特許第5911148号(P5911148)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5911148車両パーキングブレーキ制御のローラを有するレバーおよびピン
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5911148
(24)【登録日】2016年4月8日
(45)【発行日】2016年4月27日
(54)【発明の名称】車両パーキングブレーキ制御のローラを有するレバーおよびピン
(51)【国際特許分類】
   B60T 1/06 20060101AFI20160414BHJP
【FI】
   B60T1/06 G
【請求項の数】12
【外国語出願】
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-198430(P2013-198430)
(22)【出願日】2013年9月25日
(65)【公開番号】特開2014-65487(P2014-65487A)
(43)【公開日】2014年4月17日
【審査請求日】2013年9月25日
(31)【優先権主張番号】61/705,806
(32)【優先日】2012年9月26日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/033,779
(32)【優先日】2013年9月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】511310568
【氏名又は名称】ダナ オートモーティブ システムズ グループ、エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ダグラス アール.ローデス
(72)【発明者】
【氏名】リンダ エス. ガルヴァス
(72)【発明者】
【氏名】ジェーソン エム.シダーズ
(72)【発明者】
【氏名】ポール ヴイ. マカルスキー
【審査官】 谷口 耕之助
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭62−043961(JP,U)
【文献】 特公昭49−047377(JP,B1)
【文献】 特公昭49−019377(JP,B1)
【文献】 特公昭49−019378(JP,B1)
【文献】 特開昭55−164527(JP,A)
【文献】 特公昭49−019376(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60T 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両パーキングブレーキの係合位置、ホールド位置および非係合位置にそれぞれ対応する第1面、第2面および第3面を有する進退可能な制御ピンであって、前記制御ピンの下面の真上で回転可能に配置される制御ピンローラを持つ、進退可能な制御ピンと、
第1端が前記車両パーキングブレーキと回転可能に接続される制御レバーと、
前記制御ピンローラの側方回転動作と協働する上面を有する制御ベースとを備え、
前記制御レバーは第2端に、前記制御レバーの下面の真上で回転可能に配置される制御レバーローラを有し、
前記制御レバーローラは、前記第2端における前記制御ピンの前記第1面、前記第2面および前記第3面と接触する回転動作それぞれを分離することができ、
前記車両パーキングブレーキが前記係合位置にある場合、前記制御レバーローラが、前記制御ピンの前記第1面と物理的に接触し、
前記車両パーキングブレーキが前記ホールド位置にある場合、前記制御レバーローラが、前記制御ピンの前記第2面と物理的に接触し、
前記車両パーキングブレーキが前記非係合位置にある場合、前記制御レバーローラが、前記制御ピンの前記第3面と物理的に接触する車両パーキングブレーキ制御装置。
【請求項2】
前記車両パーキングブレーキが前記ホールド位置にある場合、前記制御ピンローラが、前記制御レバーローラの真下に位置する請求項1に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
【請求項3】
前記車両パーキングブレーキが前記係合位置にある場合、前記制御ピンローラが、前記制御レバーローラを越える進出位置に位置する請求項1または2に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
【請求項4】
前記車両パーキングブレーキが前記非係合位置にある場合、前記制御ピンローラが、前記制御レバーローラの内側の退避位置に位置する請求項1から3のいずれか1項に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
【請求項5】
前記制御ピンローラの前記側方回転動作の間は、前記制御ピンローラが、前記制御ベースの前記上面とローラ接触状態を保つ請求項1から4のいずれか1項に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
【請求項6】
前記制御ベースの前記上面における前記制御ピンローラの前記側方回転動作のために、圧縮可能または非圧縮可能にモータ駆動アクチュエータピストンと接続された制御ばねを更に備える請求項5に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
【請求項7】
進退可能な制御ピン、制御レバーおよび制御ベースを含む車両パーキングブレーキを制御する方法であって、
制御ピン進出退避手段によって、前記制御ピンの制御ピンローラを、前記制御ベースの上面上を進出させるおよび退避させる段階を備え、
前記制御ピンは、第1面、第2面および第3面を一端に有し、
前記制御ピンローラは、前記制御ピンの前記一端における下面の真上に回転可能に配置され、前記制御ピンローラは、前記制御ベースの前記上面上を回転し、
前記制御レバーは、第1端において、前記車両パーキングブレーキと回転可能に接続され、第2端において、前記制御レバーの下面の真上で回転可能に配置される制御レバーローラを有し、
前記制御レバーローラは、前記制御ピンの前記第1面、前記第2面および前記第3面上でそれぞれ回転可能であり、
前記制御レバーの前記第1端における旋回軸を中心に前記制御レバーを回転させて、前記第2端において前記制御レバーを持ち上げるおよび引き下げることにより、前記車両パーキングブレーキの係合位置、ホールド位置および非係合位置に対応する前記制御ピンの前記第1面、前記第2面および前記第3面を横断するように前記制御レバーローラが回転する、方法。
【請求項8】
前記車両パーキングブレーキが前記ホールド位置にある場合、前記制御ピンローラが、前記制御レバーローラの真下に位置する請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記車両パーキングブレーキが前記係合位置にある場合、前記制御ピンローラが、前記制御レバーローラを越える進出位置に位置する請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
前記車両パーキングブレーキが、前記非係合位置にある場合、前記制御ピンローラが、前記制御レバーローラの内側の退避位置に位置する請求項7から9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記制御ピンの側方回転動作の間は、前記制御ピンローラが前記制御ベースの前記上面で回転する請求項7から10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
モータ駆動アクチュエータピストンにより、制御ばねを圧縮または非圧縮して、前記制御ピンローラを前記制御ベースの前記上面上で側方回転させて、係合する部品間の摩擦係数を時間的に同じに保つ段階を更に備える請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のパーキングブレーキ制御のためのレバーおよびピンに関する。より詳細には、本発明は、車両のパーキングブレーキを係合させる、ホールドするおよび解放するのに使用される車両パーキングブレーキ制御レバーおよびピンに関する。
【0002】
[関連出願]
本願は、2012年9月26日出願の米国仮出願61/705,806号の優先権を主張するものであり、前記出願の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
図1及び図2に示す従来技術に例示されるように、車両パーキングブレーキ制御装置10は、車両パーキングブレーキ制御レバー12をギア係合位置に持ち上げる、制御レバー12をホールド位置(係合すると同時に、解放を容易にするための位置)に維持できる、および、ギア係合位置から制御レバー12を解放する(外す)ことができる車両パーキングブレーキ制御ピン11を備え、これにより、車両パーキングブレーキ(図示されていないが当技術分野では周知)を制御することができる。
【0004】
機能として、制御レバー12の制御レバーランプ(ramp)14は、制御ピン11の傾斜した中央面16に配置され、制御レバー12は、車両パーキングブレーキをホールド位置H1に位置する。制御ピン11が、ホールド位置H1から位置E1まで伸ばされると、制御レバー12は図1において時計回りに旋回軸P1を中心に回転して、制御レバー12の制御レバーランプ14が持ち上げられる。その結果、車両パーキングブレーキは、ギア係合位置に配置され、制御レバーランプ14が制御ピン11の上面18を滑動する。
【0005】
一方、制御ピン11が、ホールド位置H1から位置R1に退避すると、制御レバー12が図1において反時計回りに旋回軸P1を中心に回転し、制御レバーランプ14が引き下げられて、車両パーキングブレーキが、ギア係合位置から解放されて、制御レバーランプ14が、制御ピン11の下面20へと滑り落ちる。
【0006】
制御ピン11の面16、18、20上での制御レバーランプ14の動きに加えて、制御ピン11の下面22は、ベース26の上面24上での側方往復運動を行う。この運動は、制御ピン11の動き及び制御レバー12の動きに対して、一定であるように見える。
【0007】
図2には、モーター駆動アクチュエータピストン29によって圧縮または非圧縮される制御ばね28が示されており、このばねにより、制御ピン11の下面22が、ベース26の上面24を横切って往復運動(すなわち、係合、ホールドおよび解放される)する。
【0008】
上述したような従来のパーキングブレーキの部品11、12、26が機能している間は常に、面/表面14、16、18、20、22、24は、堆積物や破片に晒されて摩耗し、これら面/表面14、16、18、20、22、24の摩擦係数が、車両(図示せず)が使用されている限り異なる割合で上昇する。その結果、パーキングブレーキ制御ピン11、レバー12およびベース26は、次第にアンバランスになり、早期に設計通りに動作することができなくなってくる。
【0009】
このような問題に対処するべく、制御ピン、レバーおよびベース間で摩擦が異なることによる早期の故障を防ぐ手段を、パーキングブレーキ制御系の制御ピン、レバーおよびベースに設けることが望まれている。この手段により、材料コストまたは労働コストを増加させることなく、対になる部品間での摩擦係数がより一致するようになることが求められている。
【発明の概要】
【0010】
第1面、第2面および第3面を有する伸縮可能な制御ピンと、伸縮可能な制御ピンの下面に回転可能に接続されているシャフトを中心として回転するローラとを備える。制御ピンの3つの面はそれぞれ、車両パーキングブレーキの係合位置、ホールド位置および非係合位置(解放位置)に対応する。車両パーキングブレーキ制御装置に回転可能に接続される制御レバーが存在し、制御レバーは、シャフトの周りに回転し、制御レバーの下面に回転可能に配置されるローラを有する。制御レバーローラは、制御ピンの3つの面に、それぞれ別の回転動作で接触可能である。車両パーキングブレーキ制御装置は更に、制御ピンローラの側方回転動作のために、制御ピンローラと協働する上面を有する制御ベースを備える。
【0011】
車両パーキングブレーキが係合位置にある場合、制御レバーローラが、伸縮可能な制御ピンの第1面と物理的に接触し、車両パーキングブレーキがホールド位置にある場合、制御レバーローラが、伸縮可能な制御ピンの第2面と物理的に接触し、車両パーキングブレーキが非係合位置にある場合、制御レバーローラが、伸縮可能な制御ピンの第3面と物理的に接触する。
【0012】
制御レバーローラが、伸縮可能な制御ピンの3つの面と物理的に回転して接触し、制御ピンローラが制御ベースの上面において側方回転動作をする結果、車両パーキングブレーキ制御は、制御ピンとレバー間および制御ピンとベース間での摩擦の違いによって早期に故障が発生することがなくなる。これは、係合する部材間の摩擦係数が一致した状態を保てることが理由であり、また、材料コストまたは労働コストを下げることができ、システムの信頼性を向上させることができる。
【0013】
本発明の更なる利点が以下の詳細な説明および添付の図面から明らかとなるであろう。本明細書の一部分を構成する添付の図面を参照するが、複数の図面で使用されている同様な参照番号は同様な構成要素を指す。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】従来技術の伸縮可能ブレーキ制御ピンおよびレバーの斜視図である。
図2図1の線2−2に沿った従来技術の伸縮可能ブレーキ制御ピンおよびレバーの断面図である。
図3】本発明に係る伸縮可能ブレーキ制御ピンおよびレバーの斜視図である。
図4図3の線4−4に沿った伸縮可能ブレーキ制御ピンおよびレバーの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本明細書でそうでないと明記されていない限り、本発明は様々な代替構成要素および工程の順番を想定している。また、添付の図面を参照して具体的な装置及び工程が例示され、以下の詳細な説明に記載されるが、これらは、添付の特許請求の範囲に規定される発明の原理の実施形態の単純な例に過ぎない。したがって、開示される実施形態に関する具体的な寸法、方向またはその他の物理的特性は、特許請求の範囲にそうでないと明記されない限り、限定事項とみなされるべきではない。
【0016】
図3および図4に示すように、車両パーキングブレーキ制御装置30は、車両ブレーキ制御レバー32をギア係合位置に持ち上げ、制御レバー32をホールド位置(係合された状態で非係合を容易にするための位置)に維持でき、ギア係合位置から制御レバー32を解放する(外す)ことができる車両パーキングブレーキ制御ピン31を備え、これにより、車両パーキングブレーキ(図示されていないが当技術分野では周知)を制御することができる。
【0017】
機能として、図3及び図4に示すように、制御レバー32のレバーシャフト35上で回転する制御レバーローラ34が、制御ピン31の僅かに斜めになった中央面36に配置されると、制御レバー32が、車両パーキングブレーキをホールド位置H2に位置させる。制御レバーローラ34は、制御レバー32の下側制御レバー面33の真上に位置して、回転可能に接続されている。制御ピン31が、ホールド位置H2から位置E2へと伸ばされると、制御レバー32は図3において時計回りに旋回軸P2を中心に回転して、制御レバー32のレバーローラ34が持ち上がる。このように、車両パーキングブレーキは、ギア係合位置に配置され、レバーローラ34が制御ピン31の相対的に平坦な上面38上を転がる。
【0018】
一方、制御ピン31が、ホールド位置H2から位置R2に退避すると、制御レバー32が図3において反時計回りに旋回軸P2を中心に回転し、制御レバー32のレバーローラ34が引き下げられて、車両パーキングブレーキが、ギア係合位置から解放されて、レバーローラ34が、制御ピン31の僅かに斜めになった下面40を転がり落ちる。
【0019】
制御ピン31上での面36、38、40間での制御レバーローラ34の動きに加えて、制御ピン31のピンシャフト43上で回転するピンローラ42は、ベース46の上面44上での側方往復運動を行う。この運動は、制御ピン31の動き及び制御レバー32の動きに対して、固定されているように見える。制御ピンローラ42は、制御ピン31の下側制御ピンの下面45の真上に位置して、回転可能に接続されている。
【0020】
図4にはさらに、モータ駆動アクチュエータピストン49に対して機械的に圧縮可能または非圧縮可能に配置された制御ばね48が示されており、これにより、伸縮可能な制御ピンローラ42の側方回転動作の間中、ベース46の上面44を横切るように制御ピンローラ42が往復運動(すなわち、係合、ホールドおよび非係合の間に)をする。
【0021】
ここで、伸縮可能な制御ピン31および制御レバー32の3つの位置に関して様々な表現ができる。a)伸縮可能な制御ピン31が伸長位置E2に位置する場合、伸縮可能な制御ピンローラ42が制御レバーローラ34を越えて伸長し、伸縮可能な制御ピン31が制御レバー32を相対的に平坦な係合位置面38へと持ち上げ、車両パーキングブレーキをギア係合位置にする。b)伸縮可能な制御ピン31が中央位置H2に位置する場合、伸縮可能な制御ピンローラ42が制御レバーローラ34の真下に位置し、伸縮可能な制御ピンローラ42が、制御レバー32を僅かに斜めになった面36へと持ち上げ、車両パーキングブレーキをギア係合位置にする。c)伸縮可能な制御ピン31が退避位置R2に位置する場合、伸縮可能制御ピンローラ42が制御レバーローラ34よりも内側に位置し、伸縮可能制御ピン42が制御レバー32を傾斜した面40(すなわち、非係合位置)へと押し下げ、車両パーキングブレーキをギア非係合位置にする。
【0022】
以上のように、面/表面36、38、40、44が破片に晒されて摩耗し、車両が使用されている限り摩擦係数が増加するようなことになっても、図1及び図2に示したような従来技術の同様な面/表面のように面/表面36、38、40、44が摩耗することがない。これは、制御ローラ34、42が、対になる部品における摩擦係数を同じにするからである。
【0023】
その結果、従来技術と比較して、材料コストまたは労働コストを下げることができる。
【0024】
以上、本発明の原理及び作動形態が、望ましい実施形態に例示および説明された。しかしながら、本発明は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、上記の詳細な説明および添付の図面以外の形態であっても実行できる。
[項目1]
車両パーキングブレーキの係合位置、ホールド位置および非係合位置にそれぞれ対応する第1面、第2面および第3面を有する伸縮可能な制御ピンと、
前記制御ピンの下面の真上で回転可能に接続される伸縮可能な制御ピンローラと、
第1端が前記車両パーキングブレーキと回転可能に接続される制御レバーと、
前記制御ピンローラの側方回転動作と協働する上面を有する制御ベースとを備え、
前記制御レバーは第2端に、前記制御レバーの下面の真上で回転可能に接続される制御レバーローラを有し、
前記制御レバーローラは、前記第2端における前記制御ピンの前記1面、前記第2面および前記第3面と接触する回転動作それぞれを分離することができ、
前記車両パーキングブレーキが前記係合位置にある場合、前記制御レバーローラが、前記伸縮可能な制御ピンの前記第1面と物理的に接触し、
前記車両パーキングブレーキが前記ホールド位置にある場合、前記制御レバーローラが、前記伸縮可能な制御ピンの前記第2面と物理的に接触し、
前記車両パーキングブレーキが前記非係合位置にある場合、前記制御レバーローラが、前記伸縮可能な制御ピンの前記第3面と物理的に接触する車両パーキングブレーキ制御装置。
[項目2]
前記車両パーキングブレーキが前記ホールド位置にある場合、前記伸縮可能な制御ピンローラが、前記制御レバーローラの真下に位置する項目1に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
[項目3]
前記車両パーキングブレーキが前記係合位置にある場合、前記伸縮可能な制御ピンローラが、前記制御レバーローラを越える伸長位置に位置する項目1に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
[項目4]
前記車両パーキングブレーキが前記非係合位置にある場合、前記伸縮可能な制御ピンローラが、前記制御レバーローラの内側の退避位置に位置する項目1に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
[項目5]
前記伸縮可能な制御ピンローラの前記側方回転動作の間は、前記伸縮可能な制御ピンローラが、前記制御ベースの前記上面とローラ接触状態を保つ項目1に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
[項目6]
前記制御ベースの前記上面における前記伸縮可能な制御ピンローラの前記側方回転動作のために、圧縮可能または非圧縮可能にモータ駆動アクチュエータピストンと接続された制御ばねを更に備える項目5に記載の車両パーキングブレーキ制御装置。
[項目7]
車両パーキングブレーキを制御する方法であって、
第1面、第2面および第3面を第1端に有する伸縮可能な制御ピンを提供し、前記伸縮可能な制御ピンの前記第1端における下面の真上に回転可能に接続された伸縮可能な制御ピンローラを提供する段階と、
第1端において、前記車両パーキングブレーキと回転可能に接続される制御レバーを提供する段階と、
前記制御ピンローラが回転する上面を有する制御ベースを提供する段階と、
前記伸縮可能な制御ピンローラを、前記制御ベースの前記上面上に伸長させるおよび前記上面から退避させる段階とを備え、
前記制御レバーは、第2端において、前記制御レバーの下面の真上で回転可能に接続される制御レバーローラを有し、
前記制御レバーローラは、前記伸縮可能な制御ピンの前記第1面、前記第2面および前記第3面上でそれぞれ回転可能であり、
前記制御レバーの前記第1端における旋回軸を中心に前記制御レバーを回転させて、前記第2端において前記制御レバーを持ち上げるおよび引き下げることにより、前記車両パーキングブレーキの係合位置、ホールド位置および非係合位置にそれぞれ対応する前記制御ピンの前記第1面、前記第2面および前記第3面を横断するように前記制御レバーローラが回転する、方法。
[項目8]
前記車両パーキングブレーキが前記ホールド位置にある場合、前記伸縮可能な制御ピンローラが、前記制御レバーローラの真下に位置する項目7に記載の方法。
[項目9]
前記車両パーキングブレーキが前記係合位置にある場合、前記伸縮可能な制御ピンローラが、前記制御レバーローラを越える伸長位置に位置する項目7に記載の方法。
[項目10]
前記車両パーキングブレーキが、前記非係合位置にある場合、前記伸縮可能な制御ピンローラが、前記制御レバーローラの内側の退避位置に位置する項目7に記載の方法。
[項目11]
前記伸縮可能な制御ピンの側方回転動作の間は、前記伸縮可能な制御ピンローラが前記制御ベースの前記上面で回転する項目7に記載の方法。
[項目12]
モータ駆動アクチュエータピストンにより、制御ばねを圧縮または非圧縮して、前記伸縮可能な制御ピンローラを前記制御ベースの前記上面上で側方回転させて、対になる部品間の摩擦係数を同じに保つ段階を更に備える項目11に記載の方法。
図1
図2
図3
図4