(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
従来の赤外線用光学系は、使用されるゲルマニウム(Ge)、カルコゲナイト等の赤外線用レンズ材料が非常に高価であるため、少ないレンズ枚数で構成されることが強く望まれている。
【0003】
(1)従来の2枚レンズ構成の赤外線用光学系としては、物体側から順に、共に硫化亜鉛(ZnS)を材料とする第1レンズL1および第2レンズL2の2枚のレンズで構成されたものが提案されている。第1レンズL1は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状で、かつ凹面側が回折作用を有する非球面形状、第2レンズL2は、少なくとも一方の面が非球面形状とされている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
(2)従来の他の2枚レンズ構成の赤外線用光学系としては、3μmから14μmまでの赤外線から遠赤外線までの波長域で用いられ、物体側より順に、物体側に凸面を向けた凸メニスカスの第1レンズと、物体側に凹面を向けた凸メニスカスの第2レンズの2枚のレンズで構成され、第1レンズと第2レンズの少なくとも一方の両面を回折光学素子面としたことを特徴とする赤外線光学系が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
(3)従来の他の2枚レンズ構成の赤外線用光学系としては、物体側より順に、第1レンズG1と第2レンズG1とで構成し、第1レンズG1は物体側に凸面を向けた正メニスカス形状、第2レンズG2は像側に凸面を向けた正メニスカス形状とし、第1レンズG1の像側の面または第2レンズG2の物体側の面を回折光学面とし、回折光学面以外の1以上の面を非球面とする赤外線用光学系が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
(4)一方、暗視野監視装置等に使用する赤外線用光学系は、広い静止監視領域をもつことが望まれ、画角の広い赤外線用光学系が提案されている。例えば、レンズの構成枚数が少なく、バックフォーカスが大きく、歪曲を含めた諸収差を良好に補正した明るい赤外光学系等を目指したもので、物体側から順に、少なくとも1枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11を含む負の屈折力を有する第一レンズ群G1と、正の屈折力を有する第二レンズ群G2とから構成され、所定の条件式を満足する赤外線用光学系である(特許文献4参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
(1)特許文献1に開示された赤外線光学系は、2枚構成で画角が18°である。レンズ構成は、物体側から順に、正レンズ、パワーの弱い正または負レンズという構成であるため、ペッツバール和が大きく、広角化すると像面をフラットに保つことが困難である。また、特許文献1の構成においては、画角が20°を超える場合、レンズ2枚構成では軸外収差の補正が困難であるから、レンズ3枚構成となっている。
(2)引用文献2に開示された赤外線レンズは、2枚構成で画角が28°の赤外線用光学系である。しかしそのレンズ構成が、物体側から順に、正レンズ、正レンズという構成であるため、ペッツバール和が大きく、広角化すると像面をフラットに保つことが困難である。
(3)引用文献3に開示された赤外線用結像レンズは、2枚構成で画角が34°の赤外線用光学系であるが、物体側から順に、正レンズ、正レンズという構成であるため、ペッツバール和が大きく、広角化すると像面をフラットに保つことが困難である。
(4)引用文献4に開示された赤外光学系は、負レンズ先行タイプで画角が66°である。しかし、構成レンズは、4枚又は5枚が必要であり、高い製造コストに加えレンズ透過やレンズ表面反射による光量損失が大きいという問題がある。
【0009】
(発明の目的)
本発明は、赤外線用光学系に関する先行技術の上述した問題点に鑑みてなされたものであって、レンズ構成が2枚でありながら、広画角においても収差が良好に補正された赤外線用光学系を提供することを目的とする。特に、40°から110°の広画角を得ても、ペッツバール和が大きくならず、像平面を確保できる赤外線用光学系を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズの2枚のレンズから構成され、
第1レンズは、像側に凹面を向けた形状であり、
第2レンズは、物体側に凸面を向けた形状であり、
以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする赤外線用光学系。
2.1 ≦ d/f ≦ 11 ・・・・・・・・・・・・(1)
ただし、
d:第1レンズの像側の面から第2レンズの物体側の面までの光軸上の距離
f:全系の焦点距離
である。
なお、条件式(1)に関し、好ましくは、
2.9≦ d/f ≦ 5.5 ・・・・・・・・・・・・(1’)
である。
【発明の効果】
【0011】
本発明の赤外線用光学系によれば、レンズ構成が2枚でありながら、広画角においても収差が良好に補正された赤外線用光学系を構成することができる。特に、40°から110°の広画角を得ても、ペッツバール和が大きくならず、像平面を確保した赤外線用光学系を構成できる。例えば、本発明の赤外線用光学系のペッツバール和は、引用文献2の赤外線用光学系の1/3以下にすることができる。
【0012】
条件式(1)の下限を下回ると、ペッツバール和が大きくなり、像面を平面に保つのが難しく、広角化が困難になる。条件式(1)の上限を上回ると、倍率色収差の抑制が困難となる。また、各面における非点収差の発生量が大きくなり、製造誤差に対する光学性能の感度が高く、製造が難しくなる。
【0013】
条件式(1’)を満たすことにより、広画角においても収差がより良好に補正された赤外線用光学系を構成することができる。特に、40°から110°の広画角を得ても、ペッツバール和をより小さく抑え、より良い像平面を確保した赤外線用光学系を構成できる。
【0014】
本発明の実施態様及びその効果は以下の通りである。
(実施態様1)
上記本発明の赤外線用光学系において、更に、絞りが、前記第1レンズと第2レンズとの間に配置されていことを特徴とする。
【0015】
絞りを負の屈折力の第1レンズと正の屈折力の第2レンズとの間に配置することにより、両レンズにおいて軸外光線が低いところを通過するようになり、各レンズ面の軸外光線の非点収差等の発生量を抑えることができるので、少ないレンズ枚数であっても、非点収差を補正することができる。
また、負の屈折力の第1レンズを絞りより物体側に配置することにより、入射瞳を絞りより物体側の位置に形成し、さらに入射瞳の直径を小さくすることにより、赤外線用光学系で重要な課題である周辺光量の不足を大幅の抑えることができる。
一方、絞りを前記第1レンズと第2レンズとの間に配置することは、前記第1レンズと第2レンズの直径を小さくし易い。
【0016】
(実施態様2)
上記本発明の赤外線用光学系において、更に、以下の条件式(2)を満たすことを特徴とする。
-2.1 ≦ f1/f2 ≦ -0.80 ・・・・・・・・・(2)
ただし、
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
【0017】
条件式(2)の下限を下回ると、ペッツバール和が大きくなり、像面の平面性を保つことができず、広角化ができない。
条件式(2)の上限を上回ると、ペッツバール和が負の方向に大きくなる。条件式(2)の上限を上回ると、さらに各レンズ面での球面収差、コマ収差の発生量が大きくなり、収差の補正が困難になる。
【0018】
条件式(2)に関し、好ましくは、
-1.6 ≦ f1/f2 ≦ -0.96 ・・・・・・・・・(2’)
である。
【0019】
条件式(2’)を満たすことにより、ペッツバール和を小さく抑え、像面の平面性を保ってより広角化が可能となる。さらに、各レンズ面での球面収差、コマ収差の発生量が小さくり、収差の補正が容易になる。
【0020】
(実施態様3)
上記本発明の赤外線用光学系において、更に、前記第1レンズと第2レンズがゲルマニウムからなることを特徴とする。
【0021】
全てのレンズを屈折率が高く、色分散特性に優れたガラス材料であるゲルマニウムを使用することにより、カルコゲナイト等他のガラス材料を使用する場合に比較して、球面収差や色収差を抑制し易いという効果を得ることができる。
【0022】
(実施態様4)
上記本発明の赤外線用光学系において、更に、以下の条件式(3)を満たすことを特徴とする。
0.8 ≦ r2/f ≦ 60 ・・・・・・・・(3)
ただし、
r2:第1レンズの像側の面の曲率半径
f :全系の焦点距離
【0023】
条件式(3)の下限を下回る又は上限を上回ると、各レンズ面での球面収差、コマ収差、非点収差の発生量が大きくなり、赤外線用光学系全体の球面収差、コマ収差、非点集載物部の補正が困難になる。
【0024】
条件式(3)に関し、好ましくは、
3.1 ≦ r2/f ≦ 7.1 ・・・・・・・・(3’)
である。
【0025】
条件式(3’)を満たすことにより、各レンズ面での球面収差、コマ収差の発生量が小さくり、収差の補正が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の第1実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図2】本発明の第1実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図3】本発明の第2実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図4】本発明の第2実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図5】本発明の第3実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図6】本発明の第3実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図7】本発明の第4実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図8】本発明の第4実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図9】本発明の第5実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図10】本発明の第5実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図11】本発明の第6実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図12】本発明の第6実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図13】本発明の第7実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図14】本発明の第7実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。
【
図15】本発明の第8実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図16】本発明の第8実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図17】本発明の第9実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図18】本発明の第9実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図19】本発明の第10実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図20】本発明の第10実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図21】本発明の第9実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図22】本発明の第9実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【
図23】本発明の第9実施形態の赤外線用光学系の光学断面図である。
【
図24】本発明の第10実施形態の赤外線用光学系の収差図であり、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図である。球面収差図(a)において、8,10,14はそれぞれ波長8μm、10μm、14μmの球面収差を示す。非点収差図(b)において、Sは波長10μmのサジタル方向の非点収差を示し、Mは波長10μmのメリジオナル方向の非点収差を示す。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に、本発明の赤外線レンズの実施形態のレンズデータ等を示す。波長は、10μmである。
(第1実施形態)
焦点距離: f = 10.3mm
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 70°
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 Nd
*1 337.1818 2.17 Ge 4.0044
*2 54.0041 20.41 1.0000
(絞り)3 INF 14.59 1.0000
*4 60.7849 4.27 Ge 4.0044
*5 -526.8440 24.71 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00 1.0000
【0028】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 4.06482E-005 8.21676E-009 -8.37004E-010 -3.62747E-012
2 13.2725 0.00000E+000 4.61480E-005 9.19327E-008 -3.66826E-010 -1.60024E-011
4 0.4302 0.00000E+000 -7.08006E-007 -1.19004E-009 -4.24844E-012 8.30175E-014
5 1.0000 0.00000E+000 1.79662E-006 -3.50169E-009 1.75841E-012 8.44718E-014
【0029】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 3.41
条件式(2) f1/f2=-1.18
条件式(3) r2/f = 5.27
【0030】
(第2実施形態)
焦点距離: f =11.5mm
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 60°
【0031】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 Nd
*1 -2010.8899 2.34 Ge 4.0044
*2 75.3424 21.46 1.0000
(絞り)3 INF 14.38 1.0000
*4 70.4046 4.90 Ge 4.0044
*5 -323.1153 26.40 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00 1.0000
【0032】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 7.17980E-005 -2.99560E-007 8.89654E-010 -4.74321E-012
2 1.0000 0.00000E+000 8.60264E-005 -1.86590E-007 6.75849E-010 -9.03629E-012
4 0.9309 0.00000E+000 -6.58696E-007 -8.42890E-010 -1.26210E-011 6.24055E-014
5 1.0000 0.00000E+000 1.64741E-006 -2.93559E-009 -7.59822E-012 6.17267E-014
【0033】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 3.12
条件式(2) f1/f2=-1.24
条件式(3) r2/f = 6.55
【0034】
(第3実施形態)
焦点距離: f = 7.6mm
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 110°
【0035】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 Nd
*1 47.9663 1.34 Ge 4.0044
*2 30.6174 38.31 1.0000
(絞り)3 INF 37.88 1.0000
*4 36.0899 4.35 Ge 4.0044
*5 75.6184 23.46 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00
【0036】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 1.87737E-005 1.66360E-008 -1.02334E-010 -2.69329E-014
2 1.0000 0.00000E+000 2.51546E-005 3.54785E-008 9.94135E-011 -7.24854E-013
4 1.0000 0.00000E+000 -1.75435E-006 4.38951E-009 -6.35292E-012 -3.30332E-015
5 1.0000 0.00000E+000 -3.34829E-007 8.03368E-009 -1.75290E-011 8.75427E-015
【0037】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 10.00
条件式(2) f1/f2=-1.41
条件式(3) r2/f = 4.02
【0038】
(第4実施形態)
焦点距離: f =16.7mm
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 40°
【0039】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 Nd
*1 1486.3642 2.00 Ge 4.0044
*2 117.5351 36.79 1.0000
(絞り)3 INF 0.80 1.0000
*4 71.6121 4.88 Ge 4.0044
*5 -1195.4868 28.98 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00
【0040】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 1.01116E-005 -1.70005E-008 -1.54714E-010 1.34054E-013
2 1.0000 0.00000E+000 1.49933E-005 -8.97612E-009 -1.71167E-010 8.15588E-014
4 -0.1005 0.00000E+000 -2.78230E-007 9.24795E-011 -3.06952E-012 9.17633E-015
5 1.0000 0.00000E+000 6.47781E-007 -4.85740E-010 -1.90099E-012 8.73265E-015
【0041】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 2.26
条件式(2) f1/f2=-1.89
条件式(3) r2/f = 7.06
【0042】
(第5実施形態)
焦点距離: f = 8.2mm
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 90°
【0043】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 Nd
*1 -2298.4854 1.47 Ge 4.0044
*2 44.2970 18.38 1.0000
(絞り)3 INF 11.71 1.0000
*4 70.8007 4.92 Ge 4.0044
*5 -149.3585 23.38 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00 1.0000
【0044】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 2.08127E-004 -1.34785E-006 1.21830E-009 -1.18628E-012
2 1.0000 0.00000E+000 2.42061E-004 -4.53259E-007 -8.59963E-009 1.33456E-011
4 1.0000 0.00000E+000 1.61987E-006 -4.60274E-008 2.18211E-010 -2.97119E-013
5 1.0000 0.00000E+000 6.01072E-006 -5.48252E-008 2.58804E-010 -3.69564E-013
【0045】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 3.67
条件式(2) f1/f2=-0.89
条件式(3) r2/f = 5.41
【0046】
(第6実施形態)
焦点距離: f =10.4mm
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 70°
【0047】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 Nd
*1 12.6540 1.96 Ge 4.0044
*2 9.4345 8.02 1.0000
(絞り)3 INF 22.26 1.0000
*4 54.7505 5.94 Ge 4.0044
*5 -335.1926 20.53 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00
【0048】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 -1.77800E-004 -1.35986E-006 1.74560E-008 -8.29206E-011
2 1.0000 0.00000E+000 -3.07086E-004 -3.27064E-006 5.83959E-008 -5.41319E-010
4 1.0000 0.00000E+000 -1.62690E-006 2.24846E-009 8.17462E-014 -4.67630E-015
5 1.0000 0.00000E+000 2.47744E-006 1.30831E-009 -1.37111E-012 -3.51700E-015
【0049】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 2.92
条件式(2) f1/f2=-1.44
条件式(3) r2/f = 0.91
【0050】
(第7実施形態)
焦点距離: f =16.6mm
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 40°
【0051】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 Nd
*1 -150.3697 1.99 Ge 4.0044
*2 831.6981 36.68 1.0000
(絞り)3 INF 0.79 1.0000
*4 73.2206 4.87 Ge 4.0044
*5 -920.8177 28.90 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.29
【0052】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 2.97092E-005 -6.59391E-008 -1.64006E-010 5.60486E-013
2 1.0000 0.00000E+000 3.38288E-005 -4.59588E-008 -2.39486E-010 6.68353E-013
4 -0.1005 0.00000E+000 -2.69826E-007 -6.94847E-010 6.82272E-013 2.25602E-015
5 1.0000 0.00000E+000 6.54883E-007 -1.27891E-009 2.05145E-012 1.14771E-015
【0053】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 2.25
条件式(2) f1/f2=-1.87
条件式(3) r2/f = 50.00
【0054】
(第8実施形態)
焦点距離: f = 8.4mm
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 90°
【0055】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 屈折率
*1 162.4908 1.11 Ge 4.0044
*2 43.4520 22.47 1.0000
(絞り)3 INF 11.18 1.0000
*4 46.2384 5.23 Ge 4.0044
*5 1416.8967 19.97 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.0000
【0056】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 1.76405E-004 -1.01441E-006 3.24594E-009 -1.84502E-011
2 1.0000 0.00000E+000 2.02364E-004 -6.18613E-007 1.99954E-009 -3.86993E-011
4 1.0000 0.00000E+000 5.31536E-007 -2.71215E-008 1.80955E-010 -1.91888E-013
5 1.0000 0.00000E+000 5.56952E-006 -4.34697E-008 3.06620E-010 -4.54106E-013
【0057】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 4.00
条件式(2) f1/f2=-1.25
条件式(3) r2/f = 5.17
【0058】
(第9実施形態)
焦点距離: f = 8.1mm(λ=10μm)
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 96°
【0059】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 屈折率
*1 52.0447 1.06 Ge 4.0044
*2 29.2108 29.74 1.0000
(絞り)3 INF 14.43 1.0000
*4 40.7591 4.65 Ge 4.0044
*5 171.1160 20.74 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00 1.0000
【0060】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 5.78551E-005 -8.53576E-008 -5.01290E-011 -3.67753E-012
2 1.0000 0.00000E+000 7.36817E-005 -5.20797E-009 1.33021E-009 -1.63103E-011
4 1.0000 0.00000E+000 -8.51070E-007 -2.13180E-008 1.06362E-010 -2.92503E-013
5 1.0000 0.00000E+000 2.69204E-006 -3.26778E-008 1.79624E-010 -4.83725E-013
【0061】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 5.44
条件式(2) f1/f2=-1.32
条件式(3) r2/f = 3.60
【0062】
(第10実施形態)
焦点距離: f = 8.1mm(λ=10μm)
FNo. = 1.0
画角(2ω) = 90°
【0063】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 屈折率
*1 138.4200 1.46 Ge 4.0044
*2 33.9541 18.17 1.0000
(絞り)3 INF 11.58 1.0000
*4 64.8832 4.86 Ge 4.0044
*5 -164.2972 22.02 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00 1.0000
【0064】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 1.88517E-004 -8.44557E-007 -6.67904E-010 -1.03254E-011
2 1.0000 0.00000E+000 2.27891E-004 1.18665E-008 -4.43672E-009 -6.61074E-011
4 1.0000 0.00000E+000 1.23922E-006 -4.02577E-008 2.54964E-010 -2.80349E-013
5 1.0000 0.00000E+000 6.26082E-006 -5.31975E-008 3.29460E-010 -4.08537E-013
【0065】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 3.67
条件式(2) f1/f2=-0.96
条件式(3) r2/f = 4.19
【0066】
(第11実施形態)
焦点距離: f =10.2mm(λ=10μm)
FNo. = 1.0
画角(2ω) =70°
【0067】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 屈折率
*1 16.5671 1.92 Ge 4.0044
*2 12.5558 16.15 1.0000
(絞り)3 INF 21.08 1.0000
*4 47.7710 5.82 Ge 4.0044
*5 723.4824 20.50 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00 1.0000
【0068】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 -4.22239E-005 -9.59012E-007 1.17684E-008 -5.05490E-011
2 1.0000 0.00000E+000 -5.74346E-005 -2.04963E-006 3.12237E-008 -1.78038E-010
4 1.0000 0.00000E+000 -2.42970E-006 1.35178E-008 -6.69483E-011 7.17135E-014
5 1.0000 0.00000E+000 7.54192E-007 1.76076E-008 -1.05060E-010 1.46793E-013
【0069】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 3.66
条件式(2) f1/f2=-1.59
条件式(3) r2/f = 1.23
【0070】
(第12実施形態)
焦点距離: f = 8.5mm(λ=10μm)
FNo. = 1.0
画角(2ω) =90°
【0071】
面番号 曲率半径 面間隔 光学材料 屈折率
*1 44.8927 1.11 Ge 4.0044
*2 26.2305 26.66 1.0000
(絞り)3 INF 17.88 1.0000
*4 45.3080 4.83 Ge 4.0044
*5 236.8980 22.63 1.0000
6 INF 1.00 Ge 4.0044
7 INF 1.00 1.0000
【0072】
非球面係数
面 ε A B C D E
1 1.0000 0.00000E+000 1.28452E-005 1.47431E-007 -9.86571E-010 -1.94212E-012
2 1.0000 0.00000E+000 2.37849E-005 2.20580E-007 -7.87749E-011 -1.18649E-011
4 1.0000 0.00000E+000 -1.50872E-006 -5.19557E-009 2.93309E-011 -1.04649E-013
5 1.0000 0.00000E+000 1.28141E-006 -8.12332E-009 4.31903E-011 -1.43361E-013
【0073】
条件式に係る値
条件式(1) d/f = 5.26
条件式(2) f1/f2=-1.20
条件式(3) r2/f = 3.10