(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような液中ポンプを構成する電動モータや羽根車は、所定の流量と揚程の範囲に対応して複数の型式を備えているが、その組合せは限りなく多い。それら複数の型式は一度に大量に生産されるものではなく、所望の揚程や流量等の条件を満たすように、その都度電動モータや羽根車が選択され、それらを一体化するための設計が行なわれて製造されるため高価なものとなっていた。
【0008】
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、標準化された電動モータと羽根車をフレキシブルに組み合わせるための調整部材を予め準備しておくことで、その都度設計を不要にして、各標準部品を組み合わせて製品化することで製造コストを低減させることが可能なコラム型液中ポンプ
の製造方法を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するため、本発明によるコラム型液中ポンプ
の製造方法の第一特徴構成は、特許請求の範囲の請求項1に記載した通り、モータケーシング内に駆動軸を有する回転子が収容された電動モータと、ポンプケーシング内に回転自在に収容された羽根車と
、を含む液中ポンプがコラム内に吊下げ設置されるコラム型液中ポンプ
の製造方法であって、
揚程と流量に応じて標準化された複数の羽根車の中から所要の羽根車が収容されたポンプケーシングを選択する工程と、出力範囲に応じて標準化された複数の電動モータの中から所要の電動モータが収容されたモータケーシングを選択する工程と、各ポンプケーシング及びモータケーシングが所定の位置関係で配置されるように標準化された複数のフレームアダプタから所要のフレームアダプタを選択する工程と、選択したポンプケーシング及びモータケーシングを選択したフレームアダプタで連結する工程と、を含む点にある。
【0010】
液中ポンプは、必要とされる揚程と流量に応じて電動モータと羽根車が組み合わされ、コラム内に吊り下げられる。このとき、コラムとモータケーシングとポンプケーシングとの位置関係が適切でないと、コラムとモータケーシングやポンプケーシングとの間の流路で圧力損失が増大し、所望の性能が得られない場合がある。
【0011】
そこで、
フレームアダプタによって、コラムとモータケーシングとポンプケーシングとを所定の位置関係で配置することで、円滑な揚水を行うことができ必要な流量と揚程を確保できる液中ポンプが得られる。
【0012】
フレームアダプタによって、コラムとモータケーシングとポンプケーシングの位置関係を適切に調整できるので、電動モータと羽根車及びコラムを夫々別に設計することができ、予め設計された電動モータと羽根車及びコラムを適宜選択して組み合わせることができる。尚、コラム型液中ポンプとして、コラム内に吊下げ設置される軸流ポンプ、斜流ポンプ、遠心ポンプ等の液中ポンプが好ましい適用対象とな
る。
【0013】
また、電動モータと羽根車の組み合せによっては、モータケーシングの接続部とポンプケーシングの接続部の径方向サイズが大きく異なる場合がある。このようなモータケーシングとポンプケーシングを直接接続すると、夫々の接続部で流路断面積が大きく変動するため、圧力損失が大きくなってしまう虞がある。
【0014】
フレームアダプタにより、互いに径方向サイズが異なるモータケーシングとポンプケーシングであっても、夫々の接続部の流路断面の急激な拡径または縮径を緩和することで、圧力損失が大きくなることを防止することができ
る。
【0015】
同第
二の特徴構成は、同請求項
2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、
前記フレームアダプタで連結されたポンプケーシング及びモータケーシングにそれぞれ収容された電動モータの駆動軸及び羽根車の回転軸を、軸継手を介して前記所定の位置関係を維持しながら連結する工程を含む点にある。
【0016】
駆動軸の一端が、モータケーシングから突設され、その先端に羽根車を取り付ける構成の大型の電動モータでは、モータケーシングが大型化するとともに駆動軸の突出長さも長くなる。羽根車を取り付ける前の試験運転時には、その長く突出した駆動軸が回転するため危険であり、広い範囲を立ち入り禁止にする必要がある。また、電動モータの保管や輸送時には長く突出した駆動軸を養生する手間がかかり、取り扱いが不便であった。
【0017】
電動モータの駆動軸と羽根車の回転軸を別体で構成することで、電動モータの駆動軸の突出長さを短くすることができるので、試験運転時に安全確保に必要なスペースを小さくするとともに安全に作業ができる。また、保管や輸送時の養生も容易となった。
【0018】
液中ポンプの組み立て時には、電動モータの駆動軸と羽根車の回転軸を連結する前に、電動モータと羽根車とを別々に組み立てることができるので、組み立て作業が早い。
【0019】
また、駆動軸の先端に羽根車を取り付ける構成の電動モータでは、駆動軸は流体と接触するため、長い駆動軸全体をステンレス鋼等の耐食性のある高価な材料を用いる必要があるが、電動モータの駆動軸と羽根車の回転軸を別体で構成することで、それぞれ異なる材料を用いることができる。例えば、電動モータの駆動軸は、炭素鋼等の安価な材料で製造し、流体の接触する羽根車の回転軸のみステンレス鋼等の耐食性のある高価な材料で製造すればコストダウンできる。
【0020】
尚、軸継手は、キー、スプライン、ギアカップリング等の安価でありながら確実な軸動力の伝達が可能な継手が好ましく採用される。
【0021】
同第
三の特徴構成は、同請求項
3に記載した通り、上述の第二特徴構成に加えて、
前記フレームアダプタに設けられた開閉自在の作業窓から前記駆動軸と前記回転軸との軸端面間を前記軸継手で連結する工程を含む点にある。
【0022】
フレームアダプタに形成された作業窓から軸継手の状況を確認しながら、電動モータの駆動軸と羽根車の回転軸を確実に連結することができ
る。
【0023】
同第
四の特徴構成は、同請求項
4に記載した通り、上述の第一から第
三の何れかの特徴構成に加えて、
流量範囲に応じて標準化された複数のコラムから所要のコラムを選択する工程と、選択したコラムに選択したポンプケーシングを所定の位置関係で配置する工程と、前記ポンプケーシングの基端側から前記コラムに送液される流体の流路径が次第に拡径するようにケーシングフードを選択して前記ポンプケーシングの基端側に接続する工程と、を含む点にある。
【0024】
ポンプケーシングの外径に対してコラムの径が大きい場合は、ポンプケーシングの基端側とコラムとの間に大きな段差ができてしまう。このような段差によって流路断面積が大きく変化すると圧力損失が増大してしまう。
【0025】
ポンプケーシング基端側から前記コラムに送液される流体の流路径を次第に拡径させるケーシングフードをポンプケーシング基端側に接続することで、ポンプ
ケーシング基端側からコラムへ流れる流体の流路断面積の急激な変化を抑制することができ、圧力損失の増大を防ぎポンプ効率の低下を最小限に抑えることができる。
【0026】
ポンプケーシングとコラムの位置関係は、ケーシングフードで調整することができるので、ポンプケーシングとコラムを別に設計製作することができる。
【0027】
同第
五の特徴構成は、同請求項
5に記載した通り、上述の第一から第
四の何れかの特徴構成に加えて、
前記羽根車が、羽根と、前記羽根に取り付けられる羽根軸と、前記羽根軸を介して前記羽根を取り付けるボスと、前記羽根軸と前記ボスを締結する羽根締結部材とを備えて構成されており、揚程と流量に応じて前記羽根の前記羽根軸に対する角度を所要角度に調整する工程を含む点にある。
【0028】
揚程と流量は、羽根車の羽根の羽根軸に対する取り付け角度によっても変更することができる。当該取り付け角度が変更できる羽根車は、ひとつの枠番でカバーする揚程と流量の範囲を広くすることができ、つまり少ない枠番で様々な流量や揚程をカバーできるようになるため、製造、管理が簡素化できるので、コストダウンが可能となる。
【0029】
羽根と羽根軸とボスと羽根締結部材を夫々別体に構成
し、要求コストに応じて、各部の材料を選定して組み合わせて
自由度の高い羽根車を構成することができる。例えば、羽根は、羽根にかかる流体からの負荷や、羽根自身の遠心力等の大きな荷重を支える必要があるため、強度があり、耐食性のあるステンレス鋳鋼や青銅鋳物等によって構成する。ボスは、羽根ほど強度が必要でなく、安価なねずみ鋳鉄や鋳鋼で構成することができる。
【発明の効果】
【0030】
以上説明した通り、本発明によれば、標準化された電動モータと羽根車をフレキシブルに組み合わせるための調整部材を予め準備しておくことで、その都度設計を不要にして、各標準部品を組み合わせて製品化することで製造コストを低減させることが可能なコラム型液中ポンプ
の製造方法を提供することができるようになった。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明によるコラム型液中ポンプの
製造方法について実施形態を説明する。
図1及び
図2に示すように、液中ポンプの一例としての立軸の斜流ポンプ10は、コラム1の内部空間の揚水路2に設置されている。
【0033】
斜流ポンプ10は、縦型筒状に構成されたモータケーシング21内に収容された電動モータ20と、ポンプケーシング31内に回転自在に収容された羽根車30等を備えている。
【0034】
電動モータ20の駆動軸22は、モータケーシング21の下部に備えられた下部ブラケット21bに設置された下部軸受22bと、モータケーシング21の上部に取り付けられる上部カバー11に備えられた上部ブラケット21aに設置された上部軸受22aにより鉛直方向の軸芯周りに回転自在に支持されている。
【0035】
駆動軸22の下端部は、下部ブラケット21bを下方に貫通して配置されている。下部軸受22b、上部軸受22aはそれぞれ転がり軸受や滑り軸受等の油若しくはグリースで潤滑される軸受で構成されている。
【0036】
駆動軸22の周囲には回転子25aが一体回転するように備えられている。モータケーシング21の内周壁には、固定子としてのコイル25bが備えられている。
【0037】
大型の電動モータのような発熱量の多いモータの場合、
図3(a)及び
図3(b)に示すように、電動モータ20の回転子25aは、駆動軸22の周りに所定間隔で配列された複数の平板状の取付部25cを介して駆動軸22に固定されている。
【0038】
隣接する取付部25c間には、駆動軸22の軸心方向に第一通気路26が貫通形成されており、これらの第一通気路26によって、
モータケーシング21内では回転子25aの上下の空間27a、27bが連通されている。モータケーシング21には、空間27a、27bを連通する第二通気路28が周方向に複数箇所形成されている。
【0039】
さらに、電動モータ20の上側の空間27a内には、駆動軸22に、ファン29が取り付けられている。ファン29は、下端中央部に吸込口が形成されたシロッコファンで構成されている。尚、ファン29はシロッコファンで構成する場合に限らず、その他公知のファンであってよい。さらに、例えば回転子25aの駆動軸22に対する取付部25cを、駆動軸22の軸心に対して捻って螺旋状や翼形状に形成することで、駆動軸22の回転と共に螺旋状や翼形状の取付部25cが回転して気流を発生させる構成であってもよい。
【0040】
斜流ポンプ10は、液中に設置されるとはいえ、電動モータ20での発熱によるモータケーシング21内の温度上昇が大きい。斜流ポンプ10の運転中において、駆動軸22と共に、ファン29が回転すると、下空間27bの空気が回転子25aの第一通気路26を通って、ファン29に吸込まれ、上部空間27aに吐出され、第二通気路28を通って、下部空間27bに循環され、内部温度の均一化が図られる。
【0041】
このとき、空気が回転子25aの第一通気路26を対流するときの通風作用により、回転子25aでの発熱は上部空間27aに移動され、これにより駆動軸22での蓄熱が抑制され温度の上昇が抑制される。また、モータケーシング21はコラム1内を通流する水により冷却されているので、発熱した空気は第二通気路28を通過するときに冷却される。
【0042】
尚、上述のような第一通気路26や第二通気路28を備えていない電動モータを用いて斜流ポンプ10を構成してもよい。
【0043】
図1及び
図2に示すように、上部カバー11には給電ケーブル12や信号ケーブル13が接続されている。上部カバー11には、上部ブラケット21aが備えられ、その中央に駆動軸22の上端を支持する上部軸受22aが備えられている。また、上部カバー11の外周面には、吊金具14が備えられている。
【0044】
吊金具14は、棒状の鋼材を所定の形状に曲げた吊上部14aと、吊上部14aの頂部の下方に溶接され吊上部14aの形状を保持する平板部14bと、吊上部14aの両下端に溶接された把持部14cとで構成されている。
【0045】
尚、上記説明では平板部14bを設けたが、斜流ポンプの重量によっては設けない場合もある。さらに、吊上部14aは、二本の鋼材用いて十文字状に設けられる場合もある。
【0046】
把持部14cは、平板部材の下端が側面視L字状に屈曲された形状に構成され、前記L字状の屈曲部14dが上部カバー11の側面の係合部に係合させられると共に、把持部14cの平板部分が上部カバー11の側面にネジで螺合される。
【0047】
把持部14cは、斜流ポンプ10を吊り上げる際には、その重量を屈曲部14dで支持する。つまり、平板部14eを上部カバー11の側面部に螺合するネジに、斜流ポンプ10の重量に起因する剪断力が全て働くわけではなく、わずかなものに低減できる。
【0048】
よって、当該ネジは、それほどの強固なもの用いる必要はなく、把持部14cを上部カバーの側面に固定できる程度以上のものであればよい。斜流ポンプ10は、液中に設置されるため、吊金具14は耐食性のある材質で構成することが好ましい。例えばステンレス鋳鋼が例示できる。
【0049】
斜流ポンプ10自体を組み立てるときや、完成した斜流ポンプ10をコラム1内へ設置するときや、斜流ポンプ10を点検時にコラム1内から吊り上げるときには、図示しないチェーンブロック等の吊り上げ装置のフックを、吊上部14aの頂部に係合して、斜流ポンプ10の吊り上げを行う。
【0050】
ポンプケーシング31は、内筒部31aと外筒部31bが周方向に配列された複数の案内羽根32を介して、鋳造により一体形成され、内筒部31aの外壁部と外筒部31aの内壁部との間に形成される空間が水の流路33となるように構成されている。
【0051】
内筒部31bの上端内部には、下端に羽根車30が取り付けられた回転軸34を支持する軸受部35が備えられている。内筒部31aの下端内部には、羽根車30と軸受部35の間に軸封室36が形成されている。
【0052】
軸封室36は、羽根車30側に設けられたメカニカルシール36aと、軸受部35側に設けられたメカニカルシール36bとで構成される上下2段のタンデム形のメカニカルシールにより軸封され、羽根車30側から水が軸受部35側に浸入しないように構成されている。仮に、メカニカルシール36aが破損して軸封室36に水が浸入するような場合があっても、メカニカルシール36bによって軸受部35側への水の浸入を防ぐことができる。なお、メカニカルシール36bは、潤滑剤による潤滑を行っている。
【0053】
また、軸封室36に備えるメカニカルシールは、上下2段のタンデム形に限らず、
図9に示すように、上下2段のダブル形のメカニカルシール36a,36bであってもよい。軸封室36に備えるシールは、上述のようなメカニカルシールに限らず、軸受部35側への水の浸入を防ぐことができればグランドパッキンやオイルシール等の別のシールであってもよい。
【0054】
図4に示すように、羽根車30は、羽根30aと、羽根30aに取り付けられる羽根軸30bと、羽根30aを羽根軸30bを介して取り付けるボス30cと、羽根軸30bとボス30cを締結する羽根締結部材としてのナット30dとで構成され、羽根30aと羽根軸30bとボス30cとナット30dは夫々着脱可能に構成されている。羽根軸30bは、両端に雄ネジが形成された棒状部材で構成されている。
【0055】
ボス30cの中央には、キーと共に回転軸34が挿通され、回転軸34の先端の周方向に形成された係合溝に係合部材34aを係合させて、当該係合部材34aがボス30cにネジで螺
合され、ボス30cと回転軸34が固定される。ボス30cの周囲には複数の羽根軸30bの取付開口部30eが形成され、羽根30aと羽根軸30bとを固定した状態で、ボス30cの外周側から羽根軸30bの先端を取付開口部30eに挿通し、ボス30cの内周側からナット30dで螺合することで、羽根30aが所定角度でボス30cに固定される。
【0056】
羽根軸30bに形成される雄ネジは、ナット30dとの締め付け力を上げるために、細目ネジを採用するのが望ましい。なお、本実施形態では、羽根軸30bは1本だが、複数本の羽根軸30bで羽根30aをボス30cに固定してもよい。
【0057】
羽根30aは、羽根30aにかかる流体からの負荷や、羽根30a自身の遠心力等の大きな荷重を支える必要があるため、強度があり、耐食性のあるステンレス鋳鋼や青銅鋳物等によって構成する。ボス30cは、羽根30aや羽根軸30bほど強度が必要でなく、安価なねずみ鋳鉄や鋳鋼で構成することができる。さらに羽根軸30bは、羽根30aにかかる大きな荷重を支えるため強度のあるステンレス鋼等によって構成する。このように、羽根30aと羽根軸30bとボス30cとナット30dは夫々別体で構成されているので、要求コストに応じて、各部の材料を選定して組み合わせて羽根車30を構成することができる。
【0058】
図1及び
図2に示すように、外筒部31bの下フランジには、下端に吸込口38aを備えたベルマウス状の吸込ケーシング38の上フランジが取り付けられる。さらに、外筒部31bの下フランジ外周部には、周方向に複数個所の回転防止部が形成され、当該回転防止部がコラム1の下端に備えられたポンプ載置部4に立設された複数のリブ5と周方向に当接するように構成されている。これにより、羽根車30が異物を噛み込んでも斜流ポンプ10がコラム1内で回転移動することがない。また、外筒部31bの上端開口にはケーシングフード39の下端が取り付けられている。
【0059】
ケーシングフード39は、ポンプケーシング31の外筒部31bの最下流側である基端側からコラム1に送液される流体の流路径を次第に拡径させるように構成されている。ケーシングフード39をポンプケーシング31の外筒部31bの最下流側である基端側に接続することで、当該基端側からコラム1内へ流れる流体の流路断面積の急激な変化を抑制することで圧力損失の増大を防ぎポンプ効率の低下を最小限に抑えることができる。
【0060】
モータケーシング21の下端と内筒部31aの上端は、フレームアダプタ40によって連結されている。フレームアダプタ40は、下端から上端にかけて拡径された筒状部40aの両端に夫々フランジを備え、前記筒状部の周囲には駆動軸22の軸心方向に沿って複数のリブ40bを備えている。
【0061】
本実施形態では、モータケーシング21の下端は、内筒部31aの上端に対して大径となっている。このように、モータケーシング21の接続部とポンプケーシング31の接続部の径が異なる場合には、夫々の接続部で流路断面積が大きく変動するため、圧力損失が大きくなってしまう。
【0062】
そこで、フレームアダプタ40により、互いに径方向サイズが異なるモータケーシング21の接続部とポンプケーシング31の接続部を滑らかに接続して、夫々の接続部の流路断面の急激な拡径を緩和することで、圧力損失が高くなることを防止している。
【0063】
尚、フレームアダプタ40は、羽根車30の軸心に対する傾斜角度があまり大きいと圧力損失を低減できない。傾斜角度θは、流路断面積の急激な拡径または縮径を緩和する観点から、例えば45度以下に設定されていることが好ましい。本実施形態では、傾斜角度θが約30度に設定されている。
【0064】
フレームアダプタ40の内部では、回転軸34の上端と、電動モータ20の駆動軸22の下端が軸継手42を介して連結されている。軸継手42は、内周の軸心方向にキー溝が形成された中空の筒状に形成され、上部から駆動軸22がキーと共に挿通され、下部から回転軸34がキーと共に挿通される。駆動軸22と回転軸34は、軸継手42にネジで固定され、駆動軸22の動力が回転軸34に伝達される。
【0065】
モータケーシング21の接続部とポンプケーシング31の接続部の径が大きく異なる場合には、フレームアダプタ40の羽根車30の軸心に対する傾斜角度θを45度以下にするためには、フレームアダプタの円筒部40aの軸心方向距離を長くする必要がある。フレームアダプタ40の羽根車30の軸心方向に沿った長さに応じて、駆動軸22と回転軸34の軸継手42に対する挿通距離を調整することで、駆動軸22と回転軸34との軸端面間の距離が調整できる。つまり、軸継手42はその継ぎ手部分の長さが調整可能に構成されている。
【0066】
尚、軸継手42は、上述の構成に限らず、固定軸継手、たわみ軸継手等の公知の軸継手であればよく、キー、スプライン、ギアカップリング等の安価でありながら確実な軸動力の伝達が可能な継手が好ましく例示できる。さらに、駆動軸22と回転軸34とが同径であるか異径であるかを問わない。
【0067】
フレームアダプタ40の周囲の一部には、開閉自在の作業窓41が備えられている。斜流ポンプ10の組み立て時においては、軸継手42に電動モータ20の駆動軸22の下端と羽根車30の回転軸34の上端を挿通した状態で、モータケーシング21の下端とポンプケーシング31の上端をフレームアダプタ40で連結した後、作業窓41から工具を挿入して軸継手42のネジを締めて駆動軸22と回転軸34を固定し、夫々を確実に連結する。その後、作業窓41を封止する。斜流ポンプ10の分解時においては、上述の組み立てと逆の手順で、モータケーシング21とポンプケーシング31を分解する。
【0068】
尚、作業窓41はパッキンを介してフレームアダプタ40にネジ等で固定されている。従って、斜流ポンプ10の運転中に作業窓41とフレームアダプタ40の隙間からフレームアダプタ40内に水が浸入するようなことはない。
【0069】
このように、電動モータ20の駆動軸22と、羽根車30の回転軸34を別体で構成したので、大型の電動モータであって、駆動軸22の突出長さを短くすることができ、試験運転時に安全確保に必要なスペースを小さくするとともに安全に作業ができる。また、保管や輸送時の養生も容易となった。
【0070】
斜流ポンプ10の組み立て時には、電動モータ20の駆動軸22と羽根車30の回転軸34を連結する前に、電動モータ20と羽根車30とを別々に組み立てることができ、電動モータ20と羽根車30を連続して一緒に組み立てることと比較して、組み立て作業が早い。
【0071】
また、電動モータ20の駆動軸22と羽根車30の回転軸34を別体で構成することで、それぞれ異なる材料を用いることができる。例えば、駆動軸22は、炭素鋼等の安価な材料で製造し、回転軸34のみステンレス鋼等の耐食性のある高価な材料で製造すればコストダウンできる。
【0072】
上述のように構成された斜流ポンプ10は、コラム1の下端から吸込みケーシング38が突出するように、コラム1の内部の揚水路2に配備される。尚、コラム1の下端と吸込みケーシング38の吸込口38aは面一となる配置であってもよい。
【0073】
地上に設置された制御盤からの電力が給電ケーブル12を介して電動モータ20に供給され、回転子25aと共に駆動軸22が回転し、駆動軸22と共に羽根車30が回転する。すると、吸込ケーシング38の吸込口38aから吸込まれた水は、流路33を通流する際にポンプケーシング31の案内羽根32により整流された後、ケーシングフード39の下流端から揚水路2に吐出され、揚水路2を上向きに流れて、吐出管3へ吐出される。
【0074】
このように、本実施形態では、ケーシングフード39と、フレームアダプタ40と、軸継手42が、電動モータ20と羽根車30を組み合わせるときにコラム1とモータケーシング21とポンプケーシング31とを所定の位置関係で配置するための調整部材として機能する。
【0075】
以下に、調整部材について詳述する。
斜流ポンプ10は、設置される状況に応じて必要とされる揚程や流量が様々ではある。斜流ポンプ10を構成する羽根車30は必要とされる揚程と流量を想定し、所定の流量範囲ごとに数段階の枠番が設けられて製造される。電動モータ20も負荷に対する対応能力を想定し、所定の出力範囲ごとに数段階の枠番が設けられて製造される。コラム1も所定の流量範囲ごとに数段階の枠番が設けられて製造される。
【0076】
そして、必要とされる揚程と流量に応じて、最適な枠番の羽根車30が選択される。羽根車30の回転に必要な動力は、羽根車30による仕事分だけではなく、流路摩擦や揚水の対象となる水の粘度や温度等の性状による圧力損失分が含まれている。
【0077】
電動モータ20は、設計された能力以上の負荷には対応できない。逆に必要以上の能力を持つ電動モータ20ではオーバースペックになり、イニシャルコストやランニングコストが高くなってしまう。
【0078】
そこで、電動モータ20は、選択された羽根車30を回転させるのに必要な動力に対して、適切な余裕が得られるものが選択される。コラム1は、摩擦損失を考慮し流量を適切な流速で通流できる口径をもった枠番が選択される。
【0079】
斜流ポンプ10の流量は電動モータ20の回転数に比例し、その揚程は回転数の2乗に比例する。電動モータ20の軸動力は、流量と揚程の積に比例する。よって、同じ羽根車30であっても電動モータ20の枠番を替えたり、同じ電動モータ20であっても羽根車30の枠番を替えたりすることで、揚程や流量を変更することができるのである。
【0080】
斜流ポンプ10は、電動モータ20と羽根車30の夫々は数段階に枠番に分けて標準化されている。例えば、
図5(a)に示すように、電動モータは3段階の枠番に分けて標準化され、電動モータ20A,20B,20Cは、順に軸動力が段階的に大きく設定され、低揚程、小流量から高揚程、大流量に対応できるように構成されている。
【0081】
図5(b)に示すように、羽根車は3段階の枠番に分けて標準化され、羽根車30A,30B,30Cは、順に羽根やポンプケーシング31A,31B,31Cや吸込みケーシングが大きく設定され、高揚程、あるいは大流量に対応できるように構成されている。
【0082】
本実施形態では、電動モータ20A,20B,20Cと、羽根車30A,30B,30Cのように夫々3つの枠番が設定され、それらの組み合せで9通りの斜流ポンプを得ることができる。
【0083】
例えば、電動モータ20Bに対して羽根車30Aを組み合わせた液中ポンプより、羽根車30Bを選択して組み合わせた液中ポンプのほうが揚程と流量が大きくなる。羽根車30Bに対して電動モータ20Bを組み合わせた斜流ポンプより、電動モータ20Cを組み合わせた斜流ポンプのほうが揚程と流量が大きくなる。
【0084】
電動モータ20A,20B,20Cと、羽根車30A,30B,30Cの中から夫々必要な揚程と流量に応じて最適なものが選択され、そのモータケーシング21とポンプケーシング31とが組み合わされ斜流ポンプ10が構成され、この斜流ポンプ10が選択されたコラム1内に吊り下げられ、コラム型液中ポンプが構築される。
【0085】
このとき、コラム1とモータケーシング21とポンプケーシング31との位置関係が適切でないと、コラム1とモータケーシング21やポンプケーシング31との間の流路で圧力損失が増大し、所望の性能が得られない場合がある。
【0086】
例えば、選択された電動モータ20と羽根車30の組み合せによっては、電動モータ20と羽根車30の接合部や、コラム1とモータケーシング21やポンプケーシング31との間の流路で圧力損失が増大すると所望の揚程と流量を得られないことがある。このような場合に、調整部材によって、コラム1とモータケーシング21とポンプケーシング31とを所定の位置関係で配置するのである。
【0087】
以下に、調節部材に含まれるフレームアダプタと軸継手について詳述する。
揚程や流量に応じて選択された電動モータ20と羽根車30の組み合せによっては、モータケーシング21の接続部とポンプケーシング31の接続部の径方向サイズが大きく異なる場合がある。この場合には、夫々の接続部で流路断面積が大きく変動するため、圧力損失が大きくなってしまう。
【0088】
例えば、
図6(a)に記載された斜流ポンプ10Aでは、電動モータ20のモータケーシング21の接続部に対して羽根車30のポンプケーシング31の接続部が小径となっている。そこで、羽根車30側から電動モータ20側にかけて拡径する形状のフレームアダプタ40Aにより、互いに径方向サイズが異なるモータケーシング21とポンプケーシング31を接続して、夫々の接続部の流路断面の急激な拡径を緩和することで、圧力損失が高くなること防止している。
【0089】
図6(b)に記載された斜流ポンプ10Bでは、電動モータ20のモータケーシングの接続部に対して羽根車30のポンプケーシングの接続部が大径となっている。羽根車30側から電動モータ20側にかけて縮径する形状のフレームアダプタ40Bにより、互いに径方向サイズが異なるモータケーシング21とポンプケーシング31を接続して、夫々の接続部の流路断面の急激な拡径を緩和することで、圧力損失が高くなること防止している。
【0090】
このようにフレームアダプタ40A,40Bは、流路断面積の急激な拡径または縮径を緩和し、流体の円滑な流れを促すために、羽根車30の回転軸心に対する傾斜角度が約30度に設定されている。当該傾斜角度は、流路断面積の急激な拡径または縮径を緩和する観点から、例えば45度以下に設定されていることが好ましい。
【0091】
尚、
図6(c)に記載された斜流ポンプ10Cのように、電動モータ20のモータケーシングの接続部と、羽根車30のポンプケーシングの接続部は略同径となっている。フレームアダプタ40Cは、羽根車30側から電動モータ20側にかけて同径の形状に構成され、夫々の接続部を滑らかに接続して、圧力損失が高くなること防止している。
【0092】
軸継手42は、モータケーシング21の接続部とポンプケーシング31の接続部の径が大きく異なる場合には、フレームアダプタ40の羽根車30の軸心に対する傾斜角度を45度以下にするためには、フレームアダプタ40の円筒部40aの軸心方向距離を大きくする必要がある。
【0093】
このような場合であっても、駆動軸22と回転軸34の軸継手42に対する挿通距離を調整することで、駆動軸22と回転軸34との軸端面間の距離が調整できる。つまり、フレームアダプタ40の羽根車30の軸心方向に沿った長さに応じて長さが調整可能に構成されている。
【0094】
また、軸継手42をかえずに、接液しないため安価な材料で製造できる電動モータ20の駆動軸を長くし、高価で強度のある材料で製造される羽根車30の回転軸34を短くして、フレームアダプタ40の羽根車30の軸心方向に沿った長さに応じて長さが調整可能をしてもよい。
【0095】
尚、調整部材は、軸継手を含まず、フレームアダプタだけで構成してもよい。
図7(a)から
図7(c)には、所定の流量範囲ごとに数段階の枠番が設けられて製造された羽根車群と、所定の出力範囲ごとに数段階の枠番が設けられて製造された電動モータ群のうち、ある同一の枠番の電動モータに、夫々枠番の異なる羽根車54A,54B,54Cを組み合わせた斜流ポンプ50A,50B,50Cが示されている。尚、何れの斜流ポンプ50A,50B,50Cもコラムの記載を省略し、
図2に示す斜流ポンプ10と同一の機能を有する構成については説明を省略する。
【0096】
図7(a)に示される斜流ポンプ50Aは、縦型筒状に構成されたモータケーシング51A内に収容された電動モータ52Aと、ポンプケーシング53A内に回転自在に収容された羽根車54A等を備えている。電動モータ52Aの駆動軸55Aの下端部は、下部ブラケット21bを下方に貫通し、その先端に羽根車54Aが取り付けられている。モータケーシング51Aとポンプケーシング53Aの間には、フレームアダプタ56Aが備えられている。
【0097】
フレームアダプタ56Aは、ポンプケーシング53A側からモータケーシング51A側にかけて拡径する円筒部材で構成され、互いに径方向サイズが異なるモータケーシング51Aの接続部とポンプケーシング53Aの接続部とを滑らかに連結するように構成されている。
【0098】
フレームアダプタ56Aは、流路断面積の急激な拡径を緩和し、流体の円滑な流れを促すために、羽根車54Aの回転軸心に対する傾斜角度が約30度に設定されている。当該傾斜角度は、流路断面積の急激な拡径または縮径を緩和する観点から、例えば45度以下に設定されていることが好ましい。
【0099】
図7(b)に示された斜流ポンプ50Bは、斜流ポンプ50Aと同じ枠番の電動モータ52Aと、羽根車54Aより大きい枠番の羽根車54Bを備えている。斜流ポンプ50Bのモータケーシング51Aとポンプケーシング53Bの間には、フレームアダプタ56Bが備えられている。
【0100】
フレームアダプタ56Bは、円筒部材で構成され、モータケーシング51Aの接続部とポンプケーシング53Bの接続部とを滑らかに連結するように構成されている。
【0101】
図7(c)に示された斜流ポンプ50Cは、斜流ポンプ50Bと同じ枠番の電動モータ52Aと、羽根車54Bより大きい枠番の羽根車54Cを備えている。斜流ポンプ50Cのモータケーシング51Aとポンプケーシング53Cの間には、フレームアダプタ56Cが備えられている。
【0102】
フレームアダプタ56Cは、ポンプケーシング53A側からモータケーシング51C側にかけて縮径する円筒部材で構成され、互いに径方向サイズが異なるモータケーシング51Aの接続部とポンプケーシング53Cの接続部とを滑らかに連結するように構成されている。
【0103】
モータケーシングとポンプケーシングとの位置関係が適切でないと、コラムとモータケーシングやポンプケーシングとの間の流路で圧力損失が増大し、所望の性能が得られない場合があるが、フレームアダプタ56A,56B,56Cによって、モータケーシングとポンプケーシングとを所定の位置関係で配置することで、円滑な揚水を行うことができ必要な流量と揚程を確保できる。
【0104】
このように、斜流ポンプ50A,50B,50Cは軸継手を備えず、フレームアダプタ56A,56B,56Cが、モータケーシング51とポンプケーシング53とを所定の位置関係で配置するための調整部材として機能する。尚、軸継手を備えていないため、電動モータと羽根車を別で組み立てて一体化するより組立作業に時間はかかるが、軸継手や作業窓が不要となり部品点数が減る利点が生じる。
【0105】
尚、斜流ポンプ10の揚程と流量は、電動モータ20と羽根車30の組み合わせによって揚程と流量を変更するに限らない。同じ羽根車30と電動モータ20の組み合せであっても、インバータ制御により周波数を調整することで電動モータの回転数を調整し、揚程や流量を変更することができる。また、揚程と流量は、電動モータ20が同じであっても、羽根車30の羽根30aの羽根軸30bに対する取り付け角度によって変更することができる。
【0106】
斜流ポンプ10の流量を羽根車30の枠番を変えずに増加させると、流量に応じてコラム1の径も大きいものを選択する必要があり、このような場合に、
図8(a)に示すように、ポンプケーシング31の吐出部とコラム1との間に大きな段差Dができてしまう場合がある。段差Dの部分では、流路断面積が大きく変化するため、ポンプケーシング31の吐出部では、
図8(a)の破線矢印で示すように、水の流れが乱れ、剥離や渦が発生し、この部分で圧力損失が増大してしまう。
【0107】
そこで、
図8(b)に示すように、ポンプケーシング31の吐出口にケーシングフード39を備える。ケーシングフード39をポンプケーシング31の吐出口(基端側)に接続して、ポンプケーシング31の吐出口からコラム1に送液される流体の流路径を次第に拡径させることで、ポンプケーシング31からコラム1へ流れる流体の流路断面積の急激な変化を抑制することができ、圧力損失の増大を防ぎポンプ効率の低下を最小限に抑えることができる。
【0108】
つまり、ケーシングフード39が、コラム1とモータケーシング39とポンプケーシング31とを所定の位置関係で配置するための調整部材として機能する。
【0109】
尚、コラム1の内径に対して大きい外径のケーシングフードの下流側縁部を切削してコラム1との段差を調整することも可能である。ポンプケーシング39とコラム1間の段差が大きくない場合は、ケーシングフードを備えない場合もある。
【0110】
このように、電動モータや羽根車の枠番を変更せずに流量を変更するときは、ケーシングフードによって、コラムとモータケーシングとポンプケーシングとを所定の位置関係で配置することができる。
【0111】
ポンプケーシング
31とコラム1の位置関係は、ケーシングフード
39で調整することができるので、ポンプケーシング
31とコラム1を別に設計することができる。
【0112】
つまり、本発明によるコラム型液中ポンプ
の製造方法では、揚程と流量に応じて選択される電動モータと羽根車の組み合わせに対して、コラムとモータケーシングとポンプケーシングとを所定の位置関係で配置するための調整部材が組み込まれていればよく、上述したフレームアダプタ、駆動軸の軸継手、ケーシングフードの全てを備えている必要は無く、何れか一つの調整部材が組み込まれていればよく、また、何れか二つを組合せた調整部材が組み込まれていればよい。
【0113】
上述の実施形態では、コラム型液中ポンプとして、コラム内に駆動軸が鉛直方向となるように吊下げ設置される斜流ポンプを例に説明したが、これに限らない。液中ポンプの出力軸が鉛直以外の方向、例えば水平方向に配置された横軸の斜流ポンプであってもよい。また、斜流ポンプに限らず、軸流ポンプ、遠心ポンプ等の液中ポンプであってもよい。さらに、液中ポンプは、上水、下水、工業用水等様々な分野で給水または排水に用いられる液中ポンプに適用することができる。
【0114】
標準化された電動モータと羽根車を組み合わせる場合に必要となる調整部材を予め準備しておくことにより、任意の組合せの液中ポンプであっても安価に製造でき、また調整部材によって、任意のコラムとモータケーシングとポンプケーシングとを所定の位置関係で適切に配置することができ、様々な流量や揚程が得られる斜流ポンプを容易に得ることができる。
【0115】
調整部材によって、コラムとモータケーシングとポンプケーシングとを所定の位置関係で配置することができるので、電動モータと、羽根車とを標準化する際に夫々別に設計することができる。
【0116】
上述した実施形態は、何れも本発明の一例であり、該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能であることはいうまでもない。