(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
建築物に据付される支持部材から垂下される複数本の引張コードを保持するコードイコライザーであって、前記コードイコライザーは、前記複数本の引張コードを略平行にした状態で前記コードイコライザーに下向きの荷重が加わったときに前記複数本の引張コードを保持し、かつ前記複数本の引張コードを拡開させる方向に前記引張コードに荷重が加わったときに前記コードイコライザーに弾性変形を生じさせるか又は前記コードイコライザーを分割させることにより前記複数本の引張コードと前記コードイコライザーによって形成されるループ構造を解除するか又はループ構造の長さを増大させるように構成され、
前記コードイコライザーは、中心部材と、前記中心部材に係合する1又は複数の係合部材とを備え、
前記係合部材は、ベースと、前記ベースから延びる一対のアームとを備え、前記一対のアームが前記中心部材の幅方向に前記中心部材を挟むように係合される、コードイコライザー。
前記中心部材は、中心軸と、前記中心軸に沿って互いに間隔を開けて設けられた上側係止部及び下側係止部とを備え、前記係合部材は、前記上側係止部と前記下側係止部の間において前記中心軸に係合される請求項1に記載のコードイコライザー。
前記中心部材と前記係合部材は、前記中心部材と前記係合部材が係合された状態で前記コードイコライザーの上面に下向きの荷重が加わっても前記中心部材と前記係合部材の係合が解除されないように構成される、請求項1〜請求項16の何れか1つに記載のコードイコライザー。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、複数の引張コードの端を安全ふさに連結し、安全ふさにはコード掛け手段(スロット)及び引張コードの結び目より大きい開口を設け、複数の引張コード間に子供が首を押し入れても結び目が開口の方向にずれて自動的に抜け外れる技術が開示されている。このような構成では、結び目が確実にずれない可能性があり信頼性において改善の余地がある。
そこで、非常時確実に人身等の引っ掛かりを除去或は人身等への負荷を確実に減衰できる技術が望まれている。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、確実に異物の引っ掛かりを除去或は人身等への負荷を減衰できる紐引き形式の遮蔽装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、建築物に据付される支持部材から垂下される複数本の引張コードを保持するコードイコライザーであって、前記コードイコライザーは、前記複数本の引張コードを略平行にした状態で前記コードイコライザーに下向きの荷重が加わったときに前記複数本の引張コードを保持し、かつ前記複数本の引張コードを拡開させる方向に前記引張コードに荷重が加わったときに前記コードイコライザーに弾性変形を生じさせるか又は前記コードイコライザーを分割させることにより前記複数本の引張コードと前記コードイコライザーによって形成されるループ構造を解除するか又はループ構造の長さを増大させるように構成される、コードイコライザーが提供される。
【0007】
本発明の構成では、複数本の引張コードを拡開させる方向に荷重が加わったときに、その荷重を利用してコードイコライザーに弾性変形を生じさせるか又はコードイコライザーを分割させ、これによって、複数本の引張コードとコードイコライザーによって形成されるループ構造を解除するか又はループ構造の周長を延伸させる。このような構成により、確実に異物の引っ掛かりを除去或は人身等への負荷を減衰することができることが分かり、本発明の完成に到った。
【0008】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記コードイコライザーは、それぞれが前記引張コードを保持する複数部材を備え、前記複数部材は、前記複数本の引張コードを略平行にした状態で前記コードイコライザーに下向きの荷重が加わったときに分離されず、且つ前記複数本の引張コードを拡開させる方向に前記複数本の引張コードに荷重が加わったときに互いに分離されて前記ループ構造を解除するように構成される。
好ましくは、前記コードイコライザーが保持可能な前記引張コードの数は、前記複数部材の数と同数であるか、又は前記複数部材の数よりも多く、前記コードイコライザーが保持可能な前記引張コードの数が前記複数部材の数よりも多い場合、前記コードイコライザーは、前記複数部材が互いに離されて生じる前記複数部材間の隙間を通じて、前記引張コードのうちの少なくとも1つが前記コードイコライザーから離脱可能であるように構成される。
好ましくは、前記複数部材の少なくとも1つに前記引張コードを前記複数部材の境界面に導く昇降コードガイド面が設けられる。
好ましくは、前記コードイコライザーは、中心部材と、前記中心部材に係合する1又は複数の係合部材とを備え、前記中心部材は、中心軸と、前記中心軸に沿って互いに間隔を開けて設けられた上側係止部及び下側係止部とを備え、前記係合部材は、前記上側係止部と前記下側係止部の間において前記中心部材に係合される。
好ましくは、前記係合部材は、前記中心軸に対して係合される。
好ましくは、前記コードイコライザーは、中心部材と、前記中心部材に係合する第1及び第2係合部材とを備え、第1及び第2係合部材は、それぞれ、ベースと、前記ベースから延びる一対のアームとを備え、第1及び第2係合部材は、第1係合部材のアームと第2係合部材のアームが互いに上下方向に並ぶように前記中心部材に係合される。
好ましくは、第1及び第2係合部材の一方の前記アームの先端面が第1及び第2係合部材の他方の前記ベースの先端面に当接する。
好ましくは、前記コードイコライザーは、ケースと、前記ケースに係合されるコード保持部材と、前記コード保持部材と前記ケースの間の係合の保持力を低減するためのスライド部材とを備え、前記コード保持部材は、前記ケースへの係合状態では前記複数本の引張コードを保持してループ構造を形成し、且つ前記ケースとの係合が解除された状態では前記ループ構造が解除されるように構成され、前記スライド部材は、前記複数本の引張コードを拡開させる方向に前記複数本の引張コードに荷重が加わったときに、前記ケースに対してスライド移動して前記係合の保持力を低減させて前記コード保持部材を前記ケースから分離させる。
好ましくは、前記スライド部材は、前記コードに加わる荷重を検知するコード加重検知部を有する。
好ましくは、前記スライド部材は、前記ケースから離れる方向に付勢されている。
好ましくは、前記ケースは、ケース側係合部を備え、前記コード保持部材は、前記ケース側係合部に係合するコード保持部材側係合部を備え、前記スライド部材は、前記スライド移動によって前記コード保持部材側係合部を変位させるか又は前記コード保持部材側係合部の変位の抑制を解除することによって、前記係合の保持力を低減させる。
好ましくは、前記ケース側係合部は、係合軸であり、前記コード保持部材側係合部は、前記係合軸を挟み込むように前記係合軸に係合する一対の弾性アームであり、前記スライド部材は、前記一対の弾性アームの間に配置されたスライド部をスライド移動させて前記一対の弾性アームの間の間隔を広げることによって前記係合の保持力を低減させる。
好ましくは、前記ケース側係合部は、前記ケースの内面から突出し且つ前記ケースの径方向中央に向かって上側に傾斜するテーパ面を備え、前記コード保持部材側係合部は、前記テーパ面に係合する弾性アームであり、前記スライド部材は、前記弾性アームを挟んで前記テーパ面とは反対側に設けられ且つ前記テーパ面と前記弾性アームの間の係合力を変化させるスライド部を備える。
好ましくは、前記スライド部は、前記弾性アームに向かって上側に傾斜するテーパ面を備える。
好ましくは、前記スライド部材は、筒状であり、前記コード保持部材は、前記スライド部材内に収容され、前記コード保持部材は、前記引張コードを保持するコード保持部と前記弾性アームの間に隔壁を備え、前記隔壁には、前記弾性アーム側にリブが立設される。
好ましくは、前記コード保持部材は、前記ケースとの係合が解除された状態で1本の引張コードを保持するように構成される。
好ましくは、前記コード保持部材は、前記ケースとの係合が解除された状態で前記複数本の引張コードを仮止め可能に構成される。
好ましくは、前記複数本の引張コードは、それぞれ、係止部を備え、前記コードイコライザーは、前記複数本の引張コードを略平行にした状態で前記コードイコライザーに下向きの荷重が加わったときに前記係止部を保持し、且つ前記複数本の引張コードを拡開させる方向に前記複数本の引張コードに荷重が加わったときに前記係止部の保持を解除するように構成される。
好ましくは、前記コードイコライザーは、イコライザー本体と、弾性変形可能なカバーとを備え、前記イコライザー本体は、前記引張コードを挿通可能であり且つ前記係止部を挿通不能である複数の挿通溝と、前記係止部を収容可能な係止部収容部とを備え、前記カバーは、前記係止部収容部を覆うように前記イコライザー本体に装着可能であり、前記係止部は、前記カバーの弾性力によって前記係止部収容部に保持される。
好ましくは、前記複数本の引張コードは、前記挿通溝に1本ずつ収容され、前記イコライザー本体は、前記複数本の引張コードを略平行にした状態で前記コードイコライザーに下向きの荷重が加わったときに前記係止部を保持する係止部保持面を備える。
好ましくは、前記係止部保持面は、前記引張コードの長手方向に対して略垂直な平面、又は前記イコライザー本体の径方向内側に向かうテーパ面を備える。
好ましくは、前記イコライザー本体は、前記複数本の引張コードを拡開させる方向に前記複数本の引張コードに荷重が加わったときに前記係止部を径方向外側に導くテーパ面を備える。
好ましくは、前記コードイコライザーは、前記引張コードを挿通可能であり且つ前記係止部を挿通不能である複数の挿通溝を備え、前記挿通溝は、前記引張コードを弾性的に保持するように構成される。
好ましくは、前記コードイコライザーは、前記コードイコライザーを下側から引き下げるための操作コードを保持するように構成される。
好ましくは、前記コードイコライザーは、前記コードイコライザーを貫通するように前記引張コードを保持し、前記引張コードは、前記引張コードの、前記コードイコライザーよりも下側の部分を引き下げることによって前記コードイコライザーを下側から引き下げ可能に保持される。
好ましくは、前記コードイコライザーは、単一部材からなるか、又は複数部材からなる場合はこれらの複数部材は前記コードイコライザーの上面において周方向に分割されていない。
本発明は、別の観点によれば、建築物に据付される支持部材と、前記支持部材から垂下される複数本の引張コードと、前記複数本の引張コードを保持するコードイコライザーと、前記引張コードを引っ張ることにより移動して前記建築物の開口部における遮蔽状態を開状態と閉状態との間で調節する移動部材とを備える遮蔽装置であって、前記コードイコライザーは、上記記載のコードイコライザーである、遮蔽装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1実施形態の横型ブラインドを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)はスラット3を上昇させたときの正面図である。
【
図2】コードイコライザー8を示す正面図であり、(a)は2つの係合部材45,46と中心部材11が係合された状態、(b)は係合部材45,46の一方が中心部材11から分離された状態を示す。
【
図3】コードイコライザー8の分解図を示し、(a)は中心部材11、(b)は右側の係合部材45、(c)は右側の係合部材45の平面図、(d)は左側の係合部材46、(e)は左側の係合部材46の底面図である。
【
図4】(a)係合部材45に矢印X方向の力が加わった時に係合部材45が中心部材11から分離される作用を示す平面図であり、(b)は、不意な分割が起こりやすいコードイコライザーの例を示す平面図である。
【
図5】昇降コード5とコードイコライザー8によって形成されるループ構造に異物Wが引っ掛かった場合の作用を示す正面図であり、(a)は係合部材45が中心部材11から分離される前の状態、(b)は分離された後の状態を示す。
【
図6】(a)ボトムレール2の端部の斜視図、(b)ボトムキャップ6の端部の縦断面図、(c)ボトムキャップ6の端部の縦断面図(開放状態)であり、(d)〜(e)は、操作コード10に異物が引っ掛かった場合の作用を示す正面図である。
【
図7-1】第1実施形態の変形例1を示し、中心部材11と係合部材45,46の係合構造の変形例を示す断面図である。
【
図7-2】第1実施形態の変形例2を示し、(a)〜(c)は、それぞれ、上面側、側面側、底面側から見た斜視図である。
【
図7-3】第1実施形態の変形例2を示し、(a)は、係合部材45を中心部材11から取り外した状態を示す分解斜視図であり、(b)は、係合部材45,46を中心部材11から取り外した状態を示す分解斜視図である。
【
図7-4】第1実施形態の変形例2を示し、中心部材11の左側面図である。
【
図8】本発明の第1実施形態の変形例3の横型ブラインドにおいて、昇降コード5とコードイコライザー8によって形成されるループ構造に異物Wが引っ掛かった場合の作用を示す正面図であり、(a)は係合部材45が中心部材11から分離される前の状態、(b)は分離された後の状態を示す。
【
図9】本発明の第2実施形態のコードイコライザー8を示す斜視図である。
【
図10】
図9のコードイコライザー8の底面を示す底面図である。
【
図11】
図9のコードイコライザー8の側面側から示した断面図である。
【
図12】
図9のコードイコライザー8のケース部分を示す側面図である。
【
図13】
図9のコードイコライザー8のケース部分を示す側面側から示した断面図である。
【
図14】
図9のコードイコライザー8のスライド部材71を示す側面図である。
【
図15】
図9のコードイコライザー8のスライド部材71を側面側から示した断面図である。
【
図16】
図9のコードイコライザー8のコード保持部材72を示した斜視図である。
【
図17】
図9のコードイコライザー8の作用を側面側から示した断面図である。
【
図18】
図9のコードイコライザー8の作用を側面側から示した断面図である。
【
図19】
図9のコードイコライザー8の作用を側面側から示した断面図である。
【
図20】
図9のコードイコライザー8の作用を側面側から示した断面図である
【
図21】本発明の第2実施形態の変形例1のコードイコライザー8の側面側から示した断面図である。
【
図22】本発明の第2実施形態の変形例2のコードイコライザー8の側面側から示した断面図である。
【
図23】(a)〜(b)は、
図22のコードイコライザー8の断面を異なる角度から見た斜視図である
【
図24】(a)〜(b)は、
図22のコードイコライザー8のコード保持部材72を異なる角度から見た斜視図である。
【
図25】(a)〜(b)は、
図22のコードイコライザー8を異なる角度から見た斜視図である。
【
図27】
図22のコードイコライザー8の第1ケース69と第2ケース70の係合方法を説明するための斜視図である。
【
図28】
図22のコードイコライザー8に操作コード10を装着する方法を説明するための断面斜視図である。
【
図29】
図22のコードイコライザー8の第2ケース70の斜視図である。
【
図30】本発明の第3実施形態の横型ブラインドを示す正面図である。
【
図31】本発明の第3実施形態のコードイコライザー8を示し、(a)は斜視図、(b)は昇降コード5を挿通した状態の斜視図、(c)は平面図、(d)は昇降コード5を挿通した状態の底面図である。
【
図32】本発明の第3実施形態のコードイコライザー8からカバー53を外した状態を示し、(a)は斜視図、(b)及び(d)は(a)と同じ状態の別角度の斜視図、(c)はカバー53の斜視図である。
【
図33】本発明の第3実施形態のコードイコライザー8を示し、(a)は、断面図、(b)は、異物が引っ掛かった場合の作用を示す断面図、(c)は、昇降コード5がコードイコライザー8と相対移動する作用を示す断面図、(d)は、互いに逆方向に昇降コード5が引っ張られた場合の作用を示す断面図である。
【
図34】(a)〜(b)は、本発明の第3実施形態の横型ブラインドの正面図であり、(a)は、昇降コードに異物が引っ掛かった状態を示し、(b)は、昇降コード5がコードイコライザー8と相対移動した状態を示す。
【
図35】(a)は、本発明の第3実施形態のコードイコライザー8の上部の昇降コード5に異物が引っ掛かった場合の別の解除状態を示す正面図であり、(b)は、同状態の横型ブラインドを示す正面図である。
【
図36】(a)は、本発明の第3実施形態のコードイコライザー8の上部の昇降コード5に異物が引っ掛かった場合の別の解除状態を示す正面図であり、(b)は、同状態の横型ブラインドを示す正面図であり、(c)は、昇降コード5がコードイコライザー8に対し相対移動する作用を示す横型ブラインドの正面図であり、(d)は、異物が昇降コード5から離脱した状態を示す横型ブラインドの正面図である。
【
図37】(a)は、本発明の第3実施形態の変形例1を示すコードイコライザー8の斜視図、(b)は、別角度の斜視図、(c)は、昇降コード5を挿通した状態の平面図、(d)は、底面図、(e)は、昇降コード5を挿通した状態の断面図、(f)は、異物が引っ掛かった場合の作用を示す断面図である。
【
図38】(a)〜(b)は、本発明の第3実施形態の変形例2の横型ブラインドの正面図であり、(a)は、昇降コードに異物が引っ掛かった状態を示し、(b)は、コードイコライザー8が昇降コード5から分離された状態を示す。
【
図39】第1実施形態の変形例4を示し、(a)〜(c)は、それぞれ、上面側、側面側、底面側から見た斜視図である。
【
図40】第1実施形態の変形例4を示し、(a)は、係合部材45を中心部材11から取り外した状態を示す分解斜視図であり、(b)は、係合部材46も中心部材11から取り外した状態を示す分解斜視図である。
【
図41】(a)は、
図39(a)中の領域Aの辺りの拡大斜視図であり、(b)は、(a)の状態から係合部材45が中心部材11からわずかに分離した状態を示す。
【
図42】係合部材45,46の丸め面45gu,45ebの作用を説明するための斜視図である。
【
図43】コードイコライザー8に昇降コード5R,5C,5Lと操作コード10を取着した状態を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。
【
図44】(a)〜(c)は、
図43(b)中のA−A断面図であり、中心部材11から係合部材45,46が離脱する状態の説明図である。
【
図45】(a)〜(c)は、
図44(a)を−90度回転させた状態の断面図であり、中央の昇降コード5Cに荷重が加わった時に係合部材45,46が中心部材11から分離される作用を示す説明である。
【
図46】(a)は
図43(a)の状態から、ボックス内進入防止部材5bが設けられた追加の昇降コード5R1,5L1がコードイコライザー8に取り付けられた状態を示し、(b)はボックス内進入防止部材5bが設けられた昇降コード5R1,5L1を示す。
【
図47】(a)は、昇降コード5R1にボックス内進入防止部材5bが設けられたときに、コードイコライザー8が昇降コード導出部7で傾斜する作用を示す正面図であり、(b)はコードイコライザー8を水平にすべく垂下のボックス内進入防止部材5bが設けられた状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
【0011】
(第1実施形態)
図1に示す日射遮蔽装置としての横型ブラインドは、ヘッドボックス1(支持部材)から垂下される複数本のラダーコード4を介して多数段のスラット3(遮蔽材、移動部材)が吊下支持され、同ラダーコード4の下端にボトムレール2(移動部材)が吊下支持される。横型ブラインドは建築物の開口部寸法に合わせて据付される。
【0012】
ラダーコード2の近傍において、ヘッドボックス1から複数本(本実施形態では3本)の昇降コード5が垂下され、これらの昇降コード5は各垂下位置においてその上端部がヘッドボックス1内に導入され、下端部が前記ボトムレール2に接続されている。
【0013】
ヘッドボックス1内に導入された昇降コード5は、回転自在なガイドローラ(不図示)によってヘッドボックス1の幅方向右側に案内される。右側に案内された昇降コード5は集約されて、ボトムレール2の自重降下を防止する為のストッパ(不図示)を介して昇降コード導出部7からヘッドボックス1の外へ導出される。ストッパは昇降コード5の操作により昇降コード5の移動を阻止する状態と移動を許容させる状態とを選択可能となっている。従って、昇降コード5の操作により
図1(a)に示す閉鎖状態と
図1(c)に示す開放状態との間でスラット3及びボトムレール2の上下方向における開度を調整可能となっている。
【0014】
昇降コード導出部7から導出された昇降コード5はヘッドボックス1から垂下され、それらの端部はコードイコライザー8によって保持されている。このため、複数本の昇降コード5とコードイコライザー8によってループ構造が形成される。
【0015】
コードイコライザー8には、操作コード10が接続されており、操作コード10は、ボトムレール2に接続されている。より具体的には、操作コード10は、ボトムレール2の左右方向両端部に設けられたボトムキャップ6のうち一端部に取着されたボトムキャップ6に導入される。このように操作コードの一端がボトムレール2に接続されているので、ボトムレール2の昇降に伴って操作コード10の端部がボトムレール2とともに昇降し、操作コード10又は昇降コード5の最低部位Lの位置は、昇降中ほぼ一定の高さに維持される。
【0016】
図2〜
図4に示すように、コードイコライザー8の外観は、略円筒の樽形状であり、中心部材11と、これに係合する2つの係合部材45,46を備える。各昇降コード5は、係止部5aを備え、中心部材11及び係合部材45,46はそれぞれ昇降コード挿通孔11c,45a,46aとこれに隣接した係止部ポケット11e,45b,46bとを備えており、昇降コード5を昇降コード挿通孔11c,45a,46aに挿通させ、且つ係止部5aを係止部ポケット11e,45b,46bに収容させることによって、昇降コード5が中心部材11及び係合部材45,46に係合される。このような構成により、中心部材11と係合部材45,46には、昇降コード5が1本ずつ保持される。また、係合部材45,46には、外面側にコード収容溝45d,46dが形成されており、昇降コード5は、この溝内を通って昇降コード挿通孔45a,46aに挿通される。このような構成によって、複数の昇降コード5間の距離が短縮されると共にコードイコライザー8の径方向の外面から昇降コード5が突出しないようにすることができる。また、操作コード10は、係止部10aを備え、中心部材11は、操作コード挿通孔11dとこれに隣接した係止部ポケット11fを備えており、操作コード10を操作コード挿通孔11dに挿通させ、且つ係止部10aを係止部ポケット11fに収容させることによって、操作コード10が中心部材11に係合される。
【0017】
中心部材11は、中心軸11gと、中心軸11gに沿って互いに間隔を開けて設けられた上側係止部11a及び下側係止部11bを備える。係合部材45,46は、同一形状であり、ベース45f、46fと、ベース45f,46fから延びる一対のアーム45c,46cを備える。一対のアーム45c,46cは、中心軸11gを挟み込んで中心軸11gに係合するように構成されている。一対のアーム45c,46cの高さは、中心軸11gの約半分になっている。係合部材45,46は、互いに上下反転した状態で中心軸11gに係合される。係合部材45のアーム45cの先端面45eが、係合部材46のベース46fの先端面46gに当接し、係合部材46のアーム46cの先端面46eが、係合部材45のベース45fの先端面45gに当接するようになっている。このような構成によって、中心部材11に係合部材45,46を係合させた状態において、係合部材45,46がほぼ隙間なく組み合わさって係合部材45,46のガタツキが抑制される。
【0018】
本実施形態の構成によれば、係合部材45,46が上側係止部11aと下側係止部11bによって挟まれているので、係合部材45,46に対して中心軸11gに沿った方向(
図2(a)の矢印Y方向)の力が加わっても係合部材45,46と中心部材11の係合は解除されない。ユーザーは、通常、コードイコライザー8自体を把持してコードイコライザー8を引き下げるか、又は操作コード10を把持して操作コード10を引き下げることによって、昇降コード5の引き下げ操作を行う。どちらの方法で操作を行う場合でも、複数本の昇降コード5が互いに略平行になった状態でコードイコライザー8に下向きの荷重が加わるものであり、係合部材45,46と中心部材11との間の係合を分離させる力が加わらず、ユーザーの操作中にコードイコライザー8が分解されることはない。また、コードイコライザー8を把持して引き下げる際には、コードイコライザー8の上面(上側係止部11aの上側の面)に力が加わりやすいので、この面においてコードイコライザー8が
図4(b)に示すように周方向に複数部材A,B,Cに分割されていると、例えば部材Aのみに力が加わったときに部材Aが不意に分離されてしまう。一方、本実施形態によれば、コードイコライザー8を構成する複数の部材がコードイコライザー8の上面において周方向に分割されていないので、このような不意な分割が生じない。このように、本実施形態のコードイコライザー8は、操作時に不意に分割されることがなく、操作性に優れている。
【0019】
一方、例えば、
図5に示すように、係合部材45によって保持されている昇降コード5と、中心部材11によって保持されている昇降コード5の間に異物Wが挟まった場合、これらの昇降コード5を拡開させる方向に昇降コード5に荷重Cが加わると、係合部材45には、中心軸11gの垂直方向(
図2(a)の矢印X方向)の力が加わる。この力によって、
図4(a)に示すように、一対のアーム45cの間の間隔が広がって係合部材45と中心部材11の間の係合が解除される。そして、
図5(b)に示すように、昇降コード5とコードイコライザー8によって形成されるループ構造が解除され、異物Wが脱落して安全が確保される。
【0020】
図6(a)に示すように、ボトムレール2の端部にはボトムキャップ6が取着されている。ボトムレール2は中空状であり、ボトムキャップ6は一端面がボトムレール2の内部空間と連通している。ボトムキャップ6の正面側垂立面には略円形の挿通孔21が複数形成され、ボトムレール6内部に通じる開口となっている。挿通孔21間及びボトムキャップ6の端縁を結ぶように連通スリット38が形成され、ボトムキャップ6の端縁から連通スリット38を経由して操作コード10を挿通孔21まで挿入させることが可能となっている。なお、ボトムキャップ6は、複数本のコードを保持可能にするように複数の挿通孔21を設けているが、1本の操作コード10を保持させる場合は、挿通孔21は1つでよい。
【0021】
図6(b)に示すように、ボトムキャップ6の内部には解除バー40が前後方向に設けられている。また、挿通孔21近傍には、固定挟着部23がボトムキャップ6に一体に設けられている。固定挟着部23と対向するように解除バー40には細長薄板状の可動挟着部22が設けられている。固定挟着部23及び可動挟着部22の先端部には凹凸面が形成され、凹凸面により操作コード10を一括して複数本挟むことが可能になっている。従って、
図6(b)に示す状態で、固定挟着部23と可動挟着部22とで操作コード10の端部を所定の保持力により移動しないよう保持可能となっている。複数の操作コード10の各端部は切断されほつれ止めされた状態とされ、結び玉は等の抜け止めは設けられず、各操作コード10は無端状となっている。
【0022】
解除バー40の長手方向中央部には支持部24がボトムキャップ6と一体に形成されている。解除バー40の後方には解除操作片25が設けられている。ボトムキャップ6の後面側垂立面には解除操作片25が内外を通過する回動孔39が形成されている。解除操作片25を
図6(c)の矢印B方向に押すことにより固定挟着部23と可動挟着部22との間の間隔を、操作コード10を差し込むことができる十分な間隔にまで拡げることが可能となっている。
【0023】
図6(d)に示すように、異物Wがコードイコライザー8の下方に位置する操作コード10に引っ掛かって荷重Cが作用し、ボトムキャップ6による操作コード10の所定保持力を超える分力が操作コード10に作用した場合、
図6(e)に示すようにボトムキャップ6から操作コード10の端部が外れ、安全性が保たれる。通常の使用状態に復帰させるには、操作コード10の端部を挿通孔21に挿入し、
図6(c)に示すように解除操作片25を操作して固定挟着部23と可動挟着部22との間に操作コード10を差し込むことにより復帰可能である。
【0024】
本実施形態は、以下の態様でも実施可能である。
・上記実施形態では、部材点数を減らすために係合部材45,46を同一形状にしているが、両者は必ずしも同一形状である必要はない。
・係合部材45,46と中心部材11との係合構造は、別の構造であってもよく、例えば、
図7−1に示す変形例1のように、中心軸11gを中心として係合部材45,46のアーム45c,46cが重なり合うようにアーム45c,46cを中心軸11gに係合させてもよい。さらに、係合部材45,46の上面と下面の少なくとも一方を上側係止部11aと下側係止部11bの少なくとも一方と弾性係合させてもよい。例えば、係合部材45,46の上面と下面にそれぞれ係合凸部を設け、上側係止部11aの下面と下側係止部11bの上面にそれぞれ係合凹部を設け、これらの係合凸部と係合凹部を弾性係合させることができる。
・中心部材11が複数に分割可能であってもよい。
・中心部材11は必須ではなく、係合部材同士を直接係合させてもよい。
・係合部材の数は、3つ以上であってもよい。この場合、3つ以上の係合部材は、例えば中心軸11gに沿って並べるように中心軸11に係合させることができる。
・コードイコライザー8を構成する複数部材は、弾性係合によって一体化されていることは必須ではなく、例えば磁力による吸引力によって一体化されていてもよい。その場合でも、複数の昇降コード5を拡開させる方向に昇降コード5に荷重が加わることによって複数部材が分離されることによって安全が確保され、かつ操作可能な状態に容易に復帰可能である。
【0025】
(第1実施形態の変形例2)
図7−2〜
図7−4を用いて、本発明の第1実施形態の変形例2について説明する。
上記実施形態では、係合部材45,46の外面にコード収容溝45d,46dを設けているが、本変形例では、係合部材45,46の内面側に突出台45h,46hを設け、突出台45h,46hに昇降コード挿通孔45i,46iを設けている。昇降コード5の係止部5aは、突出台45h,46hの底面で係止される。中心部材11には、突出台45h,46hとの干渉を避けるための突出台ポケット11mと、昇降コード5との干渉を避けるためのコード収容溝11k,11lが設けられている。本変形例によれば、係合部材45,46の外面に溝を形成することを避けることができることに加えて、複数の昇降コード5の間の距離を狭めることができるので、複数の昇降コード5の間に異物Wが入りにくくなるという利点がある。
【0026】
(第1実施形態の変形例3)
本発明の第1実施形態の変形例3は、第1実施形態に類似した構成を有しており、昇降コード5が2本であり、係合部材45,46にのみ昇降コード5が接続されていて、中心部材11には昇降コード5が接続されていない点が主な差異点である。
本変形例の場合でも、
図8(a)〜(b)に示すように、昇降コード5とコードイコライザー8によって形成されるループ構造に異物Wが挟まった場合には、その荷重によって昇降コード5が拡開されることによって係合部材45,46が中心部材11から分離されることによって安全が確保される。なお、
図8(b)では、係合部材45,46の両方が中心部材11から分離された状態を示しているが、荷重Cの加わり方によっては係合部材45のみ又は係合部材46のみが中心部材11から外れる場合もある。
【0027】
(第1実施形態の変形例4)
図39〜
図47を用いて、本発明の第1実施形態の変形例4について説明する。本変形例は、第1実施形態の変形例2に類似した構成を有しており、以下、差異点を中心に説明する。以下の説明中で、昇降コードを「昇降コード5」と総称し、個別の昇降コードを「昇降コード5R」「昇降コード5R1」などと称する。
上記変形例2では、中心部材11の上側係止部11aは略円形であり、コード収容溝11k,11lに1本の昇降コード5が挿通可能であったが、本変形例では、上側係止部11aは、細長い形状になっており、上側係止部11aと係合部材45,46の間に三日月状の隙間11p,11qが設けられている。この隙間11p,11qにそれぞれ最大3本の昇降コード5が挿通される。隙間11p,11qに挿通された最大6本の昇降コードのうちの2本の昇降コード5は、上記変形例2と同様に、突出台45h,46hに設けられた昇降コード挿通孔45i,46iに挿通されて係止される。残りの4本の昇降コード5は、中心部材11の中央壁11rから係合部材45,46に向かって突出する突出台11s,11uに設けられたスリット11t,11v内に収容されて係止される。また、中心部材11の昇降コード挿通孔11cは、中央壁11rを貫通してポケット11oにまで続いており、昇降コード挿通孔11cに挿通された昇降コード5は、ポケット11oの上面で係止される。なお、各昇降コード5は、
図43(b)に示すように、それぞれの先端に玉止めなどの係止部5aが設けられて係止される。
【0028】
係合部材45が中心部材11に係合されている状態では、
図41(a)に示すように、係合部材45の突出台45hの先端が中心部材11の突出台11sと平面視において重なる位置関係となっており、スリット11tの側壁と突出台45hによって囲まれる空間Pに昇降コード5が保持される。空間Pは、スリット11tの側壁と突出台45hによって囲まれているので、通常時には空間P内の昇降コード5は容易には離脱しない。一方、空間P内の昇降コード5に異物が引っかかって
図41の矢印X方向の荷重が加わると、昇降コード5が突出台45hを押すことによって、
図41(b)に示すように、係合部材45が中心部材11から離れて、突出台45hと突出台11sの間に隙間Qが形成され、空間P内の昇降コード5が隙間Qを通って離脱してコードイコライザー8から外れることによって安全が確保される。空間P内の昇降コード5は、昇降コード5が通過可能な隙間Qが形成される程度に係合部材45が中心部材11から離れればコードイコライザー8から離脱可能である。従って、空間P内の昇降コード5がコードイコライザー8から離脱する際に、係合部材45は、中心部材11から分離される場合もあるが、中心部材11から分離されない場合もある。例えば、係合部材45が中心部材11から外れかけて隙間Qが形成されて昇降コード5が離脱した後に係合部材45がその弾性力によって元の状態に復帰する場合もある。
なお、突出台45hの幅方向の両端にはテーパ面45jが設けられており、テーパ面45jがスリット11t内に入り込んでいるので、荷重が加わったときに昇降コード5の離脱に十分な大きさの隙間Qが形成されやすくなっている。係合部材46突出台46hと中心部材11の突出台11uも同様の構成になっており、突出台46hの幅方向の両端にはテーパ面46jが設けられている。なお、スリット11tを係合部材45に設け、テーパ面45jを中心部材11に設けるように構成してもよい。
【0029】
また、係合部材45、46の対向面の角部には丸め面が形成されている。具体的には、係合部材45には、上側から順に丸め面45gu,45gb,45eu,45ebが形成され、係合部材46には、上側から順に丸め面46eu,46eb、46gu,46gbが形成されている。丸め面45gb,45eu,45eb、46eb、46gu,46gbは、係合部材45,46の間の相対回転を容易にして、係合部材45,46が中心部材11からスムーズに離脱することを可能にしている。一方、丸め面45gu,46euは、
図42に示すように、隙間11pに挿通され且つスリット11tに係止されている昇降コード5R1に矢印X方向の荷重が加わってコードイコライザー8が傾斜したときに、係合部材45に係止されている昇降コード5Rを係合部材45,46の境界面Bに導いて、係合部材45,46の間に分離力を働かせるために設けられる。つまり、丸め面45gu,46euは、昇降コード5Rを境界面Bに導く昇降コードガイド面として機能し、その形状は、例えば、平面状のテーパ面であってもよい。なお、中心部材11に形成されている昇降コード5Cに荷重が加わって昇降コード5Rが境界面Bに導かれる場合もある。また、昇降コード5Rに荷重が加わって、昇降コード5R1が境界面Bに導かれる場合もある。ここでは、係合部材45側に保持されている昇降コード5について説明したが、係合部材46側に保持されている昇降コード5についても同様である。
【0030】
図43は、中心部材11と係合部材45,46のそれぞれに昇降コード5を1本ずつ取り付け、中心部材11に操作コード10を取り付けた状態を示す(これらの昇降コード5を以下、昇降コード5C,5R,5Lとも称する)。昇降コード5Cと5Rの間の空間Rに異物が挟まって昇降コード5Rに荷重が加わった場合、係合部材45に対して
図44(a)の矢印X1方向の力が加わって、
図44(b)に示すように、中心部材11にスナップ固定された係合部材45が離脱する。一方、昇降コード5Cと5Lの間の空間Lに異物が挟まって昇降コード5Lに荷重が加わった場合、係合部材46に対して
図44(a)の矢印X2方向の力が加わって、
図44(c)に示すように、中心部材11にスナップ固定された係合部材46が離脱する。
【0031】
また、昇降コード5Cとそれ以外の昇降コード5R,5Lの間の空間に異物が挟まった場合、昇降コード5Cに対して
図43(a)の紙面垂直方向(
図45(a)の矢印X3方向)の荷重が加わる場合がある。この荷重は、係合部材45,46が中心部材11から分離される方向に垂直であるので、この方向に荷重が加わった場合、係合部材45,46は中心部材11から比較的離脱しにくい。しかし、中心部材11の中心軸11gが係合部材45,46に当接する面は円弧状になっているので、
図45(a)〜(c)に示すように、中心部材11に加わった矢印X3方向の力は領域C1において矢印XR方向の力に変換されて係合部材45に伝達されて係合部材45を離脱させ、領域C2において矢印XL方向の力に変換されて係合部材46に伝達されて係合部材45を離脱させる。
【0032】
図46(a)は、スリット11tに追加の昇降コード5R1を係止させ、スリット11vに追加の昇降コード5L1を係止させた状態を示す。昇降コード5C,5R,5Lは、係合部材45,46が中心部材11から離脱した状態でも中心部材11又は係合部材45,46に係止されているので、中心部材11又は係合部材45,46が
図1及び
図47に示す昇降コード導出部7に当接することによって昇降コード5C,5R,5Lの先端がヘッドボックス1内に引き込まれてしまうことがない。一方、昇降コード5R1,5L1は、係合部材45,46が中心部材11から離脱した状態では何れの部材にも固定されていないので、昇降コード5R1,5L1の先端がヘッドボックス1内に引きこまれてしまう恐れがあり、この場合、昇降コード5R1,5L1を再度コードイコライザー8に係止させるのに手間がかかる。そこで、本変形例では、スリット11t,11vに係止される昇降コード5L1,5R1に対してボックス内進入防止部材5bを取り付けている。ボックス内進入防止部材5bは、一例では、46(b)に示すように、貫通孔5b1を有し且つ昇降コード導出部7によって係止可能な球状体であり、昇降コード5L1,5R1が貫通孔5b1に挿通される。ボックス内進入防止部材5bは、昇降コード5L1,5R1に沿って相対移動可能になっており、昇降コード5L1,5R1がコードイコライザー8に取着されているときは、
図46(a)に示すようにコードイコライザー8の上面で係止され、昇降コード5L1,5R1がコードイコライザー8から外れた状態では
図46(b)に示すように係止部5aで係止される。
【0033】
ところで、プリーツスクリーンのようにコードイコライザー8が昇降コード導出部7に係止されることによってボトムレール2の下限位置が決定されるタイプの日射遮蔽装置がある。このような日射遮蔽装置の昇降コード5の数が4本の場合、昇降コード5C,5R,5L,5R1が設けられ、昇降コード5R1にはボックス内進入防止部材5bを設けられる。この状態で、ボトムレール2を下限位置にまで下げると、
図47(a)に示すように、コードイコライザー8の右側ではボックス内進入防止部材5bが昇降コード導出部7に当接し、コードイコライザー8の左側ではコードイコライザー8の上面が昇降コード導出部7に当接するために、コードイコライザー8が傾斜してしまい、美感を害する。また、この傾斜によってボトムレール2も傾斜してしまう。なお、
図47(a)では、昇降コード5Rは図示していない。
【0034】
このような問題を防ぐために、ボックス内進入防止部材5bが設けられている昇降コード5R1とは昇降コード5Cを挟んで反対側にある昇降コード5L、及び/又は中央の昇降コード5Cにもボックス内進入防止部材5bを設けてもよい。これによって
図47(b)に示すように、ボトムレール2を下限位置に下げた場合でもコードイコライザー8の傾斜を抑制することができる。
【0035】
本変形例は、以下の態様での実施可能である。
・本変形例のコードイコライザーは、最大7本の昇降コードが保持可能に構成されているが、8本以上の昇降コードを保持可能に構成してもよい。保持可能な昇降コードの数を増やす方法としては、昇降コードを収容するためのスリットの数を増やしたり、1つのスリットの数に収容する昇降コードの数を増やしたりする方法が挙げられる。
【0036】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、第1実施形態の変形例3に類似した構成を有しており、コードイコライザー8の構成が異なっていることが主な差異点である。以下、本実施形態のコードイコライザー8について詳細に説明する。
【0037】
図9〜
図10に示すようにコードイコライザー8の外観は略円筒形状を呈しており、外観上、第1ケース69、第2ケース70、スライド部材71、コード保持部材72を備えている。第1ケース69と第2ケース70はスナップ等による嵌合、又はねじ込みによる螺合等によって、それぞれのケース同士が一体となるように固定される構造となっている。第1ケース69の上部は円形状の繰り抜きがされており、その繰り抜き部分から、スライド部材71及びコード保持部材72が上方向に突出するように配置されている。なお、コード保持部材72にはコードガイド部73(図では6箇所)を備え、昇降コード5をこのコードガイド部73に沿って挿通するように形成されている。また、第2ケース70の底面にはスリット状の操作コード挿通孔74を備え、操作コード挿通孔74に操作コード10を挿通させる。
【0038】
次に
図11〜
図16を用いてコードイコライザーの各構成を説明する。
【0039】
図11〜
図13に示すように、第1ケース69は上下方向が開口された円筒形状を呈しており、その内部には第1空間部75を有しており、後述するスライド部材71及びバネ77を収容している。また、第1ケース69の側面上部側には開口内径方向に突出したフランジ係止部83を備えている。更に側面下部側には第2ケース70とスナップ等による嵌合、又はねじ込みにより螺合する部分を備えている。
【0040】
第2ケース70は略円筒形状を呈しており、その上部は円形に開口されており、下部は底面を有している。第2ケース70の内部には第1空間部75よりもやや狭い第2空間部76を有しており、第1空間部と接する上部面が後述するバネ77が載置されるバネ係止部79として構成されている。この第2空間部76は上部が開口により開放され、また下部側にあたる底面には長方形状を呈した操作コード挿通孔74と導通されており、操作コード挿通孔74に操作コード10を挿通可能としている。なお、操作コード10は底面下部側から操作コード10の端部を第2空間部76内に突出させて、その端部に結び目、かしめ等を備えることによって、第2ケース70と操作コード10が固定されるように構成されている。また、第2ケース70の第2空間部76の上部開口側には、係合軸84が開口の直径上を横断するように配置されており、その断面は略四角形状を有している。
【0041】
図11、
図14〜
図15に示すように、スライド部材71は略円筒形状を呈しており、第1ケース69の第1空間部75内から第1ケース69の上部開口側に突出するようにスライド部材71を配置させている。スライド部材71は上部側、下部側ともに円形の開口を有し、その内部には第3空間部80を有しており、後述するコード保持部材72を収容している。スライド部材71の外側面上下方向の略中央には、外側面の外側方向に突出したフランジ81が側面円周上に環状に形成されており、そのフランジ81の突出面は、第1ケース69の第1空間部75側である内面と上下方向に摺動可能に接している。フランジ81の上面側は第1ケース69のフランジ係止部83と当接することによって、第1ケース開口からの抜けを防止している。更に、スライド部材71の下部側開口部分にはその開口の直径上を横断するようにアールを掛け断面が円柱形状を呈するスライド軸78が形成されており、前述の係合軸84と同一直線方向状に配置されている。また、スライド部材71の上部側面の上端部には第2空間部76面側から開口外側に向かうようにアールの掛かったコード加重検知部82を有している。加えて、スライド部材71の側面の外径は、フランジ81を境にして上部側に位置する側面の径よりも下部側に位置する側面の径の方が小さくなるように形成されている。このように構成することで、後述するバネ77の内径部分にこのスライド部材71の下部側に位置する側面が入り込むように配置されることが可能となる。なお、スライド部材71が第1ケース69から突出されている上下方向の長さと、第1空間部75内でのスライド部材71下面からバネ係止部79までの空間部の上下方向の長さは略同一の長さとなるように構成されている。
【0042】
図11に示すように、第1空間部75内には付勢部材となるバネ77が配置されている。バネ77の内径部分には、スライド部材71の下部側に位置する側面がバネ77の上下方向略中央まで入り込み、更にその内側には後述するコード保持部材72がその上下方向に渡って入り込むように配置されている。バネ77の下部は第2ケース70のバネ係止部79上に載置されるように係止され、その上部はスライド部材71のフランジ81の下面に係止されるように配置されている。このようにバネ77を配置させることで、スライド部材71はバネ77の付勢力でケース69、ケース70から離れる方向となる上方に押し上げられ、フランジ81とフランジ係止部83が当接する位置で保持されるような配置状態となっている。なお、バネ77の付勢力はフランジ81が第1ケース69のフランジ係止部83と当接する程度の力でよい。
【0043】
図11、
図16に示すコード保持部材72は、その上部に円柱形状からなる円柱部85と、円柱部85の底面から突出するように一対の弾性アーム86をその下部に有している。円柱部85の径はスライド部材71の第3空間部80側である内面と上下方向に摺動可能に接するような径としている。また、円柱部85の上面はスライド部材71の側面上部(コード加重検知部82)と同一面上になるよう配置され、その下面は第3空間部80内に収まる位置としている。なお、図中では6箇所の上下方向溝を形成したコードガイド部73を備えており、このコードガイド部73の上部側から昇降コード5の端部を挿通してコードガイド部73の下部から昇降コード5を突出させて結び目、かしめ等を構成させる。コードガイド部73の規制がない外縁側にはスライド部材71が配置されているため、昇降コード5はコードガイド部73とスライド部材71によって周囲が規制され、結果としてコード保持部材72と昇降コード5が固定されるように構成されている。本実施形態では6箇所のコードガイド部73が形成されているため、最大6本の昇降コードをそれぞれのコードガイド部73に挿通することができる。
【0044】
このように、コード保持部材72は、
図17に示すように、コード保持部材72が第2ケース70に係合している状態では複数本の昇降コード5を保持してループ構造を形成し、
図20に示すように、コード保持部材72と第2ケース70との係合が解除された状態では昇降コード5がコード保持部材72から分離されてループ構造が解除されるように構成されている。なお、コード保持部材72と第2ケース70との係合が解除された状態では、全ての昇降コード5がコード保持部材72から分離されるようにしてもよいが、その場合、コード保持部材72を紛失してしまいやすいので、複数本の昇降コード5のうち1本は、非係合時にもコード保持部材72によって保持されるように構成することが好ましい。そのために、本実施形態では、
図16に示すように、複数のコードガイド部73のうちの一つにのみ、非係合時にも昇降コード5を保持するコード固定部89を設けている。
【0045】
コード保持部材72の一対の弾性アーム86は左右方向へ開閉するような弾性力を有しており、第1空間部75内から第3空間部80にわたって上下方向に構成されている。一対の弾性アーム86にはそれぞれの先端部分に、先端に向かって一対の弾性アーム86間の距離が広がるようにテーパの付いた係止部87を有している。この係止部87によって第2ケース70の係合軸84を左右から挟み込むように係合させることで、コード保持部材72と第2ケース70は一体となるよう係合されている。また、弾性アーム86は、弾性アーム86の上下方向中央よりやや下部で、かつ弾性アーム86の内側面に配置され、中心方向に突出しテーパの付いた凸部88を備えている。なお、一対の弾性アーム86間で凸部88と弾性アーム86の付け根の間の空間には、スライド軸78を配置させている。
【0046】
次にコードイコライザーの作用を
図17〜
図20を用いて説明する。なお、本実施形態では昇降コード5は2本使用したものを例示しているが、3本以上であってもよい。また、2本の昇降コード5は、どちらも、コード固定部89がないコードガイド部73に装着されている。また、各図において、操作コード10の図示は省略している。
【0047】
図17は、コードイコライザー8が操作時に使用されているような通常の状態を示す図である。この状態において、2本の昇降コード5がヘッドボックス1(不図示)から垂下され、各昇降コード5の端部にコードイコライザー8が接続されている。各昇降コード5には、コードガイド部73よりも幅広の係止部5aが設けられており、昇降コード5をコードガイド部73に収容し、係止部5aをコードガイド部73の端面で係止させることによって、昇降コード5がコードガイド部73から抜けないようになっている。この状態において両昇降コード5は略平行に垂下しており、かつ、昇降コード5間に隙間が実質的に存在していない状態である。
【0048】
次に、
図18は、昇降コード5間に何らかの原因で異物や人体等が挟まってしまった異常発生時のコードイコライザー8の状態を示す図である。この異常発生時では、異物等(不図示)が昇降コード5間で、コードイコライザー8の上部に存在している状態となっている。そのような状態の場合、昇降コード5間の異物等の存在によって、昇降コード5は、図に示すように左右方向に拡開されるとともに、図中の矢印A方向の力が加わり、この力が昇降コード5の端部に接続されたコードイコライザー8に伝わる。
【0049】
このとき、昇降コード5がスライド部材71のコード加重検知部82に当接し、その当接部分を支点としてコード保持部材72を図中の矢印Aの方向へ引く力が働くが、昇降コード5はコード保持部材72によって強固に接続保持されているためコードイコライザー8から抜け外れることがなく、更にコード保持部材72も係止部87と係合軸84との係合によってコードイコライザー8から抜け外れることはない。
【0050】
そのような接続、係合状態において、昇降コード5が当接されたコード加重検知部82が支点となり、
図18〜
図19に示すように、バネ77の付勢力で上方に押し上げられているスライド部材71を、付勢力に反して図中矢印Bの方向となる第1空間部75内の方向に押し込む。
【0051】
昇降コード5がスライド部材71を第1空間部75内の方向に押し込むと、スライド部材71に備えるスライド軸78も同時に同方向に移動する。この移動によってスライド軸78はコード保持部材72の弾性アーム86に備えるテーパ状の凸部88に当接する。この当接によって、弾性アーム86は左右方向(矢印C方向)に押されるように広がる。この弾性アーム86の左右方向の広がりによって、弾性アーム86の先端の係止部87も左右方向に広がり、第2ケース70に備える係合軸84との係合が外される。
【0052】
係止部87が係合軸84から外れることで、コード保持部材72と第2ケース70とが分離される。分離されたコード保持部材72は、昇降コード5により第1ケース69の上方方向(
図19の矢印D方向)への力が働いていることで、
図19〜
図20に示すようにコード保持部材72が第1ケース69及び第2ケース70から抜け外れる。更に、コード保持部材72のみが抜け外れることで、コードガイド部73外縁側に昇降コード5が抜け出ることを規制していたスライド部材71がないことで、昇降コード5はコード保持部材72から外れる。
【0053】
ユーザーは、通常、コードイコライザー8自体を把持してコードイコライザー8を引き下げるか、又は操作コード10を把持して操作コード10を引き下げることによって、昇降コード5の引き下げ操作を行う。どちらの方法で操作を行う場合でも、複数本の昇降コード5が互いに略平行になった状態でコードイコライザー8に下向きの荷重が加わるものであり、コード保持部材72と第2ケース70の間の係合を解除させる力が加わらず、ユーザーの操作中にコード保持部材72が外れることがない。また、コードイコライザー8を把持して引き下げる際には、コードイコライザー8の上面に力が加わりやすいので、この面においてコードイコライザー8が
図4(b)に示すように周方向に複数部材A,B,Cに分割されていると、例えば部材Aのみに力が加わったときに部材Aが不意に分離されてしまう。一方、本実施形態によれば、コードイコライザー8を構成する複数の部材がコードイコライザー8の上面において同心円状に分割されており、周方向に分割されていないので、このような不意な分割が生じない。また、ユーザーがコードイコライザー8の上面に指を置いて、コード保持部材72とスライド部材71の両方を
図18の矢印B方向に押し込んだ場合、
図18のスライド軸78と凸部88が一緒に下降することになり、コード保持部材72と第2ケース70との係合が解除されない。ユーザーがコード保持部材72の周辺にあるスライド部材71に指を引っ掛けて、スライド部材71のみを
図18の矢印B方向に所定量押し込んだ場合には、コード保持部材72と第2ケース70との係合が解除されてしまう場合があるが、このような不自然な動作ではコード保持部材72と第2ケース70との係合が解除される程度にまでバネ77の付勢力に逆らってスライド部材71を押し込むことは容易ではないので、結局、通常の操作時には、コード保持部材72は第2ケース70から分離されることは事実上起こらない。このように、本実施形態のコードイコライザー8は、操作時に不意に分割されることがなく、操作性に優れている。
【0054】
本実施形態は、以下の実施態様でも実施することができる。
・コード加重検知部はアールを掛ける構造としているが、例えばアールではなくローラー等のガイドが可能な部材によって構成させてもよい。
・コードイコライザーに昇降コードが6本以上接続可能となるよう、コードガイド部を6箇所以上コード保持部材に形成してもよい。
【0055】
(第2実施形態の変形例1)
本発明の第2実施形態の変形例1は、第2実施形態に類似した構成を有しており、コードイコライザー8の構成が異なっていることが主な相違点である。以下、本変形例のコードイコライザー8について詳細に説明する。
本変形例では、スライド軸78は、一対の弾性アーム86の間に配置し、スライド軸78のスライド移動によって一対の弾性アーム86の間の間隔を広げることによって、一対の弾性アーム86と係合軸84との間の係合を解除させていたが、本変形例では、
図21に示すように、スライド軸78を一対の弾性アーム86の外側に隣接して配置する。
図21に示す通常時の状態では、一対の弾性アーム86の外側に隣接してスライド軸78が配置されているので一対の弾性アーム86の広がりが抑制されている。このため、一対の弾性アーム86と係合軸84の間の係合の保持力が大きい。一方、複数の昇降コード5が拡開される方向に昇降コード5に荷重が加わってスライド部材71が第2ケース70の方向にスライド移動すると、スライド軸78が
図21の矢印Xの方向にスライド移動し、一対の弾性アーム86の広がりの抑制が解除される。その結果、一対の弾性アーム86と係合軸84の間の係合の保持力が低減され、昇降コード5に加わる荷重が閾値を超えると、コード保持部材72が第2ケース70から分離される。
【0056】
(第2実施形態の変形例2)
本発明の第2実施形態の変形例2は、第2実施形態の変形例1に類似した構成を有しており、実質的に同様の原理によってコード保持部材72が第2ケース70から分離されるが、コード保持部材72と第2ケース70の間の係合構造及びスライド部材71の構造が相違している。以下、
図22〜
図30を用いて、相違点を中心に説明を進める。なお、各斜視図においては、バネ77は、適宜、図示を省略している。
【0057】
図22〜
図23に示すように、第2ケース70には、第2ケース70の内面から突出し且つ第2ケース70の径方向中央に向かって上側に傾斜するテーパ面91aを備える傾斜係合部91が設けられている。コード保持部材72は、先端に係止部87を有する弾性アーム86を備えており、係止部87の上面がテーパ面91aに当接することによってコード保持部材72が第2ケース70に係合している。また、弾性アーム86を挟んでテーパ面91aとは反対側には、スライド部材71の傾斜スライド部92が設けられている。傾斜スライド部92には、弾性アーム86に向かって上側に傾斜するテーパ面92aが設けられている。傾斜スライド部92は、第2実施形態の変形例1のスライド軸78と同様の機能を有しており、
図22に示すように、傾斜スライド部92の先端が弾性アーム86の背面(係止部87とは反対側の面)に隣接している位置にある状態では、弾性アーム86の弾性変形が抑制されているので、コード保持部材72に上向きの強い力が加わったとしても、コード保持部材72と第2ケース70の間の係合が解除されない。一方、複数の昇降コード5が拡開される方向に昇降コード5に荷重が加わってスライド部材71が第2ケース70の方向にスライド移動すると、傾斜スライド部92が
図22の矢印X方向に移動し、点線92aで示す位置に到達すると、弾性アーム86の弾性変形の抑制が解除される。その結果、弾性アーム86とテーパ面91aの間の係合の保持力が低減され、昇降コード5に加わる荷重が閾値を超えると、コード保持部材72が第2ケース70から分離される。
【0058】
コード保持部材72が昇降コード5を保持する機構は第2実施形態と類似しているが、本実施形態では、
図24に示すように、複数のコードガイド部73のうちの1つのコード固定部89が設けられていて、その他のものには、コード仮止め部73aが設けられている。本実施形態では、コード仮止め部73aは、コードガイド部73の幅を昇降コード5の直径よりもわずかに狭くなるように狭めることによって構成されている。コード仮止め部73aは、コードイコライザー8の組み立て時に、昇降コード5をコードガイド部73に仮止めすることによって組み立て性を向上させるためのものであり、昇降コード5を弱く保持する。このため、複数の昇降コード5が拡開される方向に昇降コード5に荷重が加わってコード保持部材72が第2ケース70から分離されると、その時に昇降コード5に加わっている荷重によって昇降コード5はコード仮止め部73aによる保持力に逆らってコードガイド部73から脱離する。
【0059】
図24に示すように、コード保持部材72は、コードガイド部73が設けられるコード保持部72aと弾性アーム86の間に、スライド部材71のスライド方向に略垂直な隔壁93が設けられ、隔壁93には、弾性アーム86側にリブ94が立設される。隔壁93の外周形状は、スライド部材71の内周形状と略一致しており、
図23に示すように、隔壁93とスライド部材71の間にほぼ隙間がない状態になっている。リブ94は、
図23(b)に示すように、弾性アーム86がテーパ面91aに係合している状態よりも、コード保持部材72をさらに押し込もうとしたときに第2ケース70の上部当接面70aに当接して、それ以上の押し込みを妨げる機能を有する。リブ94がない場合、
図23(b)に示す状態から、コード保持部材72をさらに押し下げることができ、この場合、台座93とスライド部材71の間に隙間が空き、その隙間に昇降コード5やその先端の係止部5aが挟まって誤動作を生じさせてしまう恐れがある。そこで、本変形例ではリブ94を設けることによって、このような誤動作が生じないようにしている。
【0060】
また、
図25(a)に示すように、スライド部材71及びコード保持部材72には、それぞれ、目印71a,72bが設けられており、コード保持部材72をスライド部材71内に挿入する際に、これらの目印71a,72bを用いることによって回転方向の位置合わせを容易に行うことができる。
【0061】
次に、
図27を用いて、第1ケース69と第2ケース70の間の係合構造について説明する。第1ケース69は、第2ケース70との当接面69cに隣接した位置の内周に傾斜部69aとそれに続く係合凹部69bを備える。第2ケース70は、第1ケース69との当接面70cに隣接した位置の外周にテーパ面96aを有する保持部96と、係合凸部70bを備える。係合凸部70bは、保持部96と当接面70cの間に設けられる。当接面69cと当接面70cを近接又は接触させた状態で第1ケース69を矢印R方向に回転させると、傾斜部69aがテーパ面96aによって係合凸部70bの方向に導かれると共に、係合凸部70bが傾斜部69aの斜面に沿って係合凹部69内に導かれて、係合凸部70bと係合凹部69bが係合し、第1ケース69は、第2ケース70に対して相対回転不能となる。また、この状態では、傾斜部69aは、保持部96と当接面70cの間に挟まれているので、第1ケース69は、第2ケース70に対して軸方向にも分離不能となる。第1ケース69と第2ケース70の間の係合をネジ式にした場合、通常操作中にコードイコライザー8の回転によって第1ケース69と第2ケース70の間の係合が解除されてしまう恐れがあるが、本変形例であれば、第1ケース69と第2ケース70の間の係合が不意に解除されることを防ぐことができる。なお、本変形例では、第1ケース69と第2ケース70は、周方向に均等に(180度間隔で)2箇所で係合させているが、係合させる箇所の数や位置は特に限定されない。また、第1及び第2ケース69,70に形成する凹凸を逆転させてもよい。
【0062】
次に、
図28〜
図29を用いて、セーフティー機能を有さない従来のコードイコライザーを、本変形例のコードイコライザー8に付け替える作業について説明する。
付け替えの前提として第1ケース69、第2ケース70、スライド部材71、バネ77は予め一体化されたパーツ(以下「パーツ」)となっていて分解不可能であり、ユーザーは上記パーツに操作コード10の装着、コード保持部材72の装着(コード保持部材72への昇降コード5の装着を含む。)を行う。
【0063】
操作コード10の挿通は、
図28に示すように、パーツにコード保持部材72を装着していない状態で行う。まず、操作コード10をパーツ底面の操作コード挿通孔74に挿入する。次に、操作コード10をそのまま挿入し続け、傾斜係合部91と傾斜スライド部92の間の隙間Gに挿入する。傾斜係合部91と傾斜スライド部92は、それぞれ、操作コード挿通孔74側に、テーパ面91a,92aを有しており、操作コード10は、テーパ面91a,92aによって隙間Gに導かれる。次に、パーツ上面の開口側まで操作コード10を引き出して、結び玉(係止部10a)を作る。次に、操作コード10を引き戻して操作コード挿通孔74の上面位置に結び玉を位置させる。なお、
図28〜
図29に示すように、傾斜係合部91は、パーツ上面の開口側にもテーパ面91bを備えており、これによって、結び玉を傾斜係合部91と傾斜スライド部92の下側に移動させる際に、結び玉が隙間Gに導かれる。
【0064】
(第3実施形態)
第1〜第2実施形態は、コードイコライザー8が昇降コード5の末端を保持し、コードイコライザー8に操作コード10を接続する構成に関するものであったが、本実施形態では、
図30に示すように、昇降コード5の末端は、第1実施形態と同様の構成を有するボトムキャップ6によって保持され、コードイコライザー8は、昇降コード導出部7から所定距離下方位置で昇降コード5に対して保持されている。
以下、本実施形態のコードイコライザー8の構成を詳細に説明する。
【0065】
本実施形態に用いられるコードイコライザー8は、
図31(a)に示すように略円柱状に形成され、上部に挿通溝51が垂直方向に形成され、挿通溝51から下方へ向かい昇降コード5を挿通可能となっている。
図31(b)及び(d)に昇降コード5を3本挿通した状態を示す。このコードイコライザー8は、
図32(a)及び(b)に示すイコライザー本体50と、
図32(c)に示すカバー53(板バネ)の2部材から構成され、好ましくは合成樹脂により形成される。
【0066】
イコライザー本体50は上部に略円錐台形の上部挿通部66、下部に略円錐台形の下部挿通部67が形成され、上下方向の中間部にはカバー53の内周面63の径より細径の円柱状の接続部57が上下方向に形成され、上部保持部66と下部挿通部67とが一体として形成されている。
図32(b)に示す通り、接続部57には板状の接続壁68が垂直に形成され、下部挿通部67と一体となっている。下部挿通部67には、第2通過孔14が形成され接続壁68で2箇所に隔てられている。昇降コード5は、
図31(d)に示すように1つの第2通過孔14に3本を挿通可能となっている。
【0067】
図32(a)に示す通り、イコライザー本体50の上部挿通部66には、外周に向けて放射状に6本の挿通溝51が形成されている。各挿通溝51の幅は昇降コード5の直径より僅かに幅広であり、
図31(d)に示すように昇降コード5を挿通可能となっている(この例では最大6本)。昇降コード5の本数が6本未満の場合には、選択的に使用可能である。
図32(b)、
図33(a)に示すように、上部挿通部66の挿通溝51の基端側の下面55は水平に形成されている。また、挿通溝51の先端側に向かってテーパ面54が形成されている。
【0068】
図32(c)に示す通り、カバー53は開閉端58をもつ筒状の板バネであり弾性変形可能となっている。カバー53の上下端縁にはテーパ59、61が形成され、上下対称形となっている。イコライザー本体50の上部挿通部66には、カバー53のテーパ59に対応する傾斜で、テーパ面54が形成され、イコライザー本体50の下部挿通部67には、カバー53のテーパ61に対応する傾斜で、テーパ面56が形成されている。従って、カバー53は上下勝手がなく容易に組み付けることができる。
図32(a)に示すように、下部挿通部67の上部には円筒状に立設される内周当接部62が形成され、内周当接部62の周面はカバー53の内周面63に対応する直径となっている。また、
図32(a)に示すように接続壁68の一方はイコライザー本体50の外周に連なるように回り止め52として形成されており、カバー53を組み付けた状態で開閉端58が回り止め52の両側から当接し、イコライザー本体50に対しカバー53が相対回転しないようになっている。組み付けた状態で相対回転せず、挿通溝51と開閉端58の位置をずらしている為、昇降コード5が開閉端58の間に位置することは無く、不用意に昇降コード5が開閉端58の間からすり抜けてしまうことが防止される。
【0069】
イコライザー本体50にカバー53を組み付けるには、開閉端58を
図32(d)矢印G方向に向けて弾性的に開きながら、内周当接部62を乗り越えるように嵌め込む。すると、カバー53は板バネであり上下にテーパ59、61を備えているため、対応する形状のイコライザー本体部分に誘われて、ぴったりとはまり込む。回り止め52に開閉端58が重なってしまった場合には、カバー53を若干回動させることにより、正規の組み付け状態にすることができる。
【0070】
図33(a)に示すように、組み付けた状態で、カバー53の内側にはイコライザー本体50とで囲われる内部空間(係止部収容部)15が生成され、内部空間15には結び玉(突起物、係止部)60が収容可能となっている。各結び玉60は各挿通溝51の幅より大きく、各第2通過孔14の径方向の幅よりも大きい。尚、組み付けた状態で、内周面63と各挿通溝51との間で第1通過孔13が生成されている。
図31(c)に示す通り、第1通過孔13から第2通過孔14まで連通され、
図31(b)及び(d)に示すように昇降コード5を垂直に挿通可能となっている。
【0071】
このコードイコライザー8を、ユーザーが把持して下方に引っ張ることにより昇降コード5を引き下げて、遮蔽状態を調節することができる。また、コードイコライザー8より下方の昇降コード5を引っ張っても第2通過孔14から結び玉60は抜け出ることは無く引っ張り操作が可能である。
図33(a)に示すように、昇降コード5の長手方向にコードイコライザー8が引っ張られ矢印A方向の力が作用すると、その反作用で昇降コード5に上向きの張力が発生し下面55を介して結び玉60に圧力が加わるが、下面55は水平面であるため結び玉60は動かず昇降コード5を引き下げることが可能である。なお、下面55は、結び玉60を保持する係止部保持面として機能するように構成されていればよく、水平面以外にも、イコライザー本体50の径方向内側に向かうテーパ面であってもよい。このように複数の昇降コード5を互いに略平行にした状態でコードイコライザー8に下向きの荷重を加えた場合、コードイコライザー8の保持構造によって結び玉60が保持されて、昇降コード5の引き下げが可能となる。このように、本実施形態のコードイコライザー8は、コードイコライザー8自体を把持してコードイコライザー8を引き下げることによって昇降コード5の引き下げ操作を行ってもよく、昇降コード5の、コードイコライザー8より下方の部分を引き下げることによって、昇降コード5の引き下げ操作を行ってもよい。どちらの方法で操作を行う場合でも、複数本の昇降コード5が互いに略平行になった状態でコードイコライザー8に下向きの荷重が加わるものであり、結び玉60を離脱させる力が加わらず、ユーザーの操作中に結び玉60が離脱することがない。また、コードイコライザー8を把持して引き下げる際には、コードイコライザー8の上面に力が加わりやすいので、この面においてコードイコライザー8が
図4(b)に示すように周方向に複数部材A,B,Cに分割されていると、例えば部材Aのみに力が加わったときに部材Aが不意に分離されてしまう。一方、本実施形態によれば、コードイコライザー8を構成する複数の部材がコードイコライザー8の上面において周方向に分割されていないので、このような不意な分割が生じない。このように、本実施形態のコードイコライザー8は、操作時に不意に分割されることがなく、操作性に優れている。
【0072】
図34(a)に示すような状態で、異物Wにより所定荷重Cが作用すると、
図33(b)に示すように、複数の昇降コード5が(ここでは2本で説明するが)互いに拡開する方向C3a、C3bへの引っ張り力が作用する。各挿通溝51から昇降コード5がはみ出し、昇降コード5に発生する張力に伴う矢印E1,E2方向の分力によりカバー53上部のテーパ59を弾性に抗して広げる。また、2つの結び玉60も水平面に沿って互いに離れる方向(径方向外側方向)へ移動する。結び玉60がテーパ面54に達し、内周面63を押し広げて
図33(c)に示すように内部空間15から離脱する。離脱した後も、第2通過孔14には昇降コード5が挿通された状態は保たれる。このようにして、コードイコライザー8と昇降コード5とが相対移動可能となり、
図33(c)に示す矢印F方向にコードイコライザー8が移動することができる。そして、
図34(b)に示す位置までコードイコライザー8は昇降コード5に沿って下方へ移動する。この状態からさらに張力が作用していればボトムキャップ6から昇降コード5が外れるが、その作用は第1実施形態と同様である。このように、複数の昇降コード5を互いに拡開させる方向に昇降コード5に荷重が加わった場合、コードイコライザー8の保持構造による結び玉60の保持が解除されて、コードイコライザー8が昇降コード5に対して相対移動可能になり、昇降コード5とコードイコライザー8によって形成されるループ構造の長さが増大して安全が確保される。
【0073】
図34(b)に示すような状態から、操作可能な状態に復帰させるには、コードイコライザー8を昇降コード5に沿って結び玉60の位置まで上昇させカバー53を若干広げながらテーパ59に沿って内部空間15に導入すればよく復帰作業は容易である。
【0074】
尚、
図33(b)のような斜角ではなく、
図33(d)に示すように昇降コード5に正反対方向C4a、C4b方向への所定の張力が作用した場合でも、カバー53はE1、E2の方向に弾性的に広げられ、結び玉60は内部空間15から離脱する。
【0075】
また、荷重のバランスによっては全ての結び玉が一斉に離脱するとも限らない。昇降コード5に下向きの力Cが偏って作用し、例えば
図35(a)に示すように、一方の昇降コード5aの結び玉60が離脱すると共に、結び玉60が離脱していない昇降コード5bへ異物Wの荷重Cが作用する場合がある。このようなケースでは、
図35(b)に示すように、昇降コード5bがヘッドボックス1から引き出されることにより、ボトムレール2及びスラット(遮蔽材)3が傾斜しながら一定量持ち上がる。そして、ボトムレール2の傾斜が大きくなるに従って昇降コード5bに加わる張力が大きくなり、この張力が所定値に達すると、昇降コード5bの結び玉60がカバー53を押し広げて内部空間15から離脱し、
図34(b)に示すような状態となる。
【0076】
また、昇降コード5に下向きの力Cが偏って作用し、
図36(a)に示すように、一方の昇降コード5bの結び玉60が離脱し、
図36(b)に示すように離脱した側の昇降コード5bへ異物Wの荷重Cが作用する場合もあるが、このようなケースにおいても、以下に示す作用によって、安全性が確保される。コードイコライザー8は、離脱していない昇降コード5aの結び玉60の場所に位置したまま、離脱した側の昇降コード5bとコードイコライザー8とが相対移動し、
図36(c)に示すように、昇降コード5bの、コードイコライザー8よりも下側の部分がコードイコライザー8の上側に引き上げられ、昇降コード5bの、コードイコライザー8とボトムキャップ6の間にある部分の長さが短くなる。そして、異物Wの位置が下がるにつれて、昇降コード5bに加わる張力が大きくなる。そして、この張力が所定値に達すると、
図36(d)に示すようにその昇降コード5bの端部がボトムキャップ6から外れ、異物Wに対し無負荷の状態となる。
図36(d)に示すような状態から、操作可能な状態に復帰させるには、コードイコライザー8の第1通過孔13に昇降コード5を挿入し第2通過孔14から引き出す。昇降コード5に沿って結び玉60の位置まで相対移動させ、カバー53を若干広げながら結び玉60をテーパ59に沿って内部空間15に導入すればよい。復帰作業を容易に行うことがある。
【0077】
(第6実施形態の変形例1)
第6実施形態では、結び玉(突起物)60をコードイコライザー8の外周方向に移動しないようにカバー(板バネ)53を設けたが、本変形例では、カバー53ではない保持手段としてイコライザー本体にスナップ保持する構成とした。
図37に示すように、昇降コード5を挿通する第1通過孔13よりも外周方向に昇降コード直径より狭い部分を設けてスナップとする。具体的には、
図37(c)に示す、挿通溝51に設けた突条65、65の間の狭い空間を設ける。このような構成とすることにより、第6実施形態と同様、
図37(e)に示すようにコードイコライザー8の引っ張り操作時には特段ユーザーが指等で押圧することなく昇降コード5とコードイコライザー8とが十分に保持される。また、
図37(f)に示すように複数の昇降コード5の拡開する方向C3a、C3bへの引っ張り力が作用したとき、挿通溝51の突条65、65の間から昇降コード5が抜け出し、結び玉60が離脱しコードイコライザー8と昇降コード5とが相対移動可能となる。
【0078】
(第6実施形態の変形例2)
本変形例のコードイコライザー8は、結び玉60の保持構造については第6実施形態及びその変形例1と同様であり、複数の昇降コード5を拡開させる方向に昇降コード5に荷重が加わった時に結び玉60を離脱させる作用も同様である。一方、本変形例では、
図38に示すように、結び玉(係止部)60は、昇降コード5の端部に設けられており、コードイコライザー8の下側には操作コード10が接続されている。そして、昇降コード5の代わりに操作コード10が、ボトムキャップ6には接続されている。
【0079】
本変形例では、
図38(a)に示すように、複数の昇降コード5を拡開させる方向に昇降コード5に荷重Cが加わった時には、
図38(b)に示すように、コードイコライザー8が昇降コード5から分離されて落下することによって安全が確保される。
図38(b)に示す状態から操作可能な状態に復帰させるには、第6実施形態及び変形例1と同様の方法が採用可能である。
【0080】
(その他の実施形態)
本発明は、以下の実施態様でも実施することができる。
・昇降コードの数は2本以上であればよく、3本以上であってもよい。
・コードイコライザーに接続され、上方から垂下されるコードは昇降コード以外のコード、例えばチルトコード等であってもよい。
・ヘッドボックスから垂下された操作コードを有しコードイコライザーを備えたプリーツスクリーンやローマンシェード等にも適用可能であり、ハンガーレールから垂下された操作コードを有しコードイコライザーを備えた縦型ブラインドにも適用可能である。
・コードイコライザーは日射遮蔽材の下限位置で停止できるよう、ヘッドボックスのコード導出部にその上面を当接させて下限を停止させるストッパとして用いてもよい。
・第1〜第2実施形態において、操作コード10をコードイコライザー8に接続する代わりに、昇降コード5を延長して昇降コード5をボトムキャップ6に接続してもよい。