特許第5916851号(P5916851)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5916851フィードバック情報の送・受信方法、システムおよび装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5916851
(24)【登録日】2016年4月15日
(45)【発行日】2016年5月11日
(54)【発明の名称】フィードバック情報の送・受信方法、システムおよび装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20160422BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20160422BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20160422BHJP
   H04L 1/16 20060101ALI20160422BHJP
【FI】
   H04W28/06
   H04W28/04 110
   H04W72/04 136
   H04W72/04 111
   H04L1/16
【請求項の数】17
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2014-517402(P2014-517402)
(86)(22)【出願日】2012年3月26日
(65)【公表番号】特表2014-523684(P2014-523684A)
(43)【公表日】2014年9月11日
(86)【国際出願番号】CN2012073056
(87)【国際公開番号】WO2013000299
(87)【国際公開日】20130103
【審査請求日】2014年1月6日
(31)【優先権主張番号】201110183359.3
(32)【優先日】2011年6月30日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201110192510.X
(32)【優先日】2011年7月11日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】502012727
【氏名又は名称】電信科学技術研究院
(74)【代理人】
【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100105463
【弁理士】
【氏名又は名称】関谷 三男
(74)【代理人】
【識別番号】100101063
【弁理士】
【氏名又は名称】松丸 秀和
(72)【発明者】
【氏名】リン,ヤナン
(72)【発明者】
【氏名】シェン,ズーカン
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,シュウジュアン
(72)【発明者】
【氏名】パン,シュウミン
【審査官】 田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2011/0002276(US,A1)
【文献】 Nokia Siemens Networks, Nokia Corporation,Cell specific TDD configuration with inter-band CA,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #74 R2-112946,2011年 5月 3日
【文献】 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures (Release 8),3GPP TS 36.213,2009年 9月29日,V8.8.0,8.Physical uplink shared channel related procedures - 10.Physical uplink control channel procedures
【文献】 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures (Release 10),3GPP TS 36.213,2011年 6月22日,V10.2.0
【文献】 Renesas Mobile Europe,Operation Principles of CC specific TDD Configuration,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #74 R2-112938,2011年 5月 2日
【文献】 CATT, RITT,UL Control Channel Scheme for LTE-A,3GPP TSG RAN WG1 meeting #56 R1-090939,2009年 2月 4日,2.1.1 Approach 1: Time domain bundling, Fig.1 Time domain bundling,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_56/Docs/R1-090939.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィードバック情報の送信方法であって、
ユーザー設備が、専属フィードバックタイミング関係を確認するステップと、
前記ユーザー設備が、前記確認した前記専属フィードバックタイミング関係に基づき、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送するステップと、を備え、
前記ユーザー設備は、異なる時間分割複信TDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備であり、
前記専属フィードバックタイミング関係は、Rel−8 TDDシステムが支援するフィードバックタイミング関係のうちの1つであり、
【請求項2】
専属フィードバックタイミング関係に基づいて確認したダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送するアップリンクサブフレームは、プライマリーキャリアでのアップリンクサブフレームのサブセット、または、フルセットであることを特徴とする請求項1に記載のフィードバック情報の送信方法。
【請求項3】
前記ユーザー設備の専属フィードバックタイミング関係を確認するステップは、前記ユーザー設備が、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係を確認するステップと、を含み、
ネットワーク側が配置する前記専属フィードバックタイミング関係とプライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係は同じであるか、または、ネットワーク側が配置する前記専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集める任意のキャリアにおけるアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットであることを特徴とする請求項1に記載のフィードバック情報の送信方法。
【請求項4】
前記ユーザー設備の専属フィードバックタイミング関係を確認するステップは、前記ユーザー設備が、予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認するステップを含み、
プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を予め約束して利用し、専属フィードバックタイミング関係とするか、または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が、0または1または2または6であると予め約束した場合、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とし、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は3または4である場合、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とすることを特徴とする請求項1に記載のフィードバック情報の送信方法。
【請求項5】
前記ユーザー設備がフィードバック情報を送信する前に、さらに、特定キャリアにおいて、専属フィードバックタイミング関係が、ダウンリンクに対応し、キャリアがアップリンクに対応する前記キャリアをアップリンクの第1特定サブフレームとし、前記ユーザー設備が、第1特定サブフレームに対し、フィードバック情報を送信するステップを備え、
前記特定キャリアのTDDアップ/ダウンリンク配置と専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は、異なることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のフィードバック情報の送信方法。
【請求項6】
前記ユーザー設備がフィードバック情報を送信する前に、さらに、前記ユーザー設備が、特定キャリアにおいて、専属フィードバックタイミング関係にたいしてアップリンクとして対応され、前記キャリアに対してダウンリンクとして対応される第2特定サブフレームに対応する、フィードバック情報を特別処理するステップを備え、
前記特定キャリアのTDDアップ/ダウンリンク配置と専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフィードバック情報の送信方法。
【請求項7】
前記ユーザー設備による、前記第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報の特別処理は、
(i)ユーザー設備が第2特定サブフレームへフィードバック情報を送信しないステップ、または、(ii)前記ユーザー設備が、第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報と第2特定サブフレームの前または後の直近の少なくとも1つのダウンリンクサブフレームに位置するフィードバック情報を合併し、かつ、第2特定サブフレームの前または後の直近の少なくとも1つのダウンリンクサブフレームのフィードバック情報の位置を占用し、合併後のフィードバック情報を送信するステップ、を含むこと特徴とする請求項に記載のフィードバック情報の送信方法。
【請求項8】
ネットワーク側設備が、専属フィードバックタイミング関係を確認するステップと、
前記ネットワーク側設備が、前記確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、ユーザー設備のプライマリーキャリア上のユーザー設備からフィードバック情報を受信するステップと、を備え、
前記ユーザー設備は、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションのユーザー設備であり、
前記専属フィードバックタイミング関係は、Rel−8 TDDシステムが支援するフィードバックタイミング関係のうちの1つであり、
【請求項9】
前記専属フィードバックタイミング関係が確認したダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送するアップリンクサブフレームは、プライマリーキャリアにおいてアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットであることを特徴とする請求項に記載のフィードバック情報の受信方法。
【請求項10】
フィードバック情報を受信する前に、さらに、前記ネットワーク側設備が、ユーザー設備に専属フィードバックタイミング関係を配置するステップを備え、
配置した専属フィードバックタイミング関係とプライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係は同じであるが、または、配置した専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集合させる任意のキャリアにおけるアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットであることを特徴とする請求項に記載のフィードバック情報の受信方法。
【請求項11】
前記ネットワーク側設備の専属フィードバックタイミング関係の確認するステップは、前記ネットワーク側設備が、予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認するステップを含み、
プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を予め約束して利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とするか、または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は0または1または2または6であると予め約束した場合、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とし、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が3または4である場合、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とすることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のフィードバック情報の受信方法。
【請求項12】
異なるTDDアップ/ダウンリンク配置のキャリアを利用してアグリゲーションを実行する、フィードバック情報を送信する設備であって、
専属フィードバックタイミング関係を確認する、第1タイミング関係確認モジュールと、
前記確認した専属フィードバックタイミング関係に基づいて、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送する、送信モジュールと、
を備え、
前記専属フィードバックタイミング関係は、Rel−8 TDDシステムが支援するフィードバックタイミング関係のうちの1つであり、
【請求項13】
前記第1タイミング関係確認モジュールは、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係を確認し、
ネットワーク側が配置する前記専属フィードバックタイミング関係とプライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係は、同じであるか、または、ネットワーク側が配置する前記専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集める任意のキャリアにおけるアップリンクサブフレームのサブセットであるまたはフルセットであることを特徴とする請求項1に記載のフィードバック情報を送信する設備。
【請求項14】
前記第1タイミング関係確認モジュールは、予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認し、
プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を予め約束して利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とするか、または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は、0または1または2または6であると予め約束した場合、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とし、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は3または4である場合、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とすることを特徴とする請求項1に記載のフィードバック情報を送信する設備。
【請求項15】
専属フィードバックタイミング関係を確認する、第2タイミング関係確認モジュールと、
前記確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備のプライマリーキャリアにてユーザー設備からのフィードバック情報を受信する、受信モジュールと、を備え、
前記専属フィードバックタイミング関係は、Rel−8 TDDシステムが支援するフィードバックタイミング関係のうちの1つであり、
【請求項16】
前記第2タイミング関係確認モジュールは、
前記ユーザー設備に専属フィードバックタイミング関係を配置し、
前記配置した専属フィードバックタイミング関係とプライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係は、同じであるか、または、配置した専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集合させる任意のキャリアにおけるアップリンクサブフレームのサブセットであることを特徴とする請求項1に記載のフィードバック情報を受信する設備。
【請求項17】
前記第2タイミング関係確認モジュールは、予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認し、
プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を予め約束して利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とするか、または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は0または1または2または6であると予め約束した場合、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とし、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が3または4である場合、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、前記専属フィードバックタイミング関係とすることを特徴とする請求項1に記載のフィードバック情報を受信する設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信技術分野に関し、特にフィードバック情報の送・受信方法、システムおよび装置に関する。
【0002】
本出願は2011年6月30日に中国特許局に提出し、出願番号が201110183359.3であり、発明名称が「フィードバック情報の送・受信方法、システムおよび装置」である中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【背景技術】
【0003】
図1Aが示すように、現在のLTE(Long Term Evolution,ロングターム・エボリューション)システムは、1セルには1キャリアしかなく、かつ、最大帯域幅は20Mhzである。
【0004】
LTE−A(LTE−Advanced,ロングターム・エボリューション・アドバンスト)システムについて、LTE−Aシステムのピーク速度は、LTEシステムに比べ、大きく向上され、LTE−Aシステムで求めるピーク速度は、ダウンリンクlGbps、アップリンク500Mbpsに達することである。当然、20Mhzの帯域幅はすでにこのようなニーズを満たすことができないのは明らかである。LTE−Aシステムを要求に合致させるため、CA(Carrier−Aggregation,キャリア・アグリゲーション)技術を導入する。即ち、同一セルにおいて、連続または非連続の複数キャリアを一つに束ね、必要な場合に同時に端末にサービスを提供することにより、求められる速度を提供する。よって、LTE−Aシステムは、マルチキャリアシステムである。LTE−Aシステムの端末が、各集合キャリアにて動作することを確保するため、各キャリアは、最大20Mhzを超えない。LTE−AのCA技術は、図1Bに示すようである。
【0005】
図1BにおけるLTE−Aシステムにおいては、4キャリアが集合している。基地局は、4キャリアと端末にて同時にデータを伝送でき、これによりシステムスループットを高める。
【0006】
LTE TDDシステムについて、UE(ユーザー設備)は、おそらくアップリンクサブフレームにおいて複数ダウンリンクサブフレームが対応するACK/NACK(確認/非確認)情報をフィードバックする。即ち、UEは、ダウンリンクサブフレームn−kでのデータに対する復調、デコードを終了後、アップリンクサブフレームnにて、基地局へ、当該ダウンリンクサブフレームのデータを再伝送する必要があるのかのシグナリング(即ち、ACK/NACK)をフィードバックする。k∈K、集合Kの値の取得とシステムのアップ/ダウンリンク配置および具体的なサブフレーム番号は関連している。具体的には表1を参照できる。
【表1】
【0007】
複数無線フレームが順序付け、即ち、もし無線フレームaにて最後のサブフレームがkであれば、無線フレームa+1にて最初のサブフレームはk+1である。表1は、1つの無線フレームのみを例に挙げ各アップリンクサブフレームのKに対する状況を示す。ここで、n−k<0であれば、1つ前の無線フレームにおけるダウンリンクサブフレームを示す。
【発明の概要】
【発明の解決しようとする課題】
【0008】
図1Cに示すように、LTE Rel−11またはこれ以降のバージョンのシステムにおいて、他のTDD(Time division duplex,時分割複信)システムに対する干渉を避けるため、異なるband(バンド)に位置するLTEセルは、おそらく異なるTDDアップ/ダウンリンクサブフレーム配置を利用する。ここで、キャリア1とキャリア2はBand−Aに位置し、キャリア3はBand Bに位置し、セル1、セル2およびセル3はそれぞれキャリア1、キャリア2およびキャリア3でのセルである。セル1とセル2のTDDアップ/ダウンリンク配置は同じで、全て配置1とする。セル3のTDDアップ/ダウンリンクサブフレーム配置はセル1とセル2とは異なり、配置2とする。もし、UEがこの3つのセルを用いるキャリア・アグリゲーションを希望すれば、UEの全アグリゲーションセルにおいて、多様なTDDアップ/ダウンリンク配置が生まれる状況となる。
【0009】
現在、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーション実行後にフィードバック情報を伝送する方案がまだない。
【発明を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る実施形態は、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーション実行後にフィードバック情報を伝送するフィードバック情報の送・受信方法、システムおよび装置を提供する。
本発明に係るフィードバック情報の送信方法は、
ユーザー設備が、専属フィードバックタイミング関係を確認するステップと、
前記ユーザー設備が確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送するステップと、を備え、
ここで、前記ユーザー設備は、異なる時間分割複信TDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備である。
【0011】
本発明に係るフィードバック情報の受信方法は、
ネットワーク側設備が専属フィードバックタイミング関係を確認するステップと、
前記ネットワーク側設備が確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、ユーザー設備のプライマリーキャリアにて前記ユーザー設備からのフィードバック情報を受信するステップと、を備え、
前記ユーザー設備は、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備である。
【0012】
本発明に係るフィードバック情報を送信する設備は、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行し、
前記設備は、
専属フィードバックタイミング関係を確認する、第1タイミング関係確認モジュールと、
確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送する送信モジュールと、を備える。
【0013】
本発明に係るフィードバック情報を受信する設備は、
専属フィードバックタイミング関係を確認する、第2タイミング関係確認モジュールと、
確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、ユーザー設備のプライマリーキャリアにて前記ユーザー設備からのフィードバック情報を受信する、受信モジュールと、を備え、
前記ユーザー設備は、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備である。
【0014】
本発明に係るフィードバック情報を伝送するシステムは、
専属フィードバックタイミング関係を確認し、確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送する、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備と、
専属フィードバックタイミング関係を確認し、確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備のプライマリーキャリアにて前記ユーザー設備からのフィードバック情報を受信する、ネットワーク側設備と、を備える。
【発明の効果】
【0015】
異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーション実行後にフィードバック情報を伝送できるため、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーション実行後の伝送効率とシステム性能を高める。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1A図1Aは背景技術における単一周波数スペクトルシステムを示す図である。
図1B図1Bは、背景技術における周波数スペクトル・アグリゲーションシステムを示す図である。
図1C図1Cは、背景技術において異なるbandの異なるTDDアップ/ダウンリンクサブフレーム配置の利用を示す図である。
図2図2は、本発明に係る実施形態においてフィードバック情報を伝送するシステム構造を示す図である。
図3図3は、本発明に係る実施形態においてユーザー設備の構造を示す図である。
図4図4は、本発明に係る実施形態においてネットワーク側設備の構造を示す図である。
図5図5は、本発明に係る実施形態におけるフィードバック情報の送信方法のフロー図である。
図6図6は、本発明に係る実施形態におけるフィードバック情報の受信方法のフロー図である。
図7図7は、本発明に係る実施形態おいて第1種フィードバック情報を示す図である。
図8図8は、本発明に係る実施形態において第2種フィードバック情報を示す図である。
図9図9は、本発明に係る実施形態おいて第3種フィードバック情報を示す図である。
図10図10は、本発明に係る実施形態おいて第4種フィードバック情報を示す図である。
図11図11は、本発明に係る実施形態おいて第5種フィードバック情報を示す図である。
図12図12は、本発明に係る実施形態おいて第6種フィードバック情報を示す図である。
図13図13は、本発明に係る実施形態おいて第7種フィードバック情報を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明に係る実施形態において、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備は、専属フィードバックタイミング関係に基づき、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送する。異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーション実行後にフィードバック情報を伝送できるため、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーション実行後の伝送効率とシステム性能を高める。
【0018】
ユーザー設備が集合させるキャリアは、プライマリーキャリアPCellとセカンドリキャリSCellに分かれる。
【0019】
プライマリーキャリア:端末が集合させる複数セルにおいて、1つのキャリアのみがプライマリーキャリアと定義される。プライマリーキャリアは、基地局により選択され、かつ、RRC(Radio Resource Control,無線リソース制御)シグナリングを介して端末に配置される。プライマリーキャリアにおいてのみPUCCH(Physical Uplink Control Channel,物理層アップリンク制御チャネル)が配置される。
【0020】
セカンドリキャリ:端末が集合させる全セルにおいて、プライマリーキャリア以外のキャリアは全てプライマリーキャリアである。
【0021】
ここで、専属フィードバックタイミング関係は、専ら異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備が利用する送信フィードバックタイミング関係である。
【0022】
以下に紹介するユーザー設備は特別な説明ではない限り、全て異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備である。ここでは説明を繰り返さない。
【0023】
以下の説明過程において、まず、ネットワーク側とユーザー設備側の組み合わせによる実施形態から説明し、最後にネットワーク側とユーザー設備側それぞれの実施形態から説明する。しかし、これは両者を必ず組み合わせて実行しなければならないことを意味しない。実際は、ネットワーク側とユーザー設備側を分けて実行する場合、それぞれネットワーク側、ユーザー設備側にそれぞれ存在する問題も解決し、両者をあわせて利用した場合にのみ、より良い技術效果を得ることができる。
【0024】
以下に本発明の図面を結合して、本発明に係る実施形態に対してさらに詳細に説明する。
【0025】
図2は、本発明に係るフィードバック情報を伝送するシステムであり、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備10とネットワーク側設備20を備える。
【0026】
異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備10は、専属フィードバックタイミング関係を確認し、確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送する。
【0027】
ネットワーク側設備20は、専属フィードバックタイミング関係を確認し、確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備のプライマリーキャリアにてユーザー設備からのフィードバック情報を受信する。
【0028】
ここで、ダウンリンクデータは、以下のデータにおける少なくとも1つを含むがこれに限らない。
【0029】
動的スケジューリングのPDSCH(Physical Downlink Shared Channel,物理ダウンリンクリンク共有チャネル)、半動的スケジューリングのPDSCHとSPS(Semi−Persistent Schedule,半持続的スケジューリング)にリソースリリースを指示するPDCCH(Physical Downlink Control Channel,物理ダウンリンク制御チャネル)。
【0030】
好ましくは、専属フィードバックタイミング関係は、以下の条件における少なくとも1つを満たす。
【0031】
(1)専属フィードバックタイミング関係は、Rel−8 TDDシステムが支援するフィードバックタイミング関係のうちの1つである。例えば、表1における1つである。詳細はプロトコルTS36.213を参照できる。
【0032】
(2)専属フィードバックタイミング関係に基づき確認したダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送するアップリンクサブフレームは、プライマリーキャリアでのアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットである。即ち、専属タイミング関係に基づき、ACK/NACKフィードバックを行う場合、対応するフィードバックサブフレームは、プライマリーキャリアにおける少なくとも1つのアップリンクサブフレームである。
【0033】
好ましくは、ユーザー設備10が確認する専属フィードバックタイミング関係は、ネットワーク側が配置してもよく、予め約束してもよい。もし、ユーザー設備10が確認する専属フィードバックタイミング関係は、ネットワーク側が配置したものであれば、ネットワーク側設備20が確認した専属フィードバックタイミング関係をユーザー設備10に配置する。もし、ユーザー設備10が確認する専属フィードバックタイミング関係は予め約束できるのであれば、ネットワーク側設備20が確認した専属フィードバックタイミング関係も予め約束する。以下にそれぞれの説明を記述する。
【0034】
〈方式一〉
専属フィードバックタイミング関係をネットワーク側が配置する。
【0035】
具体的に、ネットワーク側設備20は、ユーザー設備10に専属フィードバックタイミング関係を配置する。ユーザー設備10は、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0036】
ここで、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係とプライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係は同じである(即ち、ネットワーク側は、プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を専属フィードバックタイミング関係とし、ユーザー設備10に配置する)。
【0037】
または、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集合させる任意のキャリア(この任意のキャリアは1つのキャリアでもよく、複数キャリアでもよい)でのアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットである。
【0038】
〈方式二〉
専属フィードバックタイミング関係を予め約束する。即ち、プロトコルを介して予めユーザー設備10に配置する。
【0039】
具体的に、ユーザー設備10は予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認し、ネットワーク側設備20は予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0040】
ここで、予め約束した専属フィードバックタイミング関係とプライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係は同じである(即ち、ユーザー設備10は、プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を専属フィードバックタイミング関係とする)。
【0041】
または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が0または1または2または6(表1参照)である場合、予め配置を約束した専属フィードバックタイミング関係は、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係である。プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が3または4(表1参照)である場合、予め約束した専属フィードバックタイミング関係は、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係である。
【0042】
説明が必要な点として、どの方式を用いたとしても、ネットワーク側設備20とユーザー設備10は全て同じ専属タイミング関係を利用すべきであり、具体的にプロトコルを介して約束するか、ネットワーク側がどの方式を用いるかを通知できることである。
実施過程において、ユーザー設備10がフィードバック情報を送信する前に、さらにネットワーク側設備20がフィードバック情報を受信する前に、さらにフィードバック情報ビット数を確認できる。
【0043】
好ましくは、伝送ダウンリンクデータが対応するACK/NACK情報について、ACK/NACK codebookの大きさは、専属のACK/NACKフィードバックタイミング関係に基づき、確認する。
【0044】
【0045】
好ましくは、ユーザー設備がフィードバック情報を送信する前に、さらに具体的なフィードバック情報を確認できる。異なるキャリアでのフィードバック情報は全てプライマリーキャリアにて伝送しなければならないため、異なるキャリアにて少なくとも2種類のTDDアップ/ダウンリンク配置がある。よって、あるサブフレームについて、おそらく専属フィードバックタイミング関係は、ダウンリンクに対応し、キャリアはアップリンクに対応する。または、専属フィードバックタイミング関係は、アップリンクに対応し、キャリアダウンリンクに対応するという状況となる。
【0046】
これらサブフレームに対する好ましい処理方法は、
対応するTDDアップ/ダウンリンク配置と専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が異なるキャリアにおいて、専属フィードバックタイミング関係が、ダウンリンクに対応し、キャリアがアップリンクに対応する第1特定サブフレームについて、ユーザー設備が、第1特定サブフレームに対し、フィードバック情報を送信し、
対応するTDDアップ/ダウンリンク配置と専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が異なるキャリアにおいて、専属フィードバックタイミング関係に対してアップリンクとして対応され、キャリアに対してダウンリンクに対応される第2特定サブフレームについて、前記ユーザー設備が、前記第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報を特別処理する。
【0047】
前記ユーザー設備の、前記第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報の特別処理は、第2特定サブフレームについて、ユーザー設備が第2特定サブフレームへフィードバック情報を送信しないことと、または、第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報と第2特定サブフレームの前または後の直近の少なくとも1つのダウンリンクサブフレームに位置するフィードバック情報を合併し、かつ、第2特定サブフレームの前、または、後の直近の少なくとも1つのダウンリンクサブフレームのフィードバック情報の位置を占用し、合併後のフィードバック情報を送信することと、を備える。
【0048】
ここで、本発明に係るネットワーク側設備は、基地局(例、マクロ基地局、ホーム基地局等)でもよく、RN(中継)設備でもよく、さらに他のネットワーク側設備でもよい。
【0049】
以下に例を挙げ、第1特定サブフレームと第2特定サブフレームの処理方法について詳細に説明する。
【0050】
〈実施形態1〉
図7に示すように、TDDアップ/ダウンリンク配置2が対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。UEは、TDDアップ/ダウンリンク配置1と配置2の2種類のキャリアが集合している。UEは、〈数1〉を用いて、専属タイミング関係に基づき、フィードバックするACK/NACKビット数を確認する。ここで、Band1内のサブフレーム3と8について、アップリンクサブフレームではあるが、これに対応し、フィードバック情報を提供して、フィードバック情報序列における他のビット位置を正確に確保しなければならない。
【0051】
アップリンクサブフレームに対応しないフィードバック情報があるため、好ましい方式は、アップリンクサブフレームに対応するフィードバック情報は、NACK情報である。しかし、ACKを約束して利用しもてよい。後続の実施形態において、アップリンクサブフレームに対応するフィードバック情報は、NACK情報であることを例に挙げ説明する。ACKを用いる方式とNACKを用いる方式は類似しているため、ここでは説明を繰り返さない。
【0052】
図7を例に挙げ、もし、〈数2〉を用いてフィードバック情報ビット数を確認すると、各キャリアがそれぞれ計算後に和を求めるため、Band1内のサブフレーム3と8はフィードバック情報を提供しなくてもよい。
【0053】
〈実施形態2〉
TDDアップ/ダウンリンク配置1が対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。UEは、TDDアップ/ダウンリンク配置1と配置2の2種類のキャリアが集合している。UEは、専属タイミング関係に基づき、フィードバックするACK/NACKビット数を確認する。ここで、実施形態2には2種類の処理方法がある。
【0054】
〈方式1〉
図8に示すように、Band2内のサブフレーム3とサブフレーム8はACK/NACK情報をフィードバックしない。
【0055】
〈方式2〉
図9に示すように、Band2内のサブフレーム3とサブフレーム8は、隣接するダウンリンクサブフレームをACK/NACK合併後、さらにフィードバックする。合併後のACK/NACK情報は、隣接サブフレーム(即ち、サブフレーム4とサブフレーム9)のACK/NACK情報位置を占用する。
【0056】
実施形態2について、数1による数式を用いる場合と、数2による数式を用いる場合の效果は同じである。
【0057】
〈実施形態3〉
TDDアップ/ダウンリンク配置1が対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。UEは、TDDアップ/ダウンリンク配置1と配置2の2種類のキャリアが集合しているが、異なるbandでは同期しない。即ち、対応するサブフレーム番号は異なる。UEは、専属タイミング関係に基づき、ACK/NACKをフィードバックし、かつ、フィードバックしたACK/NACKビット数を確認する。ここで、実施形態3には2種類の処理方法がある。
【0058】
〈方式1〉
図10に示すように、Band2内のサブフレーム0と1は、ACK/NACK情報をフィードバックしない。もし、数1による数式を用いると、Band2内のサブフレーム2は、アップリンクサブフレームではあるがこれに対応してNACK情報を提供しなければならない。一方、数2による数式を用いれば、band2内のサブフレーム2は、フィードバック情報を提供しなくてもよい。
【0059】
〈方式2〉
図11に示すように、Band2内のサブフレーム0とサブフレーム1は、つながっているダウンリンクサブフレームにてACK/NACKを合併後、さらにフィードバックする。合併後のACK/NACK情報は、隣接サブフレーム(即ち、サブフレーム9とサブフレーム4)のACK/NACK情報位置を占用する。もし、数1による数式を用いると、Band2内のサブフレーム2は、アップリンクサブフレームではあるが、これに対応してNACK情報を提供しなければならない。一方、数2による数式を用いれば、band2内のサブフレーム2は、フィードバック情報を提供しなくてもよい。
【0060】
〈方式3〉
図12図13が示すように、数1による数式を用いて、Band2内のサブフレーム0と1は、つながっているアップリンクサブフレームとACK/NACKを合併後、さらにフィードバックする。かつ、当該アップリンクサブフレームが専属タイミング関係におけるダウンリンクサブフレームに対応する場合、隣接するアップリンクサブフレームは、実際にはACK/NACK合併参加せず、サブフレーム0とサブフレーム1に対応するACK/NACK情報を合併させればよい。
【0061】
説明が必要な点として、前記の例に挙げたものは2つのキャリアおよびTDDアップ/ダウンリンク配置1と配置2であり、他のキャリア数および他の配置方式は前記の例と類似しているため、ここでは説明を繰り返さない。
【0062】
同様な発明思想に基づき、本発明に係る実施形態はさらに、ユーザー設備、ネットワーク側設備、フィードバック情報の送信方法およびフィードバック情報の受信方法を提供する。これら設備と方法が解決する問題の原理とフィードバック情報を伝送するシステムは類似しており、これら設備の方法の実施形態はシステムの実施形態を参照できるため、ここでは説明を繰り返さない。
【0063】
図3に示すように、本発明に係るユーザー設備は、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行する。
【0064】
前記ユーザー設備は、
専属フィードバックタイミング関係を確認する、第1タイミング関係確認モジュール300と、
確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送する、送信モジュール310とを備える。
【0065】
好ましくは、第1タイミング関係確認モジュール300は、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0066】
ここで、ネットワーク側配置は、プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。または、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集合させる任意のキャリアにおけるアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットである。
【0067】
好ましくは、第1タイミング関係確認モジュール300は、予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0068】
ここで、プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を予め約束して利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は、0または1または2または6であると予め約束した場合、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は3または4である場合、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。
【0069】
好ましくは、第1タイミング関係確認モジュール300に基づき、〈数1〉または〈数2〉フィードバック情報ビット数を確認する。
【0070】
好ましくは、第1タイミング関係確認モジュール300は、対応するTDDアップ/ダウンリンク配置と専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が異なるキャリアにおいて、専属フィードバックタイミング関係は、アップリンクに対応し、キャリアはダウンリンクに対応する第2特定サブフレームについて、第2特定サブフレームに対し、フィードバック情報を送信する。
【0071】
好ましくは、第1タイミング関係確認モジュール300は、対応するTDDアップ/ダウンリンク配置と専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が異なるキャリアにおいて、専属フィードバックタイミング関係は、アップリンクに対応し、キャリアダウンリンクに対応する第2特定サブフレームについて、前記第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報を特別処理する。
【0072】
好ましくは、第1タイミング関係確認モジュール300が、前記第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報に対し、特別処理する場合、具体的に、第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報を送信しない。または、第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報と第2特定サブフレームの前または後の直近の少なくとも1つのダウンリンクサブフレームに位置するフィードバック情報を合併し、かつ、第2特定サブフレームの前または後の直近の少なくとも1つのダウンリンクサブフレームのフィードバック情報の位置を占用し、合併後のフィードバック情報を送信する。
【0073】
図4に示すように、本発明に係るネットワーク側設備は、
専属フィードバックタイミング関係を確認する、第2タイミング関係確認モジュール400と、
確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備のプライマリーキャリアにてユーザー設備からのフィードバック情報を受信する、受信モジュール410と、を備える。
【0074】
好ましくは、第2タイミング関係確認モジュール400は、ユーザー設備に専属フィードバックタイミング関係を配置する。
【0075】
ここで、配置した専属フィードバックタイミング関係とプライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係は同じである。または、配置した専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集合させる任意のキャリアにおけるアップリンクサブフレームのサブセットである。
【0076】
好ましくは、第2タイミング関係確認モジュール400は、予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0077】
ここで、プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を予め約束して利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は0または1または2または6であると予め約束した場合、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が3または4である場合、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。
【0078】
好ましくは、第2タイミング関係確認モジュール400は、数1または数2による数式に基づき、フィードバック情報ビット数を確認する。
【0079】
図5に示すように、本発明に係るフィードバック情報の送信方法は、以下のステップ501からステップ502を備える。
【0080】
ステップ501において、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備が専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0081】
ステップ502において、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備が確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、プライマリーキャリアにてダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送する。
【0082】
好ましくは、専属フィードバックタイミング関係は、以下の条件における少なくとも1つを満たす。
【0083】
(1)専属フィードバックタイミング関係は、Rel−8 TDDシステムが支援するフィードバックタイミング関係のうちの1つである。即ち、表1における1つである。
【0084】
(2)専属フィードバックタイミング関係に基づき、確認したダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送するアップリンクサブフレームは、プライマリーキャリアにおいてアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットである。即ち、専属タイミング関係に基づき、ACK/NACKフィードバックを行う場合、これに対応するフィードバックサブフレームはプライマリーキャリアにおける少なくとも1つのアップリンクサブフレームである。
【0085】
好ましくは、ステップ501において、ユーザー設備が確認した専属フィードバックタイミング関係は、ネットワーク側が配置してもよく、予め配置してもよい。以下にそれぞれを説明する。
【0086】
〈方式1〉
専属フィードバックタイミング関係はネットワーク側が配置する。
【0087】
具体的に、ユーザー設備ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0088】
ここで、ネットワーク側は、プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を配置し、専属フィードバックタイミング関係とする。または、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集合させる任意のキャリア(ここでの任意のキャリアは任意の1つのキャリアでもよく、任意の複数キャリアでもよい)におけるアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットである。
【0089】
〈方式2〉
専属フィードバックタイミング関係は予め約束する。
【0090】
具体的に、ユーザー設備は、予め約束した専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0091】
ここで、プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を予め約束して利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置は、0または1または2または6(表1参照)であると予め約束した場合、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が3または4(表1参照)である場合、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。
【0092】
説明が必要な点として、どの方式を用いたとしても、ネットワーク側設備とユーザー設備は全て同じ専属タイミング関係を利用すべきであり、具体的にプロトコルを介して約束するか、ネットワーク側がどの方式を用いるかを通知できることである。
【0093】
実施過程において、ステップ502の前に、ユーザー設備は、さらにフィードバック情報ビット数を確認できる。
【0094】
好ましくは、伝送ダウンリンクデータが対応するACK/NACK情報について、ACK/NACK codebookの大きさは、専属のACK/NACKフィードバックタイミング関係に基づき、確認する。
【0095】
具体的に、ユーザー設備は、数1または数2による数式に基づき、フィードバック情報ビット数を確認する。
【0096】
ユーザー設備とネットワーク側設備は、同じ公式を用いてフィードバック情報ビット数を確認しなければならない。
【0097】
あるサブフレームについて、専属フィードバックタイミング関係は、おそらくダウンリンクに対応し、キャリアはアップリンクに対応する。または、専属フィードバックタイミング関係は、アップリンクに対応し、キャリアダウンリンクに対応するという状況となる。これらサブフレームに対する好ましい処理方法は、ステップ502の前に、対応するTDDアップ/ダウンリンク配置と専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が異なるキャリアにおいて、専属フィードバックタイミング関係が、ダウンリンクに対応し、キャリアがアップリンクに対応する第1特定サブフレームについて、ユーザー設備は、第1特定サブフレームに対し、フィードバック情報を送信する。
【0098】
対応するTDDアップ/ダウンリンク配置と専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が異なるキャリアにおいて、専属フィードバックタイミング関係は、アップリンクに対応し、キャリアダウンリンクに対応する第2特定サブフレームについて、ユーザー設備が前記第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報を特別処理する。
【0099】
前記ユーザー設備が前記第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報を特別処理するステップは、第2特定サブフレームに対して、ユーザー設備が第2特定サブフレームへフィードバック情報を送信しないステップと、または、第2特定サブフレームに対応するフィードバック情報と第2特定サブフレームの前または後の直近の少なくとも1つのダウンリンクサブフレームに位置するフィードバック情報を合併し、かつ、第2特定サブフレームの前または後の直近の少なくとも1つのダウンリンクサブフレームのフィードバック情報の位置を占用し、合併後のフィードバック情報を送信するステップと、を備える。
【0100】
図6に示すように、本発明に係るフィードバック情報の受信方法は、以下のステップ601からステップ602を備える。
【0101】
ステップ601において、ネットワーク側設備は、専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0102】
ステップ602において、ネットワーク側設備は、確認した専属フィードバックタイミング関係に基づき、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーションを実行するユーザー設備のプライマリーキャリアにてユーザー設備からのフィードバック情報を受信する。
【0103】
好ましくは、専属フィードバックタイミング関係が以下の条件における少なくとも1つを満たす。
【0104】
(1)専属フィードバックタイミング関係は、Rel−8 TDDシステムが支援するフィードバックタイミング関係における1つ、即ち、表1における1つである。
【0105】
(2)専属フィードバックタイミング関係に基づき、確認したダウンリンクデータに対応するフィードバック情報を伝送するアップリンクサブフレームは、プライマリーキャリアにおいてアップリンクサブフレームのサブセットまたはフルセットである。即ち、専属タイミング関係に基づき、ACK/NACKフィードバックを行う場合、これに対応するフィードバックサブフレームはプライマリーキャリアにおける少なくとも1つのアップリンクサブフレームである。
【0106】
好ましくは、ネットワーク側設備が確認した専属フィードバックタイミング関係は、ユーザー設備に配置したものでもよく、予め配置したものでもよい。以下にそれぞれを説明する。
【0107】
〈方式1〉
専属フィードバックタイミング関係はネットワーク側を配置する。
【0108】
具体的に、ネットワーク側設備は、ユーザー設備に専属フィードバックタイミング関係を配置する。
【0109】
ここで、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係とプライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係は同じである。または、ネットワーク側が配置する専属フィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置におけるアップリンクサブフレームは、ユーザー設備が集合させる任意のキャリアにおけるアップリンクサブフレームのサブセットであるまたはフルセットである。
【0110】
〈方式2〉
専属フィードバックタイミング関係を予め約束する。
具体的に、ネットワーク側設備は、予め配置した専属フィードバックタイミング関係を確認する。
【0111】
ここで、プライマリーキャリアに対応するフィードバックタイミング関係を予め約束して利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。または、プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が0または1または2または6(表1参照)であると予め約束した場合、TDDアップ/ダウンリンク配置2に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。プライマリーキャリアが対応するフィードバックタイミング関係に対応するTDDアップ/ダウンリンク配置が3または4(表1参照)である場合、TDDアップ/ダウンリンク配置4に対応するフィードバックタイミング関係を利用し、専属フィードバックタイミング関係とする。
【0112】
説明が必要な点として、どの方式を用いたとしても、ネットワーク側設備とユーザー設備は、全て同じ専属タイミング関係を利用すべきである。具体的にプロトコルを介して約束するか、ネットワーク側がどの方式を用いるかを通知できることである。
【0113】
実施過程において、ステップ602の前に、ネットワーク側設備は、さらにフィードバック情報ビット数を確認できる。
【0114】
具体的に、ネットワーク側設備は、〈数1〉または〈数2〉に基づき、フィードバック情報ビット数を確認する。
【0115】
ここで、図5図6は1つのフローを合成し、フィードバック情報を伝送する方法を形成する。即ち、先にステップ501とステップ601を実行し、さらにステップ502を実行し、最後にステップ602を実行する。
【0116】
ステップ501とステップ601には必然的な前後の順序はない。もし、専属フィードバックタイミング関係はネットワーク側が配置したものであれば、先にステップ601を実行し、さらにステップ501を実行する。もし、専属フィードバックタイミング関係は予め配置していれば、先にステップ501を実行し、さらにステップ601を実行できる。また、先にステップ601を実行し、さらにステップ501してもよく、同時にステップ501とステップ601を実行してもよい。
【0117】
本分野の技術者として、本発明の実施形態が、方法、システム或いはコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがかわるはずである。さらに、本発明は、一つ或いは複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品はコンピュータ利用可能なプログラムコードを含むコンピュータ利用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置と光学記憶装置等を含むがそれとは限らない)において実施する。
【0118】
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム指令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0119】
これらのコンピュータプログラム指令は又、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定方式で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0120】
これらコンピュータプログラム指令はさらに、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム指令が実装されたコンピュータ或いは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータ或いは他のプログラム可能な設備において実行される指令によって、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0121】
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【0122】
異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーション実行後にフィードバック情報を伝送できるため、異なるTDDアップ/ダウンリンク配置を利用するキャリア・アグリゲーション実行後の伝送効率とシステム性能を高める。
【0123】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13