特許第5907527号(P5907527)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5907527
(24)【登録日】2016年4月1日
(45)【発行日】2016年4月26日
(54)【発明の名称】天秤付き自動サンプラ
(51)【国際特許分類】
   G01N 1/00 20060101AFI20160412BHJP
   G01N 35/00 20060101ALI20160412BHJP
【FI】
   G01N1/00 101F
   G01N35/00 Z
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-107320(P2012-107320)
(22)【出願日】2012年5月9日
(65)【公開番号】特開2013-234908(P2013-234908A)
(43)【公開日】2013年11月21日
【審査請求日】2015年3月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000161932
【氏名又は名称】京都電子工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097892
【弁理士】
【氏名又は名称】西岡 義明
(74)【代理人】
【識別番号】100103791
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 勝弘
(72)【発明者】
【氏名】水谷 幸司
(72)【発明者】
【氏名】松岡 武志
(72)【発明者】
【氏名】椚田 博貴
【審査官】 山口 剛
(56)【参考文献】
【文献】 特開平04−134246(JP,A)
【文献】 特開平05−288755(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 1/00 − 1/44
G01N 9/00 − 9/36
G01N 35/00 − 37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定され、一つの穴が設けられた試料容器滑走テーブルと、上記試料容器滑走テーブルの上部で回転可能で、回転中心に対して同一円周状に複数の穴が設けられた試料容器回転板と、上下動可能な試料容器ホルダを備えた天秤と、上記試料容器ホルダに載置された試料容器内の試料を吸引する吸引ノズルとを備え、上記試料容器滑走テーブルに設けられた穴に上記試料容器ホルダが位置するように上記天秤が配置され、上記試料容器滑走テーブルと上記試料容器ホルダが水平な状態で上記試料容器回転板が回転することにより、上記試料容器回転板の穴に設置された試料容器が上記試料容器滑走テーブルを水平移動して上記試料容器ホルダに設置された後、上記試料容器ホルダが下降することにより試料容器が上記天秤に載せられることを特徴とする天秤付き自動サンプラ。
【請求項2】
請求項1に記載された天秤付き自動サンプラにおいて、上記試料容器ホルダが上昇した状態で上記試料容器への上記吸引ノズルの挿入、試料吸引、及び、上記吸引ノズルの引き出しが実行されることを特徴とする天秤付き自動サンプラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動サンプラ、特に重量測定が可能な天秤付き自動サンプラに関する。
【背景技術】
【0002】
試料容器から吸引ノズルによって液体試料を吸引して測定する液体試料測定装置として、密度計・屈折計・滴定装置・水分計等様々な測定装置がある。例えば、振動式密度計は、試料容器から液体試料を吸引ノズルによって吸引して測定セルに収容し、この測定セルの固有振動周期から液体試料の密度を演算、出力する装置であり、清涼飲料の濃度管理等の各種流体の密度測定に利用されている。
【0003】
この振動式密度計はU字型のガラス管を備え、このガラス管の先端部に永久磁石を固定し、永久磁石に対向する位置に駆動コイルと検出部を内蔵した測定ヘッドを配置している。そして、液体試料の密度測定時には、吸引ノズルによって試料容器から液体試料を吸引してガラス管に導入するとともに、測定ヘッドの駆動コイルに駆動電流を流して永久磁石に電磁力を作用させることによりガラス管を振動させ、検出部により検出したガラス管の固有振動周期から被測定試料の密度を求めている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
一方、このような液体試料測定装置では、多くの試料を連続的に自動で測定するため、複数の試料容器を自動サンプラにセットし、測定時に試料容器を試料吸引位置に自動的に移動させ、個々の試料容器に順次自動的に吸引ノズルを挿入して、被測定試料を測定セルに導入することにより、測定の手間を省く液体試料自動連続測定装置も使用されている。
【0005】
また、吸引ノズルにより吸引された試料の分量を正確に把握するため、試料容器がセットされる試料の吸引位置に天秤を設け、試料吸引前後の重量を測定することにより吸引された試料量を求めることができる、天秤付きの自動サンプラも使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−118894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように吸引ノズルにより吸引された試料の分量を正確に把握するために使用される天秤付き自動サンプラとして、従来、天秤の皿上に試料容器をすべらせる単純な構造のものがあるが、このような構造では、試料容器を天秤に載せるときに天秤に衝撃等の負荷がかかり、天秤の寿命が短縮する等の悪影響が生じていた。
【0008】
また、天秤自体を上下させる構造の天秤付き自動サンプラも使用されているが、安定性が悪くなったり、精度が悪化する、という問題があった。さらに、ロボットアームを使用して試料容器を天秤に載せる構造の天秤付き自動サンプラもあるが、構造が複雑になるので、装置コストが増加するという問題が生じていた。
また、上記のような構造をした天秤付き自動サンプラでは、誤って上部から液が漏れた場合、天秤及び装置内部に直接液がかかる構造となっているため、天秤や装置の故障の原因となっていた。
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するために創案されたものであり、単純な機構で、天秤に負荷を与えることなく試料交換が可能で、かつ、液体試料が天秤及び装置内部に直接かかることを防止できる天秤付き自動サンプラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る発明の天秤付き自動サンプラは、固定され、一つの穴が設けられた試料容器滑走テーブルと、上記試料容器滑走テーブルの上部で回転可能で、回転中心に対して同一円周状に複数の穴が設けられた試料容器回転板と、上下動可能な試料容器ホルダを備えた天秤と、上記試料容器ホルダに載置された試料容器内の試料を吸引する吸引ノズルとを備え、上記試料容器滑走テーブルに設けられた穴に上記試料容器ホルダが位置するように上記天秤が配置され、上記試料容器滑走テーブルと上記試料容器ホルダが水平な状態で上記試料容器回転板が回転することにより、上記試料容器回転板の穴に設置された試料容器が上記試料容器滑走テーブルを水平移動して上記試料容器ホルダに設置された後、上記試料容器ホルダが下降することにより試料容器が上記天秤に載せられることを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に係る発明の天秤付き自動サンプラは、請求項1に係る発明の天秤付き自動サンプラにおいて、上記試料容器ホルダが上昇した状態で上記試料容器への上記吸引ノズルの挿入、試料吸引、及び、上記吸引ノズルの引き出しが実行されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る発明の天秤付き自動サンプラによれば、試料容器滑走テーブルと試料容器ホルダが水平な状態で試料容器回転板が回転することにより、試料容器が試料容器ホルダ上に設置された後、試料容器ホルダが下降することによって試料容器が天秤に載せられるので、試料容器を天秤に載せるときの天秤への衝撃が少なく、天秤の寿命を延ばすことができるとともに、天秤自体は上下動しないので、精度の悪化を防止することができる。また、装置天板と試料容器滑走テーブルの間に試料容器ホルダが設置されているので、試料容器ホルダ上で試料容器から液がもれても、天秤及び装置内部に直接液がかかることを防ぐことができ、装置の故障を防止することができる。
【0013】
さらに、請求項2に係る発明の天秤付き自動サンプラによれば、試料容器ホルダが上昇した状態で試料容器への吸引ノズルの挿入、試料吸引、及び、吸引ノズルの引き出しが実行されるので、さらに、天秤への負荷を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の天秤付き自動サンプラの全体構造を示す斜視図である。
図2】本発明の天秤付き自動サンプラの天秤上部のフラスコ載置部の詳細を示す図である。
図3】本発明の天秤付き自動サンプラの駆動機構を示すブロック図である。
図4】振動式密度計の概念を示す図である。
図5図1の天秤付き自動サンプラの状態からフラスコ回転板が30度回転した状態を示す図である。
図6図2の状態からフラスコホルダが下降した状態を示す図である。
図7】吸引ノズルがフラスコに挿入された状態を示す図である。
【実施例】
【0015】
以下、本発明の天秤付き自動サンプラを、一例として振動式密度計の自動サンプラとして使用する実施例について図面により説明する。
図1は本発明の天秤付き自動サンプラの全体構造を示す斜視図であり、図2は本発明の天秤付き自動サンプラの天秤上部のフラスコ載置部の詳細を示す図である。
図1図2において、1は自動サンプラの天板、2は天秤、3は天秤支柱、4は天秤皿、5はフラスコ滑走テーブル、6はフラスコ回転板、7はフラスコホルダ、8は吸引ノズル、9は吸引ノズルホルダ、10はフラスコである。
【0016】
天秤2は重量計測部に繋がる天秤支柱3を備え、この天秤支柱3の上部に天秤皿4が設けられている。フラスコ滑走テーブル5は固定されており、フラスコホルダ7の位置だけ穴があいている。また、フラスコ回転板6はフラスコ10を設置できる穴11を複数個有し、駆動モータ(図示せず)により回転可能となっている。天秤支柱3の上部に配置されるフラスコホルダ7は、天秤皿4より大きい空間を有するリング状の部品であり、上下駆動機構(図示せず)により上下動可能となっている。
吸引ノズル8はフラスコ10内の液体試料を吸引するノズルであり、非測定時には吸引ノズルホルダ9に保持されている。
【0017】
図3は天秤付き自動サンプラの各部を駆動する駆動機構のブロック図であり、21は制御部、22はフラスコ回転板駆動機構、23はフラスコホルダ上下駆動機構、24は吸引ノズル駆動機構、25は制御部21内の記憶部である。
制御部21はフラスコ回転板駆動機構22、フラスコホルダ上下駆動機構23、吸引ノズル駆動機構24を制御するとともに、天秤2から入力されるフラスコ10の重量計測値を記憶部25に記憶する。また、この制御部21は振動式密度計12へ試料吸引指示を与えるとともに、試料分注量を振動式密度計12へ入力する。
【0018】
フラスコ回転板駆動機構22はフラスコ回転板6を回転させるモータ(図示せず)を備え、フラスコ回転板を回転させる機構であり、フラスコホルダ上下駆動機構23はフラスコホルダ7を上下動させる機構である。吸引ノズル駆動機構24は、吸引ノズル8を上下動させる機構と吸引ノズル8を回転させる機構を備えている。
【0019】
一方、図4は振動式密度計12の概念を示す図であり、この図において、31は測定セル、32は永久磁石、33a、33bはホルダ、34は温度センサ、35は測定ヘッド、36は断熱材、37はサーモモジュール、38はサンプリングチューブ、39は排液チューブ、40は制御装置である。
【0020】
測定セル31は肉厚0.2mm程度のガラスで作成した細いU字管であり、その先端部には永久磁石の薄板32が接着剤により固着され、基端部はホルダ33a、33bに固定されている。温度センサ34は測定セル31の先端付近の温度を測定し、駆動コイルと検出コイルを内蔵した測定ヘッド35は、測定セル31の先端部に固定された永久磁石32に対向する位置に配置されている。
【0021】
測定セル31、永久磁石32、ホルダ33a、33b、温度センサ34よりなるセンサ部は断熱材36の内部に収容されるとともに、ペルチェ素子を備えたサーモモジュール37によってセンサ部、すなわち、測定セル31内の被測定試料の温度が設定温度に保たれるように制御される。一方、測定セル31の一方の開口端は被測定試料を導入するサンプリングチューブ38に接続され、他方の開口端は測定の完了した被測定試料を排出する排液チューブ39に接続されている。
【0022】
制御装置40は、制御部41、駆動部42、検出部43、表示部44及び記憶部45を備え、制御部41には温度センサ34の温度検出出力が入力され、温度センサ34の温度が測定設定温度となるように、サーモモジュール37のペルチェ素子を制御する。また、駆動部42は測定ヘッド35の駆動コイルに駆動電流を流し、検出部43は測定ヘッド35の検出コイルの出力を検出して測定セル31の振動周期を検出する。さらに、制御部41は、表示部44に測定の設定画面や密度の測定値を表示するとともに、ユーザが設定した測定条件や検出した振動周期等を記憶部45に記憶する。なお、密度計測時には、この制御装置40に自動サンプラの制御部21が接続される。
【0023】
次に、本発明の天秤付き自動サンプラの試料分注時の動作について説明する。
吸引ノズル8を振動式密度計12のサンプリングチューブ38に接続した状態で測定を開始すると、制御部21はフラスコ回転板駆動機構22を制御してフラスコ回転板6を30度だけ回転させるので、図1に示す状態から図5に示すように、フラスコ10がフラスコ滑走テーブル5上を滑ってフラスコホルダ7の位置に移動し、図2に示すように、フラスコ10がフラスコホルダ7に載置される。
【0024】
次に、制御部21はフラスコホルダ上下駆動機構23を制御して、フラスコホルダ7を下に移動させる。これにより、図6に示すように、フラスコ10が天秤支柱3の上部の天秤皿4に載せられる。この状態で、天秤2の重量計測値が制御部21の記憶部25に記憶された後、制御部21はフラスコホルダ上下駆動機構23を制御して、フラスコホルダ7を上昇させてフラスコ10を再びフラスコホルダ7に載置させる。
【0025】
フラスコ10をフラスコホルダ7に載置させた後、制御部21は吸引ノズル駆動機構24を制御して、吸引ノズル8を吸引ノズルホルダ9から上昇させるとともに、回転させて天秤2の上部に移動させた後、吸引ノズル8を下降させる。これにより、図7に示すように、吸入ノズル8がフラスコ10内の試料吸引位置まで挿入される。この後、制御部21が振動式密度計12に試料の吸引を指示すると、振動式密度計12は吸引ノズル8によってフラスコ10から液体試料を吸引して測定セル31に導入する。
【0026】
そして、振動式密度計12から試料の吸引完了が入力されると、制御部21は吸引ノズル駆動機構24を制御して、吸引ノズル8をフラスコ10から上昇させるとともに、回転させて吸引ノズルホルダ9の上部に移動させた後、吸引ノズル8を下降させ吸入ノズル8を吸引ノズルホルダ9に保持させる。
【0027】
次に、制御部21はフラスコホルダ上下駆動機構23を制御して、フラスコホルダ7を再び下に移動させ、フラスコ10を天秤支柱3の上部の天秤皿4に載せた後、天秤2の重量計測値を制御部21の記憶部25に記憶するとともに、試料吸引前の重量計測値との差から吸引された試料の分量を計算し、振動式密度計12の制御部41に入力する。
【0028】
試料の分量を振動式密度計12に通知した後、制御部21はフラスコホルダ上下駆動機構23を制御して、フラスコホルダ7を上昇させてフラスコ10をフラスコホルダ7に載置させる。フラスコ10がフラスコホルダ7に載置されると、制御部21はフラスコ回転板駆動機構22を制御してフラスコ回転板6を再び30度だけ回転させるので、次のフラスコ10がフラスコ滑走テーブル5上を滑ってフラスコホルダ7の位置に移動する。
【0029】
一方、振動式密度計12は、サンプリングチューブ38を通じて測定セル31内に試料が導入された後、制御装置40の駆動部42より測定ヘッド35の駆動コイルに駆動電流を入力し、永久磁石32に電磁力を作用させることにより、測定セル31に振動を開始させる。
このときの振動を測定ヘッド35の検出コイルが検出して検出信号を検出部43に入力し、この振動周期に同期した駆動信号を引き続き、測定ヘッド35の駆動コイルに入力することにより、測定セル31を一定の周期で振動させ、固有振動周期を求める。そして、求めた固有振動周期及びセル定数から被測定試料の密度が求められる。
【0030】
振動式密度計12から測定の完了が通知されると、制御部21は上記と同様に、フラスコホルダ上下駆動機構23を制御して、フラスコホルダ7を下に移動させ、フラスコ10を天秤皿4に載せて天秤2の重量計測値を制御部21の記憶部25に記憶した後、フラスコホルダ7を上昇させてフラスコ10をフラスコホルダ7に載置させる。
この後、上記と同様に、吸入ノズル8をフラスコ10内の試料吸引位置まで挿入した後、制御部21が振動式密度計12に試料の吸引を指示し、再び、振動式密度計12による密度計測が行われる。
【0031】
以上のように、フラスコ滑走テーブル5とフラスコホルダ7が水平な状態でフラスコ回転板6が回転することにより、フラスコ10がフラスコホルダ7上に設置された後、フラスコホルダ7が下降することによってフラスコ10が天秤皿4に載せられるので、フラスコ10を天秤2に載せるときの天秤2への衝撃が少なく、天秤2の寿命を延ばすことができるとともに、天秤2自体は上下動しないので、精度の悪化を防止することができる。
【0032】
また、天板1とフラスコ滑走テーブル5の間にフラスコホルダ7が設置されているので、フラスコホルダ7上のフラスコ10から液がもれても、天秤2及び装置内部に直接液がかかることがなく、装置の故障を防止することができる。
さらに、フラスコホルダ7が上昇した状態でフラスコ10への吸引ノズル8の挿入、試料吸引、及び、吸引ノズル8の引き出しが実行されるので、さらに、天秤2への負荷を減少させることができる。
【0033】
なお、上記の実施例では、本発明の天秤付き自動サンプラを振動式密度計の自動サンプラとして使用する実施例について説明したが、本発明の天秤付き自動サンプラは、屈折計、滴定装置、水分計等、試料容器から吸引ノズルによって液体試料を吸引して測定を行う様々な液体試料測定装置に使用することができる。
また、上記の実施例では、試料容器としてフラスコを使用したが、フラスコ以外の容器も使用することが可能である。
【符号の説明】
【0034】
1 天板
2 天秤
3 天秤支柱
4 天秤皿
5 フラスコ滑走テーブル
6 フラスコ回転板
7 フラスコホルダ
8 吸引ノズル
9 吸引ノズルホルダ
10 フラスコ
11 穴
21 制御部
22 フラスコ回転板駆動機構
23 フラスコホルダ上下駆動機構
24 吸引ノズル駆動機構
25、45 記憶部
31 測定セル
32 永久磁石
33a、33b ホルダ
34 温度センサ
35 測定ヘッド
36 断熱材
37 サーモモジュール
38 サンプリングチューブ
39 排液チューブ
40 制御装置
41 制御部
42 駆動部
43 検出部
44 表示部
45 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7