特許第5909597号(P5909597)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5909597会話確立方法、サーバ、装置、会話確立システム、機器、プログラム、及び記録媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5909597
(24)【登録日】2016年4月1日
(45)【発行日】2016年4月26日
(54)【発明の名称】会話確立方法、サーバ、装置、会話確立システム、機器、プログラム、及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/42 20060101AFI20160412BHJP
【FI】
   H04M3/42 E
【請求項の数】37
【全頁数】37
(21)【出願番号】特願2015-516454(P2015-516454)
(86)(22)【出願日】2013年9月24日
(65)【公表番号】特表2015-519852(P2015-519852A)
(43)【公表日】2015年7月9日
(86)【国際出願番号】CN2013084116
(87)【国際公開番号】WO2014048305
(87)【国際公開日】20140403
【審査請求日】2014年12月15日
(31)【優先権主張番号】201210362545.8
(32)【優先日】2012年9月25日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】フォン ジヨン
(72)【発明者】
【氏名】リー ホォイ
(72)【発明者】
【氏名】シ シン
(72)【発明者】
【氏名】ドン チャオフォン
【審査官】 松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−034658(JP,A)
【文献】 特開2004−240124(JP,A)
【文献】 特開2003−077001(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F13/00
19/00
G06Q10/00−10/10
30/00−30/08
50/00−50/20
50/26−99/00
H04B7/24−7/26
H04L12/00−12/26
12/50−12/955
H04M1/00
1/24−3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
99/00
H04W4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するステップと、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するステップと、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするステップと
を含み、
前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものであり、
前記第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するステップにおいて、
前記第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信し、前記第1ユーザの会話要求が受信されたタイミングを第1タイミングと記録し、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するステップにおいて、
前記第1タイミングに基づいて、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断するステップと、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在する場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手を第2ユーザにするステップと、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しない場合、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、第2ユーザにするステップと
を含み、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手は、前記第1タイミングの前、又は後からの第1期間の範囲内に会話要求を発したユーザである
ことを特徴とする会話確立方法。
【請求項2】
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするステップの後に、
前記端末に、前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを送信するステップ
を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の会話確立方法。
【請求項3】
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするステップの後に、
前記端末が送信した、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容と前記第2ユーザのIDとを受信し、前記第1ユーザのID、前記第2ユーザのID、及び前記第1ユーザの会話内容が付加された会話メッセージを、前記第2ユーザに送信するステップ
を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の会話確立方法。
【請求項4】
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするステップの後に、
前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するステップ、
或は、
前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにしてから、処理後の第2ユーザのユーザ情報を前記端末に送信するステップ
を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の会話確立方法。
【請求項5】
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断するステップは、
ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されているか否かを判断して、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されている場合には、ステップBを実行し、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されていない場合には、ステップCを実行する、ステップAと、
前記ローカルに保存されているレジストリ中に記録されている前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手としてから、操作を終了する、ステップBと、
ローカルの候補リストから予め設定された第1規則に従って前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を選び取りして、選び取られた場合には、ステップDを実行し、選び取られなかった場合には、ステップEを実行する、ステップCと、
前記第1規則に従ってローカルの候補リスト中から選び取った、前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とし、前記第1ユーザと、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とを、前記レジストリ中に記録してから、操作を終了する、ステップDと、
前記第1ユーザを前記候補リストに追加してから、前記ステップAに戻った後、第1期間に達しても、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手がマッチングできない場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと識別して、操作を終了する、ステップEと
を含むことを特徴とする請求項に記載の会話確立方法。
【請求項6】
前記第1規則は、
予め設定された第1確率によって、前記候補リスト中から、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、
予め設定された第2確率によって、前記候補リスト中から、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせである
ことを特徴とする請求項に記載の会話確立方法。
【請求項7】
前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、第2ユーザにするステップにおいて、
タイムライン上で、前記第1タイミングを開始点として、前に向けて、順番に、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したユーザを順次チェックし、予め設定された第2規則を満たすユーザがチェックされると、前記予め設定された第2規則を満たすユーザを、前記第2ユーザにする
ことを特徴とする請求項に記載の会話確立方法。
【請求項8】
前記第2規則は、
予め設定された第3確率に従って、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、
予め設定された第4確率に従って、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせである
ことを特徴とする請求項に記載の会話確立方法。
【請求項9】
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするステップの後に、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが送信した要求を受信するステップと、
前記第2ユーザに、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を送信するステップと
を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の会話確立方法。
【請求項10】
前記第2ユーザが、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を許可した場合、
前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するステップ
を、さらに含むことを特徴とする請求項に記載の会話確立方法。
【請求項11】
前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達することである
ことを特徴とする請求項又は10のいずれか一項に記載の会話確立方法。
【請求項12】
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするステップの後に、
前記端末に前記第2ユーザの前置きを送信するステップ
を、さらに含み、
前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、ローカルに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである
ことを特徴とする請求項1に記載の会話確立方法。
【請求項13】
サーバに第1ユーザの会話要求を送信するステップと、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信するステップと、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠すステップと
を含み、
前記第2ユーザは、前記サーバが前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するステップの後に、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが発した要求を受け付け、当該要求を前記サーバに転送するステップ
を、さらに含む
ことを特徴とする会話確立方法。
【請求項14】
前記第2ユーザが、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を許可した場合、
前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信するステップ
を、さらに含むことを特徴とする請求項13に記載の会話確立方法。
【請求項15】
前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達することであ
とを特徴とする請求項13又は14のいずれか一項に記載の会話確立方法。
【請求項16】
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するステップの後に、
前記サーバが送信した前記第2ユーザの前置きを受信して出力するステップ
を、さらに含み、
前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、前記サーバに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルであ
とを特徴とする請求項13に記載の会話確立方法。
【請求項17】
会話を確立するためのサーバであって、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するためのマッチングモジュールと、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするための第1送信モジュールと
を備え、
前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものであり、
前記第1受信モジュールは、
前記第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するための第1受信ユニットと、
受信した前記第1ユーザの会話要求のタイミングを第1タイミングと記録するための記録ユニットと
を備え、
前記マッチングモジュールは、
前記第1タイミングに基づいて、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断するための第1判断ユニットと、
前記第1判断ユニットにより前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在すると判断した場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手を第2ユーザにするための第1処理ユニットと、
前記第1判断ユニットにより前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと判断した場合、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングに最も接近するそのユーザを検索して、第2ユーザにするための第2処理ユニットと
を備え、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手は、前記第1タイミングの前又は後からの第1期間の範囲内に会話要求を発したユーザである
ことを特徴とするサーバ。
【請求項18】
前記第1送信モジュールにより前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に、前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを送信するための第2送信モジュール
を、さらに備えることを特徴とする請求項17に記載のサーバ。
【請求項19】
前記第1送信モジュールにより前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末から送信した、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容と前記第2ユーザのIDとを受信するための第2受信モジュールと、
前記第1ユーザのID、前記第2ユーザのID、及び前記第1ユーザの会話内容が付加された会話メッセージを、前記第2ユーザに送信するための第3送信モジュールと
を、さらに備えることを特徴とする請求項17に記載のサーバ。
【請求項20】
前記第1送信モジュールにより前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するための第4送信モジュール、
或は、
前記第1送信モジュールにより前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにしてから、処理後の第2ユーザのユーザ情報を前記端末に送信するための処理モジュール
を、さらに備えることを特徴とする請求項17に記載のサーバ。
【請求項21】
前記第1判断ユニットは、
ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されているか否かを判断して、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されている場合には、ステップBを実行し、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されていない場合には、ステップCを実行する、ステップAと、
前記ローカルに保存されているレジストリ中に記録されている前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手としてから、操作を終了する、ステップBと、
ローカルの候補リストから予め設定された第1規則に従って前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を選び取りして、選び取られた場合には、ステップDを実行し、選び取られなかった場合には、ステップEを実行する、ステップCと、
前記第1規則に従ってローカルの候補リスト中から選び取った、前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とし、前記第1ユーザと、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とを、前記レジストリ中に記録してから、操作を終了する、ステップDと、
前記第1ユーザを前記候補リストに追加してから、前記ステップAに戻った後、第1期間に達しても、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手がマッチングできない場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと識別して、操作を終了する、ステップEと
を実行することを特徴とする請求項17に記載のサーバ。
【請求項22】
前記第1規則は、
予め設定された第1確率によって、前記候補リスト中から、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、
予め設定された第2確率によって、前記候補リスト中から、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせである
を含むことを特徴とする請求項21に記載のサーバ。
【請求項23】
前記第2処理ユニットは、
タイムライン上で、前記第1タイミングを開始点として、前に向けて、順番に、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したユーザを順次チェックし、予め設定された第2規則を満たすユーザがチェックされると、前記予め設定された第2規則を満たすユーザを、前記第2ユーザにする
ことを特徴とする請求項21に記載のサーバ。
【請求項24】
前記第2規則は、
予め設定された第3確率に従って、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、
予め設定された第4確率に従って、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせである
を含むことを特徴とする請求項23に記載のサーバ。
【請求項25】
前記第1送信モジュールにより前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが送信した要求を受信するための第3受信モジュールと、
前記第2ユーザに、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を送信するための第5送信モジュールと
を、さらに備えることを特徴とする請求項17に記載のサーバ。
【請求項26】
第2ユーザのユーザ情報を取得するための要求を前記第2ユーザが許可した場合、前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するための第6送信モジュール
を、さらに備えることを特徴とする請求項25に記載のサーバ。
【請求項27】
前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達することである
ことを特徴とする請求項25又は26のいずれか一項に記載のサーバ。
【請求項28】
前記第1送信モジュールにより前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に前記第2ユーザの前置きを送信するための第7送信モジュール
を、さらに備え、
前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、ローカルに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである
ことを特徴とする請求項17に記載のサーバ。
【請求項29】
会話を確立するための装置であって、
サーバに第1ユーザの会話要求を送信するための第1送信モジュールと、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信するための第1受信モジュールと、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠すための確立モジュールと
を備え、
前記第2ユーザは、前記サーバにより前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した前記第1ユーザの会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、
前記確立モジュールにより、前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが発した要求を受け付け、当該要求を前記サーバに転送するための第6受信モジュール
を、さらに備える
ことを特徴とする装置。
【請求項30】
第2ユーザのユーザ情報を取得するための要求を前記第2ユーザが許可した場合、前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信するための第7受信モジュール
を、さらに備えることを特徴とする請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達することである
ことを特徴とする請求項29又は30のいずれか一項に記載の装置。
【請求項32】
前記確立モジュールにより、前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザの前置きを受信して出力するための第8受信モジュールを、さらに備え、
前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、前記サーバに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである
ことを特徴とする請求項29に記載の装置。
【請求項33】
請求項17乃至28のいずれか1項に記載のサーバ、及び、請求項29乃至32のいずれか1項に記載の装置
を備えることを特徴とする会話確立システム。
【請求項34】
一つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶されて、前記一つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された、一つ以上のモジュールと
を備え、
前記一つ以上のモジュールは、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信し、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得し、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにする機能を実行し、
前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものであり、
前記第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するステップにおいて、
前記第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信し、前記第1ユーザの会話要求が受信されたタイミングを第1タイミングと記録し、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するステップにおいて、
前記第1タイミングに基づいて、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断し、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在する場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手を第2ユーザとし、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しない場合、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、第2ユーザとし、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手は、前記第1タイミングの前又は後からの第1期間の範囲内に会話要求を発したユーザである
ことを特徴とする機器。
【請求項35】
一つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶されて、前記一つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された、一つ以上のモジュールと
を備え、
前記一つ以上のモジュールは、
サーバに第1ユーザの会話要求を送信し、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信し、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠す機能を実行し、
前記第2ユーザは、前記サーバにより前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した前記第1ユーザの会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、
前記一つ以上のモジュールは、前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが発した要求を受け付け、当該要求を前記サーバに転送する
ことを特徴とする機器。
【請求項36】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項16のいずれかに記載の会話確立方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項37】
請求項36に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号が201210362545.8であって、出願日が2012年9月25日である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を援用するようにする。
本発明は、通信技術分野に関し、特に、会話確立方法、サーバ、装置、会話確立システム、機、プログラム、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普遍化に伴い、様々な通信ツールも、もう非常に普遍化されている。IM(Instant Messenger、インスタント・メッセンジャー)は、利便性が高いし、また、コンピュータ、携帯電話、等の多種の端末に適用できるため、IMアカウントは、人々にとってもう必須なアカウントになった。
【0003】
現在の状況において、通信ツールは、ユーザに便利な会話サービスを提供できる。前記会話は、テキスト会話、音声会話、ビデオ会話、等の多様化の会話サービスを含んでもよい。通常の状況下において、会話に対する要求は以下のとおりである。まず、ユーザは、インターネット上に、自身のアカウントを確立して、年齢、性別の等のような自身の個人情報を書き込んで、インターネット上に公開する必要がある。次に、二人は、選択的にアカウントを交換したり、その一人がもう一人を追加する方法によって、友達関係を確立することができる。即ち、お互いに、相手に自身と会話する権限を付与し、サーバは、友達関係があるユーザに会話を確立して、会話サービスを提供する。
【0004】
インターネットの急速な発展に伴い、人々のソーシャル・ネットワーキングは、インターネットと相互に融合される傾向が現れて、現在の一部の通信ツールは、お互いに知り合わない二人のユーザをランダムにマッチングして、当該二人をために一時的な会話を確立する機能も提供でする。このような、サーバのマッチングによって確立する一時的な会話は、会話する両方に友達関係の確立を要求しない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ユーザの間に一時的な会話を確立する際に、各々のユーザにとっては、個人のアバター、性別、等のようなユーザ情報は、一時的な会話が確立された同時に相手に暴露されることになる。これにより、ユーザの個人情報が、権限を付与しなかった状況下で漏洩されることになり、ユーザの個人情報のセキュリティが貧弱になってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る実施例は、ユーザの個人情報が権限を付与しなかった状況で漏洩されることを避けることができると同時に、ユーザの会話需要を満足させるための、会話確立方法、サーバ、装置、会話確立システム、機、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【0007】
第1態様によると、本発明は、会話確立方法を提供する。前記方法は、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するステップと、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するステップと、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするステップとを含み、
前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものである。
【0008】
第2態様によると、本発明は、会話確立方法を提供する。前記方法は、
サーバに第1ユーザの会話要求を送信するステップと、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信するステップと、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠すステップとを含み、
前記第2ユーザは、前記サーバが前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものである。
【0009】
第3態様によると、本発明は、会話を確立するためのサーバを提供する。前記サーバは、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するためのマッチングモジュールと、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするための第1送信モジュールとを備え、
前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものである。
【0010】
第4態様によると、本発明は、会話を確立するための装置を提供する。前記装置は、
サーバに第1ユーザの会話要求を送信するための第1送信モジュールと、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信するための第1受信モジュールと、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠すための確立モジュールとを備え、
前記第2ユーザは、前記サーバにより前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した前記第1ユーザの会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものである。
【0011】
第5態様によると、本発明は、会話確立システムを提供する。前記システムは、上記のようないずれかのサーバ、及び、上記のようないずれかの装置を備える。
【0012】
第6態様によると、本発明は、機器を提供する。前記機器は、
一つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶されて、前記一つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された、一つ以上のモジュールとを備え、
前記一つ以上のモジュールは、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信し、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得し、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにする機能を実行し、
前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものである。
【0013】
第7態様によると、本発明は、機器を提供する。前記機器は、
一つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶されて、前記一つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された、一つ以上のモジュールとを備え、
前記一つ以上のモジュールは、
サーバに第1ユーザの会話要求を送信し、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信し、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠す機能を実行し、
前記第2ユーザは、前記サーバにより前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した前記第1ユーザの会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものである。
第8態様によると、プロセッサに実行されることにより、上記会話確立方法を実現するプログラムを提供する。
第9態様によると、上記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0014】
以上の統括な記述と以下の細部記述は、ただ例示的なものであり、本発明を制限するものではないと、理解するべきである。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施例が提供する技術方案の有益な効果は以下のとおりである。
【0016】
本発明に係る実施例によって提供する会話確立方法、サーバ、装置、及び機器によると第1ユーザが会話要求を発した後に、第1ユーザのために会話相手をマッチングして、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明の実施例をより一層明確に説明するために、以下、実施例の記述に必要な図面について簡単に説明を行い、明らかなのは、以下の記述における図面はただ本発明のいくつかの実施例に過ぎず、本技術分野の当業者にとって、これらの図面に基づき創造的労働を実施しない状況で他の図面も獲得できることである。
図1図1は、本発明に係る実施例によって提供する一会話確立方法を示す例示的なフローチャートである。
図2図2は、本発明に係る実施例によって提供する別の一会話確立方法を示す例示的なフローチャートである。
図3図3は、本発明に係る実施例によって提供するさらに別の一会話確立方法を示す例示的なフローチャートである。
図4図4は、本発明に係る実施例によって提供する会話確立方法におけるサーバが第1ユーザにリアルタイム的な会話相手をマッチングさせる方法を示す例示的なフローチャートである。
図5図5は、本発明に係る実施例によって提供する確立完成の対話型インターフェースを示す模式図である。
図6図6は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの構成を示す模式図である。
図7図7は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの第2の構成を示す模式図である。
図8図8は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの第3の構成を示す模式図である。
図9図9は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの第4の構成を示す模式図である。
図10図10は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの第5の構成を示す模式図である。
図11図11は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの第1受信モジュールの構成を示す模式図である。
図12図12は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバのマッチングモジュールの構成を示す模式図である。
図13図13は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの第6の構成を示す模式図である。
図14図14は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの第7の構成を示す模式図である。
図15図15は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するためのサーバの第8の構成を示す模式図である。
図16図16は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するための装置の構成を示す模式図である。
図17図17は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するための装置の第2の構成を示す模式図である。
図18図18は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するための装置の第3の構成を示す模式図である。
図19図19は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するための装置の第4の構成を示す模式図である。
図20図20は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するための装置の第5の構成を示す模式図である。
図21図21は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するための装置の第6の構成を示す模式図である。
図22図22は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するための装置の第7の構成を示す模式図である。
図23図23は、本発明に係る実施例によって提供する会話を確立するための装置の第8の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
上記図面によって本発明の明確な実施例を例示し、以下にさらに詳しく記述する。これらの図面と文字記述は本発明の旨の範囲を何らの形態によって制限するものではなく、特定の実施例を参照することによって、本技術分野の当業者に本発明の概念を理解させるためのものである。
【0019】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施例によって提供する会話確立方法、サーバ、装置、及び機器の具体的な実施形態を詳細に説明する。
【0020】
まず、図1に示したように、本発明に係る実施例によって提供する会話確立方法は、会話を確立するためのサーバに対して改善を行った。そして、サーバ側を例として説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0021】
S101において、第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信する。
【0022】
S102において、前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得する。
【0023】
S103において、前記端末に前記第2ユーザのID(識別符号)を送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにする。
【0024】
ここで、前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものである。
【0025】
望ましくは、前記IDは、前記第1ユーザにとっては見られない。即ち、前記端末は、前記第1ユーザに対して、前記第2ユーザのIDを隠す。
【0026】
好ましくは、サーバは、第1ユーザのために、第2ユーザをマッチングして、一時的なの会話を行うことができるようにした後、第2ユーザのIDを端末に送信して、端末に第1ユーザと第2ユーザとの会話を確立する。会話を確立する際に、IDは、ただ、端末が、現在の会話はどの会話相手からの会話であるかを区別するためのものである。第2ユーザのIDは出力しないことにより、第2ユーザのIDを隠す效果をえる。
【0027】
望ましくは、前記方法は、ステップS103の後に、
前記端末に、前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを送信するステップを、さらに含んでもよい。
【0028】
望ましくは、前記方法は、ステップS103の後に、
前記端末が送信した、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容と前記第2ユーザのIDとを受信し、前記第1ユーザのID、前記第2ユーザのID、及び前記第1ユーザの会話内容が付加された会話メッセージを、前記第2ユーザに送信するステップを、さらに含んでもよい。
【0029】
望ましくは、前記方法は、ステップS103の後に、
前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するステップ、
或は、
前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにしてから、処理後の第2ユーザのユーザ情報を前記端末に送信するステップを、さらに含んでもよい。
【0030】
ここで、前記第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するステップにおいて、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信し、前記第1ユーザの会話要求が受信されたタイミングを第1タイミングと記録する方法を採用してもよい。
【0031】
望ましくは、前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するステップにおいて、
前記第1タイミングに基づいて、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断し、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在する場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手を第2ユーザにし、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しない場合、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、第2ユーザにする方法を採用してもよいし、
ここで、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手は、前記第1タイミングの前又は後からの第1期間の範囲内に会話要求を発したユーザである。
【0032】
望ましくは、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断するステップにおいて、
ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されているか否かを判断して、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されている場合には、ステップBを実行し、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されていない場合には、ステップCを実行する、ステップAと、
前記ローカルに保存されているレジストリ中に記録されている前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手としてから、操作を終了する、ステップBと、
ローカルの候補リストから予め設定された第1規則に従って前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を選択して、選択された場合には、ステップDを実行し、選択されなかった場合には、ステップEを実行する、ステップCと、
前記第1規則に従ってローカルの候補リスト中から選び取った、前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とし、前記第1ユーザと、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とを、前記レジストリ中に記録してから、操作を終了する、ステップDと、
前記第1ユーザを前記候補リストに追加してから、前記ステップAに戻った後、第1期間に達しても、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手がマッチングできない場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと識別して、操作を終了する、ステップEとを実行する方法を採用してもよい。
【0033】
ここで、前記第1規則は、
予め設定された第1確率によって、前記候補リスト中から、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、
予め設定された第2確率によって、前記候補リスト中から、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせであってもよい。
【0034】
望ましくは、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、前記第2ユーザにするステップにおいて、
会話要求を送信したタイミングの前の時間への順番に従って、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したユーザを順次チェックし、予め設定された第2規則を満たすユーザがチェックされると、前記予め設定された第2規則を満たすユーザを、前記第2ユーザにする方法を採用してもよい。
【0035】
ここで、前記第2規則は、
予め設定された第3確率に従って、前記候補リスト中から、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って、前記第2ユーザにする規則と、
予め設定された第4確率に従って、前記候補リスト中から、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って、前記第2ユーザにする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせであってもよい。
【0036】
望ましくは、前記方法は、ステップS103の後に、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが送信した要求を受信するステップと、
前記第2ユーザに、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を送信するステップとを、さらに含んでもよい。
【0037】
望ましくは、前記方法は、ステップS103の後に、
前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するステップを、さらに含んでもよい。
【0038】
ここで、前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達した条件であってもよい。
【0039】
望ましくは、前記方法は、ステップS103の後に、
前記端末に前記第2ユーザの前置き(opening remarks)を送信するステップを、さらに含んでもよいし、
前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、ローカルに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルであってもよい。
【0040】
本発明に係る実施例によって提供する会話確立方法によると、第1ユーザが会話要求を発した後に、第1ユーザのために会話相手をマッチングして、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0041】
図2に示したように、本発明に係る実施例によって提供する会話確立方法は、会話を確立するためのサーバに対して改善を行った。そして、端末を例として説明する。当該方法は、以下のステップを含む。
S201において、サーバに第1ユーザの会話要求を送信する。
S202において、前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信する。
S203において、前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠す。
ここで、前記第2ユーザは、前記サーバが前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものである。
【0042】
望ましくは、前記方法は、ステップS203の後に、
前記サーバが送信した前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを受信するステップと、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、前記第2ユーザの会話内容を出力するステップとを、さらに含んでもよい。
【0043】
望ましくは、前記方法は、ステップS203の後に、
前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容を受信し、前記第1ユーザの会話内容と前記第2ユーザのIDとを前記サーバに送信するステップを、さらに含んでもよい。
【0044】
望ましくは、前記方法は、ステップS203の後に、
前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信し、前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行った後に当該ユーザ情報を出力して、出力した第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにするステップを、さらに含んでもよい。
【0045】
望ましくは、前記方法は、ステップS203の後に、
前記第1ユーザのユーザ情報を受信し、前記第1ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第1ユーザのユーザ情報によって前記第1ユーザの個人情報が漏洩されないようにするステップを、さらに含んでもよい。
【0046】
望ましくは、前記方法は、ステップS203の後、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが発した要求を受信し、当該要求を前記サーバに転送するステップを、さらに含んでもよい。
【0047】
望ましくは、前記第2ユーザが、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を許可した場合、当該方法は、さらに、
前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信するステップを含んでもよい。
【0048】
ここで、前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達した条件であってもよい。
【0049】
望ましくは、前記方法は、ステップS203の後に、
前記サーバが送信した前記第2ユーザの前置きを受信して出力するステップを、さらに含んでもよいし、
ここで、前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、前記サーバに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである。
【0050】
本発明に係る実施例によって提供する会話確立方法によると第1ユーザが会話要求を発した後に、第1ユーザのために会話相手をマッチングして、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0051】
図3に示したように、本発明に係る実施例は、会話確立方法を提供する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0052】
S301において、第1ユーザは、携帯電話中のIMツールを用いて会話要求を発する。
【0053】
本実施例において、説明の便利のために、端末は携帯電話である例を挙げて説明する。第1ユーザの携帯電話にはIMツールがインストールされており、第1ユーザは、携帯電話においてIMアカウントによってログインできたとする。本実施例における会話要求は、すべて、友達ではないユーザとチャットを確立するための要求を意味し、即ち、サーバに、自分のためのチャット相手(会話相手)のマッチングを要求する。
【0054】
本発明に係る実施例を実施する際に、端末は、携帯電話の他に、タブレットPC、ノートパソコン、PC(パーソナルコンピュータ)機器、等であってもよいし、携帯電話に制限されないことに、注意すべきである。
【0055】
望ましくは、サーバには、各々のユーザがサーバに会話要求を発したタイミングを記録するためのタイムラインが設定されており、これに対応して、サーバは第1ユーザが送信した会話要求を受信した際に、現在タイミングを第1タイミングと記録する。
【0056】
S302において、サーバが第1ユーザにリアルタイム的な会話相手をマッチングさせる。マッチングできると、ステップS303を実行し、マッチングできないと、ステップS304を実行する。
【0057】
本実施例において、リアルタイム的な会話相手を、
前記第1タイミングを中心点として、前記第1タイミングの前、或は、後からの第1期間の範囲内に会話要求を発した他のユーザに定義してもよい。
【0058】
関連する技術において、ユーザに会話相手をマッチングさせる際に、ランダムマッチングしかできない。本発明に係る実施例においては、第1ユーザにリアルタイム的な会話相手をマッチングさせる方法を採用することにより、ユーザのエクスペリエンスを改善できて、マッチングして会話を確立するリアルタイム性を満足させることができる。このようにして、ユーザは、エクスペリエンスの観点で、会話要求を発した後にマッチングして得られた会話相手も、ちょうど、会話需要があると感じられる。
【0059】
望ましくは、図4に示したように、サーバが、第1ユーザにリアルタイム的な会話相手をマッチングさせるステップにおいて、以下のS302-1を実行する方法を採用してもよい。
【0060】
S302-1において、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザのリアルタイム的な会話相手が記録されているか否かを判断し、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザのリアルタイム的な会話相手が記録されていると、ステップS302-2を実行し、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザのリアルタイム的な会話相手が記録されていないと、ステップS302-3を実行する。
【0061】
好ましくは、サーバのローカルには一つのレジストリが構築されている。各々のユーザの会話相手を、レジストリ中にリアルタイムに記録する。サーバは、ユーザにリアルタイム的な会話相手をマッチングさせる需要があると、好ましくは、レジストリ中から検索してマッチングさせる。
【0062】
ステップS302-2において、前記ローカルに保存されているレジストリ中に記録されている前記第1ユーザのリアルタイム的な会話相手を、前記第1ユーザの会話相手として、操作を終了する。
【0063】
ステップS302-3において、ローカルの候補リスト中から、予め設定された第1規則に従って、前記第1ユーザのリアルタイム的な会話相手を選び取りして、選び取られた場合には、ステップS302-4を実行し、選び取られなかった場合には、ステップS302-5を実行する。
【0064】
好ましくは、サーバのローカルには候補リストがさらに保存されている。候補リストは、ステップS302-1においてリアルタイム的な会話相手がマッチングできなかったユーザに、リアルタイム的な会話相手をマッチングさせるためのものである。
【0065】
望ましくは、前記第1規則は、以下の規則1、及び規則2の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせであってもよい。
【0066】
規則1は、予め設定された第1確率によって、候補リスト中から、性別が第1ユーザと異なるユーザを選び取って、第1ユーザのリアルタイム的な会話相手にする規則である。
規則2は、予め設定された第2確率によって、前記候補リスト中から、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則である。
【0067】
ここで、サーバには、各々のユーザのユーザ情報が保存されている。ユーザ情報には、ユーザの地理的な位置情報と性別が含まれている。前記第1規則は、ただ、好ましい方法であり、第1規則に対して、ユーザの趣味、学校、等の情報に基づいて会話相手をマッチングさせる規則をさらに定義してもよい。
【0068】
本実施例において、第1確率と第2確率とがすべて100%である例を挙げて説明する。すると、ローカルの候補リストから、予め設定された第1規則に従って、選び取られた前記第1ユーザのリアルタイム的な会話相手は、
ローカルの候補リストから、前記第1ユーザと性別が異なり、且つ、同じ都市に位置するユーザをランダムに選び取って、第1ユーザのリアルタイム的な会話相手としてもよい。
【0069】
ステップS302-4において、前記第1規則にしたがってローカルの候補リスト中から選び取った前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手を、前記第1ユーザの会話相手とし、前記第1ユーザと前記第1ユーザのリアルタイム的な会話相手とを前記レジストリ中に記録してから、操作を終了する。
【0070】
ステップS302-5において、前記第1ユーザを前記候補リストに追加してから、前記ステップS302-1に戻って、第1期間に達しても、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手がマッチングできない場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと識別して、操作を終了する。
【0071】
好ましくは、第1期間を超えても、第1ユーザにリアルタイム的な会話相手をマッチングできない際には、第1ユーザにはリアルタイム的な会話相手が存在しないと識別する。
【0072】
好ましい構成として、第1ユーザは会話要求を発した際に、前記第1ユーザの携帯電話に検索アニメーションを表示し、且つ、検索アニメーションの時間は、第1期間以上にある。このようにして、サーバが、第1期間内に、第1ユーザにリアルタイム的な会話相手をマッチングさせるようにする。
【0073】
第1期間は、開発者或はユーザにより設定できる。例えば、本実施例においては、第1期間を5secに設定してもよい。
【0074】
望ましくは、前記第1ユーザを前記候補リストに追加してから、予め設定された第1期間に達した後、前記第1ユーザを前記候補リストから削除する。
【0075】
S303において、第1ユーザにマッチングさせて得られたリアルタイム的な会話相手を、第1ユーザの会話相手である第2ユーザとして、ステップS305を実行する。
【0076】
S304において、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、第1ユーザの会話相手である第2ユーザとして、ステップS305を実行する。
【0077】
望ましくは、当該ステップS304において、
サーバに構築したタイムライン上で、第1タイミングを開始点として、前に向けて、順番に、サーバに会話要求を発したユーザを順次チェックし、予め設定された第2規則を満たすユーザがチェックされると、前記予め設定された第2規則を満たすユーザを、前記第1ユーザの会話相手にする方法を採用してもよい。
【0078】
好ましくは、第2規則は、以下の規則1、及び規則2の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせであってもよい。
【0079】
規則3は、予め設定された第3確率に従って、性別が第1ユーザと異なるユーザを選び取って、第1ユーザの会話相手にする規則である。
【0080】
規則4は、予め設定された第4確率に従って、位置する都市は前記第1ユーザと同一なユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則である。
【0081】
ここで、サーバには、各々のユーザのユーザ情報が保存されている。ユーザ情報には、ユーザの地理的な位置情報と性別が含まれている。前記第2規則は、ただ、好ましい方法であり、第1規則に対して、ユーザの趣味、学校、等の情報に基づいて会話相手をマッチングさせる規則をさらに定義してもよい。
【0082】
本実施例において、第3確率と第4確率とがすべて70%である例を挙げて説明する。すると、サーバに構築したタイムライン上で、第1タイミングを開始点として、前に向けて、順番に、サーバに会話要求を発したユーザを順次チェックし、予め設定された第2規則を満たすユーザがチェックされると、前記予め設定された第2規則を満たすユーザを、前記第1ユーザの会話相手にするステップにおいて、
第3確率と第4確率とによって、前記第1ユーザの会話相手の性別と位置する都市を特定し、
サーバに構築したタイムライン上、第1タイミングを開始点として、前に向けて、順番に、サーバに会話要求を発したユーザを順次チェックし、第3確率と第4確率とによって特定された前記第1ユーザの会話相手の性別と位置する都市を満たすユーザがチェックされると、第3確率と第4確率とによって特定された前記第1ユーザの会話相手の性別と位置する都市を満たすユーザを、第1ユーザの会話相手にする。
【0083】
第3確率が70%であり、且つ、前記第1ユーザは男性である例を挙げて、説明する。第3確率によって前記第1ユーザの会話相手の性別を特定するステップにおいて、
一つのトークンバケットを構築し、その中の70%のトークンを女性と標記し、30%のトークンを男性と標記して、前記第1ユーザに一つのトークンランダムに割り当てして、当該トークンに標記された性別を第1ユーザの会話相手の性別とする方法を採用してもよい。
【0084】
同様に、第4確率は70%であり、且つ、前記第1ユーザが北京に位置する例を挙げて、説明する。第4確率によって前記第1ユーザの会話相手の都市を特定するステップにおいて、
一つのトークンバケットを構築しその中の70%のトークンを北京と標記し、30%のトークンを北京ではない都市に標記して、前記第1ユーザに一つのトークンをランダム割り当てして、当該トークンに標記された都市を第1ユーザの会話相手の都市とする方法を採用してもよい。
【0085】
S305において、サーバは、前記端末に前記第2ユーザのIDを送信する。
【0086】
ここで、当該IDは、端末に第1ユーザの会話相手を区別できるようにするものであり、第1ユーザにとっては見られないものである。
【0087】
望ましくは、第1ユーザが端末を用いてサーバに会話要求を発した後、端末に第1ユーザと第2ユーザとの一時的な会話を確立する際に、前記第2ユーザのIDを隠す。即ち、第2ユーザIDを出力しなく、選択的に第1ユーザと第2ユーザとの会話内容のみ出力する。このようにして、第1ユーザに第2ユーザのIDを取得できないようして、第1ユーザは、第2ユーザの権限付与がない場合に、第2ユーザの個人情報を取得できなくなる。
【0088】
望ましくは、当該IDはユーザにとっては見られないものであり、端末は第2ユーザのIDを受信した後、第1ユーザと第2ユーザとの会話を確立できる。好ましくは、IMツールにおいて会話グループの形に出力して、第1ユーザと第2ユーザとの間の会話を行うようにする。
【0089】
当該IDは、ユーザのIMアカウントであってもよいが、会話相手にとっては見られない。また、当該IDは、ユーザがIMアカウントを用いて登録したサブアカウントであってもよく、当該サブアカウントはユーザの間のインスタント会話にのみ用いられ、ユーザはサブアカウントに基づいて相手のユーザ情報を検索できない。
【0090】
例えば、現在、第1ユーザに複数のクループの対話が存在する際には、第2ユーザのIDによって会話がどのクループに属するかを区別してもよい。或は、第1ユーザがサーバから送信した会話内容を受信した際に、会話内容と一緒に送信されたIDによって、当該対話内容はどのユーザから送信したのかを区別してもよい。
【0091】
S306において、第1ユーザと第2ユーザとの会話を確立し、操作を終了する。
【0092】
好ましくは、第1ユーザと第2ユーザとの会話を確立し後、ただ、会話中にのみそれぞれの対話情報を表示して、ユーザープライバシーが漏洩されないよう保証する。
【0093】
本実施例においては、ユーザの会話内容をオーディオファイルを用いて転送する例を挙げて説明する。図5は、第1ユーザと第2ユーザとの間の会話を確立した後のインターフェースを示す模式図である。
【0094】
ここで、10は携帯電話を示し、20は携帯電話の表示領域を示す。
【0095】
201は、会話の通知バーである。ここで、2011は、前のインターフェースへ戻るための機能キーであり、2012は、会話相手の都市を表示するためのものであり、2013は、パラメータを設定するための機能キーである。
【0096】
202は、会話相手の前置きである。ここで、2021は、会話相手の前置きを再生させるための再生キーであり、2022は、再生プログレスバーであり、2013は、会話相手の前置きの時間を表示させるためのものである。
【0097】
203は、チャットボックスである。ここで、2031は、サーバによって生成したランダムヒントであり、2032は、再生キーを有する、第1ユーザが発した会話内容(オーディオファイル)であり、2033は、第1ユーザは発した会話内容の時間であり、2034は、再生キーを有する、第2ユーザが発した会話内容(オーディオファイル)であり、2035は、第2ユーザが発した会話内容の時間であり、2036は、オーディオファイルを録音して会話内容をして送信するための機能キーであり、2037は、チャット状態を表示するための機能キーであり、2038は、会話相手を取り替えるための機能キーである。
【0098】
図5に示したように、第1ユーザと第2ユーザとの会話を確立した後、第1ユーザと第2ユーザはお互いに会話内容を発することができる。本実施例において、ただ、会話内容がオーディオファイルのみである例を挙げて説明する。しかし、実際に実施する際には、会話内容は、テキスト、イメージ、ビデオファイル、等のネットワークを介して伝送できる内容であってもよい。
【0099】
オプションとしての別の一実施形態において、
第1ユーザと第2ユーザとの会話中に、相手の、ユーザの個人情報が漏洩されなくなる処理を行った後のユーザ情報を表示する。
【0100】
好ましくは、相手のユーザ情報に対する処理は、サーバによって実行してもよいし、端末よって実行してもよいし。
例えば、チャットボックス内に、予め設定されたファジー化処理後の相手のアバターを表示する。当該ファジー化処理は、相手のアバターに対してすりガラス効果を付与するか、ユーザのアバターに対して編集を行うことにより、ユーザの顔の主な特徴を遮蔽できるため、ユーザの個人プライバシーを効果的に保護できる。
【0101】
望ましくは、第1ユーザと第2ユーザとの会話が第1条件に達すると、第1ユーザと第2ユーザとは、お互いに、相手のユーザ情報の照会を申し込んでもよい。
【0102】
本発明に係る実施例によって提供する会話確立方法によると、第1ユーザが会話要求を発した後、サーバ第1ユーザに会話相手をマッチングし、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0103】
図6に示したように、本実施例は、会話確立サーバを提供する。前記サーバは、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するための第1受信モジュール401と、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するためのマッチングモジュール402と、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするための第1送信モジュール403とを備え、
ここで、前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものである。
【0104】
望ましくは、図7に示したように、前記サーバは、さらに、
前記第1送信モジュール403により前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に、前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを送信するための第2送信モジュール404を備える。
【0105】
望ましくは、図8に示したように、前記サーバは、さらに、
前記第1送信モジュール403により前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末から送信した、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容と前記第2ユーザのIDとを受信するための第2受信モジュール405と、
前記第1ユーザのID、前記第2ユーザのID、及び前記第1ユーザの会話内容が付加された会話メッセージを、前記第2ユーザに送信するための第3送信モジュール406とを備える。
【0106】
望ましくは、図9、及び図10に示したように、前記サーバは、さらに、
前記第1送信モジュール403により前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するための第4送信モジュール407、
或は、
前記第1送信モジュール403により前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにしてから、処理後の第2ユーザのユーザ情報を前記端末に送信するための処理モジュール408を備える。
【0107】
望ましくは、図11に示したように、前記第1受信モジュール401は、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するための第1受信ユニット4011と、
受信した前記第1ユーザの会話要求のタイミングを第1タイミングと記録するための記録ユニット4012を備える。
【0108】
図12に示したように、前記マッチングモジュール402は、
前記第1タイミングに基づいて、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断するための第1判断ユニット4021と、
前記第1判断ユニット4021により前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在すると判断された場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手を第2ユーザにするための第1処理ユニット4022と、
前記第1判断ユニット4021により前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと判断された場合、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングに最も接近するそのユーザを検索して、第2ユーザにするための第2処理ユニット4023とを備え、
ここで、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手は、前記第1タイミングの前又は後からの第1期間の範囲内に会話要求を発したユーザである。
【0109】
望ましくは、前記第1判断ユニット4021は、
ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されているか否かを判断して、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されている場合には、ステップBを実行し、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されていない場合には、ステップCを実行する、ステップAと、
前記ローカルに保存されているレジストリ中に記録されている前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手としてから、操作を終了する、ステップBと、
ローカルの候補リストから予め設定された第1規則に従って前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を選び取りして、選び取られた場合には、ステップDを実行し、選び取られなかった場合には、ステップEを実行する、ステップCと、
前記第1規則に従ってローカルの候補リスト中から選び取った、前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とし、前記第1ユーザと、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とを、前記レジストリ中に記録してから、操作を終了する、ステップDと、
前記第1ユーザを前記候補リストに追加してから、前記ステップAに戻った後、第1期間に達しても、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手がマッチングできない場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと識別して、操作を終了する、ステップEと、を実行する。
【0110】
望ましくは、前記第1規則は、
予め設定された第1確率によって、前記候補リスト中から、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、
予め設定された第2確率によって、前記候補リスト中から、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせである。
【0111】
望ましくは、前記第2処理ユニット4023は、会話要求を送信したタイミングの前の時間への順番に従って、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したユーザを順次チェックし、予め設定された第2規則を満たすユーザがチェックされると、前記予め設定された第2規則を満たすユーザを、前記第2ユーザにする。
【0112】
望ましくは、前記第2規則は、
予め設定された第3確率に従って、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、
予め設定された第4確率に従って、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせである。
【0113】
望ましくは、図13に示したように、前記サーバは、さらに、
前記第1送信モジュール403により前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが送信した要求を受信するための第3受信モジュール409と、
前記第2ユーザに、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を送信するための第5送信モジュール410とを備える。
【0114】
望ましくは、図14に示したように、前記サーバは、さらに、
前記第2ユーザにより前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための要求を許可した場合、前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するための第6送信モジュール411を備える。
【0115】
望ましくは、前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達することである。
【0116】
望ましくは、図15に示したように、前記サーバは、さらに、
前記第1送信モジュール403により前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に前記第2ユーザの前置きを送信するための第7送信モジュール412を備え、
前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、ローカルに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである。
【0117】
本発明に係る実施例によって提供する会話確立サーバによると第1ユーザが会話要求を発した後に、第1ユーザのために会話相手をマッチングして、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0118】
図16に示したように、本実施例は、会話確立装置を提供する。前記装置は、
サーバに第1ユーザの会話要求を送信するための第1送信モジュール501と、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信するための第1受信モジュール502と、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠すための確立モジュール503とを備え、
ここで、前記第2ユーザは、前記サーバにより前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した前記第1ユーザの会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものである。
【0119】
望ましくは、図17に示したように、前記装置は、さらに、
前記確立モジュール503により前記第2ユーザのIDに基づいて前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを受信するための第2受信モジュール504と、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、前記第2ユーザの会話内容を出力するための出力モジュール505とを備える。
【0120】
望ましくは、図18に示したように、前記装置は、さらに、
前記確立モジュール503により前記第2ユーザのIDに基づいて前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容を受信するための第3受信モジュール506と、
前記第1ユーザの会話内容と前記第2ユーザのIDとを前記サーバに送信するための第2送信モジュール507とを備える。
【0121】
望ましくは、図19に示したように、前記装置は、さらに、
前記確立モジュール503により前記第2ユーザのIDに基づいて前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信し、前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行った後に当該ユーザ情報を出力して、出力した第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにするための第4受信モジュール508を備える。
【0122】
望ましくは、図20に示したように、前記装置は、さらに、
前記確立モジュール503により前記第2ユーザのIDに基づいて前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザのユーザ情報を受信し、前記第1ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第1ユーザのユーザ情報によって前記第1ユーザの個人情報が漏洩されないようにするための第5受信モジュール509を備える。
【0123】
望ましくは、図21に示したように、前記装置は、さらに、
前記確立モジュール503により前記第2ユーザのIDに基づいて前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが発した要求を受信し、当該要求を前記サーバに転送するための第6受信モジュール510を備える。
【0124】
望ましくは、図22に示したように、前記装置は、さらに、
前記第2ユーザにより前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための要求を許可した場合、前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信するための第7受信モジュール511を備える。

【0125】
望ましくは、前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達することである。
【0126】
図23に示したように、前記装置は、さらに、
前記確立モジュール503により前記第2ユーザのIDに基づいて前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザの前置きを受信して出力するための第8受信モジュール512を備え、
ここで、前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、前記サーバに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである。
【0127】
本発明に係る実施例によって提供する会話確立装置によると第1ユーザが会話要求を発した後に、第1ユーザのために会話相手をマッチングして、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0128】
本実施例は、会話確立システムをさらに提供する。前記システムは、上記のいずれか一つの会話確立サーバ、及び上記のいずれか一つの会話確立装置を備える。
【0129】
本発明に係る実施例によって提供する会話確立システムによると第1ユーザが会話要求を発した後に、第1ユーザのために会話相手をマッチングして、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0130】
本発明に係る実施例は、機器をさらに提供する。当該機器は、サーバであってもよい。
【0131】
前記機器は、
一つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶されて、前記一つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された一つ以上のモジュール(programs)と
を備え、
前記一つ以上のモジュールは、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信し、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得し、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにする機能を
実現し、
前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものである。
【0132】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に、前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを送信する機能を実現する。
【0133】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末が送信した、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容と前記第2ユーザのIDとを受信し、前記第1ユーザのID、前記第2ユーザのID、及び前記第1ユーザの会話内容が付加された会話メッセージを、前記第2ユーザに送信する機能を実現する。
【0134】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信する機能、
或は、
前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにしてから、処理後の第2ユーザのユーザ情報を前記端末に送信する機能
を実現する。
【0135】
望ましくは、前記第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するステップにおいて、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信し、前記第1ユーザの会話要求が受信されたタイミングを第1タイミングと記録する方法を採用してもよい。
【0136】
望ましくは、前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するステップにおいて、
前記第1タイミングに基づいて、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断し、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在する場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手を第2ユーザとし、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しない場合、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、第2ユーザにする方法を採用してもよい。
ここで、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手は、前記第1タイミングの前又は後からの第1期間の範囲内に会話要求を発したユーザである。
【0137】
望ましくは、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断するステップにおいて、
ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されているか否かを判断して、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されている場合には、ステップBを実行し、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されていない場合には、ステップCを実行する、ステップAと、
前記ローカルに保存されているレジストリ中に記録されている前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手としてから、操作を終了する、ステップBと、
ローカルの候補リストから予め設定された第1規則に従って前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を選び取りして、選び取られた場合には、ステップDを実行し、選び取られなかった場合には、ステップEを実行する、ステップCと、
前記第1規則に従ってローカルの候補リスト中から選び取った、前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とし、前記第1ユーザと、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とを、前記レジストリ中に記録してから、操作を終了する、ステップDと、
前記第1ユーザを前記候補リストに追加してから、前記ステップAに戻った後、第1期間に達しても、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手がマッチングできない場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと識別して、操作を終了する、ステップEと、
を実行する方法を採用してもよい。
【0138】
望ましくは、前記第1規則は、
予め設定された第1確率によって、前記候補リスト中から、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、
予め設定された第2確率によって、前記候補リスト中から、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせであってもよい。
【0139】
望ましくは、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、前記第2ユーザにするステップにおいて、
会話要求を送信したタイミングの前の時間への順番に従って、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したユーザを順次チェックし、予め設定された第2規則を満たすユーザがチェックされると、前記予め設定された第2規則を満たすユーザを、前記第2ユーザにする方法を採用してもよい。
【0140】
望ましくは、前記第2規則は、
予め設定された第3確率に従って、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、
予め設定された第4確率に従って、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせであってもよい。
【0141】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが送信した要求を受信し、
前記第2ユーザに、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を送信する機能を実現する。
【0142】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記第2ユーザにより前記第1ユーザのユーザ情報を取得するための要求を許可した場合、前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信する機能を実現する。
【0143】
望ましくは、前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達した条件であってもよい。
【0144】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に前記第2ユーザの前置きを送信する機能を実行し、
ここで、前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、ローカルに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである。
【0145】
本発明に係る実施例によって提供する機器によると、第1ユーザが端末を用いて会話要求を発した後、第1ユーザに会話相手をマッチングし、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0146】
また、本実施例は、不揮発性の読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。当該記憶媒体には、一つ以上のモジュール(programs)が記憶されており、当該一つ以上のモジュールをタッチスクリーンを有する機器に適用することによって、
当該機器に、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するステップと、
前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するステップと、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにするステップと
の命令(instructions)を実行させることができる。
ここで、前記IDは、前記端末が前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものであり、前記第1ユーザにとっては見られないものである。
【0147】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に、前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを送信するステップの命令を実行させることができる。
【0148】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末が送信した、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容と前記第2ユーザのIDとを受信し、前記第1ユーザのID、前記第2ユーザのID、及び前記第1ユーザの会話内容が付加された会話メッセージを、前記第2ユーザに送信するステップの命令を実行させることができる。
【0149】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するステップ、
或は、
前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにしてから、処理後の第2ユーザのユーザ情報を前記端末に送信するステップ
の命令を実行させることができる。
【0150】
望ましくは、前記第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信するステップにおいて、
第1ユーザが端末を用いて発した会話要求を受信し、前記第1ユーザの会話要求が受信されたタイミングを第1タイミングと記録する方法を採用してもよい。
【0151】
望ましくは、前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより、前記第1ユーザの会話相手である第2ユーザを取得するステップにおいて、
前記第1タイミングに基づいて、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断し、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在する場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手を第2ユーザとし、
前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しない場合、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、第2ユーザにする方法を採用してもよいし、
ここで、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手は、前記第1タイミングの前又は後からの第1期間の範囲内に会話要求を発したユーザである。
【0152】
望ましくは、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在するか否かを判断するステップにおいて、
ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されているか否かを判断して、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されている場合には、ステップBを実行し、ローカルに保存されているレジストリ中に前記第1ユーザとマッチングできる会話相手が記録されていない場合には、ステップCを実行する、ステップAと、
前記ローカルに保存されているレジストリ中に記録されている前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手としてから、操作を終了する、ステップBと、
ローカルの候補リストから予め設定された第1規則に従って前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を選び取りして、選び取られた場合には、ステップDを実行し、選び取られなかった場合には、ステップEを実行する、ステップCと、
前記第1規則に従ってローカルの候補リスト中から選び取った、前記第1ユーザとマッチングできる会話相手を、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とし、前記第1ユーザと、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手とを、前記レジストリ中に記録してから、操作を終了する、ステップDと、
前記第1ユーザを前記候補リストに追加してから、前記ステップAに戻った後、第1期間に達しても、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手がマッチングできない場合、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手が存在しないと識別して、操作を終了する、ステップEとを実行する方法を採用してもよい。
【0153】
望ましくは、前記第1規則は、予め設定された第1確率によって、前記候補リスト中から、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、
予め設定された第2確率によって、前記候補リスト中から、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って、前記第1ユーザとマッチングできるリアルタイム的な会話相手にする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせであってもよい。
【0154】
望ましくは、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したタイミングが前記第1タイミングと最も接近するそのユーザを検索して、前記第2ユーザにするステップにおいて、
会話要求を送信したタイミングの前の時間への順番に従って、前記第1タイミングの前に会話要求を送信したユーザを順次チェックし、予め設定された第2規則を満たすユーザがチェックされると、前記予め設定された第2規則を満たすユーザを、前記第2ユーザにする方法を採用してもよい。
【0155】
望ましくは、前記第2規則は、
予め設定された第3確率に従って、性別が前記第1ユーザと異なるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、
予め設定された第4確率に従って、位置する都市が前記第1ユーザと同一であるユーザを選び取って前記第2ユーザにする規則と、の中のいずれか一つ或は任意の組み合わせであってもよい。
【0156】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが送信した要求を受信するステップと、
前記第2ユーザに、ユーザ情報を取得するための前記第1ユーザからの要求を送信するステップとの命令を実行させることができる。
【0157】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記第2ユーザにより前記第1ユーザのユーザ情報を取得するための要求を許可した場合、前記端末に前記第2ユーザのユーザ情報を送信するステップの命令を実行させることができる。
【0158】
望ましくは、前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達した条件であってもよい。
【0159】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記端末に前記第2ユーザのIDを送信して、前記端末が前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立するようにした後に、前記端末に前記第2ユーザの前置きを送信するステップの命令を実行させることができるし、
ここで、前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、ローカルに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである。
【0160】
本発明に係る実施例によって提供する不揮発性の記憶媒体を有する機器によると第1ユーザが会話要求を発した後に、第1ユーザのために会話相手をマッチングして、端末に第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみを返送して会話を確立することにより、端末がIDによって対話を区別するようにして、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0161】
本発明に係る実施例は、さらに機器を提供する。例えば、当該機器は、携帯電話、タブレットPC、ノートパソコン、等であってもよい。
【0162】
前記機器は、
一つ以上のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶されて、前記一つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された、一つ以上のモジュールとを備え、
前記一つ以上のモジュールは、
サーバに第1ユーザの会話要求を送信し、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信し、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠す機能を実行し、
ここで、前記第2ユーザは、前記サーバが前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものである。
【0163】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを受信し、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、前記第2ユーザの会話内容を出力する機能を実現する。
【0164】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容を受信し、前記第1ユーザの会話内容と前記第2ユーザのIDとを前記サーバに送信する機能を実現する。
【0165】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信し、前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行った後に当該ユーザ情報を出力して、出力した第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにする機能を実現する。
【0166】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザのユーザ情報を受信し、前記第1ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第1ユーザのユーザ情報によって前記第1ユーザの個人情報が漏洩されないようにする機能を実現する。
【0167】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが発した要求を受信し、当該要求を前記サーバに転送する機能を実現する。
【0168】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記第2ユーザにより前記第1ユーザのユーザ情報を取得するための要求を許可した場合、前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信する機能を実現する。
【0169】
望ましくは、前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達することである。
【0170】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザの前置きを受信して出力する機能を実行し、
ここで、前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、前記サーバに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである。
【0171】
本発明に係る実施例によって提供する機器によると、第1ユーザが会話要求を発して、サーバが第1ユーザに会話相手をマッチングさせた後、サーバから返送した第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみ受信して会話を確立することにより、機器に、IDによって対話を区別させて、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0172】
また、本実施例は、不揮発性の読み取り可能な記憶媒体を、さらに提供する。当該記憶媒体には、一つ以上のモジュール(programs)が記憶されており、当該一つ以上のモジュールをタッチスクリーンを有する機器に適用することによって、
当該機器に、
サーバに第1ユーザの会話要求を送信するステップと、
前記サーバが送信した第2ユーザのIDを受信するステップと、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間の会話を確立し、前記第2ユーザのIDを隠すステップと
の命令(instructions)を実行させることができるし、
ここで、前記第2ユーザは、前記サーバが前記第1ユーザに対してマッチングを行うことにより取得した会話相手であり、前記IDは、前記第1ユーザの会話相手を区別するためのものである。
【0173】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザのIDと前記第2ユーザの会話内容とが付加された会話メッセージを受信するステップと、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、前記第2ユーザの会話内容を出力するステップと
の命令を実行させることができる。
【0174】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザが前記第2ユーザとの会話中に入力した会話内容を受信し、前記第1ユーザの会話内容と前記第2ユーザのIDとを前記サーバに送信するステップの命令を実行させることができる。
【0175】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信し、前記第2ユーザのユーザ情報に対して処理を行った後に当該ユーザ情報を出力して、出力した第2ユーザのユーザ情報によって前記第2ユーザの個人情報が漏洩されないようにするステップの命令を実行させることができる。
【0176】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザのユーザ情報を受信し、前記第1ユーザのユーザ情報に対して処理を行って、処理後の第1ユーザのユーザ情報によって前記第1ユーザの個人情報が漏洩されないようにするステップの命令を実行させることができる。
【0177】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話が予め設定された第1条件を満たす場合、前記第2ユーザのユーザ情報を取得するための、前記第1ユーザが発した要求を受信し、当該要求を前記サーバに転送するステップの命令を実行させることができる。
【0178】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記第2ユーザにより前記第1ユーザのユーザ情報を取得するための要求を許可した場合、前記サーバが送信した前記第2ユーザのユーザ情報を受信するステップの命令を実行させることができる。
【0179】
望ましくは、前記第1条件は、
前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話中に、対話の数量が予め設定された数量に達することである。
【0180】
望ましくは、前記一つ以上のモジュールは、当該機器に、さらに、
前記第2ユーザのIDに基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの会話を確立した後に、前記サーバが送信した前記第2ユーザの前置きを受信して出力するステップの命令を実行させることができるし、
ここで、前記第2ユーザの前置きは、前記第2ユーザにより、前記サーバに予め保存したテキスト、イメージ、オーディオ、或はビデオファイルである。
【0181】
本発明に係る実施例によって提供する不揮発性の記憶媒体によると、当該不揮発性の記憶媒体中に記憶されている一つ以上のモジュールを実行することによって、第1ユーザが会話要求を発して、サーバが第1ユーザに会話相手をマッチングさせた後、サーバから返送した第1ユーザの会話相手である第2ユーザのIDのみ受信して会話を確立することにより、機器に、IDによって対話を区別させて、ユーザの権限付与がない場合には、いかなるユーザ個人情報も出力されない。このようにして、ユーザに一時的な会話を確立するタスクを完成できるほか、ユーザの個人情報が漏洩されないようにして、ユーザの個人情報のセキュリティを改善した。
【0182】
以上の実施方法の記載によって、本技術分野の当業者は、本発明に係る実施例をはっきり理解してハードウェアによって実現できるし、ソフトウェアと必要な汎用のハードウェアプラットフォームの方法によっても実現できる。このような理解に基づいて、本発明に係る実施例の構成をソフトウェア製品の形態によって体現できるし、当該ソフトウェア製品は不揮発性記憶媒体(CD−ROM、Uディスク、モバイルハードディスク、等)に記憶されて、含まれているいくつかの命令によってコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバー、ネットワーク機器、等)に本発明の各々の実施例に係る前記の方法を実行させてもよい。
【0183】
本技術分野の当業者は、図面はただ好ましい実施例を示す模式図であり、図面中のモジュール若しくは流れは本発明を実施するのに必須なものではないことを理解すべきである。
【0184】
本技術分野の当業者は、実施例中の装置のモジュールを実施例に対する記述に従って実施例の装置中に分布してもよいし、適当な変更を行うことにより本実施例の一つ以上の装置に中に分布してもよいことを理解すべきである。上記の実施例のモジュールを一つのモジュールに合併してもよいし、さらに、複数のサブモジュールに分割してもよい。
【0185】
上記の本発明に係る実施例の順番は、ただ、説明するためのものであり、実施例の優劣を代表しない。
【0186】
当然なたら、本技術分野の当業者は、本発明に対して、本発明の精神を逸脱しない範囲において様々な変更と変形を行うことができる。このように、本発明に対するこれら変更と変形が本発明の特許請求の範囲に属するか、又は均等な技術の範囲内に属すると、本発明はこれら変更と変形を含むことを意図する。
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