワード提供システムは、
図2を参照して説明したように、あるキーワードに対する推薦キーワードを決定して、決定された推薦キーワードを該当あるキーワードを入力したユーザに提供してもよい。四角ボックス300は、入力されたキーワード(検索語)「花配達」に対する検索結果を提供する画面の一例を示している。すなわち、ユーザがキーワード「花配達」を入力する場合、第1点線ボックス310および第2点線ボックス320のように、「花配達」の検索結果をユーザに提供してもよい。このとき、第1点線ボックス310および第2点線ボックス320はそれぞれ1つの領域を示し、もし、第1点線ボックス310に該当する領域が広告を検索結果として露出する領域であれば、第1点線ボックス310に該当する領域は「広告領域」を意味する。
【0047】
また、第3点線ボックス330は、キーワード「花配達」に対して現在の単位期間に決定された推薦キーワードを示す。
図3に示す「推薦ビジネスキーワード」は「花配達」に関連するキーワードのうち、キーワードそれぞれの期待収益値を示す露出スコアを少なくとも用いて選別されて、推薦される推薦キーワードを意味する。
【0048】
このように、ユーザがビジネス分野のキーワードを入力する場合、期待収益値に基づいてキーワードを推薦することによって、ユーザの検索の便宜性を増大させると同時に、パブリッシャーの広告収益を増大させたり広告主の広告効果を高めたりすることができる。
【0049】
ここで、ビジネス分野に対するキーワードは一例として、広告プラットフォームから広告主に販売されたキーワードを含んでもよい。
【0050】
図4は、本発明の一実施形態に係る推薦キーワード提供方法を示すフローチャートである。本実施形態に係る推薦キーワード提供方法は、
図1から
図3を参照し説明した推薦キーワード提供システムによって行われてもよい。
図4では、推薦キーワード提供システムによって各ステップが行われる過程を説明することで推薦キーワード提供方法を説明する。
【0051】
ステップS410において、推薦キーワード提供システムは、関連検索語データベースを用いて特定キーワードに関連する少なくとも1つのキーワードを抽出する。すなわち、推薦キーワード提供システムは、関連検索語データベースに格納された検索語および検索語に対する関連検索語を用いて特定キーワードに関連するキーワードを抽出してもよい。
【0052】
ここで、ユーザが特定の検索語を入力した後に続けて入力する検索語、またはユーザが特定の検索語を入力した後に特定のURLを訪問した後再び入力する検索語が特定の検索語に関連性を有する関連検索語として判断し、特定の検索語に関連検索語が互いに関連されて関連検索語データベースに格納されてもよい。また、辞書上の類似語や同一の文書に複数の頻度で共に登場する単語は検索語に関連検索語として互いに関連して関連検索語データベースに格納されてもよい。したがって、上述したように、関連検索語データベースに格納された検索語の間の関連性は、期間が経過することによって変わり、また、逆に、短い期間に対しては不正使用の発生の可能性が存在する。
【0053】
したがって、推薦キーワード提供システムは、このような不正使用を排除して期間の経過に応じて変動する検索語の間の関連性を反映するために、単位期間(例えば、2週)ごとに関連検索語データベースの以前の単位期間に蓄積されたデータを用いて関連検索データベースを生成または更新し、関連検索データベースを用いて特定キーワードに関連するキーワードを抽出してもよい。このために、推薦キーワード提供システムは、ステップS410にステップS411およびステップS412を含んで行なってもよい。
【0054】
ステップS411において、推薦キーワード提供システムは、単位期間ごとに関連検索語データベースで以前の単位期間に蓄積されたデータを用いて関連検索データベースを生成または更新する。例えば、推薦キーワード提供システムは、2週の単位期間または2週の期間中に土曜日および日曜日を除いた月曜日から金曜日までの10日の単位期間ごとに、以前の単位期間に蓄積されたデータを関連検索語データベースから受信して関連検索データベースを生成してもよい。または、既に関連検索データベースが生成された場合、関連検索データベースを更新してもよい。例えば、一日に対して、関連検索語データベースに蓄積されたデータは前日の10:00PMから当日の10:00PMまで、ユーザが、入力する特定の検索語および特定の検索語を入力した後再び入力する検索語の特定の検索語に対する関連検索語を含んでもよい。すなわち、推薦キーワード提供システムは、上述した例のように蓄積されるデータのうち、以前の単位期間に蓄積されたデータを関連検索語データベースで受信し、受信されたデータを用いて関連検索データベースを生成または更新してもよい。また、推薦キーワード提供システムは、単位期間に蓄積されるデータの量が足りない場合、次の単位期間に蓄積されるデータをさらに用いて関連検索データベースを生成または更新してもよい。
【0055】
ステップS412において、推薦キーワード提供システムは、関連検索データベースから特定キーワードに関連する少なくとも1つのキーワードを照会する。すなわち、推薦キーワード提供システムは、単位期間に特定キーワードに対して関連されたことによって格納されたキーワードを関連検索データベースから抽出してもよい。
【0056】
ステップS420において、推薦キーワード提供システムは、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を示す露出スコアを提供する。ここで、露出スコアは、ビジネス分野に対してユーザが入力したキーワードに対して推薦キーワードを選定するための基準の1つとして用いてもよい。すなわち、露出スコアは、キーワードの収益性(例えば、広告収益)に関連する指数を用いて算出されてもよい。このために、本実施形態に係る推薦キーワード提供方法では、ステップS420において、
図4に示すように、ステップS421からステップS423を含んでもよい。他の実施形態に係る推薦キーワード提供方法において、露出スコアを提供するための方法については
図5を参照して詳しく説明する。
【0057】
ステップS421において、推薦キーワード提供システムは、抽出されたキーワードそれぞれのクリック費用を提供する。ここで、キーワードのクリック費用は、該当キーワードに応じて露出される広告のクリック当りの費用(Pay Per Click、PPC)の和、または広告のクリック当りの費用の平均値に算出されてもよい。例えば、キーワードAを購買した広告主B、C、Dの広告E、F、G、Hのクリック当りの費用がそれぞれ「200ウォン」、「250ウォン」、「300ウォン」および「150ウォン」である場合、キーワードAのクリック費用は、広告のクリック当りの費用の和である「900ウォン」、または広告のクリック当りの費用の平均値である「225ウォン」であってもよい。推薦キーワードを決定するために用いられる露出スコアはキーワードに対する相対的な値であるため、キーワードそれぞれの同一の方法を用いて決定さえすれば、クリック当りの費用の和を用いた方法とクリック当りの費用の平均値を用いた方法のいずれの方法を用いるかは関係ない。
【0058】
また、露出スコアに上述したようにクリック費用が考慮されるが、推薦キーワードが抽出されるデータベースが関連検索語データベースであるため、広告履歴がなくてクリック費用が「0」に該当する検索語の場合にも推薦キーワードとして含まれることは当然である。
【0059】
ステップS422において、推薦キーワード提供システムは、抽出されたキーワードそれぞれに対応する広告が露出される広告領域のクリック率(Click Through Ratio、CTR)を提供する。すなわち、推薦キーワード提供システムはキーワードに対応する広告、言い換えれば、キーワードを購買した広告主の広告それぞれのクリック率ではなく、該当キーワードに応じて広告が露出される広告領域のクリック率を提供する。広告領域のクリック率は、キーワードに応じて広告が露出される領域に発生するクリック(ユーザの広告選択)の広告領域がユーザに露出した回数の比率に応じて算出されてもよい。例えば、広告領域のクリック率を下記の数式(1)のように算出してもよい。
【0060】
広告領域のクリック率=広告領域のクリック数/照会数×100 (1)
【0061】
ここで、照会数は広告領域がユーザに露出された回数を意味する。また、整数「100」は広告領域のクリック率が百分率に算出される可能性があることを示す。
【0062】
ステップS423において、推薦キーワード提供システムは、クリック費用およびクリック率を用いて抽出されたキーワードそれぞれの露出スコアを算出する。例えば、推薦キーワード提供システムは、下記の数式(2)のように露出スコアを算出してもよい。
【0063】
露出スコア=クリック費用×広告領域クリック率 (2)
【0064】
この場合、露出スコアは露出したキーワードのクリック1回当たりの期待収益値を意味する。このとき、クリック当りの費用は、上述したように、キーワードに対するクリック費用を用いた。しかし、他の例として、広告それぞれのクリック当りの費用をそのまま用いてもよい。この場合、数式(2)によって広告ごとに露出スコアが算出され、該当キーワードに対応する広告の露出スコアは合算されてキーワードの最終露出スコアとして用いられてもよい。
【0065】
また、推薦キーワード提供システムは、抽出されたキーワードそれぞれの露出頻度をさらに用いて露出スコアを算出してもよい。数式(1)および数式(2)によって算出された露出スコアはクリック1回当たりの期待収益値を意味し、クリック費用は固定されても、クリック率は不正使用の発生の可能性を含む場合がある。したがって、推薦キーワード提供システムは、露出頻度による加重値を露出スコアに付与することによって、クリック率が露出スコアに及ぼす影響を減少させて不正使用が発生しても不正使用の発生による影響を減らすことができる。この場合、露出スコアは下記の数式(3)のように算出してもよい。
【0066】
露出スコア=クリック当りの費用×クリック率×露出頻度スコア (3)
【0067】
ここで、露出頻度スコアは、該当キーワードの露出頻度による加重値を意味する。露出頻度スコアに対しては、
図7を参照してより詳しく説明する。
【0068】
ステップS430において、推薦キーワード提供システムは、提供された露出スコアを用いて抽出されたキーワードのうち、特定キーワードに対する推薦キーワードを決定する。ステップS420によって説明したように、露出スコアは、キーワードそれぞれの期待収益値を反映してもよく、推薦キーワード提供システムはステップS430で露出スコアがさらに高いキーワードを推薦キーワードとして決定してもよい。
【0069】
このとき、推薦キーワードは、単位期間ごとに提供される露出スコアに応じて単位期間ごとに決定されてもよく、現在の単位期間に対して決定された推薦キーワードは現在の単位期間に特定キーワードを入力したユーザに提供されてもよい。推薦キーワードを提供する方法について
図3を一例にして既に説明した。
【0070】
また、推薦キーワード提供システムは、以前の単位期間にユーザへ提供された推薦キーワードそれぞれがユーザによって選択された回数をさらに用いて現在の単位期間の推薦キーワードを決定してもよい。すなわち、特定キーワードを入力したユーザに提供された推薦キーワードのうち、ユーザによって選択された回数の多い推薦キーワードが特定キーワードとして最も関連性の高いものと判断し、次の単位期間の推薦キーワードを決定するとき、このような選択された回数をさらに用いてもよい。例えば、選択された回数に対する加重値が露出スコアに付加されてもよい。それだけではなく、推薦キーワード提供システムは、既存露出スコアを用いて決定された推薦キーワードの露出順序をこのように選択された回数に応じて決定してもよい。
【0071】
また、以前の単位期の間にユーザに選択された回数だけではなく、現在の単位期間に選択された回数を用いてもよい。例えば、現在に露出中である推薦キーワードの露出順序は、それぞれの推薦キーワードが現在の単位時間に選択された回数に応じてリアルタイムに変更されてもよい。
【0072】
また、他の指標が推薦キーワードを決定するために用いられてもよい。例えば、関連検索語データベースで検索語に関連する関連検索語の順位に応じて予め選定された加重値のランクスコアがそれぞれの抽出されたキーワードに付与されてもよい。ランクスコアをさらに用いて推薦キーワードを決定する方法については、
図8および
図9を参照してより詳しく説明する。
【0073】
図5は、本発明の一実施形態に係る露出スコアを提供する方法を示すフローチャートである。
図5に示されたステップS510からステップS530は、
図4を参照して説明したステップS421からステップS423の代わりにステップS420に含まれてもよい。すなわち、
図4では、抽出されたキーワードそれぞれのクリック当りの費用と広告領域それぞれのクリック率を用いて露出スコアを算出したが、
図5では、広告領域クリック率の代わりにクリック占有率を用いて露出スコアを算出する実施形態について説明する。
【0074】
ステップS510において、推薦キーワード提供システムは抽出されたキーワードそれぞれのクリック費用を提供する。ここで、ステップS510は、
図4で説明したステップS421と同一である。
【0075】
ステップS520において、推薦キーワード提供システムは、該当キーワードに対して統合検索から発生した全体のクリック量のうち、該当キーワードに対応する広告が露出される広告領域に対するクリック量の比率であるクリック占有率を提供する。例えば、クリック占有率は、下記の数式(4)のように算出してもよい。
【0076】
クリック占有率=広告領域に対するクリック数/該当キーワードの全体クリック数×100 (4)
【0077】
ここで、広告領域に対するクリック数は該当キーワードに対応する広告が露出される広告領域に対するクリック量を、該当キーワードの全体のクリック数は該当キーワードそれぞれの統合検索で発生した全体のクリック量を意味する。また、整数「100」はクリック占有率が百分率に表現される可能性があることを示している。
【0078】
ステップS530において、推薦キーワード提供システムは、クリック費用およびクリック占有率を用いて抽出されたキーワードそれぞれの露出スコアを算出する。この場合、数式(2)は下記の数式(5)のように変更されてもよい。
【0079】
露出スコア=クリック費用×クリック占有率 (5)
【0080】
また、上述した数式(3)のように数式(5)にも露出頻度が露出スコアに反映されてもよい。
【0081】
図6は、本発明の一実施形態に係る算出された露出スコアの一例を示す表である。表600は、特定キーワード「貸出」に関連して関係検索データベースによって抽出されたキーワード、および抽出されたキーワードに対する指標を示している。このとき、結果1は、数式(2)のようにクリック費用と広告領域のクリック率を用いて算出された露出スコアを、結果2は数式(5)のようにクリック費用とクリック占有率を用いて算出された露出スコアをそれぞれ示す。このような露出スコアには、上述したように、露出頻度による加重値や露出された推薦キーワードがユーザによって選択された回数に応じる加重値をさらに付与してもよい。
【0082】
最終的に各キーワードに対する露出スコアが算出されると、推薦キーワード提供システムは各キーワードを露出スコアによって整列し、整列されたキーワードのうち、予め選定された数のキーワードを推薦キーワードとして決定してもよい。
【0083】
図7は、本発明の一実施形態に係る露出頻度によるスコアの一例を示す表である。表700は、露出頻度による露出頻度スコアの一例を示している。すなわち、推薦キーワード提供システムは、露出頻度が高いほどさらに高い露出頻度スコアを加重値として露出スコアに付与し、広告領域クリック率やクリック占有率が露出スコアに及ぼす影響を減少させることによって、不正使用が発生しても不正使用の発生による影響を減少させることができる。
【0084】
図8は、本発明の一実施形態に係るランクによるランクスコアの一例を示す表である。第1の表810はランク1においてランク10に該当するキーワードのランクスコアを、第2の表820はランク11においてランク20に該当するキーワードのランクスコアをそれぞれ示している。
【0085】
上述したように、本実施形態に係る推薦キーワード提供システムは露出スコアだけではなく、ランクスコアをさらに用いて推薦キーワードを決定してもよい。例えば、推薦キーワード提供システムは、関連検索データベースから抽出されたキーワードを露出スコアの降順で1次整列した後、再びランクスコアに応じて降順で2次整列してもよい。その後、推薦キーワード提供システムは、整列したキーワードのうち、上位N個のキーワードを抽出して推薦キーワードとして決定してもよい。他の例として、推薦キーワード提供システムは、関連検索データベースから抽出されたキーワードを露出スコアの降順で1次整列して上位M個のキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを再びランクスコアに応じて2次整列してN個のキーワードを抽出することによって、N個の推薦キーワードを決定してもよい。
【0086】
また、必要に応じて、推薦キーワード提供システムによって決定された推薦キーワードは運用者などによって検収されてもよい。
【0087】
図9は、本発明の一実施形態に係る露出スコアとランクスコアに応じて推薦キーワードを決定する方法を説明するための表である。第1の表910は、特定キーワード「貸出」に関連するキーワードを算出された露出スコアに応じて1次整列した一例を示す。このとき、点線ボックス911は、上位8個のキーワードが露出スコアに応じて決定される可能性があることを示す。また、第1の表910は、それぞれ関連するキーワードが関連検索語データベースで特定キーワード「貸出」に関連する順位のランクとランクによるランクスコアを示している。このとき、第2の表920は、決定された8個のキーワードをランクスコアに応じて2次整列した後、上位5個のキーワードを推薦キーワードとして決定した一例を示している。
【0088】
このとき、
図9で示す一例として、推薦キーワード提供システムが関連するキーワードを順位スコアを用いて1次整列した後M個のキーワードを抽出し、抽出したキーワードをランクスコアを介して2次整列し、再びN個のキーワードを抽出して推薦キーワードとして決定する一例を説明したが、上述したように、他の実施形態では推薦キーワード提供システムが関連するキーワードを順位スコアを用いて1次整列した後、再びランクスコアを介して2次整列した後に必要な数のキーワードを抽出して推薦キーワードとして決定してもよい。
図9に示す一例として、キーワード「貸出相談」は露出スコアを用いた1次整列のときには8番目の順位に整列するが、ランクスコアを用いた2次整列のときには最初の順位に整列して推薦キーワードとして決定される。
【0089】
図10は、本発明の一実施形態に係る推薦キーワード提供システムの内部構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る推薦キーワード提供システム1000は、
図1から
図9を参照して説明した推薦キーワードに対応してもよい。このとき、推薦キーワード提供システム1000は、
図10に示すように、キーワード抽出部1010、露出スコア提供部1020、および推薦キーワード決定部1030を備えてもよい。
【0090】
キーワード抽出部1010は、関連検索語データベースを用いて特定キーワードに関連する少なくとも1つのキーワードを抽出する。すなわち、キーワード抽出部1010は、関連検索語データベースに格納された検索語および検索語に対する関連検索語を用いて特定キーワードに関連するキーワードを抽出してもよい。
【0091】
ここで、ユーザが特定の検索語を入力した後に続けて入力する検索語、またはユーザが特定の検索語を入力した後に特定URLを訪問した後再び入力する検索語が特定の検索語に関連性を有する関連検索語として判断して、特定の検索語に関連検索語が互いに関連されて関連検索語データベースに格納してもよい。また、辞書上の類似語や同一の文書に複数の頻度で共に登場する単語が検索語に関連検索語として互いに関連して関連検索語データベースに格納してもよい。したがって、上述したように、関連検索語データベースに格納された検索語の間の関連性は期間が経過することによって変わり、また、逆に短い期間に対しては不正使用の発生の可能性が存在する。
【0092】
したがって、キーワード抽出部1010は、このような不正使用を排除して期間の経過に応じて変動する検索語の間の関連性を反映するために、単位期間(例えば、2週)ごとに関連検索語データベースの以前の単位期間に蓄積されたデータを用いて関連検索データベースを生成または更新し、関連検索データベースを用いて特定キーワードに関連するキーワードを抽出してもよい。このために、キーワード抽出部1010は、関連検索データベース管理部1011およびキーワード照会部1012を備えてもよい。
【0093】
関連検索データベース管理部1011は、単位期間ごとに関連検索語データベースで以前の単位期間に蓄積されたデータを用いて関連検索データベースを生成または更新する。例えば、関連検索データベース管理部1011は、2週の単位期間または2週の期間中に土曜日および日曜日を除いた月曜日から金曜日まで10日の単位期間ごとに、以前の単位期間に蓄積されたデータを関連検索語データベースから受信して関連検索データベースを生成してもよい。または、既に関連検索データベースが生成された場合、関連検索データベースを更新してもよい。例えば、一日に対して、関連検索語データベースに蓄積されたデータは前日の10:00PMから当日の10:00PMまで、ユーザが、入力する特定の検索語および特定の検索語を入力した後、再び入力する検索語の特定の検索語に対する関連検索語を含んでもよい。すなわち、関連検索データベース管理部1011は、上述した例のように、蓄積されるデータのうち、以前の単位期間に蓄積されたデータを関連検索語データベースで受信し、受信されたデータを用いて関連検索データベースを生成または更新してもよい。また、関連検索データベース管理部1011は、単位期間に蓄積されるデータの量が足りない場合、さらに前の単位期間に蓄積されるデータをさらに用いて関連検索データベースを生成または更新してもよい。
【0094】
キーワード照会部1012は、関連検索データベースで特定キーワードに関連する少なくとも1つのキーワードを照会する。すなわち、キーワード照会部1012は、単位期間に特定キーワードに対して関連されることで、格納されたキーワードを関連検索データベースによって抽出してもよい。
【0095】
露出スコア提供部1020は、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を示す露出スコアを提供する。ここで、露出スコアはビジネス分野に対してユーザが入力したキーワードの推薦キーワードを選定するための基準の1つとして用いられてもよい。すなわち、露出スコアはキーワードの収益性(例えば、広告収益)に関連する指数を用いて算出してもよい。このために、本実施形態において、露出スコア提供部1020は、
図10に示すようにクリック費用提供部1021、クリック率提供部1022、および露出スコア算出部1023を備えてもよい。
【0096】
クリック費用提供部1021は、抽出されたキーワードそれぞれのクリック費用を提供する。ここで、キーワードのクリック費用は、該当キーワードに応じて露出する広告のクリック当りの費用の和、または広告のクリック当りの費用の平均値に算出されてもよい。例えば、キーワードAを購買した広告主B、C、Dの広告E、F、G、Hのクリック当りの費用がそれぞれ「200ウォン」、「250ウォン」、「300ウォン」および「150ウォン」である場合、キーワードAのクリック当りの費用は広告のクリック当りの費用の和である「900ウォン」、または広告のクリック当りの費用の平均値である「225ウォン」であってもよい。推薦キーワードを決定するために用いられる露出スコアはキーワードに対する相対的な値であるため、キーワードそれぞれの同一の方法を用いて決定さえすれば、クリック当りの費用の和を用いた方法とクリック当りの費用の平均値を用いた方法のいずれかの方法を用いるかは関係ない。
【0097】
また、露出スコアに上述したようにクリック費用が考慮されるが、推薦キーワードが抽出されるデータベースが関連検索語データベースであるため、広告履歴がなくてクリック費用が「0」に該当する検索語の場合にも推薦キーワードとして含まれることは当然である。
【0098】
クリック率提供部1022は、抽出されたキーワードそれぞれに対応する広告が露出される広告領域それぞれのクリック率を提供する。すなわち、クリック率提供部1022はキーワードに対応する広告、言い換えれば、キーワードを購買した広告主の広告それぞれのクリック率ではなく、該当キーワードに応じて広告が露出される広告領域のクリック率を提供する。広告領域のクリック率は、キーワードに応じて広告が露出される領域に発生するクリック(ユーザの広告選択)の広告領域がユーザに露出された回数の比率に応じて算出されてもよい。例えば、広告領域クリック率を上述した数式(1)のように算出してもよい。
【0099】
露出スコア算出部1023は、クリック費用および広告領域クリック率を用いて抽出されたキーワードそれぞれの露出スコアを算出する。例えば、露出スコア算出部1023は、上述した数式(2)のように露出スコアを算出してもよい。このとき、数式(2)においてクリック費用は、上述したキーワードに対するクリック費用を用いる。しかし、他の例として、広告それぞれのクリック当りの費用をそのまま用いてもよい。この場合、数式(2)によって広告ごとに露出スコアが算出され、該当キーワードに対応する広告の露出スコアは合算されてキーワードの最終露出スコアとして用いられてもよい。
【0100】
また、露出スコア算出部1023は、抽出されたキーワードそれぞれの露出頻度をさらに用いて露出スコアを算出してもよい。数式(1)数式(2)によって算出された露出スコアはクリック1回当たりの期待収益値を意味し、クリック費用は固定されるとしても、広告領域クリック率は不正使用の発生の可能性を含む場合がある。したがって、露出スコア算出部1023は露出頻度による加重値を露出スコアに付与することによって、広告領域クリック率が露出スコアに及ぼす影響を減少させて不正使用が発生しても不正使用の発生による影響を減らすことができる。この場合、露出スコアは、上述した数式(3)のように算出してもよい。露出頻度スコアについては既に詳しく説明したため、反復的な説明は省略する。
【0101】
他の実施形態として、露出スコア提供部1020は、上述したクリック率提供部1022の代わりにクリック占有率提供部(図示せず)を備えてもよい。このとき、クリック占有率提供部(図示せず)は、該当キーワードに対して統合検索で発生した全体のクリック量のうち、該当キーワードに対応する広告が露出される広告領域に対するクリック量の比率であるクリック占有率を提供してもよい。例えば、クリック占有率は上述した数式(4)のように算出されてもよい。このとき、露出スコア算出部1023は、広告領域クリック率ではないクリック占有率を用いて露出スコアを算出してもよい。すなわち、露出スコア算出部1023は、クリック費用およびクリック占有率を用いて抽出されたキーワードそれぞれの露出スコアを算出してもよい。この場合、数式(2)は数式(5)のように変更されてもよい。
【0102】
推薦キーワード決定部1030は、提供された露出スコアを用いて抽出されたキーワードのうち、特定キーワードに対する推薦キーワードを決定する。上述したように、露出スコアはキーワードそれぞれの期待収益値を反映してもよく、推薦キーワード決定部1030は露出スコアがさらに高いキーワードを推薦キーワードとして決定してもよい。
【0103】
このとき、推薦キーワードは、単位期間ごとに提供される露出スコアに応じて単位期間ごとに決定されてもよく、現在の単位期間に対して決定された推薦キーワードは現在の単位期間に特定キーワードを入力したユーザに提供されてもよい。推薦キーワードを提供する方法については
図3に示す一例を挙げて既に説明した。
【0104】
また、推薦キーワード決定部1030は、以前の単位期間にユーザに提供された推薦キーワードそれぞれがユーザによって選択された回数をさらに用いて現在の単位期間に対する推薦キーワードを決定してもよい。すなわち、特定キーワードを入力したユーザに提供された推薦キーワードのうち、ユーザによって選択された回数の多い推薦キーワードが特定キーワードと最も関連性が高いものと判断し、次の単位期間に対する推薦キーワードを決定するとき、このような選択された回数をさらに用いてもよい。例えば、選択された回数に対する加重値が露出スコアに付加されてもよい。それだけではなく、推薦キーワード決定部1030は、既存露出スコアを用いて決定された推薦キーワードの露出順序をこのように選択された回数に応じて決定してもよい。
【0105】
また、以前の単位期間にユーザに選択された回数だけではなく、現在の単位期間に選択された回数を用いてもよい。例えば、現在の露出中である推薦キーワードの露出順序は、各推薦キーワードが現在の単位時間に選択された回数に応じてリアルタイムに変更されてもよい。
【0106】
また、更なる指標は推薦キーワードを決定するために用いられてもよい。例えば、関連検索語データベースから検索語に関連する関連検索語の順位に応じて予め選定された加重値のランクスコアがそれぞれ抽出されたキーワードに付与されてもよい。ランクスコアをさらに用いて推薦キーワードを決定する方法については、
図8および
図9を参照して詳しく説明したため、反復的な説明は省略する。
【0108】
このように、本発明の実施形態によると、ビジネスに関連する分野のキーワードに対して関連検索語データベースを用いて関連するキーワードを抽出し、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を示す露出スコアを用いて推薦キーワードを決定および提供することによって、ユーザの検索の便宜性を増大させると同時に、パブリッシャーの広告収益を増大させたり、広告主の広告効果を高めたりすることができ、単位期間(例えば、2週)に関連検索語データベースによって収集されるデータを用いて関連検索データベースを生成または更新し、関連検索データベースから特定キーワードに関連するキーワードを抽出することによって、短い期間に集中的に発生する不正使用を排除することができる。
【0109】
また、抽出されたキーワードそれぞれのクリック費用とそれぞれの広告領域クリック率を用いて露出スコアを算出したり、または抽出されたキーワードそれぞれのクリック費用と特定キーワードに対して統合検索で発生した全体のクリック量のうち、特定キーワードに対応する広告が露出される広告領域に対するクリック量の比率であるクリック占有率を用いて露出スコアを算出したりすることによって、抽出されたキーワードそれぞれの期待収益値を露出スコアに反映することができ、特定広告のクリック率ではない広告領域クリック率または全体のクリック量に対する広告領域のクリック量の比率であるクリック占有率を用いて露出スコアを算出することで、特定広告に関連するキーワードに対する不正使用の問題を解決することができる。
【0110】
それだけではなく、露出頻度による加重値を露出スコアに付与するが、露出頻度と露出頻度による加重値を一定の値以下に制限することによって、特定広告に関連するキーワードの不正使用の問題を解決することができ、露出スコアの他に、関連検索語データベースで特定キーワードに対する関連検索語の順位に応じるランクスコアをさらに用いて推薦キーワードを決定することによって、キーワードの露出スコアに応じて単位期間ごとに推薦キーワードが急変することを制限することができる。
【0111】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などのうちの1つまたはその組合せを含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり、使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、光ディスクのような光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コード(machine code)だけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コード(higher level code)を含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアのレイヤで動作するように構成されてもよい。
【0112】
上述したように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。
【0113】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。