(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施の形態)
以下、本発明による放送選局装置を備えたナビゲーション装置を一例として、実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。車載用のナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1の各部の制御を行う制御回路11を備える。制御回路11には、DRAM13、ROM14、ディスクドライブ15、液晶モニタ17、タッチパネル18、キーパネル19、現在地検出装置20、衛星ラジオ受信装置21、およびスピーカ22がそれぞれ接続されている。ディスクドライブ15には、道路地図データが記憶されたDVD−ROM16が装填されている。
【0009】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路から構成される。制御回路11は、DRAM13を作業エリアとしてROM14に格納された制御プログラムを実行し、ナビゲーション装置1の各部の制御を行う。ディスクドライブ15は、DVD−ROM16から道路地図データを読み出す。道路地図データは、道路地図を画面に表示するための地図表示用データや、走行経路を探索するための経路探索用データなどを含む。なお、DVD−ROM16以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどから道路地図データを読み出してもよい。
【0010】
液晶モニタ17はいわゆるLCDパネルを表示画面として備える表示装置である。液晶モニタ17は制御回路11が出力する画像データに基づいて、各種情報を表示画面に表示する。タッチパネル18は、液晶モニタ17の表面(表示画面)に積層される透明のタッチスイッチである。液晶モニタ17に表示される画像はタッチパネル18を通して表示される。ユーザが液晶モニタ17の表示画面に指等を接触させると、タッチパネル18は指等が接触された接触位置を検出して制御回路11に接触位置を出力する。キーパネル19は、ナビゲーション装置1の筐体に据え付けられた入力装置であり、複数の操作キーを有している。ユーザがこれらの操作キーを押下すると、キーパネル19から制御回路11に、押下された操作キーに対応する操作信号が出力される。
【0011】
現在地検出装置20は、ナビゲーション装置1が搭載された車両(自車両)の現在地を検出する装置である。現在地検出装置20は、例えばジャイロや車速センサ、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信する受信機などを備えており、これらの機器の出力に基づいて自車両の現在地を検出し、制御回路11に出力する。制御回路11は、現在地検出装置20により検出された自車両の現在地を液晶モニタ17に表示する。
【0012】
衛星ラジオ受信装置21は、通信衛星から送出されたデジタルラジオ放送のデジタル信号を受信し、デジタルデータに変換して制御回路11に出力する。このデジタルデータには、選局中の放送局の放送内容たるオーディオデータと、各放送局の現在の放送内容に関するメタデータが少なくとも含まれている。以下の説明では、このメタデータを放送情報と称する。放送情報には、選局中の放送局のみならず、衛星ラジオ受信装置21により受信可能な全放送局の現在の放送内容に関する情報が含まれている。具体的には、各放送局において放送中の楽曲等の曲名を表すテキストデータや、その楽曲等のアーティスト名を表すテキストデータが含まれている。
【0013】
制御回路11は、衛星ラジオ受信装置21から出力されたオーディオデータを音声信号に変換し、この音声信号をスピーカ22に出力することによりラジオ放送を再生する。また、選局中の放送局に関する情報(例えば放送局名や放送局番号、放送中の楽曲等のアーティスト名や曲名)を液晶モニタ17等に表示する。ユーザがキーパネル19から選局操作を行うと、制御回路11はこの操作に応じて衛星ラジオ受信装置21を制御し、放送局を選局する。
【0014】
制御回路11は、DVD−ROM16に記憶された道路地図データを用いて、現在地から搭乗者により設定された目的地までの最適な経路を探索する。目的地が搭乗者により設定されると、制御回路11は現在地検出装置20により検出された現在地を出発地として、目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。例えば、出発地から目的地までの間の旅行時間(リンク旅行時間の合計)が最小になるような経路を演算するアルゴリズム(いわゆるダイクストラ法など)で経路演算が行われる。このようにして求められた経路は、表示形態(例えば表示色など)を変えることによって、他の道路とは区別して画面表示される。これにより、搭乗者は地図と重畳して表示された経路を画面上で認識することができる。
【0015】
制御回路11は、放送情報取得部31、検索部32、選局対象出力部33、および放送再生部34を機能的に有する。これらの各機能部は、制御回路11が所定の制御プログラムを実行することにより、ソフトウェア的に実現される。
【0016】
放送情報取得部31は衛星ラジオ受信装置21から、複数の放送局の各々について、現在時刻における当該放送局の放送内容に関する放送情報を取得する。検索部32は、前記放送情報取得部31により取得された複数の放送情報からキーワード(後述)を検索し、当該キーワードが含まれる放送情報をDRAM13内の履歴情報(後述)に格納する。選局対象出力部33は、DRAM13内の履歴情報に対応する複数の放送局を選局対象として出力する。放送再生部34は、選局対象出力部33により選局対象として出力された複数の放送局のうち、ユーザにより指定された放送局を選局して放送を再生する。
【0017】
次に、衛星ラジオの選局機能について説明する。制御回路11は、通常選局モードとお気に入り選局モードとを有している。通常選局モードが設定されている場合、選局対象出力部33は全ての放送局を選局対象として出力し、制御回路11はそれらの放送局をユーザに提示する。そして放送再生部34は、それらの放送局のうちユーザが指定した放送局の放送を、衛星ラジオ受信装置21およびスピーカ22を用いて再生する。例えば、全放送局のリストが液晶モニタ17に表示され、ユーザはキーパネル19に設けられた前候補ボタンおよび次候補ボタンを用いてそれらの放送局から聴取したい放送局を指定する。なお、全放送局のリストは一部のみが液晶モニタ17に表示されるようにしてもよい。この場合、ユーザは上記の前候補ボタンおよび次候補ボタンを用いて当該リストをスクロールさせることが可能である。
【0018】
他方、制御回路11にお気に入り選局モードが設定されている場合、選局対象出力部33は後述する処理によって選定された所定の放送局のみを選局対象として出力する。具体的な選局方法は、選局対象となる放送局が異なることを除き、上述した通常選局モードの場合と同様である。お気に入り選局モードを実現するため、DRAM13には、以下に説明するお気に入り情報および履歴情報が記憶されている。
【0019】
お気に入り情報とは、予めユーザにより入力される、ユーザが好むアーティスト名や曲名等を表すキーワード群である。ユーザはタッチパネル18やキーパネル19を用いて、任意のキーワードを制御回路11に入力することができる。入力されたキーワードは、制御回路11により、DRAM13上のお気に入り情報に追加される。ユーザは更に、お気に入り情報に含まれている任意のキーワードの削除を制御回路11に指示することもできる。特定のキーワードの削除を指示された制御回路11は、当該キーワードをDRAM13上のお気に入り情報から削除する。
【0020】
お気に入り情報に含まれる個々のキーワードは、検索部32によって、放送情報取得部31により取得される放送情報内の各テキストデータから検索される。検索部32は、各放送局の放送内容に関するメタデータに、お気に入り情報に含まれるいずれかのキーワードを含むものがある場合、当該放送情報および当該放送情報に対応する放送局番号をDRAM13内の履歴情報に出力する。換言すれば、当該放送局の放送局番号と当該メタデータとを、既存の履歴情報に付け加えてDRAM13に格納する。つまり履歴情報とは、お気に入り情報と合致したメタデータおよび当該メタデータに対応する放送局番号を列挙したものである。
【0021】
図2は、履歴情報の一例を模式的に示す模式図である。
図2に示す履歴情報100は、放送局番号と、メタデータたるアーティスト名および曲名とを、履歴情報100に追加された順に並べた構成となっている。以下の説明では、
図2において履歴情報100を構成する個々の行を、履歴情報100のレコードと称する。
【0022】
放送情報取得部31は制御回路11の動作中(例えばナビゲーション装置1の電源オン中)、衛星ラジオ受信装置21から現在時刻の放送情報を定期的(例えば5分毎)に取得する。検索部32は、取得した放送情報について、上述したようにお気に入り情報内の各キーワードの検索を行い、検索結果に応じて
図2に示す履歴情報100を更新する。
図2に示す通り、履歴情報100にはお気に入り情報にマッチした(お気に入り情報に含まれるいずれかのキーワードを含む)放送局の情報が時系列順に列挙されている。選局対象出力部33は、このようにしてDRAM13に作成される履歴情報100に基づいて、お気に入り選局モード時の選局対象を出力する。
【0023】
なお、DRAM13の容量は有限であるため、何らかの方法で履歴情報100の肥大化を防ぐ必要がある。例えば、履歴情報100に格納可能なレコード数を所定数(例えば100レコード)に制限し、履歴情報100のレコード数がこれを上回る場合には最も古いものから順にレコードを削除するように検索部32を構成することが可能である。
【0024】
図3は、履歴情報100の更新処理のフローチャートである。この処理は、制御回路11がROM14に記憶されている所定の制御プログラムを実行することにより実現される。制御回路11は、動作中(例えばナビゲーション装置1の電源オン中)、
図3に示す処理を周期的に実行する。
【0025】
ステップS100では放送情報取得部31が、現在時刻における各放送局の放送情報を取得する。ステップS110では検索部32が、ステップS100で取得された放送情報に含まれる各テキストデータから、DRAM13に格納されているお気に入り情報内の各キーワードを検索し、いずれかのキーワードをテキストデータ中に含むメタデータが存在するか否かを判定する。そのようなメタデータが存在する場合にはステップS120に進み、そのメタデータに関するレコードを履歴情報100に追記し、履歴情報100を更新する。他方、お気に入り情報内のどのキーワードも放送情報に含まれていなかった場合には、検索部32は履歴情報100を更新しない。
【0026】
図4は、衛星ラジオの選局処理のフローチャートである。制御回路11は、ユーザが衛星ラジオの選局を開始する際に、
図4に示す処理を実行する。まずステップS200では選局対象出力部33が、DRAM13にお気に入り情報が存在するか否かを判定する。DRAM13にお気に入り情報が格納されていない場合、ステップS240に進み、制御回路11には通常選局モードが設定される。これにより、ユーザは全放送局から放送を再生する放送局を指定することができる。他方、DRAM13にお気に入り情報が格納されている場合には、ステップS210に進む。
【0027】
ステップS210では選局対象出力部33が、DRAM13に履歴情報100が存在するか否かを判定する。DRAM13に履歴情報100が格納されていない場合には、ステップS200と同様にステップS240に進み、制御回路11には通常選局モードが設定される。他方、DRAM13に履歴情報100が格納されている場合にはステップS220に進む。
【0028】
ステップS220では選局対象出力部33が、DRAM13に格納されている履歴情報100から、履歴情報100を構成する各レコードに含まれている放送局番号のリストを作成する。換言すれば、過去にお気に入り情報内のいずれかのキーワードがメタデータに出現したことのある放送局番号のリストを作成する。ステップS230では制御回路11が、ステップS220で作成した放送局番号のリストに含まれる各放送局を対象として、お気に入り選局モードを設定する。これによりユーザは、ステップS220で作成したリストに含まれる各放送局を選局対象として、放送再生部34に再生させる放送局を指定することができる。
【0029】
上述した第1の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)放送情報取得部31は複数の放送局の各々について、所定時刻における当該放送局の放送内容に関する放送情報を取得する。検索部32はそれら複数の放送情報からお気に入り情報内の各キーワードを検索し、キーワードが含まれる複数の放送情報をDRAM13に出力する。選局対象出力部33はDRAM13内の履歴情報100の各レコードに対応する複数の放送局を選局対象として出力する。放送再生部34はそれら複数の放送局のうち、ユーザに指示された放送局を選局し再生する。このようにしたので、ユーザがお気に入りのキーワードを指定しておくだけで自動的に選局対象の放送局が絞り込まれる、使い勝手のよい放送選局装置を提供することができる。
【0030】
(2)選局対象出力部33は、DRAM13内の履歴情報100に格納されている複数の放送局を選局対象として出力する。このようにしたので、ユーザが指定したキーワードと関係のない放送局は選局対象とならず、キーワードによる放送局の絞り込みを実現することが可能となる。
【0031】
(3)放送情報取得部31は、互いに異なる複数の所定時刻においてそれぞれ放送情報を取得し、DRAM13には、検索部32により出力された、複数の所定時刻の各々に対応するレコードが記憶される。このようにしたので、時間の経過に従って(ユーザによる能動的な操作なしで)履歴情報100にレコードが蓄積され、より相応しい選局対象をユーザに提示できるようになる。
【0032】
(第2の実施の形態)
本発明を適用した第2の実施の形態のナビゲーション装置は、第1の実施の形態のナビゲーション装置と同様の構成を有するが、ユーザがお気に入り情報内のキーワードの削除を指示した際の、制御回路11が実行する処理の内容が第1の実施の形態とは異なる。以下、この第2の実施の形態におけるキーワード削除処理を説明する。なお、以下の説明において、第1の実施の形態と同様の各部については、第1の実施の形態と同一の符号を付し説明を省略する。
【0033】
図5は、第2の実施の形態に係る履歴情報100の一例を模式的に示す模式図である。本実施形態では、履歴情報100の各レコードに、当該レコードを履歴情報100に追加する原因となったキーワードの番号が追加されている。キーワード番号は、お気に入り情報内の各キーワードに付された一意な番号である。検索部32は、履歴情報100にレコードを追加する際、各レコードにそのレコードを追加する原因となったキーワード(換言すれば、当該レコードのメタデータに含まれるキーワード)の番号を含ませる。
【0034】
ユーザが特定のキーワードの削除指示をタッチパネル18等から入力すると、制御回路11はDRAM13に格納されているお気に入り情報から、第1の実施の形態と同様に、当該キーワードを削除する。制御回路11は更に、DRAM13に格納されている履歴情報100から、削除が指示されたキーワードに起因して追加されたレコード(削除が指示されたキーワードの番号をキーワード番号として持っているレコード)を削除する。換言すれば、削除が指示されたキーワードが含まれるレコードを履歴情報100から削除する。
【0035】
このように、特定のキーワードが事後的にお気に入り情報から削除される場合、当該キーワードに対応するデータを履歴情報100から削除しておくことが望ましい。これは、キーワードを削除しても履歴情報100が更新されなければ、そのキーワードが含まれていたために履歴情報100に追加された放送局番号がお気に入り放送選局モードにおいて選局可能となってしまうためである。
【0036】
なお、キーワード番号を各レコードに追加することなしに履歴情報100から当該キーワードに対応するレコードを削除するようにしてもよい。例えば、各レコードに含まれているテキストデータに、削除対象のキーワードが含まれているかを調べ、そのようなレコードを削除してもよい。この場合、2つ以上のキーワードが含まれているレコードについては、一方のキーワードが削除を指示された場合であっても当該レコードは削除すべきではない。つまり、削除対象のキーワードが含まれており、かつ他のキーワードが含まれていないレコードを削除するように制御回路11を構成すべきである。
【0037】
上述した第2の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)制御回路11は、DRAM13に記憶されているお気に入り情報からいずれか1つのキーワードを削除する際、DRAM13内の履歴情報100から、当該キーワードに起因して履歴情報100に追加されたレコードを削除する。このようにしたので、キーワードの削除が選局対象の決定に直ちに反映されるようになり、ユーザにとってより直感的な操作が可能となる。
【0038】
(第3の実施の形態)
本発明を適用した第3の実施の形態のナビゲーション装置は、第1の実施の形態のナビゲーション装置と同様の構成を有するが、お気に入り選局モードで選局対象とする放送局の決定方法が第1の実施の形態とは異なっている。以下、この点について説明する。
【0039】
図6は、第3の実施の形態に係る履歴情報100の一例を模式的に示す模式図である。本実施形態では、履歴情報100の各レコードに、当該レコードの追加日時が付加されている。検索部32は、履歴情報100にレコードを追加する際、各レコードにそのレコードを追加した日時を含ませる。本実施形態の選局対象出力部33は、履歴情報100に放送局番号が含まれている全ての放送局をお気に入り選局モードの選局対象とするのではなく、それらの放送局を以下に説明する手順で絞り込んで選局対象とする。
【0040】
本実施形態の選局対象出力部33は、履歴情報100に放送局番号が含まれている放送局の各々に、各レコードの内容に基づいて点数を付ける。そして、この点数が所定のしきい値以上である放送局のみを選局対象とする。具体的な点数の付け方は次の通りである。
【0041】
選局対象出力部33はまず、各放送局の点数の初期値を0とする(0で初期化する)。そして、履歴情報100の各レコードについて、当該レコードに対応する放送局に点数を加算するが、このとき追加日時が現在日時に近いものほど高い点数を加算する。例えば、1日前に追加されたレコードについては対応する放送局に10点を加算し、10日前に追加されたレコードについては対応する放送局に1点を加算する。ここで加算される点数は、現在日時からの遠さと比例するようにしてもよいし、一定の区間ごとに(例えば1〜10日前、11日〜30日前、のように)加算される点数を定めてもよい。
【0042】
上述した第3の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)選局対象出力部33は、DRAM13内の履歴情報100の各レコードに対応する複数の放送局のうち、上述の方法により算出された点数が所定のしきい値以上である一部の放送局を選局対象として出力する。このようにしたので、最近の放送内容の実体に即していない古いレコードが選局対象の選定に及ぼす影響を最小限にすることができる。
【0043】
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
【0044】
(変形例1)
本発明は、第1の実施の形態に一例として示した車載用のナビゲーション装置以外にも適用することが可能である。例えば、家庭用の据置型ラジオ受信機器に本発明による放送選局装置を搭載することも、携帯型の電子機器に本発明による放送選局装置を搭載することも可能である。
【0045】
(変形例2)
お気に入り情報に含まれる複数のキーワードと比較される放送情報は、アーティスト名や曲名以外のメタデータであってもよい。例えば放送中の番組の番組名であってもよいし、放送内容の概要を表す説明文であってもよい。
【0046】
(変形例3)
上述した第1の実施の形態では、お気に入り情報と放送情報との比較が定期的に行われていたが、この比較は必ずしもリアルタイムに行わなくてよい。例えば、DRAM13や外部装置に1日分の放送情報を蓄積しておき、1日に1回、特定の時刻に実行されるバッチ処理によって、1日分の放送情報とお気に入り情報との比較と履歴情報の更新がまとめて行われるようにしてもよい。
【0047】
(変形例4)
履歴情報100から古い情報を削除する方法は、第1の実施の形態で述べた方法に限定されない。例えば
図6に示すように、履歴情報100の各レコードに当該レコードが追加された日時を付加しておき、所定日時より前に追加されたレコードを定期的に削除するようにしてもよい。
【0048】
(変形例5)
第3の実施の形態で説明したものとは異なる方法により、お気に入り選局モードの選局対象を決定してもよい。例えば
図7に示すように、履歴情報100の各レコードに、当該放送局の再生中に当該レコードが追加されたか否かを表す再生中フラグを付加しておき、再生中フラグが立っているレコードについてはより高い点数を加算するようにしてもよい。あるいは、
図8に示すように、履歴情報100の各レコードに、当該レコードが表す楽曲の放送時間を付加しておき、放送時間が長いレコードほどより高い点数を加算するようにしてもよいし、放送時間の合計が一定時間に満たない放送局は選局対象としないようにしてもよい。また、
図6のようにレコードの追加日時を記録する場合には、お気に入り情報とマッチする楽曲の1日の放送頻度に基づいて選局対象とするか否かを決定することもできる。この場合、例えば1日の放送頻度が高い放送局ほど高い点数が加算されるようにしてもよいし、放送頻度が所定のしきい値未満の場合には選局対象としないようにしてもよい。他にも、履歴情報100に存在するレコード数が所定のしきい値未満の放送局は選局対象としないようにすることもできる。
【0049】
(変形例6)
上述した各実施の形態では、衛星ラジオ放送の受信装置に本発明を適用した実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されない。例えば、地上の放送局から電波を受信する、いわゆる地上波ラジオ放送の受信装置に本発明を適用することも可能であるし、ラジオ放送ではなくテレビ放送に対して本発明を適用することもできる。
【0050】
また、放送情報はラジオ放送やテレビ放送自体とは異なる経路により取得することも可能である。例えば、放送情報をインターネット等の電気通信回線を介して取得し、ラジオ放送自体は衛星からの電波を受信することにより再生してもよい。
【0051】
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。