(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、利得と入力範囲とを調節することができる時間増幅器及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、利得と入力範囲とを互いに独立的に調節することができる時間増幅器及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態による時間増幅器は、2つの入力間の時間差にしたがって決定されたタイミングに出力を提供するSRラッチと、前記SRラッチの電源端に連結されて前記SRラッチの動作を決定する動作決定部と、を包含することができる。
【0006】
前記SRラッチは、NAND演算を遂行する第1のNANDゲート及び第2のNANDゲートを包含することができる。
【0007】
前記SRラッチは、NOR演算を遂行する第1のNORゲート及び第2のNORゲートを包含することができる。
【0008】
前記動作決定部は、前記SRラッチの電源入力端に連結された第1の動作決定部を包含することができる。
【0009】
前記第1の動作決定部は、ゲートに印加されるバイアス電圧にしたがって前記SRラッチの電源入力を決定するトランジスターを包含することができる。
【0010】
前記第1の動作決定部は、ゲートに印加されるバイアス電圧にしたがって前記SRラッチの電源入力を決定する電流ミラーを包含することができる。
【0011】
前記第1の動作決定部は、抵抗値にしたがって前記SRラッチの電源入力を決定する可変抵抗を包含することができる。
【0012】
前記動作決定部は、前記SRラッチの電源出力端に連結された第2の動作決定部を包含することができる。
【0013】
前記第2の動作決定部は、ゲートに印加されるバイアス電圧にしたがって前記SRラッチの電源出力を決定する電流ミラーを包含することができる。
【0014】
前記第2の動作決定部は、ゲートに印加されるバイアス電圧にしたがって前記SRラッチの電源出力を決定するトランジスターを包含することができる。
【0015】
前記第2の動作決定部は、抵抗値にしたがって前記SRラッチの電源出力を決定する可変抵抗を包含することができる。
【0016】
前記時間増幅器は、前記時間増幅器の利得を計算する利得計算部と、前記利得が既設定された目標利得に到達するように前記第1の動作決定部を制御する第1の制御部と、をさらに包含することができる。
【0017】
前記利得計算部は、前記時間増幅器の2つの入力信号の間の時間差及び前記時間増幅器の2つの出力信号の間の時間差を検出し、前記2つの出力信号の間の時間差を前記2つの入力信号の間の時間差に分けて前記利得を計算することができる。
【0018】
前記第1の制御部は、前記利得が前記目標利得より小さい場合、前記トランジスターのバイアス電圧を増加させ、前記利得が前記目標利得より大きい場合、前記トランジスターのバイアス電圧を減少させ得る。
【0019】
前記時間増幅器は、前記時間増幅器の2つの入力信号の間の時間差を検出する時間差検出部と、前記2つの入力信号の間の時間差が既設定された限界時間差より大きい場合、前記限界時間差が大きくなるように前記第2の動作決定部を制御する第2の制御部と、をさらに包含することができる。
【0020】
前記第2の制御部は、前記2つの入力信号の間の時間差が前記限界時間差より大きい場合、前記電流ミラーのバイアス電圧を減少させ得る。
【0021】
本発明の一実施形態による時間増幅器は、第1の入力信号を既設定された時間ぐらい遅延させて第1の遅延入力信号を出力する第1の遅延部と、第2の入力信号を既設定された時間ぐらい遅延させて第2の遅延入力信号を出力する第2の遅延部と、前記第1の遅延入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差にしたがって決定されたタイミングに出力を提供する第1のSRラッチと、前記第1の入力信号と前記第2の遅延入力信号との間の時間差にしたがって決定されたタイミングに出力を提供する第2のSRラッチと、前記第1のSRラッチの電源端に連結されて前記第1のSRラッチの動作を決定する第1のSRラッチ動作決定部と、前記第2のSRラッチの電源端に連結されて前記第2のSRラッチの動作を決定する第2のSRラッチ動作決定部と、前記第1のSRラッチの出力をXOR演算して第1の出力信号を出力する第1のXORゲートと、前記第2のSRラッチの出力をXOR演算して第2の出力信号を出力する第2のXORゲートと、を包含することができる。
【0022】
前記第1のSRラッチ動作決定部は、前記第1のSRラッチの電源入力端に連結された第1の動作決定部を含み、前記第2のSRラッチ動作決定部は、前記第2のSRラッチの電源入力端に連結された第3動作決定部を包含することができる。
【0023】
前記第1の動作決定部及び前記第3動作決定部の各々は、ゲートに印加されるバイアス電圧にしたがってSRラッチの電源入力を決定するトランジスターを包含することができる。
【0024】
前記第1のSRラッチ動作決定部は、前記第1のSRラッチの電源出力端に連結された第2の動作決定部を含み、前記第2のSRラッチ動作決定部は、前記第2のSRラッチの電源出力端に連結された第4動作決定部を包含することができる。
【0025】
前記第2の動作決定部及び前記第4動作決定部の各々は、ゲートに印加されるバイアス電圧にしたがってSRラッチの電源出力を決定する電流ミラーを包含することができる。
【0026】
前記時間増幅器は、前記時間増幅器の利得を計算する利得計算部と、前記利得が既設定された目標利得に到達するように前記第1の動作決定部及び前記第3動作決定部を制御する第1の制御部とをさらに包含することができる。
【0027】
前記利得計算部は、前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差及び前記第1の出力信号と前記第2の出力信号との間の時間差を検出し、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号との間の時間差を前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差とに分けて前記利得を計算することができる。
【0028】
前記第1の制御部は、前記利得が前記目標利得より小さい場合、前記トランジスターのバイアス電圧を増加させ、前記利得が前記目標利得より大きい場合、前記トランジスターのバイアス電圧を減少させ得る。
【0029】
前記時間増幅器は、前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差を検出する時間差検出部と、前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差が既設定された限界時間差より大きい場合、前記限界時間差が大きくなるように前記第2の動作決定部及び前記第4動作決定部を制御する第2の制御部と、をさらに包含することができる。
【0030】
前記第2の制御部は、前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差が前記限界時間差より大きい場合、前記電流ミラーのバイアス電圧を減少させ得る。
【0031】
本発明の一実施形態による時間増幅器の制御方法は、時間増幅器の利得を計算する段階と、前記利得を既設定された目標利得と比較する段階と、前記利得が前記目標利得と異なる場合、前記時間増幅器に含まれたSRラッチの電源を調節する段階と、を包含することができる。
【0032】
前記時間増幅器の利得を計算する段階は、前記時間増幅器の2つの入力信号の間の時間差及び前記時間増幅器の2つの出力信号の間の時間差を検出する段階と、前記2つの出力信号の間の時間差を前記2つの入力信号の間の時間差に分ける段階と、を包含することができる。
【0033】
前記SRラッチの電源を調節する段階は、前記SRラッチの電源入力端に連結されたトランジスターのバイアス電圧を調節する段階を包含することができる。
【0034】
前記トランジスターのバイアス電圧を調節する段階は、前記利得が前記目標利得より小さい場合、前記バイアス電圧を増加させる段階と、前記利得が前記目標利得より大きい場合、前記バイアス電圧を減少させる段階と、を包含することができる。
【0035】
本発明の一実施形態による時間増幅器の制御方法は、時間増幅器の2つの入力信号の間の時間差を検出する段階と、前記2つの入力信号の間の時間差を既設定された限界時間差と比較する段階と、前記2つの入力信号の間の時間差が前記限界時間差より大きい場合、前記時間増幅器に含まれたSRラッチの電源を調節する段階と、を包含することができる。
【0036】
前記SRラッチの電源を調節する段階は、前記SRラッチの電源出力端に連結された電流ミラーのバイアス電圧を調節する段階を包含することができる。
【0037】
前記電流ミラーのバイアス電圧を調節する段階は、前記2つの入力信号の間の時間差が前記限界時間差より大きい場合、前記バイアス電圧を減少させる段階を包含することができる。
【0038】
本発明の一実施形態による時間増幅器の制御方法は、コンピューターで実行され得るプログラムとして具現されて、コンピューターで読み出され得る記録媒体に記録されることができる。
【発明の効果】
【0039】
本発明の実施形態によれば、時間増幅器の利得と入力範囲とを調節することができる。
本発明の実施形態によれば、時間増幅器の利得と入力範囲とを互いに独立的に調節することができる。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本発明の他の長所及び特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述される実施形態を参照すれば、明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されることではなく、互に異なる多様な形態に具現でき、単なる本実施形態は本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されることであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。
【0042】
もし、定義されなかったとしも、ここで使用されるすべての用語(技術或いは科学用語を包含)はこの発明が属する従来技術で普遍的な技術によって一般的に収容されることと同一の意味を有する。一般的な辞書によって定義された用語は関連された技術及び/或いは本出願の本文に意味することと同一な意味を有することと解釈され得り、そしてここで明確に定義された表現ではなくても概念化されるか、或いは過度に形式的に解釈されないべきである。
【0043】
本明細書で使用された用語は実施形態を説明するためのことであり、本発明を制限しようとすることではない。本明細書で単数形は文句で特別に言及しない限り、複数形も含む。明細書で使用される‘含む’及び/又はこの動詞の多様な活用形、例えば‘包含’‘包含する’、‘含み’、‘包含し’等は言及された造成、成分、構成要素、段階、動作及び/又は素子は1つ以上の他の造成、成分、構成要素、段階、動作及び/又は素子の存在又は追加を排除しない。本明細書で‘及び/又は’という用語は羅列された構成の各々又はこれらの多様な組合を示す。
【0044】
一方、本明細書の全体で使用される‘〜部’、‘〜器’、‘〜ブロック’、‘〜モジュール’等の用語は少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味することができる。例えば、ソフトウェア、FPGA、又はASICのようなハードウェア構成要素を意味することができる。しかし、‘〜部’、‘〜器’、‘〜ブロック’、‘〜モジュール’等がソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではない。‘〜部’、‘〜器’、‘〜ブロック’、‘〜モジュール’はアドレッシングすることができる格納媒体として構成されることも得り、1つ又はその以上のプロセッサーを再生させるように構成されることもあり得る。
【0045】
したがって、一例として‘〜部’、‘〜器’、‘〜ブロック’、‘〜モジュール’はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と‘〜部’、‘〜器’、‘〜ブロック’、‘〜モジュール’内で提供される機能とはさらに小さい数の構成要素及び‘〜部’、‘〜器’、‘〜ブロック’、‘〜モジュール’に結合されるか、或いは追加的な構成要素と‘〜部’、‘〜器’、‘〜ブロック’、‘〜モジュール’とにさらに分離され得る。
【0046】
本発明の実施形態は、時間増幅器に含まれたSRラッチの電源を調節して前記時間増幅器の利得及び入力範囲の中で少なくとも1つを調節することができる。また、本発明の実施形態は、時間増幅器の利得と入力範囲とを全て調節するする場合、利得と入力範囲とが互いに影響を及ばず、独立的に調節されるようにする。
【0047】
以下、本明細書に添付された図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0048】
図1は本発明の一実施形態による時間増幅器の回路図である。
【0049】
図1に示したように、前記時間増幅器100はSRラッチ121、122を包含することができる。
【0050】
前記SRラッチ121、122はSRラッチに入力される2つの入力間の時間差にしたがって決定されたタイミングに出力を提供することができる。前記SRラッチ121、122が出力を提供するタイミングはSRラッチを構成するトランジスターの準安定性による2つの入力間の時間差にしたがって決定され得る。
【0051】
また、前記時間増幅器100は前記SRラッチ121、122の電源端に連結されて、SRラッチの動作を決定する動作決定部を包含することができる。
【0052】
図2は本発明の一実施形態による動作決定部が図示された時間増幅器100の回路図である。
【0053】
図2に示したように、前記時間増幅器100はSRラッチ121、122の電源端に連結されてSRラッチの動作を決定する動作決定部131、132、133、134を包含することができる。
【0054】
図1及び
図2に図示された時間増幅器100をより具体的に説明すれば、前記時間増幅器100は第1の遅延部111、第2の遅延部112、第1のSRラッチ121、第2のSRラッチ122、第1のSRラッチ動作決定部131、132、第2のSRラッチ動作決定部133、134、第1のXORゲート141、及び第2のXORゲート142を包含することができる。
【0055】
前記第1の遅延部111は第1の入力信号IN1を既設定された時間T
offぐらい遅延させて、第1の遅延入力信号を出力することができる。前記第2の遅延部112は第2の入力信号IN2を既設定された時間T
offぐらい遅延させて、第2の遅延入力信号を出力することができる。
【0056】
前記第1の遅延部111及び前記第2の遅延部112の各々は少なくとも1つのバッファを包含することができる。前記バッファの個数は前記時間T
offにしたがって決定され得る。
【0057】
前記第1のSRラッチ121は前記第1の遅延入力信号と前記第2の入力信号IN2との間の時間差にしたがって決定されたタイミングに出力を提供することができる。前記第2のSRラッチ122は前記第1の入力信号IN1と前記第2の遅延入力信号との間の時間差にしたがって決定されたタイミングに出力を提供することができる。
【0058】
図1及び
図2に図示されたSRラッチ121、122は2つのNANDゲート、即ちNAND演算を遂行する第1のNANDゲート1211、1221及び第2のNANDゲート1212、1222を含んで構成されるが、実施形態にしたがって前記SRラッチは
図3に示したように2つのNORゲート、即ちNOR演算を遂行する第1のNORゲート1231及び第2のNORゲート1232を含んで構成されることもあり得る。
【0059】
前記動作決定部131、132、133、134はSRラッチ121、122の電源端に連結されて前記SRラッチの動作を決定することができる。例えば、第1のSRラッチ動作決定部131、132は第1のSRラッチ121の電源端に連結されて前記第1のSRラッチの動作を決定することができ、第2のSRラッチ動作決定部133、134は第2のSRラッチ122の電源端に連結されて前記第2のSRラッチの動作を決定することができる。
【0060】
本発明の一実施形態によれば、前記動作決定部はSRラッチの電源入力端に連結された第1の動作決定部を包含することができる。例えば、前記第1のSRラッチ動作決定部は第1のSRラッチ121の電源入力端に連結された第1の動作決定部131を包含することができる。また、前記第2のSRラッチ動作決定部は第2のSRラッチ122の電源入力端に連結された第3動作決定部133を包含することができる。
【0061】
一実施形態によれば、
図2に示したように、前記第1の動作決定部131及び前記第3動作決定部133の各々はトランジスターを包含することができる。前記トランジスターはゲートに印加されるバイアス電圧V
headにしたがってSRラッチ121、122の電源入力を決定することができる。
【0062】
図4は本発明の一実施形態による第1の動作決定部131が連結された第1のSRラッチ121の回路図である。
【0063】
本発明の一実施形態は、前記トランジスターのゲートに印加されるバイアス電圧V
headを調節することによって時間増幅器100の利得を調節することができる。言い換えれば、本発明の一実施形態による時間増幅器100の利得は前記バイアス電圧V
headによって決定され得る。
【0064】
一実施形態によれば、前記バイアス電圧V
headが高くなるほど、時間増幅器100の利得が大きくなり得る。反対に、前記バイアス電圧V
headが低くなるほど、時間増幅器100の利得が小さくなり得る。
【0065】
本発明の他の実施形態によれば、前記第1の動作決定部131及び前記第3動作決定部133の各々は電流ミラーを包含することができる。
【0066】
図5は本発明の他の実施形態による第1の動作決定部131が連結された第1のSRラッチ121の回路図である。
【0067】
図5に示したように、本発明の他の実施形態によれば、第1の動作決定部131は電流ミラーを包含することができる。前記電流ミラーはゲートに印加されるバイアス電圧V
headにしたがってSRラッチ121の電源入力を決定することができる。
【0068】
この実施形態によれば、本発明は電流ミラーのバイアス電圧V
headを調節することによって時間増幅器100の利得を調節することができる。
【0069】
本発明のその他の実施形態によれば、前記第1の動作決定部131及び前記第3動作決定部133の各々は可変抵抗を包含することができる。
【0070】
図6は本発明のその他の実施形態による第1の動作決定部131が連結された第1のSRラッチ121の回路図である。
【0071】
図6に示したように、本発明のその他の実施形態によれば、第1の動作決定部131は可変抵抗を包含することができる。前記可変抵抗は抵抗値にしたがってSRラッチ121の電源入力を決定することができる。
【0072】
この実施形態によれば、本発明は可変抵抗の抵抗値を調節することによって時間増幅器100の利得を調節することができる。
【0073】
前述したように、本発明の実施形態は時間増幅器100に含まれたSRラッチ121、122の電源入力端に動作決定部131、133を連結し、前記動作決定部を通じて前記SRラッチの電源を調節することによって前記時間増幅器の利得を調節することができる。
【0074】
本発明の一実施形態によれば、前記動作決定部はSRラッチの電源出力端に連結された第2の動作決定部を包含することができる。例えば、
図2を参照すれば、第1のSRラッチ動作決定部は第1のSRラッチ121の電源出力端に連結された第2の動作決定部132を包含することができる。また、第2のSRラッチ動作決定部は第2のSRラッチ122の電源出力端に連結された第4動作決定部134を包含することができる。
【0075】
一実施形態によれば、前記第2の動作決定部132及び前記第4動作決定部134の各々は電流ミラーを包含することができる。
【0076】
例えば、
図2及び
図4に示したように、前記第2の動作決定部132及び前記第4動作決定部134の各々は電流ミラーを包含でき、前記電流ミラーはゲートに印加されるバイアス電圧V
footにしたがってSRラッチ121、122の電源出力を決定することができる。
【0077】
この実施形態によれば、本発明は前記電流ミラーのバイアス電圧V
footを調節することによって時間増幅器100の使用可能である入力範囲を調節することができる。
【0078】
ここで、時間増幅器の使用可能である入力範囲は、前記時間増幅器が一定な利得を維持できる入力値の範囲を示し、該当入力範囲で前記時間増幅器の入力値(2つの入力信号の間の時間差)と出力値(2つの出力信号の間の時間差)とは線型性を維持することができる。しかし、該当入力範囲を外れる入力値に対して、前記時間増幅器の利得は変更されて入力値に対する出力値は非線形性を有するようになる。
【0079】
この実施形態によれば、本発明は前記電流ミラーのバイアス電圧V
footを調節することによって時間増幅器100の入力値に対する出力値の線型性が保障される入力値範囲を調節することができ、その結果、時間増幅器100の使用可能である入力範囲を調節することができるようになる。言い換えれば、本発明の一実施形態による時間増幅器100の使用可能である入力範囲は前記バイアス電圧V
footによって決定され得る。
【0080】
一実施形態によれば、前記バイアス電圧V
footが低くなるほど、時間増幅器100の線型性が向上されて使用可能である入力範囲が広くなり得る。反対に、前記バイアス電圧V
footが高くなるほど、時間増幅器100の線型性が低下されて使用可能である入力範囲が狭くなり得る。
【0081】
本発明の他の実施形態によれば、前記第2の動作決定部132及び前記第4動作決定部134の各々はトランジスターを包含することができる。
【0082】
図7は本発明の他の実施形態による第2の動作決定部132が連結された第1のSRラッチ121の回路図である。
【0083】
図7に示したように、本発明の他の実施形態によれば、第2の動作決定部132はトランジスターを包含することができる。前記トランジスターはゲートに印加されるバイアス電圧V
footにしたがってSRラッチ121の電源出力を決定することができる。
【0084】
この実施形態によれば、本発明はトランジスターのバイアス電圧V
footを調節することによって時間増幅器100の使用可能である入力範囲を調節することができる。
【0085】
本発明のその他の実施形態によれば、前記第2の動作決定部132及び前記第4動作決定部134の各々は可変抵抗を包含することができる。
【0086】
図8は本発明のその他の実施形態による第2の動作決定部132が連結された第1のSRラッチ121の回路図である。
【0087】
図8に示したように、本発明のその他の実施形態によれば、第2の動作決定部132は可変抵抗を包含することができる。前記可変抵抗は抵抗値にしたがってSRラッチ121の電源出力を決定することができる。
【0088】
この実施形態によれば、本発明は可変抵抗の抵抗値を調節することによって時間増幅器100の使用可能である入力範囲を調節することができる。
【0089】
前述したように、本発明の実施形態は時間増幅器100に含まれたSRラッチ121、122の電源出力端に動作決定部132、134を連結し、前記動作決定部を通じて前記SRラッチの電源を調節することによって前記時間増幅器の線型性及びそれにしたがう使用可能である入力範囲を調節することができる。
【0090】
図9は本発明の他の実施形態による時間増幅器100の回路図である。
【0091】
図9に示したように、本発明の他の実施形態による時間増幅器100は利得計算部151及び第1の制御部161をさらに包含することができる。
前記利得計算部151は時間増幅器100の利得を計算することができる。前記第1の制御部161は前記計算された利得が既設定された目標利得に到達するようにSRラッチ121、122の電源入力端に連結された動作決定部(即ち、第1の動作決定部131及び第3動作決定部133)を制御することができる。
【0092】
一実施形態によれば、前記利得計算部151は時間増幅器100の2つの入力信号IN1、IN2の間の時間差T
IN、及び時間増幅器100の2つの出力信号OUT1、OUT2の間の時間差T
OUTを検出することができる。その後、前記利得計算部151は前記2つの出力信号の間の時間差T
OUTを前記2つの入力信号の間の時間差T
INに分けて時間増幅器100の利得を計算することができる。
【0093】
一実施形態によれば、前記第1の制御部161は前記利得が目標利得より小さい場合、SRラッチ121、122の電源入力端に連結された動作連結部131、133、例えば
図2に図示されたトランジスターのバイアス電圧V
headを増加させて、時間増幅器100の利得を高くすることができる。
【0094】
また、前記第1の制御部161は前記利得が目標利得より大きい場合、SRラッチ121、122の電源入力端に連結された動作連結部131、133、例えば
図2に図示されたトランジスターのバイアス電圧V
headを減少させて、時間増幅器100の利得を低くすることができる。
【0095】
図10は本発明のその他の実施形態による時間増幅器100の回路図である。
【0096】
図10に示したように、本発明のその他の実施形態による時間増幅器100は時間差検出部152及び第2の制御部162をさらに包含することができる。
【0097】
前記時間差検出部152は時間増幅器100の2つの入力信号IN1、IN2の間の時間差T
INを検出することができる。前記第2の制御部162は前記2つの入力信号の間の時間差T
INが既設定された限界時間差より大きい場合、前記限界時間差が大きくなるようにSRラッチ121、122の電源出力端に連結された動作決定部(即ち、第2の動作決定部132及び第4動作決定部134)を制御することができる。
【0098】
ここで、前記限界時間差は時間増幅器100の入力値に対する出力値の線型性が保障される入力値の最大値を示す。前記時間増幅器100の入力値が限界時間差より小さいか、或いは同一であれば、前記入力値は時間増幅器100の使用可能である入力範囲内に含まれて予め定まれた利得ぐらい増幅されることができる。しかし、前記時間増幅器100の入力値が限界時間差より大きくなれば、前記入力値は時間増幅器100の使用可能である入力範囲を外れて予め定まれた利得と異なる利得に増幅されることができる。
【0099】
一実施形態によれば、前記第2の制御部162は前記2つの入力信号の間の時間差T
INが限界時間差より大きい場合、SRラッチ121、122の電源出力端に連結された動作決定部、例えば
図2に図示された電流ミラーのバイアス電圧V
footを減少させて、時間増幅器100の使用可能である入力範囲を延ばすことができる。
【0100】
このように、時間増幅器100の使用可能である入力範囲が広くなることによって限界時間差が大きくなり、2つの入力信号の間の時間差T
INが前記限界時間差より小さいか、或いは同一になれば、望む利得を得られる。
【0101】
一実施形態によれば、前記第1の制御部161及び前記第2の制御部162は一体に構成されて1つの制御部として具現されることもあり得る。
【0102】
図11は本発明の一実施形態による時間増幅器の制御方法を説明するフローチャートである。
【0103】
図11に示したように、本発明の一実施形態によれば、時間増幅器の制御方法200は時間増幅器100の利得を計算する段階(S210)、前記計算された利得を既設定された目標利得と比較する段階(S221、S222)、及び前記計算された利得が前記目標利得と異なる場合、前記時間増幅器100に含まれたSRラッチの電源を調節する段階(S231,232)を包含することができる。
【0104】
図12は本発明の一実施形態による利得計算過程を説明するフローチャートである。
【0105】
図12に示したように、前記時間増幅器100の利得を計算する段階(S210)は、前記時間増幅器100の2つの入力信号の間の時間差T
IN及び前記時間増幅器100の2つの出力信号の間の時間差T
OUTを検出する段階(S211)、及び前記2つの出力信号の間の時間差T
OUTを前記2つの入力信号の間の時間差T
INとに分ける段階(S212)を包含することができる。
【0106】
一実施形態によれば、前記SRラッチの電源を調節する段階は、前記SRラッチ121、122の電源入力端に連結されたトランジスターのバイアス電圧V
headを調節する段階を包含することができる。
【0107】
前記トランジスターのバイアス電圧V
headを調節する段階は、前記計算された利得が目標利得より小さい場合(S221ではい)、前記バイアス電圧V
headを増加させる段階(S231)、及び前記計算された利得が目標利得より大きい場合(S222ではい)、前記バイアス電圧V
headを減少させる段階(S232)を包含することができる。
【0108】
他の実施形態によれば、前記SRラッチの電源を調節する段階は、前記SRラッチ121、122の電源入力端に連結された電流ミラーのバイアス電圧V
headを調節する段階を包含することができる。
【0109】
その他の実施形態によれば、前記SRラッチの電源を調節する段階は、前記SRラッチ121、122の電源入力端に連結された可変抵抗の抵抗値を調節する段階を包含することができる。
【0110】
図13は本発明の他の実施形態による時間増幅器の制御方法を説明するフローチャートである。
【0111】
図13に示したように、本発明の他の実施形態によれば、時間増幅器の制御方法300は時間増幅器100の2つの入力信号IN1、IN2の間の時間差T
INを検出する段階(S310)、前記2つの入力信号の間の時間差T
INを既設定された限界時間差と比較する段階(S320)、及び前記2つの入力信号の間の時間差T
INが前記限界時間差より大きい場合(S320ではい)、前記時間増幅器100に含まれたSRラッチ121、122の電源を調節する段階を包含することができる。
一実施形態によれば、前記SRラッチの電源を調節する段階は、前記SRラッチ121、122の電源出力端に連結された電流ミラーのバイアス電圧V
footを調節する段階を包含することができる。
【0112】
前記電流ミラーのバイアス電圧V
footを調節する段階は、前記2つの入力信号の間の時間差T
INが前記限界時間差より大きい場合、前記バイアス電圧V
footを減少させる段階(S330)を包含することができる。
【0113】
他の実施形態によれば、前記SRラッチの電源を調節する段階は、前記SRラッチ121、122の電源出力端に連結されたトランジスターのバイアス電圧V
footを調節する段階を包含することができる。
【0114】
その他の実施形態によれば、前記SRラッチの電源を調節する段階は、前記SRラッチ121、122の電源出力端に連結された可変抵抗の抵抗値を調節する段階を包含することができる。
【0115】
前述した本発明の実施形態による時間増幅器の制御方法は、コンピューターで実行されるためのプログラムに製作されてコンピューターが読み出すことができる記録媒体に格納され得る。前記コンピューターが読み出すことができる記録媒体はコンピューターシステムによって読み出すことができるデータが格納されるすべての種類の格納装置を含む。コンピューターが読み出すことができる記録媒体の例としてはROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ格納装置等がある。
【0116】
以上、時間増幅器のSRラッチに提供される電源を調節することによって前記時間増幅器の利得又は入力範囲を調節することができる時間増幅器及びその制御方法が説明された。
【0117】
本発明の実施形態によれば、必要によって時間増幅器の利得又は入力範囲を調節することができ、利得と入力範囲との全てを調節する場合、各々を独立的に調節することができるので、優れた性能の時間増幅器を具現することができる。