(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記チャンネルリスト表示部は更に、全ての当該インデックスのうち1つを前記操作要素によって指し示し、前記操作要素が指し示す当該インデックス上に、所定種類のメタ情報を表示すると共に、前記操作要素が指し示す以外の他のインデックス上には前記所定種類のメタ情報を表示せず、
前記コンテンツ再生部は、前記インデックスの下層に再生中の動画を表示する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のストリーミングコンテンツの受信機。
前記チャンネルリスト表示部は更に、全ての当該インデックスのうち1つを前記操作要素によって指し示し、前記操作要素が指し示す当該インデックス上に表示されている当該メタ情報のいずれかをスクロール表示すると共に、前記操作要素が指し示す以外の他のインデックス上のいずれの当該メタ情報もスクロール表示せず、
前記コンテンツ再生部は、前記インデックスの下層に再生中の動画を表示する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のストリーミングコンテンツの受信機。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以降、本発明を実施するための形態を、図を参照して詳細に説明する。
【0015】
(本実施形態の構成)
図1は、本実施形態に於ける受信機を示す概略の構成図である。
受信機10は、処理部11と、通信部20と、リモコン受信部21と、記憶部22と、不揮発性記憶部23と、画像表示部24と、外部インタフェース25とを備えている。受信機10は、ネットワーク100を介してストリーミングコンテンツを受信するものである。受信機10は、リモコン30が送信する操作情報を、リモコン受信部21によって受信し、当該操作情報に基いて動作する。
受信機10の通信部20は、ネットワーク100であるインターネットを介して動画サーバ「A」200A、動画サーバ「B」200B、および、番組情報サーバ「A」300Aに接続されている。以下、動画サーバ「A」200A、動画サーバ「B」200Bを区別しないときには、単に動画サーバ200と記載する。
なお、以下で、ストリーミングコンテンツのことを、単に「コンテンツ」と記載している場合がある。
【0016】
動画サーバ200は、ストリーミングコンテンツを格納しているサーバであり、外部装置からの要求に応じて、格納しているストリーミングコンテンツを送信する。動画サーバ200は、外部装置から検索情報を受信したとき、この検索情報に応じたストリーミングコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)を送信する機能を有している。ここで検索情報とは、ストリーミングコンテンツのタイトル、ストリーミングコンテンツに付与されたキーワード、ストリーミングコンテンツを投稿した投稿者の名前などである。
【0017】
更に、動画サーバ200は、外部装置から、ストリーミングコンテンツの識別情報を受信したとき、当該識別情報に関連付けられたストリーミングコンテンツのURLを送信する機能を有している。当該ストリーミングコンテンツに関連付けられたストリーミングコンテンツは、一般的には「関連動画」と呼ばれている。
【0018】
番組情報サーバ「A」300Aは、所定のチャンネルに関するストリーミングコンテンツのメタ情報を格納しているサーバであり、外部装置からの要求に応じて、格納しているストリーミングコンテンツを送信するものである。
【0019】
受信機10は、画像表示部24によって、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルを介して、テレビ50に接続されている。受信機10は、外部インタフェース25によって、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して、ストレージ40に接続されている。
【0020】
処理部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)がRAM(Random Access Memory)にソフトウェアプログラムを読込んで実行することによって具現化される。
通信部20は、例えば、ネットワークインタフェースであり、ネットワーク100(インターネット)に接続されている他の機器やサーバとの間で、相互にデータを通信するものである。
【0021】
リモコン受信部21は、リモコン30が送信した赤外線信号などを受信すると共にデコードし、ユーザが押下したリモコン30のキーの信号を受信するものである。リモコン30は、テレビ50に出力している画面上の操作要素であるフォーカス77(
図4)をいずれかの方向に操作する上下左右キー32(
図2)、および、この操作要素であるフォーカス77を決定する決定キー32a(
図2)を有している。
記憶部22は、例えば、RAMなどであり、一時的にデータなどを格納するものである。
【0022】
不揮発性記憶部23は、例えば、フラッシュメモリやハードディスクなどであり、データなどを格納すると共に、電源オフされているときでも格納しているデータを消失しないように構成されているものである。
画像表示部24は、処理部11の指示に応じて、画像データを生成して、外部表示装置であるテレビ50に画像信号を出力するものである。
【0023】
外部インタフェース25は、例えば、USBホストコントローラであり、外部に接続されているストレージ40にデータを格納したり、ストレージ40に格納されているデータを読み出したりするものである。
【0024】
処理部11は、メタ情報受信部12と、チャンネルリスト表示部15と、コンテンツ決定部16と、コンテンツ受信部17と、コンテンツ再生部18とを備えている。メタ情報受信部12は更に、テキスト情報受信部13と、サムネイル情報受信部14とを備えている。
【0025】
メタ情報受信部12は、通信部20によって、各チャンネルに対応したストリーミングコンテンツのメタ情報を受信するものである。テキスト情報受信部13は、メタ情報に含まれるテキスト情報を受信するものである。サムネイル情報受信部14は、メタ情報に含まれるサムネイル情報を受信するものである。
ここで、チャンネルとは、検索情報によって集められた(検索された)ストリーミングコンテンツの集合のことをいう。チャンネルは、例えば、タイトルとキーワードによって検索されたストリーミングコンテンツ、投稿者によって検索されたストリーミングコンテンツ、または、所定のストリーミングコンテンツと関連付けられているストリーミングコンテンツである。これらの検索情報は、例えばタイトルとキーワードの組合せ、投稿者などであり、予め当該受信機10の不揮発性記憶部23に登録されている。
【0026】
チャンネルリスト表示部15は、チャンネルごとにストリーミングコンテンツのインデックス73(
図4)を縦方向に配列させたチャンネルリスト71(
図4)を表示し、インデックス73(
図4)上にそれぞれのメタ情報を表示するものである。なお、チャンネルリスト表示部15は、インデックス73を横方向に配列させたチャンネルリスト71を表示してもよい。
【0027】
コンテンツ決定部16は、上下左右キー32(
図2)で操作するフォーカス77(
図4)によってインデックス73(
図4)を指し示し、指し示したインデックス73(
図4)を決定キー32a(
図2)によって決定するものである。
コンテンツ受信部17は、ストリーミングコンテンツを通信部20によって受信するものである。
コンテンツ再生部18は、受信したストリーミングコンテンツを再生するものである。
【0028】
図2は、本実施形態に於けるリモコンの構成を示す図である。
リモコン30は上部に、電源キー31と、上キー32Uと、下キー32Dと、左キー32Lと、右キー32Rとを備えている。以下、上キー32Uと、下キー32Dと、左キー32Lと、右キー32Rとを総称して、上下左右キー32と記載している場合がある。更に図面に於いて、上キー32Uを上矢印、下キー32Dを下矢印、左キー32Lを左矢印、右キー32Rを右矢印で示している場合がある。
【0029】
電源キー31は、この受信機10の電源のオンとオフの指示を行うものである。上下左右キー32は、操作要素を上下左右いずれかの方向に操作するものである。
更に、リモコン30は、投稿者キー33aと、関連動画キー33bと、番組表キー33cと、戻るキー33dとを備えている。
投稿者キー33aは、投稿者動画リスト70c(
図3)を画面に表示するキーである。
関連動画キー33bは、関連動画リスト70d(
図3)を画面に表示するキーである。
番組表キー33cは、番組表70a(
図3)を画面に表示するキーである。
戻るキー33dは、現在表示している画面に遷移する1つ前の画面に戻るキーである。
【0030】
更に、リモコン30は下部に、表示順キー34aと、メニューキー34bと、情報キー34cと、リストキー35aと、お気に入りキー35bと、コンテンツ保存キー35cと、前チャンネルキー36aと、後チャンネルキー36bと、検索キー36cと、削除キー37aと、選択キー37bと、ホームキー37cとを備えている。なお、図面では、前チャンネルキー36aを三角形で示し、後チャンネルキー36bを逆三角形で示している。
表示順キー34aは、チャンネルリスト71(
図3)に於けるストリーミングコンテンツの表示順番を切りかえるキーである。
メニューキー34bは、メインメニューの表示(不図示)に遷移するキーである。
情報キー34cは、現在再生中のストリーミングコンテンツのメタ情報を表示するキーである。
リストキー35aは、お気に入りメニュー80(
図3)または保存コンテンツメニュー81(不図示)を画面に表示するキーである。
お気に入りキー35bは、現在再生中の動画を、お気に入りメニュー80(
図3)に登録するものである。
コンテンツ保存キー35cは、現在再生中の動画を保存するものである。但し、保存されたコンテンツ再生中には、当該コンテンツ保存キー35cの操作は無効となる。
前チャンネルキー36aは、前のチャンネルを選択するものである。
後チャンネルキー36bは、後のチャンネルを選択するものである。
検索キー36cは、検索画面(不図示)に遷移するものである。
削除キー37aは、現在選択しているインデックス73を削除するものである。
選択キー37bは、現在指し示しているインデックス73を選択するものである。
ホームキー37cは、ホーム画面(不図示)であるメインメニューに遷移するものである。
【0031】
図3は、本実施形態に於けるリモコンキーと各メニューへの遷移を示す図である。
2段目中央の画面90−1は、ストリーミングコンテンツ(動画)を再生している画面である。以下、
図3は、リモコン30の上下左右キー32に対応して、これらの押下によって遷移する画面90−2〜90−4を配置している。
更に、リモコン30の左下方向に配置された番組表キー33cに対応して、
図3の左下には、当該番組表キー33cの押下で遷移する画面90−6を配置している。リモコン30の左上方向に配置された投稿者キー33aに対応して、
図3の左上には、当該投稿者キー33aの押下で遷移する画面90−7を配置している。リモコン30の右上方向に配置された関連動画キー33bに対応して、
図3の右上には、当該関連動画キー33bで遷移する画面90−8を配置している。
1段目中央の画面90−2は、画面90−1に於いて、上キー32Uが押されたときに遷移する画面である。受信機10は、画面90−2上部に、お気に入りメニュー80を表示している。このように、受信機10は、画面90−2の上部にお気に入りメニュー80を1行だけ表示しているので、再生中のコンテンツの視聴を妨げることなくお気に入りメニュー80を選択可能である。更に、受信機10は、上キー32Uが押されたとき、画面上部にお気に入りメニュー80を表示する。操作キーの位置とメニュー表示位置とが対応しているので、ユーザが当該機能を覚えやすくなるという効果がある。
【0032】
2段目右側の画面90−3は、画面90−1に於いて、右キー32Rが押されたときに遷移する画面である。受信機10は、画面90−3に早送りマークを表示し、再生中のコンテンツに対し、例えば15秒のスキップを実行する。
【0033】
3段目の画面90−4は、画面90−1に於いて、下キー32Dが押されたときに遷移する画面である。受信機10は、画面90−4下部に、チャンネルメニュー70bを表示している。このように、受信機10は、画面90−4の下部にチャンネルメニュー70bを1行だけ表示しているので、再生中のストリーミングコンテンツの視聴を妨げることなくチャンネルを選択可能である。更に、受信機10は、下キー32Dが押されたとき、画面下部にチャンネルメニュー70bを表示する。操作とメニュー表示位置とが対応しているので、ユーザが当該機能を覚えやすくなるという効果がある。
【0034】
2段目左側の画面90−5は、画面90−1に於いて、左キー32Lが押されたときに遷移する画面である。受信機10は、画面90−5に巻き戻しマークを表示し、再生中のコンテンツに対し、例えば15秒の戻しを実行する。
3段目の画面90−6は、画面90−1に於いて、番組表キー33cが押されたときに遷移する画面である。受信機10は、画面90−6に番組表70aを表示する。
【0035】
1段目左側の画面90−7は、画面90−1に於いて、投稿者キー33aが押されたときに遷移する画面である。受信機10は、画面90−7に投稿者動画リスト70cを表示する。このように、受信機10は、画面90−7の右部に1列だけ表示しているので、再生中のストリーミングコンテンツの視聴を妨げることなく、新たな別のストリーミングコンテンツを選択可能である。
ここで、投稿者動画リスト70cとは、再生中のコンテンツを動画サーバ200に投稿した(アップロードした)投稿者が、過去に当該動画サーバ200に投稿したコンテンツ(動画)のリストのことをいう。
【0036】
1段目右側の画面90−8は、画面90−1に於いて、関連動画キー33bが押されたときに遷移する画面である。受信機10は、画面90−8に関連動画リスト70dを表示する。このように、受信機10は、画面90−8の右部に1列だけ表示しているので、再生中のストリーミングコンテンツの視聴を妨げることなく、新たな別のストリーミングコンテンツを選択可能である。
ここで、関連動画リスト70dとは、動画サーバ200に於いて、再生中のコンテンツと予め関連付けられているコンテンツ(動画)のリストのことをいう。
【0037】
図4(a),(b)は、本実施形態に於ける番組表(4列)を示す図である。
図4(a)は、番組表70aの全体の構成を示す図である。
番組表70aは、チャンネルリスト71a−1〜71a−4を有している。
チャンネルリスト71a−1は、チャンネル番号「ch1」が付与されており、ニュースに関するコンテンツを含んでいるので、チャンネルの属性は「ニュース」である。
チャンネルリスト71a−2は、チャンネル番号「ch2」が付与されており、チャンネルの属性は「スポーツ」である。
チャンネルリスト71a−3は、チャンネル番号「ch3」が付与されており、チャンネルの属性は「音楽」である。
チャンネルリスト71a−4は、チャンネル番号「ch4」が付与されており、チャンネルの属性は「ドラマ」である。
以下、番組表70aの各チャンネルリスト71a−1〜71a−4を特に区別しないときには、単にチャンネルリスト71aという。
各チャンネルリスト71aは、タイトル72と、縦方向に配列した6個のインデックス73と、チャンネルリストガイド76とを備えている。
【0038】
タイトル72は、チャンネル番号とチャンネルの属性とを表示するものである。例えば、チャンネルリスト71a−1のタイトル72は、「ch1・ニュース」を表示している。しかし、これに限られず、タイトル72は、チャンネル番号とチャンネル属性のいずれか一方のみを表示してもよい。
インデックス73は、それぞれ対応するコンテンツのメタ情報を表示するものである。
チャンネルリストガイド76は、チャンネルリスト71全体に於ける、表示中の6個のインデックス73の相対的な位置を示すものである。本実施形態に於いて、チャンネルリスト71が含んでいるストリーミングコンテンツ全体が、このチャンネルリスト71の右側の縦長の長方形で表示されている。この表示中の6個のインデックス73が指し示すストリーミングコンテンツが、このチャンネルリスト71の右側の縦長の長方形に於ける斜線部分として表示されている。
【0039】
図4(b)は、インデックス73と読込指示インデックス74とを拡大表示した図である。
インデックス73は、サムネイル73aと、タイトル表示73b−1と、投稿者表示73b−2と、再生時間表示73b−3と、再生回数表示73b−4と、評価表示73b−5とを備えている。更に、下から2番目に表示されているインデックス73には、操作要素を示すフォーカス77が付与され、枠線が太く強調表示されている。更に、フォーカス77が付与されているインデックス73の枠線の色は、他のインデックス73の枠線の色とは相違している。フォーカス77が付与されているインデックス73のタイトル表示73b−1は、タイトル文字が常に横方向にスクロールして表示されている。以下、タイトル表示73b−1、投稿者表示73b−2、再生時間表示73b−3、再生回数表示73b−4、評価表示73b−5などに代表されるテキストのメタ情報の表示部を、テキスト表示73bという。
【0040】
前記した番組表70aの全てのインデックス73のうち、いずれか1つのインデックス73に、操作要素を示すフォーカス77が付与されている。フォーカス77が付与されているインデックス73は、視認可能なように強調表示されている。このフォーカス77が付与されているインデックス73の強調表示は、例えば、輝度信号、色信号、透明度、文字の太さ、枠の色、枠の太さなどによるものである。
【0041】
読込指示インデックス74は、チャンネルリスト71aの末尾に表示されているものである。読込指示インデックス74が上下左右キー32によって選択され、決定キー32aによって決定されたとき、受信機10は、このチャンネルの次の20件のコンテンツのメタ情報を読み取って、チャンネルリスト71aに追加表示する。これにより、ユーザは、上下左右キー32と決定キー32aとによって、受信機10に、次の20件のコンテンツのメタ情報を受信するように指示できる。
更に、当該チャンネルリスト71aに於いて、未だ読み取っていないコンテンツがあれば、当該チャンネルリスト71aの末尾に読込指示インデックス74を表示し、全てのコンテンツを読み取ったならば、当該チャンネルリスト71aの末尾に読込指示インデックス74を表示しない。これにより、当該チャンネルリスト71aを全て読込んだか否かを、読込指示インデックス74によって示すことができる。
【0042】
図5は、本実施形態に於けるチャンネル設定を示す図である。
チャンネル設定60は、チャンネル0からチャンネル4までの設定項目を有している。
チャンネル0の設定項目は、番組情報サーバ設定61を有している。番組情報サーバ設定61は、番組情報サーバ300のURLを設定する項目である。受信機10は、番組情報サーバ設定61に設定されたURLに基いて、チャンネル0に係るストリーミングコンテンツのURLを取得し、取得したURLに基いて、いずれかの動画サーバ200からストリーミングコンテンツのメタ情報や、ストリーミングコンテンツ本体を受信する。
チャンネル1〜4の設定項目は、それぞれ、動画サーバ設定62、チャンネルタイトル設定63、検索キーワード設定64を有している。
動画サーバ設定62は、動画サーバ200のURLを設定する項目である。
チャンネルタイトル設定63は、ストリーミングコンテンツのタイトル情報の検索情報を設定する項目である。
検索キーワード設定64は、ストリーミングコンテンツのキーワード情報の検索情報を設定する項目である。受信機10は、ストリーミングコンテンツのタイトル情報とキーワード情報とに基いて、動画サーバ200上のストリーミングコンテンツを検索し、ユーザの意図するチャンネルを構成するストリーミングコンテンツの集合を得ることができる。
【0043】
受信機10は、リモコン30のテンキー(不図示)によって、番組情報サーバ設定61、動画サーバ設定62、チャンネルタイトル設定63、検索キーワード設定64の各設定項目に文字列を入力し、決定キー32aの押下により、各設定項目を決定することができる。受信機10は、各チャンネルの各設定項目に決定された文字列の履歴を記憶している。
更に受信機10は、リモコン30のキー入力によって、各設定項目に過去に入力した履歴を当該各項目に再表示し、決定キー32aの押下により、再表示した文字列を各設定項目に決定することができる。これにより、受信機10は、リモコン30のキー入力によって、過去に入力した文字列を容易に再利用することができる。
受信機10は、動画サーバ設定62に設定されたURLに対して、チャンネルタイトル設定63の情報を含むタイトル情報を有し、かつ、検索キーワード設定64に設定された情報を含むキーワード情報を有するストリーミングコンテンツを検索し、当該チャンネルのストリーミングコンテンツとする。これにより、受信機10は、複数の動画検索サービスを、それぞれチャンネルに登録してストリーミングコンテンツを再生することができる。
【0044】
(本実施形態の動作)
図6は、本実施形態に於ける受信機の起動後の状態遷移図である。
受信機10は、AC電源が接続されると、モードM10に遷移する。
モードM10に遷移したのち、受信機10は、モードM11に遷移する。
モードM11に於いて、受信機10は、起動処理を行ったのちにモードM12に遷移する。
モードM12に於いて、受信機10は、接続されているテレビ50の画面上に、スプラッシュスクリーンを所定時間に亘って表示する。受信機10は、所定時間が経過すると、動画モードM14に遷移する。
【0045】
動画モードM14に於いてホームキー37cを押下すると、受信機10は、メインメニューM13に遷移する。
メインメニューM13に於いて、受信機10は、画面上に「動画モード」項目と「STB設定モード」項目の2つの設定メニュー項目を表示し、メインループL13に遷移する。なお、STBとは「Set Top Box」の略称である。
メインループL13に於いて、受信機10は、右キー32Rと左キー32Lとによって設定メニュー項目を選択する。
【0046】
メインループL13に於いて、受信機10は、決定キー32aによって「動画モード」が決定されたならば、動画モードM14に遷移し、決定キー32aによって「STB設定モード」が決定されたならば、STB設定モードM15に遷移する。
【0047】
図7は、本実施形態に於ける動画モードの状態遷移図である。
動画モードM14は、受信機10の起動後の状態遷移に於いて選択されるモードである。以下、モードM20〜M38は、全て動画モードM14に含まれている。
動画モードM14のモードM20に於いて、受信機10は、不揮発性記憶部23にレジューム情報が格納されているか否かを判断する。受信機10は、レジューム情報が格納されていたならば(あり)、モードM25に遷移し、レジューム情報が格納されていなかったならば(なし)、モードM21に遷移する。
【0048】
モードM21に於いて、受信機10は、不揮発性記憶部23にデフォルトチャンネルの設定が格納されているか否かを判断する。受信機10は、デフォルトチャンネルの設定が格納されてなかったならば(なし)、モードM22に遷移し、デフォルトチャンネルの設定が格納されていたならば(あり)、モードM23に遷移する。
モードM22に於いて、受信機10は、現在のチャンネルをチャンネル0に設定し、モードM24に遷移する。
モードM23に於いて、受信機10は、現在のチャンネルをデフォルトチャンネルに設定し、モードM24に遷移する。
【0049】
モードM24に於いて、受信機10は、現在の動画をチャンネルの先頭に設定し、コンテンツ視聴モードM27に遷移する。このコンテンツ視聴モードM27は、後記する
図8で詳細に説明する。
モードM25に於いて、受信機10は、現在のチャンネルをレジューム情報に格納されていた保存コンテンツ列71fに設定し、モードM26に遷移する。
モードM26に於いて、受信機10は、現在の動画をレジューム情報に基いて設定し、コンテンツ視聴モードM27に遷移する。
コンテンツ視聴モードM27に於いて、受信機10は、現在の動画を再生しつつ、イベントループL27の入力待ちとなる。このとき、受信機10は、各キーに応じて以下の動作を行う。
【0050】
ホームキー37cが押されると、受信機10は、サービスメニューモードM28に遷移する。このサービスメニューモードM28は、後記する
図9で詳細に説明する。
下キー32Dが押されると、受信機10は、チャンネルメニューモードM29に遷移する。このチャンネルメニューモードM29は、後記する
図10で詳細に説明する。
番組表キー33cが押されると、受信機10は、番組表モードM30に遷移する。この番組表モードM30は、後記する
図11で詳細に説明する。
情報キー34cが押されると、受信機10は、OSD(On Screen Display)表示モードM31に遷移する。
左キー32Lまたは右キー32Rが押されると、受信機10は、トリックプレイモードM32に遷移する。
前チャンネルキー36aまたは後チャンネルキー36bが押されると、受信機10は、動画変更モードM33に遷移する。
【0051】
上キー32Uが押されると、受信機10は、モードM34に遷移する。モードM34に於いて、受信機10は、ストリーミング再生中であったならば、お気に入りメニューモードM35に遷移し、保存されたコンテンツ再生中であったならば、保存コンテンツメニューモードM36に遷移する。
投稿者キー33aが押されると、受信機10は、投稿者動画リストモードM37に遷移する。投稿者動画リストモードM37は、後記する
図13で詳細に説明する。
関連動画キー33bが押されると、受信機10は、関連動画リストモードM38に遷移する。関連動画リストモードM38は、後記する
図12で詳細に説明する。
【0052】
図8は、本実施形態に於けるコンテンツ視聴モードの状態遷移図である。
コンテンツ視聴モードM27は、
図7のイベントループL27から遷移するモードである。以下、モードM40〜M55は、全て当該コンテンツ視聴モードM27に含まれている。
【0053】
コンテンツ視聴モードM27のモードM40に於いて、受信機10は、再生状態を判断する。受信機10は、停止状態であったならば、状態L40に遷移し、再生中であったならば、モードM41に遷移して再生停止し、更に状態L40に遷移する。
状態L40に於いて、受信機10は、モードM42に遷移して、ストレージ40が接続されていか否かをチェックする。
【0054】
モードM42に於いて、受信機10は、ストレージ40のチェック結果がOKであるか否かを判断する。受信機10は、当該条件が成立したならば(OK)、モードM43に遷移し、当該条件が成立しなかったならば(NG)、モードM45に遷移する。
【0055】
モードM43に於いて、受信機10は、現在の動画が保存コンテンツメニュー81に格納されているか否かを判断する。受信機10は、当該条件が成立したならば(OK)、モードM44に遷移し、当該条件が成立しなかったならば(NG)、モードM45に遷移する。
モードM44に於いて、受信機10は、ストレージ40に格納され、保存されたコンテンツである現在の動画を再生し、状態L44に遷移する。
【0056】
モードM45に遷移すると、受信機10は、ネットワーク100のチェックを行う。すなわち、受信機10は、ネットワーク100(インターネット)に接続されているか否かを確認する。受信機10は、当該条件が成立したならば(OK)、モードM47に遷移し、当該条件が成立しなかったならば(NG)、モードM46に遷移する。
モードM46に於いて、受信機10は、エラーを通知すると、再度モードM45に戻る。
【0057】
モードM47に於いて、受信機10は、ストリーミング再生を行って状態L44に遷移し、自動コンテンツ保存ONが設定されていたならば、並行してモードM48に遷移する。
【0058】
モードM48に於いて、受信機10は、保存されたコンテンツを格納しているストレージ40が接続されていることをチェックする。受信機10は、当該条件が成立したならば(OK)、モードM49に遷移し、当該条件が成立しなかったならば、以下の遷移は行わない。
【0059】
モードM49に於いて、受信機10は、保存されたコンテンツに当該再生中のストリーミングコンテンツが格納されているか否かをチェックする。受信機10は、当該条件が成立しなかったならば(NG)、モードM50に遷移し、当該条件が成立したならば、以下の遷移は行わない。
モードM50に於いて、受信機10は、自動コンテンツ保存処理を実行する。すなわち、受信機10は、再生しているストリーミングコンテンツを、逐次ストレージ40にコンテンツを保存する。
【0060】
状態L44に遷移したのち、受信機10は、モードM51に於いて、再生状態を判断する。受信機10は、再生成功ならば、再生中の処理であるモードM52に遷移し、再生失敗ならば、モードM53に遷移する。
【0061】
モードM52に於いて、受信機10は、リモコン30からキー情報を受信したか否かを判断する。受信機10は、キー情報を受信したならばイベントループL27(
図6)に戻り、受信しなかったならば、状態L52に遷移する。
モードM53に於いて、受信機10は、再生失敗の旨をエラー通知して状態L52に遷移する。
【0062】
状態L52に於いて、受信機10は、再生が終了したならば、モードM54に遷移して現在の動画に、現在のチャンネルの次のコンテンツを設定する。受信機10は、現在のチャンネルの次のコンテンツが設定できたならば(OK)、状態L54に遷移し、チャンネル終端のために設定できなかったならば(チャンネル終端)、モードM55に遷移する。
モードM55に於いて、受信機10は、現在の動画に、現在のチャンネルの先頭コンテンツを設定し、状態L54に遷移する。
状態L54に遷移したのち、受信機10は、状態L40に戻る。コンテンツ視聴モードM27に於いて、受信機10は、モードM40〜M55の処理を繰り返す。
【0063】
図9は、本実施形態に於けるサービスメニューモードの状態遷移図である。
サービスメニューモードM28は、イベントループL27(
図7)に於いて、ホームキー37cを押したときに遷移するモードである。以下、モードM60〜M71は、全てサービスメニューモードM28に含まれている。
【0064】
サービスメニューモードM28のモードM60に遷移すると、受信機10は、サービスメニューを画面に表示し、モードM61に遷移する。このサービスメニューには、「STB設定」項目と、「動画モード設定」項目とが表示されている。
モードM61に於いて、受信機10は、左キー32Lと右キー32Rとによって、いずれかの設定メニュー項目を選択する。
【0065】
イベントループL61に於いて、受信機10は、「STB設定」が選択された状態で決定キー32aが押下されたならば、STB設定モードM62に遷移し、「動画モード設定」が選択された状態で決定キー32aが押下されたならば、動画モード設定モードM63に遷移し、戻るキー33dが押下されたならば、サービスメニューモードM28を終了してイベントループL27(
図7)に戻る。
【0066】
STB設定モードM62に遷移すると、受信機10は、当該受信機10のハードウェア設定画面(不図示)を表示する。受信機10は、設定内容が決定されたならば、再びモードM61に戻る。
動画モード設定モードM63に遷移すると、受信機10は、動画に関する設定画面(不図示)を表示し、戻るキー33dが押されたならば、再びモードM61に戻る。
【0067】
動画モード設定モードM63に於いて、受信機10は、サービスメニューに更に「チャンネル設定」項目と、「レジューム設定」項目と、「コンテンツ保存設定」項目とを表示する。ユーザは、上下左右キー32と決定キー32aによって、「チャンネル設定」項目を決定するとチャンネル設定モードM64に、「レジューム設定」項目を決定するとレジューム設定モードM68に、「コンテンツ保存設定」項目を決定するとコンテンツ保存設定モードM70に、それぞれ遷移可能である。
【0068】
チャンネル設定モードM64に遷移すると、受信機10は、チャンネル設定60(
図5)を表示する。受信機10は、モードM65に於いて、チャンネル1〜9に、検索情報であるキーワードが入力されたか否かを判断する。キーワードとは、例えば、チャンネルタイトルや検索キーワード(
図5)などである。受信機10は、モードM66に於いて、画面に表示されたソフトウェアキーボードによってキーワードの入力を受け付けることも可能である。更に、受信機10は、モードM67に於いて、デフォルトチャンネルに、チャンネル番号を設定されたか否かを判断する。
レジューム設定モードM68に遷移すると、受信機10は、モードM69に於いて、レジュームONまたはレジュームOFFが設定されたか否かを判断する。
【0069】
コンテンツ保存設定モードM70に遷移すると、受信機10は、モードM71に於いて、自動コンテンツ保存ONまたは自動コンテンツ保存OFFが設定されたか否かを判断する。
【0070】
図10は、本実施形態に於けるチャンネルメニューモードの状態遷移図である。
チャンネルメニューモードM29は、イベントループL27(
図7)に於いて、下キー32Dを押したときに遷移するモードである。以下のモードM80〜M98は、全てチャンネルメニューモードM29に含まれている。
【0071】
イベントループL27からモードM80に遷移すると、受信機10は、チャンネルメニュー70bの表示と更新とを行い、モードM81に於いて、全てのインデックス73のサムネイル取得を行う。受信機10は、サムネイル取得に失敗したならば、モードM82に於いて、当該インデックス73のサムネイル73aの表示部に、デフォルトの画像を表示する。
【0072】
モードM80に於いて、受信機10は、表示順キー34aが押されたことを検知すると、フォーカス77が指し示すチャンネルリスト71のソート順番を切り替える。ソート順番は、デフォルトは動画サーバ200が送付してきた順番であり、以下、タイトル順(昇順)、タイトル順(降順)、投稿日(昇順)、投稿日(降順)、再生時間(降順)、再生回数(降順)、評価(降順)、ユーザ再生回数(降順)、コンテンツ保存日(降順)に切り替える。コンテンツ保存日(降順)の次は、再び動画サーバ200が送付してきた順番に切り替える。しかし、これに限られず、受信機10は、ストリーミングコンテンツのメタ情報に基いて、チャンネルリスト71を、いずれの順番に並べ替えてもよい。
【0073】
モードM80に於いて、受信機10は、所定時間が経過すると、モードM84に遷移し、チャンネルメニュー70bを非表示とする。
モードM84に於いて、受信機10は、リモコン30のキーのいずれかが押下されたことを検知すると、モードM80に遷移して、チャンネルメニュー70bを再表示する。
【0074】
モードM80に於いて、受信機10は、左キー32Lまたは右キー32Rが押されると、モードM85に遷移して、チャンネル間のフォーカス77の移動を行う。受信機10は、フォーカス77が画面外に移動してしまう場合には、モードM90に遷移して、フォーカス77が画面内になるように左右スクロールを行い、モードM91に遷移してチャンネルリスト71のチェックを行う。受信機10は、画面に表示するチャンネルリスト71が全て取得済であったならば(OK)、モードM80に遷移し、画面に表示するチャンネルリスト71のいずれかが取得されていなかったならば(NG)、モードM92に遷移して、取得されていなかったチャンネルの20件のリストを取得する。受信機10は、リスト取得に成功したならば(OK)、モードM80に遷移し、リスト取得に失敗したならば(NG)、モードM93に遷移して空リストを表示したのち、モードM80に遷移する。
【0075】
モードM80に於いて、受信機10は、選択キー37bが押されると、モードM86に遷移して、当該インデックス73(コンテンツ)を選択する。モードM86に遷移したのち、受信機10は、モードM89に遷移して、フォーカス77がメニュー外の場合にはチャンネルリスト71を上下にスクロールし、フォーカス77が画面外の場合には、フォーカス77が指し示すインデックス73が画面に収まるようにチャンネルリスト71を上下にスクロールする。モードM89の処理が終了すると、受信機10は、モードM80に戻る。
【0076】
モードM80に於いて、受信機10は、前チャンネルキー36aまたは後チャンネルキー36bが押されると、モードM87に遷移して、当該インデックス73(コンテンツ)を上下に移動する。モードM87に遷移したのち、受信機10は、モードM89に遷移して、フォーカス77がメニュー外の場合にはチャンネルリスト71を上下にスクロールし、フォーカス77が画面外の場合には、フォーカス77が指し示すインデックス73が画面に収まるようにチャンネルリスト71を上下にスクロールする。モードM89の処理が終了すると、受信機10は、モードM80に戻る。
【0077】
モードM80に於いて、受信機10は、上キー32Uまたは下キー32Dが押されると、モードM88に遷移して、コンテンツ間(インデックス73間)のフォーカス77の移動を行う。モードM88に遷移したのち、受信機10は、モードM89に遷移して、フォーカス77がメニュー外の場合にはチャンネルリスト71を上下にスクロールし、フォーカス77が画面外の場合には、フォーカス77が指し示すインデックス73が画面に収まるようにチャンネルリスト71を上下にスクロールする。モードM89の処理が終了すると、受信機10は、モードM80に戻る。
【0078】
モードM80に於いて、受信機10は、決定キー32aが押されると、モードM94に遷移して、決定されたのは、「次の20件」に係る読込指示インデックス74、「コンテンツ」に係るインデックス73のいずれであるかを判断する。
【0079】
読込指示インデックス74が決定されたならば(次の20件)、受信機10は、モードM95に遷移して、チャンネルリスト71の次の20件のメタデータの取得を行い、モードM80に戻る。
【0080】
インデックス73が決定されたならば(コンテンツ)、受信機10は、モードM96に遷移して、現在のチャンネルが決定されたチャンネルと一致し、かつ、現在の動画が決定されたコンテンツと一致するか否かを判断する。受信機10は、チャンネルとコンテンツとが一致したならば、チャンネルメニューモードM29を終了してイベントループL27に戻り、チャンネルまたはコンテンツが不一致であったならば、モードM97に遷移する。
【0081】
モードM97に於いて、受信機10は、決定されたチャンネルを現在のチャンネルに設定し、決定されたコンテンツを現在の動画に設定し、モードM98に遷移して、コンテンツ視聴を行う。このコンテンツ視聴は、選択したコンテンツ以外を順番に繰り返し再生するものである。
【0082】
図11は、本実施形態に於ける番組表モードの状態遷移図である。
図10に示すチャンネルメニューモードM29と同一の要素には同一の符号を付与している。
番組表モードM30は、イベントループL27(
図7)に於いて、番組表キー33cを押したときに遷移するモードである。以下のモードM80a〜M98は、全て番組表モードM30に含まれている。
【0083】
番組表モードM30は、チャンネルメニューモードM29のモードM80とは異なるモードM80aに遷移し、チャンネルメニューモードM29のモードM89とは異なるモードM89aに遷移する。それ以外のモードは、チャンネルメニューモードM29のモードM81〜M98と同様である。
モードM80aに於いて、受信機10は、番組表70aの表示と更新とを行う。
モードM89aに於いて、受信機10は、フォーカス77が画面外の場合には、フォーカス77が指し示すインデックス73が画面に収まるようにチャンネルリスト71を上下にスクロールする。モードM89aの処理が終了すると、受信機10は、モードM80aに戻る。
【0084】
図12は、本実施形態に於ける関連動画リストモードの状態遷移図である。
図10に示すチャンネルメニューモードM29と同一の要素には同一の符号を付与している。
【0085】
関連動画リストモードM38は、イベントループL27(
図7)に於いて、関連動画キー33bを押したときに遷移するモードである。以下のモードM80b〜M98は、全て関連動画リストモードM38に含まれている。
【0086】
関連動画リストモードM38は、チャンネルメニューモードM29のモードM80とは異なるモードM80bに遷移し、チャンネルメニューモードM29のモードM89とは異なるモードM89aに遷移し、チャンネルメニューモードM29のモードM92とは異なるモードM92bに遷移し、チャンネルメニューモードM29のモードM96,M97とは異なるモードM96b,M97bに遷移する。それ以外のモードは、チャンネルメニューモードM29のモードM81〜M98と同様である。
モードM80bに於いて、受信機10は、関連動画リスト70dの表示と更新とを行う。
モードM89aに於いて、受信機10は、フォーカス77が画面外の場合には、フォーカス77が指し示すインデックス73が画面に収まるようにチャンネルリスト71を上下にスクロールする。モードM89aの処理が終了すると、受信機10は、モードM80aに戻る。
【0087】
モードM92bに於いて、受信機10は、フォーカス77が付与されているインデックス73のストリーミングコンテンツに係る関連動画リスト、すなわち、フォーカスしているコンテンツの関連動画リストを取得する。受信機10は、関連動画リストが取得できたならば(OK)、モードM80bに遷移し、関連動画リストが取得できなかったならば(NG)、モードM93に遷移する。
【0088】
モードM96bに於いて、受信機10は、現在のチャンネルが現在の関連動画リストと一致し、かつ、現在の動画が決定されたコンテンツと一致するか否かを判断する。受信機10は、チャンネルとコンテンツとが一致したならば、関連動画リストモードM38を終了してイベントループL27に戻り、チャンネルまたはコンテンツが不一致であったならば、モードM97bに遷移する。
【0089】
モードM97bに於いて、受信機10は、現在の関連動画リストを現在のチャンネルに設定し、決定されたコンテンツを現在の動画に設定し、モードM98に遷移する。
【0090】
図13は、本実施形態に於ける投稿者動画リストモードの状態遷移図である。
図10に示すチャンネルメニューモードM29と同一の要素には同一の符号を付与している。
【0091】
投稿者動画リストモードM37は、イベントループL27(
図7)に於いて、投稿者キー33aを押したときに遷移するモードである。以下のモードM80c〜M98は、全て投稿者動画リストモードM37に含まれている。
【0092】
投稿者動画リストモードM37は、チャンネルメニューモードM29のモードM80とは異なるモードM80cに遷移し、チャンネルメニューモードM29のモードM89とは異なるモードM89aに遷移し、チャンネルメニューモードM29のモードM96,M97とは異なるモードM96c,M97cに遷移する。更に、モードM85,M90〜M93には遷移しない。それ以外のモードは、チャンネルメニューモードM29のモードM81〜M98と同様である。
モードM80cに於いて、受信機10は、投稿者動画リスト70cの表示と更新とを行う。
モードM89aに於いて、受信機10は、フォーカス77が画面外の場合には、チャンネルリスト71を上下にスクロールし、モードM80cに戻る。
【0093】
モードM96cに於いて、受信機10は、現在のチャンネルが現在の投稿者動画リスト70cと一致し、かつ、現在の動画が決定されたコンテンツと一致するか否かを判断する。受信機10は、チャンネルとコンテンツとが一致したならば、関連動画リストモードM38を終了してイベントループL27に戻り、チャンネルまたはコンテンツが不一致であったならば、モードM97cに遷移する。
【0094】
モードM97cに於いて、受信機10は、現在の投稿者動画リスト70cを現在のチャンネルに設定し、決定されたコンテンツを現在の動画に設定し、モードM98に遷移する。
【0095】
図14(a),(b)は、本実施形態に於ける番組表(4列)の表示動作を示す図である。
図14(a)は、番組表70aの最初の表示を示している。各インデックス73は、それぞれ縦方向に配列してチャンネルリスト71a−1〜71a−4を構成している。全てのインデックス73には、テキスト表示73bに、テキストのメタ情報が表示されている。しかし、いずれのインデックス73にも、未だサムネイル画像が表示されていない。
【0096】
図14(b)は、番組表70aにサムネイル画像が読込まれはじめたときの表示を示している。左端の3個のインデックス73のみにサムネイル73aが表示されている。以下、矢印が示す順番で、各インデックス73にサムネイル73aが表示される。
【0097】
これにより、読込みに時間が掛らないテキスト情報に基いて、インデックス73を配列して表示し、読込みに時間が掛るサムネイル情報を後から表示するので、番組表70aを直ちに表示してインデックス73を選択可能である。更に、この番組表70aに、後からサムネイル画像を付与して、番組表70aが有しているコンテンツの内容を視覚的に表現することができる。
【0098】
図15は、本実施形態に於ける番組表(4列)の表示処理を示すフローチャートである。
処理を開始すると、受信機10のメタ情報受信部12は、ステップS10〜S16の処理を、番組表70aの全チャンネルについて繰返す。
ステップS11に於いて、メタ情報受信部12は、当該チャンネルのURLのダウンロード元は、番組情報サーバ300であるか否かを判断する。メタ情報受信部12は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS14の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS12の処理を行う。
【0099】
ステップS12に於いて、メタ情報受信部12は、当該チャンネルの検索キーワードを当該チャンネルのダウンロード対象である動画サーバ200に送信して検索する。
【0100】
ステップS13に於いて、メタ情報受信部12は、当該チャンネルのダウンロード対象である動画サーバ200から、各検索キーワードで検索された20件のコンテンツのURL情報を受信する。
ステップS14に於いて、メタ情報受信部12は、当該番組情報サーバ300のチャンネル0から20件のコンテンツのURL情報を受信する。
【0101】
ステップS15に於いて、メタ情報受信部12は、受信した20件のコンテンツのURLに基き、このURLが指し示す先である動画サーバ200から、テキスト情報(メタ情報)を受信する。しかし、これに限られず、動画サーバ200や番組情報サーバ300は、当該検索情報で検索されたコンテンツのメタ情報を送信するように構成してもよい。
【0102】
ステップS16に於いて、メタ情報受信部12は、番組表70aの全チャンネルについて繰返したか否かを判断する。メタ情報受信部12は、当該判断条件が成立しなかったならば、ステップS10の処理に戻る。
ステップS20〜S40の処理の主体は、受信機10のチャンネルリスト表示部15である。
【0103】
ステップS20に於いて、チャンネルリスト表示部15は、所定列数のチャンネルリスト71aを表示する。ここでは、チャンネルリスト表示部15は、4列のチャンネルリスト71aを画面に表示する。
ステップS21に於いて、チャンネルリスト表示部15は、表示中の全てのインデックス73上にそれぞれテキスト情報を表示する。
【0104】
チャンネルリスト表示部15は、ステップS30〜S33の処理と、ステップS40の処理とを並行に処理する。チャンネルリスト表示部15は、ステップS30〜S33の処理を、表示中の全てのインデックス73について繰返す。
ステップS31に於いて、チャンネルリスト表示部15は、当該インデックス73に係るサムネイル情報(メタ情報)を受信する。
ステップS32に於いて、チャンネルリスト表示部15は、当該インデックス73上に、受信したサムネイル情報を表示する。
【0105】
ステップS33に於いて、チャンネルリスト表示部15は、表示中の全てのインデックス73について処理を繰り返したか否かを判断する。チャンネルリスト表示部15は、当該判断条件が成立しなかったならば、ステップS30の処理に戻る。
ステップS40に於いて、チャンネルリスト表示部15は、フォーカスしているインデックス73のタイトル文字を横にスクロールする。
ステップS40の処理とステップS30〜S33の処理とが終了したならば、チャンネルリスト表示部15は、
図15の表示処理を終了する。
この表示処理により、
図14に示す番組表70aの表示操作を実現することができる。
【0106】
図16は、本実施形態に於ける番組表(10列)の表示動作を示す図である。
図16(a)は、10列の番組表70aにサムネイル画像が読み込まれ始めたときの表示を示している。左端の3個のインデックス73のみにサムネイル73aが表示されている。以下、矢印が示す順番で、各インデックス73にサムネイル73aが表示される。
【0107】
更に、フォーカス77が、左上端のインデックス73に付与されている。左上端のインデックス73は、テキスト表示73bを有している。左上端のインデックス73以外の他のインデックス73は、テキスト表示73bを有していない。これにより、フォーカス77が付与されているインデックス73を強調表示することができる。
【0108】
図16(b)は、10列の番組表70aのインデックス73の拡大表示である。このように、フォーカス77が付与されているインデックス73のみが、テキスト表示73bを有している。更にテキスト表示73bは、常に横方向にスクロールしているので、このインデックス73を強調表示することができる。
【0109】
更に、この番組表70aのチャンネルリスト71aの末尾には、読込指示インデックス74が表示されている。これにより、ユーザは、上下左右キー32と決定キー32aによって、読込指示インデックス74を選択することにより、受信機10に次の20件のコンテンツを読込ませて、インデックス73に表示させることができる。
【0110】
図17(a)〜(d)は、本実施形態に於けるチャンネルメニューの選択動作を示す図である。
図17(a)は、イベントループL27で下キー32Dを押下したときに表示される初期画面である。
画面下部には、チャンネルメニュー70bが表示されている。チャンネルメニュー70bは、チャンネルリスト71b−1,71b−2,…を含んでいる。以下、各チャンネルリスト71b−1,71b−2,…を特に区別しないときには、単にチャンネルリスト71bと記載する。このチャンネルメニュー70bの下層には、再生中の動画が常に表示されている。各チャンネルリスト71bは、すべて1行で表示されている。これにより、ユーザが、このチャンネルメニュー70bの下層に再生されている動画の視聴を妨げられることが少なくなる。各チャンネルリスト71bは、それぞれインデックス73を含んでいる。チャンネルリスト71b−1のインデックス73には、フォーカス77が付与されている。
【0111】
図17(b)は、
図17(a)の画面にて下キー32Dを押下した際に遷移する画面である。
チャンネルリスト71b−1に於いて、インデックス73が2行に亘って表示される。
図17(a)で表示されていたインデックス73は上の行に移動し、新たなインデックス73が下の行に表示される。このとき、下の行に表示されているインデックス73に、フォーカス77が付与される。
【0112】
図17(c)は、
図17(b)の画面にて下キー32Dを押下した際に遷移する画面である。
チャンネルリスト71b−1に於いて、インデックス73が3行に亘って表示される。
図17(a)で表示されていたインデックス73は最初の行に移動し、
図17(b)で新たに表示されたインデックス73は2番目の行に移動し、新たなインデックス73が3番目の行に表示される。このとき、フォーカス77は3番目の行に表示されているインデックス73に付与される。このように、チャンネルリスト71b−1のみがスクロールするので、チャンネルリスト71b−1の下層に再生されている動画の視聴を妨げることが少なくなると共に、画面更新の時間を少なくすることができる。
【0113】
図17(d)は、
図17(a)〜(c)の画面にて右キー32Rを押下した際に遷移する画面である。
フォーカス77は、チャンネルリスト71b−2のインデックス73に付与される。チャンネルリスト71b−1は、インデックス73が1行の表示となる。これにより、チャンネルリスト71b−1の下層に再生されている動画の視聴を妨げることが少なくなる。
【0114】
図18(a)〜(d)は、本実施形態に於ける関連動画リストの表示動作を示す図である。
図18(a)は、コンテンツAの再生画面にて関連動画キー33bを押下した際に遷移する関連動画リスト70dの画面である。
画面右部には、コンテンツAに関連する動画リストである関連動画リスト列71d−1が表示されている。以下、各関連動画リスト列71d−1,…を特に区別しないときには、単に関連動画リスト列71dと記載する。関連動画リスト列71d−1,…は、1列または複数列が画面に表示されて、関連動画リスト70dを構成する。関連動画リスト70dの下層には、再生中の動画が常に表示されている。初期状態に於いて、関連動画リスト70dは、すべて一列で表示されている。これにより、この関連動画リスト70dの下層に再生されている動画の視聴を妨げることが少なくなる。関連動画リスト列71dは、チャンネルリスト71aなどに対応する概念である。
【0115】
関連動画リスト列71d−1は、最上部にタイトル72が表示され、その下部に複数のインデックス73が表示されている。タイトル72には、当該関連動画リスト列71d−1の属性を示す「A関連」が表示されている。インデックス73には、コンテンツAに関連しているコンテンツのメタ情報(テキスト情報やサムネイル)が表示されている。例えば、1行目のインデックス73は、コンテンツB0のメタ情報を表示している。初期状態に於いて、フォーカス77は、関連動画リスト列71d−1の1行目のインデックス73に付与されている。
【0116】
図18(b)は、
図18(a)の画面にて下キー32Dを押下した際に遷移する画面である。
フォーカス77は、関連動画リスト列71d−1の2行目のインデックス73に付与される。それ以外の構成は、
図18(a)の画面と同様である。
【0117】
図18(c)は、
図18(a)の画面にて関連動画キー33bを押下した際に遷移する画面である。
画面には、関連動画リスト70dを構成する関連動画リスト列71d−1,71d−2が表示されている。関連動画リスト70dの下層には、再生中のコンテンツA(動画)が常に表示されている。
【0118】
関連動画リスト列71d−2は、最上部にタイトル72が表示され、その下部に複数のインデックス73が表示されている。タイトル72には、当該関連動画リスト列71d−2の属性を示す「B0関連」が表示されている。関連動画リスト列71d−2の各インデックス73には、コンテンツB0に関連しているコンテンツC0〜C5のメタ情報(テキスト情報やサムネイル)が表示されている。フォーカス77は、関連動画リスト列71d−2の1行目のインデックス73に付与されている。
【0119】
図18(d)は、
図18(b)の画面にて関連動画キー33bを押下した際に遷移する画面である。
画面には、関連動画リスト70dの関連動画リスト列71d−1,71d−3が表示されている。関連動画リスト70dの下層には、再生中のコンテンツA(動画)が常に表示されている。
【0120】
関連動画リスト列71d−3は、最上部にタイトル72が表示され、その下部に複数のインデックス73が表示されている。タイトル72には、当該関連動画リスト列71d−3の属性を示す「B1関連」が表示されている。関連動画リスト列71d−3の各インデックス73には、コンテンツB1に関連しているコンテンツC6〜C11のメタ情報(テキスト情報やサムネイル)が表示されている。フォーカス77は、関連動画リスト列71d−3の1行目のインデックス73に付与されている。
【0121】
このように、上下左右キー32と決定キー32aと関連動画キー33bを押下するだけで、ユーザの所望の動画(コンテンツ)に関連する動画リスト(コンテンツ)を順次表示し、これらの動画リスト(コンテンツ)のうちいずれかを決定して再生対象とすることができる。これにより、検索キーワードを入力するよりも容易に、新たなコンテンツを検索することができる。
【0122】
図19は、本実施形態に於ける関連動画リストの表示処理を示すフローチャートである。
処理を開始すると、ステップS50に於いて、受信機10のメタ情報受信部12は、画面にインデックス73を表示中であるか否かを判断する。メタ情報受信部12は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS51の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS52の処理を行う。
【0123】
ステップS51に於いて、メタ情報受信部12は、フォーカスしているコンテンツ(インデックス73)の20件の関連動画のURL情報を動画サーバ200から取得し、ステップS53の処理を行う。
ステップS52に於いて、メタ情報受信部12は、再生中のコンテンツの20件の関連動画のURL情報を動画サーバ200から取得する。
【0124】
ステップS53に於いて、メタ情報受信部12は、20件のコンテンツのURLに基き、通信部20によって動画サーバ200から、当該20件のコンテンツのメタ情報に含まれるテキスト情報を受信する。
ステップS60に於いて、受信機10のチャンネルリスト表示部15は、画面にインデックス73を表示中であるか否かを判断する。チャンネルリスト表示部15は、当該判断条件が成立したならば(Yes)、ステップS61の処理を行い、当該判断条件が成立しなかったならば(No)、ステップS62の処理を行う。
ステップS61に於いて、チャンネルリスト表示部15は、表示中のインデックス73を、全て左側に1列移動する。
ステップS62に於いて、チャンネルリスト表示部15は、当該関連動画リスト70dに係る関連動画リスト列71dを、画面の右端に表示する。
ステップS63に於いて、チャンネルリスト表示部15は、当該関連動画リスト列71dの、全てのインデックス73上にそれぞれテキスト情報を表示する。
チャンネルリスト表示部15は、ステップS70〜S73の処理と、ステップS80の処理とを並行処理する。
ステップS70〜S73に於いて、チャンネルリスト表示部15は、当該関連動画リスト列71dの全インデックス73で処理を繰り返す。
ステップS71に於いて、チャンネルリスト表示部15は、当該インデックス73に係るサムネイル情報(メタ情報)を受信する。
ステップS72に於いて、チャンネルリスト表示部15は、当該インデックス73上に、受信したサムネイル情報を表示する。
【0125】
ステップS73に於いて、チャンネルリスト表示部15は、当該関連動画リスト列71dの全インデックス73で処理を繰り返したか否かを判断する。チャンネルリスト表示部15は、当該判断条件が成立しなかったならば、ステップS70の処理に戻る。
ステップS80に於いて、チャンネルリスト表示部15は、フォーカスしているインデックス73のタイトル文字を横にスクロールする。
ステップS80の処理とステップS70〜S73の処理とが終了したならば、チャンネルリスト表示部15は、
図19の表示処理を終了する。
【0126】
(本実施形態の効果)
以上説明した本実施形態では、次の(A)〜(S)のような効果がある。
【0127】
(A) 受信機10は、各チャンネルにキーワードなどの検索条件を予め関連づけて、コンテンツを分類してメタ情報などでソートし、縦軸がソート条件、横軸がチャンネルである番組表70aを画面に表示している。これにより、ユーザは、検索条件の入力無しに、上下左右キー32と決定キー32aを有するリモコン30によって、番組表70aからコンテンツを選択可能である。
【0128】
(B) 受信機10は、各チャンネルに含まれるコンテンツを連続して再生するモードを有している。これにより、ユーザは、意識してコンテンツを検索して、再生するコンテンツを決定しなくとも、目的のコンテンツ群を連続して視聴することができる。
【0129】
(C) 受信機10は、各チャンネル内のコンテンツを連続して繰り返し再生するか、選択したコンテンツのみ再生するか選択可能である。
【0130】
(D) 受信機10は、番組表70aに表示するチャンネルを2列表示/4列表示/10列表示とすることができる。これにより、ユーザは、2列表示や4列表示としてコンテンツの詳細情報を見ながら番組選択を行ったり、10列表示としてコンテンツのサムネイル画像だけを参照して番組選択を行ったりすることができる。
【0131】
(E) 受信機10は、現在選択されているコンテンツと関連性の高いコンテンツの一覧表である関連動画リストを表示することができる。これにより、ユーザは、目的のコンテンツを探すことが容易となる。
【0132】
(F) 受信機10は、現在選択されているコンテンツの投稿者が投稿した他のコンテンツの一覧表である投稿者動画リストを表示することができる。これにより、ユーザは、目的のコンテンツを探すことが容易となる。
【0133】
(G) 受信機10は、チャンネルに予め関連づけられた動画サーバ200から、このチャンネルに対応したストリーミングコンテンツのメタ情報を、通信部20によって受信し、このメタ情報を番組表70aとして表示している。これにより、ストリーミングコンテンツを視聴するたびに、動画サーバ200のURLを入力しなくとも、リモコン30でチャンネルを選択するのみで、各動画サーバ200のストリーミングコンテンツの番組表70aを見ることができる。
【0134】
(H) 受信機10のメタ情報受信部12は、チャンネルに予め関連づけられた番組情報サーバ300から、このチャンネルに対応したストリーミングコンテンツのURLを受信している。これにより、動画サーバ200を運営する動画サイト運営者でなくとも、この動画サーバ200上のストリーミングコンテンツの番組情報を提供することができる。
【0135】
(I) 受信機10は、デフォルトで表示されるチャンネルが番組情報サーバ300に予め関連付けられている。受信機10の出荷状態に於いて、デフォルトで表示されるチャンネルとストリーミングコンテンツとを、メーカの所望のもの(例えば、安定に再生可能なストリーミングコンテンツ)とすることが可能である。これにより、ユーザの最初の使用時のトラブルを減らすことができると共に、メーカのサポートの工数を減らすことができる。
【0136】
(J) 受信機10のチャンネルリスト表示部15は、ストリーミングコンテンツのチャンネルリスト71の末尾に読込指示インデックス74を表示している。これにより、上下左右キー32と決定キー32aの押下によって、次の20件の読み込みを指示することができる。
【0137】
(K) 受信機10のチャンネルリスト表示部15は、全てのチャンネルリスト71に含まれるストリーミングコンテンツのテキスト情報を受信して、チャンネルリスト71のインデックス73上に表示したのち、各インデックス73について順番に、ストリーミングコンテンツのサムネイル情報をサムネイル情報受信部14によって受信して、インデックス73上に表示する。これにより、サムネイル情報の受信や表示を待たずに、迅速にテキスト情報によるインデックス73を表示できるので、ユーザを待たせることがなくなる。
【0138】
(L) 受信機10のコンテンツ決定部16は、チャンネルリスト71内で、インデックス73を、当該インデックス73に係るストリーミングコンテンツのメタ情報に基いて並び替えている。これにより、ユーザの意図した順番にチャンネルリスト71を並び替えて、その順番でループ再生させることができる。
【0139】
(M) 受信機10のコンテンツ決定部16は、チャンネルリスト71内で、インデックス73を、任意の順番に並び替える手段を提供している。これにより、ユーザの意図した順番にチャンネルリスト71を並び替えて、その順番でループ再生させることができる。
【0140】
(N) 受信機10のチャンネルリスト表示部15は、チャンネルメニュー70bの初期状態は画面下部に、お気に入りメニュー80/保存コンテンツメニュー81の初期状態は画面上部に、投稿者動画リスト70cと関連動画リスト70dとの初期状態は画面右部に、それぞれ表示している。これにより、これらの下層に再生している動画の視聴を妨げることが少なくなる。
【0141】
(O) 受信機10のチャンネルリスト表示部15は、フォーカスしているインデックス73のタイトル情報を、常にスクロールさせて表示している。そして、フォーカスしていない他のインデックス73のタイトル情報は、スクロールさせずに静止させて表示している。これにより、フォーカスしているインデックス73を目立たせることができる。
(P) 受信機10のチャンネルリスト表示部15は、枠の太さを変えることによって、フォーカスしているインデックス73を目立たせることができる。
【0142】
(Q) 受信機10のチャンネルリスト表示部15は、10列表示の番組表70aに於いて、フォーカスしているインデックス73のタイトル情報を表示している。そして、フォーカスしていない他のインデックス73のタイトル情報は表示していない。これにより、フォーカスしているインデックス73を目立たせることができる。
【0143】
(R) 受信機10のチャンネルリスト表示部15は、番組表70aに於いて、チャンネルリスト71全体における、表示中の全てのインデックス73の相対的な位置を指し示すチャンネルリストガイド76を表示している。これにより、表示中の全てのインデックス73の相対的な位置を知り、スクロールの目安とすることができる。
【0144】
(S) 受信機10のチャンネルリスト表示部15は、所定時間に亘ってリモコン30による操作を検知しなかったならば、全てのインデックス73の表示を一時的に消去している。更に、受信機10のチャンネルリスト表示部15は、インデックス73の表示を一時的に消去している状態で、リモコン30による操作を検知したならば、インデックス73を再び表示する。これにより、リモコン30の操作が不慣れなユーザでも、支障なくストリーミングコンテンツを視聴することができる。
【0145】
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(f)のようなものがある。
【0146】
(a) 受信機10は、フォーカス77が指し示すインデックス73を、輝度信号、色信号、透明度、文字の太さ、枠の色、枠の太さのいずれかによって強調して表示してもよい。
【0147】
(b) 受信機10は、フォーカス77が指し示すインデックス73のサムネイル73aを、他のインデックス73のサムネイル73aと異なる位置に表示することによって、フォーカス77が指し示す当該インデックス73を強調表示してもよい。
【0148】
(c) 受信機10の操作はリモコン30には限定されず、上下左右キー32と決定キー32aとを備えている操作部であればよい。また、携帯端末などにみられる操作画面に表示された箇所を直接触ることによって選択して決定するタッチ式操作であってもよい。
【0149】
(d) 受信機10は、各ユーザのIDとパスワードとチャンネルセットとを不揮発性記憶部23に記憶し、パスワード認証画面でIDとパスワードとを認証し、パスワード認証に成功(ログイン)したときに、各ユーザが設定しているチャンネルセット(各チャンネルの検索情報の集合)を表示し、更に当該ユーザのIDを表示するように構成してもよい。これにより、受信機10は、各ユーザの嗜好(家族の使用者ごとの嗜好)を反映したチャンネルセットを設定することができる。
【0150】
(e) 受信機10は、各コンテンツを連続して再生したときに、どのコンテンツがいつ再生されるかを知るために、指定された時間間隔ごとに表示される時刻を示すライン形式のバー表示を行ってもよい。
【0151】
(f) 受信機10は、動画の再生に限定されず、ストリーミング方式のコンテンツの再生であればよい。ストリーミング方式のコンテンツとは、例えば、静止画の連続再生、音声(音楽)の連続再生、その他の型式のコンテンツのことをいう。