特許5917296IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

発酵液からバイオガス中に気散するアンモニアの濃度を推定する方法に関する。また、本発明は前記推定方法を利用して発酵液中のアンモニアの濃度を調節する方法に関する。更に、本発明は前記調節方法を利用して効率的にバイオガスを製造する方法及びシステム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

メタン発酵により発生したバイオガスには発酵液に由来するアンモニアが含まれている。ここで、バイオガスに含まれるアンモニアを除去した後、バイオガスを発酵液中に供給すると、発酵液中のアンモニアがバイオガス中に気散する。これにより、発酵液中のアンモニア濃度が低下する。 しかし、発酵液の窒素含有量を下げすぎるとメタン生成細菌等に悪影響を与える可能性がある。そのため、バイオガスを発酵液に供給する場合には、発酵液中のアンモニア性窒素濃度を随時測定し、アンモニア性窒素濃度が下がりすぎないように注意を払わなければならない。しかし、発酵液中のアンモニア性窒素濃度を測定するには煩雑な操作が必要となる。 そのため、本発明は発酵液からバイオガス中に気散するアンモニアの濃度を推定する方法を提供することを目的とする。また、前記推定方法を利用して発酵液中のアンモニア濃度を調節する方法を提供することを目的とする。更に、前記調節方法を利用してバイオガスを効率的に製造する方法及びシステムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

上述した目的を達成するため、本発明者らが鋭意検討した結果、発酵液からバイオガス中に気散するアンモニアの濃度は、発酵液のpHを用いた関係式に基づいて推定できることを見出した。発酵液からバイオガス中に気散するアンモニアの濃度が推定できれば、発酵液から除去すべきアンモニアの量に基づいて、循環させるべきバイオガスの量を決定することができる。
【発明の効果】
本発明によれば、発酵液のpHを測定することによりバイオガス中に気散するアンモニアの濃度を推定することができる。これにより、発酵液中のアンモニア濃度を調節することができる。更に、発酵液中のアンモニア濃度を所望の範囲に調節することにより、バイオガスを効率的に製造することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明に係るバイオガス製造システムの一実施形態を示す概要図である。

【図2】本発明に係るバイオガス製造システムの一実施形態を示す概要図である。

【図3】本発明に係るバイオガス製造システムの一実施形態を示す概要図である。

【図4】本発明に係るバイオガス製造システムの一実施形態を示す概要図である。

【図5】本発明に係るバイオガス製造システムの一実施形態を示す概要図である。

【図6】発酵液のpHとバイオガス中に気散するアンモニアの濃度との関係を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1・・・メタン発酵槽、2・・・不純物吸収槽、3・・・導入管、4・・・排出管、5・・・排出ライン、6・・・ガス循環ライン、7・・・送出ライン、8・・・pH測定手段、9・・・ガス流量調節手段、10・・・制御部、11・・・記憶手段、12・・・入力手段、13・・・演算手段

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