(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5919906
(24)【登録日】2016年4月22日
(45)【発行日】2016年5月18日
(54)【発明の名称】換気装置
(51)【国際特許分類】
F24F 7/013 20060101AFI20160428BHJP
E06B 7/084 20060101ALI20160428BHJP
【FI】
F24F7/013 102J
E06B7/084
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-55634(P2012-55634)
(22)【出願日】2012年3月13日
(65)【公開番号】特開2013-190137(P2013-190137A)
(43)【公開日】2013年9月26日
【審査請求日】2015年2月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】アイシン精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081776
【弁理士】
【氏名又は名称】大川 宏
(72)【発明者】
【氏名】細井 浩光
【審査官】
小野田 達志
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭54−113252(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3027544(JP,U)
【文献】
特開昭64−010041(JP,A)
【文献】
特開昭58−164884(JP,A)
【文献】
特開平08−184271(JP,A)
【文献】
特開2010−261277(JP,A)
【文献】
特開2010−032192(JP,A)
【文献】
実開昭50−064159(JP,U)
【文献】
実開昭56−075650(JP,U)
【文献】
米国特許第05730651(US,A)
【文献】
米国特許第05525107(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 7/013
E06B 7/084
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の開口部に沿って設けられた枠体と、前記枠体内で開閉可能に配設され、室内外を通気可能に連通する換気框を有する開閉体とを備える窓部材に用いられる換気装置であって、
前記建物内に向けて開口する第1の開口部及び前記換気框の少なくとも一部に近接して対向する第2の開口部を有する前記枠体又は前記建物に配設される本体部と、
前記本体部内に配設され、前記第1の開口部と前記第2の開口部との間で空気を移動可能にする送風機と、
前記本体部に設けられ、前記第2の開口部と前記送風機との間に介在するダクトと、
を有し、
前記換気框と前記本体部の前記第2の開口部との間に網戸が位置し、
前記換気框と前記網戸との間に、前記換気框と前記第2の開口部との間の空気の流れを連通する補助ダクトを有することを特徴とする換気装置。
【請求項2】
前記ダクトは、前記第2の開口部側から前記送風機側に向けて水平方向に延設され、前記送風機の手前で上方に傾斜する請求項1に記載の換気装置。
【請求項3】
前記送風機は、そのオン及びオフが前記開閉体の開閉及び/又は前記換気框の開閉に連動する請求項1又は2に記載の換気装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、換気装置に関し、特に建造物の窓などに取り付けられる換気装置に関する。
【背景技術】
【0002】
建造物の窓などの開口部に取り付けられる障子、引き戸、サッシなど(以後、「窓部材等」と称する。)には、室内の換気を目的とした開口部である換気框が設けられている場合がある。また、壁に開口部を設けるなどして換気をしようとする場合もある。
【0003】
昨今では開口部の存在による自然換気に代えて、送風機を回して積極的に内外の換気を行う装置が取り付けられている場合がある。
【0004】
例えば、特許文献1には、建造物の壁内に配置される換気装置が記載されている。特許文献2には、窓部材等の枠内に取り付けられる換気装置が記載されている。特許文献3には、換気框と一体になっている換気装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−231576号公報
【特許文献2】特開平10−131640号公報
【特許文献3】特開平9−317341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されている換気装置は、既存の建造物に対して設置しようとする場合には、換気装置を取り付けるための壁への工事が必要である。また、換気装置を新築の際に取り付ける場合であっても、換気装置を取り付けられるような躯体の構造にしなければならない。
【0007】
特許文献2に記載されている換気装置は、専用の窓部材等を用いることになる。そのため、新築時に専用サッシを設置したり、既存の建造物の窓部材等一式の交換あるいは改修が必要であったりする。
【0008】
特許文献3に記載にされている換気装置は、換気框と障子などが一体になっているため、障子等の開閉に伴い移動するため、給電方法が難しい。また、飾り窓などのように換気框のある障子等よりも室内側に網戸が配置されている場合には、換気装置が網戸と干渉する。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、建造物の新築、既存を問わず、更には網戸の有無にも制約されずに取り付け可能な換気装置を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の構成上の特徴は、建物の開口部に沿って設けられた枠体と、前記枠体内で開閉可能に配設され、室内外を通気可能に連通する換気框を有する開閉体とを備える窓部材に用いられる換気装置であって、
前記建物内に向けて開口する第1の開口部及び前記換気框の少なくとも一部に近接して対向する第2の開口部を有する前記枠体又は前記建物に配設される本体部と、
前記本体部内に配設され、前記第1の開口部と前記第2の開口部との間で空気を移動可能にする送風機と、
前記本体部に設けられ、前記第2の開口部と前記送風機との間に介在するダクトと、
を有
し、
前記換気框と前記本体部の前記第2の開口部との間に網戸が位置し、
前記換気框と前記網戸との間に、前記換気框と前記第2の開口部との間の空気の流れを連通する補助ダクトを有することである。
【0011】
なお、換気框は、窓部材の開閉とは別に、換気框自体が空気の流通・遮断可能に開閉できるものとできないもののどちらでも良い。
【0012】
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記ダクトが、前記第2の開口部側から前記送風機側に向けて水平方向に延設され、前記送風機の手前で上方に傾斜することである。
【0013】
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1又は2において、前記送風機が、そのオン及びオフが前記開閉体の開閉及び/又は前記換気框の開閉に連動することである。
【0015】
請求項1に係る発明は、本体部の第1の開口部が建物内に向けて開口し、本体部の第2の開口部が換気框に近接して対向している。そして、本体部内に送風機が配設されており、ダクトは第2の開口部と送風機との間に介在する。送風機が駆動することで、第1の開口部と第2の開口部との間で空気が移動する。つまり、建物内(室内)の空気又は建物外(室外)の空気が本体部及びダクト内を移動し、室内の空気が換気される。請求項1に係る発明は、第2の開口部が換気框に対向しており、第2の開口部を含めて何れも換気框と結合、連結又は係合させる必要はない。また、本発明の換気装置は開閉体とも結合、連結又は係合されていない。そのため、請求項1に係る発明を枠体又は建物に取り付けるために専用の換気框や開閉体でなくても良く、専用の窓部材に変更しなくても良い。もし、窓部材等に換気框がない場合は、換気框のある窓部材等に取り替えることで請求項1に係る発明を設置可能であり、建物の壁を工事する必要もない。また、換気框のある開閉体と請求項1に係る発明との間に網戸が配置される場合も、第2の開口部を網戸越しに換気框に対向させることで、室内の空気の換気を行うことができる。よって、請求項1に係る発明は、新築や既存の建物であることや網戸の有無に制約されずに、建物に取り付けることが可能である。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、ダクトの形状が第2の開口部側から送風機側に向けて水平で、送風機の手前で上方に傾斜した構造をしているため、第2の開口部から外気とともに雨水などが進入してきたとしても傾斜した部分で阻止することができる。
【0017】
請求項3に係る発明では、送風機のオン及びオフが、開閉体の開閉及び/又は換気框の開閉に連動する。例えば、開閉体が閉められた状態では換気框の開閉に連動して送風機はオン及びオフが切り替わる。そして、開閉体が開けられると送風機をオフにし、この時に換気框が開閉しても送風機のオン及びオフを連動しない。開閉体が開けられている場合は、送風機をオフにしても、開閉体の開口で室内の空気の換気が行われるからである。
【0018】
また、請求項
1に係る発明では、換気框と本体部の第2の開口部との間に網戸が位置する場合に、換気框と網戸との間に補助ダクトが配置される。よって、請求項4に係る発明によれば、換気框と網戸との間にも本体部の第2の開口部に連通する空気の移動が可能な通路が形成されるため、網戸によって換気効率が低下することはない。また、請求項4に係る発明を取り付けたい人は、網戸を排斥したり、網戸を専用品に取り替えたりする必要もない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図2】
参考形態1の換気装置を建物の開口部に取り付ける際の一部分解した説明図である。
【
図3】
参考形態1の換気装置の変形例の一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の代表的な実施形態
及び参考形態を
図1〜
図4を参照して説明する。
【0021】
(
参考形態1)
本
参考形態1の換気装置は、
図1に示されるように、本体部2と、送風機3と、ダクト(4、5)を有する。
【0022】
本体部2は、
図2に示されるように、蓋部21と固定部22とが組み合わされて、内部に、後述する送風機3が設置可能な空間を内部に区画する部材である。蓋部21は、室内に面する正面211と、正面211に対して略直角の下面212とを有し、長手方向に対して直交する面での断面が
図2においては逆L字状である。下面212の一部には、長手方向に開口した室内開口部23(第1の開口部)が形成されている。固定部22は、開閉体91の室内側の枠体92内側(下方)に、上面221が固設され(
図1参照)、室内側に蓋部21で塞がれる開口220が形成されている。そして、固定部22は、蓋部21の下面212の室内開口部23以外と当接する下面222を有する。固定部22の開口220を塞ぐように蓋部21がセットされた本体部2は、蓋部21の正面211が室内の壁面と面一となり、枠体92の内側にきれいに収まるように設置される。本体部2は、本
参考形態1の換気装置が取り付けられる枠体92の幅方向より短い場合、固定部22の上方とは別に、枠体92に面する固定部22の側面が、
図2に示されるように、枠体92の上方から下方に突出するように取り付けられたブラケット93にネジなどによって固設される。
【0023】
図1に戻って、本体部2は、更に、その内部にダクトが区画されて配設される。ダクトは内設路5と延長部4とをもつ。内設路5はその内側に送風機が配設される。
【0024】
まず、延長部4は、本体部2の内部に開口する内部開口部41から開閉体91の換気框94に対向して開口する外部開口部(第2の開口部)42に向かって延設されている。延長部4は、外部開口部42から固定部22に向かってほぼ水平方向に延設されており、内部開口部41に辿りつく手前で内部開口部41が本体部2中心部に向かって上方に位置しているため、途中が傾斜した形状である。延長部4の外部開口部42は、開閉体91の上方に位置する換気框94に対向して開口している。外部開口部42は換気框94に対して近接している。近接の程度としては送風機3が送り出す空気が必要な量だけ換気框94を通じて出入りできる程度にする。つまり、近接の程度が大きい(換気框94と外部開口部42との距離が短い)ほど、その対向する部分から空気が漏れず、より効率的に空気が換気可能になる。そして、延長部4の内部開口部41が連通するのは、送風機3(例えば、クロスフローファンを有する)を覆う内設路5の延長部側開口部51である。
【0025】
送風機3は、内設路5に覆われた状態で、固定部22に内設されている。送風機3は、
図2に示されるように、本体部2と同様に開閉体91の幅方向に長く、一方端に駆動のためのモータ6が取り付けられている。内設路5は、
図1に示されるように、延長部4の内部開口部41に連通する延長部側開口部51と、蓋部21の室内開口部23に連通する蓋部側開口部52との間に送風機3が位置する。そして、内設路5は、延長部側開口部51と蓋部側開口部52との間を送風機3の回転によって空気が移動する経路となるように、第1仕切り53と第2仕切り54とで送風機3を覆っている。第1仕切り53は、延長部側開口部51から送風機3の上方を覆う。第2仕切り54は、延長部側開口部51から、延長部側開口部51寄りで送風機3の下方に位置している。
【0026】
モータ6は、送風機3の回転方向を切り替えできる。送風機3は、例えば、室内の空気を排気する正回転と、室内に外気を吸気する逆回転とをモータ6によって切り替えられる。また、送風機3の回転(オン)及び回転停止(オフ)は、開閉体91の開閉及び/又は換気框94の開閉に連動する。例えば、換気框94が開状態で送風機3を回転させ、閉状態になると送風機3を回転停止する。更に、送風機3は開閉体91が開状態になると回転停止する。なお、開閉体91としては、開閉状態の切り替えができる引違い窓、外開き窓、内倒し窓、上げ下げ窓、ルーバー窓あるいは開閉しないはめ殺し窓などがあり、それらに設置した換気框94に対して、本
参考形態1の換気装置を設置できる。ここで、開閉体91の開閉による送風機3のオン及びオフの連動は、開閉体91が引き違いの窓である場合の開状態によって、換気框94部分が開閉体91で室外との連通が封鎖されることを避けるためである。しかし、開閉体91が開状態であれば、換気装置によって換気をしなくても換気ができるため、換気框94部分が封鎖されるか否かにかかわらず回転停止する仕様とすることができる。
【0027】
本
参考形態1の換気装置は、例えば、室内の空気を排気する場合、モータ6が駆動して送風機3が正回転し、室内の空気が本体部2の室内開口部23から内設路5の蓋部側開口部52を移動し、内設路5へと導きかれる。そして、空気は内設路5の延長部側開口部51から延長部4の内部開口部41へと移動し、延長部4の外部開口部42から換気框94に排出される。また、室内に外気を吸気する場合、排気する場合の逆にモータ6を駆動させ、送風機3を逆回転させる。外気は、換気框94を介して延長部4の外部開口部42から内部開口部41、内設路5の延長部側開口部51へと移動し、内設路5の蓋部側開口部52を通過して、本体部2の室内開口部23から室内に導かれる。
【0028】
その他に、建物の開口部には、換気框94の室外側(延長部4の内部開口部41が位置している面とは逆側)に、換気框94の開閉に連動して回動する弁部材95が取り付けられている。弁部材95は、板形状で下方が回動するように上方が軸支されている。弁部材95は、軸支されている位置が換気框94に近接しており、換気框94に対してほぼ平行な状態が閉状態であり、下方が換気框94から離れた状態が開状態である。換気框94が開状態となることと連動して弁部材95は開状態となり、換気框94が閉状態となることと連動して弁部材95は閉状態となる。弁部材95の開状態は鋭角に規制する。回動する角度をある程度規定することで、延長部4に雨水や空気中のゴミが進入することを抑制できる。
【0029】
本
参考形態1の換気装置は、開閉体91の上方にある換気框94に延長部4の外部開口部42が位置するように、開閉体91の上方に設置されている。開閉体91と本
参考形態1の換気装置とは一体ではないため、換気框94がない開閉体91の場合は換気框94のある開閉体91に変更すれば良く、専用の開閉体91である必要はない。また、本
参考形態1の換気装置を取り付けるために、建物の壁を工事することもない。よって、新築や既存の建造物であることに依存せずに、本
参考形態1の換気装置を取り付けることが可能である。なお、
図1では延長部4の下に網戸96が位置する。延長部4の外部開口部42を換気框94に近接するように設置しているため、網戸96は上方位置が開閉体91の換気框94よりも下方である。ここで、網戸96が、換気框94と延長部4の外部開口部42との間に位置する高さである場合、
図1に示される高さの網戸96に変更せず、
図3に示されるように、そのままの網戸96に対して延長部4の外部開口部42を近接させる。外気は換気框94、網戸96を介して延長部4の外部開口部42から吸気され、室内の空気は延長部4の外部開口部42から網戸96、換気框94へと排気される。よって、開閉体91と本
参考形態1の換気装置との間に網戸96が配置されている場合も、本
参考形態1の換気装置は網戸96越しに換気を行うことができる。
【0030】
更に、ダクトは、延長部4の内部開口部41が外部開口部42より上方に位置しており、送風機3の手前で上方に傾斜した形状であるため、外部開口部42から外気とともに進入してきた雨水やゴミを傾斜部分で止め、それ以上換気装置に進入するのを抑制することができる。
【0031】
(実施形態
1)
本実施形態
1の換気装置は、
参考形態1の換気装置と基本的な構成及び作用効果は同じである。以下、主に異なる部分について説明する。
【0032】
本実施形態
1の換気装置は、
図4に示されるように、換気框94と延長部4の外部開口部42との間に網戸96が位置する場合、換気框94と網戸96との間に配置可能な補助ダクト43を有する。補助ダクト43は、換気框94と網戸96のそれぞれに近接して開口した部材である。網戸96に対して開口するダクト側開口部431を延長部4の外部開口部42と、上下左右方向で一致するように配置し、延長部4の外部開口部42と連通させる。補助ダクト43は、枠体92の上方に取り付けたブラケット921に固設する。また、この補助ダクト43は、例えば、ゴムスポンジで構成されても良い。
【0033】
換気框94と網戸96との間に補助ダクト43を配置することにより、補助ダクト43がない場合よりも換気効率が良くなる。また、換気框94と外部開口部42との間に位置する網戸96を排斥したり、網戸96の形状を変更したりしなくても、
図3の場合よりも換気効率の良い換気装置を設置できる。ただし、延長部4及び補助ダクト43は、網戸96と接する部分に空気漏れや摩擦を低減するための部材(例えば、ゴム製の部材等)を設けていると良い。
【0034】
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、室内開口部23の位置は、内設路5の蓋部側開口部52の位置関係により、必ずしも下方とは限らない。また、室内開口部23は、網状の部材を取り付けたり、何も取り付けたりしない状態の何れでも良い。
【0035】
また、外部開口部42の開口の大きさは、換気框94の全体に対して開口する大きさでも、一部に対して開口する大きさでも良い。意匠性を考慮すると、開口の大きさは、換気装置の大きさと同じかそれ以下が好ましい。
【0036】
その他に、弁部材95は、その開閉を換気框94の開閉に連動するのではなく、送風機3のオン・オフに連動させることもできる。送風機3のオン・オフ自体も開閉体91の開閉や換気框94の開閉に連動するため。あるいは、上記の開閉に連動しない構成でも良い。換気装置が排気のみを行う場合、排気による流動で弁部材95が開状態になり、排気の流動がなければ弁部材95が自然と閉状態となる。弁部材95は、上側を回動軸として鋭角で開閉するため、室内側から室外側への流動がなければ閉じるし、外気が弁部材95に流動すれば換気框94側に押しつけられることになる。よって、外気は弁部材95に遮られて換気框94から延長部4へと進入しにくく、外気とともに雨水がゴミの進入を阻止できる。
【0037】
また、弁部材95は必ずしも必須の部材ではない。特に、
図3に示される
参考形態1の換気装置の変形例において、弁部材95と延長部4の外部開口部42との距離があるため、雨水やゴミが換気框94から進入してきたとしても自重により延長部4の外部開口部42に辿りつく前に落下する可能性が高い。
【符号の説明】
【0038】
2:本体部、 21:蓋部、 22:固定部、
23:室内開口部(第1の開口部)、
3:送風機、
4:延長部、 41:内部開口部、 42:外部開口部(第2の開口部)、
43:補助ダクト、
5:内設路、 51:延長部側開口部、 52:蓋部側開口部、
53:第1仕切り、54:第2仕切り、
6:モータ、
91:開閉体、 92:枠体、 93:ブラケット、 94:換気框、
95:弁部材、 96:網戸。