(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記原動側(101)は、回転動力を入力する回転構造により構成され、前記原動側(101)によって、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記リレー結合構造(204)の能動側を駆動し、前記原動側(101)に前記制限構造(115)を設けることにより、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記原動側(101)との相対位置を制限し、
前記出力側(102)は、回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成され、前記出力側(102)は前記出力側のクラッチ構造(1052)と連結し、前記出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受け、
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)は、前記原動側(101)と前記出力側(102)との間に設置され、回転駆動や軸方向に位置を移動することが可能であり、
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に前記原動側(101)により駆動される前記リレー結合構造(204)を設け、前記リレー結合構造(204)は、前記リレー結合構造の能動側及び前記リレー結合構造の能動側と同軸的に結合され相互作用する前記リレー結合構造の従動側を有し、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間に前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び前記制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、
前記リレー結合構造の能動側が前記原動側(101)によって駆動され、前記リレー結合構造の従動側に対して回転駆動トルクを加えるとき、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間に設置される前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び前記制限トルクの滑り制動装置(106)を通して、滑り制動作用が働き、前記リレー結合構造の従動側の位置が移動し、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)の相対位置も移動され、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)の前記原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し、前記原動側のクラッチ構造(1051)が前記出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより回転運動のエネルギーを伝達し、前記復旧動作用ばね(120)を圧縮し、
設定した回転速度になったとき、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と、前記制限トルクの滑り制動装置(106)および前記静止マシンシェル(107)との間の連結を切断し、このとき、前記原動側(101)から前記出力側(102)への駆動トルクを通して、前記リレー結合構造の能動側が持続して前記リレー結合構造の従動側を駆動し、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記原動側のクラッチ構造(1051)を駆動することにより、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側(102)に設置される前記出力側のクラッチ構造(1052)とを結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される前記復旧動作用ばね(120)を元に戻し、
前記原動側(101)での出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、前記復旧動作用ばね(120)のエネルギー放出による復元力を通して、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が離され、前記リレー結合構造が元に戻ることにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断し、
前記制限トルクの滑り制動装置(106)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間で相対回転運動を行うとき拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)と前記静止マシンシェル(107)との間に設置され、前記リレー結合構造の能動側が前記原動側(101)に回転駆動されるとき、前記制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、前記リレー結合構造の能動側と前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と結合している前記リレー結合構造の従動側との間で相対位置が移動され、
前記制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばねの予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の力を通して、固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成されることを含み、
前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は、遠心力で制御され、設定した回転速度になったときに切断し、静止及び低速時に結合させることにより、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間で回転運動する前記制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記制限トルクの滑り制動装置(106)との間に設置され、前記リレー結合構造の能動側が前記原動側(101)に回転駆動されるとき、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される前記制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、前記リレー結合構造の能動側と前記リレー伝動構造アセンブリ(104)の前記リレー結合構造の従動側との間の相対位置を移動させ、
前記静止マシンシェル(107)は、クラッチ装置の静止マシンシェルを構成し、
前記制限構造(115)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記原動側(101)との間の相対位置を制限する構造により構成され、前記原動側(101)のロータと結合し、
前記復旧動作用ばね(120)は、圧縮されるとエネルギー貯蔵及びエネルギー放出が可能なばね装置であり、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置され、定常状態において、前記原動側のクラッチ構造(1051)及び前記出力側のクラッチ構造(1052)が分離されることにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させ、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が駆動され結合するとき、前記復旧動作用ばね(120)は同時に予圧により圧力貯蔵状態を呈し、
前記原動側のクラッチ構造(1051)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、前記原動側(101)によって前記リレー結合構造の能動側を駆動するとき、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記リレー伝動構造アセンブリ(104)は、前記リレー結合構造(204)の前記リレー結合構造の能動側によって駆動され、前記出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより回転運動のエネルギーを伝達し、前記原動側(101)の前記出力側(102)に対する駆動力が消失したとき、前記復旧動作用ばね(120)の復元力を通して、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が離間し、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成され、
前記出力側のクラッチ構造(1052)は、前記原動側のクラッチ構造(1051)と結合するときに回転運動のエネルギーを伝達し、前記原動側のクラッチ構造(1051)と非結合となるとき回転運動のエネルギー伝達を遮断させるクラッチ機能構造により構成され、前記出力側のクラッチ構造(1052)は、前記出力側(102)と連結し、
前記原動側のクラッチ構造(1051)及び前記出力側のクラッチ構造(1052)のクラッチ構造は、摩擦式クラッチ構造、噛合い式クラッチ構造、同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含むことを特徴とする請求項1に記載のクラッチ装置。
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記リレー結合構造(204)は、伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)により構成され、
前記原動側(101)は、回転動力を入力する回転構造により構成され、前記原動側(101)によって、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記コイルスプリング(1043)を駆動し、前記原動側(101)に前記制限構造(115)を設けることにより、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記原動側(101)との相対位置を制限し、
前記出力側(102)は、回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成され、前記出力側(102)は前記出力側のクラッチ構造(1052)と連結し、前記出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受け、
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)は、前記原動側(101)と前記出力側(102)との間に設置され、回転駆動や軸方向に位置を移動することが可能であり、
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に前記リレー結合構造を構成する前記コイルスプリング(1043)を設け、同軸的に前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記原動側(101)との間に設けられ、前記コイルスプリング(1043)の一端を前記原動側(101)に固設し前記リレー結合構造の能動側の機能を構成し、前記コイルスプリング(1043)の他端を前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に固設し前記リレー結合構造の従動側の機能を構成し、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間に前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び前記制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、前記原動側(101)により前記コイルスプリング(1043)を角変位駆動させるとき、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間に設置される前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)を介して結合する前記制限トルクの滑り制動装置(106)による滑り制動作用が働き、前記コイルスプリング(1043)が締められ軸方向に動作し、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)を軸方向に相対位置を移動させ、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し前記出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより回転運動のエネルギーを伝達し、前記復旧動作用ばね(120)を圧縮し、
設定した回転速度になったとき、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間の連結を切断し、このとき、前記原動側(101)から前記出力側(102)への駆動トルクを通して、前記リレー結合構造の能動側が持続して前記リレー結合構造の従動側を駆動し、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記原動側のクラッチ構造(1051)を駆動することにより、前記出力側(102)に設置される前記出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される前記復旧動作用ばね(120)を元に戻し、
前記原動側(101)の前記出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、前記復旧動作用ばね(120)のエネルギー放出による復元力を通して、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が離され、前記コイルスプリング(1043)が元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達を遮断し、
前記制限トルクの滑り制動装置(106)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間で回転運動を行うとき拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)と前記静止マシンシェル(107)との間に設置され、前記コイルスプリング(1043)が前記原動側(101)により締まる角変位駆動力が加えられるとき、前記制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)の相対位置が移動され、
前記制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばねの予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の力を通して、固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成されることを含み、
前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は、遠心力で制御され、設定した回転速度になったときに切断し、静止及び低速時に結合させることにより、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間で回転運動する前記制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記制限トルクの滑り制動装置(106)との間に設置され、前記コイルスプリング(1043)が前記原動側(101)により締まる角変位駆動力を加えられるとき、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される前記制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)の相対位置を移動させ、
前記静止マシンシェル(107)は、クラッチ装置の静止マシンシェルを構成し、
前記制限構造(115)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記原動側(101)との間の相対位置を制限する構造により構成され、前記原動側(101)のロータと結合し、
前記復旧動作用ばね(120)は、圧縮されるとエネルギー貯蔵及びエネルギー放出が可能なばね装置であり、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置され、定常状態において、前記原動側のクラッチ構造(1051)及び前記出力側のクラッチ構造(1052)が分離されることにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させ、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が駆動され結合するとき、前記復旧動作用ばね(120)は同時に予圧により圧力貯蔵状態を呈し、
前記原動側のクラッチ構造(1051)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、前記原動側(101)によって前記コイルスプリング(1043)を駆動するとき、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記リレー伝動構造アセンブリ(104)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記原動側(101)との間に設置され、前記リレー結合構造を構成する前記コイルスプリング(1043)によって駆動され、前記出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、前記復旧動作用ばね(120)を圧縮し、前記原動側(101)の前記出力側(102)に対する駆動力が消失したとき、前記復旧動作用ばね(120)の復元力を通して、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が離間させられ、前記コイルスプリング(1043)が元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成され、
前記出力側のクラッチ構造(1052)は、前記原動側のクラッチ構造(1051)と結合するときに、回転運動のエネルギーを伝達し、前記原動側のクラッチ構造(1051)と非結合となることにより、回転運動のエネルギー伝達を遮断させるクラッチ機能構造により構成され、前記出力側のクラッチ構造(1052)は、前記出力側(102)と連結し、
前記原動側のクラッチ構造(1051)及び前記出力側のクラッチ構造(1052)のクラッチ構造は、摩擦式クラッチ構造、噛合い式クラッチ構造、同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含むことを特徴とする請求項1に記載のクラッチ装置。
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記リレー結合構造(204)は、弛緩または緊縮可能であり軸方向に強制移動する一方向クラッチの構造により構成され、
前記原動側(101)は、回転動力を入力する回転構造により構成され、前記原動側(101)により、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)を駆動するために前記リレー結合構造の能動側の機能をもつ前記一方向クラッチの能動側(1061)を構成し、前記原動側(101)に前記制限構造(115)を設けることにより、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記原動側(101)との相対位置制限し、
前記出力側(102)は、回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成され、前記出力側(102)は前記出力側のクラッチ構造(1052)と連結し、前記出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受け、
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)は、前記原動側(101)と前記出力側(102)との間に設置され、
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に一方向クラッチ(1060)を設けることにより前記リレー結合構造の機能を構成し、前記一方向クラッチ(1060)は、能動側(1061)と従動側(1062)と中間ロール体(1063)とを有し、前記能動側(1061)と前記従動側(1062)との間に形成される複数個のジグザグ状間隔に前記中間ロール体(1063)を置き、一方向クラッチ機能を構成し、
前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間に前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び前記制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、
前記一方向クラッチ(1060)によって前記原動側(101)を駆動するとき、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間に設置される前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び前記制限トルクの滑り制動装置(106)を通して滑り制動作用が働き、前記能動側(1061)により、前記中間ロール体(1063)を経て、前記従動側(1062)に回転駆動トルクを加え、前記中間ロール体(1063)が前記能動側(1061)及び前記従動側(1062)の間のラップされる前に、前記従動側(1062)を軸方向に強制移動させ、前記一方向クラッチ(1060)を設けた前記リレー伝動構造アセンブリ(104)を相対位置に移動させることにより、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し前記出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより回転運動のエネルギーを伝達し、前記復旧動作用ばね(120)を圧縮し、
設定した回転速度になったとき、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間の連結を切断し、このとき、前記原動側(101)から前記出力側(102)への駆動トルクを通して、前記リレー結合構造の能動側が持続して前記リレー結合構造の従動側を駆動し、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記原動側のクラッチ構造(1051)を駆動することにより、前記出力側(102)に設置される前記出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される前記復旧動作用ばね(120)を元に戻し、
前記原動側(101)の前記出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、前記復旧動作用ばね(120)のエネルギー放出による復元力を通して、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が離され、前記従動側(1062)が元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達が遮断され、
前記制限トルクの滑り制動装置(106)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間で相対的な回転運動を行うとき拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)と静止マシンシェル(107)との間に設置され、前記原動側(101)により前記一方向クラッチの前記能動側(1061)を回転駆動するとき、前記制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、前記一方向クラッチの前記能動側(1061)と前記一方向クラッチの前記従動側(1062)との間に、相対位置が移動され、
前記制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばねの予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の力を通して、固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成されることを含み、
前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は、遠心力で制御され、設定した回転速度になったときに切断し、静止及び低速時に結合させることにより、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記静止マシンシェル(107)との間で回転運動する前記制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記制限トルクの滑り制動装置(106)との間に設置され、前記原動側(101)により前記一方向クラッチの前記能動側(1061)を回転駆動するとき、前記遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される前記制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、前記一方向クラッチの前記能動側(1061)と前記一方向クラッチの前記従動側(1062)との間の相対位置が移動され、
前記静止マシンシェル(107)は、クラッチ装置の静止マシンシェルを構成し、
前記制限構造(115)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)と前記原動側(101)との間の相対位置を制限する構造により構成され、前記原動側(101)のロータと結合し、
前記復旧動作用ばね(120)は、圧縮されるとエネルギー貯蔵及びエネルギー放出が可能なばね装置であり、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置され、定常状態において、前記原動側のクラッチ構造(1051)及び前記出力側のクラッチ構造(1052)が分離されることにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させ、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が駆動され結合するとき、前記復旧動作用ばね(120)は同時に予圧により圧力貯蔵状態を呈し、
前記原動側のクラッチ構造(1051)は、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、前記原動側(101)によって前記一方向クラッチの前記能動側(1061)を駆動するとき、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される前記一方向クラッチの前記従動側(1062)が軸方向に駆動され、前記リレー伝動構造アセンブリ(104)及び前記リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置された前記原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し、前記出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、前記復旧動作用ばね(120)を圧縮し、前記原動側(101)の前記出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、前記復旧動作用ばね(120)の復元力を通して、前記原動側のクラッチ構造(1051)と前記出力側のクラッチ構造(1052)が離間させられ、前記一方向クラッチの前記従動側(1062)が元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成され、
前記出力側のクラッチ構造(1052)は、前記原動側のクラッチ構造(1051)と結合するときに回転運動のエネルギーを伝達し、前記原動側のクラッチ構造(1051)と非結合となるときに回転運動のエネルギー伝達を遮断させるのクラッチ機能構造により構成され、前記出力側のクラッチ構造(1052)は、前記出力側(102)と連結し、
前記原動側のクラッチ構造(1051)及び前記出力側のクラッチ構造(1052)のクラッチ構造は、摩擦式クラッチ構造、噛合い式クラッチ構造、同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含むことを特徴とする請求項1に記載のクラッチ装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のクラッチ装置は、駆動トルクに従って制御され、係合または開放する作動特性を有し、回転可能な原動側(101)と出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)との間に、リレー伝動構造アセンブリ(104)を設置し、リレー伝動構造アセンブリ(104)にリレー結合構造(204)を設け、リレー結合構造(204)はリレー結合構造の能動側とリレー結合構造の従動側を有し、原動側(101)に制限構造(115)を設けることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)の相対位置を制限する。
【0010】
リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、原動側(101)において第一回転方向で稼動し、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置されるリレー結合構造(204)のリレー結合構造の能動側を駆動するとき、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に設置される遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を通して滑り制動作用をもたらし、かつリレー結合構造の能動側により
リレー結合構造の従動側を駆動して位置を移動させ、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)及び設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し、出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間の復旧動作用ばね(120)を圧縮する。かつ設定した回転速度になったとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)
と、制限トルクの滑り制動装置(106)
および静止マシンシェル(107)
との間の連結を切断する。このとき、原動側(101)
から出力側(102)
への駆動トルク
を通して、リレー結合構造の能動側が持続して
リレー結合構造の従動側を駆動し、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)と設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動することにより、出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される復旧動作用ばね(120)を元に戻す。
【0011】
原動側(101)での回転駆動トルクが消失したとき、復旧動作用ばね(120)の作用を通して、リレー伝動構造アセンブリ(104)が元に戻り、及び
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が分離されることにより、出力側(102)が解放される。
【0012】
図1に本発明の構造原理の模式図を示す。
図1に示される主な構成は下記を含む。
原動側(101)は回転動力を入力する回転構造により構成される。原動側(101)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置されるリレー結合構造(204)のリレー結合構造の能動側を駆動し、原動側(101)に制限構造(115)を設けることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)の相対位置を制限する。
出力側(102)は回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成される。出力側(102)は出力側のクラッチ構造(1052)と連結し、また出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受ける。
【0013】
リレー伝動構造アセンブリ(104)は、原動側(101)と出力側(102)との間に設置され、また回転駆動や軸方向に位置を移動することが可能であり、リレー伝動構造アセンブリ(104)に原動側(101)により駆動されるリレー結合構造(204)を設け、リレー結合構造(204)はリレー結合構造の能動側及び同軸的に結合され相互作用するリレー結合構造の従動側を有し、上述のリレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、リレー結合構造の能動側は原動側(101)によって駆動され、リレー結合構造の従動側に対して回転駆動トルクを加えるとき、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に設置される結合する遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を通して、滑り制動作用をもたらし、リレー結合構造の従動側の位置が移動し、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)の相対位置も移動され、設置されたリレー伝動構造アセンブリ(104)の
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し、出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより回転運動のエネルギーを伝達し、また復旧動作用ばね(120)を圧縮する。かつ設定した回転速度になったとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)
と、制限トルクの滑り制動装置(106)
および静止マシンシェル(107)
との間の連結を切断する。このとき、原動側(101)
から出力側(102)
への駆動トルク
を通して、リレー結合構造の能動側が持続して
リレー結合構造の従動側を駆動し、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)と設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動することにより、出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される復旧動作用ばね(120)を元に戻す。
【0014】
原動側(101)での出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、復旧動作用ばね(120)のエネルギー放出による復元力を通して、
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が押されて離され、及びリレー結合構造が元に戻りことにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断する。
【0015】
制限トルクの滑り制動装置(106)はリレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に回転運動を行うとき、拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)と静止マシンシェル(107)との間に設置され、リレー結合構造の能動側が原動側(101)に回転駆動されるとき、制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、リレー結合構造の能動側とリレー伝動構造アセンブリ(104)と結合しているリレー結合構造の従動側との間に、相対位置が移動される。
制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばねの予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の力を通して、制限トルクの滑り制動装置(106)を含む固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成することを含む。
【0016】
遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は遠心力で制御し、設定した回転速度になったときに切断させ、静止及び低速時に結合させることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間の回転運動する制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、リレー伝動構造アセンブリ(104)と制限トルクの滑り制動装置(106)との間に設置され、リレー結合構造の能動側が原動側(101)に回転駆動されるとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、リレー結合構造の能動側と連結されるリレー伝動構造アセンブリ(104)のリレー結合構造の従動側との間の相対位置を移動させる。
【0017】
静止マシンシェル(107)は本実施例のクラッチ装置の静止マシンシェルを設置することにより構成される。
制限構造(115)はリレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)との間の相対位置を制限する構造により構成され、原動側(101)のロータと結合する。
復旧動作用ばね(120)は圧縮されエネルギー貯蔵及びエネルギー放出が可能なばね装置であり、
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置され、定常状態において、
原動側のクラッチ構造(1051)及び出力側のクラッチ構造(1052)が分離されることにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させ、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が駆動され結合するとき、復旧動作用ばね(120)は同時に、予圧により圧力貯蔵状態を呈す。
【0018】
原動側のクラッチ構造(1051)は、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、原動側(101)によってリレー結合構造の能動側を駆動するとき、
原動側のクラッチ構造(1051)とリレー伝動構造アセンブリ(104)は、リレー結合構造(204)のリレー結合構造の能動側によって駆動され、出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより回転運動のエネルギーを伝達し、かつ原動側(101)での出力側(102)に対する駆動力が消失したとき、復旧動作用ばね(120)の復元力を通して、かつ
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が離間し、更に回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成される。
【0019】
出力側のクラッチ構造(1052)は
原動側のクラッチ構造(1051)が結合するときに、回転運動のエネルギーを伝達し、または非結合となることにより、回転運動のエネルギー伝達を遮断させるクラッチ機能構造により構成され、出力側のクラッチ構造(1052)は、出力側(102)と連結する。
原動側のクラッチ構造(1051)及び出力側のクラッチ構造(1052)のクラッチ構造は、摩擦式クラッチ構造、噛合い式クラッチ構造、同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含む。
【0020】
本実施例のクラッチ装置のリレー伝動構造アセンブリ(104)に設置されるリレー結合構造(204)は、更に一歩を進んでスクリュー構造(1041)及びナット構造(1042)により構成することができる。
図2に本発明は軸方向に動作するスクリュー角のスクリュー構造(1041)と軸方向に動作するスクリュー角のナット構造(1042)により、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置されるリレー結合構造を構成する実施例の構造模式図を示す。
【0021】
図2に示される主な構成は下記を含む。
原動側(101)は回転動力を入力する回転構造により構成される。原動側(101)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)を駆動する中で、リレー結合構造の能動側機能のスクリュー構造(1041)を構成し、原動側(101)に制限構造(115)を設けることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)の相対位置を制限する。
出力側(102)は回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成される。出力側(102)は出力側のクラッチ構造(1052)と連結し、また出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受ける。
【0022】
リレー伝動構造アセンブリ(104)は、原動側(101)と出力側(102)との間に設置され、また回転駆動及び軸方向に位置を移動することは可能であり、リレー伝動構造アセンブリ(104)に原動側(101)により駆動されるリレー結合構造を設け、リレー結合構造はスクリュー構造(1041)によって構成されるリレー結合構造の能動側の機能を有し、及びナット構造(1042)により構成されるリレー結合構造の従動側機能を有し、スクリュー構造(1041)とナット構造(1042)は同軸的に結合されまた、相互作用を行い、上述のナット構造(1042)により構成されるリレー結合構造の従動側は、リレー伝動構造アセンブリ(104)と結合し、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、スクリュー構造(1041)は原動側(101)によって駆動され、かつナット構造(1042)に対して回転駆動トルクを加えるするとき、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に設置される結合する遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を通して、滑り制動作用をもたらし、ナット構造(1042)と結合しているリレー伝動構造アセンブリ(104)が相対に軸方向に位置が移動され、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動させ、出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、また復旧動作用ばね(120)を圧縮する。かつ設定した回転速度になったとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)
との間の連結を切断する。このとき、原動側(101)
から出力側(102)
への駆動トルク
を通して、リレー結合構造の能動側が持続して
リレー結合構造の従動側を駆動し、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)と設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動することにより、出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される復旧動作用ばね(120)を元に戻す。
【0023】
原動側(101)での出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、復旧動作用ばね(120)のエネルギー放出による復元力を通して、
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が押されて離され、及びナット構造(1042)も元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達が遮断される。
制限トルクの滑り制動装置(106)はリレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に相対的な回転運動を行うとき、拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)と静止マシンシェル(107)との間に設置され、スクリュー構造(1041)が原動側(101)に回転駆動されるとき、制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、スクリュー構造(1041)がナット構造(1042)を回転駆動するとき、スクリュー構造(1041)とリレー伝動構造アセンブリ(104)と結合しているナット構造(1042)との間に、相対位置が移動される。
制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばね予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の作用力を通して、制限トルクの滑り制動装置(106)を含む固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成することを含む。
【0024】
遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は遠心力で制御し、設定した回転速度になったときに切断させ、静止及び低速時に結合させることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間の回転運動する制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、リレー伝動構造アセンブリ(104)と制限トルクの滑り制動装置(106)との間に設置され、スクリュー構造(1041)が原動側(101)に回転駆動されるとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、スクリュー構造(1041)がナット構造(1042)を回転駆動するとき、スクリュー構造(1041)とリレー伝動構造アセンブリ(104)と結合しているナット構造(1042)との間に、相対位置が移動される。
【0025】
静止マシンシェル(107)は本実施例のクラッチ装置の静止マシンシェルを設置することにより構成される。
制限構造(115)はリレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)との間の相対位置を制限する構造により構成され、原動側(101)のロータと結合する。
復旧動作用ばね(120)は圧縮されエネルギー貯蔵及びエネルギー放出が可能なばね装置であり、
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置され、定常状態において、
原動側のクラッチ構造(1051)及び出力側のクラッチ構造(1052)が分離されることにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させ、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が駆動され結合するとき、復旧動作用ばね(120)は同時に、予圧により圧力貯蔵状態を呈す。
【0026】
原動側のクラッチ構造(1051)は、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、原動側(101)によってスクリュー構造(1041)を駆動するとき、
原動側のクラッチ構造(1051)とリレー伝動構造アセンブリ(104)は、リレー結合構造のスクリュー構造(1041)によって駆動され、出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、また復旧動作用ばね(120)を圧縮する。かつ原動側(101)での出力側(102)に対する駆動力が消失したとき、復旧動作用ばね(120)の復元力を通して、かつ
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が離間し、更に回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成される。
【0027】
出力側のクラッチ構造(1052)は
原動側のクラッチ構造(1051)が結合するときに、回転運動のエネルギーを伝達し、または非結合となることにより、回転運動のエネルギー伝達を遮断させるクラッチ機能構造により構成され、出力側のクラッチ構造(1052)は、出力側(102)と連結する。
原動側のクラッチ構造(1051)及び出力側のクラッチ構造(1052)のクラッチ構造は、摩擦式クラッチ構造、噛合い式クラッチ構造、同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含む。
【0028】
本実施例のクラッチ装置のリレー伝動構造アセンブリ(104)に設置されるリレー結合構造(204)は、更に一歩を進んで伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)により構成することができる。
図3に本発明は伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)により、リレー伝動構造アセンブリ(104)のリレー結合構造を構成する実施例の構造模式図を示す。
【0029】
図3に示される主な構成は下記を含む。
原動側(101)は回転動力を入力する回転構造により構成される。原動側(101)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)を駆動し、原動側(101)に制限構造(115)を設けることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)の相対位置を制限する。
出力側(102)は回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成される。出力側(102)は出力側のクラッチ構造(1052)と連結し、また出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受ける。
【0030】
リレー伝動構造アセンブリ(104)は、原動側(101)と出力側(102)兩者との間に設置され、また回転駆動や軸方向に位置を移動することが可能であり、リレー伝動構造アセンブリ(104)に
リレー結合構造を構成する伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)を設け、同軸的にリレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)との間に設けられ、伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)の一端を原動側(101)に固設し、リレー結合構造の能動側の機能を構成する。伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)の他端をリレー伝動構造アセンブリ(104)に固設し、リレー結合構造の従動側の機能を構成する。リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、原動側(101)により伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)を角変位駆動するとき、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に設置される結合する遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を通して、滑り制動作用をもたらし、伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)をきつく締め、軸方向に動作力を形成させ、リレー伝動構造アセンブリ(104)を軸方向に相対位置を移動させ、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し、出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより回転運動のエネルギーを伝達し、また復旧動作用ばね(120)を圧縮する。かつ設定した回転速度になったとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)
との間の連結を切断する。このとき、原動側(101)
から出力側(102)
への駆動トルク
を通して、リレー結合構造の能動側が持続して
リレー結合構造の従動側を駆動し、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)と設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動することにより、出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される復旧動作用ばね(120)を元に戻す。
【0031】
原動側(101)での出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、復旧動作用ばね(120)のエネルギー放出による復元力を通して、
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が押されて離され、及び伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)が元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達を遮断する。
【0032】
制限トルクの滑り制動装置(106)はリレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に回転運動を行うとき、拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)と静止マシンシェル(107)との間に設置され、伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)が原動側(101)に対して、きつく締める角変位駆動力を加えるとき、制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、リレー伝動構造アセンブリ(104)の相対位置が移動される。
制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばねの予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の力を通して、制限トルクの滑り制動装置(106)を含む固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成することを含む。
【0033】
遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は遠心力で制御し、設定した回転速度になったときに切断させ、静止及び低速時に結合させることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間の回転運動する制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、リレー伝動構造アセンブリ(104)と制限トルクの滑り制動装置(106)との間に設置され、伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)が原動側(101)に対して、きつく締める角変位駆動力を加えるとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、リレー伝動構造アセンブリ(104)の相対位置を移動させる。
【0034】
静止マシンシェル(107)は本実施例のクラッチ装置の静止マシンシェルを設置することにより構成される。
制限構造(115)はリレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)との間の相対位置を制限する構造により構成され、原動側(101)のロータと結合する。
復旧動作用ばね(120)は圧縮されエネルギー貯蔵及びエネルギー放出が可能なばね装置であり、
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置され、定常状態において、
原動側のクラッチ構造(1051)及び出力側のクラッチ構造(1052)が分離されることにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させ、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が駆動され結合するとき、復旧動作用ばね(120)は同時に、予圧により圧力貯蔵状態を呈す。
【0035】
原動側のクラッチ構造(1051)は、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、原動側(101)によって伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)を駆動するとき、
原動側のクラッチ構造(1051)とリレー伝動構造アセンブリ(104)は、リレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)との間に設置され、
リレー結合構造を構成する伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)によって駆動され、出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、また復旧動作用ばね(120)を圧縮する。かつ原動側(101)での出力側(102)に対する駆動力が消失したとき、復旧動作用ばね(120)の復元力を通して、かつ
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が離間させられ、及び伸長または圧縮可能であり軸方向に動作するコイルスプリング(1043)が元に戻り、更に回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成される。
【0036】
出力側のクラッチ構造(1052)は
原動側のクラッチ構造(1051)が結合するときに、回転運動のエネルギーを伝達し、または非結合となることにより、回転運動のエネルギー伝達を遮断させるクラッチ機能構造により構成され、出力側のクラッチ構造(1052)は、出力側(102)と連結する。
原動側のクラッチ構造(1051)及び出力側のクラッチ構造(1052)のクラッチ構造は、摩擦式クラッチ構造、噛合い式クラッチ構造、同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含む。
【0037】
本実施例のクラッチ装置のリレー伝動構造アセンブリ(104)に設置されるリレー結合構造(204)は、更に一歩を進んで弛緩または緊縮可能であり軸方向に強制移動する一方向クラッチ(over running clutch)の構造により構成することができる。
図4に本発明の中で軸方向に強制移動する一方向クラッチ(over running clutch)により、リレー伝動構造アセンブリ(104)のリレー結合構造を構成する実施例の構造模式図を示す。
【0038】
図4に示される主な構成は下記を含む。
原動側(101)は回転動力を入力する回転構造により構成される。原動側(101)により、リレー伝動構造アセンブリ(104)を駆動する中で、
リレー結合構造の能動側機能の軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)を構成し、原動側(101)に制限構造(115)を設けることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)の相対位置制限する。
出力側(102)は回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成される。出力側(102)は出力側のクラッチ構造(1052)と連結し、また出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受ける。
【0039】
リレー伝動構造アセンブリ(104)は、原動側(101)と出力側(102)との間に設置され、リレー伝動構造アセンブリ(104)に軸方向に移動する一方向クラッチ(1060)(over running clutch)を設けることによりリレー結合構造の機能を構成し、軸方向に強制移動する一方向クラッチ(1060)は、軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)を有し、及び軸方向に移動する一方向クラッチの従動側(1062)と中間ロール体(1063)、軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)と軸方向に移動する一方向クラッチの従動側(1062)との間に形成される複数個のジグザグ状間隔に中間ロール体(1063)を置き、一方向クラッチ機能を構成し、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、軸方向に移動する一方向クラッチ(1060)によって原動側(101)を駆動するとき、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に設置される結合する遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を通して、滑り制動作用をもたらし、軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)により、中間ロール体(1063)を経て、軸方向に移動する一方向クラッチの従動側(1062)に回転駆動トルクを加え、中間ロール体(1063)がパッキングに引っかかられ、軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)及び軸方向に移動する一方向クラッチの従動側(1062)との間の前にストップされ、軸方向に移動する一方向クラッチの従動側(1062)を軸方向に強制移動させ、更に軸方向に移動する一方向クラッチ(1060)を設けたリレー伝動構造アセンブリ(104)を相対位置に移動させることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し、出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより回転運動のエネルギーを伝達し、また復旧動作用ばね(120)を圧縮する。かつ設定した回転速度になったとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)
との間の連結を切断する。このとき、原動側(101)
から出力側(102)
への駆動トルク
を通して、リレー結合構造の能動側が持続して
リレー結合構造の従動側を駆動し、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)と設置される
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動することにより、出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される復旧動作用ばね(120)を元に戻す。
【0040】
原動側(101)での出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、復旧動作用ばね(120)のエネルギー放出による復元力を通して、
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が押されて離され、及び軸方向に強制移動する一方向クラッチの従動側(1062)が元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達が遮断される。
【0041】
制限トルクの滑り制動装置(106)はリレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に相対的な回転運動を行うとき、拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)と静止マシンシェル(107)との間に設置され、原動側(101)により軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)を回転駆動するとき、制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)と軸方向に移動する一方向クラッチの従動側(1062)との間に、相対位置が移動される。
制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばねの予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の力を通して、制限トルクの滑り制動装置(106)を含む固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成することを含む。
【0042】
遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は遠心力で制御し、設定した回転速度になったときに切断させ、静止及び低速時に結合させることにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間の回転運動する制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、リレー伝動構造アセンブリ(104)と制限トルクの滑り制動装置(106)との間に設置され、原動側(101)により軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)を回転駆動するとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)と軸方向に移動する一方向クラッチの従動側(1062)との間に、相対位置が移動される。
【0043】
静止マシンシェル(107)は本実施例のクラッチ装置の静止マシンシェルを設置することにより構成される。
制限構造(115)はリレー伝動構造アセンブリ(104)と原動側(101)との間の相対位置を制限する構造により構成され、原動側(101)のロータと結合する。
復旧動作用ばね(120)は圧縮されエネルギー貯蔵及びエネルギー放出が可能なばね装置であり、
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置され、定常状態において、
原動側のクラッチ構造(1051)及び出力側のクラッチ構造(1052)が分離されることにより、回転運動のエネルギーの伝達を遮断させ、また
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が駆動され結合するとき、復旧動作用ばね(120)は同時に、予圧により圧力貯蔵状態を呈す。
【0044】
原動側のクラッチ構造(1051)は、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、原動側(101)によって軸方向に移動する一方向クラッチの能動側(1061)を駆動するとき、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される軸方向に移動する一方向クラッチの従動側(1062)が軸方向に駆動され、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)及びリレー伝動構造アセンブリ(104)に設置された
原動側のクラッチ構造(1051)を駆動し、出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、また復旧動作用ばね(120)を圧縮する。かつ原動側(101)での出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、復旧動作用ばね(120)の復元力を通して、かつ
原動側のクラッチ構造(1051)と出力側のクラッチ構造(1052)が離間させられ、及び軸方向に強制移動する一方向クラッチの従動側(1062)が元に戻り、更に回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成される。
【0045】
出力側のクラッチ構造(1052)は
原動側のクラッチ構造(1051)が結合するときに、回転運動のエネルギーを伝達し、または非結合となることにより、回転運動のエネルギー伝達を遮断させるのクラッチ機能構造により構成され、出力側のクラッチ構造(1052)は、出力側(102)と連結する。
原動側のクラッチ構造(1051)及び出力側のクラッチ構造(1052)のクラッチ構造は、摩擦式クラッチ構造、噛合い式クラッチ構造、同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含む。
【0046】
本実施例のクラッチ装置のリレー伝動構造アセンブリ(104)に設置されるリレー結合構造(204)は、更に一歩を進んで軸方向に強制移動する予力復帰を持つ軸方向クラッチ伝達ブロックの軸方向リレークラッチにより構成することができる。
図5に本発明は軸方向に強制移動する予力復帰を持つ軸方向クラッチ伝達ブロックの軸方向リレークラッチにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)のリレー結合構造を構成する実施例の構造模式図を示す。
【0047】
図5に示される主な構成は下記を含む。
原動側(101)は回転動力を入力する回転構造により構成される。原動側(101)により、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、
リレー結合構造を構成する軸方向リレークラッチを駆動する。
出力側(102)は回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成される。出力側(102)は出力側のクラッチ構造(1052)と連結し、また出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受ける。
【0048】
リレー伝動構造アセンブリ(104)は、原動側(101)と出力側(102)との間に設置され、リレー伝動構造アセンブリ(104)に軸方向リレークラッチを設け、軸方向リレークラッチは主に軸方向リレークラッチの能動側(1071)、軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)、軸方向クラッチ伝達ブロック復旧ばね(1073)、軸方向リレークラッチ伝動板(1074)、中間ロール体(1075)により構成され、その中の軸方向リレークラッチの能動側(1071)は中間ロール体(1075)を有し、原動側(101)によって駆動され、中間ロール体(1075)と軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)は、斜方向の強制移動面の軸方向リレークラッチの従動側(1076)と結合し、軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)は軸方向リレークラッチ伝動板(1074)に設置され、軸方向リレークラッチ伝動板(1074)と静止マシンシェル(107)との間に遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)の一端を軸方向リレークラッチ伝動板(1074)に固設し、軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)の他端を伝動端(1079)とし、伝動端(1079)の軸方向リレークラッチの従動側(1076)は、斜面を呈す強制移動面は中間ロール体(1075)と結合し、かつ伝動端(1079)の別面を軸方向クラッチ構造(1077)とし、原動側(101)によって中間ロール体(1075)を設けた軸方向リレークラッチの能動側(1071)に回転駆動トルクを加えるとき、軸方向リレークラッチ伝動板(1074)が引き動かされ、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に設置される結合する遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を通して、滑り制動作用をもたらし、軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)と斜めになっている強制移動面の軸方向リレークラッチの従動側(1076)を軸方向リレークラッチの能動側(1071)の中間ロール体(1075)に置かれて強制移動させ、更に移動軸方向クラッチ構造(1077)は、出力側(102)の出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達する。かつ設定した回転速度になったとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)
との間の連結を切断する。このとき、原動側(101)
から出力側(102)
への駆動トルク
を通して、リレー結合構造の能動側が持続して
リレー結合構造の従動側を駆動し、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)と設置される軸方向クラッチ構造(1077)を駆動することにより、出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、また伝動端(1079)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される軸方向クラッチ伝達ブロック復旧ばね(1073)を元に戻す。
【0049】
原動側での出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、
軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)の弾性を通して、及び/または軸方向リレークラッチ伝動板(1074)と中間ロール体(1075)
との間に設置される軸方向クラッチ伝達ブロック復旧ばね(1073)のエネルギー放出による復元力を通して、軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)の軸方向クラッチ構造(1077)と出力側(102)の出力側のクラッチ構造(1052)が離間させられ、及び軸方向リレークラッチ伝動板(1074)が元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達が遮断される。
【0050】
制限トルクの滑り制動装置(106)は軸方向リレークラッチ伝動板(1074)と静止マシンシェル(107)との間に相対的な回転運動を行うとき、拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、静止マシンシェル(107)と軸方向リレークラッチ伝動板(1074)との間に設置され、軸方向リレークラッチの能動側(1071)が原動側(101)に回転駆動されるとき、制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、軸方向リレークラッチの能動側(1071)が軸方向リレークラッチ伝動板(1074)に対して回転駆動を行うとき、軸方向リレークラッチの能動側(1071)により駆動される中間ロール体(1075)は強制移動され、軸方向リレークラッチ伝動板(1074)の軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)に設置されることにより、軸方向クラッチ構造(1077)の相対位置が移動される。
制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばねの予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の力を通して、制限トルクの滑り制動装置(106)を含む固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成することを含む。
【0051】
遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は遠心力で制御し、設定した回転速度になったときに切断させ、静止及び低速時に結合させることにより、軸方向リレークラッチ伝動板(1074)と静止マシンシェル(107)との間の回転運動する制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、軸方向リレークラッチ伝動板(1074)及び制限トルクの滑り制動装置(106)間に設置され、軸方向リレークラッチの能動側(1071)が原動側(101)に回転駆動されるとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、軸方向リレークラッチの能動側(1071)が軸方向リレークラッチ伝動板(1074)に対して回転駆動を行うとき、軸方向リレークラッチの能動側(1071)によって駆動される中間ロール体(1075)は、軸方向リレークラッチ伝動板(1074)に設置される軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)を強制移動させ、及び軸方向クラッチ構造(1077)の相対位置を移動させる。
【0052】
静止マシンシェル(107)は本実施例のクラッチ装置の静止マシンシェルを設置することにより構成される。
出力側のクラッチ構造(1052)は、出力側(102)と連結し、軸方向リレークラッチ伝動板(1074)の軸方向クラッチ伝達ブロック(1072)に設置される伝動端(1079)の軸方向クラッチ構造(1077)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、または非結合となることにより、更に回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成される。
軸方向クラッチ構造(1077)及び出力側のクラッチ構造(1052)は、摩擦式クラッチ構造または噛合い式クラッチ構造または同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含む。
中間ロール体(1075)は、ローリングボールまたは円錐形ローラーまたはにより球面形またはアーク状突起を用いることができる。
【0053】
本実施例のクラッチ装置のリレー伝動構造アセンブリ(104)に設置される
リレー結合構造は、更に一歩を進んで径方向に強制移動する予力復帰を持つ径方向クラッチ伝達ブロックの径方向リレークラッチにより構成することができる。
【0054】
図6に
図5の側面断面図を示す。
図7に
図5の軸方向クラッチ構造(1077)と出力側のクラッチ構造(1052)が非結合となるA−A断面図を示す。
図8に
図5の軸方向クラッチ構造(1077)と出力側のクラッチ構造(1052)が結合するA−A断面図を示す。
図9に本発明は径方向に強制移動する予力復帰を持つ径方向のクラッチ伝達ブロックの径方向のリレークラッチにより、リレー伝動構造アセンブリ(104)のリレー入力結合構造及びリレー出力構造を構成する実施例の構造模式図を示す。
【0055】
図9に示される主な構成は下記を含む。
原動側(101)は回転動力を入力する回転構造により構成される。原動側(101)により、リレー伝動構造アセンブリ(104)に設置され、
リレー結合構造を構成する軸方向リレークラッチを駆動する。
出力側(102)は回転運動のエネルギーを出力する回転構造により構成される。出力側(102)の環状内部に出力側のクラッチ構造(1052)を設置し、また出力側のクラッチ構造(1052)の制御を受ける。
【0056】
リレー伝動構造アセンブリ(104)は、原動側(101)と出力側(102)との間に設置され、三つの構造は同心環状構造を形成し、リレー伝動構造アセンブリ(104)に径方向リレークラッチを設け、径方向リレークラッチは主に径方向リレークラッチの能動側(1081)、径方向クラッチ伝達ブロック(1082)、径方向クラッチ伝達ブロック復旧ばね(1083)、径方向リレークラッチ伝動板(1084)、中間ロール体(1085)により構成され、その中の径方向リレークラッチの能動側(1081)は中間ロール体(1085)を有し、原動側(101)によって駆動され、中間ロール体(1085)と径方向クラッチ伝達ブロック(1082)は、斜方向の強制移動面の径方向クラッチリレークラッチの従動側(1086)と結合し、径方向クラッチ伝達ブロック(1082)は径方向リレークラッチ伝動板(1084)に設置され、径方向リレークラッチ伝動板(1084)と静止マシンシェル(107)との間に遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を設け、径方向クラッチ伝達ブロック(1082)の一端を径方向リレークラッチ伝動板(1084)に固設し、径方向クラッチ伝達ブロック(1082)の他端を伝動端(1089)とし、伝動端(1089)の径方向リレークラッチの従動側(1086)は、斜方向を呈す強制移動面は中間ロール体(1085)と結合し、かつ伝動端(1089)別面を径方向クラッチ構造(1087)とし、原動側(101)によって中間ロール体(1085)を設けた径方向リレークラッチの能動側(1081)に回転駆動トルクを加えるとき、径方向リレークラッチ伝動板(1084)が引き動かされ、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)との間に設置される結合する遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)及び制限トルクの滑り制動装置(106)を通して、滑り制動作用をもたらし、径方向クラッチ伝達ブロック(1082)と斜方向になっている強制移動面の径方向リレークラッチの従動側(1086)を径方向リレークラッチの能動側(1081)の中間ロール体(1085)に置かれて強制移動させ、更に径方向クラッチ構造(1087)は、出力側(102)の出力側のクラッチ構造(1052)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達する。かつ設定した回転速度になったとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)によって、リレー伝動構造アセンブリ(104)と静止マシンシェル(107)
との間の連結を切断する。このとき、原動側(101)
から出力側(102)
への駆動トルク
を通して、リレー結合構造の能動側が持続して
リレー結合構造の従動側を駆動し、更にリレー伝動構造アセンブリ(104)と設置される径方向クラッチ構造(1087)を駆動することにより、出力側(102)に設置される出力側のクラッチ構造(1052)を結合させ、回転運動のエネルギーを伝達し、また伝動端(1089)と出力側のクラッチ構造(1052)との間に設置される径方向クラッチ伝達ブロック復旧ばね(1083)を元に戻す。
【0057】
原動側での出力側(102)に対する回転駆動トルクが消失したとき、
径方向クラッチ伝達ブロック(1082)の弾性を通して、及び/または径方向リレークラッチ伝動板(1084)と中間ロール体(1085)間に設置される径方向クラッチ伝達ブロック復旧ばね(1083)のエネルギー放出による復元力を通して、径方向クラッチ伝達ブロック(1082)の径方向クラッチ構造(1087)と出力側(102)の出力側のクラッチ構造(1052)が離間させられ、及び径方向リレークラッチ伝動板(1084)が元に戻り、回転運動のエネルギーの伝達が遮断される。
【0058】
制限トルクの滑り制動装置(106)は径方向リレークラッチ伝動板(1084)と静止マシンシェル(107)との間に相対的な回転運動を行うとき、拘束作用を発揮する制限トルクの滑り制動作用の構造により構成され、静止マシンシェル(107)と径方向リレークラッチ伝動板(1084)との間に設置され、径方向リレークラッチの能動側(1081)が原動側(101)に回転駆動されるとき、制限トルクの滑り制動装置(106)の作用を通して、径方向リレークラッチの能動側(1081)が径方向リレークラッチ伝動板(1084)に対して回転駆動を行うとき、径方向リレークラッチの能動側(1081)により駆動される中間ロール体(1085)は強制移動され、径方向リレークラッチ伝動板(1084)の径方向クラッチ伝達ブロック(1082)に設置されることにより、径方向クラッチ構造(1087)の相対位置が移動される。
制限トルクの滑り制動装置(106)の構造は、機械力、ばねの予力、電気エネルギーによって励磁されるコイルの電磁力または永久磁石の力を通して、制限トルクの滑り制動装置(106)を含む固体と固体との間、または固体と粘性流体との間、または粘性流体と粘性流体との間、または固体と気態や液態流体との間に形成される滑り制動構造により構成することを含む。
【0059】
遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)は遠心力で制御し、設定した回転速度になったときに切断させ、静止及び低速時に結合させることにより、径方向リレークラッチ伝動板(1084)と静止マシンシェル(107)との間の回転運動する制限トルクの滑り制動を拘束する装置により構成され、径方向リレークラッチ伝動板(1084)及び制限トルクの滑り制動装置(106)間に設置され、径方向リレークラッチの能動側(1081)が原動側(101)に回転駆動されるとき、遠心力によって切断する遠心クラッチ(2006)に連結される制限トルクの滑り制動装置(106)の滑り制動作用を通して、径方向リレークラッチの能動側(1081)が径方向リレークラッチ伝動板(1084)に対して回転駆動を行うとき、径方向リレークラッチの能動側(1081)によって駆動される中間ロール体(1085)は、径方向リレークラッチ伝動板(1084)に設置される径方向クラッチ伝達ブロック(1082)を強制移動させ、及び径方向クラッチ構造(1087)の相対位置を移動させる。
【0060】
静止マシンシェル(107)は本実施例のクラッチ装置の静止マシンシェルを設置することにより構成される。
出力側のクラッチ構造(1052)は、出力側(102)と連結し、径方向リレークラッチ伝動板(1084)の径方向クラッチ伝達ブロック(1082)に設置される伝動端(1089)の径方向クラッチ構造(1087)と結合することにより、回転運動のエネルギーを伝達し、または非結合となることにより、更に回転運動のエネルギーの伝達を遮断させるクラッチ機能を持つ構造により構成される。
【0061】
径方向クラッチ構造(1087)及び出力側のクラッチ構造(1052)は、摩擦式クラッチ構造または噛合い式クラッチ構造または同期噛合い式クラッチ構造により構成することを含む。
中間ロール体(1085)は、ローリングボールまたは円錐形ローラーまたはにより球面形またはアーク状突起を用いることができる。
図10に
図9の側面断面図を示す。
【0062】
本実施例のクラッチ装置は、上記実施例のクラッチ装置を二セット用いて構成することができ、共同の原動側(101)を持っている。それは下記を含む。
1)二セットのクラッチ装置は、共に軸方向に回転伝達し、作動方向が異なるトルクで作動し、共同の原動側(101)を持っている。
2)二セットのクラッチ装置は、共に軸方向に回転伝達し、作動方向が同一のトルクで作動し、共同の原動側(101)を持っている。
3)二セットのクラッチ装置は、共に径方向に回転伝達し、作動方向が異なるトルクで作動し、共同の原動側(101)を持っている。
4)二セットのクラッチ装置は、共に径方向に回転伝達し、作動方向が同一のトルクで作動し、共同の原動側(101)を持っている。
5)二セットのクラッチ装置のうち一セットは径方向に回転伝達し、もう一セットは軸方向に回転伝達し、作動方向が異なるトルクで作動し、共同の原動側(101)を持っている。
6)二セットのクラッチ装置のうち一セットは径方向に回転伝達し、もう一セットは軸方向に回転伝達し、作動方向が同一のトルクで作動し、共同の原動側(101)を持っている。