【文献】
NEC Group,Framework to define additional carrier type: Carrier segments[online], 3GPP TSG-RAN WG1#66b R1-113227,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_66b/Docs/R1-113227.zip>,2011年10月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える、
請求項4に記載の方法。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させる前に、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスを別の帯域幅キャリアにハンドオーバすることをさらに備える、
請求項4に記載の方法。
第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から、前記第2のスケーリングファクタとは異なる第3のスケーリングファクタの使用に適応させることをさらに備える、
請求項1に記載の方法。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアは、第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを備え、前記第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタは、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される、
請求項7に記載の方法。
少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第2のダウンリンクキャリアと、または前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第1のダウンリンクキャリアと結合することをさらに備える、
請求項9に記載の方法。
少なくとも1人のユーザの少なくとも要求事項または必要事項に基づいて、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア、または前記第2のリンクフレキシブル帯域幅キャリアに、前記少なくとも1人のユーザを割り当てることをさらに備える、
請求項9に記載の方法。
少なくとも、前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第1の中心周波数または前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第2の中心周波数を変更することをさらに備える、
請求項8に記載の方法。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える、
請求項18に記載のシステム。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させる前に、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスを別の帯域幅キャリアにハンドオーバするための手段をさらに備える、
請求項18に記載のシステム。
第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から、前記第2のスケーリングファクタとは異なる第3のスケーリングファクタの使用に適応させるための手段をさらに備える、
請求項15に記載のシステム。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアが第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを備え、前記第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタが、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される、
請求項21に記載のシステム。
少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第2のダウンリンクキャリアと、または前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第1のダウンリンクキャリアと結合するための手段をさらに備える、
請求項23に記載のシステム。
少なくとも1人のユーザの少なくとも要求事項または必要事項に基づいて、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア、または前記第2のリンクフレキシブル帯域幅キャリアに、前記少なくとも1人のユーザを割り当てるための手段をさらに備える、
請求項23に記載のシステム。
少なくとも、前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第1の中心周波数または前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第2の中心周波数を変更するための手段をさらに備える、
請求項22に記載のシステム。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える、
請求項32に記載のコンピュータプログラム。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアが第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを備え、前記第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタが、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される、
請求項35に記載のコンピュータプログラム。
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させることを行うように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させることを行うように構成される、
請求項43に記載のデバイス。
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させることを行うように構成された前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることを行うように構成される、
請求項43に記載のデバイス。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える、
請求項46に記載のデバイス。
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアは、第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを備え、前記第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタは、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される、
請求項49に記載のデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0027】
マクロセル展開において使用することができるフレキシブル帯域幅キャリア用に帯域幅を動的に調節するための方法、システム、およびデバイスが提供される。マクロセルラーフレキシブル帯域幅システムに対して、いくつかの展開は、既存の通常セルラーキャリアとは別個のキャリア周波数内である場合があり、これらのフレキシブル帯域幅キャリアは、通常セルラーキャリアに隣接し得る。容量を増やすために、フレキシブル帯域幅キャリアは、通常セルラーキャリア(たとえば、UMTS/DOキャリア)の比較的近くに置かれてよい。これは、フレキシブル帯域幅キャリアと既存のセルラーキャリアの両方にとって、大幅な隣接キャリア干渉につながり得る。さらに、正規セルラーキャリア(たとえば、UMTS/DO)は概して、不十分な帯域幅使用および大幅なネットワークエネルギー消費に一般につながり得る固定帯域幅を有する。
【0028】
たとえばトラフィックパターン、干渉測定値などの情報に基づいてフレキシブル帯域幅信号のスケールファクタを動的に変更することによって、フレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を動的に適応させることにより、これらの問題に対処することができる方法、システム、およびデバイスが提供される。
【0029】
たとえば、マクロセルラー展開では、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅は、フレキシブル帯域幅信号のスケーリングファクタを動的に低下させることにより増大され得る。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅の増大は、キャリアのネットワーク容量を増やすのに使用され得る。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅は、フレキシブルシステムのスケーリングファクタを動的に増大させることにより減少され得る。これは、他のセルに対する干渉の削減および/または帯域内干渉の削減などの目的を達成するのに使用することができる。いくつかの実施形態では、フレキシブル帯域幅キャリアは、エネルギーを節約するのに使用することができる。たとえば、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアは、そのトラフィックが低いときは、その帯域幅を削減してよく、またはオフになってもよく、次いで、近接セルにおいてトラフィックが増加したときはオンに戻ってよい。フレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を削減し、または電源切断する前に、フレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスは、アンダーレイフレキシブルまたは通常帯域幅キャリアに移動されてよい。アンダーレイキャリアおよびオーバーレイキャリアは、コロケートであっても、非コロケートであってもよい。場合によっては、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を変更し、または電源切断される間にどのデータも送信用にスケジュールされなくてよい間、モバイルデバイスは、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアに留まってよい。
【0030】
いくつかの実施形態では、フレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよびダウンリンク帯域幅は、一緒にまたは個別に動的に調節され得る。トラフィックパターンなどの情報は、フレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅をどのようにして動的に調節するか判断するのに使用することができる。場合によっては、アップリンクキャリア帯域幅が増大され、または一定に保たれる間、ダウンリンクキャリア帯域幅の帯域幅は減少され得る。チャネル番号も、アップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅キャリア用の中心周波数が動的に変更され得るように動的に変更され得る。
【0031】
ワイヤレス通信システムのためのフレキシブル帯域幅キャリアおよび/または波形は、フレキシブル波形を使用して、通常波形に適合するのに十分大きくなくてよいスペクトル部分を使用し得る。フレキシブル帯域幅システムは、通常帯域幅システムに対するフレキシブル帯域幅システムの時間またはチップレートの拡張、またはスケールダウンを通して、通常帯域幅システムに対して生成され得る。いくつかの実施形態は、フレキシブル帯域幅システムの時間またはチップレートの拡大適用、またはスケールアップにより、波形の帯域幅を増大させ得る。
【0032】
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、ピアツーピア、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、ハイレートパケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAまたはOFDMシステムは、Ultra Mobile Broadband(UMB)、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織の文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。
【0033】
したがって、以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲において記載される範囲、適用性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、論じられる要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な実施形態は、適宜に様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実施されてよく、様々なステップが追加、省略、または組み合わされてよい。また、いくつかの実施形態に関して説明する特徴は、他の実施形態において組み合わせられ得る。
【0034】
最初に
図1を参照すると、ブロック図は、様々な実施形態によるワイヤレス通信システム100の一例を示す。システム100は、基地局105と、モバイルデバイス115と、基地局コントローラ120と、コアネットワーク130とを含む(コントローラ120は、いくつかの実施形態ではコアネットワーク130に組み込まれてよく、いくつかの実施形態では、コントローラ120は、基地局105に組み込まれてよい)。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリアで同時に、被変調信号を送信し得る。各被変調信号は、符号分割多元接続(CDMA)信号、時分割多元接続(TDMA)信号、周波数分割多元接続(FDMA)信号、直交FDMA(OFDMA)信号、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)信号などであり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、パイロット信号)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。システム100は、ネットワークリソースを効率的に割り振ることが可能なマルチキャリアLTEネットワークであり得る。
【0035】
モバイルデバイス115は、移動局、モバイルデバイス、アクセス端末、加入者ユニットまたはユーザ機器のうちの任意のタイプであってよい。モバイルデバイス115は、セルラーフォンとワイヤレス通信デバイスとを含み得るが、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートブックコンピュータなどをも含み得る。したがって、モバイルデバイスという用語は、任意のタイプのワイヤレスまたはモバイルの通信デバイスを含むために、特許請求の範囲を含めて以下に広く解釈されるべきである。
【0036】
基地局105は、基地局アンテナを介してモバイルデバイス115とワイヤレス通信し得る。基地局105は、複数のキャリアを介してコントローラ120の制御下でモバイルデバイス115と通信するように構成され得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的エリアに通信カバレージを与えることができる。いくつかの実施形態では、基地局105は、ノードB、eノードB、ホームノードB、および/またはホームeノードBと呼ばれ得る。ここでは、基地局105に対するカバレージエリア110は、110−a、110−b、または110−cとして識別される。基地局のためのカバレージエリアは、セクタ(図示しないが、カバレージエリアの一部のみを構成する)に分割され得る。システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、フェムト基地局、および/またはピコ基地局)を含み得る。
【0037】
モバイルデバイス115、基地局105、コアネットワーク130、および/またはコントローラ120など、システム100の異なる態様は、様々な実施形態によると、フレキシブル帯域幅および波形を使用するように構成され得る。システム100は、たとえば、モバイルデバイス115と基地局105との間の送信125を示す。送信125は、モバイルデバイス115から基地局105へのアップリンクおよび/または逆方向リンク送信、ならびに/あるいは基地局105からモバイルデバイス115へのダウンリンクおよび/または順方向リンク送信を含み得る。送信125は、フレキシブルおよび/または通常波形を含み得る。通常波形は、レガシーおよび/または通常波形とも呼ばれ得る。
【0038】
モバイルデバイス115、基地局105、コアネットワーク130、および/またはコントローラ120など、システム100の異なる態様は、様々な実施形態によると、フレキシブル帯域幅および波形を使用するように構成され得る。たとえば、システム100の異なる態様は、通常波形に適合するのに十分に大きくなくてもよいスペクトル部分を使用することができる。モバイルデバイス115、基地局105、コアネットワーク130、および/またはコントローラ120などのデバイスは、チップレート、拡散ファクタ、および/またはスケーリングファクタを、フレキシブル帯域幅および/または波形を生成および/または使用するのに適応させるように構成され得る。システム100のいくつかの態様は、通常サブシステム時間に対する、フレキシブルサブシステムの時間の拡張、またはスケールダウンにより通常サブシステム(他のモバイルデバイス115、および/または基地局105を使って実装され得る)に対して生成することができるフレキシブルなサブシステム(いくつかのモバイルデバイス115、および/または基地局105など)を形成することができる。
【0039】
いくつかの実施形態では、モバイルデバイス115、基地局105、コアネットワーク130、および/またはコントローラ120など、システム100の異なる態様は、様々な実施形態によると、フレキシブル帯域幅を動的に適応させるために構成され得る。たとえば、モバイルデバイス115と基地局105との間の送信125は、動的に適応され得るフレキシブル帯域幅を使用することができる。送信125に関連付けられたフレキシブル帯域幅信号のスケールファクタは、動的に調節することができる。これらの調節は、たとえばトラフィックパターン、干渉測定値などの情報に基づいて行われ得る。
【0040】
たとえば、システム100では、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅は、フレキシブル帯域幅信号のスケーリングファクタを動的に低下させることにより増大され得る。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅の増大は、キャリアのネットワーク容量を増やすのに使用され得る。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅は、フレキシブルシステムのスケーリングファクタを動的に増大させることにより減少され得る。これは、他のセルに対する干渉の削減および/または帯域内干渉の削減などの目的を達成するのに使用することができる。いくつかの実施形態では、フレキシブル帯域幅キャリアは、システム100内でエネルギーを節約するのに使用することができる。たとえば、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアは、そのトラフィックが低いときは、その帯域幅を削減してよく、またはオフになってもよく、次いで、近接セルにおいてトラフィックが増加したときはオンに戻ってよい。フレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を削減し、または電源切断する前に、基地局105に関連付けられたフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイス115は、アンダーレイフレキシブルまたは通常帯域幅キャリアに移動されてよい。アンダーレイキャリアおよびオーバーレイキャリアは、コロケートであっても、非コロケートであってもよい。場合によっては、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を変更し、または電源切断される間にどのデータも送信用にスケジュールされなくてよい間、モバイルデバイス115は、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアに留まってよい。
【0041】
いくつかの実施形態では、基地局105および/またはモバイルデバイス115に関連付けられたフレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよびダウンリンク帯域幅は、一緒にまたは個別に動的に調節され得る。システム100内のトラフィックパターンなどの情報は、フレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅をどのようにして動的に調節するか判断するのに使用することができる。場合によっては、アップリンクキャリア帯域幅が増大され、または一定に保たれる間、ダウンリンクキャリア帯域幅の帯域幅は減少され得る。チャネル番号も、アップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅キャリア用の中心周波数が動的に変更され得るように動的に変更され得る。
【0042】
図2Aは、様々な実施形態による、基地局105−aおよびモバイルデバイス115−aをもつワイヤレス通信システム200−aの例を示し、フレキシブル波形210−aは、通常波形220−aに適合するのに十分に広くはないスペクトル部分に適合する。システム200−aは、
図1のシステム100の例であり得る。いくつかの実施形態では、フレキシブル波形210−aは、基地局105−aおよび/またはモバイルデバイス115−aのいずれかが送信することができる通常波形220−aとオーバーラップし得る。場合によっては、通常波形220−aは、フレキシブル波形210−aと完全にオーバーラップし得る。いくつかの実施形態は、複数のフレキシブル波形210を使用することもできる。いくつかの実施形態では、別の基地局および/またはモバイルデバイス(図示せず)は、通常波形220−aおよび/またはフレキシブル波形210−aを送信することができる。
図2Bは、基地局105−bおよびモバイルデバイス115−bをもつワイヤレス通信システム200−bの例を示し、フレキシブル波形210−bは、通常波形220−bが適合することができない、ガード帯域でよい帯域のエッジに近いスペクトル部分に適合する。システム200−bは、
図1のシステム100の一例であり得る。モバイルデバイス115−a/115−bおよび/または基地局105−a/105−bは、様々な実施形態によると、フレキシブル波形210−a/210−bの帯域幅を動的に調節するように構成され得る。
【0043】
図2Cは、様々な実施形態による、フレキシブル波形210−cが通常波形220−cと部分的にオーバーラップするワイヤレス通信システム200−cの例を示す。システム200−cは、
図1のシステム100の一例であり得る。
図2Dは、様々な実施形態による、フレキシブル波形210−dが通常波形220−dによって完全にオーバーラップされるワイヤレス通信システム200−dの例を示す。システム200−dは、
図1のシステム100の一例であり得る。
図2Eは、様々な実施形態による、あるフレキシブル波形210−fが通常波形220−eによって完全にオーバーラップされ、別のフレキシブル波形210−eが通常波形220−eに部分的にオーバーラップするワイヤレス通信システム200−eの例を示す。システム200−eは、
図1のシステム100の一例であり得る。
図2Fは、様々な実施形態による、ある通常波形220−fが別の通常波形220−gと部分的にオーバーラップするワイヤレス通信システム200−fの例を示す。システム200−fは、
図1のシステム100の一例であり得る。システム200−c、200−d、200−e、および/または200−fは、様々な実施形態によると、フレキシブル波形210−c、210−d、および/または210−eの帯域幅が動的に調節され得るように構成され得る。
【0044】
概して、第1の波形またはキャリア帯域幅と第2の波形またはキャリア帯域幅は、少なくとも1%、2%、および/または5%だけオーバーラップするとき、部分的にオーバーラップし得る。いくつかの実施形態では、部分的オーバーラップは、オーバーラップが少なくとも10%であるときに起こり得る。いくつかの実施形態では、部分的オーバーラップは、99%、98%、および/または95%未満であり得る。いくつかの実施形態では、オーバーラップは、90%未満であり得る。場合によっては、フレキシブル波形またはキャリア帯域幅は、
図2のシステム200−dにおいて見られるように、別の波形またはキャリア帯域幅に完全に含まれ得る。このオーバーラップは、2つの波形またはキャリア帯域幅が完全には一致しないので、依然として部分的オーバーラップを反映している。概して、部分的オーバーラップは、2つ以上の波形またはキャリア帯域幅が完全には一致しない(すなわち、キャリア帯域幅が同じでない)ことを意味し得る。
【0045】
いくつかの実施形態は、電力スペクトル密度(PSD)に基づいて、異なる定義のオーバーラップを使用することができる。たとえば、PSDに基づくあるオーバーラップ定義が、第1のキャリアについての次のオーバーラップ式で示されている。
【数1】
【0046】
この式において、PSD
1(f)は、第1の波形またはキャリア帯域幅についてのPSDであり、PSD
2(f)は、第2の波形またはキャリア帯域幅についてのPSDである。2つの波形またはキャリア帯域幅が一致するとき、オーバーラップ式は100%に等しくなり得る。第1の波形またはキャリア帯域幅と第2の波形またはキャリア帯域幅が少なくとも部分的にオーバーラップするとき、オーバーラップ式は100%に等しくなくてよい。たとえば、オーバーラップ式により、いくつかの実施形態では、1%、2%、5%、および/または10%以上の部分的オーバーラップが生じ得る。オーバーラップ式により、いくつかの実施形態では、99%、98%、95%、および/または90%未満の部分的オーバーラップが生じ得る。第1の波形またはキャリア帯域幅が通常波形またはキャリア帯域幅であり、第2の波形またはキャリア波形が、通常帯域幅またはキャリア帯域幅に含まれるフレキシブル波形またはキャリア帯域幅である場合、オーバーラップ式は、百分率として表される、通常帯域幅と比較したフレキシブル帯域幅の比を表し得ることに留意できよう。さらに、オーバーラップ式は、オーバーラップ式がどのキャリア帯域幅の視点に関して公式化されているかに依存し得る。いくつかの実施形態は、他の定義のオーバーラップを使用することができる。場合によっては、次のような平方根演算を使用して、別のオーバーラップが定義され得る。
【数2】
【0047】
他の実施形態は、複数のオーバーラップするキャリアを説明することができる他のオーバーラップ式を使用することができる。
【0048】
図3は、様々な実施形態による、基地局105−cならびにモバイルデバイス115−cおよび115dをもつワイヤレス通信システム300を示す。いくつかの実施形態では、基地局105−cは、システム300内のフレキシブル帯域幅を動的に適応させるために構成され得る。たとえば、モバイルデバイス115−c/115−dと基地局105−aとの間の送信305−aおよび/または305−bは、動的に適応され得るフレキシブル波形の帯域幅を使用することができる。基地局105−cならびに/あるいはモバイルデバイス115−cおよび/または115−dは、1つまたは複数のスケーリングファクタを変更することにより、送信305−aおよび/または305−bの帯域幅に適応され得る。これらの変更は、トラフィックパターン、干渉測定値などの情報に基づいて行われ得る。
【0049】
305−aおよび/または305−bの帯域幅は、フレキシブル帯域幅信号のスケーリングファクタを動的に低下させることにより増大され得る。305−aおよび/または305−bの帯域幅の増大は、キャリアのネットワーク容量を増やすのに使用することができる。305−aおよび/または305−bの帯域幅は、フレキシブルシステムのスケーリングファクタを動的に増大させることにより減少され得る。これは、他のセルに対する干渉の削減および/または帯域内干渉の削減などの目的を達成するのに使用することができる。いくつかの実施形態では、適応型フレキシブル帯域幅キャリアは、システム100内でエネルギーを節約するのに使用することができる。たとえば、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアは、そのトラフィックが低いときは、その帯域幅を削減してよく、またはオフになってもよく、次いで、近接セルにおいてトラフィックが増加したときはオンに戻ってよい。フレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を削減し、または電源切断する前に、基地局105−cに関連付けられたフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイス115−c/115−dは、アンダーレイフレキシブルまたは通常帯域幅キャリアに移動されてよい。アンダーレイキャリアおよびオーバーレイキャリアは、コロケートであっても、非コロケートであってもよい。場合によっては、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を変更し、または電源切断される間にどのデータも送信用にスケジュールされなくてよい間、モバイルデバイス115−c/115−dは、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアに留まってよい。
【0050】
いくつかの実施形態では、基地局105−cおよび/またはモバイルデバイス115−c/115−dに関連付けられたフレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよびダウンリンク帯域幅の一部としての送信305−aおよび/または305−bは、一緒にまたは個別に動的に調節され得る。システム300内のトラフィックパターンなどの情報は、フレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅をどのようにして動的に調節するか判断するのに使用することができる。場合によっては、アップリンクキャリア帯域幅が増大され、または一定に保たれる間、ダウンリンクキャリア帯域幅の帯域幅は減少され得る。チャネル番号も、アップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅キャリア用の中心周波数が動的に変更され得るように動的に変更され得る。
【0051】
モバイルデバイス115−c/115−dと基地局105−aとの間の送信305−aおよび/または305−bは、通常波形よりも小さい(または大きい)帯域幅を占めるように生成され得るフレキシブル波形を使用することができる。たとえば、帯域エッジには、通常波形を配置するのに十分な利用可能スペクトルがない場合がある。フレキシブル波形に対して、時間が拡張される(dilated)と、波形によって占有される周波数が下がり、したがって通常波形に適合するのに十分広くはない可能性があるスペクトルにフレキシブル波形を適合させることが可能になる。いくつかの実施形態では、フレキシブル波形は、通常波形に対するスケーリングファクタNを使用してスケーリングされ得る。スケーリングファクタNは、たとえば1、2、3、4、8などの整数値を含むが、それらに限定されない、多数の異なる値をとることができる。ただし、Nは、整数である必要はない。
【0052】
いくつかの実施形態は、追加用語を使用することができる。新たな単位Dが使用され得る。単位Dは拡張される。この単位は無名数(unitless)であり、Nの値をもつ。フレキシブルシステムにおける時間については、「拡張時間」によって話すことができる。たとえば、通常時間でのたとえば10msのスロットは、フレキシブル時間では10Dmsと表すことができる(注:これは、通常時間においてN=1なので、通常時間であっても成り立つ。すなわち、Dは1の値をもつので、10Dms=10msである)。時間スケーリングにおいて、ほとんどの「秒」を「拡張された秒」で置き換えることができる。ヘルツで表される周波数は1/sであることに留意されたい。
【0053】
上述したように、フレキシブル波形は、通常波形よりも小さい帯域幅を占める波形であり得る。したがって、フレキシブル帯域幅システムでは、同じ数のシンボルおよびビットが、通常帯域幅システムと比較して、より長い持続時間にわたって送信され得る。この結果、タイムストレッチが生じてよく、これによってスロット持続時間、フレーム持続時間などが、スケーリングファクタNだけ増大し得る。スケーリングファクタNは、通常帯域幅とフレキシブル帯域幅(BW)の比を表し得る。したがって、フレキシブル帯域幅システムにおけるデータレートは(通常レート×1/N)に等しくてよく、遅延は(通常遅延×N)に等しくてよい。概して、フレキシブルシステムチャネルBW=通常システムチャネルBW/Nである。遅延×BWは不変のままでよい。さらに、いくつかの実施形態では、フレキシブル波形は、通常波形よりも多い帯域幅を占める波形であり得る。
【0054】
本明細書を通して、通常システム、サブシステム、および/または波形という用語は、1に等しくてよい(たとえば、N=1)スケーリングファクタまたは通常もしくは標準チップレートを使用し得る実施形態を伴うシステム、サブシステム、および/または波形を指すのに使用することができる。これらの通常システム、サブシステム、および/または波形は、標準および/またはレガシーシステム、サブシステム、および/または波形とも呼ばれ得る。さらに、フレキシブルシステム、サブシステム、および/または波形は、1に等しくなくてよい(たとえば、N=2、4、8、1/2、1/4など)スケーリングファクタを使用することができる実施形態を伴うシステム、サブシステム、および/または波形を指すのに使用することができる。N>1の場合、またはチップレートが低下された場合、波形の帯域幅は減少し得る。いくつかの実施形態は、帯域幅を増大させるスケーリングファクタまたはチップレートを使用することができる。たとえば、N<1の場合、またはチップレートが増大された場合、波形は、通常波形よりも大きい帯域幅をカバーするように拡大され得る。フレキシブルシステム、サブシステム、および/または波形は、場合によってはフラクショナルシステム、サブシステム、および/または波形とも呼ばれ得る。フラクショナルシステム、サブシステム、および/または波形は、たとえば、帯域幅を変更してもしなくてもよい。フラクショナルシステム、サブシステム、または波形は、通常または標準システム、サブシステム、または波形(たとえば、N=1システム)よりも多くの可能性をもたらし得るので、フレキシブルであり得る。
【0055】
いくつかの実施形態は、マクロセルラー展開のための可変スケーリングファクタを与える。可変スケーリングファクタは、1つまたは複数のスケーリングファクタをフレキシブル帯域幅システム用に動的に調整することを含み得る。可変スケーリングファクタは、容量の増大、干渉の軽減および回避、および/または省エネルギーを含むが、それらに限定されない様々な目的に使用することができる。いくつかの実施形態は、アップリンクおよび/またはダウンリンクアプリケーション用の可変スケーリングファクタを与える。
【0056】
より詳しく上述したように、スケーリングファクタ、すなわちNは、N=1が正規セルラーキャリアを表し、N>1(または場合によっては、N<1)がフレキシブル帯域幅信号を表し得るように、フレキシブル帯域幅削減ファクタを表すことができる。マクロセル展開に対して、通常およびフレキシブル帯域幅キャリアは、キャリアオフセット(CO)だけ分離されてよい。たとえば、
図4は、フレキシブル帯域幅キャリア410からキャリアオフセット415だけ分離された通常帯域幅キャリア420を含むキャリアシステム400を示す。
図2に示すように、通常帯域幅キャリア(または他のフレキシブル帯域幅キャリア)とフレキシブル帯域幅キャリアとの間のオーバーラップの量ならびに/あるいは各帯域幅キャリアの幅は変わってよく、したがって異なるキャリアオフセットが生じ得る。いくつかの展開において、フレキシブル帯域幅キャリアに対する近接セルは、別のフレキシブル帯域幅キャリアであってもよい。
【0057】
フレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を適応させるための実施形態が、提供される。いくつかの実施形態は、たとえばトラフィックパターン、干渉測定値などの情報に基づいて、フレキシブル帯域幅信号のスケールファクタを変更することによって、フレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を動的に適応させることを含む。
【0058】
フレキシブル帯域幅信号の帯域幅は、いくつかの理由により調整され得る。いくつかの状況において、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅は減少されてよい。
図5Aは、たとえば、帯域幅キャリア
図500−aを示し、ここで、フレキシブル帯域幅キャリア510−aは、帯域幅が減少し、結果として調節されたフレキシブル帯域幅キャリア510−bが生じるように調整され得る。この例では、フレキシブル帯域幅キャリア510−aは、それに関連付けられたスケーリングファクタNを有してよく、調整帯域幅キャリア510−bは、それに関連付けられたスケーリングファクタMを有してよく、ここでM<Nである。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅を減少させることにより、他のセルに対する干渉を削減することができる。たとえば、フレキシブル帯域幅キャリアが、近接セルに対する干渉を引き起こしている可能性があるという指示がある場合、帯域幅は、他のキャリアに対する干渉を削減するように減少されてよく、いくつかの状況において、近接セルに対する干渉が多大であった可能性がある。フレキシブル帯域幅信号が通常帯域幅キャリアとオーバーラップ中であり得るシナリオにおいて、帯域幅は、オーバーラップ領域を減らすように削減されてよい。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅を減少させることにより、帯域内干渉を削減することができる。たとえば、フレキシブル帯域幅セルは、近接セルから(場合によっては深刻であり得る)干渉を受けている可能性がある場合、それ自体の帯域幅を、セル自体のモバイルデバイスまたはUEによって受けられるサービス品質(QoS)を維持するのを助けるために削減してよい。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅を減少させることにより、エネルギーを節約することができる。たとえば、いくつかのキャリア上で容量が必要とされなくてよい場合、そのようなキャリアの帯域幅は削減されてよく、かつ/またはキャリアは、それらのキャリアにおける電力消費を削減するように電源切断されてよい。いくつかの実施形態では、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅は、キャリア上での容量を増やすために、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅を増大させるように調整され得る。履歴データまたは他の情報に基づいて、オペレータは、ネットワーク上でのトラフィックが増加する時間帯を予測することができる場合があり、そうすることによって、たとえば、そのようなトラフィックに合わせるように、帯域幅増大がスケジュールされ得る。トラフィックが減少すると、フレキシブル帯域幅の帯域幅が再度削減され得る。
図5Bは、たとえば、帯域幅キャリア
図500−bを示し、ここで、フレキシブル帯域幅キャリア510−cは、帯域幅が増大し、結果として調節されたフレキシブル帯域幅キャリア510−dが生じるように調整され得る。この例では、フレキシブル帯域幅キャリア510−cは、それに関連付けられたスケーリングファクタN=Pを有してよく、調整帯域幅キャリア510−dは、それに関連付けられたスケーリングファクタN=Qを有してよく、ここでP<Qである。
【0059】
単に例として、キャリアの帯域幅が概して静的であるレガシーリリース99システム(フレキシブル帯域幅キャリアをもたない)と比較して、フレキシブル帯域幅システムは、基地局においてスケーリングファクタN値を変えることによって、動的帯域幅を生じ得る。場合によっては、スケーリングファクタNは、モバイルデバイスにおいて変えることができる。帯域幅を動的に変更するのにサブキャリアが概して使われるLTEベースのシステム(フレキシブル帯域幅キャリアをもたない)と比較して、フレキシブル帯域幅システムは、その送信帯域幅を調整する能力をもつCDMAベースのシステムを使用することができる。
【0060】
いくつかの実施形態では、様々な異なるファクタによって帯域幅変更がトリガされ得る。たとえば、1つまたは複数の特定の時間を使って帯域幅変更がトリガされ得る。いくつかの特定の時間が、トラフィックプロファイリングから抽出され、関連付けられたスケーリングファクタをもつ低負荷期間を構成するのに使用され得る。近接セルからの1つまたは複数のオフロード要求によって、帯域幅変更がトリガされ得る。可能性としては過負荷シナリオにつながり得る、フレキシブル帯域幅モバイルデバイスからの大幅なサービス要求の受信によって、帯域幅変更がトリガされ得る。フラクショナル帯域幅キャリアにおいて現在サポートされるよりも高いQoSについてのモバイルデバイスの要求によって、帯域幅変更がトリガされ得る。
【0061】
フレキシブル帯域幅システム用の変化する帯域幅が、干渉削減および/または回避のために使用され得る。フレキシブル帯域幅キャリアは、それ自体のモバイルデバイスまたは近接するモバイルデバイスが高い干渉を受けている可能性があると推定し、次いで、その帯域幅を、干渉問題に対処するように適応させることができる。このプロセスを容易にするのに、いくつかのトリガが使用され得る。たとえば、それらのセルにおける高い干渉を示す、近接するキャリアに以前あったモバイルデバイスからのかなりの数のサービス要求によって、帯域幅変更がトリガされ得る。たとえば、近接セルからの高い干渉を示す、フレキシブル帯域幅キャリアに接続されたモバイルデバイスに対する乏しいQoS(たとえば、高いBLER)によって、帯域幅変更がトリガされ得る。近接セルからの干渉削減要求によって、帯域幅変更がトリガされ得る。
【0062】
フレキシブル帯域幅システム用の変化する帯域幅が、省エネルギーのためにも使用され得る。たとえば、いくつかの実施形態は、その帯域幅を削減し、またはトラフィックが低いときはオフになり、近接セルにおいてトラフィックが増加したときはオンに戻るオーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアを含む。いくつかの状況において、フレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を削減し、または電源切断する前に、モバイルデバイスは、そのキャリアからアンダーレイ帯域幅キャリアに移動され、アンダーレイ帯域幅キャリアはフレキシブルまたは通常帯域幅キャリアであってよい。アンダーレイキャリアは、オーバーレイとは異なるフレキシブル帯域幅を有し得る。モバイルデバイスが、アンダーレイセル上の帯域幅をサポートすることができる限り、オーバレイセルは電源切断することを認められ得る。
図6は、オーバーレイ帯域幅キャリア610とアンダーレイ帯域幅キャリア620の両方を含むワイヤレス通信システム
図600を示す。一般に、オーバーレイ帯域幅キャリア610はフレキシブル帯域幅キャリアを含む。アンダーレイ帯域幅キャリア620は、通常帯域幅キャリアであってもフレキシブル帯域幅キャリアであってもよい。アンダーレイ帯域幅キャリア620は、オーバーレイ帯域幅キャリアとコロケートされてもコロケートされなくてもよい。コロケートされないシナリオでは、オーバレイセルのカバレージエリアをサポートするのに、複数のキャリアが必要とされ得る。アンダーレイ帯域幅キャリア620は、オーバーレイ帯域幅キャリア610に電源投入要求を送ることができる。アンダーレイ帯域幅キャリア620は、いくつかの場合、その帯域幅を、電源切断され、または帯域幅が削減されたオーバーレイ帯域幅キャリア610からのモバイルデバイスに合わせるように増大させなければならない可能性がある。
【0063】
ここで
図7Aに移ると、システム通信
図700−aは、様々な実施形態による、帯域幅を変更するための1つの可能手順を示す。モバイルデバイス115は、たとえば、ブロック725に示されるように、フレキシブル帯域幅キャリア710によりアイドルまたは接続モードにあってよい。フレキシブル帯域幅キャリア710は、たとえば、
図100に見られる基地局105および/またはコントローラ120に関連付けられ得る。本明細書で論じる、容量、干渉軽減および/または回避、ならびに/あるいはネットワーク省エネルギー基準を含むが、それらに限定されない様々な異なるファクタに基づいて、帯域幅変更がトリガされ得る。ブロック730は、帯域幅を変更するという決定が行われ得ることを反映している。この決定は基地局において行われ得るが、いくつかの状況において、モバイルデバイス、コントローラ、および/またはネットワークが、たとえば、
図1に示すように、この決定を行うことができる。トリガされると、システムの1つまたは複数の態様は、帯域幅の変更またはスケーリングファクタNの変更を調整することができる。たとえば、無線ネットワークコントローラ(RNC)などの無線アクセスネットワーク(RAN)エンティティが、Nの変更を調整する。場合によっては、RNCは、たとえば、
図1に示す基地局105の一部であり得る。帯域幅を変更するためのトリガは、メッセージとして受信され、または場合によっては時間に基づき得る。たとえば、別の帯域幅キャリア720が、フレキシブル帯域幅キャリア710によって、735で通知を受けることができる。別の帯域幅キャリア720は、通常帯域幅キャリアであってもフレキシブル帯域幅キャリアであってもよい。帯域幅を変更するのに使用することができるスケーリングファクタNが、判断され得る。場合によっては、この適応型スケーリングファクタは、基地局自体が適応型スケーリングファクタを判断しない場合、基地局にシグナリングされてよい。
【0064】
いくつかの実施形態は、モバイルデバイスにおける帯域幅変更の影響を、様々なやり方で軽減することができる。たとえば、ブロードキャストチャネル(BCCH)修正情報が使用されてよい。システム通信
図700−aに示すように、1つまたは複数の他の帯域幅キャリアが、フレキシブル帯域幅キャリアについての帯域幅変更が起こり得ることを、735で通知され得る。場合によっては、帯域幅を変更するためのメッセージが、モバイルデバイスにブロードキャストされてよい。モバイルデバイスは、場合によっては、変更が起きたとき、変更をアップデートしてもよい。1つまたは複数のモバイルデバイス115は、ブロック740に示すように、他の帯域幅キャリアのうち1つにハンドオーバされ、かつ/または再選択され得る。帯域幅変更は、ブロック745に示すように実施され得る。モバイルデバイス115は、変更の後、ブロック750に示すように戻され得る。場合によっては、システム情報が、変更後の他のセルへの再選択と、セルへの戻りとを容易にするように修正され得る。
【0065】
いくつかの実施形態では、基地局は、RANなどのネットワークデバイスから帯域幅変更要求を受信し得る。基地局は、ブロック745に示すように帯域幅変更を実施し、変更が完了されると、ネットワークに報告を返すことができる。場合によっては、モバイルデバイスは、ブロック750に示すように、帯域幅変更の後、フレキシブル帯域幅キャリアに移動され得る。
【0066】
フレキシブルスケールファクタは、整数個のサブキャリアに限定されたシステムにとって利用可能でない数値をとることができるので、実施形態は、他の形の通信システムよりも優れたフレキシブル性と粒度とを提供する。
【0067】
いくつかの実施形態では、フレキシブル帯域幅キャリア710−aは、少なくとも、フレキシブル帯域幅キャリア710−aの帯域幅が、あるスケーリングファクタの使用から、別のスケーリングファクタの使用に、いつ適応されるかに関する、モバイルデバイスへの時間またはタイミング期間を、モバイルデバイス115に送信することができる。モバイルデバイス115へのデータの送信は、タイミング期間中は控えられ、避けられ、かつ/またはスケジュールされなくてよい。この場合、モバイルデバイス115は、他の帯域幅キャリア710−bに移動される必要はなくてよい。
【0068】
ここで
図7Bに移ると、システム通信
図700−bは、様々な実施形態による、ネットワークエネルギー節約のための1つの可能手順を示す。モバイルデバイス115は、たとえば、ブロック725−bに示されるように、フレキシブル帯域幅キャリア710−bによりアイドルまたは接続モードにあってよい。フレキシブル帯域幅キャリア710−bは、たとえば、
図100に見られる基地局105および/またはコントローラ120に関連付けられ得る。ブロック755は、フレキシブル帯域幅キャリア710−bに関して、電源切断に変わるという決定が起こり得ることを反映している。この決定は基地局において行われ得るが、いくつかの状況において、モバイルデバイス、コントローラ、および/またはネットワークが、たとえば、
図1に示すように、この決定を行うことができる。トリガされると、システムの1つまたは複数の態様が、電源切断を調整することができる。たとえば、無線ネットワークコントローラ(RNC)などの無線アクセスネットワーク(RAN)エンティティが、Nの変更を調整する。場合によっては、RNCは、たとえば、
図1に示す基地局105の一部であり得る。別の帯域幅キャリア720−bが、フレキシブル帯域幅キャリア710によって、735−aで通知を受けることができる。別の帯域幅キャリア720は、通常帯域幅キャリアであってもフレキシブル帯域幅キャリアであってもよい。
【0069】
いくつかの実施形態は、モバイルデバイスにおける電源切断の影響を、様々なやり方で軽減することができる。たとえば、ブロードキャストチャネル(BCCH)修正情報が使用されてよい。システム通信
図700−bに示すように、1つまたは複数の他の帯域幅キャリアが、フレキシブル帯域幅キャリアについて電源切断が起こり得ることを、735−aで通知され得る。場合によっては、電源切断に関するメッセージが、モバイルデバイスにブロードキャストされてよい。1つまたは複数のモバイルデバイス115は、ブロック740−aに示すように、他の帯域幅キャリアのうち1つにハンドオーバされ、かつ/または再選択され得る。電源切断は、ブロック760に示すように実施され得る。モバイルデバイス115は、変更の後、ブロック750−aに示すように戻され得る。場合によっては、システム情報が、変更後の他のセルへの再選択と、セルへの戻りとを容易にするように修正され得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、基地局は、RANなどのネットワークデバイスから電源切断要求を受信し得る。基地局は、ブロック760に示すように、電源切断を実施することができる。場合によっては、モバイルデバイス115は、ブロック750−aに示すように、帯域幅変更の後、フレキシブル帯域幅キャリアに移動され得る。フレキシブル帯域幅キャリア710−bを電源投入するという決定が、ブロック765に示すように行われ得る。起動信号が、フレキシブル帯域幅キャリアに770で送られ得る。フレキシブル帯域幅キャリアは、ブロック775に示すように電源投入してよい。
【0071】
いくつかの実施形態は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクキャリア帯域幅にフレキシブル帯域幅を適応させ、可変ダウンリンクおよび/またはアップリンクキャリア帯域幅を可能にすることを含み得る。いくつかのワイヤレスアプリケーションに対して、ダウンリンクおよびアップリンク向けのスループット要件は異なってよく、したがって、たとえば、トラフィック需要に基づいてダウンリンクおよび/またはアップリンク帯域幅を動的に変更することによって、スペクトルの効率的割振りが遂行され得る。より効率的配置のために、キャリア周波数チャネル番号も、帯域幅変更中に変更されてよい。いくつかの実施形態は、複数のフレキシブルアップリンクキャリアおよび/またはフレキシブルダウンリンクキャリアを使用することができる。異なるユーザが、ユーザの個々の必要に基づいて、異なるフレキシブルアップリンクキャリアおよび/またはフレキシブルダウンリンクキャリアに割り当てられ得る。さらに、異なるフレキシブルアップリンクキャリアが、異なるフレキシブルダウンリンクキャリアとクロス結合され得る。
【0072】
図8Aは、様々な実施形態による、フレキシブルダウンリンクキャリア810−aとフレキシブルアップリンクキャリア820−aとを含むキャリアシステム800−aを示す。フレキシブルダウンリンクキャリア810−aおよびフレキシブルアップリンクキャリア820−aは、同じスケーリングファクタN=Sを使用することができる。フレキシブルダウンリンクキャリア810−aはチャネル番号815−aを使用することができ、フレキシブルアップリンクキャリア820−aはチャネル番号815−bを使用することができる。
図8Bは、様々な実施形態による、フレキシブルダウンリンクキャリア810−bとフレキシブルアップリンクキャリア820−bとを含むキャリアシステム800−bを示す。フレキシブルダウンリンクキャリア810−bは、
図8Aのフレキシブルダウンリンクキャリア810−aの適応形を表すことができ、ここでスケーリングファクタN=Sは別のスケーリングファクタN=Mに減少しており、M<Sである。フレキシブルアップリンクキャリア810−bは、
図8Aのフレキシブルアップリンクキャリア810−aの適応形を表すことができ、ここでスケーリングファクタN=Sは別のスケーリングファクタN=Tに増大しており、T>Sである。いくつかの実施形態では、このスケーリングファクタは減少し得る。フレキシブルダウンリンクキャリア810−aはチャネル番号815−aを使用することができ、フレキシブルアップリンクキャリア820−bはチャネル番号815−bを使用することができ、これらは
図8Aに見られるのと同じチャネル番号である。
図8Cは、キャリアシステム800−cを示し、ここで、フレキシブルダウンリンクキャリア810−bおよびフレキシブルアップリンクキャリア820−bに関連付けられたチャネル番号815−cおよび815−dが変更され得る。チャネル番号のこの変更は、帯域幅チャネル中に起こり得る。
図8Dは、キャリアシステム800−dを示し、ここでフレキシブルダウンリンクキャリア810−dは、フレキシブルアップリンクキャリア820−eとクロス結合されてよく、同様に、フレキシブルアップリンクキャリア820−dは、フレキシブルダウンリンクキャリア810−eとクロス結合されてよい。
【0073】
次に
図9に移ると、ブロック図は、様々な実施形態による、フレキシブル帯域幅適応機能性を含むデバイス900を示す。デバイス900は、
図1、
図2、
図3、
図11、および/または
図12の基地局105の態様の例であり得る。デバイス900は、
図1、
図2、
図3、
図7、
図10、
図11、および/または
図12のモバイルデバイス115の態様の例であり得る。デバイス900は、プロセッサである可能性もある。デバイス900は、受信機モジュール905、スケーリングモジュール910、スケーリング調節モジュール915、および/または送信機モジュール920を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信していることがある。
【0074】
デバイス900のこれらの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0075】
受信機モジュール905は、デバイス900が何を受信または送信したかに関する、パケット、データ、および/またはシグナリング情報などの情報を受信することができる。受信された情報は、スケーリングモジュール910および/またはスケーリング調節モジュール915によって、様々な目的に使用することができる。
【0076】
スケーリングモジュール910は、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの第1のスケーリングファクタを識別するように構成され得る。スケーリングモジュール910および/またはスケーリング調節モジュール915は、第2のスケーリングファクタを判断するように構成され得る。スケーリング調節モジュール915は、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第2のスケーリングファクタの使用に適応させるように構成され得る。
【0077】
いくつかの実施形態では、スケーリング調節モジュール915は、第1のフレキシブル帯域幅の帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第2のスケーリングファクタの使用に適応させるように構成されてよく、この適応は、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を増大させることを含み得る。第1のフレキシブル帯域幅の帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第2のスケーリングファクタの使用に適応させることは、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を減少させることを含み得る。
【0078】
いくつかの実施形態では、デバイス900は、そのモジュールのうちもう1つまたはより多くを使用して、第1のフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスを別の帯域幅キャリアにハンドオーバしてから、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を減少させるように構成され得る。モバイルデバイスは、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を減少させた後、第1のフレキシブル帯域幅キャリアに返され得る。同様のアクションが、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅が増大された場合に実施され得る。
【0079】
スケーリング調節モジュール915は、第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第2のスケーリングファクタとは異なる第3のスケーリングファクタの使用に適応させるように構成され得る。第1のフレキシブル帯域幅キャリアは第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを含むことができ、第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタは、少なくとも第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される。いくつかの実施形態は、第2のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第4のスケーリングファクタの使用に適応させること、および/または第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第5のスケーリングファクタの使用に適応させることを含む。いくつかの実施形態は、少なくとも、第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを第2のダウンリンクフレキシブルキャリアと、または第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアと結合することを含む。いくつかの実施形態は、少なくとも1人のユーザの少なくとも要求事項または必要事項に基づいて、少なくとも第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア、または第2のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアに、少なくとも1人のユーザを割り当てることを含む。いくつかの実施形態は、少なくとも第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア用の第1の中心周波数または第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア用の第2の中心周波数を変更することを含む。
【0080】
送信機モジュール920は、第2のスケーリングファクタをモバイルデバイスに送信するように、および/または少なくとも、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅が、第1のスケーリングファクタの使用から第2のスケーリングファクタの使用にいつ適応されるかに関する時間もしくはタイミング期間を、モバイルデバイスに送信するように構成され得る。モバイルデバイスへのデータの送信は、タイミング期間中は控えられ、避けられ、かつ/またはスケジュールされなくてよい。
【0081】
いくつかの実施形態では、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を増大させると、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの容量が増える。いくつかの実施形態では、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える。
【0082】
図10は、様々な実施形態による、フレキシブル帯域幅の使用を容易にするように構成されたモバイルデバイス115−eのブロック
図1000である。モバイルデバイス115−eは、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネットアプライアンス、ゲームコンソール、電子リーダーなどのような、様々な構成のいずれかを有し得る。モバイルデバイス115−eは、モバイル動作を支援するために、小さなバッテリーのような内部電源(図示せず)を有し得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス115−eは、
図1、
図2、
図3、
図7、
図10、
図11、および/または
図12のモバイルデバイス115、ならびに/あるいは
図9のデバイス900であってよい。モバイルデバイス115−eはマルチモードモバイルデバイスであり得る。モバイルデバイス115−eは、場合によってはワイヤレス通信デバイスと呼ばれ得る。
【0083】
モバイルデバイス115−eは、アンテナ1040と、送受信機モジュール1050と、メモリ1080と、プロセッサモジュール1070とを含むことができ、その各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに、直接または間接的に通信していてよい。送受信機モジュール1050は、上記で説明したように、アンテナ1040および/または1つもしくは複数のワイヤードもしくはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信するように構成される。たとえば、送受信機モジュール1050は、
図1、
図2、
図3、
図11、および/または
図12の基地極105と双方向に通信するように構成され得る。送受信機モジュール1050は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1040に供給し、アンテナ1040から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。モバイルデバイス115−eは単一のアンテナを含み得るが、モバイルデバイス115−eは通常、複数のリンクのための複数のアンテナ1040を含む。
【0084】
メモリ1080は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ1080は、実行されるとプロセッサモジュール1070に本明細書で説明する様々な機能(たとえば、呼処理、データベース管理、メッセージルーティングなど)を実施させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード1085を記憶し得る。代替的に、ソフトウェア1085は、プロセッサモジュール1070によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)コンピュータに本明細書で説明する機能を実施させるように構成され得る。
【0085】
プロセッサモジュール1070は、たとえば、Intel(登録商標)CorporationまたはAMD(登録商標)製のものなどの中央演算処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などのインテリジェントハードウェアデバイスを含み得る。プロセッサモジュール1070は、マイクロフォンを介してオーディオを受信し、そのオーディオを、受信したオーディオを表す(たとえば、長さ30msの)パケットに変換し、そのオーディオパケットを送受信機モジュール1050に供給し、ユーザが話しているかどうかの指示を与えるように構成された音声エンコーダ(図示せず)を含み得る。代替的に、エンコーダはパケットのみを送受信機モジュール1050に供給し、パケット自体の供給または抑制/抑圧が、ユーザが話しているかどうかの指示を与え得る。
【0086】
図10のアーキテクチャによれば、モバイルデバイス115−eは通信管理モジュール1060をさらに含み得る。通信管理モジュール1060は、他のモバイルデバイス115との通信を管理し得る。例として、通信管理モジュール1060は、バスを介してモバイルデバイス115−aの他の構成要素の一部またはすべてと通信しているモバイルデバイス115−eの構成要素であり得る。代替的に、通信管理モジュール1060の機能は、送受信機モジュール1050の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール1070の1つまたは複数のコントローラ要素として実装され得る。
【0087】
モバイルデバイス115−eのための構成要素は、
図9のデバイス900に関して上記で説明した態様を実装するように構成され得、簡潔のためにここで繰り返さないことがある。スケーリングモジュール910−aは、
図9のスケーリングモジュール910の一例であり得る。スケーリング調節モジュール915−aは、
図9のスケーリング調節モジュール915の一例であり得る。
【0088】
モバイルデバイス115−eは、スペクトル識別モジュール1015も含み得る。スペクトル識別モジュール1015は、フレキシブル波形にとって利用可能なスペクトルを識別するのに使用することができる。いくつかの実施形態では、ハンドオーバモジュール1025が、ある基地局から別の基地局へのモバイルデバイス115のハンドオーバ手順を実施するのに使用され得る。たとえば、ハンドオーバモジュール1025は、ある基地局から別の基地局へのモバイルデバイス115−eのハンドオーバ手順を実施することができ、ここで、モバイルデバイス115−eと基地局のうち1つとの間では通常波形が使用され、モバイルデバイスと別の基地局との間ではフレキシブル波形が使用される。スケーリングモジュール910−aは、フレキシブル波形を生成するようにチップレートをスケーリングし、かつ/または変えるのに使用することができる。
【0089】
いくつかの実施形態では、アンテナ1040と連結された送受信機モジュール1050は、モバイルデバイス115−eの他の可能構成要素とともに、フレキシブル波形および/またはスケーリングファクタに関する情報を、モバイルデバイス115−eから基地局またはコアネットワークに送信することができる。いくつかの実施形態では、アンテナ1040と連結された送受信機モジュール1050は、モバイルデバイス115−eの他の可能構成要素とともに、基地局またはコアネットワークに、これらのデバイスまたはシステムがフレキシブル波形を使用することができるように、情報、そのようなフレキシブル波形および/またはスケーリングファクタを送信することができる。
【0090】
図11は、様々な実施形態による、フレキシブル波形を使用するために構成され得る通信システム1100のブロック図を示す。このシステム1100は、
図1に示されるシステム100、
図2のシステム200、
図3のシステム300および/または
図12のシステム1200の態様の一例であり得る。基地局105−dは、アンテナ1145と、送受信機モジュール1150と、メモリ1170と、プロセッサモジュール1165とを含み得、その各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接または間接的に通信していることがある。送受信機モジュール1150は、アンテナ1145を介して、マルチモードモバイルデバイスであり得るモバイルデバイス115−fと双方向に通信するように構成され得る。トランシーバモジュール1150(および/または基地局105−dの他の構成要素)はまた、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信するように構成され得る。場合によっては、基地局105−dは、ネットワーク通信モジュール1175を通してネットワーク130−aおよび/またはコントローラ120−aと通信し得る。基地局105−dは、eノードB基地局、ホームeノードB基地局、ノードB基地局、および/またはホームノードB基地局の一例であり得る。コントローラ120−aは、基地局105−dに、場合によっては、たとえばeノードB基地局と統合されてよい。
【0091】
基地局105−dは、基地局105−mおよび基地局105−nなど、他の基地局105と通信することもできる。基地局105の各々は、異なる無線アクセス技術など、異なるワイヤレス通信技術を使って、モバイルデバイス115−fと通信することができる。場合によっては、基地局105−dは、基地局通信モジュール1120を使用して、105−mおよび/または105−nなど、他の基地局と通信することができる。いくつかの実施形態では、基地局通信モジュール1120は、基地局105のうちいくつかの間での通信を提供するための、LTEワイヤレス通信技術におけるX2インターフェースを提供することができる。いくつかの実施形態では、基地局105−dは、コントローラ120−aおよび/またはネットワーク130−aを通して、他の基地局と通信することができる。
【0092】
メモリ1170は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ1170は、実行されるとプロセッサモジュール1165に本明細書で説明する様々な機能(たとえば、呼処理、データベース管理、メッセージルーティングなど)を実施させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード1171も記憶し得る。代替的に、ソフトウェア1171は、プロセッサモジュール1165によって直接的に実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルされ実行されると、コンピュータに本明細書で説明する機能を実施させるように構成され得る。
【0093】
プロセッサモジュール1165は、たとえば、Intel(登録商標)CorporationまたはAMD(登録商標)製のものなどの中央演算処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などのインテリジェントハードウェアデバイスを含み得る。プロセッサモジュール1165は、マイクロフォンを介してオーディオを受信し、そのオーディオを、受信したオーディオを表す(たとえば、長さ30msの)パケットに変換し、そのオーディオパケットを送受信機モジュール1150に供給し、ユーザが話しているかどうかの指示を与えるように構成された音声エンコーダ(図示せず)を含み得る。代替的に、エンコーダはパケットのみを送受信機モジュール1150に供給し、パケット自体の供給または抑制/抑圧が、ユーザが話しているかどうかの指示を与え得る。
【0094】
送受信機モジュール1150は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ1145に供給し、アンテナ1145から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。基地局105−dのいくつかの例は単一のアンテナ1145を含み得るが、基地局105−dは、好ましくは、キャリアアグリゲーションをサポートし得る複数のリンクのための複数のアンテナ1145を含む。たとえば、モバイルデバイス115−fとのマクロ通信をサポートするために1つまたは複数のリンクが使用され得る。
【0095】
図11のアーキテクチャによれば、基地局105−dは通信管理モジュール1130をさらに含み得る。通信管理モジュール1130は、他の基地局105との通信を管理し得る。例として、通信管理モジュール1130は、バスを介して基地局105−dの他の構成要素の一部またはすべてと通信している基地局105−dの構成要素であり得る。代替的に、通信管理モジュール1130の機能は、送受信機モジュール1150の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール1165の1つまたは複数のコントローラ要素として実装され得る。
【0096】
基地局105−dのための構成要素は、
図9のデバイス900に関して上記で説明した態様を実装するように構成され得、簡潔のためにここで繰り返さないことがある。スケーリングモジュール910−bは、
図9のスケーリングモジュール910の一例であり得る。スケーリング調節モジュール915−bは、
図9のスケーリング調節モジュール915の一例であり得る。
【0097】
基地局105−dは、スペクトル識別モジュール1115も含み得る。スペクトル識別モジュール1115は、フレキシブル波形にとって利用可能なスペクトルを識別するのに使用することができる。いくつかの実施形態では、ハンドオーバモジュール1125が、ある基地局105から別の基地局へのモバイルデバイス115−fのハンドオーバ手順を実施するのに使用され得る。たとえば、ハンドオーバモジュール1125は、ある基地局105−dから別の基地局へのモバイルデバイス115−fのハンドオーバ手順を実施することができ、ここで、モバイルデバイス115−fと基地局のうち1つとの間では通常波形が使用され、モバイルデバイスと別の基地局との間ではフレキシブル波形が使用される。スケーリングモジュール910−bは、フレキシブル波形を生成するようにチップレートをスケーリングし、かつ/または変えるのに使用することができる。
【0098】
いくつかの実施形態では、アンテナ1145と連結された送受信機モジュール1150は、基地局105−dの他の可能構成要素とともに、フレキシブル波形および/またはスケーリングファクタに関する情報を、基地局105−dからモバイルデバイス115−fに、他の基地局105−m/105−n、またはコアネットワーク130−aに送信することができる。いくつかの実施形態では、アンテナ1145と連結された送受信機モジュール1150は、基地局105−dの他の可能構成要素とともに、フレキシブル波形および/またはスケーリングファクタなどの情報を、モバイルデバイス115−fに、他の基地局105−m/105−n、またはコアネットワーク130−aに、これらのデバイスまたはシステムがフレキシブル波形を使用することができるように送信することができる。
【0099】
図12は、様々な実施形態による、基地局105−eとモバイルデバイス115−gとを含むシステム1200のブロック図である。このシステム1200は、
図1のシステム100、
図2のシステム200、
図3のシステム300および/または
図11のシステム1100の一例であり得る。基地局105−eはアンテナ1234−a〜1234−xを装備することができ、モバイルデバイス115−gはアンテナ1252−a〜1252−nを装備することができる。基地局105−eにおいて、送信プロセッサ1220がデータソースからデータを受信し得る。
【0100】
送信プロセッサ1220はデータを処理することができる。送信プロセッサ1220はまた、基準シンボルとセル固有基準信号とを生成し得る。送信(TX)MIMOプロセッサ1230が、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施することができ、出力シンボルストリームを送信変調器1232−a〜1232−xに与え得る。各変調器1232は、(たとえば、OFDMなどの)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを得ることができる。各変調器1232はさらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク(DL)信号を取得し得る。一例では、変調器1232−a〜1232−xからのDL信号は、それぞれアンテナ1234−a〜1234−xを介して送信され得る。送信プロセッサ1220は、プロセッサ1240から情報を受信し得る。プロセッサ1240はメモリ1242と結合され得る。プロセッサ1240は、チップレートを変え、かつ/またはスケーリングファクタを使用することにより、フレキシブル波形を生成するように構成され得る。いくつかの実施形態では、プロセッサモジュール1240は、様々な実施形態によると、フレキシブル帯域幅を動的に適応させるために構成され得る。プロセッサ1240は、基地局105−eとモバイルデバイス115−gとの間の送信に関連付けられたフレキシブル帯域幅信号の1つまたは複数のスケーリングファクタを動的に調整することができる。これらの調節は、たとえばトラフィックパターン、干渉測定値などの情報に基づいて行われ得る。
【0101】
たとえば、システム1200内で、プロセッサ1240は、フレキシブル帯域幅信号のスケーリングファクタを動的に低下させることにより、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅を増大させることができる。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅の増大は、キャリアのネットワーク容量を増やすのに使用され得る。プロセッサ1240は、フレキシブルシステムのスケーリングファクタを動的に増大させることにより、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅を減少させることができる。これは、他のセルに対する干渉の削減および/または帯域内干渉の削減などの目的を達成するのに使用することができる。いくつかの実施形態では、フレキシブル帯域幅キャリアは、システム1200内でエネルギーを節約するのに使用することができる。たとえば、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアは、そのトラフィックが低いときは、その帯域幅を削減してよく、またはオフになってもよく、次いで、近接セルにおいてトラフィックが増加したときはオンに戻ってよい。フレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を削減し、または電源切断する前に、基地局105−eに関連付けられたフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイス115−gは、アンダーレイフレキシブルまたは通常帯域幅キャリアに移動されてよい。アンダーレイキャリアおよびオーバーレイキャリアは、コロケートであっても、非コロケートであってもよい。場合によっては、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を変更し、または電源切断される間にどのデータも送信用にスケジュールされなくてよい間、モバイルデバイス115−gは、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアに留まってよい。
【0102】
いくつかの実施形態では、基地局105−eおよび/またはモバイルデバイス115−gに関連付けられたフレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよびダウンリンク帯域幅は、プロセッサ1240によって一緒にまたは個別に動的に調節され得る。システム1200内のトラフィックパターンなどの情報は、フレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅をどのようにして動的に調節するか判断するのに使用することができる。場合によっては、アップリンクキャリア帯域幅が増大され、または一定に保たれる間、ダウンリンクキャリア帯域幅の帯域幅はプロセッサ1240によって減少され得る。チャネル番号も、アップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅キャリア用の中心周波数が動的に変更され得るように、プロセッサ1240によって動的に変更され得る。
【0103】
モバイルデバイス115−gにおいて、モバイルデバイスアンテナアンテナ1252−a〜1252−nは、基地局105−eからDL信号を受信し、受信した信号をそれぞれ復調器1254−a〜1254−nに与え得る。各復調器1254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各復調器1254は、さらに、(たとえば、OFDMなどの)入力サンプルを処理して、受信シンボルを得ることができる。MIMO検出器1256は、すべての復調器1254−a〜1254−nから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実施し、検出シンボルを与え得る。受信プロセッサ1258が、検出シンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、モバイルデバイス115−gの復号されたデータをデータ出力に与え、復号された制御情報をプロセッサ1280、またはメモリ1282に与え得る。
【0104】
アップリンク(UL)または逆リンク上で、モバイルデバイス115−gにおいて、送信プロセッサ1264がデータソースからデータを受信し、処理し得る。送信機プロセッサ1264はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ1264からのシンボルは、送信MIMOプロセッサ1266によってプリコードされ、当てはまる場合は、復調器1254−a〜1254−nによって(たとえば、SC−FDMAなど用に)さらに処理され、基地局105−eから受信された送信パラメータに従って基地局105−eに送信され得る。送信プロセッサ1264は、チップレートを変え、かつ/またはスケーリングファクタを使用することにより、フレキシブル波形を生成するように構成されてもよく、この生成は、場合によっては動的に行われ得る。送信プロセッサ1264は、プロセッサ1280から情報を受信し得る。プロセッサ1280は、異なる整列および/またはオフセット手順を可能にし得る。プロセッサ1280は、スケーリングおよび/またはチップレート情報を使用して、他のサブシステムにおいて測定を実施し、他のサブシステムへのハンドオフを実施し、再選択を実施することなどができる。プロセッサ1280は、パラメータスケーリングを通したフレキシブル帯域幅の使用に関連付けられたタイムストレッチの効果を反転させることができる。基地局105−eにおいて、モバイルデバイス115−gからのUL信号は、アンテナ1234によって受信され、復調器1232によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器1236によって検出され、さらに受信プロセッサによって処理され得る。受信プロセッサ1238は、復号されたデータをデータ出力とプロセッサ1280とに与え得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ1280は、汎用プロセッサ、送信プロセッサ1264、および/または受信機プロセッサ1258の一部として実装され得る。
【0105】
いくつかの実施形態では、プロセッサモジュール1280は、様々な実施形態によると、フレキシブル帯域幅を動的に適応させるために構成され得る。プロセッサ1280は、基地局105−eとモバイルデバイス115−gとの間の送信に関連付けられたフレキシブル帯域幅信号の1つまたは複数のスケーリングファクタを動的に調整することができる。これらの調節は、たとえばトラフィックパターン、干渉測定値などの情報に基づいて行われ得る。
【0106】
たとえば、システム1200内で、プロセッサ1280は、フレキシブル帯域幅信号のスケーリングファクタを動的に低下させることにより、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅を増大させることができる。フレキシブル帯域幅信号の帯域幅の増大は、キャリアのネットワーク容量を増やすのに使用され得る。プロセッサ1280は、フレキシブルシステムのスケーリングファクタを動的に増大させることにより、フレキシブル帯域幅信号の帯域幅を減少させることができる。これは、他のセルに対する干渉の削減および/または帯域内干渉の削減などの目的を達成するのに使用することができる。いくつかの実施形態では、フレキシブル帯域幅キャリアは、システム1200内でエネルギーを節約するのに使用することができる。たとえば、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアは、そのトラフィックが低いときは、その帯域幅を削減してよく、またはオフになってもよく、次いで、近接セルにおいてトラフィックが増加したときはオンに戻ってよい。フレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を削減し、または電源切断する前に、基地局105−eに関連付けられたフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイス115−gは、アンダーレイフレキシブルまたは通常帯域幅キャリアに移動されてよい。アンダーレイキャリアおよびオーバーレイキャリアは、コロケートであっても、非コロケートであってもよい。場合によっては、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアがその帯域幅を変更し、または電源切断される間にどのデータも送信用にスケジュールされなくてよい間、モバイルデバイス115−gは、オーバーレイフレキシブル帯域幅キャリアに留まってよい。
【0107】
いくつかの実施形態では、基地局105−eおよび/またはモバイルデバイス115−gに関連付けられたフレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよびダウンリンク帯域幅は、プロセッサ1280によって一緒にまたは個別に動的に調節され得る。システム1200内のトラフィックパターンなどの情報は、フレキシブル帯域幅キャリアのアップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅をどのようにして動的に調節するか判断するのに使用することができる。場合によっては、アップリンクキャリア帯域幅が増大され、または一定に保たれる間、ダウンリンクキャリア帯域幅の帯域幅はプロセッサ1280によって減少され得る。チャネル番号も、アップリンクおよび/またはダウンリンク帯域幅キャリア用の中心周波数が動的に変更され得るように、プロセッサ1280によって動的に変更され得る。
【0108】
図13Aに移ると、様々な実施形態による、ワイヤレス通信システム内のフレキシブル帯域幅を動的に適応させるための方法1300−aのフローチャート。方法1300−aは、
図1、
図2、
図3、
図7、
図10、
図11、および/または
図12において見られるモバイルデバイス115、
図1、
図2、
図3、
図11、および/または
図12に見られる基地局105、
図1および/または
図11に見られるコアネットワーク130またはコントローラ120、ならびに/あるいは
図9のデバイス900を含むが、それらに限定されない様々なワイヤレス通信デバイスおよび/またはシステムを使用して実装され得る。
【0109】
ブロック1305で、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの第1のスケーリングファクタが識別され得る。ブロック1310で、第2のスケーリングファクタが判断され得る。ブロック1315で、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅が、第1のスケーリングファクタの使用から第2のスケーリングファクタの使用に適応され得る。
【0110】
方法1300−aのいくつかの実施形態では、第1のフレキシブル帯域幅の帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第2のスケーリングファクタの使用に適応させることは、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を増大させることを含む。第1のフレキシブル帯域幅の帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第2のスケーリングファクタの使用に適応させることは、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を減少させることを含み得る。
【0111】
方法1300−aのいくつかの実施形態は、第1のフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスを別の帯域幅キャリアにハンドオーバしてから、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を減少させることを含む。モバイルデバイスは、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を減少させた後、第1のフレキシブル帯域幅キャリアに返され得る。同様のアクションが、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅が増大された場合に実施され得る。
【0112】
方法1300−aのいくつかの実施形態は、第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第2のスケーリングファクタとは異なる第3のスケーリングファクタの使用に適応させることを含む。第1のフレキシブル帯域幅キャリアは第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを含むことができ、第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタは、少なくとも第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される。いくつかの実施形態は、第2のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第4のスケーリングファクタの使用に適応させること、および/または第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、第1のスケーリングファクタの使用から、第5のスケーリングファクタの使用に適応させることを含む。いくつかの実施形態は、少なくとも、第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを第2のダウンリンクフレキシブルキャリアと、または第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアと結合することを含む。いくつかの実施形態は、少なくとも1人のユーザの少なくとも要求事項または必要事項に基づいて、少なくとも第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア、または第2のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアに、少なくとも1人のユーザを割り当てることを含む。いくつかの実施形態は、少なくとも第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア用の第1の中心周波数または第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア用の第2の中心周波数を変更することを含む。
【0113】
方法1300−aは、第2のスケーリングファクタをモバイルデバイスに送信すること、および/または少なくとも、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅が、第1のスケーリングファクタの使用から第2のスケーリングファクタの使用にいつ適応されるかに関する時間もしくはタイミング期間を、モバイルデバイスに送信することを含み得る。モバイルデバイスへのデータの送信は、タイミング期間中は控えられ、避けられ、かつ/またはスケジュールされなくてよい。
【0114】
いくつかの実施形態では、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を増大させると、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの容量が増える。いくつかの実施形態では、第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える。
【0115】
図13Bに移ると、様々な実施形態による、ワイヤレス通信システム内のフレキシブル帯域幅を動的に適応させるための方法1300−bのフローチャート。方法1300−bは、
図1、
図2、
図3、
図7、
図10、
図11、および/または
図12において見られるモバイルデバイス115、
図1、
図2、
図3、
図11、および/または
図12に見られる基地局105、
図1および/または
図11に見られるコアネットワーク130またはコントローラ120、ならびに/あるいは
図9のデバイス900を含むが、それらに限定されない様々なワイヤレス通信デバイスおよび/またはシステムを使用して実装され得る。方法1300−bは、
図13Aの方法1300−aの一例であり得る。
【0116】
ブロック1320で、フレキシブル帯域幅キャリア用のスケーリングファクタ変更の必要を反映するためのトリガが起こり得る。トリガは、たとえば、容量、干渉、および/または省エネルギー基準に基づき得る。ブロック1310−aで、スケーリングファクタの変更が判断されてよく、適切なスケーリングファクタが判断されてよい。ブロック1325で、接続モードモバイルデバイスが他のセルに移動されてよいことが推定および/または保証され得る。ブロック1330で、他の近接セルが、セル用の帯域幅の変更に関して、および/またはモバイルデバイスが近接セルに移動され得ることを通知され得る。ブロック1335で、1つまたは複数のモバイルデバイスが、その帯域幅を調節させることができるセルから、他のセルに移動され得る。ブロック1315−aで、帯域幅変更が行われてよく、たとえば、フレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅は、第1のスケーリングファクタの使用から、第2のスケーリングファクタであってよい適切なスケーリングファクタの使用に適応され得る。ブロック1340で、1つまたは複数のモバイルデバイスが、フレキシブル帯域幅セルまたはフレキシブル帯域幅キャリアに戻され得る。
【0117】
添付の図面に関して上に記載された詳細な説明は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る実施形態のみを表すものではない。この説明全体にわたって使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の実施形態よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を与えるために、具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。場合によっては、説明した実施形態の概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
【0118】
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表すことができ得る。
【0119】
本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって、実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装され得る。
【0120】
本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙は、AまたはBまたはC、またはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
【0121】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を支援する任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または特殊目的コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROM、あるいは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用でき、汎用または専用コンピュータあるいは汎用または専用プロセッサによってアクセスできる、任意の他の媒体を備え得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0122】
本開示の前述の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供されたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用できる。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及した例についての選好を暗示せず、または必要としない。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信システムにおいてフレキシブル帯域幅を動的に適応させる方法であって、
第1のフレキシブル帯域幅キャリアの第1のスケーリングファクタを識別することと、
第2のスケーリングファクタを判断することと、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させることと
を備える方法。
[C2]
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させることは、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させることを備える、
[C1]に記載の方法。
[C3]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させることは、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの容量を増やす、
[C2]に記載の方法。
[C4]
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させることは、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることを備える、
[C1]に記載の方法。
[C5]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える、
[C4]に記載の方法。
[C6]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させる前に、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスを別の帯域幅キャリアにハンドオーバすることをさらに備える、
[C4]に記載の方法。
[C7]
第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から、前記第2のスケーリングファクタとは異なる第3のスケーリングファクタの使用に適応させることをさらに備える、
[C1]に記載の方法。
[C8]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアは、第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを備え、前記第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタは、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される、
[C7]に記載の方法。
[C9]
第2のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から第4のスケーリングファクタの使用に適応させることと、
第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から第5のスケーリングファクタの使用に適応させることと
をさらに備える、[C8]に記載の方法。
[C10]
少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第2のダウンリンクキャリアと、または前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第1のダウンリンクキャリアと結合することをさらに備える、
[C9]に記載の方法。
[C11]
少なくとも1人のユーザの少なくとも要求事項または必要事項に基づいて、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア、または前記第2のリンクフレキシブル帯域幅キャリアに、前記少なくとも1人のユーザを割り当てることをさらに備える、
[C9]に記載の方法。
[C12]
少なくとも、前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第1の中心周波数または前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第2の中心周波数を変更することをさらに備える、
[C8]に記載の方法。
[C13]
前記第2のスケーリングファクタをモバイルデバイスに送信することと、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅が前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用にいつ適応されるかに関する少なくとも時間またはタイミング期間を、前記モバイルデバイスに送信することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C14]
前記タイミング期間中は、前記モバイルデバイスにデータを送信するのを控えることをさらに備える、
[C13]に記載の方法。
[C15]
フレキシブル帯域幅を動的に適応させるために構成されたワイヤレス通信システムであって、
第1のフレキシブル帯域幅キャリアの第1のスケーリングファクタを識別するための手段と、
第2のスケーリングファクタを判断するための手段と、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させるための手段と
を備えるシステム。
[C16]
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させるための前記手段は、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させるための手段を備える、
[C15]に記載のシステム。
[C17]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させることは、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの容量を増やす、
[C16]に記載のシステム。
[C18]
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させるための前記手段は、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させるための手段を備える、
[C15]に記載のシステム。
[C19]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える、
[C18]に記載のシステム。
[C20]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させる前に、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスを別の帯域幅キャリアにハンドオーバするための手段をさらに備える、
[C18]に記載のシステム。
[C21]
第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から、前記第2のスケーリングファクタとは異なる第3のスケーリングファクタの使用に適応させるための手段をさらに備える、
[C15]に記載のシステム。
[C22]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアが第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを備え、前記第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタが、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される、
[C21]に記載のシステム。
[C23]
第2のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から第4のスケーリングファクタの使用に適応させるための手段と、
第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から第5のスケーリングファクタの使用に適応させるための手段と
をさらに備える、[C22]に記載のシステム。
[C24]
少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第2のダウンリンクキャリアと、または前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第1のダウンリンクキャリアと結合するための手段をさらに備える、
[C23]に記載のシステム。
[C25]
少なくとも1人のユーザの少なくとも要求事項または必要事項に基づいて、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア、または前記第2のリンクフレキシブル帯域幅キャリアに、前記少なくとも1人のユーザを割り当てるための手段をさらに備える、
[C23]に記載のシステム。
[C26]
少なくとも、前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第1の中心周波数または前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第2の中心周波数を変更するための手段をさらに備える、
[C22]に記載のシステム。
[C27]
前記第2のスケーリングファクタをモバイルデバイスに送信するための手段と、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅が前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用にいつ適応されるかに関する少なくとも時間またはタイミング期間を、前記モバイルデバイスに送信するための手段と
をさらに備える、[C15]に記載のシステム。
[C28]
前記タイミング期間中は前記モバイルデバイスにデータを送信するのを控えるための手段をさらに備える、
[C27]に記載のシステム。
[C29]
非一時的コンピュータ可読媒体を備える、ワイヤレス通信システムにおいてフレキシブル帯域幅を動的に適応させるためのコンピュータプログラム製品であって、
前記非一時的コンピュータ可読媒体が、
第1のフレキシブル帯域幅キャリアの第1のスケーリングファクタを識別するためのコードと、
第2のスケーリングファクタを判断するためのコードと、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させるためのコードと
を備えるコンピュータプログラム製品。
[C30]
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させるための前記コードは、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させるためのコードを備える、
[C29]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C31]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させることは、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの容量を増やす、
[C30]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C32]
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させるための前記コードは、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させるためのコードを備える、
[C29]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C33]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える、
[C32]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C34]
前記非一時的コンピュータ可読媒体は、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させる前に、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスを別の帯域幅キャリアにハンドオーバするためのコードをさらに備える、
[C32]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C35]
前記非一時的コンピュータ可読媒体は、
第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から、前記第2のスケーリングファクタとは異なる第3のスケーリングファクタの使用に適応させるためのコードをさらに備える、
[C29]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C36]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアが第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを備え、前記第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタが、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される、
[C35]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C37]
前記非一時的コンピュータ可読媒体は、
第2のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から第4のスケーリングファクタの使用に適応させるためのコードと、
第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から第5のスケーリングファクタの使用に適応させるためのコードと
をさらに備える、[C36]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C38]
前記非一時的コンピュータ可読媒体が、
少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第2のダウンリンクキャリアと、または前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第1のダウンリンクキャリアと結合するためのコードをさらに備える、
[C37]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C39]
前記非一時的コンピュータ可読媒体は、
少なくとも1人のユーザの少なくとも要求事項または必要事項に基づいて、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア、または前記第2のリンクフレキシブル帯域幅キャリアに、前記少なくとも1人のユーザを割り当てるためのコードをさらに備える、
[C37]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C40]
前記非一時的コンピュータ可読媒体は、
少なくとも、前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第1の中心周波数または前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第2の中心周波数を変更するためのコードをさらに備える、
[C36]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C41]
前記非一時的コンピュータ可読媒体は、
前記第2のスケーリングファクタをモバイルデバイスに送信するためのコードと、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅が前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用にいつ適応されるかに関する少なくとも時間またはタイミング期間を、前記モバイルデバイスに送信するためのコードと
をさらに備える、[C29]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C42]
前記非一時的コンピュータ可読媒体は、
前記タイミング期間中は前記モバイルデバイスにデータを送信するのを控えることをさらに備える、
[C41]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C43]
ワイヤレス通信システムにおいてフレキシブル帯域幅を動的に適応させるために構成されたワイヤレス通信デバイスであって、
第1のフレキシブル帯域幅キャリアの第1のスケーリングファクタを識別することと、
第2のスケーリングファクタを判断することと、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させることと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを備えるデバイス。
[C44]
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させることを行うように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させることを行うように構成される、
[C43]に記載のデバイス。
[C45]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を増大させることは、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの容量を増やす、
[C44]に記載のデバイス。
[C46]
前記第1のフレキシブル帯域幅の前記帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用に適応させることを行うように構成された前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることを行うように構成される、
[C43]に記載のデバイス。
[C47]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させることは、少なくとも、1つもしくは複数のセルとの干渉を削減すること、帯域内干渉を削減すること、またはエネルギーを節約することを備える、
[C46]に記載のデバイス。
[C48]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅を減少させる前に、前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアにとどまるモバイルデバイスを別の帯域幅キャリアにハンドオーバすることを行うようにさらに構成される、
[C46]に記載のデバイス。
[C49]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から、前記第2のスケーリングファクタとは異なる第3のスケーリングファクタの使用に適応させることを行うようにさらに構成される、
[C43]に記載のデバイス。
[C50]
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアは、第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを備え、前記第2のスケーリングファクタおよび第3のスケーリングファクタは、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアまたは前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての1つまたは複数のトラフィックパターンに基づいて判断される、
[C49]に記載のデバイス。
[C51]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第2のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から第4のスケーリングファクタの使用に適応させることと、
第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアの帯域幅を、前記第1のスケーリングファクタの使用から第5のスケーリングファクタの使用に適応させることと
を行うようにさらに構成される、[C50]に記載のデバイス。
[C52]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第2のダウンリンクキャリアと、または前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアを前記第1のダウンリンクキャリアと結合することを行うようにさらに構成される、
[C51]に記載のデバイス。
[C53]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも1人のユーザの少なくとも要求事項または必要事項に基づいて、少なくとも前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第2のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリア、前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリア、または前記第2のリンクフレキシブル帯域幅キャリアに、前記少なくとも1人のユーザを割り当てることを行うようにさらに構成される、
[C51]に記載のデバイス。
[C54]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
少なくとも、前記第1のアップリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第1の中心周波数または前記第1のダウンリンクフレキシブル帯域幅キャリアについての第2の中心周波数を変更することを行うようにさらに構成される、
[C50]に記載のデバイス。
[C55]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第2のスケーリングファクタをモバイルデバイスに送信することと、
前記第1のフレキシブル帯域幅キャリアの前記帯域幅が前記第1のスケーリングファクタの使用から前記第2のスケーリングファクタの使用にいつ適応されるかに関する少なくとも時間またはタイミング期間を、前記モバイルデバイスに送信することと
を行うようにさらに構成される、[C43]に記載のデバイス。
[C56]
前記少なくとも1つのプロセッサは」、
前記タイミング期間中は前記モバイルデバイスにデータを送信するのを控えるようにさらに構成される、
[C55]に記載のデバイス。