(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザによって与えられたオブジェクト配置命令を受信するステップであって、前記オブジェクト配置命令が、ソースインターフェース内で前記ユーザによって選択されたソースオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置するために使用され、前記オブジェクト配置命令が前記ソースオブジェクトの属性情報を搬送し、前記ソースインターフェースが、前記ソースオブジェクトが位置するインターフェースであるステップと、
前記ソースオブジェクトの前記属性情報に従って、前記ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを判断して、前記ソースオブジェクトに対応する前記表示アイコンを前記コンテナインターフェース内に表示するステップと、
前記ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信するステップであって、前記アイコン配置命令が、前記ソースオブジェクトに対応する前記表示アイコンをターゲットインターフェース内のターゲットオブジェクトに関する前記コンテナインターフェース内に配置するために使用され、前記アイコン配置命令が、前記ソースオブジェクトの前記属性情報と前記ターゲットオブジェクトの属性情報とを搬送し、前記ターゲットインターフェースが、前記ターゲットオブジェクトが位置するインターフェースであるステップと、
前記ソースオブジェクトの前記属性情報と前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報とに従って、ターゲット動作オプションを判断するステップであって、前記ターゲット動作オプションが、前記ソースオブジェクトが前記ターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションであるステップと、
前記ターゲット動作オプションと前記ターゲットオブジェクトとに従って、ターゲット動作手順を開始するステップと
を含み、
前記ソースオブジェクトの前記属性情報と前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報とに従って、ターゲット動作オプションを判断する前記ステップが、
前記ソースオブジェクトの前記属性情報と前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報とに従って、プリセットされたオブジェクト動作データベースを検索して、前記ターゲット動作オプションを取得するステップであって、前記オブジェクト動作データベースが、タッチスクリーン端末機内のオブジェクトが互いと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションを含むステップ
を含み、
前記ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信するための前記ステップの前に、
前記ソースオブジェクトの前記属性情報と前記ターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報とに従って、前記オブジェクト動作データベースを検索して、第1のオブジェクトを取得して、前記ユーザが、前記第1のオブジェクトの表示状態に従って、前記第1のオブジェクトが前記ソースオブジェクトとは無関係であることを識別するように、前記第1のオブジェクトに関する表示処理を実行するステップであって、前記第1のオブジェクトが、前記ソースオブジェクトが前記第1のオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空のオブジェクトであるステップと、
前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報を取得するステップと、
前記コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報と前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報とに従って、前記オブジェクト動作データベースを検索して、第1の表示アイコンを取得して、前記ユーザが、前記第1の表示アイコンの表示状態に従って、前記第1の表示アイコンに対応するオブジェクトが前記ターゲットオブジェクトとは無関係であることを識別するように、前記第1の表示アイコンに関する表示処理を実行するステップであって、前記第1の表示アイコンが、前記第1の表示アイコンに対応する前記オブジェクトが前記ターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空の表示アイコンであるステップと
を含む、
タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法。
前記ソースオブジェクトの前記属性情報に従って、前記ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを判断して、前記ソースオブジェクトに対応する前記表示アイコンを前記コンテナインターフェース内に表示する前記ステップが、
前記ソースオブジェクトの前記属性情報に従って、プリセットされたオブジェクト属性データベースを検索して、前記ソースオブジェクトに対応する前記表示アイコンを取得して、前記ソースオブジェクトに対応する前記表示アイコンを前記コンテナインターフェース内に表示するステップであって、前記オブジェクト属性データベースが、それぞれのオブジェクトの属性情報と、タッチスクリーン端末機内のそれぞれのオブジェクトに対応するアイコン情報とを含むステップ
を含む、請求項1に記載のタッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法。
前記ソースオブジェクトの前記属性情報と前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報とに従って、プリセットされたオブジェクト動作データベースを検索して、前記ターゲット動作オプションを取得する前記ステップが、
前記ソースオブジェクトの前記属性情報と前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報とに従って、前記プリセットされたオブジェクト動作データベースを検索して、前記ソースオブジェクトの動作リストを取得および表示するステップであって、前記ソースオブジェクトの前記動作リストが、前記ソースオブジェクトが前記ターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される前記実行可能動作の少なくとも1つの動作オプションを含むステップと、
前記ユーザによって与えられた動作選択命令を受信して、前記動作選択命令から前記ターゲット動作オプションを受信するステップであって、前記動作選択命令が前記ソースオブジェクトの前記動作リストから前記ユーザによって選択された前記ターゲット動作オプションを搬送するステップと
を含む、請求項1に記載のタッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法。
前記ソースオブジェクトの前記属性情報が、以下の情報、すなわち、前記ソースオブジェクトのタイプ、前記ソースオブジェクトの名称、および前記ソースオブジェクトのサムネイル画像のうちの少なくとも1つを含み、
前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報が、以下の情報、すなわち、前記ターゲットオブジェクトのタイプ、および前記ターゲットオブジェクトの名称のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のタッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法。
前記第1の取得モジュールが、詳細には、前記ソースオブジェクトの前記属性情報に従って、プリセットされたオブジェクト属性データベースを検索して、前記ソースオブジェクトに対応する前記表示アイコンを取得して、前記ソースオブジェクトに対応する前記表示アイコンを前記コンテナインターフェース内に表示するように構成され、前記オブジェクト属性データベースが、それぞれのオブジェクトの属性情報と、前記タッチスクリーン端末機内のそれぞれのオブジェクトに対応するアイコン情報とを含む、請求項6に記載のタッチスクリーン端末機。
前記第2の取得モジュールが、詳細には、前記ソースオブジェクトの前記属性情報と前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報とに従って、前記プリセットされたオブジェクト動作データベースを検索して、前記ソースオブジェクトの動作リストを取得および表示して、前記ユーザによって与えられた動作選択命令を受信して、前記動作選択命令から前記ターゲット動作オプションを取得するようにさらに構成され、前記ソースオブジェクトの前記動作リストが、前記ソースオブジェクトが前記ターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される前記実行可能動作の少なくとも1つの動作オプションを含み、前記動作選択命令が、前記ソースオブジェクトの前記動作リストから前記ユーザによって選択された前記ターゲット動作オプションを搬送する、請求項6に記載のタッチスクリーン端末機。
前記ソースオブジェクトの前記属性情報が、以下の情報、すなわち、前記ソースオブジェクトのタイプ、前記ソースオブジェクトの名称、および前記ソースオブジェクトのサムネイル画像のうちの少なくとも1つを含み、
前記ターゲットオブジェクトの前記属性情報が、以下の情報、すなわち、前記ターゲットオブジェクトのタイプ、および前記ターゲットオブジェクトの名称のうちの少なくとも1つを含む、請求項6から8のいずれか一項に記載のタッチスクリーン端末機。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより包括的にするために、本発明の実施形態の技術的解決策は、本発明の実施形態の添付の図面を参照して以下でより明瞭かつ完全に説明される。明らかに、説明されることになる実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、本発明の実施形態の単なる一部である。創造的な努力なしに、本発明の実施形態に基づいて、当業者によって取得される他の実施形態は本発明の保護範囲に包含されるべきである。
【0010】
図1は、本発明のある実施形態による、タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法のフローチャートである。
図1に示されるように、本実施形態の本方法は、以下を含む。
【0011】
ステップ101:ユーザによって与えられたオブジェクト配置命令を受信するステップであって、オブジェクト配置命令が、ソースインターフェース内でユーザによって選択されたソースオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置するために使用され、オブジェクト配置命令がソースオブジェクトの属性情報を搬送するステップ。
【0012】
ソースインターフェースは、ソースオブジェクトが位置するインターフェース、すなわち、ユーザによって現在操作されているインターフェースである。
【0013】
コンテナインターフェースは、タッチスクリーン端末機の表示画面上の表示領域である。例えば、コンテナインターフェースは表示画面上の表示領域の一部であってよく、表示領域のサイズおよび位置はタッチスクリーン端末機の種々の表示画面によって異なる場合があり、当然、コンテナインターフェースは表示画面上の表示領域全体であってもよい。
【0014】
オプションで、タッチスクリーン端末機によって現在開かれているアプリケーションプログラム、すなわち、開かれているインターフェースが層順序で表示されることを考慮に入れることによって、本実施形態のコンテナインターフェースを上部に表示することが可能である。すなわち、本実施形態のコンテナインターフェースは、表示画面上の上部に表示されるインターフェースであってよい。すなわち、コンテナインターフェースが表示状態にあるとき、コンテナインターフェースはすべてのインターフェースの上部に配置され、これにより、ユーザが異なるインターフェース間で切替えを実行しても、ユーザはコンテナインターフェースを見ることがやはり可能であり、これはユーザが操作するのに好都合である。
【0015】
オプションで、本実施形態のコンテナインターフェースを表示画面上に現在表示されているインターフェース上に配置することも可能である。すなわち、表示画面上に現在表示されているインターフェース上の領域の一部を本実施形態のコンテナインターフェースとして使用することも可能である。
【0016】
オプションで、本実施形態では、ユーザは、コンテナインターフェース上で起動動作を実行することが可能となる。すなわち、ユーザがコンテナインターフェース起動命令を与えた後で、コンテナインターフェースは非表示(hidden)状態から表示状態に切り替わる。
【0017】
オプションで、本実施形態では、ユーザはコンテナインターフェース上で閉鎖動作を実行することがさらに可能となる。すなわち、ユーザがコンテナインターフェース閉鎖命令(closing instruction)を与えた後で、コンテナインターフェースは表示状態から非表示状態に切り替わる。
【0018】
ユーザがソースインターフェース内のソースオブジェクトを処理する必要があるとき、ユーザは、オブジェクト配置命令をタッチスクリーン端末機に与えることによって、ソースオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置することができる。ユーザによって与えられたオブジェクト配置命令は、ソースオブジェクトの属性情報を搬送する。
【0019】
ユーザにとって、ユーザがオブジェクト配置命令を与える動作は、ユーザによって、特定のジェスチャ、例えば、ソースオブジェクトをプレスアンドホールド(pressing and holding)し、次いで、ソースオブジェクトをコンテナインターフェース内にドラッグアンドドロップ(dragging and dropping)し、次いで、ソースオブジェクトをリリースする(releasing)ジェスチャを介して、ソースオブジェクトをタッチスクリーン端末機のコンテナインターフェース内に配置することであってよい。ドラッグアンドドロップの方法でソースオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置するステップに加えて、ソースオブジェクトとコンテナインターフェースとをクリックまたはダブルクリックすることなど、他の方法でソースオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置することも可能である。タッチスクリーン端末機にとって、ユーザによって与えられたオブジェクト配置命令を受信する動作は、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って、第2のジェスチャ(例えば、プレスアンドホールド、ドラッグアンドリリース、またはクリックもしくはダブルクリック)を識別して、第2のジェスチャに対応するオブジェクト配置命令を取得して、同時に、そのジェスチャに関連するオブジェクト(すなわち、ソースオブジェクト)の属性情報を取得することであってよい。第2のジェスチャは、ユーザがタッチスクリーン端末機の表示画面上でソースオブジェクトに関する動作を実行するジェスチャである。
【0020】
ジェスチャ命令マッピング表はタッチスクリーン端末機内で事前に構成され、ジェスチャ命令マッピング表のコンテンツは、種々のタッチスクリーン端末機によってサポートされる種々のタッチスクリーン動作によって異なる場合がある。本実施形態では、ジェスチャ命令マッピング表は、コンテナインターフェースを起動するジェスチャとコンテナインターフェース起動命令との間のマッピング、コンテナインターフェースを閉じるジェスチャとコンテナインターフェース閉鎖命令との間のマッピング、ソースオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置するジェスチャとオブジェクト配置命令との間のマッピング、表示アイコンをターゲットオブジェクト上のコンテナインターフェース内に配置するジェスチャとアイコン配置命令との間のマッピングを主に含むが、これらに限定されない。例えば、ジェスチャ命令マッピング表は、フォルダ、アプリケーションプログラム、ならびにビデオおよび音楽を開くことなど、ユーザの動作のジェスチャと開く命令との間のマッピングをさらに含むことが可能である。
【0021】
オブジェクト配置命令を与える動作を実行するために特定のジェスチャを使用することに加えて、ユーザは、インターフェース上の機能ボタンまたはメニュなど、および、利用可能な命令機能を有することが可能な任意の方法を介して、オブジェクト配置命令を与えることも可能であることに留意されたい。
【0022】
ソースオブジェクトの属性情報は、以下の情報、すなわち、ソースオブジェクトのタイプ、ソースオブジェクトの名称、およびソースオブジェクトのサムネイル画像のうちの少なくとも1つを含むことが可能であるが、これらに限定されない。例えば、ソースオブジェクトがファイルである場合、ソースオブジェクトのタイプはファイルタイプであり、ソースオブジェクトの名称はファイルのファイル名であり、ソースオブジェクトのサムネイル画像はタッチスクリーン端末機によって使用されるテキストアイコンでありうる。ソースオブジェクトが音楽である場合、ソースオブジェクトのタイプは音声であり、ソースオブジェクトの名称は音声の名称であり、ソースオブジェクトのサムネイル画像は、タッチスクリーン端末機によって使用される、音声が属する音楽アルバムのカバー画像であってよく、またはタッチスクリーン端末機によって使用される音楽アイコンであってもよい。ソースオブジェクトが画像である場合、ソースオブジェクトのタイプは画像であり、ソースオブジェクトの名称は画像の名称であり、ソースオブジェクトのサムネイル画像は、タッチスクリーン端末機によって使用される、画像のサムネイル画像であってよい。
【0023】
オプションで、タッチスクリーン端末機は、ソースオブジェクトの名称の接尾語によってソースオブジェクトのタイプを識別することができる。例えば、タッチスクリーン端末機がソースオブジェクトの名称の接尾語は.txtであると識別する場合、ソースオブジェクトはテキスト情報であり、タッチスクリーン端末機がソースオブジェクトの名称の接尾語が.rm、.aviなどであると識別する場合、ソースオブジェクトは音声情報であり、タッチスクリーン端末機がソースオブジェクトの名称の接尾語が.jpgであると識別する場合、ソースオブジェクトは画像情報である。
【0024】
ステップ102:ソースオブジェクトの属性情報に従って、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを判断して、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをコンテナインターフェース内に表示するステップ。
【0025】
ステップ102のオプションの実装方法は、タッチスクリーン端末機によって、ソースオブジェクトの属性情報に従って、プリセットされたオブジェクト属性データベースを検索して、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを取得して、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをコンテナインターフェース内に表示することである。
【0026】
オブジェクト属性データベースはタッチスクリーン端末機内にプリセットされる。オブジェクト属性データベースは、タッチスクリーン端末機内のそれぞれのオブジェクトの属性情報と、それぞれのオブジェクトに対応するアイコン情報とを含む。
【0027】
オブジェクト属性データベース内に含まれた、オブジェクトの属性情報は、以下の情報、すなわち、それぞれのオブジェクトの、タイプ、名称、およびサムネイル画像のうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0028】
サムネイル画像を有さないオブジェクトの場合、オブジェクト属性データベースはオブジェクトのサムネイル画像を含まない場合がある。サムネイル画像を有するオブジェクトの場合、オブジェクト属性データベースはオブジェクトのサムネイル画像を含むことが可能であり、オブジェクトに対応する、オブジェクト属性データベース内に記憶されたアイコン情報は、オブジェクトのサムネイル画像であってよいが、これに限定されない。すなわち、サムネイル画像を有するオブジェクトの場合、オブジェクトに対応する、オブジェクト属性データベース内に記憶されたアイコン情報は、オブジェクトのサムネイル画像であってよく、オブジェクトのサムネイル画像とは異なる別のアイコンであってもよい。
【0029】
詳細には、ユーザによって与えられたオブジェクト配置命令を受信した後で、タッチスクリーン端末機は、ソースオブジェクトの属性情報に従って、プリセットされたオブジェクト属性データベースを検索する。この場合、ソースオブジェクトの属性情報は、オブジェクト配置命令内で搬送される。すなわち、タッチスクリーン端末機は、ソースオブジェクトの属性情報をそれぞれのオブジェクトの属性情報と整合させる。この場合、それぞれのオブジェクトの属性情報はオブジェクト属性データベース内に記憶される。ソースオブジェクトの属性情報がオブジェクト属性データベース内のあるオブジェクトの属性情報と整合されるとき、タッチスクリーン端末機は、整合したオブジェクト(すなわち、ソースオブジェクト)に対応するアイコン情報を取得し、次いで、そのアイコン情報に従って、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを取得する。次いで、タッチスクリーン端末機は、取得された表示アイコンをコンテナインターフェース内に配置し、すなわち、取得された表示アイコンをコンテナインターフェース内に表示する。タッチスクリーン端末機は、取得された、ソースオブジェクトに対応するアイコン情報をソースオブジェクトに対応する表示アイコンとして直接使用することができる。加えて、ソースオブジェクトの属性情報がソースオブジェクトのサムネイル画像を含み、ソースオブジェクトのサムネイル画像がソースオブジェクトに対応するアイコン情報と異なる場合、タッチスクリーン端末機は、ソースオブジェクトに対応するアイコン情報を取得するために、取得された、ソースオブジェクトに対応するアイコン情報をソースオブジェクトのサムネイル画像とさらに組み合わせることができる。
【0030】
ステップ103:ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信するステップであって、アイコン配置命令が、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをターゲットインターフェース内のターゲットオブジェクトに関するコンテナインターフェース内に配置するために使用され、アイコン配置命令が、ソースオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とを搬送するステップ。
【0031】
ターゲットインターフェースは、ターゲットオブジェクトが位置するインターフェース、すなわち、ユーザによって現在操作されているインターフェースである。
【0032】
さらに、ソースオブジェクトが位置するインターフェースとターゲットオブジェクトが位置するインターフェースとは同じインターフェースであってよく、異なるインターフェースであってもよい。ソースオブジェクトが位置するインターフェースが、ターゲットオブジェクトが位置するインターフェースとは異なる場合、ユーザは2つのインターフェース間で切替えを実行する必要がある。
【0033】
ユーザがコンテナインターフェースからソースオブジェクトに対応する表示アイコンを見た後で、ユーザは、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをターゲットオブジェクト上に配置するために、アイコン配置命令をタッチスクリーン端末機に与えることができる。ユーザがアイコン配置命令を与える動作は、ユーザによって、特定のジェスチャを介して、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをコンテナインターフェースからターゲットインターフェース内のターゲットオブジェクト上にドラッグアンドドロップすることであってよい。ユーザはドラッグアンドドロッププロセスの際にターゲットオブジェクトを選択することができる。例えば、ユーザは、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをプレスアンドホールドし、次いで、表示アイコンをターゲットインターフェース内のターゲットオブジェクト上にドラッグアンドドロップし、次いで、表示アイコンをリリースすることができる。リリース動作はアイコン配置命令をタッチスクリーン端末機に与えることに相当し、同時に、ターゲットオブジェクトが判断される。加えて、ユーザは、ターゲットインターフェース内のターゲットオブジェクトを事前に選択し、次いで、ドラッグアンドドロップなどの方法で、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを選択されたターゲットオブジェクト上に配置することも可能である。ターゲットオブジェクトを選択する方法は、ターゲットオブジェクトをクリックまたはダブルクリックするなどの方法であってよい。タッチスクリーン端末機にとって、ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信することは、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って、第3のジェスチャを識別して、第3のジェスチャに対応するアイコン配置命令を取得して、同時に、アイコン配置命令に関連するオブジェクト(すなわち、ソースオブジェクトおよびターゲットオブジェクト)の属性情報を取得することであってよい。第3のジェスチャは、ユーザがタッチスクリーン端末機の表示画像上でターゲットオブジェクトとソースオブジェクトに対応する表示アイコンとに関する動作を実行するジェスチャである。
【0034】
アイコン配置命令を与える動作を実行するために特定のジェスチャを使用することに加えて、ユーザは、インターフェース上の機能ボタンまたはメニュなど、および、利用可能な命令機能を有することが可能な任意の方法を介して、
アイコン配置命令を与えることも可能であることに留意されたい。
【0035】
ターゲットオブジェクトは、フォルダ、画像、連絡先、またはデスクトップであってよく、この場合、フォルダは、画像フォルダ、音楽フォルダ、ビデオフォルダなどであってよいが、これらに限定されない。
【0036】
ターゲットオブジェクトの属性情報は、ターゲットオブジェクトのタイプおよびターゲットオブジェクトの名称のうちの少なくとも1つを含むことが可能である。例えば、ターゲットオブジェクトが画像フォルダである場合、ターゲットオブジェクトのタイプはフォルダタイプであり、ターゲットオブジェクトの名称は、画像フォルダの名称であってよく、ターゲットオブジェクトが音楽フォルダである場合、ターゲットオブジェクトのタイプはフォルダタイプであり、ターゲットオブジェクトの名称は音楽フォルダの名称であってよく、ターゲットオブジェクトが連絡先である場合、ターゲットオブジェクトのタイプは連絡先タイプであり、ターゲットオブジェクトの名称は連絡先の名称であってよい。
【0037】
ステップ104:ソースオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とに従って、ターゲット動作オプションを判断するステップであって、ターゲット動作オプションが、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションであるステップ。
【0038】
ステップ104のオプションの実装方法は、タッチスクリーン端末機によって、ソースオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とに従って、プリセットされたオブジェクト動作データベースを検索して、ターゲット動作オプションを取得するステップである。
【0039】
オブジェクト動作データベースはタッチスクリーン端末機内にプリセットされる。オブジェクト動作データベースのコンテンツは、異なるタッチスクリーン端末機とサポートされる動作とによって異なる場合がある。オブジェクト動作データベースは、タッチスクリーン端末機内のオブジェクトが互いと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションを主に含む。加えて、オブジェクト動作データベースは、タッチスクリーン端末機内のそれぞれのオブジェクトの属性情報をさらに含むことが可能である。
【0040】
オプションで、この解決策を理解するのに好都合であるように、オブジェクト動作データベースは二次元リストの形で説明される。例えば、リストの第1の横列はタッチスクリーン端末機上のオブジェクトを表し、第1の縦列もタッチスクリーン端末機上のオブジェクトを表し、中間部分はいずれかの2つのオブジェクトが互いと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションを表す。加えて、タッチスクリーン端末機上のオブジェクトと、オブジェクトが互いと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションとを構成ファイルの形で実装することも可能である。
【0041】
さらに、前述のオプションの実装方法のある種の実装プロセスは以下を含む。
【0042】
まず、ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信した後で、タッチスクリーン端末機は、アイコン配置命令内のソースオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とに従ってオブジェクト動作データベースを検索して、ソースオブジェクトの動作リストを取得および表示する。詳細には、タッチスクリーン端末機は、ソースオブジェクトの属性情報およびターゲットオブジェクトの属性情報を互いの属性情報と別々に整合させる。この場合、それぞれのオブジェクトの属性情報はオブジェクト動作データベース内に記憶される。ソースオブジェクトおよびターゲットオブジェクトの属性情報がオブジェクト動作データベース内のあるオブジェクトの属性情報と別々に整合されるとき、タッチスクリーン端末機は、オブジェクト動作データベース内の2つの整合するオブジェクトに対応する実行可能動作の動作オプションに従って、ソースリストの動作リストを生成して、ユーザが選択するためにソースオブジェクトの動作リストを表示する。ソースオブジェクトの動作リストは、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の少なくとも1つの動作オプションを含む。
【0043】
例えば、ソースオブジェクトが画像であり、ターゲットオブジェクトが連絡先である場合、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションは、ソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信すること、およびソースオブジェクトに従って、ターゲットオブジェクトのポートレートアイコンを設定することなどの動作オプションであってよい。ソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信する動作オプションは、ショートメッセージを介してソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信すること、電子メールを介してソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信すること、Bluetooth(登録商標)を介してソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信すること、および/またはWi-Fiを介してソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信することなどの動作オプションであってよい。ソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信する動作オプションは、様々な送信オプションを直接表示することであってよく、または様々な送信オプションを層の形で表示すること、すなわち、「ソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信する」を表示して、次の層に様々な送信オプションを表示することであってよい。
【0044】
ソースオブジェクトが画像であり、ターゲットオブジェクトがフォルダである場合、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションは、ソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに追加する、すなわち、画像をフォルダに追加する動作オプション、およびソースオブジェクトに従って、ターゲットオブジェクトのカバーを設定する動作オプションであってよい。
【0045】
ソースオブジェクトが画像であり、ターゲットオブジェクトがデスクトップである場合、ソースオブジェクトの動作リストは、ソースオブジェクトのフォトフレームウィジェットをターゲットオブジェクト上に作成する動作オプション、およびソースオブジェクトをターゲットオブジェクトの壁紙に設定する動作オプションを含む。
【0046】
ソースオブジェクトがテキストであり、ターゲットオブジェクトが画像またはフォルダである場合、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションは、ラベル(markまたはtag)を追加する、すなわち、画像に関する注釈情報を追加する動作オプションであってよい。注釈情報のコンテンツはソースオブジェクトである。動作を完了するプロセスは、対応するテキストオブジェクトアイコンを形成するために、ユーザによって、ソースインターフェース内の一連の語を選択して、その一連の語をソースオブジェクトとして使用して、ソースオブジェクトをコンテナインターフェース内にドラッグすることであってよい。テキストオブジェクトアイコンは、動作リストがポップアップするように、あるターゲット画像またはあるフォルダ上にドラッグアンドドロップされてよい。「ラベルを追加する」動作オプションが動作リスト内に表示され、次いで、このタスクを直接完了するために、ユーザは「ラベルを追加する」動作オプションを選択する。加えて、ソースオブジェクトに従って、ターゲットオブジェクトの名称を設定する動作オプションをさらに含めることが可能であり、動作を完了するプロセスは、対応するテキストオブジェクトアイコンを形成するために、ユーザによって、ソースインターフェース内の一連の語を選択して、その一連の語をソースオブジェクトとして使用して、ソースオブジェクトをコンテナインターフェース内にドラッグすることであってよい。テキストオブジェクトアイコンは、動作リストがポップアップするように、あるターゲット画像またはあるフォルダ上にドラッグアンドドロップされてよい。「名称を設定する」動作オプションが動作リスト内に表示され、次いで、タスクを直接完了するために、ユーザは「名称を設定する」動作オプションを選択する。
【0047】
ソースオブジェクトが音声であり、ターゲットオブジェクトが連絡先である場合、ソースオブジェクトの動作リストは、ソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信する動作オプションと、ソースオブジェクトをターゲットオブジェクトのトーンに設定する動作オプションとを含む。
【0048】
次いで、タッチスクリーン端末機は、ユーザによって与えられた動作選択命令を受信して、その動作選択命令からターゲット動作オプションを取得する。動作選択命令は、ソースオブジェクトの動作リストからユーザによって選択されたターゲット動作オプションを含む。
【0049】
タッチスクリーン端末機が、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションを表示した後で、ユーザは動作選択命令をタッチスクリーン端末機に与えること、すなわち、どの動作が選択されたかをタッチスクリーン端末機に通知することができる。
【0050】
ユーザが動作選択命令をタッチスクリーン端末機に与える動作は、ユーザによって、特定のジェスチャを介して、実行可能動作の少なくとも1つの表示された動作オプションから、必要とされる動作オプションをターゲット動作オプションとして選択するステップであってよい。例えば、ユーザは、必要とされる動作オプションをクリックすること、もしくは必要とされる動作オプションをダブルクリックすること、または必要とされる動作オプションをタップアンドホールド(tapping and holding)することなどの方法で、動作選択命令をタッチスクリーン端末機に与えることができる。タッチスクリーン端末機にとって、ユーザによって与えられた動作選択命令を受信することは、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って第1のジェスチャを識別して、第1のジェスチャに対応する動作選択命令を取得することであってよい。第1のジェスチャは、ユーザがタッチスクリーン端末機の表示画面上でソースオブジェクトの動作リストに関する動作を実行する(例えば、クリック、ダブルクリック、またはタップアンドホールドであってよい)ジェスチャである。
【0051】
オプションで、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたとき、1つの実行可能動作だけが取得可能である場合、タッチスクリーン端末機はソースオブジェクトの動作リストを生成および表示せず、ターゲット動作オプションを直接与えることができる。
【0052】
ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたとき、実行可能動作が存在しない場合、タッチスクリーン端末機はいずれの動作も実行しなくてよいことに留意されたい。この事例は、本発明の実施形態で詳細に説明されない特殊な事例に属する。
【0053】
ステップ105:ユーザによって選択されたターゲット動作オプションと、ターゲットオブジェクトとに従って、ターゲット動作手順を開始するステップ。
【0054】
タッチスクリーン端末機が、ユーザによって与えられた動作選択命令に従って、ユーザによって選択されたターゲット動作オプションを識別した後で、タッチスクリーン端末機は、ユーザによって選択されたターゲット動作オプションと、ターゲットオブジェクトとに従って、ターゲット動作手順を開始する。
【0055】
ターゲット動作手順は、ソースオブジェクトのタイプ、ターゲットオブジェクトのタイプ、および選択された特定の動作オプションに関連する。
【0056】
例えば、ソースオブジェクトが画像であり、ターゲットオブジェクトが連絡先であり、ターゲット動作オプションが「送信する」動作オプションである場合、ターゲット動作手順は、タッチスクリーン端末機がソースオブジェクトをターゲットオブジェクトに送信すること、すなわち、画像を連絡先に送信することである。さらに、ターゲット動作オプションが「Bluetooth(登録商標)を介して送信する」動作オプションである場合、タッチスクリーン端末機はBluetooth(登録商標)を介して画像を連絡先に送信する。
【0057】
ソースオブジェクトが画像であり、ターゲットオブジェクトが画像フォルダであり、ターゲット動作オプションが「追加する」動作オプションである場合、ターゲット動作手順は、タッチスクリーン端末機が画像を画像フォルダに追加することである。
【0058】
オプションで、
動作リストが1つの動作オプションだけを有する場合、動作オプションリストは、ユーザが選択するためにポップアップしなくてよく、動作オプションがターゲット動作オプションとして直接使用され、ターゲット動作手順は直接開始する。このように、ユーザの動作はある程度削減され、タッチスクリーン端末機内でオブジェクトを処理する効率が改善される。
【0059】
本実施形態では、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェースを提供して、ユーザが処理されることになるオブジェクトをコンテナインターフェース内に直接配置することによって、オブジェクト配置命令を生成する。タッチスクリーン端末機は、オブジェクト配置命令に従って、処理されることになるオブジェクトに対応する表示アイコンを取得して、表示アイコンをコンテナインターフェース内に表示し、ユーザが表示アイコンをターゲットオブジェクトに関するコンテナインターフェース内に直接配置することを可能にすることによって、アイコン配置命令を生成する。タッチスクリーン端末機は、アイコン配置命令に従って、処理されることになるオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作を動作オプションの方法でユーザに表示し、次いで、ユーザによって選択されたターゲット動作オプションと、ターゲットオブジェクトとに従って、対応する処理手順を開始する。それによって、ユーザが、処理されることになるオブジェクトを処理するとき、メニュ選択およびインターフェース切替えを実行する回数を削減し、ユーザがタッチスクリーン端末機内でオブジェクトを処理するプロセスを簡素化して、タッチスクリーン端末機内でオブジェクトを処理する効率を改善する。
【0060】
図2は、本発明の別の実施形態による、タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法のフローチャートである。本実施形態の方法は、
図1に示された実施形態に基づいて実施されることが可能である。
図2に示されるように、ステップ101の前に、本実施形態のこの方法は、以下を含む。
【0061】
ステップ100:ユーザによって与えられたコンテナインターフェース起動命令を受信して、コンテナインターフェース起動命令に従って、コンテナインターフェースとソースインターフェースとを同時に表示するステップ。
【0062】
コンテナインターフェースが非表示状態であるとき、ユーザは、コンテナインターフェースが表示状態になるように、コンテナインターフェース起動命令をタッチスクリーン端末機に与えることによって、コンテナインターフェースを起動させることができる。
【0063】
ユーザにとって、ユーザは、コンテナインターフェース起動命令をタッチスクリーン端末機に与える。それは、ユーザによって、特定のジェスチャを介して、タッチスクリーン端末機の表示画面上で動作を実行することでありうる。例えば、ユーザは、表示画面の一方の側からもう一方の側にスライドすることによって、もしくは「コンテナインターフェースを起動させる」などの語を表示画面上に書き込むことによって、またはある頻度で表示画面をクリックもしくはダブルクリックすることによって、コンテナインターフェース起動命令をタッチスクリーン端末機に与えることができる。あるいは、コンテナインターフェースがポップアップするのを可能にするために、コンテナインターフェースが配置された位置にソースオブジェクトをドラッグすることによって、コンテナインターフェース起動命令をタッチスクリーン端末機に与えることもできる。オプションで、コンテナインターフェースが起動されてポップアップした後で、かつコンテナインターフェースの動作が終了した後で、コンテナインターフェースは、さらに自動的に消えることが可能であり、これは(QQなど)現在一般的なインスタントメッセージングツールの非表示および出現に類似する。タッチスクリーン端末機にとって、ユーザによって与えられたコンテナインターフェース起動命令を受信する動作は、タッチスクリーン端末機によって、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って、ユーザがタッチスクリーン端末機の表示画面上で動作を実行するジェスチャを識別して、そのジェスチャに対応するコンテナインターフェース起動命令を取得することであってよい。
【0064】
コンテナインターフェース起動命令を与える動作を実行するために特定のジェスチャを使用することに加えて、ユーザはインターフェース上の機能ボタンまたはメニュなど、および、利用可能な命令機能を有することが可能な任意の方法を介して、コンテナインターフェース起動命令を与えることも可能であることに留意されたい。例えば、ユーザは、音声の方法で、または、表示画面を直接触れないジェスチャ(この方法は、一般に、ボディセンシング(body sensing)と呼ばれる)を介してコンテナインターフェースを起動させることも可能である。
【0065】
タッチスクリーン端末機がコンテナインターフェース起動命令を取得した後で、コンテナインターフェースが表示画面上に表示される。ユーザによって与えられたオブジェクト配置命令に従って、ソースオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置するために、本実施形態のコンテナインターフェース起動命令は、コンテナインターフェースとソースインターフェースとが同時に表示されるのを可能にすることができる。
【0066】
タッチスクリーン端末機は、インターフェースを追加すること、現在のインターフェースを分割することなどによって、コンテナインターフェースを作成することができる。タッチスクリーン端末機がインターフェースを追加することによってコンテナインターフェースを作成する場合、タッチスクリーン端末機がコンテナインターフェースを作成する実装方法は、コンテナインターフェース起動命令が受信された後で、インターフェースを一時的に生成することが可能であり、インターフェースの表示領域を設定することが可能であり、次いで、インターフェースが上部に表示されることであってよい。本実装方法では、コンテナインターフェースは、上部に表示された、ソースインターフェースとは無関係な別のインターフェースである。タッチスクリーン端末機が現在のインターフェースを分割することによってコンテナインターフェースを作成する場合、タッチスクリーン端末機がコンテナインターフェースを作成する実装方法は、コンテナインターフェース起動命令が受信された後で、現在のインターフェースが分割され、分割によって取得された表示領域の一部をコンテナインターフェースとして使用することであってよい。または現在のインターフェース全体に削減処理が実行されて、表示領域の空の部分がコンテナインターフェースとして使用されることであってよい。加えて、現在のインターフェースを切り替えることによって、タッチスクリーン端末機は、現在のインターフェースをリアルタイムで分割する必要があり、一部をコンテナインターフェースとして使用し、さらに、コンテナインターフェース内の対応する表示アイコンを、新しく切り替えられた、インターフェース上のコンテナインターフェースに移動させる必要がある。本実装方法では、コンテナインターフェースはソースインターフェース上の表示領域の一部内に配置される。
【0067】
本実施形態では、ユーザは、コンテナインターフェース起動命令をタッチスクリーン端末機に与えることによって、非表示のコンテナインターフェースを起動させることができ、その結果、コンテナインターフェースを起動させる動作は容易であり、容易に実施されうる。
【0068】
図3は、本発明の別の実施形態による、タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法のフローチャートである。本実施形態は、
図1に示された実施形態に基づいて実施可能である。
図3に示されるように、ステップ103の前に、本実施形態の方法は以下を含む。
【0069】
ステップ103b:ユーザによって与えられたインターフェース切替え命令を受信して、インターフェース切替え命令に従って、現在のインターフェースをターゲットインターフェースに切り替えるステップ。
【0070】
本実施形態では、ソースインターフェースとターゲットインターフェースとは異なる。したがって、ユーザは、インターフェース切替え命令をタッチスクリーン端末機に与えることによって、インターフェース間の切替えを実施する。
【0071】
ユーザがインターフェース切替え命令をタッチスクリーン端末機に与える動作は、ユーザによって、特定のジェスチャを介して、ソースインターフェース上またはターゲットインターフェース上で動作を実行することであってよい。例えば、ユーザは、ターゲットインターフェースを現在のインターフェースに切り替えるために、ターゲットインターフェース上でダブルクリックまたはクリックなどの動作を実行することができる。別の例として、ユーザは、特定のジェスチャを介して、ソースインターフェース上で動作を実行して、ソースインターフェースを次の層に配置して、その後で、そのターゲットインターフェースが、そのコンテナインターフェース以外の他のインターフェースの上部の最上層に配置されるまで、他のインターフェースを次の層でターゲットインターフェースの上部に配置する動作を実行することができる。タッチスクリーン端末機にとって、ユーザによって与えられたインターフェース切替え命令を受信する動作は、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って、ユーザがタッチスクリーン端末機の表示画面上で動作を実行するジェスチャを識別して、インターフェース切替えを完了するために、そのジェスチャに対応するインターフェース切替え命令を取得することであってよい。
【0072】
インターフェース切替え命令を与える動作を実行するために特定のジェスチャを使用することに加えて、ユーザは、インターフェース上の機能ボタンまたはメニュなど、および、利用可能な命令機能を有することが可能な何らかの方法を介して、インターフェース切替え命令を与えることも可能であることに留意されたい。
【0073】
本実施形態では、ユーザは、異なるインターフェース間の切替えを実施するために、異なるインターフェース内の異なるオブジェクトを処理するために有益であり、かつ実際の適用要件を満たすインターフェース切替え命令を与えることが可能となる。
【0074】
図4は、本発明の別の実施形態による、タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法のフローチャートである。本実施形態は、
図3に示された実施形態に基づいて実施される。
図4に示されるように、ステップ103bの前に、本実施形態の方法は以下を含む。
【0075】
ステップ103a:ユーザによって与えられたコンテナインターフェース閉鎖命令を受信して、コンテナインターフェース閉鎖命令に従って、コンテナインターフェースを非表示するステップ。
【0076】
本実施形態では、ユーザはコンテナインターフェースを非表示すること、および起動させることが可能となる。ユーザがコンテナインターフェースを必要としないとき、ユーザは、コンテナインターフェース閉鎖命令をタッチスクリーン端末機に与えて、コンテナインターフェースを閉じること、すなわち、コンテナインターフェースを非表示することができる。
【0077】
ユーザがコンテナインターフェース閉鎖命令をタッチスクリーン端末機に与える動作は、ユーザによって、特定のジェスチャを介してタッチスクリーン端末機の表示画面上で動作を実行することであってよい。例えば、ユーザは、下方にスライドすることによって、コンテナインターフェース閉鎖命令をタッチスクリーン端末機に与えることができる。タッチスクリーン端末機にとって、ユーザによって与えられたコンテナインターフェース閉鎖命令を受信する動作は、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って、ユーザがタッチスクリーン端末機の表示画面上で動作を実行するジェスチャを識別して、そのジェスチャに対応するコンテナインターフェース閉鎖命令を取得することであってよい。
【0078】
コンテナインターフェース閉鎖命令を与える動作を実行するために特定のジェスチャを使用することに加えて、ユーザは、インターフェース上の機能ボタンまたはメニュなど、および、利用可能な命令機能を有することが可能な何らかの方法を介して、コンテナインターフェース閉鎖命令を与えることも可能であることを理解されたい。
【0079】
本実施形態では、タッチスクリーン端末機がソースオブジェクトに対応する表示アイコンをコンテナインターフェース内に配置した後で、ユーザはターゲットインターフェース内でターゲットオブジェクトを選択する必要がある。この時点で、コンテナインターフェースは表示されなくてよく、ユーザは、タッチスクリーン端末機がコンテナインターフェースを非表示するように、コンテナインターフェース閉鎖命令を与える。このように、ターゲットインターフェースの表示領域をより大きくすることが可能であり、より明瞭に表示することが可能である。
【0080】
さらに、
図4に示されるように、ステップ103bの後で、本実施形態の方法はさらに以下を含む。
【0081】
ステップ103c:ユーザによって与えられたコンテナインターフェース起動命令を受信して、コンテナインターフェース起動命令に従って、コンテナインターフェースとターゲットインターフェースとを同時に表示するステップ。
【0082】
コンテナインターフェースは閉じられているため、ソースインターフェースがターゲットインターフェースに切り替えられたとき、コンテナインターフェースを再度起動させる必要がある。ユーザによって与えられたアイコン配置命令に従って、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをターゲットインターフェース内のターゲットオブジェクト上に配置するために、本実施形態のコンテナインターフェース起動命令は、コンテナインターフェースとターゲットインターフェースとが同時に表示されることを可能にし、これは前述の配置動作を実行するために好都合である。
【0083】
ステップ103cの他の説明に関して、本明細書で再度説明されない、
図2で示された実施形態のステップ100の説明を参照することが可能である。
【0084】
本実施形態では、コンテナインターフェースを閉じること、および起動させることによって、表示画面の利用効率を改善することは有益である。
【0085】
図5は、本発明の別の実施形態による、タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法のフローチャートである。本実施形態の方法は、
図1から
図4に示された実施形態のうちのいずれか1つに基づいて実施可能である。
図4に示された実施形態に基づいて本実施形態を実施することを例に挙げる。
図5に示されるように、ステップ105の後で、本実施形態の方法はさらに以下を含む。
【0086】
ステップ106:ユーザによって与えられたコンテナインターフェース閉鎖命令を受信して、コンテナインターフェース閉鎖命令に従って、コンテナインターフェースを非表示するステップ。
【0087】
ステップ106に関して、本明細書で再度説明されない、
図4に示された実施形態のステップ103aの説明を参照することが可能である。
【0088】
本実施形態では、ユーザがターゲット動作手順を完了した後で、コンテナインターフェースを閉じることができ、これは、表示画面の表示リソースを節約するために有益であり、かつ表示画面の利用率を改善するために有益である。
【0089】
ユーザは、ターゲット動作手順を一度完了した後で、ステップ106を実行できることに留意されたい。加えて、ユーザは、ターゲット動作手順を複数回完了した後で、ステップ106を実行することも可能である。すなわち、ユーザは、次のターゲット動作手順を開始し、次いで、ターゲット動作手順を複数回完了するために、ターゲット動作手順を一度完了した後で、ターゲットインターフェースに戻って、次のターゲット動作オプションを引き続き選択し、次いで、ステップ106を実行することができる。
【0090】
図6は、本発明の別の実施形態による、タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法のフローチャートである。本実施形態は、
図1から
図5に示された実施形態のうちのいずれか1つに基づいて実施可能である。
図1に示された実施形態に基づいて本実施形態を実施することを例に挙げる。
図6に示されるように、ステップ103の前に、本実施形態の方法は以下を含む。
【0091】
ステップ103d:ソースオブジェクトの属性情報とターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索して、第1のオブジェクトを取得して、ユーザが、第1のオブジェクトの表示状態に従って、第1のオブジェクトがソースオブジェクトとは無関係であることを識別するように、第1のオブジェクトに関する表示処理を実行するステップ。
【0092】
第1のオブジェクトは、ソースオブジェクトが第1のオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空のオブジェクトである。
【0093】
詳細には、ソースオブジェクトの属性情報を取得した後で、かつユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信する前に、タッチスクリーン端末機は、ソースオブジェクトの属性情報とターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索する。すなわち、タッチスクリーン端末機は、ソースオブジェクトの属性情報およびターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報をそれぞれのオブジェクトの属性情報と別々に整合させる。この場合、それぞれのオブジェクトの属性情報はオブジェクト動作データベース内に記憶される。ソースオブジェクトの属性情報とターゲットインターフェース内の1つのオブジェクトの属性情報とがオブジェクト動作データベース内のあるオブジェクトの属性情報と別々に整合され、オブジェクト動作データベース内の2つの整合するオブジェクトに対応する実行可能動作が空である場合、ソースオブジェクトはターゲットインターフェース内のそのオブジェクトとは無関係であることが示され、ターゲットインターフェース内のオブジェクトは第1のオブジェクトとして使用される。第1のオブジェクトがソースオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作は空であるため、第1のオブジェクトはソースオブジェクトとは無関係であると見なされ、ソースオブジェクトに無関係なオブジェクトと呼ばれる場合がある。
【0094】
タッチスクリーン端末機は、ターゲットインターフェース内に存在するそれぞれのオブジェクト、およびそれぞれのオブジェクトの属性情報を知ることができる。複数のオブジェクトがそれぞれのインターフェース内に同時に存在しうる。例えば、ゲーム、情報、電話帳、呼出し記録、およびブリーフケースなど、複数のオブジェクトがインターフェース上に同時に存在しうる。
【0095】
ターゲットインターフェース内に存在する第1のオブジェクトを取得した後で、タッチスクリーン端末機は、ユーザが、第1のオブジェクトの表示状態に従って、第1のオブジェクトがソースオブジェクトとは無関係であることを識別することができるように、第1のオブジェクトに関する表示処理を実行することができる。第1のオブジェクトに関して実行される表示処理は、減光処理であってよいが、これに限定されない。減光処理が実行されるオブジェクトの表示状態はターゲットインターフェース内の減光であり、これはそのオブジェクトが利用可能でなく、かつ選択可能でないことを示す。本実施形態では、オブジェクトが減光された場合、ユーザはこの減光されたオブジェクトはソースオブジェクトとは無関係であることを知ることができる。一般に、ユーザはソースオブジェクトに対応する表示アイコンを減光されたオブジェクト上に配置しない。ユーザが減光されたオブジェクト上にソースオブジェクトに対応する表示アイコンを配置したとしても、タッチスクリーン端末機は、ソースオブジェクトの属性情報と、減光されたオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索するなどの処理を実行せず、その結果、ユーザは、動作リストを取得しない。オプションで、タッチスクリーン端末機は、動作が空であることを示すこと、またはソースオブジェクトに対応する表示アイコンをコンテナインターフェースに戻すことができる。
【0096】
本実施形態では、ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信する前に、タッチスクリーン端末機は、まず、ソースオブジェクトに無関係な、ターゲットインターフェース内のオブジェクトを取得する。そして、ユーザが、処理されたオブジェクトの表示状態を介して、ソースオブジェクトに無関係な、ターゲットインターフェース内のオブジェクトを識別することができるように、タッチスクリーン端末機は、取得されたオブジェクトに関して表示処理(例えば、減光処理)を実行する。したがって、一態様では、ユーザがソースオブジェクトに対応する表示アイコンを無関係なオブジェクト上に配置する確率は低くなり、無効動作によって消費されるリソースが節約され、ソースオブジェクトを処理する効率をさらに改善することが可能である。別の態様では、ユーザが、ターゲットインターフェース内で、ソースオブジェクトに関連するオブジェクトをソースオブジェクトに無関係なオブジェクトと区別することを可能にすることができる。ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを異なるオブジェクト上に配置するようにユーザを導くことは有益であり、ソースオブジェクトに関するより多くの動作が生成され、ソースオブジェクトに関する複数のタイプの処理が同じ処理プロセス内で完了する。これはソースオブジェクトを処理する効率を改善するために有益である。
【0097】
図7は、本発明の別の実施形態による、タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法のフローチャートである。本実施形態は、
図1から
図5に示された実施形態のうちのいずれか1つに基づいて実施可能である。
図1に示された実施形態に基づいて本実施形態を実施することを例に挙げる。
図7に示されるように、ステップ103の前に、本実施形態の方法は以下を含む。
【0098】
ステップ103e1:ターゲットオブジェクトの属性情報を取得するステップ。
【0099】
オプションで、タッチスクリーン端末機は、ターゲットオブジェクトがターゲットインターフェース内で選択されるという、ユーザによって与えられた命令を受信して、ターゲットオブジェクトが選択されるという、受信された命令からターゲットオブジェクトの属性情報を取得することができる。ターゲットオブジェクトが選択されるという、ユーザによって与えられた命令は、ターゲットオブジェクトの属性情報を搬送する。オプションで、ユーザは、ターゲットオブジェクトをクリックすること、ダブルクリックすること、またはタップアンドホールドすることなどの方法で、ターゲットオブジェクトが選択されるという命令をタッチスクリーン端末機に与えることができる。
【0100】
オプションで、同じタイプのオブジェクトに対応する属性情報は基本的に同じであるため、1つのタイプのオブジェクトだけがターゲットインターフェース内に現在存在するとき、例えば、ターゲットインターフェース内に存在するすべてのオブジェクトが異なる連絡先であり、これらのオブジェクトが同じタイプのオブジェクトに属し、すべて連絡タイプのオブジェクトに属すとき、ユーザはターゲットオブジェクトが選択されるという命令を与えなくてよい。タッチスクリーン端末機はこのタイプのオブジェクトをターゲットオブジェクトとして直接使用し、次いで、ターゲットオブジェクトの属性情報を取得する。タッチスクリーン端末機は、ターゲットインターフェース内にどれだけ多くのタイプのオブジェクトが存在するか、詳細には、1つまたは複数の何のタイプのオブジェクトが存在するかを知ることができる。このように、ユーザの動作をさらに削減することが可能であり、これは、ユーザがオブジェクトを処理する効率を改善するために有益である。
【0101】
ステップ103e2:コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索して、第1の表示アイコンを取得して、ユーザが、第1の表示アイコンの表示状態に従って、第1の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットオブジェクトとは無関係であることを識別するように、第1の表示アイコンに関する表示処理を実行するステップ。
【0102】
第1の表示アイコンは、第1の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空の表示アイコンである。
【0103】
詳細には、ソースオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とを取得した後で、かつユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信する前に、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索する。すなわち、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報およびターゲットオブジェクトの属性情報をそれぞれのオブジェクトの属性情報と別々に整合させる。この場合、それぞれのオブジェクトの属性情報はオブジェクト動作データベース内に記憶される。コンテナインターフェース内のある表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報およびターゲットオブジェクトの属性情報がオブジェクト動作データベース内のあるオブジェクトの属性情報と別々に整合され、かつオブジェクト動作データベース内の2つの整合するオブジェクトに対応する実行可能動作が空である場合、コンテナインターフェース内の表示アイコンに対応するオブジェクトはターゲットオブジェクトとは無関係であることが示され、コンテナインターフェース内の表示アイコンが第1の表示アイコンとして使用される。第1の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作は空であり、すなわち、これら2つは無関係であり、これはターゲットオブジェクトに無関係な表示アイコンと呼ばれる場合がある。
【0104】
タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェース内に現在存在するそれぞれの表示アイコン、それぞれの表示アイコンに対応するオブジェクト、および対応するオブジェクトの属性情報を知ることができる。複数の表示アイコンがコンテナインターフェース内に同時に存在しうる。例えば、画像、音楽、テキスト、および連絡先など、複数のソースオブジェクトに対応する表示アイコンがコンテナインターフェース内に同時に存在しうる。
【0105】
コンテナインターフェース内に存在する第1の表示アイコンを取得した後で、タッチスクリーン端末機は、ユーザが、第1の表示アイコンの表示状態に従って、第1の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットオブジェクトとは無関係であることを識別することができるように、第1の表示アイコンに関する表示処理を実行することができる。第1の表示アイコンに関して実行される表示処理は減光処理であってよいが、これに限定されない。減光処理が実行される表示アイコンの表示状態はコンテナインターフェースの減光であり、これは表示アイコンが利用可能でなく、かつ選択可能でないことを示す。本実施形態では、表示アイコンが減光された場合、ユーザは、この減光された表示アイコンがターゲットオブジェクトとは無関係であることを知ることができ、一般に、この減光された表示アイコンをターゲットオブジェクト上に配置しない。ユーザが減光された表示アイコンをターゲットオブジェクト上に配置したとしても、タッチスクリーン端末機は、ターゲットオブジェクトの属性情報と減光された表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索するなどの処理を実行せず、その結果、ユーザは動作リストを取得しない。オプションで、タッチスクリーン端末機は、動作が空であることを示すこと、または減光された表示アイコンをコンテナインターフェースに戻すことができる。
【0106】
本実施形態では、ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信する前に、タッチスクリーン端末機は、ターゲットオブジェクトに無関係な、コンテナインターフェース内のオブジェクトの表示アイコンを取得する。そして、ユーザが、処理された表示アイコンの表示状態に従って、表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットオブジェクトとは無関係であることを識別することができるように、タッチスクリーン端末機は、取得された表示アイコンに関する表示処理を実行する。したがって、一態様では、ユーザが無関係な表示アイコンをターゲットオブジェクト上に配置する確率は低くなり、無効な動作によって消費されるリソースが節約され、ソースオブジェクトを処理する効率をさらに改善することができる。別の態様では、ユーザが、コンテナインターフェース内で、ターゲットオブジェクトに関連する表示アイコンをターゲットオブジェクトに無関係な表示アイコンと区別することを可能にすることができる。関連する表示アイコンをターゲットオブジェクト上に配置するようにユーザを導くことは有益であり、ターゲットオブジェクトに関するより多くの動作が生成され、ターゲットオブジェクトに関する完全な複数のタイプの処理が同じ処理プロセス内で完了する。これはオブジェクトを処理する効率を改善するために有益である。
【0107】
図8は、本発明の別の実施形態による、タッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法のフローチャートである。本実施形態は、
図1から
図5に示された実施形態のうちのいずれか1つに基づいて実施可能である。
図1に示された実施形態に基づいて本実施形態を実施することを例に挙げる。
図8に示されるように、ステップ103の前に、本実施形態の方法は以下を含む。
【0108】
ステップ103f:コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報と、ターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索して、第2のオブジェクトと第2の表示アイコンとを取得して、ユーザが、第2のオブジェクトおよび第2の表示アイコンの表示状態に従って、コンテナインターフェース内の無関係なオブジェクトとターゲットインターフェース内の無関係なオブジェクトとを識別することができるように、第2のオブジェクトおよび第2の表示アイコンに関する表示処理を別々に実行するステップ。
【0109】
第2のオブジェクトは、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトが第2のオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空のオブジェクトである。
【0110】
第2の表示アイコンは、第2の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空の表示アイコンである。
【0111】
詳細には、ソースオブジェクトの属性情報を取得した後で、かつユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信する前に、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報と、ターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索する。すなわち、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報をターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報と別々に組み合わせ、次いで、それぞれの組合せ内の、表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報およびターゲットインターフェース内のオブジェクトの属性情報をそれぞれのオブジェクトの属性情報と整合させる。この場合、それぞれのオブジェクトの属性情報はオブジェクト動作データベース内に記憶される。ある組合せ内の、表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報およびターゲットインターフェース内のオブジェクトの属性情報がオブジェクト動作データベース内のオブジェクトの属性情報と別々に整合される場合、タッチスクリーン端末機は、オブジェクト動作データベース内の2つの整合するオブジェクトに対応する実行可能動作を取得する。取得された実行可能動作が空である場合、この組合せ内の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットインターフェース内のオブジェクトとは無関係であること、すなわち、この組合せ内の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットインターフェース内のオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空であることが示される。コンテナインターフェース内のある表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空である場合、コンテナインターフェース内の表示アイコンに対応するオブジェクトはターゲットインターフェース内のいずれのオブジェクトにも無関係であり、その表示アイコンが第2の表示アイコンであることが示される。同様に、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットインターフェース内のあるオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空である場合、ターゲットインターフェース内のオブジェクトはコンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトとは無関係であり、ターゲットインターフェース内のオブジェクトが第2のオブジェクトであることが示される。
【0112】
タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェース内に現在存在するそれぞれの表示アイコン、それぞれの表示アイコンに対応するオブジェクト、および対応するオブジェクトの属性情報を知ることができる。複数の表示アイコンがコンテナインターフェース内に同時に存在しうる。例えば、画像、音楽、テキスト、および連絡先など、複数のソースオブジェクトに対応する表示アイコンがコンテナインターフェース内に同時に存在しうる。
【0113】
タッチスクリーン端末機は、ターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクト、およびそれぞれのオブジェクトの属性情報を知ることも可能である。複数のオブジェクトがそれぞれのインターフェース内に同時に存在しうる。例えば、ゲーム、情報、電話帳、呼出し記録、およびブリーフケースなど、複数のオブジェクトがインターフェース内に同時に存在しうる。
【0114】
第2の表示アイコンと第2のオブジェクトとを取得した後で、タッチスクリーン端末機は、ユーザが、第2の表示アイコンおよび第2のオブジェクトの表示状態に従って、コンテナインターフェース内の無関係なオブジェクトとターゲットインターフェース内の無関係なオブジェクトとを識別することができるように、第2の表示アイコンおよび第2のオブジェクトに関する表示処理を実行することができる。第2の表示アイコンおよび第2のオブジェクトに関して実行される表示処理は、減光処理であってよいが、これに限定されない。減光処理が実行される表示アイコンの表示状態はコンテナインターフェース内の減光であり、これは表示アイコンが利用可能でなく、かつ選択可能でないことを示す。減光処理が実行されるオブジェクトの表示状態はターゲットインターフェース内の減光であり、これはオブジェクトが利用可能でなく、かつ選択可能でないことを示す。
【0115】
本実施形態では、表示アイコンが減光される場合、ユーザは、この減光された表示アイコンがターゲットインターフェース内のいずれのオブジェクトにも無関係であることを知ることができる。一般に、ユーザはいずれのオブジェクトに関する減光された表示アイコンもターゲットインターフェース内に配置しない。ユーザがあるオブジェクトに関する減光された表示アイコンをターゲットインターフェース内に配置したとしても、タッチスクリーン端末機は、減光された表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報と、それに関する減光された表示アイコンがターゲットインターフェース内に配置されたオブジェクトの属性情報とに従ってオブジェクト動作データベースを検索するなどの処理を実行せず、その結果、ユーザは動作リストを取得しない。オプションで、タッチスクリーン端末機は、動作が空であることを表示すること、または減光された表示アイコンをコンテナインターフェースに戻すことができる。
【0116】
加えて、本実施形態では、オブジェクトが減光された場合、ユーザは、この減光されたオブジェクトがコンテナインターフェース内のいずれの表示アイコンにも無関係であることを知ることができる。一般に、ユーザはいずれの表示アイコンも減光されたオブジェクト上に配置しない。ユーザがある表示アイコンを減光されたオブジェクト上に配置したとしても、タッチスクリーン端末機は、配置された表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報と、減光されたオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索するなどの処理を実行せず、その結果、ユーザは動作リストを取得しない。オプションで、タッチスクリーン端末機は、動作が空であることを示すこと、またはロードされた表示アイコンをコンテナインターフェースに戻すことができる。
【0117】
本実施形態では、ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信する前に、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェース内にあり、かつターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトに無関係な表示アイコンと、ターゲットインターフェース内にあり、かつコンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに無関係なオブジェクトとを取得する。そして、ユーザが、処理された表示アイコンおよびオブジェクトの表示状態に従って、互いと全く無関係な、コンテナインターフェース内の
表示アイコンとターゲットインターフェース内のオブジェクトとを識別することができるように、タッチスクリーン端末機は、取得された表示アイコンおよびオブジェクトに関する表示処理を実行する。したがって、一態様では、ユーザが無関係な表示アイコンを無関係なオブジェクト上に配置する確率は低くなり、無効な動作によって消費されるリソースが節約され、オブジェクトを処理する効率をさらに改善することができる。別の態様では、関連する表示アイコンを関連するオブジェクト上に配置するようにユーザを導くことは有益であり、ターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトに関してより多くの動作が生成され、それぞれのオブジェクトに関する複数のタイプの処理が同じ処理プロセス内で完了する。これはオブジェクトを処理する効率を改善するために有益である。
【0118】
本発明の技術的解決策の実装プロセスが、タッチスクリーン端末機の表示画面の動作状態を参照して以下で説明される。
【0119】
図9Aに示されるように、ユーザは何らかのインターフェース上のジェスチャを介してコンテナインターフェースを起動させる。コンテナインターフェースおよびコンテナインターフェース内のオブジェクトは表示画面上に視覚的に表示される。ジェスチャは、
図9Aに示される上向き矢印である。
【0120】
図9Bに示されるように、コンテナインターフェースが表示される場合、ユーザは現在のインターフェース内のオブジェクトを選択して、ジェスチャbを介して、そのオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置する。ユーザによって選択されたオブジェクトは、
図9Bで黒丸によって示される。ジェスチャbは、
図9Bで下向き矢印である。
図9B内の2つの白丸は2つのオブジェクトの位置を示す。
【0121】
図9Cに示されるように、タッチスクリーン端末機は、ユーザによって選択されたオブジェクトの属性情報を解析して、ユーザによって選択されたオブジェクトに対応する表示アイコンを取得して、コンテナインターフェース内の選択されたオブジェクトをコンテナインターフェース内の特定の属性を有する表示アイコンに変換する。
【0122】
ユーザが選択されたオブジェクトを配置するプロセスを完了した後で、ユーザはジェスチャcを介してコンテナインターフェースを閉じる。ジェスチャcは、
図9Cで下向き矢印である。コンテナインターフェースを閉じた後の表示インターフェースが
図9Dに示される。
【0123】
図9Eに示されるように、ユーザがインターフェース切替えを完了した後で、ユーザは、ジェスチャaを介して、切り替えられたターゲットインターフェース上でコンテナインターフェースを起動させる。ジェスチャaは、
図9Eに示される上向き矢印である。
【0124】
図9Fに示されるように、コンテナインターフェースが表示された場合、ユーザは、コンテナインターフェース内の表示アイコンを選択して、ジェスチャdを介して、選択された表示アイコンをターゲットインターフェース内のターゲットオブジェクト上に配置する。選択された表示アイコンは
図9Fで黒丸によって示され、ターゲットオブジェクトは、
図9Fで白丸によって示される。ジェスチャdは
図9Fで上向き矢印によって示される。
【0125】
タッチスクリーン端末機は、移動された表示アイコンとターゲットオブジェクトの属性情報とに従って検索を実行して、2つのオブジェクトによってサポートされた動作リストを取得して、その動作リストを表示する。表示された動作リストが
図9Gに示される。
【0126】
本発明の技術的解決策における1つの種類の減光処理の実装プロセスが、タッチスクリーン端末機の表示画面の動作状態を参照して以下で説明される。
【0127】
図10Aに示されるように、ユーザは何らかのインターフェース上でジェスチャaを介してコンテナインターフェースを起動させる。コンテナインターフェースおよびコンテナインターフェース内のオブジェクトは、インターフェース上に視覚的に表示される。ジェスチャaは
図10Aに示される上向き矢印である。
【0128】
図10Bに示されるように、コンテナインターフェースが表示された場合、ユーザは、ジェスチャdを介して、コンテナインターフェース内でオブジェクトを選択および移動する動作をトリガする。このプロセスで、タッチスクリーン端末機は、現在選択されている表示アイコンの属性情報に従って、オブジェクト動作データベースを検索して、現在のインターフェース内に存在する関連するオブジェクトと無関係なオブジェクトを取得して、関連するオブジェクトを利用可能な状態として表示して、無関係なオブジェクトに関する減光処理を実行して、無関係なオブジェクトを利用できない状態として表示する。タッチスクリーンデバイスは、インターフェースを表示処理して、ターゲット領域を限定するなどの方法で、ユーザによって現在選択されているオブジェクトが無関係なオブジェクト上に配置されないことを可能とする。減光表示構造が
図10Cに示される。
図10Cに示される暗部内のオブジェクトは無関係なオブジェクト、すなわち、減光されたオブジェクトである。
【0130】
本発明の技術的解決策のもう1つの種類の減光処理の実装プロセスがタッチスクリーン端末機の表示画面の動作状態を参照して以下で説明される。
【0131】
図11Aに示されるように、ユーザは何らかのインターフェース上でジェスチャaを介してコンテナインターフェースを起動させる。ジェスチャaは、図
11Aに示された上向き矢印である。
【0132】
このプロセスで、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェース内の複数の表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報に従って、オブジェクト動作データベースを検索して、ターゲットオブジェクトに関連する表示アイコンとターゲットオブジェクトに無関係な表示アイコンとを取得して、関連する表示アイコンを利用可能な状態としてコンテナインターフェース内に表示して、無関係な表示アイコンに関して減光処理を実行して、無関係な表示アイコンを利用できない状態としてコンテナインターフェース内に表示する。タッチスクリーン端末機は、表示を処理して、ターゲット領域を限定するなどの方法で、ユーザが、ジェスチャdを介して、ターゲットオブジェクトに無関係な表示アイコンを選択および移動しないことを可能とする。減光処理後の結果が
図11Bに示される。
図11Bに示される暗部に覆われた表示アイコンは、減光された表示アイコン、すなわち、無関係な表示アイコンである。
【0133】
図12は、本発明のある実施形態による、タッチスクリーン端末機の概略構造図である。
図12に示されるように、本実施形態のタッチスクリーン端末機は、第1の命令受信モジュール121と、第1の取得モジュール122と、第2の命令受信モジュール123と、第2の取得モジュール124と、処理モジュール126とを含む。
【0134】
第1の命令受信モジュール121は、ユーザによって与えられたオブジェクト配置命令を受信するように構成される。オブジェクト配置命令は、ソースインターフェース内でユーザによって選択されたソースオブジェクトをコンテナインターフェース内に配置するために使用され、オブジェクト配置命令はソースオブジェクトの属性情報を搬送する。ソースインターフェースは、ソースオブジェクトが位置するインターフェースである。
【0135】
オプションで、コンテナインターフェースは、本実施形態のタッチスクリーン端末機の表示画面上のソースインターフェースとは異なる表示領域であってよい。
【0136】
オプションで、コンテナインターフェースは、表示画面上に現在表示されているインターフェース上に配置される。
【0137】
オプションで、コンテナインターフェースは、タッチスクリーン端末機の表示画面上の上部に表示されたインターフェースである。
【0138】
第1の取得モジュール122は、第1の命令受信モジュール121に接続され、第1の命令受信モジュール121によって受信されたソースオブジェクトの属性情報に従って、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを判断して、表示のために、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをコンテナインターフェース内に配置するように構成される。
【0139】
オプションで、第1の取得モジュール122は、詳細には、ソースオブジェクトの属性情報に従って、プリセットされたオブジェクト属性データベースを検索して、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを取得して、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンをコンテナインターフェース内に表示するように構成可能である。オブジェクト属性データベースは、それぞれのオブジェクトの属性情報と、本実施形態のタッチスクリーン端末機内のそれぞれのオブジェクトに対応するアイコン情報とを含む。
【0140】
第2の命令受信モジュール123は、第1の取得モジュール122に接続され、ユーザによって与えられたアイコン配置命令を受信するように構成される。アイコン配置命令は、ソースオブジェクトに対応し、コンテナインターフェース内の第1の取得モジュール122によってターゲットインターフェース内のターゲットオブジェクト上に配置された表示アイコンをドラッグアンドドロップするのに使用される。アイコン配置命令は、ソースオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とを搬送する。ターゲットインターフェースは、ターゲットオブジェクトが位置するインターフェースである。
【0141】
第2の取得モジュール124は、第2の命令受信モジュール123に接続され、ソースオブジェクトの属性情報と、第2の命令受信モジュール123によって受信されたアイコン配置命令内のターゲットオブジェクトの属性情報とに従って、ターゲット動作オプションを判断するように構成される。ターゲット動作オプションは、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションである。
【0142】
オプションで、第2の取得モジュール124は、詳細には、ソースオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とに従って、プリセットされたオブジェクト動作データベースを検索して、ターゲット動作オプションを取得するように構成可能である。オブジェクト動作データベースは、本実施形態のタッチスクリーン端末機内のオブジェクトが互いと関連付けられたときに生成される実行可能動作の動作オプションを主に含む。
【0143】
処理モジュール126は、第2の取得モジュール124に接続され、第2の取得モジュール124によって取得されたターゲット動作オプションと、ターゲットオブジェクトとに従って、ターゲット動作手順を開始するように構成される。
【0144】
ソースオブジェクトの属性情報は、以下の情報、すなわち、ソースオブジェクトのタイプ、ソースオブジェクトの名称、ソースオブジェクト
のサムネイル画像のうちの少なくとも1つを含むことが可能であるが、これらに限定されない。ターゲットオブジェクトの属性情報は、以下の情報、すなわち、ターゲットオブジェクトのタイプ、およびターゲットオブジェクトの名称のうちの少なくとも1つを含むことが可能であるが、これらに限定されない。
【0145】
本実施形態のタッチスクリーン端末機のそれぞれの機能モジュールは、
図1に示されたタッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法の手順を実行するように構成可能であり、その特定の動作原理は、本明細書で再度説明されず、方法実施形態の説明が参照される。
【0146】
前述の機能モジュールに加えて、本実施形態のタッチスクリーン端末機は、
図12に示されないプロセッサ、メモリ、電源、およびその他のデバイスなどのデバイスをさらに含むことが可能であることに留意されたい。
【0147】
本実施形態のタッチスクリーン端末機は、モバイルフォン、タブレットパーソナルコンピュータ、およびipadなど、様々なタッチスクリーンデバイスであってよい。
【0148】
本実施形態では、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェースを提供して、ユーザが処理されることになるオブジェクトをコンテナインターフェース内に直接配置するのを可能にすることによって、オブジェクト配置命令を生成する。タッチスクリーン端末機は、ユーザのオブジェクト配置命令に従って、処理されることになるオブジェクトに対応する表示アイコンを取得して、表示アイコンをコンテナインターフェース内に配置して、ユーザが表示アイコンをターゲットオブジェクトに関するコンテナインターフェース内に直接配置することを可能にすることによって、アイコン配置命令を生成する。タッチスクリーン端末機は、アイコン配置命令に従って、動作オプションの方法で、処理されることになるオブジェクトとターゲットオブジェクトとによって生成された実行可能動作をユーザに表示し、次いで、ユーザによって選択されたターゲット動作オプションと、ターゲットオブジェクトと従って、対応する処理手順を開始する。それによって、ユーザが処理されることになるオブジェクトを処理するとき、メニュ選択およびインターフェース切替えを実行する回数を削減し、ユーザがタッチスクリーン端末機内でオブジェクトを処理するプロセスを簡素化して、タッチスクリーン端末機内でオブジェクトを処理する効率を改善する。
【0149】
図13は、本発明の別の実施形態によるタッチスクリーン端末機の概略構造図である。本実施形態は、
図12に示された実施形態に基づいて実施可能である。
図13に示されるように、本実施形態のタッチスクリーン端末機は第3の命令受信モジュール127をさらに含む。
【0150】
第3の命令受信モジュール127は、第1の命令受信モジュール121がオブジェクト配置命令を受信する前に、ユーザによって与えられたコンテナインターフェース起動命令を受信して、コンテナインターフェース起動命令に従って、コンテナインターフェースとソースインターフェースとを同時に表示するように構成される。オプションで、第3の命令受信モジュール127は第1の命令受信モジュール121に接続される。
【0151】
図13に示されるように、本実施形態のタッチスクリーン端末機は第4の命令受信モジュール128をさらに含む。
【0152】
第4の命令受信モジュール128は、第2の命令受信モジュール123がアイコン配置命令を受信する前に、ユーザによって与えられたインターフェース切替え命令を受信して、インターフェース切替え命令に従って、現在のインターフェースをターゲットインターフェースに切り替えるように構成される。オプションで、第4の命令受信モジュール128は第2の命令受信モジュール123に接続される。
【0153】
図13に示されるように、本実施形態のタッチスクリーン端末機は第5の命令受信モジュール129をさらに含む。
【0154】
第5の命令受信モジュール129は、第4の命令受信モジュール128がインターフェース切替え命令を受信する前に、ユーザによって与えられたコンテナインターフェース閉鎖命令を受信して、コンテナインターフェース閉鎖命令に従って、コンテナインターフェースを非表示するように構成される。オプションで、第5の命令受信モジュール129は第4の命令受信モジュール128に接続される。
【0155】
図13に示されるように、本実施形態のタッチスクリーン端末機は第6の命令受信モジュール130をさらに含む。
【0156】
第6の命令受信モジュール130は、第4の命令受信モジュール128がインターフェース切替え命令を受信した後で、ユーザによって与えられたコンテナインターフェース起動命令を受信して、コンテナインターフェース起動命令に従って、コンテナインターフェースとターゲットインターフェースとを同時に表示するように構成される。オプションで、第6の命令受信モジュール130は第4の命令受信モジュール128に接続される。
【0157】
図13に示されるように、本実施形態のタッチスクリーン端末機は第7の命令受信モジュール131をさらに含む。
【0158】
第7の命令受信モジュール131は、処理モジュール126がターゲット動作オプションとターゲットオブジェクトとに従ってターゲット動作手順を開始した後で、ユーザによって与えられたコンテナインターフェース閉鎖命令を受信して、コンテナインターフェース閉鎖命令に従って、コンテナインターフェースを非表示するように構成される。オプションで、第7の命令受信モジュール131は処理モジュール126に接続される。
【0159】
本実施形態では、第1の命令受信モジュール121は、詳細には、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って第2のジェスチャを識別して、オブジェクト配置命令を取得するように構成される。第2のジェスチャは、ユーザが本実施形態のタッチスクリーン端末機の表示画面上でソースオブジェクトに関する動作を実行するジェスチャである。
【0160】
本実施形態では、第2の命令受信モジュール123は、詳細には、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って第3のジェスチャを識別して、アイコン配置命令を取得するように構成される。第3のジェスチャは、ユーザが本実施形態のタッチスクリーン端末機の表示画面上でターゲットオブジェクトとソースオブジェクトに対応する表示アイコンとに関する動作を実行するジェスチャである。
【0161】
本実施形態では、第2の取得モジュール124は、詳細には、ソースオブジェクトの属性情報とターゲットオブジェクトの属性情報とに従って、プリセットされたオブジェクト動作データベースを検索して、ソースオブジェクトの動作リストを取得および表示して、ユーザによって与えられた動作選択命令を受信して、動作選択命令からターゲット動作オプションを取得するようにさらに構成可能である。ソースオブジェクトの動作リストは、ソースオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作の少なくとも1つの動作オプションを含む。動作選択命令は、ソースオブジェクトの動作リストからユーザによって選択されたターゲット動作オプションを含む。
【0162】
さらに、第2の取得モジュール124は、詳細には、プリセットされたジェスチャ命令マッピング表に従って第1のジェスチャを識別して、動作選択命令を取得するようにさらに構成される。第1のジェスチャは、ユーザが本実施形態のタッチスクリーン端末機の表示画面上でソースオブジェクトの動作リストに関する動作を実行するジェスチャである。
【0163】
さらに、本実施形態では、ソースオブジェクトの属性情報は、ソースオブジェクトのサムネイル画像を含む。第1の取得モジュール122は、詳細には、ソースオブジェクトの属性情報に従ってオブジェクト属性データベースを検索して、ソースオブジェクトに対応するアイコン情報を取得して、ソースオブジェクトに対応する表示アイコンを取得するために、ソースオブジェクトのサムネイル画像をソースオブジェクトに対応するアイコン情報と組み合わせるように構成される。加えて、第1の取得モジュール122は、さらに、取得された、ソースオブジェクトに対応するアイコン情報をソースオブジェクトに対応する表示アイコンとして直接使用することができる。
【0164】
さらに、本実施形態のタッチスクリーン端末機は第1の処理モジュール132をさらに含む。
【0165】
第1の処理モジュール132は、第2の命令受信モジュール123がアイコン配置命令を受信する前に、ソースオブジェクトの属性情報とターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索して、第1のオブジェクトを取得して、ユーザが、第1のオブジェクトの表示状態に従って、第1のオブジェクトがソースオブジェクトとは無関係であることを識別するように、第1のオブジェクトに関する表示処理を実行するように構成される。第1のオブジェクトは、ソースオブジェクトが第1のオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空のオブジェクトである。第1のオブジェクトに関する表示処理は、減光処理であってよいが、これに限定されない。
【0166】
さらに、本実施形態のタッチスクリーン端末機は、第3の取得モジュール135と第2の処理モジュール133とをさらに含む。
【0167】
第3の取得モジュール135は、ターゲットオブジェクトの属性情報を取得するように構成される。第2の処理モジュール133は、第3の取得モジュール135に接続され、第2の命令受信モジュール123がアイコン配置命令を受信する前に、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報と、第3の取得モジュール135によって取得された、ターゲットオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索して、第1の表示アイコンを取得して、ユーザが、第1の表示アイコンの表示状態に従って、第1の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットオブジェクトとは無関係であることを識別するように、第1の表示アイコンに関する表示処理を実行するように構成される。第1の表示アイコンは、第1の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空の表示アイコンである。
【0168】
さらに、本実施形態のタッチスクリーン端末機は第3の処理モジュール134をさらに含む。
【0169】
第3の処理モジュール134は、第2の命令受信モジュール123がアイコン配置命令を受信する前に、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトの属性情報とターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトの属性情報とに従って、オブジェクト動作データベースを検索して、第2のオブジェクトと第2の表示アイコンとを取得して、ユーザが、第2のオブジェクトおよび第2の表示アイコンの表示状態に従って、互いに無関係な、コンテナインターフェース内の
表示アイコンとターゲットインターフェース内のオブジェクトとを識別するように、第2のオブジェクトおよび第2の表示アイコンに関する表示処理を別々に実行するように構成される。第2のオブジェクトは、コンテナインターフェース内のそれぞれの表示アイコンに対応するオブジェクトが第2のオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空のオブジェクトである。第2の表示アイコンは、第2の表示アイコンに対応するオブジェクトがターゲットインターフェース内のそれぞれのオブジェクトと関連付けられたときに生成される実行可能動作が空の表示アイコンである。
【0170】
本実施形態では、第1の命令受信モジュール121、第2の命令受信モジュール123、第3の命令受信モジュール127、第4の命令受信モジュール128、第5の命令受信モジュール129、第6の命令受信モジュール130、および第7の命令受信モジュール131は、同じ命令受信モジュールによって実行可能であり、特定の実装では、異なる命令
受信モジュールによって実施されることも可能であることに留意されたい。
【0171】
本実施形態のタッチスクリーン端末機は、第1の処理モジュール132、第2の処理モジュール133、および第3の処理モジュール134のうちの1つの処理モジュールを含むことが可能であり、複数の処理モジュールを同時に含むことも可能であることに留意されたい。本実施形態のタッチスクリーン端末機が複数の処理モジュールを同時に含む場合、処理モジュールは、特定の実装では、1つの処理モジュールによって実施可能であるが、これは本明細書で限定されない。
【0172】
前述の機能モジュールは、
図2から
図8に示されるタッチスクリーン端末機オブジェクトを処理するための方法の対応する手順を実行するように構成可能であり、その特定の動作原理は、本明細書で再度説明されず、方法実施形態の説明が参照される。
【0173】
本実施形態では、タッチスクリーン端末機は、コンテナインターフェースを提供して、ユーザが処理されることになるオブジェクトをコンテナインターフェース内に直接配置することを可能にすることによって、オブジェクト配置命令を生成する。タッチスクリーン端末機は、ユーザのオブジェクト配置命令に従って、処理されることになるオブジェクトに対応する表示アイコンを取得して、表示アイコンをコンテナインターフェース内に配置して、ユーザが表示アイコンをターゲットオブジェクトに関するコンテナインターフェース内に直接配置することを可能にすることによって、アイコン配置命令を生成する。タッチスクリーン端末機は、アイコン配置命令に従って、動作オプションの方法で、処理されることになるオブジェクトとターゲットオブジェクトとによって生成された実行可能命令をユーザに表示し、次いで、ユーザによって選択されたターゲット動作オプションと、ターゲットオブジェクトとに従って、対応する処理手順を開始する。それによって、ユーザが処理されることになるオブジェクトを処理するとき、メニュ選択およびインターフェース切替えを実行する回数を削減し、ユーザがタッチスクリーン端末機内でオブジェクトを処理するプロセスを簡素化して、タッチスクリーン端末機内でオブジェクトを処理する効率を改善する。
【0174】
前述の方法実施形態のそれぞれのステップのすべてまたは一部は、関連するハードウェアに命令するプログラムによって実施可能であることを当業者は理解されよう。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶可能である。プログラムが実行されるとき、前述の方法実施形態のそれぞれのステップが実行される。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することが可能な任意の媒体を含む。
【0175】
最後に、前述の実施形態は、本発明を限定するのではなく、本発明の技術的解決策を単に説明するためであることに留意されたい。本発明は前述の実施形態を参照して詳細に説明されたが、それらの修正または置換が対応する技術的解決策の本質を本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱させない限り、当業者は前述の実施形態で説明された技術的解決策に対して依然として修正を行うことが可能であるか、または技術的解決策のいくつかのもしくはすべての技術的特徴に均等な置換を行うことが可能であることを当業者は理解されたい。