特許第5923325号(P5923325)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5923325-モータ制御装置及びその制御方法 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5923325
(24)【登録日】2016年4月22日
(45)【発行日】2016年5月24日
(54)【発明の名称】モータ制御装置及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   H02P 3/12 20060101AFI20160510BHJP
【FI】
   H02P3/12 Z
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-21128(P2012-21128)
(22)【出願日】2012年2月2日
(65)【公開番号】特開2013-162578(P2013-162578A)
(43)【公開日】2013年8月19日
【審査請求日】2015年1月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000180025
【氏名又は名称】山洋電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】谷口 法明
(72)【発明者】
【氏名】戸田 貴久
(72)【発明者】
【氏名】村松 陽
【審査官】 森山 拓哉
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−172300(JP,A)
【文献】 特開2007−259617(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02P 3/00−3/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータが備える各コイルを電源に接続するスイッチ群と、
前記電源から供給される電力を蓄積するコンデンサと、
前記電源からの電力の供給が停止した時に前記コンデンサと前記スイッチ群を構成する一部のスイッチとを接続する電力供給停止時接続スイッチと、を有し、
前記スイッチ群を構成する一部のスイッチは、前記電源又は前記コンデンサから電力が供給されているときには短絡し前記電力が供給されなくなると開放するタイプのスイッチであり、
前記電力供給停止時接続スイッチは、前記電源から電力が供給されているときには開放し前記電力が供給されなくなると短絡するタイプのスイッチであり、
前記電力供給停止時接続スイッチは、機械的リレーのB接点を前記電源から供給される電力で自己保持させる回路を有し、前記電源から電力が供給されなくなると前記自己保持を解除して、前記B接点を介して、前記コンデンサと、前記スイッチ群を構成する一部のスイッチとを接続し、
前記電力供給停止時接続スイッチの動作により前記コンデンサが蓄積している電力で前記スイッチ群を構成する一部のスイッチを動作させ、前記一部のスイッチの動作により前記各コイルを短絡して前記モータにブレーキを掛けることを特徴とするモータ制御装置。
【請求項2】
前記電源から電力が供給されているときは、前記スイッチ群の各スイッチを個別に動作させる駆動回路によって前記スイッチ群の動作が制御され、前記スイッチ群の動作により前記各コイルが順番に前記電源に接続されて前記モータを回転させることを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記コンデンサの容量は、前記スイッチ群を構成する一部のスイッチを一定時間動作させる電力が蓄積できる容量であることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。
【請求項4】
前記モータは、各種制御装置の構成部品を冷却する冷却ファンを駆動するモータであることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のモータ制御装置。
【請求項5】
モータが備える各コイルを電源に接続するスイッチ群と、
前記電源から供給される電力を蓄積するコンデンサと、
前記電源からの電力の供給が停止した時に前記コンデンサと前記スイッチ群を構成する一部のスイッチとを接続する電力供給停止時接続スイッチと、を有するモータ制御装置の制御方法であって、
前記スイッチ群を構成する一部のスイッチは、前記電源又は前記コンデンサから電力が供給されているときには短絡し前記電力が供給されなくなると開放するタイプのスイッチであり、
前記電力供給停止時接続スイッチは、前記電源から電力が供給されているときには開放し前記電力が供給されなくなると短絡するタイプのスイッチであり、
前記電力供給停止時接続スイッチは、機械的リレーのB接点を前記電源から供給される電力で自己保持させる回路を有し、前記電源から電力が供給されなくなると前記自己保持を解除して、前記B接点を介して、前記コンデンサと、前記スイッチ群を構成する一部のスイッチとを接続するものであり、
前記スイッチ群を動作させて前記各コイルを順番に前記電源に接続し前記モータを回転させる段階と、
前記電源からの電力の供給が停止した時に、前記電力供給停止時接続スイッチが動作して前記コンデンサが蓄積している電力で前記スイッチ群を構成する一部のスイッチを動作させ、前記一部のスイッチの動作により前記各コイルを短絡して前記モータにブレーキを掛ける段階と、
を含むことを特徴とするモータ制御装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力の供給が停止した時にモータに電気的なブレーキを掛けることができるモータ制御装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年では、モータの回転を停止させる場合に、機械的なブレーキに加えて電気的なブレーキを用いる。たとえば車両を駆動するモータでは、電力回生によって電気的にブレーキを掛ける。また各種制御装置の構成部品を冷却する冷却ファンのモータでは、下記特許文献1に記載されているように、電力の供給が停止した時にモータのコイルを短絡させて電気的にブレーキを掛ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4451431号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の特許文献1に記載されている発明では、電力の供給が停止した時に、電力蓄積装置が蓄積していた電力を用いて、モータのコイルを短絡させる起動装置及び駆動装置を動作させなければならない。電力蓄積装置は、起動装置及び駆動装置という2つの装置を動作させる電力を蓄える必要があるため、電力蓄積装置が備えるコンデンサの容量は必然的に大きくなる。
【0005】
このため、コンデンサの容量の大きさが、モータ制御装置の小型化の障害になり、また、モータ制御装置のコストダウンの障害にもなる。
【0006】
本発明は、このような従来の技術の障害を軽減するために成されたものであり、電力の供給が停止した時にモータに電気的なブレーキを掛けることができる、小型化及び低コスト化が可能なモータ制御装置及びその制御方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明に係るモータ制御装置は、スイッチ群、コンデンサ及び電力供給停止時接続スイッチを備える。
【0008】
スイッチ群はモータが備える各コイルを電源に接続する。コンデンサは電源から供給される電力を蓄積する。電力供給停止時接続スイッチは電源からの電力の供給が停止した時にコンデンサとスイッチ群を構成する一部のスイッチとを接続する。電力供給停止時接続スイッチの動作によりコンデンサが蓄積している電力でスイッチ群を構成する一部のスイッチを動作させ、一部のスイッチの動作により各コイルを短絡してモータにブレーキを掛ける。スイッチ群を構成する一部のスイッチは、電源又はコンデンサから電力が供給されているときには短絡し電力が供給されなくなると開放するタイプのスイッチである。電力供給停止時接続スイッチは、電源から電力が供給されているときには開放し電力が供給されなくなると短絡するタイプのスイッチである。電力供給停止時接続スイッチは、機械的リレーのB接点を前記電源から供給される電力で自己保持させる回路を有し、電源から電力が供給されなくなると自己保持を解除して、B接点を介して、コンデンサと、スイッチ群を構成する一部のスイッチとを接続する。
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係るモータ制御装置の制御方法は、モータが備える各コイルを電源に接続するスイッチ群と、電源から供給される電力を蓄積するコンデンサと、電源からの電力の供給が停止した時に、コンデンサと、スイッチ群を構成する一部のスイッチとを接続する電力供給停止時接続スイッチと、を有するモータ制御装置の制御方法であって、スイッチ群を構成する一部のスイッチは、電源又はコンデンサから電力が供給されているときには短絡し電力が供給されなくなると開放するタイプのスイッチであり、電力供給停止時接続スイッチは、電源から電力が供給されているときには開放し電力が供給されなくなると短絡するタイプのスイッチであり、電力供給停止時接続スイッチは、機械的リレーのB接点を電源から供給される電力で自己保持させる回路を有し、電源から電力が供給されなくなると自己保持を解除して、B接点を介して、コンデンサと、スイッチ群を構成する一部のスイッチとを接続するものであり、スイッチ群を動作させて各コイルを順番に電源に接続し前記モータを回転させる段階と、電源からの電力の供給が停止した時に、電力供給停止時接続スイッチが動作してコンデンサが蓄積している電力でスイッチ群を構成する一部のスイッチを動作させ、一部のスイッチの動作により各コイルを短絡してモータにブレーキを掛ける段階と、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電源からの電力の供給が停止した時にスイッチ群を構成する一部のスイッチを動作させるコンデンサの容量は、前記一部のスイッチを動作させるだけの電力を蓄積できる容量の小さなもので良い。
【0011】
したがって、モータ制御装置をさらに小型化及び低コスト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施形態に係るモータ制御装置のブロック図である。
図2図1のモータ制御装置の動作フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明に係るモータ制御装置及びその制御方法の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
[モータ制御装置の構成]
図1は、本実施形態に係るモータ制御装置のブロック図である。
【0015】
モータ制御装置100が備える第1スイッチ11、第2スイッチ12、第3スイッチ13、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16は、モータが備えるコイルL1、L2、L3を電源20に接続する。第1スイッチ11、第2スイッチ12、第3スイッチ13、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16はスイッチ群を構成する。本実施形態で例示するモータは、各種制御装置の構成部品を冷却する冷却ファンを駆動する、スター結線された3つのコイルL1、L2、L3を有する三相モータである。
【0016】
第1スイッチ11、第2スイッチ12、第3スイッチ13の一端は、ダイオード36を介して電源20に接続される。第1スイッチ11、第2スイッチ12、第3スイッチ13のそれぞれの他端は、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16のそれぞれの一端に接続される。第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16の他端は接地される。
【0017】
第1スイッチ11と第4スイッチ14を結ぶラインにはコイルL1が接続される。第2スイッチ12と第5スイッチ15を結ぶラインにはコイルL2が接続される。第3スイッチ13と第6スイッチ16を結ぶラインにはコイルL3が接続される。
【0018】
第1スイッチ11、第2スイッチ12、第3スイッチ13、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16は、駆動回路30に接続される。駆動回路30は、電源20から電力が供給されているときは、第1スイッチ11、第2スイッチ12、第3スイッチ13、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16のON、OFFを個別に制御する。駆動回路30は、第1スイッチ11、第2スイッチ12、第3スイッチ13、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16を決められた組み合わせ及びタイミングでON、OFFさせることによって、コイルL1、L2、L3を順番に電源20に接続する。コイルL1、L2、L3に流れる電流はモータを回転させ、冷却ファンを回転させる。
【0019】
駆動回路30は、定電圧回路40に接続され、定電圧回路40はダイオード35を介して電源20に接続される。定電圧回路40は電源20の電圧を定電圧化して駆動回路30に供給する。
【0020】
定電圧回路40はダイオード37を介して第7スイッチ17に接続される。ダイオード37と第7スイッチ17との間にはコンデンサCを接続してある。
【0021】
コンデンサCは電源20から電力が供給されているときには定電圧回路40から供給される電力を蓄積する。コンデンサCの容量は、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16を一定時間動作させる電力が蓄積できる程度の容量で良い。第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16を1秒程度の短時間一斉にONさせるための電力は非常に小さい。したがって、コンデンサCの容量が小さくて済み、モータ制御装置100の小型化と低コスト化が可能になる。
【0022】
第7スイッチ17は、ダイオード36を介して電源20に接続される。第7スイッチ17はダイオード24を介して第4スイッチ14に、ダイオード25を介して第5スイッチ15に、ダイオード26を介して第6スイッチ16に、それぞれ接続される。第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16はスイッチ群を構成する一部のスイッチである。
【0023】
コンデンサCは電源20に接続された定電圧回路40から供給される電力を蓄積する。第7スイッチ17は電源20からの電力の供給が停止した時に、コンデンサCと第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16とを接続する。第7スイッチ17は電力供給停止時接続スイッチとして機能する。
【0024】
第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16は、半導体で形成されるスイッチであり、電源20又はコンデンサCから電力が供給されているときには短絡し電力が供給されなくなると開放するタイプのスイッチである。
【0025】
第7スイッチ17は、機械的リレーのB接点を電源20から供給される電力で自己保持させる回路を有する。第7スイッチ17は電源20から電力が供給されているときには開放し電力が供給されなくなると短絡するタイプのスイッチである。
【0026】
したがって、電源20から電力が供給されているときには、第7スイッチ17は定電圧回路40及びコンデンサCを第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16には接続しない。
【0027】
第7スイッチ17は、電源20から電力が供給されなくなると、自己保持を解除してB接点を介してコンデンサCと第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16とを接続する。
【0028】
したがって、電源20から電力が供給されなくなると、コンデンサCが蓄積している電力で第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16を短時間ではあるが一定の時間動作させ、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16が一斉にONしてコイルL1、L2、L3を短絡する。コイルL1、L2、L3の短絡によってモータにブレーキが掛かり、冷却ファンが急停止する。
【0029】
[モータ制御装置の動作]
図2は、図1のモータ制御装置の動作フローチャートである。この動作フローチャートは、図1のモータ制御装置の動作を示すとともに、モータ制御装置の制御方法の手順も示す。
【0030】
まず、電源20をONすると(ステップS1)、電源20から第7スイッチ17に電力が供給され、第7スイッチ17がONし、接点が開いて、定電圧回路40、ダイオード37、コンデンサCを第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16に接続する回路を遮断する(ステップS2)。
【0031】
また、電源20から定電圧回路40に電力が供給され、定電圧回路40から一定電圧の電力が駆動回路30に供給される。駆動回路30はあらかじめ決められているタイミングで第1スイッチ11−第6スイッチ16のON、OFFを制御する。
【0032】
たとえば、第1スイッチ11と第5スイッチ15が同一のタイミングでONされ、他の第2スイッチ12、第3スイッチ13、第4スイッチ14、第6スイッチ16がOFFになっているときには、電源20からコイルL1、L2に電力が供給されてモータ内で磁界を形成する。また、第2スイッチ12と第6スイッチ16が同一のタイミングでONされ、他の第1スイッチ11、第3スイッチ13、第4スイッチ14、第5スイッチ15がOFFになっているときには、電源20からコイルL2、L3に電力が供給されてモータ内で磁界を形成する。さらに、第1スイッチ11と第6スイッチ16が同一のタイミングでONされ、他の第2スイッチ12、第3スイッチ13、第4スイッチ14、第5スイッチ15がOFFになっているときには、電源20からコイルL1、L3に電力が供給されてモータ内で磁界を形成する。上記のように第1スイッチ11−第6スイッチ16のON、OFFを連続的に制御することでモータが回転する(ステップS3)。
【0033】
電源20から電力が供給されているときには、定電圧回路40からコンデンサCに電力が蓄積される(ステップS4)。
【0034】
電源20がOFFされるまでは(ステップS5:NO)、ステップS2からS5の動作が繰り返され、モータが冷却ファンを回転させる。また、コンデンサCの充電が継続される。
【0035】
電源20がOFFされると(ステップS5:YES)、定電圧電源回路40及び駆動回路30の動作が停止し、第1スイッチ11−第6スイッチ16がOFFする。第1スイッチ11−第6スイッチ16がOFFしたときには、第1スイッチ11−第6スイッチ16は電源20とコイルL1、L2、L3との接続を遮断する(ステップS6)。
【0036】
電源20がOFFとなったことによって第7スイッチ17がOFFし、接点が閉じて、第7スイッチ17はコンデンサCを第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16に接続する回路を形成する(ステップS7)。
【0037】
コンデンサCと第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16が接続されると、コンデンサCが放電し、コンデンサCの蓄積していた電力が、ダイオード24を介して第4スイッチ14に、ダイオード25を介して第5スイッチ15に、ダイオード26を介して第6スイッチ16に供給される。(ステップS8)。
【0038】
コンデンサCの蓄積していた電力によって第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16が一時的にONし、コイルL1、L2、L3を短絡する。第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16がONしている時間はコンデンサCの蓄積していた電力(充電量)によって決まる。コイルL1、L2、L3が短絡されると、モータの回転によって自己発電していた電流がコイルL1、L2、L3に流れ、この電流がブレーキ力を発生させる。このため、モータは電源20がOFFされると同時に停止する(ステップS9)。
【0039】
このように、本実施形態に係るモータ制御装置及びその制御方法では、たとえば、冷却ファンを活線状態で電源に挿抜する作業をするときに、冷却ファンにフィンガーガードがなくとも、作業者の怪我の発生を防止することができる。
【0040】
通常は、電源がOFFされてしまうとモータに電気的にブレーキを掛けることが難しい。また、モータに電気的にブレーキを掛けることができる機能を備えていたとしても、電源がOFFしたときに、その機能を働かせるだけの電力が蓄積できる非常に大きな容量のコンデンサが必要となる。
【0041】
本実施形態では、電源がOFFされたときに無電力で回路を形成できる第7スイッチを設け、第4スイッチ14、第5スイッチ15、第6スイッチ16が一時的にONできるだけの電力を蓄積できる小容量のコンデンサを設けている。このため、上記のように、モータに電気的にブレーキを掛ける駆動回路に電力を供給することなく、ブレーキ機能を発揮せることができる。
【0042】
したがって、本発明によれば、コンデンサの容量を小さくできた分、モータ制御装置をさらに小型化及び低コスト化することができる。また、ブレーキ機能を発揮させるために必要となる電力は非常に小さくて良いので、省電力化にも貢献できる。
【符号の説明】
【0043】
11 第1スイッチ(スイッチ群)、
12 第2スイッチ(スイッチ群)、
13 第3スイッチ(スイッチ群)、
14 第4スイッチ(スイッチ群)、
15 第5スイッチ(スイッチ群)、
16 第6スイッチ(スイッチ群)、
17 第7スイッチ(電力供給停止時接続スイッチ)、
20 電源、
24、25、26 ダイオード、
30 駆動回路、
35、36、37 ダイオード、
40 定電圧回路、
100 モータ制御装置、
L1、L2、L3 コイル。
図1
図2