(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記物理的展示内の前記製品のために設けられたRFID(radio-frequency identification)識別子を検出するRFID検出ユニット、を更に有し、
前記製品情報を読み出す前記命令は、前記RFID識別子を処理することにより、前記製品識別子を得る命令を有する、請求項1に記載のモバイル無線装置。
前記製品情報データソースのうちの少なくとも1つは、前記商業環境のオペレータにより提供され、前記製品情報データソースのうちの少なくとも1つは、検索可能インターネットサービスにより提供される、請求項1に記載のモバイル無線装置。
前記リアルタイム製品情報を表示する前記命令は、前記リアルタイム製品情報に関連する1又は複数の推奨又はレビューを表示する命令を含む、請求項1に記載のモバイル無線装置。
複数の前記データソースから前記製品情報を受信するステップであって、前記複数のデータソースは、前記商業環境の外部のネットワークを介してアクセス可能である、ステップと、
前記製品に関連する前記製品情報を決定するために、前記複数のデータソースからの前記製品情報を集約するステップと、
を更に有する請求項8に記載の方法。
前記1又は複数のデータソースは、前記商業環境のオペレータ又は前記商業環境の前記オペレータに関連付けられたエンティティにより提供される製品情報データベースを有する、請求項8に記載の方法。
前記1又は複数のデータソースは、ユーザに関連付けられた1又は複数のソーシャルネットワーク、又はユーザに関連付けられた1又は複数のソーシャルメディアウェブサイトを有する、請求項8に記載の方法。
前記物理的展示により提供される前記製品を識別するステップであって、前記製品のために表示された識別子をキャプチャするステップと、前記識別子を認識するステップとを含み、前記識別子は、バーコード、グラフィカルデータ又はテキストデータのうちの1又は複数により提供される、ステップ、を更に有する請求項8に記載の方法。
前記1又は複数のデータソースは、前記商業環境のオペレータ又は前記商業環境の前記オペレータに関連付けられたエンティティにより提供される製品情報データベースを有する、請求項17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
前記1又は複数のデータソースは、ユーザに関連付けられた1又は複数のソーシャルネットワーク、又はユーザに関連付けられた1又は複数のソーシャルメディアウェブサイトを有する、請求項17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
前記モバイル無線装置は、タッチスクリーンを有し、前記ユーザインタフェースは、前記タッチスクリーンに表示される電子的表示を通じて提供される、請求項23に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下の説明及び図面は、当業者が実施するのに十分に特定の実施形態を説明する。他の実施形態は、構造的、論理的、電子的、処理及び他の変化を組み込んでも良い。幾つかの実施形態の部分及び特徴は、他の実施形態の部分及び特徴に含まれ又はそれらを置き換えても良い。請求の範囲に記載された実施形態は、該請求の範囲の全ての可能な等価物を含む。
【0007】
本開示は、製品又はサービスのリアルタイム情報を消費者に提供するために用いられる技術及び構成を提供する。これは、関連する且つ適時の製品情報を自動的に提供することにより、ユーザの店舗内の小売りショッピング経験を有意に向上できる。これは、さらに、ユーザが製品又はサービスに関するより包括的且つ正確な情報を受け取ることを可能にし、製品又はサービスに関する意志決定過程においてユーザを支援する。
【0008】
ここで用いられるように、用語「リアルタイム製品情報」は、通常、製品特徴、製品評価、製品レビュー、価格比較、製品の他の供給者又は場所、ソーシャルネットワークデータ、製品に関連するニュース、及び特定の製品提供の評価に有用な類似情報を含む、別個の製品又は製品グループに関連する情報を表すために用いられる。さらに、以下の例は、小売り商品のような別個のアイテムを参照して提供されるが、サービス並びに製品及びサービスの一括販売についての記載の実施形態を用いて、類似情報及び情報技術が提供されても良いことが理解される。
【0009】
例示的な実施形態を用い、リアルタイム製品情報は、消費者のスマートフォン又は他のポータブルコンピューティング装置のようなモバイル装置を使用して、商品及びサービスを提供している小売り店を見て回っている消費者によりアクセスできる。本願明細書に記載の幾つかの例示的な実施形態は、スマートデバイスと小売店の情報データベースとの間のインタフェースを可能にし、消費者に小売店の独占的な又はプライベートな製品情報を提供する。一方で、他の例示的な実施形態は、インターネットウェブサイト及びウェブサービスのような公衆に利用可能なデータソースから独占的に情報を得る。
【0010】
種々の技術及び構成は、データ収集、送信、相関、及びリアルタイム消費者ショッピング環境におけるモバイル装置への推奨の自動的なコンテキストに依存した実行を提供する。さらに、記載の技術を実施するシステムアーキテクチャは、インターネット接続、近距離通信(near field communications:NFC)、相関情報、ショッピング照会情報、及びインターネット由来情報の組合せをサポートするために提供されても良い。システムアーキテクチャによりサポートされるアプリケーションは、消費者ユーザに向上した店舗内商取引経験を提供するために、種々のフォーマット及び形状因子でマルチメディアデータの表示を提供しても良い。
【0011】
既存のショッピングシナリオでは、消費者は、通常、製品包装に表示されるもの、小売り店の製品展示で提供されるもの、又は小売店販売員により伝達されるものを超えた追加情報を見付けることができない。ユーザがインターネット接続されたスマートデバイスを有す場合、又は店舗が特定のオンラインインターネットアクセスを提供する場合、ユーザは、より多くのデータについて手動で検索エンジンに問い合わせ、又は製品に関する基本調査を実行できる。
【0012】
幾つかの既存のスマートフォンアプリは、ユーザが製品のバーコードをスキャンし、製品のバーコードが公衆データベース内に置かれている場合、そのアプリは基本製品仕様、製品価格、製品レビューを表示し、ユーザがインターネット検索を用いて幾つかの電子商取引サイトに渡り製品の価格を比較できるようにする。電子商取引小売店が物理的存在を有する場合、スマートフォンアプリは、小売店に最も近い店舗が位置する場所を消費者に示しても良い。しかしながら、このシナリオでは、スマートデバイスは、単に、手動で追加情報を見付けるためにユーザにインターネットアクセスを提供するために使用される。
【0013】
既存のスマートフォンアプリケーションでは、ユーザは情報を見付ける必要があるだけでなく、ユーザは、手動で情報を処理し、彼又は彼女がインターネットから得た情報をユーザが購入を検討しているときに店舗で展示されている製品にリンク付けなければならない。したがって、ユーザが既存の技術から得られる情報は、ユーザの活動にリアルタイムの状況を欠き、製品展示、小売店位置、又はユーザのショッピング環境に相関されていない。
【0014】
同様に、小売店展示又は製品包装にあるQRコード(登録商標)の使用は、通常、小売店の又は製造者のウェブサイトへのリンクのために用いられ
るだけである。これらのウェブサイトは、物理的な製品展示により提供されるよりも多くの情報を適用できるが、このような情報は、通常、製品の先入観のない見方を提供しない、又は消費者に競合する小売店又は製品製造者から得られる関連情報を提供しない。
【0015】
したがって、消費者のために製品情報を得る既存の技術は、(単一の部分的情報源からの場合が多い)静的な限られた情報の集合体をもたらす。さらに、既存の技術は、通常、店舗内情報又は情報のコンテキストを提供しない、及び情報相関又は知的推奨をもたらさない。
【0016】
本願明細書に記載の技術は、(製品評価、価格比較、競合者、他の販売者/場所、ソーシャルネットワーク情報等のような)リアルタイム製品情報の自動提供を提供することにより、消費者の店舗内ショッピング経験を向上するよう設計される。一実施形態では、これは、データ収集、送信、相関及びモバイル装置で動作する照会アプリケーションを用いた推奨の自動的なコンテキストに依存した実行を通じて実行される。
【0017】
例示的な実施形態では、消費者のスマートフォンで実行する照会ソフトウェアアプリケーションは、複数の情報源と接続するよう構成されても良い。例えば、照会アプリケーションは、電子製品情報データソース及び種々の関連するインターネットサイトを含む種々のネットワーク接続されたソース及びネットワーク接続されていないソースから情報を要求し受信しても良い。照会アプリケーションは、この情報を、場所情報、又は製品バーコード若しくはRFID(radio frequency identifier)タグのような物理的関連情報と関連して統合し、照会アプリケーションの使用を小売商業環境における提供と相関させる。
【0018】
図1は、例示的な実施形態による小売り商業環境におけるスマートフォンの照会アプリケーションを用いたインフラストラクチャ及び情報フロー100を示す。図示のように、スマートフォン110は、消費者により使用可能であり、物理的製品情報表示との協調動作のための多数のコンポーネントを提供する。これらのコンポーネントは、店舗製品情報データベースインタフェース112、情報ディスプレイ114、製品センサ116及び照会アプリケーション118を含む。
【0019】
例として、店舗製品情報データベース120に接続するために用いられる店舗製品情報データベースインタフェース112は、Wi−Fi又は3G/4G無線ネットワークのような、スマートフォン110内のインターネット接続及びインターネット接続サービスを利用しても良い。特定の製品の提供又は一連の製品の提供についての製品情報は、(例えば、店舗の棚にある特定の製品が見られているとき)オンデマンドで又は(例えば、消費者が小売店の特定の売り場に入ったとき)予めダウンロードされても良い。
【0020】
製品センサ116は、任意の又は複数の内蔵カメラ、レーザセンサ、近距離通信装置、製品識別子からの入力をキャプチャするために用いられるスマートフォン110の他の装置、及び処理のために付随するソフトウェア若しくはハードウェアを有しても良い。一実施形態では、製品識別子は、(例えば、UPC標準フォーマットで又はQRフォーマットで、)店舗の棚112にある製品により提示されカメラの使用を通じてキャプチャされて識別データについて処理されるバーコードから得られる。代替の実施形態では、製品識別子は、識別されたテキストの光学文字認識、又は製品展示にある識別されたロゴの画像認識を通じて得られても良い。代替の実施形態では、製品識別子は、個々の製品、製品展示、又は通信装置を備える他の関連オブジェクトとの近距離通信(例えば、無線通信)を通じて得られても良い。
【0021】
店舗製品情報データベースとのインタフェース112は、製品センサ116に関連して設けられても良い。例えば、これは、店舗製品情報データベース120内の製品を探すために読み取ったバーコード識別子を用いることにより提供されても良い。他の実施形態では、店舗製品情報データベースとのインタフェース112は、照会アプリケーション118に直接接続されても良い。
【0022】
照会アプリケーション118は、商業環境、及びユーザが個別製品を評価するような商業環境内のユーザの活動に基づき、ユーザに表示するために関連情報を集め決定する。照会アプリケーション118は、情報ディスプレイ114に動作可能に接続される。情報ディスプレイ114は、ユーザに関連するリアルタイム製品情報を出力するために、スマートフォンのディスプレイにより提供されても良い。照会アプリケーション118は、ユーザ入力を収集するために、(例えば、情報ディスプレイ114により実施される)タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、音声認識装置、画像認識装置、及び同様の入力及び入力処理コンポーネントであっても良い他の人間からの入力用装置又はインタフェースに接続しても良い。
【0023】
上述のように、照会アプリケーション118は、店舗製品情報データベースインタフェース112及び製品センサ116から入力を得るよう構成される。照会アプリケーション118は、(小売店展示で提供される製品112のような)個別製品に関連するリアルタイム製品情報を得るために、ユーザにより動作されても良い。照会アプリケーション118は、(例えば、店舗展示及びスマートフォン110との間の近距離通信を通じて得られた)商業環境に基づき、個別製品に関連する情報を自動的に又は手動で得
ても良い。関連する製品情報は、製品情報ネットワーク、製品情報サービス、又は公衆に利用可能なウェブサイトへのインターネット接続を含み得るネットワーク130との接続を通じて提供されても良い。
【0024】
照会アプリケーション118は、ソーシャルネットワーク140のような動的情報源を通じて個別製品に関連する情報を自動的に又は手動で得ても良い。ソーシャルネットワーク140は、ソーシャルコネクション及び嗜好(例えば、特定の製品を「好き」な友人の数、特定の製品をレビューした友人の数、又は特定の製品の使用を示した若しくは特定の製品について議論した友人の数)に基づき、特定の製品又はサービスに関連する情報を提供しても良い。
【0025】
情報は、製品に対するユーザの近接性により提供されるRFIDタグの検出のようなトリガの数に基づき、店舗製品情報データベース120、ネットワーク130、及びソーシャルネットワーク140から要求されても良い。或いは、ユーザは、照会アプリケーションを特定製品のバーコードに集中させることにより、手動で情報を要求する。情報は、特定の時間に、例えば特定製品の販売を駆動することを目的とする販売促進又はイベントに関連して、ユーザを標的としても良い。リアルタイム製品情報を伴うために特定の提案を使用するとともに、(ロイヤリティ又は常連客情報のような)商業環境の運営者により知られている関連する購買層及び広告情報は、表示されるリアルタイム製品情報の種類を更にカスタマイズするために用いられても良い。
【0026】
図1に示す一連の動作151、152、153、154、155は、照会アプリケーション118と種々の入力及び出力場所との間で生じる情報フローの説明を提供する。以下のシーケンスは、小売環境における照会アプリケーション118の一使用例の説明のために提供され、照会アプリケーションの適用性又は使用を限定するものではない。したがって、これらの動作で示される情報フローは、情報フローの少数の例及びアプリケーションのみを提供する。
【0027】
図示のように、情報は、小売店製品提供に関連する製品情報源から、例えば店舗製品情報データベース120又は店舗の棚112にある製品から、データフロー151で得られる。例えば、店舗の棚にある製品からのバーコード情報は、先ず製品を識別し、次に店舗製品情報データベースとのインタフェース112を用いて店舗製品情報を検索するために、製品センサ116に提供されても良い。
【0028】
データフロー152で、照会アプリケーション118のデータ収集インタフェースは、製品センサ116及び店舗製品情報データベースインタフェース112の一方又は両方からデータを受信する。データは、単純なバーコード識別子又は製品在庫保持ユニット(stock keeping unit:SKU)識別子、バーコード若しくは製品の写真、製品価格情報、製品詳細、製品に関する小売固有情報及び関連提案、等を有しても良い。
【0029】
データフロー153Aで、照会アプリケーション118は、データを、ネットワーク130を介して個別サービスプロバイダから追加情報を得るために用いられ得る固有キーワード又はメタデータに変換する。サービスプロバイダは、検索エンジン、他の小売インタフェース、製品レビュー及び評価サイト、他のインターネット情報サイト、等を有しても良い。サービスプロバイダは、ユーザ、小売環境のオペレータ、広告主、又は照会アプリケーションのプロバイダにより識別され選択されても良い。
【0030】
データフロー153Bで、照会アプリケーションは、ソーシャルネットワーク140及び同様のソーシャルメディアサービスから追加情報(例えば、消費者のソーシャルネットワーク接続が製品のユーザとして認識されるか否か、又はソーシャルネットワーク若しくはソーシャルメディアサイトで製品の関連情報を提供しているか否か)を得るために同様のキーワード又はメタデータを用いても良い。データフロー154Aで、ネットワーク130からのインターネット情報プロバイダは、関連情報を照会アプリケーション118へ返送する。そして、データフロー154Bで、ソーシャルネットワーク140からの関連情報は、照会アプリケーション118に提供される。
【0031】
次に、スマートフォン110の照会アプリケーション118は、上述のソースから受信したデータを集約し、その情報を、スマートフォン110の出力に提供される有用なフォーマット(例えば、決定推奨又は製品情報詳細の形式)に相関させる。この情報は、例えば、データフロー155を通じて、情報ディスプレイ114に、グラフィカルユーザインタフェースの形式で提供されても良い。
【0032】
代替の実施形態では、店舗製品情報データベース120及び店舗製品情報データベースインタフェース112は、全ての環境で提供されなくても良い。例えば、ユーザが小売店舗内の製品を見て回っていて、該小売店舗は自身のデータへのインタフェースを提供しない場合、ユーザは、製品センサ116、ネットワーク130への接続、ソーシャルネットワーク140への接続、等のような照会アプリケーション118の多数の他の特徴を用いて、リアルタイム製品情報を収集しても良い。さらに、他の代替の実施形態では、ソーシャルネットワーク140又はネットワーク130からの情報の使用は任意であっても良い。したがって、小売店又は小売店の集合は、リアルタイム製品情報を独占的に提供できる。
【0033】
図2は、例示的な実施形態による、(
図1を参照して前述したような)照会アプリケーション118の動作のために用いられる詳細なアーキテクチャ200を示す。アーキテクチャ200は、スマートフォン110で動作する一実施形態に関連して使用されても良いが、照会アプリケーション118は、部分が又は全体がリモートサーバにより動作されても良い。
【0034】
図示のように、照会アプリケーション118は、関連リアルタイム製品情報の収集、集約、及び表示を実行するために用いられる多数のインタフェース及びエンジンを提供する。これらは、(モバイル装置のタッチスクリーンのような)情報ディスプレイ114に(例えばグラフィカルユーザインタフェースの形式で)電子データ出力を提供するために用いられるデータディスプレイインタフェース202と、製品展示を現実世界及び電子情報源から得られた情報に相関するために用いられる相関エンジン204、ハードウェアセンサ220から(カメラにより撮られた写真から得た製品バーコードのような)現実世界製品情報を収集するために用いられるデータ収集インタフェース206と、(インターネットサイト及び小売店製品情報サービスのような)種々の電子データ情報源から仮想製品情報を収集するために用いられるデータ収集インタフェース210と、相関エンジン204と共に使用するために、データ収集インタフェース206、210からの情報を製品情報データストリームに集約するために用いられる実行エンジン208と、を有する。
【0035】
図1、2は消費者のスマートフォンで動作する照会アプリケーションの説明のための例を提供するが、他のハードウェア装置も小売店の設定で照会アプリケーションを実行し動作するために用いられ得ることが明らかである。例えば、ネットワーク接続されたポータブルタブレットコンピュータは、ソフトウェアを実行するため及び同様の動作を実行するために用いられても良い。同様に、比較ショッピング設定で使用するために入力及び出力を提供する専用ポータブルハードウェア装置が、照会アプリケーションを実行しても良い。代替の実施形態では、場所の固定された装置又はシステム(例えば、小売店環境に設置された固定されたキオスク)は、ユーザと相互作用し、本願明細書に記載の照会アプリケーションの機能の多くを提供するために用いられても良い。
【0036】
代替の実施形態では、照会アプリケーションの処理ロジックは、サーバ又はクラウドに基づくサービスに提供されるデータで、処理のために遠隔で操作され、表示のためにクライアント装置へ中継されても良い。例えば、
図1に示すデータ操作151、152、153、154は、サーバ又は他の遠隔動作環境でデータを処理するよう変更されても良い。また、リモートサーバは、ローカル又はリモートネットワークから、追加データ収集及び処理を実行し、操作155を用いて、リモートサーバから小型軽量クライアントへ表示を提供しても良い。
【0037】
前述の構成及び小売店ショッピングアプリケーションをサポートするために、通信規格は、照会アプリケーションと共に使用するために適応される必要がある。例えば、製造者、ベンダー、及び情報サービスプロバイダの間の幾つかの標準プロトコル(例えば、標準バーコードフォーマット、標準RFID識別子、標準データクエリフォーマット、等)が必要であっても良い。追加で、製品の写真又はビデオのようなマルチメディアデータが収集されている場合、情報サービスプロバイダは、特定のデータフォーマットに基づく、マルチメディアベースの検索能力をサポート可能である必要がある。
【0038】
図3は、例示的な実施形態によるリアルタイム製品情報のコンテキストを意識した表示を提供するスマートフォンアプリケーションのグラフィカルユーザインタフェース300の説明を提供する。特定のグラフィカルユーザインタフェース300及びそれに含まれるコンテンツの説明は、ディスプレイの非限定的な一例として提供される。したがって、多数の他の構成及び設計がこのようなグラフィカルユーザインタフェースのために提供されても良いことが理解される。
【0039】
グラフィカルユーザインタフェース300の例示的な使用例は、一連の製品展示及び製品提供を提供する小売店舗(例えば「big-box」店舗)を見て回る消費者を含んでも良い。グラフィカルユーザインタフェース300と関連して示すように、一連の製品情報セクションは、実生活の小売環境で消費者が見ている特定の製品に相関するために表示される。
【0040】
グラフィカルユーザインタフェース300の製品情報セクションは、(製品の写真又は図のような)製品
図310と、付随する詳細製品情報リンク312と、価格表示314と、製品レビュー及び評価リンク316と、を有する。ユーザは、グラフィカルユーザインタフェース300と相互作用し、これらのリンクを選択肢、製品に関するより多くの情報を学習しても良い。代替で、詳細情報、レビュー、又は評価セクションからの内容は、ユーザが促すことなく、自動的に表示されても良い。
【0041】
グラフィカルユーザインタフェース300の情報セクションは、製品の購入又は特定の他の固有の消費者行動を誘起するために小売店により使用され得る固有提案ディスプレイ320を有しても良い。例えば、アイテムの購入に伴うサービスプランを含むような固有提案は、スマートフォンアプリケーションのユーザに独占的提案として提供されても良い。
【0042】
グラフィカルユーザインタフェース300の情報セクションは、価格及び同じ又は近くの他の小売店にある同じ又は競合製品のリストを提供する近隣製品リスト330を有しても良い。同じ小売店からの製品のリストの場合、近隣製品リスト330は、(例えば、消費者により高額の別の製品を売るために、特定の製品が在庫切れの場合に消費者を代替製品に向けるために、又は消費者のニーズ若しくは予算により沿う別の製品を示唆するために)同様の又は関連製品に関する詳細事項を提供する店舗内マップにリンク付けされても良い。別の小売店からの製品リストの場合、近隣製品リスト330は、地理的マップにリンク付けられ、(消費者を他の小売店により提供される競合ブランド、より良い製品、又はより低価格に向けるために用いられる)関連製品の詳細と共に、別の小売店の場所を訪れるための道案内を提供しても良い。例えば、図示の近隣製品リスト330では、競合小売店リスト334は、製品のより新しいバージョンが販売中であり、競合小売店で入手可能であることを示し、一方、競合小売店リスト336は、別の競合小売店にある(もっと高い)同一製品の価格を示しても良い。
【0043】
グラフィカルユーザインタフェース300の情報セクションは、価格及び同じ又は他の小売店のオンラインストアにある同じ又は競合製品のリストを提供するオンライン製品リスト340を有しても良い。オンライン製品リスト340は、種々のオンライン小売店から実生活で見えている製品を購入するために、ボタン342、344、346で示すような、ウェブサイトを訪ねる又は購入インタフェースを開始するために用いられるボタン又は他の相互作用を有しても良い。図示しない更なる実施形態では、オンライン製品リスト340は、例えば、店舗内の別の場所での顧客引き取りのための購入を開始するため、又は製品が現在の場所で在庫切れの場合に顧客の自宅住所へ製品を配送するための購入を開始するために、訪ねている小売店から製品を電子的に購入する能力を含んでも良い。
【0044】
幾つかの実施形態では、グラフィカルユーザインタフェース300は、小売店のブランドの付いたスマートフォンアプリケーションと関連して結合され又は配信されても良い。他の実施形態では、グラフィカルユーザインタフェース300は、スマートフォンアプリケーションとして提供され、特有の小売店に関連付けられなくても良く、しかし、小売店はアプリケーションにコンテンツ及び情報を直接提供しても良い。したがって、グラフィカルユーザインタフェース300で提供されるコンテンツは、単一の小売店により集められ制御される提案及び情報のみを含むのではなく、複数の競合小売店により提供される提案及び情報も含んでも良い。例えば、照会アプリケーションは、ユーザが商品への興味を表現できるようにし、(例えば、照会アプリケーションを通じて配信されるカスタマイズされた広告又はプロモーションで)競合小売店にその興味に応答する機会を与えても良い。
【0045】
図4は、例示的な実施形態によるリアルタイム製品情報のコンテキストを意識した表示を実現する方法400の概要を提供する。以下の動作は、連続的順序又はシーケンスで実行される必要はないが、図示の順序は、一般的な消費者ショッピング経験における方法の使用を示す。
【0046】
動作410で、標的製品の製品識別情報が得られる。これは、例えば、消費者が製品バーコード又は製品展示の写真を撮ることにより得られても良い。代替で、標的製品は、標的製品との近接性により提供されるRFID識別子のようなNFCの使用を通じて検出されても良い。種々の内部及び外部データベース(例えば、公共のバーコード又は小売店SKUデータベース)は、標的製品識別を支援するために用いられても良い。
【0047】
動作420で、標的製品識別情報を通じて、標的製品の小売店固有情報が得られる。情報は、例えば、照会アプリケーションと接続するよう構成される内部製品データベースのような1又は複数のデータソースから得られても良い。情報は、小売店固有情報を含む公衆に利用可能なウェブサービスから得られても良い。
【0048】
動作430で、標的製品の公開情報は、標的製品識別情報(及び幾つかの例では、追加小売店固有情報)の使用を通じて得られる。情報は、例えば、公衆に利用可能なウェブサイト、ウェブサービス及びサービスプロバイダのような1又は複数のデータソースから得られても良い。これらの公共に利用可能なウェブサイトは、データに完全にアクセスするために認証又はユーザ固有情報を要求しても良い。ソーシャルネットワーキング情報又はソーシャルメディア情報のような追加情報は、この動作中に集められても良い。
【0049】
動作440で、動作410、420、430で集められた種々の情報及び情報リンクは、ユーザに表示するために集約される。例えば、これは、スマートフォンアプリケーションに関連して使用するために集約されても良い。これは、一般のインターネットアクセス可能インタフェースによりアクセス可能なウェブサイトからのホスティングに関連して使用するために集約されても良い。
【0050】
最後に、動作450で、動作440からの集約された情報は、ユーザに表示され、表示されたユーザインタフェースとのユーザ相互作用に関連して適応され更新される。例えば、スマートフォンアプリケーションは、ユーザによりアクセスされるとき、種々のスクリーンに追加情報を提供しても良い。同様に、サーバにホストされたウェブサイトは、ユーザによりアクセスされるとき、種々のウェブページに追加情報を提供しても良い。追加情報は、任意で、例えば、消費者がグラフィカルユーザインタフェースで表示するために集約されていない追加情報を要求するとき、動作420及び動作430の一方又は両方の追加実行を通じて読み出されても良い。
【0051】
一実施形態では、ユーザに表示するためのリアルタイム製品情報は、読み出した製品情報を、商業環境における製品の物理的展示及びユーザ活動に相関することにより、決定されても良い。このようなユーザ活動は、ユーザが、特定の時間期間の間に小売店舗の売り場で過ごす(例えば、2分より長い間、製品展示の隣に立っている)ような、ある時間期間の間に特定の製品種類を評価すること、ユーザが、特定のブランド又は製品種類を評価すること、及び商業環境内における同様のユーザ動作、を含み得るが、これらに限定されない。
【0052】
商業環境内のユーザ活動は、商業環境の内側又は外側で生じるスマートフォンアプリケーションとのユーザの直接活動に関連して決定されても良い。例えば、ユーザ活動は、ユーザがオンライン電子商取引ウェブサイトで特定の製品を探している、ユーザの検索活動、又はユーザが製品又は製品ファミリに興味があることを示すユーザ入力、から検出されても良い。
【0053】
さらに、要因となるスマートフォンアプリケーションとのユーザ活動は、ユーザが探している現在の製品に関連する、オンライン又は他のショッピング活動を含む、ユーザのモバイル装置により支援された活動のユーザの最近の履歴を含んでも良い。例えば、ユーザが店舗内のデジタルカメラを探す場合、スマートフォンアプリケーションは、カメラに関連するユーザの最近の購入又は質問を調べ、「あなたがdd/mm/yyに購入したXブランドのレンズは、このカメラモデルでは動作しません」又は「あなたが購入したXレンズは、この店舗で入手可能なYモデルカメラでは動作しません」のような関連情報を表示しても良い。
【0054】
以下の実生活の非限定的な例は、小売店設定におけるリアルタイム製品情報の消費者アクセスのための一連の追加使用例シナリオを提供する。以下の例は、
図1、2に示した照会アプリケーション118及び
図3に示したグラフィカルユーザインタフェース300のような本願明細書に記載の実施形態に関連して使用されることを意図している。しかしながら、明らかなことに、照会アプリケーション118及びグラフィカルユーザインタフェース300の種々の変更が、以下のシナリオで実施されても良い。
【0055】
例えば、照会アプリケーションは、(消費者が固有製品又はサービスに関してより多くを学習するために製品キオスクで照会アプリケーションを開始するときのように)消費者によりオンデマンドで情報を得るために用いることができるだけでなく、照会アプリケーションは、スマートフォン及び消費者に到達するためのフレームワークを店舗に提供しても良い。追加製品及び提案は、照会アプリケーションを有する小売環境における固有の消費者のリアルタイムの活動に基づき、固有の消費者を標的としても良い。したがって、小売店リストから価格リストを単に提供するのではなく、製品(及びユーザ)に関連する情報の完全なストリームが提供できる。
【0056】
別の例として、照会アプリケーションは、消費者の物理的小売店ショッピング経験を向上するために用いられても良い。例えば、支援を要求するために、オプションが消費者に提示されても良い。或いは、関連店舗の支援が、消費者に自動配信されても良い。例えば、消費者がより多くの情報を学習するために固有のブルーレイプレイヤをスキャンするとき、小売店は、コンピュータ熟達者ではなくホームシアタ熟達者が消費者の場所へ向けられるべきであると認識できる。
【0057】
別の例として、関連情報は、特定の小売店の場所に関するユーザ主導レビュー、評価及びコメントを実現するために、照会アプリケーションを通じて提供され又は収集されても良い。ユーザの検出した場所に基づき、例えば、照会アプリケーションは、小売店のレビュー、及び小売店が提案し得る種々のサービスを発見できる。これは、消費者が新しい小さな企業体から購入し、消費者がその企業体の返品条件又は他の関心のある可能性のある要因を知らないとき有用である。
【0058】
別の例として、消費者は、小売環境に入るとき、店舗及びその店舗におけるプロモーションについてより多くを学習するために照会アプリケーションを用いても良い。たt、消費者が店舗に入るとき、照会アプリケーションは、人気のある売れ行きの良いような「今話題の」アイテム、又はこの特定の店舗又は小売店で関心のある他の製品を表示するために用いられ得る。照会アプリケーションは、最近のレビュー、製品評価、及び特定の製品に関する他の消費者の興味又は製品展示に基づき、製品情報及びリストを表示しても良い。
【0059】
別の例として、照会アプリケーションは、種々の製品又はサービスに関連して価格と提案の一致を提供するために用いられても良い。例えば、小売店は、照会アプリケーション内の他の小売店からの発見されたリアルタイム提案に基づき、価格、一括販売提案を動的に一致させ、物理的製品を購入する追加インセンティブを提供しても良い。この種の提案の配信は、例えば、特定の製品の購入を誘起するために、リアルタイムでリベート及び他のインセンティブを適合させ又は新たに提案するために、製品販売業者及び製造業者により用いられても良い。
【0060】
別の例として、照会アプリケーションは、(例えば、小売店の自身のウェブサイトについて吟味したレビューのための)限られた数のサイト、又は(例えば、インターネット小売店、製品レビューサイト、消費者レポート、ニュースメディアサイト、専門レビューサイト、等からの集約された)多数のウェブサイトに渡る評価及びレビューにアクセスするために用いられても良い。したがって、照会アプリケーションは、消費者が小売環境内を見て回るとき、調整されたフィルタされた経験を提供するために、小売店によりカスタマイズされても良い。一方で、カスタム照会アプリケーションをサポートしない他の小売店を訪問しているとき、一般的に公に利用可能な情報(未調整で未フィルタである)が、消費者に提供されても良い。
【0061】
別の例として、照会アプリケーションは、例えば、ヒートマップ(heatmap)のような種々のグラフィカルフォーマットで又は場所に基づく比較形式で、価格及び評価を消費者に提示するために用いられても良い。このヒートマップは、複数の小売店間、又は単一の小売店により提供される複数の製品間の直感的比較を提供しても良い。これは、ユーザが、小売店舗から製品を今購入するか、別の小売店で買い物するか、製品をオンラインで注文するか、又は購入を延期するか、を決定するのを助け得る。この種の比較は、オンラインソースから製品が発送されるのを待つ価値があるか、又は製品を直ぐに購入することの即座の満足を得るかを、消費者が特定するのを助け得る。
【0062】
別の例として、照会アプリケーションは、小売環境内で最低価格又は「最良」品質選択肢を識別するために、消費者が探した製品を同じカテゴリの他の製品と比較するために用いられても良い。これは、見ている製品の近くに置かれていないかも知れない販売中の同様のアイテムを小売店舗が有するか否かを、消費者に知らせる可能性を有する(したがって、もっと高額の選択肢を購入するか、別の販促製品の販売を手に入れるか、を消費者に検討させる戦略を提供する)。
【0063】
別の例として、照会アプリケーションは、消費者のために製品カテゴリの中の一致する製品を識別するために用いられても良い。例えば、消費者は、ACMEブランドのテレビが他のブランドよりも良いか否かを知らずに、ACMEブランドのテレビを見ていても良い。照会アプリケーションは、ブランド内の製品間で又はブランド間で比較を実行し、より知的な製品選択をユーザに提供するために用いられても良い。
【0064】
別の例として、小売店舗は、消費者が在庫のアイテムが入手可能かどうかを調べられるように、追加供給又は在庫情報を消費者に提供しても良い。これは、小売店に固有場所アプリケーション及びセンサ能力を製品に統合させ、スマートデバイスと製品の箱又は棚の場所との間にNFC能力を提供させることを含む。販売を行おうとするとき、店舗は、消費者を店舗内の別の場所へ、製品のオンラインバージョンへ、別の店舗の場所へ、等へ向かわせることができる。照会アプリケーションの使用は、在庫を測定するセンサ及び店舗内価値に関連して提供され、したがって製品可用性に関するリアルタイム情報を提供しても良い。小売店は、特定の製品展示における照会アプリケーションの使用に基づき、特定の製品についての製品関心を測定し(及び、例えば店舗在庫を調整し)、及び在庫管理を有する活動を調整しても良い。
【0065】
別の例として、消費者は、特定の製品提案に関するコメントにアクセスし又はそれを残すために照会アプリケーションを用いても良い。例えば、消費者(又は競合者)は、製品が特定の店舗でより安価であることの指示を提供し、又はこのアイテムについてより良い価格を有する近隣店舗へのリンクを提供しても良い。照会アプリケーションは、消費者が別の小売店の場所を見て回っているとき、販売時点で直接に、別の小売店からの競争を実現し得る。したがって、(例えば、電子的小売店か別の物理的存在の小売店かに関わらず)別の小売店は、消費者が別の店舗内で買い物をしている間に、電子的に競争し得る。関連広告、提案、等は、適時、つまり消費者が製品展示を直接評価しているとき、消費者に配信できる。
【0066】
照会アプリケーションの使用は、店舗内で買い物中にユーザに利用可能ではなかった製品の情報を(リアルタイムに、より正確に、包括的に、及び推奨に基づき)提供することにより、ユーザの店舗内ショッピング経験を有意に向上し得る。さらに、スマートデバイスは、店舗販売時点情報管理(point of sale:POS)として機能しても良く、同時に消費者がより良い決定を行えるよう情報及び推奨を提供する。
【0067】
本願明細書に記載の構成は、物理的小売店環境内のショッピングの例を提供したが、製品レビュー、ヘルプ又は既に購入した製品の交換情報を得ているような非小売環境内にいる消費者に製品及びサービス情報を提供するために、同様の技術が等しく適用可能である。さらに、本願明細書で用いられる用語「小売環境」及び「商業環境」は、複数の製品展示を呼び物にする伝統的な現実世界だけの店舗に限定されず、会員制大型ディスカウントショップ、卸売り店、委託販売店、不要品交換会、オークション、私用品販売、及び商品及びサービスの販売又は転送が行われる同様の設定を含む任意の数の商業活動環境も含み得る。
【0068】
さらに、本願明細書で用いられる用語「リアルタイム製品情報」及び「製品情報」は、製品購入に関連して提供される情報に必ずしも限定されない。ユーザに提供され出力されるような製品情報は、任意の形式のテキスト、オーディオ、ビデオ、又はマルチメディアコンテンツを含み得る。したがって、種々の設定における製品又はサービスに関連するデータの収集及び使用は、ここに記載した実施形態の範囲に包含され得る。
【0069】
実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちの1つ又はそれらの組
わせで実施されても良い。実施形態は、本願明細書に記載の動作を実行するために少なくとも1つのプロセッサにより読み出され実行され得る、コンピュータ可読記憶装置に格納された命令として実施されても良い。コンピュータ可読記憶装置は、機械(例えばコンピュータ)により読み出し可能な形式で情報を格納する任意の非一時的メカニズムを含み得る。例えば、コンピュータ読み取り可能な記憶装置は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュメモリ装置及びその他の記憶装置及び媒体を包含しうる。幾つかの実施形態では、基地局又はUEは、1又は複数のプロセッサを有しても良く、コンピュータ可読記憶装置に格納された命令で設定されても良い。
【0070】
図5は、本願明細書で議論した1又は複数の方法が実行され得る例示的な機械を示すブロック図である。代替の実施形態では、機械は、スマートデバイスとして動作し、又は他の機械に接続(ネットワーク接続)され得る。ネットワーク接続された配備では、機械は、サーバ−クライアント環境におけるサーバ又はクライアント機械の能力範囲内で動作でき、又はピアツーピア(又は分散型)ネットワーク環境におけるピアマシンとして動作できる。機械は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、携帯電話機、ウェブ機器、ネットワークルータ、スイッチ若しくはブリッジ、又は該機械により行われるべき動作を指定する命令を(シーケンシャルに等)実行可能な機械であり得る。さらに、単一の機械のみを図示するが、用語「機械」は、個々に又は共同して、本願明細書で議論した1又は複数の方法を実行するために命令セット(又は複数のセット)を実行する機械の集合を含むと考えられるべきである。
【0071】
例示的なコンピュータシステム500は、バス508を介して互いに通信する、プロセッサ502(例えば、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、又はそれらの両者)、主記憶504、及び静的記憶506を有する。コンピュータシステム500は、ビデオディスプレイユニット510、文字入力装置512(例えば、キーボード)、及びユーザインタフェース(UI)ナビゲーション装置514(例えば、マウス)を更に有し得る。一実施形態では、ビデオディスプレイユニット510、入力装置512、及びUIナビゲーション装置514は、タッチスクリーンディスプレイである。コンピュータシステム500は、記憶装置516(例えば、ドライブユニット)、信号生成装置518(例えば、スピーカ)、ネットワークインタフェース装置520(1又は複数のアンテナ528、通信機又は他の無線通信ハードウェアを含み又はそれらと通信し得る)、及びGPS(global positioning system)センサ、コンパス、加速度計若しくは他のセンサのような1又は複数のセンサ(図示しない)、を追加で有し得る。
【0072】
記憶装置516は、機械可読媒体522を有する。機械可読媒体522には、本願明細書に記載の方法又は機能のうちの1又は複数を実施する又はそれにより利用される1又は複数のデータ構造及び命令セット524(例えば、ソフトウェア)が格納される。命令524は、コンピュータシステム500による該命令524の実行中に、主記憶504、静的記憶506、及び/又はプロセッサ502内に完全に又は少なくとも部分的に存在し得る。ここで、主記憶504、静的記憶506、及びプロセッサ502も、機械可読媒体を構成する。
【0073】
機械可読媒体522は例示的な実施形態で単一媒体であるとして図示されたが、用語「機械可読媒体」は、1又は複数の命令524を格納する単一の媒体又は複数の媒体(例えば、中央又は分散型データベース、及び/又は関連キャッシュ及びサーバ)を含み得る。用語「機械可読媒体」は、機械による実行のために命令を格納し、符号化し又は運ぶことができ、及び機械に本開示の方法のうちの1又は複数を実行させ、又は該命令により利用される若しくはそれに関連するデータ構造を格納し、符号化し又は運ぶことができる有形媒体を含むと考えられるべきである。したがって、用語「機械可読媒体」は、固体メモリ、光学及び磁気媒体を含むと考えられるが、これらに限定されない。機械可読媒体の特定の例は、例として半導体メモリ装置(例えば、EPROM(Electrically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory))、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ装置、内部ハードディスク及び取り外し可能ディスクのような磁気ディスク、光磁気ディスク、及びCD-ROM、DVD-ROMディスクを含む。
【0074】
命令524は、さらに、多数のよく知られた転送プロトコルのうちの1つ(例えば、HTTP)を用いて、ネットワークインタフェース装置520を介して、伝送媒体を用いて、通信ネットワーク526を介して送信又は受信できる。通信ネットワークの例は、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、インターネット、携帯電話ネットワーク、POTS(Plain Old Telephone)ネットワーク、及び無線データネットワーク(例えば、Wi-Fi、3G、4GLTE/LTE-A又はWiMAXネットワーク)を含む。用語「伝送媒体」は、機械による実行のために命令を格納し、符号化し又は運ぶことができる無形媒体を含み、デジタル又はアナログ通信信号又はソフトウェアの通信を実現する他の無形媒体を含むと考えられるべきである。
【0075】
ここに記載の方法、システム
及び装置の実施形態の追加の例は、以下の非限定的な構成を含む。以下の非限定的な例の各々は、それ自体で有効であり、又は以下に若しくは本開示を通じて提供される他の例のうちの1又は複数を有する置換又は組み合わ
せに組み込まれても良い。
(例1)モバイル無線装置であって、該モバイル無線装置は、少なくとも1つのプロセッサと、複数の命令を提供する少なくとも1つのメモリ装置と、を有し、前記複数の命令は、前記プロセッサにより実行されると、前記プロセッサに、製品識別子を用いて製品を識別し、前記製品は商業環境において物理的展示を有し、前記製品識別子を用いて少なくとも1つの製品情報データソースから製品情報を読み出し、前記商業環境における前記製品の前記物理的展示及びユーザ活動に前記製品情報を相関させることにより、リアルタイム製品情報を決定し、前記リアルタイム製品情報を前記モバイル無線装置により提供されるユーザインタフェースに表示させる、モバイル無線装置。
【0076】
例2は、任意で、前記物理的展示の画像を撮影するカメラを有し、製品情報を読み出す前記命令は、前記画像を処理することにより前記製品識別子を得る命令を有し、前記画像は、前記物理的展示で前記製品のために設けられたバーコード、前記物理的展示で前記製品のために設けられたグラフィカル識別子、又は前記展示で前記製品のために設けられた文字識別子、のうちの1又は複数を表す、例1のモバイル無線装置。
(例3)任意で、前記物理的展示の画像を撮影するカメラを有し、製品情報を読み出す前記命令は、前記画像を処理することにより前記製品識別子を得る命令を有し、前記画像は、前記物理的展示で前記製品のために設けられたバーコード、前記物理的展示で前記製品のために設けられたグラフィカル識別子、又は前記展示で前記製品のために設けられた文字識別子、のうちの1又は複数を表す、例1〜2のうちの1つ又は組合せのモバイル無線装置。
(例4)任意で、タッチスクリーンを有し、前記ユーザインタフェースは、前記タッチスクリーン上の電子的表示を通じてユーザに提供されるグラフィカルユーザインタフェースであり、前記グラフィカルユーザインタフェースのための命令は、前記メモリ装置及び前記プロセッサに関連して前記モバイル無線装置で実行される、例1〜3のうちの1つ又は組合せのモバイル無線装置。
(例5)任意で、前記商業環境のオペレータにより提供される前記製品情報データソースのうちの少なくとも1つと、検索可能インターネットサービスにより提供される前記製品情報データソースのうちの少なくとも1つと、を含む、例1〜4のうちの1つ又は組合せのモバイル無線装置。
(例6)任意で、前記リアルタイム製品情報を表示する命令は、前記リアルタイム製品情報に関連する1又は複数の推奨又はレビューを表示する命令を含む、例1〜5のうちの1つ又は組合せのモバイル無線装置。
(例7)任意で、前記リアルタイム製品情報を決定する命令は、地理的場所、時間又は値付けのうちの1又は複数を含む前記製品展示の物理的又は時間的特徴に基づき、前記リアルタイム製品情報を決定する命令を含む、例1〜6のうちの1つ又は組合せのモバイル無線装置。
(例8)方法を含み、又は任意で例1〜7のうちの1つ又は組合せのモバイル無線装置と組み合わせられ得る方法であって、コンピューティング装置により実行され、前記方法は、商業環境における物理的展示に配置された製品の識別情報にアクセスするステップと、1又は複数のデータソースから、前記製品の前記識別情報を用いて前記製品に関連する製品情報を要求するステップと、前記物理的展示及び前記商業環境の特徴に基づき、リアルタイム製品情報を決定するために、前記製品に関連する前記製品情報を処理するステップと、電子的表示のために、前記製品に関連する前記リアルタイム製品情報を提供するステップであって、前記商業環境内のユーザ活動に基づき前記リアルタイム製品情報の前記電子的表示をカスタマイズするステップを含む、ステップと、を有する方法。
(例9)任意で、複数の前記データソースから前記製品情報を受信するステップであって、前記複数のデータソースは、前記商業環境の外部のネットワークを介してアクセス可能である、ステップと、前記製品に関連する前記製品情報を決定するために、前記複数のデータソースからの前記製品情報を集約するステップと、を有する例8に記載の方法。
(例10)任意で、少なくとも部分的にモバイル無線装置により前記方法を実行するステップを含み、前記モバイル無線装置は、ユーザにより動作可能であり、前記方法は、前記1又は複数のデータソースから前記製品情報を要求するのに応答して、前記製品情報を受信するステップと、前記モバイル無線装置のスクリーンを用いて前記電子的表示を表示するステップであって、前記モバイル無線装置は、前記製品の前記物理的展示の近くにいる前記ユーザにより動作可能である、例8〜9のうちの1つ又は組合せの方法。
(例11)任意で、モバイル無線装置のリモートのサービスにより少なくとも部分的に前記方法を実行するステップを含み、前記モバイル無線装置は、ユーザにより動作可能であり、前記方法は、前記リアルタイム製品情報を前記モバイル無線装置に表示するために前記モバイル無線装置へ送信するステップ、を更に有する例8〜10のうちの1つ又は組合せの方法。
(例12)任意で、前記商業環境のオペレータ又は前記商業環境の前記オペレータに関連付けられたエンティティにより提供される製品情報データベースを含む1又は複数のデータソースを有する、例8〜11のうちの1つ又は組合せの方法。
(例13)任意で、1又は複数の検索可能ウェブサイトを含む1又は複数のデータソースを有する、例8〜12のうちの1つ又は組合せの方法。
(例14)任意で、ユーザに関連付けられた1又は複数のソーシャルメディアサイトに関連付けられた1又は複数のソーシャルネットワークを含む1又は複数のデータソースを有する、例8〜13のうちの1つ又は組合せの方法。
(例15)任意で、前記物理的展示により提供される前記製品を識別するステップであって、前記製品のために表示された識別子をキャプチャし及び前記識別子を認識することを含み、前記識別子は、バーコード、グラフィカルデータ又はテキストデータのうちの1又は複数により提供される、ステップ、を含む、例8〜14のうちの1つ又は組合せの方法。
(例16)任意で、前記電子的表示のために、前記リアルタイム製品情報に基づき前記製品に関連する1又は複数の推奨又はレビューを提供するステップ、を含む、例8〜15のうちの1つ又は組合せの方法。
(例17)任意で、コンピュータ可読記憶媒体を含み又は例1〜16のうちの1つ又は組合せのモバイル無線装置若しくは方法と組合せられるコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ可読命令を有し、前記コンピュータ可読命令は、コンピュータにより実行されると、前記コンピュータに、製品の識別情報を得、前記製品は商業環境で物理的展示により提供され、1又は複数のデータソースから前記製品に関連する製品情報を得、前記製品情報は、前記製品の前記識別情報を用いて得られ、前記物理的展示及び前記商業環境の特徴を用いて前記製品情報からリアルタイム製品情報を決定し、前記商業環境で動作可能なユーザインタフェースに、前記リアルタイム製品情報を表示させる、コンピュータ可読記憶媒体。
(例18)任意で、コンピュータ可読命令は、さらに前記コンピュータに、前記ユーザインタフェース内で受信された入力を処理させ、該処理は、前記ユーザインタフェース内で受信された入力に応答して前記1又は複数のデータソースから追加製品情報を得ることを含む、例17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(例19)任意で、コンピュータ可読命令は、さらに前記コンピュータに、前記ユーザインタフェース内に、前記製品に関連する1又は複数の製品について1又は複数のデータソースから得られた関連製品情報を表示させる、例17〜18のうちの1つ又は組合せのコンピュータ可読記憶媒体。
(例20)任意で、前記商業環境のオペレータ又は前記商業環境の前記オペレータに関連付けられたエンティティにより提供される製品情報データベースを含む1又は複数のデータソースを有する、例17〜19のうちの1つ又は組合せのコンピュータ可読記憶媒体。
(例21)任意で、1又は複数の検索可能ウェブサイトを含む1又は複数のデータソースを有する、例17〜20のうちの1つ又は組合せのコンピュータ可読記憶媒体。
(例22)任意で、ユーザに関連付けられた1又は複数のソーシャルメディアサイトに関連付けられた1又は複数のソーシャルネットワークを含む1又は複数のデータソースを有する、例17〜21のうちの1つ又は組合せのコンピュータ可読記憶媒体。
(例23)システムを含み、又は任意で、例1〜22のうちの1つ又は組合せのモバイル無線装置、方法又はコンピュータ可読記憶媒体と組合わせられ得るシステムであって、前記システムは、複数の製品の情報を提供する製品情報データベースと、無線ネットワークを介して前記製品情報データベースに接続されるモバイル無線装置と、を有し、前記モバイル無線装置は、前記モバイル無線装置により実行されると、商業環境における物理的展示で提供される製品の識別情報を得る動作と、前記識別情報を用いて前記製品情報データベースから前記製品に関連する製品情報を得る動作と、前記商業環境内の前記製品及び前記製品の前記物理的展示に関連する前記製品情報に基づき、リアルタイム製品情報を決定する動作と、前記モバイル無線装置のユーザインタフェースに、前記リアルタイム製品情報を表示する動作と、を実行させる照会アプリケーションを提供する、システム。
(例24)任意で、前記モバイル無線装置により実行されると、前記照会アプリケーションは、1又は複数の追加データソースから得られた製品情報と共に前記製品情報データベースから得た前記製品に関連する製品情報を集約する動作、を更に実行する、例23に記載のシステム。
(例25)任意で、タッチスクリーンを有する前記モバイル無線装置を有し、前記ユーザインタフェースは、前記タッチスクリーン上の電子的表示を通じて提供される、例23〜24のうちの1つ又は組合せのシステム500。
(例26)任意で、前記モバイル無線装置により実行されると、前記照会アプリケーションは、前記モバイル無線装置の前記ユーザインタフェースに表示するために、前記製品に関連する1又は複数の追加製品についての情報を含む関連追加製品情報を提供する動作を実行する、例23〜25のうちの1つ又は組合せのシステム。
【0077】
読者が技術的開示の特性及び主旨を解明できるように、要約が提供される。要旨は請求項の範囲又は意味を解釈又は限定するために用いられるべきでないことが理解される。ここで、添付の請求項は、各請求項が別個の実施形態として存在するとして、詳細な説明に組み込まれる。