【0033】
図2は、第2縁部21.1、22.2、22.3が、凹部に向かって傾斜した、流れ方向に反して延びるタブ23.1、23.2、23.3を有する、さらなる実施形態を示す。第2の好適実施形態は、
図1に示されたものに対応する。
[形態1] その上を流体(30)が流れることができる少なくとも一つの表面(12)を有する本体(10)であって、
表面(12)は、表面(12)上の主要な流れ方向(14)を画定する広い進路を有し、
表面(12)は、本体(10)の流動抵抗を低減するための構造を少なくとも部分的に有し、
構造は、流体の渦(26.1、26.2、26.3)を誘導するための実質的に円形部分形状の断面が提供された少なくとも一つの凹部(16.1、16.2、16.3)を有し、
構造は、凹部(16.1、16.2、16.3)の方に向かって主な流れ方向に対して傾斜される少なくとも一つの導入区分(18.1、18.2、18.3)を有し、
少なくとも一つの導入区分(18.1、18.2、18.3)は、凹部(16.1、16.2、16.3)の中に流体の流れ(24)を導入するためにその主な流れ方向において凹部(16.1、16.2、16.3)の上流に配置され、
その構造によって、流体の渦(26.1、26.2、26.3)が凹部(16.1、16.2、16.3)内に誘導されることができ、凹部(16.1、16.2、16.3)内に実質的に局所制限させることができる、本体(10)。
[形態2] 形態1記載の本体(10)において、
凹部(16.1、16.2、16.3)は、主要な流れ方向(14)に実質的に横切って延び、特に溝形状である、本体(10)。
[形態3] 形態1又は2記載の本体(10)において、
構造は、複数の凹部(16.1、16.2、16.3)を有し、凹部(16.1、16.2、16.3)の多数は、特に主要な流れ方向(14)において縦に並んで配置される、本体(10)。
[形態4] 形態3記載の本体(10)において、
隣接する凹部(16.1、16.2、16.3)は、流体の密度、速度及び温度に依存して、円形部分形状の断面の直径(D)の好ましくは1乃至6倍で互いに離間配置される、本体(10)。
[形態5] 形態1乃至4のうちのいずれか一つに記載の本体(10)において、
導入区分(18.1、18.2、18.3)は、直線及び/又は湾曲して構成され、
曲率半径(R)は、流体の密度、速度及び温度に依存して、円形部分形状の断面の直径(D)の特に2乃至6倍である、本体(10)。
[形態6] 形態1乃至5のうちのいずれか一つに記載の本体(10)において、
導入区分(18.1、18.2、18.3)は、主要な流れ方向(14)と主要な流れ方向に対して平行な接線との間の傾斜が、第1ポイントに関して主要な流れ方向の上流に位置する第2ポイントよりも、導入区分の第1ポイントで大きくなるように構成される、本体(10)。
[形態7] 形態1乃至6のうちのいずれか一つに記載の本体(10)において、
凹部(16.2、16.3)は、導入区分(18.2、18.3)と凹部(16.2、16.3)との間の主要な流れ方向(14)の上流に配置された第1縁部(20.2、20.3)と、凹部(16.2、16.3)と下流に配置された表面の一部との間の下流に配置された第2縁部(22.2、22.3)とを有し、
第1縁部(20.2、20.3)は、凹部(16.2、16.3)に流体渦(26.2、26.3)を誘導するために実質的に本体(10)の内部に向けて第2縁部(22.2、22.3)に関してオフセットされる、本体(10)。
[形態8] 形態7記載の本体(10)において、
最上流に位置された凹部(16.2、16.3)のポイントは、凹部(16.2、16.3)の内部に流体の渦(26.2、26.3)を実質的に局所制限させるために本体(10)の内部に向かって第1縁部(20.2、20.3)に対してオフセットされる、本体(10)。
[形態9] 形態7又は8記載の本体(10)において、
第2縁部(22.2、22.3)は、円形部分形状の断面の半径の0.1乃至0.6倍、好ましくは、0.3倍で主要な流れ方向において凹部(16.2、16.3)の中央スポット(M)に対してオフセットされる、本体(10)。
[形態10] 形態3、7、8又は9記載の本体(10)において、
第2縁部(22.2、22.3)は、主要な流れ方向に反すると共に、傾斜されると共に、後続の凹部に流体の渦を導入するための凹部に向かって傾斜された、突起部(23.2、23.3)を有する、本体(10)。
[形態11] 形態1乃至10のうちのいずれか一つに記載の本体(10)において、
凹部(16.2、16.3)がその断面の179度乃至45度、好ましくは100度乃至75度の角度範囲で開くように、凹部(16.2、16.3)の断面の円形部分は、流体の密度、速度及び温度に依存して、181度乃至315度、好ましくは260度乃至290度である、本体(10)。
[形態12] 形態1乃至11のうちのいずれか一つに記載の本体(10)を有する、流路、特に、超音速流路。
[形態13] 形態1乃至11のうちのいずれか一つに記載の本体(10)を有する、ジェットエンジン。
[形態14] 形態1乃至11のうちのいずれか一つに記載の本体(10)を有する、リフトデバイス。
[形態15] その上を又はその周りを流体が主要な流れ方向(14)に流れる本体の流れ抵抗を低減する構造を備えるフィルムであって、
その表面上にフィルムが適用され、
構造は、流体の渦(26.1、26.2、26.3)を誘導するための実質的に円形部分形状の断面が提供された少なくとも一つの凹部(16.1、16.2、16.3)を有し、
構造は、凹部(16.1、16.2、16.3)の方に向かって主な流れ方向に対して傾斜される少なくとも一つの導入区分(18.1、18.2、18.3)を有し、
少なくとも一つの導入区分(18.1、18.2、18.3)は、凹部(16.1、16.2、16.3)の中に流体の流れ(24)を導入するためにその主な流れ方向において凹部(16.1、16.2、16.3)の上流に配置され、
その構造によって、流体の渦(26.1、26.2、26.3)が凹部(16.1、16.2、16.3)内に誘導されることができ、凹部(16.1、16.2、16.3)内に実質的に局所制限させることができる、フィルム。
[形態16] 流体の渦(26.1、26.2、26.3)を誘導するための実質的に円形部分形状の断面が提供された少なくとも一つの凹部(16.1、16.2、16.3)を有する、その上を流体が主な流れ方向に流れることができる表面構造の使用であって、
少なくとも一つの凹部(16.1、16.2、16.3)は、主な流れ方向に対して傾斜されると共に、表面構造に提供された本体の流動抵抗を低減するために凹部(16.1、16.2、16.3)の中に流体の流れを導入するためにその主な流れ方向において凹部(16.1、16.2、16.3)の上流に配置された、導入区分(18.1、18.2、18.3)を有する、使用。