【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決した本発明及び作用効果は、次のとおりである。
第1発明は、被処理物を燃焼させる加圧流動炉と、該加圧流動炉から排出される燃焼排ガスによって回動するタービンと該タービンの回動に伴って回動し前記加圧流動炉に燃焼空気を供給するコンプレッサーを内装する過給機と、前記加圧流動炉と過給機の間に燃焼排ガス中の不純物を回収する集塵機と、該集塵機中の不純物を搬出する上部抜出装置と不純物を充填するタンクの間に上部弁を有し、該タンク中の不純物を搬出する下部抜出装置と外部の間に下部弁を有する搬送装置を備えた加圧流動炉システムの不純物の搬送方法において、
前記タンク内の圧力を昇圧し、前記上部弁に洗浄用気体を供給した後に、
前記上部弁を駆動して上部抜出装置とタンクを連通し、
前記上部抜出装置を駆動して集塵機内の不純物をタンクに搬出した後に、前記上部抜出装置を停止し、
前記上部弁を駆動して上部抜出装置とタンクを非連通とした後に、
前記上部弁への洗浄用気体の供給を停止することを特徴とする
【0007】
(作用効果)
搬送装置の上部弁に洗浄用気体を供給した後に、上部弁を駆動して上部抜出装置とタンクを連通し、集塵機内の不純物をタンクに搬出した後に、上部抜出装置を停止し、上部弁を駆動して上部抜出装置とタンクを非連通とした後に、上部弁への洗浄用気体の供給を停止するので、不純物の搬出開始前及び搬出中に、上部弁の弁体とシール部に付着、混入した不純物を除去できるために、不純物による上部弁の作動不良を防止し、集塵機内の不純物をタンクに能率良く搬送することができる。また、上部弁のシール部の摩耗を抑制し、上部弁の保守・点検頻度を低減し長期間使用することができる。
【0008】
第2発明は、第1発明の構成において、前記タンク内の圧力を昇圧し、前記上部弁に洗浄用気体を供給して上部弁内の不純物を除去し、前記上部弁への洗浄用気体の供給を停止した後に、
前記上部弁を駆動して上部抜出装置とタンクを連通し、
前記上部抜出装置を駆動して集塵機内の不純物をタンクに搬出した後に、前記上部抜出装置を停止し、
前記上部弁に洗浄用気体を供給して上部弁内の不純物を除去し、前記上部弁への洗浄用気体の供給を停止した後に、
前記上部弁を駆動して上部抜出装置とタンクを非連通とすることを特徴とする。
【0009】
(作用効果)
搬送装置の上部弁に洗浄用気体を供給して上部弁内の不純物を除去し、上部弁への洗浄用気体の供給を停止した後に、上部弁を駆動して上部抜出装置とタンクを連通し、上部弁に洗浄用気体を供給して上部弁内の不純物を除去し、上部弁への洗浄用気体の供給を停止した後に、上部弁を駆動して上部抜出装置とタンクを非連通とするので上部弁内の不純物を能率良く除去することができる。
【0010】
第3発明は、第1又は2発明の構成において、前記タンク内の圧力を降圧し、前記下部弁に洗浄用気体を供給した後に、
前記下部弁を駆動して下部抜出装置と外部を連通し、
前記下部抜出装置を駆動してタンク内の不純物を外部に搬出した後に、前記下部抜出装置を停止し、
前記下部弁を駆動して下部抜出装置と外部を非連通とした後に、
前記下部弁への洗浄用気体の供給を停止することを特徴とする。
【0011】
(作用効果)
搬送装置の下部弁に洗浄用気体を供給した後に、下部弁を駆動して下部抜出装置とコンベヤ等の外部を連通し、タンク内の不純物を外部に搬出した後に、下部抜出装置を停止し、下部弁を駆動して下部抜出装置と外部を非連通とした後に、下部弁への洗浄用気体の供給を停止するので、不純物の搬出開始前及び搬出中に、下部弁の弁体とシール部に付着、混入した不純物が除去され、不純物による下部弁の作動不良が防止され、能率良くタンク内に一時充填された不純物を外部に搬送することができる。また、下部弁のシール部の摩耗を抑制し、下部弁の保守・点検頻度を低減し長期間使用することができる。
【0012】
第4発明は、第1又は2発明の構成において、前記タンク内の圧力を降圧し、前記下部弁に洗浄用気体を供給して下部弁内の不純物を除去し、前記下部弁への洗浄用気体の供給を停止した後に、
前記下部弁を駆動して下部抜出装置と外部を連通し、
前記下部抜出装置を駆動してタンク内の不純物を外部に搬出した後に、前記下部抜出装置を停止し、
前記下部弁に洗浄用気体を供給して下部弁内の不純物を除去し、前記下部弁への洗浄用気体の供給を停止した後に、
前記下部弁を駆動して下部抜出装置と外部を非連通とすることを特徴とする。
【0013】
(作用効果)
搬送装置の下部弁に洗浄用気体を供給して下部弁内の不純物を除去し、下部弁への洗浄用気体の供給を停止した後に、下部弁を駆動して下部抜出装置とコンベヤ等の外部を連通し、下部弁に洗浄用気体を供給して下部弁内の不純物を除去し、下部弁への洗浄用気体の供給を停止した後に、下部弁を駆動して下部抜出装置と外部を非連通とするので下部弁内の不純物を能率良く除去することができる。
【0014】
第5発明は、第1又は2発明の構成において、前記タンク内の圧力を前記集塵機内の圧力よりも0〜0.01Mpa高い圧力に昇圧することを特徴とする。
【0015】
(作用効果)
タンク内の圧力を前記集塵機内の圧力よりも0〜0.01Mpa高い圧力に昇圧するので、圧力差の影響を受けることなく集塵機からタンクに不純物を安定して搬出することができる。また、集塵機から勢いよくタンクへ不純物が搬出されることなく、タンク等の内壁の摩耗等を抑制することもできる。
【0016】
第6発明は、第5発明の構成において、過給機のコンプレッサーから排出される燃焼空気によってタンクを昇圧することを特徴とする。
【0017】
(作用効果)
過給機のコンプレッサーから排出される燃焼空気によってタンクを昇圧するので、新たなブロワやコンプレッサー装置の追加設置を必要とすることなくタンク内の圧力を昇圧することができる。また、燃焼空気の圧力は集塵機内の圧力よりも約5kPa高いために、上部弁の連通時には燃焼空気がタンクから集塵機に向けて上昇するために上部弁の洗浄時に浮遊した粉塵等の再付着を抑制するもできる。
【0018】
第7発明は、第3又は4発明の構成において、前記タンク内の圧力を外部の圧力まで降圧することを特徴とする。
【0019】
(作用効果)
タンク内の圧力を外部の圧力まで降圧するので、圧力差の影響を受けることなくタンクからコンベヤ等の外部に不純物を安定して搬出することができる。また、不純物の搬出を行なっていない場合には、タンク内の圧力を大気圧に維持できるために、ランニングコストを低減することもできる。
【0020】
第8発明は、第1〜7発明の構成において、前記タンク内の温度が50℃以下になった場合に、前記下部抜出装置が停止することを特徴とする。
【0021】
(作用効果)
タンク内の温度が50℃以下になった場合に下部抜出装置を停止するので、制御系を簡易に構成することができる。
【0022】
第9発明は、第1〜8発明の構成において、前記上部弁に洗浄用気体が供給されていない間、前記上部弁に冷却用気体を供給することを特徴とする。
【0023】
(作用効果)
上部弁に洗浄用気体が供給されていない間、上部弁に冷却用気体を供給するので、上部弁を常温に維持することができるために、シール部材等の劣化を抑制し、上部弁の保守・点検頻度を低減し長期間使用することができる。