特許第5905770号(P5905770)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5905770
(24)【登録日】2016年3月25日
(45)【発行日】2016年4月20日
(54)【発明の名称】画像処理プログラム及び画像処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20160407BHJP
   B41J 21/00 20060101ALI20160407BHJP
【FI】
   G06F3/12 343
   G06F3/12 344
   G06F3/12 308
   G06F3/12 319
   B41J21/00 Z
【請求項の数】4
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-109584(P2012-109584)
(22)【出願日】2012年5月11日
(65)【公開番号】特開2013-238906(P2013-238906A)
(43)【公開日】2013年11月28日
【審査請求日】2015年3月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000250502
【氏名又は名称】理想科学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(72)【発明者】
【氏名】秋山 敏男
【審査官】 塩澤 如正
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−188928(JP,A)
【文献】 特開2006−18748(JP,A)
【文献】 特開2008−210136(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/09 − G06F 3/12
B41J 5/00 − B41J 5/52
B41J 21/00 − B41J 21/18
B41J 29/00 − B41J 29/70
H04N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
画像データに基づいて、印刷されるページに白紙ページが含まれるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記白紙ページが含まれると判定された場合に、前記画像データから前記白紙ページを削除して各ページの印刷順を決定する印刷順決定ステップと、
識別コードを示す特定画像データを、前記印刷順決定ステップにより決定された印刷順で前記画像データに組み合わせて印刷するための特定画像情報を生成する特定画像情報生成ステップと、
前記画像データ、前記画像データのページ数、前記白紙ページのページ数、前記特定画像情報、及び前記特定画像データに基づいて、前記白紙ページに前記特定画像データを印刷しないように、前記画像データに前記特定画像データを組み合わせた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
【請求項2】
前記印刷データ生成ステップは、
前記判定ステップにより前記白紙ページが含まれると判定された場合に、前記画像データのページ数から前記白紙ページのページ数を減算したページ数の前記画像データに、前記特定画像データを組み合わせた印刷データを生成する
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理プログラム。
【請求項3】
画像データに基づいて、印刷されるページに白紙ページが含まれるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記白紙ページが含まれると判定された場合に、前記画像データから前記白紙ページを削除して各ページの印刷順を決定する印刷順決定ステップと、
識別コードを示す特定画像データを、前記印刷順決定ステップにより決定された印刷順で前記画像データに組み合わせて印刷するための特定画像情報を生成する特定画像情報生成ステップと、
前記画像データ、前記画像データのページ数、前記白紙ページのページ数、前記特定画像情報、及び前記特定画像データに基づいて、前記白紙ページに前記特定画像データを印刷しないように、前記画像データに前記特定画像データを組み合わせた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。
【請求項4】
前記印刷データ生成ステップは、
前記判定ステップにより前記白紙ページが含まれると判定された場合に、前記画像データのページ数から前記白紙ページのページ数を減算したページ数の前記画像データに、前記特定画像データを組み合わせた印刷データを生成する
ことを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定画像データの画像処理を適切に行う画像処理プログラム及び画像処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、印刷装置において、印刷すべき画像が存在しないページがあった場合に、白紙が出力されるという無駄を省くために、印刷するべき画像が存在しないページを出力しない、いわゆる白紙節約機能がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、例えばバーコードに代表される、黒線及び白線の組合せによる縞模様により数値や文字等の識別コードを示す特定画像データを、画像データに組み合わせて印刷する印刷装置もある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−18748号公報
【特許文献2】特開2008−210136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の白紙節約機能を用いながら、特許文献2に記載の技術を用いてバーコード(特定画像データ)を印刷した場合、バーコードを印刷すべきページに適切に印刷することが困難であった。具体的には、白紙節約機能により印刷するべき画像データに基づいて、バーコードが設定され、この設定情報と元の画像データに基づいて印刷するので、画像データのページとバーコードを印刷すべきページとが異なる場合があった。
【0006】
例えば、画像データが氏名毎に作成された5枚1組の帳票データである場合について、例を挙げて説明する。
【0007】
図7は、従来技術の課題を説明した図である。
【0008】
図7に示すように、画像データ301は、加入者W,X,Y,Z毎に全5枚1組とされた帳票データであり、それぞれ加入者W,X,Y,Zに対応して画像データ301w,301x,301y,301zを有しているとする。
【0009】
画像データ301wの1ページ目に「A」、2ページ目に「B」、4ページ目に「C」、5ページ目に「D」の画像が配置されている。また、3ページ目には、画像が配置されていないので、3ページ目が、白紙ページとなる。画像データ301は、帳票データであるので、画像データ301w,301x,301y,301zの1〜5ページは、それぞれ同一のフォームであり、3ページ目は白紙ページとなっている。ただし、画像データ301は、加入者W,X,Y,Z毎に生成されるので、A〜Dのデータ自体は、それぞれ異なっている。
【0010】
このように、帳票データは同一のフォームであるので、いずれか1つの帳票データ(例えば、画像データ301w)に対して、白紙節約機能により白抜き処理が実行されると、3ページ目が削除された白抜き処理された白抜き済み画像データ302が生成される。
【0011】
白抜き済み画像データ302は、1ページ目に「A」、2ページ目に「B」、3ページ目に「C」、4ページ目に「D」の画像が配置された全4枚の、拡張子がprnであるPRNファイルである。
【0012】
そして、印刷装置は、白抜き済み画像データ302に基づいて、バーコード設定画面306を表示させ、バーコードの位置が決定されると、バーコード情報303(CSVファイル)を生成する。このバーコード情報303には、バーコード画像が配置されたページ番号毎に、バーコード画像の位置座標等が含まれている。
【0013】
印刷装置は、画像データ301、バーコード情報303、及びバーコード画像304に基づいて、画像データ301にバーコード画像304を組み合わせて印刷する。
【0014】
このとき、印刷前画像データ307に示すように、白紙である3枚目にもバーコードが設定される。
【0015】
しかし、画像データ301は、5枚1組の帳票データで3枚目が白紙であるので、生成される印刷データ305は、白紙設定機能により3枚目の画像データが削除されたものとなる。よって、図7に示すように印刷データ305は、1ページ目に「A」と1枚目のバーコードが印刷され、2ページ目に「B」と2枚目のバーコードが印刷され、3ページ目に「C」と4枚目のバーコードが印刷され、4ページ目に「D」の画像のみが印刷される。
【0016】
このように、従来技術の印刷装置では、画像データである帳票データのページと、特定画像データであるバーコードのページとが異なる場合があった。
【0017】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像データに適切に特定画像データを組み合わせて印刷させる画像処理プログラム及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理プログラムの第1の特徴は、コンピュータに、画像データに基づいて、印刷されるページに白紙ページが含まれるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記白紙ページが含まれると判定された場合に、前記画像データから前記白紙ページを省略して各ページの印刷順を決定する印刷順決定ステップと、識別コードを示す特定画像データを、前記印刷順決定ステップにより決定された印刷順で前記画像データに組み合わせて印刷するための特定画像情報を生成する特定画像情報生成ステップと、前記画像データ、前記画像データのページ数、前記白紙ページのページ数、前記特定画像情報、及び前記特定画像データに基づいて、前記白紙ページに前記特定画像データを印刷しないように、前記画像データに前記特定画像データを組み合わせた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、を実行させることにある。
【0019】
本発明に係る画像処理プログラムの第2の特徴は、前記印刷データ生成ステップは、前記判定ステップにより前記白紙ページが含まれると判定された場合に、前記画像データのページ数から前記白紙ページのページ数を減算したページ数の前記画像データに、前記特定画像データを組み合わせた印刷データを生成することにある。
【0020】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理方法の第1の特徴は、画像データに基づいて、印刷されるページに白紙ページが含まれるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記白紙ページが含まれると判定された場合に、前記画像データから前記白紙ページを省略して各ページの印刷順を決定する印刷順決定ステップと、識別コードを示す特定画像データを、前記印刷順決定ステップにより決定された印刷順で前記画像データに組み合わせて印刷するための特定画像情報を生成する特定画像情報生成ステップと、前記画像データ、前記画像データのページ数、前記白紙ページのページ数、前記特定画像情報、及び前記特定画像データに基づいて、前記白紙ページに前記特定画像データを印刷しないように、前記画像データに前記特定画像データを組み合わせた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、を有することにある。
【0021】
本発明に係る画像処理方法の第2の特徴は、前記印刷データ生成ステップは、前記判定ステップにより前記白紙ページが含まれると判定された場合に、前記画像データのページ数から前記白紙ページのページ数を減算したページ数の前記画像データに、前記特定画像データを組み合わせた印刷データを生成することにある。
【発明の効果】
【0022】
本発明に係る画像処理プログラムの第1の特徴によれば、コンピュータに、画像データ、画像データのページ数、白紙ページのページ数、特定画像情報、及び特定画像データに基づいて、白紙ページに特定画像データを印刷しないように、画像データに特定画像データを組み合わせた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、を実行させるので、画像データのページ数と、特定画像データのページ数にずれを生じさせることなく、画像データに適切に特定画像データを組み合わせて、印刷させることができる。
【0023】
本発明に係る画像処理プログラムの第2の特徴によれば、印刷データ生成ステップは、判定ステップにより白紙ページが含まれると判定された場合に、画像データのページ数から白紙ページのページ数を減算したページ数の画像データに、特定画像データを組み合わせた印刷データを生成するので、簡易な計算処理で、適切に画像データに特定画像データを組み合わせて印刷させることができる。
【0024】
本発明に係る画像処理方法の第1の特徴によれば、画像データ、画像データのページ数、白紙ページのページ数、特定画像情報、及び特定画像データに基づいて、白紙ページに特定画像データを印刷しないように、画像データに特定画像データを組み合わせた印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、を実行させるので、画像データのページ数と、特定画像データのページ数にずれを生じさせることなく、画像データに適切に特定画像データを組み合わせて印刷させることができる。
【0025】
本発明に係る画像処理方法の第2の特徴によれば、印刷データ生成ステップは、判定ステップにより白紙ページが含まれると判定された場合に、画像データのページ数から白紙ページのページ数を減算したページ数の画像データに、特定画像データを組み合わせた印刷データを生成するので、簡易な計算処理で、適切に画像データに特定画像データを組み合わせて印刷させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態である画像形成システムの構成を示した構成図である。
図2】本発明の一実施形態である画像形成システムによる出力ファイル生成処理の処理手順を示したフローチャートである。
図3】本発明の一実施形態である画像形成システムによるバーコード情報生成処理の処理手順を示したフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態である画像形成システムの入出力装置が表示するバーコード設定画面の一例を示した図である。
図5】本発明の一実施形態である画像形成システムによる印刷データ生成処理の処理手順を示したフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態である画像形成システムによる出力ファイル生成処理と、バーコード情報生成処理と、印刷データ生成処理とを模式的に示した図である。
図7】従来技術の課題を説明した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0028】
本発明の一実施形態では、所定の印刷媒体に印刷を行うインクジェット印刷装置と接続され、印刷データなどの各種信号をインクジェット印刷装置へ送信する端末を例に挙げて説明する。
【0029】
<画像形成システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態である画像形成システムの構成を示した構成図である。
【0030】
図1に示すように、画像形成システム10は、コンピュータで構成される印刷データ生成装置1と、画像の読み取りや、印刷データ生成装置1から供給される印刷データに基づいて印刷を行うインクジェット印刷装置2とを備えている。
【0031】
インクジェット印刷装置2は、入出力インタフェース部21と、印刷制御部24と、印刷部25とを備えている。
【0032】
入出力インタフェース部21は、印刷データ生成装置1と接続するための接続インタフェースであり、印刷データなどの各種信号を受信したり、インクジェット印刷装置2の状態を印刷データ生成装置1へ送信したりする。
【0033】
印刷制御部24は、利用者の操作に基づいて生成された印刷データ又は印刷データ生成装置1から供給された印刷データに基づいて、印刷部25に印刷させる。
【0034】
印刷部25は、印刷制御部24からの制御信号に基づいて、インクジェットヘッド(図示しない)からシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の合計4色のインクを吐出することにより、所定の寸法に切断された印刷媒体に対してカラー印刷を行う。
【0035】
操作部22は、表示/入力パネル(図示しない)と、読み取りや印刷等を開始させるためのスタートキー、読み取りや印刷等を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、利用者操作に基づく操作信号を入出力インタフェース部21に供給する。
【0036】
操作部22の表示/入力パネルは、前面に配置された感圧式あるいは静電式の透明なタッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置され、各種表示画面を表示する液晶表示パネル(いずれも図示せず)とを有している。利用者は、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などで直接触れることで、表示画面上に表示された各種ボタンの押下操作を行うことができる。
【0037】
印刷データ生成装置1は、入出力インタフェース部11と、判定部12と、印刷順決定部13と、記憶部14と、特定画像情報生成部15と、印刷データ生成部16とを備えている。
【0038】
入出力インタフェース部11は、インクジェット印刷装置2と接続するための接続インタフェースであり、印刷データなどの各種信号を送信したり、インクジェット印刷装置2の状態を印刷データ生成装置1へ受信したりする。
【0039】
判定部12は、印刷すべき画像データに基づいて、印刷されるページに白紙ページが含まれるか否かを判定する。
【0040】
印刷順決定部13は、判定部12により白紙ページが含まれると判定された場合に、画像データから白紙ページを省略して各ページの印刷順を決定する。
【0041】
特定画像情報生成部15は、識別コードを示すバーコード画像を、印刷順決定部13により決定された印刷順で画像データに組み合わせて印刷するためのバーコード情報を生成する。
【0042】
印刷データ生成部16は、画像データ、画像データのページ数、白紙ページのページ数、バーコード情報、及びバーコード画像に基づいて、白紙ページにバーコード画像を印刷しないように、画像データにバーコード画像を組み合わせた印刷データを生成する。具体的には、印刷データ生成部16は、判定部12により白紙ページが含まれると判定された場合に、画像データのページ数から白紙ページのページ数を減算したページ数の画像データに、バーコード画像を組み合わせた印刷データを生成する。
【0043】
記憶部14は、例えば、ハードディスク等で構成され、画像処理プログラム、画像データ、バーコード画像(特定画像データ)、バーコード情報(特定画像情報)等を記憶する。記憶部14から画像処理プログラムが読み出され、実行されることにより、上述した判定部12と、印刷順決定部13と、特定画像情報生成部15と、印刷データ生成部16とが、印刷データ生成装置1に実装される。
【0044】
即ち、画像処理プログラムが実行されることにより、判定部12による判定ステップと、印刷順決定部13による印刷順決定ステップと、特定画像情報生成部15による印刷順決定ステップと、印刷データ生成部16による印刷データ生成ステップとが実行される。
【0045】
<画像形成システム10の作用>
本発明の一実施形態である画像形成システム10は、主に出力ファイル生成処理と、バーコード情報生成処理と、印刷データ生成処理とを実行する。そのため、各々の処理について以下に詳細に説明する。
【0046】
≪出力ファイル生成処理≫
本発明の一実施形態である画像形成システム10の出力ファイル生成処理について説明する。
【0047】
図2は、本発明の一実施形態である画像形成システム10による出力ファイル生成処理の処理手順を示したフローチャートである。
【0048】
図2に示すように、判定部12は、白抜き処理が要求されたか否かを判定する(ステップS101)。具体的には、判定部12は、利用者の操作により入出力装置3から、白抜き処理を要求する操作信号が供給されたか否かを判定する。
【0049】
ステップS101において、白抜き処理が要求されたと判定された場合、判定部12は、カウンタnの値に、初期値として“1”を代入する(ステップS103)。
【0050】
次に、判定部12は、供給された印刷ジョブに基づいて、nページ目が白紙か否かを判定する(ステップS105)。
【0051】
ステップS105において、nページ目が白紙であると判定された場合(YESの場合)、印刷順決定部13は、白抜き処理を実行する(ステップS107)。具体的には、印刷ジョブに基づいて、画像データから白紙ページを削除する。
【0052】
次に、判定部12は、印刷ジョブに含まれる画像データが最終ページか否かを判定する(ステップS109)。
【0053】
ステップS109において、最終ページであると判定された場合(YESの場合)、印刷順決定部13は、出力ファイルとして、拡張子がprnであるPRNファイルを生成し、記憶部14に記憶させる(ステップS111)。
【0054】
このようにして、印刷順決定部13は、判定部12により印刷ジョブに含まれる画像データに白紙ページが含まれると判定された場合に、画像データから白紙ページを削除して各ページの印刷順を決定する。
【0055】
≪バーコード情報生成処理≫
本発明の一実施形態である画像形成システム10のバーコード情報生成処理について説明する。
【0056】
図3は、本発明の一実施形態である画像形成システム10によるバーコード情報生成処理の処理手順を示したフローチャートである。
【0057】
図3に示すように、特定画像情報生成部15は、バーコード設定が要求されたか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、入出力装置3から、画像データにバーコード画像を組み込むバーコード設定を要求する操作がなされたか否かを判定する。
【0058】
ステップS203において、バーコード設定が要求されたと判定された場合(YESの場合)、特定画像情報生成部15は、記憶部14に記憶させたPRNファイルを読み出す(ステップS203)。
【0059】
そして、特定画像情報生成部15は、入出力装置3にバーコード設定画面を表示させる(ステップS205)。
【0060】
図4は、本発明の一実施形態である画像形成システム10の入出力装置3が表示するバーコード設定画面の一例を示した図である。
【0061】
図4に示すように、バーコード設定画面は、画像データ選択画面101と、バーコード位置決め画面102とを領域分割して有している。
【0062】
画像データ選択画面101には、読み出したPRNファイルに基づいて、白抜き処理された、即ち白紙ページが省略された画像データ(以下、白抜き済み画像データという)を先頭のページから順に表示されている。ユーザの操作により画像データ選択画面101に表示された白抜き済み画像データからいずれか1つが選択される操作がなされると、特定画像情報生成部15は、選択された白抜き済み画像データをバーコード位置決め画面102に表示させる。
【0063】
バーコード位置決め画面102には、選択された白抜き済み画像データが表示される。この例では、白抜き済み画像データが加入者名毎に1組となった帳票データであり、例えば、加入者名111、及び金額112が表示されている。
【0064】
そして、バーコード位置決め画面102上において、例えば、ユーザのドラッグ&ドロップ等により白抜き済み画像データにバーコード110を組み合わせる操作がなされると、このバーコード画像の縦横の大きさ、配置された位置座標、及び配置されたページ番号が決定する。
【0065】
図3に戻り、特定画像情報生成部15は、バーコード画像の位置が決定されたか否かを判定する(ステップS207)。
【0066】
そして、特定画像情報生成部15は、バーコード情報を生成する(ステップS209)。具体的には、特定画像情報生成部15は、画像データにバーコード画像を組み合わせたときの、バーコード画像が配置されたページ番号と、バーコード画像の縦横の大きさと、配置された位置座標とを関連づけて、バーコード情報として生成し、記憶部14に記憶する。ここでは、特定画像情報生成部15は、バーコード情報を、CSV(Comma Separated Values)ファイルとして記憶部14に記憶する。
【0067】
これにより、特定画像情報生成部15は、白紙ページが削除された画像データの各ページ毎に、バーコード画像を組み合わせるために必要な情報をバーコード情報として生成することができる。
【0068】
≪印刷データ生成処理≫
本発明の一実施形態である画像形成システム10の印刷データ生成処理について説明する。
【0069】
図5は、本発明の一実施形態である画像形成システム10による印刷データ生成処理の処理手順を示したフローチャートである。なお、この印刷データ生成処理は、加入者名毎、即ち、帳票データの組毎に実行される。
【0070】
図5に示すように、印刷データ生成部16は、印刷が要求されたか否かを判定する(ステップS301)。具体的には、印刷データ生成部16は、利用者の操作により入出力装置3から、印刷処理を要求する操作信号が供給されたか否かを判定する。
【0071】
ステップS301において、印刷が要求されたと判定された場合(YESの場合)、印刷データ生成部16は、記憶部14から画像データを読み込む(ステップS303)と共に、バーコード画像を読み込む(ステップS305)。
【0072】
次に、印刷データ生成部16は、ページ変数mに初期値として“1”を代入し、白紙ページ変数kに、“0”を代入する(ステップS307)。
【0073】
そして、印刷データ生成部16は、画像データのmページ目が白紙か否かを判定する(ステップS309)。
【0074】
ステップS309において、mページ目が白紙であると判定された場合(YESの場合)、印刷データ生成部16は、ページ変数mに“1”だけ加算し、白紙ページ変数kに、“1”だけ加算する(ステップS311)。
【0075】
一方、ステップS309において、mページ目が白紙ではないと判定された場合(NOの場合)、印刷データ生成部16は、印刷データ生成部16は、ページ変数mに“1”だけ加算する(ステップS313)。
【0076】
次に、印刷データ生成部16は、画像処理を実行する(ステップS315)。具体的には、印刷データ生成部16は、RGBデータである画像データを、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の合計4色のインクを有するインクジェットヘッドからそれぞれ色のインクを吐出できるように、CMYKデータに変換する。
【0077】
次に、印刷データ生成部16は、記憶部14から、(m−k)ページ目のバーコード情報を取得する(ステップS317)。具体的には、印刷データ生成部16は、バーコード情報として、(m−k)ページ目に一致するページ番号に関連づけられたバーコードの縦横の大きさ、配置された位置座標を取得する。
【0078】
そして、印刷データ生成部16は、バーコード処理を実行する(ステップS319)。具体的には、印刷データ生成部16は、組み合わせるバーコード画像を印刷する領域に対応するCNYKデータを、バーコード画像が適切に印刷されるように補正する。例えば、印刷データ生成部16は、バーコード画像のにじみを低下させるために、CNYKデータのうち、Kデータの値のドロップ数を低下させる。
【0079】
次に、印刷データ生成部16は、印刷データを生成する(ステップS312)。具体的には、印刷データ生成部16は、(m−k)ページ目の画像データに、バーコード処理されたバーコード画像を組み合わせることにより、印刷データを生成する。
【0080】
そして、印刷データ生成部16は、入出力インタフェース部11を介して、生成された印刷データをインクジェット印刷装置2に送信する(ステップS323)。これにより、インクジェット印刷装置2は、印刷データ生成装置1から送信された印刷データに基づいて、インクジェットヘッドからシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の合計4色のインクを吐出することにより、所定の寸法に切断された印刷媒体に対してカラー印刷を行う。
【0081】
次に、印刷データ生成部16は、画像データのページが最終ページであると判定した場合(YESの場合)、処理を終了する(ステップS325)。
【0082】
図6は、本発明の一実施形態である画像形成システム10による出力ファイル生成処理と、バーコード情報生成処理と、印刷データ生成処理とを模式的に示した図である。
【0083】
図6に示すように、画像データ201は、加入者W,X,Y,Z毎に全5枚1組とされた帳票データであり、それぞれ加入者W,X,Y,Zに対応して画像データ201w,201x,201y,201zを有している。
【0084】
画像データ201wの1ページ目に「A」、2ページ目に「B」、4ページ目に「C」、5ページ目に「D」の画像が配置されている。また、3ページ目には、画像が配置されていないので、3ページ目が、白紙ページとなる。画像データ201は、帳票データであるので、画像データ201w,201x,201y,201zの1〜5ページは、それぞれ同一のフォームであり、3ページ目は白紙ページとなっている。
【0085】
ただし、画像データ201は、加入者W,X,Y,Z毎に生成されるので、A〜Dのデータ自体は、それぞれ異なっている。
【0086】
そのため、判定部12は、画像データ201w,201x,201y,201zのうち、いずれか1つについて、印刷されるページに白紙ページが含まれるか否かを判定すればよい。
【0087】
画像データ201は、判定部12により、3ページ目が白紙であると判定され、印刷順決定部13により、白抜き処理が実行される。これにより、3ページ目が削除された白抜き処理された白抜き済み画像データ202が生成される。
【0088】
白抜き済み画像データ202は、1ページ目に「A」、2ページ目に「B」、3ページ目に「C」、4ページ目に「D」の画像が配置された全4枚のPRNファイルである。
【0089】
特定画像情報生成部15は、白抜き済み画像データ202に基づいて、バーコード設定画面を表示させ、バーコードの位置が決定されると、バーコード情報203(CSVファイル)を生成する。このバーコード情報203には、バーコード画像が配置されたページ番号毎に、バーコード画像の縦横の大きさ、配置された位置座標等のバーコード画像を組み合わせるために必要な情報が含まれている。
【0090】
印刷データ生成部16は、画像データ201、画像データ201のページ数、白紙ページのページ数、バーコード情報203、及びバーコード画像204に基づいて、白紙ページにバーコード画像を印刷しないように、画像データ201にバーコード画像204を組み合わせた印刷データ205を生成する。このとき、印刷データ生成部16は、上述したように、判定部12により白紙ページが含まれると判定された場合に、画像データ201のページ数から白紙ページのページ数を減算したページ数の画像データに、バーコード画像204を組み合わせた印刷データを生成するので、1ページ目に「A」、2ページ目に「B」、3ページ目に「C」、4ページ目に「D」の画像と、1〜4にそれぞれバーコード画像が配置された全4枚の画像を有する印刷データ205として生成される。
【0091】
以上のように、画像データに基づいて、印刷されるページに白紙ページが含まれるか否かを判定する判定部12と、判定部12により白紙ページが含まれると判定された場合に、画像データから白紙ページを省略して各ページの印刷順を決定する印刷順決定部13と、識別コードを示す特定画像データを、印刷順決定部13により決定された印刷順で画像データに組み合わせて印刷するための特定画像情報を生成する特定画像情報生成部15と、画像データ、画像データのページ数、白紙ページのページ数、バーコード情報、及びバーコード画像に基づいて、白紙ページにバーコード画像を印刷しないように、画像データにバーコード画像を組み合わせた印刷データを生成する印刷データ生成部16とを備えるので、バーコード画像が印刷されるページにずれが生じることなく、画像データに適切にバーコード画像を組み合わせて印刷することができる。
【0092】
なお、本発明の一実施形態では、特定画像としてバーコード画像を例に挙げて説明したが、バーコード画像に限らず、数値や文字等の情報を示す識別コードであればよい。
【0093】
また、本発明の一実施形態では、画像処理プログラムが実行されることにより、判定部12と、印刷順決定部13と、特定画像情報生成部15と、印刷データ生成部16とが、に実装された印刷データ生成装置1を備えた画像形成システム10を例に挙げて説明したが、これに限らず、画像処理プログラムは、インクジェット印刷装置2において実行されてもよい。
【0094】
具体的には、インクジェット印刷装置2は、判定部12と、印刷順決定部13と、記憶部14と、特定画像情報生成部15と、印刷データ生成部16とを備え、インクジェット印刷装置2において画像処理プログラムが実行されることにより、判定部12による判定ステップと、印刷順決定部13による印刷順決定ステップと、特定画像情報生成部15による印刷順決定ステップと、印刷データ生成部16による印刷データ生成ステップとが実行されるようにしてもよい。
【0095】
また、本発明の一実施形態では、バーコード情報を、CSV(Comma Separated Values)ファイルとして記憶部14に記憶させる特定画像情報生成部15を備えた印刷データ生成装置1を例に挙げて説明したが、これに限らず、バーコード情報を、テキストファイルとして記憶部14に記憶させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0096】
1…印刷データ生成装置
2…インクジェット印刷装置
3…入出力装置
10…画像形成システム
11…入出力インタフェース部
12…判定部
13…印刷順決定部
14…記憶部
15…特定画像情報生成部
16…印刷データ生成部
21…入出力インタフェース部
22…操作部
24…印刷制御部
25…印刷部
図1
図2
図3
図5
図6
図7
図4