(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5911599
(24)【登録日】2016年4月8日
(45)【発行日】2016年5月11日
(54)【発明の名称】分類ウェブページ切り替えのための方法および携帯型デバイス
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20130101AFI20160422BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20160422BHJP
G06F 17/30 20060101ALI20160422BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20160422BHJP
【FI】
G06F3/0488 130
G06F3/0482
G06F17/30 310A
H04M1/00 R
【請求項の数】20
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2014-547577(P2014-547577)
(86)(22)【出願日】2013年1月16日
(65)【公表番号】特表2015-504206(P2015-504206A)
(43)【公表日】2015年2月5日
(86)【国際出願番号】US2013021739
(87)【国際公開番号】WO2013109626
(87)【国際公開日】20130725
【審査請求日】2014年6月13日
(31)【優先権主張番号】13/741,971
(32)【優先日】2013年1月15日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】201210016753.2
(32)【優先日】2012年1月18日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】特許業務法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カオ・シャア
【審査官】
円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−221821(JP,A)
【文献】
特開2005−004690(JP,A)
【文献】
特開2000−347645(JP,A)
【文献】
特開2011−159166(JP,A)
【文献】
スマートフォン大競争 第2部:端末の将来像 標準品を使いこなし新たなユーザー体験を目指す,p.47-52,日経エレクトロニクス,日経BP社,2010年 1月25日,第1022号,p.47-52
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048−3/0489
G06F 3/041
G06F 17/30
H04M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
分類ウェブページ切り替え方法であって、
タッチセンシティブ表示スクリーンを介して、ユーザが実行するスライド動作に関する情報を受信し、
前記スライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定し、
前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示し、
前記複数の分類ラベルの中から分類ラベルを選択し、
前記スライド動作に基づいて、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更し、
前記スライド動作の前記タッチセンシティブ表示スクリーンとの接触が終わった時に、現在の分類ウェブページを前記選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えること、を備え、前記分類オプション領域の前記表示、前記分類ラベルの前記選択、および前記分類ラベルを前記順に変更すること、は、単一のスライド動作である同一の前記スライド動作に関連して実行される、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、
前記スライド動作が下向きのスライド動作であった場合に、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの上部に表示することを含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、
前記スライド動作が上向きのスライド動作であった場合に、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの下部に表示する工程、
前記スライド動作が右向きのスライド動作であった場合に、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの左側に表示する工程、および、
前記スライド動作が左向きのスライド動作であった場合に、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの右側に表示する工程の内の1工程を含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、
表示をトリガされた前記分類オプション領域から選択されている前記分類ラベルが、設定された速度および設定された方向に従って、順に変更されることを含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、さらに、
前記スライド動作の現在のスライド方向を決定することを含み、
前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更することは、前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する方向に従って行われる、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、さらに、
前記スライド動作の現在のスライド速度を決定することを含み、
前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更することは、前記スライド動作の前記現在のスライド速度に対応する速度および前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する前記方向に従って行われる、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、前記スライド動作は、前記分類オプション領域と異なる前記タッチセンシティブ表示スクリーン上の領域で行われる、方法。
【請求項8】
分類ウェブページ切り替えのための携帯型デバイスであって、
タッチセンシティブ表示スクリーンと、
少なくとも1つのプロセッサであって、
前記タッチセンシティブ表示スクリーンを介して、ユーザが実行するスライド動作に関する情報を受信し、
前記スライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定し、
前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示し、
前記複数の分類ラベルの中から分類ラベルを選択し、
前記指定スライド動作に基づいて、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更し、
前記スライド動作の前記タッチセンシティブ表示スクリーンとの接触が終わった時に、現在の分類ウェブページを前記選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えるように構成されている、少なくとも1つのプロセッサと、
前記分類オプション領域の前記表示、前記分類ラベルの前記選択、および前記分類ラベルを前記順に変更すること、は、単一のスライド動作である同一の前記スライド動作に関連して実行され、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、前記少なくとも1つのプロセッサに命令を提供するように構成されたているメモリと、
を備える、デバイス。
【請求項9】
請求項8に記載のデバイスであって、前記分類オプション領域の表示は、
前記スライド動作が下向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの上部に表示すること、
前記スライド動作が上向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの下部に表示すること、
前記スライド動作が右向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの左側に表示すること、
前記スライド動作が左向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの右側に表示すること、
を含む、デバイス。
【請求項10】
請求項8に記載のデバイスであって、前記分類オプション領域の表示は、設定された速度および設定された方向に従って、表示をトリガされた前記分類オプション領域から選択されている前記分類ラベルを順に変更することを含む、デバイス。
【請求項11】
請求項8に記載のデバイスであって、さらに、
前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域の表示後に、前記スライド動作の現在のスライド方向を決定し、
前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する方向に従って、表示のために選択された前記分類オプション領域から選択されている前記分類ラベルを順に変更する、デバイス。
【請求項12】
請求項8に記載のデバイスであって、前記スライド動作は、前記分類オプション領域と異なる前記タッチセンシティブ表示スクリーン上の領域で行われる、デバイス。
【請求項13】
分類ウェブページ切り替えのためのコンピュータプログラムであって、
タッチセンシティブ表示スクリーンを介して、ユーザが実行するスライド動作に関する情報を受信するための機能と、
前記スライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定するための機能と、
前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示するための機能と、
前記複数の分類ラベルの中から分類ラベルを選択するための機能と、
前記スライド動作に基づいて、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更するための機能と、
前記スライド動作の前記タッチセンシティブ表示スクリーンとの接触が終わった時に、現在の分類ウェブページを前記選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えるための機能と、
をコンピュータによって実現させ、
前記分類オプション領域の前記表示、前記分類ラベルの前記選択、および前記分類ラベルを前記順に変更すること、は、単一のスライド動作である同一の前記スライド動作に関連して実行される、コンピュータプログラム。
【請求項14】
請求項13に記載のコンピュータプログラムであって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、
前記スライド動作が下向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの上部に表示することを含む、コンピュータプログラム。
【請求項15】
請求項13に記載のコンピュータプログラムであって、前記スライド動作が指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、
前記スライド動作が上向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの下部に表示すること、
前記スライド動作が右向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの左側に表示すること、および、
前記スライド動作が左向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの右側に表示することの内の1つを含む、コンピュータプログラム。
【請求項16】
請求項13に記載のコンピュータプログラムであって、前記スライド動作が指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、
表示をトリガされた前記分類オプション領域から選択されている前記分類ラベルが、設定された速度および設定された方向に従って、順に変更されることを含む、コンピュータプログラム。
【請求項17】
請求項13に記載のコンピュータプログラムであって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、さらに、
前記スライド動作の現在のスライド方向を決定することを含み、
前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更することは、前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する方向に従って行われる、コンピュータプログラム。
【請求項18】
請求項17に記載のコンピュータプログラムであって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、さらに、
前記スライド動作の現在のスライド速度を決定することを含み、
前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更することは、前記スライド動作の前記現在のスライド速度に対応する速度および前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する前記方向に従って行われる、コンピュータプログラム。
【請求項19】
請求項13に記載のコンピュータプログラムであって、前記スライド動作は、前記分類オプション領域と異なる前記タッチセンシティブ表示スクリーン上の領域で行われる、コンピュータプログラム。
【請求項20】
請求項1に記載の方法であって、前記分類オプション領域の表示および前記現在の分類ウェブページの前記選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページへの切り替えは、同一の前記スライド動作に関連して実行される、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
他の出願の相互参照
本願は、すべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる、2012年1月18日出願の発明の名称を「A METHOD AND MOBILE EQUIPMENT FOR CLASSIFIED PAGE SWITCHING」とする中国特許出願第201210016753.2号に基づく優先権を主張する。
【0002】
本願は、分類ウェブページ切り替えのための方法および携帯型デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信技術の発展により、ユーザには、より大きいネットワーク帯域幅およびより速いデータ伝送を提供されている。それに応じて、ユーザには、より多くのネットワークサービスを提供されうる。したがって、携帯型デバイスは、無線通信プロバイダによって提供されるサービスをサポートすると共に、より良好な無線サービス体験をユーザに提供するために、より多くの機能を提供しうる。例えば、ユーザは、携帯型デバイスを制御するためのタッチスクリーンを有する携帯型デバイス上で、タップおよびスライドなどの動作を実行できる。
【0004】
携帯型デバイスの表示スクリーンのサイズが大きくなり、携帯型デバイスのハードウェア性能が向上するにつれて、以前にはパーソナルコンピュータ向けであったインターネットサービスが、ここ数年間で次第に携帯型デバイスに実装されてきた。例えば、ユーザは、コンテンツの豊富なウェブページを携帯型デバイス上で閲覧できる。
【0005】
しかしながら、現在の携帯型デバイスの表示スクリーンのスクリーンサイズは、コンテンツの豊富なウェブページに比べると小さいままである。携帯型デバイスの表示スクリーンは、しばしば、コンテンツの豊富なウェブページに含まれるあらゆるタイプのコンテンツを完全には表示できない。例えば、ウェブページは、ユーザがウェブページを閲覧している時に必要になるいくつかの制御領域を含みうる。携帯型デバイスの限られた表示スクリーン内にできるだけ多くウェブページのメインコンテンツを表示するために、携帯型デバイスは、一般に、制御領域を隠している。ユーザは、制御領域へのアクセスを必要とする場合、表示スクリーンにタッチすることによって制御領域の表示をトリガした後に、制御領域にもう一度タッチすることによってウェブページを制御する。
【0006】
例えば、商品情報ウェブページにおいて、ユーザは、商品情報ウェブページを閲覧している時に、閲覧した商品情報をレビューしたい場合がある。一般に、商品情報ウェブページは、商品情報を選別するための分類オプション領域を備える。商品情報ウェブページがユーザに対して表示されると、分類オプション領域は隠される。ユーザは、分類オプション領域を通して商品情報を閲覧したい場合、すなわち、様々なタイプの商品に対応して分類されたウェブページを切り替えたい場合、通例は以下の工程を実行する。
【0007】
最初に、ユーザは、携帯型デバイスの表示スクリーン上の指定位置をタップし、携帯型デバイスは、タップ動作に基づいて、分類オプション領域を含むウェブページの表示をトリガする。
【0008】
次に、ユーザは、分類オプション領域に含まれる分類ラベルを見ながら、所望の分類ラベルをタップして、分類ラベルを選択する。携帯型デバイスは、この第2のタップ動作に基づいて、選択された分類ラベルに対応する分類ウェブページの表示をトリガする。
【0009】
分類ウェブページを切り替えるための上述の方法において、ユーザは、表示スクリーンに対して複数の動作を実行する。それに応じて、携帯型デバイスは、各ユーザ動作に対応するウェブページを生成して、対応するウェブページをユーザに対して表示し、その結果、ユーザは、表示されたウェブページに基づいてさらなる動作を実行できる。このように、分類ウェブページの切り替えは、ユーザおよび携帯型デバイスの間の複数回の相互作用を通して達成される。
【0010】
したがって、分類ウェブページを切り替えるための相互作用の量が減少すれば、効率が向上し、携帯型デバイスのエネルギ消費が削減される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
以下の詳細な説明と添付の図面において、本発明の様々な実施形態を開示する。
【0012】
【
図1A】いくつかの実施形態に従って、分類ウェブページを表示するようにプログラムされたコンピュータシステムを示す機能図。
【0013】
【
図1B】分類ウェブページ切り替え方法の一実施形態を示すフローチャート。
【0014】
【
図2】分類ウェブページ切り替え方法の別の実施形態を示す別のフローチャート。
【0015】
【
図3】ユーザが現在のウェブページ上でスライド動作を実行する一実施形態を示す図。
【0016】
【
図4】表示スクリーンの上部に表示されるようトリガされた分類オプション領域の一実施形態を示す図。
【0017】
【
図5】現在選択中の分類ラベルが分類ラベルBである時にスライド動作をユーザが完了した一実施形態を示す図。
【0018】
【
図6】ユーザがスライド動作を完了した後に分類Bを表示する分類ウェブページの一実施形態を示す図。
【0019】
【
図7】3以上の分類ラベルを同時に表示する分類オプション領域の一実施形態を示す図。
【0020】
【
図8】円板の形状に表示された分類オプション領域に複数の分類ラベルが含まれている一実施形態を示す図。
【0021】
【
図9】分類ウェブページ切り替え携帯型デバイスの一実施形態を示す構造図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明は、処理、装置、システム、物質の組成、コンピュータ読み取り可能な格納媒体上に具現化されたコンピュータプログラム製品、および/または、プロセッサ(プロセッサに接続されたメモリに格納および/またはそのメモリによって提供される命令を実行するよう構成されたプロセッサ)を含め、様々な形態で実装されうる。本明細書では、これらの実装または本発明が取りうる任意の他の形態を、技術と呼ぶ。一般に、開示された処理の工程の順序は、本発明の範囲内で変更されてもよい。特に言及しない限り、タスクを実行するよう構成されるものとして記載されたプロセッサまたはメモリなどの構成要素は、ある時間にタスクを実行するよう一時的に構成された一般的な構成要素として、または、タスクを実行するよう製造された特定の構成要素として実装されてよい。本明細書では、「プロセッサ」という用語は、1または複数のデバイス、回路、および/または、コンピュータプログラム命令などのデータを処理するよう構成された処理コアを指すものとする。
【0023】
以下では、本発明の原理を示す図面を参照しつつ、本発明の1または複数の実施形態の詳細な説明を行う。本発明は、かかる実施形態に関連して説明されているが、どの実施形態にも限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ限定されるものであり、多くの代替物、変形物、および、等価物を含む。以下の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細事項が記載されている。これらの詳細事項は、例示を目的としたものであり、本発明は、これらの具体的な詳細事項の一部または全てがなくとも特許請求の範囲に従って実施可能である。簡単のために、本発明に関連する技術分野で周知の技術要素については、本発明が必要以上にわかりにくくならないように、詳細には説明していない。
【0024】
以下では、分類ウェブページ切り替えのための方法および携帯型デバイスを開示する。その方法は、ユーザが、携帯型デバイスの表示スクリーン上に表示された分類ウェブページを切り替えることを可能にする。
【0025】
図1Aは、いくつかの実施形態に従って、分類ウェブページを表示するようにプログラムされたコンピュータシステムを示す機能図である。明らかであるが、記載した分類ウェブページ表示技術を実行するために、他のコンピュータシステムアーキテクチャおよび構成を用いることも可能である。以下に述べるような様々なサブシステムを備えるコンピュータシステム100は、少なくとも1つのマイクロプロセッササブシステム(プロセッサまたは中央処理装置(CPU)102とも呼ばれる)を備える。例えば、プロセッサ102は、シングルチッププロセッサまたはマルチプロセッサによって実装できる。いくつかの実施形態において、プロセッサ102は、コンピュータシステム100の動作を制御する汎用デジタルプロセッサである。いくつかの実施形態において、プロセッサ102は、さらに、1または複数のコプロセッサまたは専用プロセッサ(例えば、グラフィックプロセッサ、ネットワークプロセッサなど)を備える。メモリ110からリトリーブされた命令を用いて、プロセッサ102は、入力デバイス(例えば、画像処理デバイス106、I/Oデバイスインターフェース104)で受信される入力データの受信および操作、ならびに、出力デバイス(例えば、ディスプレイ118)でのデータの出力および表示を制御する。
【0026】
プロセッサ102は、メモリ110と双方向に接続されており、メモリ110は、例えば、1または複数のランダムアクセスメモリ(RAM)ならびに/もしくは1または複数の読み出し専用メモリ(ROM)を含みうる。当業者に周知のように、メモリ110は、一般的な記憶領域、一時(例えば、スクラッチパッド)メモリ、および/または、キャッシュメモリとして用いることができる。メモリ110は、さらに、入力データおよび処理済みデータを格納するため、プロセッサ102上で実行される処理のための他のデータおよび命令に加えて、データオブジェクトおよびテキストオブジェクトの形態で、プログラミング命令およびデータを格納するために利用できる。また、当業者に周知のように、メモリ110は、通例、機能(例えば、プログラムされた命令)を実行するためにプロセッサ102によって用いられる基本的な動作命令、プログラムコード、データ、および、オブジェクトを備える。例えば、メモリ110は、例えば、データアクセスが双方向である必要があるか、単方向である必要があるかに応じて、後述する任意の適切なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含みうる。例えば、プロセッサ102は、頻繁に必要になるデータをメモリ110に含まれるキャッシュメモリに直接的かつ非常に迅速に格納しリトリーブすることもできる。
【0027】
着脱可能なマスストレージデバイス112が、コンピュータシステム100にさらなるデータ記憶容量を提供しており、プロセッサ102に対して双方向(読み出し/書き込み)または単方向(読み出しのみ)で任意選択的に接続されている。固定マスストレージ120も、例えば、さらなるデータ記憶容量を提供しうる。例えば、ストレージデバイス112および/または120は、磁気テープ、フラッシュメモリ、PCカード、ハードドライブ(例えば、磁気、光学、または、ソリッドステートドライブ)のような携帯型マスストレージデバイス、ホログラフィックストレージデバイス、および、その他のストレージデバイスなどのコンピュータ読み取り可能な媒体を含みうる。マスストレージ112および/または120は、一般に、プロセッサ102によって通例はあまり利用されないさらなるプログラミング命令、データなどを格納する。マスストレージ112および120に保持された情報は、必要であれば、仮想メモリとしてのメモリ110(例えば、RAM)の一部に標準的な方式で組み込まれうることが理解される。
【0028】
プロセッサ102がストレージサブシステムにアクセスできるようにすることに加えて、バス114は、その他のサブシステムおよびデバイスへのアクセスを可能にするために用いられてもよい。図に示すように、これらは、ディスプレイ118、ネットワークインターフェース116、入力/出力(I/O)デバイスインターフェース104、画像処理デバイス106、ならびに、その他のサブシステムおよびデバイスを含みうる。例えば、画像処理デバイス106は、カメラ、スキャナなどを含みうる;I/Oデバイスインターフェース104は、タッチスクリーン(例えば、ジェスチャ解釈をサポートする容量式タッチセンシティブスクリーン)、マイクロホン、サウンドカード、スピーカ、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス、スタイラス、人間の指)、全地球測位システム(GPS)受信機、加速度計と相互作用するためのデバイスインターフェース、ならびに/もしくは、システム100と相互作用するための任意のその他の適切なデバイスインターフェースを含みうる。複数のI/Oデバイスインターフェースが、コンピュータシステム100と共に用いられてよい。I/Oデバイスインターフェースは、プロセッサ102がデータを送信すること、ならびに、より典型的には、他のデバイス(キーボード、ポインティングデバイス、マイクロホン、タッチスクリーン、トランスデューサカードリーダ、テープリーダ、音声または手書き認識装置、バイオメトリクスリーダ、カメラ、携帯型マスストレージデバイス、および、他のコンピュータなど)からデータを受信することを可能にする汎用インターフェースおよびカスタマイズされたインターフェースを含みうる。
【0029】
ネットワークインターフェース116は、図に示すように、ネットワーク接続を用いて、別のコンピュータ、コンピュータネットワーク、または、遠隔通信ネットワークにプロセッサ102を接続することを可能にする。例えば、ネットワークインターフェース116を通して、プロセッサ102は、方法/処理ステップを実行する過程で、別のネットワークから情報(例えば、データオブジェクトまたはプログラム命令)を受信したり、別のネットワークに情報を出力したりすることができる。情報は、しばしば、プロセッサ上で実行される一連の命令として表され、別のネットワークから受信されたり、別のネットワークへ出力されたりしうる。インターフェースカード(または同様のデバイス)と、プロセッサ102によって実装(例えば、実行/実施)される適切なソフトウェアとを用いて、コンピュータシステム100を外部ネットワークに接続し、標準プロトコルに従ってデータを転送することができる。例えば、本明細書に開示された様々な処理の実施形態は、プロセッサ102上で実行されてもよいし、処理の一部を共有するリモートプロセッサと共に、ネットワーク(インターネット、イントラネットワーク、または、ローカルエリアネットワークなど)上で実行されてもよい。さらなるマスストレージデバイス(図示せず)が、ネットワークインターフェース116を通してプロセッサ102に接続されてもよい。
【0030】
さらに、本明細書に開示された様々な実施形態は、さらに、様々なコンピュータ実装された動作を実行するためのプログラムコードを備えたコンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータストレージ製品に関する。コンピュータ読み取り可能な媒体は、データを格納できる任意のデータストレージデバイスを含み、そのデータは、後にコンピュータシステムによって読み出されうる。コンピュータ読み取り可能な媒体の例は、以下を含むがそれらに限定されない。ディスクおよび磁気テープなどの磁気媒体、CD−ROMディスクなどの光学媒体、光学ディスクなどの磁気光学媒体、ならびに、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、および、ROM/RAMデバイスなど、特別に構成されたハードウェアデバイス。プログラムコードの例としては、例えば、コンパイラによって生成されるマシンコード、または、インタープリタを用いて実行できる高水準コード(例えば、スクリプト)を含むファイルが挙げられる。
【0031】
図1Aに示したコンピュータシステムは、本明細書に開示された様々な実施形態と共に利用するのに適切なコンピュータシステムの一例にすぎない。かかる利用に適した他のコンピュータシステムは、より多いまたは少ないサブシステムを含みうる。いくつかのコンピュータシステムにおいて、サブシステムは、構成要素を共有しうる(例えば、スマートフォン、タブレットなど、タッチスクリーンを備えたデバイスについては、I/Oデバイスインターフェース104およびディスプレイ118が、ユーザ入力の検出およびユーザに対する出力の表示の両方を行うタッチセンシティブスクリーン構成要素を共有する)。さらに、バス114は、サブシステムをつなぐよう機能する任意の相互接続スキームの例である。異なる構成のサブシステムを有する他のコンピュータアーキテクチャが利用されてもよい。
【0032】
図1Bは、分類ウェブページ切り替え方法の一実施形態を示すフローチャートである。方法190は以下の工程を含む。
【0033】
工程S110では、携帯型デバイスは、携帯型デバイスのスクリーン上でのスライド動作を検出する。スライド動作中、ユーザは、タッチセンシティブ表示スクリーンとの接触を維持する。例えば、ユーザは、タッチスクリーン上に1または複数の指を載せたまま、指を移動させることができる。工程S120では、携帯型デバイスのスクリーンは、分類オプション領域を表示する。分類オプション領域は、スライド動作が指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む。
図4および
図5(後に詳述する)を参照すると、分類Aが、スライド動作に基づいて分類Bに切り替えられる。分類AおよびBは分類ラベルを表しており、分類ラベルは分類オプション領域に配置されている。スライド動作は、分類の切り替えを合図するために、下、上、左、右、円、三角形、文字、図形などであってよい。指定スライド動作が、特定のスライド動作に対応しうる。指定スライド動作は、ユーザによって設定されうる。スライド動作は、分類領域から離れた領域で行う。スライド動作に応答して、選択中の分類が、分類Aから分類Bに切り替わる。したがって、ユーザは、分類ラベルを用いて分類Bを直接選択する必要がない。
図4では、下向きのスライド動作が図示されており、後に説明する。
【0034】
ユーザがスライド動作を続ける間(例えば、ユーザの指がスクリーン上でスワイプし続ける間)、デバイスは、工程S130において、それに応じて、選択されている分類ラベルを連続的に変更して、工程S140において、現在選択中の分類ラベルを表示する。ユーザがスライド動作を終えると(例えば、ユーザの指がスクリーンから離れると)、工程S150において、携帯型デバイスは、現在の分類ウェブページを、現在選択中の分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替える。
【0035】
以下では、本願によって提供される方法および携帯型デバイスについて説明する。
【0036】
図2は、分類ウェブページ切り替え方法の別の実施形態を示す別のフローチャートである。方法200は以下の工程を含む。
【0037】
ユーザが、携帯型デバイスの表示スクリーン上の現在のウェブページ上でスライド動作を実行しうる。スライド動作は、表示スクリーンに対するジェスチャとして記載することもでき、表示スクリーンとの接触を含む。
【0038】
いくつかの実施形態において、現在のウェブページは、複数の分類ウェブページの中の1つの分類に関連する分類ウェブページでありうる。分類の例としては、Yahooのホームページ(www.yahoo.com)などのウェブページで見られるWeb、Images、Video、Local、および、Newsが挙げられる。いくつかの実施形態において、現在のウェブページは、分類ウェブページではなく未分類の全体的なウェブページでありうる。例えば、全体的なウェブページは、ウェブサイトのホームページ(www.yahoo.comなど)でありうる。
【0039】
工程S210において、携帯型デバイスは、携帯型デバイスの表示スクリーン上で受信されたスライド動作を検出するよう構成されている。スライド動作の検出は、様々な周知の方法によって(例えば、携帯型デバイスのオペレーティングシステムによってサポートされたアプリケーションプログラミングインターフェース(API)に従って)検出されうる。
【0040】
工程S220において、携帯型デバイスは、検出されたスライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定するよう構成されている。検出されたスライド動作が指定スライド動作でない場合、工程S230が実行される。検出されたスライド動作が指定スライド動作である場合、工程S240が実行される。
【0041】
工程S220において、指定スライド動作は、予め設定されている。例えば、指定スライド動作は、タッチスクリーンを有する携帯型デバイスに対する現行ユーザの操作の癖に基づいて予め設定できる。指定スライド動作は、下向きのスライド動作すなわち下向きのスワイプとして設定されてもよいし、右向きのスライド動作すなわち右向きのスワイプとして設定されてもよい。下向きのスライド動作は、プルダウンジェスチャに対応するジェスチャまたはスクロールダウン動作でありうる。右向きのスライド動作は、プッシュアサイド(脇によける)ジェスチャに対応するジェスチャまたは右へのスクロール動作でありうる。
【0042】
さらに、複数の指定スライド動作が、指定スライド動作として設定されてもよい。例えば、複数の指定スライド動作は、下向きのスライド動作および右向きのスライド動作を含むよう設定されてよい。
【0043】
さらに、指定スライド動作は、携帯型デバイスの表示スクリーンの現在の表示フォーマットに対応するように設定されうる。例えば、表示スクリーンの現在の表示フォーマットが垂直スクリーン表示である場合、指定スライド動作は、下向きのスライド動作に設定されうる。現在の表示フォーマットが水平スクリーン表示である場合、指定スライド動作は、右向きのスライド動作または左向きのスライド動作に設定されうる。
【0044】
スライド動作が予め設定された指定スライド動作に一致しないと携帯型デバイスが判定した場合、工程S230において、携帯型デバイスは、検出されたスクリーン動作が分類ウェブページの切り替え動作を実行する意図ではなかったと判定しうる。したがって、携帯型デバイスは、分類ウェブページ切り替えの処理をキャンセルするよう構成される。
【0045】
さらに、この工程において、携帯型デバイスは、スライド動作の表す意味に基づいて、さらなる動作をトリガする。さらなる動作の詳細については後述する。
【0046】
スライド動作が予め設定された指定スライド動作に一致すると判定された場合、工程240において、携帯型デバイスは、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示スクリーン上に表示するよう構成されている。
【0047】
別の例において、分類オプション領域の表示は、予め設定された指定スライド動作の特徴に基づいてもよい。分類オプション領域の表示は、ユーザの操作の癖と関連しうる。例えば、分類オプション領域の表示は、以下の動作の任意の組み合わせであってよい。
【0048】
複数の分類ラベルを含む分類オプション領域の表示は、スライド動作が下向きのスライド動作であった場合、表示スクリーンの上部になされてよい。
【0049】
複数の分類ラベルを含む分類オプション領域の表示は、スライド動作が上向きのスライド動作であった場合、表示スクリーンの下部になされてよい。
【0050】
複数の分類ラベルを含む分類オプション領域の表示は、スライド動作が右向きのスライド動作であった場合、表示スクリーンの左側になされてよい。
【0051】
複数の分類ラベルを含む分類オプション領域の表示は、スライド動作が左向きのスライド動作であった場合、表示スクリーンの右側になされてよい。
【0052】
例えば、ユーザは、携帯端末を使用する時、幅方向にわたって携帯端末を握り、表示スクリーンの長さ方向のコンテンツを上から下に向かって閲覧しうる。したがって、携帯型デバイスは、ユーザが下方向のスライド動作を行った時に表示スクリーンの上部に分類オプション領域を表示するようカスタマイズされうる。
【0053】
様々なスライド動作の例を
図3および
図4に示す。
図3は、ユーザが現在のウェブページ上でスライド動作を実行する一実施形態を示す図である。
図4は、表示スクリーンの上部に表示されるようトリガされた分類オプション領域の一実施形態を示す図である。
図3において、現在のウェブページが分類Aに対応する分類ウェブページであると仮定すると、一例として、分類オプション領域は、下向きのスライド動作によってトリガされる。図に示した現在のウェブページにおいて、ユーザは、表示スクリーン上で下向きのスライド動作を実行する。携帯型デバイスは、下向きのスライド動作の結果として、
図4に示すように、表示スクリーンの上部に分類オプション領域を表示する。分類オプション領域は、分類Aおよび分類Bの分類ラベルを含む。分類Aおよび分類Bの例としては、Web、Images、Video、Local、Newsなどが挙げられる。分類Aおよび分類Bの別の例としては、Movies、Music、Gamesなどが挙げられる。多くの異なる分類オプションを用いることができる。
【0054】
複数の分類ラベルを含む分類オプション領域が表示された後、携帯型デバイスは、工程S250において、分類ラベルを選択するよう構成されている。いくつかの実施形態において、分類ラベルは、別個の領域で行われるスライド動作に基づいて選択されうる。工程S260において、スライド動作が進行する間、携帯型デバイスは、スライド動作中のユーザの指の現在位置に基づいて、複数の分類ラベルの中から選択されている分類ラベルを順に変更するよう構成されている。例えば、
図4に示したように、分類Aに対応する分類ラベルが選択され変更される。分類Aに対応する分類ラベルを指し示す矢印は、分類Aに対応する分類ラベルが選択されていることを示している。
【0055】
いくつかの実施形態において、スライド動作が指定スライド動作であった場合、携帯型デバイスは、ユーザが指定スライド動作によって分類ラベルを選択することを意図しており、ページスクロール動作など別の動作を意図していないと見なす。
【0056】
いくつかの実施形態において、分類ラベルを選択するためのトリガ方法は、予め設定された方向および速度に基づく。いくつかの実施形態において、トリガ方法は、ユーザの現在のスライド動作の後の動作に基づく。
【0057】
トリガ方法の第1の実施形態では、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域の表示後に、携帯型デバイスは、設定された速度および設定された方向に従って、表示をトリガされた分類オプション領域から選択されている分類ラベルを順に変更する。例えば、ユーザの操作の癖によって、設定される方向は、左から右であってもよいし、右から左であってもよい。別の例において、設定される方向は、上から下であってもよいし、下から上であってもよい。
【0058】
トリガ方法の第2の実施形態において、ユーザは、表示スクリーン上でスライド動作を実行する。例えば、分類オプション領域が表示をトリガされた後、ユーザは、表示スクリーンとの接触を維持し、その後、次のスライド動作を実行して、選択中の分類ラベルを順に変化させる方向を制御する。それに応じて、携帯型デバイスは、次のスライド動作の現在のスライド方向を決定する。選択中の分類ラベルは、次のスライド動作の現在の決定済みスライド方向に対応する方向に切り替えられる。例えば、現在のスライド方向が右方向である場合、切り替えの順序は左から右である。具体的な現在のスライド方向が左方向である場合、切り替えの順序は右から左である。具体的な現在のスライド方向が下方向である場合、切り替えの順序は上から下である。具体的な現在のスライド方向が上方向である場合、切り替えの順序は下から上である。上記の例において、選択される分類ラベルの切り替えの順序は、設定された方向に対応しうる。
【0059】
トリガ方法の第3の実施形態において、ユーザは、分類オプション領域410の表示をトリガするスライド動作を表示スクリーン上で実行した後、表示スクリーンとの接触を維持し、その後、次のスライド動作の速度を用いて、選択中の分類ラベルの変更速度を制御する。それに応じて、携帯型デバイスは、次のスライド動作の現在のスライド速度を決定し、選択されている現在の分類ラベルは、次のスライド動作の現在のスライド速度に対応する速度で変化する。現在のスライド速度が速くなるほど、対応する順次変更の速度が速くなる。
図4に示すように、次のスライド動作は、ページコンテンツ領域420で行われる別の上から下へのスライド動作であってよく、カテゴリA、Bなどの変更速度すなわち切り替え速度は、スライド動作の速度に基づいてよい。この場合、現在選択中の分類ラベルへの変更速度は、予め設定された速度に一致してもよい。
【0060】
トリガ方法の第4の実施形態において、ユーザは、分類オプション領域の表示をトリガするスライド動作を表示スクリーン上で実行した後、表示スクリーンとの接触を維持し、その後、次のスライド動作の方向を用いて、選択中の分類ラベルの順次変更を制御すると共に、次のスライド動作の速度を用いて、選択中の分類ラベルの順次変更の速度を制御する。それに応じて、携帯型デバイスは、スライド動作の現在のスライド速度および現在のスライド方向を決定し、選択に向けてトリガされる分類ラベルは、スライド動作の現在のスライド速度に対応する速度およびスライド動作の現在のスライド方向に対応する方向で順次変更される。具体的な速度および変更方向については、上述の第2および第3のトリガ方法を参照できる。
【0061】
工程S260において複数の分類ラベルの中から選択されている分類ラベルを順に変更する際に、携帯型デバイスは、分類ラベルの選択に基づいて、携帯型デバイス上でユーザのスライド動作が終了したことを決定する。換言すると、ユーザは、携帯型デバイスの表示スクリーンとの接触を終える。例えば、現在のスライド動作は、現在選択されている分類ラベルがユーザの閲覧したい分類ウェブページに対応する分類ラベルである時に終了する。
【0062】
図5は、現在選択中の分類ラベルが分類ラベルBである時にスライド動作をユーザが完了した一実施形態を示す図である。例えば、
図5に示すように、ユーザは、現在選択中の分類ラベルが分類Bである時に、現在のスライド動作を終了する。
【0063】
工程S270において、携帯型デバイスの表示スクリーンとの接触が終わったことを携帯型デバイスが検出した場合、携帯型デバイスは、現在の分類ウェブページを、現在選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えるよう構成されている。
【0064】
図6は、ユーザがスライド動作を完了した後に分類Bを表示する分類ウェブページの一実施形態を示す図である。例えば、
図6に示すように、現在選択されている分類ラベルが分類Bの分類ラベルである場所でユーザがスライド動作を終了すると、分類Bの分類ウェブページが表示される。
【0065】
図3ないし
図6に示したウェブページ表示の図では、2つの分類ラベルが分類オプション領域に現在表示されている。また、2つの分類ラベルの表示フォーマットは水平方向である。
【0066】
図7は、3以上の分類ラベルを同時に表示する分類オプション領域の一実施形態を示す図である。いくつかの実施形態では、
図7に示すように、3以上の分類ラベルが表示スクリーンに同時に表示されうる。さらに、予め設定された表示フォーマットがない。
【0067】
分類ラベルの選択は、1組の所定の条件が満たされた時に行われてよい。例えば、所定の条件は、携帯型デバイスが分類オプション領域410を表示し、スライド動作が指定スライド動作であることを含んでよい。別の例において、所定の条件は、携帯型デバイスが分類オプション領域410を表示せず、スライド動作が指定スライド動作であることを含んでよく、所定の条件が満たされた場合に、携帯型デバイスは分類オプション領域410を表示する。上記の例では、所定の条件が満たされた後、携帯型デバイスは、分類オプション領域を表示し、スライド動作は指定スライド動作であり、選択対象の分類ラベルA、B、および、Cが順に選択される。換言すると、指定スライド動作が継続する間に、選択されている分類ラベルは、分類ラベルAから分類ラベルBへ、そして分類ラベルCへと切り替わる。切り替えは、指定スライド動作の所定の距離または時間の長さに基づいて決定されうる。
【0068】
いくつかの実施形態において、指定スライド動作は、選択されている分類ラベルを分類ラベルAから分類ラベルB、分類ラベルC、そして分類ラベルAへと順に変化させる。いくつかの実施形態において、指定スライド動作は、選択されている分類ラベルを分類ラベルCから分類ラベルB、分類ラベルA、そして分類ラベルCへと順に変化させる。
【0069】
図8は、円板の形状に表示された分類オプション領域に複数の分類ラベルが含まれている一実施形態を示す図である。例えば、
図8に示すように、複数の分類ラベルが、円板形状に表示されうる。
【0070】
工程S210からS270に記載した上記の処理を用いることにより、ユーザは、一度だけ表示スクリーンに触れればよく、それに応じて、携帯型デバイスは、ユーザの1回のタッチ動作に基づいて、分類ウェブページ切り替えを完了させることができる。したがって、この処理は、ユーザと携帯型デバイスとの間の複数回の相互作用を必要とする従来の切り替え方法よりも効率的に分類ウェブページを切り替える方法を提供する。
【0071】
図9は、分類ウェブページ切り替え携帯型デバイスの一実施形態を示す構造図である。分類ウェブページ切り替え方法190および200は、携帯型デバイス900によって実施されうる。携帯型デバイス900は、取得ユニット910、判定ユニット920、表示ユニット930、選択ユニット940、変更ユニット950、および、切り替えユニット960を備える。
【0072】
取得ユニット910は、携帯型デバイスの表示スクリーンすなわち表示ユニット930上で受信したスライド動作を取得するよう構成されている。
【0073】
判定ユニット920は、受信したスライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定するよう構成されている。
【0074】
表示ユニット930は、受信したスライド動作が指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを有する分類オプション領域を表示するよう構成されている。いくつかの実施形態において、受信したスライド動作が指定スライド動作でなかった場合、表示ユニット930は、分類ウェブページ切り替えの処理をキャンセルすることができる。
【0075】
選択ユニット940は、複数の分類ラベルから選択される分類ラベルを選択するよう構成されている。いくつかの実施形態において、分類ラベルは、スライド動作に基づいて選択されうる。いくつかの実施形態において、分類ラベルは、ユーザクリックによって選択されうる。
【0076】
変更ユニット950は、受信したスライド動作に基づいて、選択されている分類ラベルを順に変更するよう構成されている。換言すると、ユーザがスライド動作を続ける間(例えば、ユーザの指がスクリーン上でスワイプし続ける間)、変更ユニット950は、それに応じて、どの分類ラベルが選択されているのかを連続的に変更して、現在選択されている分類ラベルを表示する。
【0077】
切り替えユニット960は、受信したスライド動作の表示スクリーンとの接触が終わった時に、現在の分類ウェブページを、現在選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えるよう構成されている。換言すると、ユーザがスライド動作を終えると(例えば、ユーザの指がスクリーンから離れると)、切り替えユニット960は、現在の分類ウェブページを、現在選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替える。
【0078】
いくつかの実施形態において、表示ユニット930は、スライド動作が下向きのスライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示スクリーンの上部に表示するよう構成されている。
【0079】
いくつかの実施形態において、表示ユニット930は、スライド動作が上向きのスライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示スクリーンの下部に表示するよう構成されている。
【0080】
いくつかの実施形態において、表示ユニット930は、スライド動作が右向きのスライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示スクリーンの左側に表示するよう構成されている。
【0081】
いくつかの実施形態において、表示ユニット930は、スライド動作が左向きのスライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示スクリーンの右側に表示するよう構成されている。
【0082】
いくつかの実施形態において、変更ユニット950は、設定された速度および設定された順序に従って、表示をトリガされた分類オプション領域から選択されている分類ラベルを順に変更するよう構成されている。
【0083】
いくつかの実施形態において、取得ユニット910は、表示ユニット930が複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示した後に、スライド動作の現在のスライド方向を決定するよう構成されている。
【0084】
いくつかの実施形態において、表示ユニット930は、スライド動作の現在のスライド方向に対応する方向に従って、表示をトリガされた分類オプション領域から選択されている分類ラベルを順に変更するよう構成されている。
【0085】
いくつかの実施形態において、取得ユニット910は、表示ユニット930が複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示した後に、スライド動作の現在のスライド速度を決定するよう構成されている。
【0086】
いくつかの実施形態において、表示ユニット930は、スライド動作の現在のスライド速度に対応する速度およびスライド動作の現在のスライド方向に対応する方向に従って、表示をトリガされた分類オプション領域から選択されている分類ラベルを順に変更するよう構成されている。
【0087】
上述の各ユニットの機能は、
図1Bおよび
図2に記載した処理の適切な処理工程に対応しうる。したがって、ユニットのさらなる説明は、簡単のために省略する。
【0088】
いくつかの実施形態において、携帯型デバイスは、携帯型デバイスの表示スクリーン上で受信したスライド動作を取得し、スライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定し、スライド動作が指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示し、複数の分類ラベルの中から分類ラベルを選択し、選択されている分類ラベルを順に変更し、表示スクリーンとの接触が終わった時に、現在の分類ウェブページを現在選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えるよう構成されている。上記の処理は、分類ウェブページ間の切り替えの効率を向上させる。
【0089】
上述のユニットは、1または複数の汎用プロセッサ上で実行されるソフトウェアコンポーネントとして、特定の機能を実行するよう設計されたプログラム可能論理デバイスおよび/または特定用途向け集積回路などのハードウェアとして、もしくは、それらの組み合わせとして実装することができる。いくつかの実施形態において、ユニットは、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置など)に本発明の実施形態に記載された方法を実行させるための複数の命令など、不揮発性記憶媒体(光学ディスク、フラッシュ記憶装置、携帯用ハードディスクなど)に格納することができるソフトウェア製品の形態で具現化されてよい。ユニットは、単一のデバイス上に実装されてもよいし、複数のデバイスにわたって分散されてもよい。ユニットの機能は、互いに統合されてもよいし、複数のサブユニットにさらに分割されてもよい。
【0090】
上述の実施形態は、理解しやすいようにいくぶん詳しく説明されているが、本発明は、提供された詳細事項に限定されるものではない。本発明を実施する多くの代替方法が存在する。開示された実施形態は、例示であり、限定を意図するものではない。
適用例1:分類ウェブページ切り替え方法であって、タッチセンシティブ表示スクリーンを介して、ユーザが実行するスライド動作に関する情報を受信し、前記スライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定し、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示し、前記複数の分類ラベルの中から分類ラベルを選択し、前記スライド動作に基づいて、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更し、前記スライド動作の前記タッチセンシティブ表示スクリーンとの接触が終わった時に、現在の分類ウェブページを前記選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えること、を備える、方法。
適用例2:適用例1に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、前記スライド動作が下向きのスライド動作であった場合に、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの上部に表示することを含む、方法。
適用例3:適用例1に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、前記スライド動作が上向きのスライド動作であった場合に、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの下部に表示する工程、前記スライド動作が右向きのスライド動作であった場合に、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの左側に表示する工程、および、前記スライド動作が左向きのスライド動作であった場合に、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの右側に表示する工程の内の1工程を含む、方法。
適用例4:適用例1に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、表示をトリガされた前記分類オプション領域から選択されている前記分類ラベルが、設定された速度および設定された方向に従って、順に変更されることを含む、方法。
適用例5:適用例1に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、さらに、前記スライド動作の現在のスライド方向を決定することを含み、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更することは、前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する方向に従って行われる、方法。
適用例6:適用例5に記載の方法であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、さらに、前記スライド動作の現在のスライド速度を決定することを含み、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更することは、前記スライド動作の前記現在のスライド速度に対応する速度および前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する前記方向に従って行われる、方法。
適用例7:適用例1に記載の方法であって、前記スライド動作は、前記分類オプション領域と異なる前記タッチセンシティブ表示スクリーン上の領域で行われる、方法。
適用例8:分類ウェブページ切り替えのための携帯型デバイスであって、タッチセンシティブ表示スクリーンと、少なくとも1つのプロセッサであって、前記タッチセンシティブ表示スクリーンを介して、ユーザが実行するスライド動作に関する情報を受信し、前記スライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定し、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示し、前記複数の分類ラベルの中から分類ラベルを選択し、前記指定スライド動作に基づいて、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更し、前記スライド動作の前記タッチセンシティブ表示スクリーンとの接触が終わった時に、現在の分類ウェブページを前記選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えるように構成されている、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに接続され、前記少なくとも1つのプロセッサに命令を提供するように構成されたているメモリと、を備える、デバイス。
適用例9:適用例8に記載のデバイスであって、前記分類オプション領域の表示は、前記スライド動作が下向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの上部に表示すること、前記スライド動作が上向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの下部に表示すること、前記スライド動作が右向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの左側に表示すること、前記スライド動作が左向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの右側に表示すること、を含む、デバイス。
適用例10:適用例8に記載のデバイスであって、前記分類オプション領域の表示は、設定された速度および設定された方向に従って、表示をトリガされた前記分類オプション領域から選択されている前記分類ラベルを順に変更することを含む、デバイス。
適用例11:適用例8に記載のデバイスであって、さらに、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域の表示後に、前記スライド動作の現在のスライド方向を決定し、前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する方向に従って、表示のために選択された前記分類オプション領域から選択されている前記分類ラベルを順に変更する、デバイス。
適用例12:適用例8に記載のデバイスであって、前記スライド動作は、前記分類オプション領域と異なる前記タッチセンシティブ表示スクリーン上の領域で行われる、デバイス。
適用例13:分類ウェブページ切り替えのためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、持続性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に具現化され、タッチセンシティブ表示スクリーンを介して、ユーザが実行するスライド動作に関する情報を受信するためのコンピュータ命令と、前記スライド動作が指定スライド動作であるか否かを判定するためのコンピュータ命令と、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合に、複数の分類ラベルを含む分類オプション領域を表示するためのコンピュータ命令と、前記複数の分類ラベルの中から分類ラベルを選択するためのコンピュータ命令と、前記スライド動作に基づいて、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更するためのコンピュータ命令と、前記スライド動作の前記タッチセンシティブ表示スクリーンとの接触が終わった時に、現在の分類ウェブページを前記選択されている分類ラベルに対応する分類ウェブページに切り替えるためのコンピュータ命令と、を備える、コンピュータプログラム製品。
適用例14:適用例13に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、前記スライド動作が下向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの上部に表示することを含む、コンピュータプログラム製品。
適用例15:適用例13に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記スライド動作が指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、前記スライド動作が上向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの下部に表示すること、前記スライド動作が右向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの左側に表示すること、および、前記スライド動作が左向きのスライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を前記タッチセンシティブ表示スクリーンの右側に表示することの内の1つを含む、コンピュータプログラム製品。
適用例16:適用例13に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記スライド動作が指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、表示をトリガされた前記分類オプション領域から選択されている前記分類ラベルが、設定された速度および設定された方向に従って、順に変更されることを含む、コンピュータプログラム製品。
適用例17:適用例13に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、さらに、前記スライド動作の現在のスライド方向を決定することを含み、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更することは、前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する方向に従って行われる、コンピュータプログラム製品。
適用例18:適用例17に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記スライド動作が前記指定スライド動作であった場合、前記複数の分類ラベルを含む前記分類オプション領域を表示することは、さらに、前記スライド動作の現在のスライド速度を決定することを含み、前記複数の分類ラベルの中から選択されている前記分類ラベルを順に変更することは、前記スライド動作の前記現在のスライド速度に対応する速度および前記スライド動作の前記現在のスライド方向に対応する前記方向に従って行われる、コンピュータプログラム製品。
適用例19:適用例13に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記スライド動作は、前記分類オプション領域と異なる前記タッチセンシティブ表示スクリーン上の領域で行われる、コンピュータプログラム製品。