(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
建物の気密構造であって、気密構成面の下地を含む構造体の室内側に仕上げ材用の下地として、固定部材により取り付けられた、板材を含む気密構造であって、構造体と板材の間に気密補助材が配置され、固定部材は、板材の室内側から挿入され、気密補助材を貫通して構造体に達し、気密測定値が所定の範囲の測定値になるまで、屋内側より補修が可能であり、気密補助材自体が、弾性を有する粘着性材料で形成されており、構造体と板材とが面するところには全て配置され粘着している事を特徴とする気密構造。
【発明を実施するための形態】
【0010】
建物の気密構造1であって、気密構成面の下地を含む構造体100の室内側に仕上げ材200用の下地として、固定部材により取り付けられ、板材10を含む気密構造1であって、構造体100と板材10の間に気密補助材20が配置され、固定部材は、板材10の室内側から挿入され、気密補助材20を貫通し、気密測定値が所定の範囲の測定値になるまで、屋内側より補修が可能であり、構造体100に達する気密構造1。
【0011】
断熱設計が、断熱、気密、防露性能がセットで設計されるべき事項となっているがさまざまな特徴を有する断熱材50の種類が現存している中で気密材とのさまざまな組み合わせを代表的な断熱材50の形態で説明する、断熱材50は材質による分類と形状による分類がある、本発明では、形状による分類をする、形状はフェルト状、ボード状、ばら状、現場発泡の4種類に分類されるが、本発明ではフェルト状とボード状は密度の違いと捉えるため、同類にしてフェルト状とボード状は1種類としてフェルト、ボード状の断熱材50Cとばら状の断熱材50Aと現場発泡の断熱材50Bの3種類の断熱材50として分類する事にする、また、さらに天井断熱と屋根断熱とに分かれ、屋根断熱では、建物の一部を屋根断熱の断熱方法を採用して、両方の断熱方法を併用している場合が現実的に多い。また、断熱材50を軸組み間の隙間に断熱材50を施工する充填断熱と軸組みの外側に断熱材50を施工する外張断熱に分類されるが、本発明は充填断熱に限定する。
【0012】
気密工事に使用される材料は、気密材と気密補助材20で構成され、気密性能が保持されている中で、本発明は合板、構造用パネル、石膏ボードに分類される構造用面材を板材10として称し、気密層の連続性を確保する材料である気密補助材20を気密テープ20A、気密パッキン20B、に細分して称して説明する。
【0013】
建物の全体を室内側から気密する気密構造1であって、建物の構造体100の室内側に固定され、四角形状に形成され、室内側の面に仕上げ材用の下地として取り付ける気密性を確保する板材10を利用して、板材10以外の気密材と気密材の継ぎ目に使用される気密補助材20がすべて室内側から配置されることとし、気密測定値である相当隙間面積が所定の範囲の測定値になるまで、屋内側より補修でき、建物の構造体100の外部側に配置された下地面材300を更に備え、板材10と面材との間には断熱空間40及び補助断熱空間40Aが形成され、少なくとも、断熱空間40の室内側に配置された板材10は上下方向に分割して取り付けられて、3つの分類別の断熱材50を充填する。
【0014】
気密の精度向上と気密測定の管理上で有利な充填断熱工法の気密ライン設置の概念を採用しながら、気密材である防湿フィルムの管理上の不利なやわらかさを改良した堅い板材10にした。又、雪国以外の都市部では防湿フィルムを貼る習慣がなかった為、なかなか都市部での現場従事者がなじめないでいた。構造用面材は、都市部では普及し、板材10の施工には抵抗が少ない為、防湿フィルム、気密シートの代わりに、板材10で気密をとる事が普及につながると考案した。気密工事は充填断熱工法を採用すると室内側に気密ラインを設けるのが一般的である。その他に外貼断熱工法があるがこちらは構造体100の外気側で気密層を設けるのが特徴である。建物の全体の気密性能は連続した壁、天井、屋根、床、を連続した気密層で形成され、この継ぎ目と必要設備としての配管や配線が連続した気密層を貫通する時の隙間の断熱化と気密化で気密性能が保たれる、構成面積で高い比率を占める壁、天井、屋根、床の気密施工とその他のすべての気密工事を室内側より施工する方法に統一する事により、気密化する継ぎ目が外貼断熱工法等で採用される外壁材の裏側での気密施工する方法に比べ、室内側より気密工事の補修ができる点で有利になることに着目して気密工事を室内側より施工とする。
【0015】
充填断熱工法で気密工事をする時に使用される気密材の気密シート等を施工すると継ぎ目部に気密テープ20A等で代表する気密補助材20の施工が求められるが、断熱材50が柔らかい場合の下地がない場所での継手と、堅い断熱材50を採用しても構造体100の厚み一杯(全充填)に充填しない場合は、断熱材50が気密機能を有する気密シートとの間に過剰挿入による空気層が発生しやすい。空気層の発生等に伴い、気密シートと気密補助材20の圧着不良を招きやすい欠点があった。この事により、気密性能の欠損、断熱欠損の発生や防露性能に問題を生じさせる結果となっていた。
【0016】
本発明は、構造用合板等の板材10を気密材の気密シートの代用にして使用する。気密シートはシート状のため、柔らかいが、それに代わる板材10は堅い特徴を有する。さらに、気密シートの継ぎ目は厚みの少ない気密テープ20Aで処理されることが多い、板材10になることで、気密テープ20A、気密パッキン20B、等の気密補助材20を継ぎ目に施工することができるため、立体的な気密処理が可能となることで性能が向上すると共に圧着不良に対する性能も向上する、更に、気密施工上で問題が発生する断熱空間40での空気層を発生させないためと、(防露性能の向上)構造体100の厚み全体に断熱材50を入れる事が望まれるので、特別な理由がない場合を除き全充填することを原則として高断熱化を図り、断熱材50を充填できる(断熱性能の向上は、都市部では形成される断熱空間の断熱材の厚みが薄い現状に比較してのこと)特徴の板材10を利用してさらに耐力、保持力、耐衝撃力の利点を兼用させることもできる。
【0017】
本発明の第一実施形態に係る気密構造1は、
図1は天井断熱の場合、
図2は屋根断熱の場合に示すように、建物の室内側を気密する気密構造1であって、建物の構造体100の室内側に板材10が固定され、四角形状に形成され、室内側の面に内装仕上げ下地材を含む仕上げ材200の下地として取りつけられる(気密材ではなく、内装の仕上げ材200としても使用できる石膏ボード等があるためどちらに使用するか区別する)。
【0018】
例えば、日本建築防災協会の住宅等防災技術評価を受けたマニュアル規定で施工して構造用面材を柱、間柱、受け材に釘で留め付ける、もしくは、当該技術評価と同等の構造用面材の板材10と、互いに隣接して配置された板材10の間を気密し、板材10の外縁に沿って配置される気密補助材20とを備え、気密補助材20は、互いに隣接する板材10の木口面の間に配置される気密補助材20と、互いに隣接する板材10の外縁にまたがって、室内側から配置される気密テープ20Aを有する。
【0019】
すべての気密工事完了後で、床、壁、屋根断熱の天井、天井断熱の天井、の様々な仕上げ材200を施工する前の工程で、気密測定を行い、気密測定値である相当隙間面積を所定の範囲の1平方メートル当たり0.5平方センチを基準として、1平方メートル当たり0・1平方センチから1平方メートル当たり0.9平方センチの範囲と定めて、1平方メートル当たり0.9平方センチ以下の測定値になるまで屋内側より施工された気密材と気密補助材20の補修の繰り返しができる。
【0020】
日本建築防災協会の住宅等防災技術評価を受けたマニュアル規定で施工して構造用面材を柱、間柱、受け材に釘で留め付ける、もしくは、当該技術評価と同等の条件をなくしても、構造体100の構造用面材の板材10が張り付けられるので、板材10の施工することで、耐力がなくなるわけではないので、耐力を有する表現ができる、また正規の耐力壁にする方法として、筋かいを設けることができる。
【0021】
本願の気密構造1を床、壁、天井、屋根に採用でき、少なくとも壁は必ず採用する、構造体を含む床、壁、天井、土間等の下地に気密材である板材10を貼った後に継ぎ目に
気密補助材20を施工する、本願の一例として、基礎内部を室内として扱う場合はポリスチレンフォーム等のプラスチック断熱材で基礎底部と基礎立ち上がり部に室内側から土間等の仕上げ前の状況で使用し、1階床の下地合板等と外壁構成外周柱や間仕切り柱の隙間、サッシ廻りのすき間、各種配管やコンセント廻りの隙間、下屋部の継手の隙間、梁部の継手の隙間、外部に貫通する建築金物の隙間、オーバーハング部の継手の隙間、屋根断熱部の継手の隙間、棟部の隙間、床と天井点検口部の隙間、気密層に設置されるダウンライト等部の隙間、天井断熱部と外壁構成外周柱や間仕切り壁の隙間等に代表される各部に気密テープ20Aを代表とする気密補助材20による気密施工工事を完了する。
【0022】
尚且つ、板材10を気密材に使用することで保持力を利用して、例えば、壁に時計や絵画を取り付ける時に下地がなく、ビスが効かなくて困るという現象に応用することができる。その他に、板材10の保持力の範囲内であれば、仕上げ材200を石膏ボード等とする場合、荷重が掛る手摺等は下地になる柱、間柱等の構造体100のところ以外は取り付けることができない、本実施形態の気密断熱構造2によれば、板材10の選定により異なるが、手すりや家具の固定等の荷重や転倒防止に関係する部材を壁に固定するビス等を仕上げ材200に貫通させ、仕上げ材200の上から固定したい物が板材10を施工されている外壁が貼られている気密層面のどこでも固定できる利点が生まれる。
【0023】
又、プラスチック系のボード状の断熱材50Cを室内に使用して、気密材にすることも考えられるが保持力を期待できない、この断熱材50にビスを手で抜き差しできることから、ビスに対する保持力を保持しないことになる、これは、建物が地震等で揺れた場合、プラスチック系ボード状の断熱材50Cを止めつけているビス等の周辺に隙間が発生しやすい、気密性の問題も生じることからも、保持力を条件にした板材10が有利な方法とすることができる。
【0024】
さらに、壁に物をぶつけて穴が空くという経験をした人は多いと思う、通常は防火、有 利な石膏ボードで壁の下地が形成されている場合が多い、これに対し、気密材としての機能を有している板材10は石膏ボード等の取り付けの下地材も兼ねるため、耐衝撃性がある板材10を選定条件にもよるが、壁に衝撃が加えられても穴が空かないという付加価値を持たせることができる。
【0025】
また、板材10が気密を兼ねる断熱材50としてパネル化されていないため、パネル化を否定するわけではないが、改修工事においては、パネル化が複雑な構造や一定されていない構造体100の階高等の理由でかえって切断加工が多くなり不合理になる場合がある、パネルの切断に伴う断熱気密性の施工精度に比べて、階高等の改修工事などの不確定さに、臨機応変に対応できる利点があり、板材10を使用して、形状別の断熱材50を選択できるので、地域別の調達の選択肢が増やすことができ、普及の推進につながる。
【0026】
さらに、気密測定は気密工事完了後に行い管理されるが、本発明は、気密測定の結果の性能値が、万が一、悪かった場合に板材10が仕上げ材200とは別に構成され、気密材として室内側に露出している工程が存在するので、板材10以外のその他の気密材と気密補助材20が室内側より施工されている条件のため、板材10以外の気密材の補修を含めた気密補修が可能となり、補修の手直し作業が何度でも可能になる。
【0027】
様々な工程の関係で、気密欠損を伴う設計の変更がしばしば行われる建築現場で、変更される可能性がある配管、配線工事等の完了後に測定する場合において、従来の気密シートを用いる充填断熱工法と気密材が構造体100と外壁材や屋根材の間に設置される外貼断熱工法等比べて、建物の全体の気密性能の補修による向上が図れることができる、また、気密測定の所定の数値目標の最高0.1をめざして数値目標自体を向上させることにも寄与することができる。
【0028】
従来の充填断熱工法で使用される気密シートは柔らかい部材であるため、気密シートの継ぎ目部の気密補助材20に気密テープ20A等を使用しても隙間が発生するリスクや施工者の貼り方により気密性能が左右されてしまう問題がある、また、気密性能値を管理する時、気密測定器で隙間相当面積を測る減圧法が、気密シートの施工で気密性能を測定する場合、室内を減圧するため、気密シート部が室内側に膨らんでしまい、気密検査時に、気密の不良を招く恐れがあった。
【0029】
気密シートを利用する場合は膨らむのを防ぐため石膏ボード等の仕上げ材200を施工してからの気密検査が一般的に行われるが、仕上げ材200で覆うと気密工事の補修は仕上げ材200を外す作業が伴うため工期、人件費等の関係で補修をためらう問題があった。
【0030】
尚、気密構造2のように、板材10の継ぎ目に気密テープ20Aだけを施工し、気密パッキン20B等を省略しても良い、板材10の継ぎ目に着色して継ぎ目の確認を容易にすることができる。上記の板材10を使用することにより、柔らかい気密シートではできなかった木口面、室内側設置面の二方向の気密補助材20の取り付ける施工が可能となるため、更なる気密の性能が向上する手法を提供できる。
【0031】
もう一方の外貼断熱工法の気密は、構造体100の外気側にプラスチック系のボード状の断熱材50を貼ってから、気密処理され、外壁材や屋根材で仕上げる工程を特徴としている場合が多いが、配管や配線の設備工事に伴う気密工事が完了した時点には、外壁工事と屋根工事が完了している場合が多く、屋根材や外壁材と構造体100の間に気密層が形成されているため、気密工事の補修は屋根材や外壁材を剥がさなければいけなく、気密の補修ができない問題がある(本質的に気密シートを採用した場合と同じく、内装仕上げ材、または、外装材を剥がさなければ補修できない)。
【0032】
ばら状の断熱材50Aを壁に充填する場合、
図1、
図2に示す、建物の構造体100の室内側に設置される板材10と建物の構造体100の外部側に配置された構造用面材である下地面材300を更に備え、気密シートより圧力に耐える板材10と下地面材300との間には断熱空間40が形成され、配置された板材10は上下方向に分割して取付けられる。
【0033】
このとき、板材10と断熱材50Aの間に透湿抵抗を検討すると、気密シートを備えなければならない場合があるが板材10の断熱材50A側に塗料をコートして湿気を遮断する板材10に表面加工して対応することもできる。500ミリ以下の間隔で配置された柱、間柱で形成する断熱空間40の上から視た断面より小さい面材に分割棒を取り付けした工具、圧力可変吹き込み装置等を利用して、板材10を1枚取り付けた後、断熱空間40には断熱材50Aを充填した後に加圧して、その後、取り付けた板材10の上に、別の板材10を取り付け、断熱空間40には断熱材50Aを充填して加圧する繰り返しを行う、このときに発生する板材10と下地面材300の間のふさがれていない上の開口を充填口24とする、横架材100Aの下端より下へ40センチ以内でできる、板材10の継ぎ目部が設けて、この階高の最上部の板材10を貼る前に、ふさがれていない板材10の室内側の垂直方向の充填口24に空気抜きネットを貼り付け加圧して吹き込みした後に板材10を貼り付けした後に気密処理されてから、板材10が仕上げ材200の下地としてとりつけられる。現存のばら状の断熱材50Aの吹き込み工法より高密度で充填できる特徴を有する。
【0034】
このときの加圧時の目安は、たとえば、セルローズファイバーの場合は立法メートルあたり55キログラム以上、ばら状のグラスウールの場合は立法メートルあたり30キログラム以上にして現存の工法より密度を確保する工夫を適宜に選定することができる。
【0035】
ばら状の断熱材50Aを採用する壁は上記の記載の原理で充填するが、
図3,4に示す、付加構造体400を構築し、補助断熱空間40Aを設ける事により、少なくとも補助断熱空間40Aの上に充填された断熱材50Aが断熱空間40に充填された断熱材50Aが沈下する事を補充する付属空間として利用する事ができる。
【0036】
補助断熱空間40Aの断熱材50Aと断熱空間40の断熱材50Aが重なる部分が形成されて隣接する断熱空間40の上部と補助断熱空間40Aの上部は板材10または、空気ネットを設置しないことで貫通され断熱材50Aが補助断熱空間40Aから断熱空間40に重力で移動できる補充口27を形成して補助断熱空間40Aが断熱空間40の補充する付属空間とする。
【0037】
このとき、重なり部より上部の補助断熱空間40Aの断熱材50Aが断熱空間40の断熱材50Aの沈下対策補充の断熱材50Aとなるので、階上の横架材100Aの断面寸法で補充量が決定されるので、補充量を多くしたい場合は、補助断熱空間40Aの厚み(幅)を増して適宜確保できる。
【0038】
断熱空間40の上部に、室内側に垂直方向に断熱材50Aの補充口27を設けることで、上部を開放しながら板材10は上下方向に分割して取り付け板材10を1枚取り付けた後に断熱材50Aを加圧して充填しその上に別の板材10を張り付けて繰り返すことにより目視で加圧して充填し断熱空間40に全充填させて、補助断熱空間40Aの上部の垂直方向の充填口24に空気ネットを張って高圧で吹き込み、目視確認をしながら充填し、板材10を貼り付け気密処理をする。
【0039】
セルローズファイバー・グラスウールに代表する吹き込み断熱工法のばら状の断熱材50Aを採用して、天井断熱を採用する場合は、
図1、3に示す、構造体100の桁100Bの近くの壁の断熱空間40の沈下補充を、隣接する天井の断熱空間40が重なる補充口の部分の天井側に補充量を適宜見込み、設計された天井の断熱材50Aの厚みより多く、山盛りして、充填する補助断熱空間40Aを構築して行う。このときに、山盛りした断熱材50Aが屋根タルキの間から下地面材300の外側にこぼれない様に、桁100Bの隣接する屋根タルキの下端に下地面材300を貼る。屋根タルキに貼る下地面材300はダンボール板等に変えることもできる事とする。
【0040】
また、
図1、3、のように階上の壁の断熱空間40の上部の補充口27は、桁100Bの隣にある小屋裏に設置される天井の断熱空間40から補充される、このときに気密性能の精度のリスクが高まるが、板材10を省略して気密シートに直接仕上げ材200を貼ることもできる(壁以外では板材10を省略することができることとする、ただし気密性能の補修を考えるとリスクが高まることとなる)。
【0041】
ばら状の断熱材50Aを採用して屋根断熱を採用する場合は、
図4に示す、構造体100の桁100Bの近くの壁の断熱空間40の沈下補充は、隣接する屋根の断熱空間40が重なる補充口27の部分から補充量を適宜見込み、設計された屋根の断熱材50Aから行われる、このとき断熱材50Aの補充は屋根の断熱空間40から行われるので設計される屋根の断熱材50Aの厚みは余裕を持たせて、100Bの近くの天井には断熱材50Aを補充量を見込み多く充填する設計をする。
図2の断熱材50Aの時も同じ施工をすることができる。
【0042】
更に、構造体100の棟100Cの下端より設計された断熱材50Aの厚みより必ず多くして水平方向下部に設置される水平天井面を設けて出きる断熱空間40を構築して水平天井面に空気ネットを貼り付け、ばら状の断熱材50Aを高圧で吹き込み補充量を確保する。構築された水平な天井の断熱材50Aの上に、更に形成される棟100Cの下端から上の三角形状の中の断熱材50Aが補助断熱空間40Aとなる。補充量を十分な量を確保するため、できるだけ三角形状の補助断熱空間40A大きくなるように適宜設計するものとする。
【0043】
その後、棟100Cの下の水平天井の下端に板材10を貼り付けて気密処理する(桁100Bから板材10を1枚取り付けた後、断熱空間40には断熱材50Aを加圧充填し、取り付けた板材10の上に、別の板材10を取り付け、断熱空間40には断熱材50Aを加圧充填する繰り返しを行い、構造体100の棟100Cの下に形成される水平天井として棟100Cの下端より上に施工される断熱材50Aが、棟100Cまわりの補助断熱空間40Aとなる)重力で移動できる補充口27は形成されず、補助断熱空間40Aは断熱空間40の補充する付属の空間となる、ただし、十分な密度等を断熱材50Aの材質の種類別に違いがあるため、適宜検討して選定する。
【0044】
また、屋根断熱に利用される、タルキ下の下地面材300は、
図2,4,共通で、ダンボール板または、4ミリ程度の合板の構造用面材以外でも使用できる(耐力あるものでなくても充填圧力を勘案して選定することを可能にする)。
【0045】
更に、改修工事では、下地面材300と板材10が充填圧力で施工上で問題ない範囲で変形しない事を条件にする事で、壁の下地面材300を既存外壁構成壁とする事ができる、また、改修工事等の際に未充填箇所ができない様に細心注意をはらいながら、筋かいを設置できる、また、
図1,2は、後述するが、建物の階段室等での幅員確保の例でもある。
【0046】
断熱材50の共通事項になるが、階段室等で幅員を確保するため、または、設備配管のスペースが必要などの理由がある場合は、3つの分類されたすべての断熱材50は、全充填を採用して、
図1、
図2の形態は採用できるものとする、この時に、
図3,4,に比べると、断熱材50の重なり部が不必要になることで、補充口27が不要なり板材10が梁等の構造体100に貼り付けできる事になり、耐力性能が増す利点が発生する、
図1,2,3,4のフェルト状もしくはボード状の断熱材50Cを採用した場合は断熱材50Cを充填してから板材10を施工する事もできる。
【0047】
補充口27を設けたことで、断熱空間40に断熱材50Aを充填した時に、断熱空間40の空気が、補充口27から抜けるので、断熱空間40をより均一に断熱材50Aを施工することができる、たとえば、充填する丸い直径10センチ開口穴等の設置に比べて、補充口27のほうが、面積が多くなるので高密度や高効率の抜気で目視確認しながら充填することができると共に気密処理の点検箇所の削減につながる、これはふさがれていない充填口24も同じ効果がある。
【0048】
現場発泡の断熱材50Bを壁に充填する場合は、
図1、
図2に示す、壁のばら状の断熱材50A充填と同様に板材10と下地面材300との間には断熱空間40が形成され、配置された板材10は上下方向に分割して取付けられる。
【0049】
このとき、500ミリ以下の間隔で配置された柱、間柱で形成する断熱空間40の上から視た断面から現存するウレタン断熱材吹き付けガン装置や流し込用ウレタン混合ヘッド等を利用して、本発明の気密構造1に充填できる改造もしくは開発して、板材10を1枚取り付けた後、断熱空間40には断熱材50Bを充填して、その後、取り付けた板材10の上に、別の板材10を取り付け、断熱空間40には断熱材50Bを充填する繰り返しを行い、水平方向に横架材100Aの下端より下へ40センチ以内でできる、板材10の継ぎ目部が設けて、この階高の最上部の板材10を貼る前に、板材10の室内側に垂直方向に開放された断熱空間40に、現存のウレタン吹き付けの断熱材50Bを吹き付けした後に断熱空間40のオーバーフロー部を削り、板材10を貼り付けした後に気密処理されてから、板材10が仕上げ材200の下地としてとりつけられる。
【0050】
場合によっては、使用される現場発泡の断熱材50Bと同質のボード状の断熱材50Cを隙間なく挿入してから板材10を貼り付けした後に気密処理されることができる。
【0051】
現場発泡の断熱材50Bを壁に充填する場合は、壁の室内側の板材10の気密材と構造体100と外気側に貼られる下地面材300の間を充填することで、現存のウレタンに代表する現場発泡の断熱材50Bが硬化する段階で発生する接着力を利用して、下地面材300と構造体100もしくは、付加構造体400と板材10の一体化する強度を利用して、現在の現場ウレタン吹き付け施工で余剰部を削り落す方法で懸念される、表面スキン層の削りに伴う防露性能低下の恐れと壁に全充填するときに壁全体を削り精度による断熱低下や産業廃棄物大量の発生問題があることに比べて、削る面積減少による断熱化、廃棄物の減少による省資源化を増すことができる、現場発泡の断熱材50B特有の特徴を発生させることができる。
【0052】
改修工事の際は下地面材300と板材10が発泡圧力で施工上問題ない範囲で変形しない事を条件にする事で下地面材300を既存外壁構成壁とする事ができることは、断熱材50Aと共通する、現場発泡の断熱材50Bには断熱用吹き付けウレタンフォームA種3などの防湿材や気密材として不適なものが存在しているので、断熱材50の充填側に塗膜を塗布処理した板材10またはシート付きの板材10を使用することができる。
【0053】
現場発泡の断熱材50Bを壁に充填する場合は、変形例の
図3、
図4に示す、階高の補助断熱空間40Aの垂直側面のオーバーフロー部に施工された板材10貼りつけ前の現場発泡の断熱材50Bを削り、場合によっては、使用される現場発泡の断熱材50Bと同質のボード状の断熱材50Cを隙間なく挿入してから板材10を貼りつけした後に気密処理されることができる。これは、断熱空間40に断熱材50Bが充填されている事を補充口27を利用して行い、補助断熱空間40Aが目視確認できる付属空間として形成されるからである。
【0054】
現場発泡の断熱材50Bは後述するボード、フェルト状の断熱材50Cと同様に、施工後、沈下するリスクはほとんどしないとされているが、
図1、
図2では断熱空間40の上部に断熱材50Bを削るリスクが現存しているため、断熱空間40の上部のリスク部を移動させる目的になる、発泡技術の特性により、温度・湿度によって同じ原材料でも発泡の仕方が変わる特徴を有する、ということは、一定の容積に原材料を注入充填する量のコントロールが難しいため、全充填するためには、容積以上の発泡をさせなければならない、その確認をするために、充填空間より外に原材料が排出される事を確認する事が大事になり、補助断熱空間40Aの上部に原材料をオーバーフローさせ、
図3,4に示す納まりで、目視確認する事で
図1、
図2より高断熱化にすることができる(全充填するときの削り部が断熱空間40になくなること)。
【0055】
断熱材50Bを採用して屋根断熱を採用する場合は、
図2に示す、構造体100の桁100Bの近くの壁の断熱空間40の充填確認は、構造体100に隣接する壁の断熱空間40の上部と屋根の断熱空間40が重なる部分の補充口27が、充填確認口として利用することに変更して、断熱材50Bのオーバーフローの目視充填確認を屋根の断熱空間40側の板材10の最初の継ぎ目から行われる。
【0056】
また、桁100B側から屋根の断熱空間40の下地が形成される下端にそれから板材10を1枚取り付けた後、断熱空間40には断熱材50Bを充填し、その後、取り付けた板材10の上に、別の板材10を取り付け、断熱空間40には断熱材50Bを充填する繰り返しを行い、構造体100の棟100Cの下に形成される水平天井の上に45センチ程度の幅の板材10で棟100Cに平行する隔壁を構築して、ウレタン吹き付けの断熱材50Bを順次ふきつけて棟100Cの上端から水平天井下地の下端までオーバーフローさせてから、当該部を削った後に板材10を取り付けして、気密テープ20Aを貼り気密処理することで、断熱空間40に断熱材50Bを充填する。
【0057】
このとき、水平天井と棟100Cの下の板材10で45センチ幅程度の隔壁の下側が補助断熱空間40Aとなる、この時、板材10貼りつける前に、現場発泡の断熱材50Bを全充填した後に削るが、場合によっては、使用される現場発泡の断熱材50Bと同質のボード状の断熱材50Cを隙間なく挿入してから板材10を貼りつけした後に気密処理される、棟100Cの下の補助断熱空間40Aを屋根の断熱空間40の付属の充填確認空間となる、このとき、タルキ下の下地面材300はダンボール板等の物に充填圧力で変形しない範囲で変更することができる事とする、
図4の断熱材50Bの時も同じ施工をすることができる。
【0058】
また、ウレタンには工場で使われている製品生産技術の注入方式や土木分野でのトンネル改修技術の注入方式があるが、ウレタン原材料の発泡圧力が高く、現況の500ミリピッチで板材10または下地面材300を取り付けても、本願の板材10を利用して、形成途中に発生する5面体の箱状内の流動性を有し、変形しない圧力の原材料の開発と車載可能な小型注入発泡機の開発が課題となる、本発明の断熱材50Bを充填するための現存の流し込み用ウレタン混合ヘッド装置等を利用して上記の該当する現場発泡の断熱材50Bの発泡圧を有する原材料で充填することも可能である。
【0059】
また、現存のウレタンの吹き付け用スプレーガンで、3分割した奥行き1メートル前後、幅10センチ前後の構造体100を想定すると、ガンは下から箱状になった内部に挿入操作する事は難しく、スプレーガンの操作部と吹き出し部の距離が30センチから150センチ程度の距離が必要となる、しかし、該当するガンが現存していない、こちらの装置は現況の装置を改造または新開発する事が課題になる。補助断熱空間40Aで20センチの壁の厚みがあると、幅上では不可能ではないが、奥行上は施工するにあたり不可能になり、やはり改造や新開発の装置が必要となる事が課題になる本発明の断熱材50Bを充填するための現存スプレーガンの上記の改造または、開発の装置を利用して充填することも可能である。
【0060】
建物のウレタン現場発泡の技術は、スプレー式のみが技術開示されている、本発明にウレタン現場発泡のスプレー式を採用しようとすると、ウレタン原料が吹き出し部で瞬時に発泡する現状の吹付ガン装置では操作部と吹き出し部が離れているものがないため下から箱状になった断熱空間40に充填すると、途中で発泡していまい空洞を発生させる問題があるので採用できない理由がある、現場吹き付けする際に、例えば室内側に貼られる板材10を階高に対してブロック積みのように下段、中段、上段というように分割をし、下段から吹き付け施工する事を考えている。例えば階高を3メートルと想定し、板材10を3分割すると、1メートル前後、2分割すると1.5メートル前後となる。分割を10分割ほどに細かくして0.3メートルほどに分割すれば、現状のウレタンスプレーガンで吹き付けがしやすくなるが、板材10のジョイント部が増える事により、気密補助材20の使用量が増え気密性能が低下する恐れがあるが可能である。
【0061】
図1、
図2改修工事等の際に未充填箇所ができない様に細心注意をはらいながら、筋かいを設置できる。このとき、断熱空間40の最上部は断熱空間40の垂直側面に施工された階高の最後の板材10貼りつける前の現場発泡の断熱材50Bを目視で室内側に膨張して張り出した断熱材50Bを削り、場合によっては、使用される現場発泡の断熱材50Bと同質のボード状の断熱材50Cを使用して隙間がないように挿入してから、板材10を貼りつけした後に気密処理される。また、
図3,4,の場合も断熱材50Bの施工方法を守りながら筋かいを設置できる。
【0062】
現場発泡の断熱材50Bを採用する場合は、補助断熱空間40Aが、断熱空間40の充填確認付属機能と変わることになる、また、断熱材50Aと同じく
図1,3,5の天井断熱の時に気密性能のリスクは高まるが、天井の板材10を省略して天井の気密シート仕様に変更できる。
【0063】
フェルト状、ボード状の断熱材50Cを採用する場合は、壁の構造体100や付加構造体400を利用して現場で形成される型枠形状の断熱層の中に隙間なく断熱材50Cを充填していく形状の構造であり、板材10、下地面材300を利用して構造体100、付加構造体400で形成される型枠形状の断熱空間40を形成してから充填せずに、
図1,2,3,4、に示す形態で充填する場合は、断熱空間40、補助断熱空間40Aにボート状、フェルト状の断熱材50Cを利用して断熱材50Cを充填してから板材10を施工して気密処理をする。
【0064】
ボード状、フェルト状の断熱材50Cが100%沈下しないとするのは、想定外を考慮しないことになる、何十年もの間に温度、湿度、振動を繰り返す状況からしてリスクは少ないものの、過信は禁物であることから補助断熱空間40Aは断熱空間40の断熱材50Cの想定外の沈下補足の付属空間として想定外のリスク回避の機能を持たせる。
【0065】
また、ボード状、フェルト状の断熱材50Cの場合も、改修時の既存壁を利用したり耐震補強のため筋かいを新設することができることとするが、断熱材50Cの種類の選定には、筋かいとの隙間が発生しやすい特徴があるため、適宜考案して選定する、また、断熱材50Bと同様に
図1,3,に示す天井断熱の場合は天井の板材10と省略して従来の気密シート仕様にできる、また、
図2、4、の屋根断熱の垂木下の下地面材300は省略することもできる。
【0066】
本発明の実施形態に係る気密構造1によれば1階の床に貼られる床構造下地合板等を利用して土台、大引、根太の床下側に下地面材300を設置して床構造用面材である板材10を床構造下地合板等の板材10で貼るとき大引、根太、土台の上での板材10の継ぎ目をずらして、充填口24を設けてばら状の断熱材50Aの場合は空気ネットを使用して、現場発泡の断熱材50Bの場合は現場発泡のオーバーフロー部分を全部または一部を削り、断熱材50Cの同質ボードを使用することができ、充填することもできる、フェルト状、ボード状の断熱材50Cは継ぎ目をずらさず施工できる、その他断熱材50Aを床全面の空気ネット張りも検討できる、但し、充填する断熱材50は雨に濡れる場合があるので材質の選定と養生に注意を払う事とする。
【0067】
ただし、すべての形態の板材10の選定にもよるが、板材10はビスの利くものと利かないものがある、利くものを採用した場合は、荷重のかかる手すりや家具の固定に位置的制限はないが、利かないものを採用した場合、石膏ボード等の仕上げ材200のみの下地になるため、荷重の掛る手摺や家具の固定等は下地を取り付ける事により所定の位置に取り付けられることができる、但し、下地を別途設けなければならないことは固定する位置が限定されるほか、断熱材50が薄くなるデメリットもある、よって、板材10は格別の理由がない場合以外は、ビスの利くものを採用して防火機能等を仕上げ材200に求めるのが望ましい。
【0068】
尚、下地面材300は、本実施形態において、外壁の下地面材300としているが、これに限らず屋根や天井と室内を仕切る仕切り材や床下と室内を仕切る仕切り材であっても良い。
【0069】
構造体100の外気側に設置する外壁の下地面材300の取り付け前に構造体100の水濡れ防止のため透湿防水シート30を貼り付け、構造体100から外側への構造を構造体100+透湿防水シート30+下地面材300+透湿防水シート30+通気層+外壁仕上げ材のような構造として透湿防水シート30が下地面材300の内側と外側に二重に配置されることを特徴とする構造、この形態により下地面材300を施工する前に雨等による構造体100を工事期間の水濡れから保護して乾燥状態を保つための問題回避の特徴を有する。
【0070】
改築工事を含め、上記の問題回避を確認して、各形状の断熱材50で下地面材300、二重に設置される透湿防水シート30を考察して省略する事もできる。
【0071】
パネル化されている形状が様々な断熱材50パネルが市販され現存しているので、構造体100の中に市販のパネル化している断熱材50を大きなボード状の断熱材50Cとして挿入してから板材10を施工することもできる。
【0072】
従来の気密シートはタッカーで止めつけられるが、建物が地震等で揺らされる場合、気密シートとタッカーの周辺に振動による隙間が発生する、このような理由で建物の気密性能は経年変化により低下することが一般的に知られている、これは気密材として堅くないもの全て共通して発生すると考えられる、気密シート以外でプラスチック系のボード状の断熱気密材で気密をとる場合もよくあるが、ボード状の気密断熱材はビスで固定されている、こちらも地震等での振動が加わることによってビスと断熱材50の間に隙間が発生しやすい同じ問題があった、この状況の再現は気密シートとボード状気密断熱材に例えば、ビスの抜き差しを繰り返すとビスの径よりも大きな穴が発生することが再現状況として確認できる、このことから建物の完成後、年月が経過していくと、経過年数の中で与えられる振動が多くなることが想定され、上記の再現状況が発生して隙間が多くなることが考えられる。
【0073】
そこで、この二つの気密材の欠点であるビスやタッカー針の止めつけ金具と気密材が揺らされることによって起こりうる隙間を少しでも少なくする課題に板材10を利用した、なぜかと言えば上記の再現で板材10にビスを貫通させて抜き差しをしようとしても、手の圧力では無理があるためペンチ等で抑えて、強制的に抜き差しをした場合、あきらかに上記の2例よりも発生する隙間は小さくなった再現状況がある、気密材として使用できる構造用面材である板材10を利用して経年変化による気密性能の低下を減少させることに繋げ、これは、気密構造面材10を釘やビスで止めつけた時、振動が加わっても釘やビスの周りに発生する隙間が上記の2例よりも少なくなることに着目した。
【0074】
であるならば、穴が大きくなる2例に比べて板材10を気密材として使用したほうが気密性能上、安全性が有利なことになる、また、建物の引き渡し時に気密性能の違いはなかったとしても、経過年数によってあきらかに、気密性能の低下を防ぐことができる。更に、板材の止めつけされる、たとえば、構造体100には床に設置される横受け材、柱、間柱、胴差し、桁、入隅柱に設置される縦受け材等に発泡ポリエチレンの片面粘着テープをはり板材10を釘等でとめつける、この弾性テープは縦にも横にも伸び縮みする性質があり構造体100の動きに追従する性質がある貫通されたものの隙間を塞ぐ性質があり、尚且つ板材を止めつける際の、止めつけ位置の微調整が容易な利点がある。このほかの材質でも性質が同等な気密パッキン20Bであれば使用できる。同等のシーリングの気密補助材20も検討できるが、止めつけ金具の施工位置のばらつきを考えると、ある程度の幅を確保できる気密パッキン20Bのほうが有利である。
【0075】
また、今まで、
図5,6,7,8,9のような、経年変化による気密材と止めつけ金物の隙間の拡大状況を防ぐことまでの工夫がなかなかされずにいたことに対して、構造体100と気密材である板材10の間に気密補助材20を設置する気密構造1を提供することができる。このときに、板材10と仕上げ材200の間に気密パッキン20Bを配置することもできることにするが、止めつけ金具は接点は構造体100となるので板材10の厚み分の構造体100からの距離が遠くなるため振動による隙間が大きくなりやすい欠点と、気密パッキン20B+板材10+気密テープ20A+仕上げ材200のほうが、気密補助材20を二重に施工するので、どちらかと言えば、気密パッキン20Bは構造体100に近い方が長所があり望ましい。
【0076】
この板材10が、振動時に発生する、止めつけ金具との隙間が少ないことと、構造体100に釘等で止めつけられる構造体100には全て気密パッキン20Bがはられ、止めつけ金具が板材10を貫通して発生する隙間を塞ぐことを併用することで、気密シートやプラスチック系のボード状の断熱材50Cを使用するのに比べ、経年低下を含む気密性能の向上できる。本発明の気密構造1は板材10の止めつけに使用される釘等を打つ面の構造体100から気密パッキン20Bの1ミリ前後の厚みの凸部が形成され、気密材の板材10が外壁構成面の全面に張り付けられ、室内側の板材10の継ぎ目には気密補助材20で気密処理されて、壁の気密構造1が構成されることになる。
【0077】
気密シート等を使わないで、板材10を使用して気密材とする場合、気密シート等の透湿抵抗が確保できない場合がある。そのため、コンクリート型枠用合板で使用される表面加工技術を利用して構造用面材の断熱材充填側に全面にコート加工処理されたものを使用すると、気密シートと同等の気密性能を保つ構造用面材にできる。この技術を採用して、例えば、造用用面材の気密面に湿気を通さない弾性シートを貼り付け加工することや、弾性のあるコート材等でオーバーレイ加工して隙間を塞ぐことなどの2重の層が形成されることが可能になる。このことにより、透湿抵抗の確保と小さい隙間とは云え、発生するビス等と気密材の隙間を塞ぐ機能を持たせて、継ぎ目の気密処理をすることで、建物の引き渡し後の気密性能の低下を改善できる。
【0078】
上記の弾性のある加工をして、安全性の確保できる板材10を提供できる。また、板材10と構造体100との間の気密パッキン20Bをたとえば、家具の耐震ゲル等で使用されているゲル状エストラマー等の粘性材料テープを使用すると気密パッキン20Bの厚みが増す点があるが、透湿抵抗と弾性の気密低減効果と制震機能を付加させる組み合わせが可能となる。
【解決手段】建物の気密構造1であって、気密構成面の下地を含む構造体100の室内側に仕上げ材用の下地として、固定部材により取り付けられ、板材10を含む気密構造1であって、構造体100と板材10の間に気密補助材が配置され、固定部材は、板材10の室内側から挿入され、気密補助材を貫通し、気密測定値が所定の範囲の測定値になるまで、屋内側より補修が可能であり、構造体100に達する。