(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
  被制御機器(controlled device)にユーザインターフェース(UI:user interface)コンポーネントを提供する制御機器(controlling device)であって、
  前記被制御機器により発見された前記制御機器が、前記被制御機器から前記被制御機器のデバイス能力情報を受信し、前記被制御機器から受信された前記被制御機器のデバイス能力情報と、前記制御機器のデバイス能力情報のうち少なくとも一つに基づいてサーバとのデバイス能力マッチング手順を遂行し、前記デバイス能力マッチング手順の遂行が完了すると、前記サーバから受信された前記UIコンポーネントのうち前記被制御機器に提供されるUIコンポーネントがリモートUIページである場合、前記リモートUIページを前記被制御機器のために加工する制御部(controller)と、
  前記サーバから前記UIコンポーネントを直接受信することができない前記被制御機器に、前記制御機器がプロキシ(proxy)として動作できることを示す所定の情報を伝送し、前記加工されたUIコンポーネントを前記被制御機器に提供し、前記被制御機器から受信される前記UIコンポーネントに対する制御情報を前記サーバに伝達する送受信部(transceiver)とを含む
  ことを特徴とする制御機器。
  前記送受信部は、前記被制御機器が前記リモートUIページ及びコンテンツのうち少なくとも一つを提供することができる能力を有しているか否かによって、前記リモートUIページ及びコンテンツのうち少なくとも一つを前記被制御機器に提供する
  ことを特徴とする請求項3に記載の制御機器。
  前記被制御機器が前記リモートUIページを提供することができる能力を有していると、前記加工されたUIコンポーネントは前記被制御機器のプロファイル情報を有するリモートUIページを含み、前記被制御機器が前記コンテンツを提供することができる能力を有していると、前記加工されたUIコンポーネントは前記被制御機器のプロファイル情報を有するコンテンツを含む
  ことを特徴とする請求項4に記載の制御機器。
【背景技術】
【0002】
一般的に、ホームネットワークは、IP基盤の私設網(Private network)でなされるもので、家庭内で使用される全ての形態のデバイス、例えば、個人コンピュータ(PC)と知能型製品、無線装置などの多様なデバイスを、ミドルウェアー(middleware)と呼ばれる共通の仮想コンピュータ環境を通じて一つのネットワークで接続して制御するものである。
【0003】
ミドルウェアーとは、多様なデジタル機器をピアツーピア(peer-to-peer)方式で接続して機器ら間の通信が可能であるようにすることで、DLNA(Digital Living Network Alliance)、HAVI(Home AV Interoperability)、UPnP(Universal Plug and Play)、Jini(Java(登録商標) Intelligent Network Infrastructure)、HWW(Home Wide Web)などのような多くの産業標準団体により、ホームネットワーク技術の向上のために現在まで活発に研究されている。
【0004】
ホームネットワークにおいて、遠隔UI(Remote UI:RUI)技術は、一つのデバイスが他のデバイスの機能又は性能を制御するために使用されることができる。簡単に説明すると、RUI技術は、クライアント−サーバアーキテクチャに基づくもので、RUICがRUISからUIを獲得して、ユーザがRUICでUIを通してRUISを制御できる技術である。
【0005】
このようなRUI技術は、アプリケーションを制御するためのユーザインターフェースを、このアプリケーションを駆動するデバイスでない他のデバイス上で、レンダリング及び制御するようにするメカニズムであり、CEA−2014、XHT(eXpandable Home Theater)、WiDeX(Widget Description Exchange Service)、RPD(Remote Desktop Protocol)などの多様なRUI技術が研究されている。
【0006】
 以下で、物理的に離れている装置を制御するためのRUI技術のうち、代表的な米国家電協会(Consumer Electronics Association:CEA)−2014に対して説明する。CEA−2014技術を構成している遠隔制御システムは、遠隔制御のためのユーザインターフェース(UI)を提供する遠隔ユーザインターフェースサーバ(RUIS)、遠隔で受信されたユーザインターフェースをディスプレーするための遠隔ユーザインターフェースクライアント(RUIC)を含む。
【0007】
 遠隔制御のためのUIを提供するRUISは、その内部にウェブサーバを有している。このウェブサーバを通してRUISはRUICが要求するウェブページ(Webpage)を伝送し、RUICはXHTMLブラウザーを通して該当UIのウェブページをユーザにディスプレーする。
【0008】
このようなRUI技術を用いると、RUICはRUISとセッションをセットアップし、RUISからUIコンポーネント(component)を受信してRUISを制御できるようになる。ここで、UIコンポーネントはUIを構成する要素を示し、アイコン、プルダウンメニュー、ボタン、スクロールバー、ウィンドウズ(登録商標)、テキスト、A/Vデータ(オーディオ/ビデオ、写真など)など、RUISからRUICにRUIセッション上で提供される全ての形式のデータを総称する概念である。
【0009】
図1は、RUIS100が提供するリモートUIページとコントロール情報を利用して、二つのクライアントデバイス(RUIC1、RUIC2)がコンテンツにアクセスする一般的な例を示す。RUIC(Remote User Interface Client)1 101は、RUIS100からリモートUI(RUI)ページとコンテンツを直接受信することができるが、もう一つのRUIC2 102は、参照番号103に示したようにRUIS100からサービスを直接受信することができない。
【0010】
このような場合は、RUIC2 102が物理的にRUIS100との直接接続が不可能な位置にあるか、接続が可能であっても、リモートUIページ及びコンテンツをRUIS100から直接受信することができる権限がない場合など、多様な理由によって起こり得る。このような環境では、リモートUIの使用が非常に制限的であるが、RUIS100と接続可能な周辺の他の3G端末機やデバイスなどを活用すれば、RUIC2 102にもリモートUIサービスを提供することができる。
【0011】
また、移動通信端末機だけでなく、デジタルTV(DTV)、PMP(Portable Media Player)、コンピュータなど、多様な能力を有したデバイスが混在され、ユーザにサービスを提供するコンバージェンス(Convergence)環境では、リモートUIをサポートする機器であっても、デバイス別に相異なる種類の物理チャンネルインターフェースを有する問題がある。例えば、TVにはWiFi(Wireless Fidelity)無線ランインターフェースが装着されているが、宅内の他の全てのデバイスはブルートゥースインターフェースだけを有しており、これを通じてリモートUIをサポートする場合、現在としてはTVにリモートUIサービスを提供できる方法はない。この時、ブルートゥースとWiFiインターフェースを同時に有した多重インターフェース(Multiple Interface)デバイスが、上記デバイスの代わりにリモートUIサービスを提供できれば、コンバージェンス環境でより有利であり得る。 
【0012】
このように、RUISとRUICとの間に直接接続が可能な場合のみにリモートUIサービスを提供する従来の方法は、上述したような多様な問題点を有している。このようなリモートUI提供方法の限界を越えるためには、RUIS100から直接サービス受信が可能なRUIC1 101を活用して、サービス受信が不可能なRUIC2 102、又は第3のRUICにリモートUIページ及びコンテンツを提供するための方案が必要である。
 
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の好適な実施形態を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の説明における具体的な特定事項は、本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたもので、これら特定事項によって本発明が限定されるものではないことは、当該技術分野における通常の知識を持つ者にとっては明らかであるだろう。
 
【0021】
図2は、本発明の実施形態によって、RUIS200で提供されるリモートUIページ及び/またはコンテンツをプロキシRUIデバイスであるRUIC1 201を介して、第3のRUICデバイスであるRUIC2 202に提供することを示す図である。ここで、プロキシRUIデバイスは、RUIC1 201がRUIC2 202の代わりにRUIS200と通信を遂行することにより、RUIC1 201をプロキシRUIデバイスとも称する。
 
【0022】
図2に示されたように、RUIC2 202がRUIS200に直接接続が不可能な場合、RUIS200は、参照番号204に示したように、通信を遂行できないRUIC2 202に伝達されるべきリモートUIページ及び/またはコンテンツを、RUIC1 201を介してRUIC2 202に遠隔で伝送する。このリモートUIページ及びコンテンツは、RUIC1 201を介してさらに第3のデバイスであるRUIC2 202に伝送され、RUIC2 202の画面にはRUIS200から受信された該当リモートUIページ及びコンテンツがディスプレーされる。このためにRUIC1 201を介してコンテンツを消費していたユーザは、まずコンテンツあるいはリモートUIを提供するRUIC2 202を検索して選択し、RUIC2 202に提供するコンテンツあるいはUIページを選択すると、選択されたコンテンツまたはリモートUIがRUIC2 202に伝達される。 
 
【0023】
図3は、本発明の実施形態によってRUIC1 301を通してRUISと通信を遂行できない第3のデバイスであるRUIC2 302に、リモートUIページ又はコンテンツを提供するために必要なプロトコル304及び手順305と、RUIC1でこれを担当する運営モジュール306を示す図である。RUIC1 301はCEA−2014のような既存のプロトコル303を通して、RUIS300からリモートUIページ及びコンテンツを受信する。しかしながら、プロキシRUIC1 301が第3のRUICデバイスであるRUIC2 302にリモートUIページ及びコンテンツを提供するためには、RUIC301と302との間にリモートUIページ及びコンテンツを伝達できる新たなプロトコル304が定義されるべきであり、本発明によって、新たなプロトコル304に定義されるべき内容は次の通りである。
 
【0024】
 第1に、RUIC1 301が第3のRUICデバイスであるRUIC2 302を発見するデバイス発見過程(Device Discovery process)が必要である。第2に、RUIC2 302が発見された後には、リモートUIページ及びコンテンツをRUIS300から獲得するために必要な情報をRUIC2 302から獲得して比較するデバイス能力マッチング過程(Device Capability Matching process)が必要である。第3に、RUIC2 302がリモートUIページ及びコンテンツをレンダーすることができることまで認識されると、RUIC1 301がRUIC2 302にリモートUIページ及びコンテンツを伝達するRUIページ伝達過程(URI Page Transfer process)が必要である。第4に、RUIC2 302がRUIC1 301からリモートUIを受信すると、RUIC2 302がRUIC1 301から受信されたRUIページをレンダリングした後、RUIC1 301を通して制御メッセージを伝送する制御メッセージ伝達過程(Control Message Transfer process)が必要である。
 
【0025】
 以下では、RUIC1 301でこのような過程を遂行するための手順に対して説明する。 
図4は、本発明の実施形態によって、リモートUIページ及びコンテンツをRUIC2 402に提供するために、RUIC1 401とRUIC2 402がお互いを発見(Discovery)する方法を示す図である。この時、RUIC1 401とRUIC2 402がお互いを発見する方法は、本発明の実施形態ではプールモード(PULL mode)とプッシュモード(Push mode)の、二つの相異なる方法が存在する。
 
【0026】
 先ず、プッシュモード403は、RUIC1 401がRUIC2 402を発見する方法である。プッシュモードとは、例えば、RUIC1 401のユーザがRUIS400から受信された動映像コンテンツを見ているうちに、画面大きさがより大きい周辺の第3の機器であるRUIC2 402を利用してコンテンツを見ようとする場合がこれに該当する。
 
【0027】
この時、UICP1(User Interface Control Point1)405は、RUIC1 401を制御するUICPとして利用されるので、RUIC1 401がRUIC2 402を発見する手順が遂行されるべきである。
ここでは、RUIC1 401が周辺に存在する全ての第3のRUIC2を発見し、発見されたRUIC2 402がメタデータ(Metadata)を通してコンテンツ受信が可能なデバイスであるか否かを判別する。このメタデータは、デバイスデスクリプション(Device Description)データあるいは能力デスクリプション(Capability Description)データを含むことができ、発見されたRUIC2 402がRUIS400から伝達されたコンテンツを受信することができるか否かをRUIC1 401が判別できる値を有している。
 
【0028】
 <表1>は、本発明の実施形態によってデバイスデスクリプションメタデータに 所定フラグ(flag)を追加する例を示す。このフラグは、RUIC2 402がコンテンツ受信が可能なデバイスであるか否かをRUIC1 401が把握するようにするために使用される。<表1>はデバイスデスクリプションメタデータをXML文書で作成した例である。<表1>で、太い斜体で表示された部分が本発明の実施形態によって追加されたフラグに該当し、<表1>のデータは、
図8のステップ806及び
図9のステップ906でデバイスデスクリプションを通して伝達される。RUIC1 401はリモートUIページ及びコンテンツを受信することを望むか、あるいは受信する能力があるRUIC2 402だけを選択して該当フラグを利用し、上記フラグはRUIC2 402を使用するユーザの選好度や決定などにより設定され得る。RUIC1 401は、発見されたRUIC2 402のメタデータに基づいて、このRUIC2 402がコンテンツ消費が可能なデバイスであるか否かを把握した後、使用可能なデバイスであれば、リモートUIページ及びコンテンツを伝送できるかを確認するためのデバイス能力マッチング手順に入る。 
 
【0029】
デバイス能力マッチング(capability matching)手順は、RUIC1 401のUICP1 405が遂行する。しかしながら、説明の便宜上、RUIC1 401が遂行することと説明する。RUIC1 401のUICP1 405がRUIS400とRUIC2 402のデバイスデスクリプションを全部受信した後、二つのデバイスデスクリプションを比較して、RUIS400が提供する多様なRUIページのうち、RUIC2 402が受信し得るRUIを判断する。以後、RUIC1 401は、特定されない方式でRUIC2 402に伝達されるべきRUIページを 提供することをRUIS400に要請するようになる。この要請メッセージにRUIC2のデバイス能力に関する情報がRUIページ要請と共に伝送される。
 
【0030】
 要するに、本発明の実施形態で、デバイス能力マッチング手順は、RUIC1 401がRUIS400とRUIC2 402それぞれに対するデバイスデスクリプションからデバイス能力に関する情報を獲得する段階と、獲得されたデバイスデスクリプション情報をお互い比較する段階と、RUIC2 402がRUIS400が提供するサービスのうち受信し得るサービスを判断する段階と、RUIC1 401がUIページ要請と共に、RUIC1 401のプロファイルとRUIC2 402のプロファイルをRUIS400に伝達する段階と、を含む。
 
【0032】
 <表1>のように、RUIC2 402は、<rui:ProxyAvailability>のフラグを“True”で設定してRUIC1 401に伝送すると、RUIC2 402がRUIC1 401から伝達されたUIコンポーネントを受信できるデバイスであることをRUIC1 401が判断できるようになる。
もう一つの方法で、RUIC1 401は、RUIC1 401を用いてコンテンツにアクセスすることを望む第3のRUICであるRUIC2 402だけを検索することを示す情報を含む発見メッセージをRUIC2 402に伝送する。例えば、UPnP発見メッセージでST(Search Target)フィールドにRUICデバイスだけを検索することを示すターゲット情報(“ST:urn:schemas-upnp-org:device:RemoteUIClientDevice:1”)を挿入し、この検索されたRUICうちでRUIC1 401を通して、コンテンツにアクセスできるRUIC2 402だけがUPnP発見メッセージに応答するように状態情報を<表2>で太い斜体のように設定して伝送し得る。
 
【0033】
すると、RUIC1 401が伝達するコンテンツまたはリモートUIページを受信することを望むRUIC2 402のみが、この要請に対する応答メッセージをRUIC1 401に伝送する。この応答メッセージを受信したRUIC1 401は、該当応答メッセージを伝達したRUIC2 402に対するデバイスデスクリプションを分析した後、デバイス能力デスクリプションを分析するデバイス能力マッチング過程に入る。上述したように、上記デバイス能力マッチング過程は、RUIC1 401により発見されたRUIC2 402がコンテンツまたはリモートUIページを正しく受信し、アクセスできるか否かを把握するための過程である。
 
【0034】
 <表2>は、本発明の実施形態によるリモートUIページまたはコンテンツを受信することができるRUIC2 402のみがUPnP発見メッセージに応答するように、RUIC2 402が有すべき状態情報を、太い斜体のようにUPnP発見メッセージに追加した場合の実施形態である。<表2>のデータは、後述する
図8のステップ805及び
図9のステップ905を通じて伝達される。
 
【0036】
 PULLモード404は、RUIC2 402がRUIC1 401を発見する方法である。例えば、RUIC2 402を利用しているうちに、特定サービスを受信しようとするユーザが、RUIS400から直接サービスを受信することができないことを認知した場合がこれに該当する。この時、UICP2 406は RUIC2 402を制御するUICPとして使用され、周辺でプロキシRUICとして使用できるRUIC1 401が存在するか否かを判断するための手順を遂行する。ここでは、RUIC1 401がプロキシRUICとして動作できるか否かをRUIC2 402に通知するための情報がデバイスデスクリプションに記述されなければならない。
 
【0037】
 <表3>及び<表4>は、本発明の実施形態によって、XML言語で具現されたデバイスデスクリプションに、RUIC1 401がプロキシRUIをサポートするか否かを示す所定情報を追加する実施形態である。本発明の実施形態によれば、RUIC1 401は、<表3>及び<表4>の情報を生成してRUIC2 402に伝送する。<表3>では太い斜体で表示されたように新たなデバイスタイプである‘プロキシRUIデバイス(ProxyRUIDevice)’を定義し、これを通じてRUIC2 402がプロキシRUIとして動作するRUIC1 401を発見できるようにする。<表4>は、新たなデバイスタイプを定義したことでなく、太い斜体で表示されたように、デバイスデスクリプションで定義されたクライアント情報(Client Information)にRUIC1 401がプロキシRUIをサポートするか否かを示す別途のタグが記述された場合の例である。<表3>または<表4>を用いて、RUIC1 401は、RUIC2 402に“RUIC1 401がプロキシとして利用できるデバイスである”ことを知らせ、<表3>または<表4>のデータを受信したRUIC2 402は、自身がプロキシとして使用する他のデバイスが存在することが分かる。<表3>または<表4>を受信した以後、RUIC2 402は自身が受信することができるサービスリストをRUIC1 401から受信する手順を遂行するようになるが、これに対する細部方法は後述する。
 
【0040】
図5は、本発明の実施形態によって、RUIS500とRUIC2 502との間でリモートUI及びコンテンツを提供するRUIC1 510のブロック構成図である。
 
【0041】
 利用可能なサービスリスト(Available Service List、以下、ASLと称する。)伝送部516は、RUIC1 510がRUIC2 502の代わりにプロキシRUIとして動作するデバイスであることを知らせる所定情報をRUIC2 502に伝達し、また、現在提供可能なサービスリストに関する情報をRUIC2 502に伝達する。
 
【0042】
 <表5>、<表6>、そして<表7>は、RUIC1 510を通して提供可能なサービスリスト(Available Service List)をRUIC2 502に伝達する二つの異なる例を示す。<表5>は、太い斜体のようにRUIC1 510のデバイスデスクリプションにサービスリストを受信することができるアドレスであるサービスリストURL(serviceListURL)を記述する方法を示す。RUIC2 502はこのサービスリストURLアドレスから下の<表6>のような別途のXMLファイルに記述されたサービスリストを得ることができる。
 
【0043】
 <表7>は、太い斜体に示したように、RUIC1 510がRUIC1 510のデバイスデスクリプションにサービスリストを直接記述した後、RUIC2 502に伝達する方法を示す。
 
【0047】
 UI制御モジュール512は、CEA−2014標準に記述されたUICP(User Interface Control Point)を意味し、RUIC1 510の内部、または外部に含まれることができる。本発明の実施形態によって、UI制御モジュール512は、RUIS500から伝達されるUIページまたはコンテンツを受信することができるRUIC2 502を発見し、発見されたRUIC2 502とRUIC1 510のデバイス能力を把握した後、デバイス能力マッチング手順を遂行する。本発明の実施形態によって、UI制御モジュール512は、RUIC2 502からデバイスデスクリプションを受信すると、RUIS500とRUIC2 502との間のデバイス能力を比較した後、デバイス能力マッチング手順を遂行する。デバイス能力マッチング手順が完了した後には、RUIC1 510はRUIC2 502に対してプロキシとして動作できる。すなわち、UI制御モジュール512は、RUIC2 502からデバイスデスクリプションを受信し、受信したデバイスデスクリプションに基づいてRUIS500とRUIC2 502との間のデバイス能力マッチング手順を遂行することによって、RUIS500とRUIC2 502を接続させる過程を遂行する。 
 
【0048】
 ASL伝送部516は、RUIC1 510が参照番号404に示したようなPULLモードで動作する場合に必要な情報を提供する。すなわち、RUIC2 502を利用していたユーザが、プロキシRUICとして使用可能なデバイスが周辺にあるかを検索し、デバイスがある場合、使用可能なサービスの種類を知りたいとき、該当サービスのリストをRUIC1 510から受信することができる。RUISが宅外に存在するために、UICPがRUISを発見できない場合、RUICがRUISのアドレスをブックマークのように一つずつ保存するようになり、これをi-Boxモデルと称する。また、i-Boxモデルで、ユーザがRUIC2 502自体にブックマーク(Bookmark)で指定されているサービスを受信することを望む場合、ASL伝送部516は、該当サービスを要請する役割を遂行する。ASL伝送部516は、サービス有効性フラグハンドラ516aと有効なサービスハンドラ516bを含む。
 
【0049】
サービス有効性フラグハンドラ516aは、RUIC1 510がRUIC2 502に対してプロキシRUICとして動作するか否かを示すための所定情報を生成してデバイスデスクリプション生成部524に伝送する。デバイスデスクリプション生成部524は、デバイスデスクリプションメッセージに該当所定情報を挿入してRUIC2 502に伝送する。本発明ではRUIC1 510がプロキシとして動作できることを仮定したので、RUIC1 510が動作すれば、サービス有効性フラグハンドラ516aは、RUIC1 510がプロキシとして動作できることを通知するフラグを生成してデバイスデスクリプション生成部524に伝送し得る。
 
【0050】
図5は、参照番号530に示したようにRUIC1 510がRUIC2 502にプロキシサービスを提供できるか否かを示すフラグをデバイスデスクリプションメッセージを用いて伝送することを示している。すなわち、サービス有効性フラグハンドラ516aは、生成されたフラグをデバイスデスクリプション生成部524に伝送し、デバイスデスクリプション生成部524は受信されたフラグをデバイスデスクリプションに挿入してRUIC2 502に伝送する。
 
【0051】
したがって、RUIC1 510がプロキシであることを示すフラグを受信する場合、RUIC2 502は自身の周辺に存在するRUIC1 510がプロキシとして動作できることを判断し得る。
 
【0052】
 本発明のプールモード(PULL mode)の場合、RUIC2 502のユーザがプロキシRUICとして動作可能な周辺のデバイスを検索し、RUIC1 510を選択した後、有効なサービスハンドラ516bは、RUIC1 510が提供可能なサービスリストをRUIC2 502に提供する。RUIC2 502が提供可能なサービスリストに対する要求をRUIC1 510に伝送する場合、有効なサービスハンドラ516bは、UI制御モジュール512からRUIS500が提供できるサービスリストを獲得してRUIC2 502に伝達する。
 
【0053】
サービス有効性フラグハンドラ516aがプロキシサービスの提供可能性を示すフラグとRUIC2 502に対して提供可能なサービスリストを提供する過程は、RUIC1 510とRUIC2 502との間の発見過程で遂行し得る。
 
【0054】
デバイス能力マッチング処理部514は、RUIC2 502のデバイス能力に適合したリモートUIページあるいはコンテンツが伝達されることができるように、RUIC2 502のデバイス能力(device capability)情報を受信及び管理する役割をする。このように受信されたデバイス能力情報に基づいて、RUIS500からRUIC2 502に必要なコンテンツを受信するために、RUIC1 510はデバイスプロファイル(device profile)情報を適切に結合してRUIS500とデバイス能力マッチングを遂行する。この時、RUIC1 510及びRUIC2 502のデバイス能力に関する情報であるデバイスプロファイル情報は、デバイス能力情報保存部522に保存される。
 
【0055】
 例えば、RUIC2 502にコンテンツとリモートUIページが共に伝達される場合、ui_profile及びvideo_profile、audio_profileの全部は、RUIC2 502のデバイスプロファイル情報を用いてデバイス能力マッチングが遂行される。
 
【0056】
 例えば、ui_profileは、ポインティングデバイス(pointing device)、 キーボードタイプ、UIページのサイズなどの有無に関する情報を示し、video_profileは、解像度、ピクセルの数などに関する情報を示し、audio_profileは、オーディオファイルのチャンネル数(2チャンネル、5.1チャンネルなど)、ボイスコーデックなどに関する情報を示す。
 
【0057】
ここで、デバイス能力とは、RUICが提供できる解像度、カラーの数、オーディオチャンネルの数などのようなリモートUIページまたはコンテンツを視覚/聴覚的に提供するためのデバイスに関連した情報を通称する。しかしながら、RUIC1 510にはリモートUIページのみにアクセスされ、RUIC2 502にはコンテンツのみにアクセスされる場合には、ui_profileはRUIC1 510のプロファイル情報、video_profile、audio_profileはRUIC2 502のプロファイル情報を用いてデバイス能力マッチングを遂行するようになる。このような過程は
図8及び
図9でさらに詳細に説明する。
 
【0058】
リモートUIページ管理部518は、RUIC2 502に伝達されるべきリモートUIページを再構成して再伝送する。RUIS500がRUIC2 502のためのリモートUIページをRUIC2 502の能力に適合するように提供したとしても、RUIC2 502はRUIS500に直接接続が不可能であるために、このリモートUIページに対するUIページ制御(Control)メッセージをRUIS500に直接伝達することができない。したがって、RUIC1 510のリモートUIページ管理部518は、RUIS500から受信したリモートUIページをRUIC2 502に再伝送する前に、RUIC2 502がRUIC1 510に制御メッセージを伝送できるようにリモートUIページを変更してRUIC2 502に伝送する。
 
【0059】
リモートUIページ管理部518については、
図6を参照して説明する。リモートUIページ管理部518は、RUIC1 510またはRUIC2 502のデバイス能力に適合した形態で加工されたコンテンツをRUIS500から受信する。すなわち、デバイス能力マッチング手順以後にコンテンツが提供されるデバイスの能力に従ってコンテンツが加工され、RUIS500からRUIC1 510に伝達される。ここで、“加工されたコンテンツ”とは、例えば、RUIC2 502に伝送されるコンテンツであれば、RUIC2 502が提供可能な解像度などのような、RUIC2 502のデバイス能力に適合するようにRUIS500で変更されたコンテンツを意味する。そして、リモートUIページ管理部518は、RUIS500から受信されたリモートUIページがRUIC2 502に伝達されるべきであれば、受信されたリモートUIページの制御情報が伝達されるRUIS500のURIアドレスを自身のURIアドレスに変換し、RUIC2 502に適合するように加工された新たなリモートUIページをRUIC2 502に伝送する。
 
【0060】
メッセージ中継部520は、RUIC2 502が伝送する制御メッセージと他の多様な種類の要請(Request)メッセージを受信した後、これをさらに元来のターゲットサーバあるいはRUIS500に伝送する。このために、メッセージ中継部520は、RUIC2 502から受信されたメッセージが元来どのURI(Uniform Resource Identifier)に送られるべきであるかを示す情報をリモートUIページ管理部518から受信した後、該当メッセージを元来のターゲットRUIS500や図示しない別途のコンテンツサーバに伝送する。すなわち、メッセージ中継部520は、RUIC2 502から受信された制御メッセージまたは要請メッセージが、RUIS500または意図のサーバに伝送されるように、この制御メッセージまたは要請メッセージのURIの代わりをする。 
 
【0061】
このようなリモートUIページ管理部518が必要な理由は、RUIS500とRUIC2 502がお互いに直接的に通信できない状態であるから、RUIS500から受信されたリモートUIページまたはコンテンツのURIアドレスをRUIS500のアドレスで設定してRUIC2 502に伝達しても、RUIC2 502からそれにこのする制御情報がRUIS500に直接送信されることができないためである。
 
【0062】
したがって、RUIS500から受信されRUIC2 502に伝送されるべきUIコンポーネントのURIアドレスを、プロキシサービスをサポートするRUIC1 510のアドレスに変換する過程が必要である。 
 
【0063】
図6は、本発明の実施形態によるリモートUIページ管理部518のブロック構成図である。
まず、コンテンツ受信部600は、RUIS500からコンテンツを受信した後、再伝送権限検査部602に伝達する。再伝送権限検査部602は、RUIS500から受信されたコンテンツを再伝送できるかを判断した後、その結果を新たなUIページ及びコンテンツ再伝送処理部604に提供する。再伝送権限検査部602がRUIS500から受信されたコンテンツに対して再伝送が可能であるか否かを判断しなければならない理由は、該当コンテンツに対するデジタル著作権管理及びセキュリティーのためである。
 
【0064】
 UIページ受信部606は、リモートUIページをRUIS500から受信してパッシング(Parsing)部608に提供する。パッシング部608は、このリモートUIページをパッシングし、このリモートUIページでパッシングされたリモートUIページの以前URI(old URI:RUISのURI)を新たなURI生成及び管理部612に伝送する。
 
【0065】
 新たなURI生成及び管理部612は、RUIC2 502が伝送する制御メッセージと他の多様な要請メッセージを受信する新たなURIアドレス(RUIC1のURIアドレス)を生成した後、これを新たなURI代替部610に伝送する。新たなURI代替部610は、このリモートUIページに生成された新たなURIアドレスを挿入して新たなUIページ及びコンテンツ再伝送処理部604を通してRUIC2 502に伝送する。この時、加工された新たなリモートUIページもRUIC2 502に共に伝送される。
 
【0066】
 新たなURI生成及び管理部612は、以前のURIアドレス(old URI)と新たなURIとの間のマッピング情報を保存した後、RUIC2 502から制御メッセージまたは要請メッセージが受信されると、このマッピング情報によってアドレスを変換し、変換されたアドレスを用いて受信されたメッセージをRUIS500または他のコンテンツサーバに伝送する。
 
【0067】
図7は、本発明の実施形態によって、RUIC1 510でRUIS500とRUIC2 502との間のインターフェーシングのための動作を示すフローチャートである。
 
【0068】
ステップ705で、RUIC1 510は、プッシュモード又はプールモードで、 RUIC2 502を発見する過程を遂行する。
ステップ705でRUIC2 502を発見すると、RUIC1 510はステップ710でRUIS500とRUIC2 502間のデバイス能力マッチング手順を遂行する。ステップ710でデバイス能力マッチング手順は、RUIC1 510自身のデバイス能力とRUIC2 502のデバイス能力をRUIS500に伝送する過程を含む。
 
【0069】
そして、ステップ715で、このデバイスマッチングが完了すると、ステップ720で、RUIC1 510はRUISから受信されたUIコンポーネントをRUIC2に伝達する。ステップ720で、このUIコンポーネントにはリモートUIページ及びコンテンツが含まれることができ、例えば、ステップ710のデバイス能力マッチング手順を通じて、RUIC2 502がリモートUIページまたはコンテンツをユーザに提供することができると、RUIS500は、RUIC2 502のデバイスプロファイルに相当するリモートUIページまたはコンテンツをRUIS500から受信することができる。そして、ステップ720でRUIC1 510はUIコンポーネントのうちリモートUIページがRUIC2に伝達されるべきであれば、このリモートUIページの制御情報が伝達されるRUIS500のURIアドレスを自身のURIアドレスに変換し、RUIC2 502に適合するように加工された新たなリモートUIページをRUIC2 502に伝送する。
 
【0070】
ステップ725で、RUIC1 510はRUIC2 502からこの伝達されたUIコンポーネントに対する制御メッセージを受信し、受信された制御メッセージをRUIS500に伝送する。
 
【0071】
 一方、ステップ715でマッチングが完了していないと、RUIC1 510は、ステップ730で他のRUIC2を検索した後、さらにステップ705に進行してステップ705乃至ステップ725を反復して遂行する。
 
【0072】
図8及び
図9は、RUIC1とRUIC2にRUISから提供されたリモートUIページ及びコンテンツが各々分離され提供される場合と、RUIC2にリモートUIページ及びコンテンツが共に提供される場合を示す図である。
 
【0073】
図8は、RUIC1 801ではリモートUIページのみにアクセスされ、RUIC2 802ではコンテンツのみにアクセスされる場合の実施形態である。例えば、RUIC1 801を通してコンテンツを消費していたユーザが、制御動作はRUIC1 801を通して継続遂行し、RUIC1 801に比べてより大きい画面を具備したデバイスであるRUIC2 802を通してはコンテンツのみにアクセスすることを望む場合がこれに該当する。この場合、デバイス能力マッチング過程で、ui_profileは、RUIC1 801の情報を利用し、audio_profile及びvideo_profileは、RUIC2 802の情報を利用する。
 
【0074】
ステップ803で、RUIC1 801はRUIS800からリモートUI(RUI)ページを受信する。ステップ804で該当RUIページを消費しているうちに、ステップ805でRUIC1 801はRUIS800から受信したコンテンツを伝達する周辺の第3のデバイスRUIC2 802を検索する。以後、ステップ806でRUIC2 802は、RUIC1 801に自身のデバイスデスクリプションをステップ805に対する応答として伝送する。ステップ805及びステップ806を含むステップ811は、発見過程で遂行し得る。
 
【0075】
そして、ステップ807で、RUIC1 801はデバイス能力マッチング手順を遂行するために、RUIC1 801自身のui_profileとRUIC2 802のaudio/video_profileを含むデバイス能力マッチング情報をRUIS800に伝送する。本発明で、RUIC1 801がRUIS800にデバイス能力マッチング情報を伝送することは、デバイス能力マッチング手順に含まれ得る。そして、ステップ808で、RUIC1 801は、RUIC1 801のプロファイルに該当する値で設定されたuiプロファイルを有するリモートUIページと、RUIC2 802のプロファイルに該当する値で設定されたコンテンツのaudio/videoプロファイルを有するコンテンツをRUIS800から受信する。
 
【0076】
そして、RUIS800から受信されたリモートUIページ及びコンテンツから、ステップ809でRUIC1 801はUIページに設けられた表示部を用いてリモートUIページをRUIC1のユーザに出力し、ステップ810でコンテンツをRUIC2 802に伝達する。
 
【0077】
図9は、RUIC2でリモートUIページ及びコンテンツが共にアクセスされる場合の実施形態である。
図9も
図8と類似した実施形態であり、この時、RUIC1 901がRUIC2 902にリモートUIページ及びコンテンツを提供するために、ステップ907のデバイス能力マッチング過程を遂行する時、ui_profile、audio_profile及びvideo_profileの全部は、RUIC2 902の情報を利用して遂行される。
図9は、ステップ908でRUIC1 901がRUIC2 902のプロファイルを有するリモートUIページ及びコンテンツをRUIS900から受信することが
図8と異なる。また、
図9は、制御メッセージがRUIC2 902からRUIC1 901を介してRUIS900に伝達されるべきであるので、ステップ909でRUIC1 901はRUIC2 902が制御メッセージを伝達するアドレスをリモートUIページに挿入し、ステップ910でリモートUIページ及びコンテンツをRUIC2 902に伝達する点が
図8と異なる。
 
【0078】
ステップ903で、RUIC1 901はRUIS900からリモートUIページを受信する。ステップ904でこのリモートUIページを消費しているうちに、ステップ905でRUIC1 901はRUIS900から受信したコンテンツを伝達する周辺の第3のデバイス902を検索する。以後、ステップ906でRUIC2 902はRUIC1 901に自身のデバイスデスクリプションをステップ905に対する応答として伝送する。ステップ905及びステップ906を含むステップ911は、発見過程で遂行し得る。
 
【0079】
そして、ステップ907でRUIC1 901はデバイス能力マッチング手順を遂行するために、RUIC2 902のui_profile、audio/video_profileを含むデバイス能力マッチング情報をRUIS900に伝送する。そして、ステップ908でRUIC1 901はRUIS900からRUIC2 902のプロファイルに該当する値で設定されたuiプロファイルを有するリモートUIページ及びaudio/videoプロファイルを有するコンテンツを受信する。
 
【0080】
そして、RUIS900から受信されたリモートUIページ及びコンテンツから、ステップ909でRUIC1 901はRUIS900から受信されたリモートUIページでRUIC2 902が制御メッセージを伝送できるURLを変更した後、ステップ910でリモートUIとコンテンツをRUIC2 902に伝達する。
 
【0081】
 一方、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。