【実施例1】
【0020】
図1〜3及び
図10〜
図14において、1は高さの調節ができる伸縮式の支持脚であり、具体的には多段式の円筒に挿入した支持脚1
1〜1nを最低90cmから最高200cmの間の適宜の高さHに設定できる。2は支持脚頂部1n′の雄ねじに螺合する雌ねじを有する筒形ソケット2
1′(
図12)を設けた水平孔2nに挿通したシート支受バーであり、
図10の図示例は既存の雨除けカバーCにおける両側面C
1(
図1、
図23)の横幅内に収まる横幅W(約91cm〜93cm)に設定した防錆の金属棒を示す。上記の筒形ソケット2
1′は、
ねじによる螺合のほか、内外筒形による嵌合式にすることも可能である。
【0021】
図4及び
図6において、支持脚1と一体のシート支受バー2を左右丁対用意し、支持脚1を4バッグの隣接するキャディバッグBとパターケースPcの間に挟み込む構成になっている。この場合の支持脚1の
高さHは90cmから最高200cmに設定してある。この場合のシート支受バー2の長さ
Wは、既存の雨除けカバーCの横幅内に収まる幅W(91cm〜93cm)に設定する。
【0022】
図6及び
図7、
図4及び
図15、
図18及び
図19において、3は支持脚1の頂部1n′において分割し、その各水平のシート支受バー2
1・2
2を折り畳みできるように支受する中折れ式斜辺ステーであり、上下のステー片3′・3″が回動軸3
3で結合してある。
当該ステーの一端を支持脚の頂部1nに、他端をシート支受バー2
1・2
1に回動できるように接続してある。上記のシート支受バー2
1・2
1は、アルミ押出形材で断面に逆M字形の凹溝を成形したものを用いている。この場合のシート支受バー2の長さは、91cm〜93cmに設定してある。
【0023】
図8及び
図17〜
図20において4は横断面が逆M字形を成す左右の支受バー2の端部同士を挿入して連結する連結具であり、当該連結具のネジ孔に摘み付きねじ4
1をねじ込んでその先端を逆さM字形の凹溝に掛止して支受バー2の端部同士を固定するようにしてある。前記の支受バーは、逆さM形に限定されず、角管や丸管でも可能である。5は乗用ゴルフカートGの荷台NにパターケースP
Cを挟んでその両側に搭載したキャディバッグBを被せるために雨除けカバーCをシート支受バー2に止着するためのクリップである。上記の
図17及び
図20において、左右一対の支受バー2の長さW×2がシートカバーCの横幅内に収まるように、支受バーの長さ(W×2)の一方(外側)W
2を他方(内側)にW
1に比べて短くしてある。
【0024】
図8及び
図9、
図16及び
図17において、支持脚1と一体で折畳み式のシート支受バー2を左右一対用意し、支持脚1を4バッグの隣接するキャディバッグB
1・B
2及びB
3・B
4の間に挟み込む構成になっている。この場合のシート支受バー2
1・2
1の長さは、50cm〜55cmに設定してある。
【0025】
ゴルフカートAの屋根A
1の後端部位に巻き上げてある雨除けカバーCを引き下ろす前に、当該カバーの保持具における伸縮式支持脚1の高さHを調節しておく。
「具体的な使用法・その1」
本発明に係るカバーの保持具を1個だけ用いる場合は、荷台Nに設置されているパターケースP
Cと、これに隣接して搭載されている左右一対のキャディバッグBの間に支持脚1を挟み込む。
【0026】
雨除けカバーCを引き下ろしてキャディバッグBのフードを外し、露出しているクラブの頂部を覆った当該カバーをシート支受バー2で支受すると共に、最も長いクラブ(ドライバー)と当該カバーCとのスペースを15cm〜20cmに確保しておく。
【0027】
雨除けカバー保持具を左右一対に使用する場合は、支持脚1と支受バー2がほぼ門型をなし、2バッグの場合や、または雨除けカバーCを安定強固に保持するときに用いるのに対応する。
【0028】
本発明に係る雨除けカバー保持具の用済み後において、
図1及び
図4にあっては、
図10〜
図14に示す支持脚1からシート支受バーを頂部近傍から取り外し、パターケースP
CとキャディバッグB
2、またはキャディバッグB
2同士に挟み込んだ支持脚1を抜き取り、パターケースP
CとキャディバッグB、またはキャディバッグB同士に挟み込んだ支持脚1を抜き取り、カートAの所定箇所に格納する。
【0029】
また、
図15〜
図23に示すように、雨除けカバー保持具のシート支受バー2が折畳み式の場合は、
図21の状態から左右のシート支受バー2に取り付けてある斜辺ステー4の中央部の回動軸3
3を内側方向の押すと、支受バー2側の回動軸3
4を及び斜辺ステー両端の回動軸3
1・3
2を介して
図22の状態を経て
図23の状態に折り畳まれる。パターケースP
CとキャディバッグB
2、またはキャディバッグ同士B
1・B
2又はB
3・B
4に挟み込んだ支持脚1を抜き取って、ゴルフカートAの所定箇所に格納する。