(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付した図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。本発明の実施形態は、当業界で当業者に、本発明についてさらに完全に説明するために提供される。本発明は、多様な変更を加えることができ、さまざまな形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示して詳細に説明する。しかし、それらは、本発明を特定の開示形態について限定するものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むということを理解しなければならない。各図面について説明しつつ、類似した参照符号を類似した構成要素に対して使用する。添付された図面において、構造物の寸法は、本発明の明確性を期するために、実際より拡大させたり縮小させて図示されている。
【0021】
本発明で使用した用語は、ただ特定の実施形態について説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に取り立てて意味しない限り、複数の表現を含む。本発明で、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品、またはそれらを組み合わせたものが存在するということを指定するものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や、数字、段階、動作、構成要素、部分品、またはそれらを組み合わせたもの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないと理解されなければならない。
【0022】
取り立てて定義されない限り、技術的であったり、科学的な用語を含み、ここで使用されるあらゆる用語は、本発明が属する技術分野で当業者によって一般的に理解されるところと同一の意味を有する。一般的に使用される辞典に定義されているような用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有すると解釈されなければならず、本発明で明白に定義しない限り、理想的であったり、過度に形式的な意味に解釈されるものではない。
【0023】
半導体メモリ装置は、外部電源電圧VEXTから内部電源電圧AIVCを発生させる内部電圧発生回路(internal voltage down converter)を含む。半導体メモリ装置がDRAM(dynamic random access memory)で構成される場合、内部電源電圧AIVCは、DRAMセルアレイを含むコアブロックの電源電圧として使用される。
【0024】
DRAMの動作特性のうち、リフレッシュ時間は、セルノードに保存されるチャージの量に比例する。セルノードは、DRAMセルトランジスタとセルキャパシタとの間のノードをいう。セルノードに保存されるチャージ量Qは、Q=CVによって、セルキャパシタンスCに比例し、保存される電圧Vである内部電圧IVCに比例する。半導体製造工程の微細化によって、セルキャパシタのサイズが小さくなるにつれて、セルキャパシタンスが小さくなる。セルキャパシタンスが小さくなるという現実で、リフレッシュ時間を確保するためには、内部電源電圧AIVCのレベルが高くなければならない。そして、内部電源電圧AIVCは、外部電圧VEXTのレベルとは係わりなく、目標電圧レベルに一定して維持されてこそ、リフレッシュ時間を保証することができる。
【0025】
内部電源電圧AIVCは、一般的に、外部電源電圧VEXTから電圧降下されて発生する。DRAMの低電力消耗化の傾向によって、外部電源電圧VEXTが低くなる。低くなった外部電源電圧VEXTのレベルが、内部電源電圧AIVCの目標電圧レベルより低くなることがあり、その場合、内部電源電圧AIVCは、低くなった外部電源電圧VEXTによって、目標電圧レベルより低く発生する。目標電圧レベルより低くなった内部電源電圧AIVCによって、DRAMのリフレッシュ時間を確保し難いという問題点が生じてしまう。従って、外部電源電圧VEXTが低くなっても、内部電源電圧AIVCの目標電圧レベルを一定に維持することができる電圧発生部が要求される。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態による基準電圧発生部について説明する図面である。
【0027】
図1を参照すれば、基準電圧発生部100は、クランプ調節部110とレベル増幅部120とを含む。クランプ調節部110は、第1電源電圧VEXTによって駆動され、第1電圧VREFを受信してクランプ電圧(clamp voltage)VREFA
PREを発生させることができる。第1電源電圧VEXTは、外部電源電圧であってもよい。レベル増幅部120は、第2電源電圧VPPEによって駆動され、クランプ電圧VREFA
PREを受信し、基準電圧VREFAを発生させることができる。第2電源電圧VPPEは、第1電源電圧VEXTより高い電圧レベルを有するように設定されてもよい。
【0028】
クランプ調節部110は、第1比較部112、第1スイッチング部114及び第1レベル調節部115を含んでもよい。第1比較部112は、第1電源電圧VEXTによって駆動され、第1電圧VREFと第1ノードNA電圧とを比較し、第2ノードNB電圧を出力することができる。第1電源電圧VEXTは、例えば、1.2Vほどの電圧レベルであってもよい。第1電圧VREFは、例えば、0.75Vほどの電圧レベルであってもよい。第1比較部112は、第1ノード電圧NAが第1電圧VREFより低ければ、第2ノードNBに、ロジック・ローレベルを出力することができる。また、第1比較部112は、第1ノード電圧NAが第1電圧VREFより高ければ、第2ノードNBに、ロジック・ハイレベルを出力することができる。第2ノードNBは、第1スイッチング部114と連結される。
【0029】
第1スイッチング部114は、第1電源電圧VEXTによって駆動され、第2ノードNBにゲーティングされるPMOS(positive channel metal oxide semiconductor)トランジスタである。PMOSトランジスタのソースに、第1電源電圧VEXTが連結され、そのゲートに、第2ノードNBが連結され、そのドレインは、クランプ電圧VREFA
PREを出力する。第1スイッチング部114は、ロジック・ローレベルに該当する第2ノードNB電圧に応答し、PMOSトランジスタがターンオンされる。ターンオンされたPMOSトランジスタを介して、第1電源電圧VEXTが供給され、クランプ電圧VREFA
PREレベルを上昇させることができる。また、第1スイッチング部114は、ロジック・ハイレベルに該当する第2ノードNB電圧に応答し、PMOSトランジスタがターンオフされる。ターンオフされたPMOSトランジスタは、第1電源電圧VEXTの供給を遮断し、クランプ電圧VREFA
PREレベルを上昇させない。
【0030】
クランプ電圧VREFA
PREと接地電圧VSSとの間には、第1レベル調節部115が連結されてもよい。第1レベル調節部115には、第1抵抗116及び第2抵抗118が直列連結される。第1抵抗116と第2抵抗118との連結ノードは、第1ノードNAになる。クランプ調節部110内の第1比較部112並びに第1スイッチング部114の動作によって、第1ノードNA電圧は、第1電圧VREFとほぼ同じようになる。これによって、クランプ電圧VREFA
PREは、第1抵抗116の抵抗値R1と、第2抵抗118の抵抗値R2とによって、数式1のように決定される。
【0032】
すなわち、クランプ電圧VREFA
PREレベルは、第1抵抗116の抵抗値R1と、第2抵抗118の抵抗値R2とを調整することによって調節される。クランプ電圧VREFA
PREレベルは、DRAMのビットラインBL(
図10A)に連結されたメモリセルMC(
図10A)へのデータ書き込み時、セルリストア(cell restore)動作を保証する最小限の電圧レベルに設定されてもよい。クランプ電圧VREFA
PREは、例えば、1.08Vほどに調節される。
【0033】
レベル増幅部120は、第2比較部122、第2スイッチング部124及び第2レベル調節部125を含んでもよい。第2比較部122は、第2電源電圧VPPEによって駆動され、クランプ電圧VREFA
PREと第3ノードNC電圧とを比較し、第4ノードND電圧を出力することができる。第2電源電圧VPPEは、第1電源電圧VEXTより高い電圧レベルを有するように設定される。第1電源電圧VEXTが1.2Vほどの場合、第2電源電圧VPPEは、例えば、1.6Vほどの電圧レベルである。
【0034】
第2比較部122は、第3ノード電圧NCがクランプ電圧VREFA
PREより低ければ、第4ノードNDに、ロジック・ローレベルを出力することができる。また、第2比較部122は、第3ノード電圧NCがクランプ電圧VREFA
PREより高ければ、第4ノードNDに、ロジック・ハイレベルを出力することができる。第4ノードNDは、第2スイッチング部124と連結される。
【0035】
第2スイッチング部124は、第2電源電圧VPPEによって駆動され、第4ノードNDにゲーティングされるPMOSトランジスタであってもよい。PMOSトランジスタのソースに、第2電源電圧VPPEが連結され、そのゲートに、第4ノードNDが連結され、そのドレインは、基準電圧VREFAを出力する。第2スイッチング部124は、ロジック・ローレベルに該当する第4ノードND電圧に応答し、PMOSトランジスタがターンオンされる。ターンオンされたPMOSトランジスタを介して、第2電源電圧VPPEが供給され、基準電圧VREFAレベルを上昇させることができる。また、第2スイッチング部124は、ロジック・ハイレベルに該当する第4ノードND電圧に応答し、PMOSトランジスタがターンオフされる。ターンオフされたPMOSトランジスタは、第2電源電圧VPPEの供給を遮断し、基準電圧VREFAレベルを上昇させない。
【0036】
基準電圧VREFAと接地電圧VSSとの間に、第2レベル調節部125が連結されてもよい。第2レベル調節部125には、第3抵抗126及び第4抵抗128が直列連結される。第3抵抗126と第4抵抗128との連結ノードは、第3ノードNCになる。レベル増幅部120内の第2比較部122並びに第2スイッチング部124の動作によって、第3ノードNC電圧は、クランプ電圧VREFA
PREとほぼ同じようになる。これによって、基準電圧VREFAは、第3抵抗126の抵抗値R3と、第4抵抗128の抵抗値R4とによって、数式2のように決定される。
【0038】
すなわち、基準電圧VREFAレベルは、クランプ電圧VREFA
PREレベル、第3抵抗126の抵抗値R3、及び第4抵抗128の抵抗値R4を調整することによって調節される。基準電圧VREFAは、クランプ電圧VREFA
PREが1.08Vほどである場合、例えば、1.2Vほどに発生する。レベル増幅部120は、クランプ電圧VREFA
PREを受信し、基準電圧VREFAを発生させるが、その利得は1.2/1.08ほどと計算される。
【0039】
図2は、
図1の基準電圧発生部100の動作について説明するグラフである。
【0040】
図2を参照すれば、第1電源電圧VEXTレベルによって発生するクランプ電圧VREFA
PREレベルと、基準電圧VREFAレベルとを示している。クランプ電圧VREFA
PREは、第1電源電圧VEXTの上昇によって、第1電源電圧VEXTとほぼ同一に発生していて、1.08Vほどでクランプされる。基準電圧VREFAは、クランプ電圧VREFA
PREに、レベル増幅部120の利得1.2/1.08を乗じた電圧レベルに、すなわち、数式3のように発生する。
【0042】
図3は、本発明の第2実施形態による基準電圧発生部について説明する図面である。
【0043】
図3を参照すれば、基準電圧発生部300は、第2電源電圧VPPEによって駆動され、第2電圧VPERIを受信し、基準電圧VREFAを発生させる。第2電源電圧VPPEは、
図1で説明されたように、外部電源電圧である第1電源電圧VEXTより高い電圧レベルを有するように設定されてもよい。例えば、外部電源電圧VEXTが1.2Vほどの電圧レベルを有する場合、第2電源電圧VPPEは、1.6Vほどに設定される。
【0044】
基準電圧発生部300は、半導体メモリ装置であるDRAMに含まれる。DRAMは、大きく見て、コアブロックと、周辺回路ブロックとから構成される。コアブロックは、DRAMセルアレイを含むブロックを称し、周辺回路ブロックは、コアブロック以外の残りのブロックを称する。第2電圧VPERIは、DRAMの周辺回路ブロックで使用される電圧のうち一つである。第2電圧VPERIは、例えば、1.08Vほどに設定される。
【0045】
基準電圧発生部300は、比較部322、スイッチング部324及びレベル調節部325を含んでもよい。比較部322は、第2電源電圧VPPEによって駆動され、第2電圧VPERIと第1ノードNE電圧とを比較し、第2ノードNF電圧を出力することができる。比較部322は、第1ノード電圧NEが第2電圧VPERIより低ければ、第2ノードNFに、ロジック・ローレベルを出力することができる。また、比較部322は、第1ノード電圧NEが第2電圧VPERIより高ければ、第2ノードNFに、ロジック・ハイレベルを出力することができる。第2ノードNFは、スイッチング部324と連結されてもよい。
【0046】
スイッチング部324は、第2電源電圧VPPEによって駆動され、第2ノードNFにゲーティングされるPMOSトランジスタであってもよい。PMOSトランジスタのソースに、第2電源電圧VPPEが連結され、そのゲートに、第2ノードNFが連結され、そのドレインは、基準電圧VREFAを出力する。スイッチング部324は、ロジック・ローレベルに該当する第2ノードNF電圧に応答し、PMOSトランジスタがターンオンされる。ターンオンされたPMOSトランジスタを介して、第2電源電圧VPPEが供給され、基準電圧VREFAレベルを上昇させることができる。また、スイッチング部324は、ロジック・ハイレベルに該当する第2ノードNF電圧に応答し、PMOSトランジスタがターンオフされる。ターンオフされたPMOSトランジスタは、第2電源電圧VPPEの供給を遮断し、基準電圧VREFAレベルを上昇させない。
【0047】
基準電圧VREFAと接地電圧VSSとの間にレベル調節部325が連結されてもよい。レベル調節部325には、第1抵抗326及び第2抵抗328が直列連結される。第1抵抗326と第2抵抗328との連結ノードは、第1ノードNEになる。比較部322並びにスイッチング部324の動作によって、第1ノードNE電圧は、第2電圧VPERIとほぼ同じようになる。これによって、基準電圧VREFAは、第1抵抗326の抵抗値R3と、第2抵抗328の抵抗値R4とによって、数式4のように決定される。
【0049】
すなわち、基準電圧VREFAレベルは、第2電圧VPERIレベル、第3抵抗126の抵抗値R3及び第4抵抗128の抵抗値R4を調整することによって調節される。基準電圧VREFAは、第2電圧VPERIが1.08Vほどである場合、例えば、1.2Vほどに発生する。
【0050】
図4は、本発明の第3実施形態による基準電圧発生部について説明する図面である。
【0051】
図4を参照すれば、基準電圧発生部400は、クランプ調節部410、チャージ・ポンピング部415及びレベル増幅部420を含む。基準電圧発生部400は、外部電源電圧である第1電源電圧VEXTによって駆動され、第1電圧VREFを受信してクランプ電圧VREFA
PREと基準電圧VREFAとを発生させることができる。
【0052】
クランプ調節部410は、
図1で説明されたクランプ調節部110とほぼ同一に構成されてもよい。説明の重複を避けるために、クランプ調節部410についての具体的な説明は省略する。クランプ調節部410は、例えば、1.2Vほどの第1電源電圧VEXTによって駆動され、0.75Vほどの第1電圧VREFを受信して1.08Vほどのクランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。
【0053】
チャージ・ポンピング部415は、第1電源電圧VEXTを入力され、チャージ・ポンピング動作を介して、第1電源電圧VEXTより高い第2電源電圧VPPEを出力することができる。第1電源電圧VEXTが例えば、1.2Vほどである場合、第2電源電圧VPPEは、例えば、1.6Vほどに設定される。チャージ・ポンピング部415は、オシレータと、ポンピング・キャパシタを含んでもよい。オシレータは、オシレーティング信号を発し、ポンピング・キャパシタは、オシレーティング信号に応答し、第1電源電圧VEXTからポンピング電圧を発生させることができる。また、チャージ・ポンピング部415は、ポンピング電圧が一定電圧レベルに達すれば、チャージ・ポンピング動作を停止させるポンピング制御部を含んでもよい。ポンピング電圧は、第2電源電圧VPPEを出力する。
【0054】
レベル増幅部420は、第2電源電圧VPPEで駆動され、クランプ調節部410で生じたクランプ電圧VREFA
PREを受信し、基準電圧VREFAを発生させることができる。レベル増幅部420は、
図1で説明されたレベル増幅部120とほぼ同一に構成されてもよい。説明の重複を避けるために、レベル増幅部420の具体的な説明は省略する。レベル増幅部420は、1.6Vほどの第2電源電圧VPPEによって駆動され、クランプ電圧VREFA
PREが1.08Vほどである場合、1.2Vほどの基準電圧を発生させることができる。レベル増幅部420は、クランプ電圧VREFA
PREを受信し、基準電圧VREFAを発生させるが、その利得は1.2/1.08ほどと計算される。
【0055】
図5は、本発明の第4実施形態による基準電圧発生部について説明する図面である。
【0056】
図5を参照すれば、基準電圧発生部500は、クランプ調節部510、電圧降下部515及びレベル増幅部520を含む。基準電圧発生部500は、第1外部電源電圧VEXT1及び第2外部電源電圧VEXT2によって駆動され、第1電圧VREFを受信し、クランプ電圧VREFA
PREと基準電圧VREFAとを発生させることができる。第1外部電源電圧VEXT1レベルと、第2外部電源電圧VEXT2レベルは、互いに異なることがある。第2外部電源電圧VEXT2は、第1外部電源電圧VEXT1より高く設定されてもよい。
【0057】
クランプ調節部510は、
図1で説明されたクランプ調節部110とほぼ同一に構成される。説明の重複を避けるために、クランプ調節部510についての具体的な説明は省略する。クランプ調節部510は、例えば、1.2Vほどの第1外部電源電圧VEXT1によって駆動され、0.75Vほどの第1電圧VREFを受信し、1.08Vほどのクランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。
【0058】
電圧降下部515は、第2外部電源電圧VEXT2を入力され、電圧降下させて第2電源電圧VPPEを出力することができる。第2外部電源電圧VEXT2が、例えば、2.5Vほどである場合、第2電源電圧VPPEは、例えば、1.6Vほどに設定される。電圧降下部515は、第2外部電源電圧VEXT2と第2電源電圧VPPEとの間に直列連結される多数のダイオード素子から構成されてもよい。ダイオード素子は、導通時、PN接合順方向降下電圧Vfほど電圧降下を行わせる。例えば、ダイオード素子がn個である場合、第2電源電圧VPPEは、VEXT2−n・Vfと決定される。
【0059】
また、電圧降下部515は、第2外部電源電圧VEXT2と、第2電源電圧VPPEとの間に直列連結される多数のMOS(metal oxide semiconductor)トランジスタから構成されてもよい。これらMOSトランジスタは、それぞれ、ゲートとドレインが相互接続されてもよい。それらMOSトランジスタは、それぞれ、ダイオードモードで動作し、導通時、臨界値電圧VTNほど電圧降下を行わせる。例えば、それらMOSトランジスタがn個である場合、第2電源電圧VPPEは、VEXT2−n・VTNと決定される。
【0060】
レベル増幅部520は、第2電源電圧VPPEで駆動され、クランプ調節部510で生じたクランプ電圧VREFA
PREを受信し、基準電圧VREFAを発生させることができる。レベル増幅部520は、
図1で説明されたレベル増幅部120とほぼ同一に構成されてもよい。説明の重複を避けるために、レベル増幅部520の具体的な説明は省略する。レベル増幅部520は、1.6Vほどの第2電源電圧VPPEによって駆動され、クランプ電圧VREFA
PREが1.08Vほどである場合、1.2Vほどの基準電圧を発生させることができる。レベル増幅部520は、クランプ電圧VREFA
PREを受信し、基準電圧VREFAを発生させるが、その利得は、1.2/1.08ほどと計算される。
【0061】
図6は、本発明の第5実施形態による基準電圧発生部について説明する図面である。
【0062】
図6を参照すれば、基準電圧発生部600は、電圧分配部610と、レベル増幅部620とを含む。電圧分配部610は、第1電源電圧VEXTと第3電源電圧VSSとを電圧分配し、クランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。電圧分配部610は、第1電源電圧VEXTとクランプ電圧VREFA
PREとの間に連結される第1抵抗素子と、クランプ電圧VREFA
PREと第3電源電圧VSSとの間に連結される第2抵抗素子と、から構成されてもよい。第1抵抗素子及び第2抵抗素子の抵抗値を調節することによって、クランプ電圧VREFA
PREレベルを調節することができる。第1電源電圧VEXTは、例えば、1.2Vほどの電圧レベルであり、第3電源電圧は、接地電圧である。クランプ電圧VREFA
PREは、1.08Vほどに発生するように、第1抵抗素子及び第2抵抗素子の抵抗値を調節することができる。
【0063】
レベル増幅部620は、第2電源電圧VPPEで駆動され、電圧分配部610で生じたクランプ電圧VREFA
PREを受信し、基準電圧VREFAを発生させることができる。レベル増幅部620は、
図1で説明されたレベル増幅部120とほぼ同一に構成されてもよい。説明の重複を避けるために、レベル増幅部620の具体的な説明は省略する。レベル増幅部620は、1.6Vほどの第2電源電圧VPPEによって駆動され、クランプ電圧VREFA
PREが1.08Vほどである場合、1.2Vほどの基準電圧を発生させることができる。レベル増幅部620は、クランプ電圧VREFA
PREを受信し、基準電圧VREFAを発生させるが、その利得は、1.2/1.08ほどと計算される。
【0064】
本発明の多様な実施形態による基準電圧発生部で発生する基準電圧VREFAは、DRAMに使用される内部電源の発生に基準になる電圧として作用することができる。
【0065】
図7は、本発明の多様な実施形態による基準電圧発生部を含むDRAMの第1例について説明する図面である。
【0066】
図7を参照すれば、DRAM 700は、メモリセル・アレイ702並びにセンスアンプ部703を含むコアブロック701、周辺回路部704及び出力バッファ部705を含む。メモリセル・アレイ702は、複数本のワードライン、ワードライン上を交差するビットライン、ワードラインとビットラインとの交差点に配列される複数のメモリセル、複数本のワードラインのうち所定のワードラインを選択することができるロウデコーダ、及び複数本のビットラインのうち所定のビットラインを選択することができるカラムデコーダを含む。センスアンプ部703は、複数のビットラインで読み取られたメモリセルデータを感知増幅することができる。周辺回路部704は、アドレスバッファ、データ入力バッファ及び制御回路を含んでもよい。出力バッファ部705は、外部電源電圧VEXTで駆動され、感知増幅されたメモリセルデータを外部に読み取ることができる。
【0067】
また、DRAM 700は、第1基準電圧発生部706、第1内部電圧発生部707、第2基準電圧発生部708及び第2内部電圧発生部709を含んでもよい。第1基準電圧発生部706は、外部電源電圧VEXTを受信して第1基準電圧VREFを発生させることができる。第1内部電圧発生部707は、外部電源電圧VEXTで駆動され、第1基準電圧VREFを受信して第1内部電源電圧IVCを発生させることができる。第1内部電源電圧IVCは、周辺回路部704を駆動する電源として使用される。
【0068】
第2基準電圧発生部708は、外部電源電圧VEXTと第2電源電圧VPPEとによって駆動され、第1基準電圧VREFを受信して第2基準電圧VREFAを発生させることができる。第2基準電圧発生部708は、
図1で説明された基準電圧発生部100のように、クランプ調節部110とレベル増幅部120とを含んでもよい。クランプ調節部110は、外部電源電圧VEXTによって駆動され、第1基準電圧VREFを受信してクランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。レベル増幅部120は、外部電源電圧VEXTより高い第2電源電圧VPPEによって駆動され、クランプ電圧VREFA
PREを受信して第2基準電圧VREFAを発生させることができる。また、第2基準電圧発生部708は、
図3ないし
図6で説明された多様な実施形態の基準電圧発生部のうちいずれか1つの実施形態で具現される。
【0069】
第2内部電圧発生部709は、第2電源電圧VPPEで駆動され、第2基準電圧VREFAを受信して第2内部電源電圧AIVCを発生させることができる。第2内部電源電圧AIVCは、コアブロック702を駆動する電源として使用される。
【0070】
図8は、
図7の第1基準電圧発生部706について説明する回路ダイヤグラムである。
【0071】
図8を参照すれば、第1基準電圧発生部706は、外部電源電圧VEXTを電圧分配し、第1基準電圧VREFを発生させることができる。第1基準電圧発生部706は、バイアス部810、制御部820及び駆動部830を含んでもよい。バイアス部810は、外部電源電圧VEXTと接地電圧との間に直列連結される第1抵抗801及び第2抵抗802と、第1 NMOS(negative channel metal oxide semiconductor)トランジスタ803ないし第3 NMOSトランジスタ805を含む。第1抵抗801と第2抵抗802との間の第1ノード電圧VREF_Fは、第1 NMOSトランジスタ803及び第2 NMOSトランジスタ804のゲートに連結されてもよい。第3 NMOSトランジスタ805のゲートは、外部電源電圧VEXTに連結されてもよい。外部電源電圧VEXTは、第1抵抗801及び第2抵抗802と、第1 NMOSトランジスタないし803第3 NMOSトランジスタ805とによって電圧分配され、その分配された電圧が第1ノード電圧VREF_Fとして現れる。
【0072】
制御部820は、外部電源電圧VEXTが安定するまで、第1ノード電圧VREF_Fを制御することができる。制御部820は、第1ノード電圧VREF_Fと、接地電圧VSSとの間に連結されるPMOSトランジスタ806を含んでもよい。PMOSトランジスタ806のゲートは、第2抵抗802と、第1 NMOSトランジスタ803との間の第2ノードND_Aに連結される。PMOSトランジスタ806は、外部電源電圧VEXTが印加される初期にターンオンされ、第1ノード電圧VREF_Fを接地電圧VSSに安定化させることができる。以後、PMOSトランジスタ806は、外部電源電圧VEXTが、例えば、1.2Vほどに一定に印加されれば、ターンオフされる。
【0073】
駆動部830は、第1ノード電圧VREF_Fに応答し、第1基準電圧VREFを発生させることができる。駆動部830は、第1ノード電圧VREF_Fと、接地電圧VSSとの間に直列連結される第3抵抗807と、第4 NMOSトランジスタ808及び第5 NMOSトランジスタ809とを含んでもよい。第4 NMOSトランジスタ808のゲートは、第1ノード電圧VREF_Fに連結され、第5 NMOSトランジスタ809のゲートは、外部電源電圧VEXTに連結されてもよい。第3抵抗807と第4 NMOSトランジスタ808との連結ノードは、第1基準電圧VREFを発生させる。
【0074】
外部電源電圧VEXTが上昇すれば、第1ノード電圧VREF_Fが上昇し、第1基準電圧VREFが上昇する。第1ノード電圧VREF_Fが上昇すれば、第4 NMOSトランジスタ808がターンオンされる。これは、第1基準電圧VREFの上昇を防止することができる。
【0075】
外部電源電圧VEXTが降下すれば、第1ノード電圧VREF_Fが下降し、第1基準電圧VREF_Fも下降する。第1ノード電圧VREF_Fが降下すれば、第4 NMOSトランジスタ808がターンオフされる。これは、第1基準電圧VREFの降下を防止することができる。
【0076】
それにより、第1基準電圧発生部706は、外部電源電圧VEXTの変動に依存せず、第1基準電源電圧VREFを安定して発生させることができる。第1基準電圧発生部706は、外部電源電圧VEXTが1.2Vほどであるとき、第1基準電圧VREFは、例えば、0.75Vほどに発生することができる。第1基準電圧VREFは、
図1、
図3ないし
図5で説明された多様な実施形態の基準電圧発生部の第1電圧VREFでもって提供されてもよい。
【0077】
図9は、
図7の第1内部電圧発生回路707について説明する回路ダイヤグラムである。
【0078】
図9を参照すれば、第1内部電圧発生回路707は、外部電源電圧VEXTによって駆動され、第1基準電圧VREFを受信して第1内部電源電圧IVCを発生させることができる。第1内部電圧発生回路707は、比較部902、スイッチング部904及びレベル調整部905を含んでもよい。比較部902は、外部電源電圧VEXTで駆動され、第1基準電圧VREFと、レベル調節部905の第1ノードND_B電圧とを比較し、その比較結果を第2ノードND_Cに出力することができる。外部電源電圧VEXTは、例えば、1.2Vほどの電圧レベルであり、第1基準電圧VREFは、例えば、0.75Vほどの電圧レベルであってもよい。比較部902は、第1ノードND_B電圧が第1基準電圧VREFより低ければ、第2ノードND_Cに、ロジック・ローレベルを出力することができる。また、比較部902は、第1ノードND_B電圧が第1基準電圧VREFより高ければ、第2ノードND_Cに、ロジック・ハイレベルを出力することができる。第2ノードND_Cは、スイッチング部904と連結される。
【0079】
スイッチング部904は、外部電源電圧VEXTによって駆動され、第2ノードND_CにゲーティングされるPMOSトランジスタであってもよい。PMOSトランジスタのソースに、外部電源電圧VEXTが連結され、そのゲートに、第2ノードND_Cが連結され、そのドレインは、内部電源電圧IVCに出力される。スイッチング部904は、ロジック・ローレベルに該当する第2ノードND_C電圧に応答し、PMOSトランジスタがターンオンされる。ターンオンされたPMOSトランジスタを介して、外部電源電圧VEXTが供給され、第1内部電源電圧IVCレベルを上昇させることができる。また、スイッチング部904は、ロジック・ハイレベルに該当する第2ノードND_C電圧に応答し、PMOSトランジスタがターンオフされる。ターンオフされたPMOSトランジスタは、外部電源電圧VEXTの供給を遮断し、第1内部電源電圧IVCレベルを上昇させない。
【0080】
第1内部電源電圧IVCと接地電圧VSSとの間に、レベル調節部905が連結されてもよい。レベル調節部905には、第1抵抗906及び第2抵抗908が直列連結される。第1抵抗906と第2抵抗908との連結ノードは、第1ノードND_Bになる。比較部902とスイッチング部904との動作によって、第1ノードND_B電圧は、第1基準電圧VREFとほぼ同じようになる。これによって、第1内部電源電圧IVCは、第1抵抗906の抵抗値と、第2抵抗908の抵抗値とによって決定される。
【0081】
図10Aは、
図7の第2内部電圧発生部709と、コアブロック702のセンスアンプ部703とについて説明する回路ダイヤグラムである。
【0082】
図10Aを参照すれば、第2内部電圧発生部709は、第2電源電圧VPPEで駆動され、第2基準電圧発生部708で生じた第2基準電圧VREFAを受信し、第2内部電源電圧AIVCを発生させることができる。第2内部電圧発生部709は、比較部1002と駆動部1004とを含む。
【0083】
比較部1002は、第2基準電圧VREFAと、第2内部電源電圧AIVCとを比較し、その比較結果を出力することができる。比較部1002は、第2内部電源電圧AIVCが第2基準電圧VREFAより低ければ、ロジック・ローレベルを出力することができる。また、比較部1002は、第2内部電源電圧AIVCが第2基準電圧VREFAより高ければ、ロジック・ハイレベルを出力することができる。比較部1002の出力は、駆動部1004と連結される。
【0084】
駆動部1004は、第2電源電圧VPPEによって駆動され、比較部1002の出力に応答し、第2内部電源電圧AIVCを発生させることができる。駆動部1004は、比較部1002の出力にゲーティングされるPMOSトランジスタであってもよい。PMOSトランジスタのソースに、第2電源電圧VPPEが連結され、そのゲートに比較部1002の出力が連結され、そのドレインは、第2内部電源電圧AIVCを出力する。駆動部1004は、ロジック・ローレベルの比較部1002出力に応答し、PMOSトランジスタがターンオンされる。ターンオンされたPMOSトランジスタを介して、第2電源電圧VPPEが供給され、第2内部電源電圧AIVCレベルを上昇させることができる。駆動部1004は、ロジック・ハイレベルの比較部1002出力に応答し、PMOSトランジスタがターンオフされる。ターンオフされたPMOSトランジスタは、第2電源電圧VPPEの供給を遮断し、第2内部電源電圧AIVCレベルを上昇させない。
【0085】
従って、第2内部電圧発生回路709は、第2基準電圧VREFAとほぼ等しい電圧レベルの第2内部電源電圧AIVCを発生させることができる。第2電源電圧VPPEが1.6Vほどであり、第2基準電圧発生部708で発生する第2基準電圧VREFAが1.2Vほどであるとき、第2内部電源電圧AIVCは、1.2Vほどに発生することができる。
【0086】
センスアンプ部703は、センシング部1030と等化部1040とを含んでもよい。センシング部1030は、メモリセル・アレイ702のビットラインBL上、及び相補ビットラインBLB上のデータを感知増幅することができる。センシング部1030は、ビットラインBLと、相補ビットラインBLBとの間に連結される第1センシング部PSAと、第2センシング部NSAとを含んでもよい。第1センシング部PSAは、ビットラインBLと、相補ビットラインBLBとの間で、そのゲートが交差連結されるPMOSトランジスタから構成される。第2センシング部NSAは、ビットラインBLと相補ビットラインBLBとの間で、そのゲートが交差連結されるNMOSトランジスタから構成されてもよい。等化部703は、ビットラインBLと相補ビットラインBLBとの間に連結され、ビットライン等化信号PEQIに応答するNMOSトランジスタから構成されてもよい。
【0087】
第1センシング部PSAは、第2内部電圧発生部709で生じた第2内部電源電圧AIVCで駆動され、第2センシング部NSAは、接地電圧VSSで駆動される。第2内部電源電圧AIVCは、第1イネーブル信号LAPGに応答する第1スイッチング部1010を介して、第1センシング部PSAに提供され、接地電圧VSSは、第2イネーブル信号LANGに応答する第2スイッチング部1020を介して、第2センシング部NSAに提供される。
【0088】
センシング部1030を駆動する第2内部電源電圧AIVCは、ビットラインBLに連結されたメモリセルMCへのデータ書き込み時、セルリストア動作に重要な要素になる。特に、
図10Bに図示されているように、ビットラインBLと相補ビットラインBLBとの以前ロジックレベルを反転させ、反転されたロジックレベルを、メモリセルMCにデータ書き込みを行う場合、第2内部電源電圧AIVCは、一定の電圧レベルを維持する必要がある。DRAMの電力消費低下のために、外部電源電圧VEXTレベルを低めても、第2内部電源電圧AIVCは、目標電圧レベルで一定して発生することが望ましい。
【0089】
第2内部電圧発生部709は、第2基準電圧VREFAと同一である第2内部電源電圧AIVCを発生させることができる。外部電源電圧VEXTが1.2Vほどに低くなり、第1基準電圧VREFが0.75Vほどに発生しても、第2基準電圧発生部708は、第1基準電圧VREFより高く、1.08Vほどのクランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。クランプ電圧VREFA
PREレベルは、DRAMのビットラインBLに連結されたメモリセルMCへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する最小限の電圧レベルに設定されてもよい。第2基準電圧発生部708は、クランプ電圧VREFA
PREを利用し、1.2Vほどの第2基準電圧VREFAを発生させることができる。これによって、第2内部電源電圧AIVCは、メモリセルリストア動作を保証する目標電圧レベルである1.2Vほどに発生する。また、外部電圧VEXTレベルとは係わりなく、目標電圧1.2Vほどの第2内部電源電圧AIVCは、メモリセルMCのセルキャパシタンスが小さくなる現実で、リフレッシュ時間を確保することができる。
【0090】
図11は、本発明の多様な実施形態による基準電圧発生部を含むDRAMの第2例について説明する図面である。
【0091】
図11を参照すれば、DRAM 1100は、
図7のDRAM 700と同一に、メモリセル・アレイ702とセンスアンプ部703とを含むコアブロック701、周辺回路部704、出力バッファ部705、第1基準電圧発生部706、及び第2基準電圧発生部708を含んでもよい。また、DRAM 1100は、1つの内部電圧発生部709’を含んでもよいが、これは、
図7の第2内部電圧発生部709と同一に構成されてもよい。ただし、DRAM 1100は、
図7のDRAM 700とは異なり、周辺回路部704を駆動する第1内部電圧発生部707を含まないという点で違いがある。
【0092】
DRAM 1100の低消費電力特性を満足させるために、外部電源電圧VEXTが、例えば、1.2V以下に低くなる。その場合、周辺回路部704と、出力バッファ部705は、低くなった外部電源電圧VEXTに連結されて駆動されるように設定されてもよい。周辺回路部704は、アドレスバッファ、データ入力バッファ及び制御回路を含む。出力バッファ部705は、外部電源電圧VEXTで駆動され、感知増幅されたメモリセルデータを外部に読み取ることができる。
【0093】
第1基準電圧発生部706は、外部電源電圧VEXTを受信し、第1基準電圧VREFを発生させることができる。第2基準電圧発生部708は、外部電源電圧VEXTと、第2電源電圧VPPEとによって駆動され、第1基準電圧VREFを受信し、第2基準電圧VREFAを発生させることができる。
【0094】
第2基準電圧発生部708は、
図1で説明された基準電圧発生部100のように、クランプ調節部110と、レベル増幅部120とを含んでもよい。クランプ調節部110は、外部電源電圧VEXTによって駆動され、第1基準電圧VREFを受信してクランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。外部電源電圧VEXTが1.2V以下に低くなり、第1基準電圧VREFが0.75V以下に発生しても、第2基準電圧発生部708は、第1基準電圧VREFより高く、1.08Vほどのクランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。クランプ電圧VREFA
PREレベルは、DRAMのビットラインBLに連結されたメモリセルMCへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する最小限の電圧レベルに設定されてもよい。レベル増幅部120は、外部電源電圧VEXTより高い第2電源電圧VPPEによって駆動され、1.08Vほどのクランプ電圧VREFA
PREを利用し、1.2Vほどの第2基準電圧VREFAを発生させることができる。また、第2基準電圧発生部708は、
図3ないし
図6で説明された多様な実施形態の基準電圧発生部のうち、いずれか1つの実施形態で具現される。
【0095】
内部電圧発生部709’は、第2電源電圧VPPEで駆動され、第2基準電圧VREFAを受信し、第2内部電源電圧AIVCを発生させることができる。内部電圧発生部709’は、第2基準電圧VREFAと同一である第2内部電源電圧AIVCを発生させることができる。第2内部電源電圧AIVCは、目標電圧レベルである1.2Vほどに発生する。第2内部電源電圧AIVCは、コアブロック702を駆動する電源として使用されてもよい。第2内部電源電圧AIVCは、ビットラインBLに連結されたメモリセルMCへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する目標電圧レベルを有する。また、1.2Vほどの第2内部電源電圧AIVCは、外部電圧VEXTレベルとは係わりなく、メモリセルMCのリフレッシュ時間を確保することができる。
【0096】
本実施形態で説明される電圧発生部は、
図12のような半導体メモリ装置、例えば、DDR−SDRAM(double data rate synchronous dynamic random access memory)に含まれる。
【0097】
図12を参照すれば、DDR−SDRAM 1200は、DRAMセルを含むメモリセル・アレイ1201、及びDRAMセルを駆動するための各種回路ブロックを具備することができる。例えば、タイミング・レジスタ1202は、チップ選択信号CSが非活性化レベル(例えば、ロジックハイ)から活性化レベル(例えば、ロジックロー)に変化するときに活性化される。タイミング・レジスタ1202は、外部からクロック信号CLK、クロックイネーブル信号CKE、チップ選択信号CSB、ロウ(row)アドレス・ストローブ信号RASB、カラム(column)アドレス・ストローブ信号CASB、書き込みイネーブル信号WEB及びデータ入力/出力マスク信号DQMなどのコマンド(command)信号を受信し、受信されたコマンド信号を処理し、回路ブロックを制御するための各種内部コマンド信号LRAS,LCBR,LWE,LCAS,LWCBR,LDQMを生成することができる。
【0098】
タイミング・レジスタ1202から生成された一部内部コマンド信号は、プログラミング・レジスタ1204に保存される。例えば、データ出力に係わるレイテンシ(latency)情報やバースト長(burst length)情報などがプログラミング・レジスタ1204に保存される。プログラミング・レジスタ1204に保存された内部コマンド信号は、レイテンシ/バースト長制御部1206で提供され、レイテンシ/バースト長制御部1206は、データ出力のレイテンシやバースト長を制御するための制御信号を、カラムバッファ1208を介して、カラムデコーダ1210や出力バッファ1212に提供することができる。
【0099】
アドレス・レジスタ1220は、外部からアドレス信号ADDを受信することができる。ロウアドレス信号は、ロウアドレスバッファ1222を介して、ロウデコーダ1224に提供される。また、カラムアドレス信号は、カラムアドレスバッファ1208を介して、カラムデコーダ1210に提供される。ロウアドレスバッファ1222は、リフレッシュ命令LRAS,LCBRに応答し、リフレッシュ・カウンタで発生するリフレッシュアドレス信号をさらに受信することができ、ロウアドレス信号及びリフレッシュアドレス信号のうち、いずれか一つをロウデコーダ1224に提供することができる。また、アドレス・レジスタ1220は、バンクを選択するためのバンク信号を、バンク選択部1226に提供することができる。
【0100】
ロウデコーダ1224は、ロウアドレスバッファ1222から入力されるロウアドレス信号またはリフレッシュアドレス信号をデコーディングし、メモリセル・アレイ1201のワードラインを活性化させることができる。カラムデコーダ1210は、カラムアドレス信号をデコーディングし、メモリセル・アレイ1201のビットラインに対する選択動作を遂行することができる。一例として、カラム選択ライン(column selection line)が半導体メモリ装置(DDR−SDRAM)1200に適用され、カラム選択ラインを介した選択動作が遂行されてもよい。
【0101】
センスアンプ部1230は、ロウデコーダ1224とカラムデコーダ1210とによって選択されたメモリセルのデータを増幅し、増幅されたデータを、出力バッファ1212に提供することができる。データセルの記録のためのデータは、データ入力レジスタ1232を介して、メモリセル・アレイ1201に提供され、入出力コントローラ1234は、データ入力レジスタ1232を介して、データ伝達動作を制御することができる。
【0102】
基準電圧発生部100は、
図1のように、クランプ調節部110と、レベル増幅部120とを含んでもよい。クランプ調節部110は、外部電源電圧VEXTによって駆動され、第1基準電圧VREFを受信してクランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。外部電源電圧VEXTが1.2V以下に低くなり、第1基準電圧VREFが0.75V以下に発生しても、第2基準電圧発生部708は、第1基準電圧VREFより高く、1.08Vほどのクランプ電圧VREFA
PREを発生させることができる。クランプ電圧VREFA
PREレベルは、DRAMのビットラインBLに連結されたメモリセルMCへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する最小限の電圧レベルに設定されてもよい。レベル増幅部120は、外部電源電圧VEXTより高い第2電源電圧VPPEによって駆動され、1.08Vほどのクランプ電圧VREFA
PREを利用し、1.2Vほどの第2基準電圧VREFAを発生させることができる。また、基準電圧発生部100は、
図3ないし
図6で説明された多様な実施形態の基準電圧発生部のうち、いずれか1つの実施形態で具現される。第2基準電圧VREFAは、センスアンプ部1230を駆動する内部電源電圧AIVC発生の基準電圧レベルになる。内部電源電圧AIVCは、ビットラインBLに連結されたメモリセルMCへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する目標電圧レベルを有する。1.2Vほどの内部電源電圧AIVCは、外部電圧VEXTレベルとは係わりなく、メモリセルMCのリフレッシュ時間を確保することができる。
【0103】
図13は、
図12の半導体メモリ装置が適用されたメモリシステムの一具現例を示す図面である。
【0104】
図13を参照すれば、メモリシステム1300は、メモリモジュール1310及びメモリ・コントローラ1320を含んでもよい。メモリモジュール1310は、モジュールボード(Module board)上に、少なくとも一つ以上の半導体メモリ装置1330を装着することができる。半導体メモリ装置1330は、DRAMチップで具現されてもよく、それぞれの半導体メモリ装置1330は、多数層の半導体レイヤを含んでもよい。半導体レイヤは、一つ以上のマスターチップ1331と、一つ以上のスレーブチップ1332とを含んでもよい。半導体レイヤ間の信号伝達は、貫通シリコンビアTSVを介して行われる。
【0105】
本実施形態では、半導体レイヤ間の信号伝達が貫通シリコンビアTSVを介して行われる構造について説明しているが、これに限定されるものではなく、ワイヤポンディング、インタポーズ、または配線が形成されたテープを介して積層される構造にも適用することができる。
【0106】
また、半導体レイヤ間の信号伝達が、光学的入出力接続(optical IO connection)で行われてもよい。例えば、ラジオ周波数(RF:radio frequency)波または超音波を利用する放射型(radiative)方式、磁気誘導(magnetic induction)を利用する誘導カップリング(Inductive coupling)方式、または磁場共振を利用する非放射型(non-radiative)方式を利用して互いに連結される。
【0107】
放射型方式は、モノポール(monopole)アンテナやPIFA(planar inverted-F antenna)などのアンテナを利用し、無線で信号を伝達する方式である。経時的に変化する電界や磁界が互いに影響を与えつつ放射が起き、同じ周波数のアンテナがある場合、入射波の極(polarization)特性に合うように信号を受信することができる。
【0108】
誘導カップリング方式は、コイルを何回か巻いて一方向に強い磁界を発生させ、類似した周波数で共振するコイルを近接させてカップリングを発生させる方式である。
【0109】
非放射型方式は、近距離電磁場を介して、同じ周波数で共振する2つの媒体間で電磁波を移動させる減衰波結合(evanescent wave coupling)を利用する方式である。
【0110】
マスターチップ1331とスレーブチップ1332は、本発明の実施形態による基準電圧発生部を含んでもよい。基準電圧発生部は、
図1のように、クランプ調節部と、レベル増幅部とを含んでもよい。クランプ調節部は、外部電源電圧によって駆動され、第1基準電圧を受信してクランプ電圧を発生させることができる。外部電源電圧が1.2V以下に低くなり、第1基準電圧が0.75V以下に発生しても、基準電圧発生部は、第1基準電圧より高く、1.08Vほどのクランプ電圧を発生させることができる。クランプ電圧レベルは、DRAMのビットラインBLに連結されたメモリセルMCへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する最小限の電圧レベルに設定されてもよい。レベル増幅部は、外部電源電圧より高い第2電源電圧VPPEによって駆動され、1.08Vほどのクランプ電圧を利用し、1.2Vほどの第2基準電圧を発生させることができる。また、基準電圧発生部は、
図3ないし
図6で説明された多様な実施形態の基準電圧発生部のうち、いずれか1つの実施形態で具現される。第2基準電圧は、センスアンプ部を駆動する内部電源電圧発生の基準電圧レベルになる。内部電源電圧は、ビットラインに連結されたメモリセルへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する目標電圧レベルを有する。内部電源電圧は、低くなった外部電源電圧レベルとは係わりなく、メモリセルMCのリフレッシュ時間を確保することができる。
【0111】
メモリモジュール1310は、システムバスを介して、メモリ・コントローラ1320と通信することができる。システムバスを介して、データDQ、コマンド/アドレスCMD/ADD、及びクロック信号CLKなどが、メモリモジュール1310とメモリ・コントローラ1320との間で送受信される。
【0112】
図14は、本発明の一実施形態によるメモリシステムを装着するコンピュータ・システムを示すブロック図である。
【0113】
図14を参照すれば、モ、バイル機器や、デスクトップ・コンピュータのようなコンピュータ・システム1400に本発明の半導体メモリ装置が、RAM 1420として装着されてもよい。RAM 1420として装着される半導体メモリ装置は、前述の多数の実施形態のうちいずれか一つが適用される。例えば、RAM 1420は、前記実施形態のうち半導体メモリ装置が適用されてもよく、またはメモリ・モジュール形態で適用されることも可能である。また、RAM 1420は、半導体メモリ装置とメモリ・コントローラとを含む概念であってもよい。
【0114】
本発明の一実施形態によるコンピュータ・システム1400は、中央処理装置(CPU)1410、RAM 1420、ユーザ・インターフェース1430及び揮発性メモリ1440を含み、これら構成要素は、それぞれバス1450に電気的に連結されている。不揮発性メモリ1440は、SSD(solid state drive)やHDD(hard disk drive)のような大容量保存装置が使用されてもよい。
【0115】
コンピュータ・システム1400で、RAM 1420は、本発明の実施形態による基準電圧発生部を含んでもよい。基準電圧発生部は、
図1のように、クランプ調節部とレベル増幅部とを含む。クランプ調節部は、外部電源電圧によって駆動され、第1基準電圧を受信してクランプ電圧を発生させることができる。外部電源電圧が1.2V以下に低くなり、第1基準電圧が0.75V以下に発生しても、基準電圧発生部は、第1基準電圧より高く、1.08Vほどのクランプ電圧を発生させることができる。クランプ電圧レベルは、DRAMのビットラインBLに連結されたメモリセルMCへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する最小限の電圧レベルに設定されてもよい。レベル増幅部は、外部電源電圧より高い第2電源電圧によって駆動され、1.08Vほどのクランプ電圧を利用し、1.2Vほどの第2基準電圧を発生させることができる。また、基準電圧発生部は、
図3ないし
図6で説明された多様な実施形態の基準電圧発生部のうち、いずれか1つの実施形態で具現されもする。第2基準電圧は、センスアンプ部を駆動する内部電源電圧発生の基準電圧レベルになる。内部電源電圧は、ビットラインに連結されたメモリセルへのデータ書き込み時、セルリストア動作を保証する目標電圧レベルを有する。内部電源電圧は、低くなった外部電源電圧レベルとは係わりなく、メモリセルのリフレッシュ時間を確保することができる。
【0116】
本発明は、図面に図示された実施形態を参照に説明したが、それらは、例示的なものに過ぎず、本技術分野の当業者であるならば、今後多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解するであろう。従って、本発明の真正な技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決まらなければならない。