(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5914925
(24)【登録日】2016年4月15日
(45)【発行日】2016年5月11日
(54)【発明の名称】タッチパネル
(51)【国際特許分類】
G06F 3/041 20060101AFI20160422BHJP
【FI】
G06F3/041 430
【請求項の数】25
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-518833(P2015-518833)
(86)(22)【出願日】2013年7月11日
(65)【公表番号】特表2015-524135(P2015-524135A)
(43)【公表日】2015年8月20日
(86)【国際出願番号】CN2013079199
(87)【国際公開番号】WO2014190593
(87)【国際公開日】20141204
【審査請求日】2014年5月1日
(31)【優先権主張番号】201310209930.3
(32)【優先日】2013年5月30日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514137838
【氏名又は名称】南昌欧菲光科技有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】514080062
【氏名又は名称】▲蘇▼州欧菲光科技有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】514080051
【氏名又は名称】深▲ゼン▼欧菲光科技股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 云▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】高 育▲龍▼
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 云良
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 沙欧
【審査官】
宮下 誠
(56)【参考文献】
【文献】
特開平07−036600(JP,A)
【文献】
特開2012−174003(JP,A)
【文献】
特開2013−069033(JP,A)
【文献】
特開2007−080758(JP,A)
【文献】
特表2011−513846(JP,A)
【文献】
国際公開第2012/096492(WO,A2)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0283698(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041
G06F 3/044
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
順次に積層している透明カバープレートと、透明導電膜と、表示装置とを備えるタッチパネルであって、
前記透明導電膜が、
検知領域及び前記検知領域のエッジに位置する枠領域を含む本体と、前記本体の一側から延びるように形成され且つ前記本体の幅より小さい幅を有するフレキシブル基板とを含む透明ベースと、
前記透明ベースの片側に設けられた導通用配線と、
前記検知領域の片側に設けられ、互いに交差する第一導電ワイヤを含む第一導電層と、
前記枠領域の片側に設けられ、第一導電層と導通用配線を電気的に接続させる第一リード線電極と、
を含み、
前記検知領域の表面に第一導電凹溝が開設され、前記第一導電層が、前記第一導電凹溝に収容され、
前記第一導電凹溝の底部が、非平面構造であり、
前記第一導電凹溝の高さと幅の比率が1より大きいことを特徴とするタッチパネル。
【請求項2】
前記第一リード線電極が、前記枠領域の表面に嵌め込まれ、または前記枠領域の表面に直接設けられることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
【請求項3】
前記透明導電膜が、第二導電層と第二リード線電極とをさらに含み、前記検知領域の前記第一導電層に対向する表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極が、前記枠領域の表面に嵌め込まれ、または前記枠領域の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル。
【請求項4】
前記透明導電膜が、基材層と、第二導電層と、第二リード線電極とをさらに含み、前記基材層が前記透明ベースの前記第一導電層側と反対側の表面に設けられ、
前記検知領域に対応する前記基材層の前記透明ベース側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が、前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極が、前記検知領域に対応する前記基材層の表面に嵌め込まれ、または前記検知領域に対応する前記基材層の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル。
【請求項5】
前記透明導電膜が、基材層と、第二導電層と、第二リード線電極とをさらに含み、前記基材層が前記第一導電層の表面に設けられ、
前記検知領域に対応する前記基材層の前記透明ベース側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極が、前記検知領域に対応する前記基材層の表面に嵌め込まれ、または前記検知領域に対応する前記基材層の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル。
【請求項6】
順次に積層している透明カバープレートと、透明導電膜と、表示装置とを備えるタッチパネルであって、
前記透明導電膜が、
検知領域及び前記検知領域のエッジに位置する枠領域を含む本体と、前記本体の一側から延びるように形成され且つ前記本体の幅より小さい幅を有するフレキシブル基板とを含む透明ベースと、
前記透明ベースの表面に設けられた第一基材層と、
前記透明ベースの片側に設けられた導通用配線と、
前記検知領域の片側に設けられ、互いに交差する第一導電ワイヤを含む第一導電層と、
前記枠領域の片側に設けられ、第一導電層と導通用配線を電気的に接続させる第一リード線電極と、
を含み、
前記第一基材層の前記透明ベース側と反対側の表面に第一導電凹溝が開設され、前記第一導電層が前記第一導電凹溝に収容され、
前記第一導電凹溝の底部が、非平面構造であり、
前記第一導電凹溝の高さと幅の比率が1より大きいことを特徴とするタッチパネル。
【請求項7】
前記第一リード線電極は、前記枠領域に対応する前記第一基材層の表面に嵌め込まれ、または前記枠領域に対応する前記第一基材層の表面に直接設けられることを特徴とする請求項6に記載のタッチパネル。
【請求項8】
前記透明導電膜は、第二基材層、第二導電層と第二リード線電極をさらに含み、前記第一基材層と、透明ベースと、第二基材層とが順次に積層して設けられ、前記第二基材層の前記透明ベース側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極が前記検知領域に対応する前記第二基材層の表面に嵌め込まれ、または前記検知領域に対応する前記第二基材層の表面直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させることを特徴とする請求項6または7に記載のタッチパネル。
【請求項9】
前記透明導電膜は、第二基材層と、第二導電層と、第二リード線電極とをさらに含み、前記第二基材層が前記第一導電層の表面に設けられ、前記第二基材層の前記第一導電層から離れる表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極は、前記検知領域に対応する前記第二基材層の表面に嵌め込まれ、または前記検知領域に対応する前記第二基材層の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させることを特徴とする請求項6または7に記載のタッチパネル。
【請求項10】
前記第二導電凹溝の底部が、非平面構造であることを特徴とする請求項3に記載のタッチパネル。
【請求項11】
前記第一導電凹溝の幅が0.2μm〜5μmであり、前記第一導電凹溝の高さが2μm〜6μmであり、
前記第二導電凹溝の幅が0.2μm〜5μmであり、前記第二導電凹溝の高さが2μm〜6μmであり、高さと幅の比率が1より大きいことを特徴とする請求項10に記載のタッチパネル。
【請求項12】
前記第一基材層の材質が、UV接着剤、インプリント用接着剤またはポリカーボネートであり、
前記第二基材層の材質が、UV接着剤、インプリント用接着剤またはポリカーボネートであることを特徴とする請求項8に記載のタッチパネル。
【請求項13】
前記第一リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第一リード線電極が互いに交差する第一導電リード線を含み、帯状の前記第一リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第一リード線電極の高さが5μm〜20μmであり、
前記第二リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第二リード線電極が互いに交差する第二導電リード線を含み、帯状の前記第二リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第二リード線電極の高さが5μm〜20μmであることを特徴とする請求項3または10に記載のタッチパネル。
【請求項14】
前記導通用配線が、格子状または帯状であり、格子状の前記導通用配線が、導通ワイヤを交差させることによって形成されることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項15】
前記透明導電膜が、透明保護層をさらに含み、前記透明保護層が少なくとも部分的に前記透明ベース、第一導電層、第二導電層、第一リード線電極、第二リード線電極と導通用配線を被覆することを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項16】
前記透明導電膜の可視光透過率が、86%以上であることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載のタッチパネル。
【請求項17】
前記第二導電凹溝の底部が、非平面構造であることを特徴とする請求項4に記載のタッチパネル。
【請求項18】
前記第二導電凹溝の底部が、非平面構造であることを特徴とする請求項5に記載のタッチパネル。
【請求項19】
前記第二導電凹溝の底部が、非平面構造であることを特徴とする請求項8または12に記載のタッチパネル。
【請求項20】
前記第二導電凹溝の底部は、非平面構造であることを特徴とする請求項9に記載のタッチパネル。
【請求項21】
前記第一基材層の材質が、UV接着剤、インプリント用接着剤またはポリカーボネートであり、
前記第二基材層の材質が、UV接着剤、インプリント用接着剤またはポリカーボネートであることを特徴とする請求項9または20に記載のタッチパネル。
【請求項22】
前記第一リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第一リード線電極が互いに交差する第一導電リード線を含み、帯状の前記第一リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第一リード線電極の高さが5μm〜20μmであり、
前記第二リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第二リード線電極が互いに交差する第二導電リード線を含み、帯状の前記第二リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第二リード線電極の高さが5μm〜20μmであることを特徴とする請求項4または17に記載のタッチパネル。
【請求項23】
前記第一リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第一リード線電極が互いに交差する第一導電リード線を含み、帯状の前記第一リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第一リード線電極の高さが5μm〜20μmであり、
前記第二リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第二リード線電極が互いに交差する第二導電リード線を含み、帯状の前記第二リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第二リード線電極の高さが5μm〜20μmであることを特徴とする請求項5または18に記載のタッチパネル。
【請求項24】
前記第一リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第一リード線電極が互いに交差する第一導電リード線を含み、帯状の前記第一リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第一リード線電極の高さが5μm〜20μmであり、
前記第二リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第二リード線電極が互いに交差する第二導電リード線を含み、帯状の前記第二リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第二リード線電極の高さが5μm〜20μmであることを特徴とする請求項8または19に記載のタッチパネル。
【請求項25】
前記第一リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第一リード線電極が互いに交差する第一導電リード線を含み、帯状の前記第一リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第一リード線電極の高さが5μm〜20μmであり、
前記第二リード線電極が、格子状または帯状であり、格子状の前記第二リード線電極が互いに交差する第二導電リード線を含み、帯状の前記第二リード線電極の最小幅が10μm〜200μmで、帯状の前記第二リード線電極の高さが5μm〜20μmであることを特徴とする請求項9または20に記載のタッチパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチスクリーンの分野に関し、特にタッチパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
静電容量式タッチスクリーンは、人体の電流検知により動作するものであり、指が金属層にタッチする場合、ユーザと静電容量式タッチスクリーンの表面が1つのカップリングコンデンサを形成するため、指がタッチポイントから1つの小さな電流を吸い込む。この電流は、それぞれ静電容量式タッチスクリーンの四隅上の電極から流出し、且つこの4つの電極を流れる電流が指から四隅までの距離に比例し、コントローラは、この4つの電流の割合を正確に計算することにより、タッチポイントの位置を得る。
【0003】
透明導電膜は良好な導電性を有し、可視波長域に高透過率を有する薄膜である。現状において、透明導電膜はフラットパネルディスプレイ、光起電力素子、タッチパネル、電磁シールド等の分野で広く使用され、非常に広範な市場における将来性を有している。
【0004】
フレキシブル回路基板は、ポリイミド又はポリエステル薄膜を基体として製造する高信頼性を有する優れた可撓性印刷回路基板である。フレキシブル回路基板は、ソフトボード又はFPC(Flexible Printed Circuit)とも略称され、配線密度が高く、重量が軽く、厚みが薄いという特性を有する。透明導電膜はFPCによって外部回路に接続されるため、透明導電膜が検知する位置信号がプロセッサに伝送されて識別され、タッチ位置を確定する。
【0005】
従来において、透明導電膜をFPCによって外部回路に接続する時に、まずFPCが透明導電膜のリード線領域に貼り合わせ、その後、FPCをプリント回路基板(Printed Circuit Board、PCB)に接続するため、生産性が低くなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このため、本発明は、高い生産性を有するタッチパネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本タッチパネルは、
順次に積層している透明カバープレートと、透明導電膜と、表示装置とを備え、
前記透明導電膜が、
検知領域及び前記検知領域のエッジに位置する枠領域を含む本体と、前記本体の一側から延びるように形成され且つ前記本体の幅より小さい幅を有するフレキシブル基板とを含む透明ベースと、
前記透明ベースの片側に設けられた導通用配線と、
前記検知領域の片側に設けられ、互いに交差する第一導電ワイヤを含む第一導電層と、
前記枠領域の片側に設けられ、前記第一導電層と前記導通用配線を電気的に接続させる第一リード線電極と、を含む。
【0008】
本発明の一つの実施形態において、前記検知領域の表面に第一導電凹溝が開設され、前記第一導電層は、前記第一導電凹溝に収容され、
前記第一リード線電極は、前記枠領域の表面に嵌め込まれ、または前記枠領域の表面に直接設けられる。
【0009】
本発明の一つの実施形態において、前記透明導電膜は、第二導電層と第二リード線電極をさらに含み、前記検知領域の前記第一導電層に対向する表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極は、前記枠領域の表面に嵌め込まれ、または前記枠領域の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させる。
【0010】
その中の一つの実施形態において、前記透明導電膜は、基材層、第二導電層と第二リード線電極をさらに含み、前記基材層が前記透明ベースの前記第一導電層から離れる表面に設けられ、
前記検知領域に対応する前記基材層の前記透明ベース側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層は、前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極は、前記検知領域に対応する前記基材層の表面に嵌め込まれ、または前記検知領域に対応する前記基材層の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させる。
【0011】
本発明の一つの実施形態において、前記透明導電膜は、基材層、第二導電層と第二リード線電極をさらに含み、前記基材層が前記第一導電層の表面に設けられ、前記検知領域に対応する前記基材層の前記透明ベース側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極は、前記枠領域に対応する前記基材層の表面に嵌め込まれ、または前記枠領域に対応する前記基材層の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させる。
【0012】
本発明の一つの実施形態において、前記透明導電膜は、前記透明ベースの表面に設けられた第一基材層をさらに含み、前記第一基材層の前記透明ベースと反対側の表面に第一導電凹溝が開設され、前記第一導電層が前記第一導電凹溝に収容され、
前記第一リード線電極は、前記枠領域に対応する前記第一基材層の表面に嵌め込まれ、または前記枠領域に対応する前記第一基材層の表面に直接設けられる。
【0013】
本発明の一つの実施形態において、前記透明導電膜は、第二基材層と、第二導電層と、第二リード線電極とをさらに含み、前記第一基材層と、透明ベースと第二基材層とが順次に積層して設けられ、前記第二基材層の前記透明ベース側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極は、前記検知領域に対応する前記第二基材層の表面に嵌め込まれ、または前記検知領域に対応する前記第二基材層の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させる。
【0014】
本発明の一つの実施形態において、前記透明導電膜は、第二基材層と、第二導電層と、第二リード線電極とをさらに含み、前記第二基材層が前記第一導電層の表面に設けられ、前記第二基材層の前記第一導電層側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、前記第二導電層が前記第二導電凹溝に収容され、
前記第二リード線電極は、前記検知領域に対応する前記第二基材層の表面に嵌め込まれ、または前記検知領域に対応する前記第二基材層の表面に直接設けられ、前記第二導電層と前記導通用配線を電気的に接続させる。
【0015】
本発明の一つの実施形態において、前記第一導電凹溝の底部と、前記第二導電凹溝の底部は、非平面構造である。
【0016】
本発明の一つの実施形態において、前記第一導電凹溝は、その幅が0.2μm〜5μmであり、その高さが2μm〜6μmであり、高さと幅の比率が1より大きくなり、
前記第二導電凹溝は、その幅が0.2μm〜5μmであり、その高さが2μm〜6μmであり、高さと幅の比率が1より大きくなる。
【0017】
本発明の一つの実施形態において、前記第一基材層の材質は、UV接着剤、インプリント用接着剤またはポリカーボネートであり、
前記第二基材層の材質は、UV接着剤、インプリント用接着剤またはポリカーボネートである。
【0018】
本発明の一つの実施形態において、前記第一リード線電極は、格子状または帯状であり、格子状の前記第一リード線電極は、互いに交差する第一導電リード線を含み、帯状の前記第一リード線電極は、その最小幅が10μm〜200μmで、その高さが5μm〜20μmである。
【0019】
本発明の一つの実施形態において、前記導通用配線は、格子状または帯状であり、格子状の前記導通用配線は、導通ワイヤを交差させることによって形成される。
【0020】
本発明の一つの実施形態において、前記透明導膜は、透明保護層をさらに含み、前記透明保護層が少なくとも部分的に前記透明ベースと、第一導電層と、第二導電層と、第一リード線電極と、第二リード線電極と、導通用配線とを被覆する。
【0021】
本発明の一つの実施形態において、前記透明導電膜の可視光透過率は86%以上である。
【発明の効果】
【0022】
上記タッチパネルの透明導電膜の透明ベースは、本体とフレキシブル基板を含み、第一導電層、第二導電層及び導通用配線を同一の透明ベースに設置することによって導電膜とフレキシブル回路基板を形成しているので、貼り合わせプロセスで貼り合わせる必要がある従来の導電膜とフレキシブル回路基板と比較して、上記透明導電膜は貼り合わせプロセスを必要がないため、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の一つの実施形態に係るタッチパネルの構造を示す図である。
【
図2】本発明の一つの実施形態に係る導電膜のエッジの構造を示す図である。
【
図3】本発明の一つの実施形態に係る凹溝の底部の構造を示す図である。
【
図4】本発明の一つの実施形態に係る導電性格子の構造を示す図である。
【
図5】本発明の別の実施形態に係る導電性格子の構造を示す図である。
【
図6】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図7】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図8】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図9】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図10】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図11】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図12】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図13】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図14】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図15】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図16】本発明の別の実施形態に係る透明導電膜の構造断面図である。
【
図17】本発明の一つの実施形態に係る透明導電膜の一部の構造断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解することができるように、以下に図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下の説明では、多くの具体的な詳細が、十分に本発明を理解するために記載されている。しかし、本発明はここで記載した多様な形態と異なるその他の形態で実施されることができ、当業者は本発明の主旨から逸脱しない場合には類似した改善を行うことができ、そのため、本発明は以下に開示する実施形態によって制限されるものではない。
【0025】
図1に示すように、一つの実施形態に係るタッチパネルは、順次に積層している透明カバープレート200と、透明導電膜100と、表示装置300とを備える。
【0026】
透明カバープレートと表示装置は、既存の製品と同じであってよいため、ここでは詳しく説明しない。
【0027】
以下、主に透明導電膜100について説明する。
【0028】
図1と
図2を参照すると、本発明の一実施形態に係る透明導電膜100は、透明ベース10と、第一導電層20と、第一リード線電極30と、導通用配線とを含む。
【0029】
透明ベース10の材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethyleneterephthalate)または熱可塑性材料であってよい。熱可塑性材料は、ポリカーボネート(PC:Polycarbonate)またはポリメチルメタクリレート(PMMA:polymethylmethacrylate)であってよい。
【0030】
透明ベース10は、本体110と本体110の一側から延びるように形成されるフレキシブル基板120とを含む。フレキシブル基板120の幅が本体110の幅より小さく、本体110は、検知領域112及び検知領域112のエッジに位置する枠領域114を含む。
【0031】
検知領域112の表面に第一導電凹溝が開設されている。枠領域114の表面に第一電極凹溝が開設されている。第一導電凹溝と第一電極凹溝は、同じ側に位置する。
【0032】
フレキシブル基板120に導通凹溝が開設されている。導通凹溝と第一導電凹溝は、同じ側に位置する。
【0033】
説明の便宜のために、特に断らない限り、第一導電凹溝と、第一電極凹溝と、導通凹溝とを凹溝と総称する。
図3を参照して、凹溝底部は非平面的構造である。凹溝底部の形状は「V」字状、「W」字状、弧状又は波状である。凹溝底部の「V」字状、「W」字状、弧状又は波状の振幅は500nm〜1μmの範囲である。溝底部を「V」字状、「W」字状、弧状又は波状に設置し、導電材料を凹溝に充填して乾燥硬化する時に、導電材料の収縮を減少させることができる。導電材料を凹溝に充填して硬化させることにより、第一導電ワイヤ、第一導電リード線及び導通ワイヤを形成し、導電材料の性能に対して優れた保護機能を果たし、且つベーク工程中に導電材料が収縮して破断することを防止する。凹溝は、その幅が0.2μm〜5μmであり、その高さが2μm〜6μmであることが好ましく、高さと幅との比率が1より大きいことが好ましい。
【0034】
第一導電層20を第一凹溝に収容する。第一導電層20は格子状である。
図4、
図5を参照して、第一導電層20のグリッドは規則的なグリッド(
図4)、又はランダムなグリッド(
図5)であってもよい。第一導電層20は互いに交差する第一導電ワイヤを含む。第一導電層20は第一凹溝に充填される導電材料から硬化されてなるものである。第一導電層の材質は導電金属であり、導電金属は銀又は銅であることが好ましい。
【0035】
第一リード線電極30は、第一電極凹溝に収容されている。第一リード線電極30と第一導電層20は、同じ側に位置する。第一導電層20と導通用配線は、第一リード線電極30を介して電気的に接続されている。第一導電層20と導通用配線は、第一リード線電極30を介して電気的に接続されて、検知領域に検出されたタッチ信号を導通用配線に伝送する。
【0036】
第一リード線電極30は、格子状または帯状であってよい。格子状の第一リード線電極30は、互いに交差する第一導電リード線を含む。
図4と
図5を参照して、第一リード線電極30の格子は、規則的な格子(
図4)またはランダムな格子(
図5)であってよい。第一リード線電極30は、第一電極凹溝に充填された導電性材料から硬化されてなるものである。第一リード線電極30の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。
【0037】
格子状の第一リード線電極30は、その最小幅が10μm〜200μmであってよく、その高さが5μm〜20μmであってよい。
【0038】
導通用配線は、格子状または帯状であってよい。格子状の導通用配線は、互いに交差する導通ワイヤを含む。
図4−
図5を参照すると、導通用配線の格子は、規則的なグリッド(
図4)またはランダムなグリッド(
図5)であってよい。導通用配線は、導通凹溝に充填された導電性材料から硬化されてなるものである。導通用配線の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。
【0039】
図6に示すように、第一リード線電極30は、枠領域の表面に直接設けられてもよく、第一リード線電極30と第一導電層20は、同じ側である。この場合、第一リード線電極30は、スクリーン印刷、リソグラフィまたはインクジェット印刷により形成される。
【0040】
図7に示す別の実施形態に係る透明導電膜は、
図1に示す透明導電膜の構成を含み、また、第二導電層40と第二リード線電極50をさらに含む。
図8に示す透明導電膜は、
図1に示す透明導電膜の構成と同じであるため、ここで繰り返して説明しない。
【0041】
第二導電層40は、格子状になる。検知領域の第一導電層20に対向する表面に第二導電凹溝が開設され、第二導電層40が第二導電凹溝に収容されている。
【0042】
枠領域の表明に第二電極凹溝が開設され、第二リード線電極50は、第二電極凹溝に収容されている。第二リード線電極50と第二導電層40は、同じ側に位置し、第二導電層40と導通用配線は、第二リード線電極50を介して電気的に接続されている。
【0043】
図8に示すように、第一リード線電極30は、直接枠領域の表面に設けられることができ、第一リード線電極30と第一導電層20が同じ側に位置すると理解すべきである。第二リード線電極50は、直接枠領域の別の面に設けられ、第二導電層40と同じ側に位置する。
【0044】
図9に示す別の実施形態に係る透明導電膜は、
図1に示す透明導電膜の構成を含み、また、基材層60、第二導電層40と第二リード線電極50を含む。
図9に示す透明導電膜は、
図1に示す透明導電膜の構成と同じであるため、ここで繰り返して説明しない。
【0045】
基材層60は、第一導電層20の表面に設けられ、検知領域に対応する基材層60の透明ベース10から離れる表面に第二導電凹溝が開設され、第二導電層40が第二導電凹溝に収容されている。
【0046】
枠領域に対応する基材層60の表面に第二電極凹溝が開設され、第二リード線電極50は、第二電極凹溝に収容され、第二導電層40と同じ側に位置し、第二導電層40と導通用配線が第二リード線電極50を介して電気的に接続されている。
【0047】
図10に示すように、第一リード線電極30は、直接枠領域の表面に設けられてもよく、第一導電層20と同じ側に位置する。第二リード線電極50は、直接枠領域に対応する基材層60の表面に設けられてもよく、第二導電層40と同じ側に位置すると理解すべきである。
【0048】
説明の便宜のために、前記
図7〜
図10に示す実施形態に係る透明導電膜の第二導電凹溝と第二電極凹溝とを、凹溝と総称する。
図3を参照して、凹溝底部は非平面的構造である。凹溝底部の形状は「V」字状、「W」字状、弧状又は波状であることができる。凹溝底部の「V」字状、「W」字状、弧状又は波状の振幅は500nm〜1μmの範囲である。溝底部を「V」字状、「W」字状、弧状又は波状に設置し、導電材料を凹溝に充填して乾燥硬化する時に、導電材料の収縮を減少させることができる。導電材料を第二凹溝と第二電極溝に充填して硬化させることにより、第二導電ワイヤ、第二導電リード線を形成し、導電材料の性能に対して優れた保護機能を果たし、且つベーク工程中に導電材料が切断することがない。凹溝は、その幅が0.2μm〜5μmで、その高さが2μm〜6μmであることが好ましく、高さと幅との比率が1より大きいことが好ましい。
【0049】
前記
図7〜
図10に示す実施形態に係る透明導電膜のフレキシブル基板(図示せず)は、少なくとも1つである。フレキシブル基板が1つである場合、フレキシブル基板に導通凹溝が開設され、第一リード線電極30と第二リード線電極50が導通凹溝に電気的に接続される。フレキシブル基板120が2つである場合、2つのフレキシブル基板に導通凹溝が開設されている。第一リード線電極30と第二リード線電極50は、それぞれ2つの導通凹溝に電気的に接続されている。
【0050】
前記
図7〜
図10に示す実施形態に係る透明導電膜の第二導電層40のグリッドは、規則的なグリッド(
図5)またはランダムなグリッド(
図6)であってよい。第二導電層40は、互いに交差する第二導電線を含む。第二導電層40は、第二導電凹溝に充填された導電性材料から硬化されてなるものである。第二導電層40の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。
【0051】
前記
図7〜
図10に示す実施形態に係る透明導電膜の第二リード線電極50は、格子状または帯状であってよい。格子状の第二リード線電極50は、互いに交差する第二導電リード線を含む。
図5〜
図6を参照して、第二リード線電極50のグリッドは、規則的なグリッド(
図5)またはランダムなグリッド(
図6)であってよい。第二リード線電極50は、第二電極凹溝に充填された導電性材料で硬化して成形される。第二リード線電極50の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。帯状の第二リード線電極50は、その最小幅が10μm〜200μmであってよく、その高さが5μm〜20μmであってよい。
【0052】
前記
図9と
図10に示す実施形態に係る導電膜の基材層60の材質は、UV接着剤、インプリント用接着剤又はポリカーボネートであってよい。
【0053】
図11に示す別の実施形態に係る透明導電膜は、透明ベース10、第一基材層70、第一導電層20と第一リード線電極30と導通用配線40を含む。
【0054】
透明ベース10の材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethyleneterephthalate)または熱可塑性材料であってよい。熱可塑性材料は、ポリカーボネート(PC:Polycarbonate)またはポリメチルメタクリレート(PMMA:polymethylmethacrylate)であってよい。当然、透明ベース10の材質は、ガラスまたは他の透明材料であってもよい。
【0055】
透明ベース10は、本体110と本体110の一側から延びるように形成されるフレキシブル基板120とを含む。フレキシブル基板120の幅が本体110の幅より小さく、本体110は、検知領域112及び検知領域のエッジに位置する枠領域114を含む。
【0056】
第一基材層70の材質は、UV接着剤、インプリント用接着剤又はポリカーボネートであってよい。
【0057】
フレキシブル基板120に導通凹溝が開設されている。導通凹溝と第一導電凹溝は、同じ側に位置する。
【0058】
枠領域に対応する前記第一基材層70の表面に第一導電凹溝が開設されている。第一導電凹溝と第一電極凹溝は、同じ側に位置する。第一リード線電極30は、第一導電凹溝に収容される。
【0059】
説明の便宜のために、特に断らない限り、第一導電凹溝、第一電極凹溝と導通凹溝を、凹溝と総称する。
図3を参照すると、凹溝の底部は、非平面的構造であってよい。凹溝の底部は、「V」字型、「W」字型、円弧形または波形であってよい。凹溝の底部の「V」字型、「W」字型、円弧形または波形の幅が500nm〜1μmである。凹溝底部の形状は「V」字状、「W」字状、弧状又は波状である。凹溝底部の「V」字状、「W」字状、弧状又は波状の振幅は500nm〜1μmの範囲である。溝底部を「V」字状、「W」字状、弧状又は波状に設置し、導電材料を凹溝に充填して乾燥硬化する時に、導電材料の収縮を減少させることができる。導電性材料を凹溝に充填して硬化させることにより、第一導電ワイヤ、第一導電リード線と導通ワイヤを形成し、導電材料の性能に対して優れた保護機能を果たし、且つベーク工程中に導電材料が縮重合して破断することを防止する。凹溝は、その幅が0.2μm〜5μmであってよく、その高さが2μm〜6μmであってよく、高さと幅の比率が1より大きいことが好ましい。
【0060】
第一導電層20は、格子状である。
図4、
図5を参照すると、第一導電層20のグリッドは、規則的なグリッド(
図4)またはランダムなグリッド(
図5)であってよい。第一導電層20は、互いに交差する第一導電ワイヤを含む。第一導電層20は、第一導電凹溝に充填された導電性材料から硬化されてなるものである。第一導電層20の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。
【0061】
第一リード線電極30と第一導電層20は、同じ側に位置する。第一導電層20と導通用配線は、第一リード線電極30を介して電気的に接続されている。第一導電層20と導通用配線は、第一リード線電極30を介して電気的に接続されて、検知領域に検出されたタッチ信号を導通用配線に伝送する
【0062】
第一リード線電極30は、格子状または帯状であってよい。格子状の第一リード線電極30は、互いに交差する第一導電リード線を含む。
図4〜
図5を参照して、第一リード線電極30のグリッドは、規則的なグリッド(
図4)またはランダムなグリッド(
図5)であってよい。第一リード線電極30は、第一電極凹溝に充填された導電性材料から硬化されてなるものである。第一リード線電極30の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。
【0063】
帯状の第一リード線電極30は、その最小幅が10μm〜200μmであってよく、その高さが5μm〜20μmであってよい。
【0064】
導通用配線60は、格子状または帯状であってよい。
【0065】
格子状の導通用配線60は、互いに交差する導通ワイヤを含む。
図4〜
図5を参照すると、導通用配線60のグリッドは、規則的なグリッド(
図4)またはランダムなグリッド(
図5)であってよい。導通用配線60は、導通凹溝に充填された導電性材料から硬化されてなるものである。導通用配線60の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。
【0066】
図12に示すように、第一リード線電極30は、直接枠領域に対応する第一基材層70の表面に設けられてもよい。
【0067】
図13に示す別の実施形態に係る透明導電膜は、
図1に示す透明導電膜の構成を含み、また、第二基材層80と、第二導電層40と、第二リード線電極50とをさらに含む。
図13に示す透明導電膜は、
図11に示す透明導電膜の構成と同じであるため、ここで繰り返して説明しない。
【0068】
第一基材層70、透明ベース10と第二基材層80は、順次に積層して設けられている。第二基材層80の透明ベース10側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、第二導電層40は、前記第二導電凹溝に収容されている。
【0069】
検知領域に対応する第二基材層80の表面に第二電極凹溝が開設され、第二電極50は、第二電極凹溝に収容されている。第二リード線電極50と第二導電層40は、同じ側に位置し、第二導電層40と導通用配線は、第二リード線電極50を介して電気的に接続されている。
【0070】
図14に示すように、第一リード線電極30は、直接検知領域に対応する第一基材層70の表面に設けられてもよく、第一導電層20と同じ側に位置する理解すべきである。第二リード線電極50は、直接検知領域に対応する第二基材層80の表面に設けられてもよく、第二導電層40と同じ側に位置する。
【0071】
図15に示す別の実施形態に係る透明導電膜は、
図1に示す透明導電膜の構成を含み、また、第二基材層80と、第二導電層40と、第二リード線電極50とを含む。
図15に示す透明導電膜は、
図11に示す透明導電膜の構成と同じであるため、ここで繰り返して説明しない。
【0072】
第二基材層80は、第一導電層20の表面に設けられ、その第一導電層側と反対側の表面に第二導電凹溝が開設され、第二導電層40は、第二導電凹溝に収容されている。
【0073】
検知領域に対応する第二基材層80の表面に第二電極凹溝が開設され、第二リード線電極50は、第二電極凹溝に収容されている。第二リード線電極50と第二導電層40は、同じ側に位置し、第二導電層40と導通用配線は、第二リード線電極50を介して電気的に接続されている。
【0074】
図17を参照すると、第二基材層80に穴82が設けられ、第二リード線電極50は、穴82を貫通して第一導電層20の表面に至った後、導通用配線に電気的に接続されている。第二リード線電極50と第一導電層20とは、絶縁されて設けられる。当然、他の実施形態において、第二リード線電極50は、側面から導通用配線70に接続されることもでき、それによって導通用配線に電気的に接続される。
【0075】
図16に示すように、第一リード線電極30は、直接検知領域に対応する第一基材層70の表面に設けられもよく、第一導電層20と同じ側に位置すると理解すべきである。第二リード線電極50は、直接検知領域に対応する第二基材層80の表面に設けられてもよく、第二導電層40と同じ側に位置する。
【0076】
前記
図13〜
図16に示す実施形態に係る透明導電膜のフレキシブル基板(図示せず)は、少なくとも1つである。フレキシブル基板が1つである場合、フレキシブル基板に導通凹溝が開設され、第一リード線電極30と第二リード線電極50は、導通凹溝に電気的に接続されている。フレキシブル基板120が2つである場合、2つのフレキシブル基板に導通凹溝が開設されている。第一リード線電極30と第二リード線電極50は、それぞれ2つの導通凹溝に電気的に接続されている。
【0077】
説明の便宜のために、前記
図13〜
図16に示す実施形態に係る透明導電膜の第二導電凹溝と第二電極凹溝とを、凹溝と総称する。
図3を参照して、凹溝の底部は、非並列的構造であってよい。凹溝底部の形状は「V」字状、「W」字状、弧状又は波状である。凹溝底部の「V」字状、「W」字状、弧状又は波状の振幅は500nm〜1μmの範囲である。溝底部を「V」字状、「W」字状、弧状又は波状に設置し、導電材料を凹溝に充填して乾燥硬化する時に、導電材料の収縮を減少させることができる。導電性材料を第二導電凹溝と第二電極凹溝に充填して硬化させることにより、第二導電線と第二リード線電極を形成し、導電材料の性能に対して優れた保護機能を果たし、且つベーク工程中に導電材料が収縮して破断することを防止する。凹溝は、その幅が0.2μm〜5μmであってよく、その高さが2μm〜6μmであってよく、高さと幅の比率が1より大きいことが好ましい。
【0078】
前記
図13〜
図16に示す実施形態に係る透明導電膜の第二導電層40のグリッドは、規則的なグリッド(
図4)またはランダムなグリッド(
図5)であってよい。第二導電層40は、互いに交差する第二導電線を含む。第二導電層40は、第二導電凹溝に充填された導電性材料から硬化されてなるものである。第二導電層40の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。
【0079】
前記
図13〜
図16に示す実施形態に係る透明導電膜の第二リード線電極50は、格子状または帯状であってよい。格子状の第二リード線電極50は、互いに交差する第二導電リード線を含む。
図4〜
図5を参照すると、第二リード線電極50のグリッドは、規則的なグリッド(
図4)またはランダムなグリッド(
図5)であってよい。第二リード線電極50は、第二電極凹溝に充填された導電性材料から硬化されてなるものである。第二リード線電極50の材質は、導電性金属であってよい。導電性金属は、銀または銅であってよい。帯状の第二リード線電極50は、その最小幅が10μm〜200μmであってよく、その高さが5μm〜20μmであってよい。
【0080】
前記
図13〜
図16に示す実施形態に係る透明導電膜の第二基材層80の材質は、UV接着剤、インプリント用接着剤またはポリカーボネートであってよい。
【0081】
前記透明導電膜100は、透明ベース10、第一導電層20、第二導電層40、第一リード線電極30、第二リード線電極50と導通用配線60を少なくとも部分的に被覆する透明保護層(図示せず)を、さらに含むことができる。透明保護層の材質は、紫外線硬化型接着剤(UV接着剤)、インプリント用接着剤またはポリカーボネートであってよい。透明導電膜100は、透明保護層が設けられるため、効果的に導電性材料の酸化を防止することができる。
【0082】
前記透明導電膜100の可視光透過率は、86%以上である。
【0083】
前記タッチパネルは、透明導電膜100を備え、透明導電膜の透明ベース10が本体110とフレキシブル基板120とを含み、第一導電層20、第二導電層40と導通用配線60を同じ透明ベース10に設置することによって、導電膜とフレキシブル基板を形成している。従って、貼り合わせプロセスで貼り合わせる必要がある従来の導電膜とフレキシブル回路基板と比較して、上記透明導電膜100は貼り合わせプロセスを必要とせず、生産性を向上させる。尚、可撓性接続部材を外部装置に接続する時に、貼り合わせを採用することもできるが、又は可撓性接続部材の端部に雄端又は雌端を設け、外部装置にプラグインに接続することもできる。その一方で、貼り合わせプロセスは必須ではないので、生成コストを節約し、製品の歩留まりを向上させる。したがって、前記タッチパネルの生成効率と歩留まりを高めることができる。
【0084】
いうまでもなく、上記の実施形態は本発明に係る実施形態を説明するためのものであり、その説明はより具体的かつ詳細であるが、これは、本発明を限定するものではない。本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲内で、本発明に係る実施形態を変形したり、また、技術特徴を部分的に均等なものに置き換えたりすることも本願発明の請求の範囲に属することは、当業者にとって理解されるものである。したがって、本発明の特許保護範囲は、添付した特許請求の範囲を基準とするものである。
【符号の説明】
【0085】
10 透明ベース
20 第一導電層
30 第一リード線電極
40 第二導電層
50 第二リード線電極
60 基材層
70 第一基材層
80 第二基材層
82 穴
100 透明導電膜
110 本体
112 検知領域
114 枠領域
120 フレキシブル基板
200 透明カバープレート
300 表示装置