(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1に示す、飲料容器である例えば、トレーニングコップ1は、乳幼児等が飲料を飲む練習等をするためのコップである。トレーニングコップ1は、
図1に示すように、乳幼児等が飲む飲料を収容するための容器本体である例えば、コップ本体2を有すると共に、このコップ本体2の開口側(本実施の形態では、
図1中上側)を覆うように配置される中蓋3を有している。
この中蓋3とコップ本体2の開口側とは、一方側に設けられている雄ねじと、他方側に設けられている雌ねじとを締める方向に移動させることで、中蓋3がコップ本体2に固定されると共に、これらのネジを緩める方向に移動させることで、中蓋3をコップ本体2から取り外すことが可能な構成となっている。
すなわち、トレーニングコップ1の利用者等は、コップ本体2の開口側から飲料をコップ本体2内に収容させた後に、ネジで固定することで、その開口側を中蓋3で確実に覆うことができる。
【0018】
中蓋3には、
図1に示すように,内部の飲料を飲む乳幼児等が、その手でつかみ、保持するためのハンドル3aが、例えば、2つ両側に形成されている。この2つのハンドル3a,3aは、それぞれ、乳幼児等がつかみ易いように、コップ本体2から離間する方向に突出するように、やや湾曲した形状となっている。
また、中蓋3には、
図1に示すように、乳幼児等が口から飲料を口腔内に導き易くするための飲み口部3cが外方に突出するように形成されている。
【0019】
図3に示すように、中蓋3には、
図1のコップ本体2と連通している開口部である例えば、略円形の中蓋開口3bが飲み口部3c寄りに偏移した位置に形成されている。
また、この中蓋3には、
図3に示すように、中蓋開口3bの周縁にゴム製のパッキン5が取り付けられている。このパッキン5には、中蓋開口3bに対応して、パッキン開口5dが形成されている。
このパッキン開口5dの周囲には、
図3の中蓋開口3bから立ち上がるように形成されている壁状のパッキン壁部5cが設けられると共に、その周囲の一部には、パッキン壁部5cを切り欠いて、
図3に示すような飲料流出口5bが形成されている。この飲料流出口5bは、中蓋3の飲み口部3cに対応して形成されている。
このため、コップ本体2内の飲料は、
図3の中蓋開口3b、飲料流出口5b及び飲み口部3cを介して、乳幼児等の口腔内に供給されることになる。
【0020】
また、
図3の中蓋開口3b及びパッキン開口5dに対しては、
図2に示すように、この中蓋開口3b等を覆うような開閉部である例えば、閉塞蓋6が形成されている。
この閉塞蓋6には、その中蓋3側(
図2の下側)に向かって壁状の閉塞蓋壁6bが突出するように形成されている。
この閉塞蓋壁6bは、
図3のパッキン壁部5cと同様の円弧状を成し、パッキン壁部5cの内側に密着して、パッキン壁部5cに沿って、円弧状(
図2の矢印Rの方向)に移動可能な構成となっている。
すなわち、閉塞蓋6は、中蓋開口3bを中心として、
図2の矢印Rの方向に、円弧状に移動可能な構成となっている。
【0021】
また、閉塞蓋6の上蓋4側(
図2の上側)には、起立するように摘み部6cが形成されている。このため、利用者が摘み部6cを摘んで、
図2の矢印Rの方向に動かすことで、閉塞蓋6を円弧状に移動させ易い構成となっている。
一方、閉塞蓋壁6bには、開口を形成するための切り欠かれた部分等である閉塞蓋開口6aが形成されている。
このため、利用者等が閉塞蓋6を動かし、閉塞蓋6の閉塞蓋開口6aの位置を、
図3の飲料流出口5bに合わせることで、コップ本体2内の飲料が、この閉塞蓋開口6aを介して、飲み口部3c側に供給される構成となっている。
【0022】
一方、
図2の閉塞蓋開口6aが、飲料流出口5bに対応した位置から矢印Rのいずれかの方向、例えば、
図2において左側に移動し、この閉塞蓋開口6aの全体が、
図3の飲料流出口5bパッキン壁部5cの内側に移動した場合は、
図3の飲料流出口5bは、
図2の閉塞蓋壁6bで塞がれ、コップ本体2内の飲料は、漏れ出すことがない。
特に、パッキン壁部5cはゴムで形成されているため弾性があるので、パッキン壁部5cと閉塞蓋壁6bとは、密着し、飲料の漏出をより精度よく防ぐことができる。
【0023】
閉塞蓋6が
図4に示す閉状態である例えば、閉塞位置に配置されたとき、閉塞蓋6の一側部である閉塞蓋側部6dは、斜めに傾いた状態となる。
【0024】
ところで、中蓋3の
図1の上側には、中蓋3を覆うように蓋部である例えば、上蓋4が、中蓋3に対し開閉可能に形成されている。
また、
図5に示すように、上蓋4の内側には、その内側から突出するように、阻害部である例えば、被覆阻害用突起4bが形成されている。
そして、
図5の上蓋4を中蓋3の閉塞蓋6、飲料流出口5b、中蓋開口3b及び飲み口部3c等を覆うように、中蓋3側に完全に配置、すなわち、閉めたときは、
図5の被覆阻害用突起4bの閉塞蓋当接部4baが、閉塞蓋6が
図4の閉塞位置に配置された際の閉塞蓋側部6dの位置に沿って配置される構成となっている。
このように、本実施の形態では、閉塞蓋当接部4baが、閉塞蓋側部6dの形状に対応した形状を有している。
【0025】
したがって、本実施の形態では、閉塞蓋6を飲料流出口5b、中蓋開口3b等からの飲料の供給を阻害する閉塞位置に配置したときに限り、上蓋4が中蓋3に対して閉まる構成となっている。
さらに、上蓋4が中蓋3に対して完全に閉まると、上蓋4の閉塞蓋当接部4baが閉塞蓋6の閉塞蓋側部6dに当接し、閉塞蓋6の
図2の矢印Rの方向の移動を規制する。
このため、利用者等が、トレーニングコップ1の上蓋4を閉めて持ち運ぶ際に、閉塞蓋6が誤って移動し、開状態となり、コップ本体2内の飲料が上蓋4内に漏れ出すことを未然に防止することができる。
【0026】
また、上蓋4が、中蓋3側に移動して閉まった状態となると、
図1に示すように、上蓋4は、飲み口部3cまで覆うように配置される。このため、利用者等がトレーニングコップ1をバッグ等で持ち運ぶ際に、飲み口部3cがバッグ内等で突出することがなく、利用者にとって扱い易い構成となっていると共に衛生上好ましい状態で持ち運べることになる。
【0027】
また、一方、閉塞蓋6の位置が、開状態の場合、すなわち、
図4の位置ではないとき、上蓋4の被覆阻害用突起4bの閉塞蓋当接部4baの位置と、閉塞蓋6の閉塞蓋側部6dの位置が
図5と異なり一致しない。
すなわち、上蓋4を閉めようとすると、上蓋4の被覆阻害用突起4bが、閉塞蓋6上に乗り上げ、上蓋4が中蓋3に対して完全に閉まらないこととなる。
したがって、利用者は、閉塞蓋6が閉塞位置に正確に配置されていない場合、上蓋4が閉まらないことで、その事実を認識でき、閉塞蓋6を完全に閉めてから、上蓋4を閉め、バッグ等内に入れ、持ち運ぶことができる。
また、一旦、閉塞蓋6を閉塞位置に配置すると、上述のように、上蓋4の閉塞蓋当接部4baが閉塞蓋6の閉塞蓋側部6dと当接し、閉塞蓋6の移動を規制するので、移動中に閉塞蓋6が移動し、飲料が漏れ出すことを未然に防ぐことができる。
【0028】
ところで、パッキン5には、
図3に示すように、通気孔5aが形成され、上蓋4には、
図5に示すように、通気孔閉塞用突起4aが形成されている。
この通気孔閉塞用突起4aは、上蓋4を
図1に示すように閉めた場合、
図3及び
図4の通気孔5aを塞ぐ構成となっている。
このように、本実施の形態では、上蓋4を閉めることで、中蓋3の中蓋開口3b等を完全に閉塞状態にすると共に、パッキン5に形成されている通気孔5aも完全に塞ぐ構成となっている。
また、通気孔5aは、
図4等に示すように、閉塞蓋6によって、その開口部分が覆われないように、中蓋3上の偏移した位置に配置されている。このため、閉塞蓋6の配置されている位置にかかわらず、上蓋4が開いている状態では、通気が確保され、利用者が飲み口部3cからコップ本体2内の飲料を飲み易い構成となっている。
さらに、通気孔5aは、中蓋3の飲み口部3cに対して、飲料の排出動作中に通気を確保できるように、飲み口部3cから離間した位置に設けられている。
したがって、利用者がトレーニングコップ1をバッグ等に入れて移動しても、トレーニングコップ1の上蓋4内に飲料が漏れ出すことをより確実に防止することができる。
このため、従来のように、上蓋4と中蓋3が確実にシール等される構成とする必要はなく、製造コストの上昇を回避することができる。
【0029】
また、
図2及び
図4で示すように、閉塞蓋6は矢印R方向に移動可能な構成となっており、閉塞蓋6の閉塞蓋開口6aと
図3のパッキン5の飲料流出口5bとの位置がほぼ完全に合致した場合に最大の開口が確保される構成となっている。
したがって、利用者等が
図2の閉塞蓋6の移動量を調整し、
図2の開閉蓋開口6aと
図3の飲料流出口5bとの重なり合いを変化させると、開閉蓋開口6aと飲料流出口5bとで形成される実際に飲料が流出する開口面積を変化させることができる。
すなわち、この開口面積を大小させることで、飲料の流出量を調整することができ、利用者は、飲料の流出量を適切な量に調節することもできる構成となっている。
【0030】
また、
図3及び
図4に示すように、中蓋3には、中蓋側突起部3fが形成されていると共に、上蓋4には、中間部材7が、
図4に示すように、回動可能に取り付けられている。
さらに、中蓋側突起部3fは、中間部材7が回動可能に接続される構成となっている。
すなわち、中蓋側突起部3fは、中間部材7を介して、上蓋4と接続され、中蓋側突起部3fと中間部材7には、第1ヒンジ8が形成され、中間部材7と上蓋4とには、第2ヒンジ9が形成されている。
したがって、中蓋側突起部3fと上蓋4とは、2つのヒンジ(ダブルヒンジ)を介して接続される構成となっている。
【0031】
このように構成されるため,本実施の形態では、利用者が上蓋4を開ける際に、第1ヒンジ8及び第2ヒンジ9が作用し、上蓋4が
図4及び
図5に示すように、コップ本体2の側面に沿うまで上蓋4を回動させることができる。
したがって、トレーニングコップ1を傾けて飲料を飲む場合に、上蓋4が利用者のおでこ等に接触することがなく、飲みやすい構成となる。
さらに、トレーニングコップ1を傾けて飲料を飲む場合に、利用者の視界を大きく遮ることがないので、特に乳幼児にとって違和感がなく、飲み易いトレーニングコップ1となる。
なお、中間部材7と中蓋側突起部3f、中間部材7と上蓋4のそれぞれ対向する位置には、上蓋4をコップ本体2の側面に沿うまで回動させた位置で一時的に留まるように、図示しない凸部と凹部とが設けられている。
【0032】
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係るトレーニングコップ10の構成は、上述の第1の実施の形態に係るトレーニングコップ1と共通する構成を有するため、共通する構成等については、同一符号等として説明を省略し、以下、第1の実施の形態との相違点等を中心に本実施の形態を説明する。
本実施の形態では、図示しないコップ本体2に対して、
図6及び
図7に示す中蓋13が配置され、この中蓋13は、上述の第1の実施の形態と同様に、ネジ等でコップ本体2に着脱可能となっている。
この中蓋13は、
図6及び
図7に示すように、その両側にハンドル3aを有すると共に、飲み口部3cを備え、コップ本体2内と連通する中蓋開口13bが形成されている。
また、中蓋13には、コップ本体2内と連通する中蓋側通気孔13dも形成されている。
【0033】
さらに、中蓋13には、
図7に示すようにゴム製のパッキン15を配置するためパッキン用凹部13eが形成され、このパッキン用凹部13dにパッキン15が配置される構成となっている。
また、パッキン15には、中蓋13の中蓋開口13bに対応するパッキン開口15dが形成されると共に、中蓋側通気孔13dに対応するパッキン側通気孔15aが形成されている。
このため、コップ本体2は、これらパッキン開口15dやパッキン側通気孔15a等を介して外気と連通する構成となっている。
【0034】
図7のパッキン15のパッキン開口15dには、この開口を取り囲むように略円筒形のパッキン壁部15cが形成されるが、部分的に、このパッキン壁部15cを切り欠いて、飲料流出口15bが形成されている。
そして、パッキン15が中蓋13のパッキン用凹部13eに配置されると、この飲料流出口15bが
図7の飲み口部3cの近傍に配置される構成となっている。
このため、コップ本体2内の飲料は、飲料流出口15b等を介して、飲み口部3c側に供給される構成となっている。
【0035】
また、パッキン15に対しては、
図7の閉塞蓋16が装着される構成となっている。すなわち、
図7に示すように、開閉蓋16は、その図において上側(パッキン15と対向しない側)に摘み部16cを有する閉塞蓋上部16eを有し、閉塞蓋上部16eの図において下側(パッキン15と対向する側)には略筒状の閉塞蓋壁16bが形成されている。
そして、この閉塞蓋壁16bの外周側が、パッキン15のパッキン壁部15cに沿うように、パッキン15内に挿入されることで、閉塞蓋16は、
図6に示すように、パッキン15に装着される構成となっている。
【0036】
また、閉塞蓋壁16bには、
図7に示すように、閉塞蓋開口16aが形成されている。この閉塞蓋16は、後述するように、
図6の矢印D方向に移動可能な構成となっており、開閉蓋開口16aは、
図7に示すように、閉塞蓋16の移動方向に沿った側の辺が、それと直交する辺より長い長方形となっている。
そして、この閉塞蓋16をパッキン15内に挿入し、閉塞蓋16を
図6の矢印D方向に沿って移動させ、閉塞蓋16の閉塞蓋開口16aの位置をパッキン15の飲料流出口15bに合わせることで、コップ本体2内の飲料が飲み口部3c側に供給されることになる。
【0037】
一方、閉塞蓋16を矢印D方向に移動させ、閉塞蓋開口16aの位置が飲料流出口15bと全く合致しない、すなわち、閉塞蓋開口16aが、パッキン15のパッキン壁15c側に配置された場合は、飲料流出口15bは、閉塞蓋16の閉塞蓋壁16bによって塞がれ、コップ本体2内の飲料が飲み口部3c側に供給されない構成となる。
【0038】
図8に示すように、閉塞蓋16の閉塞蓋開口16aが、パッキン15のパッキン流出口15bと位置が合う場合は、
図8の矢印Fに示すように、コップ本体2内の飲料が飲み口部3c側へ供給されることになる。
一方、逆に、閉塞蓋開口16aとパッキン流出口15bとの位置が全く合致せず、パッキン流出口15bの開口が、閉塞蓋16の閉塞蓋壁16bで塞がれると、コップ本体2内の飲料は、閉塞蓋壁16bで完全に阻止され、飲み口部3c側へ漏れ出すことがない構成となっている。
【0039】
また、
図7に示すように、パッキン15の飲料流出口15bは、閉塞蓋開口16aと同様に、開閉蓋16の矢印Dの方向に沿った側の辺が、それと直交する辺より長い長方形となっているため、開閉蓋16の移動位置を調節することで、閉塞蓋開口16aと飲料流出口15bによって形成される開口面積の大小を自在に調節することができる構成となっている。
したがって、利用者が閉塞蓋16の矢印D方向の位置を調節することで、飲み口部3cへ供給される飲料の流量を精度良く調節することができる。
【0040】
また、
図7及び
図8に示すように、閉塞蓋壁16bの図において下方側(コップ本体2側)である、下方端には、係止用突起16fが形成されている。係止用突起16fが、
図8に示すように、中蓋13の一部に係止されることで、閉塞蓋16は、中蓋13に確実に固定される構成となっている。
【0041】
図9に示すように、上蓋14の内側には、上蓋14の底面側から突出するように、所定の間隔を設け、並んで2本の上蓋内リブ14a,14bが形成されている。
また、これら2本の上蓋内リブ14a,14bには、それぞれ、
図6及び
図7の摘み部16cをその内部に収容し、係止させることができる摘み係止用凹部14aa,14baが形成されている。
これら摘み係止用凹部14aa,14baは、それぞれ,摘み部16cの幅より僅かに大きく形成されている。
そして、摘み部16cが、これら2つの摘み係止用凹部14aa,14baに収容される位置は、
図6の破線で示した摘み部16cの位置、すなわち、閉塞蓋16の閉塞位置となっている。
【0042】
すなわち、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、摘み部16cを閉塞位置に配置しなければ、上蓋14を閉めることができず、利用者等に閉塞蓋16cが閉塞位置に配置されていないことを気づかせる構成となっている。
したがって、利用者等がトレーニングコップ10をバッグ等に入れて移動しても、トレーニングコップ10の上蓋14内に飲料が漏れ出すことをより確実に防止することができる。このため、従来のように、上蓋14と中蓋13が確実にシール等される構成とする必要はなく、製造コストの上昇を回避することができる。
【0043】
また、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、図示しない通気孔閉塞用突起が、上蓋14に形成されている。このため、上蓋14を閉めることで、
図6及び
図7のパッキン側通気孔15aを塞ぐ構成となっている。
したがって、上蓋14を閉めたときは、飲料の漏れ出しを確実に防止することができる。
【0044】
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係るトレーニングコップ20の構成は、上述の第1の実施の形態に係るトレーニングコップ1や第2の実施の形態に係るトレーニングコップ10と共通する構成を有するため、共通する構成等については、同一符号等として説明を省略し、以下、第1の実施の形態及び第2の実施の形態との相違点等を中心に本実施の形態を説明する。
本実施の形態に係るトレーニングコップ20の閉塞蓋26は、
図10に示すように傾斜部26aを有し、この傾斜部26aが、中蓋23と当接する構成となっている。
【0045】
本実施の形態では、
図11に示す傾斜部26aの図における下面側に中蓋23の一部が当接する構成となっている。このため、利用者等が
図10及び
図11の矢印D1方向に閉塞蓋26を移動させることで、閉塞蓋26が押し上げられ、又は下降する構成となっている。
具体的には、
図10及び
図11の一方側端部(
図11の左側)が閉状態傾斜部26abで、他方側端部(
図11の右側)が開状態傾斜部26aaとなっている。
例えば、中蓋23の一部と
図11の閉状態傾斜部26abが当接している場合は、利用者が閉塞蓋26を矢印D1方向の一方側に沿って回すことで、中蓋23の一部は、
図11の傾斜部16aを、開状態傾斜部26aa側へ移動し、閉塞蓋26を持ち上げる構成となっている。
【0046】
上述のように、
図10及び
図11の閉状態傾斜部26abと開状態傾斜部26aaとの間を中蓋23の一部が相対的に移動することで、閉塞蓋26は持ち上げられ、又は下降するが、これは、
図12の矢印h方向の移動となる。
すなわち、閉塞蓋26が、下降(
図12の下方向)すると、閉塞蓋26と中蓋23とが接触し、
図12の飲料流路27が閉塞状態となる。
一方、閉塞蓋26が持ち上がる(上昇する)と、閉塞蓋26と中蓋23との接触が解除され、相互の間に間隔が形成され、
図12に示すように飲料流路27が形成される。
この場合、
図12の矢印F1で示すように、コップ本体2内の飲料が
図10の飲み口部23cへ供給されることになる。
このように、本実施の形態では、利用者等が閉塞蓋26を矢印D1方向に移動する(回す)ことで、開閉蓋26が上下に移動し、飲料流路27が形成又は、閉塞される構成となっている。
【0047】
また、本実施の形態では、
図10に示すように、中蓋23には、移動位置制御部である例えば、流量調節部23bが形成されている。
この流量調節部23bは、揺動する歯車となっており、この歯車の歯が閉塞部26の一部に当接する構成となっている。
また、この歯車は閉塞部26が回動する際に、一定の移動量で部分的に他より強い抵抗が加わり、移動し難い状態を現出する構成となっており、この部分を通過すると再び、抵抗が弱くなる構成となっている。
このため、利用者等が閉塞部26の摘み部26c等を操作して、閉塞部26を矢印D1方向に沿って移動させるときは、歯車も共に回動し、一定量移動すると、強い抵抗が加わり、利用者等に閉塞蓋26が一定量移動したことを知らせる構成となっている。
【0048】
したがって、利用者等が、例えば、
図10及び
図11の閉状態傾斜部26abと開状態傾斜部26aaとの間で、閉塞蓋26を移動させるときに、この歯車の抵抗が大きくなった部分で、一定量、閉塞蓋26が上昇又は下降したことを感知することができる。したがって、利用者等は、コップ本体2内の飲料の飲み口部3cへ供給量を精度良く調整することができる。
特に、トレーニングコップ20を使用する乳幼児等の月齢等によって与える飲料の量を規制することが必要な場合は、精度良く飲料の流量を規制することができる。
【0049】
また、本実施の形態の図示しない上蓋は、中蓋23の一部が、
図10等の閉状態側傾斜部26abに位置している場合、すなわち、閉塞蓋26が最も下降している場合に限り、図示しない上蓋が閉まる構成となっている。
したがって、利用者等は、閉塞蓋26が閉塞位置に配置されていない場合は、上蓋が閉まらないことで、閉塞状態でないことを知ることができ、利用者等がトレーニングコップ20をバッグ等に入れて移動しても、トレーニングコップ20の上蓋内に飲料が漏れ出すことをより確実に防止することができる。
【0050】
また,本実施の形態において、第2の実施の形態と同様に上蓋内に摘み係止部等を形成し、摘み部26cが、閉塞蓋26の閉状態に位置した場合のみ、上蓋が閉まるように形成してもよい。
なお、第3の実施の形態において示した飲料の流量を段階的に調整するための流量調節部23bを、第1及び第2の実施の形態に適用してもよいことは勿論である。