(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数のデバイスアクティブ領域(DAA)列に各々結合されるX個の行を有するアレイ構造であって、検索鍵と一致する前記アレイ構造中のエントリに前記行が対応することを示すためにアサートされる、または、前記行に対応する前記エントリが前記検索鍵と一致しないことを示すためにネゲートされるそれぞれのマッチ線を有し、各DAA列が、
複数の動的回路網と、
前記アレイ構造中の前記X個の行がX個の動的プルダウンデバイスの1つを各々含み、前記検索鍵と一致する前記アレイ構造中の各行に結合される前記マッチ線がアサートされるように、前記複数の動的回路網に結合される前記X個の動的プルダウンデバイスと、
前記複数の動的回路網に結合される静的回路であって、少なくとも1つまたは複数の符号化されたインデックス信号と少なくとも1つのマルチヒット検出信号とを含む複数の信号を生成するように構成される複数の多入力論理ゲートを含む、静的回路と
を収容する物理的領域を含む、アレイ構造と、
各DAA列中の前記静的回路によって生成される前記複数の信号を受信し、前記アレイ構造中の1つまたは複数の行が前記検索鍵と一致するかどうかを示すヒット信号と、前記アレイ構造中の複数の行が前記検索鍵と一致するかどうかを示すマルチヒット信号とを少なくとも導出するように構成される論理回路とを含む、ハイブリッド動的-静的エンコーダ。
前記多ビットの符号化されたインデックスが、前記アレイ構造中の前記少なくとも1つの行に対応するアドレスを一意に特定する、請求項2に記載のハイブリッド動的-静的エンコーダ。
各DAA列と関連付けられる前記静的回路中の前記複数の多入力論理ゲートが、前記DAA列の前記上半分にある動的回路網の前記第1のセットを評価して、前記1つまたは複数の符号化されたインデックス信号および前記少なくとも1つのマルチヒット検出信号の第1のセットを生成するように構成される、前記上半分にあるNANDゲートの第1のセットを含む、請求項4に記載のハイブリッド動的-静的エンコーダ。
各DAA列と関連付けられる前記静的回路中の前記複数の多入力論理ゲートがさらに、前記DAA列の前記下半分にある動的回路網の前記第2のセットを評価して、前記1つまたは複数の符号化されたインデックス信号および前記少なくとも1つのマルチヒット検出信号の第2のセットを生成するように構成される、前記下半分にあるNANDゲートの第2のセットを含む、請求項5に記載のハイブリッド動的-静的エンコーダ。
前記アレイ構造中の前記行の少なくとも1つが前記検索鍵と一致するエントリに対応することに応答して、多ビットの符号化されたインデックスを導出するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
前記アレイ構造中の前記行の少なくとも1つが前記検索鍵と一致するエントリに対応することに応答して、多ビットの符号化されたインデックスを導出するための手段をさらに含む、請求項13に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0018】
任意選択のヒット検出および/またはマルチヒット検出を伴うハイブリッド動的-静的エンコーダの様々な例示的な実施形態に関する具体的な例を示すために、以下の説明および関連する図面において態様が開示される。本開示を読めば、代替的な実施形態が、当業者には明らかであり、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく構築され実践され得る。加えて、本明細書で開示される態様および実施形態の関連する詳細を不明瞭にしないように、よく知られている要素は詳細には説明されず、または省略され得る。
【0019】
「例示的な」という言葉は、「例、事例、または例示として機能すること」を意味するように本明細書で使用される。「例示的な」として本明細書で説明される任意の実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。同様に、「実施形態」という用語は、すべての実施形態が、説明された特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
【0020】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するだけであり、本明細書で開示される任意の実施形態を制限すると解釈されるべきである。本明細書で使用される単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段に明確に示さない限り、複数形をも含むものとする。さらに、「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」という用語は、本明細書で使用されると、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を規定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことが理解されるだろう。
【0021】
一実施形態によれば、
図1は、本明細書で説明される、任意選択のヒット検出および/またはマルチヒット検出を伴うハイブリッド動的-静的エンコーダを実装することができるメモリアーキテクチャを伴う1つまたは複数のモバイルデバイス106を含む、ワイヤレス通信システム100を示す。一実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、任意の適切なワイヤレス規格に従って動作することができる。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、複数のユーザをサポートするために利用可能なネットワークリソースを共有できる多重アクセスネットワークであってよく、例示的な多重アクセスネットワークリソースは、符号分割多重接続(CDMA)ネットワーク、時分割多重接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多重接続(FDMA)ネットワーク、および直交FDMA(OFDMA)ネットワークを含み得る。これらの多重接続ネットワークは、様々な無線技術を実装することができ、ここで「無線技術」、「無線アクセス技術」(RAT)、「アクセス技術」、および「エアインターフェース」という用語が、しばしば交換可能に使用され得る。CDMAネットワークは、cdma2000(たとえば、IS-2000、IS-856、および/またはIS-95規格の1つまたは複数に従った)、Wideband-CDMA(W-CDMA)、または他の適切な無線技術のような、無線技術を実装することができる。CDMA2000 1xネットワーク(または単に「1xネットワーク」)は、IS-2000および/またはIS-95を実装するワイヤレスネットワークを指す。CDMA2000 1xEV-DOネットワーク(または単に「1xEV-DOネットワーク」)は、IS-856を実装するワイヤレスネットワークを指す。Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)ネットワークは、W-CDMAを実装するワイヤレスネットワークである。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。これらの様々な無線技術、規格、およびセルラーネットワークは、当技術分野で知られている。W-CDMA、GSM、UMTSは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は、公に入手可能である。
【0022】
一実施形態では、1つまたは複数のモバイルデバイス106に加えて、
図1に示されるワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数のモバイルデバイス106と通信するアクセスポイント(AP)104を含んでよく、AP104はまた、NodeB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、eNodeB、基地局コントローラ(BSC)、基地局装置(BTS)、基地局(BS)、送受信機機能(TF)、無線ルータ、無線送受信機、または他の適切な用語を含んでよく、それらとして実装されてよく、またはそれらとして知られていることがある。
【0023】
一般に、AP104は、ワイヤレス通信システム100のためのハブまたは基地局として機能することができ、1つまたは複数のモバイルデバイス106は、ワイヤレス通信システム100においてユーザとして機能することができる。たとえば、一実施形態では、モバイルデバイス106は、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、または、ワイヤレス通信をサポートする任意の他の適切なデバイスであり得る。モバイルデバイス106はまた、移動局(STA)、端末、アクセス端末(AT)、ユーザ機器(UE)、加入者局、加入者ユニット、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、または何らかの他の適切な用語を含んでよく、それらとして実装されてよく、またはそれらとして知られていることがある。様々な実施形態において、モバイルデバイス106はまた、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、PDA、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の適切な処理デバイスを含み得る。したがって、本明細書で説明される1つまたは複数の実施形態は、電話(たとえば、携帯電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、携帯情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽デバイス、ビデオデバイス、衛星ラジオなど)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。
【0024】
一実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、モバイルデバイス106が一般的なインターネット接続または別のワイドエリアネットワーク(WAN)への接続を得るためにWi-Fi適合ワイヤレスリンク(たとえば、IEEE 802.11プロトコル)を介してAP104にその中で接続する、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。一実施形態では、モバイルデバイス106はまた、(たとえば、Wi-Fi Direct規格に従って)AP104として使用され得る。モバイルデバイス106およびAP104は、一般に、ワイヤレス通信システム100において送信ノードまたは受信ノードと呼ばれ得る。一実施形態では、ワイヤレス通信システム100においてモバイルデバイス106とAP104との間の送信をサポートするために、様々な処理および機構が使用され得る。たとえば、一実施形態では、ワイヤレス通信システム100における送信は、一般に、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104から送信されモバイルデバイス106で受信された信号と、モバイルデバイス106から送信されAP104で受信された信号とを含んでよく、この場合、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれ得る。代替的に(または追加で)、信号は、CDMA技法に従って、AP104およびモバイルデバイス106から送信され、それらにおいて受信されてよく、この場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれ得る。
【0025】
一実施形態では、AP104からモバイルデバイス106の1つまたは複数へ送信を搬送する通信リンクは、ダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、ダウンリンク108はまた、順方向リンクまたは順方向チャネルとも呼ばれることがあり、モバイルデバイス106の1つまたは複数からAP104へ送信を搬送する通信リンクは、アップリンク(UL)110と呼ばれることがあり、アップリンク110は、逆方向リンクまたは逆方向チャネルとも呼ばれることがある。一実施形態では、上で述べられたように、AP104は一般に、基本サービスエリア(BSA)102内でワイヤレス通信カバレッジを提供するための、基地局またはハブとして動作することができる。一実施形態では、AP104および、BSA102でのワイヤレス通信のためにAP104を使用するモバイルデバイス106は、基本サービスセット(BSS)と呼ばれ得る。しかしながら、ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を必ずしも有さないことがあり、むしろモバイルデバイス106間のピアツーピアネットワークまたはアドホックネットワークとして機能することがあることを、当業者は理解するだろう。したがって、本明細書で説明されるAP104の機能は、代替的には、(たとえば、Wi-Fi direct規格に従って)モバイルデバイス106の1つまたは複数によって実装され、または別様に実行され得る。
【0026】
一実施形態によれば、
図2は、
図1に示されるワイヤレス通信システム100内に、本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダを実装することができるメモリアーキテクチャを伴う、モバイルデバイス202を示す。一実施形態では、モバイルデバイス202は、本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダと関連付けられる様々な特徴を含み得る、またはそれらを実装するように構成され得る、任意の適切なデバイスを表し得る。たとえば、いくつかの実施形態では、
図2に示されるモバイルデバイス202は、
図1に示されるAP104、
図1に示されるモバイルデバイス106の1つ、または、
図1に示されるAP104の機能を実装する、もしくは別様に実行する、
図1に示されるモバイルデバイス106の1つを含み得る。しかしながら、ハイブリッド動的-静的エンコーダは、検索鍵を一般に表す複数の電気信号を受信し、ハイブリッド動的-静的エンコーダを使用して、1つまたは複数のエントリと関連付けられるアレイ構造中の1つまたは複数のエントリが検索鍵と一致するかどうかを検出し、アレイ構造中の少なくとも1つのエントリが検索鍵と一致するかどうかを示すためのバイナリヒット検出出力を生成し、アレイ構造中の少なくとも2つのエントリが検索鍵と一致するかどうかを示すためのバイナリマルチヒット検出出力を生成し、かつ/または、検索鍵と一致するアレイ構造中の任意のエントリを特定するための固有のインデックス番号を生成できる、任意の適切な電子デバイス、回路、または他のコンポーネント中で利用され、または別様に実装され得ることを、当業者は理解するだろう。
【0027】
一実施形態では、モバイルデバイス202は、モバイルデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は、中央処理ユニット(CPU)とも呼ばれ得る。加えて、モバイルデバイス202は、RAM、読取り専用メモリ(ROM)、コンテントアドレッサブルメモリ(CAM)、DDRメモリ、または他の適切なメモリ技術を含み得る、メモリ206を含み得る。一実施形態では、メモリ206は、モバイルデバイス202の動作を制御するためにプロセッサ204が実行および/または利用し得る、命令およびデータを記憶することができる。一実施形態では、メモリ206はさらに、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含み得る。プロセッサ204は一般に、メモリ206に記憶された命令に基づいて論理演算および算術演算を実行し、かつ/または、メモリ206に記憶された命令を実行して、様々な機能を実装し、または別様に実行することができる。
【0028】
一実施形態では、モバイルデバイス202はさらに、筐体208と、モバイルデバイス202と遠隔エンティティ(たとえば、基地局またはAP、別のモバイルデバイスなど)との間でデータの送信および受信を可能にするための送信機210および受信機212を有する送受信機214とを含み得る。一実施形態では、データは、アンテナ216を介して遠隔エンティティに送信され、またはそれから受信されてよく、アンテナ216は、筐体208に取り付けられ、送受信機214に電気的に結合されてよい。さらに、モバイルデバイス202は、複数の送信機、複数の受信機、複数の送受信機、および/または複数のアンテナを適切に含み得ることを、当業者は理解するだろう。
【0029】
一実施形態では、モバイルデバイス202はさらに、送受信機214を介して送信され受信された信号のレベルを検出して定量化するために使用され得る、信号検出器218を含み得る。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の適切な信号などの信号を検出し得る。モバイルデバイス202はまた、送受信機214を介して送信され受信された信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220を含み得る。たとえば、一実施形態では、DSP 220は、送信機210を介した送信のためにデータユニットを生成するように構成され得る。様々な実施形態において、明らかなように、データユニットは、パケットまたはメッセージとも呼ばれ得る物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含み得る。
【0030】
一実施形態では、モバイルデバイス202はさらに、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、ディスプレイ、および/または、モバイルデバイス202のユーザに情報を搬送でき、かつ/もしくはユーザから入力を受け取ることができる、他の適切な要素もしくはコンポーネントを含み得る、ユーザインターフェース222を含み得る。さらに、一実施形態では、モバイルデバイス202の様々なコンポーネントは、バスシステム226を介して互いに結合され得る。たとえば、バスシステム226は、相互接続構造、データバス、電力バス、制御信号バス、状態信号バス、または、モバイルデバイス202の様々なコンポーネントを相互接続できる、もしくは別様に互いに結合できる、任意の他の適切なコンポーネントを含み得る。しかしながら、モバイルデバイス202のコンポーネントは、何らかの他の機構を使用して、互いに結合され、または互いに入力を受け入れ、または互いに入力提供できることを当業者は理解するだろう。
【0031】
さらに、
図2は、様々な別個のコンポーネントを有するものとしてモバイルデバイス202を示すが、コンポーネントの1つまたは複数は適切に組み合わされ、または共通に実装されてよいことを当業者は認識するだろう。たとえば、プロセッサ204は、信号検出器218および/またはDSP 220に関して上で説明された機能に加えて、プロセッサ204に関して上で説明された機能を実装することができる。さらに、
図2に示される任意の特定のコンポーネントは、複数の別個の要素を使用して実装され得る(たとえば、送信機210は複数の送信機210を含んでよく、受信機212は複数の受信機212を含んでよい、など)ことを、当業者は認識するだろう。
【0032】
1つの例示的な実施形態によれば、
図3は、完全に動的なエンコーダ構造
350に対して、本明細書で説明される
様々な態様および実施形態による例示的なハイブリッド動的-静的エンコーダ構造310を示し、
図3に示されるハイブリッド動的-静的エンコーダ構造
310と完全に動的なエンコーダ構造
350は各々、
それぞれの検索可能なアレイ構造
320、360と、検索鍵と一致する1つまたは複数のエントリに対応するアドレスを、検索可能なアレイ構造
320、360から一致したエントリと関連付けられるインデックスを読み取るよりも前に符号化するための、関連する論理
340、380とを含み得る。しかしながら、
図3に示される完全に動的なエンコーダ構造
350は、各インデックスビット
382に対する別個の動的回路網を必要とし、さらに、マルチヒット検出
ビット386をサポートするために、各ビットインデックスに対する第2の動的回路網を必要とする。したがって、完全に動的なエンコーダ構造
350は、非常に広い物理的領域を占有し、かなりの電力を消費し、多数の動的回路網にまたがって必要とされる多数のプルダウンによるかなりの漏洩の影響を受け得る。具体的には、
図3に示される完全に動的なエンコーダ構造
350は、16個のデバイスアクティブ領域(DAA)列
370を有することがあり、DAA列
370は一般に、エンコーダ構造
350内で様々な物理デバイスが占有する物理的領域を指す。たとえば、完全に動的なエンコーダ構造
350は一般に、様々なnチャネル電界効果トランジスタ(NFET)デバイス、pチャネル電界効果トランジスタ(PFET)デバイス、散在したシリコン論理コンポーネント、ならびに/または、
論理380がインデックスビット382を生成するために組み合わせる7個の符号化されたインデックス出力
372、
論理380がマルチヒット検出ビット386を生成するために組み合わせる7個のマルチヒット検出出力
376、および
論理380がヒット検出ビット384を生成するために組み合わせる2個のヒット検出出力
374を生成するための他の適切な回路を収容するために、16個のDAA列
370を必要とし、各DAA列
370はX/2個の動的プルダウンを有し、Xは検索可能なアレイ構造
360にどれだけの行が含まれるかを示す。さらに、プルダウンは、1つまたは複数の行が検索鍵といつ一致するかを
(たとえば、1つまたは複数の行と関連付けられるそれぞれのマッチ線をアサートすることによって)示すために、1つまたは複数の動的回路網にまたがって打点されるので、
図3に示される完全に動的なエンコーダ構造
350は、全体で8X個の動的プルダウンを有する。
【0033】
対照的に、
図3に示されるハイブリッド動的-静的エンコーダ
構造310は、
図3にさらに示される完全に動的なエンコーダ構造
350と概ね等価な論理遅延を伴いながら、大きく低減された領域、電力消費、および、漏洩を達成するために、組み合わされた動的かつ静的な構造および関連する論理設計を有し得る。より具体的には、
図4〜図6を参照して以下でさらに詳細に説明されるように、ハイブリッド動的-静的エンコーダ構造
310は、動的回路網および論理を戦略的に区分して、エンコーダ構造
310における冗長性を実質的に除去し、これによって、大きな論理遅延をもたらすことなく、サイズ(または領域)、電力消費、およびそれと関連付けられる漏洩をかなり減らすことができる。たとえば、X行を伴う検索可能なアレイ構造
320において、ハイブリッド動的-静的エンコーダ構造
310は、物理的なNFETデバイス、PFETデバイス、散在したシリコン論理コンポーネント、および/または、完全に動的なエンコーダ構造
350と実質的に等価な論理遅延を
伴ってインデックスビット342、ヒット検出ビット344、およびマルチヒット検出ビット346(すなわち、完全に動的なエンコーダ構造
350と同じ出力
)を生成するために必要とされる他の適切な回路を収容するために、3個のDAA列
330を有し得る。具体的には、
図3に示される例示的なハイブリッド動的-静的エンコーダ
310において、
列<2>、列<1>、および列<0>はそれぞれ、図4〜図6に示されるハイブリッド動的-静的エンコーダの列410、510、および610に対応し、一方、図4〜図5に示される完全に動的なエンコーダの部分450および550は各々、4個のDAA列(すなわち、2個の符号化されたインデックス列372およびそれに対応する2個のマルチヒット列376)を含み、図6に示される完全に動的なエンコーダの部分650は、8個のDAA列(すなわち、3個の符号化されたインデックス列372、それに対応する3個のマルチヒット列376、および2個のヒット検出列374)を含む。したがって、図4〜図6に示され以下でより完全に説明されるように、ハイブリッド動的-静的エンコーダ310における列<0:2>は、マルチヒット検出出力
346および符号化されたインデックス出力
342を生成するために一緒に使用されてよく、列<0:2>
330は各々、ハイブリッド動的-静的エンコーダ構造
310が全体で3X個の動的プルダウンを有するように
、X個のプルダウンを有し得る。さらに、一実施形態では、ヒット検出出力
344は、列<0:2>
330の1つから導出され得る。したがって、単一の行ヒットは、完全な動的エンコーダ
構造350が8個の大きな動的回路網を評価することを必要とするが、ハイブリッド動的-静的エンコーダ構造
310は、単一の行ヒットに応答して3個の動的回路網を評価するだけでよい。したがって、
完全な動的エンコーダ構造350におけるDAA列370の数に対して、ハイブリッド動的-静的エンコーダ構造310におけるDAA列
330がかなり少数であることにより、ハイブリッド動的-静的エンコーダ構造
310は、完全に動的なエンコーダ構造
350に対する530%の領域の節約(すなわち、3個のDAA列
330で除算された16個のDAA列
370)、完全に動的なエンコーダ構造
310に対する267%の漏洩低減(すなわち、全体で3X個の動的プルダウンで除算された全体で8X個の動的プルダウン)、および、実装形態に特有の動的な節約(たとえば、検索可能なアレイ構造
320、360中の行またはエントリの数に応じた)を実現することができる。
【0034】
1つの例示的な実施形態によれば、
図4〜
図6は、完全に動的なエンコーダに対する、本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダで使用され得る、例示的な検索可能なアレイ構造および関連する比較回路を示す。本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダで使用される設計手法は、任意の適切なサイズを有する検索可能なアレイ構造に適用されてよいことが当業者に了解されるが、
図4〜
図6に示される本明細書でさらに詳細に説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダおよび完全に動的なエンコーダでは、説明を簡単にするために、かつ、様々な構造的特徴およびそれと関連付けられる論理的特徴を説明するために、128エントリのアレイサイズが使用され得る。たとえば、本明細書でさらに詳細に説明されるように、符号化されたインデックス出力、ヒット検出出力、およびマルチヒット検出出力を伴う、128エントリのアレイに対する動的プルダウンの数は、完全に動的なエンコーダにおける1024個の動的プルダウンから、ハイブリッド動的-静的エンコーダにおける384個の動的プルダウンに減らされることが可能であり、動的プルダウン
を収容する列の数は、完全に動的なエンコーダにおける16から、ハイブリッド動的-静的エンコーダにおける
3個まで減らされることが可能であり、単一の行ヒットを評価するために必要とされる動的回路網の数は、完全に動的なエンコーダにおける8個のより大きな回路網から、ハイブリッド動的-静的エンコーダにおける3個のより小さな回路網へと減らされることが可能である。
さらに、当業者には明らかなように、図4〜図6は、示されるハイブリッド動的-静的エンコーダおよび完全に動的なエンコーダの論理的な図示を表し、ここで文字“x”が、NFETトランジスタ、PFETトランジスタ、または他の適切なプルダウンデバイスがDAA列内で位置する論理的位置を表すために図4〜図6において使用され、一方DAA列は、そのようなプルダウンデバイスが位置する物理的レイアウトを指す。
【0035】
たとえば、ここで、
図4を参照すると、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410および完全に動的なエンコーダ
450において使用される128エントリのアレイは、まったく同一の上半分と下半分に分割されてよく(すなわち、上半分と下半分にそれぞれ64行)、これらはその後、最終的な符号化されたインデックス出力、ヒット出力、およびマルチヒット出力を生成するために組み合わされ得る。完全に動的なエンコーダ
450では、エンコーダの各半分は、行が検索鍵といつ一致するかを
(たとえば、行と関連付けられるマッチ線をアサートすることによって)示すために打点された適切な行について、各インデックスビットに対して32個の点
460を有する動的回路網を使用することができる。したがって、完全に動的なエンコーダ
450と関連付けられるアレイ中の特定の行が、その行が検索鍵と一致することを示すために打点されているとき、その打点された行と関連付けられる動的回路網は、その行と関連付けられる7ビットのインデックスを反映するように評価され得る。さらに、各インデックスビットは、対応するインデックスビットの反転を反映するようにアレイ中の様々な行にまたがって打点される、対応するマルチヒット動的回路網を有し得る。たとえば、完全に動的なエンコーダ
450では、マルチヒット動的回路網md_l<3>
456はインデックスビットenc_l<3>
に対する動的回路網452の反転を反映し、マルチヒット動的回路網md_l<4>
458はインデックスビットenc_l<4>
に対する動的回路網454の反転を反映する。したがって、マルチヒットが発生する場合、1つまたは複数のインデックスビットは、それらと関連付けられるインデックス動的回路網
452および/または454と、マルチヒットにフラグをつけるために評価される対応するマルチヒット動的回路網
456および/または458の両方を有する。その上、
図6に示されるように、完全に動的なエンコーダ
650は、各行が打点された
(ミス)ヒット動的回路網を有してよく、ここでヒット動的回路網は、その後負荷を低減するために統合される、2つのそれぞれの動的回路網
657、658に分割され得る。したがって、
図4を再び参照すると、完全に動的なエンコーダ
450は
ビット<4:3>に対して4個のDAA列(すなわち、インデックスビットenc_l<4:3>
と関連付けられるそれぞれの動的回路網452、454に対して2個のDAA列および対応するマルチヒット動的回路網
456、458に対する2個のDAA列)と、それぞれ32個の点
460を有する8個の動的回路網(すなわち、
図4に示される上側の64行
の中の4個のDAA列に対応する4個の動的回路網
452、454、456、458と、下側の64行の中の4個のDAA列に対応する4個の動的回路網(図示されず))と、全体で256個の動的NFETプルダウン(すなわち、各動的回路網において、1つの点ごとに1個の動的プルダウン)とを有し得る。
【0036】
対照的に、
図4〜
図6で示されるハイブリッド動的-静的エンコーダは、完全に動的なエンコーダと関連付けられる、様々なインデックス動的回路網、ヒット動的回路網、およびマルチヒット動的回路網にわたるプルダウン構造の冗長性を有利に利用し、より小さな動的回路網の減らされたセットから、完全に動的なエンコーダと同じ情報を導くための適切な論理を使用することができる。たとえば、
図4に示される完全に動的なエンコーダ
450は、エンコーダの上半分と下半分の各々に、32個のプルダウン
460を伴う4個の動的回路網
452、454、456、458を有するが(すなわち、エンコーダの上半分と下半分の間に全体で256個のNFETプルダウン
460がある)、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410は、エンコーダの上半分と下半分の各々に
16個だけのプルダウン
420を伴うより小さな
4個の動的回路網
412、414、416、418を有する(すなわち、
エンコーダの上半分の中の動的回路網412、414、416、418が各々、8個の点を各々伴う2個の「ビット線」を含み、下半分(図示されず)が同様に、8個の点を伴う2個の「ビット線」を各々含む4個の動的回路網を有し、これによって、図4に示されるハイブリッド動的-静的エンコーダの列は、8個の動的回路網と、上半分と下半分の間に全体で128個のNFETプルダウン
420とを含む)。したがって、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410は、動的プルダウンデバイス
420の総数が完全な動的エンコーダ
450に対して半分に減らされ得るので、かなりの漏洩の減少をもたらすことができ、このことはさらに、かなりの動的な電力低減をもたらすことができる。たとえば、動的プルダウンデバイス
420を駆動する信号は、単一の行が一致するときは2個ではなく1個のプルダウンゲートしか駆動しなくてよいので、プルダウンしてその後の次の段階でプリチャージすべき動的回路網が1つ少なくなり、これによって、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410は、動的プルダウンデバイス
420を駆動する信号がより小さなゲート容量を有するので、動的な電力消費をかなり減らすことができる。さらに、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410は、各動的回路網
412、414、416、418が64行ではなく32行にしかわたらない
2個のビット線を含むので、完全に動的なエンコーダ
450よりも小さな配線容量を有することがあり、
ハイブリッド動的-静的エンコーダ410はさらに、各動的回路網
412、414、416、418が32個の点ではなく
ビット線ごとに8個の点しか有さないので、完全な動的なエンコーダ
450よりも小さな拡散容量を有することがあり、これによって、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410は、完全な動的なエンコーダ
450に対して、かなりの動的な電力の節約をもたらすことができる。またさらに、各行は、ハイブリッド動的-静的エンコーダに
1つの点420しか有さないので、ハイブリッド動的-静的エンコーダでは、示される様々な動的回路網412、414、416、418にまたがる動的プルダウン420のすべてが、完全に動的なエンコーダ450においては各行が複数の動的プルダウンデバイス460を有することが原因で必要とされる4個のDAA列452、454、456、458ではなく、1個のDAA列へと差し挟まれ得る。したがって、ハイブリッド動的-静的エンコーダ410は、動的回路網412、414、416、418と関連付けられるプルダウンデバイス(たとえば、NFETプルダウントランジスタ)420が垂直方向と水平方向のいずれかに揃えられ得るように、行ごとに1つのプルダウンデバイス420を割り当てる構成により、完全に動的なエンコーダ450に対してかなりの物理的領域の節約をもたらすことができる。
【0037】
したがって、
図4に示されるように、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410は、符号化されたインデックスビットenc<4:3>およびマルチヒット検出ビットmd<4:3>を、共通の動的回路網enc_l<4:3>およびmd_l<4:3>から導出することができる。具体的には、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410中の最初の(一番左の)
動的回路網412および3番目の
動的回路網416は、一般に、完全に動的なエンコーダ
450における動的回路網enc_l<3>
452から導出され得る。同様に、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410中の最初の
動的回路網412および2番目の
動的回路網414は、完全に動的なエンコーダ
450における動的回路網enc_l<4>
454から導出されてよく、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410中の2番目の
動的回路網414および4番目の(一番右の)
動的回路網418は、完全に動的なエンコーダ
450における動的回路網md_l<3>
456から導出されてよく、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410中の3番目の
動的回路網416および4番目の
動的回路網418は、完全に動的なエンコーダ
450における動的回路網md_l<4>
458から導出されてよい。したがって、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410では、完全に動的なエンコーダ
450よりもかなり少数の点
420および低い冗長性で、実質的に等価なゲート遅延のカウントを有しながら、同じデータが表現され得る。具体的には、完全に動的なエンコーダ
450は、出力enc3_top
432、enc4_top
434、md3_top
436、およびmd4_top
438を生成するために4個のゲート(すなわち、4個の静的インバータ)
470を有することがあり、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
410も同じ出力を生成するために4個のゲート(すなわち、4個のNANDゲート)を有する
静的回路430を含むことがあり、ここで、上側のエンコーダの64行からの出力および下側のエンコーダの64行からの対応する出力(図示されず)が、完全な128行の結果
(すなわち、図7に示されるような)を得るために適切な
論理ゲートに与えられ得る。
【0038】
ここで
図5を参照すると、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
510は、
図4に示され、符号化されたインデックスビット<4:3>およびマルチヒット検出ビットmd<4:3>を導出するために上でさらに詳細に説明されるような構造と同様の、符号化されたインデックスビット<2:1>およびマルチヒット検出ビットmd<2:1>を導出するための構造を有し得る。より具体的には、
図5に示されるように、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
510中の最初の
動的回路網512および3番目の
動的回路網516は、完全に動的なエンコーダ
550における動的回路網enc_l<1>
552から導出されてよく、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
510中の最初の
動的回路網512および2番目の
動的回路網514は、完全に動的なエンコーダ
550における動的回路網enc_l<2>
554から導出されてよく、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
510中の2番目の
動的回路網514および4番目の
動的回路網518は、完全に動的なエンコーダ
550における動的回路網md_l<1>
556から導出されてよく、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
510中の3番目の
動的回路網516および4番目の
動的回路網518は、完全に動的なエンコーダ
550における動的回路網md_l<2>
558から導出されてよい。したがって、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
510では、完全に動的なエンコーダ
550よりも、かなり少数の点
520および低い冗長性で、実質的に等価なゲート遅延のカウントを有しながら、enc1_top
532、enc2_top
534、md1_top
536、およびmd2_top
538を生成するために必要とされる同じデータが表され
得る(すなわち、ハイブリッド動的-静的エンコーダ510は4個のNANDゲートを伴う静的回路530を使用して信号532〜538を生成し、完全に動的なエンコーダ550は4個の静的インバータ570を使用して同じ信号532〜538を生成する)。ハイブリッド動的-静的エンコーダ510では、上側のエンコーダの64行からの出力および下側のエンコーダの64行からの対応する出力(図示されず)が、出力ビットenc1_top
532、enc2_top
534、md1_top
536、およびmd2_top
538に対応する完全な128行の結果を得るために
(すなわち、図7に示されるように)、適切な
論理ゲートに与えられ得る。さらに、
図5に示されるハイブリッド動的-静的エンコーダ
510は、完全な動的なエンコーダ
550に対して、同様の物理的領域、電力消費、および漏洩電流の低減をもたらすことができる。
【0039】
ここで
図6を参照すると、符号化されたインデックスビット<6,5,0>、マルチヒット検出ビット<6,5,0>、およびミス(またはヒット)ビットを生成するためにハイブリッド動的-静的エンコーダで使用される構造
610はすべて、
16個のプルダウン(または点)を伴う2個のビット線を各々有する4個の動的回路網(すなわち、図6に示される上半分にある2個の動的回路網612、614と下半分にある2個の動的回路網(図示されず))を伴う1つのDAA列610へと組み合わされ得る。対照的に、同じ符号化されたインデックスビット<6,5,0>、マルチヒット検出ビット<6,5,0>、およびミス(またはヒット)ビットを生成するために、完全に動的なエンコーダ
610の上半分は、32個のプルダウン(または点)を各々有する
7個のより大きな動的回路網
652〜658と64個のプルダウン(または点)を有する1個のより大きな動的回路網
651とを伴う8個のDAA列
651〜658を有し、完全に動的なエンコーダ
610の下半分
(図示されず)は同様の構造を有する(すなわち、上半分のmd_l<6>
654はプルダウンを有さず、下半分のmd_l<6>は64個のプルダウンを有し、上半分のenc_l<6>
651は64個のプルダウンを有し、下半分のenc_l<6>はプルダウンを有さない)。したがって、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
610は、完全に動的なエンコーダ
650の上半分と下半分の間の全体で512個のプルダウンに対して、エンコーダの上半分と下半分の間に全体で128個のプルダウンを有する。さらに、上で述べられたように、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
610は、単一の行が一致するときに、完全に動的なエンコーダ
650における4個ではなく、1個の動的回路網を評価するだけでよく、
このことは、各動的回路網が
enc_lごとに64行ではなく32行にしかわたらない(すなわち、配線容量を低減する)ので、かつ、各動的回路網が
enc_lごとに32個の点ではなく16個の点しか有さない(すなわち、拡散容量を低減する)ので、完全に動的なエンコーダ
650に対してかなりの電力の節約をもたらすことができる。同様
に、符号化されたインデックスビット<6,5,0>、マルチヒット検出ビット<6,5,0>、およびミス(ヒット)ビットを
静的回路630を介して生成するため
に使用される128個のプルダウンは
すべて、ハイブリッド動的-静的エンコーダ
610では、完全に動的なエンコーダ
650において必要とされる8個のDAA列
651〜658ではなく、1個のDAA列に差し挟まれることが可能であり、これによりかなりの領域の節約をもたらす。さらに、
図7に示されるように、図6に示される上側のエンコーダの64行からの出力
632、634、636、638、639および下側のエンコーダの64行からの対応する出力(図示されず)が、符号化されたインデックスビット<6,5,0>、マルチヒット検出ビット<6,5,0>、およびミス(ヒット)ビットに対応する完全な128行の結果を得るために、適切な
論理ゲートに与えられ得る。たとえば、符号化されたインデックスビットenc<6>はenc6_top
632に対応してよく、マルチヒット検出ビットmd<6>はenc6_bot(図示されず)に対応してよく、enc6_top
632およびenc6_botはミス(ヒット)ビットを得るために組み合わされてよく、ここでhit=(enc6_top||enc6_bot)である。
ハイブリッド動的-静的エンコーダ610におけるミス(ヒット)ビットを生成するための経路は追加のゲート(および反転)を有し得るが、全体の遅延は完全に動的なエンコーダ650における遅延と同等であり得る。
【0040】
1つの例示的な実施形態によれば、
図7は、ハイブリッド動的-静的エンコーダの上半分および下半分と関連付けられる行を統合して、
最終的な符号化されたインデックス出力ビット712、714、716、718、720、722、724、検索鍵と一致する1つまたは複数のエントリを検索可能なアレイ構造が含むかどうかを表すヒット
出力ビット726、および
検索鍵と一致する複数のエントリを検索可能なアレイ構造が含むかどうかを表すマルチヒット出力
ビット728を導出するための論理
700を示す。たとえば、
図7に示されるように、enc_top<0>およびenc_bot<0>は、enc_l<0>を生成するためにNORゲート
740に与えられてよく、enc_l<0>は次いでインデックス<0>
712を生成するためにインバータ
742に与えられてよく、インデックス<1:5>
714、716、718、720、722は同様の統合論理によって生成されてよい。さらに、enc_top<6>は、enc_l<6>を生成するために第1のインバータ
744に与えられてよく、enc_l<6>は次いで、インデックス<6>
724を生成するために第2のインバータ
746に与えられてよく、enc_top<6>およびenc_bot<6>は、
(ミス)hit_lを生成するためにNORゲート
748に与えられてよく、hit_lは次いで、
ヒット出力ビット726を生成するためにインバータ
750に与えられてよい。multi_hit
出力ビット
728に関しては、enc_top<6>およびenc_bot<6>が第1のNANDゲート
752に与えられてよく、md_top<0:5>およびenc_top<0:5>が
754に示されるような6個のそれぞれのNANDゲートの第1のグループに与えられてよく、md_bot<0:5>およびenc_bot<0:5>が同様に
756に示されるような6個のそれぞれのNANDゲートの第2のグループに与えられてよい。一実施形態では、
754にさらに示されるように、NANDゲートの第1のグループからの出力は次いで、3個の追加のNANDゲートの第3のグループに与えられてよく、NANDゲートの第2のグループからの出力は同様に、
756に示されるような3個の追加のNANDゲートの第4のグループに与えられてよく、NANDゲートの第3のグループからの出力は第1のN
ORゲート
758に与えられてよく、NANDゲートの第4のグループからの出力は第2のNORゲート
760に与えられてよい。したがって、最終的なmulti_hit出力
ビット728を生成するために、第1のNANDゲート
752からの出力、第1のNORゲート
758からの出力、および第2のNORゲート
760からの出力はANDゲート
762に与えられてよく、ANDゲートは最終的なmulti_hit出力
ビット728を出力し得る。
【0041】
一実施形態によれば、
図8は、上でさらに詳細に説明されたハイブリッド動的-静的エンコーダを使用して、アレイ構造中の1つまたは複数のエントリが検索鍵と一致するかどうかを示す1つまたは複数の出力信号を生成するための方法800を示す。説明を簡潔かつ簡単にするために、
図8に示される方法800で使用され得るハイブリッド動的-静的エンコーダと関連付けられるいくつかのコンポーネント、機能、または他の態様に関する様々な詳細は、同じまたは同様の詳細が上ですでに提供されている範囲まで、ここでは省略され得る。
【0042】
一実施形態では、検索可能なアレイ構造中の1つまたは複数のヒットを検出するための方法800は最初に、ブロック810において検索鍵を受信するステップを含んでよく、この検索鍵は次いで、ブロック820において、ハイブリッド動的-静的エンコーダ構造と関連付けられるアレイ構造を検索するために使用され得る。ハイブリッド動的-静的エンコーダ構造は次いで、1つまたは複数のDAA列にまたがって配置された複数の動的回路網の1つの上にそれぞれ打点された1つまたは複数の行が検索鍵と一致するかどうかを示す、1つまたは複数の出力信号を生成することができ、この出力信号はブロック830で組み合わされ得る。一実施形態では、複数の動的回路網で生成される組み合わされた出力信号は、アレイ構造中の1つまたは複数の行が検索鍵と一致するかどうかを判定するために、ブロック840において分析され得る。したがって、アレイ構造中の行が検索鍵と一致する場合、一致する行を一意に特定する符号化されたインデックス出力信号(たとえば、検索可能なアレイ構造中のエントリに対応する、一致する行と関連付けられるアドレス)がブロック850で生成され得る。さらに、一実施形態では、符号化されたインデックス出力信号は、1つの行だけが検索鍵と一致する場合、検索可能なアレイ構造中のエントリを表すことだけに有効であり得る。一実施形態では、ヒット検出出力信号および/またはマルチヒット検出出力信号が、ブロック860において任意選択で生成され得る。たとえば、ヒット検出出力信号およびマルチヒット検出出力信号は、アレイ構造中の複数の行が検索鍵と一致する場合、(たとえば、論理ハイへ)アサートされ得る。別の例では、アレイ構造中の1つの行だけが検索鍵と一致する場合、ヒット検出出力信号は(たとえば、論理ハイへ)アサートされてよく、マルチヒット検出出力信号は(たとえば、論理ローへ)ネゲートされてよい。さらに別の例では、ヒット検出出力信号およびマルチヒット検出出力信号は、アレイ構造が検索鍵と一致する行を有さない場合、(たとえば、論理ローへ)ネゲートされ得る。
【0043】
一実施形態によれば、
図9は、本明細書で説明される、任意選択のヒット検出および/またはマルチヒット検出を伴うハイブリッド動的-静的エンコーダを実装することができるメモリアーキテクチャを伴うワイヤレス通信デバイス900に対応し得る、例示的なブロック図を示す。送信経路上で、エンコーダ922は、基地局、Node B、またはアクセスポイントへワイヤレス通信デバイス900によって送信されるべき、データおよびシグナリングを受信することができる。エンコーダ922は、適切なコーディング方式に従って、データおよびシグナリングを処理(たとえば、フォーマット、符号化、およびインターリーブ)することができる。変調器(Mod)924はさらに、符号化されたデータおよびシグナリングを処理(たとえば、変調およびスクランブリング)して、出力チップを生成することができる。一般に、エンコーダ922および変調器924による処理は、データの送信先のワイヤレスネットワークの無線技術(たとえば、IEEE 802.11、1x、1xEV-DO、UMTS、またはGSM)によって決定され得る。一実施形態では、送信機(TMTR)932は、出力チップを調整(たとえば、アナログに変換、フィルタリング、増幅、および周波数アップコンバート)して、高周波(RF)信号を生成することができ、RF信号は、アンテナ934を介してワイヤレスネットワークを通じて、基地局、Node B、またはアクセスポイントに送信され得る。
【0044】
一実施形態では、受信経路上で、アンテナ934は、基地局、Node B、および/またはアクセスポイントによって送信されるRF信号を受信することができる。受信機(RCVR)936は、アンテナ934から受信されたRF信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、周波数ダウンコンバート、およびデジタル化)し、サンプルを提供することができる。復調器(Demod)926は、サンプルを処理(たとえば、デスクランブリングおよび復調)し、シンボル推定値を提供することができる。デコーダ928は、シンボル推定値を処理(たとえば、デインタリーブおよび復号)し、復号されたデータおよびシグナリングを提供することができる。一般に、復調器926およびデコーダ928による処理は、基地局、Node B、および/またはアクセスポイントにおいて変調器およびエンコーダによって実行される処理と相補的であり得る。さらに、一実施形態では、エンコーダ922、変調器924、復調器926、およびデコーダ928は、モデムプロセッサ920によって実装され得る。
図9は、簡単のために各処理ユニットの一例を示すが、一般に、ワイヤレス通信デバイス900によってサポートされる様々な無線技術のために、1つまたは複数のモデムプロセッサ、送信機、受信機、コントローラ、およびメモリであり得る。
【0045】
一実施形態では、コントローラ/プロセッサ940は、ワイヤレス通信デバイス900における様々な処理ユニットの動作を指示することができる。たとえば、一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス900内のコントローラ/プロセッサ940および/または他の処理ユニットは、
図3〜
図8を参照して上で説明された、任意選択のヒット検出および/またはマルチヒット検出を伴うハイブリッド動的-静的エンコーダを利用するために、様々な機能を実装することができる。コントローラ/プロセッサ940はまた、本明細書で説明される任意の他の適切な処理または機能を実装または指示することができる。一実施形態では、メモリ942は、ワイヤレス通信デバイス900のためのプログラムコードおよびデータを記憶することができる。メモリ942はまた、1つまたは複数の検索可能なアレイ構造、エンコーダ回路、仮想メモリアドレスと物理メモリアドレスのマッピング、または、本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダ、ワイヤレス通信デバイス900と関連付けられるアプリケーション、および/もしくはワイヤレス通信デバイス900で使用される無線技術と関連付けられる特徴および機能をサポートすることができる任意の他の適切なデータもしくは情報を記憶することができる。
【0046】
上記は、本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダを実装することができるメモリアーキテクチャを伴うワイヤレス通信デバイス900を説明するが、ハイブリッド動的-静的エンコーダは、検索鍵を一般に表す複数の電気信号を受信し、ハイブリッド動的-静的エンコーダを使用して、1つまたは複数のエントリと関連付けられるアレイ構造中の1つまたは複数のエントリが検索鍵と一致するかどうかを検出し、アレイ構造中の少なくともエントリが検索鍵と一致するかどうかを示すためのバイナリヒット検出出力を生成し、アレイ構造中の少なくとも2つのエントリが検索鍵と一致するかどうかを示すためのバイナリマルチヒット検出出力を生成し、かつ/または、検索鍵と一致するアレイ構造中の任意のエントリを特定するための固有のインデックス番号を生成できる、ワイヤレス通信デバイス900と関連付けられる任意の適切なコンポーネント、または、任意の他の適切な電子デバイス、回路、もしくは他のコンポーネント中で利用され、または別様に実装され得ることを、当業者は理解するだろう。
【0047】
一実施形態では、
図10は、本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダを実装することができるメモリアーキテクチャを伴う1つまたは複数の通信デバイスを含む、例示的な通信システム1000を示す。説明のために、
図10は、3つの通信デバイス1020、1030、および1050と、2つの基地局1040とを示す。本明細書で説明される例示的な実施形態による他のワイヤレス通信システムは、本明細書で説明される例示的な実施形態の範囲または趣旨から逸脱することなく、より多数または少数の通信デバイスおよび/または基地局を有し得ることを、当業者は認識するだろう。一実施形態では、通信デバイス1020、1030、および1050は、それぞれの半導体デバイス1025、1035、および1055を含んでよく、通信デバイス1020、1030、および1050、ならびに/または、それらとそれぞれ関連付けられる半導体デバイス1025、1035、および1055は、本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダが実装され得るデバイスを含み得る。一実施形態では、
図10に示されるように、1つまたは複数の順方向リンク信号1080は、基地局1040から通信デバイス1020、1030、および1050にデータを通信するために使用されてよく、1つまたは複数の逆方向リンク信号1090は、通信デバイス1020、1030、および1050から基地局1040にデータを通信するために使用されてよい。
【0048】
図10に示される例示的な実施形態では、通信デバイス1020は携帯電話を含んでよく、通信デバイス1030はポータブルコンピュータを含んでよく、通信デバイス1050はワイヤレスローカルループシステム中の固定位置の遠隔ユニット(たとえば、メーター読取り機器)を含んでよい。しかしながら、様々な実施形態において、通信デバイス1020、1030、および1050は、携帯電話、ハンドヘルド個人用通信システムユニット、ポータブルデータユニット、携帯情報端末、ナビゲーションデバイス(たとえば、GPS対応デバイスまたは位置認識デバイス)、セットトップボックス、音楽プレーヤー、ビデオプレーヤー、娯楽ユニット、固定位置のデータユニット、または、データおよび/もしくはコンピュータ実行可能命令を適切に記憶し、取り出し、通信し、または別様に処理できる、任意の他のデバイスまたはデバイスの組合せを含み得る。
図10は、本開示の教示による通信デバイス1020、1030、および1050を示すが、本開示は、例示的な示された通信デバイス1020、1030、および1050に限定されるべきではないことを当業者は理解するだろう。したがって、様々な実施形態は、試験および特徴付けのためのメモリおよびオンチップ回路を含む能動的な集積回路を有する、任意の適切なデバイス内で適切に利用され、または別様に実装され得る。
【0049】
情報および信号は種々の異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解するだろう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の適切な組合せによって表され得る。
【0050】
さらに、多くの実施形態が、論理ブロック、モジュール、回路、アルゴリズム、ステップ、および動作のシーケンスに関して説明されることがあり、これらは、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブル論理デバイス、個別のゲート、トランジスタ論理、個別のハードウェアコンポーネント、コンピューティングデバイスと関連付けられる要素、または、本明細書で説明される機能を実行もしくは別様に制御するように設計されるそれらの任意の適切な組合せによって、実行または別様に制御され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0051】
さらに、本明細書で開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、アルゴリズム、およびステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの任意の適切な組合せとして実装され得ることを、当業者は理解するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、アルゴリズム、およびステップが、それらの一般的な機能に関して上で説明されている。そのような機能がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、具体的な用途および設計の制約に依存し、当業者は、各々の具体的な用途に適合するように、説明された機能を様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲または趣旨からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。加えて、本明細書で説明された様々な論理ブロック、モジュール、回路、アルゴリズム、ステップ、および動作のシーケンスは、実行時に、関連するプロセッサに本明細書で説明された機能を実行させるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形式のコンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現化されるものと見なされ得る。したがって、本明細書で開示される様々な態様および実施形態は、特許請求される主題の範囲または趣旨の中にすべて入ることが企図されている、いくつかの異なる形式で具現化され得る。加えて、本明細書で説明される実施形態ごとに、任意のそのような実施形態の対応する形式は、本明細書では、たとえば、説明された動作を実行する「ように構成された論理」として説明され得る。
【0052】
本明細書で開示された実施形態に関連して説明された方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはそれらの任意の適切な組合せで直接具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、メモリコントローラ、DDRメモリ、RAM、フラッシュメモリ、ROM、電気的プログラム可能ROMメモリ(EPROM)、電気的消去プログラム可能ROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または、当技術分野で知られている任意の他の記憶媒体もしくは今後開発され得る記憶媒体に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替形態において、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末または他のコンピューティングデバイス中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末または他のコンピューティングデバイス中に個別コンポーネントとして存在し得る。
【0053】
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される制御機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。機能は、ソフトウェアで実装される場合、1つもしくは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送あるいは記憶するために使用され、コンピュータによってアクセスされ得る媒体を含み得る。また、当然、あらゆる接続がコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を用いて、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)はレーザーで光学的にデータを再生する。上の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0054】
上記は、本明細書で開示される任意選択のヒット検出および/またはマルチヒット検出を伴うハイブリッド動的-静的エンコーダの例示的な実施形態を示すが、様々な変更および修正が、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本開示の範囲または趣旨から逸脱することなく、本明細書において行われ得ることを、当業者は理解するだろう。たとえば、本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダは、検索鍵を一般に表す複数の電気信号を受信し、ハイブリッド動的-静的エンコーダを使用して、1つまたは複数のエントリと関連付けられるアレイ構造中の1つまたは複数のエントリが検索鍵と一致するかどうかを検出し、アレイ構造中の少なくともエントリが検索鍵と一致するかどうかを示すためのバイナリヒット検出出力を生成し、アレイ構造中の少なくとも2つのエントリが検索鍵と一致するかどうかを示すためのバイナリマルチヒット検出出力を生成し、かつ/または、検索鍵と一致するアレイ構造中の任意のエントリを特定するための固有のインデックス番号を生成できる、任意の適切な電子デバイス、回路、または他のコンポーネント中で利用され、または別様に実装され得ることを、当業者は理解するだろう。さらに、本明細書で開示される実施形態による機能、ステップ、動作、および/または方法クレームの活動は、任意の特定の順序で実行される必要はなく、本明細書で開示される態様および実施形態の要素は単数形で説明または請求され得るが、単数への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が考慮される。
本明細書で説明されるハイブリッド動的-静的エンコーダは、動的回路網を戦略的に区分する、動的かつ静的な構造的な設計特徴と論理的な設計特徴を組み合わせて、冗長性を実質的に除去し、これによって、等価な論理遅延を伴いながら、完全に動的なエンコーダに対する領域、電力、および漏洩の低減をもたらすことができる。たとえば、ハイブリッド動的-静的エンコーダは、まったく同一の上半分と下半分を含んでよく、これらは、最終的な符号化されたインデックス出力、ヒット出力、およびマルチヒット出力を生成するために組み合わされ得る。エンコーダの各半分は、打点された検索鍵と一致する行を伴う各インデックスビットに対する動的回路網を使用することができる。ある行が、その行が検索鍵と一致することを示すために打点されている場合、その行と関連付けられる動的回路網は、その行と関連付けられるインデックスを反映するように評価され得る。したがって、ハイブリッド動的-静的エンコーダは、インデックス動的回路網、ヒット動的回路網、およびマルチヒット動的回路網にまたがる冗長なプルダウン構造を利用する、より小さな動的回路網の縮小されたセットを有し得る。