(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
当該ライターが初期静止位置から最終点火位置まで動作しているときに、前記スパークホイール(5、50)、前記チーク(6、60)及び前記スリーブ(11、110)が、前記容器(1、19)に対して回転することを特徴とする請求項1に記載のガスライター。
前記バルブアクチュエータ(4)、前記第1バネ(10)、前記スパークホイール(5)、前記チーク(6)、前記支持アーム(12)、前記スリーブ(11)、前記第2バネ(14)及び前記発火石(15)が、一体的なユニットであることを特徴とする請求項1または2に記載のガスライター。
前記スパークホイール(50)、前記チーク(60)、前記スリーブ(110)、前記第2バネ(14)及び前記発火石(15)を有する着火システムが、前記バルブアクチュエータ(40)及び前記バルブ(20)を有するガス開放システムから独立していることを特徴とする請求項1または2に記載のガスライター。
初期静止位置において、当該ライターの側面視から、前記スパークホイール(5、50)及び前記チーク(6、60)が、前記フードの下で視認可能でないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のガスライター。
【背景技術】
【0002】
当業者がすでに理解していることは、ガスライターが、一般的に、液化石油ガスを収容するガス容器と、容器にあり、燃料が所定流量だけ容器から出ることを可能とするバルブと、バルブの開閉システムと、着火システムと、を備えることである。技術的に公知のライターは、主として、自然性の発火石を有し、この発火石は、容器から出たガスをスパークホイールと協働して点火する火花を作り出す。スパークホイールは、主として、軸に取り付けられた2つのチーク間で軸に組み込まれており、2つのチークは、全体的に、フードによって保護されている。スパークホイールは、主として、シリンダ状を有しており、チークは、スパークホイールの外径よりもかなり大きい外径を有するディスクを有する。チークの周縁部は、主として、表面を粗面化させる凹凸を有する。したがって、ユーザは、指をチーク上で滑らせずに、指でスパークホイールを容易に作動できる。
【0003】
また、当業者がすでに理解していることは、上述した機構を有するガスライターに関して、石と接触するスパークホイールをチークの中間とユーザの指とによって回転させると、たくさんの火花が形成され、続いて、ガスの開口部のフォークにあるこの同一の指の作動(「回転・押圧」システム)として技術的に称される)により、大量のガスが解放される。そして、たくさんの火花は、フードの上方で炎を作り出すことによって、ガスを着火させる。したがって、上述した一般的なライターは、炎を作り出して維持するために、ユーザからの積極的な作動を必要とするのみであり、また、第1段階においてスパークホイールの回転を開始させる接線方向の運動のみを必要とし、そして、ガス開放フォークに作用して炎を作り出すことで終了する。5歳未満の子供が上述したライターを用いて炎を作り出せないようにこのようなライターを使用する困難性を増大させるために努力がなされている。例えば、特許文献1には、滑らかなチークを用いて子供がチークを回転させることを困難とするライターが記載されている。同様に、特許文献2は、2つのプレート7、8間に配置された歯輪6を有するライターを対象とし、これら2つのプレートは、より大きな直径を有し、歯輪6に対して回転自在である。特許文献2において、ユーザは、ユーザの親指10の軟塊(pulp)における変形による摩擦によって歯輪6を作動させる、すなわち、子供は、子供の指が十分に厚くないので、ライターを同様に作動できない。
【0004】
他の米国特許文献は、子供がこれらを使用することを困難とするチャイルドプルーフ機構を開示している。例えば、特許文献3は、スパークホイール回転シャフトを対象とした機構を有する「ポケットライター」を対象としており、この機構は、ハウジング内の第1及び第2位置で配置されることが可能であり(
図1の参照符号12及び13参照)、
図8に示す第1位置は、スパークホイールが回転することを阻止させ、
図9に示す第2位置は、スパークホイールが阻止解除されて発火石にぶつかって必要な火花を引き起こすことを可能とする。また、特許文献4は、「自然発火性の発火石及びスパークホイール着火システムを備えるガス安全ライター」を対象としており、容器に取り付けられたバルブの動作を許可する作用位置(
図8参照)とレバーへの作用がバルブの動作を許可しない静止位置(
図5参照)との間でライターの本体に対して移動可能に取り付けられたバルブレバーの軸に関連する機構を有する。
【0005】
上述した従来技術に関連するライターは、スパークホイールのチークにアクセスすることを抑制するためにさらなるデバイスを必要とし、これらは、スパークホイールの駆動をより困難とし、これらは、ガス開放フォークの運動を阻止し、着火システム及びガス開放システムの一部は、通常、子供により視認可能であり、子供によりアクセス可能である。これらライターは、主として、製造コストをより高くする複雑な機構を有する。さらに、これらライターの一部を使用することは、大人にとってさえも困難であるまたは複雑である。
【0006】
少なくともこれらの理由により、大人により使用が容易であるが子供により使用がより困難であるライターに対する必要性があり、そのため、ライターは、以下で詳述するように、回動着火サブセットを有する。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面を参照すると、そして当業者により理解されるように、上記
図1から
図8に示すライターは、液化石油ガスを収容する容器1と、ガスを容器1から放出することを可能とするために容器1の好ましくは上面に取り付けられたバルブ2と、を有する。また、ライターは、スパークホイール5と協働する発火石15を有し、このスパークホイールは、直接的にまたはスパークホイール5と同軸に接続された少なくともチーク6によって回転される。後述する本発明の実施形態は、容器1に対して移動可能であり、軸7回りで旋回可能であり、かつガス容器とは独立した着火システム及びガス開放システムを有する。
【0016】
図1から
図5Bは、本発明における第1実施形態のライターを示す。
図1から
図3は、ライターをさまざまな位置で示しており、例えば、
図1は、静止位置にあるライターを示し、
図2は、中間位置にあるライターを示し、
図3は、最終点火位置にあるライターを示す。
図4A、
図4B、
図5A及び
図5Bは、着火システムの点火・バルブ開放機構をさまざまな視点で示しており、これらさまざまな視点は、
図4Bにおいて横断面図を、
図5Bにおいて分解図を、含む。これら図面それぞれは、本発明の第1実施形態に含まれる機構を示す。例えば、参照符号1は、燃料容器を示し、参照符号2は、開放されるとガスを放出すると共にバルブを閉鎖するとガスを容器内に収容することを可能とする開放/閉鎖バルブを示し、参照符号3は、ガスを放出して着火させるバルブ2の頭部を示し、参照符号4は、
図5A及び
図5Bで最もよく示されるように、バルブステムが開口部を通過することを可能とする開口部を有するフォークを示しており、このフォークは、同様に
図2及び
図3に示すように、バルブ2の頭部3の肩部に作用してバルブ2を開放し、参照符号5は、
図5Bで最もよく示されるスパークホイールを示し、参照符号6は、
図5Bで最もよく示されるチークを示しており、この
図5Bは、スパークホイール5の両側に配置された好ましくは2つのチークであって、一方のチーク6が図示のように内側にある雄型接続部を有し、他方のチークが図示のように内側にある雌型接続部を有する、2つのチークを示し、参照符号7は、着火システムが回転する軸を示し、参照符号8は、バルブ2を開放しかつ閉鎖するためにフォーク4に接続された押しボタンを示し、参照符号9は、
図1に示すようにライターが静止位置にあるときにスパークホイール5及びチーク6を被覆するフードを示し、参照符号10は、押しボタン8に接続されたバネを示し、参照符号11は、バネ14を保持する外側のほぼシリンダ状のスリーブを示し、参照符号12は、スパークホイール5/チーク6の組立体をスリーブ11に接続する支持アームを示しており、すなわち、支持アーム12は、それらの基部において、
図4Aに示すように回動軸、好ましくは分岐型(split)の回動軸を有し、これら分岐型の回動軸は、ライターの本体の内側にあるシリンダ状のベアリング(図示略)と協働して点火システムが軸7回りに旋回することを確実にし、参照符号13は、バネ14をスリーブ11の内側に配置したときにバネ14を所定位置で保持するためのピン(
図4B及び
図5Bで最もよく示される)または固定組立体を示し、参照符号14は、スリーブ11の内側に配置されるバネ14を示し、そして、参照符号15は、一端部がバネ14に当接して他端部がスパークホイール5と接触することになる発火石を示す。
【0017】
第1実施形態で示す機構を理解したので、本発明におけるライターの動作を説明する。
図1に示す初期静止位置において、スパークホイール5及びチーク6は、フード9の上側レベルの所定距離だけ下方において、完全にフード9の内側に配置されており、スパークホイール5及びチーク6は、
図1に示す押しボタン8の下で作用するバネ10の力によって、この位置で維持される。
【0018】
点火の第1段階は、指でフード9の頂部に垂直な径方向力を付与するステップを含み、そのため、フード9の2つの高い縁部間の変形後、大人の指の軟塊は、スパークホイール5またはチーク6の周縁部に到達し、それを十分に押すことを確実にする。このため、スパークホイール5の頂部にある指の軟塊でフード9の頂部に支持されている指の水平運動H1により、水平運動H1は、スパークホイール5をその後退位置から
図2に示す部分解放位置に引き出し、この部分解放位置において、スパークホイール5とチーク6の周縁部は、フード9から突出する。スパークホイール5のこの引出運動は、フォーク4の上端部とバルブ2の頭部3における下側部分/肩部との間の機能的遊び「d」の結果としてガスを解放することなく、点火−ガス開放サブセットを旋回軸7回りで旋回させることによって得られる。
【0019】
運動R2(
図2参照)にしたがって回転力をチーク6にかけながら十分な径方向力を維持している場合、スパークホイール5をその軸回りで回転させ、このため、たくさんの火花をバルブ2の噴出部のガス出口3に向けて発生させることが可能となる。この回転運動には、好ましくは、垂直運動V3(
図3に示す)にしたがって押しボタン8に指を下げることがすぐに続き、これは、点火−ガス開放システムをその旋回軸7回りでさらに旋回させることを招き、この旋回の最後の部分では、頭部3の肩部へのフォーク4の作用によってガス開放噴出部が上昇することが同時に起こる。
【0020】
図1から
図3は、スパークホイール5、チーク6、スリーブ11及び軸7に関する関連構成部材を示す。
図1に示しかつ上述のように、スパークホイール5及びチーク6は、ライターが静止位置にあるときにフード9の内側において前方位置に配置されており、スリーブ11は、後方位置に配置されている。
図2は、中間の垂直直立位置にあるライターを示しており、スパークホイール5及びチーク6の周縁部は、フード9から突出し、また、スリーブ11は、軸7回りのその回転の結果として垂直直立位置に位置合わせされている。
図3は、最終の点火位置にあるライターを示しており、スパークホイール5及びチーク6は、後方位置に配置され、スリーブ11は、前方位置に配置される。
【0021】
図1から
図3に示すようなライターの好ましい設計により、着火システムは、子供により視認されにくくなりかつアクセスしにくくなることが可能となり、したがって、子供がライターを使用することをより困難とすることができる。当業者が理解することは、本明細書で使用されるように、フードをスパークホイール5及びチーク6の上方に「完全に」配置することが、
図1に示すライターの側面から見ると、スパークホイール5及びチーク6がフード9の内側に配置され、チーク6の外部境界がフード9の外部境界の内側に配置されることを意味することである。同様に、当業者が理解することは、本明細書で使用されるように、
図2及び
図3に示すように、フードをスパークホイール5及びチーク6の上方に「部分的に」配置することが、スパークホイール5及びチーク6がフード9の外部境界の外側に部分的に配置され、チーク6の外部境界がフード9の外部境界の外側に部分的に配置されることを意味することである。
図1に示すライターを上側からまたはライターの前方、例えば押しボタン8の前方から見る当業者は、スパークホイール5及びチーク6を視認してこれらにアクセスし、これらを引き出して着火工程を開始する。
【0022】
図1から
図3に示す第1実施形態における本発明は、同様に、
図4A、
図4B、
図5A及び
図5Bに示すような着火サブセットを提供することが可能である。着火サブセットは、好ましくは、
図4A、
図4B、
図5A及び
図5Bに示す構成部材の全てを有するが、技術的に公知である他の機構を有してもよい。このようなシステムの利点は、ガス容器とは独立した着火システム及びガス開放システムを提供することである。また、このシステムは、当業者がライターを最終的に組み立てる前に着火サブシステムを組み付けることを可能とする。さらに、これら図面に示す着火サブセットは、着火サブセットを組み立てて軸7回りに旋回または回転させたりライターの本体及び容器1に対して回転させたりすると、点火すること及びガスを開放することの双方の機構を統合する。
【0023】
図4A及び
図4Bに示す着火サブセットは、ほぼ十字形を有する全体構造を有する。
図5Aに示すように、スパークホイール5は、チーク6間に配置されており、
図5Bに示す各チーク6は、共にスパークホイール5に接続することが可能であり、そのため、チーク6をスピンさせることは、スパークホイール5をスピンさせることをもたらす。押しボタン8を
図3に示すように押下すると、このような作動は、発火石15を回転するスパークホイール5と接触させ、たくさんの火花を引き起こし、開放したバルブ2から放出されるガスを点火する。
図4A、
図4B、
図5A及び
図5Bに示す着火サブセットは、スパークホイール5及びチーク6を支持しかつ
図4Aに示す好ましくは分岐型の回動接続部を有するアーム12を有し、これは、着火サブセットが容器本体に配置されたシリンダ状のベアリングにスナップ係合するまたは接続することを可能とする。この回動接続部により、着火サブセットは、軸7回りに回転することが可能となり、ライターが
図1に示す静止位置にあるときに子供に対してスパークホイール5及びチーク6をアクセスしにくくする利益をもたらす。アーム12の好ましい形状は、
図4Aに示されており、全体的にモンキーレンチ形状を有しており、このレンチは、図示のように分岐型の回動部を有してアーム12を容器本体に配置された技術的に公知のベアリングに接続する。アーム12の他端部またはチーク6に接続される端部において、技術的に公知の手段は、チーク6をアーム12に接続するために設けられている。当業者がすぐに理解することは、他の手段を用いてアーム12を容器本体に接続し、着火サブセットを軸7回りで回転させることを可能としてもよいことである。当業者が理解することは、スパークホイール自体だけではなく
図4A、
図4B、
図5A及び
図5Bに示すような点火・バルブ開放サブセット全体が軸7回りで回動可能であることである。また、当業者が同様に理解することは、フォーク4、押しボタン8、アーム12及びスリーブ11が位置ユニットとして示されているが、これら機構は、一構成部材として製造される必要はない、すなわち、これらは、個別に接続されて所望の組立体を形成する個別の構成部材であってもよい。組み立てると、点火サブセットは、容器のキャビティ内に配置され、そのため、点火サブセットは、軸7回りに回転する。
【0024】
本発明の第2実施形態は、第1実施形態と共通の機構を有する。例えば、本発明の第2実施形態は、燃料容器19、開放/閉鎖バルブ20、バルブ20の頭部30、フォーク40、スパークホイール50、チーク60、押しボタン80、フード90、バネ100及びアーム120を有する。また、
図6から
図8は、
図1から
図3と同様であり、
図6は、静止位置にあるライターであってスパークホイール50がフード90の内側にあるライターを示し、
図7は、中間位置にあるライターであってスパークホイール50がフード90の外の位置にあるライターを示し、
図8は、点火後の炎を維持する位置にあるライターであって、
図8に示す力V3にしたがう保持作動がバルブ20を解放させたままとするために、スパークホイール50がバネ100の作用を受けてその後退位置に向けて復帰し始める、ライターを示す。また、
図6に示すように、ガス開放フォーク40は、シリンダ状ベアリング70内で自由に回転する回動によって、フォーク40において現れる軸回りで従来の方法で回動する。
【0025】
図6に示す初期の静止位置において、スパークホイール50及びそのチーク60は、フード90の上側レベルの下方の所定位置において、全体的にフード90の内側に配置されている。スパークホイール50及びそのチーク60は、バネ100の作用の結果としてこの位置で維持されており、この位置において、バネ100は、容器本体の壁部に好ましくは接続された一端部と、押しボタン80に接続された他端部と、を有する。また、本発明の第2実施形態は、板バネ130を有し、この板バネは、容器壁部に好ましくは配置される一端部と、スリーブ110に当接して作用する第2端部と、を有し、これにより、子供にとってスパークホイール50及びチーク60をフード90から引き出すことをより困難とする。
図6から
図8に示すように、板バネ130は、バネ100に隣接して配置されており、バネ100と協働して機能する。点火サブセットは、発火石バネ(図示略)を収容する中空のシリンダ状スリーブ110と、スパークホイール50に対して押し付けられた発火石(図示略)と、を有する。点火サブセットは、この中空支持部を提供するアーム120に配置されたシリンダ状ベアリングにより現されたスパークホイール50及びチーク60のための回転軸回りで回転自在である。点火サブセットは、容器のキャビティ内に配置されており、そのため、点火サブセットは、バネ100及び板バネ130の作用を受けてチーク60−スパークホイール50のサブセット全体をフード90の内側に維持する初期位置から、スパークホイール50−チーク60のサブセットを部分的にフード90から引き出す後退位置まで、旋回軸回りに旋回する。
【0026】
本発明の第2実施形態において、点火の第1段階は、指で垂直径方向力をフード90の頂部に付与するステップを有し、そのため、大人の指の軟塊は、フード90の2つの高い縁部間の変形の後に、スパークホイール50またはチーク60の周縁部に到達し、これへの十分な圧力を確保する。このため、指の軟塊がスパークホイール50の頂部にある状態でフード90の頂部で支持された指の水平運動H1(
図6)により、スパークホイール50及びチーク60は、
図6に示すこれらの後退位置から部分開放位置となるまで引き出され、スパークホイール50及びチーク60の周縁部は、
図7に示すように、フード90から突出する。スパークホイール50のこの引き出しは、そのキャビティにある点火サブセットをその軸回りで後方旋回させることによって得られる。
【0027】
運動R2(
図7)にしたがって回転力をチーク60にかけながら十分な径方向力を維持すると、これにより、スパークホイール50がその軸回りで回転し、このため、たくさんの火花をバルブ20の頭部30からガス出口の方向に発生させることが可能となる。この回転運動には、垂直運動V3(
図8)にしたがって指をフォーク40のプッシャに落下させることがすぐに続き、これは、フォーク40をその軸回りで回転させることをもたらし、この動作は、頭部30の肩部へのフォーク40の作用によってガス開放噴射部が上昇することが同時に起こる。この垂直運動V3中において、点火サブセットは、バネ100とスパークホイール50及びチーク60とをフード90の下方にあるこれらの後退位置へ後方に付勢する板バネ130との作用を受けてその初期位置に復帰する。
【0028】
図9及び
図10は、本発明の別の実施形態を示しており、ライターのフード9の好ましい設計に注目し、スパークホイール5及びチーク6の引き出し並びにスパークホイール5のさらなる回転を、大人によるライターの操作に影響を与えることなく子供にとってより困難とする。
図9及び
図10に示すような初期静止位置において、スパークホイール5及びチーク6は、フード9の上側レベルの下方で所定の距離においてフード9の内側に完全に配置されている。子供が指をガス出口22の上方においてフード9の内側に入れることを防止するため、変形不能なアクセス最小化リブ9a及び9bは、
図9及び
図10に示すように、フード9の両側から延在し、好ましくはガス出口22の側においてチーク6の前方上側部分を好ましくは部分的に覆い、このような前方上側セクションをユーザの指に対してアクセス不能とする。変形不能なアクセス最小化リブ9a及び9bは、好ましくは、
図9及び
図10に示すように、チーク6の周縁部の前方部分の上方において横方向に延在しており、そのため、アクセス最小化リブ9a、9bは、ガス出口の側においてチーク6の前方上側部分を部分的に被覆し、子供による着火サブセットへのアクセスを制限する。横方向に延在させると、アクセス最小化リブ9a及び9bは、
図9に示すように個別である場合に、スパークホイール5の少なくとも上方においてチーク6の上側部分を覆うように延在する。さらに、各アクセス最小化リブ9a、9bの形状は、
図9及び
図10に示す形状、すなわち、チーク6の周縁部の形状に対応するほぼ凹形状を有する下側(図示略)を有してもよい。また、変形不能なアクセス最小化リブ9a及び9bは、2つの分離した耳部として
図9に示されているが、本発明の範囲は、フード9の一側からフード9の他側までの硬質の長方形構造を有するが、
図9に示すように、素子に破断部を有さない1つの変形不能なアクセス最小化リブを含む。また、本発明の範囲は、同様に、形状がチークの周縁部の前方部分の上方を横断するように延在する限り、他の形状及び構造を有する変形不能なアクセス最小化リブ9a及び9bを含む。
【0029】
図11から
図14は、本発明の別の実施形態に関連する機構を示しており、
図11及び
図12は、技術的に公知であるチーク6の周縁部の設計に関する機構を有し、
図13及び
図14は、本発明の一実施形態におけるチークの周縁部の設計に関する機構を示す。
図13及び
図14に示す機構は、大人によるライターの操作に影響を与えることなく、子供により着火サブセットを引き出してさらに回転させることをより困難にする。
【0030】
技術的に公知のように、
図11に示すチーク6は、外径がスパークホイール5よりも大きく、チーク6の周縁部には、主として、鋸歯状とされており、各歯部6aは、
図11に示す三角形セクションを有し、チーク6の全周にわたって1つの歯部6aから隣接する歯部6aまで延在する長さを有する。
図11及び
図12に示すこのようなチークは、大人の指の軟塊の接線方向の作動を改善し、この作動により、大人がスパークホイール5を引き出す及び/または回転させることを可能とする。フードの内側に完全にまたは部分的に配置されたスパークホイール5を有する本発明のライターにおいて、子供が着火サブセットを回転させるための1つの方法は、彼の1本の指の爪を
図11に示すようにチーク6の歯部6a間に入れることである。
【0031】
本発明の一実施形態は、子供の爪がチーク6の周縁部にある凹凸に達して凹凸を捕らえることを防止するために、
図13及び
図14に示す手段を提供する。チーク6の各歯部6aは、狭いリブ6bによって次の歯部に接続されており、このリブは、歯部6aの頂点の下方の点において1つの歯部から隣接する歯部の垂直脚部までの長さに等しい幅を有するが、歯部6aの高度とほぼ同一の高度を有する。好ましい実施形態は、リブ6bを有し、このリブは、若干湾曲しており、各チークのスパークホイール5側に好ましくは位置するチーク6の全周縁部回りに全チーク抗捕捉リブ6cを形成する。このような設計は、子供がチーク6の内側リングを捕らえる能力を低減する。リブ6bに関する好ましい実施形態は、
図14において最もよく示されており、この
図14は、チーク抗捕捉リブ6cを示し、このチーク抗捕捉リブは、各チーク6のスパークホイール5側にのみ位置し、歯部6aの高度とほぼ同一の高度を有する。他の実施形態におけるリブ6cは、歯部の全幅にわたるリブを有し、各リブは、好ましくは、凹形状を有する、または、リブ6bは、チークの内側から外側までもしくはチーク6の外側から内側まで、高さが減少する。
図13は、チーク6の好ましい設計を示しており、このチークは、リブ6bにより分離された約32の歯部を有する。当業者がすぐに理解することは、設計が、32より多いまたは少ない歯部を有してもよく、リブの高さ及びタイプが異なる歯部を有してもよいことである。
【0032】
当業者が理解することは、本発明の態様が上述したまたは図面に示したような明細書の特徴に限定されないことである。明細書は、当業者が過度の検証を必要とすることなく本発明の態様を作成して使用することを可能とするために記載されているが、明細書は、本発明の実施形態の範囲を限定するために記載されていない。
【0033】
当業者は、以下の特徴を単独で、部分的に寄せ集めてまたは完全に組み合わせて使用してもよいことを想定する。
− ライターの初期静止位置において、フード(9、90)は、チーク(6、60)を完全に覆うように配置されている。
− ライターが初期静止位置から最終点火位置まで作動しているときに、スパークホイール(5、50)、チーク(6、60)及びスリーブ(11、110)は、容器(1、19)に対して回転する。
− バルブアクチュエータ(4)、バネ(10)、スパークホイール(5)、チーク(6)、支持アーム(12)、スリーブ(11)、第2バネ(14)及び発火石(15)は、一体的なユニットである。あるいは、スパークホイール(50)、チーク(60)、スリーブ(110)、第2バネ(14)及び発火石(15)を有する着火システムは、バルブアクチュエータ(40)及びバルブ(20)を有するガス開放システムから独立している。
− 初期静止位置において、ライターの側面視から、スパークホイール(5、50)及びチーク(6、60)は、フードの下で視認可能でない。
− ライターの最終点火位置において、フード(9、90)は、チーク(6、60)を部分的に覆うように配置され、押しボタン(8、80)が、押下されている。
− 回動接続部は、分岐型の回動接続部を有する。
− 初期静止位置において、発火石(15)は、スパークホイールと接触しない。
− ライターの中間位置において、フード(9、90)は、チーク(6、60)を部分的に覆うように配置されている。
− チーク(6、60)は、周縁部の回りにある複数の歯部(6a)を有し、歯部それぞれは、チークの内縁部に配置されたリブ(6b、6c)によって隣接する歯部に接続されている。
− リブ(6b、6c)それぞれは、凹形状を有する。
− リブ(6b、6c)それぞれは、歯部(6a)それぞれの高さとほぼ同等の高さを有する。
− フードは、フード(9)の一側から他側に向けて横方向に延在するアクセス最小化部材を有し、チーク(6)の上側部分を覆う。
− アクセス最小化部材は、ガス出口(22)の側部にあるチーク(6)の前方上側部分を覆う。
− アクセス最小化部材は、フードの一側からフードの他側まで延在するほぼ矩形状を有する一部材を有する。
− アクセス最小化部材は、少なくとも2つの部材(9a、9b)を有し、部材それぞれは、フードの一側から延在するが他方の部材に接続されないほぼ矩形状を有する。
− 第1バネ(10、100)は、押しボタンアクチュエータの下面に対して付勢されている。
− 可燃性ガスは、液化石油ガスを含む。
− 初期静止位置において、押しボタン(8、80)は、押下されておらず、バルブ(2、20)は、閉鎖位置にある。
− 最終点火位置において、バルブ(2、20)は、開放位置にある。
− 初期静止位置において、第1バネ(10、100)は、伸長状態にある。
− 最終点火位置において、第1バネ(10、100)は、圧縮状態にある。
− 最終点火位置において、発火石(15)は、スパークホイール(5、50)と接触する。