(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5925448
(24)【登録日】2016年4月28日
(45)【発行日】2016年5月25日
(54)【発明の名称】車載機器
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20160516BHJP
H01M 10/44 20060101ALI20160516BHJP
B60L 3/00 20060101ALI20160516BHJP
B60L 11/18 20060101ALI20160516BHJP
【FI】
H02J7/00 301C
H02J7/00 P
H01M10/44 A
B60L3/00 S
B60L11/18 C
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2011-192708(P2011-192708)
(22)【出願日】2011年9月5日
(65)【公開番号】特開2013-55806(P2013-55806A)
(43)【公開日】2013年3月21日
【審査請求日】2014年8月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001487
【氏名又は名称】クラリオン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】特許業務法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】甲斐 正晴
(72)【発明者】
【氏名】住友 義孝
【審査官】
田中 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開平05−137202(JP,A)
【文献】
特開2008−100646(JP,A)
【文献】
実開平05−034040(JP,U)
【文献】
特開平09−322313(JP,A)
【文献】
特開2009−213301(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00
B60L 3/00
B60L 11/18
H01M 10/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から充電される車両に搭載される車載機器であって、
予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出する車両位置検出手段と、
前記車両に充電を行うための充電接続部が外部の充電設備に接続されたことを検出する接続検出手段と、
前記車両が備えるドアロック装置のロック状態を検出するドアロック検出手段と、
前記充電接続部が配置される充電口のカバーの開閉状態を検出する充電口カバー開閉状態検出手段と、
前記車両のアクセサリー電源のオフを検出し、前記車両位置検出手段において予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出し、前記ドアロック検出手段において前記車両が備える前記ドアロック装置のロック状態を検出し、前記充電口カバー開閉状態検出手段において前記充電接続部が配置される充電口のカバーが閉じていることを検出した場合に、前記充電接続部への接続忘れを報知する充電制御手段と、
を備えることを特徴とする車載機器。
【請求項2】
外部から充電される車両に搭載される車載機器であって、
予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出する車両位置検出手段と、
前記車両に充電を行うための充電接続部が外部の充電設備に接続されたことを検出する接続検出手段と、
前記車両が備えるドアロック装置のロック状態を検出するドアロック検出手段と、
前記充電接続部が配置される充電口のカバーの開閉状態を検出する充電口カバー開閉状態検出手段と、
前記車両のアクセサリー電源のオフを検出し、前記車両位置検出手段において予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出し、前記ドアロック検出手段において前記車両が備える前記ドアロック装置のロック状態を検出し、前記充電口カバー開閉状態検出手段において前記充電接続部が配置される充電口のカバーが開いていることを検出した場合であって、さらに、所定時間経過しても前記接続検出手段において前記充電接続部が外部の充電設備に接続したことが検出されない場合に、前記充電接続部への接続忘れを報知する充電制御手段と、
を備えることを特徴とする車載機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両充電に供される車載機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車やプラグインハイブリッド車においては、一般的に自宅等の普段使用する駐車場での駐車中に充電プラグを接続することにより充電が行われている。このため、帰宅した際に充電プラグの接続が忘れられている場合には、ユーザーに対し充電プラグの接続が忘れられていることを通知する技術が既に知られている。これは、カーナビゲーションが持っている車両の位置情報から車両の現在位置が自宅等の充電場所として予め登録した場所であるかの判断と、エンジンの停止やアクセサリー電源のオフをトリガとして、カーナビゲーション装置の画面等で予め設定した時間(例えば、5分)のタイマーを起動し、この時間内に充電プラグが接続されない場合には、ユーザーに充電プラグが接続されないことを車両に設置されたブザーやメール送信等によるアラームにより通知するというものである(例えば、下記特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−262304号公報
【特許文献2】特開平9−37473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術においては、エンジンの停止やアクセサリー電源のオフの時点でタイマーが起動するため、自宅等に到着後、充電プラグを接続する前に、車内の清掃や大量の荷物を家に運び入れるなどしていると、ユーザーが車両の近辺にいるにもかかわらず、充電忘れを知らせるアラームが作動し、ユーザーにとって煩わしいものとなっていた。
また、予め設定するタイマーの時間を長く設定することにより余計なアラームを回避することもできるが、実際に充電プラグの接続を忘れていた場合には、帰宅後にユーザーが家の中ですっかりくつろいでいる状態でアラームが通知されることもあり、ユーザーの利便性を欠くものとなっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーの利便性を損なうことなく充電プラグの接続忘れを防止することができる車載機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、外部から充電される車両に搭載される車載機器であって、予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出する車両位置検出手段と、前記車両に充電を行うための充電接続部が外部の充電設備に接続されたことを検出する接続検出手段と、前記車両が備えるドアロック装置のロック状態を検出するドアロック検出手段と、前記充電接続部が配置される充電口のカバーの
開閉状態を検出する充電口カバー
開閉状態検出手段と、
前記車両のアクセサリー電源のオフを検出し、前記車両位置検出手段において予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出し、前記ドアロック検出手段において前記車両が備える前記ドアロック装置のロック状態を検出し、
前記充電口カバー開閉状態検出手段において前記充電接続部が配置される充電口のカバーが閉じていることを検出した場合に、前記充電接続部への接続忘れ
を報知
する充電制御手段と、を備え
ることを特徴とする。
また、本発明は、外部から充電される車両に搭載される車載機器であって、予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出する車両位置検出手段と、前記車両に充電を行うための充電接続部が外部の充電設備に接続されたことを検出する接続検出手段と、前記車両が備えるドアロック装置のロック状態を検出するドアロック検出手段と、前記充電接続部が配置される充電口のカバーの開閉状態を検出する充電口カバー開閉状態検出手段と、前記車両のアクセサリー電源のオフを検出し、前記車両位置検出手段において予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出し、前記ドアロック検出手段において前記車両が備える前記ドアロック装置のロック状態を検出し、前記充電口カバー開閉状態検出手段において前記充電接続部が配置される充電口のカバーが開いていることを検出した場合であって、さらに、所定時間経過しても前記接続検出手段において前記充電接続部が外部の充電設備に接続したことが検出されない場合に、前記充電接続部への接続忘れを報知する充電制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
この構成において、前記ドアロック検出手段は、前記ドアロック装置が前記車両の外部からの操作によりロック状態となったか、前記車両の内部からの操作によりロック状態となったかを識別し、前記車両の外部からの操作によりドアロック状態となった場合にのみ前記ドアロック装置のロック状態を検出する構成としてもよい。
【0007】
また、前記充電制御手段は、前記車両のアクセサリー電源のオフを検出し、前記車両位置検出手段において予め登録された充電位置に前記車両が位置していることを検出し、前記ドアロック検出手段において前記車両が備える前記ドアロック装置のロック状態を検出し、前記接続検出手段において前記車両に充電を行うための前記充電接続部が外部の充電設備に接続されたことを検出していない場合に、前記充電接続部への接続忘れを検出して報知を行う構成としてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザーの利便性を損なうことなく充電プラグの接続忘れを防止する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る車載機器の構成を示した模式図である。
【
図2】本発明の第1実施形態に係る車載機器における処理の手順を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の第2実施形態に係る車載機器における処理の手順を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本発明は、走行用バッテリーを備え、このバッテリーに対して外部から充電されるモーターのみを搭載した電気自動車やモーター及びエンジンを搭載したプラグインハイブリッド車等の電動車両に適用することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車載機器1の構成を示した模式図である。
図1に示すように、車載機器1は、車両位置管理ユニット2(車両位置検出手段)と、ドアロック管理ユニット3(ドアロック検出手段)と、充電管理ユニット4(接続検出手段)と、情報通信管理ユニット5(充電制御手段)を備えている。また、車両位置管理ユニット2、ドアロック管理ユニット3、充電管理ユニット4及び情報通信管理ユニット5は、車内ネットワーク11により接続され、通信可能となっている。
【0012】
車両位置管理ユニット2は、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されているGPS電波を受信して車両10の位置情報を取得し、ユーザー40が自宅の駐車場や充電スタンド等の車両10の充電を行う位置として予め登録した充電登録位置に車両10があることを検出する。
【0013】
ドアロック管理ユニット3は、車両10のドアロック装置(図示省略)がロック状態にされたことを検出する。ドアロック管理ユニット3は、遠隔操作によりドアロック装置を操作することができるリモコンドアロックキーにより、ドアロック装置を操作したとき、車両10の内部からの操作か、車両10の外部からの操作かを受信する電波の強度により識別するための複数のアンテナを備え(図示省略)、ユーザー40が車両10の内部からドアロック装置を操作してロック状態にしたことと、車両10の外部からドアロック装置を操作してロック状態にしたことを識別する。
【0014】
充電管理ユニット4は、自宅の駐車場や充電スタンド等に設置される充電設備である充電器20が備える車両10側へ電力を供給するための充電プラグ21が車両10の充電接続部13に接続されたことを検出する。充電接続部13への充電プラグ21の接続後、充電器20は、車両10の走行用バッテリーの残量を検出し、走行用バッテリーが満充電となるまで充電する。
【0015】
情報通信管理ユニット5は、ドアロック装置がロック状態にされた時点からの時間(以下、所定時間という)を計測するタイマー5aを備え、タイマー5aの起動からユーザー40に充電プラグ21の接続忘れを判断するのに十分な時間が経過し、充電管理ユニット4が充電プラグ21の充電接続部13への接続を検出していない場合、充電プラグ21の接続忘れをユーザー40に報知する。また、情報通信管理ユニット5は、車両10のアクセサリー電源12の出力電圧を検出して、この電圧に基づき車両10のアクセサリー電源12のオフを検出する。
【0016】
また、情報通信管理ユニット5は、車両10の外部の通信会社等の情報センター30と無線で通信可能となっており、充電プラグ21の接続忘れを判定した場合に、情報通信管理ユニット5から情報センター30に対してユーザー40の携帯する端末41に充電プラグ21の接続忘れを通知する信号の送信を要求し、情報センター30はこの要求に応じてユーザー40の携帯する端末41に対し信号を送信し、この信号を受信した端末41はユーザー40に対し充電プラグ21の接続忘れを報知する。本実施形態においては、情報通信管理ユニット5は、情報センター30を介して端末41から充電プラグ21の接続忘れをユーザー40に報知しているが、情報センター30を介さずに情報通信管理ユニット5と端末41が直接通信して端末41から充電プラグ21の接続忘れをユーザー40に報知するなど、ユーザー40への報知を行うための種々の構成をとることが可能である。
【0017】
次に、本実施形態に係る車載機器1における処理の手順について説明する。
図2は、本実施形態に係る車載機器1における処理の手順を示したフローチャートである。
図2に示すように、はじめに、ステップS10において、情報通信管理ユニット5は、アクセサリー電源12がオフとなっているか判断する。情報通信管理ユニット5はアクセサリー電源12がオフとなっている場合、ステップS11に移行する。また、情報通信管理ユニット5はアクセサリー電源12がオフとなっていない場合、ステップS10に戻る。
【0018】
ステップS11において、情報通信管理ユニット5は、車両位置管理ユニット2において車両10が充電登録位置にあることを検出しているか判断する。情報通信管理ユニット5は、車両位置管理ユニット2において車両10が充電登録位置にあることを検出している場合、ステップS12に移行する。また、情報通信管理ユニット5は、車両位置管理ユニット2において車両10が充電登録位置にあることを検出していない場合、ステップS10に戻る。
【0019】
ステップS12において、情報通信管理ユニット5は、ドアロック管理ユニット3がドアロック装置のロック状態を検出したか判断する。情報通信管理ユニット5は、ドアロック管理ユニット3がドアロック装置のロック状態を検出している場合、ステップS13に移行する。また、情報通信管理ユニット5は、ドアロック管理ユニット3がドアロック装置のロック状態を検出していない場合、ステップS12に戻る。ドアロック管理ユニット3は、車両10の外部からドアロック装置がロック状態にされた場合にドアロック状態を検出することにより、ユーザー40が車両10から降車したことを明確に判断して、充電プラグ21の接続忘れをより正確に判断できるようになるが、必ずしも車両10の外部からドアロック装置を操作したことを識別する必要はない。
【0020】
ステップS13において、情報通信管理ユニット5は、タイマー5aを起動し、タイマー5aの起動から上記所定時間が経過し、充電管理ユニット4が充電プラグ21の充電接続部13への接続を検出していない場合、充電プラグ21の接続忘れをユーザー40に報知する。これにより、ユーザー40の利便性を損なうことなく前記充電プラグ21の接続忘れを防止することができる。また、自宅等に到着後、車内の清掃や大量の荷物を家に運び入れるなどしていると、ユーザー40が車両10の近辺にいるにもかかわらず、充電プラグ21の接続忘れをユーザー40に報知したり、帰宅後にユーザー40が家の中ですっかりくつろいでいる状態で充電プラグ21の接続忘れをユーザー40に報知したりすることを防ぐことができるため、ユーザー40の利便性を向上することができる。
【0021】
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
図3は、充電口50の外観を示した模式図である。本実施形態においては、
図3に示すように、充電接続部13が配置される充電口50のカバー51の開閉状態をカバー51に設けられたフック51aが車体側に設けたラッチ50aに掛かり留められたときにラッチ50aが備えるスイッチがONになって情報通信管理ユニット5に信号を出力する構成となっている。情報通信管理ユニット5は、ラッチ50aからの信号を検出していないときは、
図3(a)に示すように、充電口50のカバー51が開いていると判定し、ラッチ50aからの信号を検出しているときは、
図3(b)に示すように、充電口50のカバー51が閉じていると判定する。なお、この他の構成については第1実施形態と同様である。
【0022】
次に、本実施形態に係る車載機器1における処理の手順について説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る車載機器1における処理の手順を示したフローチャートである。
図4に示すように、ステップS12において、情報通信管理ユニット5は、ユーザー40が車両10の外部からドアロック装置を操作しロック状態としたことを検出した場合、ステップS20に移行する。
【0023】
ステップS20において、情報通信管理ユニット5は、充電口50のカバー51の開閉状態を判断する。情報通信管理ユニット5は、充電口50のカバー51が開いている場合、ステップS13に移行する。また、情報通信管理ユニット5は、充電口50のカバー51が閉じている場合、ステップS21に移行する。
【0024】
ステップS21において、情報通信管理ユニット5は、車両10に設置されたスピーカー14から警告音を発することによりユーザー40に充電プラグ21の接続忘れを通知する。このため、本実施形態に係る車載機器1においては、ユーザー40が車両10から降りたとき、充電口50がオープンにされていない場合には、車両10の付近にいるユーザー40に充電プラグ21の接続忘れを即時に通知することができる。これにより、リアルタイムにユーザー40へ充電プラグ21の接続忘れを通知することができるため、ユーザー40の利便性をより向上することができる。
【0025】
なお、上述した車両位置管理ユニット2の機能は、カーナビゲーション装置に担わせることが考えられ、例えば、カーナビゲーション装置が有する地図情報に充電登録位置情報を持たせ、カーナビゲーション装置が有する車両10の位置情報から、車両10が充電登録位置にあることを検出するようにしてもよい。この場合、充電登録位置は、カーナビゲーション装置の画面に表示された地図上においてユーザー40が任意に設定できるようにし、上記所定時間もカーナビゲーション装置の画面においてユーザー40が任意に設定できるようにする。このように、車両位置管理ユニット2の機能をカーナビゲーション装置に担わせることで、容易にユーザー40の意向に沿った動作を設定することができ、ユーザー40の利便性をより向上することができる。さらに、車載機器1の機能をカーナビゲーション装置に担わせるようにすることも考えられ、この他にも、それぞれに専用の装置を用いたり、車両10の既存のエンジンコントロールユニットに担わせる等、種々の構成をとることが可能である。
【0026】
また、車両位置検出手段においては、車両10の充電を行う自宅の駐車場や充電スタンド等の充電登録位置に発信器を設置し、この発信器からの信号を車両10に設置した受信器により検出したときに車両10が充電登録位置に位置したことを検出する構成や、充電登録位置に磁気マーカーを設置し、この磁気マーカーの磁気を車両10に設置した磁気検出器により検出したときに車両10が充電登録位置に位置したことを検出する構成や、充電登録位置に光学的マーカーを設置し、この光学的マーカーのパターンを車両10に設置した撮像装置により検出したときに車両10が充電登録位置に位置したことを検出する構成をとることも可能である。
【0027】
また、ドアロック検出手段においては、車両10の内部からユーザー40が手動でドアロック装置をロック状態にしたときに車両10の内部からの操作によりロック状態としたと判定し、車両10の外部からユーザー40がドアキーを用いてドアロック装置をロック状態としたときに車両10の外部からの操作によりロック状態としたと判定することで、ドアロック装置が車両10の外部からの操作によりロック状態となったか、車両10の内部からの操作によりロック状態となったかを識別する構成とすることも可能である。
【0028】
また、本実施形態においては、情報通信管理ユニット5は、アクセサリー電源12がオフとなっていることもタイマー5aの起動の条件としているため、例えばモーター以外にエンジンをも備えるプラグインハイブリッド車においては充電プラグ21の接続忘れをより正確に判断することができるが、例えばモーターのみを備える電気自動車の場合には、必ずしもアクセサリー電源12がオフとなっていることをタイマー5aの起動の条件に含めなくともよい。
【符号の説明】
【0029】
1 車載機器
2 車両位置管理ユニット(車両位置検出手段)
3 ドアロック管理ユニット(ドアロック検出手段)
4 充電管理ユニット(接続検出手段)
5 情報通信管理ユニット(充電制御手段)
5a タイマー
10 車両
11 車内ネットワーク
12 アクセサリー電源
13 充電接続部
14 スピーカー
20 充電器
21 充電プラグ
30 情報センター
40 ユーザー
41 端末
50 充電口
50a ラッチ
51 カバー
51a フック