特許第5922675号(P5922675)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5922675電子番組ガイドエントリへの情報の関連付け
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5922675
(24)【登録日】2016年4月22日
(45)【発行日】2016年5月24日
(54)【発明の名称】電子番組ガイドエントリへの情報の関連付け
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/482 20110101AFI20160510BHJP
【FI】
   H04N21/482
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-546178(P2013-546178)
(86)(22)【出願日】2011年12月2日
(65)【公表番号】特表2014-504488(P2014-504488A)
(43)【公表日】2014年2月20日
(86)【国際出願番号】US2011063066
(87)【国際公開番号】WO2012087540
(87)【国際公開日】20120628
【審査請求日】2014年12月2日
(31)【優先権主張番号】61/425,793
(32)【優先日】2010年12月22日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】501263810
【氏名又は名称】トムソン ライセンシング
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アヴィナーシュ シュリダール
(72)【発明者】
【氏名】デービッド アンソニー カンパーナ
(72)【発明者】
【氏名】デービッド ブライアン アンダーソン
【審査官】 矢野 光治
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−023345(JP,A)
【文献】 特開2009−017259(JP,A)
【文献】 特開2007−295451(JP,A)
【文献】 特開2009−218734(JP,A)
【文献】 特表2010−512095(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0265741(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアコンテンツ情報を拡張するシステムであって、
電子番組ガイドを受信する受信手段と、
1つ又は複数のサーバ、接続された装置、一般的なウェブページ、特定のウェブページ、RSSフィード、ポッドキャスト、およびクローズドキャプションを含む、前記電子番組ガイドとは異なる他のソースを前記電子番組ガイド内に含まれる情報に基づきマイニングして、前記他のソースから前記電子番組ガイドに対する追加の情報として補足情報を収集するマイニング手段であって、前記補足情報は、ユーザの嗜好情報に基づいて変更される、前記マイニング手段と、
前記マイニング手段で収集された前記補足情報が組み合わされた前記電子番組ガイドを表示する表示手段と、を有する情報処理装置を備えた、前記システム。
【請求項2】
前記情報処理装置は、チャンネルに基づいて前記チャンネルに関連するコンテンツをキャッシュし、前記チャンネルが選択された場合に前記キャッシュされたコンテンツの取り出しを許可する、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記情報処理装置は、電子番組ガイドに組み合わされる補足情報として番組に関連するコンテンツを提供する、請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記情報処理装置は、第1の画面に表示された電子番組ガイドに基づいて、少なくとも1つの追加のソースから補足情報として前記電子番組ガイドに関連するコンテンツを収集し、前記収集した関連するコンテンツを第2の画面に提供する、請求項1記載のシステム。
【請求項5】
前記ユーザの嗜好情報は、前記マイニング手段におけるマイニングの対象となる前記他のソースのリストである請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記ユーザの嗜好情報は、表示されたコンテンツとの関係における前記電子番組ガイドに関連するコンテンツのランキングと、ユーザの嗜好との関係における前記電子番組ガイドに関連するコンテンツのランキングとの少なくとも一方である、請求項記載のシステム。
【請求項7】
前記電子番組ガイドは、現在表示されている電子番組ガイドと、現在選択されている前記電子番組ガイドのチャンネルの少なくとも一方である、請求項1記載のシステム。
【請求項8】
メディアコンテンツ情報を拡張する方法であって、
電子番組ガイドを受信するステップと、
1つ又は複数のサーバ、接続された装置、一般的なウェブページ、特定のウェブページ、RSSフィード、ポッドキャスト、およびクローズドキャプションを含む、前記電子番組ガイドとは異なる他のソースを前記電子番組ガイド内に含まれる情報に基づきマイニングして、前記他のソースから前記電子番組ガイドに対する追加の情報として補足情報を収集するマイニングステップであって、前記補足情報は、ユーザの嗜好情報に基づいて変更される、前記マイニングステップと、
前記マイニングステップで収集された前記補足情報が組み合わされた前記電子番組ガイドを表示するステップと、
を含む、前記方法。
【請求項9】
少なくとも1つの追加のソースから継続的に更新された補足情報としてコンテンツを取得するステップと、
電子番組ガイドが第1の表示装置に表示されると、当該電子番組ガイドに関連する前記コンテンツを少なくとも1つの第2の表示装置に動的に供給するステップと、
をさらに含む、請求項記載の方法。
【請求項10】
少なくとも1つ追加の情報ソースから補足情報としてコンテンツを収集し、前記収集したコンテンツが組み合わされた前記電子番組ガイドを生成するステップをさらに含む、請求項記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を電子番組ガイドエントリに関連付けることに関する。この出願は、米国特許仮出願第61/425,793号(2010年12月22日出願)の優先権を主張する。
【背景技術】
【0002】
電子番組ガイドは、メディアユーザが数百または数千もの利用可能な番組チャンネルをナビゲートするのに役立つ。ガイドは、通常、時間およびチャンネルによって順序付けられ、所与の番組のタイトルを含む。時々、ガイドは、番組がどのようなものであるかについての短い説明を含むこともある。しかし、番組表の多くは、この説明テキストを備えていない。
【発明の概要】
【0003】
少なくとも1つの追加の情報ソースを用いることによって、所与の番組に関連付けられた情報をマイニングして、番組ガイドのユーザに中継し、元の番組ガイドにより提供された情報を増補することができる。これは特に、説明が典型的には単に「ニュース」としか示していないニュース番組等のような、自発的または急速に展開する番組にとって有用である。したがって、ユーザは、その特定の番組中に話される(または話される可能性が高い)番組内容に関する関連情報を受け取ることができる。
【0004】
上記の記載は、本発明の実施形態のいくつかの態様の基本的理解を提供するために、本主題の簡単な概要を提示している。この「発明の概要」は、本発明の内容の広範な概略ではない。諸実施形態の主要な/重要な要素を特定すること、または、本発明の範囲を画定することは意図されていない。その唯一の目的は、後述される発明の詳細な説明の前置きとして、簡略化した形式で本主題のいくつかの概念を提示することである。
【0005】
上記および関連する目的を達成するために、諸実施形態の特定の例示的態様が、以下の説明および添付図面に関連して本明細書で説明される。しかしながら、これらの態様は、本主題の原理を用いることができる種々の方法のほんの一部を示しているだけであり、本主題はこのような態様の全ておよびそれらの均等物を含むことが意図されている。本主題の他の利点および新規な特徴は、図面とともに検討される以下の詳細な説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】所与のメディアコンテンツに関連付けられた情報を補足するのに用いられるシステムの例を示す図である。
図2】補足コンテンツ情報を生成する方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下において、本主題を、添付図面を参照して説明するが、添付図面の全体を通じて、同様の参照符号を使用して、同様の要素を示す。以下の説明では、説明の目的で、多くの特定の詳細が本発明の完全な理解を提供するために説明されている。しかしながら、本発明の実施形態は、これらの特定の詳細を用いることなく実施できることは明白である。他の例では、周知の構造および装置が、実施形態の説明を容易にするためにブロック図で示されている。
【0008】
本出願で使用されるとき、「コンポーネント」という用語は、ハードウェア、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアとハードウェアの組み合わせを示すことが意図されている。例えば、コンポーネントは、これらには限定されないが、プロセッサ上で実行されているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、および/またはマイクロチップ等とすることができる。例として、プロセッサおよび当該プロセッサ上で実行中のアプリケーションの双方がコンポーネントとなり得る。1つまたは複数のコンポーネントが1つのプロセス内に存在することができ、1つのコンポーネントを、1つのシステムに局在化させること、および/または、2つ以上のシステム間に分散させることができる。図面に示された様々なコンポーネントの機能を、専用ハードウェアの使用を通してならびに適切なソフトウェアと観点してソフトウェアを実行することができるハードウェアを通して提供することができる。
【0009】
以下の説明では、第1の画面と第2の画面を利用するシステムに言及することがあるが、説明される原理を用いて、単一および/または複数画面のシステムで表示される任意の番組ガイドを増補することができる。画面装置には、例えば、テレビ、モニタ、PDA(personal digital assistants)、スマートフォン、無線/有線パッド、ラップトップ等が含まれうる。
【0010】
一例においては、電子ガイド情報のない番組チャンネルに関連付けられているウェブページをマイニングして、このガイドにおよび/または第2の画面に番組に関連付する情報を追加する。すなわち、情報は必ずしも元の番組ガイドに直接追加される必要はない。代わりに、その情報を、後続のビュー/画面装置等に表示することができる。例えば、「CNNニュースルーム」という番組は、通常、番組の内容に関する情報を備えていない。電子番組ガイドから情報が何も得られない場合、現在のトピックや最も人気のあるトピックなどについて、CNNのウェブページ等をマイニングすることができる。RSS(Really Simple Syndication)フィードをマイニングして、関連する情報を決定することができる。クローズドキャプションフィードをマイニングして、番組に関する情報コンテンツを作成することもできる。関連付けられたウェブページが非生産的であるか利用可能でないと判明した場合、一般的なウェブのニュースソースをマイニングして、ニュース番組中に話し合われるであろう予想ニュースコンテンツを提供することができる。これら一般のニュースソースには、例えば、Googleニュース、Yahooニュース等が含まれうる。ニュース以外の他のタイプの番組では、同様な技術を用いて番組に関連付けられた情報を見つけることができる。
【0011】
RSSフィードを、クローズドキャプションデータ用の番組内コンテンツのフィルタとして使用することもできる。クローズキャプションデータはコンテキスト情報を全く有さないので、キャプションからの生のテキストを使用して、現在の記事と並べることができる。その後、これら記事を、番組が進行するのに伴い、リアルタイムで例えば第2の画面上で強調表示することができる。これは、ユーザに、例えば、第1の画面で提示されているものに基づく関連情報であるという感覚を与え、ストーリをもっと読むために当該記事をクリックすることによる対話的な感覚を可能にする。
【0012】
一例において、電子番組ガイド(EPG)が受信される。ガイド内に含まれる情報は、どんな情報が収集および/またはマイニングされるべきかを決定するための「シード」として用いられる。例えば、RSS情報は、EPGからどのような情報(例えば、番組のタイトルおよび/またはチャンネル等)が集められるかに基づくものとすることができる。これにより、「強化された」EPG、すなわち、EEPG(enhanced EPG)を番組ごとに作成することが可能になる。最初のマイニングプロセスの間、番組および/またはチャネルに関連付けられた公式サイトが検索される。一旦これが分かると、公式のウェブページを、例えば、サイトにおけるRSSフィードを検出するための出発点として使用することができる。RSSサイトが検出されない場合には、一般的なRSSサイトを代替策として使用することができる。別の例では、ユーザは、自分が好む複数のRSSソースのセット等を提供することができる。その後、ユーザが提出したリストを使用してニュース記事および/またはブログの記事等の情報をマイニングすることができ、ユーザが関連するチャンネルにチューニングしたときに関連情報をユーザに表示することができる。
【0013】
いくつかの例において、マイニングされたデータは、ユーザに表示するために利用可能となる前にさらに処理される。例えば、生データのフォーマットが画面装置に適合しない場合、そのフォーマットを、適切なもの(画面のユーザインタフェース(UI)要素等に合うようにフォーマットされたプレーンテキストまたはHTMLから得られたデータ)に再フォーマットすることができる。マイニングされたデータには、予告編、ビデオ、ニューステキスト、リンクおよび/または画像等を含むことができる。画面装置が画像を表示することができない場合、画像の関連メタデータ等がその代わりに使用され得る。ユーザが、マイニングされた情報および/または表示された情報に関するフィードバックを提供することも可能である。一例において、ユーザは、情報および/または実際の番組を見る前に、見ている間および/または見た後に、結果ランキングを提供することができる。例えば、ニュース記事は、視聴された番組中に実際に話されたトピックに当該ニュース記事がどれだけ関連していたかに基づいてランク付けされることができる。また、ユーザは、情報がユーザ自身にどの程度関連しているかに基づいてランキングを提供することができる。
【0014】
ニュースフィードを使用する別の例では、セットトップボックス(STB)で動作しているサーバは、任意の接続されたマシン(有線および/または無線)で視聴される関連情報を(インターネット等を介して有線手段および/または無線手段により)フェッチし、フォーマットする。これはSTB上にキャッシュされ、ユーザがキャッシュされた情報に関連付けられたチャンネルにチューニングするとユーザに表示され、および/またはSTB上のサーバは、ユーザがそのチャネルにチューニングするとこの情報を動的にフェッチすることができる。このように、任意の装置が「クラウド」型のSTB等に接続することできる。
【0015】
他の例では、関連する番組ガイド情報を検索し、取り出し、フィルタリングしおよび/またはフォーマットするリモートサーバを用いることができる。このタイプのシステムによれば、専用サーバが提供することができるパワーとスピードを有していないユーザの自宅の電子機器に、より複雑なサーバを使用することができる。必要に応じて自宅の電子機器は、(例えば、ユーザが特定の番組等を見るためにチューニングするときなど)リモートサーバに情報を要求することができる。
【0016】
図1は、所与のメディアコンテンツに関連付けられた情報を補足するのに用いられるシステム100の例である。情報処理装置102を使用して、メディア関連情報に補足情報を関連付けることができる。一例では、これは、電子番組ガイド104から電子ガイド情報を受信する情報処理装置102によって達成される。その後、情報処理装置102は、他の情報ソース108を確認して、電子番組ガイド104のコンテンツに関連して追加情報が得られるかどうかを判断することができる。情報処理装置102が関連する情報を集めると、補足情報が元の電子番組ガイド104に組み合わされて、強化された電子番組ガイドが形成される。その後、この強化された電子番組ガイドを、第1の画面106(例えば、主画面)および/または第2の画面112(例えば、副画面携帯型装置、携帯電話、ラップトップ、パッド、タブレット等)に表示することができる。
【0017】
他のソース108には、サーバ(例えば、コンテンツ関連資料を生成する特殊サーバ等)、接続された装置(例えば、システム100がその中に設置されるかシステム100とともに並置される装置に有線および/または有線で接続された装置)、一般的なウェブページ(例えば、一般的なニュース)、特定のウェブページ(例えば、特定のニュースチャンネル等)、RSSフィード、ポッドキャスト、および/またはクローズドキャプション等が含まれるが、これらには限定されない。情報処理装置102は、クローズドキャプションおよび/またはRSSフィード等を用いて、第2の画面12等に表示する(例えば、現在話されているトピックに関連する記事等を表示する)ことができる動的な補足情報を生成することができる。当業者であれば、情報処理装置によって供給される動的な情報を、第1の画面だけでなく、他の任意の画面に表示することができることが理解できるであろう。システムは、第1および第2の画面に限定されない。一部の例では、電子番組ガイドを、情報を収集するためのシードとして使用しない。一例において、情報処理装置102は、第1の画面106等からコンテンツおよび/またはチャネル情報を受け取ることができる。これにより、情報処理装置は、セットトップボックスチューナ等から関連する情報を直接取得して、関連資料の検索に役立てることができる。
【0018】
また、情報処理装置102はユーザ入力110を受け入れることができる。これら入力には、結果ランキング等のフィードバック等が含まれるが、これには限定されない。ユーザ入力110は、直接的におよび/または第2の画面112等を介して受け取られてよい。ユーザ入力110は、情報処理装置によって使用されてより良い関連性を提供する。第1の画面106等のコンテンツに対する情報のユーザの好みおよび/またはユーザのランキングに関して、補足情報の改善を行うことができる。
【0019】
図示されて上述された例示的なシステムの観点において、実施形態に従って実装することができる方法は、図2のフローチャートを参照することにより、より良く理解されるであろう。説明を簡単にするために、この方法は一連のブロックとして示され、説明されるが、実施形態はブロックの順序に限定されない。一部のブロックは実施形態に応じて、本明細書に示され、説明されている順序とは異なる順序で行われることがあり、および/または他のブロックと同時におよび行われることもあり得るからである。また、必ずしも図示されたブロックの全てが、実施形態にかかる方法を実装するのに必要とされるわけではないこともあり得る。
【0020】
図2は、補足コンテンツ情報を生成する方法200のフロー図である。この例示的な方法は、番組ガイドエントリに利用可能なコンテンツ情報があるかを判定する(204)ことによってスタートする(202)。当該判定は、番組ガイドによって供給されているものを超えて追加の情報が利用可能であるか(例えば、特定のチャンネル、時間等のために番組ガイドにより既に供給された情報の強化)の判定とすることもできる。他の例では、チューニングしたチャネルの情報および/または他のチャネルの情報が利用可能であるかについての判定を行うことができる。判定結果が「YES」である場合、フローは終了することができる(212)。「NO」の場合、利用可能な他の情報ソースがあるかに関する判定を行う(206、208、210)。番組が関連ウェブページおよび/またはRSSフィードを有する場合、これらソースを関連コンテンツに関してマイニングすることができる(214)。そうではないが、コンテンツに関連する一般的な情報ソースがある場合には、一般的な情報ソースが、関連コンテンツに関してマイニングされる(216)。そうではないが、番組に利用可能なクローズドキャプションがある場合、クローズドキャプションを、関連コンテンツ218に関してマイニングすることができる(218)。当業者であれば、各タイプのソースは、前記フローにかかわらず、互いに排他的ではないものではないことが理解できるであろう。換言すれば、ソースの組み合わせをマイニングして処理することにより、補足コンテンツ情報/関連コンテンツ情報を得ることができる。一例では、これらのタイプのマイニングされた情報および/または処理された情報を、第2の画面に表示することができる(220)。
【0021】
上記の説明には、実施形態の複数の例が含まれている。勿論、実施形態を記載するという目的のために、コンポーネントまたは方法の考え得る全ての組み合わせを記載することは不可能であるが、当業者であれば、実施形態の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることが理解できるであろう。従って、本主題は、特許請求の範囲の精神および範囲内に入る全てのそのような変更、修正、および変形を包含するように意図されている。さらに、「含む」という用語は、発明の詳細な説明または特許請求の範囲のいずれかにおいて用いられる限りにおいて、当該用語は「備える」という用語と同じように他の構成要素を更に有し得ることを意味し、それは、請求項における変形語として使用される「備える」の解釈と同じであることが意図されている。
(付記1)
メディアコンテンツ情報を提供するシステムであって、
メディアコンテンツ情報を受信し、該受信したメディアコンテンツ情報に関連付けられた追加のコンテンツに関する情報を他のソースから抽出する情報処理装置を備えた、前記システム。
(付記2)
付記1記載のシステムを用いるセットトップボックス。
(付記3)
前記情報処理装置は、電子番組ガイドに組み込まれる関連する情報を提供する、付記1記載のシステム。
(付記4)
前記情報処理装置は、少なくとも1つの追加のソースからコンテンツ関連情報を導出する、付記1記載のシステム。
(付記5)
前記情報処理装置は、第1の画面に表示されたメディアコンテンツに基づいて、少なくとも1つの追加のソースからコンテンツ関連情報を抽出し、該抽出したコンテンツ関連情報を第2の画面に提供する、付記1記載のシステム。
(付記6)
前記情報処理装置は、少なくとも1つのユーザ入力に基づいて、少なくとも1つの追加のソースからコンテンツ関連情報を導出する、付記1記載のシステム。
(付記7)
前記ユーザ入力は、表示されたメディアコンテンツとの関係における前記コンテンツ関連情報の結果ランキングと、ユーザの嗜好との関係における前記コンテンツ関連情報の結果ランキングの少なくとも一方である、付記6記載のシステム。
(付記8)
前記メディアコンテンツ情報は、現在表示されているメディアコンテンツと、現在選択されているチャンネルの少なくとも一方である、付記1記載のシステム。
(付記9)
メディアコンテンツ情報を提供する方法であって、
メディアコンテンツ情報を受信するステップと、
前記メディアコンテンツ情報に関連する補足情報が、少なくとも1つの追加のソースから取得可能であるかを判定するステップと、
少なくとも1つの装置に表示するために前記補足情報を提供するステップと、
を含む、前記方法。
(付記10)
少なくとも1つの追加のソースから継続的に更新された補足情報を取得するステップと、
メディアコンテンツが第1の表示装置に表示されると、当該メディアコンテンツに関連する情報を少なくとも1つの第2の表示装置に動的に供給するステップと、
をさらに含む、付記9記載の方法。
(付記11)
RSS(Really Simple Syndication)フィードおよびクローズドキャプションサービスの少なくとも一方から補足情報を受信するステップをさらに含む、付記10記載の方法。
(付記12)
少なくとも1つ追加の情報ソースから補足情報を生成するステップをさらに含む、付記9記載の方法。
(付記13)
前記生成された補足情報を少なくとも1つのユーザ入力に基づいて変更するステップをさらに含む、付記12記載の方法。
(付記14)
対話的な補足情報を、ユーザが追加の補足情報を選択することを可能にする少なくとも1つの表示装置に提供するステップをさらに含む、付記9記載の方法。
(付記15)
メディアコンテンツ情報を提供するシステムであって、
第1の画面に表示されているメディアコンテンツに関する情報を受信する手段と、
少なくとも1つの追加のソースから前記メディアコンテンツに関する補足情報を取得する手段と、
少なくとも1つの第2の画面に表示するために、前記補足情報を処理する手段と、
を備えた、前記システム。
図1
図2