【文献】
020型ファッションアプリ「Snapette(スナペティ)」が日本上陸【三橋ゆか里】,2012.08.22,URL http://tecwave.jp/archives/51738716.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
自身が購入したファッションアイテムに関する情報を投稿する投稿者が操作する投稿者端末と、前記投稿者によって投稿された情報を閲覧する閲覧者が操作する閲覧者端末と、前記投稿者端末から投稿された情報を前記閲覧者端末に公開する情報公開装置とを、通信回線を介して接続した情報提供システムであって、
前記投稿者端末は、
前記投稿者による、前記投稿者が購入した前記ファッションアイテムに関する被写体を撮像した投稿画像の入力を受け付ける投稿画像入力受付手段と、
前記投稿者による、前記投稿画像入力受付手段によって入力を受け付けた前記投稿画像に関連する、前記ファッションアイテムの購入店舗を示す購入店舗情報を含んだ関連情報の入力を受け付ける関連情報入力受付手段と、
前記投稿画像と前記関連情報を含む投稿情報を前記情報公開装置へ送信する投稿情報送信手段とを備え、
前記情報公開装置は、
前記投稿者端末から受信した前記投稿情報を記録装置に記録する投稿情報記録手段と、
前記閲覧者端末から情報提供を希望する店舗名の情報を受信して、あらかじめ前記記録装置へ記録しておく希望店舗情報記録手段と、
前記閲覧者端末からの前記情報提供を希望する店舗名を前記関連情報に含む投稿画像に絞り込むように閲覧条件が指定された閲覧要求に応じて、前記関連情報に基づいて特定される前記ファッションアイテムの購入店舗の名前が、あらかじめ前記記録装置に記録されている前記情報提供を希望する店舗名と一致する投稿画像を前記記録装置から読み出して一覧表示した公開用情報を生成する公開用情報生成手段とを備え、
前記閲覧者端末は、
前記閲覧者から、前記情報提供を希望する店舗名の入力を受け付ける情報提供希望店舗入力受付手段と、
前記情報提供希望店舗入力受付手段で入力を受け付けた前記情報提供を希望する店舗名の情報を前記情報公開装置へ送信する希望店舗情報送信手段と、
前記情報公開装置から前記公開用情報を取得する公開用情報取得手段と、
前記公開用情報取得手段によって取得された前記公開用情報を表示装置に表示する公開用情報表示手段と、
前記公開用情報表示手段によって前記公開用情報として一覧表示された前記投稿画像の中から、前記閲覧者によるいずれかの前記投稿画像の選択を受け付ける投稿画像選択受付手段と、
前記投稿画像選択受付手段で選択を受け付けた前記投稿画像の前記投稿情報に含まれる前記関連情報を前記情報公開装置から取得する関連情報取得手段と、
前記関連情報取得手段によって取得された前記関連情報を前記表示装置に表示する関連情報表示手段とを備えることを特徴とする情報提供システム。
自身が購入したファッションアイテムに関する情報を投稿する投稿者による、前記投稿者が購入した前記ファッションアイテムに関する被写体を撮像した投稿画像の入力を受け付ける投稿画像入力受付手段と、
前記投稿者による、前記投稿画像入力受付手段によって入力を受け付けた前記投稿画像に関連する、前記ファッションアイテムの購入店舗を示す購入店舗情報を含んだ関連情報の入力を受け付ける関連情報入力受付手段と、
前記投稿画像と前記関連情報を含む投稿情報を記録する投稿情報記録手段と、
前記投稿者によって投稿された情報を閲覧する閲覧者から情報提供を希望する店舗名の入力を受け付ける情報提供希望店舗入力受付手段と、
前記情報提供希望店舗入力受付手段で入力を受け付けた前記情報提供を希望する店舗名の情報を、あらかじめ記録しておく希望店舗情報記録手段と、
前記閲覧者による前記情報提供を希望する店舗名を前記関連情報に含む投稿画像に絞り込むように閲覧条件が指定された閲覧要求に応じて、前記関連情報に基づいて特定される前記ファッションアイテムの購入店舗の名前が、あらかじめ記録されている前記情報提供を希望する店舗名と一致する投稿画像を一覧表示した公開用情報を生成する公開用情報生成手段と、
前記公開用情報生成手段によって生成された前記公開用情報を表示する公開用情報表示手段と、
前記公開用情報表示手段によって前記公開用情報として一覧表示された前記投稿画像の中から、前記閲覧者によるいずれかの前記投稿画像の選択を受け付ける投稿画像選択受付手段と、
前記投稿画像選択受付手段で選択を受け付けた前記投稿画像の前記投稿情報に含まれる前記関連情報を表示する関連情報表示手段とを備えることを特徴とする情報提供システム。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本実施の形態における情報提供システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報提供システム100は、投稿者端末200と、閲覧者端末300と、情報公開装置400と、情報提供者端末500とが、インターネットや携帯電話網などの通信回線を介して接続されることにより構成される。
【0009】
投稿者端末200は、自身が購入した商品や自身が受けたサービスに関する情報を情報提供システム100上に投稿する投稿者が所持する端末であって、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報端末が用いられる。閲覧者端末300は、投稿者によって投稿された情報を閲覧する閲覧者が所持する端末であって、例えばスマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報端末が用いられる。情報公開装置400は、投稿者端末200から投稿された情報を閲覧者端末400に公開するための処理を実行する装置であって、例えば、サーバ装置やパソコン等の情報処理装置が用いられる。情報提供者端末500は、自社が提供する商品やサービスに関する情報を提供する情報提供者が所持する端末であって、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報端末が用いられる。
【0010】
図1では、情報提供システム100は、投稿者端末200と、閲覧者端末300と、情報公開装置400と、情報提供者端末500とがそれぞれ1台ずつで構成される例を示しているが情報提供システム100の構成はこれに限定されない。例えば、複数の情報公開装置400で処理を分散させるようにしてもよいし、投稿者端末200と、閲覧者端末300と、情報提供者端末500の数は特に限定されるものではない。
【0011】
図2は、本実施の形態における投稿者端末200としてスマートフォンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、スマートフォンに情報公開装置400と通信を行って、以下に説明する情報投稿機能を提供するための情報投稿用アプリケーションがインストールされることにより、本実施の形態における投稿者端末200として動作する。なお、情報投稿用アプリケーションのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、投稿者端末200にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、情報投稿用アプリケーションのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
【0012】
投稿者端末200は、タッチパネル201と、通信モジュール202と、マイク203と、制御装置204と、スピーカー205と、カメラ206とを備えている。
【0013】
タッチパネル201は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、投稿者端末200のユーザである投稿者は、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、投稿者端末200を操作することができる。タッチパネル201は、投稿者によるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置204へ出力する。
【0014】
通信モジュール202は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介してインターネットに接続するためのモジュールが用いられる。投稿者端末200は、この通信モジュール202を介して情報公開装置400と通信を行う。
【0015】
マイク203は、投稿者による発話音声を入力するための集音装置である。マイク203から入力されたアナログデータは、制御装置204でデジタル信号に変換される。
【0016】
制御装置204は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、投稿者端末200の全体を制御する。なお、制御装置204を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、投稿者端末200を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述した情報投稿用アプリケーションのプログラムが記録されている。
【0017】
スピーカー205は、音声を出力するための出力装置である。制御装置204は、他のユーザから着信があった場合の音声データや、不揮発性メモリに記録されている音声データをスピーカー205を介して出力する。
【0018】
カメラ206は、レンズ、撮像素子、その他周辺回路によって構成される公知の撮像装置である。本実施の形態では、情報投稿用アプリケーションは、投稿者からの指示に基づいてカメラ206を用いた撮影を行う機能を備えている。
【0019】
図3は、本実施の形態における閲覧者端末300としてスマートフォンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、スマートフォンに情報公開装置400と通信を行って、以下に説明する情報閲覧機能を提供するための情報閲覧用アプリケーションがインストールされることにより、本実施の形態における閲覧者端末300として動作する。なお、情報閲覧用アプリケーションのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、閲覧者端末300にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、情報閲覧用アプリケーションのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
【0020】
閲覧者端末300は、タッチパネル301と、通信モジュール302と、マイク303と、制御装置304と、スピーカー305とを備えている。
【0021】
タッチパネル301は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、閲覧者端末300のユーザである閲覧者は、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、閲覧者端末300を操作することができる。タッチパネル301は、閲覧者によるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置304へ出力する。
【0022】
通信モジュール302は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介してインターネットに接続するためのモジュールが用いられる。閲覧者端末300は、この通信モジュール302を介して情報公開装置400と通信を行う。
【0023】
マイク303は、投稿者による発話音声を入力するための集音装置である。マイク303から入力されたアナログデータは、制御装置304でデジタル信号に変換される。
【0024】
制御装置304は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、閲覧者端末300の全体を制御する。なお、制御装置304を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、閲覧者端末300を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述した情報閲覧用アプリケーションのプログラムが記録されている。
【0025】
スピーカー305は、音声を出力するための出力装置である。制御装置304は、他のユーザから着信があった場合の音声データや、不揮発性メモリに記録されている音声データをスピーカー305を介して出力する。
【0026】
図4は、本実施の形態における情報公開装置400としてサーバ装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報公開装置400は、操作部材401と、接続IF(インターフェース)402と、制御装置403と、記録装置404とを備えている。
【0027】
操作部材401は、情報公開装置400の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
【0028】
接続IF402は、情報公開装置400をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。情報公開装置400は、この接続IF402を介して投稿者端末200、閲覧者端末300、情報提供者端末500と通信を行う。
【0029】
制御装置403は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報公開装置400の全体を制御する。なお、制御装置403を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF402を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
【0030】
記録装置404は、情報公開装置400が蓄える種々のデータや、制御装置403が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置404に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、操作者が取得したプログラムのデータを記録装置404にインストールすることによって、制御装置403がプログラムを実行できるようになる。
【0031】
図5は、本実施の形態における情報提供者端末500としてパーソナルコンピュータを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報提供者端末500は、操作部材501と、接続IF(インターフェース)502と、制御装置503と、記録装置504とを備えている。
【0032】
操作部材501は、情報提供者端末500の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
【0033】
接続IF502は、情報提供者端末500をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。情報提供者端末500は、この接続IF502を介して情報公開装置400と通信を行う。
【0034】
制御装置503は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報提供者端末500の全体を制御する。なお、制御装置503を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF502を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
【0035】
記録装置504は、情報提供者端末500が蓄える種々のデータや、制御装置503が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置504に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、操作者が取得したプログラムのデータを記録装置504にインストールすることによって、制御装置503がプログラムを実行できるようになる。
【0036】
本実施の形態における情報提供システム100では、投稿者端末200を所持する投稿者は、投稿者端末200上で上述した情報投稿用アプリケーションを起動して、自身が購入した商品や自身が受けたサービスに関する被写体を撮像し、得られた投稿画像を情報公開装置400にアップロードすることができる。これによって、投稿者は、自身が購入した商品や自身が受けたサービスの情報を情報提供システム100に投稿して公開することがき、閲覧者端末300を所持する閲覧者は、閲覧者端末300上で上述した情報閲覧用アプリケーションを起動して、投稿者によって投稿された情報を閲覧することができる。なお、本実施の形態では、情報提供システム100をファッション情報を提供するためのシステムとして用いる場合を想定して、投稿者は、自身が購入した洋服やアクセサリー等のファッションアイテムを撮影した投稿画像を投稿して公開する場合を例に、処理の説明を行う。
【0037】
本実施の形態では、情報提供システム100を利用して情報提供を希望する情報提供者は、情報提供者端末500を操作して、あらかじめ提供を希望する情報を登録しておく。ここでは、情報提供者は、自社が経営する店舗の情報を登録する例について説明する。店舗の情報としては、例えば店舗名、住所、電話番号、営業時間、取扱う商品のブランド、取扱う商品のカテゴリの情報が含まれる。情報提供者は、情報提供者端末500に表示される店舗情報の入力画面上で、上記の各情報を入力する。なお、商品のカテゴリは、後述する処理で投稿者によって入力される情報と同様の情報とすればよい。制御装置503は、情報提供者によって入力された店舗の情報を提供情報として情報公開装置400へ送信する。
【0038】
情報公開装置400では、制御装置403は、情報提供者端末500から提供情報を受信すると、受信した提供情報を記録装置404に記録する。
【0039】
投稿者は、タッチパネル201上で情報投稿用アプリケーションのアイコンにタッチする等、所定の操作を行うことにより、投稿者端末200上で情報投稿用アプリケーションの起動を指示することができる。制御装置204は、投稿者による情報投稿用アプリケーションの起動指示を検出すると、フラッシュメモリから情報投稿用アプリケーションのプログラムデータを読み出して実行することにより、投稿者端末200上で情報投稿用アプリケーションを起動する。
【0040】
投稿者は、タッチパネル201上に表示された情報投稿用アプリケーションの画面上で、投稿画像の撮影開始を指示することができる。制御装置204は、投稿者によって投稿画像の撮影開始が指示されたことを検出した場合には、カメラ206を使用した撮影機能を起動する。
【0041】
投稿者は、自身が所有しているファッションアイテムを被写体として撮影を行う。このとき、投稿者は、洋服やアクセサリーなどのファッションアイテムを個別に撮影してもよいし、複数のファッションアイテムを組み合わせて撮影を行ってもよい。また、投稿者自身が1つまたは複数のアイテムを身に着けた状態の写真を撮影してもよい。例えば、投稿者は、複数のアイテムでコーディネートした自分自身の写真を撮影することもできる。なお、投稿者は、タッチパネル201上に表示されたシャッターボタンにタッチする等、所定の操作を行うことにより、撮影を指示することができる。
【0042】
制御装置204は、投稿者によって撮影が指示された場合には、カメラ206を制御して撮像を行い、投稿画像の画像データを取得する。制御装置204は、投稿画像の画像データを取得した場合には、投稿者に投稿画像に関連する関連情報の入力を促すための関連情報入力画面をタッチパネル201上に表示する。
【0043】
投稿者は、タッチパネル201を操作して、関連情報入力画面上で被写体として撮影したファッションアイテムに関連する関連情報を入力する。本実施の形態では、例えば、関連情報入力画面には、被写体としたファッションアイテムのブランド名を示すブランド情報、ファッションアイテムのカテゴリを示すカテゴリ情報、ファッションアイテムの利用シーンを示す利用シーン情報、ファッションアイテムの購入店舗を示す購入店舗情報、ファッションアイテムの購入金額を示す購入金額情報を関連情報として入力するための入力欄が設けられており、投稿者は、各入力欄に情報を入力する。なお、各入力欄への情報の入力方法は特に限定されるものではないが、一例を挙げると以下のような方法が考えられる。
【0044】
情報公開装置400の記録装置404には、ファッションアイテムの主要なブランド名が記録されており、制御装置204は、関連情報入力画面を表示するに当たり、情報公開装置400にアクセスして、ブランド名の一覧情報を取得する。関連情報入力画面のブランド情報の入力欄は、ブランド名の一覧情報の中から任意のブランド名を選択することができるリストボックスとし、制御装置204は、情報公開装置400から取得したブランド名の一覧情報を該リストボックスに表示する。投稿者は、リストボックス内に表示されたブランド名の中から、被写体としたファッションアイテムのブランド名を選択することにより、関連情報入力画面上でブランド情報を入力することができる。
【0045】
また、情報公開装置400の記録装置404には、ファッションアイテムを分類するために用いられるカテゴリ名が記録されており、制御装置204は、関連情報入力画面を表示するに当たり、情報公開装置400にアクセスして、カテゴリ名の一覧情報を取得する。関連情報入力画面のカテゴリ情報の入力欄は、カテゴリ名の一覧情報の中から任意のカテゴリ名を選択することができるリストボックスとし、制御装置204は、情報公開装置400から取得したカテゴリ名の一覧情報を該リストボックスに表示する。投稿者は、リストボックス内に表示されたカテゴリ名の中から、被写体としたファッションアイテムのカテゴリ名を選択することにより、関連情報入力画面上でカテゴリ情報を入力することができる。なお、ファッションアイテムのカテゴリ名としては、例えば、トップス、アウター、ボトムス、ワンピース、バッグ、アクセサリー、ジュエリー、シューズ、ウォレット、腕時計、モバイルアクセサリー、スポーツウェア、アンダー、フォーマル、レイングッズ、ベビー、キッズ、マタニティーといったファッションアイテムを分類するために用いられる一般的なカテゴリの名称を用いればよい。
【0046】
また、情報公開装置400の記録装置404には、ファッションアイテムが利用されるシーンを想定した利用シーン名が記録されており、制御装置204は、関連情報入力画面を表示するに当たり、情報公開装置400にアクセスして、利用シーン名の一覧情報を取得する。関連情報入力画面の利用シーン情報の入力欄は、利用シーン名の一覧情報の中から任意の利用シーン名を選択することができるリストボックスとし、制御装置204は、情報公開装置400から取得した利用シーン名の一覧情報を該リストボックスに表示する。投稿者は、リストボックス内に表示された利用シーン名の中から、被写体としたファッションアイテムの利用シーン名を選択することにより、関連情報入力画面上で利用シーン情報を入力することができる。なお、ファッションアイテムの利用シーン名としては、例えば、仕事、通学、デート、パーティー、コンサート、結婚式、入学式、お食事会、旅行、海、休日、雨の日といったファッションアイテムが利用される一般的なシーンの名称を用いればよい。
【0047】
制御装置204は、関連情報入力画面を表示するに当たり、情報公開装置400にアクセスして、上述した処理で情報提供者端末500から登録された提供情報から、店舗名の一覧情報を取得する。関連情報入力画面の購入店情報の入力欄は、店舗名の一覧情報の中から任意の店舗名を選択することができるリストボックスとし、制御装置204は、情報公開装置400から取得した店舗名の一覧情報を該リストボックスに表示する。投稿者は、リストボックス内に表示された店舗名の中から、被写体としたファッションアイテムを購入した店舗の店舗名を選択することにより、関連情報入力画面上で購入店情報を入力することができる。なお、投稿者は、リストボックス内に被写体としたファッションアイテムを購入した店舗の店舗名が含まれていない場合には、店舗名をテキスト入力することもできる。
【0048】
ファッションアイテムの購入金額を示す購入金額情報の入力欄は、投稿者が購入金額を入力することができるテキストボックスとし、投稿者は、テキストボックスに購入金額を入力することにより、関連情報入力画面上で購入金額情報を入力することができる。なお、投稿者は購入金額をはっきりと覚えていない場合は、おおよその金額を入力すればよい。また、購入金額情報を入力するか否かは、投稿者が任意に選択できるようにしてもよい。
【0049】
制御装置204は、投稿者によって撮影された投稿画像と、投稿者によって入力された関連情報とを関連付けた投稿情報を情報公開装置400へ送信する。なお、投稿画像に複数のファッションアイテムが映っている場合には、投稿者は、それぞれのファッションアイテムごとに関連情報を入力することができ、その場合は、1つの投稿画像に複数の関連情報が関連付けられて情報公開装置400へ送信される。
【0050】
情報公開装置400では、制御装置403は、投稿者端末200から投稿情報を受信すると、受信した投稿情報を記録装置404に記録する。
【0051】
閲覧者は、タッチパネル301上で情報閲覧用アプリケーションのアイコンにタッチする等、所定の操作を行うことにより、閲覧者端末300上で情報閲覧用アプリケーションの起動を指示することができる。制御装置304は、閲覧者による情報閲覧用アプリケーションの起動指示を検出すると、フラッシュメモリから情報閲覧用アプリケーションのプログラムデータを読み出して実行することにより、閲覧者端末300上で情報閲覧用アプリケーションを起動する。
【0052】
閲覧者は、情報閲覧用アプリケーションを用いて投稿者による投稿情報を閲覧するための準備として、情報閲覧用アプリケーション上で情報登録を行う。情報登録に当たっては、閲覧者は、好みのブランドや興味があるブランドの名称を、情報提供を希望するブランド名として入力する。このときのブランド名の入力は、上述した投稿者端末200におけるブランド名の入力方法と同様の方法とすればよい。また、閲覧者は、好みの店舗や興味がある店舗の名称を、情報提供を希望する店舗名として入力する。このときの店舗名の入力も、上述した投稿者端末200における店舗名の入力方法と同様の方法とすればよい。
【0053】
制御装置304は、閲覧者によって入力された情報提供を希望するブランド名の情報と、情報提供を希望する店舗名の情報を提供希望情報として情報公開装置400へ送信する。
【0054】
情報公開装置400では、制御装置403は、閲覧者端末300から提供希望情報を受信すると、情報送信元の閲覧者端末300を所持する投稿者を一意に識別するための情報、例えば閲覧者IDを発行し、閲覧者端末300から受信した情報提供を希望するブランド名の情報と、情報提供を希望する店舗名の情報を、発行した閲覧者IDと関連付けた閲覧者情報を記録装置404に記録する。ここで発行された閲覧者IDは、閲覧者端末300にも通知され、閲覧者端末300では、制御装置304は、閲覧者IDをフラッシュメモリに記録する。
【0055】
閲覧者は、投稿者によって投稿された投稿情報の閲覧を希望する場合には、タッチパネル301上に表示された情報閲覧用アプリケーションの画面上で投稿情報の閲覧を指示する。このとき、閲覧者は、タッチパネル301上に表示された閲覧条件指定ボタンを操作して、閲覧条件として、投稿画像を人気ランキング順で表示するか、情報提供を希望するブランド名の商品が撮影された投稿画像に絞り込んで表示するか、情報提供を希望する店舗名の店舗で購入された投稿画像に絞り込んで表示するか、特定のカテゴリの商品に絞り込んで表示するか、特定の利用シーンに絞り込んで表示するかを指定することができる。
【0056】
制御装置304は、閲覧者によって投稿情報の閲覧が指示されたことを検出した場合には、情報公開装置400に閲覧者IDと閲覧条件とを関連付けた閲覧要求情報を送信して、投稿情報の閲覧を要求する。
【0057】
情報公開装置400では、制御装置403は、閲覧者端末300からの投稿情報の閲覧要求に応じて、閲覧条件に合った投稿画像を一覧表示した公開用情報を生成する。
【0058】
例えば、投稿画像を人気ランキング順で表示するように閲覧条件が指定されている場合には、制御装置403は、閲覧者による人気が高い順に投稿画像を並べて一覧表示した公開用情報を生成する。各投稿画像における閲覧者による人気は、例えば、閲覧者が投稿画像を閲覧した際に、好みの画像に対して投票をできるようにし、各投稿画像ごとに、閲覧者による投票数を記録しておき、この投票数が多いものが人気が高いとして、投票数が多い順に投稿画像を並べて一覧表示した公開用情報を生成するようにすればよい。あるいは、各投稿画像ごとに、閲覧者によって閲覧された回数を記録しておき、この閲覧回数が多いものが人気が高いとして、閲覧回数が多い順に投稿画像を並べて一覧表示した公開用情報を生成するようにすればよい。
【0059】
情報提供を希望するブランド名の商品が撮影された投稿画像に絞り込んで表示するように閲覧条件が指定されている場合には、制御装置403は、記録装置404に記録されている閲覧者が情報提供を希望するブランド名の情報の中から、閲覧条件とともに受信した閲覧者IDに関連付けて記録されているブランド名の情報を読み出す。制御装置403は、記録装置404に記録されている投稿情報の中から、読み出したブランド名の情報に一致するブランド情報が関連情報に含まれる投稿情報を特定し、特定した投稿情報に含まれる投稿画像を読み出して一覧表示した公開用情報を生成する。
【0060】
情報提供を希望する店舗名の店舗で購入された投稿画像に絞り込んで表示するように閲覧条件が指定されている場合には、制御装置403は、記録装置404に記録されている閲覧者が情報提供を希望する店舗名の情報の中から、閲覧条件とともに受信した閲覧者IDに関連付けて記録されている店舗名の情報を読み出す。制御装置403は、記録装置404に記録されている投稿情報の中から、読み出した店舗名の情報に一致する購入店情報が関連情報に含まれる投稿情報を特定し、特定した投稿情報に含まれる投稿画像を読み出して一覧表示した公開用情報を生成する。
【0061】
特定のカテゴリの商品に絞り込んで表示するように閲覧条件が指定されている場合には、制御装置403は、記録装置404に記録されている投稿情報の中から、閲覧条件で指定された商品のカテゴリに一致するカテゴリ情報が関連情報に含まれる投稿情報を特定し、特定した投稿情報に含まれる投稿画像を読み出して一覧表示した公開用情報を生成する。
【0062】
特定の利用シーンに絞り込んで表示するように閲覧条件が指定されている場合には、制御装置403は、記録装置404に記録されている投稿情報の中から、閲覧条件で指定された商品の利用シーンに一致する利用シーン情報が関連情報に含まれる投稿情報を特定し、特定した投稿情報に含まれる投稿画像を読み出して一覧表示した公開用情報を生成する。
【0063】
閲覧者端末300では、制御装置304は、情報公開装置400で生成された公開用情報を取得して、タッチパネル301上に表示する。これによって、閲覧者は、指定した閲覧条件に沿った投稿画像を閲覧することができる。
【0064】
制御装置304は、閲覧者によって、一覧表示した投稿画像のうち、いずれかの投稿画像がタッチされて選択されたことを検出した場合には、情報公開装置400にアクセスして、選択された投稿画像の関連情報を取得し、取得した関連情報をタッチパネル301に表示する。これによって、閲覧者は、興味を持った投稿画像にタッチして、投稿画像内に写っている商品の関連情報を確認することができる。
【0065】
図6は、本実施の形態において、投稿者端末200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図6示す処理は、投稿者によって情報投稿用アプリケーションの起動が指示されると起動するプログラムとして、制御装置204によって実行される。
【0066】
ステップS10において、制御装置204は、投稿者によって投稿画像の撮影開始が指示されたか否かを判断する。ステップS10で肯定判断した場合には、ステップS20へ進む。
【0067】
ステップS20では、制御装置204は、カメラ206を使用した撮影機能を起動する。その後、ステップS30へ進む。
【0068】
ステップS30では、制御装置204は、投稿者によって投稿画像の撮影が指示されたか否かを判断する。ステップS30で肯定判断した場合には、ステップS40へ進む。
【0069】
ステップS40では、制御装置204は、カメラ206を制御して撮像を行い、投稿画像の画像データを取得する。その後、ステップS50へ進む。
【0070】
テップS50では、制御装置204は、投稿者に投稿画像に関連する関連情報の入力を促すための関連情報入力画面をタッチパネル201上に表示して、ステップS60へ進む。
【0071】
ステップS60では、制御装置204は、上述したように、関連情報入力画面上で、関連情報として、ブランド情報、カテゴリ情報、利用シーン情報、購入店舗情報、購入金額情報の入力を受け付け、これらの情報が入力されたか否かを判断する。ステップS60で肯定判断した場合には、ステップS70へ進む。
【0072】
ステップS70では、制御装置204は、撮像により得た投稿画像と、投稿者によって入力された関連情報とを関連付けた投稿情報を情報公開装置400へ送信する。その後、ステップS80へ進む。
【0073】
ステップS80では、制御装置204は、投稿者によって情報投稿用アプリケーションの終了が指示されたか否かを判断する。ステップS80で否定判断した場合には、ステップS10へ戻る。これに対して、ステップS80で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0074】
図7は、本実施の形態において、閲覧者端末300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図7示す処理は、閲覧者によって情報閲覧用アプリケーションの起動が指示されると起動するプログラムとして、制御装置304によって実行される。
【0075】
ステップS110において、制御装置304は、上述した提供希望情報が入力されたか否かを判断する。ステップS110で否定判断した場合には、後述するステップS130へ進む。これに対して、ステップS110で肯定判断した場合には、ステップS120へ進む。
【0076】
ステップS120では、制御装置304は、閲覧者によって入力された情報提供を希望するブランド名の情報と、情報提供を希望する店舗名の情報を提供希望情報として情報公開装置400へ送信する。その後、ステップS130へ進む。
【0077】
ステップS130では、制御装置304は、閲覧者によって投稿情報の閲覧が指示されたか否かを判断する。ステップS130で否定判断した場合には、後述するステップS180へ進む。これに対して、ステップS130で肯定判断した場合には、ステップS140へ進む。
【0078】
ステップS140では、制御装置304は、上述したように、閲覧者IDと閲覧条件とを関連付けた閲覧要求情報を情報公開装置400に送信して、投稿情報の閲覧を要求する。その後、ステップS150へ進む。
【0079】
ステップS150では、制御装置304は、上述したように、情報公開装置400で生成された公開用情報を取得して、タッチパネル301上に表示する。その後、ステップS160へ進む。
【0080】
ステップS160では、制御装置304は、閲覧者によって、一覧表示した投稿画像のうち、いずれかの投稿画像がタッチされて選択されたか否かを判断する。ステップS160で否定判断した場合には、後述するステップS180へ進む。これに対して、ステップS160で肯定判断した場合には、ステップS170へ進む。
【0081】
ステップS170では、制御装置304は、情報公開装置400にアクセスして、選択された投稿画像の関連情報を取得し、取得した関連情報をタッチパネル301に表示する。その後、ステップS180へ進む。
【0082】
ステップS180では、制御装置304は、閲覧者によって情報閲覧用アプリケーションの終了が指示されたか否かを判断する。ステップS180で否定判断した場合には、ステップS110へ戻る。これに対して、ステップS180で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0083】
図8は、本実施の形態において、情報公開装置400で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示す処理は、情報公開装置400の電源がオンされると起動図するプログラムとして、制御装置403によって実行される。
【0084】
ステップS210において、制御装置403は、投稿者端末200から上述した投稿情報を受信したか否かを判断する。ステップS210で否定判断した場合には、後述するステップS230へ進む。これに対して、ステップS210で肯定判断した場合には、ステップS220へ進む。
【0085】
ステップS220では、制御装置403は、投稿者端末200から受信した投稿情報を記録装置404に記録する。その後、ステップS230へ進む。
【0086】
ステップS230では、制御装置403は、閲覧者端末300から上述した提供希望情報を受信したか否かを判断する。ステップS230で否定判断した場合には、後述するステップS250へ進む。これに対して、ステップS230で肯定判断した場合には、ステップS240へ進む。
【0087】
ステップS240では、制御装置403は、上述したように、情報送信元の閲覧者端末300を所持する投稿者を一意に識別するための情報、例えば閲覧者IDを発行し、閲覧者端末300から受信した情報提供を希望するブランド名の情報と、情報提供を希望する店舗名の情報を、発行した閲覧者IDと関連付けた閲覧者情報を記録装置404に記録する。その後、ステップS250へ進む。
【0088】
ステップS250では、制御装置403は、閲覧者端末300からの投稿情報の閲覧要求があったか否かを判断する。ステップS250で否定判断した場合には、後述するステップS270へ進む。これに対して、ステップS250で肯定判断した場合には、ステップS260へ進む。
【0089】
ステップS260では、制御装置403は、閲覧者端末300からの投稿情報の閲覧要求に応じて、閲覧条件に合った投稿画像を一覧表示した公開用情報を生成する。その後、ステップS270へ進む。
【0090】
ステップS270では、制御装置403は、情報公開装置400の電源がオフされたか否かを判断する。ステップS270で否定判断した場合には、ステップS210へ戻る。これに対して、ステップS270で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0091】
図9は、本実施の形態において、情報提供者端末500で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示す処理は、情報提供者端末500の電源がオンされると起動図するプログラムとして、制御装置503によって実行される。
【0092】
ステップS310では、制御装置503は、情報提供者によって、上述した提供情報が入力されたか否かを判断する。ステップS310で否定判断した場合には、後述するステップS330へ進む。これに対して、ステップS310で肯定判断した場合には、ステップS320へ進む。
【0093】
ステップS320では、制御装置503は、情報提供者によって入力された提供情報を情報公開装置400へ送信する。その後、ステップS330へ進む。
【0094】
ステップS330では、制御装置503は、情報提供者端末500の電源がオフされたか否かを判断する。ステップS330で否定判断した場合には、ステップS310へ戻る。これに対して、ステップS330で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0095】
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)投稿者端末300では、制御装置304は、投稿者による、投稿者が購入した商品や投稿者が受けたサービスに関する被写体を撮像した投稿画像の入力を受け付け、投稿者による、投稿画像に関連する関連情報の入力を受け付け、投稿画像と関連情報を含む投稿情報を情報公開装置400へ送信する。情報公開装置400では、制御装置403は、投稿者端末から受信した投稿情報を記録装置に記録し、閲覧者端末300からの投稿情報の閲覧要求に応じて、投稿画像を一覧表示した公開用情報を生成する。閲覧者端末300では、制御装置304は、情報公開装置400から公開用情報を取得し、取得した公開用情報をタッチパネル301に表示し、公開用情報として一覧表示した投稿画像の中から、閲覧者によるいずれかの投稿画像の選択を受け付け、選択された投稿画像の投稿情報に含まれる関連情報を情報公開装置400から取得し、取得した関連情報をタッチパネル301に表示するようにした。これによって、投稿者は、情報提供システム100上で自身が購入した商品や自身が受けたサービスを紹介することができる。また、投稿者が投稿した画像を閲覧者に公開することができるため、情報提供者があらかじめ画像データを用意しておかなくても、情報提供システム100上で商品やサービスに関する画像を公開することができる。さらに、投稿者による投稿数が増えるにつれて、閲覧者に提供できる情報量も増えるため、投稿数の増加とともに、情報提供システム100の利便性を向上させることができる。また、閲覧者は、投稿者が実際に購入した商品や、提供を受けたサービスに関する被写体を撮像して投稿した投稿画像を閲覧することができるので、閲覧者は、商品を購入するに当たり、他のユーザによる商品の使用例や、他のアイテムと組み合わせ例等を参考にすることができる。
【0096】
(2)閲覧者端末300では、制御装置304は、閲覧者から、情報提供を希望するブランド名の入力を受け付け、入力された情報提供を希望するブランド名の情報を提供希望情報に含めて情報公開装置400へ送信するようした。そして、情報公開装置400では、制御装置403は、閲覧者端末300から受信した提供希望情報を閲覧者IDに関連付けて記録装置404へ記録し、閲覧者端末300からの投稿情報の閲覧要求に応じて、関連情報に基づいて特定されるブランド名が、閲覧者が情報提供を希望するブランド名と一致する投稿画像を記録装置404から読み出して一覧表示することにより、公開用情報を生成するようにした。これによって、閲覧者は、情報提供を希望するブランドに絞って、投稿画像を閲覧することができる。
【0097】
(3)閲覧者端末300では、制御装置304は、閲覧者から、情報提供を希望する店舗名の入力を受け付け、入力された情報提供を希望する店舗名の情報を提供希望情報に含めて情報公開装置400へ送信するようした。そして、情報公開装置400では、制御装置403は、閲覧者端末300から受信した提供希望情報を閲覧者IDに関連付けて記録装置404へ記録し、閲覧者端末300からの投稿情報の閲覧要求に応じて、関連情報に基づいて特定される商品の購入店舗が、前閲覧者が情報提供を希望する店舗名と一致する投稿画像を記録装置404から読み出して一覧表示することにより、公開用情報を生成するようにした。これによって、閲覧者は、情報提供を希望する店舗に絞って、投稿画像を閲覧することができる。
【0098】
(4)情報公開装置400では、制御装置403は、特定のカテゴリの商品に絞り込んで表示するように閲覧条件が指定されている場合には、記録装置404に記録されている投稿情報の中から、閲覧条件で指定された商品のカテゴリに一致するカテゴリ情報が関連情報に含まれる投稿情報を特定し、特定した投稿情報に含まれる投稿画像を読み出して一覧表示した公開用情報を生成するようにした。これによって、閲覧者は、特定のカテゴリに絞って、投稿画像を閲覧することができる。
【0099】
(5)情報公開装置400では、制御装置403は、特定の利用シーンに絞り込んで表示するように閲覧条件が指定されている場合には、記録装置404に記録されている投稿情報の中から、閲覧条件で指定された商品の利用シーンに一致する利用シーン情報が関連情報に含まれる投稿情報を特定し、特定した投稿情報に含まれる投稿画像を読み出して一覧表示した公開用情報を生成するようにした。これによって、閲覧者は、特定の利用シーンに絞って、投稿画像を閲覧することができる。
【0100】
(6)情報提供者端末500では、制御装置503は、情報提供者から、情報提供者が提供する商品またはサービスのブランド名、情報提供者が経営する店舗名を含んだ提供情報の入力を受け付け、入力された提供情報を情報公開装置400へ送信するようにした。そして、情報公開装置400では、情報提供者端末500から受信した提供情報を記録装置404に記録するようにした。これによって、提供情報を希望する情報提供者の情報を情報公開装置400上で一元管理することができる。
【0101】
―変形例―
なお、上述した実施の形態の情報提供システム100は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、投稿者端末200と閲覧者端末300は、別の端末である例について説明した。しかしながら、一人のユーザが投稿者にも閲覧者にもなり得る場合には、1台の端末で情報の投稿と閲覧を行うことができるようにすることが好ましく、この場合は、1台の端末が投稿者端末200と閲覧者端末300を兼ねるようにしてもよい。なお、1台の端末が投稿者端末200と閲覧者端末300を兼ねる場合、情報投稿用アプリケーションと情報閲覧用アプリケーションを別のアプリケーションとして、ユーザが端末上で切り替えて利用できるようにしてもよいし、情報投稿用アプリケーションと情報閲覧用アプリケーションを1つのアプリケーションに統合するようにしてもよい。
【0102】
(2)上述した実施の形態では、情報提供者端末500では、制御装置503は、情報提供者から、情報提供者が提供する商品またはサービスのブランド名、情報提供者が経営する店舗名を含んだ店舗の情報を提供情報の入力を受け付け、入力された提供情報を情報公開装置400へ送信するようにし、情報公開装置400では、提供情報を記録装置404に記録する例について説明した。情報提供システム100では、情報公開装置400に記録された提供情報を利用して以下のような処理を行うようにしてもよい。
【0103】
上述した実施の形態では、閲覧者は、一覧表示された投稿画像の中からいずれかの投稿画像にタッチすることにより、関連情報を閲覧できる例について説明した。この場合、閲覧者は、表示された関連情報に含まれるブランド名を選択することにより、そのブランドの商品やサービスを扱う店舗を確認できるようにしてもよい。具体的には、閲覧者端末300では、制御装置304は、表示した関連情報の中からブランド情報がタッチされた場合には、情報公開装置400にアクセスして、記録装置404に記録されている提供情報の中から、提供情報に含まれるブランド情報が、閲覧者によってタッチされたブランド情報と一致する提供情報を取得し、取得し提供情報に含まれる店舗名をタッチパネル301に一覧表示すればよい。これによって、閲覧者は、投稿画像を閲覧して興味のある商品やサービスを見つけた場合に、その商品やサービスのブランドを扱う店舗を容易に探すことができる。また、閲覧者端末300が、GPS衛星と通信を行って、GPS衛星から受信した測位情報に基づいて現在位置を特定することができる場合には、閲覧者端末300から所定距離内にある店舗のみを抽出して一覧表示するようにしてもよい。この場合、店舗の抽出条件とする現在位置からの距離は、あらかじめ設定されていてもよいし、閲覧者が500m以内、1km以内のように任意に設定できるようにしてもよい。
【0104】
(3)上述した実施の形態では、閲覧者は、一覧表示された投稿画像の中からいずれかの投稿画像にタッチすることにより、関連情報を閲覧できる例について説明した。この場合、制御装置304は、閲覧者によって関連情報に含まれる店舗名がタッチされたときには、その店舗で扱う商品を購入することができる購入サイトをタッチパネル301に表示するようにしてもよい。これによって、閲覧者は、投稿画像を閲覧して興味のある商品やサービスを扱う店舗を見つけた場合に、その店舗が運営するショッピングサイトにアクセスして、ショッピングを行うことができる。また、この場合は、制御装置304は、購入サイト上で閲覧者による商品の注文を受け付け、注文を受け付けた商品の内容を示す注文情報を情報公開装置400へ送信するようにしてもよい、情報公開装置400では、制御装置403は、閲覧者端末300から注文情報を受信した場合には、受信した注文情報を記録装置404に記録するとともに、注文情報に基づいて商品が注文された店舗を特定し、特定した店舗の情報提供者端末500へ、閲覧者から商品の注文があったことを通知するようにしてもよい。これによって、閲覧者は、情報提供システム100を利用してショッピングを楽しむことができ、情報提供者は、情報提供システム100を利用してショッピングサイトへの集客を行うことができる。
【0105】
(4)上述した実施の形態では、情報提供システム100をファッション情報を提供するためのシステムとして用いる場合を想定して、投稿者は、自身が購入した洋服やアクセサリー等のファッションアイテムを撮影した投稿画像を投稿して公開する場合について説明した。しかしながら、情報提供システム100を通して提供する情報は、ファッション情報に限定されず、上述した実施の形態で説明した処理によって提供可能な他の商品やサービスの情報が対象となる。
【0106】
(5)上述した実施の形態では、関連情報には、被写体としたファッションアイテムのブランド名を示すブランド情報、ファッションアイテムのカテゴリを示すカテゴリ情報、ファッションアイテムの利用シーンを示す利用シーン情報、ファッションアイテムの購入店舗を示す購入店舗情報、ファッションアイテムの購入金額を示す購入金額情報を関連情報を含む例について説明した。しかしながら、関連情報には、これらの情報の少なくとも1つを含めばよい。また、情報提供システム100で提供する情報がファッション情報以外の情報である場合には、その情報に応じた関連情報を設定すればよい。
【0107】
(6)上述した実施の形態では、投稿者端末200と閲覧者端末300は、通話機能を備えたスマートフォンを想定しているため、マイクとスピーカーとを備えるが、投稿者端末200や閲覧者端末300として通話機能を備えない携帯情報端末を用いる場合には、マイクとスピーカーは搭載されない。
【0108】
(7)上述した実施の形態では、情報公開装置400は、操作者が操作するための操作部材401を備えるが、通信回線を介してリモート操作を行う場合には、必ずしも操作部材401は備える必要がない。
【0109】
(8)上述した実施の形態では、関連情報には、被写体としたファッションアイテムのブランド名を示すブランド情報と、ファッションアイテムの購入店舗を示す購入店舗情報とが含まれている例について説明した。閲覧者端末300上や、上述した関連情報入力画面上で関連情報を表示するに当たっては、ブランド情報と購入店舗情報を別項目として表示してもよいし、ブランド名の後に店舗名を続けて表記して表示するようにしてもよい。一例を挙げると、1つのブランドが多店舗展開を行っているケース等、ブランド名の後に店舗名を続けて表記することで、需要者に認識される場合もある。例えばAAAというブランドでは、AAA新宿店、AAA渋谷店と表記されることによって、AAAブランドの各店舗が認識される場合が考えられる。このような場合には、関連情報を表示する際に、ブランド情報と購入店舗情報を続けて表記するようにすればよい。
【0110】
(9)上述した実施の形態では、閲覧者が投稿画像を閲覧した際に、好みの画像に対して投票をできるようにし、その投票結果に基づいて、投稿画像の人気を判断する例について説明した。この機能に加えて、閲覧者が投票した投稿画像を、その閲覧者のお気に入り画像として管理する機能を備えるようにしてもよい。具体的には、制御装置403は、閲覧者から投稿画像に対する投票を受け付けた場合には、その投稿画像と、投票した閲覧者の閲覧者IDとを関連付けて記録することにより、閲覧者のお気に入り画像を管理するようにすればよい。この場合、閲覧者は、閲覧者端末300から投稿情報の閲覧を指示するに当たり、上述した閲覧条件として、お気に入りの投稿画像を閲覧するように指定することができる。制御装置304は、情報公開装置400に閲覧者IDと閲覧条件とを関連付けた閲覧要求情報を送信して、投稿情報の閲覧を要求し、情報公開装置400では、制御装置403は、閲覧者端末300からの投稿情報の閲覧要求に応じて、閲覧者IDに関連付けられているお気に入りの投稿画像を一覧表示した公開用情報を生成する。なお、閲覧者のお気に入りの投稿画像の特定は、投票された投稿画像に限定されず、閲覧者からお気に入りへの追加指示を受け付けることにより特定するようにしてもよい。
【0111】
また、投稿画像の人気投票やお気に入りへの投稿画像の追加は、既存のSNS(Social Networking Service)と連携して行うようにしてもよい。例えば、既存のSNSにユーザ登録済みのユーザは、登録済みのユーザアカウントを使用して、各SNSサービスにログインする。上述した実施の形態における情報提供システム100と連携した各SNSでは、SNSの利用画面上で上述した投稿画像を閲覧することができるものとする。SNSを介して投稿画像を閲覧したユーザは、例えば「いいね」ボタンを押す等のSNSに実装されている投票機能を利用して、好みの投稿画像に投票をすることができる。制御装置403は、連携先のSNSから投稿画像に対する投票が行われたことを示す情報を受信すると、その投稿画像に対する投票数を加算してデータを更新する。これによって、連携先のSNS上での投票結果を、各投稿画像における閲覧者による人気に反映させることができる。また、制御装置403は、連携先のSNSから投稿画像に対する投票が行われたことを示す情報を受信すると、その投稿画像を閲覧者のお気に入り画像として登録する。これによって、連携先のSNS上での投票結果を、閲覧者のお気に入り画像に反映させることができる。
【0112】
さらに、閲覧者のお気に入り画像については、そのお気に入り画像に映っている商品を取り扱う店舗を地図上に表示して、閲覧者がお気に入り画像に映っている商品を購入可能な店舗を把握できるようにしてもよい。この場合、地図上の店舗位置には、お気に入り画像をアイコン表示してもよいし、その店舗が扱っている商品の画像をアイコン表示してもよい。
【0113】
また、制御装置403は、閲覧者がお気に入り画像とした画像の投稿者が新たに投稿画像を投稿した場合には、閲覧者に対して新たな投稿画像が投稿されたことを通知するようにしてもよい。この場合、制御装置403は、あらかじめ登録されている閲覧者のメールアドレスに宛てて通知メールを送信することにより通知してもよいし、通知情報を閲覧者端末300へ送信し、閲覧者端末300の制御装置304が通知があったことをタッチパネル301上にポップアップ表示することにより通知してもよい。
【0114】
(10)上述した実施の形態における情報提供システム100では、閲覧者が閲覧者端末300上で探したい商品の画像を指定して情報公開装置400へアップロードすると、情報公開装置400上で、アップロードされた画像に映っている商品に類似する商品の画像を検索して、閲覧者端末300へ送信する機能をさらに備えるようにしてもよい。これより、閲覧者は、気になった商品に類似する商品を容易に検索することができる。
【0115】
具体的には、以下のように処理を行えばよい。まず、情報提供者は、あらかじめ情報提供者端末500上で、自社が扱う商品の画像を情報公開装置400へアップロードして、記録装置404に記録しておく。ここで情報提供者によってアップロードされた画像が、検索対象の商品画像となる。
【0116】
閲覧者は、閲覧者端末300上で探したい商品が映っている画像を指定する。このために、閲覧者は、閲覧中の投稿画像内で、探したい商品が映っている範囲を指定することにより、探したい商品が映っている画像を指定することができる。また、探したい商品が、テレビで紹介された商品や雑誌に掲載されている商品など、投稿画像内に映っている商品でない場合は、その商品の画像を撮影して閲覧者端末300に取り込むことにより探したい商品が映っている画像を指定する。制御装置304は、閲覧者によって指定された画像を情報公開装置400へ送信して、類似する商品が映っている投稿画像の検索を要求する。
【0117】
情報公開装置400では、制御装置403は、類似する商品が映っている投稿画像の検索要求を受け付けると、閲覧者端末300から受信した画像と、記録装置404に記録されている商品画像とをマッチングさせて、閲覧者端末300から受信した画像に含まれる商品と類似する商品が映っている商品画像を抽出する。このときの抽出処理は、公知の被写体マッチング処理を用いればよく、例えば、マッチングの結果、商品の色や柄の類似度が高い商品画像を抽出すればよい。また、閲覧者は、類似する商品が映っている投稿画像を検索するに当たり、上述したカテゴリを指定するようにして、同一カテゴリの商品の商品画像をマッチング処理の対象とするようにしてもよい。
【0118】
制御装置403は、マッチング処理によって抽出した商品画像の一覧を閲覧者端末300へする。閲覧者端末300では、制御装置304は、情報公開装置400から受信した商品画像の一覧をタッチパネル301に表示する。これによって、閲覧者は、探していた商品の画像を取得することができる。閲覧者が商品画像の一覧の中からいずれかの画像にタッチすると、その画像をアップロードした情報提供者の情報や、その情報提供者が経営する店舗の情報をタッチパネル301上に表示するようにすれば、閲覧者は、その商品の情報や、販売している店舗を把握することができる。また、閲覧者が商品画像の一覧の中からいずれかの画像にタッチすると、その画像内に映っている商品を販売しているウェブサイトをタッチパネル301上に表示するようにすれば、閲覧者は、その商品をウェブサイト上で購入することができる。
【0119】
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。