特許第5925336号(P5925336)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5925336無線機器の接続方法、システム、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5925336
(24)【登録日】2016年4月28日
(45)【発行日】2016年5月25日
(54)【発明の名称】無線機器の接続方法、システム、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/00 20090101AFI20160516BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20160516BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20160516BHJP
【FI】
   H04W76/00
   H04W64/00 120
   H04W64/00 130
   H04W92/18
【請求項の数】17
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-547685(P2014-547685)
(86)(22)【出願日】2012年11月8日
(65)【公表番号】特表2015-506599(P2015-506599A)
(43)【公表日】2015年3月2日
(86)【国際出願番号】CN2012084297
(87)【国際公開番号】WO2013091449
(87)【国際公開日】20130627
【審査請求日】2014年12月24日
(31)【優先権主張番号】201110456777.5
(32)【優先日】2011年12月21日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】390009531
【氏名又は名称】インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION
(74)【復代理人】
【識別番号】100085545
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 光夫
(74)【復代理人】
【識別番号】100118599
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 博司
(74)【代理人】
【識別番号】100108501
【弁理士】
【氏名又は名称】上野 剛史
(74)【代理人】
【識別番号】100112690
【弁理士】
【氏名又は名称】太佐 種一
(72)【発明者】
【氏名】シー、ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ビー、ジェン
(72)【発明者】
【氏名】ユイ、シャオフォン
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ、ヤーウェン
(72)【発明者】
【氏名】シェン、ジアイー
【審査官】 土居 仁士
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−346299(JP,A)
【文献】 特開2004−286681(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線機器間の接続を確立する方法であって、
ユーザが位置する環境の環境音を前記ユーザの無線機器から受信するステップと、
記ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得するステップであって、前記無線機器の一覧が、前記受信した環境音と前記他の無線機器から送信された環境音との照合に基づいて同じ環境にあるとの判定に従って作成されたものである、前記取得するステップと、
前記無線機器の一覧から、接続する1つまたは複数の無線機器を前記ユーザが選択できるように、前記無線機器の一覧を前記ユーザの無線機器に送信するステップと
少なくとも1つの接続されるべき無線機器の選択リストを前記ユーザの無線機器から受信するステップと、
前記選択リストの受信に応じて、前記ユーザの無線機器と、当該選択リストの少なくとも1つの接続されるべき無線機器とを接続するステップであって、当該接続は、前記選択された少なくとも一つの接続されるべき無線機器に接続要求を送信し、当該接続要求を受信した無線機器からの接続確認を受信することによって行われる、前記接続するステップと
を含む、前記方法。
【請求項2】
前記環境音に従って、前記ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得するステップが、
他の無線機器から環境音を取得するステップと、
前記ユーザが位置する環境の環境音を前記他の無線機器からの環境音と照合することによって、前記ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記環境音に従って、前記ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得するステップが、前記ユーザの無線機器の位置情報に従って、前記無線機器に近い他の無線機器を判定するステップをさらに含み、
前記他の無線機器から環境音を取得するステップが、前記ユーザの無線機器に近いと判定された他の無線機器から環境音を取得するステップを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記位置情報が、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)情報、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)情報、およびアシスト全地球測位システム(AGPS:Assisted Global Positioning System)情報から成る群のうちの1つまたは複数である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザが位置する環境の環境音を前記他の無線機器からの環境音と照合することによって、前記ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定するステップが、
前記ユーザが位置する環境の環境音を前記他の無線機器からの環境音と同期させるステップと、
前記同期させた環境音を比較することによって、前記ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定するステップと、
をさらに含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記接続した無線機器のバーチャル・コミュニティを確立するステップをさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
無線機器間の接続を確立する方法であって、
ユーザが位置する環境の環境音を当該ユーザの無線機器で録音するステップと、
前記録音された環境音をサーバに送信するステップと、
前記サーバからの無線機器の一覧の受信に応答して、接続対象の無線機器を選択するステップであって、前記無線機器の一覧が、前記録音した環境音に従って前記ユーザと同じ環境にあると判定された他の無線機器の一覧であり、前記同じ環境にあるとの判定が、前記録音された環境音と前記他の無線機器で録音された環境音との照合に基づいて行われたものである、前記選択するステップと、
前記選択した接続対象の無線機器と接続するステップであって、前記接続は、前記選択された少なくとも一つの接続されるべき無線機器に送信された接続要求に対して、当該接続要求を受信した無線機器からの接続確認を受信することによって行われる、前記接続するステップと
を含む、前記方法。
【請求項8】
前記選択した接続対象の無線機器の関連情報を前記サーバに送信するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
無線機器間の接続を確立するシステムであって、
ユーザが位置する環境の環境音を前記ユーザの無線機器から受信するように構成された受信手段と、
前記受信した環境音に従って、前記ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得するように構成された処理手段であって、前記無線機器の一覧が、前記受信した環境音と前記他の無線機器から送信された環境音との照合に基づいて同じ環境にあるとの判定に従って作成されたものである、前記処理手段と、
前記無線機器の一覧から、接続する1つまたは複数の無線機器を前記ユーザが選択できるように、前記無線機器の一覧を前記ユーザの無線機器に送信するように構成された送信手段と、
少なくとも1つの接続されるべき無線機器の選択リストを前記ユーザの無線機器から受信する受信手段と
を備えており、
前記処理手段が、前記選択リストの受信に応じて、前記ユーザの無線機器と、当該選択リストの少なくとも1つの接続されるべき無線機器とを接続し、当該接続は、前記選択された少なくとも一つの接続されるべき無線機器に接続要求を送信し、当該接続要求を受信した無線機器からの接続確認を受信することによって行われる、前記システム。
【請求項10】
前記処理手段が、
他の無線機器から環境音を取得するように構成された環境音取得手段と、
前記ユーザが位置する環境の環境音を前記他の無線機器からの環境音と照合することによって、前記ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定するように構成された照合手段と、
を備えた、請求項に記載のシステム。
【請求項11】
前記処理手段が、前記ユーザの無線機器の位置情報に従って、前記無線機器に近い他の無線機器を判定するように構成された位置情報判定手段をさらに備え、
前記環境音取得手段が、前記ユーザの無線機器に近いと判定された他の無線機器から環境音を取得するようにさらに構成された、
請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記位置情報が、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)情報、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)情報、およびアシスト全地球測位システム(AGPS:Assisted Global Positioning System)情報から成る群のうちの1つまたは複数である、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記照合手段が、
前記ユーザが位置する環境の環境音を前記他の無線機器からの環境音と同期させ、
前記同期させた環境音を比較することによって、前記ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定する、
ようにさらに構成された、請求項10〜12のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項14】
前記処理手段が、前記接続した無線機器のバーチャル・コミュニティを確立するようにさらに構成された、請求項9〜13のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項15】
無線機器間の接続を確立するシステムであって、
ユーザが位置する環境の環境音を当該ユーザの無線機器で録音するように構成された受信手段と、
前記録音された環境音をサーバに送信するように構成された送信手段と、
前記サーバからの無線機器の一覧の受信に応答して、接続対象の無線機器を選択するように構成された選択手段であって、前記無線機器の一覧が、前記録音した環境音に従って前記ユーザと同じ環境にあると判定された他の無線機器の一覧であり、前記同じ環境にあるとの判定が、前記録音された環境音と前記他の無線機器で録音された環境音との照合に基づいて行われたものである、前記選択手段と、
前記選択した接続対象の無線機器と接続する接続手段であって、前記接続は、前記選択された少なくとも一つの接続されるべき無線機器に送信された接続要求に対して、当該接続要求を受信した無線機器からの接続確認を受信することによって行われる、前記接続手段と
を備えている、前記システム。
【請求項16】
前記送信手段が、前記選択した接続対象の無線機器の関連情報を前記サーバに送信するようにさらに構成されている、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
コンピュータに請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法のステップを実行させるコンピュータ・プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線機器の接続に関し、より詳細には、同じ環境にある無線機器の接続を確立する方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
同じ会議室にいる人々、同じ演説に参加している人々、あるいはコンサートでホールに座っている人々等、同じ目的の周囲の人々とつながって交流したい場合がある。通常は、携帯電話を用いることにより、互いにつながってコミュニケーションを取りたいと思う。現在は、このような状況において、携帯電話を接続して大量に情報を交換するための簡単な方法は存在しない。
【0003】
上記のような問題を部分的に解決可能な手段の1つとして、Bump(バンプ)の使用が挙げられる。Bumpを用いれば、ぶつけ合うことで簡単に携帯電話を接続することができる。この解決手段の欠点は、まず相手を見つけてから携帯電話をぶつけ合う必要があることである。しかし、相手を見つけるのは容易ではない。
【0004】
別の解決手段として、広く採用されているBluetoothがある。このBluetoothの問題点は、接続に際して人々が同じ環境にいるか否かを考慮しないことである。周囲に位置する無線機器は、漏れなく表示される。また、Bluetoothによる接続は、パスワードの確認が必要であるため、多くのユーザの接続には適用できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、無線機器を接続するための簡単な方法を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態によれば、無線機器間の接続を確立する方法が提供される。この方法は、ユーザが位置する環境の環境音をユーザの無線機器から受信するステップと、環境音に従って、ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得するステップと、無線機器の一覧から、接続する1つまたは複数の無線機器をユーザが選択できるように、無線機器の一覧をユーザに送信するステップとを含む。
【0007】
本発明の別の実施形態によれば、無線機器間の接続を確立する方法が提供される。この方法は、ユーザが位置する環境の環境音を受信するステップと、環境音をサーバに送信するステップと、サーバからの無線機器の一覧の受信に応答して、接続対象の無線機器を選択するステップであって、無線機器の一覧が、環境音に従ってユーザと同じ環境にあると判定された他の無線機器の一覧である、選択するステップと、選択した接続対象の無線機器の関連情報をサーバに送信するステップとを含む。
【0008】
本発明の別の実施形態によれば、無線機器間の接続を確立するシステムが提供される。このシステムは、ユーザが位置する環境の環境音をユーザの無線機器から受信するように構成された受信手段と、環境音に従って、ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得するように構成された処理手段と、無線機器の一覧から、接続する1つまたは複数の無線機器をユーザが選択できるように、無線機器の一覧をユーザに送信するように構成された送信手段とを備える。
【0009】
本発明のさらに別の実施形態によれば、無線機器間の接続を確立するシステムが提供される。このシステムは、ユーザが位置する環境の環境音を受信するように構成された受信手段と、環境音をサーバに送信するように構成された送信手段と、サーバからの無線機器の一覧の受信に応答して、接続対象の無線機器を選択するように構成された選択手段であって、無線機器の一覧が、環境音に従ってユーザと同じ環境にあると判定された他の無線機器の一覧である、選択手段とを備え、送信手段が、選択した接続対象の無線機器の関連情報をサーバに送信するようにさらに構成されている。
【0010】
本発明によれば、他の無線機器の位置をより正確に特定可能である。また、本発明に係る技術により接続を確立する場合は、お互いが物理的に顔を合わせる必要がない。これは、顔を合わせての交流活動に消極的な人々にとって、大きな価値がある。このような人々は、まず、無線機器上のアプリケーションを介してつながることができる。さらに、1人ずつではなく、一度に複数の他者とつながることができる。
【0011】
本発明の上記およびその他の目的、特徴、および利点は、図面を参照してなされる本発明の例示的な実施形態のより詳細な説明から、より明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態の実施に適用できる例示的なコンピュータ・システム100を示した図である。
図2】本発明の一実施形態に係る、無線機器間の接続を確立する方法のフローチャートである。
図3】本発明の別の実施形態に係る、無線機器間の接続を確立する方法のフローチャートである。
図4】本発明のさらに別の実施形態に係る、無線機器間の接続を確立する方法のフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態に係る、無線機器間の接続を確立するシステムのブロック図である。
図6】本発明の一実施形態に係る、無線機器間の接続を確立するシステムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態に係る方法およびシステムを参照して、本発明の態様を説明する。ここで、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の各ブロック、ならびにフローチャートまたはブロック図あるいはその両方のブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラム命令によって実施可能である。これらのコンピュータ・プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して実行するものであるが、そのようなコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置に提供して機械を構成することにより、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックに規定された機能または動作あるいはその両方を実施する手段を構築するようにしてもよい。
【0014】
また、これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータ、その他のプログラム可能なデータ処理装置、またはその他の機器に対して、具体的に機能するように指示可能なコンピュータ可読媒体に格納することにより、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックに規定された機能または動作あるいはその両方を実施する命令を含む製品を構成するようにしてもよい。
【0015】
また、これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置上で実行するものであるが、そのようなコンピュータまたはその他のプログラム可能な装置にロードし、コンピュータまたはその他のプログラム可能な装置上で一連の動作ステップを実行することによってコンピュータ実装プロセスを構成することにより、フローチャートまたはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックに規定された機能または動作あるいはその両方を実施するプロセスを提供するようにしてもよい。
【0016】
図1は、本発明の実施形態の実施に適用できる例示的なコンピュータ・システム100を示した図である。図1に示すように、コンピュータ・システム100は、CPU(中央処理装置)101、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)102、ROM(読出し専用メモリ)103、システム・バス104、ハード・ドライブ制御装置105、キーボード制御装置106、シリアル・インターフェース制御装置107、パラレル・インターフェース制御装置108、ディスプレイ制御装置109、ハード・ドライブ110、キーボード111、シリアル周辺機器112、パラレル周辺機器113、およびディスプレイ114を備えていてもよい。これらの機器のうち、CPU101、RAM102、ROM103、ハード・ドライブ制御装置105、キーボード制御装置106、シリアル・インターフェース制御装置107、パラレル・インターフェース制御装置108、およびディスプレイ制御装置109は、システム・バス104に結合されている。ハード・ドライブ110は、ハード・ドライブ制御装置105に結合されている。キーボード111は、キーボード制御装置106に結合されている。シリアル周辺機器112は、シリアル・インターフェース制御装置107に結合されている。パラレル周辺機器113は、パラレル・インターフェース制御装置108に結合されている。そして、ディスプレイ114は、ディスプレイ制御装置109に結合されている。当然のことながら、図1に示す構成は、例示を目的としたものに過ぎず、本発明を何ら限定するものではない。場合によっては、特定の状況に基づいて、コンピュータ・システム100に対する機器の追加または削除を行ってもよい。
【0017】
図2は、本発明の一実施形態に係る、無線機器間の接続を確立する方法を示した図である。
【0018】
まず、ステップS210においては、ユーザが位置する環境の環境音をユーザの無線機器から受信する。本発明の一実施形態によれば、この受信ステップは、他の無線機器との接続の確立を求めるユーザの要求の受信に応答して開始してもよい。あるいは、ユーザから環境音を受信したら、ユーザの無線機器が他の無線機器との接続を確立するのを促進するプロセスを開始する。
【0019】
ステップS220においては、環境音に従って、ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得する。
【0020】
ユーザと同じ環境にある無線機器で受信した環境音は、ユーザの無線機器で受信した環境音と一致するはずであるから、ユーザの無線機器からの環境音を取得した後は、他の無線機器からの環境音を取得可能であり、ユーザが位置する環境の環境音を他の無線機器からの環境音と照合することによって、ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定する。他の無線機器からの環境音は、他の無線機器から受信した後、サーバに格納してもよい。
【0021】
ステップS230においては、無線機器の一覧から、接続する1つまたは複数の無線機器をユーザが選択できるように、無線機器の一覧をユーザに送信する。
【0022】
無線機器の一覧には、無線機器の識別情報や、ユーザの名前、写真、電子メール、電話番号、住所等の無線機器に関連するユーザ情報といった無線機器の関連情報を含んでいてもよい。ユーザは、自身と同じ環境にある他の無線機器の一覧をサーバから受信した後、他の無線機器の情報または無線機器に関連するユーザ情報を確認することにより、無線機器と接続するか否かを判定するようにしてもよい。
【0023】
図2に示す無線機器間の接続を確立する方法によれば、ユーザに対して、ユーザと同じ環境にある他の無線機器の情報を提供できて都合が良い。なお、無線機器としては、携帯電話だけでなく、無線通信機能を有するその他任意の機器が挙げられる。
【0024】
図3は、本発明の別の実施形態に係る、無線機器間の接続を確立する方法を示した概略図である。
【0025】
図2のステップS210に示すように周囲の無線機器を探索するアプリケーションをユーザの無線機器で開始した後は、ステップS310において、ユーザが位置する環境の環境音をユーザの無線機器からサーバが受信する。この環境音は、その受信時にサーバに格納してもよい。
【0026】
ステップS320においては、ユーザ機器の位置情報を取得することにより、ユーザに近い他の無線機器の一覧を取得する。アプリケーションが同時に起動した無線機器は何百万台も存在する可能性がある一方、環境音が同じとなるのは一定の領域内のみであることを考慮して、サーバは、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)情報または基地局情報を利用して一定の距離内の無線機器のみを探索することにより照合の演算負荷を大幅に軽減することを検討する。サーバは、GPRS情報および基地局情報のほか、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)またはアシスト全地球測位システム(AGPS:Assisted Global Positioning System)を利用して、ユーザの周囲の他の無線機器を判定してもよい。
【0027】
ステップS330においては、ステップS320で取得したユーザに近い他の無線機器の一覧に基づき、ユーザ機器の環境音に従って、ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得する。
【0028】
たとえば、ユーザの周囲にある可能性がある他の無線機器をサーバがGPRS情報に従って判定した後は、一覧中の他の無線機器からの環境音を受信したか否かを検出するようにしてもよい。そして、他の無線機器からの環境音を取得したら、ユーザの無線機器から取得した環境音と照合することによって、ユーザと同じ環境にある他の無線機器をさらに判定する。
【0029】
また、いくつかの一般的な信号処理・特徴抽出法のように、様々な既知の音声処理アルゴリズムを用いて受信した音声信号から特徴を抽出することにより音響モデル処理を行って、環境音の照合を行うようにしてもよい。
【0030】
同じ環境の異なる位置で無線機器が受信した特定の環境音の音声ストリームがわずかに異なるとともに、異なる無線機器でのタイミングが非同期となる場合があることを考慮して、この状況では、ユーザが位置する環境の環境音を他の無線機器からの環境音と同期させるとともに、同期後にこれらの環境音を比較することによって、ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定する必要がある。
【0031】
同じ環境にある無線機器が受信した環境音の音声ストリームの同期を図るには、タイムスタンプを用いてもよい。たとえば、NTPv4(ネットワーク・タイム・プロトコル)等の時間同期に関するプロトコルを組み合わせてサーバと無線機器間の通信に適用することにより、すべてのクライアント機器のタイミング同期を図るようにしてもよい。この状況において、サーバに送信された音声ストリームがタイムスタンプ情報を有する場合は、簡単な調整により同期状態とすることができる。
【0032】
また、時間シーケンス整列アルゴリズムを用いることにより、音声ストリームを時間データ・シーケンスとして処理するようにしてもよい。従来技術においては、連続プロファイル・モデル(CPM:Continuous Profile Model)や動的タイム・ラッピング(DTW:DynamicTime Wrapping)等、時間シーケンス整列のための周知のアルゴリズムが多数存在する。これらのうち、DTWは、時間シーケンスを1つずつ整列する。CPMは、広範囲の整列を行うため、連続したデータ・シーケンスに有効である。
【0033】
音声データの照合については、成熟したアルゴリズムが多数存在することから、ここでは簡素化のため詳述しない。
【0034】
上述の通り、同じ環境の異なる位置で無線機器が受信した特定の環境音の音声ストリームは、わずかに異なる場合がある。そこで、この状況では、本発明の一実施形態に係る実際の環境の差異に従って、音声データの照合に閾値を設定してもよい。ユーザの無線機器の環境音と他の無線機器の環境音との差異がこの閾値内であれば、これら2つの環境音は一致するものと見なす。この閾値は、受信した環境音に従ってサーバにより自動的に設定してもよいし、ユーザが位置する実際の環境に従ってユーザが手動で設定してもよい。
【0035】
ステップS340においては、無線機器の一覧をユーザに送信して、無線機器の一覧から、接続する1つまたは複数の無線機器をユーザが選択できるようにする。ここでも同様に、無線機器の一覧には、無線機器の識別情報や、ユーザの名前、写真、電子メール、電話番号、住所等の無線機器に関連するユーザ情報といった無線機器の関連情報を含んでいてもよい。
【0036】
ユーザは、自身と同じ環境にある他の無線機器の一覧をサーバから受信した後、他の無線機器の情報または無線機器に関連するユーザ情報を確認することにより、無線機器と接続するか否かを判定するようにしてもよい。この時点で、ユーザは、一覧の中から接続する1つまたは複数の特定の無線機器またはすべての無線機器を選択するようにしてもよい。
【0037】
ステップS350において、サーバは、無線機器の選択をユーザから受信したら、ユーザの無線機器と選択された1つまたは複数の無線機器とを接続する。たとえば、ユーザに代わって、選択された1つまたは複数の無線機器に接続要求を送信し、相手の接続確認を受信したら、ユーザの無線機器と対象の無線機器との接続を確立するようにしてもよい。
【0038】
ステップS360に示すように、無線機器間の接続が確立したら、サーバは、これら相互接続した無線機器のバーチャル・コミュニティをさらに確立して、コミュニティ内の無線機器が相互の通信、情報の共有、およびその他の機能の実現を容易に図ることができるようにしてもよい。
【0039】
本発明は、環境音を用いて無線機器が同じ場所にあるか否かを確認するため、接続相手を容易に決定することができる。
【0040】
無線機器には、クライアント・アプリケーションをインストールしてもよい。無線機器のユーザがこのクライアント・アプリケーションを起動して周囲の人々を探索すると、マイクによって環境音が録音され、サーバに送信される。その後、サーバ側アプリケーションが環境音を確認し、アルゴリズムに従って分析するとともに、類似の環境音をサーバに送信済みのユーザとの照合を行う。サーバ側アプリケーションが一致する環境音を見つけると、クライアント・アプリケーションは、対応する無線機器IDを表示するとともに、その無線機器との接続を推奨する。
【0041】
以下、具体例により本発明を説明する。本実施形態においては、携帯電話を例として説明を行うが、当業者には当然のことながら、本願は携帯電話間の接続の確立に限定されるものではない。実際、本願の開示内容を用いることによって、無線通信機能を有する任意の機器を相互に接続可能である。
【0042】
まず、他者とつながりたいユーザは、自身の携帯電話のアプリケーションを開いて、「探索」機能を起動することにより、周囲の他のユーザを見つける。
【0043】
このアプリケーションは、携帯電話のマイクで収集した音声を記録し、音声ストリームに変換してサーバに送信する。
【0044】
サーバは、音声ストリームを受信すると、それを分析して一意のデジタル・シーケンスに変換する。
【0045】
サーバは、このデジタル・シーケンスを他の携帯電話からの類似音声のデジタル・シーケンスと照合する。アプリケーションが同時に起動した携帯電話は何百万台も存在する可能性がある一方、環境音が同じとなるのは一定の領域内のみであることを考慮して、サーバは、GPRS情報または基地局情報を利用して一定の距離内の携帯電話のみと照合することも検討する。
【0046】
サーバは、一致する携帯電話を見つけると、携帯電話の一覧をすべての携帯電話に送り返す。ユーザは、この一覧から、接続する1つまたは複数の携帯電話を選択可能である。サーバは、携帯電話間の接続を確立した後、各携帯電話について、接続した携帯電話の一覧を保存するようにしてもよい。一方、サーバは、これら相互接続した携帯電話のバーチャル・コミュニティを維持して、携帯電話が相互に通信できるようにする。ユーザは、接続が確立したら、「探索」機能を閉じることを選択してもよい。最後に、アプリケーションを終了すると、ユーザと他者とのつながりは解消される。
【0047】
本発明によれば、たとえば同じ部屋にある他の無線機器の位置をより正確に特定可能である。これは、GPS位置情報等の他の情報を用いても、ほとんど実現することができない。また、GPSは、屋内では機能しない場合がある。さらには、本発明の技術を用いて他者とつながろうとする場合、物理的に顔を合わせる必要がない。これは、顔を合わせての交流活動に消極的な人々にとって、大きな価値がある。このような人々は、まず、無線機器上のアプリケーションを介してつながることができる。さらに、1人ずつではなく、一度に複数の他者とつながることができる。
【0048】
図4は、本発明の別の実施形態に係る、無線機器間の接続を確立する方法を示した図である。この方法は、ユーザの無線機器であるクライアント側で実施する。ステップS410においては、ユーザが位置する環境の環境音を受信する。この環境音は、ユーザの無線機器のマイクで収集するようにしてもよい。
【0049】
ステップS420においては、環境音をサーバに送信する。
【0050】
ステップS430においては、サーバからの無線機器の一覧の受信に応答して、接続対象の無線機器を選択する。この無線機器の一覧は、環境音に従ってユーザと同じ環境にあると判定された他の無線機器の一覧である。
【0051】
ステップS440においては、選択した接続対象の無線機器の関連情報をサーバに送信することによって、選択した無線機器との接続を確立する。
【0052】
選択した無線機器がユーザとの接続に同意したら、ユーザの無線機器は、選択した無線機器との無線接続を確立し、それに基づいて通信を行う。
【0053】
図5は、本発明の一実施形態に係る、無線機器間の接続を確立するシステム500を示した図である。このシステム500は、ユーザが位置する環境の環境音をユーザの無線機器から受信するように構成された受信手段510と、環境音に従って、ユーザと同じ環境にある他の無線機器の一覧を取得するように構成された処理手段520と、無線機器の一覧から、接続する1つまたは複数の無線機器をユーザが選択できるように、無線機器の一覧をユーザに送信するように構成された送信手段530とを備える。
【0054】
本発明の一実施形態によれば、処理手段520は、他の無線機器から環境音を取得するように構成された環境音取得手段540と、ユーザが位置する環境の環境音を他の無線機器からの環境データと照合することによって、ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定するように構成された照合手段550とをさらに備える。
【0055】
本発明の一実施形態によれば、処理手段520は、ユーザの無線機器の位置情報に従って、無線機器に近い他の無線機器を判定するように構成された位置情報取得手段560をさらに備える。ユーザの無線機器の位置情報を取得した後、環境音取得手段は、ユーザの無線機器の周りにあると判定した他の無線機器から環境音を取得する。
【0056】
本発明の一実施形態によれば、位置情報は、汎用パケット無線サービス(GPRS)情報、全地球測位システム(GPS)情報、およびアシスト全地球測位システム(AGPS)情報のうちの1つまたは複数であってもよい。アプリケーションが同時に起動した無線機器は何百万台も存在する可能性がある一方、環境音が同じとなるのは一定の領域内のみであることから、位置情報を用いて一定の距離内の無線機器を探索することにより、照合の演算負荷が大幅に軽減される。
【0057】
本発明の一実施形態によれば、照合手段550は、ユーザが位置する環境の環境音を他の無線機器からの環境音と同期させ、同期させた環境音を比較することによって、ユーザと同じ環境にある他の無線機器を判定することにより、異なる無線機器間の非同期性によって一致が見られなくなる可能性を排除するようにさらに構成されている。
【0058】
また、本発明の一実施形態によれば、処理手段は、無線機器の一覧における無線機器のユーザによる選択の受信に応答して、ユーザの無線機器を選択された無線機器に接続するとともに、接続した無線機器のバーチャル・コミュニティを確立して、コミュニティ内の無線機器が相互の通信、情報の共有、およびその他の機能の実現を容易に図ることができるように、さらに構成されている。
【0059】
図6は、本発明の別の実施形態に係る、無線機器間の接続を確立するシステム600を示した図である。このシステム600は、ユーザのクライアント側で実装されるものであって、ユーザが位置する環境の環境音を受信するように構成された受信手段610を備える。この環境音は、ユーザの無線機器のマイクで収集するようにしてもよい。このシステムは、環境音をサーバに送信するように構成された送信手段620と、サーバからの無線機器の一覧の受信に応答して、接続対象の無線機器を選択するように構成された選択手段630とをさらに備える。この無線機器の一覧は、環境音に従ってユーザと同じ環境にあるとサーバ側で判定された他の無線機器の一覧である。その後、送信手段は、選択した接続対象の無線機器の関連情報をサーバに送信することによって、選択した無線機器との接続を確立する。さらに、このシステム600は、選択した無線機器との接続を確立するように構成された接続手段640を備えていてもよい。
【0060】
本発明は、本発明に係る方法を実行するための命令を含む記憶媒体または信号キャリアをさらに提供する。
【0061】
図面中のフローチャートおよびブロック図は、本発明の種々の実施形態に係るシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム製品の考え得る実施態様の構成、機能、および動作を示している。この点において、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、規定の論理機能を実施する1つまたは複数の実行可能な命令を含むコードのモジュール、セグメント、または一部を表していてもよい。また、別の実施態様において、ブロックに記載の各機能は、図面中に記載の順序と異なる順序で実行してもよい。たとえば、連続する2つのブロックが実際には、その関係する機能に応じて、実質的に同時に実行されてもよいし、場合によっては、逆の順序で実行されてもよい。また、ブロック図またはフローチャートあるいはその両方の各ブロック、ならびにブロック図またはフローチャートあるいはその両方のブロックの組み合わせは、規定の機能もしくは動作を実行するハードウェアを用いた専用システムまたは専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実施可能である。
【0062】
当業者には当然のことながら、本発明は、システム、方法、またはコンピュータ・プログラム製品として実施してもよい。したがって、本発明は、本明細書において「回路」、「モジュール」、または「システム」と総称する完全なハードウェアの形態、完全なソフトウェアの形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)、またはソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた形態であってもよい。さらに、本発明の各態様は、コンピュータ可用プログラム・コードが具現化された1つまたは複数のコンピュータ可読媒体に具現化されたコンピュータ・プログラム製品の形態であってもよい。
【0063】
1つまたは複数のコンピュータ可用または可読媒体を任意に組み合わせて用いてもよい。コンピュータ可用または可読記憶媒体は、たとえば電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、もしくは半導体システム、装置、もしくは機器、または伝搬媒体であってもよいが、これらに限られるものではない。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(包括的な一覧ではない)としては、1つまたは複数の配線を有する電気接続、携帯用フロッピー(R)ディスク、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、消去・プログラム可能型読出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、携帯用コンパクト・ディスク読出し専用メモリ(CD−ROM)、光学記憶装置、インターネットもしくはイントラネットに対応した光伝送媒体、または磁気記憶装置等が挙げられる。なお、このコンピュータ可用または可読媒体は、プログラムが印刷された紙媒体等の適当な媒体であってもよい。その場合は、たとえばこのような紙媒体等の媒体を電気的にスキャンすることによって、プログラムを電子的に取得した後、適当な方法でコンパイル、解釈、または処理し、必要に応じてコンピュータ・メモリに格納する。本明細書の文脈において、コンピュータ可用または可読媒体は、命令実行システム、装置、または機器による使用またはそれらとの関連でプログラムを包含、格納、搬送、伝搬、または送信可能な任意の媒体であってもよい。コンピュータ可用媒体は、たとえばベースバンドまたは搬送波の一部としてコンピュータ可読プログラム・コードが具現化された伝搬データ信号を含んでいてもよい。コンピュータ可用プログラム・コードは、無線、有線、光ファイバ・ケーブル、RF等の媒体、またはこれらに限定されない任意の適当な媒体を用いて送信してもよい。
【0064】
本発明の動作を実行するコンピュータ・プログラム・コードは、Java(R)、Smalltalk(R)、C++等のオブジェクト指向プログラミング言語およびC言語または類似するプログラミング言語等の従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つまたは複数のプログラミング言語を任意に組み合わせて記述してもよい。このプログラム・コードは、スタンドアロン型のソフトウェア・パッケージとしてユーザのコンピュータ上で全部または一部を実行してもよいし、ユーザのコンピュータ上および遠隔のコンピュータ上でそれぞれ一部を実行してもよいし、遠隔のコンピュータまたはサーバ上で全部を実行してもよい。後者の場合は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)等の任意の種類のネットワークを介して遠隔のコンピュータをユーザのコンピュータに接続してもよいし、(たとえば、インターネット・サービス・プロバイダを用いてインターネットを介することにより)外部のコンピュータに接続してもよい。
【0065】
以上、好ましい解決手段と併せて本発明を詳細に説明したが、当然のことながら、上記の実施形態は説明を目的としたものに過ぎず、本発明を何ら限定するものではない。当業者は、本発明の範囲と趣旨から逸脱することなく、開示した本発明の解決手段に変更を加えてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6