特許第5911879号(P5911879)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5911879
(24)【登録日】2016年4月8日
(45)【発行日】2016年4月27日
(54)【発明の名称】管路
(51)【国際特許分類】
   F16L 5/00 20060101AFI20160414BHJP
   F16L 41/08 20060101ALI20160414BHJP
   F16B 2/06 20060101ALI20160414BHJP
   F16B 13/04 20060101ALI20160414BHJP
   B63B 17/00 20060101ALI20160414BHJP
【FI】
   F16L5/00 D
   F16L5/00 N
   F16L41/08
   F16B2/06 A
   F16B13/04 B
   B63B17/00
【請求項の数】8
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2013-537003(P2013-537003)
(86)(22)【出願日】2011年11月2日
(65)【公表番号】特表2014-507606(P2014-507606A)
(43)【公表日】2014年3月27日
(86)【国際出願番号】DK2011050413
(87)【国際公開番号】WO2012059106
(87)【国際公開日】20120510
【審査請求日】2014年10月9日
(31)【優先権主張番号】PA201170071
(32)【優先日】2011年2月8日
(33)【優先権主張国】DK
(31)【優先権主張番号】PA201070470
(32)【優先日】2010年11月2日
(33)【優先権主張国】DK
(73)【特許権者】
【識別番号】513110300
【氏名又は名称】ブリュッヒャー メタル アクティーゼルスカブ
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【弁理士】
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103609
【弁理士】
【氏名又は名称】井野 砂里
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100159846
【弁理士】
【氏名又は名称】藤木 尚
(72)【発明者】
【氏名】ローマン ハンス
【審査官】 渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−372173(JP,A)
【文献】 特開2000−120122(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0159829(US,A1)
【文献】 米国特許第03841673(US,A)
【文献】 米国特許第05810400(US,A)
【文献】 米国特許第03173227(US,A)
【文献】 米国特許第03322442(US,A)
【文献】 米国特許第04023833(US,A)
【文献】 欧州特許出願公開第00496353(EP,A1)
【文献】 独国実用新案第202005007846(DE,U1)
【文献】 特開2002−227260(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 5/00− 5/14
F16L41/00−41/18
F16B 2/06
F16B13/04
B63B13/00
B63B17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1本のパイプを仕切りに設けられた開口部中に通す管路であって、外周領域及び全てのパイプのための案内開口部を備えた中央領域を備えたフランジを有し、前記フランジは、多数の取り付け孔を備え、前記フランジは、内側部及び前記内側部と反対側の外側部を有し、前記内側部は、仕切りの一方の面に当接するようになっている、管路において、前記管路は、各取り付け孔内に設けられた連結装置を有し、前記連結装置は、
‐前記フランジの外側部上に設けられた操作部材及び前記取り付け孔を貫通して延びるシャンクを備えた力伝達手段を有し、
‐前記力伝達手段の前記シャンクに設けられると共に前記操作部材の作動により前記シャンク回りに且つ/或いは前記シャンクに沿って変位可能な締め付け手段を有し、前記シャンク及び前記締め付け手段は、相互作用するねじ山を備え、
‐前記フランジの前記内側部と前記締め付け手段との間に設けられた係合構造体を有し、前記係合構造体は、係合フェース及び接触フェースを備えたピボットアームを含み、前記係合フェースは、前記シャンクの向きに対して半径方向に変位可能である、管路において、前記係合構造体の前記接触フェースは、トルクを前記締め付け手段から前記ピボットアームに伝達するために固定又は摩擦連結をもたらすよう前記締め付け手段の前記接触フェースと相互作用し、前記ピボットアームは、前記シャンク回りの回転によって、前記係合手段が前記中央領域の前記周辺内に位置する自由位置から前記係合フェースが前記仕切りの他方の面に接触するよう前記係合フェースが前記中央領域の周辺外に位置する係合位置に変位可能である、管路。
【請求項2】
前記締め付け手段及び/又は前記係合手段の接触面は、前記シャンクの向きに対して傾いている、請求項1記載の管路。
【請求項3】
前記係合構造体は、停止部を有し、前記ピボットアームは、前記係合位置において前記停止部に対する当接部を有する、請求項2記載の管路。
【請求項4】
前記力伝達手段の前記シャンクは、中空であり、雌ねじを備え、前記締め付け手段は、前記中空シャンクを貫通すると共に前記取り付け孔を貫通したシャンクを有するボルトを含み、前記ピボットアームは、前記ボルトの前記シャンクに固定され、方向指示器が前記ピボットアームの位置を示すために前記ボルトの端部のところに形成されている、請求項1又は3記載の管路。
【請求項5】
前記係合構造体は、停止部を有し、前記ピボットアームは、前記係合位置において前記停止部に対する当接部を有し、前記フランジから見て最も遠くに位置する前記停止部の端のところに支持プレートが設けられ、前記支持プレートは、全体として、前記フランジに平行であり、前記支持プレートは、ボルトの頭が前記支持プレートの一方の側のところに位置し、前記ピボットアームが前記支持プレートの他方の側のところに位置すると、前記ボルトを受け入れてこれを保持する通路開口部を有する、請求項4記載の管路。
【請求項6】
取り付け前及び取り付け中、前記ピボットアームは、接着剤で前記支持プレートに締結される、請求項4又は5記載の管路。
【請求項7】
前記案内開口部は、前記フランジに締結されたカラー又は案内管を備えている、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の管路。
【請求項8】
前記管路は、前記外周領域内に設けられていて、前記仕切りに密着するフランジ充填材を含む、請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の管路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも1本のパイプを仕切りに設けられた開口部中に通す管路であって、外周領域及び全てのパイプのための案内開口部を備えた中央領域を備えたフランジを有し、フランジは、多数の取り付け孔を備え、フランジは、内側部及び内側部と反対側の外側部を有し、内側部は、仕切りの一方の面に当接するようになっている形式の管路に関する。
【背景技術】
【0002】
管路又は引き込み管は、特に、パイプが仕切りを貫通して或る1つのコンパートメントから次のコンパートメントに至る船舶上で用いられる。仕切りは、甲板上の個々のコンパートメントを互いに隔てる垂直向きの壁であると同時に個々の甲板を互いに隔てる水平向きの仕切りでもある場合がある。
【0003】
金属で作られた管路は、両方の部品が溶接可能な金属で作られていることを条件として溶接により仕切りに締結可能である。この技術は、管路を一方の側から構成することができるので長年にわたって用いられている。これは、甲板と甲板との間の仕切り相互間に管路が存在するので極めて重要な利点である。と言うのは、かかる管路では仕切りの各側に取り付け工が存在する必要がないからである。しかしながら、最も重要なことが火災の危険である溶接による取り付けには、幾つかの欠点があるように思われる。大規模又は小規模火災の多くが管路を備えた船舶の建造中に起こるということが珍しい出来事であるとは言えない。と言うのは、溶接からの火花が取り付け場所の付近に位置する例えば充填材、補充材料及び機器を容易に点火する場合があるからである。
【0004】
独国実用新案第202005007846(U1)号明細書は、パイプを仕切りの設けられた孔中に通す管路を記載している。管路は、仕切りに当接するフランジ、固定装置を備えた締め付け手段及びナット付きのボルトを含む。ボルトは、フランジの一方の側部に当接する。ボルトは、フランジに設けられた開口部、締め付け手段に設けられた開口部及び固定装置に設けられた開口部を通過する。ナットをボルトに螺着させ、このナットは、固定装置に当接する。固定装置は、フランジに当接している締め付け手段と傾斜当接関係をなすロッドである。ナットをボルト上で回すことにより、固定装置は、直列位置になる。それにより、固定装置が大きな直径部に達したときに孔の内側との係合関係が達成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国実用新案第202005007846(U1)号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
独国実用新案第202005007846(U1)号明細書の単一の管路は、制限された直径範囲の孔にしか適合しない。というのは、固定装置の直径を大きくすることは制限されているからである。さらに、フランジは、仕切りの一方の面又は側からは取り付けできない。両方の面又は側に接近することが必要である。
【0007】
本発明の目的は、溶接を行わないで取り付けることができ、又、仕切りの一方の面又は側から取り付けることができる管路又は引込み管を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、これは、少なくとも1本のパイプを仕切りに設けられた開口部中に通す管路であって、外周領域及び全てのパイプのための案内開口部を備えた中央領域を備えたフランジを有し、フランジは、多数の取り付け孔を備え、フランジは、内側部及び内側部と反対側の外側部を有し、内側部は、仕切りの一方の面に当接するようになっている、管路において、管路は、各取り付け孔内に設けられた連結装置を有し、連結装置は、フランジの外側部上に設けられた操作部材及び取り付け孔を貫通して延びるシャンクを備えた力伝達手段と、力伝達手段のシャンクに取り付けられると共に操作部材の作動によりシャンク回りに且つ/或いはシャンクに沿って変位可能な締め付け手段と、フランジの内側部と締め付け手段との間に設けられていて、締め付け手段に設けられた接触面と相互作用する接触面及び操作部材の作動によりシャンクの向きに対して半径方向に変位可能な係合フェースを備えた係合構造体とを含み、フランジ及び係合構造体は、係合フェースを介して仕切り周りに潰れるようになっていることを特徴とする管路によって達成される。
【0009】
それにより、管路を溶接を行わないで、フランジの連結装置が操作部材を備えている仕切りの側からの取り付けによって仕切りに取り付けてこれに固定することができる。
【0010】
本明細書では、「仕切り」という用語は、隣り合うコンパートメント相互間に設けられた垂直に差し向けられた仕切りと例えば水平に差し向けられた仕切り、例えば床、天井又は甲板の両方について用いられている。
【0011】
パイプは、複数の仕切りを貫通して延びるパイプ、例えば給水パイプであるのが良い。さらに、パイプは、1つの仕切りを貫通して延びるパイプ、例えばフロアドレンであっても良い。
【0012】
仕切りは、パイプのための開口部を備えている。開口部のサイズは、フランジのサイズに合わされており、フランジのサイズは、少なくとも1本のパイプの本数及びサイズで決まる。開口部は、外周領域が仕切りとオーバーラップすると共に隙間が中央領域に対応するように構成されている。上述したように、フランジは、外周領域及び全てのパイプのための通路開口部が設けられた中央領域を備えている。フランジは、フランジの材料厚さにより隔てられた内側部と外側部を有する。フランジは、内側部が仕切りに当接し、外側部がコンパートメントに向いた状態で設けられる。
【0013】
フランジは、多数の取り付け孔を備え、連結装置がこれら孔の各々の中に設けられている。連結装置は、フランジの取り付けと同時に又はこれに先立って取り付け孔内に設けられるのが良い。
【0014】
取り付け孔及び連結装置の数は、例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ以上であっても良いが、好ましくは3つ以上であろう。取り付け孔は、これらがフランジを仕切りの開口部上に取り付けたときに開口部周りに均等に分布して配置されるよう分布して配置されている。それにより、フランジと仕切りとの間の継手の均等に分布した強度が保証される。
【0015】
連結装置は、力伝達手段、締め付け手段及び係合構造体を含む。
【0016】
力伝達手段は、操作部材及びシャンクを有する。操作部材は、これをフランジの外側部から操作することができるようフランジの外側部上に設けられる。シャンクは、取り付け孔を貫通して延びる。さらに、連結装置は、締め付け手段を含む。
【0017】
締め付け手段は、力伝達手段のシャンクに取り付けられ、この締め付け手段は、操作部材を作動させるとシャンクに沿って変位可能である。係合構造体は、フランジの内側部と締め付け手段との間に設けられている。係合構造体及び締め付け手段は、相互作用する接触フェースを有する。係合構造体は、更に、フランジと接触関係をなしても良く、或いは、フランジと接触関係をなさなくても良い。係合構造体は、シャンクの向きに対して半径方向に変位させることができる係合フェースを有する。
【0018】
操作部材を作動させて締め付け手段がフランジの内側部に向かって動くと、締め付け手段は、係合構造体を作動させて係合フェースがシャンクの向きに対して半径方向に変位されるようにする。変位の続行によって、係合フェースは、フランジが当接している第1の面又は側と反対側の仕切りの他方の面又は側に接触する。
【0019】
操作部材は、フランジに抵抗することによって、シャンクを介し、更に締め付け手段を介し、そして締め付け手段及び係合構造体の相互作用接触フェースを経て、そして又、係合構造体を介して係合フェースに伝達される力によって作動される。それにより、フランジ及び係合構造体は、係合フェースを介して仕切りの周りに潰れ、それにより管路を固定する。
【0020】
本発明の有利な実施形態では、連結装置は、ブラインドリベットである。係合構造体は、取り付け中、力伝達手段のシャンク内に形成される。操作部材は、ルーズであり、取り付け中に用いられる。シャンクは、中空であり、締め付け手段は、取り付け中に部分的に解除される要素(ポップリベット)又はシャンク内の雌ねじと相互作用するねじ山付き要素としてシャンク内に提供される。操作部材は、締め付け手段に連結され、これを引っ張って締め付け手段がシャンクに沿って且つシャンクと一緒に変位されるようにする。操作部材は、フランジの最も近くに位置するシャンクの部分に対する固定支持体を有する。この操作中、シャンクは、係合構造体がシャンクの外側部のところに設けられたビードによって形成されるよう変形し、係合フェースは、仕切りの他方の面又は側に当接する。
【0021】
これは、配管の片側の締結を達成する特に簡単な手法である。締結は、管路を破壊作業によってしか取り外すことができないので永続的である。
【0022】
上述の実施形態の取り付け孔は、外周領域に形成される。連結装置を取り付ける前に、各取り付け孔に対向して仕切りを貫通して孔が設けられるべきである。
【0023】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、取り付け孔が中央領域に形成され、係合フェースが操作部材の作動により中央領域の周囲の外側に変位される点において独特である。
【0024】
連結装置は、それにより、これを取り付け前に大きな公差でフランジに固定できるように構成されているのが良い。フランジの内側部のところに設けられた連結装置の部分を仕切りの開口部中に通すことができる。それにより、連結装置まで或る特定の距離が存在し、管路を或る特定の公差で位置決めすることができるようなサイズで仕切りの開口部を構成することが可能になる。
【0025】
別の実施形態によれば、本発明のダクトは、シャンク及び締め付け手段が相互作用ねじ山を備えているという点で独特である。
【0026】
それにより、力を操作部材から締め付け手段に伝達する特に簡単な手法が達成される。さらに、ねじ山のピッチは、操作部材に加わる比較的小さな力の作用で大きな力を伝達することができるよう選択されるのが良い。操作部材は、大きなピッチを備えたねじ山と比較して同一変位を達成するために一層動かされるべきである。
【0027】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、締め付け手段及び/又は係合構造体の接触面が傾斜している点で独特である。
【0028】
それにより、締め付け手段から係合構造体への力のベクトルにより、力伝達手段の長手方向と平行には差し向けられていない角度が提供される。係合フェースは、それにより、力を仕切りに垂直に且つこれに平行に伝達することができる。さらに、管路は、仕切りの開口部内で自動調心可能である。
【0029】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、係合構造体が係合フェース及び接触フェースを備えたピボットアームを含み、係合構造体の接触フェースがトルクを締め付け手段からピボットアームに伝達するために固定又は摩擦連結をもたらすよう締め付け手段の接触フェースと相互作用し、ピボットアームが係合フェースが中央領域の周辺内に位置する自由位置から係合フェースが中央領域の周辺の外側に位置する係合位置に変位可能であるという点で独特である。
【0030】
それにより、管路を非永続的な形態で取り付けることができる。ピボットアームを回動させてこれが中央領域の周囲の外側の係合位置に至るようになり、操作部材の作動を続けることにより、ピボットアームは、係合フェースと仕切りとの接触が達成されるまで変位し、その後、操作部材を更に作動させると、その結果として、係合フェースと仕切りとの間における力の作用が増大する。
【0031】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、係合構造体が停止部を有し、ピボットアームが係合位置において停止部に対する当接部を有するという点で独特である。
【0032】
それにより、取り付け工にとって実施が容易な取り付けが達成される。管路は、仕切りに設けられている開口部内に位置決めされ、その後、操作部材を作動させ、その後係合フェースを備えたピボットアームが回動して停止部に当たり、次に仕切りに係合する。これは、操作部材の連続作動によって実施されるのが良い。
【0033】
力伝達手段は、例えばボルトであるのが良く、この場合、操作部材は、ボルトの頭であり、シャンクは、ボルトのねじ山付き本体である。締め付け手段は、例えば、ナットであるのが良く、ナットは、ピボットアームに溶接される。取り付け工は、ダクトを開口部内に位置決めし、そしてねじ工具、例えばスクリューガン(screwgun)でボルト頭をねじ回す。ピボットアームは、ボルトとナットとの間の摩擦の作用を受けて回動して停止部に当たる。作動の続行により、係合フェースを備えたピボットアームは、係合フェースが仕切りに係合するまで変位することになる。トルク制御方式のスクリューガンを用いることによって、管路と仕切りとの間に所望の予備応力を加える力が達成されると、スクリューガンは、自動的にシャットオフされる。
【0034】
操作ユニットを取り付けによって逆方向に作動させることにより、ピボットアームが解除され、このピボットアームは、回動して外周領域から遠ざかり、その結果、管路を取り外すことができるようになる。
【0035】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、力伝達手段のシャンクが中空であり、力伝達手段のシャンクが雌ねじを備え、締め付け手段が中空シャンクを貫通すると共に取り付け孔を貫通したシャンクを有するボルトを含み、ピボットアームがボルトのシャンクに固定され、方向指示器がピボットアームの位置を示すためにボルトの端部のところに形成されているという点で独特である。それにより、ピボットアームについて方向の正確な決定が保証される。ボルト端部が取り付け工に見えると、取り付けによって、ピボットアームは、その係合フェースが仕切りの他方の面又は側と対向した状態で正確に設けられるようになる。好ましくは、中空シャンクとボルトシャンクとの間にはねじ山の噛み合いが存在することになる。
【0036】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、係合構造体が停止部を有し、ピボットアームが係合位置において停止部に対する当接部を有し、フランジから見て最も遠くに位置する停止部の端のところに支持プレートが設けられ、支持プレートが全体として、フランジに平行であり、支持プレートは、ボルトの頭が支持プレートの一方の側のところに位置し、ピボットアームが支持プレートの他方の側のところに位置すると、ボルトを受け入れてこれを保持する通路開口部を有するという点で独特である。支持プレートを用いることにより、ピボットアームは、取り付け中であっても落下することがないようになる。取り付け工が締め付け手段を誤った方向にねじ締めした状況であっても、ボルトは、ピボットアーム及びボルト頭が支持プレートの各側に位置しているので支持プレートに取り付けられたままであろう。これは、管路が同じ階の部屋の間仕切りの形態をした仕切り内に設けられるべき場合に特に有用な場合がある。というのは、この場合、ピボットアームは、再び入手することが極めて困難な場合があるからである。
【0037】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、取り付け前及び取り付け中、ピボットアームは、接着剤、好ましくはLoctite(商標)で支持プレートに締結されるという点で独特である。それにより、ボルトとピボットアームの一時的なロックが達成される。これにより、ピボットアームは、その適正な位置に保持されるようになる。管路を取り付けることによって、ピボットアームは、仕切りの開口部の周囲内に納められるようになる。
【0038】
さらに、接着剤、好ましくはLoctite(商標)をボルトシャンクと力伝達手段の中空内部との間に施すことが可能である。それにより、ピボットアームは、締め付け手段を係合に向かう方向にねじ締めすると、追随するようになる。
【0039】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、係合構造体がU字形ブレースを含み、Uの開口部が締め付け手段に向き、Uの脚部相互間の距離が締め付け手段の幅よりも小さいという点で独特である。それにより、管路の簡単な取り付けが達成される。締め付け手段を変位させることにより、締め付け手段は、Uの脚部を外方に変位させ、Uの脚部相互間に入り込む。というのは、締め付け手段と係合構造体との間の接触フェースのうちの少なくとも1つが傾いているからである。ブレースは、一方又は両方の脚部が外方に変位されるよう構成されているのが良い。一段と変位させることにより、係合フェースを備えたUの最も外側の脚部は、仕切りに係合することになる。
【0040】
ブレースは、締め付け手段を変形させてブレース材料の降伏強度を超えるようにする点で永続的な変形が可能であっても良く或いは締め付け手段によるブレースの変形がブレース材料の降伏強度を超えるようにするのを回避することによって非永続的な変形が可能であっても良い。
【0041】
所望の永続的取り付け時に永続的変形(永久歪)が用いられる。非永続的変形は、管路を取り外すことができるようにすることが望ましい場合に用いられる。
【0042】
非永続的変形が望ましい場合の適当なブレース材料は、ばね鋼である。
【0043】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、係合構造体がU字形ブレースを含み、Uの底部が締め付け手段に向き、Uの脚部が係合フェースの変位により永続的に変形するという点で独特である。
【0044】
それにより、永続的な簡単な取り付けが達成される。
【0045】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、Uの脚部が設計上、変形ゾーンを形成するために少なくとも1つの細い断面領域を備えているという点で独特である。
【0046】
それにより、ブレースが既定の変形ゾーンを有することが達成される。それにより、係合フェースが構成される場所を制御することが可能である。さらに、断面の絞りは、偶発的な亀裂生成が回避されるよう設計されるのが良い。
【0047】
変形例として、断面絞りは、あらかじめ曲げられた曲げ線又はこれに類似した材料の弱め部と組み合わされても良く、これに置き換えられても良い。
【0048】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、係合構造体がL字形アングルを含み、接触フェースがLの足部に形成され、傾斜係合フェースがLの脚部に形成され、フランジが内側部から上に延びていて、傾斜案内面を備えた案内を含み、案内面が半径方向変位の一部の間、係合フェースと接触関係をなすという点で独特である。
【0049】
本発明のこの実施形態では、大きな力が仕切りに伝達可能である。
【0050】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、L字形アングルは、隣接の連結装置に設けられたL字形アングルに連結されるという点で独特である。
【0051】
それにより、管路を連続した共通の係合構造体を備えた状態で構成できる。
【0052】
特定の実施形態では、係合構造体は、取り付け孔に対向した開口部を備えるカップとして設計される。
【0053】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、連結装置がハウジングを含み、締め付け手段が楔であり、係合構造体が楔であり、締め付け手段及び係合構造体がハウジング内に配置されているという点で独特である。
【0054】
それにより、管路は、仕切りに対して直角な方向と仕切りと平行な方向の両方向において十分な保持作用を備えた状態で自動調心状態になることが達成される。
【0055】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、案内開口部がフランジに締結されたカラー又は案内管を備えているという点で独特である。
【0056】
それにより、パイプの確実な案内が達成される。
【0057】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、カラー又は案内管が少なくとも1本のパイプに密着するための少なくとも1つの内部パイプ充填材を備えているという点で独特である。
【0058】
それにより、フランジとパイプとの間の緊密な連結が達成される。
【0059】
別の実施形態によれば、本発明の管路は、管路が外周領域内に設けられていて仕切りに密着するフランジ充填材を含むという点で独特である。
【0060】
本発明の変形実施形態では、連結装置は、締め付け手段の長手方向変位を阻止する長手方向停止部を備える。
【0061】
締め付け手段の変位が制限されるので、生じる応力は、既定の最大値に制限されることになる。操作部材が完全に固定されるまで操作部材を作動させることによって、取り付け工は、技術士によって望まれる締まり具合が達成されていることを確信することができる。それにより、管路が弛んだ状態になる恐れが減少する。
【0062】
次に、添付の図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0063】
図1】第1の実施形態としての管路の断面図である。
図2a】第2の実施形態としての管路の断面図である。
図2b】フランジの内側部から見た図2aに示されている管路の平面図である。
図2c図2aの管路の等角図である。
図2d図2aの管路の別の等角図である。
図3a】第3の実施形態としての管路の断面図である。
図3b】フランジの内側部から見た図3aに示されている管路の平面図である。
図3c図3aの管路の等角図である。
図3d図3aの管路の別の等角図である。
図4a】第4の実施形態としての管路の断面図である。
図4b】フランジの内側部から見た図4aに示されている管路の平面図である。
図4c図4aの管路の等角図である。
図4d図4aの管路の別の等角図である。
図5】第5の実施形態としての管路の断面図である。
図6】第6の実施形態としての管路の断面図である。
図7a】第7の実施形態としての管路の等角図である。
図7b図7aの管路の別の等角図である。
図7c図7aの管路の別の等角図である。
図8a】グループ型管路の等角図である。
図8b図8aのグループ型管路の別の等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0064】
図面の説明にあたり、同一又は対応の要素は、互いに異なる図においても同一の符号で示されている。したがって、単一の図/実施形態の各々と関連して全ての詳細について説明する訳ではない。
【0065】
図1は、第1の実施形態としての管路1の断面図である。
【0066】
第1の実施形態では、管路1は、円筒形である。管路1は、任意他の形状、例えば正方形、楕円形、多角形、長円形又はこれらの形状の組み合わせを有することができる。円筒形以外の形状を備えた管路1は、例えば、管路1が数本のパイプを引き込むために用いられる場合、グループ型(群をなす)管路と関連して用いられる。
【0067】
管路1は、仕切り3に設けられた開口部2内に嵌め込まれた状態で示されている。管路1は、仕切りの一方の面又は側部6に当接する外周領域5及び案内開口部8を備えた中央領域7を有するフランジ4を含む。案内開口部8は、管路1に通すことができるパイプを受け入れるようになっている。
【0068】
フランジ4は、仕切り3に向いた内側部9及び内側部9と反対側の外側部10を有している。
【0069】
フランジ4は、多数の取り付け孔11を備えている。図示の実施形態では、取り付け孔11は、外周領域5に設けられている。仕切り3は、フランジの取り付け孔11と対向した他の取り付け孔12を備えている。
【0070】
管路1は、各取り付け孔11内に設けられた連結装置13を有している。連結装置13は、図の左側のところでは、操作部材(図示せず)により作動される前の非締結状態で示されている。図の右側のところの連結装置13′は、操作部材(図示せず)により操作後の締結状態で示されている。
【0071】
図示の実施形態では、連結装置13は、ねじ山14を備えたブラインドリベットである。ブラインドリベットは、力伝達手段15を有し、力伝達手段15は、ブラインドリベットを締結したとき、予備応力を生じさせる力をフランジの外側部10から仕切りの他方の面又は側部16に伝達する。力伝達手段15は、取り付け孔11を貫通して延びていて、中空であるシャンク17を有している。ブラインドリベットの締結中にシャンク17内に設けられる締め付け又はクランプ手段(図示せず)は、ブラインドリベットの締結中、係合構造体19に設けられた接触フェース18と相互作用する接触フェース18を備えている。締め付け手段(図示せず)は、操作部材(図示せず)の作動中、シャンク17に沿って変位し、この操作部材は、ブラインドリベットを取り付けるために用いられる器具である。締め付け手段(図示せず)は、係合構造体19を引っ張り、変形中、係合フェース20を形成する。というのは、係合構造体19の一部がシャンクの向きに対して半径方向に変位するからである。ビード21が仕切りの他方の面又は側16に当接する係合面20を備えている。
【0072】
図2a〜図2dは、第2の実施形態としての管路1を示している。
【0073】
管路1は、仕切り3に設けられた開口部2内に嵌め込まれた状態で示されている。管路1は、仕切りの一方の面又は側6に当接する外周領域5及び案内開口部8を備えた中央領域7を有するフランジ4を含む。案内開口部8は、管路1に通すことができるパイプを受け入れるようになっている。各取り付け孔11は、連結装置13を受け入れるようになっている。
【0074】
フランジ4は、仕切り3に向いた内側部9及び内側部9と反対側の外側部10を有している。
【0075】
連結装置13は、図2aの左側のところでは、操作部材22により作動される前の非締結状態で示されている。この図の右側のところの連結装置13′は、操作部材22により操作後の締結状態で示されている。
【0076】
連結装置13は、フランジの外側部10上に配置された操作部材22を形成する頭付きのボルトの形態をした力伝達手段15を有している。ボルトのシャンク17は、取り付け孔11を貫通している。ナットの形態をした締め付け手段23が力伝達手段のシャンク17に取り付けられている。シャンク17及び締め付け手段23は、相互作用ねじ山を備えている。締め付け手段23は、操作部材22の作動によりまず最初にシャンク17の周りに、次にシャンク17に沿って変形可能である。ピボットアームの形態をした係合構造体19がフランジの内側部9と締め付け手段23との間に設けられている。ピボットアームは、締め付け手段23に設けられた接触フェース18と相互作用する接触フェース18を備えている。ピボットアームは、仕切りの他方の面又は側16に向くと共に操作部材22の作動によって中央領域の周囲の外側に半径方向に変位可能な係合フェース20を更に有している。
【0077】
図2b及び図2cには、ピボットアームの係合フェース20の変位中に起きる種々の位置が示されている。図2b及び図2cからは、係合構造体19が停止部24を有しているように見える。締め付け手段23は、ピボットアームが停止部24に当たるまでシャンク17回りに動く。次に、締め付け手段23を係合フェース20が仕切りの他方の面又は側16と接触関係をなすまでシャンク17に沿って変位する。第2の実施形態では、非永続的に締結される管路である。
【0078】
図3a〜図3dは、異なる係合構造体19を備えている点で第2の実施形態とは異なる第3の実施形態としての管路1を示している。
【0079】
連結装置13は、図3aの左側のところでは、操作部材22により作動される前の非締結状態で示されている。この図の右側のところの連結装置13′は、操作部材22により操作後の締結状態で示されている。
【0080】
U字形ブレースの形態をした係合構造体19がフランジの内側部9と締め付け手段23との間に設けられている。Uの底部25は、締め付け手段23に向いている。Uの脚部26は、締め付け手段23の変位中、フランジ4の内側部9に当たって永続的に変形する。
【0081】
U字形ブレースは、設計上、変形ゾーンの形成のために曲げ可能な細い断面領域27を備えている。
【0082】
第3の実施形態では、永続的に固定される管路である。
【0083】
図4a〜図4dは、異なる係合構造体19を有している点で第2の実施形態とは異なる第4の実施形態としての管路1を示している。
【0084】
連結装置13は、図4aの左側のところでは、操作部材22により作動される前の非締結状態で示されている。この図の右側のところの連結装置13′は、操作部材22により操作後の締結状態で示されている。
【0085】
U字形ブレースの形態をした係合構造体19がフランジの内側部9と締め付け手段23との間に設けられている。Uの開口部28は、締め付け手段23に向いている。この場合、締め付け手段23を変位させてフランジの内側部9に当てると、Uの一方の脚部26が外方に変位する。と言うのは、締め付け手段がUの一方の脚部26と図示の実施形態では中間部材29を備えた締め付け手段23との間の傾斜接触フェースによって支援された状態でUの一方の脚部26との間に入り込むからである。さらに変位させることにより、係合フェース20を備えたUの一方の脚部26は、仕切りの他方の面又は側16に係合することになる。
【0086】
第4の実施形態は、管路1のそれぞれの永続的固定と非永続的固定の両方を可能にする。
【0087】
図5は、異なる係合構造体19を有している点で第2の実施形態とは異なる第5の実施形態としての管路の断面図である。
【0088】
連結装置13は、図5aの左側のところでは、操作部材22により作動される前の非締結状態で示されている。この図の右側のところの連結装置13′は、操作部材22により操作後の締結状態で示されている。
【0089】
係合構造体19は、接触フェース18がLの足部31上に形成されたL字形アングル30を有し、この場合、傾斜係合フェース20は、Lの脚部32上に形成され、フランジ4は、内側部9から上方に延びていて、傾斜案内面34を備えた案内33を有し、案内面34は、半径方向変位の一部の間、係合フェース20と接触関係をなす。
【0090】
図示の第5の実施形態では、L字形アングルは、隣接の連結装置13に設けられたL字形アングルに連結され、その結果、カップが形成され、全ての連結装置13は、1ユニットに統合されている。
【0091】
第5の実施形態は、管路1の永続的締結を行う実施形態である。
【0092】
図6は、異なる係合構造体19を有している点で第2の実施形態とは異なる第6の実施形態としての管路の断面図である。
【0093】
連結装置13は、図6aの左側のところでは、操作部材22により作動される前の非締結状態で示されている。この図の右側のところの連結装置13′は、操作部材22により操作後の締結状態で示されている。
【0094】
係合構造体19は、締め付け手段23及び係合構造体19のための案内を形成するハウジング35を有している。締め付け手段23と係合構造体19は、両方とも楔形のものである。締め付け手段23の最も幅の広い部分は、フランジの内側部9から最も遠くのところに位置し、係合構造体19の幅の最も広い部分は、フランジの内側部9の最も近くに位置している。締め付け手段23をシャンク17に沿ってフランジの内側部9に向かって変位させると、係合構造体19及び係合構造体の係合フェース20は、それぞれ、締め付け手段23及び係合構造体19の相互作用傾斜接触フェース18の下で半径方向外方に押しやられたり仕切りの他方の面又は側16に向かって内方に押されれたりする。
【0095】
第6の実施形態は、管路1の非永続的締結であろう。
【0096】
図7a〜図7cは、異なる係合構造体19を有している点で第2の実施形態とは異なる第7の実施形態としての管路1を示している。
【0097】
この管路1は、中空ねじ山付きシャンク44に連結されたナット42の形態をしている締め付け手段23を備えた状態で示されている。ボルト45が締め付け手段と相互作用し、取り付け状態で中空内部を貫通して延び、その結果、自由端部46が仕切りの一方の面又は側6で目に見えるようになっている。切欠きの形態をした方向指示器47が自由端部46のところに形成されており、かくして、Loctite(商標)又は他の接着剤によってボルト45のシャンクに締結されたピボットアーム48の向きの表示を提供している。この表示は、取り付け工に取り付け中並びに締結によるピボットアームの正確な位置決めについて目で見て得られた確信を与える。
【0098】
停止部24は、フランジ4から見て最も遠くに位置するその端部のところが支持プレート49を形成するために曲げられており、支持プレート49は、ボルト45のための通路開口部50を備えている。ボルト45の頭は、支持プレートの下に位置し、締結状態のピボットアーム48は、支持プレートの上方に位置し、その結果、ボルト45は、締め付け手段23と相互作用する正確な位置に配置されるようになっている。きつくねじまわすことによって、ボルト45の頭は、これが図7cで明確に現れると、通路開口部50を通過することができる。それにより、ボルト頭は、ピボットアームを上方に押して図2aに示されているように仕切りの他方の面又は側16に当接させる。
【0099】
ピボットアーム48と支持プレート49との間に接着剤も又使用されているので、ピボットアームは、取り付け中、図7aの左側のところに示された位置に保持されることになる。これにより、ピボットアームは、開口部内への管路の取り付け中、その係合位置には配置されないようになる。
【0100】
第7の実施形態は、管路1の非永続的締結であろう。
【0101】
図8a及び図8bは、グループ型管路36の等角図である。グループ型管路36の図示の実施形態では、連結装置13は、第2の実施形態において示されている。第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態、第5の実施形態又は第6の実施形態における連結装置13は、同じように適しており、これらを必要ならば組み合わせることができる。
【0102】
フランジ4は、長円形の形をしている。仕切り(図示せず)の開口部(図示せず)は、この開口部が形状においてフランジ4に一致するが、フランジ4の外周領域5が開口部(図示せず)と接触関係をなすよう設計されている。
【0103】
図示の実施形態では、案内開口部8は、案内管40を備え、案内管40は、フランジ4に締結されている。案内管40は、パイプに密着する内部パイプ充填材41を備えている。
【0104】
管路1は、外周領域5内に設けられていて、仕切り3に密着するフランジ充填材42を更に有している。
図1
図2a
図2b
図2c
図2d
図3a
図3b
図3c
図3d
図4a
図4b
図4c
図4d
図5
図6
図7a
図7b
図7c
図8a