特許第5916036号(P5916036)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5916036
(24)【登録日】2016年4月15日
(45)【発行日】2016年5月11日
(54)【発明の名称】ネクタイ用留具
(51)【国際特許分類】
   A44B 6/00 20060101AFI20160422BHJP
【FI】
   A44B6/00 B
   A44B6/00 G
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-228218(P2015-228218)
(22)【出願日】2015年11月20日
【審査請求日】2015年11月24日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515277883
【氏名又は名称】高久 勉
(74)【代理人】
【識別番号】110001793
【氏名又は名称】特許業務法人パテントボックス
(72)【発明者】
【氏名】高久 勉
【審査官】 西藤 直人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−348418(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3028991(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44B 6/00
A41D 25/00−25/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
嵌込部を有する留具本体と、該留具本体の前記嵌込部内に嵌め込まれる嵌入体とから成り、
前記留具本体の前記嵌込部と、前記嵌入体とには、これらの中心から偏心したネクタイを挿通するための偏心孔がそれぞれ設けられており、
前記嵌入体は、前記留具本体の前記嵌込部に嵌め込まれた状態で回転可能とされていることを特徴とするネクタイ用留具。
【請求項2】
前記留具本体側の前記偏心孔と、前記嵌入体側の前記偏心孔は、それぞれ2つずつ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のネクタイ用留具。
【請求項3】
前記留具本体側の前記偏心孔と、前記嵌入体側の前記偏心孔は、スリット状の孔であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネクタイ用留具。
【請求項4】
前記留具本体の前記嵌込部と前記嵌入体との間に、ネクタイを留めた後の戻り回転を防止する戻り回転防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のネクタイ用留具。
【請求項5】
前記留具本体の前記嵌込部と前記嵌入体との間に、ネクタイを留めた後の前記留具本体と前記嵌入体との分離を防止する分離防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のネクタイ用留具。
【請求項6】
前記留具本体又は前記嵌入体に、衣類又は持ち物に止着するための止着部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のネクタイ用留具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネクタイ用留具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ネクタイは、特に男性の首に巻く正装用の装飾布として使用され、数多くのメーカー等により大量に生産されている。また、ネクタイは、慣れていないと着用が面倒なので、不慣れな人でも簡単に着用できる技術なども知られている(特許文献1等を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−348418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、近年、クールビズの広がりから、ネクタイの在庫が溢れ、メーカーやそれを売る店等の関係者の頭を悩ませている。
【0005】
こうしたことから、ネクタイを有効利用することを多くの関係者が考えているが、有効な打開策が得られていないのが実情である。
【0006】
そこで、本発明は、ネクタイを有効利用することができるネクタイ用留具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明のネクタイ用留具は、嵌込部を有する留具本体と、該留具本体の前記嵌込部内に嵌め込まれる嵌入体とから成り、前記留具本体の前記嵌込部と、前記嵌入体とには、これらの中心から偏心したネクタイを挿通するための偏心孔がそれぞれ設けられており、前記嵌入体は、前記留具本体の前記嵌込部に嵌め込まれた状態で回転可能とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このような本発明のネクタイ用留具は、嵌込部を有する留具本体と、留具本体の嵌込部内に嵌め込まれる嵌入体とから成り、留具本体の嵌込部と、嵌入体とには、これらの中心から偏心したネクタイを挿通するための偏心孔がそれぞれ設けられており、嵌入体は、留具本体の嵌込部に嵌め込まれた状態で回転可能とされた構成とされている。このような構成なので、ネクタイを留具本体と嵌入体の偏心孔に挿通し、嵌入体を留具本体の嵌込部に嵌め込んでから回転させれば、留具本体の嵌込部と嵌入体との間の隙間をネクタイが塞いで、その圧入力で固定されるため、所望の位置で固定すれば、女性などの腰や腕などに巻くアクセサリーとしてネクタイを有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施例1のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図であって、(a)は、嵌入体を嵌め込む前の状態を示す図であり、(b)は、嵌入体を嵌め込んだ状態を示す図であり、(c)は、嵌入体を回転させた状態を示す図である。
図2】実施例1のネクタイ用留具の概略構成を示す断面図であって、(a)は、嵌入体を嵌め込む前の状態を示す図であり、(b)は、嵌入体を嵌め込んだ状態を示す図である。
図3】実施例1のネクタイ用留具を構成する留具本体及び嵌入体の拡大図である。
図4】実施例1のネクタイ用留具を用いてネクタイを着用した例を示す図である。
図5】実施例2のネクタイ用留具の概略構成を示す断面図である。
図6】実施例3のネクタイ用留具の概略構成を示す断面図である。
図7】実施例4のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図である。
図8】実施例4のネクタイ用留具を用いてネクタイを着用した例を示す図である。
図9】実施例4のネクタイ用留具に用いられる異なるフックを示す説明図である。
図10】実施例5のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図である。
図11】実施例6のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図である。
図12】その他の実施例のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図である。
図13】その他の実施例のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図である。
図14】その他の実施例のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図である。
図15】その他の実施例のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図である。
図16】その他の実施例のネクタイ用留具の概略構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例1〜6に基づいて説明する。
【実施例1】
【0011】
(構成)
まず実施例1の構成について説明する。図1及び図2は、実施例1のネクタイ用留具1の概略構成を示している。この実施例1のネクタイ用留具1は、図1(a)及び図1(b)に示したように、嵌込部11bを有する留具本体11と、この留具本体11の嵌込部11bに嵌め込まれる嵌入体12とから構成されている。
【0012】
なお、このネクタイ用留具1の大きさは、直径10cm程度が好ましく、留具本体11と嵌入体12は、成型加工などで簡単に製造できるように、樹脂や金属であることが好ましい。
【0013】
ここで、留具本体11の嵌込部11bの内径は、図2(a)及び図2(b)に示したように、嵌入体12の外径より若干大きくされており、図1(c)に示したように、回転可能とされている。なお、図2(b)に示したように、この回転をスムーズとするように、嵌込部11b側には、小さな突起が設けられている。この突起は嵌入体12側に設けてもよい。
【0014】
また、留具本体11の嵌込部11bには、その中心から偏心した後述するネクタイNを挿通するためのスリット状の2つの偏心孔11a,11aが設けられている。
【0015】
また、嵌入体12にも、その中心から偏心した後述するネクタイNを挿通するためのスリット状の2つの偏心孔12a,12aが設けられている。
【0016】
そして、これらの偏心孔11a,11a,12a,12aは、留具本体11の嵌込部11bへ嵌入体12を嵌め込むと、図1(b)に示したように、連通する大きさと配置である。
【0017】
また、留具本体11の嵌込部11bの入口縁部には、図2(a)及び図2(b)に示したように、ネクタイNを留めた後の留具本体11と嵌入体12との分離を防止する分離防止手段としての内反部11cが設けられている。
【0018】
さらに、留具本体11の嵌込部11bの内周側面と嵌入体12の外周側面とには、図3に示したように、ネクタイNを留めた後の戻り回転を防止するための戻り回転防止手段としての複数の凹部2a,・・・と、凸部2b,・・・とが設けられている。
【0019】
これにより、図4に示したように、ネクタイNを首や腰や腕などに巻いてネクタイ用留具1で留めると、今までに無い斬新なアクセサリーとなる。
【0020】
(作用)
次に、実施例1の作用効果について説明する。
【0021】
このような実施例1のネクタイ用留具1は、嵌込部11bを有する留具本体11と、留具本体11の嵌込部11b内に嵌め込まれる嵌入体12とから成り、留具本体11の嵌込部11bと、嵌入体12とには、これらの中心から偏心したネクタイNを挿通するための偏心孔11a,11a,12a,12aがそれぞれ設けられており、嵌入体12は、留具本体11の嵌込部11bに嵌め込まれた状態で回転可能とされた構成とされている。
【0022】
上記した構成なので、ネクタイNを留具本体11と嵌入体12の偏心孔11a,11a,12a,12aに挿通し、嵌入体12を留具本体11の嵌込部11bに嵌め込んでから回転させれば、留具本体11の嵌込部11bと嵌入体12との間の隙間をネクタイNが塞いで、その圧入力で固定されるため、所望の位置で固定すれば、女性などの腰や腕などに巻くアクセサリーとしてネクタイNを有効利用することができる。
【0023】
ここで、留具本体11側の偏心孔11aと、嵌入体12側の偏心孔12aは、それぞれ2つずつ設けられている。このため、まず留具本体11と嵌入体12の一方の偏心孔11a,12aのみにネクタイNを挿通しておき、腰や腕などに巻いた後で他方の偏心孔11a,12aにネクタイNを挿通してから嵌入体12を回転させれば、ネクタイ用留具1をより簡単に固定することができる。
【0024】
また、留具本体11側の偏心孔11a,11aと、嵌入体12側の偏心孔12a,12aは、スリット状の孔である。このため、偏心孔11a,11a,12a,12aがスリット状の孔であるので、ネクタイNにシワが寄り難いうえに、ネクタイNの挿通や長さ調整もスムーズに行うことができる。
【0025】
さらに、留具本体11の嵌込部11bと嵌入体12との間に、ネクタイNを留めた後の戻り回転を防止する戻り回転防止手段としての凹部2a,・・・と、凸部2b,・・・が設けられている。このため、ネクタイNをネクタイ用留具1で留めた後に、嵌入体12が戻り回転してネクタイ用留具1によるネクタイNの固定状態が緩んでしまうのを防止することができる。
【0026】
また、留具本体11の嵌込部11bと嵌入体12との間に、ネクタイNを留めた後の留具本体11と嵌入体12との分離を防止する分離防止手段としての内反部11cが設けられている。このため、ネクタイ用留具1の留具本体11と嵌入体12とは、両者間のネクタイNの圧入力で固定されるので、ネクタイNを留めた後に強い外力等が加わると分離してしまうおそれがあるが、それを防止することができる。
【実施例2】
【0027】
次に、実施例2について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
【0028】
この実施例2のネクタイ用留具1では、図5に示したように、分離防止手段としての内反部11cがあることに加え、留具本体11と嵌入体12との中央に孔が設けられ、この孔に挿入される第2の分離防止手段としての連結部材3が設けられ、より確実にネクタイNを留めた後の留具本体11と嵌入体12との分離を防止することができるようにしたことが実施例1のネクタイ用留具1と主に異なる。
【0029】
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
【実施例3】
【0030】
次に、実施例3について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
【0031】
この実施例3のネクタイ用留具1では、図6に示したように、分離防止手段としての内反部11cがあることに加え、留具本体11と嵌入体12との中央に第2の分離防止手段としてのマグネット4a,4bが設けられ、これらの磁力結合で、より確実にネクタイNを留めた後の留具本体11と嵌入体12との分離を防止することができるようにしたことが実施例1のネクタイ用留具1と主に異なる。さらに、マグネット4a、4bであれば着脱が容易になるため、例えば留具本体11と嵌入体12とで色や素材を変えれば、それらを組み合わせることで多数のバリエーションを持たせることができる。
【0032】
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
【実施例4】
【0033】
次に、実施例4について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
【0034】
この実施例4のネクタイ用留具1では、図7に示したように、留具本体11の後側に衣類又は持ち物に止着するための止着部としてのフック5が設けられており、図8に示したように、腰や腕などに巻くアクセサリーとしてだけでなく、スカート等の衣類やバッグ等の持ち物にアクセントを持たせるアクセサリーとしても用いることができるようにしたことが実施例1のネクタイ用留具1と主に異なる。
【0035】
ここで、フック5は、レール部材上で可動となっており、高さ調整が可能とされている。
【0036】
また、これに代えて、図9に示したようなフック5が複数設けられているものを用いてもよい。さらに、フック5は、邪魔にならない箇所であれば、嵌入体12側に設けてもよい。
【0037】
また、止着部としては、安全ピンなどの他の手段を用いることもできる。
【0038】
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
【実施例5】
【0039】
次に、実施例5について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
【0040】
この実施例5のネクタイ用留具1では、図10に示したように、嵌込体12の留具本体11の前側にタイホルダー6が設けられており、このタイホルダー6が着用したネクタイNの裏面を支持することで、外側に盛り上がったボリューム感を持たせることができるようにしたことが実施例1のネクタイ用留具1と主に異なる。
【0041】
ここで、タイホルダー6は、長尺の板材を外側に撓らせて、両端を嵌入体12にヒンジ接合し、ネクタイNの装着時には邪魔にならないよう退避させておけるようになっている。勿論、このタイホルダー6は、留具本体11側に設けてもよい。
【0042】
また、この実施例5のネクタイ用留具1では、留具本体11の外側を6角型として異なる美観を呈するようにしている。
【0043】
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
【実施例6】
【0044】
次に、実施例6について説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
【0045】
この実施例6のネクタイ用留具1では、図11に示したように、分離防止手段として留具本体11に凸部71と嵌入体12に凹部72とがそれぞれ形成され、これらが相互に嵌合することで、ネクタイNを留めた後の留具本体11と嵌入体12との分離を防止することができるようにしたことが実施例1のネクタイ用留具1と主に異なる。
【0046】
さらに、嵌合された状態で前面側となる嵌入体12の中央には、指で摘まんで回すことで留具本体11に対して嵌入体12を回転させる回転レバー(取っ手)73が前方に突出するように形成されている。
【0047】
なお、本実施例では、凸部71を留具本体11側に、凹部72を嵌入体12側に、それぞれ形成する場合について説明したが、これに限定されるものではない。凸部を嵌入体12側に、凹部を留具本体11側に、形成することもできる。なお、留具本体11に分離防止手段としての内反部をさらに設けることもできる。
【0048】
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
【0049】
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例1〜6に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、これら実施例1〜6に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【0050】
例えば、上記した実施例1〜6では、偏心孔11a,12aを2つの孔で実施したが、これに限定されず、1つの孔や3つ以上の孔で実施してもよい。
【0051】
また、上記した実施例1〜6では、偏心孔11a,12aを単なるスリット状の孔として実施したが、これに限定されず、図12に示したように、偏心孔11a,12aを十字型にしてデザイン性を持たせたり、図13に示したように、偏心孔11a,12aにネクタイNの逆出防止突起や端部のタイダマリ等を設けて、更なる機能性を持たせたりして実施してもよい。
【0052】
さらに、上記した実施例1〜6では、実施例5を除いてはネクタイ用留具1の外形を円型にして実施したが、これに限定されず、図14に示したように、4角型にしたり、図15に示したように、動物等のキャラクター型にしたりして、様々な異なる美観を呈するようにして実施してもよい。
【0053】
また、実施例1では、留具本体11の嵌込部11bの内側面と嵌入体12の外側面との間に、ネクタイNを留めた後の戻り回転を防止する戻り回転防止手段としての凹部2a,・・・と、凸部2b,・・・が設けられる場合について説明したが、これに限定されるものではない。図16に示すように、留具本体11の前面と嵌入体12の後面に放射状に凸部20a(15度刻み)と凸部20b(30度刻み)を設けることもできる。さらに、内側面と外側面の間、及び、前面と後面の間、の両方に凹部又は凸部を設けることもできる。このように構成することで、留具本体11に対して嵌入体12を好みの角度で固定できるようになる。
【符号の説明】
【0054】
1 ネクタイ用留具
11 留具本体
11a 偏心孔
11b 嵌込部
11c 内反部(分離防止手段)
12 嵌入体
12a 偏心孔
2a 凹部(戻り回転防止手段)
2b 凸部(戻り回転防止手段)
3 連結部材(分離防止手段)
4a マグネット(分離防止手段)
4b マグネット(分離防止手段)
5 フック(止着部)
6 タイホルダー
N ネクタイ
【要約】
【課題】ネクタイを有効利用することができるネクタイ用留具を提供する。
【解決手段】嵌込部11bを有する留具本体11と、留具本体11の嵌込部11b内に嵌め込まれる嵌入体12とから成り、留具本体11の嵌込部11bと、嵌入体12とには、これらの中心から偏心したネクタイNを挿通するための偏心孔11a,11a,12a,12aがそれぞれ設けられており、嵌入体12は、留具本体11の嵌込部11bに嵌め込まれた状態で回転可能とされた構成とされている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16