(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップが、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたソースアプリケーションによって前記データが送信されているのを検出するステップを含み、
前記遠隔のネットワークゲートウェイに前記データを送信するステップが、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたソースアプリケーションによって前記データが送信されているのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップが、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたモバイルデバイスによって前記データが送信されているのを検出するステップを含み、
前記遠隔のネットワークゲートウェイに前記データを送信するステップが、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたモバイルデバイスによって前記データが送信されているのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップが、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたユーザによって前記データが送信されているのを検出するステップを含み、
前記遠隔のネットワークゲートウェイに前記データを送信するステップが、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたユーザによって前記データが送信されているのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップが、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容された宛先に前記データが送信されているのを検出するステップを含み、
前記遠隔のネットワークゲートウェイに前記データを送信するステップが、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容された宛先に前記データが送信されているのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップが、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられるデータタイプであるのを検出するステップを含み、
前記遠隔のネットワークゲートウェイに前記データを送信するステップが、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられるデータタイプであるのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップが、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられるコンテンツを含むのを検出するステップを含み、
前記遠隔のネットワークゲートウェイに前記データを送信するステップが、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられるコンテンツを含むのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップが、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる1つまたは複数の標識を含むのを検出するステップを含み、
前記遠隔のネットワークゲートウェイに前記データを送信するステップが、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる1つまたは複数の標識を含むのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
前記遠隔のネットワークゲートウェイがさらに、前記データを受信し、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられると判定し、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられると判定したことに応答して、前記データの送信を前記アプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、請求項1に記載の方法。
前記遠隔のネットワークゲートウェイがさらに、追加のデータを受信し、前記追加のデータがいずれのアプリケーション固有の接続アカウントとも関連付けられないと判定したことに応答して、前記追加のデータの送信を汎用的な接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、請求項1に記載の方法。
前記アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられる前記アプリケーション固有の接続を使用したことに応答して、前記検出されたデータを送信したアプリケーションの動作を変更するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記検出コンポーネントがさらに、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたソースアプリケーションによって前記データが送信されているのを検出するように動作可能であり、
前記送信コンポーネントがさらに、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたソースアプリケーションによって前記データが送信されているのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するように動作可能である、請求項23に記載の装置。
前記検出コンポーネントがさらに、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたモバイルデバイスによって前記データが送信されているのを検出するように動作可能であり、
前記送信コンポーネントがさらに、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたモバイルデバイスによって前記データが送信されているのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するように動作可能である、請求項23に記載の装置。
前記検出コンポーネントがさらに、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたユーザによって前記データが送信されているのを検出するように動作可能であり、
前記送信コンポーネントがさらに、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容されたユーザによって前記データが送信されているのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するように動作可能である、請求項23に記載の装置。
前記検出コンポーネントがさらに、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容された宛先に前記データが送信されているのを検出するように動作可能であり、
前記送信コンポーネントがさらに、前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる許容された宛先に前記データが送信されているのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するように動作可能である、請求項23に記載の装置。
前記検出コンポーネントがさらに、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる1つまたは複数の指標を含むのを検出するように動作可能であり、
前記送信コンポーネントがさらに、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられる1つまたは複数の指標を含むのを検出したことに応答して、前記データを前記遠隔のネットワークゲートウェイに送信するように動作可能である、請求項23に記載の装置。
前記遠隔のネットワークゲートウェイがさらに、前記データを受信し、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられると判定し、前記データが前記アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられると判定したことに応答して、前記データの送信を前記アプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、請求項23に記載の装置。
前記遠隔のネットワークゲートウェイがさらに、追加のデータを受信し、前記追加のデータがいずれのアプリケーション固有の接続アカウントとも関連付けられないと判定したことに応答して、前記追加のデータの送信を汎用的な接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、請求項23に記載の装置。
前記アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられる前記アプリケーション固有の接続を使用したことに応答して、前記検出されたデータを送信したアプリケーションの動作を変更するように動作可能である、変更コンポーネントをさらに含む、請求項23に記載の装置。
前記切替コンポーネントがさらに、前記データを送信するための、前記アプリケーション固有のデータ接続の前記使用から前記汎用的なデータ接続の前記使用に切り替えるように構成される、請求項52に記載の装置。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0007】
一態様は、モバイルデバイスにより実行可能な方法に関する。方法は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップを含み得る。加えて、方法は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、遠隔のネットワークゲートウェイにデータを送信するステップを含み得る。
【0008】
別の態様は、少なくとも1つのプロセッサに関する。プロセッサは、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するための第1のモジュールを含み得る。プロセッサはまた、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、遠隔のネットワークゲートウェイにデータを送信するための、第2のモジュールを含み得る。
【0009】
別の態様は、コンピュータプログラム製品に関する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出させるための少なくとも1つの命令を含む、コンピュータ可読媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体はまた、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、遠隔のネットワークゲートウェイへコンピュータにデータを送信させるための、少なくとも1つの命令を含み得る。
【0010】
さらに別の態様は、装置に関する。装置は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するための手段を含み得る。装置はさらに、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、遠隔のネットワークゲートウェイにデータを送信するための手段を含み得る。
【0011】
別の態様は、装置に関する。装置は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するように動作可能な、検出コンポーネントを含み得る。加えて、装置は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、遠隔のネットワークゲートウェイにデータを送信するように動作可能な、送信コンポーネントを含み得る。
【0012】
別の態様は、ネットワークゲートウェイにより実行可能な方法に関する。方法は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップを含み得る。方法はまた、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、検出されたデータの転送が起きるのを許可するステップを含み得る。
【0013】
別の態様は、少なくとも1つのプロセッサに関する。プロセッサは、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するための第1のモジュールを含み得る。プロセッサはまた、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、検出されたデータの転送が起きるのを許可するための第2のモジュールを含み得る。
【0014】
さらに別の態様は、コンピュータプログラム製品に関する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出させるための少なくとも1つの命令を含む、コンピュータ可読媒体を含み得る。加えて、コンピュータ可読媒体は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、コンピュータに、検出されたデータの転送が起きるのを許可させるための少なくとも1つの命令を含み得る。
【0015】
別の態様は、装置に関する。装置は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するための手段を含み得る。装置はまた、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、検出されたデータの転送が起きるのを許可するための手段を含み得る。
【0016】
さらに別の態様は、装置に関する。装置は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するように動作可能な、検出コンポーネントを含み得る。装置はさらに、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、検出されたデータの転送が起きるのを許可するように動作可能な、データ転送コンポーネントを含み得る。
【0017】
別の態様は、ネットワーク通信の方法に関する。方法は、事象の発生を検出するステップを含んでよく、検出された事象は、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用を含む。方法はまた、検出された事象の発生に基づいて、アプリケーション固有のデータ接続を介したデータのさらなる送信を防ぐステップを含み得る。
【0018】
別の態様は、少なくとも1つのプロセッサに関する。プロセッサは、事象の発生を検出するための第1のモジュールを含んでよく、検出された事象は、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用を含む。プロセッサはさらに、検出された事象の発生に基づいて、アプリケーション固有のデータ接続を介したデータのさらなる送信を防ぐための第2のモジュールを含み得る。
【0019】
さらに別の態様は、コンピュータプログラム製品に関する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータに事象の発生を検出させるための少なくとも1つの命令を含む、コンピュータ可読媒体を含んでよく、検出された事象は、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用を含む。コンピュータ可読媒体はまた、検出された事象の発生に基づいて、コンピュータに、アプリケーション固有のデータ接続を介したデータのさらなる送信を防がせるための、少なくとも1つの命令を含み得る。
【0020】
別の態様は、装置に関する。装置は、事象の発生を検出するための手段を含んでよく、検出された事象は、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用を含む。加えて、装置は、検出された事象の発生に基づいて、アプリケーション固有のデータ接続を介したデータのさらなる送信を防ぐための手段を含み得る。
【0021】
別の態様は、装置に関する。装置は、事象の発生を検出するように動作可能なデータプラン監視コンポーネントを含んでよく、検出された事象は、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用を含む。装置はさらに、検出された事象の発生に基づいて、アプリケーション固有のデータ接続を介したデータのさらなる送信を防ぐように動作可能な、送信コンポーネントを含み得る。
【0022】
さらに別の態様は、ネットワーク通信の方法に関する。方法は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を通じて、アプリケーションデータを交換するステップを含み得る。加えて、方法は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を介したアプリケーションデータの交換に対するインセンティブをもたらすステップを含み得る。
【0023】
別の態様は、少なくとも1つのプロセッサに関する。プロセッサは、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を通じて、アプリケーションデータを交換するための第1のモジュールを含み得る。プロセッサはさらに、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を介したアプリケーションデータの交換に対するインセンティブをもたらすための、第2のモジュールを含み得る。
【0024】
別の態様は、コンピュータプログラム製品に関する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータに、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を通じて、アプリケーションデータを交換させるための少なくとも1つの命令を含む、コンピュータ可読媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体はまた、コンピュータに、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を介したアプリケーションデータの交換に対するインセンティブをもたらさせるための少なくとも1つの命令を含み得る。
【0025】
別の態様は、装置に関する。装置は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を通じて、アプリケーションデータを交換するための手段を含み得る。加えて、装置は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を介したアプリケーションデータの交換に対するインセンティブをもたらすための手段を含み得る。
【0026】
別の態様は、装置に関する。装置は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を通じて、アプリケーションデータを交換するように動作可能な、送信コンポーネントを含み得る。装置は加えて、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を介したアプリケーションデータの交換に対するインセンティブをもたらすように動作可能な、インセンティブコンポーネントを含み得る。
【0027】
さらに別の態様は、データ接続を管理するための方法に関する。方法は、データを送信するための、アプリケーション固有のデータ接続の使用と汎用的なデータ接続の使用を、自動的に切り替えるステップを含み得る。
【0028】
別の態様は、少なくとも1つのプロセッサに関する。プロセッサは、データを送信するための、アプリケーション固有のデータ接続の使用と汎用的なデータ接続の使用を、自動的に切り替えるための第1のモジュールを含み得る。
【0029】
別の態様は、コンピュータプログラム製品に関する。コンピュータプログラム製品は、データを送信するための、アプリケーション固有のデータ接続の使用と汎用的なデータ接続の使用を、コンピュータに切り替えさせるための少なくとも1つの命令を含む、コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0030】
別の態様は、データを送信するための、アプリケーション固有のデータ接続の使用と汎用的なデータ接続の使用を、自動的に切り替えるための手段を含む、装置に関する。
【0031】
別の態様は、装置に関する。装置は、データを送信するための、アプリケーション固有のデータ接続の使用と汎用的なデータ接続の使用を、自動的に切り替えるように動作可能な、切替コンポーネントを含み得る。
【0032】
さらに別の態様は、ネットワーク通信の方法に関する。方法は、データがアプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられることに基づいてモバイルデバイスがデータを送信した結果として、ネットワークデバイスにおいて、モバイルデバイスから送信されたデータを受信するステップを含み得る。方法はまた、モバイルデバイスと関連付けられるデータ使用量アカウントを読み出すステップを含んでよく、データ使用量アカウントは、データ使用量閾値を含む。加えて、方法は、データ使用量閾値に基づいて、受信されたデータを処理するステップを含み得る。
【0033】
別の態様は、少なくとも1つのプロセッサに関する。プロセッサは、データがアプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられることに基づいてモバイルデバイスがデータを送信した結果として、ネットワークデバイスにおいて、モバイルデバイスから送信されたデータを受信するための第1のモジュールを含み得る。加えて、プロセッサは、モバイルデバイスと関連付けられるデータ使用量アカウントを読み出すための第2のモジュールを含んでよく、データ使用量アカウントは、データ使用量閾値を含む。プロセッサはさらに、データ使用量閾値に基づいて、受信されたデータを処理するための第3のモジュールを含み得る。
【0034】
別の態様は、コンピュータプログラム製品に関する。コンピュータプログラム製品は、データがアプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられることに基づいてモバイルデバイスがデータを送信した結果として、ネットワークデバイスにおいて、モバイルデバイスから送信されたデータをコンピュータに受信させるための少なくとも1つの命令を含む、コンピュータ可読媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体はまた、モバイルデバイスと関連付けられるデータ使用量アカウントをコンピュータに読み出させるための少なくとも1つの命令を含んでよく、データ使用量アカウントは、データ使用量閾値を含む。さらに、コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、データ使用量閾値に基づいて、受信されたデータを処理させるための少なくとも1つの命令を含み得る。
【0035】
別の態様は、装置に関する。装置は、データがアプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられることに基づいてモバイルデバイスがデータを送信した結果として、ネットワークデバイスにおいて、モバイルデバイスから送信されたデータを受信するための手段を含み得る。装置はまた、モバイルデバイスと関連付けられるデータ使用量アカウントを読み出すための手段を含んでよく、データ使用量アカウントは、データ使用量閾値を含む。加えて、装置は、データ使用量閾値に基づいて、受信されたデータを処理するための手段を含み得る。
【0036】
さらに別の態様は、装置に関する。装置は、データがアプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられることに基づいてモバイルデバイスがデータを送信した結果として、モバイルデバイスから送信されたデータを受信するように動作可能な、受信コンポーネントを含み得る。加えて、装置は、モバイルデバイスと関連付けられるデータ使用量アカウントを読み出すように動作可能な、データ使用量アカウントコンポーネントを含んでよく、データ使用量アカウントは、データ使用量閾値を含む。装置はさらに、データ使用量閾値に基づいて、受信されたデータを処理するように動作可能な、測定コンポーネントを含み得る。
【0037】
上記のおよび関連の目的の達成のために、1つまたは複数の態様は、以下で完全に説明され特許請求の範囲で具体的に指摘される特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に説明する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が利用され得る様々な方法のうちのいくつかを示すものにすぎず、この説明は、そのようなすべての態様およびそれらの等価物を含むものとする。
【0038】
開示される態様を限定するためではなく例示するために与えられる添付の図面とともに、開示される態様が以下で説明され、同様の記号表示は同様の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0040】
次に、図面を参照しながら様々な態様が説明される。以下の説明では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、そのような態様がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることは明白であり得る。
【0041】
説明される態様は、モバイルデバイス上の1つまたは複数のアプリケーションとともに使用する、ネットワークとのデータ接続を管理するための方法およびシステムに関する。方法およびシステムは、モバイルデバイスによって検出された利用可能なデータ接続と、モバイルデバイスによってアクセスされているアプリケーションおよび/またはサービスプロバイダとに基づいて、アドホック方式またはオンデマンド方式で、モバイルデバイスがネットワークとのデータ接続を管理することを可能にし得る。
【0042】
次に
図1を参照すると、データ接続を管理するゲートウェイ108および/またはサーバ/コンピューティングデバイス106を介して、アクセスネットワーク104を通じて通信を確立する能力、たとえば、サービスプロバイダ110と接続する能力を与えられたモバイルデバイス102を含む、例示的な接続システム100が示される。たとえば、いくつかの態様では、モバイルデバイス102は、アクセスネットワーク104上で通信できる、ワイヤレスモデムまたは他のワイヤレス通信インターフェースを含み得るが、モバイルデバイス102および/またはワイヤレスモデムは、ワイヤレスネットワークの加入者ではなくてよい。代わりに、この例では、モバイルデバイス102は、サーバ106と関連付けられるアカウントの加入者であってよく、またはそうでなければそのアカウントを有してよく、サーバ106は、アドホック方式またはオンデマンド方式で、アクセスネットワーク104のような1つまたは複数のネットワークへのデータ接続を管理する。加えて、
図1は、簡潔にするために、単一のアクセスネットワーク104、単一のサーバ106、単一のゲートウェイ108、および単一のサービスプロバイダ110しか含まないが、これらのエンティティの各々の1つまたは複数が、システム100中に存在してよく、モバイルデバイス102と対話してよいことを理解されたい。
【0043】
モバイルデバイス102は、送信のためにデータ14を検出し、検出されたデータ14がサーバ106におけるアプリケーション固有の接続アカウント20のようなアカウントと関連付けられると判定するように動作可能な、データ接続マネージャ10を含み得る。さらに、データ接続マネージャ10はさらに、1つまたは複数の利用可能なデータ接続22を識別し、利用可能なデータ接続22の1つを介した送信のために、検出されたデータ14を送信するように動作可能である。たとえば、ゲートウェイ108が、サービスプロバイダ110のような特定された宛先または導出可能な宛先へのデータ14の送信を引き起こすことができるように、モバイルデバイス102は、検出されたデータ14をゲートウェイ108に送信することができる。たとえば、ゲートウェイ108は、モバイルデバイス102からデータ14を受信し、データ14がアプリケーション固有の接続アカウント20またはデータ使用量アカウント38のようなサーバ106におけるアカウントと関連付けられると判定し、判定された関連付けに基づいてデータ14の送信を引き起こすように動作可能な、サービスマネージャ44を含み得る。したがって、データ14の送信は、モバイルデバイス102への通信またはモバイルデバイス102からの通信を追跡および/または管理するために、アプリケーション固有の接続アカウント20もしくはデータ使用量アカウント38によって制御されてよく、かつ/または、それらに起因し得る。
【0044】
モバイルデバイス102は、限定はされないが、アクセスネットワーク104に接続できる、任意のワイヤレスなポータブルコンピューティングデバイスまたは通信デバイス、たとえばセルラーデバイスのような、任意のタイプのクライアントデバイスまたはアクセス端末を含み得る。モバイルデバイス102は、たとえば、デバイスの中でもとりわけ、ワイヤレス接続機能を有する、セルラー電話、ナビゲーションシステム、コンピューティングデバイス、カメラ、PDA、音楽デバイス、ゲームデバイス、またはハンドヘルドデバイスであってもよい。サーバ/コンピューティングデバイス106は、ネットワークに接続された任意のモバイルコンピューティングデバイスまたは固定コンピューティングデバイスを含み得る。
【0045】
加えて、アクセスネットワーク104は、モバイルデバイス102、ゲートウェイ108、サーバ106、およびサービスプロバイダ110への、任意のタイプのワイヤレスエアリンクまたは有線接続のような1つまたは複数のタイプの通信接続を、提供することができる。モバイルデバイス102およびゲートウェイ108は、アクセスネットワーク104を介して、サーバ106および/もしくはサービスプロバイダ110に通信を発し、かつ/または、サーバ106および/もしくはサービスプロバイダ110から通信を受信することができる。本明細書で使用される場合、「通信」という用語は、限定はされないが、通信の中でもとりわけ、音声呼、データ呼、電話会議、ビデオ電話会議、SKYPE(商標)セッションのようなインターネットプロトコルセッション、ボイスオーバーインターネットプロトコル(IP)呼、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)メッセージ、インスタントメッセージング(IM)サービスメッセージ、電子メール(e-mail)メッセージ、チャットもしくはネット会議に関連する接続、ビデオ、音楽、またはデータ転送のうちの1つまたはそれらの任意の組合せを含む。加えて、モバイルデバイス102およびゲートウェイ108は、アクセスネットワーク104を介して、サーバ106および/もしくはサービスプロバイダ110から、または、アクセスネットワーク104と通信している任意の他のデバイスから、通信を受信することができる。
【0046】
サーバ106は、1つまたは複数のアプリケーション固有の接続アカウント20を確立し監視するように構成されるデータプランマネージャ34を有する、任意の種類のネットワーク化されたコンピューティングデバイスを含む。サーバ106は、データ接続マネージャ10をモバイルデバイス102に提供し、かつアクセスネットワーク104上のゲートウェイ108を提供する、エンティティと関連付けられ得る。したがって、データプランマネージャ34は、アプリケーション固有の接続アカウント20およびゲートウェイ108を使用して、モバイルデバイス102からのデータの送信を制御することができる。
【0047】
図2を参照すると、一態様では、アプリケーション固有の接続アカウント20は、データ送信を管理し制御するために使用され得る、情報の1つまたは複数のセットを含み得る。たとえば、アプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用することを認められている、複数のデバイスID 50を有し得る。加えて、アプリケーション固有の接続アカウント20はまた、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用してデータを送信することが許容されている認証されたアプリケーションID 52のリスト、および/または、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用して送信されることが許容されている認証されたデータタイプ54のリストを含み得る。したがって、一態様では、アプリケーション固有の接続アカウント20は、特定のソース、たとえば、認証されたアプリケーションID 52の1つを有する音楽アプリケーションから送信されたデータのみが、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用して送信され得ると、規定することができる。さらに、別の態様では、ある特定のタイプのデータ、たとえば電子メールメッセージが、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用して送信され得る認証されたデータタイプ54として規定され得る。アプリケーション固有の接続アカウント20はさらに、データ14の送信先になり得る、認証されたサービスプロバイダ110またはアクセスネットワーク104(
図1)上の他のエンティティの宛先ID 53のような、認証された宛先に対応する、認証された宛先ID 56を含み得る。たとえば、認証された宛先ID 56は、限定はされないが、IPアドレスおよびドメイン名を含み得る。加えて、アプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用して送信されることが可能なデータの量に対する制限を定義する、データ使用量閾値58を含み得る。たとえば、データ使用量閾値58は、ある期間に規定された数のバイトしか転送されないようにし得る。さらに、アプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用することを認められている、認証されたユーザアカウントID 60を含み得る。たとえば、アプリケーション固有の接続アカウント20は、ユーザがアプリケーション固有の接続アカウント20を使用してデータを送信できるようにする前に、ユーザがアプリケーション固有の接続アカウント20にアカウントを登録することを必要とし得る。加えて、アプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられて送信され得る、許容されるコンテンツ61を定義することができる。たとえば、許容されるコンテンツ61は、アプリケーション固有の接続アカウント20の下で許可される通信と関連付けられる、1つまたは複数のコンテンツタイプもしくはデータペイロードを特定することができる。さらに、アプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション固有の接続アカウント20、またはそのアカウントの下での送信を許容されるデータを特定するために、1つまたは複数の標識63を定義することができる。たとえば、標識63は、アカウントもしくは許容されるデータを表すフィンガープリント、フラグ、ヘッダ、コード、または任意の他のタイプのインジケータを含み得る。加えて、標識63は、ゲートウェイ108(
図1)に対するポインタも含み得る。ある態様では、標識63は、ゲートウェイ108を直接指すことができる。ポインタは、限定はされないが、ゲートウェイに対するポインタの中でもとりわけ、アドレス(たとえば、IPアドレス)、名前(たとえば、完全に記述したドメイン名「FQDN」のようなドメイン名)、またはユニフォームリソースロケータ(URL)を含み得る。
【0048】
アプリケーション固有の接続を使用したデータの送信のために、アプリケーション固有の接続アカウント20によって定義される上記のパラメータ(たとえば、許容されるデバイスID 50、許容されるアプリケーションID 52、許容されるデータタイプ54、許容される宛先ID 56、許容されるデータ使用量閾値58、許容されるユーザアカウントID 60、許容されるコンテンツ61、および標識63)は、動的に変化し得ることに留意されたい。たとえば、アプリケーション固有の接続アカウント20は、最初は、画像データとテキストデータの両方がアプリケーション固有の接続を使用して送信されるのを許可し得る。しかしながら、データ送信の頻度が上がり、かつ/または利用可能なデータ使用量の残余が少なくなるに従って、アプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション固有の接続を介して送信されることを許可されているデータタイプ54を、動的に変えることができる。たとえば、アプリケーション固有の接続アカウント20は、テキストデータおよび画像データの代わりに、テキストデータしか送信されないようにし得る。
【0049】
図1に戻って参照すると、一態様では、モバイルデバイス102(
図1)のデータ接続マネージャコンポーネント10は、送信のためにデータ14を検出し、検出されたデータ14がアプリケーション固有の接続アカウント20に対応するかどうかを判定するように動作可能な、検出コンポーネント12を含み得る。たとえば、検出コンポーネント12は、モバイルデバイス102上の、またはモバイルデバイス102にアクセス可能な、複数のアプリケーション18からデータを送信するための要求について、監視することができる。アプリケーション18は、限定はされないが、何らかの形式のネットワーク接続を許可または使用し得るアプリケーションの中でもとりわけ、電子メールサービス、ウェブブラウジングサービス、ソーシャルネットワーキングサービス(たとえば、Facebook(商標)、Twitter(商標)、LinkedIn(商標))、VOIPサービス(たとえば、SKYPE(商標))、電子書籍アプリケーションサービス(たとえば、Kindle(商標))、音楽アプリケーションサービス、ビデオアプリケーションサービスを含み得る。ある態様では、たとえば、データ接続マネージャ10は、モバイルデバイス102により実行されることが可能であり得る、または、アクセスネットワーク104(
図1)を介するなどしてモバイルデバイス102にアクセス可能であり得る、複数のアプリケーション18に対応するアプリケーションインターフェース19を有し得る。したがって、アプリケーション18は、データ接続マネージャ10と明確に関連付けられてよく、もしくはデータ接続マネージャ10の一部であってよく、または、モバイルデバイス102上に存在する、もしくはモバイルデバイス102によってアクセス可能である、任意の他のアプリケーションであってよい。したがって、ユーザがアプリケーションインターフェース19からアプリケーション18を実行すると、アプリケーション18は、送信のためのデータ14を生成し、検出コンポーネント12は、送信のためのデータ14を検出することができる。ある態様では、たとえば、送信のためのデータ14は、アプリケーション18のうちの1つの実行を介してモバイルデバイス102によって生成され得るような、データパケットまたは任意の他のフォーマットの通信メッセージを含み得る。
【0050】
検出コンポーネント12は、検出されたデータ14が1つまたは複数のアプリケーション固有の接続アカウント20に関連するかどうかを識別するように構成される、判定コンポーネント16を含み得る。たとえば、判定コンポーネント16は、各々のアプリケーション固有の接続アカウント20に対応する1つまたは複数のパラメータに対する一致を見つけるために、検出されたデータ14、またはそれと関連付けられる情報を分析するように動作可能である。たとえば、判定コンポーネント16は、検出されたデータ14またはそれと関連付けられる情報を、許容されたデバイスID 50、許容されたアプリケーションID 52、許容されたデータタイプ54、許容された宛先ID 56、許容されたデータ使用量閾値58、許容されたユーザアカウントID 60、許容されたコンテンツ61、および標識63(
図2)の1つまたは複数と、照合のために比較する。
【0051】
たとえば、検出されたデータ14がアプリケーション固有のデータアカウント20と関連付けられるかどうかを判定する際、判定コンポーネント16は、デバイスID 32を、アプリケーション固有の接続アカウント20によって提供される認証されたデバイスID 50と比較して、一致が存在するかどうか判定することができる。一致が存在する場合、判定コンポーネント16は、データ14が、対応するアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられ、したがって、検出されたデータ14がアプリケーション固有の接続アカウント20に従って送信され得ると、結論付けることができる。
【0052】
別の例では、検出されたデータ14の通知を受信すると、判定コンポーネント16は、アプリケーション固有の接続アカウント20によって提供される認証されたアプリケーションID 52との比較のために、データ14を生成したアプリケーション18のソースアプリケーションID 26を取得することができる。その結果、ソースアプリケーションID 26と認証されたアプリケーションID 52の1つとの間に一致がある場合、判定コンポーネント16は、データ14が、対応するアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられると、判断することができる。
【0053】
あるいは、たとえば、判定コンポーネント16は、データ14に含まれるタイプまたは特性または情報を、それぞれのアプリケーション18に対応する既知のデータタイプおよび/または既知のデータ特性と比較して、データ14がアプリケーション18と関連付けられるかどうかを判定することができる。ある態様では、データ14は、所与のアプリケーション18に対応するデータ14と結びつく、またはそうでなければそのデータ14を特定するように構成される、1つまたは複数の標識を含み得る。標識は、限定はされないが、データ14をアプリケーション18と結びつけ得る標識の中でもとりわけ、フィンガープリント、フラグ、コード、ある値を有するあるビット、識別子、ヘッダなどを含み得る。
【0054】
さらに、同様の方式で、判定コンポーネント16はそれぞれ、検出されたデータ14に含まれもしくはデータ14と関連付けられるデータタイプ、宛先、データの量、ユーザアカウント、コンテンツ情報、および/または、標識の比較を行い、検出されたデータ14がそれぞれのアプリケーション固有の接続アカウント20に対応するかどうかを判定するために、許容されるデータタイプ54、許容される宛先ID 56、許容されるデータ使用量閾値58、許容されるユーザアカウントID 60、許容されるコンテンツ61、および標識63のそれぞれ1つとの一致を判定する。
【0055】
検出コンポーネント12はまた、1つまたは複数の利用可能なデータ接続22を検出するように動作可能であり得る。たとえば、ある態様では、利用可能な接続22は、アクセスネットワーク104(
図1)またはモバイルデバイス102の範囲内の任意の他のネットワークのアクセスポイントによって送信されるブロードキャスト信号のような、モバイルデバイス102によって受信される信号に対応し得る。利用可能なデータ接続22は、WiFiのような汎用的なデータ接続を含み得る。汎用的なデータ接続は、無料のデータ接続および/または有料のデータ接続(たとえば、モバイルデバイス102のユーザがデータ接続に対して料金を支払う)を含み得る。加えて、利用可能なデータ接続22は、アプリケーション固有の接続アカウント20に対応するアプリケーション固有の接続を含み得る。アプリケーション固有の接続アカウント20は、モバイルデバイス102上のいくつかのアプリケーション18、および/またはいくつかのサービスプロバイダ110に対応し得る。たとえば、アプリケーション固有の接続アカウント20は、モバイルデバイス102に、SKYPE(商標)アカウントの登録されたユーザ間でボイスオーバーIP呼を特に送信および/または受信するためのネットワークに対するデータ接続を提供する、アプリケーション固有の接続を有し得る、SKYPE(商標)アカウントを含み得る。
【0056】
したがって、モバイルデバイス102は、アプリケーション18の1つによって生成されたデータのような、送信のためのデータ14を検出し、検出されたデータ14を送信するために使用され得る利用可能なデータ接続22を検出することができ、それによって、モバイルデバイス102が、アクセスネットワーク104のようなアクセスネットワークにアクセスして、アプリケーション固有の接続をモバイルデバイス102に提供することが可能になる。
【0057】
加えて
図3を参照すると、データ接続マネージャ10はさらに、サービスプロバイダ110のようなアクセスネットワーク104にわたる最終的な宛先へのデータ14の送信を引き起こすように構成されるゲートウェイ108に、検出されたデータ14を送信するように動作可能な、送信コンポーネント30を含み得る。送信コンポーネント30は、検出コンポーネント12と通信することができ、送信のための検出されたデータ14を識別し、かつ/または、対応する利用可能なデータ接続22を識別することができる。加えて、送信コンポーネント30は、検出されたデータ14が、アプリケーション固有の接続アカウント20および/またはアプリケーション18と関連付けられるかどうかを識別するために、判定コンポーネント16と通信することができる。
【0058】
ある態様では、検出されたデータ14がアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられる場合、ゲートウェイ108が、データ14の送信を、アプリケーション固有の接続アカウント20に起因するようにさせることができるように、送信コンポーネント30は、対応するデバイスID 32およびアプリケーション固有の接続アカウントID 28とともに、データ14をゲートウェイ108に送ることができる。たとえば、アプリケーション固有の接続アカウント20は、ゲートウェイ108を直接指す標識63(
図2)(たとえば、IPアドレス、FQDN、またはURL)を含み得る。ある態様では、送信コンポーネント30は、標識63を使用してゲートウェイ108を識別し、データ14をゲートウェイ108に送信することができる。加えて、かつ/または代替的に、検出されたデータ14が特定のアプリケーション18と関連付けられる場合、ゲートウェイ108が、データ14の送信を引き起こし、その送信の原因を特定のアプリケーション18に帰することができるように、送信コンポーネント30は、デバイスID 32およびアプリケーションID 26とともに、データ14をゲートウェイ108に送信することができ、これによって、間接的に、その送信の原因を、対応するアプリケーション固有の接続アカウント20に帰することができる。
【0059】
別の態様では、送信コンポーネント30が、検出コンポーネント12によって識別された1つまたは複数の汎用的なデータ接続を認識している場合、ゲートウェイ108が、汎用的なデータ接続を介したデータ14の送信を引き起こすことができるように、送信コンポーネント30は、汎用的なデータ接続ID 25のような汎用的なデータ接続の情報を、データ14およびデバイスID 32とともにゲートウェイ108に送信することができる。
【0060】
データ接続マネージャ10はさらに、検出されたデータ14を送信するために、アプリケーション固有の接続を使用すること、および/または汎用的なデータ接続を使用することを切り替えるように動作可能な、切替コンポーネント36を含み得る。切替コンポーネント36は、検出コンポーネントおよび判定コンポーネント16と対話して、利用可能なデータ接続22を識別し、アプリケーション固有の接続および/または汎用的なデータ接続のそれぞれ1つを利用することができる。ある態様では、切替コンポーネント36は、1つまたは複数のアルゴリズムを適用して、利用可能なデータ接続22のうちのどの接続が、データ14を送信するために使用されるべきであるかを判定することができる。したがって、切替コンポーネント36は、送信コンポーネント30と対話し、データ14を送信するために使用する判定されたデータ接続を転送することによって、アプリケーション固有の接続を使用することと汎用的なデータ接続を使用することを自動的に切り替えることができる。
【0061】
1つの例示的なアルゴリズムは、汎用的なデータ接続が検出され利用可能であるという指示を受信すると、アプリケーション固有の接続を使用することから汎用的なデータ接続を使用することに自動的に切り替えるステップを含み得る。たとえば、切替コンポーネント36は、汎用的なデータ接続が検出されたという通知を検出コンポーネント12から受信することができ、この通知は、汎用的なデータ接続ID 25を含み得る。汎用的なデータ接続の通知を受信すると、切替コンポーネント36は、アプリケーション固有の接続を使用することから汎用的なデータ接続を使用することに、自動的に切り替えることができる。切替コンポーネント36は、汎用的なデータ接続ID 25のような汎用的なデータ接続を識別する情報を、送信コンポーネント30に転送することによって、送信コンポーネント30と対話することができるので、送信コンポーネント30は、汎用的なデータ接続を介したデータ14の送信のために、汎用的なデータ接続を識別する情報を、データ14とともにゲートウェイ108に転送することができる。
【0062】
別のアルゴリズムは、汎用的なデータ接続のサービスの品質の低下に基づいて、汎用的なデータ接続を使用することからアプリケーション固有の接続を使用することに切り替えるステップを含み得る。
【0063】
さらに別のアルゴリズムは、汎用的なデータ接続が有料のデータ接続であり、汎用的な有料のデータ接続と結びつけられるデータ使用量の残余が減っている場合、汎用的なデータ接続を使用することからアプリケーション固有の接続を使用することに切り替えるステップを含み得る。たとえば、データ使用量の残余において利用可能なデータの量が少なくなっている場合、切替コンポーネント36は、汎用的なデータ接続を使用することからアプリケーション固有の接続を使用することに切り替えることができるので、汎用的な有料のデータ接続のデータ使用量の残余を使い果たすことなく、データ14の送信を続けることができる。たとえば、モバイルデバイス102のユーザが、追加のデータ使用量を購入して残余を増やし、汎用的なデータ接続の継続的な使用を可能にすることを促される場合、切替コンポーネント36は、データ使用量の残余が少ない可能性があると判定することができる。アプリケーション固有の接続を使用することと、1つまたは複数の汎用的なデータ接続を使用することとを切り替えるべきかどうか判定するために、様々なアルゴリズムが使用され得ることを理解されたい。
【0064】
別の態様では、切替コンポーネント36は、アプリケーション18と関連付けられる様々なアプリケーション固有の接続を使用することを切り替えることができる。たとえば、複数のアプリケーション固有の接続アカウント20が、単一のアプリケーションと関連付けられ得る。あるアプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション18またはアプリケーションの高帯域幅対応バージョンに対する、高帯域幅のアプリケーション固有のデータ接続を提供することができ、一方別のアプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション18またはアプリケーションの低帯域幅対応バージョンに対する、低帯域幅のアプリケーション固有のデータ接続を提供することができる。切替コンポーネント36は、高帯域幅のアプリケーション固有のデータ接続を使用することと、低帯域幅のアプリケーション固有のデータ接続を使用することを切り替えることができる。したがって、モバイルデバイス102は、たとえば利用可能な帯域幅に基づいて、アプリケーション18の異なるバージョンに動的に接続することができる。
【0065】
データ接続マネージャ10はまた、検出されたデータ14を送信したアプリケーション18の動作を変更するように動作可能な、変更コンポーネント37を含み得る。たとえば、アプリケーションの動作を変更するステップは、限定はされないが、アプリケーションにデータのダウンロードを控えさせるステップ、アプリケーションに通信頻度を変更させるステップ、およびアプリケーションにデータ圧縮の使用を開始させるステップを含み得る。ある態様では、変更コンポーネント37は、アプリケーション18と関連付けられるアプリケーション固有のデータ接続を使用したことに応答して、アプリケーション18の動作を変更することができる。たとえば、ある態様では、変更コンポーネント37は、変更にさらされているものとしてデータ接続マネージャ10によって識別された(たとえば、アプリケーション固有の接続アカウント20のパラメータに対する比較動作などに基づいて)アプリケーションであり得る所与のアプリケーションからのデータを検出すると、そのアプリケーションにおいて、データ接続マネージャ10において、または送信機のような通信コンポーネントにおいて、上記のダウンロードの自制、通信頻度の変更、またはデータ圧縮の使用と関連付けられる1つまたは複数の設定を調整する、アルゴリズムを含み得る。
【0066】
図1に戻って参照すると、ゲートウェイ108は、モバイルデバイス102からの送信のためのデータを受信し、受信されたデータ14を送信するように動作可能な、サービスマネージャ44を含み得る。ゲートウェイ108は、複数のサービスプロバイダ110および/またはサーバ106と通信し得るので、サービスプロバイダ110および/またはサーバ106とのデータ接続を確立し、受信されたデータ14を送信することが可能であり得る。
【0067】
次に
図4を参照すると、サービスマネージャ44は、モバイルデバイス102(
図1)から送信されたデータ14およびデバイスID 32を受信するように動作可能な、受信コンポーネント46を有し得る。受信コンポーネント46はまた、データ14が関連付けられ得る、アプリケーション固有の接続アカウントID 28および/またはアプリケーションID 26を受信することができる。ある態様では、受信コンポーネント46はまた、モバイルデバイス102から汎用的なデータ接続ID 25を受信することができる。
【0068】
図1に戻って参照すると、サービスマネージャ44はまた、サービスプロバイダ110および/またはサーバ106にデータを送信するように構成される送信コンポーネント45を有してよく、受信されたデータ14を送信する。ある態様では、受信コンポーネント46がアプリケーション固有の接続アカウントID 28を受信すると、送信コンポーネント45は、アプリケーション固有の接続アカウント20のサービスプロバイダ110と関連付けられアプリケーション固有の接続を提供する、宛先ID 53を識別することができる。たとえば、アプリケーション固有の接続アカウントID 28は、宛先ID 53に対応する、IPアドレスまたはドメイン名を含み得る。
【0069】
加えて、かつ/または代替的に、受信コンポーネント42が汎用的なデータ接続ID 25を受信する場合、送信コンポーネント45は、汎用的なデータ接続ID 25により規定される汎用的なデータ接続へのアクセスを提供し、たとえば、WiFiデータ接続を介して、汎用的なデータ接続を使用してデータ14を送信することができる。
【0070】
図5および
図6を参照すると、サービスマネージャ44はまた、データ使用量アカウント38に従って、デバイスID 32(
図1)と関連付けられるデータ使用量を監視および/または追跡する、データプラン監視コンポーネント47を含み得る。データ使用量アカウント38は、アプリケーション固有の接続アカウント20に対応する許容されたユーザアカウントID 60の1つであり得る、ユーザアカウントID 39に対応してよく、またはそれを含んでよいことに留意されたい。さらに、データプラン監視コンポーネント47は、サーバ106などにおける、サーバベースのデータプラン監視コンポーネントに対応する、クライアント側のコンポーネントであり得ることに留意されたい。加えて、データ使用量アカウント38はまた、アプリケーション固有の接続についての、デバイス、ユーザ、またはアプリケーションと関連付けられるデータ使用量を追跡するために、たとえば、アプリケーション固有の接続アカウントID 28を介した、それぞれのアプリケーション固有の接続アカウント20に対応し得る。いずれの場合でも、データプラン監視コンポーネント47は、データ使用量をデバイスID 32と関連付けられるデータ使用量の残余68と比較する、比較コンポーネント74を含み得る。加えて、データプラン監視コンポーネント47は、送信されているデータが割り当てられたデータ使用量を超え、かつ/またはデータ接続を使用したデータの送信のためのパラメータと一致しない場合に、通知を生成する通知コンポーネント76を有し得る。
【0071】
ある態様では、データ14がアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられる場合、比較コンポーネント74は、送信されているデータを、アプリケーション固有の接続アカウント20によって規定されたパラメータと比較し、データ14の送信を許可するかどうかを判定することができる。たとえば、比較コンポーネント74は、サービスプロバイダ110と関連付けられる宛先ID 53が、アプリケーション固有の接続アカウント20によって提供される宛先ID 56(
図2)と一致するかどうかを判定することができる。宛先ID 53が宛先ID 56と一致すると比較コンポーネント74が判定する場合、通知コンポーネント76は、宛先ID 53が認められた宛先であることを示す通知を生成することができる。しかしながら、宛先ID 53が宛先ID 56と一致しない場合、通知コンポーネント76は、宛先ID 53が認められた宛先ではないことを示す通知を生成することができ、送信コンポーネント45は、通知を受信したことに基づいて、データ14の送信を防ぐことができる。
【0072】
さらに、比較コンポーネント74は、データ14の標識をアプリケーション固有の接続アカウント20と比較して、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用して送信されたデータが認められたデータのパラメータ内にあることを確実にすることができる。たとえば、比較コンポーネント74は、データ14のフィンガープリントを、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用するための認められたデータのフィンガープリントのリストと比較することができる。データ14のフィンガープリントが認められたデータのフィンガープリントと一致しない場合、通知コンポーネント76は、アプリケーション固有の接続アカウント20を介した送信をデータ14が認められていないことを示す通知を生成することができる。別の例では、比較コンポーネント74は、送信されているデータ14の量を、アプリケーション固有の接続アカウント20に対するデータ使用量閾値58(
図2)と比較することができる。送信されているデータ14の量がデータ使用量閾値58を超える場合、通知コンポーネント76は、送信されているデータ14の量がデータ使用量閾値58を超えるという通知を、生成することができる。
【0073】
図1に戻って参照すると、データプラン監視コンポーネント47は、送信コンポーネント45と通信して、データ14の送信を防ぐことができる。たとえば、通知コンポーネント76(
図5)が、データ14がアプリケーション固有の接続アカウント20のパラメータに適合しないという通知を生成する場合、データプラン監視コンポーネント47は、通知を送信コンポーネント45に送信することができる。送信コンポーネント45は、通知を受信して、データ14の送信を防ぐことができる。たとえば、送信コンポーネント45は、アプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられるサービスプロバイダ110との接続を確立することができない。送信コンポーネント45が、サービスプロバイダ110とのアプリケーション固有の接続を確立している場合、送信コンポーネント45は、アプリケーション固有の接続を介したデータ14のさらなる送信を防ぐことができる。したがって、データのフローを監視して、データ使用量を以前の使用量パターンと比較することによって、選択されたデータが、送信を防止および/または阻止され得る。
【0074】
加えて、ある態様では、データプラン監視コンポーネント47は、送信コンポーネント45と通信して、送信のためのデータの符号化に使用されるデータ圧縮アルゴリズムを変更することができる。たとえば、データ圧縮アルゴリズムの変更は、使用量またはネットワーク特性に基づき得る。
【0075】
ある態様では、サービスマネージャ44は、サーバ106と対話することができ、モバイルデバイスID 32と関連付けられるデータ使用量アカウント38を受信することができる。サービスマネージャ44は、モバイルデバイスID 32と関連付けられる複数のデータ使用量アカウント38を受信できることに留意されたい。加えて、サービスマネージャ44は、サーバ106からのデータ14と関連付けられる、アプリケーション固有の接続アカウント20を受信することができる。
【0076】
サービスマネージャ44は、サービスプロバイダ110とのデータ接続および/または汎用的なデータ接続を確立すべきかを判定するとき、受信されたデータ使用量アカウント38および/またはアプリケーション固有の接続アカウント20を使用することができる。
【0077】
上で述べられたように、サーバ106は、データプランマネージャ34を実行して、モバイルデバイス102と関連付けられるデータ使用量アカウント38を、記憶し、追跡し、管理することができる。データプランマネージャ34は、複数のモバイルデバイス102のためのデータ使用量アカウント38を記憶できることに留意されたい。加えて、サーバ106は、複数のアプリケーション固有の接続アカウント20を記憶して管理することができる。データプランマネージャ34は、ゲートウェイ108および/またはモバイルデバイス102から1つまたは複数のデバイスID 32を受信するように動作可能な、受信コンポーネント35を有し得る。加えて、受信コンポーネント35は、ゲートウェイ108および/またはモバイルデバイス102から、1つまたは複数のアプリケーション固有の接続アカウントIDを受信することができる。データプランマネージャ34は、受信されたデバイスID 32を使用して、デバイスID 32と関連付けられるデータ使用量アカウント38にアクセスすることができる。
【0078】
次に
図1および
図6を参照すると、データ使用量アカウント38は、データ使用量アカウント38と関連付けられるデバイスID 32を含み得る。モバイルデバイスは、モバイルデバイスと関連付けられる2つ以上のデータ使用量アカウント38を有し得ることに留意されたい。たとえば、モバイルデバイスは、音声通信のためのあるデータ使用量アカウントと、ビデオをダウンロードするための異なるデータ使用量アカウントとを有し得る。
【0079】
データ使用量アカウント38はまた、アカウントの残余64を含んでよく、アカウントの残余64は、データ使用量アカウント38を使用して送信され得るデータの量の、信用価値および/または金銭的価値を含み得る。アカウントの残余64は、アカウントの残余64に基づいて送信され得るデータの量を示すデータ使用量の残余68と、相関し得る。
【0080】
加えて、データ使用量アカウント38は、データ使用量アカウント38のための利用可能なデータ使用量の残余68を監視するように動作可能な、データ使用量閾値66を含み得る。データ使用量閾値66は、データ使用量の残余68を残余レベルの閾値70と比較して、データ使用量の残余68が残余レベルの閾値70に達しているかどうかを判定することができる。ある態様では、残余レベルの閾値70は、データ使用量の残余68が補充されるべきであるとき、たとえば、データ使用量の残余68に追加される追加のデータ使用量を示すことができる。したがって、データ使用量の残余68が残余レベルの閾値70に達する場合、たとえば、追加の信用価値および/または金銭的価値をアカウントの残余64に追加することによって、追加のデータ使用量がデータ使用量の残余68に追加され得る。追加の信用価値および/または金銭的価値は、データ使用量の残余68に追加されるべき、追加のデータ使用量と相関し得る。
【0081】
データプランマネージャ34はまた、データのフローを測定し、受信されたデータをデータ使用量の残余68と比較するように動作可能な、測定コンポーネント40を含み得る。測定コンポーネント40は、アカウントの残余64および/またはデータ使用量の残余68を調整するように動作可能な、残余調整コンポーネント42を含み得る。たとえば、残余調整コンポーネント42は、データがデータ使用量アカウント38を使用して送信されるに従って、データ使用量の残余68を減少させ得る。
【0082】
加えて、残余調整コンポーネント42は、追加の信用価値および/または金銭的価値がアカウントの残余64に追加されると、データ使用量の残余68を増加させ得る。たとえば、モバイルデバイス102のユーザは、追加のデータ接続を購入するように促され得る。ユーザは、電子メールデータ接続、ボイスオーバーIPデータ接続、インターネットブラウジングなどのような、異なるタイプのデータ接続を購入することを選択することができる。異なる費用が、異なるタイプのデータ接続と関連付けられ得ることに留意されたい。たとえば、インターネットブラウジングを購入するための費用は、ボイスオーバーIPデータ接続を購入するための費用よりも安いことがある。加えて、ユーザは、固有のアプリケーション18のためにデータ接続を購入するように促され得る。別の態様では、サービスプロバイダ110または他の第三者は、データ接続に対する追加のクレジットを提供するように促され得る。
【0083】
任意選択の態様では、モバイルデバイス102および/またはサーバ106は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を介したデータの交換に対するインセンティブをもたらすように動作可能な、インセンティブコンポーネント72を含み得る。援助されたアプリケーション固有のデータ接続は、限定はされないが、補助されたデータ接続(たとえば、サービスプロバイダのような第三者によって支払われる、または部分的に支払われる)を含み得る。したがって、モバイルデバイス102のユーザは、データプランを購入する必要なく、たとえば、無料で、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を使用し、かつ/または、第三者にデータ接続の一部を支払わせることが可能であり得る。
【0084】
データ接続を補助することによって、アプリケーションサービスプロバイダは、ネットワークに接続するための個々のデータ接続プランを有することをユーザに要求することなく、常時アプリケーションに対するアクセスをユーザに提供することによって、売上を向上させるための選択肢を与えられ得る。
【0085】
次に
図7を参照すると、ある態様によるデータ接続を管理するための方法700は、702において、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップを含む。たとえば、データ接続マネージャ10(
図1)は、アプリケーション18(
図1)が実行されるとき送信のためのデータ14(
図1)を検出する、検出コンポーネント12(
図1)を有し得る。データは、限定はされないが、アプリケーションが実行されるとき生成され得る、データパケットまたは任意の他のフォーマットの通信メッセージを含み得る。
【0086】
検出コンポーネント12はまた、アプリケーション固有の接続が利用可能であることを検出することができる。たとえば、モバイルデバイス102は、アクセスネットワーク104(
図1)のアクセスポイントによって送信されるブロードキャスト信号のような信号を聴取できる、1つの受信機または複数の異なる技術の受信機を有し得る。アプリケーション固有の接続が検出されると、検出コンポーネント12はまた、アプリケーション固有の接続アカウント20(
図2)がアプリケーション固有の接続と関連付けられることを検出することができる。
【0087】
さらに、データ接続マネージャ10は、検出されたデータ14がアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられるかどうか判定することができる、判定コンポーネント16(
図1)を有し得る。アプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション18に対応し得る。判定コンポーネント16は、データ14、たとえばデータ14のタイプまたは特性を、アプリケーション18に対応する既知のデータタイプおよび/または既知のデータ特性と比較して、データ14がアプリケーション18と関連付けられるかどうか、およびしたがって、アプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられるかどうかを、判定することができる。
【0088】
ある態様では、データ14は、限定はされないが、フィンガープリント、コード、ある値を有するあるビット、識別子、ヘッダ、データ14をアプリケーション18と結びつけるように構成されるソース識別子のような、標識を含み得る。判定コンポーネント16は、データ14の標識を検出して認識し、標識とアプリケーション18との関係を判定することができ、それによってデータ14をアプリケーション18と結びつける。データ14をアプリケーション18と結びつけることによって、判定コンポーネント16は、データ14がアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられると判定することができる。
【0089】
ある態様では、アプリケーション固有の接続アカウント20は、アプリケーション固有の接続アカウント20を使用したデータの送信のための、パラメータを確立することができる。パラメータは、限定はされないが、認証されたデバイスID 50、アプリケーションID 52、データタイプ54、宛先ID 56、およびユーザアカウントID 60、許容されるコンテンツ61、および標識63(
図2)を含み得る。判定コンポーネント16は、データ14内の情報、またはデータ14と関連付けられる情報(たとえば、ソース情報および/またはフィンガープリント)、およびアプリケーション18と関連付けられる情報を、アプリケーション固有の接続アカウント20のパラメータと比較して、データ14がアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられるかどうか判定するのを助けることができる。
【0090】
704において、方法はまた、検出に応答して、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、遠隔のネットワークゲートウェイにデータを送信するステップを含み得る。ある態様では、データ14がアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられることを検出したことに応答して、データ接続マネージャ10は、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウント20に起因するようにさせるように構成される遠隔のネットワークゲートウェイ108(
図1)にデータ14を送信できる、送信コンポーネント30を含み得る。たとえば、ゲートウェイ108は、アプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられるサービスプロバイダ110との、アプリケーション固有のデータ接続を確立して、アプリケーション固有のデータ接続を介してデータ14を送信することができる。
【0091】
次に
図8を参照すると、ある態様によるデータ接続を切り替えるための方法800は、802において、データを送信するための、アプリケーション固有のデータ接続の使用と汎用的なデータ接続の使用を自動的に切り替えるステップを含む。たとえば、モバイルデバイス102(
図1)は、アプリケーション固有のデータ接続を使用することと汎用的なデータ接続を使用することを切り替えることができる、切替コンポーネント36(
図1)を有し得る。
【0092】
ある態様では、アプリケーション固有のデータ接続の使用と汎用的なデータ接続の使用を自動的に切り替えるステップは、アプリケーション固有のデータ接続の使用から汎用的なデータ接続の使用に切り替えるステップを含み得る。たとえば、アプリケーション固有のデータ接続と関連付けられるデータ使用量アカウント38(
図1)が使い果たされると、切替コンポーネント36は、アプリケーション固有のデータ接続を使用することから汎用的なデータ接続を使用することに切り替えることができる。
【0093】
方法は、任意選択で、804において、汎用的なデータ接続の利用可能性を検出するステップを含んでよく、806において、方法は、汎用的なデータ接続が検出されると、汎用的なデータ接続からサービス固有のデータ接続に自動的に切り替えるステップを含み得る。たとえば、モバイルデバイスは、汎用的なデータ接続、たとえばWiFiルータが利用可能であることを検出することができる。ある態様では、モバイルデバイス102(
図1)は、信号を聴取することができる、1つの受信機または複数の異なる技術の受信機を有してよく、汎用的なデータ接続信号が検出されると、データ接続マネージャ10(
図1)は、検出された汎用的なデータ接続を使用することに自動的に切り替えることができる。
【0094】
808において、方法は、任意選択で、汎用的なデータ接続の品質の低下を検出するステップを含んでよく、810において、検出に基づいて、汎用的なデータ接続からアプリケーションサービス固有のデータ接続に自動的に切り替えるステップを含んでよい。たとえば、モバイルデバイス102が汎用的なデータ接続のサービスの品質の低下を検出すると、データ接続マネージャ10は、汎用的なデータ接続を使用することからアプリケーション固有の接続を使用することに自動的に切り替えることができる。サービスの品質の低下は、限定はされないが、サービスの品質の低下の中でもとりわけ、データ送達時間(たとえば、レイテンシ)の上昇、データスループットの低下、およびデータパケットの脱落を含み得る。
【0095】
次に
図9を参照すると、ある態様によるデータ接続を管理するための方法900は、902において、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用を含む事象の発生を検出するステップを含む。たとえば、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用は、認められていない宛先にデータを送信することを含み得る。アプリケーション固有のデータ接続の別の許容されない使用は、アプリケーションの通常のデータトラフィックに対して予測されるデータ使用量を超えてデータを送信することを含み得る。加えて、許容されない使用は、データのフィンガープリントが、データ送信のための認められたフィンガープリントのセットと一致しないことを含み得る。
【0096】
たとえば、ゲートウェイ108(
図1)は、アプリケーション固有の接続を介してデータ14(
図1)のフローを監視する、データプラン監視コンポーネント47を有し得る。データプラン監視コンポーネント47は、データフローを監視することができ、データ使用量の予測されない急増のような事象が発生すると、データプラン監視コンポーネント47は、その事象が発生したことを示す通知を生成することができる。上の例に加えて、アプリケーション固有のデータ接続の種々の他の許容されない使用が発生し得ることに留意されたい。
【0097】
904において、方法は、検出された事象の発生に基づいて、アプリケーション固有のデータ接続を介したデータの送信を防ぐステップを含み得る。ある態様では、ゲートウェイ108は、検出された事象が発生したという通知を受信すると、アプリケーション固有の接続を介したデータ14の送信を防ぐことができる。たとえば、データプラン監視コンポーネント47が、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用が発生したという通知を生成すると、ゲートウェイ108は、アプリケーション固有の接続を介したデータ14の送信を防ぐことができる。アプリケーション固有の接続を使用したデータフローを監視して、そのデータフローと、アプリケーション固有の接続を使用してデータを送信するための通常のデータトラフィックおよび/またはパラメータを比較することによって、ゲートウェイは、アプリケーション固有の接続の不適切な使用を防ぐことができる。
【0098】
次に
図10を参照すると、ある態様による援助されたデータ接続を提供するための方法1000は、1002において、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を通じてアプリケーションデータを交換するステップを含む。援助されたアプリケーション固有のデータ接続は、たとえば、サービスプロバイダのような第三者によって支払われる、または部分的に支払われるデータ接続を含み得る。
【0099】
ある態様では、サービスプロバイダ110(
図1)は、データ接続を無料で提供することができるので、モバイルデバイス102のユーザは、ゲームアプリケーションと関連付けられるウェブサイトからアイテムを購入および/またはダウンロードすることができる。たとえば、ユーザは、モバイルデバイス102上でゲームアプリケーション18を起動することができ、サービスプロバイダ110は、ゲームアプリケーション18と関連付けられるウェブサイトへの援助されたデータ接続を提供することができるので、ユーザは、ゲームアプリケーション18と関連付けられるゲームをダウンロードおよび/または購入することができる。
【0100】
ユーザが電子書籍アプリケーションのような別のアプリケーションを実行する場合、サービスプロバイダ110は、電子書籍アプリケーションのためのデータ接続を援助しないことがあるので、モバイルデバイス102は、
図1〜
図6に関して上で論じられたように、電子書籍アプリケーションのためのデータ接続を確立する必要があり得ることに留意されたい。
【0101】
1004において、方法は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を介したアプリケーションデータの交換に対するインセンティブをもたらすステップを含み得る。インセンティブは、限定はされないが、低減されたデータ料金、追加のデータ使用量の残余、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を使用してアイテムを購入するのを促進すること(たとえば、電子書籍の購入に対する値引きを行うこと、または商品を無料で配ること)を含み得る。たとえば、サービスプロバイダ110は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を使用するインセンティブを、モバイルデバイス102のユーザに提供することができる。加えて、サービスプロバイダ110は、援助されたデータ接続を使用してデータを送信するインセンティブを、ゲートウェイ108に提供することができる。
【0102】
次に
図11を参照すると、ある態様によるデータプランを管理するための方法1100は、1102において、アプリケーション固有のデータ接続アカウントと関連付けられているデータに基づいてモバイルデバイスがデータを送信した結果として、モバイルデバイスから送信されたデータを受信するステップを含む。たとえば、サーバ106(
図1)は、データ14(
図1)を送信したモバイルデバイス102(
図1)と関連付けられる、デバイスID 32(
図1)を受信することができる。加えて、サーバ106は、データ14と関連付けられるアプリケーション固有のデータ接続アカウント20(
図1)のための、アプリケーション固有の接続アカウントID 22を受信することができる。
【0103】
1104において、方法は、モバイルデバイスと関連付けられるデータ使用量アカウントを読み出すステップを含んでよく、データ使用量アカウントは、データ使用量閾値を含む。ある態様では、サーバ106は、デバイスID 32と関連付けられるデータ使用量アカウント38を読み出すことができる。データ使用量アカウント38は、データ使用量アカウント38を使用してデータを送信するための利用可能なデータ使用量の残余68(
図6)を伴う、データ使用量閾値66(
図6)を含み得る。
【0104】
加えて、1106において、方法は、データ使用量閾値に基づいて、受信されたデータを処理するステップを含み得る。たとえば、サーバ106は、データ使用量アカウント38を使用して送信されたデータの量を測定する測定コンポーネント40(
図1)を含んでよく、データ使用量の残余68とデータ使用量閾値66を比較して、受信されたデータがデータ使用量の残余68内にあることを確実にできる。
【0105】
方法は、任意選択で、1108において、受信されたデータに基づいて、データ使用量アカウントの利用可能なデータ使用量の残余を減らすステップを含み得る。たとえば、測定コンポーネント40は、データがデータ使用量アカウント38を使用して送信されるに従って、利用可能なデータ使用量の残余68を減少させることができる、残余調整コンポーネント41を含む。
【0106】
方法はまた、任意選択で、1110において、データ使用量アカウントに新たなデータ使用量を追加するステップを含み得る。たとえば、測定コンポーネント40は、利用可能なデータ使用量の残余68に追加のデータ使用量を追加し得る、残余調整コンポーネント41を含み得る。ある態様では、測定コンポーネント40は、利用可能なデータ使用量の残余68がデータ使用量閾値70に近づいている可能性があると判定することができ、利用可能なデータ使用量の残余68に追加のデータ使用量を追加するように、残余調整コンポーネント41を促すことができる。たとえば、モバイルデバイス102のユーザは、追加のデータ使用量と等価な金銭的価値を提供するように促され得る。加えて、かつ/または代替的に、接続が援助されたデータ接続である場合、サービスプロバイダまたは第三者が、追加のデータ使用量と等価な追加のクレジットを提供するように促され得る。
【0107】
したがって、モバイルデバイスおよび/またはアプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータプランは、データが送信されるに従って動的に変えられ得る。たとえば、モバイルデバイスのユーザは、利用可能なデータ使用量の残余が使い果たされると、追加のデータ接続に対して支払うことが可能であり得る。さらに、利用可能なデータ使用量の残余が使い果たされると、モバイルデバイスは、アプリケーション固有の接続アカウントおよび/または汎用的なデータ接続を使用するのを選択することができる。したがって、ユーザは、ユーザが購入するデータプランおよび/またはモバイルデバイスによってアクセスされるデータ接続に基づいて、1つまたは複数のネットワークに対する、アドホックデータ接続またはオンデマンドデータ接続を有し得る。したがって、任意の時間において、または任意の位置でアプリケーションにアクセスできる一方、特定のアプリケーションに対する費用の節約も実現する。
【0108】
次に
図12を参照すると、データ接続の管理のために構成されたシステム1200が示される。たとえば、システム1200は、送信機、モバイルデバイスなどの中に少なくとも部分的に存在してよい。システム1200は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る機能ブロックを含むものとして表されていることを諒解されたい。システム1200は、データ接続の管理を容易にする電気コンポーネントの論理的グルーピング1202を含む。たとえば、論理的グルーピング1202は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するためのコンポーネント1204を含み得る。さらに、論理的グルーピング1202は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される、遠隔のネットワークゲートウェイにデータを送信するためのコンポーネント1206を含み得る。加えて、システム1200は、電気コンポーネント1204および1206と関連付けられる機能を実行するための命令を保持するメモリ1208を含み得る。電気コンポーネント1204および1206の1つまたは複数は、メモリ1208の外部にあるものとして示されているが、メモリ1208内に存在してもよいことを理解されたい。
【0109】
次に
図13を参照すると、データ接続の管理のために構成されたシステム1300が示される。たとえば、システム1300は、送信機、モバイルデバイスなどの中に少なくとも部分的に存在してよい。システム1300は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る機能ブロックを含むものとして表されていることを諒解されたい。システム1300は、データ接続の管理を容易にする電気コンポーネントの論理的グルーピング1302を含む。たとえば、論理的グルーピング1302は、事象の発生を検出するためのコンポーネント1304を含んでよく、検出された事象は、アプリケーション固有のデータ接続の許容されない使用を含む。加えて、論理的グルーピング1302は、検出された事象の発生に基づいて、アプリケーション固有のデータ接続を介したデータのさらなる送信を防ぐためのコンポーネント1306を含み得る。加えて、システム1300は、電気コンポーネント1304および1306と関連付けられる機能を実行するための命令を保持するメモリ1308を含み得る。電気コンポーネント1304および1306の1つまたは複数は、メモリ1308の外部にあるものとして示されているが、メモリ1308内に存在してもよいことを理解されたい。
【0110】
次に
図14を参照すると、援助されたデータ接続を提供するために構成されたシステム1400が示される。たとえば、システム1400は、送信機、モバイルデバイスなどの中に少なくとも部分的に存在してよい。システム1400は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る機能ブロックを含むものとして表されていることを諒解されたい。システム1400は、援助されたデータ接続の提供を容易にする電気コンポーネントの論理的グルーピング1402を含む。たとえば、論理的グルーピング1402は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を通じてアプリケーションデータを交換するためのコンポーネント1404を含み得る。さらに、論理的グルーピング1402は、援助されたアプリケーション固有のデータ接続を介したアプリケーションデータの交換に対するインセンティブをもたらすためのコンポーネント1406を含み得る。加えて、システム1400は、電気コンポーネント1404および1406と関連付けられる機能を実行するための命令を保持するメモリ1408を含み得る。電気コンポーネント1404および1406の1つまたは複数は、メモリ1408の外部にあるものとして示されているが、メモリ1408内に存在してもよいことを理解されたい。
【0111】
次に
図15を参照すると、データ接続を切り替えるために構成されたシステム1500が示される。たとえば、システム1500は、送信機、モバイルデバイスなどの中に少なくとも部分的に存在してよい。システム1500は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る機能ブロックを含むものとして表されていることを諒解されたい。システム1500は、データ接続の切替を容易にする電気コンポーネントの論理的グルーピング1502を含む。たとえば、論理的グルーピング1502は、データを送信するための、アプリケーション固有のデータ接続の使用と汎用的なデータ接続の使用を、自動的に切り替えるためのコンポーネント1504を含み得る。加えて、システム1500は、電気コンポーネント1504と関連付けられる機能を実行するための命令を保持するメモリ1504を含み得る。メモリ1504の外部にあるものとして示されているが、電気コンポーネント1504はメモリ1504内に存在し得ることを理解されたい。
【0112】
次に
図16を参照すると、データプランを管理するために構成されたシステム1600が示される。たとえば、システム1600は、送信機、モバイルデバイスなどの中に少なくとも部分的に存在してよい。システム1600は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る機能ブロックを含むものとして表されていることを諒解されたい。システム1600は、データプランの管理を容易にする電気コンポーネントの論理的グルーピング1602を含む。たとえば、論理的グルーピング1602は、データがアプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられることに基づいてモバイルデバイスがデータを送信した結果として、ネットワークデバイスにおいて、モバイルデバイスから送信されたデータを受信するためのコンポーネント1604を含み得る。さらに、論理的グルーピング1602は、モバイルデバイスと関連付けられるデータ使用量アカウントを読み出すためのコンポーネント1606を含んでよく、データ使用量アカウントは、データ使用量閾値を含む。論理的グルーピング1602はまた、データ使用量閾値に基づいて、受信されたデータを処理するためのコンポーネント1608を含み得る。加えて、システム1600は、電気コンポーネント1604、1606、および1608と関連付けられる機能を実行するための命令を保持するメモリ1610を含み得る。電気コンポーネント1604、1606、および1608の1つまたは複数は、メモリ1610の外部にあるものとして示されているが、メモリ1610内に存在してもよいことを理解されたい。
【0113】
次に
図17を参照すると、ある態様による接続システム内で動作可能な例示的なモバイルデバイス102が示される。一態様では、モバイルデバイス102は、本明細書で説明されるコンポーネントおよび機能のうちの1つまたは複数と関連付けられる処理機能を実行するためのプロセッサ80を含み得る。プロセッサ80は、プロセッサまたはマルチコアプロセッサの単一のセットまたは複数のセットを含み得る。さらに、プロセッサ80は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装され得る。
【0114】
モバイルデバイス102は、プロセッサ80によって実行されているアプリケーションのローカルバージョンを記憶することなどを目的としたメモリ82をさらに含み得る。メモリ82は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せのような、コンピュータが使用できるタイプのメモリを含み得る。
【0115】
さらに、モバイルデバイス102は、本明細書で説明されるように、ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを利用して、1つまたは複数の相手との通信を確立し維持することを可能にする通信コンポーネント84を含む。通信コンポーネント84は、モバイルデバイス102上のコンポーネント間の通信、ならびにモバイルデバイス102と、通信ネットワーク中に位置するデバイスおよび/またはモバイルデバイス102に直列もしくはローカルに接続されたデバイスのような外部デバイスとの間の通信を伝え得る。たとえば、通信コンポーネント84は、1つまたは複数のバスを含んでもよく、外部デバイスとのインターフェースをとるように動作可能な送信機および受信機とそれぞれ関連付けられる、送信チェーンコンポーネントおよび受信チェーンコンポーネントをさらに含み得る。
【0116】
加えて、モバイルデバイス102は、本明細書で説明される態様に関連して使用される情報、データベース、およびプログラムの大容量記憶を可能にする、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せであり得るデータ記憶装置86をさらに含み得る。たとえば、データ記憶装置86は、プロセッサ80によって現在実行されていないアプリケーションのためのデータリポジトリであり得る。
【0117】
モバイルデバイス102は加えて、モバイルデバイス102のユーザからの入力を受信するように動作可能であり、ユーザへの提示のための出力を生成するようにさらに動作可能な、ユーザインターフェースコンポーネント88を含み得る。ユーザインターフェースコンポーネント88は、限定はされないが、キーボード、ナンバーパッド、マウス、タッチ感知式ディスプレイ、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロフォン、音声認識コンポーネント、ユーザからの入力を受け取ることが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む1つまたは複数の入力デバイスを含み得る。さらに、ユーザインターフェースコンポーネント88は、限定はされないが、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバック機構、プリンタ、ユーザに出力を提示することが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む1つまたは複数の出力デバイスを含み得る。
【0118】
モバイルデバイス102はまた、データ接続マネージャ10(
図1)を含み得る。ある態様では、ユーザインターフェースコンポーネント88は、データ接続マネージャ10の動作に対応するメッセージを送信および/または受信することができる。加えて、プロセッサ80はデータ接続マネージャ10を実行し、メモリ82またはデータ記憶装置86はそれらを記憶することができる。
【0119】
次に
図18を参照すると、さらに別の態様による接続システム内で動作可能な例示的なサーバデバイス106が示される。サーバ106は、アクセスネットワーク104に関するネットワーク接続の問題を管理する。サーバ106は、本明細書で説明されるコンポーネントおよび機能のうちの1つまたは複数と関連付けられる処理機能を実施するためのプロセッサコンポーネント70を含む。プロセッサコンポーネント70は、プロセッサまたはマルチコアプロセッサの単一のセットまたは複数のセットを含み得る。その上、プロセッサコンポーネント70は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装され得る。
【0120】
サーバ106は、プロセッサコンポーネント70によって実行されているアプリケーションのローカルバージョンを記憶することなどを目的としたメモリ72をさらに含む。メモリ72は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、およびそれらの組合せを含み得る。
【0121】
さらに、サーバ106は、本明細書で説明されるように、ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを利用して、1つまたは複数の相手との通信を確立し維持することを可能にする通信コンポーネント74を含む。通信コンポーネント74は、サーバ106上のコンポーネント間の通信、ならびにサーバ106と、通信ネットワーク中に位置するデバイスおよび/またはサーバ106に直列もしくはローカルに接続されたデバイスのような外部デバイスとの間の通信を伝え得る。
【0122】
加えて、サーバ106は、本明細書で説明される態様に関連して使用される情報、データベース、およびプログラムの大容量記憶を可能にするハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せであり得るデータ記憶装置76をさらに含み得る。たとえば、データ記憶装置76は、現在実行されていないアプリケーションのためのデータリポジトリであり得る。
【0123】
サーバ106はまた、データプランマネージャ34(
図1)を含み得る。ある態様では、通信コンポーネント74は、データプランマネージャ34の動作に対応するメッセージを送信および/または受信することができる。加えて、プロセッサ70はデータプランマネージャ34を実行することができ、メモリ72はそれらを記憶することができる。
【0124】
次に
図19を参照すると、1つの変形形態では、通信システム100は、モバイルデバイス102およびゲートウェイ108と通信する、追加のゲートウェイ112を含み得る。ある態様では、ゲートウェイ112は、限定はされないが、モバイルネットワーク事業者およびモバイル仮想ネットワーク事業者のような、アクセスプロバイダによって運用されるアクセスゲートウェイであってよい。
【0125】
ゲートウェイ112は、モバイルデバイス102から送信されたデータ14(
図1)を検出するように動作可能な、検出コンポーネント43を有し得る。たとえば、検出コンポーネント43は、モバイルデバイス102から送信されたデータ送信を監視し、かつ/または、モバイルデバイス102から送信されたデータ送信を受信することができる。ある態様では、検出コンポーネント43は、データ14がアプリケーション固有の接続アカウント20(
図2)と関連付けられることを、たとえば、データ14とともに送信されたアプリケーション固有の接続アカウントID 28を検出することによって、検出することができる。加えて、検出コンポーネント43は、データ14内の情報、またはデータ14と関連付けられる情報(たとえば、ソース情報および/またはフィンガープリント)を、アプリケーション固有の接続アカウント20のパラメータと比較して、データ14がアプリケーション固有の接続アカウント20と関連付けられるかどうか判定するのを助けることができる。
【0126】
ゲートウェイ112はまた、検出コンポーネント43によって検出されるデータの転送が起きるのを許可するように動作可能な、データ転送コンポーネント49を有し得る。たとえば、アプリケーション固有の接続アカウント20は、ゲートウェイ108を直接指す標識63(
図2)(たとえば、IPアドレス、FQDN、またはURL)を含み得る。ある態様では、データ転送コンポーネント49は、標識63を使用してゲートウェイ108を識別し、モバイルデバイス102からゲートウェイ108へのデータ14の検出された転送が起きるのを許可することができる。
【0127】
ある態様では、アプリケーション固有の接続アカウント20と結びつけられた許容された遠隔のネットワークゲートウェイ108に対応するサービスプロバイダ110の宛先ID 53(
図1)のような宛先にデータ14が送信されることを、検出コンポーネント43が検出すると、データ転送コンポーネント49は、検出されたデータ14のゲートウェイ108への送信が続くのを許可することができ、データ転送コンポーネント49は、検出されたデータ転送が起きるのを許可することができる。
【0128】
加えて、特定のアプリケーション18(
図1)のアプリケーションID 26(
図1)のようなデータ14が、アプリケーション固有の接続アカウント20と結びつけられる許容された遠隔のネットワークゲートウェイ108に対応するソースから送信されることを、検出コンポーネント43が検出する場合、データ転送コンポーネント49は、検出されたデータ転送が起きるのを許可することができる。さらに、ある態様では、データ14は、限定はされないが、フィンガープリント、コード、ある値を有するあるビット、識別子、ヘッダ、データ14をアプリケーション18と結びつけるように構成されるソース識別子のような、標識を含み得る。判定コンポーネント16は、データ14の標識を検出して認識し、標識とアプリケーション18との関係を判定することができ、それによってデータ14をアプリケーション18と結びつける。
【0129】
別の態様では、検出されたデータ14が汎用的なデータ接続と関連付けられる場合、データ転送コンポーネント49は、検出されたデータ14が、汎用的なデータ接続を使用して送信されるようにし得る。たとえば、検出されたデータ14が汎用的なデータ接続ID 25(
図1)と関連付けられる場合、データ転送コンポーネント49は、検出されたデータ14の送信を、汎用的なデータ接続ID 25と関連付けられる汎用的なデータ接続に起因するようにさせ得る。たとえば、汎用的なデータ接続は、ゲートウェイ112と関連付けられるネットワークゲートウェイ事業者によって制御される、インターネットアクセスであり得る。
【0130】
次に
図20を参照すると、ある態様によるデータ接続を管理するための方法2000は、2002において、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するステップを含む。ある態様では、ゲートウェイ112(
図19)は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるモバイルデバイス102(
図19)から送信されたデータ送信を検出することができる。たとえば、ゲートウェイ112は、モバイルデバイス102から送信されたデータ送信を受信し、かつ/または、モバイルデバイス102から送信されたデータ送信を監視することができる。ある態様では、検出コンポーネント43(
図19)は、アプリケーション固有の接続アカウントと結びつけられた許容された遠隔のネットワークゲートウェイ108(
図19)に対応する宛先にデータが送信されるのを、検出することができる。別の態様では、検出コンポーネント43は、データがソースから送信されるのを、または、アプリケーション固有の接続アカウントに対応する他の標識を含むのを、検出することができる。
【0131】
2004において、方法はまた、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、検出されたデータの転送が起きることを許可するステップを含み得る。ある態様では、データ転送コンポーネント49(
図19)は、データの送信をアプリケーション固有の接続アカウントに起因するようにさせるように構成される遠隔のネットワークゲートウェイ108に、検出されたデータが送信されるのを許可し得る。
【0132】
加えて、方法は任意選択で、追加のデータを受信するステップと、追加のデータの送信を引き起こすステップとを含み得る。ある態様では、追加のデータは、ネットワークゲートウェイ事業者によって提供および/または制御されるインターネットアクセスのような、汎用的な接続アカウントに起因するデータを含み得る。たとえば、ゲートウェイ112は、追加のデータを受信することができ、検出コンポーネント43(
図19)は、データがモバイルデバイス102によって送信される汎用的なデータ接続と関連付けられるのを、検出することができる。加えて、ゲートウェイ112は、追加のデータの送信を、追加のデータと関連付けられる汎用的なデータ接続に起因するようにさせ得る。
【0133】
次に
図21を参照すると、データ接続の管理のために構成されたシステム2100が示される。たとえば、システム2100は、送信機、モバイルデバイスなどの中に少なくとも部分的に存在してよい。システム2100は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る機能ブロックを含むものとして表されていることを諒解されたい。システム2100は、データ接続の管理を容易にする電気コンポーネントの論理的グルーピング2102を含む。たとえば、論理的グルーピング2102は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出するためのコンポーネント2104を含み得る。さらに、論理的グルーピング2102は、アプリケーション固有の接続アカウントと関連付けられるデータを検出したことに応答して、検出されたデータの転送が起きることを許可するためのコンポーネント2106を含み得る。加えて、システム2100は、電気コンポーネント2104および2106と関連付けられる機能を実行するための命令を保持するメモリ2108を含み得る。電気コンポーネント2104および2106の1つまたは複数は、メモリ2108の外部にあるものとして示されているが、メモリ2108内に存在してもよいことを理解されたい。
【0134】
本出願で使用される場合、「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はされないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのような、コンピュータ関連のエンティティを含むものとする。たとえば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方が、コンポーネントであり得る。1つまたは複数のコンポーネントが、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在してよく、1つのコンポーネントが、1つのコンピュータ上に局在してよく、かつ/または2つ以上のコンピュータ間に分散してよい。加えて、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらのコンポーネントは、信号によって、ローカルシステム、分散システム中の別のコンポーネントと対話し、かつ/またはインターネットのようなネットワークにわたって他のシステムと対話する1つのコンポーネントからのデータのような1つまたは複数のデータパケットを有する信号に従うなどして、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスによって通信し得る。
【0135】
さらに、本明細書では、有線端末またはワイヤレス端末であり得る端末に関する様々な態様が説明される。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。その上、様々な態様が、基地局に関連して、本明細書で説明される。基地局は、ワイヤレス端末と通信するために使用されてもよく、アクセスポイント、Node B、または何らかの他の用語で呼ばれることもあり得る。
【0136】
さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを利用する」という語句は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを利用する」という語句は、XはAを利用する、XはBを利用する、またはXはAとBの両方を利用するという例のいずれかによって満たされる。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲で使用される冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を指すことが文脈から明白でない限り、全般に「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
【0137】
本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のシステムのような、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などのような無線技術を実装することができる。UTRAは、Wideband-CDMA(W-CDMA)およびCDMAの他の変形形態を含む。さらに、cdma2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856規格をカバーする。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))のような無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E-UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(WiFi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどのような無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC-FDMAを利用する、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSM(登録商標)は、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは加えて、不対無認可スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、BLUETOOTH(登録商標)および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用する、ピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムを含み得る。
【0138】
いくつかのデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含み得るシステムに関して、様々な態様または特徴が提示される。様々なシステムが、追加のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含んでもよく、かつ/または各図に関連して論じられるデバイス、コンポーネント、モジュールなどのすべてを含むとは限らないことを、理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
【0139】
本明細書で開示される実施形態に関して説明される様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または、本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって、実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、汎用プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または、任意の他のそのような構成として実装され得る。加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上で説明されたステップおよび/またはアクションの1つまたは複数を実行するように動作可能な、1つまたは複数のモジュールを含み得る。
【0140】
さらに、本明細書で開示された態様に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、直接ハードウェアで実施されてよく、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されてよく、またはその2つの組合せで実施されてよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。さらに、ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別コンポーネントとして存在し得る。加えて、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せ、またはそのセットとして存在し得る。
【0141】
1つまたは複数の態様では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。各機能は、ソフトウェアで実装される場合、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されてよく、または、コンピュータ可読媒体上で送信されてよい。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0142】
上記の開示は、例示的な態様および/または実施形態について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義される、説明された態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変が本明細書で行われ得ることに留意されたい。さらに、説明された態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明または特許請求され得るが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。加えて、任意の態様および/または実施形態の全部または一部は、別段述べられていない限り、任意の他の態様および/または実施形態の全部または一部とともに利用され得る。