特許第5909013号(P5909013)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5909013-自動車水没時の緊急脱出装置 図000004
  • 特許5909013-自動車水没時の緊急脱出装置 図000005
  • 特許5909013-自動車水没時の緊急脱出装置 図000006
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5909013
(24)【登録日】2016年4月1日
(45)【発行日】2016年4月26日
(54)【発明の名称】自動車水没時の緊急脱出装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 21/00 20060101AFI20160412BHJP
   B62D 25/20 20060101ALI20160412BHJP
   B62D 25/08 20060101ALI20160412BHJP
   A62B 99/00 20090101ALI20160412BHJP
【FI】
   B60R21/00 630A
   B62D25/20 G
   B62D25/08 F
   A62B99/00 C
【請求項の数】1
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-114298(P2015-114298)
(22)【出願日】2015年4月22日
【審査請求日】2015年10月22日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000246354
【氏名又は名称】有▲吉▼ 一夫
(72)【発明者】
【氏名】有▲吉▼ 一夫
【審査官】 粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−301384(JP,A)
【文献】 特開平11−020581(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 21/00
A62B 99/00
B62D 25/08
B62D 25/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
つば付きの注水管の中間部に凹周を形成しており、該注水管のつば
た、つばと同径のつば当てを形成しており、該つば当てにとっ手を形成した吊棒を貫通して取り付けており、該中間部には注水管より小径の浮子を取り付けており、而して、つば当て下部に注水管に嵌合する栓をゴムまたは軟性の合成樹脂に浮子を内蔵して形成していると共に該栓の中間部外周には凹周に嵌合する凸周を形成しており、栓下部には、円形の栓当てを吊棒の下部に通してナットで締め付けており、ナットがゆるまないように吊棒の
車水没時の緊急脱出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車が水没した時の緊急脱出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車が水没すると、ドアに強大な水圧がかかるため、ドアを開けられず、そのため、車内に閉じ込められて溺死する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
自動車(以下車に累)が水没しても、簡単に大量の水を車内に流入させ、ドアにかかる水圧を加速度的に減じて安全に緊急脱出ができるようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そして、本発明は、つば付きのテーパ型の注水管の中間部に凹周を形成し、該注水管のつばをフロアサイレンサーに接するか同一面になるようにフロアに取り付け、また、つばと同径のつば当てを形成し、該つば当てにとっ手を形成した吊棒を貫通して取り付け、該中間部には注水管より小径の浮子を取り付け、而して、つば当て下部に注水管に嵌合する栓をゴムまたは軟性の合成樹脂に浮子を内臓して形成すると共に該栓の中間部外周には凹周に嵌合する凸周を形成し、栓下部には、円形の栓当てを吊棒の下部に通してナットで締め付け、ナットがゆるまないように吊棒のねじをかしめるかナットと吊棒の下端を溶着したものである。
【0005】
なお、本装置は、助手席のフロアと後部座席のフロアに取り付けるが、助手席前のエンジンルームに貫通して取り付けてもよい。
【発明の効果】
【0006】
車に緊急脱出装置を取り付けたので、水没時は、先ず車を停め、栓をとっ手を持って引抜けば、車内に水がドット流れ込む。
【0007】
したがって、ドアが受ける水圧は急速に小さくなり、遂には零となる。
しかし、脱出は水圧が零(車内の水位が車外の水位と同じになった時)になるまで待つのでなく、水没の危機は刻一刻と迫るので、ドアを押し続ければ、車内の水位は上昇し続け、それにつれて、ドアが受ける水圧は加速度的に減ずるので、水が車内に充満するを待たないで、ドアを開けて無事脱出することができる。
【0008】
この時、栓に浮子を内臓し、抜いた後、水に浮くようにしたので、全部抜いたかどうか確認できると共に脱出時に足元の邪魔にならない。
【0009】
なお、平常時、栓はテーパ型で注水管に確実に装着されるので、車内に騒音や水も入らないと共に車の振動で外れることもなく、吊棒とナットはかしめるか溶着したので、外れることがなく、栓を常に確実に抜くことができる。
【0010】
また、栓は助手席のみでなく、後部座席にも取り付けたので、水没時、同乗者も引抜けば、車内への流入量は格段に増し、乗り合せた全員が無事脱出することができる。
【0011】
このように、流入操作はきわめて簡単であるが、水没するとパニックになって操作方法を忘れ、そのショックで溺死することも考えられるので、普段から操作方法を訓練して身体で覚えるようにしたがよい。
また、運転者がパニックになった場合に備えて、同乗する家族、その他の人も訓練して沈着、冷静に脱出操作ができるようにしたがよい。
【0012】
なお、本発明の構造、取り付け、脱出操作きわめて簡単であると共に安価に製作できるので、製造中のみならず、使用中の全車種に取り付ければ、水没時、全員無事脱出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】 全体図
図2図3の平面図
図3図2の線A−Aの縦断正面図
【発明を実施するための形態】
【0014】
図中1はつば2付きの注水管で、該注水管1の中間部に凹周3を形成し、該注水管1のつば2をフロアサイレンサー4に接するか、同一面になるようにフロア5に取り付けている。
【0015】
また、6はつば2と同径のつば当てで、該つば当て6にとっ手8を形成した吊棒7を貫通し、該中間部には注水管1より小径の浮子9を取り付け、而して、つば当て6下部に注水管1に嵌合する栓10をゴムまたは軟性の合成樹脂で浮子9を内臓して形成している。11は該栓10の中間部に形成した凸周で、凹周3に嵌合するように形成している。
【0016】
13はナットで、栓10の下部に円形の栓当て12を吊棒の下部に通してナット13で締め付け、ナット13が外れないようねじをかしめるか、ナット13と吊棒7の下端を溶着している。
【符号の説明】
【0017】
1 注水管
2 つば
3 凹周
4 フロアサイレンサー
5 フロア
6 つば当て
7 吊棒
8 とっ手
9 浮子
10 栓
11 凸周
12 栓当て
13 ナット
【要約】
【課題】従来、自動車が水没すると、ドアに強大な水圧がかかるため、ドアを開けられず,そのため、車内に閉じ込められて溺死する。
【解決手段】自動車が水没した時、とっ手を持って栓を抜くだけで、大量の水が車内に流れ込むように構成した。
これにより、自動車が水没しても、車内に水がドット流れ込む。
したがって、ドアが受ける水圧は急激に小さくなり遂には零となる。
しかし、脱出は、水圧が零(車内の水位が車外の水位と同じになった時)になるまで待つのではなく、水没の危機は刻一刻と迫るので、ドアを押し続ければ、車内の水位は上昇し続け、それにつれて、ドアが受ける水圧は加速度的に減じていくので、水が車内に充満するを待たないで、ドアを開けて無事脱出することができる。
【選択図】図1
図1
図2
図3