特許第5910885号(P5910885)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5910885
(24)【登録日】2016年4月8日
(45)【発行日】2016年4月27日
(54)【発明の名称】携帯端末用スタンド
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/12 20060101AFI20160414BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20160414BHJP
【FI】
   H04M1/12 Z
   H05K5/02 B
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-214074(P2012-214074)
(22)【出願日】2012年9月27日
(65)【公開番号】特開2014-68312(P2014-68312A)
(43)【公開日】2014年4月17日
【審査請求日】2015年6月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】391011869
【氏名又は名称】和泉化成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100072213
【弁理士】
【氏名又は名称】辻本 一義
(74)【代理人】
【識別番号】100119725
【弁理士】
【氏名又は名称】辻本 希世士
(74)【代理人】
【識別番号】100168790
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 英之
(72)【発明者】
【氏名】服部 和彦
【審査官】 永田 義仁
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3011988(JP,U)
【文献】 米国特許第04674724(US,A)
【文献】 登録実用新案第3064629(JP,U)
【文献】 特表2001−525237(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0155458(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 1/00−41/06
A47G 1/00− 1/24
B42D 1/00−15/00
B42D 15/04−19/00
G06F 1/16
H04M 1/02− 1/23
H05K 5/00− 5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板(1)の中央に二本の第一切り目(2)を入れ、これら第一切り目(2)の基端部間を結ぶ第一折り目(3)を形成して携帯端末用支持板(4)を設けると共に、この携帯端末用支持板(4)の後半部中央に二本の第二切り目(5)を入れ、これら第二切り目(5)の基端部から相互に遠ざかる方向に前記携帯端末用支持板(4)の外縁まで同一直線状とした第二折り目(6)を形成して角度調節用支持板(8)を設け、前記基板(1)の前端に載置部(9)を設けると共に、基板(1)の後端寄りに複数段の係止部(10)を設け、さらに前記角度調節用支持板(8)の後端に係止体(11)を設けたものとし、
前記携帯端末用支持板(4)を第一折り目(3)より折り曲げて、基板(1)から斜めに起こせるようにし、前記角度調節用支持板(8)を第二折り目(6)より折り曲げて、基板(1)に斜めに倒せるようにし、さらに前記角度調節用支持板(8)の係止体(11)を前記基板(1)の複数段の係止部(10)の何れかに係止できるようにしたことを特徴とする携帯端末用スタンド。
【請求項2】
前記基板(1)を、略矩形状の可撓性の合成樹脂板からなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末用スタンド。
【請求項3】
前記二本の第一切り目(2)を平行な状態に入れると共に、前記二本の第二切り目(5)を平行な状態に入れたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末用スタンド。
【請求項4】
前記携帯端末用支持板(4)を、基板(1)の後方に食み出して設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末用スタンド。
【請求項5】
前記携帯端末用支持板(4)を、基板(1)内に設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末用スタンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、携帯電話、タブレット型パソコン、オーディオプレーヤー等の携帯端末を携帯しないときに立てかけておくための携帯端末用スタンドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の携帯端末用スタンドとしては、各種のものが案出されており、例えば、断面三角形状に折曲形成される折り畳み自在な紙製のスタンド部を備えたもの(特許文献1)や、厚紙ないしは段ボールから作製され、折り曲げたり折り畳んだりして、後傾正面板と背板と左右両側板とを形成したもの(特許文献2)が存在する。
【0003】
さらに、従来の携帯端末用スタンドとしては、合成樹脂材で作製され、携帯端末の表示面を所定の角度に支持する支持部を備えたもの(特許文献3)や、携帯端末を一定の傾斜角で支持する第1傾斜部と、携帯端末を前記一定の傾斜角とは異なる傾斜角で支持する第2傾斜部を、合成樹脂の一体成形で形成したもの(特許文献4)が存在する。
【0004】
また、従来の携帯端末用スタンドとしては、合成樹脂板で作製され、携帯端末の側面の一部を載せる第1支持板状部材と、この第1支持板状部材に連結され、携帯端末の背面の一部を支える第2支持板状部材と、この第2支持板状部材に連結され、当該第2支持板状部材を支える第3支持板状部材とを備えたもの(特許文献5)や、合成樹脂板で作製され、底板部の前縁に前側支承壁板部を、約90度折曲自在に連結し、底板部の後縁に後側支承壁板部を約90度折曲自在に連結し、底板部と前側支承壁板部が伸展し、後側支承壁板部と2枚合せに折畳み自在にしたもの(特許文献6)が存在する。
【0005】
さらにまた、従来の携帯端末用スタンドとしては、合成樹脂の型抜きシート材からなり、携帯端末を機体軸方向に挿入して支持するための筒状支持部と、この筒状支持部を接地面に対して所望の角度で起立させて保持するための接地脚部とを備えたもの(特許文献7)が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実用新案登録第3084179号公報
【特許文献2】実用新案登録第3097131号公報
【特許文献3】実用新案登録第3141897号公報
【特許文献4】実用新案登録第3153052号公報
【特許文献5】実用新案登録第3162834号公報
【特許文献6】特開2002−9917号公報
【特許文献7】特開2004−328672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に示された紙製のスタンド部を備えた携帯端末用スタンドでは、運搬したり、保管したりする場合には、簡単に折り畳んでおけるが、折り畳んでも、折り畳んだ部分が重なり合ってそれほど嵩が低くならないという課題や、長期間使用した結果、塵や埃等をかぶって汚れた場合にも、紙製であるため、その汚れを拭き取ったりして簡単に落とすことができないという課題を有し、さらに一定の角度でしか立てかけておくことができず、立てかけておく角度を自由に変えることができないため、使用勝手が悪かったり、立てかけた携帯端末の安定が悪くなったりするという課題を有していた。
【0008】
そして、特許文献2に示された厚紙ないしは段ボールから作製された携帯端末用スタンドでは、何回も折り曲げたり折り畳んだりして組み立てなければならず、組立て作業が非常に面倒であるという課題や、組み立てたものを分解すると嵩が低くなるが、再度組み立てるのが面倒であるため、実質的に分解できず、嵩が高いという課題を有し、さらに汚れを簡単に落とすことができなかったり、立てかけておく角度を自由に変えることができないという課題を有していた。
【0009】
さらに、特許文献3に示された合成樹脂材で作製された携帯端末用スタンドでは、折り曲げたり折り畳んでおくことができないので嵩が高いという課題や、立てかけておく角度を自由に変えることができないという課題を有してした。
【0010】
また、特許文献4に示された合成樹脂の一体成形で形成された携帯端末用スタンドでは、立てかけておく角度を二段階に調節することができるが、折り曲げたり折り畳んでおくことができないので嵩が高いという課題を有していた。
【0011】
次に、特許文献5、6に示された合成樹脂板で作製された携帯端末用スタンドでは、簡単に折り畳んでおけるが、折り畳んでも、折り畳んだ部分が重なり合ってそれほど嵩が低くならないという課題や、立てかけておく角度を自由に変えることができないという課題も有していた。
【0012】
さらにまた、特許文献7に示された合成樹脂の型抜きシート材からなる携帯端末用スタンドでは、立てかけておく角度を二段階に調節することができるが、組立て作業が非常に面倒であるという課題や、組み立てたものを分解できるものとはしておらず、組み立てたままなので嵩を低くすることができないという課題を有していた。
【0013】
そこで、この発明は、上記従来の課題を解決するものであり、一枚の板状に展開することができ、非常に嵩低くすることができ、また嵩低い状態から簡単に使用状態に組み立てることができ、さらに汚れを簡単に落とすことができ、しかも立てかけておく角度を自由に変えることができる携帯端末用スタンドを提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
そのため、この発明の携帯端末用スタンドは、基板1の中央に二本の第一切り目2を入れ、これら第一切り目2の基端部間を結ぶ第一折り目3を形成して携帯端末用支持板4を設けると共に、この携帯端末用支持板4の後半部中央に二本の第二切り目5を入れ、これら第二切り目5の基端部から相互に遠ざかる方向に前記携帯端末用支持板4の外縁まで同一直線状とした第二折り目6を形成して角度調節用支持板8を設け、前記基板1の前端に載置部9を設けると共に、基板1の後端寄りに複数段の係止部10を設け、さらに前記角度調節用支持板8の後端に係止体11を設けたものとしている。
【0015】
そして、この発明の携帯端末用スタンドは、前記携帯端末用支持板4を第一折り目3より折り曲げて、基板1から斜めに起こせるようにし、前記角度調節用支持板8を第二折り目6より折り曲げて、基板1に斜めに倒せるようにし、さらに前記角度調節用支持板8の係止体11を前記基板1の複数段の係止部10の何れかに係止できるようにしたものとしている。
【0016】
さらに、この発明の携帯端末用スタンドは、前記基板1を、略矩形状の可撓性の合成樹脂板からなるものとし、前記二本の第一切り目2を平行な状態に入れると共に、前記二本の第二切り目5を平行な状態に入れたものとし、前記携帯端末用支持板4を、基板1の後方に食み出して設けたものとしたり、前記携帯端末用支持板4を、基板1内に設けたものとしている。
【発明の効果】
【0017】
この発明の携帯端末用スタンドは、以上に述べたように構成されており、一枚の板状に展開することができ、非常に嵩低くすることができ、また嵩低い状態から簡単に使用状態に組み立てることができ、さらに汚れを簡単に落とすことができ、しかも立てかけておく角度を自由に変えることができるものになり、運搬したり、保管したりする場合に非常に便利なものとなると共に、使い勝手も非常によいものとなった。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】この発明の携帯端末用スタンドの一実施形態を示す平面図である。
図2図1に示すこの発明の携帯端末用スタンドの側面図である。
図3図1に示すこの発明の携帯端末用スタンドを使用する状態にした斜視図である。
図4図3に示すこの発明の携帯端末用スタンドの側面図である。
図5図3に示すこの発明の携帯端末用スタンドに、携帯電話等の携帯端末を立てかけた状態を示す斜視図である。
図6】この発明の携帯端末用スタンドの他の実施形態を示す平面図である。
図7図6に示すこの発明の携帯端末用スタンドの側面図である。
図8図6に示すこの発明の携帯端末用スタンドを使用する状態にした斜視図である。
図9図8に示すこの発明の携帯端末用スタンドの側面図である。
図10図8に示すこの発明の携帯端末用スタンドに、タブレット型パソコン等の携帯端末を立てかけた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明の携帯端末用スタンドを実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
この発明の携帯端末用スタンドは、図示したように、略矩形状の可撓性の合成樹脂板からなる基板1の中央に二本の平行な第一切り目2を縦方向に入れ、これら第一切り目2の基端部間を結ぶ第一折り目3を形成して略矩形状の携帯端末用支持板4を設けている。第一折り目3は、その部分の合成樹脂板の肉厚を薄くして、折り曲げることができるようにしている。
【0021】
さらに、この発明の携帯端末用スタンドは、前記携帯端末用支持板4の後半部中央に二本の平行な第二切り目5を縦方向に入れ、これら第二切り目5の基端部から相互に遠ざかる方向に前記携帯端末用支持板4の外縁まで同一直線状とした第二折り目6を形成し、前記第二切り目5の終端部間を結ぶ第三切り目7を形成して角度調節用支持板8を設けたものとしている。
【0022】
また、この発明の携帯端末用スタンドは、前記基板1の前端に載置部9を設けると共に、前記基板1の後端寄りの両端部に複数段の係止部10を設け、さらに前記角度調節用支持板8の後端の両端部に係止体11を設けたものとしている。載置部9は、携帯端末を安定した状態で載置しておけるように、当板9aを設けると共に滑り止め用の複数の突状9bを設けたものとしており、係止体11は、例えば棒状体としており、係止部10は、この棒状体を例えば上面、外側面、背面から包囲して係止することができるようにしている。
【0023】
さらに、この発明の携帯端末用スタンドは、前記携帯端末用支持板4を第一折り目3より折り曲げて、基板1から斜めに起こせるようにし、前記角度調節用支持板8を第二折り目6より折り曲げて、基板1に斜めに倒せるようにしている。そして、前記角度調節用支持板8の係止体11を前記基板1に設けた複数段の係止部10の何れかに係止できるようにしたものとしている。
【0024】
なお、この発明の携帯端末用スタンドは、図1〜5に示したように、前記携帯端末用支持板4を、基板1の後方に食み出して設けたものとしたり、図6〜10に示したように、前記携帯端末用支持板4を、基板1内に食み出すことなく設けたものとしている。その結果、図1〜5に示した携帯端末用スタンドは、基板1が略コ字状になっており、図6〜10に示した携帯端末用スタンドは、基板1が枠状になっている。そのため、図6〜10に示した携帯端末用スタンドは、図1〜5に示した携帯端末用スタンドより丈夫なものとなり、タブレット型パソコンのようなディスプレイが大きく、重量の大きい携帯端末を立てかけておくのに適したものとなる。
【0025】
以上に述べたように構成されたこの発明の携帯端末用スタンドは、次のようにして使用することができる。
【0026】
先ず、この発明の携帯端末用スタンドは、図1および図6に示したような状態から、携帯端末用支持板4を第一折り目3より折り曲げて、基板1から斜めに起こし、前記角度調節用支持板8を第二折り目6より折り曲げて、基板1に斜めに倒し、前記角度調節用支持板8の係止体11を前記基板1の複数段の係止部10の何れかに係止すれば、図3図4および図8、9に示した状態となる。
【0027】
そこで、携帯電話やタブレット型パソコン等の携帯端末の背面部を、この発明の携帯端末用スタンドの携帯端末用支持板4に支持させ、その携帯端末の下端部を、この発明の携帯端末用スタンドの載置部9に載せれば、図5および図10に示したように、前記携帯端末を安定した状態で立てかけておくことができる。
【0028】
そして、この発明の携帯端末用スタンドは、前記携帯端末の立てかけておく角度を変えるには、前記角度調節用支持板8の係止体11を、前記基板1の前段または後段の係止部10に係止し直せばよいので、携帯端末の立てかけておく角度を簡単に変えることができる。
【0029】
また、この発明の携帯端末用スタンドは、使用しないときには、前記角度調節用支持板8の係止体11を、前記基板1の係止部10から外して、この携帯端末用支持板4を基板1側に押さえつければ、図1および図6に示したように、一枚の板状に展開された状態となり、非常に嵩低くなるので、持ち運びし易いものとなり、保管しておくのにも場所をとらないものとなる。
【0030】
さらに、この発明の携帯端末用スタンドは、合成樹脂からなるので、長期間使用した結果、塵や埃等をかぶって汚れた場合にも、その汚れを拭き取ったりして簡単に落とすことができる。特に、この発明の携帯端末用スタンドでは、図1および図6に示したような一枚の板状に展開された状態にすれば、汚れが非常に拭き取り易いものとなり、汚れをより簡単に落とすことができる。
【0031】
よって、この発明の携帯端末用スタンドは、一枚の板状に展開することができ、非常に嵩低くすることができ、また嵩低い状態から簡単に使用状態に組み立てることができ、さらに汚れを簡単に落とすことができ、しかも立てかけておく角度を自由に変えることができるものになった。
【符号の説明】
【0032】
1 基板
2 第一切り目
3 第一折り目
4 携帯端末用支持板
5 第二切り目
6 第二折り目
8 角度調節用支持板
9 載置部
10 係止部
11 係止体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10