(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5912308
(24)【登録日】2016年4月8日
(45)【発行日】2016年4月27日
(54)【発明の名称】カムシャフト及び燃焼機関
(51)【国際特許分類】
F01L 1/04 20060101AFI20160414BHJP
【FI】
F01L1/04 E
F01L1/04 D
【請求項の数】9
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2011-137116(P2011-137116)
(22)【出願日】2011年6月21日
(65)【公開番号】特開2012-7614(P2012-7614A)
(43)【公開日】2012年1月12日
【審査請求日】2014年3月6日
(31)【優先権主張番号】10 2010 024 722.7
(32)【優先日】2010年6月23日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】506292974
【氏名又は名称】マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】MAHLE International GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100077931
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 弘
(74)【代理人】
【識別番号】100110939
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 宏
(74)【代理人】
【識別番号】100110940
【弁理士】
【氏名又は名称】嶋田 高久
(74)【代理人】
【識別番号】100113262
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 祐二
(74)【代理人】
【識別番号】100115059
【弁理士】
【氏名又は名称】今江 克実
(74)【代理人】
【識別番号】100117581
【弁理士】
【氏名又は名称】二宮 克也
(74)【代理人】
【識別番号】100117710
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 智雄
(74)【代理人】
【識別番号】100124671
【弁理士】
【氏名又は名称】関 啓
(74)【代理人】
【識別番号】100131060
【弁理士】
【氏名又は名称】杉浦 靖也
(74)【代理人】
【識別番号】100131200
【弁理士】
【氏名又は名称】河部 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】100131901
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 雅典
(74)【代理人】
【識別番号】100132012
【弁理士】
【氏名又は名称】岩下 嗣也
(74)【代理人】
【識別番号】100141276
【弁理士】
【氏名又は名称】福本 康二
(74)【代理人】
【識別番号】100143409
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100157093
【弁理士】
【氏名又は名称】間脇 八蔵
(74)【代理人】
【識別番号】100163186
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 裕吉
(74)【代理人】
【識別番号】100163197
【弁理士】
【氏名又は名称】川北 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100163588
【弁理士】
【氏名又は名称】岡澤 祥平
(72)【発明者】
【氏名】フォルク シュナイダー
(72)【発明者】
【氏名】トーマス フレンダー
(72)【発明者】
【氏名】シュテファン シュテイシェーレ
【審査官】
今関 雅子
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−226400(JP,A)
【文献】
特開2000−314304(JP,A)
【文献】
特開2006−226183(JP,A)
【文献】
特開平04−012102(JP,A)
【文献】
特開2011−117318(JP,A)
【文献】
特開昭62−041906(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F01L 1/00−1/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃焼機関のカムシャフト(1)であって、
駆動要素(2)と、前記カムシャフト(1)を前記燃焼機関に取り付けるための複数のローラベアリング(3,3’)とを備え、
前記カムシャフト(1)の長手方向端部には、前記駆動要素(2)が取り付けられたプラグ(5)が設けられ、
前記駆動要素(2)に隣接する第1ローラベアリング(3)は、前記カムシャフトの外周に取り付けられ、
前記プラグ(5)の最大外径は、前記カムシャフト(1)の外径よりも小さいカムシャフト。
【請求項2】
請求項1のカムシャフトにおいて、
少なくとも前記隣接する第1ローラベアリング(3)は、前記プラグ(5)によって取り外しできることを特徴とするカムシャフト。
【請求項3】
請求項2のカムシャフトにおいて、
前記駆動要素(2)は、摩擦により係合するように前記プラグ(5)に圧入されるか又は前記プラグ(5)に取り外し可能に固定されていることを特徴とするカムシャフト。
【請求項4】
燃焼機関のカムシャフト(1)であって、
駆動要素(2)と、前記カムシャフト(1)を前記燃焼機関に取り付けるための複数のローラベアリング(3,3’)とを備え、
前記カムシャフト(1)の長手方向端部には、前記駆動要素(2)が取り付けられたプラグ(5)が設けられ、
前記駆動要素(2)に隣接する第1ローラベアリング(3)と前記駆動要素(2)との間には、スペーサ部材(7)が設けられており、
前記プラグ(5)内に螺合又は圧入により固定され、前記スペーサ部材(7)を介して前記駆動要素(2)を前記第1ローラベアリング(3)に対して加圧するための締結要素が設けられており、
前記プラグ(5)と前記駆動要素(2)との間には、少なくとも、軸方向への隙間(d)が設けられていることを特徴とするカムシャフト。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1つのカムシャフトにおいて、
前記第1ローラベアリング(3)は、15μmの径方向隙間を空けて、前記カムシャフト(1)又は前記プラグ(5)に取り付けられていることを特徴とするカムシャフト。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1つのカムシャフトにおいて、
前記駆動要素(2)は、歯車で構成されていることを特徴とするカムシャフト。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか1つのカムシャフトにおいて、
前記ローラベアリング(3,3’)は、開放型ベアリングで構成されているか、又は、
前記ローラベアリング(3,3’)は、ラジアル及び/若しくはスラスト軸受で構成されていることを特徴とするカムシャフト。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1つのカムシャフトにおいて、
前記駆動要素(2)は、その軸心に設けられたネジ結合部(8)によって前記カムシャフト(1)に固定されて、該カムシャフト(1)の止め部(6,6’)に対して押さえ付けられているか、又は、直接的若しくは間接的に前記第1ローラベアリング(3)に対して押さえ付けられていることを特徴とするカムシャフト。
【請求項9】
前記請求項1乃至8の何れか1つのカムシャフトを備えた燃焼機関。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼機関のカムシャフトであって、駆動要素と該カムシャフトを該燃焼機関に取り付けるための複数のローラベアリングとを備えるものに関する。さらに、本発明は、そのようにして取り付けられたカムシャフトを備えた燃焼機関に関する。
【背景技術】
【0002】
ローラベアリングは、軸受摩擦を低減することが可能であり、それによって燃料消費を低減することができるので、カムシャフトは、通常、ローラベアリングを介して自動車の燃焼機関に取り付けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、カムシャフトの個々のローラベアリングは、異なる圧力を受けている。通常、駆動要素、具体的には駆動歯車には、最も大きな圧力が作用する。特に実用車では、駆動要素の周辺において高い軸受圧力が発生し、ある特定の状況では、早期の摩耗を引き起こしてしまう。摩耗してしまうと、個々のローラベアリングを取り替えるためにカムシャフト全体を分解しなければならないので、その結果、高いメンテナンス費用が発生してしまう。
【0004】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特に、メンテナンス費用を低減することに優れた、改善されたカムシャフトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題は、独立請求項1の主題による発明に従って解決される。従属請求項の主題は、有利な実施形態である。
【0006】
本発明は、カムシャフトの、少なくとも1つの、例えば駆動歯車のような駆動要素と、それに隣接する第1ローラベアリングとを簡単に交換できるように構成し、それにより、カムシャフトの中で最も圧力を受けるローラベアリングを簡単に取り替えでき、生じるメンテナンス費用を低減することができるという考えに基づいている。例えば、駆動要素の軸心に設けられ、駆動要素を取り付けるためのネジ結合部を緩めて、駆動要素をカムシャフトから簡単に取り外すことによって、最も圧力を受けるローラベアリングをカムシャフトから取り外すことができる。残りのローラベアリングは、エンジンから取り外す必要がない。少なくとも、駆動要素に隣接する第1ローラベアリングを簡単に取り外し可能とすることによって、通常はより小さな圧力が作用する他のローラベアリングに比べて、第1ローラベアリングの寸法を小さくすることができると共に、特に、作動時間を短く設計することができる。それによって、ローラベアリングのコストを低減することができる。駆動要素に隣接するローラベアリングは、最も大きい圧力が作用するので摩耗の兆候を最初に示すため、このローラベアリングを交換可能に構成することは、このローラベアリングが摩耗しても、カムシャフト全体を取り外したり、交換したりする必要がないので、特に有利である。請求項1における、「簡単に交換できる」は、特にカムシャフト全体をそのために取り外すこと又は手作業若しくは機械的な作業を増やすことなしに、最低限の努力で且つ簡単な工具によってローラベアリングをクランクシャフトから、又は、クランクシャフト及び該クランクシャフトの長手方向端部に差し込まれたプラグとのそれぞれから簡単に取り外すことができることを意味する。
【0007】
本発明による解決のさらに有利な改良においては、クランクシャフトは、長手方向端部に、駆動要素を支持し且つその最大外径がクランクシャフトの外径よりも小さなプラグが挿入されており、それにより、少なくとも第1ローラベアリングをプラグを介して簡単に取り外すことができる。この場合、プラグは、例えば、カムシャフトに螺合又は圧入されており、このプラグが駆動要素を支持している。駆動要素は、好ましくは、簡単に着脱できる接続部を介してプラグに結合されている。その結果、駆動要素に隣接する第1ローラベアリングを交換するために、駆動要素のみをプラグから取り外せばよく、その後、隣接するローラベアリングをプラグを通過させてカムシャフトから簡単に取り外すことができる。プラグの外径がカムシャフトよりも小さいため、ローラベアリングをプラグに接触させることなく、プラグを通過させて取り外すこともできる。当然ながら、駆動要素をプラグに着脱不能にしっかりと結合し、そのプラグをカムシャフトに簡単に着脱可能に結合することもできる。こうすることで、プラグを駆動要素と共に取り外すことによってローラベアリングをカムシャフトから簡単に取り外すことができる。
【0008】
カムシャフトの長手方向端部には、駆動要素及び少なくとも第1ローラベアリングの両方を支持するプラグが設けられている。ここで、通常、2つの異なるケースが考えられる。第1に、駆動要素は、プラグに着脱可能に結合され、プラグは、カムシャフトに着脱可能に結合されている。こうすることにより、ローラベアリングの交換を行う際には、プラグを駆動要素及びローラベアリングと共にカムシャフトから取り外すだけでよく、その後、プラグ、駆動要素及びローラベアリングで構成されるユニット全体を取り替えるか、又は、ローラベアリングだけを新しいものに取り替える。もう1つの構造では、プラグがカムシャフトに圧入されており、即ち、プラグがカムシャフトから着脱できないように、又は、着脱が困難な状態で結合されている一方、駆動要素は、プラグに簡単に着脱できるように結合されている。こうすることによって、駆動要素を取り外した後、同様にプラグに結合されているローラベアリングを取り外すことができる。「ローラベアリング」という用語は、当然ながら、例えば、溝付きの玉軸受、傾斜した玉軸受、4点接触玉軸受、分離型玉軸受、自動調心玉軸受、円筒ころ軸受、円錐ころ軸受、球面状の自動調心ころ軸受及び針状ころ軸受や、例えば、溝付きのスラスト玉軸受、スラスト円筒ころ軸受、スラスト自動調心ころ軸受のようなスラスト軸受などの全ての可能な実施形態を含む。
【0009】
さらに重要な本発明の特徴及び有利な点は、従属請求項、図面および該図面を用いた図の説明から明らかになるだろう。
【0010】
上述された特徴及び以下でさらに説明される特徴は、説明された各組み合わせで使用できるだけでなく、本発明の範囲を超えることなしに、その他の組合せや若しくは単独でも使用できる。
【発明の効果】
【0011】
前記の構成によれば、最も圧力が作用し、それにより、最も摩耗を受け易いローラベアリングの交換を比較的簡単に行うことができる。その結果、メンテナンスや修理に関する高い費用を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図2】異なる実施形態に係るカムシャフトの、
図1と同様の断面図である。
【
図3】異なる実施形態に係るカムシャフトの、
図1と同様の断面図である。
【
図4】異なる実施形態に係るカムシャフトの、
図1と同様の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の好ましい例示的な実施形態は、図示されると共に以下の説明においてさらに詳細に説明され、その説明においては、同じ参照符号は、同じ、同様の、又は機能的に同じ構成要素を示している。
【0014】
図1によれば、本発明に係るカムシャフト1は、通常は駆動歯車である駆動要素2と、該カムシャフト1を図示省略の燃焼機関(エンジン)に取り付けるための複数のローラベアリング3,3’とを備えている。複数のローラベアリング3,3’のうち、2つだけを図示しているが、当然ながら、カムシャフト1は、図示されていない、別のローラベアリングを介しても燃焼機関に取り付けられている。さらに、カムシャフト1には、カム4が配設されている。例えば、カム4によって燃焼機関の関連するバルブが制御される。本発明によれば、少なくとも駆動要素2と、少なくとも、該駆動要素2に隣接するローラベアリング3とは、簡単に交換できるように構成されている。ローラベアリング3は、駆動要素2に近接しているためにカムシャフト1の圧力が最も作用するローラベアリングであるので、比較的高い摩耗に晒され、通常は最初に使用不能となる。ローラベアリング3’だけが図示されているが、それ以外のローラベアリングは、明らかにより小さな圧力が作用する。最も高い圧力が作用するローラベアリング3を簡単に交換可能にすることによって、修理やメンテナンス時に、カムシャフト1全体を燃焼機関から、又は気筒のクランク室から取り外す必要がなく、駆動要素2及びそれに次いでローラベアリング3だけを取り外し、交換すればよい。
【0015】
図1によれば、カムシャフト1の長手方向端部には、プラグ5が差し込まれており、このプラグ5に駆動要素2及びローラベアリング3が取り付けられている。ローラベアリング3は、プラグ5の一端側の止め具6に当接しており、駆動要素2により止め具6に対して加圧されている。駆動要素2とローラベアリング3との間には、スペーサ7を設けることもできる。
図1に係るカムシャフト1では、様々なカムを複数、設けることができる。
【0016】
例えば、プラグ5は、それ全体をカムシャフト1から容易に取り外し可能とすることができる。その結果、プラグ5を取り外すことによって、ローラベアリング3の交換を簡単に行うことができる。取り外したプラグ5を駆動要素2及びローラベアリング3と共に交換し、新たなユニットとしてカムシャフト1に取り付けることができる。あるいは、まず、プラグ5をカムシャフト1から取り外し、次に、ローラベアリング3を取り外すために駆動要素2をプラグから取り外し、ローラベアリング3を交換し、その後、駆動要素2をプラグ5に取り付け、そのプラグ5をカムシャフト1に取り付けることもできる。駆動要素2は、例えば、ネジ結合部8によって(
図3参照)、又は圧入によってプラグ5に締結され得る。別の方法としては、ローラベアリング3の交換の際に、プラグ5はカムシャフト1に取り付けられたままとすることも可能である。その場合には、まず、駆動要素2がプラグ5から取り外され、続いて、ローラベアリング3が取り替えられ、該駆動要素2が再びプラグ5に取り付けられる。
【0017】
図2に係るカムシャフト1では、カムシャフト1の長手方向端部には、プラグ5が差し込まれており、プラグ5に駆動要素2及びローラベアリング3が取り付けられている。この場合、ローラベアリング3の交換は、
図1のときの説明と同じように行うことができる。
図2における駆動要素2は、
図1と異なり、プラグ5に摩擦を介して係合するように圧入されている。
【0018】
図3にもプラグ5が図示されており、フラグ5は、カムシャフト1の長手方向端部に差し込まれると共に、同様に駆動要素2が取り付けられている。フラグ5の最大外径は、カムシャフト1の外径よりも小さくなっており、これにより、少なくとも、隣接するローラベアリング3は、プラグ5を介して(即ち、プラグ5をカムシャフト1に取り付けたままで)容易に取り外すことができる。駆動要素2は、例えば、ネジ結合部8によって固定され、プラグ5とネジ結合部8との間には、少なくとも、軸方向の小さな隙間dが設けられている。ネジ接合部8は、通常、プラグ5内にねじ込まれる締結要素の一例であるが、当然ながら、ネジ接合部を採用せず、圧入であってもよい。
【0019】
本発明による解決のさらに有利な改良においては、ローラベアリング3は、カムシャフト1に15μmの隙間を介して取り付けられ、これにより、交換がさらに容易になる。一般的に、ローラベアリング3は、カムシャフト1が軸方向に貫通する開放型ベアリング、又は、カムシャフト1が軸方向に貫通しない閉鎖型ベアリングで構成される。開放型ベアリングは、径方向の荷重のみを受け止めることができ、閉鎖型ベアリングは、径方向と軸方向の両方の荷重を受け止めることができる。
【0020】
図4によれば、第1ローラベアリング3は、カムシャフト1に取り付けられ、軸方向止め具6’に当接している。ローラベアリング3と駆動要素2との間にはスペーサ7が配設され、それにより、駆動要素2をプラグ5の端面から離間させている。スペーサ7は、プラグ5に圧入され、プラグ5に摩擦係合している。この場合も、プラグ5の最大外径は、少なくとも、カムシャフト1の外径よりもわずかに小さくなっており、これにより、ローラベアリング3にプラグ5を通過させて、カムシャフト1から容易に取り外すことができる。ローラベアリング3を交換するためには、まず、駆動要素2がプラグ5から、又は、駆動要素2がプラグ5と共にカムシャフト1から取り外される。その後、ローラベアリング3を交換することができる。
【0021】
本発明に係る、容易に交換できるローラベアリング3によれば、特にメンテナンス及び修理の費用をはっきりと低減することができ、さらに、改善されたコスト構造を実現するために、ローラベアリング3をその他のローラベアリング3’よりも小さくすることができる。