【実施例】
【0165】
本発明を例示するために、以下の実施例を含める。しかし、これらの実施例は本発明を制限するものではなく、単に本発明を実施する方法を示唆しようとするものであるということは理解されなければならない。当業者ならば、記載される化学反応は、いくつかの本発明のその他のKSP阻害剤を調製するために容易に適応させることができ、本発明の化合物を調製するための別法も本発明の範囲内にあると見なされることを認識するであろう。例えば、本発明の例示されていない化合物の合成は、当業者にとって明らかな改変によって、例えば、干渉している基を適当に保護することによって、記載されたもの以外の当技術分野で公知のその他の適した試薬を利用することによって、そして/または反応条件の慣例の改変を行うことによって、うまく実施できる。あるいは、本明細書に開示されるか、当技術分野で公知のその他の反応は、本発明のその他の化合物を調製するための適用性を有すると認識される。
【0166】
以下に記載される実施例では、特に断りのない限り、すべての温度はセ氏温度で示されている。試薬は、商業的供給業者、例えば、Aldrich Chemical Company、Lancaster、TCIまたはMaybridgeから購入し、特に断りのない限り、さらに精製することなく用いた。テトラヒドロフラン(THF)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジクロロメタン(DCM)、トルエン、ジオキサンおよび1,2−ジクロロエタン(DCE)は、AldrichからSure seal瓶に入ったものを購入し、入荷したまま用いた。
【0167】
以下に示される反応は、通常、無水溶媒中、窒素またはアルゴンの陽圧下で、または乾燥管を用いて行い(特に断りのない限り)、反応フラスコには、通常、シリンジによって基質および試薬を導入するためのゴム隔壁を取り付けた。ガラス製品はオーブン乾燥し、かつ/または加熱乾燥した。
【0168】
カラムクロマトグラフィーは、シリカゲルカラムを有するBiotage system(製造業者:Dyax Corporation)で、またはシリカSepPakカートリッジ(Waters)で実施した。
【0169】
1H−NMRスペクトルは、400MHzで作動するVarian機器で記録した。
1H−NMRスペクトルは、トリメチルシランを参照標準(0.00ppm)として用い、CDCl
3、d
6−DMSO、CD
3ODまたはCDCl
3:CD
3OD溶液として得た(ppmで記録)。ピーク多重度が記録される場合には以下の略語が用いられている:s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、m(多重項)、br(ブロード)、dd(二重項のニ重項)、dt(三重項の二重項)。カップリング定数は、示される場合には、ヘルツ(Hz)で記録されている。
【0170】
(実施例1)
【0171】
【化55】
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1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの合成
ステップA:(4−オキソ−4−フェニルブチル)−カルバミン酸t−ブチルエステルの調製:−78℃で、THF(130mL)中、2−オキソ−ピロリジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル(7.03g、38mmol)の溶液に、フェニルマグネシウムブロミド(1.0M溶液、50mL)を添加した。−78℃で2時間撹拌した後、HCl(2M、35mL)を添加して反応物をクエンチし、次いで、これを室温に加温し、水層をEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮すると、9.56g(収率96%)の目的生成物が得られた。
【0172】
ステップB:2,5−ジフルオロ安息香酸ヒドラジドの調製:THF/DMF(20mL/20mL)中、2,5−ジフルオロ安息香酸(3.5g、22mmol)の溶液に、EDCI(4.7g、24mmol)、DMAP(50mg)およびNH
2NHBoC(3.07g、23.2mmol)を添加した。16時間撹拌した後、水(30mL)で反応物をクエンチし、EtOAc(30mL)で希釈した。次いで、有機層をHCl(0.5M、20mL)、飽和NaHCO
3(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄した。次いで、有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮すると、粗Boc保護生成物が得られ、次いで、これを0℃でDCM(60mL)に溶解した。上記のDCM溶液にTFA(50mL)を添加した。2時間撹拌した後、反応混合物を濃縮し、残渣をDCM(60mL)に溶解した。この溶液を飽和NaHCO
3(40mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮すると、目的粗生成物が得られた。
【0173】
ステップC:{4−[(2,5−ジフルオロベンゾイル)ヒドラゾノ]−4−フェニルブチル}−カルバミン酸t−ブチルエステルの調製:EtOH(40mL)中、(4−オキソ−4−フェニルブチル)−カルバミン酸t−ブチルエステル(3.2g、12.2mmol)および2,5−ジフルオロ安息香酸ヒドラジド(2.1g、12mmol)の溶液に、HOAc(0.5mL)を添加した。次いで、反応物を還流に加熱し、3日間撹拌した。次いで、この反応混合物を室温に冷却し、濃縮すると、目的生成物(5.1g)が得られた。
【0174】
ステップD:{3−[5−(2,5−ジフルオロフェニル)3−イソブチリル−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステルの調製:DCE(2mL)中、{4−[(2,5−ジフルオロベンゾイル)−ヒドラゾノ]−4−フェニルブチル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(420mg、1.01mmol)の溶液に、イソ酪酸無水物(2mL)を添加した。次いで、この反応混合物を密閉し、110℃に加熱し、5時間撹拌した。次いで、反応物を冷却し、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(12:1ヘキサン/EtOAc)によって精製すると、生成物(200mg、41%)が得られた。
【0175】
ステップE:1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オンの調製:0℃で、DCM(2mL)中、{3−[5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−イソブチリル−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(60mg、0.123mmol)の溶液に、TFA(1mL)を添加した。10分間撹拌した後、反応物を濃縮し、残渣を分取薄層クロマトグラフィー(10:1:0.2 EtOAc/MeOH/30%NH
4OH)によって精製すると、目的生成物(25mg、53%)が得られた。
【0176】
【化56】
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適当なヒドラジドおよび無水物を用い、同様の方法で以下の化合物を合成した。
【0177】
(実施例2)
【0178】
【化57】
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1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−エタノン
【0179】
【化58】
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(実施例3)
【0180】
【化59】
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1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オン
【0181】
【化60】
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(実施例4)
【0182】
【化61】
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1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−クロロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オン
【0183】
【化62】
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(実施例5)
【0184】
【化63】
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1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの合成
ステップA:{3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル−カルバミン酸t−ブチルエステルの調製:室温で、エタノール/DCM(30mL/10mL)中、(4−オキソ−4−フェニルブチル)−カルバミン酸t−ブチルエステル(2.2g、8.5mmol)の溶液に、3−フルオロチオ安息香酸ヒドラジド(Takasugi,J.J.;Buckwalter、B.L.欧州特許EP1004241,2004)(1.2g、7.1mmol)を添加した。3日間撹拌した後、反応混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(20:1ヘキサン/EtOAc)によって精製すると、生成物(2.65g、90%)が得られた。
【0185】
ステップB:{3−[5−(3−フルオロフェニル)−3−イソブチリル−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステルの調製:DCM(4mL)中、{3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(400mg、0.96mmol)の溶液に、トリエチルアミン(130mg、1.3mmol)、続いて、塩化イソブチリル(130mg、1.3mmol)を添加した。1時間撹拌した後、メタノール(0.1mL)の添加によって反応物をクエンチした。この反応混合物を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(15:1ヘキサン/EtOAc)によって精製すると、生成物(350mg、75%)が得られた。
【0186】
ステップC:1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの調製:0℃で、{3−[5−(3−フルオロフェニル)−3−イソブチリル−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(100mg、0.21mmol)にHCl(1mL、ジオキサン中4M)を添加した。0.5時間撹拌した後、反応物を濃縮すると目的生成物がジヒドロクロリド塩として得られた。
【0187】
【化64】
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(実施例6)
【0188】
【化65】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−カルボン酸ジメチルアミド
この化合物は、実施例5において記載したものと同様の方法で、ジメチルカルバミルクロリドを塩化イソブチリルと置換して合成した。
【0189】
【化66-1】
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【0190】
【化66-2】
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(実施例7)
【0191】
【化67】
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[2−(3−アミノプロピル)5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−ピリジン−2−イル−メタノンの合成
室温で、DMF/THF(2mL/2mL)中、{3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(300mg、0.72mmol)の溶液に、ピコリン酸(100mg、0.9mmol)、EDCI(170mg、0.87mmol)、HOBT一水和物(130mg、0.87mmol)、トリエチルアミン(88mg、0.87mmol)およびDMAP(2mg)を添加した。1時間撹拌した後、反応溶液にEtOAc(20mL)および飽和NaHCO
3(10mL)を添加した。相を分離し、水層をEtOAc(2×10mL)で抽出した。合わせた有機物をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(8:1ヘキサン/EtOAc)によって精製すると、Boc保護された生成物(130mg、35%)が得られた。51mgの生成物を0℃に冷却し、それにHCl(1mL、ジオキサン中4M)を添加した。0.5時間撹拌した後、反応物を濃縮すると目的生成物が三塩酸塩として得られた。
【0192】
【化68】
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(実施例8)
【0193】
【化69】
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[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−ピリジン−3−イル−メタノン
この化合物の三塩酸塩を、実施例7において記載したものと同様の方法で合成した。
【0194】
【化70】
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(実施例9)
【0195】
【化71】
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1−[5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−メチルアミノプロピル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの合成
DMF(0.5mL)中、{3−[5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−イソブチリル−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル]−プロピル}−メチルカルバミン酸t−ブチルエステル(13mg、0.027mmol)の溶液に、ヘキサンで事前に洗浄したNaH(14mg、0.58mmol、鉱油中60%分散物)を添加した。室温で、30分間撹拌した後、ヨウ化メチル(23mg、0.16mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、飽和NaHCO
3(20mL)で希釈した。この混合物を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中8%〜20%酢酸エチル)によって精製すると、Boc保護された生成物(6.6mg、48%)が得られた。0℃で、ジクロロメタン(1mL)中のこの生成物に、TFA(6μL)を添加した。30分後、さらなるTFA(100μL)を添加し、混合物を1時間撹拌した。反応混合物を、N
2流下で濃縮し、ジクロロメタン(20mL)で希釈し、10%Na
2CO
3(20mL)で洗浄した。この混合物をジクロロメタン(2×30mL)で抽出した。合わせた有機物をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(6:2:92MeOH/トリエチルアミン/酢酸エチル)によって精製すると、最終生成物(3.8mg、72%)が黄色のフィルムとして得られた。
【0196】
【化72】
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(実施例10)
【0197】
【化73】
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1−[5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−ジメチルアミノプロピル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの合成
MeOH(0.5mL)中、1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−l−オン(9mg、0.023mmol)の溶液に、パラホルムアルデヒド(paraforamldehyde)(11mg、0.35mmol)を添加した。反応混合物を70℃に加熱し、2時間撹拌した。室温に冷却した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウムの溶液(0.070mL、0.070mmol、THF中1M)を添加した。この混合物を20分間撹拌し、次いで、半飽和NaCl(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機物を飽和NaClで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(2:40:60トリエチルアミン/酢酸エチル/ヘキサン)によって精製すると、生成物(5.1mg、53%)が得られた。
【0198】
【化74】
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(実施例11)
【0199】
【化75】
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1−[5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−イソプロピルアミノプロピル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの合成
アセトニトリル(0.5mL)中、1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オン(12mg、0.031mmol)の溶液に、アセトン(60μL、0.082mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(10mg、0.045mmol)を添加した。室温で、45分間撹拌した後、さらなるトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(10mg、0.045mmol)を添加した。この混合物を室温で5時間撹拌した。この反応混合物を10%Na
2CO
3(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(45mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(2%トリエチルアミンを含むヘキサン中40%〜100%酢酸エチル)によって精製すると、最終生成物(3.3mg、25%)が得られた。
【0200】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例12)
【0201】
【化77】
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1−[5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの合成
ステップA:4−ヒドロキシ−1−フェニルブタン−1−オンの調製:−78℃で、ジエチルエーテル(70mL)中ジヒドロフラン−2−オン(5.71g、66mmol)の溶液に、フェニルリチウム(24mL、40mmol、シクロヘキサ−ン/ジエチルエーテル中1.67M溶液)をゆっくりと添加した。−78℃で2時間撹拌した後、10%NH
4Cl(35mL)の添加によって反応混合物をクエンチした。この混合物を室温に加温し、層を分離させた。水層をジエチルエーテル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機物を水(2×40mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(2:3ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、生成物(6.4g、97%)が淡黄色のオイルとして得られた。
【0202】
ステップB:4−(t−ブチルジメチルシラニルオキシ)−1−フェニルブタン−1−オンの調製:DMF(20mL)中、4−ヒドロキシ−1−フェニル−ブタン−1−オン(3.29g、20mmol)の溶液に、t−ブチルクロロジメチル−シラン(4.5g、30mmol)およびイミダゾール(4.1g、60mmol)を添加した。室温で14時間撹拌した後、反応混合物をジエチルエーテル(150mL)で希釈し、1M HCl(2×70mL)、水(2×70mL)およびブライン(100mL)で洗浄した。合わせた有機物をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中6%酢酸エチル)によって精製すると、生成物(5g、90%)が無色のオイルとして得られた。
【0203】
ステップC:2,5−ジフルオロ安息香酸[4−(t−ブチルジメチルシラニルオキシ)−1−フェニルブチリデン]−ヒドラジドの調製: EtOH(4mL)中、4−(t−ブチルジメチルシラニルオキシ)−1−フェニルブタン−1−オン(420mg、1.5mmol)の溶液に、2,5−ジフルオロ安息香酸ヒドラジド(260mg、1.5mmol)および酢酸(0.07mL、1.2mmol)を添加した。反応混合物を90℃で5時間撹拌した後、さらなる酢酸(0.1mL)を添加した。この混合物を90℃で40時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。出発物質および生成物の混合物をさらなる精製を行わずに進めた。
【0204】
ステップD:1−[5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシプロピル)−2−フェニル−[1,3,4]オキサジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの調製:ジクロロエタン(1mL)中、先のステップから得た粗2,5−ジフルオロ安息香酸[4−(t−ブチル−ジメチルシラニルオキシ)−1−フェニルブチリデン]−ヒドラジド(200mg)の溶液に、イソ酪酸無水物(73mg、0.46mmol)を添加した。110℃で8時間加熱した後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン中7%酢酸エチル)に付すと、シラン保護された生成物(44mg)が得られた。アセトニトリル(1mL)中のこの生成物(28mg、0.056mmol)の溶液に、48%HF水溶液(50μL)を添加した。室温で30分間撹拌した後、混合物を飽和NaHCO
3(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機物をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中30%酢酸エチル)によって精製すると、生成物(9mg、45%)が無色のフィルムとして得られた。
【0205】
【化78】
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以下の実施例は、適当なチオヒドラジド、ケトンおよび酸塩化物またはカルバモイルクロリドを用い、実施例5または6において先に記載したように調製した。
【0206】
(実施例13)
【0207】
【化79】
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[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−シクロプロピルメタノン
【0208】
【化80】
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(実施例14)
【0209】
【化81】
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1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−2−メトキシエタノン
【0210】
【化82】
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(実施例15)
【0211】
【化83】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−クロロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシエタノン
【0212】
【化84】
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(実施例16)
【0213】
【化85】
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(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−クロロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)(シクロプロピル)メタノン
【0214】
【化86】
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(実施例17)
【0215】
【化87】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−クロロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン
【0216】
【化88】
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(実施例18)
【0217】
【化89】
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[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−モルホリン−4−イル−メタノン
【0218】
【化90】
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(実施例19)
【0219】
【化91】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)エタノンの合成
【0220】
【化92】
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(実施例20)
【0221】
【化93】
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(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)(シクロブチル)メタノン
【0222】
【化94-1】
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【0223】
【化94-2】
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(実施例21)
【0224】
【化95】
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1−(2−(3−アミノプロピル−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−エチルブタン−1−オン
【0225】
【化96】
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(実施例22)
【0226】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オン
【0227】
【化98】
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(実施例23)
【0228】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)ブタン−1−オン
【0229】
【化100】
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(実施例24)
【0230】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)2−メチルブタン−1−オン
【0231】
【化102】
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(実施例25)
【0232】
【化103】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル−3−メチルブタン−1−オン
【0233】
【化104】
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(実施例26)
【0234】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)(シクロペンチル)メタノン
【0235】
【化106】
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(実施例27)
【0236】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)イル)エタノン
【0237】
【化108】
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(実施例28)
【0238】
【化109】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン
【0239】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例29)
【0240】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシエタノン
【0241】
【化112】
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(実施例30)
【0242】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N,N−ジメチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド
【0243】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例31)
【0244】
【化115】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)エタノン
【0245】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例32)
【0246】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン
【0247】
【化118】
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(実施例33)
【0248】
【化119】
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1−(2−(4−アミノブタン−2−イル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)2−メチルプロパン−1−オン(ジアステレオマー対A)
ステップA:t−ブチル3−メチル−4−オキソ−4−フェニルブチルカルバメートの調製:−78℃で、無水THF(100mL)中、3−メチル−2−ピロリジノン(5.0g、50.4mmol)の溶液に、n−ブチルリチウム(2.1M溶液、25.2mL、53mmol)を添加した。この混合物を30分間撹拌し、次いで、無水THF(50mL)中、Boc無水物(11.01g、50.4mmol)の溶液で処理した。−78℃で3時間後、フェニルマグネシウムブロミド(1.0M溶液、65.6mL、65.6mmol)を、カニューレを介して添加した。−78℃でさらに3時間後、混合物を2N
HCl(100mL)で処理し、室温に加温し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(9:1〜4:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物(2.6g、18%)が黄色のオイルとして得られた。
【0249】
ステップB:t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチルカルバメートの調製:エタノール/DCM(6mL/2mL)中、3−フルオロベンゾチオヒドラジド(300mg、1.76mmol)の溶液に、t−ブチル3−メチル−4−オキソ−4−フェニルブチルカルバメート(538mg、1.94mmol)を添加した。室温で、16時間撹拌した後、酢酸(3滴)を添加し、この混合物を48時間撹拌した。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(9:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物(366mg、48%)がジアステレオマーの混合物として黄色の泡沫として得られた。
【0250】
ステップC:t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−3−イソブチリル−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチルカルバメートの調製:無水DCM(5mL)中、t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)ブチルカルバメート(50mg、116mmol)の溶液に、塩化イソブチリル(16μL、151mmol)、続いて、トリエチルアミン(21μL、151mmol)を添加した。室温で16時間撹拌した後、この混合物を飽和NaHCO
3(20mL)とDCM(20mL)の間で分配した。水層をDCM(10mL)で抽出し、合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(19:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、2種のジアステレオマー対、ジアステレオマー対A(より極性の高い、13.1mg)およびジアステレオマー対B(より極性の低い、11mg)が得られた。
【0251】
ステップD:1−(2−(4−アミノブタン−2−イル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(ジアステレオマー対A)の調製:DCM(2mL)中、先のステップから得たジアステレオマー対A(13.1mg、0.026mmol)の溶液に、TFA(0.5mL)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮し、飽和NaHCO
3(20mL)と酢酸エチル(20mL)の間で分配した。水層を酢酸エチル(10mL)で抽出し、合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると、生成物がジアステレオマー対(10mg、96%)として淡黄色のオイルとして得られた。
【0252】
【化120】
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(実施例34)
【0253】
【化121】
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1−(2−(−4−アミノブタン−2−イル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(ジアステレオマー対B)
より極性の低いジアステレオマー対Bを用い、実施例33において記載したとおり調製した。
【0254】
【化122】
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以下の実施例は、適当なチオヒドラジド、ケトンおよびカルボン酸を用い、実施例7において先に記載したとおりに調製した。
【0255】
(実施例35)
【0256】
【化123】
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(2R)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシ−2−フェニルエタノン(ジアステレオマーA)
(R)−2−メトキシ−2−フェニル酢酸とのカップリングによってジアステレオマー生成物が得られ、これをシリカゲルクロマトグラフィー(4:1ヘキサン/酢酸エチル)を用いて単離した。より極性の高いジアステレオマー(Boc保護されたジアステレオマーA)を、実施例7においてと同様に、t−ブトキシカルボニル基除去に付すと、生成物が二塩酸塩として得られた。
【0257】
【化124】
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(実施例36)
【0258】
【化125】
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(2R)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシ−2−フェニルエタノン(ジアステレオマーB)
より極性の低いジアステレオマー(Boc保護されたジアステレオマーB)を用い、実施例35において記載したとおりに調製した。
【0259】
【化126】
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(実施例37)
【0260】
【化127】
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1−[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−2−(S)−メトキシプロパン−1−オン
ジアステレオマーの混合物として得られた。
【0261】
【化128】
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(実施例38)
【0262】
【化129】
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[2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−(テトラヒドロフラン−3−イル)−メタノン
ジアステレオマーの混合物として得られた。
【0263】
【化130】
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(実施例39)
【0264】
【化131】
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N−((S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)アセトアミド(ジアステレオマーA)
N−アセチルL−バリンとのカップリングによって、ジアステレオマー生成物が得られ、これをシリカゲルクロマトグラフィー(1:1ヘキサン:酢酸エチル)を用いて単離した。より極性の高いジアステレオマー(Boc保護されたジアステレオマーA)を、実施例7において同様にt−ブトキシカルボニル基除去に付すと、生成物が二HCl塩として得られた。
【0265】
【化132】
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(実施例40)
【0266】
【化133】
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N−((S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−3−メチル−1−オキソブタン−2−イル)アセトアミド(ジアステレオマーB)
より極性の低いジアステレオマー(Boc保護されたジアステレオマーB)を用い、実施例39において記載したとおりに調製した。
【0267】
【化134】
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(実施例41)
【0268】
【化135】
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(2S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−クロロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン
ジアステレオマーの混合物として得られた。
【0269】
【化136】
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(実施例42)
【0270】
【化137】
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(2S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの合成
DMF(1mL)中、t−ブチル3−(5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(50mg、0.11mmol)および(S)−2−メトキシプロパン酸(22μL、0.23mmol)の溶液に、HOBt(44mg、0.29mmol)、続いて、EDCI(55mg、0.29mmol)およびトリエチルアミン(48μL、0.35mmol)を添加した。64時間撹拌した後、反応混合物を酢酸エチル(20mL)と飽和NaHCO
3(20mL)の間で分配した。水層を酢酸エチル(20mL)で抽出し、合わせた有機物を水(5×10mL)およびブライン(10mL)で洗浄した。この溶液をNa
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(9:1〜4:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、Boc保護された生成物(33mg、55%)が淡黄色のゴム状物質として得られた。0℃で、ジクロロメタン(4mL)中のこの生成物(33mg、0.06mmol)の溶液に、TFA(1mL)を添加した。20分間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮し、酢酸エチル(20mL)と飽和NaHCO
3(20mL)の間で分配した。水層を酢酸エチル(20mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮したところ、生成物がジアステレオマーの混合物として無色のゴム状物質(26mg、97%)として得られた。
【0271】
【化138】
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以下の実施例は、適当なチオヒドラジド、ケトンおよび酸を用い、実施例42において先に記載したとおりに調製した。
【0272】
(実施例43)
【0273】
【化139】
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(2S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルブタン−1−オン
ジアステレオマーの混合物として得られた。
【0274】
【化140】
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(実施例44)
【0275】
【化141】
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(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)(シクロプロピル)メタノン
【0276】
【化142】
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(実施例45)
【0277】
【化143】
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(2S)1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−フルオロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン
ジアステレオマーの混合物として得られた。
【0278】
【化144】
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(実施例46)
【0279】
【化145】
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1−[2−(3−ジメチルアミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの合成
MeOH(1mL)中、1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(9.0mg、0.02mmol)の溶液に、パラホルムアルデヒド(10mg、0.40mmol)を添加した。この混合物を70℃で2時間加熱した。混合物を室温に放冷し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.07mL、0.07mmol、THF中1M溶液)を添加した。40分間撹拌した後、混合物を半飽和NaCl(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機物を飽和NaClで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(2%トリエチルアミン、ヘキサン中40%酢酸エチル)によって精製すると、最終生成物(3.0mg、30%)が淡黄色のフィルムとして得られた。
【0280】
【化146】
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(実施例47)
【0281】
【化147】
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1−[5−(3−フルオロフェニル)−2−(3−イソプロピルアミノプロピル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−イル]−2−メチルプロパン−1−オンの合成
アセトニトリル(0.5mL)中、1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(9.0mg、0.02mmol)およびアセトン(20mg、0.40mmol)の混合物を、室温で1時間撹拌した。この混合物に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(33mg、0.20mmol)を添加した。室温で16時間撹拌した後、さらなるアセトン(50μL)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(14mg)を添加した。この反応混合物を45℃で40時間加熱し、次いで、10%Na
2CO
3(30mL)で希釈した。この混合物を酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機物をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(2%トリエチルアミン、ヘキサン中40%酢酸エチル)によって精製すると、生成物(5.4mg、50%)が淡黄色のフィルムとして得られた。
【0282】
【化148】
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(実施例48)
【0283】
【化149】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−カルボン酸メチル−ピリジン−2−イル−アミドの合成
ジクロロエタン(3mL)中、メチル−ピリジン−2−イル−アミン(77mg、0.71mmol)およびトリエチルアミン(150mg、0.15mmol)の溶液に、トリホスゲン(110mg、0.37mmol)を添加した。室温で1時間撹拌した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロエタン(3mL)で希釈した。この溶液に、{3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(250mg、0.60mmol)およびDMAP(20mg)を添加した。室温で3時間撹拌した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(1:8酢酸エチル/ヘキサン)によって精製すると、Boc保護された生成物(210mg、54%)が得られた。0℃で、この生成物(65mg、0.12mmol)に、HCl(3mL、ジオキサン中4M)を添加した。室温に加温し、3分間撹拌した後、混合物を濃縮すると最終生成物が三塩酸塩(64mg、97%)として得られた。
【0284】
【化150-1】
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【0285】
【化150-2】
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(実施例49)
【0286】
【化151】
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2−(3−アミノプロピル)5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−カルボン酸ピリジン−3−イルアミド
メチルピリジン−2−イル−アミンの代わりにピリジン−3−アミンを用い、実施例48において先に記載したとおりに調製した。
【0287】
【化152】
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(実施例50)
【0288】
【化153】
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(2S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン−1−オン(ジアステレオマーA)の合成
THF(0.4mL)中で、(S)−2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸(13.5mg、0.11mmol)およびPyBOP(60mg、0.12mmol)を混合し、10分間撹拌した。この混合物に、{3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(20mg、0.05mmol)およびDIEA(31mg、0.24mmol)を添加した。室温で24時間撹拌した後、反応混合物を10%Na
2CO
3(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機物をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(1:4酢酸エチル/ヘキサン)に付すと、Boc保護されたジアステレオマーA(より極性が低い、2.0mg)およびBoc保護されたジアステレオマーB(より極性が高い、4.2mg)が得られた。0℃で、Boc保護されたジアステレオマーAにHCl(1mL、ジオキサン中4M)を添加した。室温に加温し、1時間撹拌した後、混合物をN
2流下で濃縮した。残渣をエーテル/ジオキサン混合物に溶解し、ヘキサンで沈殿させた。固体を濾過し、ヘキサンで洗浄すると、最終生成物が黄色固体として得られた。
【0289】
【化154】
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(実施例51)
【0290】
【化155】
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(2S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン−1−オン(ジアステレオマーB)
より極性の高いBoc保護されたジアステレオマーBを用い、実施例50において先に記載したとおりに調製した。
【0291】
【化156】
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(実施例52)
【0292】
【化157】
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2−アミノ−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オン
ステップA:t−ブチル1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメートの調製:2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール(50mg、0.139mmol;実施例70において調製されたまま)を、DMF2.0mLに溶解した。次いで、2−(t−ブトキシカルボニル)プロパン酸(39mg、0.208mmol)、EDCI(40mg、0.208mmol)、HOBt(28mg、0.208mmol)およびTEA(0.058mL、0.417mmol)を添加し、反応物を23℃で撹拌させた。12時間後、飽和NaHCO
3溶液の添加によって反応物をクエンチし、抽出し(3×15mL酢酸エチル)、合わせた有機物を水(1×50mL)で洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させ、真空濃縮した。粗反応物をクロマトグラフィー(20%酢酸エチル/Hex)によって精製すると、生成物が白色泡沫(70mg、94%)として得られた。
【0293】
【化158】
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ステップB:2−アミノ−1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オンの調製:t−ブチル1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバメート(70mg、0.131mmol)を、EtOH7.0mLに溶解した。次いで、HCl(0.65mL、0.659mmol)を添加し、反応物を23℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、クロマトグラフィー(2〜10%MeOH/DCM)によって精製すると、生成物(54mg、95%)が黄色のオイルとして得られた。
【0294】
【化159】
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ステップC:2−アミノ−1−(2−(3−アミノプロピル−5−(2,5ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オンの調製:2−アミノ−1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オン(50mg、0.116mmol)を、MeOH5.0mLに溶解した。HCl(0.46ml、0.464mmol)を添加し、続いてN
2を用いて排除(evacuation)/排除(revacuation)した。次いで、Pd/C(12mg、0.011mmol)を添加し、その後H
2バルーンを加えた。23℃で40時間後、反応物を真空濃縮すると、生成物(41mg、87%)が乳白色/黄色に着色した泡沫として得られた。
【0295】
【化160-1】
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【0296】
【化160-2】
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(実施例53)
【0297】
【化161】
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(2S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オン
適当なチオヒドラジド、ケトンおよびカルボン酸を用い、実施例52において先に記載したとおりに調製したところ、Boc保護された生成物が得られた。エーテル(5mL)に溶解したこの生成物(0.087g、0.167mmol)に、HCl(0.654mL、1.67mmol、エーテル溶液)を添加した。室温で1時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮すると、最終生成物がジアステレオマーの混合物として得られた。
【0298】
【化162】
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(実施例54)
【0299】
【化163】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−カルボン酸2−メトキシエチルエステルの合成
0℃で、アセトニトリル(3mL)中、2−メトキシエタノール(30mg、0.4mmol)の溶液に、ホスゲン(54mg、0.54mmol、トルエン中20%wt)を添加した。室温に加温した後、6時間撹拌し、混合物を減圧下で濃縮した。この残渣にジクロロメタン(4mL)、{3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(90mg、0.22mmol)、トリエチルアミン(33mg、0.32mmol)およびDMAP(10mg)を添加した。1時間撹拌した後、MeOH(0.5mL)を添加して反応物をクエンチした。この混合物を減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(8:1ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、Boc保護された生成物(90mg、80%)が得られた。0℃で、この生成物の41mgに、HCl(3mL、ジオキサン中4M)を添加した。室温に加温した後、1時間撹拌し、この混合物を濃縮すると、最終生成物が二塩酸塩(39mg、100%)として得られた。
【0300】
【化164】
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(実施例55)
【0301】
【化165】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−[1,3,4]チアジアゾール−3−カルボン酸エチルアミドの合成
ジクロロエタン(3mL)中、{3−[5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−[1,3,4]チアジアゾール−2−イル]−プロピル}−カルバミン酸t−ブチルエステル(40mg、0.096mmol)の溶液に、エチルイソシアネート(140mg、1.9mmol)を添加した。60℃で1時間撹拌した後、反応混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(8:1ヘキサン/酢酸エチル)によって精製すると、Boc保護された生成物(40mg、85%)が得られた。0℃で、この生成物に、HCl(3mL、ジオキサン中4M)を添加した。室温に加温した後、1時間撹拌し、混合物を濃縮すると、最終生成物が二塩酸塩(37mg、98%)として得られた。
【0302】
【化166】
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(実施例56)
【0303】
【化167】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)N−(2−メトキシエチル)−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミドの合成
ステップA:4−ニトロフェニル2−(3−(t−ブトキシカルボニル)プロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキシラートの調製:ジクロロメタン(3mL)中、t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(350mg、0.84mmol)の溶液に、トリエチルアミン(110mg、1.10mmol)および4−ニトロフェニルクロロホルメート(220mg、1.00mmol)を添加した。1時間撹拌した後、反応混合物を1M
HCl(5mL)およびジクロロメタン(10mL)で希釈した。有機層をNa
2SO
4、上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮すると生成物が得られた。
【0304】
ステップB:2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−N−(2−メトキシエチル)−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミドの調製:ジクロロエタン(3mL)中、4−ニトロフェニル2−(3−(t−ブトキシカルボニル)プロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキシラート(90mg、0.20mmol)の溶液に、2−メトキシ−N−メチルエタナミン(70mg、0.80mmol)およびDIEA(100mg、0.80mmol)を添加した。50℃で6時間撹拌した後、混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(1:10酢酸エチル/ヘキサン)によって精製するとBoc保護された生成物(60mg、70%)が得られた。0℃で、この生成物に、HCl(3mL、ジオキサン中4M)を添加した、室温に加温し、1時間撹拌した後、混合物を濃縮すると最終生成物が二塩酸塩(50mg、83%)として得られた。
【0305】
【化168】
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以下の実施例は、適当なアミンを用い、実施例56において先に記載したとおりに調製した。
【0306】
(実施例57)
【0307】
【化169】
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2−(3−アミノプロピル)−N−シクロプロピル−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド
MS APCI(+)m/z399(M+1)を検出。
【0308】
(実施例58)
【0309】
【化170】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェ二ル)−N−(2−メトキシエチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド
【0310】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例59)
【0311】
【化172】
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2−(3−アミノプロピル)−N−エチル−5−(3−フルオロフェニル)−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド
【0312】
【化173-1】
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【0313】
【化173-2】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例60)
【0314】
【化174】
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2−(3−アミノプロピル)−N,N−ジエチル−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド
【0315】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例61)
【0316】
【化176】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(3−クロロフェニル)−N,N−ジメチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド
【0317】
【化177】
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(実施例62)
【0318】
【化178】
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(2R)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オン(ジアステレオマーA)の合成
ステップA:t−ブチル3−(3−((R)−2−(2,2−ジメチル−1,1−ジフェニルプロピル)ジメチルシリルオキシ)プロパノイル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメートの調製:アセトニトリル(1mL)中、(R)−2−((2,2−ジメチル−1,1−ジフェニルプロピル)ジメチルシリルオキシ)プロパン酸(181mg、0.36mmol)およびDIEA(78mg、0.60mmol)の溶液に、HATU(137mg、0.36mmol)を添加した。室温で10分間撹拌した後、アセトニトリル(1mL)中、t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(100mg、0.24mmol)の溶液を添加した。3時間撹拌した後、PyBOP(150mg)、DIEA(100μL)、およびさらなるt−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(45mg)を添加した。16時間撹拌した後、反応混合物を10%Na
2CO
3(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(40mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(1:9酢酸エチル/ヘキサン)に付すと、N−Boc−O−TBDPS保護されたジアステレオマーA(より極性の高い、74mg、40%)およびN−Boc−O−TBDPS保護されたジアステレオマーB(より極性の低い、35mg、19%)が得られた。
【0319】
ステップB:(2R)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オン(ジアステレオマーA)の調製:THF(0.5mL)中、N−Boc−O−TBDPS保護されたジアステレオマーA(36mg、0.047mmol)の溶液に、TBAF(THF中1.0M溶液94μL)を添加した。室温で3時間撹拌した後、混合物を半飽和NaHCO
3(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン中30%酢酸エチル)に付すと、N−Boc保護されたジアステレオマーA(18mg、80%)が得られた。ジオキサン(0.5mL)中のこの生成物の冷却した(0℃)溶液に、HCl(ジオキサン中の4.0M溶液の0.5mL)を添加した。室温に加温した後、この混合物を4.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、最小のジオキサンに溶解し、次いで、エーテルで沈殿させたところ、最終生成物(3.9mg、70%)が得られた。
【0320】
【化179】
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(実施例63)
【0321】
【化180】
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(2R)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オン(ジアステレオマーB)
実施例62のステップAから得たN−Boc−O−TBDPS保護されたジアステレオマーBを用い、実施例62において先に記載したとおりに調製した。
【0322】
【化181】
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(実施例64)
【0323】
【化182】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの合成
ステップA:t−ブチル3−((S)−3−((S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパノイル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメートの調製:DMF(10mL)中、t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(0.54g、1.30mmol)および(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸(0.64g、1.95mmol)の溶液に、PyBOP(1.01g、1.95mmol)、続いて、DIEA(0.34g、2.60mmol)を添加した。室温で14時間撹拌した後、反応混合物を10%Na
2CO
3(100mL)と酢酸エチル(100mL)の間に分配した。水層を酢酸エチル(40mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(1:9〜1:4酢酸エチル/ヘキサン)に付すと、より極性の低いジアステレオマー生成物(180mg、19%)が黄色のシロップとして得られた。
【0324】
ステップB:t−ブチル3−((S)−5−(3−フルオロフェニル)−3−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート調製:THF(2.5mL)中、t−ブチル3−(3−((S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパノイル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(180mg、0.25mmol)の冷却した(0℃)溶液に、TBAF(THF中1M溶液0.40mL)を添加した。室温で、2時間撹拌した後、真空で容量を低減し、混合物を半飽和NaHCO
3(30mL)で希釈した。この混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、合わせた有機物をブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(ヘキサン中、30%酢酸エチル)に付すと、生成物(95mg、79%)が粘性の黄色のシロップとして得られた。
【0325】
ステップC:(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの調製:アセトニトリル(1.3mL)中、t−ブチル3−((S)−5−(3−フルオロフェニル)−3−((S)−2−ヒドロキシプロパノイル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(64mg、0.13mmol)の溶液に、Ag
2O(150mg、0.66mmol)、続いて、ヨードメタン(190mg、1.3mmol)を添加した。室温で9時間撹拌した後、混合物を濾過し、減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(ヘキサン中、20%酢酸エチル)に付すと、Boc保護された生成物(30mg、45%)が得られた。この生成物にHCl(ジオキサン中4M溶液0.5mL)を添加した。0℃で10分間、次いで、室温で90分間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮したところ、生成物(26mg、95%)が、二HCl塩として得られた。
【0326】
【化183】
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Eg5および(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンのタンパク質:阻害剤共結晶構造を調べることによって、絶対立体化学を割り当てた。
【0327】
(実施例65)
【0328】
【化184】
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(2R)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン
適当に置き換えた試薬を用い、実施例42においてと同様に調製した。
【0329】
【化185】
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(実施例66)
【0330】
【化186】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−エトキシプロパン−1−オン
ヨウ化メチルの代わりにヨウ化エチルを用い、実施例64において記載したとおりに調製した。
【0331】
【化187】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンからの推論によって立体化学を決定した。
【0332】
(実施例67)
【0333】
【化188】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−N−メトキシ−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミドの合成
ステップA:t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−3−(1−カルボニル−3−メチルイミダゾリウムヨーダイド)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメートの調製:THF(8mL)中、t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(500mg、1.20mmol)の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(234mg、1.44mmol)を添加した。密閉容器内、70℃で2時間加熱した後、混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン(20mL)に溶解し、0.5M HCl(2×10mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮したところ、粗イミダゾール中間体が得られた。この生成物にアセトニトリル(3mL)、続いて、ヨウ化メチル(854mg、6.02mmol)を添加した。室温で24時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮すると、粗生成物(778mg、99%)が得られた。
【0334】
ステップB:2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−N−メトキシ−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミドの調製:THF(3mL)中、t−ブチル3−(5−(3−フルオロフェニル)−3−(1−カルボニル−3−メチルイミダゾリウムヨーダイド)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(157mg、0.241mmol)およびトリエチルアミン(122mg、1.21mmol)の溶液に、N−メトキシメタンアミンヒドロクロリド(47mg、0.48mmol)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(10:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、Boc保護された生成物(87mg、72%)が得られた。この生成物にHCl(ジオキサン中4M、2mL)を添加した。室温で30分間攪した後、混合物を減圧下で濃縮すると、最終生成物が二塩酸塩として得られた。
【0335】
【化189】
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以下の実施例は、適当なチオヒドラジド、ケトンおよびアルコキシアミンまたはアルコールを用い、実施例67において先に記載したとおりに調製した。
【0336】
(実施例68)
【0337】
【化190】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−メトキシ−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド
【0338】
【化191】
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(実施例69)
【0339】
【化192】
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メチル2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキシラート
MS APCI(+)m/z374(M+1)を検出。
【0340】
(実施例70)
【0341】
【化193】
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エチル2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)カルボキシラート
【0342】
【化194-1】
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【0343】
【化194-2】
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(実施例71)
【0344】
【化195】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル−2−メトキシプロパン−1−オンの合成
ステップA:4−アジド−1−フェニルブタン−1−オンの調製:DMSO(200mL)中、4−クロロ−1−フェニルブタン−1−オン(26.4mL、164mmol)の溶液に、アジ化ナトリウム(12.8g、197mmol)を添加した。この溶液を55℃に加温し、16時間撹拌した。次いで、冷却した混合物を水(600mL)で処理し、エーテル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機物を水(8×100mL)およびブライン(100mL)で洗浄し、次いで、MgSO
4上で乾燥させ、濃縮すると、生成物が橙色のオイル(30.7g、99%)として得られた。
【0345】
ステップB:2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾールの調製:EtOH/ジクロロメタン(3:1、16mL)中、2,5−ジフルオロベンゾチオヒドラジド(1.5g、7.97mmol)の溶液に、4−アジド−1−フェニルブタン−1−オン(1.36g、7.17mmol)を添加した。室温で16時間撹拌した後、酢酸(2滴)を添加し、混合物をさらに16時間撹拌した。次いで、この反応混合物を減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(9:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物(1.41g、41%)が明黄色のシロップとして得られた。
【0346】
ステップC:(S)−1−((S)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン−1−オンおよび(S)−1−((R)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン−1−オンの調製:アセトニトリル(6mL)中、(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸(339mg、1.09mmol)の溶液に、HATU(550mg、1.45mmol)、続いて、DIEA(0.378mL、2.17mmol)を添加した。室温で15分間撹拌した後、アセトニトリル(4mL)中、2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール(260mg、0.72mmol)の溶液を添加した。室温で16時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮し、飽和NaHCO
3(50mL)と酢酸エチル(50mL)の間で分配した。水層を酢酸エチル(2×30mL)で抽出し、合わせた有機相をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。褐色のオイルをクロマトグラフィー(9:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、より極性の低いジアステレオマー、(S)−1−((S)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン−1−オン(121mg)と、より極性の高いジアステレオマー、(S)−1−((R)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン−1−オン(175mg)が淡黄色のオイルとして得られた。Eg5および(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンのタンパク質:阻害剤共結晶構造を調べることによって絶対立体化学を割り当てた。
【0347】
ステップD:(S)−1−((S)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オンの調製:0℃で、THF(5mL)中、(S)−1−((S)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン−1−オン(121mg、0.18mmol)の溶液に、TBAF(0.31mL、1M、0.31mmol)を添加した。0℃で1時間および室温で1時間撹拌した後、混合物を飽和NaHCO
3(20mL)で処理し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(20mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。褐色のオイルをクロマトグラフィー(4:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物(41mg、53%)が淡黄色のオイルとして得られた。
【0348】
ステップE:(S)−1−((S)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの調製:0℃で、DMF(2mL)中、(S)−1−((S)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オン(41mg、0.095mmol)の溶液に、ヨウ化メチル(50μL、0.48mmol)、続いて、水素化ナトリウム(10mg、60%)を添加した。0℃で30分間および室温で3時間撹拌した後、混合物を飽和NH
4Cl(20mL)で処理し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機相を(6×10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮したところ、生成物(40mg、94%)が黄色のオイルとして得られた。
【0349】
ステップF:(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの調製:MeOH(2.2mL)中、(S)−1−((S)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オン(102mg、0.23mmol)の懸濁液に、濃HCl(57μL、0.69mmol)、続いて、10%Pd/C(10mg、湿潤、Degussaタイプ)を添加した。H
2バルーン下で1時間撹拌した後、混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。無色のガラス状物質をジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過したところ、二HCl塩生成物が白色固体(89mg、79%)として得られた。
【0350】
【化196】
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Eg5および(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンのタンパク質:阻害剤共結晶構造を調べることによって絶対立体化学を割り当てた。
【0351】
(実施例72)
【0352】
【化197】
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(S)−1−((R)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン
ステップCから得た(S)−1−((R)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン−1−オンを用い、実施例71において先に記載したとおりに調製した。
【0353】
【化198】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンからの推論によって立体化学を割り当てた。
【0354】
(実施例73)
【0355】
【化199】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オンの合成
MeOH(5mL)中、実施例71において記載されるとおりに調製した(S)−1−((S)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オン(74mg、0.172mmol)の溶液に、1N HCl/MeOH(0.5mL)、続いて、10%Pd/C(10mg、湿潤、Degussaタイプ)を添加した。H
2バルーン下で1時間撹拌した後、混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。無色のガラス状物質をジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過したところ、二HCl塩生成物が白色固体(54mg、66%)として得られた。
【0356】
【化200】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンからの推論によって立体化学を割り当てた。
【0357】
(実施例74)
【0358】
【化201】
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t−ブチル2−((S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−1−オキソプロパン−2−イルオキシ)アセテート
ヨウ化メチルの代わりにt−ブチル2−ブロモアセテート用い、実施例71において先に記載したとおりに調製した。
【0359】
【化202】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンからの推論によって立体化学を割り当てた。
【0360】
(実施例75)
【0361】
【化203】
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(R)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン
(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸の代わりに(R)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸を用い、実施例71において先に記載したとおりに調製した。
【0362】
【化204】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンおよび(S)−1−((R)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンに対する比較によって立体化学を割り当てた。
【0363】
(実施例76)
【0364】
【化205】
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(R)−1−((R)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン
(R)−1−((R)−2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンを用い、実施例75において先に記載したとおりに調製した。
【0365】
【化206】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンおよび(S)−1−((R)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンに対する比較によって立体化学を割り当てた。
【0366】
(実施例77)
【0367】
【化207】
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(S)−1−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−ジメチルアミノ)プロピル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(3−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オンの代わりに(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンを用い、実施例47において先に記載したとおりに調製した。
【0368】
【化208】
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(実施例78)
【0369】
【化209】
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(S)−1−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2(3−(メチルアミノ)プロピル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの合成
ステップA:t−ブチル3−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−((S)−2−メトキシプロパノイル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメートの調製:THF(2mL)中、(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン(50mg、0.12mmol)の冷却した(0℃)溶液に、Boc無水物(31mg、0.14mmol)を添加した。室温にゆっくりと加温し、64時間撹拌した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(DCM〜DCM中2%MeOH)に付すと、生成物が無色のオイル(62mg、100%)として得られた。
【0370】
ステップB:(S)−1−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3−(メチルアミノ)プロピル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの調製:DMF(2mL)中、t−ブチル3−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−((S)−2−メトキシプロパノイル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート(62mg、0.12mmol)の冷却した(0℃)溶液に、ヨウ化メチル(37μL、0.6mmol)、続いて、NaH(10mg、60%)を添加した。室温にゆっくりと加温し、16時間撹拌した後、混合物を飽和NH
4Cl(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機物を水(5×20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。この混合物を減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(9:1〜4:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、Boc保護された生成物(38mg、0.071mmol)が得られた。この生成物に、DCM(2mL)およびTFA(0.5mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮し、飽和NaHCO
3(10mL)と酢酸エチル(10mL)の間に分配した。水層を酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。合わせた有機物をNaHCO
3(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると、黄色のオイルが得られた。このオイルをエーテル(2mL)に溶解し、エーテル中2N HCl(2mL)で処理した。この混合物を30分間撹拌し、濃縮し、エーテルでトリチュレートすると、二HCl生成物が黄色固体(31mg、51%)として得られた。
【0371】
【化210】
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(実施例79)
【0372】
【化211】
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(S)−1−((S)−1−(3−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−((S)−2−メトキシプロパノイル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルアミンの合成
DMF(1mL)中、(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン(25mg、0.051mmol)およびBoc−Ala−Ala−OH(19.8mg、0.0766mmol)の溶液に、PyBOP(52.8mg、0.102mmol)、続いて、DIEA(44μL、0.25mmol)を添加した。室温で64時間撹拌した後、混合物を飽和NaHCO
3(20mL)と酢酸エチルの間に分配した。水層を酢酸エチル(10mL)で抽出した。合わせた有機物を水(5×10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。橙色の残渣をクロマトグラフィー(DCM中、0〜3%MeOH)に付すと、Boc保護された生成物が無色のガラス状物質(30mg、89%)として得られた。DCM(2mL)中、この生成物の冷却した(0℃)溶液に、TFA(0.5mL)を添加した。5時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮し、飽和NaHCO
3(10mL)と酢酸エチルの間で分配した。水層を酢酸エチル(10mL)で抽出し、合わせた有機物をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると、生成物が無色のガラス状物質(25mg、98%)として得られた。
【0373】
【化212-1】
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【0374】
【化212-2】
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(実施例80)
【0375】
【化213】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンの合成
ステップA:1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンの調製:DCM(5mL)中、2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール(100mg、0.278mmol)の冷却した(0℃)溶液に、トリエチルアミン(50.4μL、0.362mmol)、続いて、塩化ピバロイル(45μL、0.362mmol)を添加した。室温にゆっくりと加温し、16時間撹拌した後、混合物をDCM(10mL)と飽和NaHCO
3(10mL)の間に分配した。水層をDCM(10mL)で抽出し、合わせた有機物をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(19:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物が淡黄色のオイル(114mg、92%)として得られた。
【0376】
ステップB:1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンの調製:MeOH(3mL)中、1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オン(100mg、0.225mmol)の溶液に、1N HCl/MeOH(1mL)、続いて、10%Pd/C(40mg、湿潤、Degussaタイプ)を添加した。H
2バルーン下で3時間撹拌した後、混合物を濾過し、減圧下で濃縮すると、生成物が白色泡沫として得られた。
【0377】
【化214】
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(実施例81)
【0378】
【化215】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(鏡像異性体A)
塩化ピバロイルの代わりに塩化イソブチリルを用い、実施例80において先に記載したとおりに調製した。1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン鏡像異性体を、1:1EtOH/ヘキサンで溶出するキラルカラム(Chiralcel OJ−H 250×10mm)で分離すると、より極性の高い鏡像異性体Aと、より極性の低い鏡像異性体Bが得られた。鏡像異性体Aのアジド基の還元によって最終生成物を得た。
【0379】
【化216】
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(実施例82)
【0380】
【化217】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オン(鏡像異性体B)
より極性の低い鏡像異性体Bを用い、実施例81においてと同様に調製した。
【0381】
【化218】
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(実施例83)
【0382】
【化219】
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(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの合成
ステップA:2−(メトキシメトキシ)−1−フェニルエタノンの調製:DMF(50mL)中、2−ヒドロキシアセトフェノン(1.0g、7.3mmol)の冷却した(0℃)溶液に、水素化リチウム(74mg、95%、8.8mmol)を添加した。30分間撹拌した後、MOM−Cl(0.73mL、9.5mmol)をシリンジによってゆっくりと添加し、混合物を室温にゆっくりと加温し、16時間撹拌した。この反応混合物を飽和NH
4Cl(100mL)で処理し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機物を水(6×50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(9:1〜4:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物が無色のオイル(0.60g、45%)として得られた。
【0383】
ステップB:5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾールの調製:EtOH/DCM(3:1、12mL)中、2−(メトキシメトキシ)−l−フェニルエタノン(0.60g、3.33mmol)の溶液に、2,5−ジフルオロベンゾチオヒドラジド(0.63g、3.33mmol)を添加した。室温で16時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮した。褐色の残渣をクロマトグラフィー(9:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物が黄色のオイル(0.73g、63%)として得られた。
【0384】
ステップC:(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オンの調製:DMF(20mL)中、(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸(0.70g、2.14mmol)の溶液に、5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール(0.50g、1.43mmol)、続いて、PyBOP(1.11g、2.14mmol)およびDIEA(497μL、2.85mmol)を添加した。室温で16時間撹拌した後、混合物を飽和NaHCO
3(50mL)で処理し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機物を水(6×30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。黄色の残渣をクロマトグラフィー(19:1〜9:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、より極性の低いジアステレオマー(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オン(110mg、12%)と、より極性の高いジアステレオマー(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オン(出発物質との1:1混合物146mg)とが黄色のオイルとして得られた。(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンからの推論によって絶対立体化学を割り当てた。
【0385】
ステップD:(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オンの調製:THF(10mL)中、(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オン(110mg、0.17mmol)の冷却した(0℃)溶液に、TBAF(0.28mL、1.0M、0.28mmol)を添加した。室温にゆっくりと加温し、16時間撹拌した後、混合物を0.5N HCl(30mL)で処理し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機物をNaHCO
3(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。淡黄色の残渣をクロマトグラフィー(9:1〜4:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物が白色固体(0.045g、64%)として得られた。
【0386】
ステップE:(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの調製:DMF中、(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシプロパン−1−オン(45mg、0.11mmol)の冷却した(0℃)溶液に、ヨウ化メチル(100μL、1.6mmol)、続いて、水素化ナトリウム(10mg)を添加した。室温にゆっくりと加温し、16時間撹拌した後、混合物を飽和NH
4Cl(10mL)で処理し、酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。合わせた有機物を水(6×10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。淡黄色の残渣をクロマトグラフィー(4:1〜2:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物が淡黄色のオイル(0.040g、86%)として得られた。
【0387】
【化220】
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【0388】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンからの推論によって立体化学を割り当てた。
【0389】
(実施例84)
【0390】
【化222】
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(S)−1−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン
ステップCから得た(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−((S)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−1−オンを用い、実施例83において先に記載したとおりに調製した。
【0391】
【化223】
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(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンからの推論によって立体化学を割り当てた。
【0392】
(実施例85)
【0393】
【化224】
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(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの合成
MeOH(2mL)中、(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−((メトキシメトキシ)メチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン(16mg、0.037mmol)の溶液に、HCl(6M溶液300μL)を添加した。50℃で5時間撹拌した後、混合物を室温に冷却し、飽和NaHCO
3(20mL)と酢酸エチル(10mL)の間に分配した。水相を酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(10mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。淡黄色の残渣をクロマトグラフィー(9:1〜2:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物が無色のゴム状物質(4.2mg、29%)として得られた。
【0394】
【化225】
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Eg5および(S)−1−((R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンのタンパク質:阻害剤共結晶構造を調べることによって絶対立体化学を割り当てた。
【0395】
(実施例86)
【0396】
【化226】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンの合成
ステップA: N’−(4−アジド−1−フェニルブチリデン)−5−クロロ−2−メチルベンゾヒドラジドの調製:トルエン(100mL)中、実施例1、ステップBにおいてと同様に調製した5−クロロ−2−メチルベンゾヒドラジド(2.70g、14.62mmol)の溶液に、実施例70、ステップAにおいてと同様に調製した4−アジド−1−フェニルブタン−1−オン(3.04g、16.1mmol)、続いて、p−トルエンスルホン酸一水和物(0.28g、1.46mmol)を添加した。この反応物を還流に加熱し、Dean−Starkトラップ下で16時間撹拌した。冷却した混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、NaHCO
3(100mL)で洗浄した。水層をEtOAc(100mL)で抽出し、合わせた有機物をブライン(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮した。残渣をエーテルで粉砕し、濾過すると、生成物(3.09g、59%)が黄褐色の固体として得られた。
【0397】
ステップB:1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンの調製:ピリジン(1mL)中、N’−(4−アジド−1−フェニルブチリデン)−5−クロロ−2−メチルベンゾヒドラジド(100mg、0.28mmol)の溶液に、塩化ピバロイル(70μL、0.56mmol)を添加した。室温で16時間撹拌した後、不均一な混合物を水(10mL)で処理し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を10%NaHSO
4(2×10mL)、NaHCO
3(10mL)およびブライン(10mL)で洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮した。残渣を分取TLC(9:1ヘキサン/EtOAc)によって精製すると、生成物(62mg、50%)が無色のオイルとして得られた。
【0398】
ステップC:1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンの調製:メタノール(2mL)中、1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オン(62mg、0.141mmol)の溶液に、PtO
2(5mg)、続いて、1N HCl/MeOH(0.42mL、0.42mmol)を添加した。混合物をバルーン雰囲気下で4時間水素化し、次いで、GFペーパーで濾過し、濾液を濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(CH
2Cl
2〜3%MeOH/CH
2Cl
2〜10%)によって精製すると、二HCl生成物が得られ、これをヘキサンでトリチュレートし、濾過すると、白色固体(18mg、26%)が得られた。
【0399】
【化227】
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以下の実施例は、適当に置換したベンゾヒドラジド、ケトンおよび酸塩化物を用いて調製した。
【0400】
(実施例87)
【0401】
【化228】
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(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)(フェニル)メタノンジヒドロクロリド
【0402】
【化229】
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(実施例88)
【0403】
【化230】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0404】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例89)
【0405】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−3−メチルブタン−1−オンジヒドロクロリド
【0406】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例90)
【0407】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0408】
【化235-1】
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【0409】
【化235-2】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例91)
【0410】
【化236】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0411】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例92)
【0412】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジクロロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0413】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例93)
【0414】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)(シクロプロピル)メタノンジヒドロクロリド
【0415】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例94)
【0416】
【化242】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2−クロロ−5−フルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0417】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例95)
【0418】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジクロロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0419】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例96)
【0420】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0421】
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例97)
【0422】
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0423】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例98)
【0424】
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−2−フェニル−5−(チオフェン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0425】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0426】
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例99)
【0427】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−2−フェニル−5−(チオフェン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0428】
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例100)
【0429】
【化255】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(5−クロロチオフェン−2−イル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オン
【0430】
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例101)
【0431】
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0432】
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例102)
【0433】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−p−トリル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0434】
【化260】
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(実施例103)
【0435】
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−2−(4−クロロフェニル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0436】
【化262】
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(実施例104)
【0437】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−2−(4−ブロモフェニル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0438】
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例105)
【0439】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3,4−ジメチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0440】
【化266】
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(実施例106)
【0441】
【化267】
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1−(2−(3−アミノプロピル)2−(4−t−ブチルフェニル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0442】
【化268】
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(実施例107)
【0443】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−m−トリル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0444】
【化270】
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(実施例108)
【0445】
【化271】
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1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2,2−ジメチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド
【0446】
【化272】
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(実施例109)
【0447】
【化273】
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N−(3−(5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−イソブチリル−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロピル)イソブチルアミドの合成
無水CH
2Cl
2(1mL)中、上記の実施例においてと同様に調製した1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メチルプロパン−1−オンジヒドロクロリド(50mg、0.11mmol)の溶液に、DIEA(95μL、0.54mmol)、続いて、塩化イソブチリル(17μL、0.16mmol)を添加した。室温で16時間撹拌した後、混合物を1N HCl(10mL)で処理し、CH
2Cl
2(2×10mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(10mL)で洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(4:1〜2:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物(31mg、62%)が無色のゴム状物質として得られた。
【0448】
【化274】
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(実施例110)
【0449】
【化275】
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N−(3−(5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−イソブチリル−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)プロピル)メタンスルホンアミド
塩化イソブチリルの代わりに塩化メタンスルホニルを用い、実施例109においてと同様に調製した。
【0450】
【化276】
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(実施例111)
【0451】
【化277】
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(2S)1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの合成
ステップA:無水(S)−2−メトキシプロパン酸の調製:CH
2Cl
2(2mL)中、(S)−2−メトキシプロパン酸(0.25g、4.80mmol)の溶液に、EDCI(0.46g、2.38mmol)を添加した。室温で1時間撹拌した後、ヘキサンを添加し、混合物を濾過すると、生成物(0.24g、53%)が得られた。
【0452】
ステップB:(2S)−1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの調製:DCE(1mL)中、実施例85、ステップAにおいてと同様に調製したN’−(4−アジド−1−フェニルブチリデン)−2,5−ジフルオロベンゾヒドラジド(100mg、0.29mmol)の溶液に、先のステップから得た無水(S)−2−メトキシプロパン酸(277mg、1.46mmol)を添加した。還流で48時間撹拌した後、粗混合物をクロマトグラフィー(CH
2Cl
2〜2.5%MeOH/CH
2Cl
2)に付すと、生成物(81mg、65%)が透明なオイルとして得られた。
【0453】
ステップC:(2S)−1−(2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンの調製:(2S)−1−(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オン(50mg、0.11mmol)を、実施例86、ステップCにおいてと同様に還元したところ、生成物(32mg、68%)が無色のオイルとして得られた。
【0454】
【化278】
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ジアステレオマーの1:1混合物。
【0455】
(実施例112)
【0456】
【化279】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシブタン−1−オン
(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸の代わりに(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブタン酸を用い、実施例71においてと同様に調製した。
【0457】
【化280】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンに対する比較によって立体化学を割り当てた。
【0458】
(実施例113)
【0459】
【化281】
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(S)−1−((R)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシブタン−1−オン
(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸の変わりに(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)ブタン酸を用い、実施例71においてと同様に調製した。
【0460】
【化282】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンに対する比較によって立体化学を割り当てた。
【0461】
(実施例114)
【0462】
【化283】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシ−3−メチルブタン−1−オン
(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸の代わりに2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−3−メチルブタン酸を用い、実施例71においてと同様に調製した。
【0463】
【化284】
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(実施例115)
【0464】
【化285】
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(S)−1−((R)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシ−3−メチルブタン−1−オン
(S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)プロパン酸の代わりに2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−3−メチルブタン酸を用い、実施例71においてと同様に調製した。
【0465】
【化286】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンに対する比較によって立体化学を割り当てた。
【0466】
(実施例116)
【0467】
【化287】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシブタン−1−オン
実施例73においてと同様に調製した。
【0468】
【化288】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンに対する比較によって立体化学を割り当てた。
【0469】
(実施例117)
【0470】
【化289】
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(S)−1−((R)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル−2−ヒドロキシブタン−1−オン
実施例73において同様に調製した。
【0471】
【化290】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンに対する比較によって立体化学を割り当てた。
【0472】
(実施例118)
【0473】
【化291】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン−1−オン
実施例73においてと同様に調製した。生成物は、ジアステレオマーの2:1混合物として得られた。
【0474】
【化292】
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(実施例119)
【0475】
【化293】
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(S)−1−((R)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−ヒドロキシ−3−メチルブタン−1−オン
実施例73においてと同様に調製した。
【0476】
【化294】
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(S)−1−((S)−2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)−2−メトキシプロパン−1−オンに対する比較によって立体化学を割り当てた。
【0477】
(実施例120)
【0478】
【化295】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−メトキシ−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド(鏡像異性体A)
実施例68において先に記載したとおりに調製した。t−ブチル3−(5−(2,5−ジフルオロフェニル)−3−(メトキシ(メチル)カルバモイル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)プロピルカルバメート鏡像異性体を、2%EtOH/ヘキサンで溶出するキラルカラム(Chiralcel ODH 250×20mm)で分離すると、より極性の低い鏡像異性体Aと、より極性の高い鏡像異性体Bとが得られた。鏡像異性体AのBoc脱保護により、最終生成物が得られた。
【0479】
【化296】
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(実施例121)
【0480】
【化297】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−メトキシ−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド(鏡像異性体B)
より極性の高い鏡像異性体、Bを用い、実施例120においてと同様に調製した。
【0481】
【化298-1】
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【0482】
【化298-2】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例122)
【0483】
【化299】
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2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−ヒドロキシ−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミドの合成
ステップA:(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)(1H−イミダゾール−1−イル)メタノンの調製:THF(8mL)中、2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−2,3−ジヒドロ−1,3,4−チアジアゾール(0.492g、1.37mmol)の溶液に、1,1’−カルボニルジイミダゾール(0.266g、1.64mmol)を添加した。75℃で2時間撹拌した後、反応混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(20mL)に溶解した。この溶液をHCl(0.5M)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮すると、粗生成物が得られた。
【0484】
ステップB:(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)(3−メチルイミダゾリウムヨーダイド−1−イル)メタノンの調製:アセトニトリル(5mL)中、(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)(1H−イミダゾール−1−イル)メタノン(0.621g、1.37mmol)の溶液に、ヨードメタン(0.972g、6.85mmol)を添加した。密閉したフラスコ中で24時間撹拌した後、混合物を濃縮すると粗生成物が得られた。
【0485】
ステップC:2−(3−アジドプロピル)−N−t−ブトキシ−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミドの調製:ジクロロメタン(3mL)中、(2−(3−アジドプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−イル)(3−メチルイミダゾリウムヨーダイド−1−イル)メタノン(0.112g、0.188mmol)およびO−(t−ブチ)塩酸ヒドロキシルアミン(0.047g、0.376mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.095g、0.941mmol)を添加した。1時間撹拌した後、混合物を減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(10:1ヘキサン/酢酸エチル)に付すと、生成物(0.078g、87%)が得られた。
【0486】
ステップD:2−(3−アジドプロピル)−N−t−ブトキシ−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミドの調製:DMF(4mL)中、2−(3−アジドプロピル)−N−t−ブトキシ−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド(0.061g、0.13mmol)およびヨードメタン(0.18g、1.3mmol)の冷却した(0℃)の溶液に、水素化ナトリウム(0.006g、0.26mmol)を添加した。0℃で30分間、次いで、室温で1時間撹拌した後、混合物を酢酸エチル(10mL)と飽和NH
4Cl(5mL)の間に分配した。有機層を水(2×5mL)で洗浄し、減圧下で濃縮すると、粗生成物が得られた。
【0487】
ステップE:2−(3−アミノプロピル)−N−t−ブトキシ−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)カルボキサミドの調製:メタノール(3mL)中、2−(3−アジドプロピル)−N−t−ブトキシ−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド(0.032g、0.065mmol)および酸化白金(15mg)の溶液に、HCl(ジオキサン中5.3M溶液、0.05mL)を添加した。水素バルーン下で1時間撹拌した後、混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮すると生成物が得られた。
【0488】
ステップF:2−(3−アミノプロピル)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−ヒドロキシ−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)カルボキサミドの調製:2−(3−アミノプロピル)−N−t−ブトキシ−5−(2,5−ジフルオロフェニル)−N−メチル−2−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−3(2H)−カルボキサミド(0.023g、0.05mmol)にTFA(2mL)を添加した。18時間撹拌した後、混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(10:1:0.2ジクロロメタン/メタノール/30%NH
4OH)に付すと、生成物(0.01g、49%)が得られた。
【0489】
【化300-1】
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以下の化合物は、適当に置換した試薬を用い、上記に記載した手順を用いて調製される。
【0490】
【化300-2】
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【0491】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【0494】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【0497】
【化307】
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【0498】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
【0500】
【化310】
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【0501】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
【化312】
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【0503】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
【化314】
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【0505】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【0506】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【0507】
【化317】
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【0508】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
【0510】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
【0512】
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
【0516】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
【0518】
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
(実施例123)
本発明の化合物の活性は、以下の手順によって調べることができる。アッセイは、Costar3695(96ウェル、ポリスチレン、1/2区画、透明)プレートにおいて、最終容積50μl、30℃で実施した。ピルビン酸キナーゼおよび乳酸デヒドロゲナーゼを用いて生成ADPをNADHの酸化と結びつける系において、ATPの加水分解をモニターした。アッセイ混合物は以下を含んでいた:20mM K
+Pipes、pH7.0、0.01%Triton X−100、2%DMSO、25mM KCl、2mM MgCl
2、1mM DTT、25μM ATP、1mM ホスホ(エノール)ピルビン酸、200μM NADH、7.9U/mL ピルビン酸キナーゼ、9U/mL 乳酸デヒドロゲナーゼ、0.25μM ウシ微小管、20μM パクリタキセルおよび20nM Eg5。阻害剤の濃度は、通常、10〜200,000nMの範囲にわたって変更した。反応は、10分間、吸光度ベースのプレートリーダーにおいて動力学的にモニターした。プログレス曲線に対する直線フィットから速度を推定し、POC(阻害されていない対照ウェルのパーセント)として表した。IC
50は、標準4パラメータロジスティックモデルを用い、各プレートにおける対照阻害剤実施と比較してPOCデータから推定した。このアッセイでは、本発明の化合物は、50μMより低いIC
50を示した。
【0520】
(実施例124)
本発明の化合物の細胞生存力を阻害する能力は、以下の手順によって調べることができる。種々の確立された腫瘍細胞株、例えば、HeLaに由来する細胞を、細胞株用増殖培地中(HeLaにはDMEM高グルコース、L−グルタミン、20mM Hepes、10%FBS)、アッセイの72時間にわたって対数増殖を可能にする密度(HeLa:1000個細胞/ウェル)でCostar3904 96ウェルプレートにプレーティングし、37℃、5%CO
2で一晩インキュベートした。翌日、ウェルに1/10容積の10×濃度の化合物を、11点の希釈系列で添加した。希釈系列は、最初のDMSOでの1:2希釈、続いて、細胞に対する最終DMSO濃度を0.5%とするための増殖培地での1:20希釈から構成されていた。対照ウェルは0.5%DMSOで処理した。希釈の標準的な範囲は、2.5μM〜1nMとしたが、化合物の効力に応じて50μM〜50pMに拡大させた。細胞に化合物を添加すると、プレートを上記のようにインキュベートした。72時間インキュベートした後、すべてのウェルに20μLのレザズリン溶液(Cell
Titer Blue、Promega G8081)を添加し、プレートをさらに2時間インキュベートした。生存細胞はレザズリンをレゾルフィン、蛍光最終産物に変換する。このプレートを、560nm励起/590nm発光で、蛍光プレートリーダーで読み取った。対照ウェルの蛍光シグナルを100%と規定し、化合物の希釈系列の各ウェルについて、対照シグナルのパーセントを以下のように規定した:(処理ウェルの蛍光シグナル)×(対照ウェルの平均蛍光シグナル)
−1×100。得られた値に対してフィッティングさせた標準4パラメータロジスティック曲線の変曲点から生存能力の阻害についてのEC
50を求めた。このアッセイでは、本発明の化合物は、50μMより低いEC
50を示した。
【0521】
前述の記載は、本発明の原則を単に例示するものと考えられる。さらに、多数の改変および変法が当業者には容易に明らかであるため、上記で記載されるように示される正確な構成およびプロセスに本発明を制限することは望まれない。したがって、すべての適した改変および等価物は、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に入れることができる。
【0522】
単語「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(include)」、「含んでいる(including)」および「含む(includes)」は、本明細書において、および特許請求の範囲において用いられる場合、記載された特徴、整数、成分またはステップの存在を明記しようとするものであって、1以上のその他の特徴、整数、成分、ステップまたはその群の存在または追加を排除しない。
【0523】
前述の記載は、本発明の原則を単に例示するものと考えられる。さらに、多数の改変および変法が当業者には容易に明らかであるため、上記で記載されるように示される正確な構成およびプロセスに本発明を制限することは望まれていない。したがって、すべての適した改変および等価物は、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に入れることができる。
【0524】
単語「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(include)」、「含んでいる(including)」および「含む(includes)」は、本明細書において、および特許請求の範囲において用いられる場合、記載された特徴、整数、成分またはステップの存在を明記しようとするものであって、1以上のその他の特徴、整数、成分、ステップまたはその群の存在または追加を排除しない。