(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記飲料ディスペンサは、1つ以上の原料パッケージに流体的に連結され、前記1つ以上の原料パッケージからの少なくとも1つの原料が、前記飲料を形成するように分配される、請求項1に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、前記飲料の選択がプロモーションに関連するかどうか判定する、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成され、前記ロイヤルティ報酬は前記プロモーションに関連する、請求項1に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、入手可能なプロモーションのリストを前記飲料ディスペンサにおいて表示する、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成される、請求項3に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、前記飲料の選択の受信の前に、前記入手可能なプロモーションのリストを表示する、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成される、請求項4に記載の飲料分配システム。
前記入手可能なプロモーションのリストにおけるプロモーションが、前記製品ディスペンサにおいて入手可能な特定の製品に関連する、請求項4に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、前記入手可能なプロモーションのリストからの前記プロモーションの選択を受信する、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成される、請求項4に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、前記プロモーションに少なくとも部分的に基づいて、前記飲料の飲料調合パラメータを構成する、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成される、請求項8に記載の飲料分配システム。
前記プロモーション活動報酬は、プロモーション活動に付与され、前記プロモーション活動は、学校、組織、慈善団体、アフィリエイト、個人、エンティティ、企業、グループ、および組織のうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、ロイヤルティアカウントに関連する識別情報を受信する、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成され、前記ロイヤルティアカウント報酬は、識別された前記ロイヤルティアカウントに対して与えられたロイヤルティポイントの付与である、請求項12に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、前記飲料の分配に応じて前記ロイヤルティポイントの付与を割り当てる、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成される、請求項15に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、前記ロイヤルティポイントの付与を前記ロイヤルティアカウントに預け入れる、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成される、請求項15に記載の飲料分配システム。
前記少なくとも1つのデータ処理リソースは、前記ロイヤルティアカウントにおけるロイヤルティ報酬ポイントの合計を決定する、コンピュータで実行可能な命令を実行するようにさらに構成される、請求項15に記載の飲料分配システム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書で使用する場合、「飲料ディスペンサ」、「製品ディスペンサ」、「飲料製品ディスペンサ」、「ディスペンサ装置」、および「ディスペンサ」という用語は、飲料、缶、瓶、または容器等の製品を分配するデバイスを指す。
【0012】
本明細書で使用する場合、「製品」および「飲料」という用語、ならびにそれらの複数形は、同義的に使用され、本発明の実施形態の範囲を、いずれかの用語の使用によって限定すべきではない。
【0013】
以下、より詳細に図面を参照すると、
図1には、本発明の一実施形態による、製品ディスペンサのための例示的なシステム100が示されている。100等の例示的なシステムは、製品ディスペンサと通信する少なくとも1つのネットワークを含む、ネットワーク化されたコンピュータ環境で動作することができる。例えば、
図1において、102A等の製品ディスペンサは、104等の通信ネットワークと通信するように示されている。本実施形態において、102A等の製品ディスペンサのうちの少なくとも1つは、消費者、顧客、または他のユーザとインタフェースすることができる。本発明の一実施形態による製品ディスペンサのための他の例示的な環境またはシステムは、非ネットワーク構成を含んでもよい。
【0014】
図1に示されている102A等の例示的な製品ディスペンサは、クライアントタイプのデバイスとすることができる。102A〜102N等の各製品ディスペンサは、無線周波数信号または直接有線通信信号等の信号を介して、104等の通信ネットワークと通信することができる、コンピュータまたはプロセッサに基づくデバイスとすることができる。
【0015】
102A等の各製品ディスペンサは、プロセッサまたはコントローラ106と、識別リーダ/スキャナデバイス106Aと、原料マトリクス108と、プロセッサまたはコントローラ106に連結されるランダムアクセスメモリ(RAM)110等のコンピュータで読み取り可能な媒体と、表示デバイス112等の入出力デバイスと、を含むことができる。106等のプロセッサまたはコントローラは、110等のメモリ内に記憶されるコンピュータで実行可能なプログラム命令を実行することができる。110等のメモリ内に記憶されるコンピュータで実行可能なプログラム命令は、114等の消費者相互作用エンジンまたはモジュール等の、任意の数のモジュールアプリケーションプログラムを含むことができる。114等の消費者相互作用エンジンまたはモジュールは、消費者とディスペンサとの相互作用のための種々の方法を実施するように適合させることができる。加えて、114等の消費者相互作用エンジンまたはモジュールは、1つ以上の、消費者、リモートおよび/もしくはローカルサーバまたはデータ処理リソース、およびクライアントタイプのデバイスまたは無線通信デバイスから、1つ以上の信号を受信するように適合させることができる。以下、114等の消費者相互作用エンジンまたはモジュールの実施形態の機能および態様の他の実施例を説明する。
【0016】
図1に示されている識別リーダ/スキャナデバイス106Aは、コントローラ106と通信することができ、かつ消費者に関連する任意の数のデバイスまたは手段から、識別情報を受信あるいは取得することができる。例えば、106A等の識別リーダ/スキャナデバイスは、バーコード等の機械で読み取り可能なコード技術を含むことができ、またはRFID、反射光周波数、光学等の、任意の無線通信技術を含んでもよい。
【0017】
図1に示されているように、106等のプロセッサまたはコントローラは、108等のマトリクスに対する原料の一部または全ての追加、流れ、除去を、制御、監視、および追跡するように、108等の原料マトリクスと通信することができる。原料マトリクスは、例えば、それぞれの製品原料パッケージまたは他の製品原料の供給を受容する、または投入することができる、一組のレセプタクルまたはマウントとすることができる。例えば、116A等の製品原料パッケージは、108等の原料マトリクス内へ挿入することができるように、プラスチックリッジ付きの容器内に固定される液体パウチとして製造することができる。116A等のパッケージまたはパウチは、108等の原料マトリクス内に挿入される時に、116A等のパッケージまたはパウチ内の液体を、少なくとも1つの、106等のコントローラまたは108等のマトリクス、および組み込まれた機器によって飲料等の所望の製品を形成するように正確な比率で送出あるいは測定することができるようにする、少なくとも1つの組み込まれた継手によって穴を開けることができる。一実施形態において、116A〜116Q等の1つ以上の製品原料パッケージは、108等の原料マトリクス内に挿入することができる。本実施形態において、108等の原料マトリクスは、116A〜116Q等の製品原料パッケージの一部または全てを固定することができる。一実施形態において、116O、116P、116Q等の1つ以上の製品パッケージは、パッケージではなく、直接供給としてもよい。例えば、116O等の製品パッケージは、炭酸水源から提供される炭酸水の連続供給とすることができ、116P等の製品パッケージは、非栄養的甘味料(NNS)、またはブドウ糖果糖液糖(HFCS)等の、甘味料源から提供される甘味料とすることができ、また、116Q等の製品パッケージは、水道水、精製水、または蒸留水源からの水の連続供給とすることができる。いずれの実施形態においても、原料、成分、または製品添加物は、パウチの形態であってもよく、または108等の原料マトリクスによるアクセスに好適な別の構成であってもよい。
【0018】
図1に示されている実施形態において、108等の原料マトリクスを伴う102A等の製品ディスペンサは、バーコード、RFID、反射光周波数、光学等の機械で読み取り可能なコード技術を利用して、1つ以上の118A〜118Q等の機械で読み取り可能なコードリーダを含むことができる。一実施形態において、118A〜118Q等の少なくとも1つの機械で読み取り可能なコードリーダは、108等の原料マトリクスに関連する位置に組み込むことができ、116A〜116Q等の製品原料パッケージのうちのいくつか、または全ては、108等の原料マトリクス内に挿入する、またはそれらと接続する前に、スキャン、読み取り、あるいは識別することができる。この点に関して、106等のプロセッサまたはコントローラは、116A〜116Q等の製品原料パッケージのうちのいくつか、または全てに関連する情報を受信または取得することができ、そのような情報を使用して、108等の原料マトリクス内で、116A等の製品原料パッケージを配置するために、108等の原料マトリクス内の最適な、または他の所望の場所を識別することができる。例えば、116A等の製品原料パッケージからのデータは、116A等の製品原料パッケージに組み込まれたシリアル番号または識別コードから、読み取る、スキャンする、または識別することができる。このようなデータは、単独で利用すること、または以下に説明する128A〜128C等の少なくとも1つのデータベース内に事前に記憶した情報、あるいは、116A等の製品原料パッケージに組み込まれた1つ以上の原料を識別し得る、126等の以下に説明するデータ処理リソースまたはサーバによって、別途アクセス可能な、または記憶されるデータと相関させて利用することができる。別の実施例において、116A等の製品原料パッケージからのデータは、原料コードまたは識別子であってもよく、かつ、このデータを単独で利用すること、または128A〜128C等のデータベース内に事前に記憶した情報、あるいは、116A等の製品原料パッケージに組み込まれた1つ以上の原料を識別し得る、126等のデータ処理リソースまたはサーバによって、別途アクセス可能な、または記憶されるデータと相関させて利用することができる。
【0019】
図1に示されている実施形態において、108等の原料マトリクスを伴う102A等の製品ディスペンサは、1つ以上のそれぞれ120および122等のポンプおよび/もしくは弁と、124等のノズルと、を含むことができる。本実施例において、120等のポンプおよび122等の弁のそれぞれは、102A等の製品ディスペンサによって制御することができる。例えば、106等のプロセッサまたはコントローラは、120等のポンプおよび122等の弁のうちのいくつか、または全てと通信することができる。この点に関して、120等のポンプおよび/もしくは122等の弁のうちのいくつか、または全ては、116A〜116Q等の製品原料パッケージのうちの特定のものから、それぞれの製品または原料を送出、測定、あるいは取得して、特別仕様の製品または飲料を分配するように、106等のプロセッサまたはコントローラによって選択的に動作させることができる。
【0020】
一実施形態において、108等の原料マトリクスは、その中に挿入される116A〜116Q等の複数の製品原料パッケージを有することができ、各パッケージは、異なる、または固有の原料を含んでもよい。106等のプロセッサまたはコントローラから、108等の原料マトリクスに関連する1つ以上の120等のポンプおよび/もしくは122等の弁への、1つ以上のコマンドまたは命令により、116A〜116Q等の製品原料パッケージのうちのいくつか、または全てからの原料の様々な比率を、種々のタイプの飲料等の製品を形成するように選択的に組み合わせることができる。例示的な原料としては、香味料、濃縮物、シロップ、甘味料、水、炭酸水、ライム香味料、バニラ香味料、チェリー香味料、およびCHERRY COCA−COLA(商標)、VANILLA COCA−COLA(商標)、COCA−COLA(商標)、DIET COCA−COLA(商標)、およびFANTA(商標)等の商標付きまたは商標付きでない飲料のあらゆる原料部分が挙げられるが、これに限定されない。
【0021】
一実施形態において、1つ以上の116A〜116Q等の製品原料パッケージは、「辛味」と称される原料を含んでもよく、これは108等の原料マトリクス内の配置を制限し得る。辛味タイプの原料は、辛味原料が、一旦102A等の製品ディスペンサの特定の部分を通って送出あるいは引き込まれると、102A等の製品ディスペンサ内の管系等の、102A等の製品ディスペンサを通るあらゆる組み込まれた経路に永久に風味が付く場合があり、その後この経路または管路を通って送出または引き込まれるあらゆる原料または流体が、辛味タイプの原料の風味によって損なわれ得るような、比較的強いものである可能性がある。このように、辛味タイプの原料が、108等の原料マトリクスに一旦使用されると、106等の組み込まれたプロセッサまたはコントローラは、製品または飲料の品質を維持するために、辛味タイプの原料を混合すること、または非辛味原料を損なうことを回避するように、108等の原料マトリクスの特定の位置に対する他の辛味原料の交換および/もしくは追加を制御または制限する情報を追跡あるいは記憶することができる。
【0022】
別の実施形態において、116A〜116Q等の1つ以上の製品原料パッケージは、組み込まれた原料の十分な混合を保つように、撹拌が必要となり得る。そのような場合には、108等の原料マトリクス内のそのような原料の場所を、特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて撹拌することができる、108等の原料マトリクス内の場所に制限することができる。
【0023】
別の実施形態において、116A〜116Q等の1つ以上の製品原料パッケージからの原料は、抗菌タイプの管系および/もしくはディスペンサ部品を通して分配され得る。このような原料には、牛乳、乳製品、大豆、ならびに/または他のタイプおよび種類の製品原料パッケージが含まれるが、これに限定されない。これらの場合には、108等の原料マトリクス内のそのような原料の場所を、特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて好適な抗菌タイプの管系および/もしくはディスペンサ部品を利用する、108等の原料マトリクス内の場所に制限することができる。
【0024】
さらに別の実施形態では、116A等の特定の製品原料パッケージと、それぞれ120および/もしくは122等の少なくとも1つのポンプおよび/もしくは弁との間に、1対1の関係を確立することができる。場合によっては、2つ以上のポンプおよび/もしくは弁を1つの116A等の製品原料パッケージに利用することで、比較的に短い時間で、116A等の製品原料パッケージから比較的に高容量の原料を引き込むことができる。例えば、甘味料116P等の甘味料を含む製品原料パッケージは、比較的に短い時間で、パッケージ116Pから比較的に高容量の原料を引き込むように、2つ以上のポンプおよび/もしくは弁を利用してもよい。
【0025】
図1に戻ると、任意の数の102A〜102N等の他の製品ディスペンサも、104等のネットワークと通信することができる。一実施形態において、
図1に示されている104等の通信ネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)とすることができる。別の実施形態において、通信ネットワークは、画像データ信号またはマルチメディア信号を含む、音声およびデータ信号の両方を伝送することができる、無線通信ネットワークとすることができる。他のネットワークとしては、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、LON WORKSネットワーク、有線ネットワーク、無線ネットワーク、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これに限定されない。
【0026】
図1の104等のネットワークは、サーバ126等の少なくとも1つのデータ処理リソース、および128A等の少なくとも1つのデータベースと通信するようにも示されている。本実施形態において、126等のサーバは、無線周波数信号または直接有線通信信号等の信号により、104等の通信ネットワークを介して、102A〜102N等の製品ディスペンサのうちのいくつか、または全てと通信することができる、プロセッサに基づくデバイスとすることができる。加えて、126等のデータ処理リソースまたはサーバは、製品または飲料の配合表、調合法、作製方法を援助または容易にする、動作データ処理を提供する、消費者相互作用に関連するデータ処理を実行する、ならびに/または特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のデータ処理を実行するのに使用することができる。このような動作データ処理には、例えば、機器の状態、保守、サービス警報、予測的補充、ならびに/または、特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の動作データ処理が挙げられるが、これに限定されない。このような消費者相互作用の支援には、例えば、消費者の好み、消費製品または飲料の好み、ロイヤルティ、ゲーム、賞品、メディアコンテンツ、カスタム化、ならびに/または、特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の消費者相互作用および/もしくはデータ処理支援が挙げられるが、これに限定されない。
【0027】
図1の126等のサーバは、130等のプロセッサと、プロセッサ130に連結される、ランダムアクセスメモリ(RAM)132等のコンピュータで読み取り可能な媒体と、を含むことができる。130等のプロセッサは、132等のメモリ内に記憶されるコンピュータで実行可能なプログラム命令を実行することができる。132等のメモリ内に記憶されるコンピュータで実行可能なプログラム命令は、114に類似する消費者相互作用エンジンまたはモジュール等の、任意の数のモジュールアプリケーションプログラムを含むことができる。114に類似する消費者相互作用エンジンまたはモジュールは、消費者相互作用のための種々の方法を実施するように適合させることができる。加えて、114に類似する消費者相互作用エンジンまたはモジュールは、1人以上の消費者および1つ以上のサーバまたはデータ処理リソースと相互作用するように適合させることができる。以下、114に類似する消費者相互作用エンジンまたはモジュールの実施形態の機能および態様の他の実施例を説明する。
【0028】
図1の104等のネットワークを通して、102A〜102N等の製品ディスペンサのうちのいくつか、または全ては、128A等の製品または飲料の配合表、調合法、および作製方法のデータベース、128B等の動作データベース、128C等の消費者データベース等のデータベースのうちのいくつか、または全てに記憶される情報を、読み出す、受信する、あるいはこれにアクセスすることができる。いずれの場合においても、1つ以上のデータベースは、1つ以上の製品または飲料の配合表、調合法、および作製方法等の、製品または飲料の形成情報を含むことができる。このような製品または飲料の配合表、調合法、および製品または飲料の作製方法には、原料リスト、各原料の比率、消費者がどのように製品または飲料をカスタマイズすることができるのかというリスト、ならびに/または、特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の製品もしくは飲料の配合表、調合法、および作製方法が含まれる。
【0029】
図1に示される100等の例示的な環境またはシステムは、顧客、消費者、およびユーザの、製品ディスペンサおよびネットワークとの相互作用を容易にすることができる。例えば、消費者等のユーザは、表示デバイス112等の入出力デバイスにより、102A等の製品ディスペンサにおいて製品タイプの選択を行うことができるが、これに限定されない。組み込まれた106等のプロセッサまたはコントローラは、ユーザが飲料等の製品を形成する特定の配合表を112等の表示デバイスを介して選択するのを容易にすることができる。106等のプロセッサまたはコントローラは、112等の表示デバイスを介して、選択のための1つ以上の製品または飲料を表示することができる。ユーザは、112等の表示デバイスを使用して、例えば、112等の表示デバイスによって提供される、またはこれに関連するボタンを押して、製品または飲料のうちの少なくとも1つを選択してもよい。106等のプロセッサまたはコントローラは、110等のローカルメモリから、または104等のネットワークを介して少なくとも1つのデータベースと通信して、あるいは、サーバ126等の少なくとも1つのデータ処理リソースと通信して、対応する原料および/もしくは選択した製品または飲料を形成するための原料の比率を取得してもよい。
【0030】
106等のプロセッサまたはコントローラは、情報を利用して、1つ以上の120等のポンプおよび/もしくは122等の弁を動作させて、124等のノズルを経由して、製品または飲料を136等のカップまたは他の容器内に形成および分配することができる。
【0031】
別の実施例において、顧客またはパッケージ投入要員等のユーザは、パッケージ116A〜116Qが、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた108等の原料マトリクス内に挿入される時に、116A〜116Q等の1つ以上の製品原料パッケージのスキャンまたは読み取りを容易にすることができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサまたはコントローラは、108等の原料マトリクス内の最適な、または選択された場所を識別することができる。ユーザ、顧客、またはパッケージ投入要員には、112等の表示デバイス等の入出力デバイスにより、116A等の特定の製品原料パッケージが、108等の原料マトリクス内のどこに位置するべきであるのかを通知することができる。表示デバイスの例には、発光ダイオード(LED)表示器、LCD画面、入出力(I/O)インタフェース、音声インタフェース、または、特定の一実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の表示デバイスもしくは指示器が挙げられるが、これに限定されない。
【0032】
一実施形態において、108等の原料マトリクス内の116A等の特定の製品原料パッケージは、挿入の時点で、それぞれの116A等のパッケージ上の機械で読み取り可能なコードをスキャンすることによって、および108等の原料マトリクス上に位置する機械で読み取り可能なコードをスキャンすることによって、確認あるいは検証することができる(118Aで示す)。この点に関して、組み込まれた106等のプロセッサまたはコントローラは、116A等の製品原料パッケージが、108等の原料マトリクス内に正しく位置付けられていることを確認または検証することができる。
【0033】
別の実施形態では、
図1に示されているように、136等のカップまたは他の容器は、カップに載置された、138等のRFIDまたは他の機械で読み取り可能なタグ等の識別情報を含むことができる。いくつかの実施形態では、例えば、アイコンあるいは他の物体に具現される、または載置される、138に類似するRFIDまたは他の機械で読み取り可能なタグにより、識別情報を消費者に関連付けることができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた、RFIDまたは他の機械で読み取り可能なコードリーダ等の140等のリーダは、138に類似するRFIDまたは他の機械で読み取り可能なタグから、識別情報を受信あるいは取得することができる。
図1に示されているように、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサまたはコントローラは、140等のRFIDまたは他の機械で読み取り可能なコードリーダと通信することができ、138等のRFIDまたは他の機械で読み取り可能なタグから取得したいくつかの、または全ての情報は、106等のプロセッサまたはコントローラによって記憶あるいは処理することができる。本実施形態において、識別情報は、機械で読み取り可能なコード、バーコード、RFID、無線周波数、赤外線、または他の無線通信方式もしくはデバイス、あるいは、特定の一実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類のコード化および/もしくは記憶技術で組み込むことができる。140等のRFIDリーダまたは機械で読み取り可能なコードリーダは、138等のRFIDまたは他の機械で読み取り可能なタグから識別情報を読み取る、または受信する、対応するデバイスとすることができ、RFID読み取り/書き込みデバイス、赤外線デバイス、磁気カードリーダ、バーコードリーダ、または、特定の一実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他の好適なリーダまたは受信器技術が含まれる。
【0034】
さらに別の実施形態において、126等のサーバまたはトランザクション処理リソースは、消費者が、102A等の製品ディスペンサにおいて、飲料等の製品を選択して代金を支払おうとする時の、支払または支払処理を容易にすることができる。組み込まれた106等のプロセッサまたはコントローラは、特定の製品または飲料の選択前、その間、またはその後に、例えば112等の表示デバイス、データ伝送、または他の入力により、消費者の支払または関連する情報を受信することができる。いずれの場合においても、106等のプロセッサまたはコントローラは、支払または関連する情報を、104等のネットワークを介して、126等のサーバまたはトランザクション処理リソースに伝送することができる。126等のサーバまたはトランザクション処理リソースは、消費者からの支払を受け入れる前に、あるいは選択した製品または飲料を消費者に分配する前に、支払または関連する情報を許可あるいは検証するように、128A〜128C等の少なくとも1つのデータベースにアクセスしてもよく、または少なくとも1つの他のデータ処理リソースと通信してもよい。
【0035】
図2を参照すると、例示的な消費者用清涼飲料環境、すなわちシステム200が示されている。一実施形態において、210等の1つ以上のネットワーク化された製品ディスペンサは、202等の複数の場所にそれぞれ設置することができ、かつインターネットまたはグローバルネットワーク等のネットワーク204を介して、206等の1つ以上のサーバまたはデータ処理リソース、および1つ以上のデータベース208等のデータ記憶デバイスと通信することができる。一実施例として、製品ディスペンサ210は、
図1に102Aとして記載されている、飲料ディスペンサまたはディスペンサ装置に類似したものとすることができる。一実施例において、210等の製品ディスペンサは、
図1に関して説明した、以下の構成要素のうちのいくつか、または全てを含むことができる。すなわち、1つ以上の116A〜116Q等の製品原料パッケージを受容するように動作可能な場所を伴う108等の原料マトリクス、106等のコントローラ、1つ以上の118A〜118Q等のパッケージ挿入検出デバイスまたはRFIDリーダ/ライタ、120等のポンプ、122等の弁、および124等のノズルである。さらなる実施例として、サーバまたはデータ処理リソース206は、
図1に126として記載されている、サーバまたはデータ処理リソースに類似したものとすることができる。
【0036】
一実施形態において、212等の1人以上の消費者は、104等のネットワーク、または204等の消費者用清涼飲料ネットワークにアクセスすることができる。212等の消費者は、ネットワーク204を通して、サインアップ、消費者の好みの構成、それぞれのアカウントへのアクセス、プロモーションの受信、ロイヤルティアカウントの管理、ならびに/または、特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の機会およびサービスに対するサインアップを行うことができる。少なくとも1つの実施形態において、212等の消費者は、214A等のパーソナルコンピュータ(PC)、214B等のデータ処理デバイス、214C等の無線通信デバイスが含まれるがこれに限定されない、任意の数のクライアントタイプのデバイスにより、ならびに/または他のタイプおよび種類のデータ処理デバイス、プロセッサに基づくデバイス、もしくはクライアントタイプのデバイスにより、200等の消費者用清涼飲料ネットワークシステム、および/または210等の製品ディスペンサへのアクセスを選択することができる。
【0037】
無線通信デバイス214Cの例には、無線データ処理デバイス、無線電話、IPHONE(商標)、IPOD(商標)、携帯情報端末、ならびに/またはPOCKET PC(商標)が挙げられるが、これに限定されない。
【0038】
図3を参照すると、拡張表示のグラフィカルユーザインタフェース300の一実施例が示されている。一実施形態において、
図2の210等の製品ディスペンサは、少なくとも1つの、300等の拡張表示のグラフィカルユーザインタフェース、または消費者インタフェース等のユーザインタフェースを含むことができる。300等のユーザインタフェースは、例えば、212等の消費者が、任意の数の異なる製品または飲料のタイプ、種類、および調合を選択するのに使用することができる。使用に際して、300等の拡張表示のグラフィカルユーザインタフェースを伴う、210等の製品ディスペンサは、一連の動的に生成されたメニューで選択可能な製品または飲料のオプションを消費者に提供することができ、消費者は、所望の対応する製品または飲料の特定の商標、種類、タイプ、ならびに/または調合を探して選択することができる。特定の製品または飲料オプションが選択されると、消費者は、対応する製品または飲料を、製品ディスペンサによって調合および分配させることができる。
【0039】
図4を参照すると、ユーザインタフェースの別の実施例が示されている。一実施形態において、
図2の210等の製品ディスペンサは、400等の標準タイプのグラフィカルユーザインタフェースを含むことができる。400等のユーザインタフェースは、212等の消費者が、限られた数の異なる製品または飲料のタイプ、種類、ならびに/または調合を選択するのに使用することができる。使用に際し、212等の消費者は、限られた数の製品または飲料の選択肢から、より容易に製品または飲料を選択することができる。特定の製品または飲料オプションが選択されると、消費者は、対応する製品または飲料を、製品ディスペンサによって調合および分配させることができる。いくつかの実施形態において、標準タイプのグラフィカルユーザインタフェースは、概して、それが伝統的なファウンテンの分注弁のデザインに類似しているので、伝統的な表示と称することもできる。このように、標準タイプのグラフィカルユーザインタフェースは、標準表示のグラフィカルユーザインタフェースと称することができる。
【0040】
一実施形態において、消費者は、例えば複数の異なる種類の製品または飲料を選択できるようにする製品ディスペンサによって表示される製品または飲料の選択肢よりも、少ない選択肢を所望し得る。そのような場合、消費者と、製品ディスペンサとの相互作用を容易に、時にはより速くするように、比較的少ない、より伝統的な製品または飲料の選択肢を伴い、かつ1つ以上の伝統的なタイプの製品または飲料の選択肢を含む、標準表示のグラフィカルユーザインタフェースを表示することができる。
【0041】
別の実施形態において、消費者は、本質的に消費者がカスタマイズした標準表示のグラフィカルユーザインタフェースを作成する、標準表示のグラフィカルユーザインタフェース等のユーザインタフェースに表示される、商標のタイプおよび/もしくは種類、ならびに/または製品または飲料の調合をあつらえることのできる、消費者の好みを作成するように決めてもよい。この特定の実施形態において、消費者は、消費者がカスタマイズした標準表示のグラフィカルユーザインタフェースを作成することができる。例えば、消費者が、210等の製品ディスペンサに対して自身を識別させた時に、1つ以上の消費者の好みを、ディスペンサ210によって読み出すことができる。製品ディスペンサ210は、1つ以上の消費者の好みに少なくとも部分的に基づいて、消費者にデフォルトのユーザインタフェースを表示することができるが、これは、拡張表示のグラフィカルユーザインタフェース、標準表示のグラフィカルユーザインタフェース、または消費者がカスタマイズした標準表示のグラフィカルユーザインタフェースであってもよい。
【0042】
図5〜19は、本発明の実施形態による、種々の方法のための例示的なフローチャートである。示されている方法のいくつか、または全ては、
図1〜4に示されているシステム、ネットワーク、製品ディスペンサ、または関連する構成要素の任意の組み合わせによって実施することができる。
【0043】
図5を参照すると、製品ディスペンサの消費者インタフェースを設定するための方法500が示されている。
図5に示されている実施形態において、消費者を識別することができ、1つ以上の消費者の好みを、サーバもしくはデータ処理リソースからローカルおよび/もしくはリモートに読み出すことができる。製品ディスペンサに組み込まれた消費者インタフェースは、1つ以上の消費者の好みに少なくとも部分的に基づいて、設定あるいは生成することができる。
【0044】
方法500は502で開始し、消費者に関連する識別情報を受信する。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報を受信あるいは取得することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者を識別することができる。このような消費者識別は、RFIDタグ、トークン、カード、PINによるもの、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の識別デバイスまたは方法によるものとすることができる。
【0045】
ブロック502の後にはブロック504が続き、ここで、1つ以上の消費者の好みが読み出される。本実施形態において、消費者から受信した識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者または消費者情報に関連する1つ以上の消費者の好みを、読み出すあるいは受信することができる。一実施形態において、消費者の好みは、
図1の126等のサーバもしくはデータ処理リソースによって、ローカルおよび/もしくはリモートのいずれかで、事前に記憶することができる。製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、126等のサーバもしくはデータ処理リソースから1つ以上の消費者の好みを読み出しあるいは受信することができる。
【0046】
ブロック504の後にはブロック506が続き、ここで、デフォルトのグラフィカルユーザインタフェース表示を設定するために、1つ以上の消費者の好みが使用される。本実施形態において、
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、1つ以上のデフォルトのグラフィカルユーザインタフェース表示を設定あるいは生成するために、106等のプロセッサもしくはコントローラから受信した1つ以上の消費者の好みまたは消費者情報を使用することができる。このようなデフォルトのグラフィカルユーザインタフェース表示には、拡張表示、標準表示、カスタマイズした標準表示、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび/もしくは種類の表示が含まれるが、これに限定されない。
【0047】
方法500は、ブロック506の後に終了する。
【0048】
図6を参照すると、製品ディスペンサの消費者インタフェースを設定するための別の方法600が示されている。
図6に示されている実施形態において、消費者は、消費者データ処理デバイスにより製品ディスペンサとデータ通信することができ、1つ以上の消費者の好みを、ローカルおよび/もしくはリモートにサーバもしくはデータ処理リソースから読み出すことができる。製品ディスペンサに組み込まれた消費者インタフェースは、1つ以上の消費者の好みに少なくとも部分的に基づいて、設定あるいは生成することができる。この点に関して、このようなデータ通信は、グラフィカルユーザインタフェースを選択しておよび/もしくはカスタマイズするために使用することができる。
【0049】
方法600はブロック602で開始し、ここで、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスから識別情報を受信する。本実施形態において、
図2の212A等の消費者に関連するクライアントタイプのデバイスは、消費者に関連する識別情報を、
図1の102A等の製品ディスペンサに通信することができる。クライアントタイプのデバイスは、例えば、消費者または消費者に関連する製品カップと相互作用し得る、有線もしくは無線のデータ処理デバイスとすることができる。102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報等のデータを受信することができる。
【0050】
ブロック602の後にはブロック604が続き、ここで1つ以上の消費者の好みが読み出しあるいは決定される。示されている実施形態において、製品ディスペンサ102Aに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、126等のローカルおよび/もしくはリモートサーバもしくはデータ処理リソースにデータを伝送することができる。識別情報等のデータに少なくとも部分的に基づいて、126等のサーバもしくはデータ処理リソースは、1つ以上の消費者の好みまたは消費者情報を読み出しあるいは決定することができる。
【0051】
ブロック604の後にはブロック606が続き、ここで、1つ以上のデフォルトのグラフィカルユーザインタフェース表示を設定するために、1つ以上の消費者の好みが使用される。本実施形態において、
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、1つ以上のデフォルトのグラフィカルユーザインタフェース表示を設定あるいは生成するために、106等のプロセッサもしくはコントローラから受信した1つ以上の消費者の好みまたは消費者情報を使用することができる。このようなデフォルトのグラフィカルユーザインタフェース表示には、300等の拡張表示、400等の標準表示、カスタマイズした標準表示、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび/もしくは種類の表示が含まれるが、これに限定されない。
【0052】
方法600は、ブロック606の後に終了する。
【0053】
図7〜9を参照すると、差別的価格設定を実施する、複数の例示的な方法700、800、900が示されている。
図7に示されている実施形態において、製品ディスペンサから分配する前に、ならびに/または分配した製品に課金する前に、1つ以上の消費者の好みまたは消費者情報を取得することができる。この点に関して、消費者の好みは、分配した製品について課金する価格を設定するために部分的に使用することができる。このような消費者の好みまたは消費者情報は、消費者が製品ディスペンサに対して消費者自身を識別させる時に、製品ディスペンサによって取得することができる。代替として、消費者は、識別、群化されるように、ならびに/あるいは分配した製品の価格が割り当てられるように、コードもしくは他のタイプの固有の識別子を入力することができる。加えて、消費者は、製品ディスペンサとデータ通信することができ、そのようなデータ通信は、分配した製品について消費者に課金する価格を部分的に設定することができる。
【0054】
方法700は、ブロック702で開始する。ブロック702において、消費者が識別される。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報を受信あるいは取得することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者を識別することができる。識別情報は、RFIDタグ、トークン、カード、PINにより、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の識別方法により提供することができる。
【0055】
ブロック702の後にはブロック704が続き、ここで、1つ以上の消費者の好みが取得される。本実施形態において、消費者に関連する識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者または消費者情報に関連する1つ以上の消費者の好みを、取得あるいは受信することができる。一実施形態において、消費者の好みは、
図1の126等のサーバもしくはデータ処理リソースによって、ローカルおよび/もしくはリモートのいずれかで、事前に記憶することができる。製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、126等のサーバもしくはデータ処理リソースから1つ以上の消費者の好みまたは消費者情報を取得あるいは受信することができる。
【0056】
ブロック704の後にはブロック706が続き、ここで、少なくとも1つの価格設定モデルが決定される。本実施形態において、1つ以上の消費者の好みに少なくとも部分的に基づいて、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラによって、少なくとも1つの価格設定モデルを決定あるいは選択することができる。一実施形態において、価格設定モデルは、126等のサーバもしくはデータ処理リソースに関連するデータ記憶デバイス内に記憶することができる。価格設定モデルは、消費者が、分配した製品についてどのようなものを課金され得るかを決定することができる。このようなモデルは、すべての分配した製品について同じに課金し得る、ならびに/または異なるタイプおよび/もしくは種類の製品について異なる価格を課金し得る、ならびに/または異なる容量の分配した製品について異なる価格を課金し得る。
【0057】
ブロック706の後にはブロック708が続き、ここで、製品が製品ディスペンサから消費者に分配される。本実施形態において、製品ディスペンサは、少なくとも1つの飲料等の製品の消費者への分配へと進むことができる。例えば、飲料等の製品は、102A等の製品ディスペンサのノズル124等の、製品ディスペンサに組み込まれたノズルを介して分配することができる。他の実施形態において、缶、瓶、および包装あるいはパッケージ化した製品等の、他の製品構成のものを分配することができる。
【0058】
ブロック708の後にはブロック710が続き、ここで、分配した製品の価格が決定される。本実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、少なくとも1つの価格設定モデルに少なくとも部分的に基づいて、分配した製品もしくは飲料の価格を決定することができる。場合によっては、価格設定モデルは、特定の製品もしくは飲料について2つ以上の価格を有してもよく、また、消費者の好み、識別情報、容量、ならびに製品のタイプ等の追加的なデータを、価格を決定するために使用してもよい。
【0059】
ブロック710の後にはブロック712が続き、ここで、消費者は、分配した製品について課金される。本実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、分配した製品もしくは飲料について消費者に課金することができる。例えば、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者に関連するアカウントに課金する、あるいはこのアカウントから引き落とすことができる。別の実施例において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、支払いトランザクションデバイスに組み込まれたユーザインタフェースを介して、消費者からの支払いを容易にすることができる。
【0060】
方法700は、ブロック712で終了する。
【0061】
図8を参照すると、差別的価格設定を実施するための別の方法800が示されている。
【0062】
本実施形態において、消費者は、製品ディスペンサに組み込まれたグラフィカルユーザインタフェースと相互作用することができる。消費者は、コードならびに/または特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび/もしくは種類の識別を入力することができる。このようなコードまたは識別は、プロモーション価格設定ならびに/または他の目的のためのものとすることができる。
【0063】
方法800は、ブロック714で開始する。ブロック714において、消費者は、製品ディスペンサに組み込まれたユーザインタフェースと相互作用し、かつコードならびに/または他のタイプの識別情報を入力する。本実施形態において、消費者は、コードならびに/または他のタイプもしくは種類の識別情報を入力するように、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の112等のユーザインタフェースと相互作用することができる。
【0064】
ブロック714の後にはブロック716が続き、ここで、1つ以上の消費者の好みが取得される。本実施形態において、消費者によって入力されるコードおよび識別情報のうちのいくつか、もしくは全てに少なくとも部分的に基づいて、消費者または消費者情報に関連する1つ以上の消費者の好みを、取得あるいは受信することができる。一実施形態において、消費者の好みまたは消費者情報は、
図1の126等のサーバもしくはデータ処理リソースによって、ローカルおよび/もしくはリモートのいずれかで、事前に記憶することができる。製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、126等のサーバもしくはデータ処理リソースから1つ以上の消費者の好みまたは消費者情報を取得あるいは受信することができる。
【0065】
図7に関して上述したように、ブロック716ブロックの後にはブロック706が続く。方法800は、
図7において上述したように継続することができる。
【0066】
図9を参照すると、差別的価格設定を実施するための別の方法900が示されている。
【0067】
本実施形態において、消費者は、製品ディスペンサとデータ通信してもよい。このようなデータ通信は、消費者の識別、プロモーション情報の決定、ならびに/あるいは1つ以上の消費者の好み、プロモーションの好み、および/もしくは他のタイプおよび/もしくは種類の好みの決定を援助するために利用することができる。
【0068】
方法900はブロック718で開始し、ここで、消費者は、製品ディスペンサを有効化するためにクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスを使用する。本実施形態において、消費者は、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスと相互作用することができる。クライアントタイプのデバイスの例には、無線通信デバイス、無線デバイス、無線電話、IPOD(商標)、IPHONE(商標)、POCKET PC(商標)、ならびに他の無線通信デバイスが挙げられるが、これに限定されない。いずれの場合においても、消費者は、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスを操作することができ、近隣の製品ディスペンサに信号を送信することができる。この場合、製品ディスペンサは、消費者またはクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスとの相互作用に備えて、有効化させる、あるいは比較的高い状態に設定することができる。
【0069】
ブロック718の後にはブロック720が続き、ここで、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスを介して、消費者によって1つ以上の消費者の好みが製品ディスペンサに通信される。本実施形態において、消費者によって入力された、または事前に記憶した情報等の消費者の好みは、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスから、
図1の102A等の製品ディスペンサに伝送することができる。
【0070】
図7に関して上述したように、ブロック718の後にはブロック706が続く。方法900は、
図7において上述したように継続することができる。
【0071】
図10を参照すると、製品ディスペンサと相互作用するための例示的な方法1000が提供されている。示されている実施形態において、消費者は、無線通信デバイス、無線電話、IPOD(商標)、IPHONE(商標)、POCKET PC(商標)、ならびに/または製品ディスペンサと通信することができる他のタイプおよび/もしくは種類の無線データ処理デバイス等の、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスを使用して、製品ディスペンサと通信することができる。この点に関して、1つ以上の消費者の好みを、消費者に関連するクライアントタイプのデバイスに記憶し、かつ、そこから読み出すことができる。
【0072】
一実施形態において、消費者は、友人に製品を購入する、配合表を交換する、ならびにプロモーションコンテンツを受信するように、消費者のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスを使用することができる。
【0073】
方法1000は、ブロック1002で開始する。ブロック1002において、消費者からの入力は、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスを介して受信する。本実施形態において、消費者に関連する214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスは、
図1の102A等の製品ディスペンサにデータを通信することができる。クライアントタイプのデバイスは、例えば、無線通信デバイス、無線デバイス、無線電話、IPOD(商標)、IPHONE(商標)、POCKET PC(商標)、ならびに/または製品ディスペンサと通信することができる他のタイプおよび/もしくは種類の無線処理デバイスとすることができる。102A等の製品ディスペンサは、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスから、消費者に関連する識別情報等のデータを受信することができる。
【0074】
ブロック1002の後には決定ブロック1004が続き、ここで消費者の好みをクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに記憶するかどうかの判定を行う。判定が肯定である、すなわち消費者が1つ以上の消費者の好みをクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに記憶することを望む場合、方法1000は、ブロック1006に継続する。判定が否定である、すなわち消費者が1つ以上の消費者の好みをクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに記憶することを望まない場合、方法1000はブロック1008に継続する。本実施形態において、消費者は、1つ以上の消費者の好みを214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに記憶する決定を行うことができる。例えば、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスは、1つ以上の消費者の好みを、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに組み込まれたメモリ等の、データ記憶デバイスに記憶するオプションを含むことができる。
【0075】
ブロック1006において、消費者の好みがクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに記憶される。本実施形態において、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスは、1つ以上の消費者の好みを記憶する消費者の命令を受信することができ、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスは、1つ以上の消費者の好みを、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに組み込まれたメモリ等の、データ記憶デバイスに記憶することができる。他の実施形態において、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスは、1つ以上の消費者の好みを、ネットワークを介してクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスと通信するデータベース等の、ネットワークを通じてアクセス可能なデータ記憶デバイスに記憶することができる。
【0076】
ブロック1006の後には決定ブロック1008が続き、ここで、消費者が、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスから消費者の好みを読み出すことを望むかどうかに関して判定を行うことができる。判定が肯定である、すなわち消費者が、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスから1つ以上の消費者の好みを読み出すことを望む場合、方法1000はブロック1010で継続する。判定が否定である、すなわち消費者が、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスから1つ以上の消費者の好みを読み出すことを望まない場合、方法1000は決定ブロック1012に継続する。本実施形態において、消費者は、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに記憶される1つ以上の消費者の好みへのアクセスを提供するかどうかを判定することができる。例えば、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスは、プロンプトを消費者に提供することができ、消費者は、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに組み込まれたキーパッド等の、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに組み込まれた入力デバイスを介して、命令を提供することができる。別の実施例において、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスは、プロンプトを消費者に提供することができ、消費者は、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに組み込まれたマイクロホン等の入力デバイスを介して、音声命令等の命令を提供することができる。いずれの場合でも、無線通信デバイスに組み込まれたコントローラもしくはプロセッサは、命令を受信することができ、かつ、消費者の所望に応じて、1つ以上の消費者の好みへのアクセスすることができる。
【0077】
ブロック1010において、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスから製品の好みが読み出される。本実施形態において、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスが消費者から命令を受信した後に、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに組み込まれたデータ記憶デバイスから、またはネットワークを介してアクセス可能なデータ記憶デバイスから、1つ以上の製品の好みを読み出すことができる。例えば、214A〜214C等のクライアントタイプもしくは無線の通信デバイスに組み込まれたプロセッサもしくはコントローラは、アクセスを提供するように、消費者から命令を受信することができ、コントローラは、メモリ等の関連するデータ記憶デバイスに記憶されている1つ以上の製品の好みを読み出すことができる。
【0078】
ブロック1010の後には決定ブロック1012が続き、ここで、消費者が製品の好みを友人等のエンティティに送信することを望むかどうかの判定が行われる。判定が肯定である、すなわち消費者が製品の好みを友人等のエンティティに送信することを望む場合、方法1000はブロック1014で継続する。判定が否定である、すなわち、消費者が製品の好みを友人等のエンティティに送信することを望まない場合、方法1000は決定ブロック1016に継続する。本実施形態において、消費者は、1つ以上の製品の好みを友人等のエンティティに提供するかどうかを判定することができる。例えば、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスは、プロンプトを消費者に提供することができ、消費者は、1つ以上の製品の好みを友人等のエンティティに提供するように、命令を提供することができる。当該命令は、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれたキーパッド等の、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれた入力デバイスを介して伝送することができる。別の実施例において、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスは、プロンプトを消費者に提供することができ、消費者は、1つ以上の製品の好みを友人等のエンティティに提供するように、音声命令等の命令を提供することができる。当該命令は、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれたマイクロホン等の入力デバイスを介して伝送することができる。いずれの場合でも、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれたコントローラもしくはプロセッサは、消費者の所望に応じて、1つ以上の製品の好みを友人等のエンティティに提供するように、消費者から命令を受信することができる。
【0079】
ブロック1014において、製品の好みが友人等のエンティティに送信される。本実施形態において、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスは、ネットワークを介して、1つ以上の製品の好みを友人等のエンティティに伝送することができる。例えば、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスは、
図1の104等のネットワークを介して、1つ以上の製品の好みを、友人に関連するクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイス等の、エンティティに組み込まれたクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに伝送することができる。
【0080】
ブロック1014の後にはブロック1016が続き、ここで、消費者が友人等のエンティティに製品を買うことを望むかどうかに関して判定が行われる。判定が肯定である、すなわち消費者が友人等のエンティティに製品もしくは飲料を買うことを望む場合、方法1000はブロック1018で継続する。判定が否定である、すなわち消費者が友人等のエンティティに製品もしくは飲料を買うことを望まない場合、方法1000は決定ブロック1020で継続する。本実施形態において、消費者は、友人等のエンティティに製品を買うかどうかを判定することができる。例えば、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスは、プロンプトを消費者に提供することができ、消費者は、友人等のエンティティのために製品もしくは飲料を買う、もしくは購入するように、命令を提供することができる。当該命令は、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれたキーパッド等の、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれた入力デバイスを介して伝送することができる。別の実施例において、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスは、プロンプトを消費者に提供することができ、消費者は、友人等のエンティティのために製品もしくは飲料を買う、もしくは購入するように、音声命令等の命令を提供することができる。当該命令は、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれたマイクロホン等の入力デバイスを介して伝送することができる。いずれの場合でも、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれたコントローラもしくはプロセッサは、消費者の所望に応じて、友人等のエンティティのために製品もしくは飲料を買う、もしくは購入するように、消費者から命令を受信することができる。
【0081】
決定ブロック1016の後にはブロック1018が続き、ここで、友人等のエンティティのために製品が購入される。本実施形態において、消費者は、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスを介して、友人等のエンティティのために製品もしくは飲料を買う、もしくは購入するのを容易にすることができる。例えば、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスは、1つ以上の購入命令を102A等の製品ディスペンサに伝送することによって、友人等のエンティティの代わりに消費者が製品もしくは飲料を購入するのを容易にすることができる。
【0082】
ブロック1018の後には決定ブロック1020が続き、ここで、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスが、製品ディスペンサからプロモーションコンテンツを受信しているかどうかの判定が行われる。判定が肯定である、すなわち214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスが、製品ディスペンサからプロモーションコンテンツを受信している場合、方法1000はブロック1022で継続する。判定が否定である、すなわち、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスが、製品ディスペンサからプロモーションコンテンツを受信していない場合、方法1000は決定ブロック1024で継続する。本実施形態において、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれたプロセッサもしくはコントローラは、
図1の102A等の製品ディスペンサから、または126等のサーバもしくはデータ処理リソースから、プロモーションコンテンツを受信するかどうかを判定することができる。
【0083】
決定ブロック1020の後にはブロック1022が続き、ここで、プロモーションコンテンツが受信され、オプションにより表示される。本実施形態において、プロモーションコンテンツは、102A等の製品ディスペンサから伝送することができ、オプションとして、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイス、ならびに/または102A等の製品ディスペンサによって表示することができる。
【0084】
ブロック1022の後には決定ブロック1024が続き、ここで、消費者に調査票を送信すべきかどうかの判定が行われる。判定が肯定である、すなわち消費者に調査表を送信すべきである場合、方法1000はブロック1026で継続する。判定が否定である、すなわち消費者に調査表を送信すべきはない場合、方法1000は終了する。本実施形態において、
図1のコントローラ106等の、製品デバイスに組み込まれたプロセッサもしくはコントローラは、調査票を消費者に送信するかどうかを判定することができる。一実施形態において、126等のサーバもしくはデータ処理リソースは、調査票を消費者に送信するかどうかを判定することができる。
【0085】
決定ブロック1024の後にはブロック1026が続き、ここで、消費者によって調査票が受信される。本実施形態において、調査票は、
図1のコントローラ106等の、製品デバイスに組み込まれたプロセッサもしくはコントローラによって、消費者に送信することができる。調査票は、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスに組み込まれたユーザインタフェース上に表示することができる。一実施形態において、調査票は、
図1のユーザインタフェース112等の、製品ディスペンサに組み込まれたユーザインタフェース上に表示することができる。
【0086】
ブロック1026の後にはブロック1028が続き、ここで、消費者からの調査票への入力が受信される。本実施形態において、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイス上に表示される調査票は、組み込まれたキーパッドもしくは他の入力デバイスを使用して、消費者によって完成させる、あるいは記入することができる。一実施形態において、製品ディスペンサに組み込まれたユーザインタフェース上に表示される調査票は、キーボードもしくは入力パッド等の組み込まれた入力デバイスを使用して、消費者によって完成させる、あるいは記入することができる。
【0087】
ブロック1028の後にはブロック1030が続き、ここで、調査票入力がデータ処理リソースに伝送される。本実施形態において、消費者は、記憶、およびその後の処理および読み出しのために、調査票に対するいくつか、もしくは全ての入力を、
図1の126等のサーバもしくはデータ処理リソースに送信するのを開始することができる。方法1000は、ブロック1030の後に終了する。
【0088】
図11を参照すると、製品が分配されるかどうかに部分的に基づいて、ロイヤルティ報酬を提供する、例示的な方法1100が示されている。本実施形態において、消費者は、消費者が製品ディスペンサを頻繁に利用するたびに、商標ロイヤルティ報酬等のロイヤルティ報酬を受け取ることができる。この点に関して、消費者は、製品ディスペンサから製品を購入することを必要とせずに、商標ロイヤルティ報酬を受け取ることができる。消費者が製品ディスペンサから製品を購入することを決めた時に、消費者は、製品ロイヤルティ報酬を受け取ることができる。
【0089】
方法1100はブロック1102で開始し、ここで、製品ディスペンサによって消費者が識別される。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報を受信あるいは取得することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者を識別することができる。識別情報は、RFIDタグ、トークン、カード、PINによって、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の識別方法によって提供することができる。例えば、消費者は、
図2の214A〜214C等の無線通信デバイスと関連付けることができ、消費者がディスペンサに接近する時に、識別情報を製品ディスペンサに伝送してもよい。
【0090】
ブロック1102の後にはブロック1104が続き、ここで、クライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスを介して、商標ロイヤルティ報酬が消費者に割り当てられる。本実施形態において、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスが製品ディスペンサに接近する時に、214A〜214C等の無線通信デバイス、ならびに製品ディスペンサは、無線通信を介して、通信することができる。商標ロイヤルティ報酬は、製品ディスペンサから製品もしくは飲料を購入せずに、消費者にクレジットする、あるいは消費者によって取得することができる。このタイプのロイヤルティ報酬は、飲料もしくは製品が製品ディスペンサから分配あるいは購入されなかったことから、「商標ロイヤルティ報酬」と称することができる。
【0091】
ブロック1104の後には決定ブロック1106が続き、ここで、消費者が製品を分配したかどうかの判定が行われる。判定が肯定である、すなわち消費者が製品を分配する場合、方法1100はブロック1108で継続する。判定が否定である、すなわち消費者が製品を分配しない場合、方法1100は終了する。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサに組み込まれたプロセッサもしくはコントローラは、消費者が、102A等の製品ディスペンサから製品を分配するかどうかを判定することができる。
【0092】
ブロック1108において、製品ロイヤルティ報酬を、クライアントタイプもしくは無線の通信デバイスを介して、消費者に割り当てることができる。本実施形態において、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスは、消費者がロイヤルティ報酬を獲得するのを容易にすることができる。例えば、214A〜214C等の無線通信デバイスは、製品ロイヤルティ報酬を記憶、あるいは消費者に関連するアカウントに与えることができる。この場合、ロイヤルティ報酬は、製品が消費者に分配されたので、「製品ロイヤルティ報酬」とみなすことができる。このようなロイヤルティ報酬は、「製品ロイヤルティ報酬」と称することができ、分配される製品もしくは飲料のタイプおよび/もしくは種類に部分的に基づいて調整することができる。
【0093】
方法1100は、ブロック1108の後に終了する。
【0094】
図12〜13を参照すると、無料もしくは割り引きの飲料を得るための頻回飲用プログラムを実施する、例示的な方法1200、1300が示されている。
【0095】
図12に示されている実施形態において、頻回飲用プログラムは、消費者が、頻回飲料報酬を獲得し、次いで、そのような報酬を製品ディスペンサから分配される無料の製品と引き換えるのを可能にする。
【0096】
方法1200は、ブロック1202で開始する。ブロック1202において、製品ディスペンサによって消費者が識別される。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報を受信あるいは取得することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者を識別することができる。このような消費者識別は、RFIDタグ、トークン、カード、ロイヤルティカード、個人識別コード、PIN、消費者の無線データ処理デバイスによるもの、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の識別デバイスまたは方法によるものとすることができる。
【0097】
ブロック1202の後にはブロック1204が続き、ここで、製品ディスペンサが、消費者によって分配される1つ以上の製品もしくは飲料を追跡する。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に対して、または消費者によって分配される1つ以上の製品もしくは飲料に関連する情報を生成することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者に対して、または消費者によって分配される1つ以上の製品もしくは飲料に関連する情報に少なくとも部分的に基づいて、関連する
図1の110等のメモリもしくは他のデータ記憶デバイスに情報を記憶することができる。このように、消費者に対して、または消費者によって分配される1つ以上の製品もしくは飲料を、製品ディスペンサによって追跡することができる。
【0098】
ブロック1204の後にはブロック1206が続き、ここで、分配される製品もしくは飲料のタイプ、種類、ならびに/または製品もしくは飲料の分量に少なくとも部分的に基づいて、頻回飲料報酬が消費者に割り当てられる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者に対して、または消費者によって分配される製品もしくは飲料のタイプ、種類、ならびに/または製品もしくは飲料の分量に少なくとも部分的に基づいて、消費者に割り当てるように、頻回飲料報酬等の報酬を決定することができる。
【0099】
ブロック1206の後にはブロック1208が続き、ここで、頻回飲用報酬が、消費者が選択したアカウントに計上される。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに報酬データを伝送することができる。126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、頻回飲料報酬に関連するデータもしくは他の報酬データを、消費者が事前に選択あるいは指定したアカウントに記憶することができる。一実施形態において、アカウントを、消費者のために生成することができ、かつ、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに関連するメモリ、もしくは110等の他のデータ記憶デバイスに記憶することができる。報酬がアカウントに計上される前に、消費者は、報酬を受け取るアカウントを選択あるいは指定することができる。例えば、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた126等のプロセッサもしくはコントローラは、報酬を受け取るアカウントを選択あるいは指定するように、112等のユーザインタフェースを介して、オプションを消費者に提供することができる。別の実施例において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、報酬を受け取るアカウントを選択あるいは指定するように、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスを介して、オプションを消費者に提供することができる。いずれの場合においても、選択した報酬を受け取るアカウントに関する消費者の入力は、ローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに関連するメモリに記憶することができる。
【0100】
方法1200は、ブロック1208の後に終了する。
【0101】
図13は、無料もしくは割り引きの飲料を得るための頻回飲用プログラムを実施する、別の方法1300を示している。
図13に示されている実施形態において、消費者は、印刷した報酬コード、および/もしくは報酬を頻回飲用アカウントに加えるように、消費者が後にオンラインで入力できる、他のタイプおよび種類のコードを受信することができる。この点に関して、消費者は、製品ディスペンサにおいてデータを受信してもよく、また、頻回飲用報酬が与えられるように、MYCOKEREWARDS.COM等のウェブサイトにおいてデータを入力してもよい。
【0102】
図13に示されている方法1300は、ブロック1302で開始する。ブロック1310において、製品ディスペンサによって消費者が識別される。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報を受信あるいは取得することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた126等のプロセッサもしくはコントローラは、識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者を識別することができる。このような消費者識別は、RFIDタグ、トークン、カード、ロイヤルティカード、個人識別コード、PIN、消費者の無線データ処理デバイスによるもの、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の識別デバイスまたは方法によるものとすることができる。
【0103】
ブロック1302の後にはブロック1304が続き、ここで、製品ディスペンサが、消費者によって分配される製品もしくは飲料を追跡する。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に対して、または消費者によって分配される1つ以上の製品もしくは飲料に関連する情報を生成することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた126等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者に対して、または消費者によって分配される1つ以上の製品もしくは飲料に関連する情報に少なくとも部分的に基づいて、関連する110等のメモリもしくは他のデータ記憶デバイスに情報を記憶することができる。このように、消費者に対して、または消費者によって分配される1つ以上の製品もしくは飲料を、製品ディスペンサによって追跡することができる。
【0104】
ブロック1304の後にはブロック1306が続き、ここで、分配される製品もしくは飲料のタイプ、種類、ならびに/または製品もしくは飲料の分量に少なくとも部分的に基づいて、頻回飲料報酬が消費者に割り当てられる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の126等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者に対して、または消費者によって分配される製品もしくは飲料のタイプ、種類、ならびに/または製品もしくは飲料の分量に少なくとも部分的に基づいて、消費者に割り当てるように、頻回飲料報酬等の報酬を決定することができる。
【0105】
ブロック1306の後にはブロック1308が続き、ここで、報酬コードが印刷され、および/あるいは消費者へ通信される。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の126等のプロセッサまたはコントローラは、消費者に伝送するための報酬コードを生成、または受信することができる。126等のプロセッサもしくはコントローラは、134等のプリンタ等の出力デバイス、または112等のユーザインタフェースを介して、報酬コードを消費者に提供することができる。別の実施形態において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者へ通信するために、報酬コードを生成することができ、かつ当該報酬コードを102A等の製品ディスペンサに伝送することができる。さらに別の実施形態において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者による受け取りのために、報酬コードを生成し、かつ104等のネットワークを介して、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスに報酬コードを伝送することができる。いずれの場合においても、報酬コードは、消費者に印刷および/あるいは通信される。
【0106】
ブロック1308の後にはブロック1310が続き、ここで、頻回飲用報酬を消費者のアカウントに計上するように、消費者がオンラインで報酬コードを入力できるようにする。示されている実施形態において、消費者は、消費者が選択する後日の日付、時間、ならびに/または場所において、ウェブサイト、ウェブページ、もしくは他のオンライン場所へのアクセスをオンラインで得るように、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスを利用することができる。別の実施形態において、消費者は、消費者が選択する後日の日付、時間、ならびに/または場所において、ウェブサイト、ウェブページ、もしくは他のオンライン場所にアクセスするように、製品ディスペンサを利用することができる。いずれの場合においても、消費者は、ウェブサイト、ウェブページ、もしくは他のオンライン場所を介して、オンラインで報酬コードを入力することができる。
図1の126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、報酬コードを受信することができ、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、頻回飲料報酬等の報酬を消費者のアカウントに計上することができる。126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、頻回飲料報酬に関連するデータもしくは他の報酬データを、消費者が事前に選択あるいは指定したアカウントに記憶することができる。一実施形態において、アカウントを、消費者のために生成することができ、かつ、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに関連するメモリ、もしくは110等の他のデータ記憶デバイスに記憶することができる。報酬がアカウントに計上される前に、消費者は、報酬を受け取るアカウントを選択あるいは指定することができる。例えば、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、報酬を受け取るアカウントを選択あるいは指定するように、112等のユーザインタフェースを介して、オプションを消費者に提供することができる。別の実施例において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、報酬を受け取るアカウントを選択あるいは指定するように、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスを介して、オプションを消費者に提供することができる。
【0107】
いずれの場合においても、選択した報酬を受け取るアカウントに関する消費者の入力は、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに関連するメモリ、もしくは110等の他のデータ記憶デバイスに記憶することができる。
【0108】
方法1300は、ブロック1310の後に終了する。
【0109】
図14は、無料もしくは割り引きの飲料を得るための頻回飲用プログラムを実施する、別の方法1400を示している。
図14示されている実施形態において、消費者は、製品ディスペンサにおいて頻回飲料報酬を引き換えることができる。
【0110】
図14に示されている方法1400は、ブロック1402で開始する。ブロック1420において、製品ディスペンサによって消費者が識別される。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報を受信あるいは取得することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者を識別することができる。このような消費者識別は、RFID、トークン、カード、ロイヤルティカード、個人識別コード、PIN、消費者の無線データ処理デバイスによるもの、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の識別デバイスまたは方法によるものとすることができる。
【0111】
ブロック1402の後にはブロック1404が続き、ここで、製品ディスペンサは、消費者の頻回飲料報酬の状態を取得するように、データ処理リソースとローカルおよび/もしくはリモートにデータ通信することができる。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに識別データを伝送することができる。識別データに少なくとも部分的に基づいて、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、頻回飲料報酬または消費者に関連するアカウントを取得する、あるいは見つけることができる。一実施形態において、106等のプロセッサもしくはコントローラは、頻回飲料報酬または消費者に関連するアカウントを取得する、あるいは見つけるように、関連する110等のメモリもしくはデータ記憶デバイスにアクセスし得る。
【0112】
一実施形態において、任意のアカウントに対して報酬の状態が取得される前に、消費者は、報酬を受け取り、引き換えるアカウントを選択あるいは指定することができる。例えば、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、報酬を受け取り、引き換えるアカウントを選択あるいは指定するように、112等のユーザインタフェースを介して、オプションを消費者に提供することができる。別の実施例において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、報酬を受け取るアカウントを選択あるいは指定するように、
図2の214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスを介して、オプションを消費者に提供することができる。いずれの場合においても、選択した報酬を受け取るアカウントに関する消費者の入力は、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに関連するメモリ、もしくは110等の他のデータ記憶デバイスに記憶することができる。
【0113】
ブロック1404の後には決定ブロック1406が続き、ここで、消費者が、無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料に対する十分な報酬を有するかどうかに関して判定が行われる。判定が肯定である、すなわち消費者が、無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料に対する十分な報酬を有する場合、方法1400はブロック1408で継続する。判定が否定である、すなわち消費者が、無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料に対する十分な報酬を有さない場合、方法1400は終了する。示されている実施形態において、
図1の126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料に対する十分な報酬が、消費者に関連するアカウントに存在するかどうかを判定することができる。例えば、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料に対応する閾値額と、アカウント内の報酬額とを比較することができる。当該比較に少なくとも部分的に基づいて、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者に関連するアカウントが、無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料に対する十分な報酬を有するかどうかを判定することができる。
【0114】
ブロック1408において、消費者には、消費者が頻回飲料報酬を無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料と引き換えることができる旨が知らされる。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者が頻回飲料報酬を無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料と引き換えることができる旨の通信を生成あるいは消費者に伝送することができる。別の実施形態において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者への通信のために、メッセージ等の通信もしくは他の出力を生成し、当該メッセージを102A等の製品ディスペンサに伝送することができる。102A等の製品ディスペンサに関連する106等のプロセッサまたはコントローラは、消費者に通信するためのメッセージを受信することができる。いずれの場合においても、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、例えば112等のユーザインタフェース等の出力デバイスを介して、メッセージを消費者に提供することができる。
【0115】
ブロック1408の後には決定ブロック1410が続き、ここで、消費者が、報酬を無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料と引き換えることを望むかどうかに関して判定が行われる。判定が肯定である、すなわち消費者が、報酬を無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料と引き換えることを望む場合、方法1400はブロック1412で継続する。
【0116】
判定が否定である、すなわち、消費者が、報酬を無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料と引き換えることを望まない場合、方法1400は終了する。
図14に示される実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者が、報酬を無料もしくは割り引きの製品もしくは飲料と引き換えることを望むかどうかを判定することができる。例えば、106等のプロセッサもしくはコントローラは、112等のユーザインタフェースを介して、消費者の入力もしくは選択を受信することができ、かつ当該入力もしくは選択が、消費者が報酬の引き換えを望むか、報酬の引き換えを望まないかに対応するかどうかを判定することができる。
【0117】
ブロック1412において、消費者には、頻回飲用報酬が引き換えられた旨、ならびにこの製品もしくは飲料の費用が無料である、あるいは割り引きされている旨が知らされる。本実施形態において、消費者への通知に関連する情報は、
図1のコントローラ106等の、製品デバイスに組み込まれたプロセッサもしくはコントローラによって消費者に送信することができる。消費者への通知に関連する情報は、102A等の製品ディスペンサに組み込まれたユーザインタフェース上に表示することができる。
【0118】
ブロック1412の後にはブロック1414が続き、ここで、頻回飲用報酬の合計および/もしくはアカウントの状態は、あらゆる報酬の引き換えを反映する。示されている実施形態において、
図1のコントローラ106等の、製品デバイスに組み込まれたプロセッサもしくはコントローラは、消費者のアカウント内の頻回飲用報酬等の報酬の合計を調整するように、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースと通信することができる。さらに、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、現在もしくは将来の報酬の引き換えに対する十分な報酬の合計がアカウント内にあるかどうかに基づいて、アカウントの状態を変えてもよい。
【0119】
方法1400は、ブロック1414の後に終了する。
【0120】
図15〜16を参照すると、ユーザインタフェースのスキン形成をカスタマイズするために消費者の好みを使用する、例示的な方法1500、1600が示されている。
【0121】
図15を参照すると、方法1500はブロック1502で開始し、消費者が、特別仕様のグラフィカルユーザインタフェースのスキン形成、ならびに1つ以上の消費者の興味を選択できるようにする。
図15に示されている実施形態において、消費者は、特定の特別仕様のグラフィカルユーザインタフェースのスキン形成、ならびに1つ以上の消費者の興味に対応する、1つ以上の指示の選択等のデータを、
図1の112等のユーザインタフェースを介して入力することができる。特別仕様のグラフィカルユーザインタフェースのスキン形成には、スキン、色、デザイン、パターン、グラフィック、テーマ、コンテンツに基づくテーマ、音声ファイル、音、または他の任意の視覚および/もしくは音声の構成が含まれるが、これに限定されない。例えば、特別仕様のグラフィカルユーザインタフェースのスキン形成には、MACDONALD(商標)の色調および商標、COCA−COLA(商標)の色調および商標、野球チームATLANTA BRAVES(商標)の色調および商標、ならびに/または特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、概して、全てのタイプおよび種類の組織の色調、グラフィックおよび商標が挙げられるが、これに限定されない。消費者の興味には、ニュース、天気、スポーツ、金融、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の興味が含まれるが、これに限定されない。例えば、消費者が野球に興味がある場合は、特別仕様のグラフィカルユーザインタフェースを、野球がテーマであるスキンにすることができる。別の実施例において、消費者がNASCAR(商標)レースを好む場合は、特別仕様のグラフィカルユーザインタフェースを、NASCAR(商標)レースのスキンにすることができ、NASCAR(商標)レースに関連するニュース、天気、ならびにスポーツの情報を、特別仕様のグラフィカルユーザインタフェースにポピュレートするように、取得して使用することができる。
【0122】
ブロック1502の後にはブロック1504が続き、ここで、消費者が選択した好みならびに興味のうちの1つ以上が記憶される。本実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者が選択した好みならびに興味のうちの1つ以上を、関連する110等のメモリもしくはデータ記憶デバイスに記憶することができる。別の実施例において、102A等の製品ディスペンサは、消費者が選択した好みならびに興味のうちのいくつか、もしくは全てを、関連する110等のメモリもしくはデータ記憶デバイスに記憶するために、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに伝送することができる。いずれの場合においても、消費者が選択した好みならびに興味のうちの1つ以上を、その後の読み出しおよび/もしくは処理のために、関連するメモリもしくは他のデータ記憶デバイスに記憶することができる。
【0123】
方法1500は、ブロック1504の後に終了する。
【0124】
図16を参照すると、グラフィカルユーザインタフェースをカスタマイズするように、1つ以上の消費者の好みならびに興味を利用するための方法1600が示されている。
【0125】
方法1600はブロック1602で開始し、ここで、製品ディスペンサによって消費者が識別される。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報を受信あるいは取得することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者を識別することができる。このような消費者識別は、RFID、トークン、カード、ロイヤルティカード、個人識別コード、PIN、消費者の無線データ処理デバイスによるもの、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の識別デバイスまたは方法によるものとすることができる。
【0126】
ブロック1602の後にはブロック1604が続き、ここで、製品ディスペンサが、消費者の好みならびに興味のうちの1つ以上を取得する。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに識別データを伝送することができる。識別データに少なくとも部分的に基づいて、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者の好みならびに興味のうちの1つ以上を取得する、あるいは見つけることができ、例えば、これは消費者に関連する事前に作成したアカウントに記憶されていてもよい。
【0127】
ブロック1604の後にはブロック1606が続き、ここで、消費者の好みに少なくとも部分的に基づいて、ユーザインタフェースは、インタフェースのスキン形成、および関連する消費者の興味のデータによるインタフェースへのポピュレートを含んだカスタマイズが行われる。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、1つ以上の消費者の好みを受信あるいは取得することができ、106等のコントローラは、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた112等のグラフィカルユーザインタフェースをカスタマイズするように、消費者の好みのうちのいくつか、もしくは全てを利用することができる。消費者の興味のデータには、ニュース、天気、スポーツ、金融、ならびに/または特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび/もしくは種類のデジタルコンテンツが含まれるが、これに限定されない。
【0128】
方法1600は、ブロック1606の後に終了する。
【0129】
図17を参照すると、消費者の配合表によって製品ディスペンサを構成する、例示的な方法1700が示されている。
【0130】
方法1700はブロック1702で開始し、ここで、消費者に関連する識別情報もしくは好みの情報を受信する。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、例えば消費者によって提供されるコード化した媒体情報の形態で、識別情報もしくは好みの情報を受信あるいは取得することができる。コード化した媒体情報には、配合プロファイル、1つ以上の製品原料のリスト、および製品のうちの1つ以上に関連する情報が含まれるが、これに限定されない。コード化した媒体情報を記憶することができるコード化した媒体には、サムドライブ、メモリスティック、メモリ、データ記憶デバイス、またはデータを製品ディスペンサに転送することができる任意のデバイスまたは方法が含まれるが、これに限定されない。一実施形態において、消費者は、1つ以上の配合表を調合して、コード化した媒体に配合表を記憶させることができる。
【0131】
ブロック1702の後にはブロック1704が続き、ここで、消費者の配合プロファイルが決定される。本実施形態において、消費者によって提供されるコード化した媒体情報に少なくとも部分的に基づいて、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者の配合プロファイルを決定することができる。消費者の配合プロファイルには、配合プロファイル、1つ以上の製品原料のリスト、および製品が含まれるが、これに限定されない。
【0132】
ブロック1704の後にはブロック1706が続き、ここで、消費者の配合プロファイルに少なくとも部分的に基づいて、製品ディスペンサが構成される。本実施形態において、製品ディスペンサ102Aに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、所望の製品を分配するための、任意の数の製品原料パッケージ、弁、およびポンプを用意することによって、102A等の製品ディスペンサを構成することができる。
【0133】
一実施形態において、消費者の配合プロファイルは、製品ディスペンサが、1つ以上の製品もしくは、消費者が事前に配合プロファイルに記憶させた製品の調合を消費者に提供するのを可能にすることができる。
【0134】
ブロック1706の後にはブロック1708が続き、ここで、消費者の配合プロファイルに少なくとも部分的に基づいて、消費者が製品を分配することができるようにする。本実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者の配合プロファイルに少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の製品を調合して分配することができる。
【0135】
方法1700は、ブロック1708の後に終了する。
【0136】
図18を参照すると、消費者の配合表を伴う飲料形成ディスペンサを構成する例示的な方法が示されている。
【0137】
方法1800はブロック1802で開始し、ここで、飲料形成ディスペンサによって消費者の入力が受信される。本実施形態において、
図1の102A等の飲料形成ディスペンサは、消費者に関連する、あるいは消費者によって提供されるコード化した媒体情報からの入力等の、入力を消費者から受信あるいは取得することができる。コード化した媒体情報には、配合プロファイル、1つ以上の飲料形成原料のリスト、および飲料のうちの1つ以上に関連する情報が含まれるが、これに限定されない。コード化した媒体情報を記憶することができるコード化した媒体には、サムドライブ、メモリスティック、メモリ、データ記憶デバイス、またはデータを飲料形成ディスペンサに転送することができる任意のデバイスまたは方法が含まれるが、これに限定されない。一実施形態において、消費者は、飲料形成ディスペンサに入力を提供する前に、1つ以上の配合表を調合して、コード化した媒体に配合表を記憶させることができる。
【0138】
ブロック1802の後にはブロック1804が続き、ここで、消費者の配合プロファイルが決定される。本実施形態において、消費者によって提供されるコード化した媒体情報からの入力等の、消費者からの入力に少なくとも部分的に基づいて、102A等の飲料形成ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者の配合プロファイルを決定することができる。消費者の配合プロファイルには、配合プロファイル、1つ以上の飲料形成原料のリスト、および飲料が含まれるが、これに限定されない。
【0139】
ブロック1804の後にはブロック1806が続き、ここで、消費者の配合プロファイルによって飲料形成ディスペンサが構成される。本実施形態において、飲料形成ディスペンサ102Aに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者の配合プロファイルから、またはこれに関連した所望の飲料を分配するための、任意の数の飲料形成原料パッケージ、弁、およびポンプを用意することによって、102A等の飲料形成ディスペンサを構成することができる。一実施形態において、消費者の配合プロファイルは、飲料形成ディスペンサが、1つ以上の消費者が事前に配合プロファイルに記憶させた飲料の調合を消費者に提供するのを可能にすることができる。
【0140】
ブロック1806の後にはブロック1808が続き、ここで、消費者の配合プロファイルに少なくとも部分的に基づいて、消費者は飲料を分配することができる。本実施形態において、102A等の飲料形成ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者の配合プロファイルに少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の飲料を調合して分配することができる。
【0141】
方法1800は、ブロック1808の後に終了する。
【0142】
図19を参照すると、消費製品もしくは飲料のリストを管理する1つの例示的な方法1900が示されている。
【0143】
方法1900は、ブロック1902で開始する。ブロック1902において、消費者が識別される。本実施形態において、
図1の102A等の製品ディスペンサは、消費者に関連する識別情報を受信あるいは取得することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサもしくはコントローラは、識別情報に少なくとも部分的に基づいて、消費者を識別することができる。このような消費者識別は、RFID、トークン、カード、ロイヤルティカード、個人識別コード、PIN、消費者の無線データ処理デバイスによるもの、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび種類の識別デバイスまたは方法によるものとすることができる。
【0144】
一実施形態において、消費者は、214A〜214C等のクライアントタイプのデバイスもしくは無線通信デバイスを介して、PINコード等の個人用識別コードを製品ディスペンサに示すことができる。他の実施形態において、消費者は、バッジまたは磁気カードを示すこと、および/もしくは特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび/もしくは他の種類の識別を利用することができる。
【0145】
ブロック1902の後にはブロック1904が続き、ここで、消費者の過去の製品リストが読み出される。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースに識別データを伝送することができる。識別データに少なくとも部分的に基づいて、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者に関連する過去の製品リストを取得する、あるいは見つけることができる。一実施形態において、126等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者に関連する過去の製品リストを取得する、あるいは見つけるように、関連する110等のメモリもしくはデータ記憶デバイスにアクセスし得る。過去の製品リストには、特定の消費者が要求した、注文した、分配した、あるいは1つ以上の製品ディスペンサ、もしくは他のタイプのディスペンサもしくはデバイスから受け取った、一部もしくは全ての以前もしくは過去の製品の履歴リストを含むことができるが、これに限定されない。いずれの場合においても、製品ディスペンサは、消費者の過去の製品リストを取得するように、サーバもしくはデータ処理リソースとローカルおよび/もしくはリモートにデータ通信することができる。
【0146】
ブロック1904の後にはブロック1906が続き、ここで、過去の製品リストを考慮して、消費者が試みる次の製品が決定される。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者に関連する過去の製品リストに少なくとも部分的に基づいて、消費者が試みる少なくとも1つの次の製品を決定することができる。例えば、1つ以上の製品もしくは製品の調合の相対的な頻度の比較を判定することができ、消費者が試みる次の製品は、特定の製品もしくは製品の調合が過去の製品リスト上に現れる頻度が相対的に低いか、または相対的に高いかに基づくことができる。一実施例において、消費者が試みる次の製品が過去の製品リスト上に現れない場合がある。一実施形態において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者に関連する過去の製品リストに少なくとも部分的に基づいて、消費者が試みる少なくとも1つの次の製品を決定することができる。いずれの場合においても、過去の製品リストを考慮して、消費者が試みる次の製品を決定することができる。
【0147】
ブロック1906の後にはブロック1908が続き、ここで、消費者には、消費者が試みるように決定された製品に関する情報がプロンプトされる。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者が試みるように決定された製品に関連する情報を消費者にプロンプトする通信を生成あるいは消費者に伝送することができる。106等のプロセッサもしくはコントローラは、112等のユーザインタフェース等の出力デバイスを介して、消費者に対してメッセージを提供することができる。消費者が試みるように決定された製品に関連する情報には、製品名、栄養面での恩恵、製品もしくは飲料のタイプもしくは種類の説明、インフォマーシャル、テレビ広告、ならびに/または特定の実施形態において必要および/もしくは所望に応じて、他のタイプおよび/もしくは種類の情報を含むことができるが、これに限定されない。一実施形態において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者が試みるように決定された製品に関連する情報を消費者にプロンプトする消費者への通信のために、メッセージ等の通信もしくは他の出力を生成し、当該メッセージを102A等の製品ディスペンサに伝送することができる。別の実施形態において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、メッセージ等の通信もしくは他の出力を生成し、104等のネットワークを介して、当該メッセージを消費者に伝送することができる。消費者は、クライアントタイプのデバイス、携帯電話、無線通信デバイス、もしくは他の任意の通信デバイスまたは方法を介して、メッセージを受信することができる。102A等の製品ディスペンサに組み込まれた106等のプロセッサまたはコントローラは、消費者に通信するためのメッセージを受信することができる。いずれの場合においても、消費者には、消費者が試みるように決定された製品に関する情報がプロンプトされる。
【0148】
ブロック1908の後には決定ブロック1910が続き、ここで、消費者が製品を試みることを望むかどうかの判定が行われる。判定が肯定である、すなわち提案された製品を消費者が試みることを望む場合、方法1900はブロック1914で継続する。判定が否定である、すなわち提案された製品を消費者が試みることを望まない場合、方法1900はブロック1912で継続する。
図19に示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサもしくはコントローラは、消費者が製品を試みることを望むかどうかを判定することができる。例えば、106等のプロセッサもしくはコントローラは、112等のユーザインタフェースを介して、消費者の入力もしくは選択を受信することができ、かつ当該入力もしくは選択が、消費者が製品を試みることを望むかどうかに対応するかどうかを判定することができる。
【0149】
ブロック1912において、製品を選択するための入力が消費者から受信される。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサまたはコントローラは、消費者に製品を選択させることができる。例えば、消費者が、提案された、または消費者が試みるように決定された製品を選択する機会を有した後に、消費者は、提案された製品の代わりに、異なる製品を試すことを決定もしくは選択してもよい。消費者は、112等のユーザインタフェース等の製品ディスペンサに組み込まれたユーザインタフェースを介して、異なる製品を選択してもよい。
【0150】
ブロック1912の後にはブロック1916が続き、ここで、製品が分配される。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサまたはコントローラは、消費者に所望の製品を分配させることができる。
【0151】
ブロック1914に戻ると、消費者の過去の製品リストが最新の選択により更新される。示されている実施形態において、102A等の製品ディスペンサに組み込まれた
図1の106等のプロセッサまたはコントローラは、消費者に関連する過去の製品リストを、最新の製品選択により更新することができる。例えば、消費者が試みることを決定した製品を消費者が選択しなかった場合に、特定の製品が消費者に再び提示されないように、過去の製品リストを更新することができる。一実施形態において、126等のローカルおよび/もしくはリモートのサーバもしくはデータ処理リソースは、消費者に関連する過去の製品リストを、最新の製品選択によって更新することができる。いずれの場合においても、消費者の過去の製品リストが、最新の選択によって更新される。
【0152】
ブロック1914の後にはブロック1916が続き、これは上述したとおりである。
【0153】
方法1900は、ブロック1916の後に終了する。
【0154】
一実施形態において、1人以上の消費者は、1つ以上の異なる製品調合を試みるように、サインアップすることができる。例えば、消費者が、消費者自身を製品ディスペンサに識別させるたびに、それぞれの消費者の過去の製品リストの履歴が読み出される。過去の製品リストの履歴が読み出されると、消費者が以前に試みたことがない製品もしくは調合を消費者に示す決定が行われる。消費者は、消費者が試みるように決められた、提案された調合もしくは製品を試みるように決めることができる。提案された製品の調合、または消費者が試みるように決定された製品が、消費者に分配される時に、その製品が消費者に再び提示されないように、このことが過去の製品リストに加えられる。別の実施形態において、過去の製品リストは、提案された製品の調合、または消費者が試みるように決定された製品が、他の製品もしくは製品の調合よりも提示される頻度が低く、または頻度が高くなるように変更され得る。
【0155】
本発明の種々の実施形態の能力は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの何らかの組み合わせたもので実施することができる。
【0156】
一実施例として、本発明の1つ以上の態様は、例えばコンピュータが使用可能な媒体を有する製造品(例えば、1つ以上のコンピュータプログラム製品)内に含めることができる。媒体は、本発明の実施形態の能力を提供および容易にするための、例えばコンピュータで読み取り可能なプログラムコード手段を、その中に組み込んでいる。製造品は、コンピュータシステムの一部として含めること、または別途販売することができる。好適な製造品の一実施例は、
図1に記載されている114等の、消費者相互作用エンジンまたはモジュールである。
【0157】
加えて、本発明の実施形態の能力を実行するように、機械で実行可能な少なくとも1つのプログラム、または一組の命令を明白に具体化する、機械で読み取り可能な、少なくとも1つのプログラム記憶デバイスを提供することができる。機械で読み取り可能な、好適なプログラム記憶デバイスの一実施例は、
図1に記載されている110等の、メモリまたはデータ記憶デバイスである。
【0158】
本明細書で示されるフローチャートは、例示的なものである。請求項記載の発明の範囲から逸脱すること無く、これらの図または要素(または動作)の多数の変形例が存在してもよい。たとえば、要素は、異なる順序で実行されてもよく、あるいは、要素が追加、削除または修正されてもよい。これらの変形例の全ては、請求項記載の発明の一部とみなされる。
【0159】
本発明の実施形態を説明してきたが、当業者は、現在および将来のいずれにおいても、以下の請求項の範囲内にある種々の改善および増強を行ってもよいことが理解されるであろう。これらの請求項は、最初に説明した本発明に対する適切な保護を維持するように解釈されるべきである。