【文献】
Huawei, HiSilicon,Remaining details of CSI-RS configuration[online], 3GPP TSG-RAN WG1#68b R1-120984,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_68b/Docs/R1-120984.zip>,2012年 3月30日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
チャネル状態情報(channel state information:CSI)フィードバックのための強化された干渉測定(interference measurement:IM)を提供する方法であって、
サービングセルが、擬似乱数を生成するステップと、
前記サービングセルが、被サービスユーザーイクイップメント(UE)が干渉測定を行うために用いるCSI−IMリソースを、前記CSI−IMリソースの位置の値を定義して、前記擬似乱数に従ってサブフレームにおける前記CSI−IMリソースの前記位置を時間領域において変化させることによって決定するステップであって、前記CSI−IMリソースはゼロパワー(ZP)CSI−RS(reference signal;参照信号)のリソースエレメントのプールに限定される、ステップと、
無線リソース制御(radio resource control:RRC)シグナリングを用いて、前記決定されたCSI−IMリソースを前記被サービスUEに送信するステップと、
前記サービングセルが、サービングセル干渉を排除するために、RRCシグナリングを用いて、前記決定されたCSI−IMリソースに従って、ZP CSI−RSを送信するステップと、
前記サービングセルが、前記サービングセルから前記被サービスUEにより受信されたCSI−IMと、前記サービングセルから前記被サービスUEに送信された前記ZP CSI−RSとを用いて前記被サービスUEにより実行された干渉測定に対応するCSIフィードバックを、受信するステップと、
を含む、方法。
前記サービングセルが、少なくとも2つのCSI−RSresourceConfigメッセージを用いて、被サービスUEに送信されるサブフレームにおいて前記決定されたCSI−IMリソースの位置を変化させるためのホッピングパターンを決定し、前記決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンを、RRCシグナリングを用いて前記被サービスUEに提供するステップ、
を更に含み、
ホッピングパターンを決定する前記ステップは、異なるノードのCSI−IMリソース間のコリジョンを最小限に抑えるホッピングパターンを選択するステップ、を含み、
前記サブフレームのサブフレーム周期及びオフセットを選択する前記ステップは、少なくとも2つのCSI−RSsubframeConfigメッセージを用いて、前記周期及び前記オフセットを定義するステップ、を含む、
請求項2に記載の方法。
前記プロセッサは更に、{resourceConfig0,subframeConfig0}及び{subframeConfig1}を含む少なくとも2つのパラメーターセットを決定することにより、CSI−IMリソースを決定するように構成され、
前記少なくとも2つのパラメーターセットは異なるタイプのサブフレームに存在し、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成は第2のタイプのサブフレームに存在する、
請求項7に記載のサービングセル。
前記プロセッサは更に、前記異なるタイプのサブフレームに存在する少なくとも2つのパラメーターセットに基づいて、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに対して独立した干渉測定を提供するように構成される、
請求項10に記載のサービングセル。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の記載と図面により、当該技術分野の当業者が実施できるように十分に具体的な実施形態を説明する。他の実施形態には、構造的変更、論理的変更、電気的変更、処理的変更等が組み込まれてよい。一部の実施形態の部分及び特徴は、他の実施形態の部分及び特徴に含まれてよく、或いは、他の実施形態の部分及び特徴に置換されてよい。請求項に記載の実施形態は、当該請求項の利用可能な均等物を包含する。
【0009】
実施形態は、CSIフィードバックのための強化された干渉測定を提供する。CSI−IMリソースは、UEが干渉測定を行う際に用いられる。実施形態によれば、CSIフィードバックのための強化された干渉測定を提供するために、CSI−IMホッピング及び/又はCSI−IMリソース数の増大が用いられてよい。
【0010】
図1は、実施形態に係る無線通信ネットワーク100を示す図である。説明に用いられる通信ネットワークは、eNB110,120,130を含む。通信ネットワークは、より多くのeNBを含んでよい。eNB110,120,130は、それぞれ対応するカバレッジエリアすなわちセル112,122,132において動作可能である。各基地局のカバレッジエリア112,122,132は更に3つのセクター、例えばそれぞれセクター140,142,144、セクター150,152,154、セクター160,162,164に分割されてよい。一部の例において、eNBの各セクターをセルとしてみなすこともできる。セクターA140に、携帯電話機等のユーザーイクイップメント(UE)170を示す。セクターA140は、eNB110のカバレッジエリア112の範囲内にある。UE170は、eNB110に送信を行い、また、eNB110からの送信を受信する。UE170がセクターA140からセクターB150に移動する場合、UE170はeNB120に引き渡されてよい。
【0011】
図1では、UE170はセル端172に接近して図示されている。UE170はサービングeNB110によりサービスを受け、サービング信号180をサービングeNB110から受信する。UE170がセル端172に接近するにつれて、隣接するeNB120からの干渉182が強くなる。UE170は、eNB110により、CSIフィードバックのためのCSI−RS及びCSI−IMを用いて、チャネル測定及び干渉測定を行うように構成されてよい。
【0012】
セル端172でのパフォーマンスは、セル間干渉(ICI)182の影響を特に受けやすい。実施形態に係る、セル端172でのパフォーマンスに対する改善策が実施されてよい。上述したように、UE170がサービングeNB110から離れるにつれてそのSINRは低下するが、これは2つの要因によるものである可能性がある。UE170が隣接eNB120に接近するにつれて、受信されるサービング信号180の信号強度が低下し、ICI182が増大する。
【0013】
図2は、実施形態に係る無線フレーム200の構造を示す。
図2において、無線フレーム200は10msの全長214を有する。これは、計20個の個別のスロット210に分割される。各サブフレーム212は、長さ0.5msであるスロット210を2つ含む。各スロット210は、多数のOFDMシンボルN
symb220を含む。このように、フレーム200には10個のサブフレーム212が含まれる。サブフレーム#18を、サブキャリア(周波数)軸216とOFDMシンボル(時間)軸218とを基準に拡大して示す。
【0014】
リソースエレメント(resource element:RE)230は、最も小さい識別可能な伝送単位であり、OFDMシンボル期間234に対してサブキャリア232を有する。伝送は、リソースブロック(RB)240と呼ばれるより大きな単位でスケジュールされる。リソースブロック240は、0.5msの1タイムスロットの期間に対して、隣接する多数のサブキャリア232を含む。したがって、周波数領域にリソースを割り当てる最小次元単位は「リソースブロック」(RB)240である。すなわち、
【数1】
個の隣接するサブキャリア232がリソースブロック(RB)240を構成する。各サブフレーム212は「N
RB」個のリソースブロックを含むので、サブフレームに含まれるサブキャリアの総数はN
RB×
【数2】
である。
【0015】
CSI−IMリソースエレメントは、ゼロパワー(ZP)CSI−RSのリソースエレメントとして構成されてよい。ZP CSI−RSは、ミュートされたCSI−RS又はミュートされたリソースエレメント(RE)とみなされてよい。ゼロパワーCSI−RSは、リソースエレメントが使用されないCSI−RSパターンであり、すなわち、そのようなリソースエレメントでは信号が送信されない。一部の例において、ゼロパワーCSI−RSは、UEが伝送を想定しないREの集合である。したがって、ZP CSI−RSは、対応するリソースエレメントでは実際に何も送信されないという点を除いて、非ミュートCSI−RSと同じ構造を有する。ZP CSI−RSの使い方のひとつは、他の(隣接)セルにおけるデータ伝送に対応する「伝送ホール(transmission hole)」を作って、CSI−IMを用いる干渉測定を容易にできることである。ZP CSI−RSの別の目的は、他の(隣接)セルにおける実際のCSI−RS伝送に対応する「伝送ホール」を作り出せることである。これにより端末は、自セルのCSI−RS伝送から干渉を受けることなく、隣接セルのCSI−RSを受信することができる。したがって、さもなければ干渉を生じるリソースエレメントをミュートするように干渉セルにおいてZP CSI−RSを構成することにより、任意のセルにおけるCSI−RSの信号対干渉雑音比(SINR)を改善することができる。
【0016】
干渉測定を目的として(例えば、協調ノードからのデータブランキング又はデータ伝送に対応するCSI毎に異なる干渉測定を行うために)、ネットワークにより1又は複数のCSI−IMが構成されてよい。
【0017】
図3は、現在のCSI−IMリソース構成300の利用を示す。
図3の図示は単純化された表現である。しかしながら、当該技術分野の当業者であれば、LTEの仕様に従ってCSI−IMを一般化することができるであろう。
図3では、2つのCSI−IM320,322を含むサブフレーム310が時間330に関して示されている。
図3のCSI−IM
1320は、2つのパラメーターresourceConfig0340及びsubframeConfig0342により構成される。パラメーターresourceConfig0340は、サブフレーム内のCSI−IMリソースの、CSI−IM
1320に対する位置を定義する。subframeConfig0342は、CSI−IM
1320に関するCSI−IM周期及びCSI−IMサブフレームオフセットを定義する。CSI−IM
2322は、同様にパラメーターresourceConfig1350及びsubframeConfig1352を含み、これらのパラメーターは、CSI−IM
1のresourceConfig0340及びsubframeConfig0342と異なってよい。CSI−IMは、経時的に、異なる方法でサブフレームにマップされる。例えば、
図3の各サブフレームでは、CSI−IM
1が第1の位置に示され、CSI−IM
2が第2の位置に示される。このように、CSI−IMリソース320,322は、サブフレーム310において固定された位置を有する。干渉測定の場合、UEが自セル干渉を除去し隣接セルからの干渉を捕捉するために、CSI−IMリソース(CSI−IM
1及びCSI−IM
2)が構成されるREに対して、ZP CSI−RSリソースが構成されてよい。
【0018】
図4は、実施形態に係るCSI−IMリソース構成400を示す簡易図である。実施形態によれば、CSI−IMホッピングにより、且つ/又は、可能性のあるCSI−IMリソースの数を増加することにより、強化された干渉測定が提供される。実施形態によれば、強化された干渉測定のためのCSI−IM構成は、CSI−IMリソースの数を増加させるために、且つ/又は、時間的なCSI−IMリソースホッピングを提供するために、追加のパラメーターセットresourceConfig1とsubframeConfig1を含んでよい。
【0019】
図4は、実施形態に係る、時間430と共に送信される2つのCSI−IM420,422を含むサブフレーム410を示す。しかしながら、当該技術分野の当業者には当然であるように、追加のCSI−IMリソースとより複雑なCSI−IMリソースホッピングを伴う拡張CSI−IM構成が実施されてよい。
図4のCSI−IM
1420は、2つのパラメーター{resourceConfig0440,subframeConfig0442}及び{resourceConfig1460,subframeConfig1462}を含む。しかしながら、ただ1つのresourceConfigが異なるサブフレームタイプと共に用いられてもよい(例えば、1つのresourceConfigと複数のsubframeConfig)。同様に、CSI−IM
2も2つのパラメーターセットを含む。しかしながら、本明細書に記載の実施形態はこの点を限定するものではない。
図4では、CSI−IM
2422が
図3と同じ位置、すなわち位置2に示されている。しかしながら、
図4の第2のサブフレーム412では、CSI−IM
1420が、追加のパラメーターresourceConfig1460,subframeConfig1462に対応する第2の位置に示されている。同じサブフレームにおいて、CSI−IM
2422は第1の位置にホップしている。後続のサブフレームから分かるように、CSI−IM
1420とCSI−IM
2422は、サブフレーム毎に異なる位置にホップし続ける。一部の実施形態では、1つの追加的なパラメーターresourceConfig1460又はsubframeConfig1462を用いることにより、CSI−IM構成を強化することができる。
【0020】
図4に示すように、UEが干渉測定に用いるリソースエレメントは時間領域においてホップする。1つのサブフレーム(例えばサブフレーム420)でCSI−IMコリジョンが発生しても、次のサブフレーム(例えばサブフレーム422)でコリジョンが起こる可能性は低い。位置パラメーターresourceConfig0440は、CSI−IM
1420に対するCSI−IMリソースの位置を定義する。subframeConfig0442は、CSI−IM
1420に関するCSI−IM周期及びCSI−IMサブフレームオフセットを定義する。
図4では、resourceConfig0440は10msの周期で、サブフレームにおけるCSI−IMの位置を定義する。よって、サブフレーム410は10ms後に繰り返される。サブフレーム412でのCSI−IM
1の位置はresourceConfig0460によって定義され、
図4では、resourceConfig0460の周期も10msである。CSI−IM
1のサブフレーム遷移は、subframeConfig0442及びsubframeConfig1462によって定義される。よって、
図4では、サブフレーム遷移は5msであり、CSI−IM
1リソースは5ms後にホップする。CSI−IM
2に関しても同様の構成が示されており、5ms後にCSI−IMホッピングが提供される。
【0021】
別の実施形態では、コリジョンの発生を回避又は低減するために、CSI−IMの擬似ランダムホッピングが実施されてよい。CSI−IMのホッピングが有効になると、セルのサブフレーム内のCSI−IMリソースが、タイムスロット毎又はサブフレーム毎に擬似ランダム的に変化するので、隣接セルにおけるCSI−IMのシステマチックなコリジョンが回避される。
【0022】
CSI−IMリソースホッピングは、CSI−IMリソースのプールに限定されてよく、該プールは、構成されたリソースであるZP CSI−RSリソースのサブセットであってよい。CSI−IMリソースのプールは、無線リソース制御(RRC)プロトコルメッセージにより構成されてよい。CSI−IMプールから選択される特定のCSI−IMリソースは、シードc
initを用いて生成される擬似乱数シーケンスに従って決定されてよい。ここで、c
initは、スロットインデックス、シンボル、物理的セルID及び巡回プレフィックス(cyclic prefix:CP)タイプの関数であってよい。よって、生成される擬似乱数シーケンスは、構成されるCSI−IMリソースプールに含まれる利用可能なCSI−IM構成(リソース)の最大数に限定される。
【0023】
CSI−IMリソースプールから決定されるCSI−IMリソースのインデックス
【数3】
は、任意のスロット又はサブフレームに対する干渉測定に用いられてよく、以下の式、
【数4】
に従って決定されてよい。
【0024】
式中、δ
IMは、resourceConfigによりUEに関して構成されるCSI−IMに対応するCSI−IMインデックスであり、n
sは、スロット又はサブフレームの数であり、P
CSI-IMは、CSI−IMリソースプールであり、
【数5】
は、P
CSI-IMからCSI−IMを選択するための乱数値であり、N
CSI-IMは、構成されるCSI−IMリソースプールに含まれるCSI−IMリソースの総数である。
【0025】
擬似乱数シーケンスホッピング関数は、
【数6】
により定義することができる。ここで、擬似乱数シーケンスc(i)は、各無線フレーム又は各無線フレームセットの始めにc
initにより初期化されてよい。関数
【数7】
により、CSI−IMが特定され、CSI−IMリソープールP
CSI-IMからランダムに選択される。実施形態によれば、擬似乱数シーケンスは、31長Goldシーケンス(length-31 Gold Sequence)から決定されてよい。生成される長さM
PNのシーケンスc(n)(ここでn=0,1,…,M
PN-1)は、以下の式、
【数8】
によって定義される。式中、N
C=1600であり、第1のM系列は、x
1(0)=1,x
1(n)=0,n=1,2,…,30で初期化されるものとする。第2のM系列の初期化は、
【数9】
で表される。
【0026】
多地点協調(Coordinated Multi-Point:CoMP)送受信クラスタ内のCSI−IMリソースの計画を確実にするために、同じc
init値を用いることでセルを協調させることにより、同じホッピングパターンが用いられてよい。パラメーターc
initは、RRCシグナリングを用いてUEに関して独立して構成されてよく、或いは、構成されるCSI−RSリソースのうち1つの物理的セルID、仮想セルID値n
IDから導出されてよい。
【0027】
図5は、実施形態に係る、時間領域500におけるCSI−IMホッピングを示す。任意のサブフレームに関して、干渉測定のための実際のCSI−IMが、UEにより、設定されたP
CSI-IM510(例えば、構成されたZP CSI−RSリソースのサブセットであってよいCSI−IMリソースのプール)から選択される。
図5は、3つの基地局(BS)BS
1520,BS
2522,BS
3524を用いて、より一般的なCoMPシステムのCSI−IMホッピングの例を示す。サブフレームi530には、3つの基地局(BS)BS
1520,BS
2522,BS
3524について、CSI−IMリソースホッピングのためのCSI−IMリソースプールが示される。
【0028】
サブフレームi530において、2行目550の列1,3に対応するリソースエレメントに、PDSCHエミュレーション540,544が設けられる。ここで、列1,3は、BS
1520,BS
3524に対応する。BS
2522に対応する2列目の2行目550に示すCSI−IMリソースのREでは、非PDSCH伝送542が実行される。サブフレームi+n532では、BS
2522の非PDSCH伝送と、BS
1520,BS
3524のPDSHエミュレーション540,544は、7行目552において使用される。サブフレームi+2・n534では、BS
2522のZP CSI−RS542と、BS
1520,BS
3524のPDSHエミュレーション540,544は、3行目554において使用される。CSI−IM542のランダムなホッピングにより、BS
1520,BS
2522,BS
3524から成るCoMPクラスタと別のCoMPクラスタとのCSI−IMコリジョンが低減される。
【0029】
図6は、実施形態に係るCSI−IMプール600を示す。CSI−IMホッピングのためのCSI−IMリソースのプール610が提供される。
図6では、プール610は、干渉測定ホッピングのための10個のCSI−IM620〜638を含む。異なる干渉仮説に関するCQI計算を可能にするために、7つのCSI−IMリソース(例えば、620,622,626,634,636,638)はセルにデータを送信させるように構成され、リソース624,628,630,632はデータを送信しないように構成される。PDSCH REマッピングの潜在的な問題を回避するために、CSI−IMプール610でのPDSCH伝送は、CSI−IMプールのリソースエレメントにZP CSI−RSリソースを構成することにより、回避されてよい。ZP CSI−RSではPDSCH伝送が実行されないので、eNB(evolved node B)は、UEでの干渉測定を保証するために、特定のCSI−IMリソースに関して設定された干渉仮説に基づいてCSI−IMプールに含まれる一部のリソースエレメントでPDSCH伝送をエミュレートする必要があるかもしれない。1行目のCSI−IMに関して、1列目に関連するセルと2列目に関連するセルはデータを送信するが、3列目に関連するセルはデータを送信しない。よって、1行目に対応するREで干渉を測定するUEは、1列目に関連するセルと2列目に関連するセルに関する干渉を捕捉することになる。
【0030】
図7は、実施形態に係る、時間領域700における単純なCSI−IMホッピングを示す。
図7では、実施形態に係るCoMPをサポートしない1つのBS720を示す。CSI−IM742は、サブフレームi730の2行目750から、サブフレームi+n732の6行目752、サブフレームi+2・n734の3行目754に時間ホッピングする。
【0031】
図8は、実施形態に係る、1以上のCSI−IM構成800の使用を示す。
図8に示すサブフレーム810は、2つのCSI−IMリソース、CSI−IM
1820及びCSI−IM
2830を含む。CSI−IM
1820は、resourceConfig0822及びsubframeConfig0824を含む。CSI−IM
2830は、resourceConfig1〜resourceConfigN832と、subframeConfig1〜subframeConfigN834とを含む。このように、CSI−IMリソース(例えばCSI−IM
2830)は、CSI−IM
1よりも多くの干渉測定用リソースエレメントを指示してよい。
【0032】
図9は、実施形態に係る、CSI−IMサブフレーム構成に用いられるCSI−RSサブフレーム構成のためのパラメーター(subframeConfigパラメーター)の表900を示す。CSI−RS伝送用に構成されるサブフレームについて、参照シンボルとして用いられる複素数値変調シンボルak,l(p)に、参照信号シーケンス
【数10】
がマップされる。よって、パラメーターresourceConfigは、サブフレーム内のCSI−RSのREパターンを提供する。すなわち、サブフレームにおいて用いられるCSI−RSのパターンを定義する。
図9の表では、CSI−RSサブフレーム構成940の範囲に関して、CSI−RS周期T
CSI-RS910及びCSI−RSサブフレームオフセットΔCSI-RS920が示される。例えば、CSI−RSsubframeConfig0〜4(942)では、CSI−RS周期T
CSI-RS910は5サブフレーム(912)であり、CSI−RSサブフレームオフセットΔCSI-RS920は0(922)である。よって、CSI−RS周期T
CSI-RS920はT=5〜80サブフレームの範囲を取ってよく、オフセットは0〜79サブフレームの範囲を取ってよい。したがって、CSI−IMリソース構成は、resourceConfig0,subframeConfig0を含んでよい。CSI−IMリソース構成はまた、resourceConfig1及びsubframeConfig1を含んでもよい。
【0033】
図10は、実施形態に係る、CSIフィードバックのための干渉測定を改善する方法のフローチャート1000を示す。
図10において、干渉測定を行うためのCSI−IMリソースが決定される(1010)。決定されたCSI−IMリソースのサブフレームにおける位置を変更するためのホッピングパターンが決定される(1020)。決定されたCSI−IMリソースと、決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンとが、他のノード及びUEに提供される(1030)。サービングノードは、決定されたCSI−IMリソースと決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンとに従って、ゼロパワー(ZP)CSI−RSを構成してよい(1040)。UEにより受信されるCSI−IM及びZP CSI−RSに基づいて、UEにより干渉測定が実行される。干渉測定に基づいて、チャネル状態情報フィードバックがサービングノードに提供される(1060)。サービングノードのCSI−IMと他のノードのCSI−IMとのコリジョンは、決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンにより最低限に抑えられる(1070)。
【0034】
図11は、実施形態に係る拡張されたCSI−IM構成1100を示す。
図11に示されるフレーム1110は、10個のサブフレーム1120を含む。サブフレーム1120のサブセットに含まれる構成されたCSI−IMリソースは、干渉測定の導出に用いられてよい。LTE−Aの仕様によれば、CSI−IMは、2つのパラメーターすなわちsubframeConfig及びresourceConfigにより定義される。この2つのパラメーターは、それぞれ、CSI−IMが伝送されるダウンリンクサブフレームのセットとリソースエレメントのセットを表す。
【0035】
実施形態に係る拡張されたCSI−IM構成1100は、サブフレーム0(1130)を含む。サブフレーム0(1130)は、第1の干渉測定用のダウンリンクサブフレームのセットを表すパラメーターsubframeConfig01132を含む。サブフレーム4(1140)は、第2の干渉測定用のダウンリンクサブフレームのセットを表すパラメーターsubfrarneConfig11142を含む。
【0036】
3GPPのRelease11によれば、CSI−IM構成は、ゼロパワーCSI−RSとして構成されるリソースエレメントのサブセットである。実施上の配慮点から、動的なDL−UL構成を伴うシステムで単一のCSI処理を用いる干渉測定をサポートすることが好ましい。しかしながら、単一のCSI処理では、UEによりサポートされるCSI−IM構成はひとつである。この場合、異なるタイプのダウンリンクサブフレーム(例えば、フレキシブルサブフレーム1150と非フレキシブルサブフレーム)でのCSI−IMリソース伝送は、不可能である可能性がある。これは、CSI−IM周期が5msの倍数であることが原因である。
【0037】
実施形態に係る拡張されたCSI−IM構成1100は、パラメーターsubframeConfig11142を含む拡張されたCIS−IM構成を提供する。このようにサブフレームセットを用いることにより、フレキシブルサブフレーム1150と非フレキシブルサブフレームに対して独立した干渉測定を行うことができる。
【0038】
図12は、実施形態に係る、CSIフィードバックを伴う干渉測定を改善するための例示的マシン1200のブロック図を示す。例示的マシン1200では、本明細書に記載の技術(例えば方法)のうち任意の1又は複数が実行されてよい。代替の実施形態では、マシン1200はスタンドアロンデバイスとして動作してよく、或いは、他のマシンに接続(例えばネットワーク接続)されてもよい。ネットワーク接続で配置される場合、マシン1200は、サーバー‐クライアントネットワーク環境におけるサーバーマシン及び/又はクライアントマシンとして動作してよい。例えば、マシン1200は、ピアツーピア(P2P)(又は他の分散)ネットワーク環境におけるピアマシンとして動作してよい。マシン1200は、パーソナルコンピューター(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯電話、ウェブ電化製品、ネットワークルーター、スウォッチ(swatch)又はブリッジ等の、当該マシンがとるべきアクションを特定する命令(シーケンシャル等)を実行可能な任意のマシンであってよい。更に、単一のマシンが図示されているが、「マシン」という用語は、単独又は合同で命令セットを実行して本明細書に記載の方法のうち任意の1又は複数を実行する任意のマシン群を含み得るものと解釈されるものであり、例として、クラウドコンピューティング、SaaS(software as a service)等のコンピュータークラスター構成が挙げられる。
【0039】
本明細書に記載の実施例は、論理回路又は多数のコンポーネント、モジュール若しくは機構を含んでよく、或いは、それらにより実行されてよい。モジュールは、特定の工程を実行可能な有体物(例えばハードウェア)であり、所定の方式で構成又は配置されてよい。一例として、モジュールとして回路が特定の方式で配置されてよい(例えば内蔵されて、或いは、他の回路等の外部実体に関連して)。一例として、特定の工程を実行するように動作するモジュールとして、1又は複数のコンピューターシステム(例えばスタンドアロン、クライアント、サーバーコンピューターシステム)、又は、1又は複数のハードウェアプロセッサ1202の少なくとも一部が、ファームウェア又はソフトウェア(例えば命令、アプリケーションの一部、アプリケーション)により構成されてよい。一例として、ソフトウェアは少なくとも1つのマシン可読媒体上に存在してよい。一例として、ソフトウェアは、モジュールの基礎となるハードウェアにより実行されると、当該ハードウェアに特定の工程を実行させる。
【0040】
したがって、「モジュール」という用語は、有体物、すなわち、特定の方式で動作するように、或いは、本明細書に記載の工程の少なくとも一部を実行するように物理的に構築された、具体的に構成された(例えばハードワイヤードの)、又は一時的に構成された実体を包含するものと理解される。モジュールが一時的に構成される例を考慮すると、任意の1時点でモジュールのインスタンスを作成する必要はない。例えば、ソフトウェアを用いるように構成される汎用ハードウェアプロセッサ1202をモジュールが含む場合、汎用ハードウェアプロセッサは、個別の異なるモジュールとして異なる時点で構成されてよい。したがってソフトウェアは、ハードウェアプロセッサを、例えばあるモジュールを1時点で構成するように構成してよく、異なるモジュールを異なる時点で構成するように構成してもよい。「アプリケーション」という用語又はその変形は、本明細書では、ルーティン、プログラムモジュール、プログラム、コンポーネント等を含むように拡張的に用いられ、シングルプロセッサ又はマルチプロセッサのシステム、マイクロプロセッサベースの電化製品、シングルコア又はマルチコアのシステム、それらの組合わせ等を含む、様々なシステムで実施されてよい。このように、アプリケーションという用語は、本明細書に記載のいずれかの工程の少なくとも一部を実行するように構成されるソフトウェア又はハードウェアの実施形態を参照する際に用いられる場合がある。
【0041】
マシン(例えばコンピューターシステム)1200は、ハードウェアプロセッサ1202(例えば、中央演算処理装置(CPU)、グラフィクス・プロセシング・ユニット(GPU)、ハードウェアプロセッサコア、或いはこれらの組合わせ)、メインメモリ1204及びスタティックメモリ1206を有してよく、これらのうち少なくとも一部は、インターリンク(例えばバス)1208を介して他と通信してよい。マシン1200は更に、表示部1210、英数字入力部1212(例えばキーボード)及びユーザーインターフェース(UI)ナビゲーション部1214(例えばマウス)を有してよい。一例として、表示部1210、入力部1212及びUIナビゲーション部1214は、タッチスクリーンディスプレイであってよい。マシン1200は、記憶部(例えばドライブユニット)1216、信号生成部1218(例えばスピーカー)、ネットワークインターフェース部1220、及び1又は複数のセンサー1221(全地球測位システム(global positioning system:GPS)センサー、コンパス、加速度計等のセンサー)を追加的に有してよい。マシン1200は、1又は複数の周辺機器(プリンター、カードリーダー等)に対する通信又は制御を行うために、出力制御部1228を有してよい。例えば、シリアル接続(ユニバーサル・シリアル・バス(USB)等)、パラレル接続、他の有線又は無線(赤外線(IR)等)接続が挙げられる。
【0042】
記憶部1216は、少なくとも1つのマシン可読媒体1222を有してよい。少なくとも1つのマシン可読媒体1222には、本明細書に記載の技術のうち任意の1又は複数を具現化するか或いはそれらに利用される1又は複数のデータ構造セット又は命令セット1224(例えば、ソフトウェア)が格納される。命令1224はまた、少なくとも部分的に、追加的なマシン可読メモリ(メインメモリ1204、スタティックメモリ1206等)に存在してよく、或いは、マシン1200による実行中はハードウェアプロセッサ1202に存在してよい。一例として、ハードウェアプロセッサ1202、メインメモリ1204、スタティックメモリ1206及び記憶部1216のうち1つ、或いはそれらの任意の組合わせにより、マシン可読媒体を構成してよい。
【0043】
マシン可読媒体1222は単一の媒体として説明されるが、「マシン可読媒体」という用語は、1又は複数の命令1224を格納するように構成される単一の媒体又は複数の媒体(例えば、集中データベース若しくは分散データベース、並びに/又は、関連のキャッシュ及びサーバー)を含んでよい。
【0044】
「マシン可読媒体」という用語は、マシン1200により実行される命令であってマシン1200に本開示の技術のうち任意の1又は複数を実行させる命令を格納、符号化又は運搬することができる任意の媒体を含んでよく、或いは、そのような命令により用いられるか又は関連するデータ構造を格納、符号化又は運搬することができる任意の媒体を含んでよい。マシン可読媒体の限定されない例として、ソリッドステートメモリ、光学媒体、磁気媒体が挙げられる。マシン可読媒体の具体例として、不揮発性メモリ(半導体メモリデバイス(例えば、EPROM(Electrically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory))、フラッシュメモリデバイス)、磁気ディスク(内蔵ハードディスク、リムーバブルディスク等)、光磁気ディスク、CD−ROMディスク、DVD−ROMディスクが挙げられる。
【0045】
命令1224は更に、伝送媒体を用いる通信ネットワーク1226上で、ネットワークインターフェース部1220を介して、多くの転送プロトコル(フレームリレー、インターネットプロトコル(IP)、通信制御プロトコル(TCP)、ユーザー・データグラム・プロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)等)のうち任意の1つを利用して、送受信されてよい。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、パケットデータネットワーク(例えばインターネット)、携帯電話網(チャネルアクセス方法(例えば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA))、セルラーネットワーク(例えば、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM(登録商標))、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)、CDMA2000 1x*規格、LTE(Long Term Evolution))等)、POTS(Plain Old Telephone Service)ネットワーク、無線データネットワーク(例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格(Wi−Fi)やIEEE802.16規格(WiMAX(登録商標))を含むIEEE802規格ファミリ)、ピアツーピア(P2P)ネットワーク、他の既知のプロトコル、今後開発されるプロトコルが挙げられる。
【0046】
例えば、ネットワークインターフェース部1220は、1又は複数の物理的ジャック(例えば、Ethernet(登録商標)ジャック、同軸ジャック、電話用ジャック)、又は、通信ネットワーク1226に接続するための1又は複数のアンテナを有してよい。一例として、ネットワークインターフェース部1220は、SIMO(single-input multiple-output)技術、MIMO(multiple-input multiple-output)技術及びMISO(multiple-input single-output)技術のうち少なくとも1つを用いて無線接続を行うための複数のアンテナを有してよい。「伝送媒体」という用語は、マシン1200により実行される命令を格納、符号化又は運搬することができる任意の無形媒体を含むものとみなされるものであり、デジタル又はアナログの通信信号等の、ソフトウェアの通信を容易にする無形媒体が含まれる。
【0047】
図13は、実施形態に係るノード1300を示す。
図13において、プロセッサ1310は、送受信部1320及びメモリ1330と結合される。通信信号は、アンテナ1340を介して発せられ傍受される。送受信部1320は、送信信号又は受信信号に対して信号処理を行う。メモリ1330は、ZP CSI−RS干渉測定リソース1332のプールを含むデータの格納に用いられてよい。
【0048】
プロセッサ1310は、ノードによるサービスを受けるユーザーイクイップメント(UE)がCSIに関する干渉測定を行う際に用いるCSI−IMリソースを決定する。プロセッサは、被サービスUEに送信されるサブフレームにおいて決定されたCSI−IMリソースの位置を変化させるためのホッピングパターンを決定する。決定されたCSI−IMリソース及び決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンは、ノード及びUEへの送信のために、送受信部1320に提供される。決定されたCSI−IMリソース及び決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンに基づくゼロパワー(ZP)CSI−RSは、被サービスUEへの送信のために、送受信部に提供される。被サービスUEにより受信されたCSI−IMと被サービスUEに提供されたZP CSI−RSとに基づく、被サービスUEからの干渉測定結果は、プロセッサ1310により処理される。送受信部1320により送信されるCSI−IMと隣接ノードのCSI−IMとのコリジョンは、決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンにより最小限に抑えられる。プロセッサ1310は更に、擬似乱数を生成し、CSI−IMリソースの位置を定義して、擬似乱数を用いて、サブフレームにおけるCSI−IMリソースの位置を時間領域において変化させるように構成される。プロセッサ1310はまた、サブフレームのサブフレーム周期及びオフセットを選択する。ホッピングパターンは、少なくとも2つのCSI−RSパラメーターresourceConfigにより定められ、周期及びオフセットは、少なくとも2つのCSI−RSパラメーターsubframeConfigにより定められる。プロセッサ1310はまた、以下の式に従ってホッピングパターンを決定してよい。
【数11】
ここで、
【数12】
はCSI−IMリソースプールP
CSI-IMからCSI−IMを選択するための乱数値であり、(n
s)はスロット又はサブフレームの識別子であり、N
CSI-IMは構成されるCSI−IMリソースプールに含まれるCSI−IMリソースの数であり、c(i)は擬似乱数シーケンスである。
【0049】
補注及び実施例
実施例1は、サービングセルが、被サービスユーザーイクイップメント(UE)が干渉測定を行うために用いるCSI−IMリソースを決定するステップと、RCシグナリングを用いて、前記決定されたCSI−IMリソースを前記被サービスUEに送信するステップと、前記サービングセルが、サービングセル干渉を排除するために、RRCシグナリングを用いて、前記決定されたCSI−IMリソースに従って、ゼロパワー(ZP)CSI−RSを送信するステップと、前記サービングセルが、前記サービングセルから前記被サービスUEにより受信された前記CSI−IMリソースと、前記サービングセルから前記被サービスUEに送信された前記ZP CSI−RSとを用いて前記被サービスUEにより実行された干渉測定に対応するCSIフィードバックを、受信するステップと、を含む主題(工程を実行する方法、手段等)を含んでよい。
【0050】
実施例2は、任意に実施例1の主題を含んでよい。本実施例は、更に、サービングセルが、擬似乱数を生成するステップと、前記サービングセルが、前記CSI−IMリソースの位置の値を定義して、前記擬似乱数を用いて、サブフレームにおける前記CSI−IMリソースの前記位置を時間領域において変化させるステップと、を含む。
【0051】
実施例3は、任意に実施例1及び2のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例は、更に、前記サービングセルが、サブフレームに複数のCSI−IMリソースを設けるステップ、を含む。ここで、前記サービングセルが、サブフレームに設ける前記CSI−IMリソースを決定する前記ステップは、前記サービングセルが、前記サービングセルに関してサブフレーム周期及びオフセットを選択するステップ、を含む。
【0052】
実施例4は、実施例1〜3のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例は、更に、被サービスUEに送信されるサブフレームにおいて前記決定されたCSI−IMリソースの位置を変化させるためのホッピングパターンを決定し、前記決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンを、RRCシグナリングを用いて前記被サービスUEに送信するステップ、を含む。ここで、ホッピングパターンを決定するステップは、異なるノードのCSI−IMリソース間のコリジョンを最小限に抑えるホッピングパターンを選択するステップ、を含む。前記サブフレームのサブフレーム周期及びオフセットを選択する前記ステップは、少なくとも2つのCSI−RSsubframeConfigメッセージを用いて、前記周期及び前記オフセットを定義するステップ、を含む。
【0053】
実施例5は、任意に実施例1〜4のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記サービングセルがホッピングパターンを決定する前記ステップは、 以下の式、
【数13】
に従って擬似乱数シーケンスホッピング関数を定義するステップ、を含む。式中、
【数14】
は、前記CSI−IMを構成されたCSI−IMリソースプールP
CSI-IMから選択するため
の乱数値であり、(n
s)は、サブフレームの識別子であり、N
CSI-IMは、前記構成されたC
SI−IMリソースプールに含まれるCSI−IMリソースの数であり、c(i)は、31長Goldシーケンス(length-31 Gold Sequence)から生成される擬似乱数シーケンスである。
【0054】
実施例6は、任意に実施例1〜5のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、サービングセルがサービス対象ユーザーイクイップメント(UE)が干渉測定を行うために用いるCSI−IMリソースを決定する前記ステップは、異なるタイプのサブフレームに存在するリソース構成と複数のサブフレーム構成とを決定するステップであって、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成は第2のタイプのサブフレームに存在する、ステップ、を含む。
【0055】
実施例7は、任意に実施例1〜6のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、サービングセルが被サービスユーザーイクイップメント(UE)が干渉測定を行うために用いるCSI−IMリソースを決定する前記ステップは、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成を含む第1のサブフレームセットを決定し、第2のサブフレーム構成を含む第2のサブフレームセットを決定するステップ、を含む。ここで、前記第1のサブフレームセットと前記第2のサブフレームセットは、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに関して独立した干渉測定を提供するように構成される。
【0056】
実施例8は、ユーザーイクイップメント(UE)において、サービングセルから、当該サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行うために当該UEが用いるCSI−IMリソースを受信するステップと、サービングセル干渉を排除するために、前記サービングセルからゼロパワー(ZP)CSI−RSを受信するステップと、受信された前記CSI−IMリソース及び前記ZP CSI−RSに基づいて、干渉測定を行うステップと、前記干渉測定に基づき、前記サービングセルにチャネル状態情報フィードバックを提供するステップと、を含む主題(工程を実行する方法、手段等)を含んでよい。
【0057】
実施例9は、任意に実施例8の主題を含んでよい。本実施例では、サービングセルからCSI−IMリソースを受信する前記ステップは、{resourceConfig0,subframeConfig0}及び{subframeConfig1}を含む少なくとも2つのパラメーターセットを含むCSI−IMリソースを受信するステップ、を含む。
【0058】
実施例10は、任意に実施例8及び9のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例は、更に、CSI−IMリソースホッピングパターンを受信するステップであって、前記ホッピングパターンを定義する少なくとも2つのCSI−RSresourceConfigメッセージを受信するステップと、サブフレーム周期及びオフセットを定義する少なくとも2つのsubframeConfigメッセージを受信するステップと、を含むステップ、を含む。
【0059】
実施例11は、任意に実施例8〜10のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、CSI−IMリソースホッピングパターンを受信する前記ステップは、以下の式、
【数15】
に従って定義されるホッピングパターンを受信するステップ、を含む。式中、
【数16】
は、構成されたCSI−IMリソースプールから前記CSI−IMを選択するための乱数値であり、(n
s)は、サブフレームの識別子であり、N
CSI-IMは、前記構成されたCSI−IMリソースプールに含まれるCSI−IMリソースの数であり、c(i)は、31長Goldシーケンス(length-31 Gold Sequence)から生成される擬似乱数シーケンスである。
【0060】
実施例12は、任意に実施例8〜11のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記UEにおいて前記サービングセルからサブフレームでCSI−IMリソース及び前記ZP CSI−RSを受信する前記ステップは、前記サブフレームに関するサブフレーム周期及びオフセットに従って、CSI−IMリソース及び前記ZP CSI−RSを受信するステップであって、当該サブフレーム周期及びオフセットは、前記サービングセルにより定義され、前記サービングセルから受信される前記CSI−IMリソースで提供される、ステップ、を含む。
【0061】
実施例13は、任意に実施例8〜12のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、UEにおいて、サービングセルから、当該サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行うために当該UEが用いるCSI−IMリソースを受信する前記ステップは、異なるタイプのサブフレームに存在するリソース構成と複数のサブフレーム構成とを受信するステップであって、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成は第2のタイプのサブフレームに存在する、ステップ、を含む。
【0062】
実施例14は、任意に実施例8〜13のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、UEにおいて、サービングセルから、当該サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行うために当該UEが用いるCSI−IMリソースを受信する前記ステップは、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成を含む第1のサブフレームセットを受信し、第2のサブフレーム構成を含む第2のサブフレームセットを受信するステップ、を含む。ここで、前記第1のサブフレームセットと前記第2のサブフレームセットは、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに対して独立した干渉測定を提供するように構成される。
【0063】
実施例15は、任意に実施例8〜14のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、受信された前記CSI−IMリソースに基づいて干渉測定を行う前記ステップは、記第1のサブフレームセット及び前記第2のサブフレームセットを処理し、処理された前記第1のサブフレームセット及び前記第2のサブフレームセットに基づいて、干渉測定を行うステップ、を含む。
【0064】
実施例16は、任意に実施例8〜15のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、UEにおいて、サービングセルから、当該サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行うために当該UEが用いるCSI−IMリソースを受信する前記ステップは、少なくとも2つのパラメーターセットを受信するステップであって、当該少なくとも2つのパラメーターセットは異なるタイプのサブフレームに存在する、ステップ、を含む。ここで、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成及び第2のリソース構成は第2のタイプのサブフレームに存在する。受信された前記CSI−IMリソースに基づいて干渉測定を行う前記ステップは、処理された前記異なるタイプのサブフレームに存在する少なくとも2つのパラメーターセットに基づいて、干渉測定を行うステップ、を含む。
【0065】
実施例17は、任意に実施例8〜16のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記少なくとも2つのパラメーターセットのうち、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成を有する第1のパラメーターセットと、前記少なくとも2つのパラメーターセットのうち、第2のサブフレーム構成及び第2のリソース構成を有する第2のパラメーターセットと、を処理するステップ、を更に含む。ここで、受信された前記CSI−IMリソースに基づいて干渉測定を行う前記ステップは、前記第1のサブフレームセットと前記第2のサブフレームセットに基づいて、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに対して独立した干渉測定を提供するステップ、を含む。
【0066】
実施例18は、サービングノードに関する主題(デバイス、装置、クライアント、システム等)を含む。当該サービングノードは、データを格納するメモリと、前記メモリに結合され、前記メモリからのデータを含む通信に関連する信号を処理するプロセッサと、前記プロセッサに結合され、通信に関連する信号を送受信するように構成される送受信部と、送信信号を放射し受信信号を傍受する少なくとも1つのアンテナと、を備える。前記プロセッサは更に、当該サービングセルによるサービスを受ける被サービスユーザーイクイップメント(UE)が干渉測定を行うために用いるCSI−IMリソースを決定し、前記決定されたCSI−IMリソースを、前記被サービスUEへの送信のために前記送受信部に提供し、サービングセル干渉を排除するために、前記決定されたCSI−IMリソースに従って、ゼロパワー(ZP)CSI−RSを、前記被サービスUEへの送信のために前記送受信部に提供し、前記被サービスUEにより受信されたCSI−IMと、前記サービングセルから前記被サービスUEに提供された前記ZP CSI−RSとに基づく、前記被サービスUEから受信された干渉測定結果を処理する、ように構成される。
【0067】
実施例19は、任意に実施例16〜18の主題を含んでよい。本実施例では、前記プロセッサは更に、擬似乱数を生成し、また、前記CSI−IMリソースの位置の値を定義して、前記擬似乱数を用いて、サブフレームにおける前記CSI−IMリソースの前記位置を時間領域において変化させるように構成される。
【0068】
実施例20は、任意に実施例18及び19のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記プロセッサは更に、前記サブフレームに関するサブフレーム周期及びオフセットを選択するように構成される。ここで、前記プロセッサは更に、被サービスUEに送信されるサブフレームにおいて前記決定されたCSI−IMリソースの位置を変化させるためのホッピングパターンを決定し、前記決定されたCSI−IMリソース及び前記決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンを、前記被サービスUEへの送信のために前記送受信部に、選択された前記周期及び前記オフセットを用いて提供するように構成される。前記決定されたホッピングパターンにより、前記送受信部により送信される前記CSI−IMと隣接ノードのCSI−IMとのコリジョンは、最低限に抑えられる。
【0069】
実施例21は、任意に実施例18〜20のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記プロセッサは更に、以下の式、
【数17】
に従って前記ホッピングパターンを決定するように構成される。式中、
【数18】
は、構成されたCSI−IMリソースプールP
CSI-IMから前記CSI−IMを選択するための乱数値であり、(n
s)は、サブフレームの識別子であり、N
CSI-IMは、前記構成されたCSI−IMリソースプールに含まれるCSI−IMリソースの数であり、c(i)は、31長Goldシーケンス(length-31 Gold Sequence)から生成される擬似乱数シーケンスである。
【0070】
実施例22は、任意に実施例18〜21のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記プロセッサは更に、{resourceConfig0,subframeConfig0}及び{subframeConfig1}を含む少なくとも2つのパラメーターセットを決定することにより、CSI−IMリソースを決定するように構成される。前記少なくとも2つのパラメーターセットは異なるタイプのサブフレームに存在し、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成は第2のタイプのサブフレームに存在する。
【0071】
実施例23は、任意に実施例18〜22のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記プロセッサは更に、前記異なるタイプのサブフレームに存在する少なくとも2つのパラメーターセットに基づいて、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに対して独立した干渉測定を提供するように構成される。
【0072】
実施例24は、ユーザーイクイップメントに関する主題(デバイス、装置、クライアント、システム等)を含む。当該ユーザーイクイップメントは、通信に関連する信号を処理するプロセッサと、前記プロセッサに結合され、通信に関連する信号を送受信するように構成される送受信部と、を備える。前記プロセッサは更に、前記送受信部から、無線リソース制御シグナリングを用いて、サービングセルからのCSI−IMリソースを受信し、受信された前記CSI−IMリソースを処理して、サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行い、サービングセル干渉を排除するために、前記サービングノードから前記送受信部において受信されるゼロパワー(ZP)CSI−RS(reference signal、参照信号)を処理し、前記サービングセルから前記送受信部において受信される前記CSI−IMリソースに基づいて、サービングセルを含むノードに関連する干渉測定を行い、前記干渉測定に基づいて、前記サービングセルにCSIフィードバックを提供する、ように構成される。
【0073】
実施例25は、任意に実施例24の主題を含んでよい。本実施例では、前記プロセッサは更に、CSI−IM及び前記ZP CSI−RSを、前記サービングセルからサブフレームで、当該サブフレームに関するサブフレーム周期及びオフセットに従って受信するように構成される。当該サブフレーム周期及びオフセットは、前記サービングセルにより定義され、前記サービングセルから受信される前記CSI−IMリソースで提供される。
【0074】
実施例26は、任意に実施例24及び25のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記プロセッサは更に、サービングセルから前記送受信部において受信される、前記CSI−IMリソースのサブフレームにおける位置を変化させるためのCSI−IMリソースホッピングパターンを処理し、前記受信されたCSI−IMリソースホッピングパターンに従って、サブフレームにおける位置で、前記サービングセルからCSI−IM及び前記ZP CSI−RSを受信するように構成される。
【0075】
実施例27は、任意に実施例24〜26のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記ホッピングパターンは、以下の式、
【数19】
に従って定義されてよい。式中、
【数20】
は、構成されたCSI−IMリソースプールP
CSI-IMから前記CSI−IMを選択するための乱数値であり、(n
s)は、サブフレームの識別子であり、N
CSI-IMは、前記構成されたCSI−IMリソースプールに含まれるCSI−IMリソースの数であり、c(i)は、31長Goldシーケンス(length-31 Gold Sequence)から生成される擬似乱数シーケンスである。
【0076】
実施例28は、任意に実施例24〜27のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、サービングセルからCSI−IMリソースを受信する工程は、{resourceConfig0,subframeConfig0}及び{subframeConfig1}を含む少なくとも2つのパラメーターセットを含むCSI−IMリソースを受信する工程、を含む。前記プロセッサは更に、前記少なくとも2つのパラメーターセットを処理するように構成される。前記プロセッサは更に、前記処理された少なくとも2つのパラメーターセットに基づいて、前記サービングセルを含む前記ノードに関連する干渉測定を行うように構成される。
【0077】
実施例29は、任意に実施例24〜28のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記少なくとも2つのパラメーターセットは異なるタイプのサブフレームに存在し、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成は第2のタイプのサブフレームに存在する。前記プロセッサは更に、処理された前記異なるタイプのサブフレームに存在する少なくとも2つのパラメーターセットに基づいて、干渉測定を行うように構成される。
【0078】
実施例30は、任意に実施例24〜29のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記少なくとも2つのパラメーターセットは、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに対して独立した干渉測定を提供するように構成される。
【0079】
実施例31は、サービングセルが、被サービスユーザーイクイップメント(UE)が干渉測定を行うために用いるCSI−IMリソースを決定するステップと、RRCシグナリングを用いて、前記決定されたCSI−IMリソースを前記被サービスUEに送信するステップと、前記サービングセルが、サービングセル干渉を排除するために、RRCシグナリングを用いて、前記決定されたCSI−IMリソースに従って、ゼロパワー(ZP)CSI−RSを送信するステップと、前記サービングセルが、前記サービングセルから前記被サービスUEにより受信されたCSI−IMと、前記サービングセルから前記被サービスUEに送信された前記ZP CSI−RSとを用いて前記被サービスUEにより実行された干渉測定に対応するCSIフィードバックを、受信するステップと、を含む主題(工程を実行する手段、マシンに実行された場合に当該マシンに工程を実行させる命令を有するマシン可読媒体等)を含む。
【0080】
実施例32は、任意に実施例31の主題を含んでよい。本実施例は、更に、サービングセルが、擬似乱数を生成するステップと、前記サービングセルが、前記CSI−IMリソースの位置の値を定義して、前記擬似乱数を用いて、サブフレームにおける前記CSI−IMリソースの前記位置を時間領域において変化させるステップ、を含む。
【0081】
実施例33は、任意に実施例31及び32のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例は、更に、前記サービングセルが、サブフレームに複数のCSI−IMリソースを設けるステップ、を含む。ここで、前記サービングセルが、サブフレームに設ける前記CSI−IMリソースを決定する前記ステップは、前記サービングセルが、前記サブフレームに関するサブフレーム周期及びオフセットを選択するステップ、を含む。
【0082】
実施例34は、任意に実施例31〜33のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例は、更に、前記サービングセルが、少なくとも2つのCSI−RSresourceConfigメッセージを用いて、被サービスUEに送信されるサブフレームにおいて前記決定されたCSI−IMリソースの位置を変化させるためのホッピングパターンを決定し、前記決定されたCSI−IMリソースホッピングパターンを、RRCシグナリングを用いて前記被サービスUEに提供するステップ、を含む。ここで、ホッピングパターンを決定する前記ステップは、異なるノードのCSI−IMリソース間のコリジョンを最小限に抑えるホッピングパターンを選択するステップ、を含む。前記サブフレームのサブフレーム周期及びオフセットを選択する前記ステップは、少なくとも2つのCSI−RSsubframeConfigメッセージを用いて、前記周期及び前記オフセットを定義するステップ、を含む。
【0083】
実施例35は、任意に実施例31〜34のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記サービングセルがホッピングパターンを決定する前記ステップは、以下の式、
【数21】
に従って擬似乱数シーケンスホッピング関数を定義するステップ、を含む。式中、
【数22】
は、構成されたCSI−IMリソースプールP
CSI-IMから前記CSI−IMを選択するため
の乱数値であり、(n
s)は、サブフレームの識別子であり、N
CSI-IMは、前記構成されたC
SI−IMリソースプールに含まれるCSI−IMリソースの数であり、c(i)は、31長Goldシーケンス(length-31 Gold Sequence)から生成される擬似乱数シーケンスである。
【0084】
実施例36は、任意に実施例31〜35のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、サービングセルが、被サービスユーザーイクイップメント(UE)が干渉測定を行うために用いるCSI−IMリソースを決定する前記ステップは、異なるタイプのサブフレームに存在するリソース構成と複数のサブフレーム構成とを決定するステップであって、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成は第2のタイプのサブフレームに存在する、ステップ、を含む。
【0085】
実施例37は、任意に実施例31〜36のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、サービングセルが、被サービスユーザーイクイップメント(UE)が干渉測定を行うために用いるCSI−IMリソースを決定する前記ステップは、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成を含む第1のサブフレームセットを決定し、第2のサブフレーム構成を含む第2のサブフレームセットを決定するステップ、を含む。ここで、前記第1のサブフレームセットと前記第2のサブフレームセットは、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに関して独立した干渉測定を提供するように構成される。
【0086】
実施例38は、ユーザーイクイップメント(UE)において、サービングセルから、当該サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行うために当該UEが用いるCSI−IMリソースを受信するステップと、前記サービングセルから、サービングセル干渉を排除するために、ゼロパワー(ZP)CSI−RSを受信するステップと、受信された前記CSI−IMリソース及び前記ZP CSI−RSに基づいて、干渉測定を行うステップと、前記干渉測定に基づき、前記サービングセルにCSIフィードバックを提供するステップと、を含む主題(工程を実行する手段、マシンに実行された場合に当該マシンに工程を実行させる命令を有するマシン可読媒体等)を含んでよい。
【0087】
実施例39は、任意に実施例38の主題を含んでよい。本実施例では、サービングセルからCSI−IMリソースを受信する前記ステップは、{resourceConfig0,subframeConfig0}及び{subframeConfig1}を含む少なくとも2つのパラメーターセットを含むCSI−IMリソースを受信するステップ、を含む。
【0088】
実施例40は、任意に実施例38及び39のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例は、更に、CSI−IMリソースホッピングパターンを受信するステップであって、当該ホッピングパターンを定義する少なくとも2つのCSI−RSresourceConfigメッセージを受信するステップと、サブフレーム周期及びオフセットを定義する少なくとも2つのsubframeConfigメッセージを受信するステップと、を含むステップ、を含む。
【0089】
実施例41は、実施例38〜40のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、CSI−IMリソースホッピングパターンを受信する前記ステップは、以下の式、
【数23】
に従って定義されるホッピングパターンを受信するステップ、を含む。式中、
【数24】
は、構成されたCSI−IMリソースプールから前記CSI−IMを選択するための乱数値であり、(n
s)は、サブフレームの識別子であり、N
CSI-IMは、前記構成されたCSI−IMリソースプールに含まれるCSI−IMリソースの数であり、c(i)は、31長Goldシーケンス(length-31 Gold Sequence)から生成される擬似乱数シーケンスである。
【0090】
実施例42は、任意に実施例38〜41のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、前記UEにおいて前記サービングセルからサブフレームでCSI−IMリソース及び前記ZP CSI−RSを受信する前記ステップは、前記サブフレームに関するサブフレーム周期及びオフセットに従って、CSI−IMリソース及び前記ZP CSI−RSを受信するステップであって、当該サブフレーム周期及びオフセットは、前記サービングセルにより定義され、前記サービングセルから受信される前記CSI−IMリソースで提供される、ステップ、を含む。
【0091】
実施例43は、任意に実施例38〜42のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、UEにおいて、サービングセルから、当該サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行うために当該UEが用いるCSI−IMリソースを受信する前記ステップは、異なるタイプのサブフレームに存在するリソース構成と複数のサブフレーム構成とを受信するステップであって、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成は第2のタイプのサブフレームに存在する、ステップ、を含む。
【0092】
実施例44は、任意に実施例38〜43のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、UEにおいて、サービングセルから、当該サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行うために当該UEが用いるCSI−IMリソースを受信する前記ステップは、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成を含む第1のサブフレームセットを受信し、第2のサブフレーム構成を含む第2のサブフレームセットを受信するステップ、を含む。ここで、前記第1のサブフレームセットと前記第2のサブフレームセットは、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに対して独立した干渉測定を提供するように構成される。
【0093】
実施例45は、任意に実施例38〜44のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、受信された前記CSI−IMリソースに基づいて干渉測定を行う前記ステップは、前記第1のサブフレームセット及び前記第2のサブフレームセットを処理し、処理された前記第1のサブフレームセット及び前記第2のサブフレームセットに基づいて、干渉測定を行うステップ、を含む。
【0094】
実施例46は、任意に実施例38〜45のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例では、UEにおいて、サービングセルから、当該サービングセルを含むノードに対して干渉測定を行うために当該UEが用いるCSI−IMリソースを受信する前記ステップは、少なくとも2つのパラメーターセットを受信するステップであって、当該少なくとも2つのパラメーターセットは異なるタイプのサブフレームに存在する、ステップ、を含む。ここで、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成は第1のタイプのサブフレームに存在し、第2のサブフレーム構成及び第2のリソース構成は第2のタイプのサブフレームに存在する。受信された前記CSI−IMリソースに基づいて干渉測定を行う前記ステップは、処理された前記異なるタイプのサブフレームに存在する少なくとも2つのパラメーターセットに基づいて、干渉測定を行うステップ、を含む。
【0095】
実施例47は、任意に実施例38〜46のうちいずれか1又は複数の主題を含んでよい。本実施例は、更に、前記少なくとも2つのパラメーターセットのうち、第1のサブフレーム構成及び第1のリソース構成を有する第1のパラメーターセットと、前記少なくとも2つのパラメーターセットのうち、第2のサブフレーム構成及び第2のリソース構成を有する第2のパラメーターセットと、を処理するステップ、を含む。ここで、受信された前記CSI−IMリソースに基づいて干渉測定を行う前記ステップは、前記第1のサブフレームセットと前記第2のサブフレームセットに基づいて、フレキシブルサブフレームと非フレキシブルサブフレームに対して独立した干渉測定を提供するステップ、を含む。
【0096】
上記の詳細な説明は添付図面の参照を含み、当該図面は、詳細な説明の一部を成す。図面は、例示として、実施可能な具体的な実施形態を示す。これらの実施形態は、本明細書において「実施例」とも呼ばれる。このような実施例は、記載又は図示された要素とは別の要素を含んでよい。しかしながら、図示又は記載された要素を含む実施例も考えられる。更に特定の実施例(或いは、その1又は複数の態様)、又は、本明細書に図示又は記載された他の実施例(或いは、それらの1又は複数の態様)に関して、図示又は記載された要素の任意の組合わせ又は置換(或いは、それらの1又は複数の態様)を用いる実施例も考えられる。
【0097】
本明細書で参照される刊行物、特許及び特許文献は、参照により個別に援用されるかのように、参照によりその全体が本明細書に援用される。本明細書と参照により援用される当該文献との間で語法が一致しない場合、援用される参照文献での語法は、本明細書の語法に対して補助的なものであり、矛盾が生じる場合は、本明細書での語法が考慮される。
【0098】
本明細書において、特許文書では一般的であるように、ある要素が複数あると指定されていない場合でも、他の用例又は「少なくとも1つ」若しくは「1又は複数」の用法とは無関係に、当該要素が1又は2以上ある場合を含む。本明細書において、「又は」という言葉は、非排他的なものを指すのに用いられる。例えば、「A又はB」は、別段の指定がない限り、「AでありBでない」、「BでありAでない」及び「A及びB」を含む。特許請求の範囲において、"including"と"in which"は、それぞれ"comprising"と"wherein"の平易な英語の同義語として用いられる。また、特許請求の範囲において、「有する」及び「備える」は非制限的(open-ended)である。すなわち、特許請求の範囲に列挙された要素以外の要素を含むシステム、デバイス、項目又はプロセスも、特許請求の範囲に包含されるものとみなされる。更に、特許請求の範囲において、「第1」、「第2」、「第3」等の表現はラベルとして用いられるに過ぎず、要素の番号順を示唆するものではない。
上記の説明は例示であり、限定ではない。例えば、上述の実施例(或いは、それらの1又は複数の態様)は、他の実施例と組み合わされてよい。他の実施形は、上記を検討した当該技術分野の当業者等により使用されてよい。要約書は、例えばアメリカ合衆国の37CFR(the Code of Federal Regulations)1.72(b)に従って、読者がすぐに本技術的開示の本質を確認できるようにするものである。要約書は、クレームの範囲又は意味の解釈又は限定に用いられるものではないという了解の下に、提出される。また、上記の詳細な説明では、本開示を合理化するために、様々な特徴をグループ化してよい。しかしながら、実施形態はクレームに記載の特徴のサブセットを含み得るので、本明細書に記載の特徴をクレームに記載しない場合がある。更に、実施形態は、特定の実施例において開示された特徴よりも少ない特徴を含んでよい。このように、以下の特許請求の範囲は、クレーム自体が個別の実施形態であるものとして、詳細な説明に援用される。本明細書に開示される実施形態の範囲は、特許請求の範囲と、特許請求の範囲が主張する権利のある均等物の全範囲とを参照して決定されるものである。